【12月例会報告 12月例会報告】 月例会報告】 Vcc 通信 12 月 11日(日 日)午後 1 時~4 時 NHK金沢放送局見まっしプラザ 出席者数28名 今年の最後を飾る 12 月例会は小雪舞う日曜日、28 名の会員が集まって行われました。 例年、12 月は VCC コンテストの結果発表と表彰式 が行われる例会で、会員にとっては関心の深いところで す。今年は 17本という多くの応募作品があり、その中 から 5 本が選ばれ、今日の例会での発表となりました。 例会には、NHK金沢放送局の山本哲也局長をお招き し、緊張感のなかにも和やかさのある例会でした。 はじめにVCC顧 問の古村さんより 選考結果の発表が あり、最優秀賞には、 松田美智和さんの 「田植え機が木炭 で動く」が選ばれ、 山本局長よりNHK 金沢放送局長杯が授与されました。 続いて優秀賞には、島崎四郎さんの「能面が生きる」 、 また篠島幹夫さんの「今も変わらぬ夜高まつり」がそれ ぞれ選ばれ、又入賞には、塚谷英一郎さん、小林惠子さ んの作品が選ばれました。 また藤平田会長から審査委員賞を授与したいとのお 話があり、デジタル編集に卓越した技能を発揮された作 品ということで、小林陽治さんに“褒賞”をお渡しいた しました。 このあと6人の作品鑑賞をしましたが、参加者は受賞 者の作品の見事な映像に真剣に見入っていました。 この後、山本局長からは「VCCは欠くことのできな い重要なパートナーです。これからも映像で記録し、表 現し、誰かに伝えるという原点に帰って、来年もたくさ んの作品を寄せて欲しい」との温かいメッセージを頂き ました。 続いて古村さんから今回の受賞作品や全体の講評を いただきました。ちょっと辛めの評価を交えながらのお 話に熱心に聞き入った会員は、さらなる作品のレベルア ップを誓いました。なお表彰式の様子は、当日夕方の NHKニュースで紹介されました。 なお優秀作品3作品は、夕方のNHKニュースの「6 10」で放送されました。 後半は、各会員の持寄りの作品を鑑賞しました。作品 は13本でしたが、いずれ劣らぬ力作群とあってか、レ **************************************** 会長 藤平田友市 VCC の皆さま、2006年、明 けましておめでとうございます。 昨年4月から、岡野前会長の後 を受け継いで、5代目の会長とし て会員の方々の協力の下に大過な くやってきました。 VCC も 21 年目から22年目に 入ろうとしています。今や我がク ラブも世に誇れるクラブになりました。このクラブを支 えてくださる皆さまに、ただただ頭が下がる思いです。 わたし達が日頃楽しんでいるビデオの世界も、今年は 「ハイビジョン」という高画質と奥行きのある映像が広 がる世界へと急速に様変わりしていくようです。 形や格好が変わろうとも「初心忘れず」の心で、各先 輩が教えて下さった「撮影の基本」「編集の基本」を忠 実に守って地域の代弁者として、また職域の代弁者とし て今年も大いに羽ばたきましょう。 NHK金沢放送局 局長 山本哲也 明けましておめでとうございます。旧年中は、NHK の事業に多大なご支援やご協力をたまわり厚く御礼を 申し上げます。 今年は、七月一日から石川県で、地上デジタル放送が 始まります。金沢放送局はもとより、県内の放送界にと って大きな節目の年になります。高画質で高音質で双方 向などの特性を持つ地上デジタル放送は、視聴者を強く ひきつけるものと確信しています。 まもなく本格的な準備が終わり、四月からは試験放送 を発信する予定です。県内各地を網羅するためにこのあ とも中継所の建設などまだまだ高いハードルが待ち受 けていますが、愈々石川県もデジタル時代に入ります。 VCCの皆様の作品をデジタル放送に載せることが 今から待ち遠しい思いです。新しい放送の時代にどのよ うな作品がふさわしいのか、私どもと一緒になって皆様 方の切磋琢磨を望んでいます。 本年も変わらぬご支援をお願いいたします。 1 ベルの高さに感嘆の声が挙がり、質問疑問も相次ぎ、今 後の作品作りにおおいに参考になったとうなづく会員 も多かったようでした。 大変盛り上がった例会も、午後 4 時無事に終了する ことが出来ました。皆さん御協力有難うございました。 1、にわか~鳥越奇祭~ 2、花から紅葉 3、卯辰山錦秋 4、槍が岳を見たい 5、消え行く母校 6、兼六園 樹木と共に38年 7、撮影会を楽しむ面々あれこれ 8、上高地を行く 9、老いの旅路 10、夕映えのバラ園 11、みたらし池と紅葉 12、心に残る旅の風景 13、子どもと高齢者の昔の遊び 最優秀 松田美智和 松田美智和さん さん 「田植え 田植え機が木炭で 木炭で動く」 省エネを言われる昨今「油を使わず木炭を利用」とい う良いテーマをキャッチしたことに脱帽、「へー……」 という意外性があり身を乗り出した。 関連する古い写真を発掘するなど、多面にわたる取材 に、作者の意気込みが伝わってくる。 丁寧な取材をまとめる編集も巧みで、流れは自然で、 カットの長さも過不足なかった。 茂呂さんの話しもまとまっていて良く分かり、効果的 に使われて、全体を補強していた。 ● 敬 称 略 山本 功 山崎久雄 北川嘉一 藤平田友市 明田吉憲 新田龍人 小屋忠男 小林陽治 宿谷昭之助 小倉健治 酒元昭二 谷屋甚三 岡野重和 ● 優秀 島崎四郎さん 島崎四郎さん「 さん「能面が 能面が生きる」 きる」 能面の妖しい美しさを描いた作品である。映像は安定 していて撮影者の力量を感じる。 神社での能舞いと面打ちの両サイドを紹介している が、主テーマはどちらだったのか判然としない。撮影の 後先から判断して、多分、島崎さんは能面の制作工程に ウエイトをおいたものと判断するが……だとすれば作 家の紹介が短すぎて不親切、顔出し1カット、名前のス ーパーはなかった。 2分45秒の構成は短すぎて、鑑賞者に不満が残る。 途中で終わってしまったようで余韻がない。もっと面打 ちを見たかった。 八王子ビデオクラブ 八王子ビデオクラブ 清流の梓川 おわら風の盆 ・・・・・西永圭芳さん ・・・・・西永圭芳さん NHK しずおかアマチュアビデオクラブ しずおかアマチュアビデオクラブ 1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 郷土のまつり ・・・竹島 猛さん うちのオバサン デジカメに挑戦 ・・・松井 環さん 相良油田 ・・・秋野博治さん 遠州大念佛 ・・・大村春男さん ケリの子育て ・・・渡邊芳男さん 桶ヶ谷沼 ・・・杉山 昇さん 葛の繊維 ふれあい体験 ・・・鈴木芳朗さん ● 優秀賞 篠島幹夫 篠島幹夫さ さん 「今も変わらぬ夜高 わらぬ夜高まつり 夜高まつり」 まつり」 構成は起承転結のメリハリがある。特に導入部のスー パー処理で、祭りの概要が上手くまとめられていて親切。 長いカットとオーバーラップは巧みな編集だ。 光の入った行燈が被写体とはいえ、難しい夜の撮影を 充分こなしている。 予測できない祭りのクライマックスをよく捉えてお り、しかも迫力があった。 欲を言えば、人物をスポットさせ、その動きを追うこ とはできなかっただろうか。 ● ● 塚谷英一郎さん 塚谷英一郎さん「 いな季節」 さん「私の嫌いな季節 季節」 オープニングタイトル前の酷暑を表現するフラッシ ュ映像は、日中の暑さだけに絞り込んで欲しかった。 牛が一人称で語るナレーションはユニークで洒落て いて面白い。現場音、実音をもっと活用したら、作品に 厚みが加わっただろう。 同じようなカット、セイムサイズの映像が何度か使わ れており、単調で変化に乏しかったが……データをリサ ーチしてスーパーしたことにより、作品全体が補強され、 単なるスケッチではなく社会性ある作品になった。 松田 美智和さん 「田植え機が木炭で動く」 ● 島崎 四郎さん 篠島 幹夫さん 「能面が生きる」 「今も変わらぬ夜高まつり」 ● 塚谷 英一郎さん 「私の嫌いな季節」 小林 恵子さん 「ビデオを通して」 2 場 ● ホームビデオの原点ここにありというほのぼのとし た作品。何よりも子供の仕草、表情が可愛い。 小林恵子さんの撮影部分とお母さんの撮影したビデ オが両方使われていたが、区別がハッキリしないので見 ているものが混乱する。編集やコメントで救えなかった だろうか。 「ゆったり子育てに感謝、感謝です」というラストコ メントに象徴されるように、いつもながらの、女性らし い細やかな描写とコメントが印象的。 所 金沢市大手町2-32 ℡(076)264-7858 会 費 7,000円 000円 島崎四郎 最貧国の一つともいわれてい る仏教王国“ネパール”首都カ トマンズからプロペラ小型機で 40分で高原の小さなエアポー ~“田植え機が木炭で動く” でNHK杯受賞~ トのあるルクラに着陸!標高2, 松田美智和さん 松田美智和さん 800m、このあたりは信仰心 の厚いシェルパー族の住む国な まさか僕が入賞!!そして思いもしなかった最優秀 のです。 賞、更にNHK金沢放送局局長杯まで頂き本当に嬉しさ 飛行場より村の中を通る道が一本、両脇には生活に必 で一杯です。この賞は、VCC会員皆様のお陰だと感謝 要なものを売る店が並んでいます。家畜は総て放し飼い、 しています。ありがとうございました。 その動物たちを避けるようにして進みます。 『素材』に恵まれたなぁというのが今の実感です。シ この生活道路の中心には大きなマニ石が行き交う ンポジウムの発表会で1枚の写真を見たのがきっかけ 人々を見守っています。春には国の花のシャクナゲの大 でした。一瞬これは“画”になると思い直ぐに茂呂さんを 木が咲き誇り、自然を美しい彩りで染め上げます。 訪ね、撮影許可をもらいました。 標高3、440m のナムチェバザールへは、普通1 5月上旬から撮影を始めました。田植え機が木炭を燃 泊して辿り着きます。三方を山に囲まれたこの村からひ やしてどう動くのか?初めの段階では、全く解りません、 と登りすると、急に視界が開けて東には、大きくタムセ 興味津々で撮影開始! ルク(6、608)カンテガ(6,779)遥か北には 撮影をしながら茂呂さんにインタビューをすること エベレストがローツエ(8,516)を従えて立ち上が で段々とわかってきました。 り世界一のパノラマが展開します。 僕の場合、ビデオ撮影・編集は、家内の内助の功もあ リラックスしながら自然の風物の中に身を沈め昼も りまして、楽しく撮って楽しく編集、毎日を楽しく過ご 夜も充実した自然を堪能する時間が静かに流れて行き しています。僕にとっては、初めての出来事、大ニュー ます。 スでした。 騒がしい社会の現実の中で私たちが失いつつあるも これを機会に、見て感動するような作品づくりを目指 のに気付く旅、それがヒマラヤトレッキングだと思いま して更にレベルアップしたいと念じています。これから す。 もよろしくお願いします。 被写体に不自由しない“自然を憩う旅”を映像でとら えて何度も味わいながら視聴し、もう一人の自分を発見 するのもいかがでしょうか。 恒例のVCC新年会を下記のとおり開催します。 同封のハガキで出欠の返事を1 1 にお願いします。尚、自薦他薦を問わず、飛び入りか くし芸大歓迎です。どしどしご参加下さい。 岡野重和 記 日 時 映像づくりをベースにした自 分史風「ビデオが好きな仲間た ち」はブログのおかげで、三ケ月 で書き下ろしが終った。県内不在 以外は日課のように書き込みを 平成18年 写真撮影のため 45 新年会 3 欠かしたことがなく、完走できたことで成就感を味わっ た。 ネットの向うに新聞小説の連載のようにビデオ仲間 が待っているのではという自己暗示で、キーボードタッ チがなめらかに進んだ。実際ビデオ仲間からも「ビデオ クラブが発足した頃が思い出されて懐かしい!」 「ああ、 あの時そんなことがあったのですか、知らなかった」と か「名前は匿名ではなく実名で出して欲しい。その方が 現実感があるのに・・・」(ブログは匿名だが実名に変 えるつもり)、そんな反応に支えられて、まだ続けなけ ればという軽いプレッシャーがあってこそゴールに到 達できた。 昭和30年、はじめて教職についてから実に50年間、 写真、8ミリ映画、ビデオと長い間映像づくりに係り、 多くの人たちとの出会いがどれだけあったことか、いま さらながらその多さに書きながら驚いている。 NHKとの係りもさまざまな形であった。金沢市内の 中学校に勤務していた頃、学校放送利用普及のため公開 授業を頼まれたことがあった。録画機が世にない時代、 放送時間に合わせて授業ができないから、NHKが番組 を16ミリフィルムにしたキネコで模擬授業をした。 昭和46年、NHKが後援する放送教育全国大会が石 川県で開催された。オープン型の録画機が市販されはじ め、この機会にと高等学校物理教員仲間とはじめて教材 ビデオ作成を体験し分科会で発表。共同制作であるが、 これが私の自作ビデオづくり第1歩であった。 昭和50年代に入り一般市民へビデオデッキやカメ ラが普及しはじめた。放送局も市民の目でとらえた映像 に注目しはじめ、アマチュアのニュース素材がお茶の間 に届けられるようになった。やがてNHK金沢ビデオク ラブ発足。いつのまにかクラブも20年を刻んだ。 ビデオ作りの趣味は決して一人では上達するもので はない。ビデオの好きな仲間たちとの出会いを糧に映像 づくり現役を貫きたい。その意味で発刊予定の「ビデオ が好きな仲間たち」は中継点のつもりでいる。 ~エキスパート陣 キスパート陣があなたの悩 があなたの悩みを癒 みを癒します~ します~ 次は神門のアーチをフレームにして、拝殿を撮り、拝 殿での参拝の様子をカメラに収める。 更に境内でおみくじ等のインサートカットを忘れて はならない。肖像権も考えて家族以外は控えめにしたい。 この場所で良いか自問自答する。 以上の一連のカメラワークは、事前に大まかにポジシ ョン、アングル、サイズをどうするのかを含めて、イメ ージングしておく事をお薦めします。 勿論、初詣以外の被写体にも同じ手順を応用していき たいですね。自慢カットが増えて愉しい気分となる筈で す。ご参考にしてください。 かがのとしゅんしゅん便&いしかわワイド 放送日 タイトル【取材地等】 11/ 29 シ ク ラ メ ン 出 荷 島崎四郎 【白山市横江町】 12/ 子ども梯子登り 北野義雄 【金沢市三馬公民館】 七つ滝 松岡孝 【能美市長滝町】 滝ヶ原石橋群 浜村武昭 【小松市滝ヶ原町】 子どもとお年寄りの交流 岡野重和 【白山市一木公民館】 大しめ縄の奉納 山口武 【小松市荒木田町・本折日吉神社】 6 12/13 12/20 【ビデオ便 ビデオ便り:2005年総集編 2005年総集編】 年総集編】 1、伝統の左義長復活 酒元昭二 2、奥獅子吼山雪上ハイク 供田和夫 3、青柏祭車出し 春成梅子 4、兼六園の噴水にて 藤平田友市 このコーナーでは『映像制作』に関する疑問にお答え しています。カメラワーク、編集、企画、ビデオ機材等 のQ&Aです。 5、県境を越えて子どもの交流 岡野重和 6、お寺子ども教室 山口 武 《ポジションについて 第四回は、 ポジションについて》 について》です。 ビデオでのポジションとは、カメラを構える場所のこ とです。 例えば、金沢市にある尾山神社の初詣を例にすると、 まず、シンボルの「神門」を撮る。真正面からでもかま いませんが、やや左側から狙うのも面白い。大勢の参拝 客に、迷惑の掛からない場所を選びましょう。 7、中沼秋季祭礼 廣田 8、子どもの茶道体験 小林恵子 貢 ★ 昨年末の12月26日(月)と12月27日(火) の“かがのとしゅんしゅん便”で上記の8作品が総 集編として放送されました。 4 オをお寄せ頂き、有難うございました。 会員作品(動画)を始め各種資料を掲載しています。又 『ブログ』 ブログ』もはじめていますが、K-VCCのトップ ページにリンクを貼ってあります。ビデオカメラ撮影・ 編集の基本やホットなニュース、過去の行事回顧等の写 真を随時載せています。ブログへの掲載希望がありまし たら原稿はメールでどうぞ。 今年の 今年のビデオ便 ビデオ便りは、 りは、 1月10日(火)からスタート からスタート予定 スタート予定です 予定です。 です。 http://khttp://k-vcc.web.infoseek.co.jp/ ◆ (過去の 過去の会員作品集) 会員作品集) 皆さま、昨年一年間、92本という多くの心温まるビデ ただ今、NHK金沢VCCアーカイブスの ホームペー ジを開設しています。『作品』 作品』をお寄せ下さい。作品はD Vテープにダビングして事務局の小屋さんまでお送りく ださい。パスワードが要りますので明田吉憲さん迄メール して下さい。 ●ニュースデスクから 身の回りで起きた面白そうな話題や事件等「ニュース」 になりそうなものがありましたら気軽にご一報下さい。 緊急報道の第一報映像は、 NHK 報道の生命線でもあり ます。事故などで発生時に近い映像は、事故の原因を究明 する上で貴重な映像となることが多々ありますので、提供 頂けたらと思っております。 日中の時間であれば http://www.viplt.ne.jp/aurora/vcc.html 付 2005 部内ビデオコンテスト ビデオコンテスト 2005 部内 予備審査評 NHK金沢局 NHK金沢局の 金沢局の映像取材の 映像取材のデスク席 デスク席 「追憶 時の忘れ」 もしくはVCC事務局の小屋さん経由で村越の携帯電話 でも構いません。 このほか緊急に限らず珍しい映像が撮影できましたら 夕方のニュース時間の「610」の “季節映像”等でご紹介 も出来ます。題材によっては 当日放送の方が良い場合も ありますので遠慮なくご連絡下さい。 南こうせつの名曲を背景に、カラオケ風に創られたム ードビデオになっている。1 カットだけで見ればどのカ ットも構図、アングルともに申し分ない素晴しい図柄で 構成されている。しかし余りにも出演している女の子の 情報が少なく、疑問が一杯浮かんでくる。どんな所に住 んでいるか位しか分らない。他人に見て貰う為の配慮も しないと、皆に受け入れられないと思う。 歳末たすけあい 歳末たすけあい 報告 「出会い 出会い ときめき 電波の 電波の世界」 世界」 12 月例会時にNHK歳末たすけあいの募金をお願いし た所、善意のお金¥6、256円が集まりました。早速、 募金の手続きをしてきたことをご報告いたします 趣味のアマチュア無線の活動をオムにパス形式で三 篇紹介したもの。特に子ども達のラジオ作りや、宇宙船 との交信活動は珍しく、子どもの生き生きした表情が印 象的でした。夢のある電波の世界は、きっとこの子達が 担っていってくれるでしょう。 皆さま、明けましておめでとうございます。 昨年は皆様方に大変お世話になり、またご協力を頂き有 難うございました。新しい歳も宜しくお願い致します。 今月1月は新年会です。28日(土 土)にお元気なお姿で またお逢いしましょう。今後ともよろしくお願いします。 【事務局:新田龍人】 「春を告げる」 げる」 *************** ************** VCC 花を撮影したら右に出る人はいない。かたくりの花の 素晴らしいクローズアップに思わず感嘆の声が上がっ た。しかし二人のご婦人のインタビューで進行するだけ では物足りない。最近は応募作品のレベルも上がって来 ているので、簡単なストリーなどを織り交ぜて観客を最 後まで引き付ける工夫も必要だと感じた。 「てんびんの里 てんびんの里」 近江商人の館を訪ねて、観光ボランティアの解説と自 己の語りを適度に掛け合わせながら構成されてあり、わ かりやすい作品である。また家訓などの重要な語はスー パーインポーズできちんと示してあり、きめ細かに視聴 者の立場で編集されている。短時間の間に収録された素 材であるが深みのある作品となり、最後のショートコメ 〒920-8644 金沢市大手町 14-1(金沢放送局内) 小屋 携帯電話 (090) 090)77467746-9608 tadao@nsknet.or.jp(小屋メールアドレス) ◆ 5 ントがラストカットとともに作品の質を高めた。 予備審査での評価はよかったが、他の作品も含めてワ ンデー作品(イベントや見学など一日だけの素材でまと めた)は全般的に不利のようであった。 「用水路が 用水路が色づく~糞置の 糞置の荘~」 製鉄の歴史と実際に鉄を作る実験を交えた、教育ビデ オになっている。内容はとても立派で、分り易く完成度 の高い作品だ。しかし題名を含めて内容も「糞」を前面 に出さない演出が必要だと感じた。 「桜満開 愛・地球博 駈け足記」 足記」 今年の最大のイベント愛・地球博をリポートに纏めた 楽しい旅行ビデオだ。あの広大な会場をビデオに撮るの は大変な作業だ。エネギルシュに足で稼いだ貴重な映像 は、もうビデオしか見ることが出来ない。モリゾウゴン ドラでの不思議な体験の感動が伝わってくる。会場内の 音声をもっと効果的に使えば、更に雰囲気も上がって上 位入賞も夢ではない。映像制作に開眼した作者の今後の 活躍に期待したい。 「ころ柿 ころ柿づくりに励 づくりに励む老夫婦」 老夫婦」 志賀町の、干し柿作りの出来るまでを丁寧に描いた労 作だ。ころ柿の朱色は殊のほか美しく、この時節の被写 体として憧れる。気になったのは最初の太鼓競演のシー ンだ。実時間軸に沿ったものだと思うが、始めはやはり 農作業からにしたほうが、観客をスムースに作品の中に 引き込めると思います。 「あの時 あの時“シーサイド号 シーサイド号”は走った」 った」 「夏だ祭りだ これが祭 れが祭りだ」 りだ」 3年前のクラブ撮影会から複数撮影者の素材中、完全 な構図ばかりを精選され手馴れた編集でまとめられメ リハリのある作品となって最後まで飽きがこない工夫 がしてある。 このまま埋もれてしまうかもしれない素材を活かす ためにリユースしようと企画した制作者の姿勢が伺わ れる。 SL機関車の火入れ式・出発式・車内・景勝地・子ど もの踊りと当日の出来事を現場音を巧みにいかしなが らダイジェスト記録版として作成され、一日ものとして は模範の部類に入る。 ただ、予備審査では推薦の声もあったが、共同作品と して他の個人作品と同レベルでの評価が難しいという ので、部内コンテストでは見合わせることになった。他 のコンテストで再参加されることを薦めたい。 なお、共同作品の扱いについては毎回定義や審査基準 が議論されているので、次回に向けて検討することにな った。 能登の典型的な奉灯祭を、作者の手馴れた手法で見せ るダイナミックなお祭りビデオだ。石崎漁港の漁師たち の祭りに懸ける熱気があふれている。見る者を飽きさせ ない、多彩なカメラアングルでぐいぐい引っ張って行く 編集は流石に素晴らしい。しかし後半の北島三郎のBG Mは賛否両論あったが、結局マイナスに作用した。超有 名曲は慎重に使いたい。 「いいね金沢 いいね金沢」 金沢」 軽妙な語り口で、見る人を虜にしてしまう「宿谷マジ ック」で金沢を紹介して頂きました。東京人から見た金 沢の感想は、普段住み慣れている私達には気付かない事 ばかりで驚いてしまいました。金沢を見直す良い機会に なると思います。絶妙のカメラワークと巧みな編集技術 が、随所に生きていて見事と云うほかありません。ただ 作者が画面に出てこないので、何か物足りないなぁーと の声もありました。 「歌舞伎が 歌舞伎が好き」 「総 評」 小松の子供歌舞伎公演を題材にした努力作です。出演 全17作品、日常身辺を捉えたもの、季節や祭り、イ 者や母親のインタビューを交え、開演前のあわただしい ベントを取材したものなど、今回も実に多岐にわたって 雰囲気が伝わる作品です。あれだけ多くの人がインタビ 審査員を悩ませた。 ューに応じて呉れたのは、ひとえに作者の人徳に依るも 画像は申し分なく綺麗、編集も確実にレベルアップ。 のだと思いました。恐らくかなり沢山の素材があったの 今や映像・編集では甲乙付けがたい。 でしょうが、少し整理した方が良いような気もしました。 どこで差別するか。何を描いて、何を訴えたいかとい う、テーマではないだろうか。今日性、社会性を持った 「兼六園 秋から冬 から冬へ」 視点が勝負どころではないだろうか。さらに意外性があ 金沢の大切な市民遺産である兼六園の、秋冬の情景を れば鬼に金棒。 通してもっと公園に行こうと呼びかけるキャンペーン 作品審査では、起承転結が明快なもの、ストーリー性 ビデオとなっている。雪吊りされた霞ケ池の風景は、何 時見ても美しい。特に雪景色の池の水面に映る唐松は、 があるもの、ナレーションやインタビューが多すぎない もの、不必要なカットが無いことなども審査の明暗を分 何の例えようもなく素晴らしい。冬の降雪時に兼六園を けたようでした。 撮影するのは、出来そうで中々出来ません。作者の制作 意欲に脱帽しました。 6
© Copyright 2024 Paperzz