〜宝塚市立病院地域医療連携〜 Vol.26 H28. 6 理 念 市民の健康といのちを守ります 基本方針 ・安心を提供します ・安全な医療を心がけます ・救急医療とがん医療を推進します ・地域の医療機関や介護施設との連携を推進します ・新しい知識と高度な技術を追求します ・健全な病院経営を目指します 目 次 小児科の紹介 …………………………… 1 就任のご挨拶 今中診療部長・野田看護部長 ……… 2 新任医師のご挨拶 ………… 3・4・5・6 認知症通信 Vol.6 …………………………… 5 患者様紹介時のお願い…………………… 7 地域医療室からのお知らせ … ……… 7・8 「すみれ」は宝塚市の市花であり、「Heart. ねっと」は心をつなぐ連携を意味しています。 診療科紹介 小児科 小児科は開院と同時に兵庫医科大学小児科から前田 で、成長ホルモン補充療法対象のお子様は50名前後に 浩前副院長が赴任され、初期より小児科医3-5名で一般 なっており、阪神地区でも有数のフォロー数です。予防 小児診療に加えて、新生児診療も精力的に始められまし 接種に関しては医師会の先生方が精力的にこなされて た。一般診療では肺炎や胃腸炎、髄膜炎など多くの急性 いるので当院ではリスクのある児を主に対象とした予防 期疾患に加え喘息などのアレルギー性疾患、前田先生 接種を行っています。 北阪神地区の二次輪番も毎週水曜日と金曜日の夜 のご専門である腎疾患など、多くのお子様の診療をされ 病床数15床は、ほぼフル稼働していたとお聞きします。 間、隔週日曜日夜間を担当し、伊丹、宝塚、川西、三田市 院内産科で出生した呼吸障害などの疾患がある新生児 などからの入院対象患者の受け入れと救急車対応をし の診療も担っていたため昼夜問わず病院からの呼び出 ています。スタッフと神戸大小児科からの月3から4コマ しがあり大変だったと伝え聞いています。 分の当直応援、さらに当院救急外来の協力により何とか その後、諸事情から産婦人科が閉鎖され、また小児科 責任を果たしてきました。さらに市と医師会の要請を受 医の確保も難しくなり、診療および病床数が縮小され け、火曜日・水曜日午後の宝塚市主催の乳児検診に当科 2010年前後には小児科医2名で病床数も数床となり年 スタッフが参加協力しています。 毎日目まぐるしく時間がすぎていく中で、お互い密に 間入院患者数も100名前後になりました。 以後、産科こそ再開されませんでしたが関西医科大 連絡をとりながら日常業務を遂行しています。 学、兵庫県立塚口病院(現県立尼崎総合医療センター) から人的支援を受け、数年前より神戸大学小児科飯島 (良いところ)自由な雰囲気と育み感のある診療 教授、神戸大学から兵庫医科大学小児科に赴任された (悪いところ)スタッフが集まって打ち合わせをする 竹島教授の御配慮で診療支援をいただき少しずつ診療 規模を拡大しています。診療スタッフは現在、常勤医師6 名でそのうち4名は子育て中の女性医師であり、母親目 時間がとれないこと。 (文責:小児科主任部長 長坂博範) 線で小児診療を展開しています。通常診療時間帯に加 え、平日時間外、土曜日、日曜日も病棟業務、医師会の先 生方からの紹介患者様の受け入れなども現スタッフで こなしています。その結果、2015年の年間入院患者数 も700名前後となりました。 専門外来は栄養消化器外来、小児外科外来、内分泌外 来、神経外来、アレルギー外来、腎臓外来と次第に充実 してきており受診されるお子様も年々増えてきていま す。現時点では内分泌外来受診者数の増加が特に顕著 ー ー 1 小児科外来 スタッフ 平成 28 年熊本地震 DMAT活動報告 せ患者さんの対応に追われ、その表情から疲労困憊な様子 が伝わってきました。病院自体が倒壊する危険性が非常に高 く、入院患者さんは隣の院長宅の畳の部屋に雑魚寝の状態 4月16日 1時25分に熊本を震源とする地震が発生し、宝塚 で避難していました。また、水道が1箇所しか使用出来ない 市立病院DMATは4月16日~20日まで、熊本現地において ため、食事も3食提供出来ない状態で、一刻も早く病院避難 医療救護活動を行ってまいりました。 が必要な状態でした。活動中、何度も余震が続いており、大 現地での私たちの任務は、皆さんが想像するような瓦礫の きな警報音と共に震度5強という強い余震が来た時には、も 下から被災者を救出や倒壊家屋の中に入り込んで緊急医療 しかして・ ・ ・とよ 処置を行うといったものではなく、病院、救護所、避難所の情 からぬ事を考え 報収集が主な活動でした。 てしまいました。 私たち隊員に厚生労働省より派遣要請があったのが、当日 翌 日 、搬 送 が 決 朝4時すぎでした。朝8時過ぎに 7 名(医師1名、看護師4名、 定し順次、別のD 業務調整員2名)にて、当院を出発しDMAT本部となってい MAT隊と自衛隊 る熊本赤十字病院を目指しました。九州に入ると緊急車両や により入院患者 災害支援車両、自衛隊、警察車両の往来が激しくなり、熊本 さんが搬送され に入ると道路状況も悪くなるとともに、ビニールシートが張 るという情報を聞いた時は、その喜びもひとしおでした。 られた家屋、窓ガラスが全て破損している店など実際の被害 私たちは、 DMATとして普段の活動訓練を活かし、チーム 状況を目の当たりにしました。熊本赤十字病院に到着したの ワークや役割分担の中で任務を遂行してきましたが、現地で は、日も暮れかかった18時過ぎでした。 活動をやり切ったんだ、ミッションを達成したんだ、十分な活 初日の活動は、宇土市 動ができたんだ、といった達成感や充実感に満ちあふれた気 内の病院と避難所の情報 持ちでいた訳ではありません。むなしさや罪悪感、無力感、こ 収集でした。病院診療継 れで良かったのだろうか?など様々な思いが心の中を交錯し 続の有無の確認や現地の ながら活動していました。私たちが関わったのは時間経過の 避難所の患者確認等も行 中のほんの一部分です。被災者の方々が、今後も変わらず継 いました。その中で避難 続して支援が受けられ自立していけるように次の担い手に 者の話を聞くと、被災し 繋いで行くことが私たち支援に行く者の大きな役割だという ている方々の一番のスト ことを改めて感じました。 今でも現地では多くの支援が必 レスは、余 震により眠 れ 要な状態が続いています。災害はいつ起こるか分からない、 ない不安な日々を過ごし 想定以上の事が起きるのが災害と言われています。その中 ているということでした。 で、それに備えておくこと、十分なコミュニケーションを取っ 私達のユニフォームを見 ておくこと、十分な訓練を行っておくことの重要性を痛感し て、わずかでもいいから眠剤を分けてくれないかと尋ねて来 ました。今後も私たちは災害拠点病院として災害における役 られた方もおられ、今すぐここで薬の処方ができたなら、そ 割を担うことができるように努力していきます。 ういったストレスをいくらかでも軽くできるのに・・・と桑原医 今後ともよろしくお願い申し上げます。 師は頭を抱えていました。翌週から近医の通常診療が再開す (文責:DMAT隊員 業務調整員 木村俊大) るという情報を伝えると、もう少し我慢してみます話を聞い てもらえただけで気持ちが楽になりましたと話され、帰路に つきました。 2日目の任務は患者搬送で、搬送患者は90歳台 の女性。搬送元の病院が診療継続困難となり100km離れた 病院へ搬送する任務でした。車内収容後はモニタリングとポ ジショニングに努め、 2時間を要し域外病院へ無事搬送を行 いました。本部に帰路し、次の任務が病院支援となりました。 被災病院の被災状況を調査するといった任務。本部から2時 間ほどかけて現地に到着すると、病院の看護師長さんが対応 して下さりました。勤務しているスタッフは皆、眉間に皺を寄 ー ー 2 派遣スタッフ 就任のご挨拶 学を約 8 年習いました。 『承』→国立循環器病センターにおいて、心臓血管 外科の術後管理を 10 年余り担当しました。 『転』→徳島大学病院救急医学教室に異動し、集中 治療・救急医療を9年担当しました。初めての単身赴任、 初めて救急隊らと関わるなど、私にとってはまさに 『転機』でした。 そしてこの度『結』として、地元兵庫県に戻り宝塚 診療部長 集中治療救急室長 いまなか 市立病院にお世話になります。 ひであき 私事ですが合気道とオヤジギャクが大好きです。 今中 秀光 宝塚は亡くなった合気道師匠の故郷であり、何か 2016 年 4 月から集中治療救急室長に赴任しました 縁を感じております。集中治療室は英語にすると Intensive care unit(ICU)なので、 「ICUでI see 今中と申します。 1983 年に大阪大学を卒業し、以来 30 年ほど集中治 療に携わってきました。医師が現役で活動する年数は you!」 「ゆるく、しつこく、面白く」をモットーとし て働いております。 重症患者に対する集中治療、救急医療を通じ宝塚市 約 40 年ですが、私の略歴を「起承転結」にたとえて 民のお役に立つことで、医師としての『結』を出すよ 紹介させてください。 『起』→大阪大学病院麻酔科に入局し、集中治療医 う努力いたします。今後よろしくお願い申し上げます。 さて、当院の理念は「市民の健康といのちを守る」 ことです。明石病院長は市民の健康といのちを守るこ ととは、市民にとって、職員にとって「良い病院」を 実現することだと発信されています。看護部長として 私が定義する良い病院とは、大切な人に勧められる病 院、看護職員がキラキラ輝いている病院です。そして、 これを看護部として具現化するのが私の任務です。で 看護部長 の だ は、どのように具現化していくか? ようこ 野田 洋子 大切な人を託したい、治してほしい、ケアしてほし 宝塚市立病院に就職してから早いもので 18 年目に い、と思える病院とはプロがプロらしい仕事をして結 入りました。当院の増床計画の実行年である平成 10 果を出す病院だと思います。病院という組織でその担 年に 5 階西病棟の看護師長に着任し、秋には現在の救 い手となるのが職員です。看護部ならひとり一人の看 急医療センターである3階東病棟へ異動となりました。 護部職員です。看護部職員にはヘルパー、看護助手、 目的は新設病棟の立ち上げでした。当時は心臓血管外 クラークもいます。私は看護補助職に携わる人たちに 科、消化器外科、呼吸器外科の混合病棟で ICU を含め も輝いてほしいと願っています。なぜなら、看護師と て看護職員は 40 名でした。その後は、看護職員の教 同様に最前線で働く職員であり、私たちは「患者さん 育担当や医療安全対策室の立ち上げを経験させてもら やご家族に寄り添う」ことを大切にしているからです。 いました。就職直後から起算すると、現在は約 10 倍 私は、ひとり一人が常に自身の腕や眼を磨き続け、思 の看護職員と向き合い、対応していくという現実に改 いやりをもってその付加価値を患者や家族に提供でき めて責任の重さを実感し、背筋が伸びる思いでいます。 る仕組みや環境を整えていこうと考えています。 ー ー 3 新任医師のご挨拶 -1 消化器内科 部長 皮膚科 部長 すぎた やまもと こうじ 杉田 光司 あきひさ 山本 哲久 平成28年4月1日より消化器内科に赴任いたしました杉 田と申します。 2016年4月より宝塚市立病院皮膚科部長に昇進いた しました。1999年滋賀医科大学卒業後、放射線科医を 平成10年に防衛医科大学を卒業後、防衛医科大学病 院、自衛隊別府病院、国家公務員共済組合連合会新別府 病院、六甲アイランド病院、ベリタス病院で内科医・消化器 経て、2003年に神戸大学皮膚科に入局しました。その 後愛仁会高槻病院、市立加西病院、神戸労災病院で勤 務し、宝塚市立病院には2009年10月から2012年6月、 内科医として勤務しておりました。今までは内視鏡検査・ 治療を中心とし、市中病院では一般内科や救急医療まで 広く診療しておりました。 2013年4月から現在まで勤務しております。 皮膚科では湿疹、接触性皮膚炎、蕁麻疹や様々なア レルギー疾患、膠原病、悪性腫瘍などの手術症例、 この度宝塚市立病院に勤務させて頂くこととなり、これ までの経験を生かして地域医療に微力ながら貢献できれ ばと存じます。努力して参りたいと思いますので、何卒よ ろしくお願いいたします。 爪、毛髪疾患など多岐にわたる疾患を取り扱っていま す。宝塚市内唯一の入院病床を持つ皮膚科として、今 後とも地域医療に貢献すべく努力していきますので、 よろしくお願い申し上げます。 脳神経外科 主任医長 小児科 主任医長 こ が ち なかにし ほ かつひこ 中西 克彦 古賀 千穂 平成28年4月より小児科に赴任致しました。 平成28年4月より、脳神経外科に着任いたしました中西 卒業後六甲アイランド病院などで一般小児科、小児救急 と申します。 に携わった後、兵庫県立こども病院小児循環器内科に勤務 脳神経外科の疾患は脳卒中、脳腫瘍を始め多岐にわたり しておりました。 ますが、患者様はもちろん、ご家族にも理解しやすい説明を これまでの経験を活かし、小児科全般の診療において地 心掛け、一緒に治療を頑張っていければと思っております。 域の皆様のお役に立てるよう努力致します。どうぞよろしく 微力ながら地域医療に貢献できればと思っておりますの お願い致します。 で、よろしくお願いいたします。 整形外科 医長 むらやま かずひろ 村山 一宏 耳鼻咽喉科 医長 泌尿器科 医長 ながさわ もりかわ せいじ ともこ 森川 朋子 長澤 誠司 2009 年に兵庫医大を卒業した整形 平成28年4月より泌尿器科に赴任し 平成25年7月より宝塚市立病院で勤 外科の村山一宏と申します。社会保険 ました長澤誠司と申します。医局は兵庫 務させて頂いております、耳鼻咽喉科 紀南病院で初期研修を行ない、その後 医科大学に所属しております。泌尿器科 の森川朋子と申します。 兵庫医大の整形外科教室の関連病院で 領域の全般にわたって病院内だけでな まだまだ未熟者ですが、地域の医療 研修した後にこの病院で勤務させて頂 く、地域医療にも貢献できるように日々 に貢献できるよう日々精進して参りま く事になりました。久しぶりにお会い 努力してまいりますので、今後とも宜し すので、引き続き宜しくお願い致しま する大学時代の先輩方や同級生、後輩 くお願い致します。 す。 のみんなと仕事が出来るのが楽しみで す。よろしくお願いします。 ー ー 4 新任医師のご挨拶 -2 平成28年4月より宝塚市立病院の麻酔 平成28年4月より腎臓内科で勤務させ 科で勤務しております橋本和磨と申しま て頂いている川田博昭です。平成19年 す。 に兵庫医科大学卒業し、2年の研修の後 3月までは兵庫医科大学病院で5年間麻 3年目より腎・透析内科に入局していま 酔科として勤務しておりました。 麻酔科 医長 はしもと す。不慣れな点も多くまだまだ未熟です 手術室での麻酔管理は勿論のこと術前 術後から患者さんと関わり患者満足度の かずま 橋本 和麿 が、これから少しずつ地域の皆様に貢献 腎臓内科 医長 高い麻酔が出来るよう努力していきたい かわだ できるよう努力していきます。宜しくお 願い致します。 ひろあき 川田 博昭 と考えております。 今後とも宜しくお願いします。 きくち たまき おきつ 菊池 珠希 なかがわ やすき 中川 泰樹 平成28年4月より消化器内 科・嘱託医師としてお世話にな ることになりました、中川泰樹 です。まだまだ未熟ですが、少 しでも患者様のお役に立てる よう励みたいと思います。よろ しくお願いします。 ひろき たかはし 初めまして、腎臓内科 髙橋祥子で 本年4月から小児科にお世話になる す。今年の4月から宝塚市立病院で勤 事になりました沖津広樹と申します。 まだまだ未熟で戦々恐々の毎日です 務させて頂きます。腎代替療法、慢性 が、日々少しずつでも前進していけれ 腎臓病、糸球体腎炎などさまざまな診 ばと存じます。どうぞよろしくお願致 療にあたっていきます。新しい病院で します。 まだまだ不慣れなことも多いですが、 日々頑張って参りますのでよろしく御 願い致します。 消化器内科 嘱託 循環器内科 嘱託 ひぐち きょ ひろし 樋口 洋史 平成 28 年4月1日より消化 器 内科で勤務させて頂いておりま す4年目の樋口と申します。昨年 度 は兵 庫 医 科大 学 病 院 で 半 年 間の勤務後、残り半年間を川西 協立病院で診療に従事しており ました。まだまだ未熟で諸先生 方、コメディカルの方々にも色々 ご 相 談 さ せ て 頂 くと 思 い ま す が、日々精進して参りますので、 どうぞ宜しくお願い致します。 しょうかん 許 正翰 宝塚市立病院にて初期研修を 行い、ご縁がありまして平成28年 4月より循環器内科に着任いたし ました。循環器内科として虚血性 心疾患や不整脈、高血圧などが ありますが、生活習慣の変化に伴 い、循環器疾患も増えていると思 います。少しでも皆様のお力にな れるよう頑張っていきます。 まだまだ若輩者ですが、御指導 御鞭撻の程宜しく御願い致します。 整形外科 嘱託 整形外科 嘱託 皮膚科 嘱託 なかばやし みなかわ なかむら 中林ゆつき しょうこ 髙橋 祥子 沖津 広樹 2013年より消化器内科レジデント として在籍していましたが、この2016 年4月より同科の医員として勤務させ て頂く事になりました菊地珠希と申し ます。これまでも様々な科の先生に大 変お世話になり、感謝しております。ス タッフとしてできるだけ皆様のお役に 立てるように日々精進して参りますの で、何卒宜しくお願い申し上げます。 消化器内科 嘱託 腎臓内科 医員 小児科 医員 消化器内科 医員 ごう 南川 剛 あや 中村 彩 はじめまして。この4月より 平成28年4月より整形外科 で勤務しております中林ゆつ 宝塚市立病院で働くこととな 4年目の南川 剛と きと申します。初期研修を終 りました、 え、兵庫医科大学整形外科教 申します。 出身は兵庫県尼崎市で、趣 室に入局し、現在卒後5年目で 味はバスケットボールです。 す。 右も左も分からない状態です まだまだ勉強中の身であり ますが、精一杯頑張って参りま が、何とか諸先輩方について行 すのでどうぞよろしく御願い けるように努力していきます。 宜しくお願いします。 致します。 本 年 4月より皮 膚科で勤務 させていただいております、中 村と申します。宝塚市立 病院 は2年間の初期研修を行った 後の引き続きの勤務となり、 とても思い入れを持っており ます。皮膚科医として、診療や 地域連携などを通し、宝塚市 の皆様のお役に立てますよう 日々精進してまいりますので、 よろしくお願い致します。 ー ー 5 外科 嘱託 たまがわ し ん じ ろ う 玉川慎二郎 医師3年目、本年度より外科 に入職しました玉川慎二郎で す。昨年まで兵庫医科大学で 研修医をしていました。まだま だ未熟者ですが皆様よろしく お願いします。 眼科 嘱託 かしわぎ な み 柏木 奈美 平成28年4月より当院眼科で勤 務させて頂いております柏木奈美 と申します。 兵庫医科大学病院で初期研修 を行い、同院眼科に入局、卒後5年 目になります。 昨年は川西市の協立病院に勤 務し、一般眼科、白内障手術を中 心に診療に当たっておりました。当 院でも外来診療、手術に携わるこ ととなります。地域の皆様に貢献 できるよう努めて参りますので、ど うぞよろしくお願い致します。 新任医師のご挨拶 -3 歯科 口腔外科 嘱託 き の おがた ひろき 緒方 洪貴 さきょう 木野 左京 平成26年4月から歯科研修 医として勤務し、勤務3年目に 突入いたしました。地域の先生 方にはご迷惑をおかけしてい る事もあろうかと思いますが、 地域医療に貢献していきたい と思います。今後とも宜しくお 願い致します。 緩和ケア 内科 嘱託 麻酔科 嘱託 兵庫医科大学麻酔科より平 成28年4月からこちらの病院の 麻酔科でお世話になることにな りました緒方と申します。 昨年度までは兵庫医科大学 に勤務しておりました。 手術をより安全に、安心して 受けて頂けるよう精一杯がんば りますのでどうぞよろしくお願 いします。 こばやし リウマチ科 嘱託 なむら 小林 次郎 兵庫医科大学病院で初期臨 床研修を終了し、平成28年4月 より緩和ケア内科で勤務させ て頂いております。これまでの 社会経験を活かし、医療を通じ て患者様のお役に立てるよう に努力して参ります。 のりゆき 奈村 憲幸 よしお 平成28年4月よりリウマチ膠原 病科に赴任することになりました 奈村憲幸と申します。出身は西宮 市で兵庫医科大学を卒業しまし た。当科を通して少しでも宝塚の 地域の医療に貢献できれば幸いで す。まだまだ未熟者でありますが、 宝塚市民の皆様のお役に立てるよ う努力していきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。 最終回となる今号では、MCI( 軽度認知障害 ) の時期を含めた認知症の早期 発見・早期対応に関してご紹介します。 認知症は、一度発症してしまうと現代医学では治す えてショックを受け、うつ状態になってしまう人も少な ことが難しい病気です。現在ある抗認知症薬は進行を遅 くありません。そのため、MCI に対する正しい知識を らせる効果しかないことから発症を予防することが何よ もち、本人や家族に対する心のケアも忘れずにおこなっ りも大切になってきます。 ていくことが大切になります。 認知症のない状態からいきなり認知症になるわけでは 早期発見・早期対応の重要性は繰り返し強調されてお なく、認知症といえないまでも記憶障害や記憶以外の認 り、その取り組みはそれぞれの施設の特性や地域性を考 知領域の軽度の障害を認める時期があります。この時 慮に入れつつ、柔軟に行われていくことが求められます。 期を MCI(軽度認知機能障害)と呼んでいます。この 当院の現状として、入院の機会が認知症の診断となるこ MCI の人数は現在、約 400 万人いると報告されており、 とも多く家族への教育的な関わりが必要となるケースが この状態になると 4 年後には 50%の人が認知症を発症 増えています。このことからも、認知症の疑いがあれば、 すると言われています。しかし、この MCI の段階で早 情報を収集して地域のかかりつけ医に情報提供をおこな 期発見し治療やケアをおこなえば後日の評価で知的に正 うなど地域連携を促進し、地域包括ケアシステムにおけ 常と評価される割合は 14 ~ 44%と高い数値が報告さ る当院の課題を明確にして、住み慣れた地域で暮らし続 れています。つまり、MCI の段階で発見をすることが けられるように認知症高齢者とその家族を支援できるよ 非常に重要になってきます。 う取り組んでいく必要があると考えています。 健妄を主体とする MCI であれば、アル ツハイマー型認知症に移行する確率が高 く、アルツハイマー型認知症の超早期と診 断してドネペジルの投与を開始すること も可能ですが、その使用は推奨されていま せん。この時期であれば、前号でご紹介さ せて頂いた脳活性化リハビリテーション の効果が最も期待されます。MCI の状態 が「認知症になることを予告された」と捉 (文責 認知症看護認定看護師 安部万里) ー ー 6 患者様紹介時のお願い 1.時間外の外来にご紹介いただく際も、電話にて事前にご一報をお願いします。 先日、時間外に紹介状を持参され、保安室前で右往左往しておられる患者さんがおられ、対応しましたところ、 特殊な疾患に対する診療依頼でした。 a)お電話頂ければ、時間外受診に対する案内をさせていただきます。事前にご連絡頂くことで、患者さんが スムーズに受診頂けますのでご協力のほど宜しくお願い致します。 b)今回のケースは専門外来が必要な疾患でした。担当診療科の医師が不在でしたが、急遽、医師に来院して もらい診療を行いました。もし診療が困難な場合、受診可能な医療機関を検索し、そちらを受診して頂 くことになりかねません。 患者さんにご不便をおかけしないためにも、また、医療情報が正確に伝達するように、医師と医師で話をし て頂きますようご協力宜しくお願い致します。 2.翌日以降の受診は地域医療室で予約を、当日受診は紹介診療科への連絡をよろしくお願い致します。 担当診療科の検査・手術・面談等予定のためすぐに対応できず、後日の診療をお願いせざるを得ない場合が ございます。しかし、医師から医師へ事前にご連絡頂くことで、調整のうえ受け入れ可能となる場合もござ います。患者さんにご不便をおかけしないためにも、医師から医師への連絡にご協力よろしくお願い致します。 3.整形外科・血液内科・リウマチ科・呼吸器内科へご紹介頂く際の地域医療室への予約申し込みについ てのお願い。 当院では整形外科・血液内科・リウマチ科・呼吸器内科受診時には事前に診療情報提供書をお願いしており ます。予約申込時に診療情報も FAX にてお送り下さい。ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致します。 第3回 医療懇話会 開催しました。 資格取得のお知らせ 5 月 7 日に第 3 回宝塚市立病院地域医療懇話会を開催しました。 平成 24 年に第 1 回を開催後、2 年毎に開催し、今回の第 3 回では院外よ り 62 名、行政関係者が 5 名、院内 73 名の計 140 名にご参加いただきました。 前半は、中川市長よりご挨拶頂いた後、来賓の末岡宝塚市医師会会長、田 中央検査室 超音波検査士(消化器領域) 川宝塚市歯科医師会会長、松井宝塚市薬剤師会会長、石倉宝塚市市議会議長 松林 元気 にご挨拶頂き、引き続き、明石院長より「救急医療センターの現状とがんセ 中央検査室の松林です。今年2 月に行われました社団法人超音波 医学会認定 超音波検査士(消化 器領域)を取得することができま した。 ライセンス取得の過程で学んだ 技術、経験を生かし宝塚の医療に 貢献していきたいと思いますので よろしくお願い致します。 ンター構想について」 、松田副院長より「緩和ケアと在宅医療支援」、阿部副 院長より「消化器疾患の救急医療」、柳澤副院長より「超高齢社会における 地域医療支援病院としての役割」というテーマで当院の方向性に関してプレ ゼンテーションを行いました。また、後半は情報交換会として、当院の診療 科や部門より最近のトピックスや取り組みに関し情報提供を行い、懇親会で は活発な院内外の交流を持つ事ができました。 ー ー 7 まつばやし げんき 地域医療連携部 メンバー変更のお知らせ 地域医療室 患者総合相談室新メンバー 地域医療連携部 患者総合相談室 やまもと けんじ 山本 謙司 本年4月から宝塚市立病院の患者総 合相談室に配属されました山本です。 昨年度まで兵庫県警に在職しており ました。 毎日、病院内を巡回して各現場の状 況把握に努めております。 病院内における患者さんや職員の 安全確保の一助になれるよう頑張りま す。 薬剤師 よしおか むつのぶ 吉岡 睦展 薬剤部 突然ですが4月から薬剤部へ異動に なりました。地域医療室に在籍中は、 地域医療機関の先生方に大変親しく して頂き、楽しくかつ有意義な連携が 図れました。今後は薬剤部の吉岡とし て、地域連携を意識した処方支援や情 報提供に尽力する所存です。よろしく お願い致します! 地域医療室 新メンバー 薬剤部より異動となりました新と申 します。これからお会いする方々との 縁を大切にし、地域の患者様のため、 日々精進致します。宜しくお願い致し ます。 薬剤師 しん 保健師・看護師 やすのり かわあい 新 康憲 ゆいか 河合 惟香 平成28年4月から地域医療室に異動 になりました河合惟香と申します。初 めてのことばかりでまだまだ右も左も わからない状態ですが、少しでも患者 さんのお役に立てるよう勉強させてい ただきたいと思いますので、どうぞよ ろしくお願いいたします。 宝塚市立病院 各研修会・講座等のお知らせ 宝塚市立病院勉強会 *日医生涯教育講座認定 1単位が認定されております。 【82】生活習慣 宝塚市立病院 歯科口腔外科 6 月 23 日(木) 講堂 1 「歯・口腔の病変と全身疾患の関わり」 主任医長 頭司雄介 17:30 ~ 18:30 宝塚市立病院 市民公開講座 第 18 回 「アレルギーと スキンケア」 「明日から使えるスキンケア」 6 月 11 日(土) ソリオ 14:00 ~ 15:30 ホール 「そうだったのか!あなたの 知らない身近なアレルギーの話」 皮膚・排泄ケア認定看護師 黒木亜希子 皮膚科 部長 山本哲久 申込み不要、参加費無料(手話と要約筆記も実施します) 感染対策研修会 第2回 6 月 29 日(水) 講堂 1 17:30 ~ 18:30 ① 2015 年 ICT 活動報告 ②肺炎治療のパラダイムシフト 感染対策室長 医師 小林敦子(60 分) 糖尿病教室 第1回 6 月 20 日(月) 講堂 2 13:30 ~ 15:00 糖尿病の基礎知識 血液内科部長 岡本隆弘 口腔ケアについて 歯科衛生士 川野知子 第2回 7 月 26 日(火) 講堂 2 13:30 ~ 15:00 糖尿病の合併症 ①眼科のおはなし 眼科部長 笹岡幸生 糖尿病の検査について 臨床検査技師 中筋幸司 「すみれ Heart . ねっと」に関するお問い合わせは、地域医療室までお願いします。 連絡先 〒665ー0827 兵庫県宝塚市小浜4ー5ー1 Mail:m-takarazuka0197@city.takarazuka.lg.jp http://www.city-hospital.takarazuka.hyogo.jp/ TEL:0797ー83ー2808(直通) FAX:0797ー83ー2818(直通) ー ー 8
© Copyright 2024 Paperzz