インターモト・プレゼンテーション 2008年4月22日(火) グランドハイアット東京 ケルンメッセ会社 副社長 オリバー・クアト ご来席の皆様 自動二輪車の世界的主要メーカーの本拠地があるこの日本で、皆様とインターモト・ケルン2008に関して話し合 いの場を持つことができ嬉しく思います。 皆様はすでに、2006年にケルンで初めて開かれたインターモトを経験されましたが、今から約6ヵ月後にはまた、 インターモト2008が開幕します。ケルンでは今、各分野での準備作業が全力で進められています。これに際して 2つの目標があります。一つは前回の良い成果を更に上回る改善をすること。もう一つは国際的オートバイ・スクー ター見本市の市場において、インターモトのビジネス及びイベント・プラットフォームとしてのポジションを確立する ことです。 ケルンに会場を移しヨーロッパの中心にやってきたことは、明らかにインターモトに新たな力を与えました。120ヵ 国から18万7000人のビジターを集め、来訪者数は一気に20%増えました。これに加えて、このメッセが継続して 示したのは、インターモトが国内外の専門販売業界にとり、重要なビジネス・プラットフォームだということです。それ は専門ビジターが15%増えて52,000人になったという数値にも表れています。また、出展者も36ヵ国から1,130 社の企業が参加し、外国企業の割合が69%というめざましい成果をあげました。 この成功には、国際市場をリードする日本企業が大きく貢献しました。この見本市で印象的な展示を行い、販売業 界だけでなくモーターサイクルファンにも多くの煌めくような先進技術を見せたのです。私達は2008年にも同様な 「新技術の祭典」を体験できる事を期待しています。 現在の状況 さて、インターモト2008の現在の準備状況は次のとおりです。約40ヵ国から1,100社が出展を予定しています。 その中で、日本の世界的メーカー4社、ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキが再びすばらしい展示を行う予定です。 ホンダは展示面積を更に226㎡拡大して2,509㎡とし、インターモトの機会を利用して世界の販売会社会議を開 催します。このためにメッセ会場の独立した空間に、ホンダ・ワールドが出現する予定です。スズキとヤマハは共に 1,900㎡以上、カワサキは1,200㎡以上と、2006年に並ぶ規模の展示を予定しています。これら日本の四大メー カーは、BMWモーターサイクルとハスクバーナを2,000㎡のスペースで展示する世界5番目のBMWグループと 共に、インターモト2008の中核を構成します。 すでに述べたように、私どもはあらゆる領域での向上を目指しており、イタリアの有名メーカーの参加拡大もその一 つで、現在着々と目標達成中です。ピアジオ、べスパ、アプリリア、デルビの各ブランドを持つピアジオ・グループ や、MVアグスタ、ハスクバーナ、マラグーティは、初めてインターモト・ケルンでの出展を予定しています。また、 ベネリやドゥカティも出展を拡大します。イタリアからはこれに加えてもちろん付属品やウエアの重要なメ−カーも 参加します。初出展の中で重要なのはブレンボです。2006年と同様にイタリアからは130社が出展し、外国から の出展では最大規模です。 ディーラー・カードとマッチメイキング グローバルなビジネス・プラットフォームであるケルンのインターモトは、国際的な取引のための最適なビジネス環 境を提供する事を目指しています。そのために私どもは、サービス内容を更に拡充しました。新しいインターネット のサービス「マッチメイキング」を使えば、メッセを訪れる前に自宅や事務所から簡単に、効果的かつ詳細に見本 市の訪問計画を立てる事ができます。各販売業者はこのツールを使って、出展者と連絡を取りながらアポイントや、 展示内容・製品に関して計画を立て、説明し、管理する事ができます。これによって、販売会社は有効に時間が使 えるほか、出展者側もより焦点を絞った準備ができます。また販売会社側は、ディーラー・カードという特別な入場 券で、2006年にも好評だった入場料の割引やディーラーズ・ラウンジの利用などのサービスを受ける事ができま す。 展示会場の構成 次にインターモト2008の展示会場の構成についてお話しします。使用する予定の展示ホールは、ケルンメッセ会 場のホール4から10で、総展示面積は12万㎡以上になる予定です。メッセ大通りが完成したことにより、全ての展 示ホールがつながりました。これによって出展企業もビジターも短い距離で目的地に移動でき、会場構成を把握し やすくなり、密度の高い情報収集や専門的な会談のためにより多くの時間をさく事ができるようになります。 2006年と同様に、主要メーカーは各ホールに分散し、全ての領域で来場者が切れ目なくスムーズに流れるように しています。ただし、多少変更箇所もあります。ホンダはホール5から10.1に移動し、同じ展示ホールのホンダの 周辺には、キムコ、MZ、デーリム、CP1が入ります。またこのホールには初出展のマラグーティとモト・モリーニが 加わります。ベネリはホール9から4に移り、ホンダとはメッセ大通りを隔てるだけの近い場所になります。ここではス ポーツとツーリングという魅力的なテーマを展示する予定です。初出展となるハスクバーナは、もちろんホール6の BMWのすぐ近くになる予定です。このホールにはヤマハも出展します。MVアグスタ、ピアジオ、アプリリア、デル ビは、スズキが出展するホール7に入る予定です。またホール8には前回と同じくドゥカティ、カワサキ、プジョー、ヒ ョースンが展示し、ホール9にはハーレー・ダビッドソン、ビューエル、トリンプ、KTM が出展します。 併催プログラム イベント・メッセであるインターモト・ケルン2008では、出展者の展示以外にもオートバイ、スクーター、モータース ポーツに関して、魅力的なショーやその他のハイライトを用意しています。これらのイベントには合計75,000㎡に 及ぶ屋外会場全体が使われます。来場者は試乗コースで様々なモデルを試すことができ、レーシングのアクショ ンやクリス・ファイファーらの息を呑むスタントショーなどをライブで見る事ができます。またスペクタクルなフリースタ イル・モトクロス・ショーは大人気で、インターモト開催期間中の土曜日には、メッセ会場だけでなくケルン・アリーナ での「フリースタイル・モトクロス世界選手権」においても、「ナイト・オブ・ザ・ジャンプス」として開催されます。 また各展示ホールでも、例えばスポーツとツーリングや、ビンテージバイクと若者など様々なテーマを取り上げます。 更に、注目の特別展示「カスタマイジング」も再び開催されることになり、今回は規模を拡大して展示ホール5に入 る予定です。私どもは今回初めてケルン・カスタム・チャンピオンシップを開催し、約1,000㎡の会場にチョッパー /クルーザー、ファイター、スポーツ、スクーターの各カテゴリーで、最高のバイクを展示します。優勝者は賞金の 他に、アメリカのスタージスでのカスタマイジング世界選手権への出場権を獲得し更にバイクの輸送料金も主催者 が負担します。 また、新たな企画としてイノベーションセンターがあります。ここではオルタナティブな駆動コンセプトを紹介し、モ ーターサイクル業界の代替エネルギーというテーマへの取り組みを示しています。この分野ではベクトリクス、イー マックスやIOが、電気式の自動二輪車を展示します。更に別の展示場では、各主要メーカーが代替技術やコンセ プトモデルを展示します。例えば、ガス駆動のスズキや、ピアジオMP3-ハイブリッドなどです。屋外の電気二輪車 コースで、ビジターは選んだモデルを試乗でき、スクーターやバイクは、ソーラー電池のスタンドで電気の供給を受 ける事ができます。 最後に重要なテ−マがあります。専門ビジターの大きな関心を集めたインターモト・ワークショップ・センターは、シ ュヴァインフルトの自動車整備アカデミーとの協力で今回も継続されます。展示ホール5.1の160㎡の展示空間に おいて、各専門家たちが現代の二輪車整備工場には何が求められるのか、そのために満たすべき技術的条件は 何かを示します。 さて皆様、以上がインターモト・ケルン2008の予告です。今後数週間の間に、皆様に更に詳しい新情報をお届け し、最新の状況についてお知らせする予定です。 最後にこの機会を利用し、2008年10月6日のオープニング記者会見に皆様をご招待したいと思います。 皆様とケルンで再会できることを楽しみにしています。 ケルンメッセ株式会社 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 5−13−1 虎ノ門 40MTビル9F TEL: 03-5405-2202 FAX: 03-5405-2203 E-Mail: kmjpn@koelnmesse.jp URL: www.koelnmesse.jp
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