プレスリリース 日本からの支援がレバノンの救急医療に貢献

プレスリリース
日本からの支援がレバノンの救急医療に貢献
~日本政府による救急車 3 台の贈呈~
2016(平成 28)年 11 月 24 日、レバノンのベイルートにて日本の支援による救急車 3 台の贈呈式典
が行われました。式典には、在レバノン日本国大使館から大塚聖一大使が出席。レバノン政府保健省代
表の Dr Bahij Arbid、レバノン赤十字社((以下、「レバノン赤」)社長の Dr. Antonie al-Zoghbi、
事務総長の Georges Kettaneh 氏、レバノン、国際赤十字・赤新月社連盟中東・北アフリカ地域(以
下「連盟」)代表の
Elias Ghanem 氏、赤十字国際委員会(ICRC)レバノン代表の
Fabrizio
Carboni 氏、日本赤十字社中東地域代表の 五十嵐真希 等が出席しました。
レバノンは、シリア、パレスチナ等と国境を接し、多数の避難民を受け入れています。また、近年は相次ぐ爆
発や武力衝突などを受けて、毎年 26 万件にものぼる救急搬送サービスをレバノン赤のスタッフとボランティ
アが一手に担っています。その一方で、車両の老朽化による安全性や効率性の低下が問題となっていまし
た。
こうした事態を受けて、日本政府は無償資金援助の一環として、連盟を通じてレバノン赤に救急車 3 台を
提供することになりました。今回、寄贈された救急車は、レバノン赤の各地の支部などに配備され、早速に
最前線で活動する予定です。
式典に出席した大塚大使は、「今回、寄贈した救急車は、日本からレバノンへの貢献の象徴です。レバノ
ン赤と多くの献身的なボランティアによる人道支援は、レバノンにとって非常に重要で必須な存在です。」と
述べました。
これに対してレバノン赤事務総長 Kettaneh 氏は、「レバノン赤は、長期の誇れる人命救助支援を行ってき
ており、日本政府を含む多くのパートナーと国内からの貴重な支援により、日々の重要な救急医療サービス
を提供できる状況にあります」と述べました。
また、連盟 Elias 氏は、「パートナーシップの構築により人々に必要なサービスが提供できます。私達は、日
本政府の継続的な人道支援に感謝しています」と述べました。
レバノン赤は、日本政府より 2013 年以来総額 245 万ドル(日本円:約 2 億 7 千万円)の支援を受
けており、難民女性等の健康と尊厳を守るための「女性キット」の配布、越冬支援なども行い、その支援を
受ける受益者は、数万人にも及びます。また、日本政府は、シリア危機に対し、レバノン、シリアのみならず、
近隣諸国においても、赤十字を通じて難民や人々の尊厳を守り苦痛の予防と軽減のための緊急救援や
人道活動への支援を継続しています。
本記事の詳しい内容は、下記のほか、以下の日本人職員までお気軽にお問合せ下さい。
五十嵐真希 国際赤十字赤新月社連盟 北アフリカ・中東地域事務所
メール: maki.igarashi@ifrc.org ¦ 電話:+961-79-303-667
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