臨床質量分析共用プラットフォーム プロジェクト研究(平成 28 年度) 第 1

臨床質量分析共用プラットフォーム
プロジェクト研究(平成 28 年度)
第 1 回 課題公募のご案内
平成 28 年 12 月
横浜市立大学先端医科学研究センター
国立がん研究センター研究所
北里大学疾患プロテオミクスセンター
横浜市立大学先端医科学研究センター、国立がん研究センター研究所、北里大学疾患プロ
テオミクスセンターは、平成 28 年度文部科学省「先端研究基盤共用促進事業(共用プラッ
トフォーム形成支援プログラム)」に「臨床質量分析共用プラットフォーム」として採択さ
れました。この事業の一環として、プロジェクト研究の公募を実施します。
1.臨床質量分析共用プラットフォーム
(1)事業の概要
臨床質量分析共用プラットフォーム(以下「本プラットフォーム」という。)は、文部科学省の先
端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)の助成を得て、平成 28 年
8月から開始されたプロジェクトです。当該事業は、産学官が共用可能な研究施設・設備などにつ
いて、その整備・運用を含めた施設間のネットワーク構築により、高度な計測分析機器を中心とし
たイノベーションシステム創出のためのプラットフォームを形成すると共に、日本の研究開発基盤
の持続的な維持・発展に貢献することを目的として進められています。本プラットフォームは、横
浜市立大学 先端医科学研究センター(代表機関)、国立がん研究センター研究所、北里大学疾患プ
ロテオミクスセンターの3機関が連携したプラットフォームです。これらの機関が所有する質量分
析技術を多くの研究者に利用していただき、大きな研究成果を挙げていただくことが最大の目的に
なっています。参画3機関は、様々なプロテオーム解析に対応できる質量分析技術とその周辺技術、
すなわち、試料調製技術、データ解析技術、臨床検証技術を持っています。多くの研究者に高度な
技術を継続的に提供するため、3機関が共同で、さらに3機関と国内外の研究機関が共同で技術開
発研究を進めています。また、高度な技術を用いて分析ができる人材、新しい技術の普及に貢献で
きる人材の養成にも努めています。本プラットフォームは、利用者の皆様が大きな研究成果を挙げ
ることができるように皆様の質量分析を全面的にサポートいたします。
(2)運営体制
・代表機関:横浜市立大学先端医科学研究センター
・実施機関:横浜市立大学先端医科学研究センター
国立がん研究センター研究所
北里大学疾患プロテオミクスセンター
・調整会議、運営委員会、倫理委員会、知財委員会、プロジェクト研究審査会:代表機関、実施機
関に所属する委員及び所属外の委員からなる委員会及び会議
・協力機関:横浜市立大学先端医科学研究センターバイオバンク、受託分析担当企業
2.公募要領
(1)公募の内容
プロジェクト研究は、申請者自身が獲得した研究資金で、申請者が研究全体を主導していただき
ます。本プラットフォームは、申請者の研究が円滑に進むように質量分析領域及びプロテオーム領
域を全面的にサポートいたします。プロジェクト研究では、質量分析装置、関連技術等を用いるこ
とにより、学問、研究開発及び技術領域の発展に寄与しうる利用課題を対象とします。研究課題の
学問領域はとくに問いません。
(2)申請の留意点
①応募要件
申請者は、以下の要件を全て満たすこと。
・募集課題は、民間企業または大学・研究機関等に所属する研究者による提案課題であること。
・申請者が利用料金を全額負担し、研究を主導することができること。利用料金は、利用料金の
目安にもとづき、採択後に協議します。http://www.masspf.jp/information.pdf
・臨床質量分析共用プラットフォーム質量分析装置群共用に関する取扱要領に同意できること。
②利用時期、期間及び継続
採択課題の利用開始は、平成 29年 2 月を予定しています。採択後に調整させていただきます。
利用期間は1年間です。継続を希望する場合は事前にご相談ください。実施課題の進捗状況をご報
告いただき、各委員会にて次年度の利用継続を審査します。
③生命倫理及び安全の確保等
申請者が所属する機関の長等の承認・届出・確認等が必要な研究課題については、申請前に所定
の手続きを終えてください。また、人権及び利益の保護の取り扱いが必要な研究課題については、
申請前に適切な対応を終えてください。
④セキュリティー
申請及び利用にあたり、必要に応じて事前に秘密保持に関する書類を取り交わします。提供され
た個人情報は、本人確認を含め本プラットフォーム事業の範囲内で利用します。また、提供された
情報及び書類は適切に取扱い、プライバシー保護に関する法令を遵守します。
(3)申請方法
本ウェブサイトより申請書の様式をダウンロードし、必要事項を記載の上、下記のメールアドレ
スにお送りください。
送り先アドレス:masspf.jp@gmail.com
(4)審査
①審査の方法
利用課題選定及びその決定に関わる審議は、質量分析装置の利用研究について専門的知識を有し、
イノベーション創出についても関心を持っている外部有識者及び質量分析装置の施設運営に関する
責任者で構成する、プロジェクト研究審査会によって行います。課題選定委員会が申請利用課題を
評価し、この評価結果に基づき、当該利用期間における利用可能なマシンタイム数、申請者の利用
希望時間・時期及び利用希望機器、各機関の装置稼働状況等を考慮して、最終的に採択利用課題を
決定します。決定後に申請者への通知を行います。採択が決まった利用課題についてはホームペー
ジ上で公表します。なお、審査の経過等の問い合わせには応じられません。また、提出された審査
資料は返還いたしませんので、ご了承ください。
②審査の手順
審査は、形式審査を経て、プロジェクト研究審査会に諮ります。
形式審査:提出された申請書について、応募の要件を満たしているか審査します。応募の要件を満
たしていないものは、以降の対象から除外される場合があります。
最終審査:プロジェクト研究審査会において審査を実施し採択利用課題を決定します。
③審査結果の通知
審査結果については、申請者に対して文書にて通知します。
3.スケジュール
今後の予定は以下のとおりです。
平成 28 年
12月1日(木)
公募開始
平成 29 年
1月 12 日(木)
公募締切
平成 29 年
1 月末日
予定
採択課題決定
平成 29 年
2 月上旬
予定
利用開始
4.お問い合わせ
お問い合わせは、すべてホームページのお問い合わせフォームにお願いします。以下のホームページ
で情報を公開しています。
臨床質量分析共用プラットフォーム URL:http://www.masspf.jp