上越市都市計画審議会

議
事
録
1.会議名
上越市都市計画審議会
2.議題(公開・非公開の別)
付議案件(公開)
第1号議案 上越都市計画道路の変更(寺町真虫線の廃止)
第2号議案 上越都市計画地区計画の変更(大貫・寺町地区の変更)
3・開催日時
平成25年7月31日(水)午後2時00分から午後3時45分
4.開催場所
上越市役所5階 第2委員会室
5.傍聴人の数
0人
6.非公開の理由
なし
7.出席者(傍聴人を除く)氏名(敬称略)
・委 員:浦壁 澄子、笠原 和博、佐野 可寸志、関 由有子、竹山 貞子、
田村 三樹夫、得丸 定子、中出 文平、宮崎 朊子、大矢 真二(代理)、
折笠 昇、木澤 勝、佐藤 恵子、田中 弘邦、村椿 正子、上野 公悦、
小林 和孝、滝沢 一成、中川 幹太、中村 好男、三原田 一男
・事務局:田中部長、奥田課長、佐藤副課長、竹田係長、三井田主任、大島主任、
横田主事、小林主事
8.発言の内容
事 務 局 : ただ今から、上越市都市計画審議会を開催いたします。本日は、ご多用の
ところお集まりいただき、厚く御礼申し上げます。私は、本日の進行役を務
めます都市整備課の佐藤と申します。よろしくお願いいたします。
まず初めに、委員の交代及び欠席について、ご報告させていただきます。
委員の交代でございますが、6 月 19 日より、上越信用金庫理事長として笠原
様が就任されましたので、前任の佐藤様の残任期間であります平成 26 年 8 月
末日まで、笠原様に委員をお願いしてございます。また、7 月 1 日から、国
土交通省高田河川国道事務所長として芦屋様が着任されましたので、同じく
前任の小山委員の残任期間であります平成 26 年 8 月末日までを芦屋様に委員
をお願いしております。委員交代の報告は以上でございます。よろしくお願
いいたします。
続きまして、本日の会議につきまして、伊藤委員、羽尾委員、中西委員、
飯塚委員の 4 名の委員からご欠席のご連絡をいただいておりますので、併せ
てご報告申し上げます。また、芦屋委員の代理といたしまして、高田河川国
道事務所副所長でいらっしゃいます大矢様よりご出席をいただいております
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のでご報告申し上げます。
次に、今ほど報告させていただきましたが、佐藤委員からはこれまで副会
長をお務めいただきましたので、佐藤委員の交代に伴い審議会の副会長の選
出をお願いしたいと思います。
上越市都市計画審議会条例第 3 条に基づき、会長・副会長は、委員の互選
により定めることとなっております。選出方法について、皆様いかがいたし
ましょうか。
(事務局一任との発言あり)
事 務 局
: 事務局一任というお声をいただきましたので、ご提案をさせていただきた
いと思います。事務局といたしましては、副会長を田村 三樹夫委員にお願い
したいと存じますが、いかがでしょうか。
(異議なしの声あり)
事 務 局
:
ただ今、異議なしの声が聞かれましたので、副会長は田村 三樹夫様にお
願いしたいと存じます。それでは、田村様におかれましては副会長席へご移
動をお願いいたします。
(副会長
移動)
田村副会長: 田村でございます。お世話になっております。都市計画に関しては専門分
野ではございませんが、どうぞよろしくお願いします。
事 務 局
: それでは、本日の審議会に付議させていただく議案につきまして、市長に
代わり、都市整備課長より会長にお渡しさせていただきます。
(都市整備課長が会長前に進み、付議書を朗読)
事 務 局 :
続きまして、都市整備課長でございます奥田よりご挨拶申し上げます。
奥田課長
皆様本日は大変ありがとうございます。本来であれば都市整備部長の田中
:
がご挨拶を申し上げるところでございますが、他の用務と重なっておりまし
て、遅れて出席することになっておりますので、代わってご挨拶を申し上げ
ます。
本日は大変お忙しい中、本審議会にご出席を賜り誠にありがとうございま
す。都市計画審議会はまちづくりの骨格となります土地利用や都市施設など、
都市計画における重要な案件について委員の皆様からご意見を伺うもので非
常に大切な意義を持っております。委員の皆様におかれましては、日頃から
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市政にご理解とご指導を賜っているところでございますが、上越市のまちづ
くりのために、より一層のご協力をよろしくお願い申し上げます。
本日は、「上越都市計画道路の変更」及び「上越都市計画地区計画の変更」
についてご審議いただくほか、
「上越市の都市計画区域のあり方に関する提言」
についての報告を事務局より申し上げたいと考えております。案件の詳細に
つきましてはのちほどご説明いたしますが、委員の皆様におかれましては、
活発なご意見をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
事 務 局
: 続きまして、審議に入ります前に、本日の資料の確認をお願いしたいと思
います。
本日の資料は、事前に送付させていただきました、
「議案書」、
「上越市の都
市計画区域のあり方に関する提言」のほか、お手元にお配りさせていただき
ました、
「席次表」、
「次第」、
「名簿」、
「パワーポイント用の資料」となってお
ります。過不足等がございましたらお知らせください。
それでは、これより審議に入らせていただきます。上越市都市計画審議会
運営規定第 2 条に基づき、中出会長から議長をお務めいただきます。中出会
長、よろしくお願いいたします。
中出会長
: それではこれより、議長を務めさせていただきます。速やかな議事進行に
ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
まず議事に入ります前に、本日の委員の出席について、事務局より報告を
お願いしたいと思います。
事 務 局 :
本日の委員の出席でございますが、委員総数 25 名のうち、21 名の委員の
皆様から出席をいただいております。従いまして、半数以上の出席でござい
ますので、上越市都市計画審議会条例第 4 条第 2 項の規定により、本審議会
は成立しておりますことをご報告いたします。
中出会長
:
ありがとうございました。
続いて、本日の会議の議事録署名人についてですが、今回は「竹山委員」、
「佐藤委員」にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
それでは審議に入らせていただきたいと思います。
先ほど付議のありました「第 1 号議案 上越都市計画道路の変更」につい
て、事務局から説明をお願いします。
事 務 局
: それでは事務局より議案の説明を申し上げます。議案の内容につきまして
は、お手元のパワーポイントの資料もございますが、後ろの方に用意しまし
たスクリーンにも映し出されますので、両方ご覧いただきたいと思います。
それでは第 1 号議案「上越都市計画道路の変更」について、ご説明いたし
ます。それではスクリーンをご覧ください。
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はじめに、今回の変更に至った経緯をご説明します。当市の都市計画道路
の見直しの進め方につきましては、昨年度の都市計画審議会で連絡事項とし
て説明させていただいております。市ではこれまで、都市を構成する重要な
都市施設として、都市計画道路の整備を進めてまいりましたが、一方では、
社会経済状況等の変化により、長期に渡って事業化されない未着手道路も多
く存在し、建築制限など私権の制限を課している状況となっていることから、
県は、平成 18 年 12 月に「新潟県都市計画道路見直しガイドライン」を策定
し、この中で、都市計画道路の変更や廃止などの見直しの方向性が示されま
した。
上越市では、この「見直しガイドライン」に沿って平成 23 年度から都市計
画道路の見直し検討を開始いたしました。
平成 23 年度は、上越市内の都市計画道路の基礎データとして、路線、延長、
幅員、位置づけなどの整理を行いました。また、基礎データの整理を踏まえ
て、
「決定の古い路線で、すでに代替路線があり、地元から見直し要望がなさ
れている」路線を、見直し対象路線として検討することといたしました。
平成 24 年度は、寺町真虫線を、見直し対象路線として、
①道路ネットワーク解析
②事業可能性
③住民の合意形成
について検証を行い、変更手続きを開始いたしました。
これまでに、関係機関との協議や法に基づく縦覧などの手続きを経て、今
回の変更に至っております。
次に、寺町真虫線の位置について、ご説明します。スクリーンは上越都市
計画総括図を示しており、画面の上が北方向を示しております。寺町真虫線
は、赤い色で示している路線であり、高田駅の西側に位置しております。延
長が約 530 メートル、幅員が 16 メートルの都市計画道路で、現況は住宅地及
び農地となっております。寺町真虫線は、昭和 43 年 9 月に都市計画決定され
ております。決定理由は、
「高田市街地内で増加する自動車交通を、安全かつ
円滑に処理するため」となっており、補助幹線道路として位置づけられてお
ります。今回の都市計画道路の変更では、社会情勢の変化などを踏まえ、寺
町真虫線について、都市計画道路の廃止を行うものであります。
次に、寺町真虫線を見直し対象路線とした理由についてご説明いたします。
理由といたしましては「都市計画決定の古い未着手路線で、すでに周辺に代
替路線があり、地元から見直し要望がある」ことからであります。
具体的には、昭和 43 年に計画決定されてから現在まで 40 年以上未着手で
あること。
「寺町真虫線」の約 300 メートル南側に山麓線と裏寺線を結ぶ市道
大貫浄興寺線幅員 14 メートルが平成 19 年に整備され、交通機能の代替性が
確保されていること、地元から都市計画道路の廃止についての要望があった
こと、以上の理由により、寺町真虫線を見直し対象路線としております。
続いて、寺町真虫線の各種検証についてご説明いたします。まず、道路ネ
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ットワークの検証結果です。画面は、将来交通量配分の検証結果です。左側
が寺町真虫線を整備した場合の将来交通量配分図です。右側は寺町真虫線を
廃止した場合の将来交通量配分図です。表示している数字は、一日の推計交
通量を示しており、単位は百台となっております。画面左側、寺町真虫線を
整備した場合、寺町真虫線の交通量は一日あたり 4,100 台、南側の市道の交
通量は一日あたり 700 台と推計されます。これに対し、画面右側、寺町真虫
線を整備しない場合、南側の市道の交通量は一日あたり 4,300 台と推計され
ております。なお、その他の周辺道路の交通量に大きな変化は見られません。
南側市道の設計の基準となる交通量は、一日あたり 7,200 台であることから、
寺町真虫線を廃止しても、交通機能の代替性が確保されており、交通処理上
の問題はないものと考えております。
続いて、事業可能性の検証結果です。当該区間内には上越高等学校の校舎
敷地やグラウンド、一般住宅、農地が存在しており、学校施設の移設が必要
となることから、事業の実施は現実的には難しいことが想定されます。
続いて、地域住民の合意形成について、ご説明いたします。 平成 24 年 11
月に、大貫町内会、寺町 3 丁目町内会、および御殿山町町内会の関係地権者
へ、説明会を実施いたしましたが、廃止に関する反対意見はなく、地域住民
の合意形成は図られております。
以上より、都市計画道路の見直しについては、
第1に、道路機能の検証として、現に市道大貫浄興寺線の整備により、当
該路線が担うべき補助幹線道路としての交通機能の代替性が確保されている
こと。
第2に、事業可能性の検討として、学校施設の移設が必要となることから、
事業の実施は現実的には難しいこと。
第3に、住民の合意形成については、地元から廃止に関する要望があり、
それを踏まえ、説明会を開催した結果、廃止に関する反対意見はなく、住民
の合意が図れたこと。
以上より、都市計画道路 寺町真虫線の廃止を行うものであります。 なお、
本案件について都市計画法に基づく縦覧をそれぞれ行った結果、意見書の提
出はございませんでした。
今後のスケジュールですが、本都市計画審議会の議を経た後、8月上旬に
県知事への協議を行い、9 月上旬に都市計画決定の告示をする予定としており
ます。以上で説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
中出会長 : どうもありがとうございました。それではただ今説明のありました、
「第1
号議案 上越都市計画道路の変更」について、質問、ご意見ございましたら
賜りたいと思いますがいかがでしょうか。
中村委員
:
2 枚目の寺町真虫線を見直し対象路線とした理由の図ですが、廃止しよう
とする道路の長さが 530 メートルで、南側にある代替路線の長さが 362 メー
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トルと書いてありますがどちらかがおかしいのではないでしょうか。それと
も南側の道路幅員が 14 メートルのものが 362 メートル、その他にまだ幅員の
違う道路がこの延長上にあるということなのでしょうか。
事 務 局 :
市道大貫浄興寺線の延長 362 メートルにつきましては画面のほうが、都市
計画道路飯寺町線まで引いてありますが、これは整備された実延長を示して
おり、その延長の 362 メートルでございます。引出線が若干違っております。
申し訳ございません。訂正させていただきます。
中出会長
:
事 務 局 :
確認ですが、東側は完成済みなのでしょうか。
中出会長
完成済みの市道があるということです。
:
市道の道路台帳上は 362 メートルで実際には青い道路が出来上がっていっ
ているということで表示上 362 メートル、矢印が別の道路まで延びていると
いうことでよろしいでしょうか。
事 務 局 :
実際、新しく整備した所が 362 メートルです。失礼しました。
中出会長
よろしいでしょうか。
:
中村委員 :
わかりました。
中出会長
他いかがでしょうか。
:
関 委 員 :
事 務 局
都市計画道路で、山麓線は比較的新しく整備されたので良くわかりますが、
よく見ると裏寺通りも都市計画道路なのですね。これは今後、拡幅されたり
ですとか、そういう予定があるということなのでしょうか。それとも整備は
終わっているのでしょうか。
: 通称、裏寺線は都市計画道路としては飯寺町線になります。この道路につ
いては、資料の位置図で申し上げますと飯門田新田線という、信越線を立体
交差でまたいでいるところがありますが、そこのところで区画整理事業を一
部実施いたしました。土橋南土地区画整理事業というのですが、その中に含
まれている区画整理事業の一部分のみが道路として造られておりますが、そ
れから南側の方につきましては整備されていない状況です。
中出会長
関 委 員
:
よろしいでしょうか。
: 既存の寺町通りの中を通って行く路線については、これからまだ整備する
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ということで都市計画道路になっているわけなのでしょうか。
事 務 局
: この道路につきましては都市計画道路として計画設置されている道路でご
ざいます。今現在、整備の具体的予定はございません。今回の見直しは寺町
真虫線に限って見直しをしているものです。
中出会長
: 他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それではご意見ご質問が尽き
たようなので、
「第1号議案 上越都市計画道路の変更」については、原案の
とおり答申することに、ご異議ございませんでしょうか。
(異議なしの声あり)
中出会長
:
異議なしと認めます。
よって、
「第1号議案 上越都市計画道路の変更」について、原案のとおり
答申することに決定いたしました。どうもありがとうございました。
次に、
「第2号議案 上越都市計画地区計画の変更」について、事務局から
説明をお願いします。
事 務 局 : それでは、
「第2号議案 上越都市計画地区計画の変更」についてご説明い
たします。それでは、スクリーンをご覧ください。
はじめに、地区計画についてご説明いたします。
地区計画とは、「用途地域など都市全体の視点で定める都市計画とは別に、
住民に身近なルールづくりの一つとして、地区レベルで、住民の意向を反映
させつつ、地区の課題や特性に応じて、地区の目指すべき目標の実現に向け、
建築物の用途制限や形態等に関する規定をきめ細かく定めることのできる都
市計画の制度」でございます。今現在、上越市では 32 地区、総面積約 590 ヘ
クタールの地区計画を指定しております。
まず、今回、地区計画を変更する大貫・寺町地区地区計画の位置について、
ご説明します。 スクリーンは上越都市計画総括図を示しており、画面の上が
北方向を示しております。赤く着色してある区域が今回の大貫・寺町地区に
なります。JR高田駅から南西方向に約 1 キロに位置しています。当地区は、
大字大貫、寺町 1 丁目、2 丁目の各一部となっており、面積は約 8.7 ヘクター
ルでございます。 西側には山麓線、東側には高田西小学校が隣接しておりま
す。
次に、計画図をご覧ください。画面右側が北方向となります。当地区は、
第 1 種低層住居専用地域の A 地区 8.1 ヘクタールと、第 1 種中高層住居専用
地域の B 地区 0.6 ヘクタールに分かれております。周辺には高田西小学校や
福祉交流プラザなどが立地しております。
続きまして、今回の変更に至った経緯についてご説明します。当該地区は
平成 3 年 3 月 29 日に、市街化区域へ編入されており、用途地域・地区計画の
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決定がされておりますが、現在に至るまで 20 年以上土地利用が進んでいない
地区となっております。
地区計画の策定当時に比べ、社会情勢をはじめ生活環境も変化し、住宅開
発に伴う住宅購入者のニーズにも変化が生じていることから、地区計画の敷
地面積の最低限度等を変更し、市街地の未利用地の利用促進を図るため、地
区計画の変更を行うものであります。
当地区の敷地面積については、最低限度を 298 平方メートル(約 90 坪)以
上としておりますが、 近年の住宅需要は、敷地面積がおおよそ 60 坪程度と
なっていることから、 土地利用の促進を図るため、最低敷地面積を 198 平方
メートル(約 60 坪)以上へ変更するものであります。
次に、地区計画の変更箇所についてご説明します。 スクリーンは地区計画
の各項目を表示しています。地区計画の変更箇所は、地区整備計画のうち、
建築物に関する事項の中の、
「建築物の敷地面積の最低限度」と「壁面の位置
の制限」に関するものについての変更となります。
名称、位置、面積、区域の整備開発及び保全の方針、建築物等の用途の制
限などについて変更はありません。
次に、具体的な変更内容についてスクリーンをご覧ください。 変更箇所に
ついて、見え消しで表示しております。 地区整備計画の建築物等に関する事
項のうち、建築物等の敷地面積の最低限度において、敷地面積の最低限度を、
298 平方メートル(約 90 坪)以上から 198 平方メートル(約 60 坪)以上へ
変更し、公益上必要な建築物については、最低限度を設けないことといたし
ました。
次に、壁面の位置の制限で、隣地境界線からの位置を 1.5 メートルから 1.0
メートルへ変更しております。また、壁面の位置の制限の対象外となる自動
車車庫(物置等含む)の軒の高さを 2.3 メートル以下から 3.0 メートル以下
へ変更しております。
次に、建築される住宅のイメージ図でございます。 敷地面積が、最低限度
の 198 平方メートル(約 60 坪)とした場合、第 1 種低層住居専用地域では建
ぺい率が 50%であることから、建築可能面積は 99 平方メートル(約 30 坪)
となります。 駐車スペース、壁面の位置の制限などを考慮しますと、画面の
ようなイメージになります。
なお、本案件について、都市計画法に基づく縦覧を行った結果、意見書の
提出はございませんでした。
今後のスケジュールですが、本都市計画審議会の議を経た後、8月中に都
市計画決定の告示をする予定となっております。以上で説明を終わります。
ご審議のほどよろしくお願いいたします。
中出会長
: ただ今、説明のありました、「第2号議案 上越都市計画地区計画の変更」
について、ご質問、ご意見等ありましたらお願いします。
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中村委員 : 位置図を見ると大貫・寺町地区の北側に地区計画が指定されているところ
がありますが、この内容と大貫・寺町地区の地区計画の内容に差があるので
しょうか。また、計画図にある凡例に載っている道路がどういうことを言っ
ているのかわからないのと、白抜きの道路については凡例に載っていないの
で、内容を説明してください。
中出会長
:
中村委員 :
北側というのは、市街化調整区域の西側の地区計画のことでしょうか。
事 務 局
位置図の山麓線と書いてあるところです。
: この地区施設につきましては開発をする区域内について道路を定めており
ます。幅員 9 メートルと 7 メートルの道路を色塗りしてあります。白抜きの
着色していない道路は開発で定められています 6.5 メートル以上の道路とす
る計画でございます。
中出会長
: 地区施設の道路は都市計画決定している道路で、白塗りの道路はガイドラ
インとして示しています。これは都市計画決定しているわけでなくて、こう
いう地区施設の道路を配置すると、補助的な道路として想定される道路だと
いうことで、地区計画そのものの決定事項でないということですが、よろし
いでしょうか。
事 務 局 :
中出会長
地区計画そのものの決定事項ではございません。
: わかりにくいと思うのでもう尐し丁寧に説明する必要があります。右下の
計画幅員 9 メートルと 7 メートルがあるがコピーの関係か白黒でわかりにく
いのですが、どこかが 9 メートルの幅員でどこかが 7 メートルの幅員で色の
濃いのが地区施設として地区計画の中で決定しています。計画に変更がない
限りこの位置に道路を造らないといけないと決められていて、白抜きの部分
は、白い所に道路を造らないとそもそもの住宅地として敷地が道路に面する
ことができないから、概ねこういう風に道路が通るのではないかというガイ
ドラインとして想定しているということでよろしいでしょうか。
事 務 局 :
はい。その通りです。
中出会長
今の質問についてはよろしいでしょうか。
:
中村委員 : 道路は市が造るのか民間業者が造るのかわかりませんけれど、そういう風
に造らなければいけないということなのでしょうか。それとも区画整理でこ
ういう計画があって造られる予定の道路、そういう段階の説明なのでしょう
か。それとも単なる図なのでしょうか。
9
事 務 局 :
都市計画上は定められた道路の配置でございます。
中出会長
:
黒で着色された道路は都市計画決定しているものですからそれを尊重して
造らなければなりません。造るのは市役所とは限らないですし、区画整理の
場合は区画整理組合、民間開発の場合は民間業者で誰が造るかわかりません
が、黒い部分には道路を造らなければならない、その部分を住宅地にしては
いけないということです。よろしいでしょうか。
中村委員
:
わかりました。
事 務 局
:
それともう一つの隣接地区計画の違いでございますが、主だったところで
は敷地の面積の最低限度は 230 平方メートル、(約 70 坪)になります。そう
いった所が主に違った所でございます。地区施設の道路の幅員については真
ん中に 12 メートルの道路がありますが、ここが 9 メートルと 7 メートルの計
画になっています。以上でございます。
中出会長
:
中村委員 :
よろしいでしょうか。
壁面後退は一緒なのですか。
事 務 局 : 壁面後退につきましては 1.5mと北側の敷地境界線までの距離が 1.5m以上
その他の側にあっては 1m以上という形になっています。
上野委員 : 敷地面積の最低限度の緩和によって、未利用地の利用促進をするという説
明なのですが、なぜそうなるのかわかりやすく説明してください。
事 務 局
: 敷地面積の最低限度の緩和につきましては、今の開発された土地の面積を
見ておりますと近年は 60 坪から 70 坪程度の開発が非常に多くなっている。
開発業者からお聞きしましても 60 坪から 70 坪程度でないと需要は中々無い、
むしろ大きな敷地割が支障となって開発が進まないという状況が多いという
声がございます。実際の開発状況や、住宅を購入される方のニーズの状況、
それらを判断いたしますと 60 坪程度に緩和していく必要があると判断した
ものでございます。
佐野委員
: 現在この地区計画で、300 平方メートルの敷地で建てられる方はどの位い
らっしゃるのでしょうか。
中出会長
: 現在の地区計画の決まりに従って、開発されたものがあるかということで
しょうか。
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佐野委員
:
はい。
事 務 局 : 市内では、最近 300 平方メートル(約 100 坪)で区画割りして形成されて
いる開発はほとんど見受けられません。現在この地区は開発されていないの
で手はついてない状況です。
中出会長
: 要するに、地区計画の変更前に建築した人がいて、その人が損をするとい
った不公平感は無いということですね。
事 務 局 :
はい。
中出会長
よろしいでしょうか。
:
関 委 員 :
住宅団地にもあるかと思うのですが、最低限度を決めた地区計画の場合、
ほとんどがこの最低限度の区画割りになると考えてよろしいでしょうか。一
般的に同じものが並んでいるような感じになります。成熟した市街地という
のは、販売する側の考え方だと思いますが、例えば 60 坪あり、70 坪あり最
低限度ですからもうちょっと大きい規格もあってもよいのかと思います。そ
のような形で地区計画を定めて販売した団地の実例は上越市内にもあるので
しょうか。わかれば教えてください。
中出会長
: 敷地面積の最低限度を決めているので、区画の一つ一つの面積を決めてい
るものではありません。
関 委 員 :
最低限度より大きい区画を造って販売することはできるのでしょうか。現
実に色々なところを見ると、60 坪であれば 60 坪、70 坪であれば 70 坪でほと
んど同じ面積のものが並んでいるように感じます。例えば開発される業者さ
んが最低限度より大きい区画を造って、開発される場合もあるのでしょうか。
事 務 局 : 一例でございますが、土橋南で土地区画整理を施工したところでは、60 坪
という最低限度敷地面積でした。そういうところを見ますと 70 坪くらいで区
画が造られており、最低限度を 60 坪以上とした場合でも、それよりも若干広
い区画で販売されている状況がございます。
中出会長
:
今の質問についてよろしいでしょうか。他いかがでしょうか。
佐野委員 :
平成 3 年に地区計画を策定したという話ですが、それ以降開発されている
のですか。
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事 務 局
: この地区はこれまで開発の話はございません。今、開発を検討されている
業者はありますが、これまではありませんでした。
佐野委員 : 市街化区域に編入する際の条件で地区計画を指定するわけですよね。これ
まで 20 年以上も開発されないから地区計画を変更するというのはいかがな
ものかと思います。
事 務 局
: 市街化区域に編入した際、地域の方々の開発意向があり、その当時の状況
の中で地区計画を定めましたが、その後の経済状況の変化等から開発が進ま
なかったという状況でございます。
中出会長
:
よろしいでしょうか。
竹山委員 :
この地区は雪のあるところだと思うのですが、壁面の位置の変更が 1.5 メ
ートルから 1 メートルになって、車庫の方は 2.3 メートルから 3 メートルに
なった理由を教えてください。
事 務 局 :
壁面の位置が 1.5 メートルから 1 メートルになっていますが、敷地面積の
最低限度を減らしておりますので、それに伴って 1.5 メートルという寸法で
は建てられる範囲が限られているということで、建築の際の融通性というと
ころを考慮して 1 メートルとしています。
車庫等の軒の高さを 3 メートルといたしましたのは最近の自家用車は車高
の高いものを皆さんご利用されているので、その辺を考慮して軒の高さを 3
メートルといたしました。
中出会長
:
よろしいでしょうか。
上野委員 :
先程、委員さんが言われたことですが、平成 3 年の、市街化区域に指定さ
れた以降、ほとんど開発されていない状況がある中で、地区計画を若干変更
しただけで、果たして本当に未利用地が利用されるのでしょうか。これと同
時に都市施設の整備などにより利便性を図るような計画でないと今の変更だ
けではおそらく土地利用が進まないのではないかと懸念します。先程、未利
用地の利用が促進されるのかと質問しましたが、わかりやすく未利用地が利
用される確証を説明してください。
事 務 局
:
確証というところになりますとお答えしにくいところがありますが、今現
在、開発の相談を受けている状況がございます。この地区につきましては小
学校が隣接してございます。山麓線にも非常に近く、また、山麓線に通じる
南側の道路も整備されておりますし、近くには福祉交流プラザもございます。
そういった面では、土地を買う若い世代が、小学校が近くにあるということ
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から魅力的な土地と考えられるではないかと思っております。このようなこ
とから特別に新たな道路整備等を行うことは考えておりませんが、今現在の
状況の中でも開発が行われれば、それなりのニーズがある場所であると考え
ています。
中出会長
:
よろしいでしょうか。
滝沢委員 : 市の基本的な考え方として確認しておきたいのですが、開発がしやすくす
るような方法、イコールこの地域が住宅地になっていくのを促進することを
市としては肯定しているということでしょうか。
事 務 局 :
住宅地になっていくことを肯定しています。
滝沢委員 :
寺町といいますとここだけではなくて、寺町 3 丁目にも開発地域が一つあ
ります。人口減尐の傾向の最中に、あえて現在開発されていない寺町、他の
町でも結構ですが、未開発地を住宅地として整備していく方向を市が持つ必
要はないのではないかと考えています。ここに関してはそういった方向が正
しい、今のところ肯定しているということでよいか、再度確認させてくださ
い。
事 務 局
: 今現在、市街化区域内の土地利用について需要があれば開発の方向で肯定
しているということです。人口減尐時代に入っておりますので今後の土地の
未利用がどこまで進むかというところで、今後の方向性としては未利用地と
して開発の見込みがないところについては逆線引きということも視野に入れ
てやっていこうと考えています。今現在、市街化区域の中で開発の需要があ
るところについては市街化区域の中の土地利用については肯定していく考え
方でおります。
中出会長
:
よろしいでしょうか。
三原田委員 : 一点目ですが、他の地区計画においての建築物から壁面までの距離、これは
同じような距離なのでしょうか。二点目は、道路の幅員構成はどうなのでしょ
うか。また、公共施設等が近くに存在する非常に危険性の高い地域において、
もし他の地区計画と壁面後退の距離が違う場合はどうなのでしょうか。
事 務 局 :
壁面の位置につきましては、およそ最低 1 メートルから 1.5 メートル、そ
の範囲の中で定められている場合が多くなっております。道路の幅員構成で
すが 7 メートルの場合は 1 車線で計画しております。9 メートルの場合は 1
車線ですが、片側に歩道を設けることを想定しております。
三点目の趣旨がよくわからないのですが。
13
三原田委員 : 同じ地域における建物境界から壁面までが 1 メートルから 1.5 メートルいう
話でございますけれども、同じような降雪量のある地域においてはどうなので
しょうか。
事 務 局 :
概ね 1.5 メートル程度、あるいは 1 メートル程度になっております。
三原田委員 : 公共施設や小学校が近くにあり、また、この地域はかなりの降雪があると思
われます。そういった中で、子供達にどのような場所を歩かせるのでしょうか。
ましてや 1.5 メートルから 1 メートルに縮めるということは非常に危険性が高
い状況になっていると感じます。冬期における子供達の安全確保は可能なので
しょうか。
事 務 局
:
中出会長
:
事 務 局 :
子供達は道路を歩くわけですが、道路境界から建物までの距離は 2mとし
ておりますので 1mということではございません。
道路境界からの距離については変更していませんよね。
次の図で説明しておりますが、道路境界から建築物の外壁面までは 2 メー
トル以上としております。2 メートルございますので、屋根からの落雪等は
変わらないと思いますし、道路の上に直接雪が落ちてくるようなことはない
と考えております。子供達の通学路へ屋根雪が落ちるといった影響はないと
考えております。
中出会長
:
他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは意見が出尽くしてい
ますので、ここで「第2号議案 上越都市計画地区計画の変更」について、
原案のとおり答申することにご異議ございませんでしょうか。
(異議なしの声)
中出会長
:
ありがとうございました。
異議なしということで「第2号議案 上越都市計画地区計画の変更」につ
いて、原案のとおり答申することに決定いたします。
本日、付議のありました議案 2 件の審議は終了いたしましたので、議長の任
を解かせていただき、ここからの進行を事務局にお返しいたします。ありがと
うございました。
事 務 局
:
中出会長、ありがとうございました。ただ今、答申書をお持ちいたします
しばらくお待ちください。また、答申書がご用意できるまでの間、都市整備
部長が到着しておりますのでご挨拶をさせていただきます。
14
田中部長
:
都市整備部長の田中と申します。本日は、所用がありまして遅れてしまい
誠に申し訳ございませんでした。今回は 2 件についてご審議いただいたわけ
でございますが、全国的に経済が持ち直しているというところとか、上越市
のまちづくりにおいても新幹線が再来年やってくる、上信越道の 4 車線化が
始まるといったことがございますが、市として総合計画、マスタープランの
作成を今年度、来年度予定しております。そういった中で全国的な課題にも
あります人口減尐、特に上越市の場合 14 市町村が合併して市域が相当大きく
なっておりますので、今後の市のあるべき姿はどうなのかというところを考
えていかなければならないと思っております。
昨年度、中出会長を中心といたしまして都市計画区域のあり方について検
討いただきました。その中でマスタープランの作成に向けての方向性はある
程度つけていただけたと思っております。市民の皆さんの意見を聞きながら
前に進めていかなくてはいけませんが、今日お集まりの審議会の委員の皆さ
まにもご意見をお聞きする場面もあると思いますので、その時はよろしくお
願いいたします。
事 務 局 :
答申書がまいりましたので、会長からご確認いただきたいと思います。
(会長確認)
事 務 局
:
それでは、これより答申に移らせていただきます。都市整備部長は会長前
へお進みください。
(会長が答申書を読み上げ、部長へ手交)
事 務 局 :
ありがとうございました。
続きまして、次第8「その他」でございますが、事務局より「上越市の都
市計画区域のあり方に関する提言」について報告させていただきます。
事 務 局 : それでは、
「上越市の都市計画区域のあり方に関する提言」についてご説明
いたします。
こちらにつきましては、昨年開催した都市計画審議会で、連絡事項として
検討委員会での検討状況をご説明させていただきましたが、 その後、検討を
重ねていただき、今年5月に検討委員会の中出委員長から市長に提言をいた
だきましたので、本日はその内容についてご説明いたします。
提言に記載されております都市計画区域検討の背景につきましては、昨年
開催した都市計画審議会でご説明させていただいたものと同様ですので、検
討委員会の概要と、検討した結果をご説明させていただきます。
上越市都市計画区域検討委員会は、今年度から予定している「上越市都市
15
計画マスタープラン」の検討の前段で整理する必要があるため、平成24年
度、有識者により組織し、上越市の都市計画区域のあり方について検討いた
だいたところです。
この委員会の検討内容としましては、①上越都市計画、柿崎都市計画及び
妙高都市計画の再編に関すること、②都市計画区域の拡大・縮小に関するこ
と、③市街化調整区域の土地利用のあり方に関すること、の3つの検討内容
となります。
また委員会の委員につきましては、本日、審議会にご出席いただいており
ます、 「長岡技術科学大学 副学長 環境・建設系 教授 中出 文平 様」、
「長
岡技術科学大学 環境・建設系 准教授の佐野 可寸志 様」、「財団法人上越科
学センター長の田村 三樹夫 様」、本日欠席されておりますが、「放送大学新
潟学習センター所長、新潟大学名誉教授の伊藤 忠雄 様」、そして、「高崎経
済大学 地域政策部 教授で上越市創造行政研究所長の戸所 隆 様」の5名の
方で構成させていただいており、5回にわたり検討をいただきました。
それでは、3つの検討事項についての検討結果についてご説明いたします。
まず、検討事項①の「上越都市計画、柿崎都市計画、妙高都市計画の再編」
に関する検討についてですが、検討いただいた結果としては、
「それぞれ現状
の都市計画を維持すること」が望ましいとする提言をいただきました。
「現状維持が望ましい」理由については、まず、上越都市計画につきまし
ては、人口・産業規模は横ばいか停滞の傾向にあるものの、依然として一定
の開発が行われる可能性があることから、引き続き、無秩序な市街化を防止
し、計画的な市街化を図る上で、区域は現状のまま線引き都市計画を維持す
ることが望ましいということでした。
次に柿崎都市計画についてですが、
「柿崎都市計画は、一定の人口集積及び
都市的土地利用を有するため、今後も引き続き良好な生活環境を確保する必
要があり、社会情勢の変化等に対応したまちづくりを進める上でも都市計画
の指定は必要であるとのことですが、柿崎都市計画を上越都市計画(線引き
都市計画)に統合した場合、現在の人口密度及び都市的土地利用の連担状況
を踏まえると、制度上、柿崎区は土地利用規制の厳しい「市街化調整区域」に
なってしまうため、当面は現状の非線引き都市計画区域及び用途地域を維持
し、当区が有する拠点性を維持していくことが望ましいということでありま
す。
最後に妙高都市計画に含まれる「中郷区」についてですが、中郷区は人口・
産業規模は横ばいか縮小傾向にあることから、大規模な開発など新たな開発
需要は低いため、土地利用にかかる規制を強化する必要性は低いが、今後も
引き続き良好な生活環境を確保する必要がある。
また、通勤や最寄品の買物動向では、合併前上越との結びつきよりも妙高
市とのつながりが強く、日常生活圏として妙高市と一体性があることから、
現状を維持することが望ましい。」ということです。
次に、検討事項②の「都市計画区域の拡大・縮小」に関する検討について
16
ですが、検討いただいた結果として、
「平野部を中心として都市計画区域に指
定することが望ましいが、現状及び将来の人口減尐を踏まえたまちづくりを
十分検討した上で、慎重に検討する必要がある。」とする提言をいただきまし
た。
その理由としましては、
「主要地方道新井柿崎線、国道253号線沿いは一
定の生活機能が集積し、合併後の上越市東部における地域拠点と位置づけら
れる区域が連担するところであり、これまでの土地利用動向等を踏まえると、
市内の東部に位置する平野部は法規制が弱く、今後も一定規模の都市的土地
利用が図られることが予想されるため、土地利用の適正な誘導と良好な農地
等を保全する観点から都市計画区域に指定することが望ましい。
しかしながら、都市計画区域の指定は、人口減尐や尐子高齢化など、現状
及び将来の社会経済情勢の変化を踏まえた上越市のまちづくりを十分検討し
た上で、慎重に検討する必要がある。」ということです。
最後に、検討事項③の「市街化調整区域の土地利用のあり方」に関する検
討についてですが、検討いただいた結果として、
「集落の機能低下や農業の担
い手の減尐は、全国的な人口減尐、尐子高齢化等の要因がある中で、良好な
営農、自然環境を保全しつつ地域の活力を維持する1つの方策として、土地
利用規制の適正化を行うことが望ましい。」とする提言をいただきました。
その理由としましては、「市街化調整区域には多くの優良な農地が広がり、
上越市の農業を支える重要な地域でありますが、人口減尐、尐子高齢化等の
進行により、生活環境の維持が課題になっております。
そのため、良好な営農、自然環境を保全しつつ地域の活力を維持するため
の1つの方策として、土地利用規制の適正化を図ることが望ましいとの結論
になりましたが、その土地利用の具体的なあり方としましては、
1)市街化調整区域の原則は保持し、無秩序な市街化は防止する。
2)農用地区域においては農業振興を維持し、良好な営農、自然環境を保
全する。
3)農村集落での新規居住や就業の機会を創出可能にし、集落活力の維持
につなげるものとするが、既存施設を有効活用し、新たな社会基盤を
整備しない範囲で一定の開発を認め、メリハリのある土地利用を誘導
する。
4)地域の実情に配慮し、地元が主体となったまちづくり制度を運用する。
の4点でございます。
また、具体の制度化に向けては、
「今後は新たに農用地区域を除外しないこ
とを原則とし、既存集落内において集落維持のために一定程度建築物の建築
を認めたり、既存施設の用途変更を認める等、開発許可制度の弾力的な運用
や、市街化調整区域における地区計画運用基準の設置等が考えられるものの、
地域の実情に配慮して具体の制度を定めること、また、運用にあたっては、
地域住民の意向を踏まえて集落の範囲を決定することが望ましい。」とする意
見もいただいたところであります。
17
以上、3つの検討事項についての提言内容についてご説明させていただき
ましたが、本委員会では「上越市が今後取り組むべき課題」についても整理
をしていただきました。 これは、検討委員会で議論が尽くせなかった事項に
ついて、都市計画マスタープランで検討される上越市の一体的な将来像・都
市構造を受け、社会経済情勢の変化を踏まえた「都市計画に係る条例等の見
直し・運用改善」を具体化するためには必要であるというものです。
具体的には、 柿崎都市計画は、非線引き都市計画区域とする中で、都市の
集約化や税の不公平感の是正を目指す施策について検討すること。
次に、都市計画区域の拡大について、用途地域や地区計画の必要性につい
て精緻な検討を行い、住民に各手法のメリット・デメリットを十分に説明し
理解を得た中で、都市計画区域を指定する範囲及び都市計画の種類等につい
て、具体の方法を検討すること。
最後に、市街化調整区域における土地利用規制の適正化にあたっては、本
委員会で提言された適正化の方向性を踏まえつつ、地域の社会基盤の整備状
況や開発圧力、地域住民の意向等の地域の実情に配慮し、具体の制度設計を
検討すること。
以上の 3 点については継続して検討することが必要であるというご意見で
した。
このうち、3つめの市街化調整区域の土地利用の適正化の、集落内の既存
宅地等を利用した建築物の緩和については、地域からの要望も強く、土地利
用施策上大きな影響は無いと考えられることから、今年度地元説明を行い、
来年度から運用をしてまいりたいと考えております。
最後に今後のスケジュールになりますが、今年度から、改訂作業に着手し
た市の次期総合計画と連携しながら「上越市都市計画マスタープラン」の検
討を予定していることから、
「都市計画区域検討委員会」でとりまとめていた
だいた提言の内容を踏まえ、今後、都市計画マスタープランの検討を進めて
いきたいと考えております。今年度は全体構想を、次年度は地域別構想を検
討する予定としています。 都市計画審議会の皆様には、必要に応じご報告さ
せていただくことを予定しておりますのでよろしくお願いいたします。説明
は以上でございます。
事 務 局
: 今ほど報告させていただきました「上越市の都市計画区域のあり方に関す
る提言」について、ご質問等ございましたらお願いいたします。
得丸委員 :
都市計画区域検討委員会では、女性委員の検討はなかったのでしょうか。
また、今後の都市計画マスタープランの検討委員では、女性委員は検討され
ますか。
事 務 局
: 都市計画区域検討委員会につきましては、女性の方につきましても事務局
のほうで検討させていただきましたが、非常に専門性が高いということ、上
18
越市の現状をご存じであるといった観点から考えた結果、該当する方が見つ
からず、残念ながら女性の方は入っていないということになりました。都市
計画マスタープランの委員の中には、女性も入る予定です。
事 務 局 :
他にご質問はございますでしょうか。
中村委員 :
この検討結果の 2 番に書いてある市内の東部というのは具体的にどの辺の
ことを言っているのですか。
事 務 局
: 市の東部としては、具体的には新井柿崎線沿い、板倉区から清里区、三和
区、国道 253 号の付近に至るまでの平野部、そして合併前の町村の時代に造
られた住宅団地や工業団地が点在しておりますが、この辺りを指しておりま
す。それと国道 253 号沿いになりますが、この辺りの平野部のところを指し
ております。
中川委員
: 4 ページの「市街化調整区域の土地利用のあり方」に関する検討というと
ころで、
「土地利用規制の適正化を行う」ということですが、例えば農家でな
い人でも建てられるようになるということなのでしょうか、具体的にどのあ
たりまで認められるのか教えてください。
事 務 局
: 画面の方にもございますが、既存の道路に面している土地は宅地としての
土地利用を認めていきたいと考えています。そして農家の方でなくても、外
から、市外から来られてこの地域に住みたいという方がいれば、この条件に
合う土地の状況であれば許可する方向で考えております。内容としましては、
一般の戸建て住宅若しくは店舗併用の住宅を考えております。
中川委員 :
細かいところはまた平成 25 年以降のマスタープランの検討の中で具体化し
ていくということなのですよね。例えば、いろいろ細かい取り決めが出来て
いくということになるかと思うのですが、住宅とか店舗という話がありまし
たけれども、介護福祉施設であるとか、適正化の内容がどのように決まって
いくのか、どういうプロセスで具体的な中身が決まっていくのかを教えてく
ださい。
事 務 局 : 現在考えておりますのは、土地利用の方向性として 1 つは一般の戸建て住
宅と店舗併用住宅ということであります。2つめは、例えば今まで土地利用
が工場で使われていたけれども、倉庫として使いたいというような環境の悪
化を招くようなものにならない建物の用途の変更は、これまでは産業分類で
は同じものの変更しか認められないというところがありましたが、多尐その
中に入らなくても、地域の環境を悪化させないものであれば認めていこうと
いうことでございます。
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福祉施設等につきましては、今私どもの考えの中には入っておりません。
福祉施設につきましては開発許可制度の中で相談をさせていただきたいと考
えています。基本的な方針ですが、農地の転用にあたっては色々と細かい部
分もございますので、農業委員会と連携をとりながら制度的なところを作り
まして、大きな方針について地元の市街化調整区域の関係する町内会長さん
にお伝えしていきたいと考えております。今後また細かなところを整備しま
して来年度からの運用を予定しております。
中川委員 :
細かい部分の決定についてどういったプロセスで決まっていくのかをお聞
きしたので、それについてお答えが不十分だったと思うのですが、どういう
検討をされて決定していくのでしょうか。
事 務 局 : 現在の状況としては、市の中では都市整備、農業委員会、関連しまして国
土交通省の担当するところを協議し、私どもの方向性について確認をしてい
る状況でございます。
今後は市の中で関係する課で制度の細かいところを検討して、後は地元の
方に入りまして説明会でご意見を聞きますが、その中でまた検討をしていき
たいと思います。
事 務 局 :
他に意見等ございませんか。
得丸委員
:
提言は、今後公開するのでしょうか。
事 務 局
: 提言につきましては議会の委員会の方にも報告させていただきますが、市
のホームページで公開しております。
得丸委員
: 提言を公開するとなれば一般市民にも、もう尐しわかりやすく、ほんの尐
し言葉を付け加えればわかりやすくなります。例えば、5 ページで今後の取り
組むべき課題で論議はしていなかった事項の部分など、もう尐しわかりやす
い表現というのは考えられないでしょうか。
事 務 局
: 提言というと専門的な表現が多くなっている所がございますが、委員のご
指摘のように市民の方にわかりやすくという点につきましては、今後このよ
うな内容について公表させていただくときにわかりやすさという所にも気を
つけてまいりたいと思います。なかなか簡単に一言で言うのは難しい所があ
りますが、なるべくわかりやすい表現とかイメージ図等を入れて市民の皆さ
んにわかりやすくしていきたいと考えております。
得丸委員
: 専門的な言葉を崩せないというのは理解できます。その前に具体例を一例
くらい入れると専門用語がわからなくても、こういうことを言っているのか
20
と読み取れます。
事 務 局
:
わかりました。ありがとうございました。参考にさせていただきたいと思
います。
事 務 局 :
他に意見等ございませんか。
中村委員
: 市街化調整区域における新しい運用基準を市の方で作るわけですが、基準
を作ったら一般の市民に公表するのでしょうか。建築許可がなくても建築の
確認申請だけでもよい、こういう基準に当てはまると建築確認だけでいいよ、
といったものを公表されるのでしょうか。
事 務 局
: 運用が決まれば公表してまいります。また、制度の運用については開発許
可制度の中で運用してまいりたいと考えています。いずれにいたしましても
制度等につきましては、決定次第、市民の皆さんにホームページ等で何らか
の形でお知らせできるようにしていきたいと考えています。
滝沢委員
:
検討委員会の皆様は、高いレベルの専門性を持たれた方々で、こういうも
のを作っていらっしゃるということは十分認識していますが、先程、得丸委
員からの指摘がありましたけれど市民の目線から見ると、どう見られるのか
なと感じます。
例えば 2 ページ、これは結論として「現状維持が望ましい」とのことです
が、審議を尽くした結果そうなっていると理解できます。しかし、例えば委
員の皆さんもよくご存じの通り上越市は再来年に新幹線が開通します。上越
市民としては新幹線がやってくる、市の重点が南のほうに明らかに移ってい
くだろう、そういう時に都市計画というものはそれに則したものを市民に対
して説明してくれるのであろうと、多分市民の皆さんは思っています。都市
計画審議会があるということはそこから説明しなければいけない所もあるか
もしれませんが、しかし、市民的には時代が変わる、上越市が大きく変わる
という時にどういうプランを出してくれるのか非常に注目していると思いま
す。そういう時に新幹線のラインも入っていませんし、新幹線に関してどう
いう風に捉えているかという視点も欲しい、その分野でないということでは
ないと思います。市民目線からはそういうことが必要だと私は考えておりま
す。
例えば山麓線が延びていった時の、金谷山から稲荷辺りの市街化調整区域
の話を聞くと出てくるのかなと思いますし、それ以外の新幹線周辺とか色々
注目される所があると思います。そういった視点を委員の皆さんがどのよう
に捉えていらっしゃるかお聞きしたいところもございますし、市としてこれ
から先どのように考えているのか、お聞きしたいと思います。
21
事 務 局 : 検討委員会つきましては、平成 19 年の合併に伴って、都市計画をどうする
のかという基本的な方針を出した中で、その時は市とすれば当面このままで
いきましょうと議会にも説明させてもらった中で来た経緯があります。そう
いった中で現在のマスタープランの目標年も近づいている、総合計画の改訂
も近づいてということで最低限の方向性を出して、それからマスタープラン
に進みましょうということで今回やっておりますので、委員ご指摘の部分に
ついては住民の意見等も踏まえた中でやっていく予定でございますが、検討
委員会も立ち上る予定としています。その中で今委員がおっしゃられた部分
については今後検討していくということで、新幹線とかその辺の部分はここ
には入ってございません。そういうことでご理解いただければと思います。
滝沢委員 : 理解できません。平成 19 年からすでに 6 年経過し、その中でこういう風に
未だ一言も触れてないようなものを出してくるスピード感に非常に疑問を感
じます。これから具体部分の検討に入っていかれるのでありましょうけれど
も、こういったものというのが市民から独り歩きした形で専門性の高い方に
行くという、そういうやり方もあるのかもしれないけれども、しかしながら
時間がこれだけ経った中でそれが織り込まれていかないという視点の持ち方
はどうかと思います。
中出会長
: 私も委員だから申し上げますと、この提言でタスクとして与えられていた
のは今委員もおっしゃられたような新幹線が来たときにまちづくりをどうす
るかというところは、次の都市マスでやることで、まずは都市計画区域が今
のままでいいのか、悪いのかという所の議論を最初にして欲しいと言われて
いました。それは新幹線が来ようが来まいが新井柿崎線、国道 253 等々の所
に開発が起きていたりする現状、あるいは今後の人口減尐は明らかに起きる
わけで、そういう時にこの 3 つの都市計画区域をどうするべきかということ
が問われていたものです。
それに対してこのような提言をしているのであって、北陸新幹線が書いて
ない、書いてあるというのはあるかもしれませんが、新幹線が来たから都市
計画の区域がどうなるということに関してはここで議論すべきことではない
ので誤解があります。それも平成 19 年からほったらかしにしていたというの
は尐なくとも県が提言で言ったことに対して上越市は現状のまま行くという
ことを確定されて、私はその時委員ではないですけれども都市計画審議会で
の議論された後に、そういうことになっているのだと思います。今回、社会
情勢の変化を踏まえ、上越市の将来を考えた際に都市計画区域のあり方につ
いて再度検討するため、昨年度は都市マスの前に一度専門家が集まって検討
した話として、1 枚目の検討の目的に書いてありますが、「上越市都市計画マ
スタープランの検討で前提となる都市計画区域のあり方」について議論して
欲しいと言われて議論したものです。それは都市計画マスタープランの中で
は新幹線のことも考えるのはもちろんですけど、前提から都市計画区域のあ
22
り方についてのところでは当然委員の皆さん、私や佐野先生は長岡市民であ
って上越市民ではないですが、新幹線が来ることはわかっています。そうい
うことを全く知らないで無知蒙昩でやっている訳ではないことをご理解いた
だきたいと思います。
滝沢委員 : もちろんその提案は、皆さんご存知の上でやられたと考えておりますけれ
ども基本的な都市計画の部分での審議をやられている中であっても、都市そ
のものの定義というものはあると思います。過去から現在、現在から未来、
そこの視点での当然お持ちの上で根本的なところを審議していると私は思っ
ていましたので、誤解があったかと思いますが、これから先、具体的なもの
に入っていく時にはそういった視点を持っていかれるということ、そう理解
してよろしいでしょうか。
事 務 局
: 今後色々な構想、あるいは地域別の土地利用の方針、そういったところに
ついては上越市の総合計画と連携しながら検討する予定でありますが、お話
のあった新幹線関係の土地利用、今後の方向性、そういった新幹線が来ると
いうことでのまちづくり、そういったものは総合計画の中で当然議論される
話ですし、それに基づいて都市計画マスタープランを作成していくことにな
ります。今後、都市計画マスタープランの検討の中でそういったところの議
論をするということでございます。
事 務 局 :
よろしいでしょうか。
竹山委員
: 送っていただいた資料を何度も見たのですが、この中に農業人口が減って
いたり、65 歳以上の人口が 50%のところがこれだけある、未利用地がこれだ
けある等、色んな事がたくさん書いてあります。しかし、最終的には現状維
持が望ましいという結論に至ったというのが市民のレベルでいうとこんなに
色々とあるのに、今まで通りでよいというのが、私としては納得いかなかっ
たのですが。
事 務 局
:
検討の前提にあたってはそういったような上越市の現状、課題、今後見込
まれる上越市の状況について、そういったものを一通り全部委員の皆様に状
況を見ていただいて、その上で議論をいただいたということです。結果とし
て「現状維持が望ましい」ということになりましたが、その中の議論として
は、そういうものも踏まえた中で議論していただいたということです。
先ほど説明させていただきましたが、都市計画区域、3 つの都市計画を一緒
にするかどうか、あるいは東側の方に区域を拡大するどうか、そういった議
論をしたときに、やはりそういう方向になった場合に望ましくない、好まし
くないといったところも出てきてしまいます。そういったところまで踏み込
んで提言をいただいたわけです。結果的には変り映えしないのではないかと
23
いうことでございますが、そこに至る議論の中ではそういったところを踏ま
えた議論をしていただいてこのような提言をいただいたことをご理解いただ
きたいと思います。
事 務 局 :
他にございますか。
得丸委員 : 委員皆様のご苦労の足跡が尐しでも見えるような表現をされたらいかがで
しょうか。
中出会長
: 誤解だと思いますが、検討内容①は変更しないと言いましたけれど、検討
内容②はものすごく大きな変化ですし、検討内容③についても大きな変化で
す。先ほど委員が言われた現状に対して、農業人口が減るとか高齢者が多く
なるということに対して、検討内容③というのが対応しているわけでして、
検討内容のすべてが変更しないわけではないですし、この検討内容②と検討
内容③が本当に実現すると、上越市はものすごく大きな変化となります。先
ほど課長が変り映えしないと言いましたけれども、それは私や田村委員、佐
野委員からすれば非常にそんなことはありません。あれだけ議論してここま
で持ってくるのにどれだけ苦労したのかということについて、苦労の足跡を
書かなくてもこれだけのことをまとめたのが提言なので、何にも入れる必要
ないと思います。
上野委員 : 先ほど得丸委員より、もう尐し市民目線でわかるような具体的な書き方を
されたらどうか、と発言がありましたが、先生方が発展的な方向で建築され
たわけで、市民がわかるような具体的な例を、例えばこの地域に住みたいと
都会から来た場合、あるいは自分のせがれが近くに住みたいと、このような
時にも家を建てられる等、具体例を示せば発展的な方向で検討されたことが
わかりますので、示していただければと思います。
事 務 局
: ありがとうございました。たくさんの意見を頂戴いたしましたが時間の予
定もございますので最後に都市整備部長よりご挨拶を申し上げたいと思いま
す。
田中部長
: 本日は、議事の審議及び今ほどの都市計画区域のあり方に関する提言につ
いてご意見を賜り大変ありがとうございました。私どもとしましては、先ほ
どの予定にもありますが、今後都市計画マスタープランについて、市民の皆
さんとまちづくりについて考えていきたいと思います。
総合計画は市の最上位計画であり、本来あるべき市のまちづくりをどのよ
うな方向にもって行くかを示すもので、その中には土地利用や農地振興など
色々でてきます。総合計画を実現するための1つの計画として、都市計画マ
24
スタープランがあるのだと考えております。いずれにしましても、使い勝手
の良い都市計画マスタープランを市民の皆様と一緒に考えていくべきだと思
っておりますし、今後の検討の中で委員の皆さんの意見をお聞きする場面も
あるかと思いますので、よろしくお願いいたします。本日は、どうもご苦労
様でした。
事 務 局
:
それでは最後になりますが、次第の9「連絡事項等」でございます。事務
局から説明をさせていただきます。
事 務 局 : 次回の都市計画審議会の予定ですが、10 月頃を予定しております。また改
めて皆様の方に日程調整をさせていただきながら開催したいと思いますので
ご協力よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
事 務 局 :
以上をもちまして上越市都市計画審議会を終了いたします。
本日は、貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。
9. 問合せ先
都市整備部都市整備課計画係
TEL:025-526-5111(内線 1374)
E-mail:toshiseibi@city.joetsu.lg.jp
10. その他
別添の会議資料も併せてご覧ください。
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