鶴岡先端研究教育連携スクエアPDF

鶴岡先端研究教育連携スクエア
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理念・目的
平 成 13( 2001) 年 4 月、 慶 應義 塾 は 、山 形 県と 庄 内 地域 市 町村 と の 連携 の もと 、 山 形
県鶴 岡 市 に慶 應 義塾 大 学 鶴岡 タ ウン キ ャ ンパ ス (通 称 : TTCK) を 設 置し 、 TTCK に 慶應
義塾 大 学 鶴岡 先 端研 究 教 育連 携 スク エ ア( 以 下「連 携 スク エ ア」)を 置 いた 。鶴岡 タ ウン キ ャ
ンパ ス は 、鶴 岡 市の 公 園 とし て 整備 さ れ 、慶 應 義塾 大 学 先端 生 命科 学 研 究所 の ほか 、 平 成
17(2005)年度 に 開設 さ れ た東 北 公益 文 科 大 学大 学 院 と 、鶴 岡 市と 慶 應 義塾 、東 北公 益 文
科大 学 が 知的 資 産を 共 有・共 同管 理 する 新 し い コン セ プ トに よ る致 道 ラ イブ ラ リー(メ デ ィ
アセ ン タ ー) が 置か れ て いる 。
連携 ス ク エア は 、既 存 の キャ ン パス と 密接 に 関 係し な が ら、 先 端的 な 分 野の 研 究開 発 を
行い 、研究 教 育活 動 を 進展 さ せ、産 官学 の 連携 を促 進 し なが ら、創 出 した 諸 技術 を 自 治体 、
企業 等 に 積極 的 に移 転 し 、我 が 国に お け る科 学 技術 水 準 の向 上 と地 域 振 興に 貢 献す る こ と
を目 的 と して い る。 ま た 、こ の 連携 ス ク エア に 置か れ た 先端 生 命科 学 研 究所 は 、最 先 端 の
バイ オ テ クノ ロ ジー を 用 いて 生 体や 微 生 物の 細 胞活 動 を 網羅 的 に計 測・分 析 し、コン ピ ュ ー
タで 解 析 ・シ ミ ュレ ー シ ョン し て医 療 や 食品 発 酵な ど の 分野 に 応用 し て いる 。 本研 究 所 は
この よ うに IT を駆 使 し た「 統 合シ ス テ ムバ イ オロ ジ ー 」と い う新 し い 生命 科 学の パ イ オ
ニア と し て、 世 界中 か ら 注目 さ れて い る 。
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教 育 ・ 研 究組 織
[研 究 体 制]
鶴岡 先 端 研究 教 育連 携 ス クエ ア には 連 携 スク エ ア長 を 置 き、 連 携ス ク エ アの 事 業活 動 を
統括 し て いる 。 先端 生 命 科学 研 究所 に 研 究所 長 を置 き 、 研究 を 主管 し て いる 。
・研 究 ・ 技術 ス タッ フ 数
研 究 ス タッ フ
58 名
技 術 スタ ッ フ
57 名
・研 究 実 施場 所
慶應 義 塾 大学 先 端生 命 科 学研 究 所( キ ャ ンパ ス セン タ ー 棟)
〒 997-0035
山 形 県鶴 岡 市 馬場 町 14-1
電話 : 0235-29-0800( 代表 ) Fax: 0235-29-0809
E-mail:office@ttck.keio.ac.jp
慶應 義 塾 大学 先 端生 命 科 学研 究 所( バ イ オラ ボ 棟)
〒 997-0017
山 形 県鶴 岡 市 大字 大 宝寺 字 日本 国 403-1
電話 : 0235-29-0534( 代表 )
Fax: 0235-29-0536
E-mail:office@ttck.keio.ac.jp
鶴 岡 市先 端 研究 産 業 支援 セ ンタ ー ( 鶴岡 メ タボ ロ ー ムキ ャ ンパ ス )
〒 997-0052
山 形 県鶴 岡 市 覚岸 寺 字水 上 246-2
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[事 務 体 制]
鶴岡 先 端 研究 教 育連 携 ス クエ ア には 事 務 長を 置 き、 連 携 スク エ アの 事 務 を総 括 して い る。
また 、 事 務員 20 名 を 置 き、 研 究支 援 、 学生 支 援、 施 設 管理 、 総務 、 人 事、 経 理、 管 財 、
広報 等 の 業務 に 従事 し て いる 。
慶應 義 塾 大学 鶴 岡先 端 研 究教 育 連携 ス ク エア 事 務室
慶應 義 塾 大学 先 端生 命 科 学研 究 所事 務 室
電話 : 0235-29-0800
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Fax: 0235-29-0809
E-mail: ttck-jimu@ttck.keio.ac.jp
教 育 内 容 ・方 法 ・ 成 果
先端 生 命 科学 研 究所 で は 、先 端 研究 と 教育 は 切 り離 し て 考え ら れな い と いう 理 念の も と、
慶應 義 塾 の学 部 ・大 学 院 生等 を 対象 と し た研 究 教育 活 動 を展 開 して い る 。
[バ イ オ キャ ン プ]
バ イ オ キャ ン プは 、学 生 が 1 学 期 間 、ま た は 2 学期 間 、鶴岡 タ ウ ンキ ャ ンパ ス に滞 在 し 、
バイ オ テ クノ ロ ジー の 基 礎を 体 験す る と いう プ ログ ラ ム であ る 。実 験 経 験の 全 くな い 湘 南
藤沢 キ ャ ンパ ス の学 生 を 対象 と し、 ま ず 実験 器 具の 取 り 扱い 方 の初 歩 か ら始 め る。
[先 端 生 命科 学 プロ グ ラ ム( 大 学院 )]
平 成 13( 2001) 年 度 に バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス プ ロ グ ラ ム と し て 発 足 し 、 平 成 19
( 2007)年 度 か ら先 端 生命 科 学 プロ グ ラム と 名称 を 改 めた 、大学 院 生 を対 象 とし た 本 プロ
グラ ム は 、湘 南 藤沢 キ ャ ンパ ス (イ ン フ ォマ テ ィク ス ) と鶴 岡 タウ ン キ ャン パ ス( 実 験 生
物学 ) の 両方 を 利用 す る こと が でき る ユ ニー ク な教 育 プ ログ ラ ムで あ る 。学 生 は先 端 生 命
科学 研 究 所で 行 われ て い る最 先 端の プ ロ ジェ ク トに 参 加 する こ とが で き る 。SFC と 先 端 生
命科 学 研 究所 と の密 接 な 連携 の もと に 、 先端 分 子細 胞 生 物学 、 ゲノ ム デ ザイ ン 学、 数 理 生
物学 と い った 講 義科 目 に 加え 、 バイ オ シ ミュ レ ーシ ョ ン 実習 、 ゲノ ム 解 析プ ロ グラ ミ ン グ
実習 等 の 情報 系 実習 科 目 、さ ら にメ タ ボ ロー ム 解析 実 習 を始 め とす る 実 験実 習 科目 を 数 多
く用 意 し てい る 。
[鶴岡 滞 在 学生 数]
(
)内は留学生数
平 成 20 年 度
春学期
平 成 21 年 度
秋学期
春学期
平 成 22 年 度
平 成 23 年 度
秋学期
春学期
秋学期
春学期
秋学期
環境情報学部
16
20
17
15
17
18
14
15
総合政策学部
0
1
1
3
3
2
3
2
9
9
7
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政策・メディア研究科修 士
10
(1)
10
(1)
12
(1)
11
政策・メディア研究科博 士
11
(5)
11
(5)
10
(4)
11
(5)
9
(5)
11
(5)
11
(5)
9
(4)
合計
37
(6)
42
(6)
40
(5)
40
(5)
38
(5)
40
(5)
35
(5)
34
(4)
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教 育 研 究 等環 境
[校 舎 ・ 施設 ・ 設備 ]
先 端 生 命科 学 研究 所 に おけ る 教育 研 究 活動 は 、慶 應 義 塾の 所 有す る 2 つの 建 物( キ ャ ン
パス セ ン ター 棟 、バ イ オ ラボ 棟 )と 鶴 岡 市の レ ンタ ル ラ ボで あ る鶴 岡 メ タボ ロ ーム キ ャ ン
パス の 3 つの 拠 点で 展 開 され て いる 。 い ずれ の 建物 も 、 教育 研 究活 動 を 円滑 に 実施 す る た
めの 十 分 なス ペ ース と 施 設・ 設 備が 確 保 され て いる 。
(1) キ ャン パ ス セン タ ー棟
研 究 プ ロジ ェ クト お よ び鶴 岡 連携 ス ク エア 事 務室 が 入 居し て いる 。 ま た、 慶 應義 塾 、 鶴
岡市 、東 北 公 益文 科 大学 が 共 同運 営 する 致 道 ラ イブ ラ リ ーが あ り、研究 者 や 学生 に 図書 サ ー
ビス を 提 供し て いる 。 敷 地内 に は宿 泊 施 設が 設 置さ れ 、 鶴岡 タ ウン キ ャ ンパ ス に滞 在 し て
研究 を 行 う研 究 者や 学 生 の活 動 拠点 と し て活 用 され て い る。
(2) バ イオ ラ ボ 棟
実験 施 設 を有 す る建 物 で 、多 く の研 究 プロ ジ ェ クト が 入 居し て いる 。 研 究室 の 他に 、 学
生実 習 室 、会 議 室、 託 児 所、 ウ ェル ネ ス ラウ ン ジ、 仮 眠 室な ど を備 え て いる 。
(3) 鶴 岡メ タ ボ ロー ム キャ ン パ ス
バ イ オ ラボ 棟 に隣 接 し て整 備 され た 鶴 岡市 の 賃貸 施 設 (レ ン タル ラ ボ )で 、 先端 生 命 科
学研 究 所 のメ タ ボロ ー ム プロ ジ ェク ト が 21 部 屋( 総 面積 2210.24 ㎡ ) を賃 借 し 、研 究 活
動を 行 っ てい る 。
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社 会 連 携 ・社 会 貢 献
[産 学 官 連携 活 動]
(1) 山 形県 ・ 鶴 岡市 と の協 定
先 端 生 命科 学 研究 所 は 、慶 應 義塾 と 山 形県 及 び山 形 県 鶴岡 市 で締 結 し た協 定 に基 づ き 、
地域 活 性 化を 目 指し た 産 学官 連 携活 動 を 推進 し てい る 。第 1 期協 定( 平 成 13〔 2001〕-17
〔 2005〕年 度)、 第 2 期 協 定( 平 成 18〔 2006〕-22〔 2010〕 年度 ) で は、 世 界的 な バ イオ
研究 拠 点 の形 成 を目 指 し 、基 盤 研究 の 取 組み と 応用 研 究 への 展 開、 人 材 育成 、 知的 財 産 の
形成 、 知 的集 積 と産 業 創 造を 促 進す る な ど、 地 域活 性 化 を果 た しな が ら 着実 に 前進 を し て
きた 。第 3 期( 平 成 23〔 2011〕-25〔 2013〕年度 )は 、医 療・環 境・食 品 等 の分 野 で地 域
の研 究 機 関、 大 学、 民 間 企業 等 と共 同 研 究を 推 進し 、 研 究成 果 や知 的 財 産の 地 域に お け る
活用 支 援 や活 用 促進 を 行 い、 研 究拠 点 と して の 評価 を 高 めて い く。
(2) 地 域産 業 へ の貢 献
本研究所の研究成果を活用して農業分野を中心とした地元産業の高度化を目指すなど、
地域 産 業 への 貢 献を 行 っ てい る 。水 稲 、 枝豆 、 豚、 庄 内 柿、 庄 内メ ロ ン など の 地域 農 産 物
資源 に 着 目し 、 その 新 し い魅 力 や価 値 を 本研 究 所の 分 析 技術 に より 引 き 出し 、 製品 と し て
3
付加 し て いく 試 みは 、 知 的産 業 集積 の 基 盤と な るひ と つ の形 と 考え ら れ 、今 後 もこ う し た
取り 組 み を推 進 して い く 。
(3) 地 域の 健 康 への 貢 献
鶴岡 地 区 医師 会 、鶴 岡 市 と連 携 して 、 生活 習 慣 病の メ カ ニズ ム を明 ら か にし て 効果 的 な
予防 法 の 確立 を 目指 す 「 鶴岡 み らい 健 康 調査 」 を開 始 す るこ と にな っ た 。3 年 間で 鶴 岡 市
民 10,000 人 の 協力 を 得 て、 血 液や 尿 を 試料 と して 採 取 し、 当 研究 所 の メタ ボ ロー ム 解 析
技術 を 駆 使し て 分析 を 行 い、 将 来の 新 し い市 民 健診 や 次 世代 の 健康 づ く りに 役 立て る こ と
を目 指 し てい る 。
(4) 地 域産 学 官 共同 研 究拠 点 整 備事 業 の採 択
平 成 21〔 2009〕年 、山 形 県、鶴岡 市、山 形 県工 業 会 と共 同 で提 案 し た「鶴 岡 メ タボ ロ ー
ムク ラ ス ター 産 学官 共 同 研究 拠 点」 が 、 独立 行 政法 人 科 学技 術 振興 機 構 の「 地 域産 学 官 共
同研 究 拠 点整 備 事業 」 に 採択 さ れ、 メ タ ボロ ー ム解 析 技 術を 核 とし た 研 究開 発 を推 進 す る
ため の 研 究設 備 が整 備 さ れた 。 本研 究 所 の研 究 成果 を 活 用し 、 医療 ・ 環 境・ 食 品な ど 多 様
な分 野 で の産 業 創出 を 図 り、 地 域活 性 化 に結 び つけ る こ とを 目 的と し て いる 。
[学 会 ・ シン ポ ジウ ム ]
企業 関 係 者や 国 内外 の 研 究者 を 対象 と し た全 国 規模 の シ ンポ ジ ウム や 学 会を 、 鶴岡 市 を
会場 と し て開 催 した 。 こ うし た 取組 み は 、研 究 面に お け る効 果 だけ で な く、 さ まざ ま な 人
的ネ ッ ト ワー ク の形 成 や 地域 の 知名 度 を 大き く 向上 さ せ るも の であ り 、 知的 産 業集 積 の 基
盤と し て も欠 か せな い 重 要な 要 素と 考 え られ る 。
(1) リ ボヌ ク レ アー ゼ H2008 国 際 会議
平 成 20( 2008) 年 9 月 22 日 ( 月 )∼ 25 日 (木 )、 リ ボ ヌク レ アー ゼ H2008 国 際会 議
(主 催 : 先端 生 命科 学 研 究所 ) を開 催 し た。 約 40 名 の世 界 をリ ー ド する 研 究者 が 集 い、
18 の口 頭 発表 と IAB の教 授 陣に よ る 講演 や ラ ボツ ア ー が行 わ れた 。
(2) 第 3 回 メタ ボ ロー ム シ ンポ ジ ウム
平 成 20( 2008) 年 10 月 30 日 (木 ) ∼11 月 1 日 (土 )、 第 3 回 メ タ ボロ ー ムシ ン ポジ
ウム を 開 催し た 。国 内 の メタ ボ ロー ム 研 究の 第 一線 で 活 躍す る 研究 者・企業 関 係者 ら 約 200
名が 集 い 、31 の 口頭 発 表 、35 の ポ スタ ー 発表 が行 わ れ た。
(3) ト ラン ス ポ ータ ー ワー ク シ ョッ プ in 鶴 岡
平 成 20( 2008) 年 11 月 15 日 ( 土) ∼ 16 日( 日)、 ト ラン ス ポー タ ー ワー ク ショ ッ プ
in 鶴 岡(主 催:ト ラ ンス ポ ータ ー 研 究会 )を 開催 し た。国 内の ト ラ ンス ポ ータ ー 研 究の 第
一線 で 活 躍す る 研究 者 ら 約 70 名 が 集い 、 8 の 口頭 発 表 、22 の ポス タ ー 発表 が 行わ れ た 。
(4) 第 1 回 CE-MS メ タボ ロ ミク ス 研 究会
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平 成 21(2009)年 10 月 16 日( 金)、第 1 回 CE-MS メ タボ ロ ミク ス 研 究会 を 開催 し た 。
国内 の メ タボ ロ ーム 研 究 の第 一 線で 活 躍 する 研 究者 ・ 企 業関 係 者ら 153 名 が 集 い、 8 の 口
頭発 表 が 行わ れ た。
(5) 先 端医 療 開 発特 区 セミ ナ ー
平 成 22(2010) 年 3 月 13 日 ( 土)、 先端 医 療開 発 特 区セ ミ ナー 「 が ん医 療 の未 来
鶴岡 発
∼
がん 研 究の 最 前 線 」を 開 催し た 。地 元 の医 療 従 事者 、一 般市 民 ら 約 400 名 が集 い 、
3 件の 講 演 とパ ネ ルデ ィ ス カッ シ ョン が 行わ れ た。
(6) 先 端医 療 開 発特 区 セミ ナ ー
平 成 22(2010) 年 8 月 21 日 ( 土)、 先端 医 療開 発 特 区セ ミ ナー 「 が ん医 療 の未 来
山形 発
∼
がん 研 究の 最 前 線」 を 山形 市 で 開催 し た。 地 元 の医 療 従事 者 、 一般 市 民ら 約 150
名が 集 い 、 3 件 の 講演 と パ ネル デ ィス カ ッシ ョ ンが 行 わ れた 。
(7) 第 5 回 メタ ボ ロー ム シ ンポ ジ ウム
平 成 22(2010) 年 9 月 9 日 ( 木) ∼11 日 (土 )、 第 5 回 メ タボ ロ ーム シ ン ポジ ウ ムを
開催 し た 。国内 の メタ ボ ロ ーム 研 究の 第 一 線で 活躍 す る 研究 者・企業 関 係 者ら 約 250 名 が
集い 、 29 の口 頭 発表 、 54 のポ ス タ ー発 表 が行 われ た 。
(8) 先 端生 命 科 学研 究 所 10 周年 記 念シ ン ポ ジ ウム
平 成 22(2010)年 9 月 12 日(日 )、先 端 生 命科 学 研 究所 10 周 年記 念 シ ンポ ジ ウム「 山
形県 ・ 鶴 岡市 を 世界 的 な 学術 文 化都 市 へ 」を 開 催し た 。 この シ ンポ ジ ウ ムは 、 先端 生 命 科
学研 究 所 創立 10 周 年 を 記念 し 、創 立 以 来の 成 果を 振 り 返る と とも に 、 シス テ ムバ イ オ ロ
ジー の 今 後の 実 用化 、 及 び、 地 方活 性 化 との つ なが り に つい て 討論 す る こと を 目的 と し て
開催 し た もの で ある 。一 般 市民 ら 約 350 名 が 集い 、研 究 紹介 及 びパ ネ ル ディ ス カッ シ ョ ン
が行 わ れ た。
(9) 第 24 回日 本 ア ーキ ア 研究 会 講演 会
平 成 23(2011) 年 9 月 2 日( 金 ) ∼ 3 日 ( 土)、 第 24 回 日 本ア ー キア 研 究 会( 主 催:
日 本 Archaea 研究 会)を開 催 し た。国 内の 古 細 菌研 究 の 第一 線 で活 躍 す る研 究 者 ら 44 名 が
集い 、19 の 口 頭 発表 が 行わ れ た。ま た、研 究 会開 催 後 に、一般 市 民 向け の 公開 講 座 を開 催
し、 3 件 の 講演 が 行わ れ 、 約 100 名 の一 般 市 民 が参 加 し た。
(10) 第 31 回 キ ャ ピラ リ ー電 気 泳 動シ ン ポジ ウ ム
平 成 23(2011) 年 11 月 9 日 (水 ) ∼11 日 (金 )、 第 31 回 キャ ピ ラリ ー 電 気泳 動 シン
ポジ ウ ム( 主 催:日 本分 析 化 学会 電 気泳 動 分 析 研究 懇 談 会)を 開催 し た。国 内の メ タボ ロ ー
ム研 究 の 第一 線 で活 躍 す る研 究 者・企業 関 係者 ら 203 名 が 集い 、43 の 口頭 発 表 と 34 の ポ
スタ ー 発 表が 行 われ た 。
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(11) 先 端 医 療開 発 特区 セ ミナ ー
平 成 23( 2011)年 11 月 13 日( 日)、先 端 医療 開 発 特区 セ ミナ ー「 が ん医 療 の 未来
鶴岡 発
∼
がん 研 究の 最 前 線 」を 開 催し た 。地 元 の医 療 従 事者 、一 般市 民 ら 約 230 名 が集 い 、
3 件の 講 演 とパ ネ ルデ ィ ス カッ シ ョン が 行わ れ た。
[地 域 へ の貢 献 ]
(1) 市 民の た め の生 命 科学 入 門 講座
鶴岡 市 民 を対 象 とし 、 生 命科 学 の基 礎 知識 を 習 得し て も らう こ とを 目 的 とし 、 研究 所 の
研 究 者 を 講 師 と し て 開 講 し て い る 生 命科 学 の 入 門 講 座 で あ る 。 平成 13( 2001) 年 の 開 設
以来 、毎 年実 施 し てお り 、平成 23( 2011)年 度 まで の 11 年 間 で 延べ 1,048 名 が 参加 し た。
(2) 高 校生 研 究 助手
平成 21( 2009) 年 度 より 開 始 さ れ た プ ロ グ ラ ム で 、 隣 接 す る 山 形 県 立 鶴 岡 中 央 高等 学
校の 生 徒 を「 研 究助 手 」 とし て 任用 し 、 最先 端 の研 究 プ ロジ ェ クト に 従 事し て もら う 。 若
い人 材 に バイ オ サイ エ ン スの 最 先端 に 早 い段 階 から 触 れ ても ら うこ と で 、未 来 の科 学 者 を
積 極 的 に 育 成 し 、 地 域 の 若 手 人 材 育 成 の 裾 野 を 広 げ て い く こ と を 目 的 と す る 。 平 成 23
( 2011) 年 度ま で の 4 年間 で 延 べ 35 名 が 参加 した 。
(3)特別 研 究生
平成 23(2011) 年 度 よ り 開始 さ れ た プ ロ グ ラ ム で、「 将 来 、 博 士 号 を と っ て 世 界的
な研究者になりたい」という大きな夢を持った高専生、高校生を「特別研究生」とし
て受け入れて、当研究所の教員・大学院生・学部生がコーチとなって研究アドバイス
を 行い な が ら、全 面的 に 支 援 する 制 度 で ある 。平 成 23(2011)年 度 は、山 形 県立 鶴 岡
南 高等 学 校 の 生徒 6 名が 参 加 した 。
[外 部 資 金]
平 成 20( 2008) 年度
合 計 27 件 、1,191,782 千 円 の 外部 資 金を 獲 得し た 。 主な 外 部資 金 は 以下 の とお り 。
・「慶 應 義 塾大 学 先端 生 命 科学 研 究所 教 育 研 究費 補 助 金」
冨 田勝 、 700,000 千 円 、 山形 県 ・鶴 岡 市
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 化学 物 質 リ スク 研 究 事業 )」
曽我 朋 義 、48,100 千 円 、厚 生 労働 省
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 創薬 推 進 研 究事 業)」
曽我 朋 義 、39,000 千 円 、厚 生 労働 省
・「バ イ オ イン フ ォマ テ ィ クス 推 進事 業 」
西 岡孝 明 、30,550 千 円、( 独) 科 学 技術 振興 機 構
平 成 21( 2009) 年度
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合 計 32 件 、1,159,585 千 円 の 外部 資 金を 獲 得し た 。 主な 外 部資 金 は 以下 の とお り 。
・「慶 應 義 塾大 学 先端 生 命 科学 研 究所 教 育 研 究費 補 助 金」
冨 田勝 、 700,000 千 円 、 山形 県 ・鶴 岡 市
・「先 端 医 療開 発 特区 設 備 整備 費 補助 金 」
曽我 朋 義 、60,000 千 円 、厚 生 労働 省
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 創薬 推 進 研 究事 業)」
曽我 朋 義 、39,000 千 円 、厚 生 労働 省
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 化学 物 質 リ スク 研 究 事業 )」
曽我 朋 義 、37,040 千 円 、厚 生 労働 省
平 成 22( 2010) 年度
合 計 34 件 、1,133,673 千 円 の 外部 資 金を 獲 得し た 。 主な 外 部資 金 は 以下 の とお り 。
・「慶 應 義 塾大 学 先端 生 命 科学 研 究所 教 育 研 究費 補 助 金」
冨 田勝 、 700,000 千 円 、 山形 県 ・鶴 岡 市
・「地 域 産 学連 携 科学 技 術 振興 事 業」
曽我 朋 義 、49,500 千 円 、庄 内 地域 産 業 振興 セ ンタ ー
・「保 健 医 療分 野 にお け る 基礎 研 究推 進 事 業 」
曽我 朋 義 、39,730 千 円、( 独) 医 薬基 盤 研 究所
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 創薬 推 進 研 究事 業)」
曽我 朋 義 、36,270 千 円 、厚 生 労働 省
平 成 23( 2011) 年 度
合 計 40 件 、1,104,716 千 円 の 外部 資 金を 獲 得し た 。 主な 外 部資 金 は 以下 の とお り 。
・「慶 應 義 塾大 学 先端 生 命 科学 研 究所 教 育 研 究費 補 助 金」
冨 田勝 、 700,000 千 円 、 山形 県 ・鶴 岡 市
・「保 健 医 療分 野 にお け る 基礎 研 究推 進 事 業 」
曽我 朋 義 、43,800 千 円、( 独) 医 薬基 盤 研 究所
・「厚 生 労 働科 学 研究 費 補 助金 ( 創薬 推 進 研 究事 業)」
曽我 朋 義 、36,270 千 円 、厚 生 労働 省
・「 戦略 的 創 造研 究 推進 事 業 個人 型 研究 ( さ き がけ )」
伊 藤 卓朗 、 15,574 千円 、( 独 )科 学 技 術振 興機 構
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