女性技術士の会ニュースレターvol24

2015/07/31
いよいよ夏本番となりました。今年は例年以上に、各地で不安定な気象状況が続いておりますが、
みなさま、お変わりございませんか。熱中症などに気をつけて元気に夏を乗り切りましょう。
本ニュースレターは、特定非営利活動法人女性技術士の会会員のみなさまへ、本法人の活動内容
を中心にお知らせいたします。第 24 号では、2015 年 5 月~7 月の活動報告、リレーエッセイ、運
営報告、今後の活動予定などをお届けします。今回も楽しい記事が満載ですので、どうぞお楽しみ
ください。なお、ニュースレターではみなさまからの投稿記事を募集しますので、仕事のこと、趣
味のことなど、お気軽に投稿してください。詳細は巻末のアドレスまでお問い合わせください。
CONTENTS
活動報告
2015/05/23
2015/06/13
2015/06/20
2015/06/25~28
2015/04~07
会員からの発信
中野亜求了さん
リレーエッセイ
田中令子さん
運営報告
今後の活動予定
2015/08/07
2015/08/25~28
2015/10/22
訃報
技術士を目指して
岡田亜沙美さん
第 8 回通常総会・報告会・講演会
見学会【ジオエコツアーへ行こう】
素晴らしき日本の自然を知ろう!
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第 26 回技術サロン((公社)日本技術士会の活動への協力)
APNN 国際会議(INWES のアジア地域ネットワーク会議)
冊子「理系の仕事って? -進路に悩むあなたへ-」改訂
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「大人の手習い」
「ウェブサイトのリニューアル」
女子中高生夏の学校 2015 ~科学・技術・人との出会い~
日中韓女性科学技術指導者フォーラム
第 9 回日韓女性技術士交流会
「技術者となった今、これからの目標」
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活動報告
第 8 回通常総会・報告会・講演会
日
時:2015 年 5 月 23 日(土)
14:15~15:15(総会)、15:15~17:45(報告会・講演会)
場
所:社中交歡
萬來舍(慶應大学三田キャンパス
内)
総会概要:総会は、正会員 70 名のうち出席者 17 名、
第 8 回通常総会
委任状提出者 27 名であり、総会成立条件である正会
員の 1/2(35 名)以上に達したことから成立し、以下の議案が原案通り承認された。
・第 1 号議案:平成 26 年度事業報告および収支決算に関する件
・第 2 号議案:平成 27 年度事業計画および収支予算に関する件
・監査報告
・その他報告:事務局長交代による理事会体制の変更、各部会からの活動報告および活動計画
報告会:宮地理事から、これまで本法人で行ってきた計 6 回の「おもしろいまちづくりシンポ
ジウム」のまとめの報告があった。
講演会:
「日本の自然の素晴らしさ
-地形・地質から
植生・景観をみる-」と題して、東京学芸大学名誉教
授の小泉武栄先生に講演していただいた。
親睦会兼新入会員歓迎会:総会、報告会、講演会に引
き続き同じ場所で、講演していただいた先生を含め 17
名が参加。新入会員 2 名の自己紹介から始まり、楽し
く歓談し会員同士の交流が行われた。
親睦会兼新入会員歓迎会
見学会【ジオエコツアーへ行こう】素晴らしい日本の自然を知ろう!
日
時:2015 年 6 月 13 日(土) 午前 10 時高尾山口駅改札口集合、15 時ロープウェイ乗り
場付近にて解散
場
所:高尾山
主
催:本法人・NPO 地域情報ネットワーク 共催
参加者:21 人(本法人:7 名、非会員:14 名)
目
的:日本の風土の特性である、地層・気候・植生の多様性は景観や文化の基盤である。高
尾山は標高約 600m の小さな山ながら「豊かな多様性を持つ自然」の典型であり、日本の自然
の素晴らしさを体験するフィールドとし見学会を開催した。
概
要: 総会で講演を頂いた小泉武栄先生を講師として、高尾山1号路~4号路における地
層、植生の多様性についての解説をしていただいた。温暖帯と冷温帯の境界に位置し、1200 年
以上、信仰対象として大切にされてきた高尾山には、約 1300 種の植物が今も生息している。地
層は約 8000 万年前の日本海溝から上がってきた層が基盤となっている。北斜面には 200 年前
の小氷河期の名残のブナが約 60 本生育している。
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懇親会:高尾山口駅近くの栄茶屋にて、15 時半~17 時まで、10 名の参加者を得て懇親会を行
った。小泉先生も参加され、日本の秘境などの話題で大いに盛り上がった。
第 26 回技術サロン((公社)日本技術士会の活動への協力)
日
時:2015 年 6 月 20 日(土)13:30~16:00
場
所:(公社)日本技術士会 葺手第 2 ビル
活動形態:協力
主
催:
(公社)日本技術士会 男女共同参画推進委員会
参加者:主催者側;石田、岩熊、角田、笹尾、佐野、平塚、その他非会員 3 名
一般参加者;4 名
経
緯:
(公社)日本技術士会男女共同参画推進委員会の主な活動目的の一つである女性技術
者のキャリア形成支援事業の一環として、JABEE 課程と技術士制度の説明および先輩女性技術
士との懇談を企画したもの。
目
的:技術者を目指す女子学生が、技術者としての自分の姿を思い描き、学校での勉学をも
とに、充実したキャリアを積んでいけるよう、女性技術士と意見交換をする場を提供すること。
概
要:今回は参加者が全員社会人で 4 名と少なかった。フリーディスカッションでは、参加
者 1 人あたりに対する時間が多く取れたためか、アンケート調査での満足度が特に高かった。
質問や相談事の内容は、試験対策や資格取得のメリット、専門技術の研鑚方法や説明能力の向
上方法、出産後の復帰に関する不安などであり、それらに対して十分な意見交換ができた。
APNN1国際会議(INWES2のアジア地域ネットワーク会議)
日
程:2015 年 6 月 25 日(木)~28 日(日)
開催地:モンゴル共和国(ウランバートル)
参加国および参加者:8 ヶ国(日本、韓国、台湾、アメリカ、ドイツ、マレーシア、ネパール、
モンゴル)
、173 名。本法人:井本、木村(了)
、千木良、三原、宮地、山本の 6 名が参加。
概
要:1 日目は各国代表者からの Country Report、2 日目は ICWSTEM3の会議が行われた。
会議の詳細に関しては、次号のニュースレターで紹介予定。
APNN:Asia & Pacific Nations Network
INWES:International Network of Women Engineers & Scientists
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ICWSTEM:International Conference of Woman in Science, Technology, Engineering &
Mathematics
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冊子「理系の仕事って? -進路に悩むあなたへ-」改訂
発
行:2015 年 8 月 1 日(予定)
(改訂作業活動期間:2015 年 4 月~7 月)
企画・制作・発行:特定非営利活動法人 女性技術士の会
活動主体:冊子改訂プロジェクトチーム(犬走、木村(了)
、笹尾、佐野、廣瀬、宮地)
経
緯:昨年度、女子中高生の理系への進路選択支援ツールとして、大学の学部選択とその後
の職業についてわかり易く図解した本冊子(第 1 版)を制作した。今年度は更に内容を充実さ
せ、今年度の「女子中高生夏の学校」に間に合わせるべく、改訂版の制作を行った。
目
的:大学の学部選択とその後の職業との関連をわかり易く解説し、理系の仕事の幅広さ・
奥深さを伝え、女子中高生の理系進路選択およびその後の職業選択の一助となること。
概
要:
「大学の学部選択と実
際に活躍できる職業との関係」
および「目指す職業へのアプロ
ーチの方法」について関連図を
用いて示すことで、将来のなり
たい自分・やりたい仕事がイメ
ージし易くなるよう工夫した。
また、
「理系の仕事の事例紹介」
では、本法人の会員 8 名の業務
経験を視覚的に掲載し、実際の
業務をより分かり易く紹介し
ている。
今年度の改訂では、
「目指す職業へのアプローチの方法」では、化粧品製造関係、宇宙開発関
係の 2 例を増やし、
「理系の仕事の事例紹介」では、第 1 版で紹介できなかった建設系の事例と
して、「橋をつくる」
、
「農業施設をつくる」の 2 例を追加した。
会員からの発信
中野亜求了さん(電気電子部門 修習技術者) 「大人の手習い」
普段の私は、厚生労働省管轄の独立行政法人 高齢・障害・求
職者雇用支援機構
沖縄支部の沖縄職業能力開発大学校、電子情
報技術科にて学生相手に電子工学を教えています。
人に教える仕事に就きたいとこの道を選んだのですが、本当は
建築の仕事に就きたかったのです。一級建築士であった叔母の影
響で小さい頃から建築士になることを夢見ていました。でも、私
の父が電子工学を教える仕事に就いていたためか…蛙の子はト
ンビになれなかったのです。大学受験をした建築工学科はことご
とく失敗、結局父の用意した道を進むことになりました。
もう一つの夢は海外で仕事をしたいというものでした。やはり
父の影響で小さい頃より海外での生活を送ったことで、父のよう
に海外で仕事をしてみたいと子供のころから考えていました。
話は変わりますが、小さい頃からいろいろな習い事をしてきました。お琴、三味線、ピアノ、習
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字など。どちらかといえば理系とはほど遠い分野の習い事をしてきました。お琴と三味線はかなり
長いことならっておりましたが、転校や受験のため大学に入る頃にはもう続けてはいませんでした。
恩師から届く毎年の年賀状に必ずと言っていいほどお琴を始めましょうと書いてありました。その
恩師もとうとう 2 年前に他界され、再開すればよかったと思うこともあります。
大学を卒業して仕事を始めた 20 代のころ、どうしても小さいころから習いたかったことを始め
たいと思うようになりました。それがクラシックバレエです。大人のためのクラスに通い始めまし
た。それがきっかけで、大人になってからでもやりたいことをやってみようといろいろなことに挑
戦することにしました。
31 歳の時、夢だった海外赴任の話が舞い込み、2 年半南米パラ
グアイ共和国で生活することになりました。その時に始めたのが
パラグアイの楽器アルパです。木製のインディアンハープなので
すが、この音色は日本のお琴のように聞こえ、私にはとても耳心
地がよく聞こえました。帰国してから 12 年がたちますが、日本で
もアルパの先生がいらっしゃるため、いまだに続けています。そ
ろそろお琴歴を越えようとしています。
40 代になってから始めた習い事は、木工です。建築家にはなれ
なかったけれど、自分でデザインした蟻溝加工4などを施した家具
を作りながら、これも悪くないなと思って続けています。
各年代でいろいろな手習いをしてきました。30 代からの手習いはいまだにつづけています。この
先 50 代になったらどんな手習いを始めようか、夢は尽きません。いつまでもいろいろなことに挑
戦していきたいと思っています。
リレーエッセイ
田中令子さん(情報工学部門) 「ウェブサイトのリニューアル」
昨年度、女性技術士の会のウェブサイトがリニューアル・オープンしたのをご存じでしょうか。
ニュースレターも、pdf ファイルで最新号からバックナンバーまで読めるようになっています。こ
のウェブサイト、専門の業者が作ったのではありません。全部、女性技術士の会のメンバーで構築
して運営しています。せっかくの機会なので、メイキングを少しだけご紹介いたします。
私の専門は Web 技術。絵もちょっぴり描きます。そんな専門技術を生かして、技術屋+デザイ
ナーとしてプロジェクトに参画しました。
【プロジェクト発足】
昨年 3 月にウェブサイトリニューアルプロジェクトを発足しました。メンバーは立場も専門も
様々。共通点は、ウェブサイトを活用して新しいコミュニケーションの場を作りたいという思いで
した。全員が集まるのは難しいので、メーリングリストやフェイスブックのグループをなど、ネッ
トを活用して意見交換しました。
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蟻溝加工:木材接合の仕方のひとつで、一方の板の面に台形断面の溝(蟻溝)を掘って、もう一方の材の一辺
の端部または一面を(膨張・収縮を考慮したうえで)同じ形に整え、横からスライドして組み入れ、ほぼ直角
に接合する工法。釘などの金物や接着剤をいっさい使わず、木材加工技術を要する基本的・伝統的な工法
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【リニューアル】
いざリニューアルとなると、旧サイトからの引っ越しや、新ウェブサイトにはどのような機能を
持たせるか、運用方法は?担当者は?承認フローは?など、課題がたくさんありました。しかし、
さすが技術士の集団。仕切りのプロたちはサクサクと解決していきます。
私は技術屋として、QCD の追及。魅力的で・メンテナンスが楽・高セキュリティ・低価格(基盤
はオープンソースソフトウェア活用で無料、専門のソフト不要なのです)
・情報発信スピードアッ
プ・色々な端末で見られるレスポンシブデザインなど、色々と欲張ってみました。その甲斐があっ
て?バックエンドの技術に関しては、数ある技術士関連のウェブサイトの中でも、最先端を走って
いると思います。
PC・スマフォ・タブレット
端末に合わせて
デザインを自動変換
【まだまだ発展中です】
女性技術士の会の会員間のコミュニケーションや外部への情報発信など、ウェブサイトはこれか
らもっと広がる可能性を秘めています。フェイスブックのみんなの広場でご意見も募集しておりま
す。ぜひ、ウェブサイトにアクセスしてみてください。
運営報告
主
体
理 事 会
日
時
6 月 6 日(土)10:00~12:30
議 題
今年度の事業と体制について、新規シンポジウムについて、各種変
更届の確認、各部会活動報告 他
総会準備および運営、ウェブ注視、会パンフ作成
会計および入退会、メールアドレス等変更に関する事務
事 務 局
-
企画部会
5 月 14 日(木)19:00~21:00
シンポジウムのまとめ、見学会について
広報部会
7 月 16 日(木)19:00~21:00
理事会協議内容の伝達、ニュースレター(Vol.24、Vol.25)について、
冊子改訂の進捗状況、女子中高生夏の学校 2015 について、他
国際部会
メールによる活動
APNN 参加準備、INWES-Japan 運営委員会活動
今後の活動予定
女子中高生夏の学校 2015
日
~科学・技術・人との出会い~
時:2015 年 8 月 7 日(金)13:00~15:50(ポスター展示の時間)
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場
所:(独)国立女性教育会館(埼玉県比企郡嵐山町菅谷 728 番地)
参加形態:協賛
対
象:理系を目指す女子中高生
概
要:本企画は、
(独)国立女性教育会館(NWEC)が、(国立研究開発法人)科学技術振興
機構(JST)の「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の委託を受けて毎年実施しており、
2 泊 3 日の合宿研修を通じて、女子中高生と科学研究者・技術者、大学生・大学院生等が親密
に交流し、理系進路選択の魅力を伝えるものである。
本法人も協賛参加し、ブースを設け、ポスター展示および資料を配布して、理系の職域紹介お
よびキャリア相談等を行っている。今年度は、改訂版である「理系の仕事って? -進路に悩
むあなたへ-(第 2 版)
」を配布予定である。
日中韓女性科学技術指導者フォーラム
日
時:2015 年 8 月 25 日(火)~28 日(金)
場
所:韓国(ソウル)
主
催:KOFWST(Korea Federation of Women's Science & Technology Associations )
テーマ:
「Public Safety」
概
要:今回は防災がテーマに技術発表が行われ、本法人からは磯打会員が発表を予定
第 9 回日韓女性技術士交流会
日 時:2015 年 10 月 22 日(木)16:00~18:00
場 所:江原道春川市 Elysian Gangchon Resort 内
688, Bukhangangbyeon-gil, Namsan-myeon, Chuncheon-si, Gangwon-do, Korea
活動形態:共催
主 催:韓国技術士会女性委員会
経 緯:9 年前より(公社)日本技術士会日韓技術士国際会議のプレ・イベントとして女性技
術士シンポジウムを開催。
目 的:日韓両国の女性技術士の情報交換・親睦
概 要:両会の技術発表と活動報告のあと意見交換をしながらの食事会
(参加者・発表者募集中)
参 考:(公社)日本技術士会主催 第 45 回日韓技術士国際会議
10 月23 日(金)~24 日(土)開催
テーマ「持続可能なインフラの構築法」
http://www.engineer.or.jp/c_topics/003/003906.html
訃報
当会の理事として活躍された藤井由美さんが、2015 年 7 月 6 日に亡くなられました。謹んでご
冥福をお祈りいたします。
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技術士を目指して
岡田 亜沙美さん(情報工学部門)
「技術者となった今、これからの目標」
初めまして。ALSOK の岡田亜沙美と申します。わ
たしは社会人となって 2 年目であり、技術者として
未熟です。ここでは、技術者としての活動はほとん
どお伝えできませんが、“学生時代の志”、“自分の
技術者として足りないこと”、“社会人になった今、
技術士をめざして”の 3 つについてお伝えします。
まず、
“学生時代の志”についてです。私は奈良高
専に入学し、理系の道へ進みました。その頃コンピ
ュータによる生産の可能性に興味を持ち、情報工学
情報工学部会 2015 年 5 月例会での発表
を専攻し、卒業研究では画像処理を使った文字認識
について勉強しました。コンピュータのプログラムに数式を入力すると、人間の手計算と比べもの
にならない速度で計算し、結果、文字を認識することができるようになります。わたしはこの時、
現在は、人の目の能力と比べるとコンピュータの方が劣っているが、コンピュータは急速に進化し
続け、いつかコンピュータが人の目、人の脳を超えるときが来ると思ったことを覚えています。そ
れに興味を惹かれた私は奈良先端科学技術大学院大学の修士課程へと進み、カメラで人を認識する
研究をしました。そして、大学院で勉強した内容を活かすことができる職場で社会に役立ちたいと
思い、現在の勤務先である綜合警備保障株式会社(ALSOK)を選びました。
次に、“自分の技術者として足りないこと”についてです。私が社会人になって驚いたことは、
会社で商品化されているものは、大学で勉強する内容と比べてかなり“ローテク”であることです。
しかし、この“ローテク”の仕組みさえもわからないことがあり、なぜそれを商品で利用しなけれ
ばならないかという理由がわからないことが多々あります。つまり、学生のようにただ最先端でハ
イテクなことばかりを勉強するだけでは、社会に役立つ商品を提供することが難しいということで
す。知識・経験に基づく技術者としての視点が足りないと感じました。
“社会人になった今、技術士をめざして”、大学の頃以上に世間のニーズや技術の進歩の動向を
追う情報収集能力とその処理能力、そしてアウトプットできることが必要であると感じています。
そこで、興味を惹かれたのは ICWES の取り組みです。私が女性技術士の会に入った理由は、この会
議に参加してみたいと思ったことがきっかけです。様々な分野の方々が集まり、情報交換をし、ア
ウトプットすることができる場があることは素敵だと思いました。また、この女性技術士の会が、
女性という特性を十分に活用でき、新たな視点を自分に取り入れることができるのではないかと可
能性を感じています。
最後に、私の目標です。現在は、未熟な技術者ですが、これからこの女性技術士の会という場を
お借りして、自己研鑽し、立派な技術士となれるよう努力します。このような発信の場を頂き、あ
りがとうございました。女性技術士の会で頑張りますのでこれからもどうぞ宜しくお願いいたしま
す。
ニュースレターについてのご意見・ご感想はこちらまで:info@pej-lady.org
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