公益財団法人アルカンシエ-ル美術財団 定 平成23年11月1日 款 公益法人設立登記 第1章 (名 総 則 称) この法人は、公益財団法人アルカンシエ-ル美術財団(英文表記の場合には Fou 第1条 ndation Arc-en-Ciel)と称する。 (事務所) 第2条 この法人は、主たる事務所を東京都品川区に置く。 (2)この法人は、理事会の議決を経て、必要な地に従たる事務所を置くことができる。 (公告方法) 第3条 この法人の公告は、官報に掲載する方法により行う。 第2章 (目 目的及び事業 的) 第4条 この法人は、美術館を運営する事業を行い、美術に関する国際交流を促進するこ とにより、我が国現代美術の育成、発展に資すると共に、ひろく優れた美術作品 を紹介して一般の人々の美術に対する意識の高揚を図り、もって我が国芸術文化 の発展に寄与することを目的とする。 (事 業) 第5条 この法人は、前条の目的を達成するため次の事業を行う。 (1)事業 1.美術に関する展覧会、講演会、研究会等の開催 2.美術作家及びその研究等の国際交流の機会提供 3.美術に関する情報、資料の収集及び提供 4.美術作家に対する育成、援助 5.美術館の設置及び運営 6.機関紙及び美術に関する出版物の刊行と販売 7.収蔵美術品の貸出及び写真掲載等の協力 8.その他この法人の目的を達成するために必要な事業 (2)前項第1号に規定する事業を行う活動区域は、東京都内及び群馬県内とする。 第3章 資産及び会計 (資産の構成) 第6条 この法人の資産は、次のとおりとする。 1.移行認定時の財産目録に記載された財産 2.寄附金品 3.資産から生ずる収入 4.事業に伴う収入 5.その他の収入 (基本財産) 第7 条 この法人の目的である事業を行うために不可欠な別表第1及び別表第2の財 産は、この法人の基本財産とする。 (2)別表第2の財産は、公益社団法人及び公益財団の認定等に関する法律第5条 第16号に定める公益目的事業を行うために不可欠な特定の財産とする。 (基本財産の維持及び処分) 第8条 基本財産は、この法人の目的を達成するために善良な管理者の注意をもって管理 しなければならない。 (2)やむを得ない理由により基本財産の一部を処分しようとするとき及び基本財産か ら除外しようとするとき、又は担保に提供する場合には、あらかじめ理事会及び評議 員会の承認を受けなければならない。 (財産の管理及び運用) 第9条 この法人の財産の管理及び運用は、理事長が行い、その方法は、理事会の議決を 経て定める財産管理運用規程によるものとする。 (経費の支弁) 第 10 条 この法人の事業遂行に要する経費は、その他の財産をもって支弁する。 (事業計画及び収支予算) 第 11 条 この法人の事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みを記載した 書類については、毎事業年度開始の日の前日までに、理事長が作成し、理事会の 承認を受けなければならない。これを変更する場合も同様とする。 (2)前項の書類については、主たる事務所及び従たる事務所に、当該事業年度が終 了するまでの間備え置き、一般の閲覧に供するものとする。 (3)理事長は、第1項に規定する書類を毎事業年度開始の日の前日までに、行政庁 に提出しなければならない。 (事業報告及び決算) 第 12 条 この法人の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後 理事長は、次の書 類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会の承認を経て、定時評議員会に提 出し、第1号及び第2号の書類についてはその内容を報告し、第3号から第6号 までの書類については承認を受けなければならない。 1.事業報告 2.事業報告の附属明細書 3.貸借対照表 4.損益計算書(正味財産増減計算書) 5.貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書 6.財産目録 (2)前項の書類のほか、次に掲げる書類を主たる事務所に5年間、従たる事務所 に3年間備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款を主たる事務所及び従た る事務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。 1.監査報告 2.理事及び監事並びに評議員の名簿 3.理事及び監事並びに評議員の報酬等の支給の基準を記載した書類 4.運営組織及び事業活動の状況の概要及びこれらに関する数値のうち重要なも のを記載した書類 (3)理事長は、毎事業年度の経過後3ヶ月以内に、財産目録等(定款を除く)を 行政庁に提出しなければならない。 (4)この法人は、法務省令で定めるところにより、定時評議員会の終結後遅滞な く貸借対照表を公告しなければならない。 (公益目的取得財産残額の算定) 第 13 条 理事長は、公益社団法人及び公益財団法人の認定に関する法律施行規則第48条 の規程に基づき,毎事業年度、当該事業年度の末日における公益目的取得財産残 額を算定し、前条第2項第4号の書類に記載するものとする。 (長期借入金、財産の処分、義務の負担等) 第 14 条 この法人が資金の借入れをしようとするときは、その事業年度の収入をもって償 還する短期借入金を除き、理事会において、議決に加わることのできる理事の過 半数が出席し、出席した理事の3分の2以上の議決を経なければならない。 (2)この法人が重要な財産を処分する場合又は譲り受ける場合、新たな義務の負担 又は権利の放棄のうち重要なものを行おうとする場合は、前項と同様の手続きを経 なければならない。 (会計の原則) 第 15 条 この法人の会計は、一般に公正妥当と認められる公益法人の会計の基準その他の 公益法人の会計の慣行に従うものとする。 (事業年度) 第 16 条 この法人の事業年度は、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。 第4章 (定 評議員 数) 第 17 条 この法人には、評議員3名以上10名以内を置く。 (評議員の選任及び解任) 第 18 条 評議員の選任及び解任は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第179 条から第195条までの規定に従い、評議員会において行う。 (2) 評議員を選任する場合には、次の各号の要件をいずれも満たさなければなら ない。 1.各評議員について、次のイからヘに該当する評議員の合計数が評議員の総 数の3分の1を超えないものであること。 イ 当該評議員及びその配偶者又は三親等内の親族 ロ 当該評議員と婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情に ある者 ハ 当該評議員の使用人 ニ ロ又はハに掲げる者以外の者であって、当該評議員から受ける金銭その 他の財産によって生計を維持している者 ホ ハ又はニに掲げる者の配偶者 ヘ ロからニまでに掲げる三親等内の親族であって、これらの者と生計を一 にする者 2. 他の同一の団体(公益法人をのぞく。)の次のイからニまでに該当する評 議員の合計数が評議員の総数の3分の1を超えないものであること。 イ 理事 ロ 使用人 ハ 当該他の同一の団体の理事以外の役員(法人でない団体で代表者又は管 理人の定めのあるものにあっては、その代表者又は管理人)又は業務を執 行する社員である者 二 次に掲げる団体においてその職員(国会議員及び地方公共団体の議会の 議員を除く。 )である者 (1) 国の機関 (2) 地方公共団体 (3) 独立行政法人通則法第2条第1項に規定する独立行政法人 (4) 国立大学法人法第2条第1項に規定する国立大学法人又は同条第3項 に規定する大学共同利用機関法人 (5) 地方独立行政法人法第2条第1項に規定する地方独立行政法人 (6) 特殊法人(特別の法律により特別の設立行為をもって設立された法人 であって、総務省設置法第4条第15号の規定の適用を受けるものをい う。)又は、認可法人(特別の法律により設立され、かつ、その設立に関 し行政官庁の認可を要する法人をいう。) (3) 評議員は、当法人又はその子法人の理事、監事又は使用人を兼ねることがで きない。 (任 期) 第 19 条 評議員の任期は、選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する 定時評議員会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。 (2)任期の満了前に退任した評議員の補欠として選任された評議員の任期は、退 任した評議員の任期の満了する時までとする。 (3)評議員は、第 17 条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任 により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお評議員としての 権利義務を有する。 (評議員に対する報酬等) 第 20 条 評議員は、無報酬とする。 (2)評議員には、その職務を執行するために要する費用を弁償することができる。 第5章 (構 成) 第 21 条 (権 評議員会 評議員会は、すべての評議員をもって構成する。 限) 第 22 条 評議員会は、次の事項について決議する。 1.理事及び監事の選任又は解任 2.理事及び監事の報酬等の額 3.評議員に対する報酬等の支給の基準 4.貸借対照表及び損益計算書並びにこれらの附属明細書の承認 5.定款の変更 6.残余財産の処分 7.基本財産の処分又は除外の承認 8.その他評議員会で決議するものとして法令又はこの定款で定められた事項 (開 催) 第 23 条 評議員会は、定時評議員会として毎年度6月に1回開催するほか、必要がある場 合に臨時評議員会を開催する。 (招 集) 第 24 条 評議員会は、法令に別段の定めがある場合を除き、理事会の決議に基づき理事長 が招集する。 (2)評議員は、理事長に対し、評議員会の目的である事項及び招集の理由を示し て、評議員会の招集を請求することができる。 (議 長) 第 25 条 (決 評議員会の議長は、当該評議員会において評議員の中から選出する。 議) 第 26 条 評議員会の決議は、決議について特別の利害関係を有する評議員を除く評議員の 過半数が出席し、その過半数をもって行う。 (2)前項の規定にかかわらず、次に掲げる決議は、決議について特別の利害関係 を有する評議員を除く評議員の3分の2以上に当たる多数をもって行わなけれ ばならない。 1.監事の解任 2.評議員に対する報酬等の支給の基準 3.定款の変更 4.基本財産の処分又は除外の承認 5.その他法令で定められた事項 (3)理事又は監事を選任する議案を決議するに際しては各候補者ごとに第1項の 決議を行わなければならない。理事又は監事の候補者の合計数が第 31 条第1項 に定める定数を上回る場合には過半数の賛成を得た候補者の中から得票数の多 い順に定数の枠に達するまでの者を選任することとする。 (決議の省略) 第 27 条 理事が評議員会の目的である事項について提案した場合において、当該提案につ き評議員(当該事項について議決に加わることができる者に限る)の全員が書面 又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の評 議員会の決議があったものとみなす。 (報告の省略) 第 28 条 理事が評議員の全員に対し評議員会に報告すべき事項を通知した場合において、 当該事項を評議員会に報告することを要しないことにつき、評議員の全員が書面又 は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該事項の評議員会への報告が あったものとみなす。 (議事録) 第 29 条 評議員会の議事については、法令の定めるところにより、議事録を作成する。 (2)出席した評議員及び理事は、前項の議事録に記名押印する。 (評議員会運営規則) 第 30 条 評議員会の運営に関する必要な事項は、法令又はこの定款に定めるもののほ か、評議員会において定める評議員会運営規則によるものとする。 第6章 役員 (役員の設置) 第 31 条 この法人には次の役員を置く。 1.理事3名以上10名以内 2.監事3名以内 (2)理事のうち1人を理事長とし、1人を常務理事とする。 (3)前項の理事長をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律上の代表 理事とし、常務理事をもって同法第91条第1項第2号の業務執行理事とする。 (役員の選任) 第 32 条 理事及び監事は、評議員会の決議により選任し、理事長及び常務理事は理事の 中から理事会の決議により選定する。 (2)監事は、当法人又はその子法人の理事又は使用人を兼ねることができない。 (3)理事のうち、理事のいずれか1名と、その配偶者又は3親等内の親族その他特 別の関係にある理事の合計数は、理事の総数の3分の1を超えてはならない。監事 についても同様とする。 (4)他の同一の団体の理事又は使用人である者、その他これに準ずる相互に密接な 関係にある理事の合計数は、理事の総数の3分の1を超えてはならない。監事につ いても同様とする。 (理事の職務及び権限) 第 33 条 理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより職務を執行す る。 (2)理事長は、法令及びこの定款で定めるところによりこの法人を代表し、その 業務を執行する。常務理事は、理事会において定める職務権限規定により、この 法人の業務を分担執行する。 (3)理事長及び常務理事は、毎事業年度に4ヶ月を超える間隔で2回以上、自己 の職務の執行の状況を理事会に報告しなければならない。 (監事の職務及び権限) 第 34 条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告を作 成する。 (2)監事は、いつでも理事及び使用人に対して事業の報告を求め、この法人の業務 及び財産の状況の調査をすることができる。 (3)監事は、理事会に出席し、必要があると認めるときは、意見を述べなければ ならない。 (4)監事は、理事が不正の行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると認 めるとき、又は法令若しくは定款に違反する事実若しくは著しく不当な事実があ ると認めるときは、遅滞なく、その旨を理事会に報告しなければならない。 (5)監事は、理事が評議員会に提出しようとする議案、書類その他法令で定める ものを調査しなければならない。この場合において、法令若しくは定款に違反し、 又は著しく不当な事項があると認めるときは、その調査の結果を評議員会に報告 しなければならない。 (6)監事は、第4項に規定する場合において、必要があると認めるときは理事長 に対し、理事会の招集を請求することができる。 (7)前項の規定による請求をした日から5日以内に、その請求をした日から2週 間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合は、その 請求をした監事は、理事会を招集することができる。 (8)監事は、理事が当法人の目的の範囲外の行為その他法令若しくは定款に違反 する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為に よって当法人に著しい損害が生じるおそれがあるときは、当該理事に対し、当該 行為をやめることを請求することができる。 (役員の任期) 第 35 条 理事の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定 時評議員会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。 (2)補欠又は増員により選任された理事の任期は、その選任時に在任する理事の 任期の満了すべき時までとする。 (3)監事の任期は、選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関す る定時評議員会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。 (4)任期の満了前に退任した監事の補欠として選任された監事の任期は、退任し た監事の任期の満了する時までとする。 (5)理事又は監事は、第31条1項に定める定数に足りなくなるときは、任期の 満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお理 事又は監事としての権利義務を有する。 (役員の解任) 第 36 条 理事又は監事が、次のいずれかに該当するときは、評議員会の決議によって解任 することができる。 1.職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。 2.心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪えないとき。 (報酬等) 第 37 条 理事及び監事は、無報酬とする。 (2)役員には、その職務を執行するために要する費用を弁償することができる。 (3)前2項に関する必要な事項は、評議員会の議決を経て定める。 (4)第1項に定める支給基準は、公表するものとする。 (競業及び利益相反取引の制限) 第 38 条 理事は、次に掲げる取引をしようとする場合には、理事会において、当該取引に つき重要な事実を開示し、その承認を受けなければならない。 1.自己又は第三者のためにする当該法人の事業の部類に属する取引 2.自己又は第三者のためにする当法人との取引 3.この法人が理事の債務を保証すること、その他理事以外の者との間において 当法人と当該理事との利害が相反する取引 (2)前項各号の取引をした理事は、当該取引後、遅滞なく、当該取引についての重 要な事実を理事会に報告しなければならない。 第7章 (構 成) 第 39 条 (権 理事会 理事会は、すべての理事をもって構成する。 限) 第 40 条 理事会は、次の職務を行う。 1.この法人の業務執行の決定 2.理事の職務の執行の監督 3.理事長及び常務理事の選定及び解職 (2)理事会は、次に掲げる事項その他の重要な業務執行の決定を理事に委任する ことができない。 1.重要な財産の処分及び譲受け 2.多額の借財 3.重要な使用人の選任及び解任 4.従たる事務所その他の重要な組織の設置、変更及び廃止 5.理事の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その 他この法人の業務の適正を確保するために必要なものとして法務省令で定める 体制の整備 (種類及び開催) 第 41 条 理事会は、定時理事会と臨時理事会の2種類とする。 (2)定時理事会は、毎事業年度2回以上開催する。 (3)臨時理事会は、次のいずれかに該当する場合に開催する。 1.理事長が必要と認めたとき。 2.理事長以外の理事から会議の目的である事項を記載した書面をもって、招集 の請求があったとき。 3.前号の請求のあった日から5日以内に、その請求のあった日から2週間以内 の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合に、その請 求をした理事が収集したとき。 4.第34条第6号又は第7号の規定により、監事から招集の請求があったとき、 又は監事が招集するとき。 (招 集) 第 42 条 理事会は、理事長が招集する。 (2)理事長が欠けたとき又は、理事長に事故があるときは、常務理事が理事会を招 集する。 (議 長) 第 43 条 理事会の議長は、理事長がこれに当たる。ただし、理事長が欠けたとき又は、理 事長に事故があるときは、常務理事がこれに当たる。 (決 議) 第 44 条 理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事を除く、理事の過半 数が出席し、その過半数をもって行う。 (決議の省略) 第 45 条 理事が理事会の目的である事項について提案した場合において、その提案につき 議決に加わることのできる理事の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表 示をしたとき(監事がその提案について異議を述べたときを除く)は、当該提案を 可決する旨の理事会の決議があったものとみなす。 (報告の省略) 第 46 条 理事又は監事が理事及び監事の全員に対して理事会に報告すべき事項を通知した ときは、当該事項を理事会に報告することを要しない。 (2)前項の規定は第33条第3項の規定による報告については、適用しない。 (議事録) 第 47 条 理事会の議事については、法令で定めるところにより、議事録を作成する。 (2)出席した理事長及び監事は、前項の議事録に記名押印しなければならない。 (理事会運営規則) 第 48 条 理事会の運営に関する必要な事項は、法令又はこの定款に定めるもののほか、理 事会において定める理事会運営規則によるものとする。 第8章 定款の変更及び解散 (定款の変更) 第 49 条 この定款は、評議員会の決議によって変更することができる。 (2)前項の規定は、この定款の第4条及 び 第 5 条 及 び 第 1 8 条 についても適用 する。 (3)前2項の変更を行ったときは、遅滞なくその旨を行政庁に届け出なければなら ない。 (解 散) 第50条 この法人は、基本財産の滅失によるこの法人の目的である事業の成功の不能その 他法令で定められた事由によって解散する。 (公益認定の取消し等に伴う贈与) 第 51 条 この法人が公益認定の取消しの処分を受けた場合又は合併により法人が消滅する 場合(その権利義務を承継する法人が公益法人であるときを除く。)には、評議員 会の決議を経て、公益目的取得財産残額に相当する額の財産を、当該公益認定の取 消しの日又は当該合併の日から1箇月以内に、公益社団法人及び公益財団法人の認 定等に関する法律第5条第17号に掲げる法人又は国若しくは地方公共団体に贈与 するものとする。 (残余財産の帰属) 第 52 条 この法人が清算をする場合において有する残余財産は、評議員会の決議を経て、 公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第5条第17号に掲げる法 人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。 第9章 事務局 (事務局) 第 53 条 この法人の事務を処理するため事務局を設置する。 (2)事務局には、事務局長及び所要の職員を置く。 (3)事務局長の選任及び解任については、理事会の承認を経なければならない。 (4)前項以外の職員は、理事長が任免する。 (5)事務局の組織及び運営に関し、必要な事項は、理事会の議決を経て別に定め る。 (書類の備置き及び閲覧等) 第 54 条 この法人の主たる事務所には、常に次に掲げる書類を備え置かなければならな い。なお、備え置くべき期間につき法令等に定めがあるものについては、それに準 拠して備え置くものとする。 1.定款 2.理事、監事、評議員及びその他の職員の名簿及び履歴書 3.事業計画書 4.収支予算書 5.貸借対照表 6.正味財産増減計算書 7.財産目録 8.収支計算書 9.事業報告書 10.監査報告書 11.理事会及び評議員会の議事録 12.公益認定法第5条第13号に規定する報酬等の支給の基準を記載した書類 13.その他必要な書類及び帳簿 (2)前 項 各 号 の 書 類 の 閲 覧 等 に つ い て は 、 理 事 会 の 議 決 を 経 て 、 別 に定める情報公開に関する規則等によるものとする。 第10章 (委 補 則 任) 第 55 条 この定款に定めるもののほか、当法人の運営に関する必要な各種規則の制定、変 更及び廃止等の事項は、理事会の決議を経て定める。 附 則 1.この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及 び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する 法律第106条第1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。 2. 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法 人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106 条第1項に定める特例民法法人の解散の登記と公益財団法人の設立の登記を行 ったときは、第16条の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の 末日とし、設立登記の日を事業年度の開始日とする。 3.この法人の最初の代表理事は原俊夫、常務理事は柳谷圭政とする。 4.この法人の最初の評議員は、次に掲げる者とする。 原 本 田 秦 直 道 親 彦 郷 次 郎 F. ロイ・ロックハイマー 別表第1 大 林 剛 郎 佐 藤 陽一郎 基本財産(公益目的事業を行うために不可欠な特定の財産以外のもの) 財産種別 場所・物量等 基本財産 1.美 術 品 絵画205点、彫刻44点、工芸23点、書蹟9点、 版画169点、写真105点、映像22点、ビデオテープ 51点、その他(インスタレーション等)71点 平成22年3月31日以前取得 2.定期預金 三菱東京 UFJ 銀行京橋支店 定期預金 3.特定資産 三菱東京 UFJ 銀行京橋支店 普通預金 別表第2 公益目的事業を行うために不可欠な特定の財産 財産種別 場所・物量等 特定の財産 1.美 術 品 絵画52点、彫刻6点、工芸1点、書蹟1点、その他3点 平成22年3月31日以前取得 役 員 名 簿 平成 27 年 3 月 31 日現在 評議員 氏 大 佐 名 林 藤 秦 原 本 田 剛 陽 一 郷 次 郎 非常勤 郎 非常勤 郎 非常勤 直 道 常 勤 親 彦 非常勤 ロイ・ロックハイマー 常勤・非常勤 役職 常勤・非常勤 役職 非常勤 理事 氏 原 名 俊 夫 常 勤 理事長、原美術館館長、ハラミュージアムアーク館長 勤 常務理事 柳 谷 圭 政 常 江 頭 啓 輔 非常勤 國 生 肇 非常勤 坂 本 正 非常勤 安 田 信 非常勤 監事 氏 貞 野 嶋 國 名 常勤・非常勤 鎭 非常勤 愼 一 郎 非常勤 役職 平成 26 年度事業状況報告書 平 成 26 年 4 月 1 日 か ら 平 成 27 年 3 月 31 日 ま で 公益財団法人アルカンシエール美術財団 理 事 長 原 俊 夫 平成26年度事業報告 Ⅰ.事業事項 平成 26 年度原美術館・ハラミュージアム アーク事業概況 平成 26 年度の原美術館は開館日数 263 日、入館者総数は 51,642 名であった。うち、イベ ント参加者 3,527 名。 当該年度は「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展、「アート・スコープ 2012-2014-旅の 後もしくは痕」展、「蜷川実花:Self-image」展以上 3 本の企画展と「原美術館開館 35 周年 記念コレクション展」を開催した。 新進気鋭のフランス人作家、ニコラ ビュフの美術館における初個展となった本展で作家は ヨーロッパの古典と和製ゲームの世界観に類似性を見出し、夢と愛、闘いと勝利、死と再生 という普遍的なテーマのもとに美術館全体をファンタジーの世界に変えた。キッズプログラ ムも好評を博し幅広い客層の共感を得た。続く「アート スコープ」展は、ダイムラー ファ ウンデーション ジャパンとの提携で定期的に開催する展覧会の第5弾である。ドイツからリ タ ヘンゼンとベネディクト パーテンハイマーを日本に招聘、日本から今村遼佑と大野智史 をベルリンに派遣し、その経験を踏まえて制作した新作を発表した。とりわけドイツからの 作家は東日本大震災の翌年に滞日したこともあり、アーティストによる震災への静かなメッ セージも提示され興味深い展観となった。次に、原美術館の 35 周年を記念したコレクション 展を開催。日本で花開いた現代美術の諸相と、当館の活動の軌跡を所蔵作品で振り返った。 会期中の 12 月 8 日には 35 周年記念レセプションを開催。予定していたトゥオンブリー展が 延期となり、コレクション展を開催したため、年間の入館者数や収支予算に大きな差額をも たらしたが、節目の年に当館の収蔵作品や活動のハイライトを紹介する好機となった。1 月 後半からは、国際的に活躍する写真家・蜷川実花による個展を開催。独自のスタイルを貫き つつ挑戦を続ける表現者として、常に注目を集めている蜷川が、原点回帰を意識し、 「生身に 近い、何も武装していない」と作家自身が語る特別な写真群で展示を構成、蜷川実花作品の 新たな魅力を伝える展覧会となった。同展は 5 月 10 日まで引き続き開催し、蜷川を支持する 女性を中心に多くの観客を集めた。一方で、蜷川展に関しては助成、協賛をほとんど集める ことができなかった。蜷川は企業からの関心が高いが故に、商業目的の見返りを期待する申 し出が大半であったため公益事業の支援に結びつかなかったための結果であるが、今後の反 省点としたい。 平成 26 年度、原美術館は、普及事業として 15 件のイベントを催した。春をつげる企画復 活祭イベントを今年度もピエール・エルメ・パリと共催。他には展覧会関連事業に加え、各 地で行われている展覧会やアーティストスタジオを訪ねるツアーも企画し、ヨコハマトリエ 1 ンナーレ 2014 などを案内、メンバーを中心とした愛好家の参加を得て好評を博した。 中庭を利用した音楽イベントも多くの聴衆を集めた。 平成 26 年度、ハラミュージアムアークは開館日数 265 日、入館者総数は 19,535 名であっ た。うち、イベント参加者 371 名。 当該年度、現代美術棟においては「JOY! 魂のよろこび―原美術館コレクション展」展、 「た ひ きょう くさんがいっぱい―原美術館コレクション」展とギャラリーA で「トイザウルスの秘 境 藤 浩志」展、「原美術館開館 35 周年記念コレクション展 海外交流の軌跡」展を開催、また冬 季恒例の協力事業として、伊香保グリーン牧場が毎年実施している「グリーン牧場の想い出 絵画コンクール」の入選作品展示を行った。その後約 2 ヶ月の冬季休館の後に「<景>をめ ぐる物語―原美術館コレクション展」で平成 27 年の活動を始動した。觀海庵においては「狩 野派の障壁画―原六郎コレクション 前・後期」展、 「古/今 書院でみる現代美術 原美術館 けいしょうかしゅん コレクション」展、 「かたる・えがく 前・後期」展、 「霊力・仙力・想像力」展、 「寿 祥 佳春」 展を、冬季休館をはさんで「障壁画の空間―永徳と狩野派の絵師たち 前期」展を開催した。 現代美術棟の1期は、「JOY」をキーワードにクリスト&ジャンヌ=クロードによる作品群 をはじめ「魂の喜び」を制作のモチベーションとする作品群で構成。また草間彌生と束芋に よる空間を活かしたインスタレーション作品を通年展示した。2期は、夏休みに美術館を訪 れる家族連れを意識したコレクション展に加えて、対話を通して新しい関係性を築く表現で 知られる美術作家、藤浩志を招いて夏の特別展示を同時開催、全国の子ども達から集められ た、数十万個の鮮やかなプラスチックのおもちゃと美術館周辺の小枝を組み合わせて「榛名 山麓の美術館に突如出現した」おもちゃの恐竜<トイザウルス>を展示した。藤の代名詞で ある「かえっこバザール」を開催し、多くの子供たちがかえっこに参加した。3 期は、原美 術館開館 35 周年記念展と連動し、日本の潮流を主眼とした東京に対しアークにおいては「海 外交流の軌跡」と題し、ヨーロッパ、北中南米、アジア、オセアニア、アフリカの作家たち による表現を紹介した。平成 27 年 3 月半ばからは、自然の風景や、人々の心象風景、日常生 活を彩る室内の情景など「景」にまつわる作品を紹介している。 觀海庵において、春には、狩野派が描いた三井寺旧日光院客殿障壁画群をほぼかつての配 置通りに並べる試みを実施、奥ノ間を飾った「蘭亭図」、下ノ間を飾った「虎図」と「花鳥図」 を二期に分けて紹介した。続いて、 觀海庵における現代美術展示の第 2 弾として「書院で POP」 をテーマにポップアートを中心に構成した。夏には、目に見えるかたちで表わされた「もの がたり」に焦点をあてた企画を、秋には、雨を呼ぶ霊力があるとされる龍や人間の求めに応 じて姿を変える観音など想像上の存在の絵画における現われを紹介、新春を迎える時節には、 おめでたい意匠が描かれた絵画や工芸を展示した。27 年春からは三井寺旧日光院客殿障壁画 より狩野永徳の「虎図」を中心に、狩野派の絵画を展覧した。 普及事業として 6 件のイベントを催した。春には「探幽 3 兄弟展-狩野探幽・尚信・安信 -」展開催中の群馬県立近代美術館と広報等提携した他に、両館をまわるバスツアーを企画。 夏は、地元の株式会社ナカダイとの共催で産業廃棄物を素材としてオブジェをつくるワーク 2 ショップ「ナカダイ伊香保工場 モノ:ファクトリー ⅹ ハラ ミュージアム アーク」第 3 弾 を開催。藤と中台氏との対談も実施した。さらに、被爆柿の木 2 世の苗木を、平和への祈り を込め世界各地に植樹するプロジェクトの 20 周年を記念し、本プロジェクトを主宰する宮島 達男参加のもと、群馬在住のアーティスト中島佑太によるワークショップを行った。 マスコミの取材による掲載件数は、 原美術館は 525 件(和文媒体 465 件、外国語媒体 60 件)。 一般的に紙媒体から web 媒体へ移行しているため、掲載件数は減少傾向ではあるが、とりわ け蜷川展の露出が多かったため今期も一定数の掲載が果たせた。開館 35 周年をきっかけとし て「八木亜希子のおしゃべりミュージアム」(BS フジ)でハラ ミュージアム アークと合わ せて 1 時間枠で紹介されたほか、当館活動を総括する記事や館長インタビューも目立った。 ハラミュージアムアークに関する掲載件数は 361 件であった。館運営や普及活動の充実を図 るため新体制を組んだアークにおいては、話題となるイベントを企画してマスコミへアプロ ーチしたほか、近隣施設との提携、旅行代理店が組む企画へ参加するなど多角的な広報活動 を試み、功を奏している。こうした努力の結果、減少を続けていたアークの年間入場者数は 昨年度比で 1 割増しに転じている。両館ともに、中国語を母国語とする来館者が増加傾向に ある。企画内容に応じて配布物等で対応に努めている。 原美術館において、株式会社アーテックが当財団に委託され営業しているショップの年間 利用客数は 12,100 名で対総入館者比 23.4%、カフェダールは、年間利用客数が 28,280 名で 対総入館者比 54.8%。ハラミュージアムアークにおいて、株式会社アーテックが当財団に委 託され営業しているショップの年間利用客数は 3,035 名で対総入館者比 15.5%、カフェダー ルは、年間利用客数が 5,261 名で対総入館者比 26.9%であった。 A.学芸事項 今期において次の通り展覧会を開催した。 【1】 原美術館 入館者数 51,128名 (平成25 年度入館者数 57,966名) (1)ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢 入館者数:16,114 名 会期:2014 年 4 月 19 日(土)- 6 月 29 日(日) 主催:原美術館 会場:原美術館 後援:フランス大使館 助成:フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本/アンスティチュ・フランセパリ 本部、フランス国立映画・映像センター、フランス国立グラフィック・アート造形 3 芸術財団、笹川日仏財団 特別協賛:エルメスジャポン株式会社 協賛:ソシエテ ジェネラル、ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社、LM3LABS 協力:山本現代 展覧会内容: 2012 年にパリ シャトレ座で上演されたオペラ「オルランド」のアートディレクションで 高い評価を得た新進気鋭のフランス人作家、ニコラ ビュフの美術館における初個展を開催し た。パリ生まれ東京在住のビュフは、ルネッサンスやバロックなどのヨーロッパの伝統文化 と、子どもの頃から夢中になった日本やアメリカのマンガやアニメ、ビデオゲームなどのサ ブカルチャー、すなわち西洋と東洋、伝統と現代を融合した、壮麗で軽やかな作品に取り組 んでいる。その制作は美術のみならず、舞台、ファッションなど多くの分野から注目を集め ている。 本展において、ビュフは、ヨーロッパの古典と和製ロールプレイングゲームの世界観に類 似性を見出し、展覧会を構成。主人公である少年ポリフィーロの冒険を通し、夢と愛、闘い と勝利、死と再生という普遍的なテーマが提示された。壁画や立体作品を組み合わせた大型 インスタレーションに、さらに AR(Augmented Reality、拡張現実)の技術を用いて鑑賞者が 仮想空間で甲冑をまとうことのできるインタラクティブなマルチメディアインスタレーショ ン、屋外の大型インスタレーションなど、美術館全体をファンタジーの世界に変える異色の 試みとなった。 (2)「アート・スコープ 2012-2014」-旅の後もしくは痕 入館者数:9,508 名 会期:2014 年 7 月 12 日(土)- 10 月 13 日(月・祝) 会場:原美術館 主催:原美術館、ダイムラー・ファウンデーション ジャパン 後援:ドイツ連邦共和国大使館 協賛:メルセデス・ベンツ日本株式会社、メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社、 三菱ふそうトラック・バス株式会社 企画協力/レジデンス・プログラム:NPO 法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイ ト] 出品作家:リタ・ヘンゼン、ベネディクト・パーテンハイマー、今村遼佑、大野智史 展覧会内容: ダイムラー・ファウンデーション ジャパンの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」と 4 の提携は 2003 年に始まり、その成果としての企画展は今回で5本目となる。「アート・スコ ープ」の趣旨は、日本とドイツの間で互いに現代美術のアーティストを派遣・招聘し、それ ぞれ異文化での生活体験を新しい制作への刺激にしてもらおうというものである。 「アート・ スコープ 2012-2014」では、2012 年にドイツからリタ・ヘンゼンとベネディクト・パーテン ハイマーを招聘する一方、2013 年に日本から今村遼佑と大野智史を派遣した。この4名が、 それぞれの滞在プログラム(アーティスト・イン・レジデンス)を終えたのち、その経験を踏ま えて本展のために制作した新作を発表した。 結果的に、ドイツのアーティスト 2 名は、写真などを通してかなりストレートに滞日経験 を作品化したのに対して、日本のアーティスト 2 名は、作品の第一印象としては一見そうで はないという好対照を見せるとことになった。とりわけ、ベネディクト・パーテンハイマー の作品は、東日本大震災の翌年に滞日したこともあり、アーティストによる震災への静かな メッセージとして興味深いものがあった。いずれにしても、各自が、自分自身の発想と方法 論の延長で異国経験を内在化し、当館の空間に適した作品を発表したと言え、4者4様のバ ラエティに富んだ展示の内容は好評であった。 (3)原美術館開館 35 周年記念コレクション展 入館者数 7,547 名 会期:2014 年 10 月 25 日(土)-2015 年 1 月 12 日(月) 主催:原美術館 出品作家:荒木経惟、安藤正子、内倉ひとみ、榎倉康二、加藤泉、草間彌生、工藤哲己、操 上和美、佐伯洋江、坂田栄一郎、菅木志雄、杉本博司、田端浩一、ナム ジュン パイク、名 和晃平、野口里佳、宮脇愛子、藤本由紀夫、やなぎみわ、横尾忠則、吉田克郎、米田知子, 李 禹煥 展覧会内容: 1979 年に現代美術専門館の草分けとして開館した原美術館の 35 周年を記念し、日本で花 開いた現代美術の諸相と、原美術館の 35 年にわたる活動の軌跡を当館の所蔵作品で振り返る コレクション展を開催。G1 では人間の存在や諸相を表現した作品を、G2 では李禹煥ほか 1960 年代後半より起こった「もの派」の作家を中心に自我、作為を抑えた表現を紹介。また1階 廊下、階段、2 階の 3 室では当館にて個展を開催した作家の作品を展示した。会期中の 12 月 8 日には財団役員やメンバーなど当館をご支援くださる皆さまを招待し 35 周年記念レセプシ ョンを開催した。 (4)「蜷川実花:Self-image」 5 入館者数: 17,959 名 (3/31 現在) 会期:2015 年 1 月 24 日(土) - 5 月 10 日(日) 主催:原美術館 協賛:株式会社ルミネ、ドイツ銀行グループ、ガトーフェスタ ハラダ 企画協力:小山登美夫ギャラリー、有限会社ラッキースター 協力:ペリエ ジュエ、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、東京リスマチック 株式会社、王子エフテックス株式会社、図書印刷株式会社、渋谷慶一郎、evala、ZUMI 機材協力:sonihouse 展覧会内容: 国際的に活躍する写真家・蜷川実花による個展を開催した(5月10日まで引き続き展示)。 極彩色の鮮烈な写真で知られる蜷川実花は、近年、映画やミュージックビデオなどの映像作 品や、ファッションデザイナーとのコラボレーションなどへも活動の幅を広げ、独自のスタ イルを貫きつつ挑戦を続ける表現者として、常に注目を集めている。 「蜷川カラー」と呼ばれ るその色とともにアイドルやモデル、花々の輝きを捉えた作品がポジティヴで開放的と評さ れる一方で、華やかさや幸福感と隣り合わせにある歪みや澱み、衰退の影や死の気配をも捉 え続けてきた。 本展では、そのような闇や影の部分に目を向け新境地を開いたシリーズ『noir』 (2010年‐) と川面に散る桜を一心不乱に収めた『PLANT A TREE』(2011年)、そして初期から断続的に 撮影してきたモノクロームのセルフポートレイトを中心に展観。 「生身に近い、何も武装して いない」と作家自身が語る特別な写真群(=Self-image)を紹介し、蜷川実花作品の新たな魅 力を伝える展覧会となった。 【2】ハラ ミュージアム アーク 入館者数 19,535 名 ※1 ギャラリーA・B・Cの入館者数をカウント。觀海庵の入館者数は含まない。 (平成 25 年度入館者総数 17,808 名) 《ギャラリーA・B・C》 (1)JOY! 入館者数 魂のよろこび―原美術館コレクション展 4,343 名(4/1-6/29) (会期全体 5,321 名) 会期:2014 年 3 月 15 日(土)-6 月 29 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 6 クリスト&ジャンヌ=クロードによる作品群(10 点)をはじめ、ポップアートの寵児と呼 ばれ大量生産のアイコンをアートに持ち込んだアンディ ウォーホルのシルクスクリーンや 写真作品、草間彌生、束芋による空間を活かしたインスタレーション作品など、54 点のコレ クションにより構成。クリストが「何よりも大事」と語る【JOY】をキーワードに展観した。 出品作家: クリスト&ジャンヌ=クロード / アンディ ウォーホル / ジョナサン ボロフスキー / 草間 彌生 / 束芋 / 横尾忠則など ひ きょう (2)トイザウルスの秘 境 入館者数 藤 浩志 7,968 名 会期:2014 年 7 月 5 日(土)-10 月 5 日(日) 主催:原美術館 会場:ギャラリーA 展覧会内容: 美術作家・藤 浩志は、人と人が対話し、それぞれが自主的に新しい関係を築くためのプラ ットホームづくりをするユニークな表現活動で知られている。 今回はギャラリーA を会場として、美術館周辺を彩る木々の小枝と全国各地の子ども達から 集められた、数十万個の鮮やかなプラスチックのおもちゃで埋め尽くした。 そこから生まれたおもちゃの恐竜<トイザウルス>。 「榛名山麓の美術館に突如出現した、彼 らが暮らす秘境とは…」をキャッチコピーとしたこの空間は、藤の代名詞ともなっている「か えっこバザール」の会場としての機能も果たした。 (3)たくさんがいっぱい―原美術館コレクション 入館者数 7,968 名 会期:2014 年 7 月 5 日(土)-10 月 5 日(日) 主催:原美術館 会場:ギャラリーB・C 展覧会内容: ひ きょう 「トイザウルスの秘 境 藤 浩志」展との同時開催。 大きいがいっぱい、小さいがいっぱい、形がいっぱい、色がいっぱい、光がいっぱい、闇が いっぱい、動物がいっぱい、人がいっぱい・・・扉の向こうにはどんな出会いが待っている 7 のかな!? 夏休みに美術館にやってくる家族連れを対象とし、世界の第一線で活躍中のアーティストに よる多彩な表現に触れ、幅広いモノの見方や創造の秘密を覗いてみる機会とした。 出品作家: 大野智史 / 草間彌生 / 束芋 / スラシ クソンウォン / ジェイソン テラオカ (4)原美術館開館 35 周年記念コレクション展 入館者数 など 海外交流の軌跡 5,045 名 会期:2014 年 10 月 11 日(土)-2015 年 1 月 4 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 原美術館が開館 35 周年を迎えることを記念し、東京と群馬の両館でコレクション展を同時 開催した。ハラ ミュージアム アークにおいては「海外交流の軌跡」と題し、ヨーロッパ、 北中南米、アジア、オセアニア、アフリカと、世界のアートシーンの第一線で活躍中の作家 たちによる表現の数々を、当館設立の年、1988 年以降に制作された作品を中心に紹介した。 出品作家: トレイシー エミン / ヤン ファーブル / アンゼルム キーファー / シグマー ポルケ / ピピ ロッティ リスト / ヴィルヘルム サスナル / ブルース ナウマン / ミカリーン トーマス / アドリアナ ヴァレジョン / トミエ オオタケ / エルネスト ネト / トレイシー モファット / ウィリアム ケントリッジ / ジャン ホアン / スラシ クソンウォン / 草間彌生 / 束芋 な ど (5)第 15 回グリーン牧場の想い出絵画コンクール展 入館者数 849 名 会期:2015 年 1 月 10 日(土)-1 月 25 日(日)※この期間の土日祝日のみ開催 主催:伊香保グリーン牧場 会場:ハラ ミュージアム アーク ギャラリーC 企画協力:ハラ ミュージアム アーク 後援:上毛新聞社 冬季恒例の協力事業として、伊香保グリーン牧場が毎年実施している「グリーン牧場の想 8 い出絵画コンクール」の入選作品展示を行った。遠足で牧場に訪れた県内外の小学一年~六 年生の児童が描いた伸びやかで楽しい絵画、約 360 点を展示した。 (6)<景>をめぐる物語―原美術館コレクション展 入館者数 1,330 名(3/31 現在) 会期:2015 年 3 月 14 日(土)-7 月 5 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 原美術館の現代美術コレクションより<景>をキーワードに作品を選出し、世界の第一線 で活躍するアーティストが表現した自然の風景や、人々の心のなかの心象風景、日常生活を 彩る室内の情景、舞台の一場面などを紹介。それぞれの作品との対話の中から、新しい物語 を紡ぎながら鑑賞できる展示構成とした。 出品作家: アンディ ウォーホル / ジャスパー ジョーンズ / ロイ リキテンシュタイン/ クレス オル デンバーグ / ジェームス ローゼンクイスト / トム ウェッセルマン / 大野智史 / 草間彌 生 / 束芋 / 増田佳江 など 《觀海庵》 (1)狩野派の障壁画―原六郎コレクション 入館者数 4,188 名(4/1-5/28) (会期全体 5,166 名) 会期:【前期】 2014 年 3 月 15 日(土)-4 月 23 日(水) 【後期】 2014 年 4 月 25 日(金)-5 月 28 日(水) 主催:原美術館 展覧会内容: 狩野派が描いた三井寺旧日光院客殿障壁画群のうち、奥ノ間を飾った「蘭亭図」、下ノ間を 飾った「虎図」と「花鳥図」を二期に分けて紹介した。 掛け軸をほぼかつての配置通りに並べ、一部屋を再現するような展示を行った。本来の鑑賞 の場に近い書院造を参照した觀海庵で、より臨場感ある鑑賞をお楽しみいただける機会にし た。 出品作家・出品作品: 【前期】狩野派「蘭亭図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) 9 【後期】狩野永徳「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) / 狩野派「花鳥図」(三井寺旧日光院 客殿障壁画) 【全期】青木野枝 / 加藤泉 / 佐伯洋江 / マルタ パン / ロイ リキテンシュタイン など (2)古/今 書院でみる現代美術 原美術館コレクション 入館者数 1,179 名 会期: 2014 年 5 月 30 日(金)-6 月 29 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 昨年開催した「古/今」展の第二弾として、作品の取り合わせを替えて、現代美術作品の みによる構成の展示を試みた。<古>伝統的書院造りを参照した建築空間(設計:磯崎 新)の なかで、<今>現代美術の巨匠と目されるアーティストたちの作品は、どのような表情を見 せるのか。「書院で POP」をテーマに据え、アメリカンポップアートを中心に展観した。 出品作家: トム ウェッセルマン / アンディ ウォーホル / ジャスパー ジョーンズ / ロバート ラウシ ェンバーグ / ロイ リキテンシュタイン / ジェームス ローゼンクイスト / ジム ダイン / 草間彌生 / 名和晃平 など (3)かたる・えがく 入館者数 7,968 名 会期: [前期]2013 年 7 月 5 日(土)-8 月 20 日(水) [後期]2013 年 8 月 22 日(金)-10 月 5 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 描かれた人々の表情や視線をつぶさに追い、作品のなかで心を遊ばせてみようと問いかけ、競 う姿、嘆き悲しむ姿、詠う姿など、多様な線描によって表わされる人々や動物たちの作品をコレ クションから紹介した。さまざまな絵画表現を通じて、目に見えるかたちで表わされた「ものが たり」に耳を傾ける機会とした。 現代美術は、イケムラレイコ 「無題」 、奈良美智「Eve of Destruction」などを取り合わせた。 10 出品作家・出品作品: 【全期】円山応挙「淀川両岸図巻 下図」 など 【前期】筆者不詳 「仏涅槃図」 / 狩野孝信 「黄石公張良図」(狩野派寄合書) / 筆者不詳 「角 力図屏風」 など 【後期】筆者不詳 「武蔵野図屏風 / 狩野探幽 「李白観瀑図」(狩野派寄合書) / 住吉広行 「布 引滝図」 など (4)霊力・仙力・想像力 入館者数 2,650 名 会期:2014 年 10 月 11 日(土)-11 月 19 日(水) 主催:原美術館 展覧会内容: 古くから語り継がれてきた物語や伝説には、ユニークな力を与えられた実在しないキャラ クターが登場する。それらはやがて宗教的な意味、長寿や子孫繁栄といった祈りなど、さま ざまな文化的背景と関係して、美術作品にもあらわされるようになった。 今回は六郎コレクションの絵画を中心に、雨を呼ぶ霊力があるとされる龍、超人的な力をも つ仙人、人間の求めに応じて姿を変える観音などを紹介し、それらに込めた人々の希望と想 像の世界をご堪能いただいた。 出品作家・出品作品: 雪村「列子御風図」/ 狩野探幽「蛤蜊観音図」 / 狩野探幽「龍虎図」/ 沈南蘋「老松白鶴図」 など アンディ ウォーホル 「ペプシ」 1976-86 年 / 崔在銀 「モーツァルトへのオマージュ」 1991 年 / アニッシュ カプーア 「虚空」 1992 年 など けいしょうかしゅん (5)寿 祥 佳春 入館者数 2,395 名 会期:2014 年 11 月 21 日(金)-2015 年 1 月 4 日(日) 主催:原美術館 展覧会内容: 新春を迎える時節にちなみ、おめでたい意匠が描かれた絵画や工芸を展示した。また、干 ひつじ 支の 未 が「美」という漢字の成り立ちに関わることから、美人が描かれた作品も併せて展示 11 し、吉祥のモチーフとの競演もお楽しみいただける構成とした。新しい年を寿ぐ場として觀 海庵のスペースを生かし、演出した。 出品作家・出品作品: 狩野四郎二郎・貞信 「王昭君図」(狩野派寄合書) / 円山応挙 「淀川両岸図巻」 / 司馬江漢 「冨 嶽図」 / 森徹山 「百鶴図屏風」 / 横山大観 「海辺曙色図」 など エドワード キーンホルツ 「ぜいたくな億万長者」 1976/77 年 / ロバート メイプルソープ 「花 #1-#3」 1977-81 年 など (6)障壁画の空間―永徳と狩野派の絵師たち【前期】 入館者数 1,330 名(3/31 現在) 会期:【前期】 2015 年 3 月 14 日(土)-4 月 15 日(水) 主催:原美術館 展覧会内容: 三井寺旧日光院客殿障壁画より狩野永徳の「虎図」を中心に、狩野派が描いた絵画の主題 やメッセージを紹介した。障壁画は、空間を仕切るものであると同時に、何らかの意味をそ の空間内にいる人々に伝える機能をもつ。そして、障壁画を鑑賞することは、描かれたメッ セージを受けとり、その空間を体感することに近いといわれる。さまざまに演出される障壁 画の魅力の一端を、臨場感ある空間でお楽しみいただける機会とした。 出品作家・出品作品: 狩野永徳「虎図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) /狩野派「帰去来・放白鷳図」(三井寺旧日光院 客殿障壁画) / 伝藤原行能「雑筆往来」など 青木野枝 / 高橋淑人 / 名和晃平 / マルタ パン など 【3】刊行物 次の展覧会カタログを刊行した。 (1)ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢 1,000 冊 (2)蜷川実花:Self-image 2,300 冊 B.普及事項 【1】講演会、教育プログラム等 12 本年度は下記の通り、21 件のイベントを開催した。 (1)Pâques (パック )復活祭 2014 あなたのうさぎはどこ? ピエール・エルメ・パリとミルクジャポンとの共催で毎年春に開催する人気のイベント。 参加者は中庭に隠されたイースターエッグやバニー型のショコラを探す欧米の伝統的なゲー ムに参加する他、パティシエによるチョコレート作りのデモンストレーションやショコラの テースティングを楽しみ、開催中の二コラ ビュフ展のギャラリーガイドに参加した。 日時: 2014 年 3 月 30 日(土) 10:00-16:00 参加者数: 60 名(各回限定 20 名、初回は原美術館メンバー限定回) 主催: 原美術館、ピエール・エルメ・パリ、ミルクジャポン 会場: 原美術館ザ・ホールおよび中庭 (2) アーティストトーク 「バロック・アニメ」 ニコラ ビュフの作品世界をめぐって アンスティチュ・フランセ東京において、アーティストトークを開催。ゲストにはミカエ ル リュケン氏(日本美術史研究者) 、伊藤俊治氏(美術史家)、八谷和彦氏(メディアアーテ ィスト)を招き、新進気鋭のフランス人作家ニコラ ビュフの作品世界を語っていただいた。 日時: 4 月 23 日(水) 19:00-20:30 参加者数: 91 名 主催: アンスティチュ・フランセ東京、原美術館 会場: アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ (3) コンサート 及川潤耶:ポリフィーロと音の夢 「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展出品作品『Locus terribilis』のサウンドを手が けた気鋭の若手サウンドアーティスト、及川潤耶による電子音響コンサートを開催した。声 や物音の変容によって生まれる物語性や、空間に超自然現象を呼び起こすかのような神秘的 な力をもつと評される及川のサウンド。ニコラ ビュフの作品とともに観客をもうひとつのポ リフィーロの夢へと誘った。 日時: 5 月 3 日(土) 19:00-20:30 参加者数: 40 名 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール (4) 春のバスツアー 狩野派絵画をめぐる旅 群馬県立美術館とハラ ミュージアム アー ク 群馬の二つの美術館で開催された近世絵画展を訪れるバスツアーを開催した。群馬県立近 代美術館にて江戸絵画史の土台を築いた巨匠・狩野探幽(1602〜1674)と二人の弟の画業に 13 迫る展覧会「探幽3兄弟展-狩野探幽・尚信・安信-」を学芸員のガイドで鑑賞した後、ハ ラ ミュージアム アークの特別展示室 ン」展 觀海庵にて、「狩野派の障壁画 原六郎コレクショ の狩野永徳(1543〜1590)の「虎図」「花鳥図」を鑑賞した。美術館訪問の途中で 榛名神社にも立ち寄り、充実した春の一日を楽しんだ。 日時: 5 月 10 日(土) 7:40-18:30 参加者数: 37 名 主催: 原美術館 (5) 茶話会「狩野派障壁画の魅力」-狩野派絵師の個性にせまる 「狩野派の障壁画―原六郎コレクション」展の関連イベントとして開催。永青文庫の三宅 秀和氏をお招きし、狩野永徳から狩野探幽、尚信、安信の障壁画について、多くの狩野派作 品を実見してきた研究者ならではの切り口でお話いただいた。障壁画の見どころや絵師たち の個性に迫り、さらに、画像比較などを交えて研究の楽しさも伝えながら当館コレクション 『三井寺旧日光院客殿障壁画』について見つめなおす好機となった。 日時: 5 月 24 日(土) 16:00-17:30 参加者数: 14 名 講師: 三宅秀和氏(公益財団法人永青文庫学芸員) 主催: ハラ ミュージアム アーク 会場: カフェダール (6) メンバーズイベント ①アーティスト&学芸員による二コラ ビュフ展メンバーズガイド ②Art in Town: 二コラ ビュフと廻る2つの二コラビュフ展 展覧会「二コラ ビュフ:ポリフィーロの夢」関連メンバーズイベントとして、担当学芸員 が作家にインタビューしながら作品を解説するメンバーズガイドと、都内で開催中の二つの ビュフ展(原美術館、山本現代ギャラリー)をまわるツアーを開催した。ルネッサンスやバ ロックなどのヨーロッパの伝統文化の影響や、子供の頃夢中だった日本やアメリカのアニメ や映画、ビデオゲームなどのサブカルチャー的要素を取りいれたユニークな作風に興味を持 つメンバーからは多くの質問が寄せられた。 日時: ①5 月 25 日(日) 17:00-18:00 参加者数: ①17 名 ②6 月 14 日(土) 13:30-16:00 ②10 名 主催: 原美術館 (7) ニコラの「Kids’ Art Room(キッズ アートルーム)」 「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展の子供向けの企画として、週末限定で「ニコラの Kids’ Art Room」を開催した。会場には作家が子どもたちのために作ったオリジナルの大き 14 なすごろくや本イベントのために描きおろした紙芝居、ドローイングを展示。夢、冒険、愛 がテーマのニコラ ビュフの世界で子供達は楽しいひと時を過ごした。会期中に開催した特別 イベントは以下の通り: 6 月 7 日(土)11:00~ キックオフパーティ(参加者数: 20 組弱) 6 月 14 日(土)11:00~ サッシャによる紙芝居読み聞かせ(参加者数:20 組弱) 6 月 21 日(土)11:00~ ダブルフェイマスによる音楽紙芝居(参加者数:20 組弱) 6 月 28 日(土)11:00~ ニコラによるマント作りワークショップ(参加者数:15 組弱) キッズアートルーム開催日時: 6 月 8 日(日)、6 月 15 日(日)、6 月 22 日(日)、6 月 29 日(日) 11:00-17:00 6 月 14 日(土)、6 月 21 日(土)、6 月 28 日(土) 13:00-17:00 参加者数: 3,106 名(大人 2,532 名、子供 583 名)*延べ人数 主催: 原美術館、ミルクジャポン、ビー・エム・ダブリュー株式会社 会場: 原美術館 ザ・ホール (8) 「アート・スコープ 2012-2014」 アーティストトーク ダイムラー・ファウンデーション ジャパンとの提携により実現してきた国際交流プログラ ム「アート・スコープ」。今年で 5 回目の開催となる展覧会『「アート・スコープ 2012-2014」 ─旅の後(あと)もしくは痕(あと) 』を記念して、出品作家、キュレーターによるトークイ ベントを開催した。 日時: 7 月 12 日(土) 14:30–16:30 参加者数: 21 名 出演: 今村遼佑、大野智史、リタ・ヘンゼン、ベネディクト・パーテンハイマー、安田篤生(原 美術館副館長) 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール 企画協力: NPO 法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT] (9) Art in Town: 東京オペラシティーアートギャラリー 「アート・スコープ2012-2014」―旅の後(あと)もしくは痕(あと)」展出品作家 大野智史 が参加する東京オペラシティーアートギャラリーのグループ展をメンバーと共に訪れるアウ ティングを実施した。大野氏ほか作家3名が出演したアーティストトークの後、大野氏が原美 術館メンバーのため特別にギャラリーガイドを行い、自身の活動について解説した。 日時: 7 月 26 日(土) 13:45-17:00 参加者数: 13 名 主催: 原美術館 15 (10) 夏の体験教室: アートうちわをつくろう! 夏の風物詩うちわを制作する毎年恒例となったワークショップ。 スタッフ指導のもと、和紙を折って7色の染料を自由に組み合わせて染め上げ、乾燥させて 竹製の骨に貼りつけ、形を整え、うちわが完成。参加者は、文様や色合わせなど思い思いに 工夫を凝らし、お気に入りのうちわ作りを楽しんだ。 日時: 8 月 2 日(土)、3 日(日)、9 日(土)、10 日(日) 10:30- /13:00- /15:00参加者数: 61 名 主催: ハラ ミュージアム アーク 会場: ハラ ミュージアム アーク 回廊 (11) スタジオビジット: 大野智史 「アート・スコープ 2012-2014」―旅の後(あと)もしくは痕(あと)」展出品作家である大 野智史の山梨県富士吉田市のスタジオを訪れるツアーを実施した。当日は大野氏のガイドの もと、氏のオープンスタジオを訪ねるほか、アーティスト達が運営するアートスペースにて 開催された「ユートピア展」や「富士吉田芸術倉びらき 2014」の会場を巡った。通常は非公 開のスタジオを訪れ作家達と交流する貴重な体験となった。 日時: 8 月 9 日(土) 10:00-14:00(下吉田駅改札集合) 参加者数: 7 名 主催: 原美術館 (12) ナカダイ伊香保工場 モノ:ファクトリー×ハラ ミュージアム アーク 産廃のリユースを推進する群馬の企業、 (株)ナカダイとの共催事業で 3 回目を迎えるサマ ープログラム。昨今、パソコンの「2014 年問題」による買い替え騒動が記憶に残るところで あるが、時代と共に変遷する産廃事情に触れながら、工作・解体などの体験を通じて、モノ の成り立ちと創造性をじっくりと探るワークショップとなった。工作プログラムは新規に 3 種を加え11 種用意。同時にパソコンの解体ワークショップも実施。産廃品を直接購入でき るマテリアルショップも併設した。 日時: 8 月 13 日(水)~17 日(日) 10:00 -15:00 参加者数: 178 名(見学者数 約 520 名) 主催: 株式会社ナカダイ、ハラ ミュージアム アーク 会場: ハラ ミュージアム アーク 回廊 (13) トークイベント 藤浩志×中台澄之 現代美術ギャラリーAにて「トイザウルスの秘境」を展開する藤浩志(美術作家、十和田市 現代美術館館長)と、産廃のリマーケティングビジネスを考案し、モノ:ファクトリーを創設 した中台澄之(株式会社ナカダイ常務取締役)が、素材との向き合い方や廃材とアートの可能 16 性について語り合った。 日時: 8 月 17 日(日) 17:00 -18:30 参加者数: 20 名 対談者: 藤浩志、中台澄之 聞き手: 青野和子(ハラ ミュージアム アーク副館長) 主催: ハラ ミュージアム アーク 会場: ハラ ミュージアム アーク ギャラリーA (14) Art in Town ①横浜トリエンナーレ ②Landmark Project V and 加地別邸 都内で開催される展覧会をメンバーと見学するシリーズ企画「アートインタウン」。8 月は 作家森村泰昌がアーティスティックディレクターを務めたヨコハマトリエンナーレ 2014 を 見学。ヨコハマ創造都市センターの青山悟の公開制作や BankART Studio NYK の展示まで足を 延ばした。10 月に実施した「Art in Town Landmark Project V and 加地別邸」では、フラ ンク ロイド ライトの日本における一番弟子、遠藤新が 1928 年に設計し、これまで公開され ることのなかった葉山の「加地別邸」を見学した後、前回のヨコハマトリエンナーレツアー の最後に訪れた BankART Studio NYK からスタートして横浜の歴史的建造物をめぐるウォーキ ングツアーを楽しんだ。 日時: ①8 月 23 日(土) 10:00-18:00 参加者数: ①11 名 ②10 月 19 日(日) 10:30-17:00 ②7 名 主催: 原美術館 (15) 鈴木昭男/恩田晃 デュオ・パフォーマンス 日本を代表するサウンド・アートの先駆者、鈴木昭男とニューヨークを拠点に世界中で活 躍する恩田晃が、原美術館で一夜限りのパフォーマンスを行った。オリジナル楽器「アナラ ポス」や、フィールド・レコーディングを行なったカセットテープなど、それぞれ特殊な楽 器を用いて演奏を行い、聴衆を魅了した。 日時: 9 月 20 日(土) 17:30-20:00 参加者数: 91 名 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール (16) 本田祐也 ポートレートコンサート 作曲家そして希代のプレーヤー本田祐也(1977-2004)没後 10 年となる年に、発起人渡邉理 恵氏をはじめ、国内外で活躍する演奏家が集結し、残された楽譜に再び熱い息を吹き込む一 日限りのコンサートを開催。改めて彼の楽曲の魅力が披露された。 日時: 11 月 29 日(土) ①14:30 開演 ②18:30 開演 17 参加者数: ①57 名 ②65 名 出演: 多久潤一朗(フルート)、 井上梨江(クラリネット)、大石将紀/鈴木広志/江川 良子(サクソフォン)、橋本晋哉(チューバ)、飯野明日香/大須賀かおり(ピアノ)、渡邉 理恵(パーカッション) 、dj sniff(エレクトロニック・ターンテーブル) 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール (17) Art in Town: The Mirror ギャラリーツアー 老朽化のため取り壊しがきまった銀座の名古屋商工会館。84 年の歴史に幕を閉じるランド マーク的建物にて行われた展覧会「The Mirror」をメンバーと共に見学した。当日は総合デ ィレクター清水敏男氏に特別ガイドを依頼し、開催までの経緯や苦労話を聞く好機を得た。 日時: 11 月 1 日(土) 13:00-15:00 参加者数: 21 名 主催: 原美術館 会場: 名古屋商工会館 協力: TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE (18) 「時の蘇生・柿の木プロジェクト」20 周年記念ワークショップ「かきまわす」 現代美術家 宮島達男氏が実行委員長を務める、被爆柿の木 2 世の苗木を、平和への祈りを 込め世界各地に植樹するプロジェクトの 20 周年を記念し、群馬在住のアーティスト中島佑太 氏によるワークショップを行った。アークに植樹された 2 世柿の木の周りを、参加者全員が 影を表す真黒な服装になり、柿炭から作った墨汁で柿の実を描きつつ、 (戦後 69 年にちなみ) 69 秒間周り、その様子を長時間露光で撮影した。参加者にはプリントした写真がプレゼント された。 日時: 11 月 1 日(土) 10:30-12:30/14:00-16:00 参加者数: 61 名 主催: ハラ ミュージアム アーク 会場: ハラ ミュージアム アーク エントランスホール・屋外 (19) メンバーズパーティー「The Hara Museum at 35」 美術館が開館 35 周年を迎えた 12 月に、賛助会員・寄付者を招待してパーティーを開催し た。ゲストは展覧会企画学芸員によるギャラリーガイドに参加したり、原館長がゲストの質 問に答える「原美術館 なんでも Q&A」コーナー、期待の若手ヴォーカリスト、サラ オレイ ンのライブパフォーマンスを楽しんだ。ピエール・エルメ・パリとパイパー・エドシックの ご厚意でクリスマススイーツやシャンパーニュが振舞われ、華やかな会となった。 日時: 12 月 9 日(火) 18:00-20:00 18 参加者数: 100 名 主催: 原美術館 協賛: ピエール・エルメ・パリ、パイパー・エドシック 協力: 株式会社 SHOUT、株式会社ハートス (20) 35 周年記念原美術館コレクション展ギャラリーガイド 本展を企画した内田洋子副館長による制限時間なしのギャラリーガイドを実施した。美術 館草創期の貴重なエピソードが多々披露されるトークに、参加メンバーは時間を忘れて聞き 入った。 日時: 2015 年 1 月 7 日(水) 18:30-21:30 参加者数: 13 名 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール、ギャラリー (21) 「蜷川実花:Self-image」展メンバーズガイド 写真、映画、映像作品やデザインなど、常に活動の幅を広げ注目を集める人気アーティス トの個展「蜷川実花:Self-image」担当学芸員によるギャラリーガイド。本人との対話を通 じてみえた作家像、あるいは展覧会を企画するにあたり直面した苦労話などを交えながら解 説を行った。 日時: 3 月 7 日(土) 10:20-11:30 参加人数: 17 名 主催: 原美術館 会場: 原美術館ザ・ホール 【2】外部協力=講師、委員等 内田洋子 東京都現代美術館美術資料収蔵委員会委員 安田篤生 学習院女子大学 学芸員課程 非常勤講師 東京都庭園美術館外部評価委員 青野和子 公益社団法人企業メセナ協議会 助成認定選考委員 東京芸術大学大学院 博士課程審査副査 19 愛知県立芸術大学彫刻科非常勤講師 (学部卒業制作展審査講評及び大学院修了制作審査講評 柳田依子 群馬県文化審議会委員 (平成 26 年 7 月 26 日まで) 【3】所蔵作品の貸し出し ① 貸出先:青森県立美術館、兵庫県立横尾忠則現代美術館 期間:2014 年 4 月 1 日~2014 年 4 月 5 日 理由:「横尾忠則の「昭和 NIPPON」-反復・連鎖・転移」展(会期:青森県立美術館 9/7 ~11/4、横尾忠則現代美術館 1/25~3/30)出品のため 作家名:横尾忠則 作品名: 「戦後」 (1985 年作)、 「暗夜行路 2001 年 9 月 11 日」 (2001 年作)、 「暗夜行路 眠 れない街」(2001 年作) (計 3 点) 補記:実際の貸し出しは、同展の巡回が始まった 2013 年 8 月 24 日より開始。 ② 貸出先:京都国立近代美術館、東京国立近代美術館 期間:2013 年 8 月 28 日~2014 年 6 月 5 日 理由: 「映画をめぐる美術―マルセル・ブロータースから始める」展(会期:京都国立近代美 術館 9/7~10/27、東京国立近代美術館 4/22~6/1)出品のため 作家名:シンディ シャーマン 作品名:「アンタイトルド フィルム スティル #08」(1978 年作) 「アンタイトルド フィルム スティル #81」(1980 年作) (計 2 点) 補記:実際の貸し出し期間は、同展の巡回が始まった 2013 年 8 月 28 日より開始。 ③ 貸出先:青森県立美術館 期間:2014 年 4 月 1 日~2014 年 6 月 18 日 理由:「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」(会期:国立国際美術館 11/2~1/14、東京国立近代 美術館 2/4~3/30、青森県立美術館 4/12~6/8)出品のため 作家名:工藤哲巳 作品名:「平面循環体に於ける増殖性連鎖反応」 (1958 年作) 20 (計 1 点) 補記:実際の貸し出し期間は、同展の巡回が始まった 2013 年 10 月 15 日より開始。 国立国際美術館(11/2~1/14)、東京国立近代美術館(2/4~3/30) ④ 貸出先:ロサンゼルスカウンティ美術館(LACMA) 期間:2014 年 4 月 1 日~7 月 28 日 理由:LACMA にて開催の Chinese Paintings from Japanese Collections 展(会期(前期): 5 月 11 日~6 月 6 日)出品のため 作家名:徐霖 作品名:「四季山水図」(四幅)(17 世紀作) (計 1 点) 補記: ワシントン条約に抵触するため、輸出のために軸首を牙軸から木地軸に変更、返却時 に牙軸に戻す作業を、半田九清堂により東京国立博物館で行う。クーリエとして安田学芸統 括が(東博、LACMA とも)出張、作業に立ち会う。 ⑤ 貸出先:東京ステーションギャラリー、国立国際美術館、豊田市美術館 期間:2014 年 5 月 12 日~12 月 18 日 理由: 「ジャン・フォートリエ」展(会期:東京ステーションギャラリー5/24~7/13、豊田市 美術館 7/20~9/15、国立国際美術館 9/27~12/7)出品のため 作家名:フォートリエ 作品名:「干渉」(1963 年作) (計 1 点) 補記:巡回に耐えるコンデションにするため、修復家 大原秀行氏により、ポリカーボネイ ト製バックボードを作品裏面に取り付ける作業を東京ステーションギャラリーにて行う。立 会い:青野主任学芸員。 ⑥ 貸出先:横尾忠則現代美術館 期間:2015 年 1 月 16 日~2015 年 4 月 24 日 (会期:2015 年 1/24~3/29)出品のため 理由: 「阪神淡路大震災 20 年展横尾忠則大涅槃展」 作家名:横尾忠則 作品名:「誰か故郷を想わざる」(2001 年) (計 1 点) 21 【4】学校、団体来館の記録 (1)原美術館 京都造形大学(27 名)他 27 件 <内訳> 小学校団体 4 件、中学校団体 2 件、高校団体 2 件、専門学校団体 2 件、大学団体 4 件、生 涯学習団体 2 件、その他 11 件 (2)ハラ ミュージアム アーク 学習院大学文学部(109 名)他 64 件 <内訳> 小学校団体 4 件、中学校団体 2 件、専門学校団体 5 件、大学団体 12 件、 その他 41 件(モンドリアン財団、環境芸術学会、新潟県博物館協議会、富山県立近代美術館 友の会、読売旅行企画 22 件など) 【5】ポスター・チラシなどの作成配布 (1)原美術館 ポスター チラシ 1.「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展 500 枚 25,000 枚 2.「蜷川実花:Self-image」展 600 枚 30,000 枚 (2)ハラ ミュージアム アーク ポスター チラシ 20 枚 22,000 枚 1.JOY!魂のよろこび狩野派の障壁画 2.古/今 10,000 枚 3.トイザウルスの秘境かたる・えがく 30 枚 25,000 枚 4.原美術館 35 周年記念霊力・仙力・想像力寿祥佳春 30 枚 25,000 枚 5.<景>をめぐる物語障壁画の空間 25 枚 25,000 枚 6.ナカダイ(ワークショップ) 10,000 枚 7.柿の木ワークショップ 10,000 枚 C.広報 【1】 原美術館 取材件数 計 525 件(和文媒体 465 件/外国語媒体 60 件) <和文媒体> 464 件 ここでは当館に直接取材掲載依頼があったもののみをカウントしている。 引き続き、ウェブ媒体がかなり増えており、現在ではプレスリリースを送付すると即座にウェブ媒体 22 に掲載、その後新聞、雑誌、テレビなど他の媒体に波及していく傾向である。 今期の新しい試みとしては、子供を持つ親向けのファッション誌「ミルクジャポン」(アマナ)とタイア ップした展覧会関連イベント「ニコラのキッズアートルーム」を、約 1 ヶ月開催したことが挙げられる。媒 体の情報発信力に加え、来館者の展示撮影を許可したところ、ブログや SNS での波及効果があり、 多くの家族が来館、新しい顧客の開拓につながった。 影響力の多いテレビ番組へのアプローチも続けている。「日曜美術館 アートシーン」(E テレ)に て、ニコラ ビュフ展、蜷川実花展がインタビュー入りで紹介された。アート・スコープ展会期中、「八 木亜希子のおしゃべりミュージアム」(BS フジ)でハラ ミュージアム アークと合わせて 1 時間枠で紹 介されるなどの反応があった。 また「開館 35 周年記念 原美術館コレクション展」が特別な企画内容とタイトルにより、通常のコレ クション展よりも注目を集めた。 当館のオフィシャルツイッターフォロワー数は去年より 10,000 人程増え現在約46,000 人である。3 月下旬ツイッター社が全世界的に行なう「ミュージアムウィーク」に参加、ハッシュタグを使ったテーマ 別のツイートで話題作りを心がけ、その後当館のアカウントはツイッター社に公式アカウントとしての 認定を受けた。当館から発信できる情報ツールとして、ウェブサイト、携帯サイト、ブログとあわせ、引 き続き細やかな情報提供を行い、集客につなげたい。 <英文媒体> 60 件 ここ数年の傾向として、掲載の対象が雑誌媒体からウェブ媒体へ移行する動きがみられるが、今 年度も引き続きウェブ媒体から多くの問い合わせを受けた。中でも、展覧会に合わせて当館所蔵作 品に関する問い合わせが増えたことが、今年の特徴として挙げることが出来る。 今年度は、コレクション展を挟んで2つの個展を開催したが、それぞれ個性的な展覧会となった。 特に、10 月に開催した「開館 35 周年記念 原美術館コレクション展」への反響は大きく、館長インタ ビューを軸に記事として掲載されたことも印象深い。 今後の課題としては、これまで取り組んできた海外メディアへのアプローチの強化がある。現在、 日本には観光目的に多くの外国人が来日している。欧米のみならず、アジアからの観光客もその数 を増やしているが、こうした一般の人々にいかにして美術館まで足を運んでもらえるか、ガイドやスマ ートフォン情報などを駆使して更なる情報公開に力を入れたいと考える。 ■展覧会 計 369 件(和文 337 件/外国語 32 件) 1.「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」(14/4/19-6/29)[和文 76 件/外国語 7 件] 2. 「アート・スコープ 2012-2014」―旅の後(あと)もしくは痕(あと)(14/7/12-10/13) [和文 66 件/外国語 5 件] 3. 開館 35 周年記念 原美術館コレクション展」(14/10/25-2015/1/12)[和文 44 件/外国語 7 件] 4. 「蜷川実花:Self-image」(15/01/24-05/10)[和文 151 件/外国語 13 件] * 3/31 までの掲載分のみ 23 ■プロジェクト 計 10 件[和文 10 件] 1. “Pâques” 復活祭 2014(2014/4/20)[和文 3 件] 2. ニコラの「Kids’ Art Room(キッズアートルーム)」[和文 2 件](2014/6/8-6/29) 3. 鈴木昭男/恩田晃 デュオ・パフォーマンス[和文 4 件] (2014/9/20) 4. 本田祐也ポートレート コンサート(2014/11/29)[和文 1 件] ■施設 計 118 件[和文 90 件/外国語 28 件] 1.カフェ ダール [和文 13 件/外国語 3 件] 2.ザ・ミュージアムショップ [和文 5 件/外国語 1 件] 3.ロケ [和文 2 件] 4.原美術館 [和文 69 件/外国語 21 件] 5. 館長インタビュー[和文 1 件/外国語 3 件] <掲載媒体>(和文/外国語、順不同) 【新聞】 SANKEI EXPRESS(産経新聞社)、新潟日報ほか共同通信配信地方各紙・ニュースサイト(共同通信)、公 明新聞 、朝日新聞、東京新聞、読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、The Japan Times ほ か 【美術・写真・建築デザイン専門誌】 美術手帖 ART NAVI(美術出版社)、Gallery(ギャラリーステーション)、アートコレクターズ(生活の友社)、 ミュージアムカフェマガジン(廣済堂)、芸術新潮(新潮社)、月刊展覧会ガイド(生活ガイド社)、美術の窓 (生活の友社)、IMA(アマナ)、PHaT PHOTO(CMS)、アサヒカメラ(朝日新聞社)、カメラ日和(第一プロ グレス)、コマーシャルフォト(玄光社)、フォトテクニックデジタル(玄光社)、写ガール(エイ出版社)、通信 文化(通信文化協会)、コンフォルト (建築資料研究社)、カーサブルータス(マガジンハウス)、コンフ ォルト(建築資料研究社)、エル・デコ(ハースト婦人画報社)、Bebespoke ほか 【女性誌】 an an(マガジンハウス)、and Girl(エムオン・エンタテインメント)、CREA(文藝春秋)、DAZZLE(日経 BP 社)、DRESS(gilt)、Elle Japon(ハースト婦人画報社)、Gina(ぶんか社)、GINZA(マガジンハウス)、GOLD (世界文化社)、Hanako(マガジンハウス)、In Red(宝島社)、mina(主婦の友社)、mini(宝島社)、MOE (白泉社)、Numero TOKYO(扶桑社)、Oggi(小学館)、Oz マガジン(スターツ出版)、Poco'ce(ネオメデ ィア)、shunme、(主婦と生活社)、SPUR(集英社)、STORY(光文社)、Urban Pado(ぱど)、vikka(三栄書 房)、VOGUE JAPAN(コンデナスト・ジャパン)、Zipper(祥伝社)、& Premium(マガジンハウス)、ヴァンサ ンカン(ハースト婦人画報社)、エクラ(集英社)、エル・デコ(ハースト婦人画報社)、オズマガジン(スター ツ出版)、グラディート(サンケイリビング新聞社)、スタイルフィズ(KK ベストセラーズ)、ハーパース バザ 24 ー(ハースト婦人画報社)、フィガロ・ジャポン(CCC メディアハウス)、マリソル(集英社)、ミセス(文化出版 局)、リシェス(ハースト婦人画報社)、リンネル(宝島社)、家庭画報インターナショナル(世界文化社)、月 刊 MOE(白泉社)、装苑(文化出版局)、婦人公論(中央公論新社)、和楽(小学館)、Art Exhibition NAVI(小学館)、LARME(徳間書店)、#N(ミリオン出版)、nina's(祥伝社)、Shunme(主婦と生活社)、ほ か 【男性誌・カルチャー誌】 CHOKiCHOKi(内外出版社)、EYESCREAM(スペースシャワーネットワーク)、MEN'S CLUB(ハースト婦 人画報社)、men’s FUDGE(ダストフリープロダクション)、Pen(CCC メディアハウス)UOMO(集英社)、ディ スカバー・ジャパン(枻(エイ)出版社)、Men's Joker(KK ベストセラーズ)、メンズノンノ(集英社)、 POPEYE(マガジンハウス)、SWITCH(スイッチ・パブリッシング)ほか 【その他雑誌】 SPA!(扶桑社)、サンデー毎日(毎日新聞社)、ジョブアイデム 首都圏版・神奈川版(アイデム)、週刊読 書人(読書人)、大江戸リビング(サンケイリビング新聞社、スカイマーク 機内誌(スカイマーク)、日経 WOMAN SOEUR 臨時増刊号(日経 BP 社)、AIR DO 機内誌 ラポラ(AIR DO)、東京ウォーカー(角川 書店)、日経 23plus (日本経済新聞社)、Clubism(金沢倶楽部)、SODA(ぴあ)、TOKYO HEADLINE (ヘッドライン)、ケトル(博報堂)、SIGNATURE(ダイナースクラブ)、ヘッドライン(同名)みな得情報(小池 企画印刷)、月刊ブレーン(宣伝会議)、散歩の達人(交通新聞社)、ミルクキャポン(アマナ)、kotoba(集 英社)、Jetstar Magainze (オーストラリア)、Porter (USA), ArtMag (ドイツ)、The Good Life (フランス)、GQ Gentlemen's Quarterly (ドイツ)、Tokyo Weekender、Handelsblatt Magazine (ドイツ)、ArtChina Magazine (中国)、The Good Life Magazine (香港)、Turkish Airlines (トルコ)、The Resident (イギリス) ほか 【その他パンフレット等】 ART NEWS TOKYO(東京都歴史文化財団)、AVIVA(アールビバン)、BLUE STAR MAGAZINE(山梨学 院大学)、エース JTB 旅行パンフレット 11 月からの飛行機で行く すてきトリップ 東京・横浜、新幹線で 行く すてきトリップ 東京・横浜(JTB)、しながわアートめぐり MAP(品川文化振興事業団)、ツアーパンフ レット(クラブツーリズム)、清泉女子大学 入学案内 2015 年版(清泉女子大学)、東五反田新築分譲マ ンション パンフレット および ウェブサイト(伊藤忠都市開発株式会社)、品川芸術祭プログラム(品川文 化振興事業団)、ほか 【ガイドブック】 品川達人(ぴあ)、ウェルカムカード(東京観光財団)、ことりっぷ東京 改訂版(昭文社)、マップルマガジ ン 超詳細!東京さんぽ地図(昭文社)、るるぶ東京遊び場ガイド 改訂版(JTB パブリッシング)、るるぶ 夜遊びガイド東京・首都圏(JTB パブリッシング)、楽楽『東京』(JTBパブリッシング)、仕事帰りの美術館ガ 25 イド(自由国民社)、東京デート・ハンドブック(京阪神エルマガジン社)、東京のちいさな美術館(G.B.) 、 東京ハンディガイド / ハンディマップ(東京観光財団)、東京まるごと観光東京都(産業労働局観光部振 興課観光まちづくり係)、東京散策乗物ガイド(教材研究所)、歩いて楽しむ東京 改訂版(JTB パブリッシ ング)、TOKYO 美術館 2015-2016(枻出版社)、ぶらぶら美術・博物館 プレミアムアートブック 2014-2015(角川書店)、TOKYO Handy Guide / Map ほか 【テレビ】 L4YOU!(テレビ東京)、MORE はっぴーTV(BS TBS)、クリエイティブ・インダストリア 4(BS フジ)、ファッシ ョン通信(インファスドットコム)、ロマン建築の旅(フジテレビ)、若大将のゆうゆう散歩 趣味篇(テレビ朝 日)、アートナビ(ジュピターテレコム)、日曜美術館(NHK E テレ)、「八木亜希子のおしゃべりミュージアム」 (BS フジ)、Biz Asia America (USA)ほか 【ラジオ】 アトリエノヴァ(J-WAVE)、BEAT PLANET(J-Wave)、JK-RADIO TOKYO UNITED(J-WAVE)、ほか 【スマホアプリ】 Tokyo Art Beat(同名)、ミューぽん(Tokyo Art Beat)、CafeSnap(オールアバウト)、えきぽ (東日本旅客 鉄道㈱ 五反田駅)、東京 100 ガイド(ぐるなび)、チラシミュージアム(イープラス)、Farfetch (イギリス)ほ か 【ウェブサイト】 FRaU FR@U(集英社)、Figaro.jp(CCC メディアハウス)、新美術新聞/Art Annual online(美術年鑑社)、 AFPBB News(同名)、All About(同名)、ANA Latte(ANA) BAG'S LIFE(EASTPAK)、CINRA.NET (CINRA)、eHills Club(イーヒルズ)、ELLEgirl ONLINE(ハースト婦人画報社)、Evenear(サークルガラク ティ) 、Fashion Headline(ファッションヘッドライン)、Fashion Press(株式会社カーリン)、Fashionsnap.com (レコオーランド)、GAinfo.(凸版印刷株式会社)、GO TOKYO(公益財団法人東京観光財団)、IMA ONLINE(株式会社アマナ)、Japan Design Net(株式会社 JDN)、MODE PRESS(AFPBB News)、Ozmall (スターツ出版)、Quetic(同名)、Quotation Magazine(QUOTATION)、techne(テクネー)、Time Out Tokyo(タイムアウト)、VOGUE online(コンデナスト・ジャパン)、web magazine OPENERS(OPENERS)、 WEB-NILE(ナイルスコミュニケーション)、WWD Japan(インファス)、Yahoo! ロコ(ヤフー)、アシタノプラン (インターリンク)、アメカヒヨリカ くらしの研究室(インターリンク)、インターネットミュージアム(インターネッ トミュージアム事務局)、ウェッブマガジン近傍(きんぼう)、エキサイトイズム、エキサイトレビュー(エキサイ トジャパン)、オールアバウト(同名)、カフェグローブ(同名)、ことりっぷ ウェブマガジン(昭文社)、 Chocolat!(red たんぽぽ)、たびらいバスツアー(パム)、ネオエル(Liability Company)、パークシティ 大 崎 ザ レジデンス 物件ホームページ大崎お散歩マップ(三井不動産レジデンシャル)、 ハニカム(同 名)、ハピプラアート(集英社)、マイナビニュース(同名)、ミルクジャポン(アマナ)、レッツエンジョイ東京 26 (レッツエンジョイ東京事務局)、一個人 ikkojin.net(KK ベストセラーズ)、個展なび(同名)、繊研 plus(繊 研新聞社)、大崎いっとこ新聞(同名)、朝日マリオン.com、(朝日新聞)、東海道新幹線開業 50 周年 特 設サイト(JR 東海)、東洋経済オンライン(東洋経済)、日研チャンネル<カルチャー>、日本の美術館 100 選 Annex 美術館さんぽ!(日本経済新聞社)、GQ Japan web(コンデナスト・ジャパン)、Ozmall(ス ターツ出版)、SPUR.jp(集英社)、VenusTap(小学館)、エル・オンライン(ハースト婦人画報社)、シティリ ビング web(サンケイリビング新聞社)、ele-king(ドミューン)、Art inn(同名)、ART iT(同名)、art scape (大日本印刷)、CJキューブ(クリエジャパン)、たびぶくろ-アート(テクノコア)、ミュージアムカフェ(廣済 堂)、ARTPHAIRE (Park Hyatt)、Adaptable Travel、Triplan (台湾)、Musea Today (イギリス)、 blouinartinfo.com、JAPAN PORTAL、artinasia.com、Time Out Tokyo ほか 【2】ハラ ミュージアム アーク 取材件数 計 361 件 年間を通して DM とメールニュース、インターネット・SNS の活用とポータルサイトへの 情報登録と情報提供に努め、美術館や観光施設・伊香保旅館へのちらしやポスター掲示も継 続しておこなった。 3 月-6 月は、狩野派絵画をめぐり群馬県立近代美術館との連携企画として Web のリンク やバスツアー、両館で利用できる優待券配布などを実施した。夏企画「トイザウルスの秘境 藤浩志」展からは、群馬県の子育て支援プログラム「ぐーちょきパスポート」に協賛し Web 上で告知、若いファミリー層の反響がみられた。伊香保グリーン牧場のサマーキャンプ参加 者と、11 月中に実施された読売旅行特別企画への優待割引も功を奏し、約 550 名の集客とな った。秋は新規作成した 100 円割引クーポン付のハラ ミュージアム アーク パンフレットを 伊香保温泉旅館や近隣美術館、コンビニなどへ配布し利用を促した。メディアの露出として は、BS フジでの特集企画や群馬テレビ、エフエム群馬の夏企画紹介など、電波メディアの取 材による反響がみられ、渋川市の紹介による中国テレビ局の取材も発生した。また、イベン ト事業の増加による Web や新聞媒体の紹介もあり、昨年より 14%掲載数が増加した。団体 ツアーも旅行会社のリピートとして、ガイド付き見学+カフェのパスタランチ企画が好評で ある。伊香保の高級旅館に宿泊し開架式収蔵庫を丁寧に案内する個人プランも昨年より若干 増加した。来期に向けては JTB が主催するビジネストラベル「温泉 MICE」において、企業 研修セミナーやパーティなどの様々なプログラムを誘致する企画提携の準備をすすめている。 群馬県では、6 月富岡製糸工場が世界遺産に登録されて、県内の観光が注目される年となっ た。旅行社・観光客・近隣施設を意識した広報活動に今後も力を注いでいきたい。 ■展覧会 計 264 件 JOY ! 魂のよろこび 原美術館コレクション('14/03/15-06/29) 27 38 件 ひ きょう トイザウルスの秘 境 藤 浩志('14/07/05/-10/05) 44 件 たくさんがいっぱい―原美術館コレクション('14/07/05/-10/05) 16 件 原美術館開館 35 周年記念コレクション展 海外交流の軌跡('14/10/11/-'15/01/04) 49 件 <景>をめぐる物語―原美術館コレクション展('15/03/14/-07/05) 8件 狩野派の障壁画-原六郎コレクション【前・後期】('14/03/15-05/28) 25 件 古/今 書院でみる現代美術 原美術館コレクション('14/05/30-06/29) 12 件 かたる・えがく【前・後期】('14/07/05-10/05) 20 件 霊力・仙力・想像力('14/10/11-11/19) 27 件 けいしょうかしゅん 寿 祥 佳春('14/11/21/-'15/01/04) 21 件 障壁画の空間―永徳と狩野派の絵師たち【前期】('15/03/14-04/15) ■イベント 4件 計 62 件 茶話会「狩野派障壁画の魅力」('14/05/24) 12 件 かえっこバザール('14/8/02-31 ※この期間の土日,9/13,14,20,21,10/4,5) 5件 夏の体験教室:アートうちわをつくろう!('14/08/02, 03, 09, 10) 4件 ワークショップ ナカダイ伊香保工場 モノ:ファクトリーxハラ ミュージアム アーク ('14/08/13-08/17)14 件 トークイベント 藤浩志x中台澄之('14/08/17) 7件 「時の蘇生・柿の木プロジェクト」20 周年記念ワークショップ「かきまわす」 (’14/11/01) 20 件 ■施設、その他 計 35 件 ハラ ミュージアム アーク 30 件 その他(コレクションなど) 5件 【新聞・タブロイド紙】 朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、産経新聞、上毛新聞、産経シティリビング(産経新聞)、朝 日ぐんま(株式会社 朝日ぐんま) 、 群馬よみうり human 前橋・渋川版(群馬よみうり新聞 社)他 【美術・カルチャー】 美術手帖(美術出版社) 、美術の窓(生活の友社)、月刊 ギャラリー(ギャラリーステーショ ン)、月刊『水墨画』 (四季出版)、美術屋・百兵衛(麗人社) 、和楽(小学館)、Casa BRUTUS 28 (株式会社マガジンハウス)、他 【女性誌】 ROLa (新潮社)、OZ magazin TRIP(スターツ出版社)、SPUR(集英社)、他 【男性誌】 SPUR MEN(集英社) 【情報誌、他】 月刊 raifu(有限会社シンクリード) 、Vien(株式会社ジャスト)、パリッシュ渋川(パリッシ ュ)、足利漫我人(足利漫我人編集室)、他 【ガイドブック】 るるぶ群馬 富岡 草津 伊香保’15(JTB パブリッシング)、るるぶ草津 伊香保 水上 四万 富 岡 軽井沢’15-16(JTB パブリッシング)、ことりっぷ伊香保・草津・群馬(昭文社) 、お出か け群馬 2015-2016(株式会社ニューズ・ライン) 、他 【テレビ・ラジオ】 テレビ東京、BS フジ、NHK(群馬)、群馬テレビ、中国中央テレビ、エフエム群馬 【ウェブサイト】 朝日新聞 DIGITAL(朝日新聞社)、東京新聞(東京新聞社)、上毛新聞ニュース(上毛新聞社)、 Museum Café(廣済堂) 、Artscape(大日本印刷) 、インターネットミュージアム(丹青社)、 、Tokyo 歴史人(KK ベストセラーズ)、Yahoo! ロコ(ヤフー)、excite シーズン(エキサイト) Art Beat(NPO 法人 GADAGO)、JDN/ジャパンデザインネット(株式会社 JDN) 、CJ キ ューブ(クリエ・ジャパン)、Art Annual online(美術年鑑社)、art commons 展覧会情報検 索(国立新美術館)、全国美術館ネット(NHK エデュケーショナル)、ARTiT(アートイッ ト)、るるぶ mobile(JTB パブリッシング)、Walker Plus イベント情報(株式会社 KADOKAWA)、旅楽.jp(JNT 日本観光ネットワーク)、おでかけ群馬 Facebook(株式会社 ニューズ・ライン)、他 D.Hara Museum Web http://www.haramuseum.or.jp http://shop.haramuseum.or.jp http://mobile.haramuseum.or.jp 29 http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum [blog] http://twitter.com/haramuseum [twitter] 平成 26 年度の動き 当館は日英両文バイリンガル表示を基本としており、英語サイトは、米国をはじめ、多く 利用されている。WEB は、利便性の高いツールである。パソコンのみならず、携帯電話、携 帯タブレットなど、多様なプラットフォームで閲覧、通信できることが望ましいが、技術面 も変化が著しいため、昨今の環境の変化を中長期的に鑑み、Hara Museum WEB サイトと Mobile 携帯サイトは現状の運営を続ける。今後、文字検索への対応など、限られた費用の中 で最大の効果が得られるよう研究を進めていく。 <アクセスログ解析(http://www.haramuseum.or.jp)> 当サイトは、国別では、米国、次に日本、オーストラリアの順で多く閲覧されている。曜 日は、以前は日曜日が著しく多かったが、火曜、水曜など平日のアクセスも増加し僅差とな ってきた。閲覧の時間帯は 12 時と 22 時がピークとなっている。 検索ワードは「原美術館」が 60%をしめており、10%ほどが「ハラ ミュージアム アーク」 という言葉で検索されている。 近年の当サイトの傾向として 1 回の訪問あたりの閲覧ページ数の減少がみられる。 ・アクセス数 *月平均訪問数 4.5 万件(昨年度 4.4 万件) *月平均閲覧ページ数 31.8 万ページ (昨年度 38.9 万ページ) *月別最多訪問数 5.5 万件(2014 年 6 月 ニコラ ビュフ展) E.海外交流 招聘 1.リタ ヘンゼン(造形作家) 2.ベネディクト パーテンハイマー (造形作家) 派遣 1.原俊夫(館長) ニューヨーク(MoMA イベント出席) 2.内田洋子(副館長) ニューヨーク(MoMA イベント出席) 3. 安田篤生(副館長) ロサンゼルス(古美術貸し出し立会い) 30 F.メンバーシップ 【1】メンバーシップの動き 本年度は、教育プログラムや会員向けイベントの充実化と会員向けサービスの強化に努め た。展覧会関連の講演会のほか、出品作家の出身国や文化を紹介するイベントやツアー、ア トリエ訪問等を実施し、作家や展覧会への理解を深める場を提供した。夏以降は海外で活躍 する日本の音楽家のライブイベントや若手作曲家の追悼コンサートを企画し、中庭やギャラ リーを生かしたユニークな空間を演出した。別館ハラミュージアムアークでは、産業廃棄物 を使ったワークショップや特別展示室 觀海庵の古美術展示に因んだ茶話会など、多彩なプロ グラムを実施した。会員限定プログラムとして、国内で開催される展覧会やイベントを少人 数のメンバーと訪れる Art in Town シリーズや、開館時間前の美術館をメンバーに開放する オープンアワー、展覧会ごとに担当学芸員がメンバー対象に解説を行うギャラリーガイドな どを実施した。開館 35 周年目を迎えた 12 月には、賛助会員や寄付者など長年に渡り美術館 をご支援下さる皆様を対象にパーティーを開催し、感謝の意を表した。 会費・会員数推移 平成 26 年度の一般会員数は、消費税増税に伴う外税対応への移行の影響もあり、減少傾向 となった。一方、消費税増税を反映させなかった3年会員の新規・継続者に増加がみられた。 個人賛助会員数は、カフェ施設を利用したパーティー希望者の入会により安定した会員数が 保たれている。 法人賛助会員の会員数は安定している。 平成 26 年度の会員総数は 299 件。新規加入 95 件、継続加入 170 件。有効期限内 3 年会員 34 名。 (単位:円、消費税込) 平成 24 年度 会員数 304 会費金額 15,068,000 平成 25 年度 会員数 会費金額 312 平成 26 年度 会員数 会費金額 299 17,910,720 16,230,000 【2】カテゴリー別会員数 フレンズ会員 255 名、法人賛助会員 15 社、個人賛助会員 29 名 31 Ⅱ庶務事項 A.役員に関する事項 役員 氏 名 林 剛 就任年月日 担当職務 職 業 評議員 大 郎 H23.11.1 株式会社大林組 代表取締役会長 評議員 佐 藤 陽 一 郎 H23.11.1 太陽グラントソントン税理士法人 代表社員 理事長 評議員 秦 郎 H23.11.1 秦ブランドコンサルティング株式会社 代表取締役 評議員 原 道 H23.11.1 評議員 本 彦 H23.11.1 一般社団法人グラントソントンジャパン 顧問 公認会計士 評議員 F. ロ イ ・ ロ ッ ク ハ イ マ ー H23.11.1 日本大学法学部元教授 現講師 理事長 原 夫 H23.11.1 常勤 日本土地山林株式会社 代表取締役会長 常務理事 柳 谷 圭 政 H23.6.30 常勤 株式会社アーテック 代表取締役社長 理事 江 頭 啓 輔 H23.6.30 三菱ふそうトラック・バス株式会社 相談役 理事 國 肇 H23.6.30 弁護士 理事 坂 正 H23.6.30 学校法人高輪学園 高輪中学校・高等学校 校長 理事 安 田 信 H23.6.30 株式会社安田信事務所 代表取締役社長 監事 貞 國 鎭 H23.6.30 清明監査法人 千代田事務所 代表社員 公認会計士 監事 野 嶋 愼 一 郎 H23.6.30 弁護士 郷 次 直 田 親 俊 生 本 常勤 日本土地山林株式会社 代表取締役社長 32 B.職員に関する事項 所 属 職 務 氏 館 長 原 副館長 内 田 副館長 安 事務局長 名 俊 就任年月日 主 な 担 当 業 務 夫 S54. 4. 1 洋 子 H12. 9.21 田 篤 生 H25. 9. 1 加 藤 隆 一 H26. 4. 1 管理業務統括 主 任 根 本 真 理 H 9. 3. 1 会計庶務事項 メンバーシップ事項 部 員 外 山 葉 子 H 9. 8. 1 会計庶務事項 室 長 渡 邉 純 子 H19. 4. 1 インターナショナルプログラム事項 メンバーシップ事項 主 任 松 彩 H 9. 8.21 広報事項 室 員 野 田 ユ ミ 子 H17. 4. 1 広報事項 統括 主任学芸員 安 田 篤 生 H 8. 7. 1 学芸事項統括 主任学芸員 内 田 洋 子 H12. 9.21 学芸事項 学芸員 坪 内 雅 美 H10.10. 3 学芸事項 館 長(兼) 原 夫 S63. 5.29 副館長 青 野 和 子 H25. 9. 1 総務部長 柳 田 依 子 H25. 9. 1 主 任 岡 田 ゆ か り H 2. 6.22 管理業務 学芸員 小 香 H20. 4. 1 学芸事項 山 川 恵 里 菜 H24. 8.21 ショップ 広報事項 館長補佐 主任学芸員 館長補佐 学芸部統括 主任学芸員 【管理部】 原美術館 【館長室】 浦 【学芸部】 ハラ ミュ ージアム アーク 合 計 俊 野 美 15名 館長補佐 主任学芸員 教育プログラム事項 作品管理事項 管理業務統括 PR広報事項 他に非常勤嘱託 2名 ※対前年度増減なし 33 C.役員会事項 1.評議員会 【第 1 回開催】 平成 26 年 6 月 19 日 議事 (1) 平成 25 年度(平成 25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日まで)事業内容報 告及び計算書類審議の件 結果:1 号議案については、審議の結果原案通り承認可決された。 2.理事会 【第 1 回開催】 平成 26 年 6 月 6 日 議事 (1) 平成 25 年度(平成 25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日まで)事業報告内 容を報告し、計算書類等承認決議の件 (2) 定時評議員会招集決議の件 結果:1 号議案については、審議の結果原案通り承認可決され、2 号議案の審議に ついても原案を承認可決した。 【第 2 回開催】 平成 27 年 3 月 26 日 議事 (1) 平成 27 年度(平成 27 年 4 月 1 日より平成 28 年 3 月 31 日)事業計画及び収 支予算承認の件 (2) 平成 26 年度(平成 26 年 4 月 1 日より平成 27 年 2 月 28 日現在)事業執行状 況報告の件 結果:1 号議案については、審議の結果原案通り承認可決され、2 号議案の審議に ついても満場異議なく原案を承認可決した。 D.関連組織兼任事項 原美術館館長原俊夫が役員を兼任する外部関連団体、役職 平成 26 年 3 月 31 日現在 1. ニューヨーク近代美術館国際評議委員会 2. ホノルル ミュージアム オブ アート 3. 公益財団法人日本博物館協会 4. イコム日本委員会 5. 全国美術館会議 参与 副委員長 理事 34 副会長 名誉理事 6. 私立美術館会議 理事 7. 公益財団法人徳川黎明会 8. 公益財団法人大林財団 評議員 評議員 E.庶務 1.博物館における青少年に対する学習機会の充実に関する基準、望ましい基準 東京都と群馬県に対し「青少年を対象にした取り組み等に関する実績報告」を 平成 26 年 6 月 11 日と平成 26 年 6 月 27 日にそれぞれ届出した。 35 事業報告の附属明細書 事業報告の内容を補足する重要な事項はありません。 貸借対照表 平成27年 3月31日現在 (単位:円) 科 当年度 目 前年度 増 減 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 現金預金 14,794,632 13,522,561 1,272,071 未収入金 1,014,040 571,703 442,337 仮払金 1,184,954 8,613,935 △ 7,428,981 16,993,626 22,708,199 △ 5,714,573 1,202,676,198 1,202,676,198 0 10,281,860 10,281,860 0 328,181,163 328,181,163 0 1,541,139,221 1,541,139,221 0 0 0 0 什器備品 1,186,835 1,316,413 △ 129,578 機械装置 55,573,216 62,184,388 △ 6,611,172 ソフトウエア 278,560 386,320 △ 107,760 電話加入権 349,900 349,900 0 敷金 700,000 700,000 0 流動資産合計 2.固定資産 (1) 基本財産 基本財産(美術品) 基本財産(定期預金) 不可欠特定財産(美術品) 基本財産合計 (2) 特定資産 特定資産合計 (3) その他固定資産 その他固定資産合計 58,088,511 64,937,021 △ 6,848,510 固定資産合計 1,599,227,732 1,606,076,242 △ 6,848,510 資産合計 1,616,221,358 1,628,784,441 △ 12,563,083 4,660,332 9,832,052 △ △ Ⅱ 負債の部 1.流動負債 未払金 5,171,720 預り金 1,520,021 1,764,249 仮受金 9,108,500 0 9,108,500 未払消費税等 1,508,300 1,203,200 305,100 流動負債合計 16,797,153 12,799,501 3,997,652 負債合計 16,797,153 12,799,501 3,997,652 844,335,646 844,335,646 0 244,228 Ⅲ 正味財産の部 1.指定正味財産 指定正味財産合計 (うち基本財産への充当額) ( (うち特定資産への充当額) ( 2.一般正味財産 ) ( ) ( 755,088,559 (うち基本財産への充当額) ( (うち特定資産への充当額) ( ) ( ) ( 771,649,294 ) ( ) ( ) ) △ 16,560,735 1,800,000) ) (△ 1,800,000) ( ) 正味財産合計 1,599,424,205 1,615,984,940 △ 16,560,735 負債及び正味財産合計 1,616,221,358 1,628,784,441 △ 12,563,083 貸借対照表内訳表 平成27年 3月31日現在 (単位:円) 科 目 公益目的事業会計 法人会計 内部取引消去 合計 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 現金預金 14,794,632 14,794,632 未収入金 1,014,040 1,014,040 仮払金 1,184,954 1,184,954 16,993,626 流動資産合計 0 0 16,993,626 2.固定資産 (1) 基本財産 1,202,676,198 基本財産(美術品) 基本財産(定期預金) 不可欠特定財産(美術品) 基本財産合計 1,202,676,198 10,281,860 10,281,860 328,181,163 328,181,163 1,541,139,221 0 0 1,541,139,221 0 0 0 0 (2) 特定資産 特定資産合計 (3) その他固定資産 什器備品 1,186,835 1,186,835 機械装置 55,573,216 55,573,216 ソフトウエア 278,560 278,560 電話加入権 349,900 349,900 敷金 700,000 その他固定資産合計 700,000 58,088,511 0 0 58,088,511 固定資産合計 1,599,227,732 0 0 1,599,227,732 資産合計 1,616,221,358 0 0 1,616,221,358 Ⅱ 負債の部 1.流動負債 未払金 4,660,332 4,660,332 預り金 1,520,021 1,520,021 仮受金 9,108,500 9,108,500 未払消費税等 1,508,300 1,508,300 流動負債合計 16,797,153 0 0 16,797,153 負債合計 16,797,153 0 0 16,797,153 Ⅲ 正味財産の部 1.指定正味財産 指定正味財産合計 844,335,646 844,335,646 (うち基本財産への充当額) ( ) ( ) ( ) ( ) (うち特定資産への充当額) ( ) ( ) ( ) ( ) ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( 2.一般正味財産 755,088,559 (うち基本財産への充当額) ( (うち特定資産への充当額) ( 755,088,559 ) ) 正味財産合計 1,599,424,205 0 0 1,599,424,205 負債及び正味財産合計 1,616,221,358 0 0 1,616,221,358 財 務 諸 表 に 対 す る 注 記 1.重要な会計方針 (1)固定資産の減価償却の方法 什器備品、機械装置、ソフトウエア・・・定額法による減価償却を実施している。 (2)消費税の会計処理 消費税の会計処理は、税抜き方式によっている。 2.基本財産及び特定資産の増減額及びその残高 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 基本財産 美 術 品 1,202,676,198 0 0 金 10,281,860 0 0 10,281,860 不 可 欠 特 定 財 産 美 術品 328,181,163 0 0 328,181,163 計 1,541,139,221 0 0 1,541,139,221 小 計 0 0 0 0 合 計 1,541,139,221 0 0 1,541,139,221 定 期 預 小 1,202,676,198 特定資産 3.基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 (うち指定正味財産 からの充当額) 当期末残高 (うち一般正味財産 からの充当額) (うち債務に対応する額) 基本財産 美 術 定 期 預 品 1,202,676,198 ( 0) ( 0) ( 0) 金 10,281,860 ( 0) ( 0) ( 0) 不 可 欠 特 定 財 産 美 術品 小 計 328,181,163 ( 0) ( 0) ( 0) 1,541,139,221 ( 0) ( 0) ( 0) 特定資産 小 計 0 ( 0) ( 0) ( 0) 合 計 1,541,139,221 ( 0) ( 0) ( 0) 4.固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高 固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 取得価額 減価償却累計額 当期末残高 什 器 備 品 29,814,597 28,627,762 1,186,835 機 械 装 置 122,980,000 67,406,784 55,573,216 ソ フ ト ウ エ ア 合 計 4,163,800 3,885,240 278,560 156,958,397 99,919,786 57,038,611 附 属 明 細 書 基本財産及び特定財産の明細 財務諸表の注記に記載しているので内容を省略する。 正味財産増減(損益)計算書 平成26年 4月 1日から平成27年 3月31日まで (単位:円) 科 目 当年度 前年度 増 減 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1.経常増減の部 (1) 経常収益 2,570 2,570 0 会費収入 16,584,855 16,542,901 41,954 美術館入場料収入 57,204,569 59,472,738 △ 2,268,169 講演会収入 904,965 2,257,880 資料販売収入 268,566 299,646 寄付金収入 48,252,221 66,709,152 △18,456,931 助成金収入 4,300,000 6,587,148 △ 2,287,148 協賛金収入 5,240,000 12,000,000 △ 6,760,000 雑収入 2,112,645 276,983 1,835,662 134,870,391 164,149,018 △29,278,627 99,720,119 105,822,320 △ 6,102,201 △30,423,372 基本財産運用益 経常収益計 △ 1,352,915 △ 31,080 (2) 経常費用 美術館事業費 アートイン2013事業費 アートイン2013-14事業費 アートイン2014事業費 0 30,423,372 2,603,065 1,328,780 1,274,285 21,493,569 0 21,493,569 アートイン2014-15事業費 9,182,284 0 9,182,284 海外交流事業費 4,805,322 9,721,701 △ 4,916,379 メンバーシップ事業費 1,228,986 534,036 694,950 講演会事業費 1,195,329 1,717,609 △ 522,280 497,268 708,978 △ 211,710 7,863,510 7,810,071 管理費 減価償却費 雑損失 経常費用計 当期経常増減額 53,439 2,841,674 2,216,620 625,054 151,431,126 160,283,487 △ 8,852,361 △16,560,735 3,865,531 △20,426,266 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2.経常外増減の部 (1) 経常外収益 経常外収益計 (2) 経常外費用 経常外費用計 0 0 0 △16,560,735 3,865,531 △20,426,266 一般正味財産期首残高 771,649,294 767,783,763 3,865,531 一般正味財産期末残高 755,088,559 771,649,294 △16,560,735 当期経常外増減額 当期一般正味財産増減額 Ⅱ 指定正味財産増減の部 0 0 0 指定正味財産期首残高 844,335,646 844,335,646 0 指定正味財産期末残高 844,335,646 844,335,646 0 1,599,424,205 1,615,984,940 △16,560,735 当期指定正味財産増減額 Ⅲ 正味財産期末残高 正味財産増減(損益)計算書明細表 平成26年 4月 1日から平成27年 3月31日まで (単位:円) 科 目 当年度 前年度 増 減 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1.経常増減の部 (1) 経常収益 基本財産運用益 基本財産受取利息 会費収入 法人 法人賛助 2,570 2,570 0 2,570 2,570 0 16,584,855 16,542,901 41,954 0 95,238 △ 95,238 10,259,261 10,761,903 △ 502,642 個人 2,853,375 2,800,051 53,324 個人賛助 3,472,219 2,885,709 586,510 57,204,569 59,472,738 △ 2,268,169 904,965 2,257,880 △ 1,352,915 美術館入場料収入 講演会収入 268,566 299,646 48,252,221 66,709,152 △18,456,931 法人 37,300,000 55,000,000 △17,700,000 個人 10,850,000 11,303,175 △ 453,175 △ 303,756 資料販売収入 寄付金収入 △ 31,080 102,221 405,977 助成金収入 4,300,000 6,587,148 △ 2,287,148 協賛金収入 5,240,000 12,000,000 △ 6,760,000 雑収入 2,112,645 276,983 1,835,662 募金箱 2,781 3,333 2,109,864 273,650 1,836,214 134,870,391 164,149,018 △29,278,627 美術館事業費 99,720,119 105,822,320 △ 6,102,201 人材派遣費 1,790,000 0 1,790,000 38,082,298 37,372,971 1,057,515 1,068,820 受取利息収入 雑収入 経常収益計 △ 552 (2) 経常費用 給料手当 臨時雇用賃金 退職給付費用 社会保険料 709,327 △ 11,305 980,700 969,380 11,320 6,148,199 6,016,979 131,220 548,104 245,702 1,903,559 1,973,106 △ 69,547 修繕費 123,950 455,500 △ 331,550 什器備品費 348,403 233,093 115,310 旅費交通費 1,682,740 2,705,368 △ 1,022,628 60,775 26,191 34,584 印刷製本費 1,537,705 1,299,730 広告宣伝費 2,347,300 2,366,000 △ 18,700 通信運搬費 1,548,300 1,924,614 △ 376,314 福利厚生費 消耗品費 交際費 302,402 237,975 図書費 95,984 84,240 会議費 322,331 426,608 8,801,008 9,934,201 △ 1,133,193 設営費 125,000 0 125,000 記録費 34,666 0 34,666 パーティ費用 65,400 0 65,400 電算機経費 54,000 0 54,000 13,168,513 13,109,447 59,066 3,089,250 3,021,760 67,490 15,804,419 20,883,610 △ 5,079,191 0 1,705,000 △ 1,705,000 雑費 賃借料 火災動産保険料 光熱水料費 租税公課 アートイン2013事業費 アートイン2013-14事業費 アートイン2014事業費 原美術館 ニコラビュフ展 11,744 △ 104,277 0 30,423,372 △30,423,372 2,603,065 1,328,780 1,274,285 21,493,569 0 21,493,569 14,989,650 0 14,989,650 432,117 0 432,117 原美術館 コレクション展 1,350,508 0 1,350,508 ARC コレクション展 4,721,294 0 4,721,294 9,182,284 0 9,182,284 8,744,983 0 8,744,983 437,301 0 437,301 海外交流事業費 4,805,322 9,721,701 △ 4,916,379 旅費交通費 4,805,322 8,673,830 △ 3,868,508 原美術館 アートスコープ展 アートイン2014-15事業費 原美術館 蜷川展 ARC 春季展 交際費 0 8,571 会議費 0 1,029,300 雑費 0 10,000 1,228,986 534,036 メンバーシップ事業費 △ 8,571 △ 1,029,300 △ 10,000 694,950 臨時雇用賃金 16,581 0 消耗品費 25,122 58,633 225,575 60,924 164,651 47,982 9,716 38,266 旅費交通費 交際費 印刷製本費 0 26,800 通信運搬費 403,925 349,805 図書費 0 2,381 会議費 120,930 3,143 16,581 △ △ 33,511 26,800 54,120 △ 2,381 117,787 42,211 22,634 19,577 346,660 0 346,660 講演会事業費 1,195,329 1,717,609 △ 福利厚生費 7,404 16,306 △ 8,902 0 187,202 △ 187,202 344,940 216,974 雑費 パーティ費用 消耗品費 旅費交通費 522,280 127,966 交際費 13,302 13,067 印刷製本費 16,759 23,524 △ 6,765 通信運搬費 954 2,262 △ 1,308 3,412 4,634 △ 1,222 雑費 564,666 1,253,640 △ 設営費 243,892 0 497,268 708,978 △ 211,710 0 95,238 △ 95,238 会議費 管理費 福利厚生費 235 688,974 243,892 5,543 9,698 △ 4,155 194,770 218,809 △ 24,039 59,481 66,123 △ 6,642 図書費 0 524 △ 524 会議費 100,931 86,067 14,293 55,219 △ 40,926 0 54,000 △ 54,000 120,000 120,000 租税公課 2,250 3,300 減価償却費 消耗品費 交際費 通信運搬費 雑費 電算機経費 賃借料 14,864 0 △ 1,050 △ 14,963 7,863,510 7,810,071 什器備品減価償却費 514,578 529,541 機械装置減価償却費 7,241,172 7,218,650 22,522 107,760 61,880 45,880 ソフトウエア減価償却費 53,439 2,841,674 2,216,620 625,054 151,431,126 160,283,487 △ 8,852,361 △16,560,735 3,865,531 △20,426,266 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 △16,560,735 3,865,531 △20,426,266 一般正味財産期首残高 771,649,294 767,783,763 3,865,531 一般正味財産期末残高 755,088,559 771,649,294 △16,560,735 0 0 0 844,335,646 844,335,646 0 雑損失 経常費用計 当期経常増減額 2.経常外増減の部 (1) 経常外収益 経常外収益計 (2) 経常外費用 経常外費用計 当期経常外増減額 当期一般正味財産増減額 Ⅱ 指定正味財産増減の部 当期指定正味財産増減額 指定正味財産期首残高 指定正味財産期末残高 Ⅲ 正味財産期末残高 844,335,646 844,335,646 0 1,599,424,205 1,615,984,940 △16,560,735 正味財産増減計算書内訳表 平成26年4月1日から平成27年3月31日まで (単位:円) 科 目 公益目的事業等会計 講演会事業 共通事業 展覧会事業 法人会計 小 計 法人会計 合 小計 計 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1.経常増減の部 (1) 経常収益 特 定 資 産 運 用 収 益 会 費 美 術 収 館 講 入 演 資 場 会 料 収 収 販 売 収 0 0 2,570 2,570 0 0 2,570 入 16,584,855 0 0 16,584,855 0 0 16,584,855 入 57,204,569 0 0 57,204,569 0 0 57,204,569 入 0 904,965 0 904,965 0 0 904,965 入 268,566 0 0 268,566 0 0 268,566 寄 付 金 収 入 0 0 48,252,221 48,252,221 0 0 48,252,221 助 成 金 収 入 4,300,000 0 0 4,300,000 0 0 4,300,000 協 賛 金 収 入 5,240,000 0 0 5,240,000 0 0 5,240,000 入 1,710,195 0 2,781 1,712,976 399,669 399,669 2,112,645 85,308,185 904,965 48,257,572 134,470,722 399,669 399,669 134,870,391 費 99,720,119 0 0 99,720,119 0 0 99,720,119 2,603,065 0 0 2,603,065 0 0 2,603,065 雑 収 経常収益計 (2) 経常費用 美 術 館 事 業 ア ー ト イ ン 2013‐14 事 業 費 ア ー ト イ ン 2 4 事 業 費 21,493,569 0 0 21,493,569 0 0 21,493,569 ン 2014‐15 事 業 費 ア ー ト イ 海 メ 講 外 ン 交 バ 演 1 流 ー シ 事 ッ 会 管 減 0 プ 業 事 事 業 理 価 雑 償 損 経常費用計 当期経常増減額 却 業 9,182,284 0 0 9,182,284 0 0 9,182,284 費 4,805,322 0 0 4,805,322 0 0 4,805,322 費 1,228,986 0 0 1,228,986 0 0 1,228,986 費 0 1,195,329 0 1,195,329 0 0 1,195,329 費 0 0 0 0 497,268 497,268 497,268 額 0 0 7,755,750 7,755,750 107,760 107,760 7,863,510 失 2,841,674 0 0 2,841,674 0 0 2,841,674 141,875,019 1,195,329 7,755,750 150,826,098 605,028 605,028 151,431,126 290,364 40,501,822 △16,355,376 205,359 △16,560,735 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 △56,566,834 △ △ 205,359 △ 2.経常外増減の部 (1) 経常外収益 経常外収益計 (2) 経常外費用 経常外費用計 当期経常外増減額 当期一般正味財産増減額 0 △56,566,834 一般正味財産期首残高 0 一般正味財産期末残高 △56,566,834 △ △ 0 0 0 290,364 40,501,822 △16,355,376 0 771,649,294 771,649,294 290,364 754,938,459 755,293,918 0 △ 205,359 △ 0 △ 205,359 △ 0 0 205,359 △16,560,735 0 771,649,294 205,359 755,088,559 Ⅱ 指定正味財産増減の部 当期指定正味財産増減額 0 0 0 0 0 0 0 指定正味財産期首残高 0 0 844,335,646 844,335,646 0 0 844,335,646 指定正味財産期末残高 0 0 844,335,646 844,335,646 0 0 844,335,646 290,364 1,599,274,105 1,599,629,564 205,359 1,599,424,205 Ⅲ 正味財産期末残高 △56,566,834 △ △ 205,359 △ 43 財産目録 平成27年 3月31日現在 貸借対照表科目 場所・物量等 使用目的等 金 (単位:円) 額 (流動資産) 現 当 座 預 金 金 手元保管 三菱東京UFJ銀行京橋支店 財団口座 運転資金として管理されている 運転資金として管理されている預金 1,134,355 6,918 普 通 預 金 三菱東京UFJ銀行京橋支店 財団口座 三菱東京UFJ銀行京橋支店 原美術館口座 三井住友銀行丸ノ内支店 財団口座 ゆうちょ銀行 財団口座 群馬銀行伊香保支店 ARC口座 運転資金として管理されている預金 2,634,082 外 貨 普 通 預 金 三菱東京UFJ銀行京橋支店 US$口座 三菱東京UFJ銀行京橋支店 EUR口座 運転資金として管理されている預金 11,019,277 未 金 入館料、メンバー会費等 運転資金として管理されている 1,014,040 1,184,954 16,993,626 収 入 仮 払 金 次期展覧会設営費等 運転資金として管理されている 美 術 品 絵画207点 版画169点 写真109点 工芸23点 彫刻45 映像22点 書蹟9点 ビデオ51点 その他77点 公目的保有財産、展覧会事業の使用に供している 金 三菱東京UFJ銀行京橋支店 基本財産として管理されている預金 不可欠特定財産美術品 絵画52点、彫刻6点 工芸1点、書蹟1点 その他3点 公目的保有財産、展覧会事業の使用に供している 328,181,163 什 器 備 品 監視カメラ、エアコン 電子システムファイル ARCロードサイン等 公目的保有財産、展覧会事業の使用に供している 1,186,835 機 械 装 置 ARC太陽光発電設備 公目的保有財産である ソ フ ト ウ エ ア 会計ソフト 公目的保有財産、美術館運営上必要な資産である 278,560 電 権 原美術館、ARC 電話加入権 公目的保有財産、美術館運営上必要な資産である 349,900 金 財団事務所賃借にともなう 敷金 公目的保有財産、財団運営上必要な資産である 700,000 流動資産合計 (固定資産) 基本財産 定 期 預 1,202,676,198 10,281,860 その他固定資産 話 加 敷 入 固定資産合計 資産合計 (流動負債) 1,599,227,732 1,616,221,358 未 払 金 Webサイト運営費等 展覧会事業に供する費用の未払 4,660,332 預 り 金 社員外源泉所得税等預り 運転資金として管理されている 1,520,021 仮 受 金 次期展覧会助成金 運転資金として管理されている 9,108,500 品川税務署 消費税及び地方消費税 未 払 消 費 税 等 流動負債合計 負債合計 正味財産 55,573,216 1,508,300 16,797,153 16,797,153 1,599,424,205 収支計算書 平成26年4月 1日から平成27年 3月31日まで 科 目 予算額 (a) (単位:円) 差 異 (b-a) 決算額 (b) Ⅰ 事業活動収支の部 1.事業活動収入 3,000 2,570 会費収入 基本財産運用収入 17,390,000 16,584,855 美術館入場料収入 55,768,000 57,204,569 2,845,000 904,965 160,000 268,566 寄付金収入 47,500,000 48,252,221 752,221 助成金収入 52,000,000 4,300,000 △ 47,700,000 0 5,240,000 4,000 2,781 講演会収入 資料販売収入 協賛金収入 受取利息収入 雑収入 事業活動収入計 △ △ 430 805,145 1,436,569 △ 1,940,035 108,566 5,240,000 △ 1,219 0 2,109,864 2,109,864 175,670,000 134,870,391 △ 40,799,609 99,381,000 99,720,119 339,119 0 1,790,000 1,790,000 37,417,000 38,082,298 665,298 1,040,000 1,057,515 17,515 2.事業活動支出 美術館事業費支出 人材派遣費 給料手当 臨時雇用賃金 退職給付費用 社会保険料 福利厚生費 976,000 980,700 4,700 6,015,000 6,148,199 133,199 323,104 225,000 548,104 2,834,000 1,903,559 △ 930,441 修繕費 400,000 123,950 △ 276,050 什器備品費 500,000 348,403 △ 151,597 旅費交通費 2,075,000 1,682,740 △ 392,260 100,000 60,775 △ 39,225 印刷製本費 1,880,000 1,558,724 △ 321,276 広告宣伝費 2,636,000 2,347,300 △ 288,700 通信運搬費 1,608,000 1,548,300 △ 59,700 消耗品費 交際費 図書費 195,000 95,984 △ 99,016 会議費 466,000 322,331 △ 143,669 7,980,000 8,779,989 799,989 設営費 0 125,000 125,000 記録費 0 34,666 34,666 パーティ費用 0 65,400 65,400 電算機経費 0 54,000 54,000 12,560,000 13,168,513 608,513 3,018,000 3,089,250 71,250 17,456,000 15,804,419 △ 1,651,581 2,860,000 2,603,065 △ 256,935 0 2,579,081 2,860,000 23,984 雑費 賃借料 火災動産保険料 光熱水料費 アートイン2013-14事業費支出 原美術館 ミヒャエル ボレマンス展 A R C 春季展 2,579,081 △ 2,836,016 アートイン2014事業費支出 48,940,000 21,493,569 原美術館 ニコラビュフ展 17,000,000 14,989,650 △ 2,010,350 500,000 432,117 △ 67,883 27,000,000 1,350,508 原美術館 アートスコープ2012-2014展 原美術館 コレクション展 △ 27,446,431 △ 25,649,492 A R C 春季展 0 1,119,961 A R C 夏季展 2,230,000 1,706,255 △ 523,745 A R C 秋季冬季展 2,210,000 1,895,078 △ 314,922 アートイン2014-15事業費支出 10,000,000 9,182,284 △ 817,716 10,000,000 8,744,983 △ 1,255,017 △ 5,194,678 原美術館 蜷川実花展 A R C 2014-2015春季展 1,119,961 0 437,301 10,000,000 4,805,322 メンバーシップ事業費支出 1,120,000 1,228,986 講演会事業費支出 2,710,000 1,195,329 △ 1,514,671 604,000 497,268 △ 106,732 10,000 5,543 △ 4,457 250,000 194,770 △ 55,230 △ 海外交流事業費支出 管理費支出 消耗品費 交際費 437,301 108,986 通信運搬費 70,000 59,481 会議費 70,000 100,931 雑費 30,000 14,293 △ 15,707 電算機経費 54,000 0 △ 54,000 120,000 120,000 賃借料 租税公課 雑損失 事業活動支出計 0 0 2,250 2,250 0 2,841,674 2,841,674 175,615,000 事業活動収支差額 10,519 30,931 55,000 143,567,616 △ 8,697,225 △ 32,047,384 △ 8,752,225 Ⅱ 投資活動収支の部 1.投資活動収入 特定預金取崩収入 0 0 0 0 0 0 固定産取得支出 0 1,015,000 1,015,000 什器備品購入支出 0 385,000 385,000 機械装置購入支出 0 630,000 630,000 投資活動支出計 0 1,015,000 1,015,000 投資活動収入計 2.投資活動支出 投資活動収支差額 0 △ 1,015,000 △ 1,015,000 Ⅲ 財務活動収支の部 1.財務活動収入 借入金収入 財務活動収入計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2.財務活動支出 借入金返済支出 財務活動支出計 財務活動収支差額 Ⅳ予備費支出 当期収支差額 △ 0 0 0 0 0 0 500,000 0 △ 500,000 9,712,225 △ 9,267,225 445,000 △ 前期繰越収支差額 9,908,698 9,908,698 次期繰越収支差額 9,463,698 196,473 0 △ 9,267,225 収 支 計 算 書 に 対 す る 注 記 1.資金の範囲 資金の範囲については、現金預金、未収入金、仮払金、未払金、預り金、仮受金、 未払消費税等を含めている。 なお、前期末及び当期末残高は、下記2に記載するとおりである。 2.次期繰越収支差額に含まれる資産及び負債の内訳 (単位:円) 科 目 前期末残高 当期末残高 現金預金 13,522,561 14,794,632 未収入金 571,703 1,014,040 8,613,935 1,184,954 22,708,199 16,993,626 未払金 9,832,052 4,660,332 預り金 1,764,249 1,520,021 仮受金 0 9,108,500 1,203,200 1,508,300 計 12,799,501 16,797,153 次 期 繰 越 収 支 差額 9,908,698 196,473 仮払金 合 計 未払消費税等 合 平成 27 年度事業計画 I. 美術に関する展覧会、講演会等の開催 (A)展覧会(於:原美術館) (a)蜷川実花展 2015 年 4 月 1 日―5 月 10 日(1 月 24 日より継続) (b)サイ トゥオンブリー展 2015 年 5 月 23 日―8 月 30 日 (c)ドイツ銀行写真コレクション展 2015 年 9 月 12 日―2016 年 1 月 11 日 (d)原美術館コレクション展 2016 年 1 月 23 日―3 月 31 日(2016 年度へ継続) (B)展覧会(於:ハラミュージアムアーク) [B-1 現代美術ギャラリー] (a) 春季コレクション展 2015 年 3 月 14 日―7 月 5 日 (b) 夏季コレクション展 2015 年 7 月 18 日―10 月 12 日 (c) 秋・冬コレクション展 2015 年 10 月 17 日―2016 年 1 月 11 日 (d) 来期コレクション展 2016 年 3 月 12 日―3 月 31 日(2016 年度へ継続) [B-2 觀海庵] (a) 春季Ⅰ期 2015 年 3 月 14 日―4 月 15 日 (b) Ⅱ期 2015 年 4 月 17 日―5 月 27 日 (c) Ⅲ期(現代美術特集) 2015 年 5 月 29 日―7 月 5 日 (d) 夏季Ⅰ期 2015 年 7 月 18 日―9 月 2 日 (e) 2015 年 9 月 4 日―10 月 12 日 Ⅱ期 (f) 秋・冬季Ⅰ期 2015 年 10 月 17 日―11 月 25 日 (g) 2015 年 11 月 27 日―2016 年 1 月 11 日 Ⅱ期 (h) 2016 年春季 2016 年 3 月 12 日―3 月 31 日(2016 年度へ継続) (C)イベント(於:原美術館) (a)キッズプログラム:イースターイベント「パック」(共催=ピエール エルメ パリ、ミ ルクジャポン) (b)対談:蜷川実花(作家)× 清水穣(美術評論家) (c)講演会:ジュディ シルベスタ(展覧会キュレーター、サイ トゥオンブリー財団役員) (d)講演会:米国美術専門評論家 (e)コンテンポラリーダンス公演:アマンシオ・ゴンザレス(スペイン)、ジョシュ・ジョ ンソン(アメリカ)、島地保武(日本) (f)講演会:ドイツ銀行写真コレクション展キュレーター (g)ワークショップ:佐藤時啓(ドイツ銀行写真コレクション展出品作家) 1 (D)イベント(於:ハラミュージアムアーク) (a)春のバスツアー:「アーツ前橋(小泉明朗展)とハラミュージアムアークをめぐって」 (b)夏のワークショップ:「ナカダイ伊香保工場」 (c)夏のイベント:「かえっこバザール」藤浩志(グリーン牧場ジョイントプロジェクト) (d)夏の体験教室:「アートうちわを作ろう」 (e)秋のワークショップ:金沢健一「音のかけら」 (f)秋のトークショウ:束芋「秋の夜長の束芋語り」 (g)秋のバスツアー:「セゾン現代美術館とハラミュージアムアークをめぐって」 Ⅱ. 現代美術に関する国際交流 (A)当館への招聘 ジュディ シルベスタ(サイ トゥオンブリー財団) アートスコープドイツ人出品作家(現代美術家) アマンシオ・ゴンザレス(ザ・フォーサイス・カンパニー、振り付/舞踏家) ジョシュ・ジョンソン(ザ・フォーサイス・カンパニー、振り付/舞踏家) 島地保武(ザ・フォーサイス・カンパニー、振り付/舞踏家) (B)海外派遣 安田篤生(作品貸し出し展示立ち会い) Ⅲ.メンバーシップに関する活動 美術館を精神的、経済的に支援する目的で運営されるメンバーシッププログラムは、展覧 会毎に開催するメンバーのみが参加できるイベントや、法人会員が福利厚生の一環として 利用できるインターナショナルイベントなどを企画し参加者からは好評を博している。 今年度、原美術館にては、前年度から継続して開催する蜷川実花展、現代美術界の巨匠 でありながら日本では初の個展となるサイ トゥオンブリー展など話題となる企画展も多 く予定されている。メンバーシップについても、これらの活動と連動したプログラムを実 施し、特典、サービスのさらなる向上に努め、より広い層への参加をアピールし、良き理 解者の支援を得られるよう努めたい。 Ⅳ.美術に関する情報の収集と発信 原美術館公式ホームページ、ツイッターや、現代美術に特化した日英バイリンガルのウェ ブマガジン「ART iT」内に開設している当館公式ブログを活用し、より端的かつ速やかな る情報の発信を目指す。同ウェブサイトは、生涯教育にも貢献しうる内容とする。また引 き続き、国内外の美術情報を収集し、その整理に努め、現代美術館としての使命を果たす。 2 Ⅴ.美術作家に対する援助 芸術活動進展のための種々の便宜供与を提供する。 Ⅵ.教育プログラムに関する活動 事例情報の調査収集に努め、また、教師を対象とした説明会を実施するなど、青少年を対 象とする生涯教育等各種教育プログラムの充実強化を図る。 3 収支予算書 平成27年 4月 1日から平成28年 3月31日まで 科 目 Ⅰ 事業活動収支の部 1.事業活動収入 基本財産運用収入 会費収入 美術館入場料収入 講演会収入 資料販売収入 寄付金収入 助成金収入 協賛金収入 雑収入 事業活動収入計 2.事業活動支出 美術館事業費支出 アートイン2013-14事業費支出 アートイン2014事業費支出 アートイン2014-15事業費支出 アートイン2015事業費支出 海外交流事業費支出 メンバーシップ事業費支出 講演会事業費支出 管理費支出 事業活動支出計 事業活動収支差額 Ⅱ 投資活動収支の部 1.投資活動収入 投資活動収入計 2.投資活動支出 固定資産取得支出 什器備品購入支出 投資活動支出計 投資活動収支差額 Ⅲ 財務活動収支の部 1.財務活動収入 財務活動収入計 2.財務活動支出 財務活動支出計 財務活動収支差額 Ⅳ 予備費支出 当期収支差額 前期繰越収支差額 次期繰越収支差額 予算額 (単位:円) 増 減 前年度予算額 3,000 17,706,000 64,530,000 1,810,000 160,000 42,300,000 22,100,000 5,000,000 2,000 153,611,000 3,000 17,390,000 55,768,000 2,845,000 160,000 47,500,000 52,000,000 0 4,000 175,670,000 101,297,000 0 0 500,000 39,381,000 5,000,000 2,688,000 2,710,000 710,000 152,286,000 1,325,000 99,381,000 2,860,000 48,940,000 10,000,000 0 10,000,000 1,120,000 2,710,000 604,000 175,615,000 55,000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1,000,000 325,000 6,200,000 6,525,000 0 0 500,000 445,000 4,200,000 3,755,000 0 0 500,000 770,000 2,000,000 2,770,000 △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ 0 316,000 8,762,000 1,035,000 0 5,200,000 29,900,000 5,000,000 2,000 22,059,000 1,916,000 2,860,000 48,940,000 9,500,000 39,381,000 5,000,000 1,568,000 0 106,000 23,329,000 1,270,000 役 員 等 報 酬 規 程 (目的) 第1条 この規程は、公益社団法人及び公益財団法人に認定に関する法律(平成18年法律第 19号)第5条第13号及び定款第20条第1項並びに定款第37条1項の規程に基づき、 公益財団法人アルカンシェール美術財団の役員及び評議員(以下「役員等」という。)の報 酬の支給の基準について定めることを目的とする。 (報酬の種類及び通勤手当) 第2条 役員等の報酬は、定款の規定に基づき支給しない。ただし、定款を変更し、役員等に 報酬を支給する場合は、以下の条項に従い支給することが出来る。 2 役員等に報酬を支給する場合には、本規程に基づき、本給及び通勤手当を支給することが できる。 (報酬の支払方法) 第3条 役員等の報酬は、その金額を通貨で、直接役員等に支払うものとする。ただし、法令 に基づき役員等の報酬から控除すべき金額がある場合には、その役員等に支払うべき報酬の 金額から、その金額を控除して支払うものとする。 2 役員等が報酬の全部又は一部につき自己の預金への振込みを申し出た場合には、その方法 によって支払うことができる。 (報酬の支給日) 第4条 役員等の報酬は、その月の月額の金額を毎月25日に支給する。ただし、支給日が休 日に当たるときは、前日に支給する。 (報酬の決定基準) 第5条 役員等の報酬は、原則支給しない。ただし、役員等の報酬を支給する場合は、以下の 方法により支給することが出来る。 2 理事の報酬は、定款を変更のうえ、評議員会の決議によって定められた総額の範囲内にお いて、その職務、資格等を勘案して、理事会で決定するものとする。 3 監事の報酬は、定款を変更のうえ、評議員会の決議によって定められた総額の範囲内にお いて、監事の協議によって決定する。 4 評議員の報酬は、定款に定められた総額の範囲内において、具体的な支給額は評議員会で 決定するものとする。 (通勤手当) 第6条 通勤手当を支給する場合には、人事制度運用規程第24条に規定する通勤手当の支給 要件に該当する者の例に準じて支給する。 (特別手当) 第7条 特別手当(賞与、業績給)は、支給しない。 (日割計算) 第8条 新たに役員等になった者には、その日から、役員等が退職し、又は解任された場合に は、その日までの報酬を支給する。 2 役員等が死亡により退職した場合には、その月までの報酬を支給する。 3 日割の報酬額は、その月の総日数から日曜日及び土曜日の日数を差し引いた日数を基礎と して出勤した日数を日割りによって計算する。 (端数の処理) 第9条 この規程により計算した金額に1円未満の端数を生じたときは、これを1円に切り上 げて支給するものとする。 (補則) 第10条 附 この規程の実施に関し必要な事項は、理事長が別に定める。 則 この規程は、公益財団法人アルカンシェール美術財団の設立登記のあった日から施行する。 平成27年 6月 30日 公益財団法人アルカンシエール美術財団 「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について(公表) 当法人は、国家公務員法等の規定に関し、国家公務員であった者が法人の役員と して再就職する場合に政府に届出をおこなうことが必要な「国と特に密接な関係が ある法人」に該当しませんので、その旨公表いたします。 [本件連絡先] 電 話:03-5423-1603(直通) FAX:03-5423-1610 電子メール:info@haramuseum.or.jp (参考)国家公務員法等の規定 ○国家公務員法(昭和22 年法律第120 号)第106 条の24 第1 項第4 号 ○独立行政法人通則法(平成11 年法律第103 号)第54 号の2 第1 項において準用する国 家公務員法第106 号の24 第1 項第4号 ○職員の退職管理に関する政令(平成20 年政令第389 号)第32条 ○特定独立行政法人の役員の退職管理に関する政令(平成20 年政令第390 号)第18条 ○職員の退職管理に関する内閣官房令(平成20 年内閣府令第83 号)第9条 ○特定独立行政法人の役員の退職管理に関する内閣官房令(平成20 年内閣府令第84 号) 第8条
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