留学の手引き 大阪市立大学 国際センター 目 次 1.留学計画と準備・・・・・・・・・・・・・・・P3 2.留学の種類・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 3.語学テスト情報・・・・・・・・・・・・・・・P7 4.奨学金情報・・・・・・・・・・・・・・・・・P10 5.金融機関による教育ローン・・・・・・・・・・P11 6.危機管理・保険について・・・・・・・・・・・P11 7.留学相談窓口・・・・・・・・・・・・・・・・P11 8.その他情報・・・・・・・・・・・・・・・・・P12 9.留学に関するQ&A・・・・・・・・・・・・・P12 大阪市立大学短期留学制度一覧・・・・・・・・・・P15(資料 1) 大阪市立大学長期留学制度一覧・・・・・・・・・・P16(資料2) 留学制度フロー図・・・・・・・・・・・・・・・・P17(資料3) 2 1.留学計画と準備 留学をする上で最も大切なことは、留学の目的と理由です。なぜ留学をしたいのか?語 学習得をしたいのか、それとも専門分野の知識を深めたいのか、留学目的によって留学プ ログラムもかわってきます。 留学先(国、地域)、留学期間、留学時期、学びたい学問、費用、卒業後の進路等を考慮 し、自分にとってどのようなプログラムが効果的かよく検討してください。 2.留学の種類 本学の学生が海外へ留学する機会として、「協定校留学」と「個人留学」があります。ご 自身の留学の目的・希望と併せて、どちらの留学の種類が自分に合っているのかを検討し て下さい。 1)協定校留学 大阪市立大学が海外の大学との交流協定に基づき、学生を派遣する交流プログラムです。 長期間の派遣と短期間の派遣があり、それぞれのプログラムに毎年 1 名~30 名の学生が参 加し、相互理解と友好親善を図っています ①長期留学 在学中に半年~1 年間留学へ行く制度です。留学先で修得した単位を本学の卒業要件単位 として認定することができます。その結果、卒業要件を満たした場合、留学年次によって は、4 年間での卒業が可能です。ただし、単位認定に関しては、学部により取り扱いが異な る場合がありますので、詳細は国際センター又は所属研究科・学部へご確認下さい。 長期留学制度の詳細は、資料1(P15)を参考にして下さい。 長期 交換 留学 地域 留学先 締結部局 中国 深圳大学 大学間 ドイツ ハンブルク大学 大学間 ロシア サンクト・ペテルブルク国立大学 大学間 韓国 国立全南大学 大学間 フランス ドイツ リヨン第三大学 セルジー・ポントワーズ大学 ヨハン・ウォルフガング・ゲーテ大学 文学部 経済学部 *上記情報は、2013 年 6 月現在のものです。 最新の情報は、大学ホームページを確認、または、国際センターまで問合せ下さい。 http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/education/study_abroad/summary 3 ②短期留学 夏休みや冬休みなど長期の休暇を利用した語学研修プログラムです。プログラムによっ ては、全学共通科目などの単位取得が可能です。参加するプログラムによって取得単位が 異なりますので、国際センター又は所属研究科・学部へご確認下さい。 また、募集時期・募集人数・応募資格等は、プログラムによって異なりますので、国際 センター又は協定締結部局へご確認ください。 短期留学制度の詳細は、資料 2(P16)を参考にして下さい。 短期 交換 研修 地域 留学先 締結部局 ロシア サンクト・ペテルブルク大学 大学間 フランス ル・アーブル大学国際学部 商学部 シェフィールド大学 文学部 イギリス オックスフォード大学 ハートフォードカレッジ 短期 言語 文化 研修 国際センター ドイツ ハンブルク大学 大学間 フランス セルジー・ポントワーズ大学 文学部 華東師範大学 文学部 就業体験 in 上海 国際センター 国立全南大学 大学間 ソウル市立大学 文学部 中国 韓国 カナダ ビクトリア大学 オーストラリア ホーソン語学学校 国際センター 英語教育開発センター 商学部 *上記情報は、2013 年 6 月現在のものです。 最新の情報は、大学ホームページを確認、または、国際センターまで問合せ下さい。 http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/education/study_abroad/summary 4 ③協定校留学の場合の手続き例(大学間・国際センターの場合) 大学ホームページ及びポータルサイトに募集案内を掲載 プログラムによっては、募集説明会を開催 申請書を国際センターへ提出 プログラムによっては書類・面接選考を実施 出発前のオリエンテーションを実施(2 回~3 回) *パスポート取得について、ビザ申請手続き、留学先へ提出する application form の書き方、航空券の手配等について案内します。 渡 航 留学生活開始! プログラム終了後、留学先が発行する修了証・成績表を持ちかえり、 各所属研究科・学部にて単位認定申請 本学の単位として認定。 (所属研究科・学部の基準に則る) *上記の手続きの流れは一例ですので、必ず協定の締結部局に応募方法・手続き方法を確 認して下さい。また単位認定に関しては、所属研究科・学部へ確認をして下さい。 5 個人での留学 学 2)個 ①休学 学留学 大阪 阪市立大学を を休学して留 留学する制度 度です。休学 学期間は在学 学期間に算入 入されないた ため、 最短修 修業年限(学 学部生の場合 合は、4 年。医学部のみ 6 年)での卒 卒業はできず ず、留学先で で取得 した単 単位の単位認 認定も申請で できません。 。また、個人 人での留学と となるため、 手続きは全 全て各 自で行 行わなければ ばなりません ん。 休学留 留学を考えて ている人は、まずはご所 所属の学部窓 窓口へ相談し してください い。 ②長期 期休暇を利用 用した留学 夏休 休みや冬休み みなどの長期 期休暇を利用 用して、個人 人で手配して て留学するこ ことが可能で です。 留学先 先や留学期間 間など、幅広 広い選択肢か から選択が可 可能です。 (カナタ ゙・ビクトリアダ ゙ウンタウン) (英国・オオックスフォード大ハ ハートフォードカレッ ッジ) 6 3.語学テスト情報 それぞれのテストや種類、形態、試験日など詳細は、ウェブサイトでご確認ください。 1)英語 テスト名 詳 細 TOEIC TOEIC テ ス ト ( Test of English for International http://www.toeic.or.jp/ Communication)は、英語によるコミュニケーション 能力を幅広く評価する世界共通のテスト。 リスニング問題、リーディング問題をマークシート方式 で回答します。英語によるコミュニケーション能力を総 合的に測定し、合否ではなく 10 点から 990 点までのス コアで評価されます。 *TOEIC のスコアを単位認定している学部もあります。詳しく は各学部事務室までお問い合わせください。 TOEFL TOEFL テ ス ト ( Test of English as a Foreign http://www.cieej.or.jp/toefl/ Language)はアメリカ、イギリス、オーストラリア、 ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学をはじめと した、130 カ国 8,000 以上の機関が、TOEFL テストス コアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業 の基準として利用しています。現在、日本では TOEFL iBT(Internet-based Test インターネット版 TOEFL テ スト)が実施されています。「読む」「聞く」「話す」「書 く」の 4 つの技能を総合的に測定し、0~120 点のスコ アで示されます。 *TOEFL のスコアを単位認定している学部もあります。詳しく は各学部事務室までお問い合わせください。 IELTS アイエルツ(IELTS)は、英国、オーストラリア、カナ http://www.ielts.org ダ、ニュージーランドのほとんどの高等教育機関で認め られています。米国でも TOEFL に代わる試験として、 入学審査の際に採用する教育機関が増えています。 Cambridge 英検 ケンブリッジ大学(Cambridge ESOL)が実施してい http://www.justycom.jp/cambridge るケンブリッジ英語検定は、130 ヶ国以上で実施されて /index.html いる年間 300 万人以上が受験する試験です。 7 2)ドイツ語 テスト名 詳細 ドイツ語技能検定試験 ドイツ語技能検定試験は、1992 年から実施されている http://www.dokken.or.jp/ 検定試験です。年に 2 回実施されています。 TestDaF 留学生を対象とした欧州語学力評価基準における B2 http://www.testdaf.de から C1 レベルまでの語学力を判定するための試験で す。試験結果は 3、4、5 の 3 段階で評価され、読解、 聴解、作文、口頭試験の 4 項目すべてにそれぞれ成績 がつけられます。評価が 3 以下の場合は、いわゆる不 合格の扱いとなります。すべての項目において 4 以上 の成績を取ることを、多くの大学で入学の条件として いるようです。 3)フランス語 テスト名 詳細 実用フランス語技能検定 実用フランス語技能検定は、日本人学習者を対象とし http://apefdapf.org/ て、文部科学省および在日フランス大使館文化部後援 をうけて実施されるフランス語の技能検定試験です。 DELF/DALF DELF と DALF は、フランス国民教育省認定フランス http://www.calosa.com/delfdalf/ 語資格試験です。 accueil_jp.htm DELF(A1・A2・B1・B2)・DALF(C1・C2)の 6 つのレ ベルの試験があります。 試験には、筆記試験(聴解・読解・文書作成)と口頭 表現試験があり、4 つの能力が評価されます。合格する とディプロム(証書)が発行されます。 DALF C1 を取得すると、フランスの大学の学部に入学 する際に義務付けられているフランス語能力評価試験 が免除されます。 フランスやフランス語圏及びヨーロッパの高等教育機 関でも広く認可されつつあります。日本では、フラン ス政府給費留学生試験の一部が免除されています。 TCF TCF はフランス教育省が行うフランス語学力試験で http://www.ciep.fr/tcf/ す。すべての受験者はヨーロッパ評議会(ヨーロッパ 共通基準枠組み)が定めた 6 等級区分(A 1 から C2) の内のいずれかに等級付けされた証明書を受け取りま す。従って TCF に不合格はありません。 8 4)ロシア語 テスト名 詳細 ロシア語検定試験 総合的なロシア語力を認定するため、 「読解力」だけで http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/ なく、 「聴取力」や「会話力」も評価されます。それぞ れの科目で 6 割以上の点数を取らなければ合格とはな りません。たとえ合計点で 6 割以上を取ったとしても、 6 割に達していない科目が一つでもあれば不合格とな ります。 5)中国語 テスト名 詳細 中国語検定試験 中国語検定試験は、1981 年から実施されている検定試 http://www.chuken.gr.jp/ 験です。2005 年からスコア式ビジネス中国語検定試験 も実施しています。 中国語試験 HSK HSK は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当) http://www.hskj.jp/index.html の認定する中国語の語学検定試験で、HSK 証書は中国 留学の際の基準や就職や転職の際にも活用されていま す。 6)韓国語 テスト名 詳細 S-TOPIK(一般韓国語能力試験) 韓国語能力試験は、大韓民国政府が認定する試験です。 http://www.kref.or.jp/korea_kentei 韓国語の教育評価を標準化し、韓国語を母語としない /index.html 韓国語学習者に学習方法を提示するとともに、韓国語 の普及や、試験結果の学習・留学・就職等への活用な どを目的に、世界 35 カ国で一斉に実施されています。 ハングル能力検定 日本語を母国語とする人を対象とした検定試験です。 http://www.hangul.or.jp/index.php 特にコミュニケーション能力を重視した試験内容とな っています。 これらの検定試験の他にも検定試験は多数あります。留学したい国、学校がどの検定試験 結果を求めているのか、各教育機関のホームページも必ずチェックしてください。 9 4.奨学金情報 海外留学する日本人に支給される奨学金は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)や外 国政府、地方自治体、民間の企業や支援団体等から支給されるものがあります。 本学のホームページでは、本学に募集案内が届いた奨学金情報を掲載しています。奨学 金を希望する場合は、随時確認するようにして下さい。 http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/education/study_abroad/scholarship 独立行政法人日本学生支援機構の主な奨学金は下記の通りです。但し、変更の可能性も ありますので、必ず独立行政法人日本学生支援機構のホームページを確認して下さい。ま た、独立行政法人日本学生支援機構のホームページでは、外国政府、地方自治体、民間団 体等からの奨学金情報も掲載しています。 http://www.jasso.go.jp/study_a/scholarships.html (1)留学生交流支援制度(長期派遣)(給付型) 修士または博士の学位取得を目指し、海外の大学に1年以上留学する学生等を対象とし た奨学金です。 (2)留学生交流支援制度(短期派遣)(給付型) 日本の大学、大学院、短期大学、高等専門学校(専攻科を含む。なお第 2 年次以下を対 象とするものを除く。)又は専修学校(専門課程)が、諸外国の高等教育機関との学生交流 に関する協定等に基づいて実施される派遣プログラムに参加する学生を対象とした奨学金 です。 (3)第二種奨学金(海外)(有利子貸与型) 海外の大学および大学院の正規課程(学位取得課程)への留学を対象とした、貸与型(要 返済)の奨学金です。日本の学校を卒業見込みの在学者、および、卒業後 2 年以内の方が 対象となります。(海外の短期大学等に進学する場合は、短期大学等卒業1年以内に海外の 大学への編入学を目的としている場合は、当該短期大学在籍時より対象となります。) (4)第二種奨学金(短期留学)(有利子貸与型) 海外の短期大学、大学、大学院への短期留学を対象とした貸与型(要返済)の奨学金(3 か月以上 1 年以内)です。ただし、交流協定等に基づく留学、留学先の修得単位が帰国後 認定される留学及び大学院生の外国の大学院等で研究目的とする留学が対象です。日本の 学校の正規課程在籍者が申込みできます。 独立行政法人日本学生支援機構の奨学金に関するお問い合わせは、国際センター(研究 支援課国際交流担当)までご連絡ください。 10 5.金融機関による教育ローン 海外留学するために、金融機関から資金を借りることも可能です。 (1)日本政策金融公庫の「国の教育ローン」 外国の高等学校・高等専門学校・短期大学・大学・大学院などの教育施設に 6 か月以上留 学する場合には融資の対象になります。 掲載先:https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html (2)その他の金融機関の教育ローン 留学にも利用できる制度があります。個々の金融機関に直接お問い合わせください。 6.危機管理・保険について 近年、海外において暴動や内乱、テロ活動をはじめ、大規模な地震・津波等の自然災害、 感染症等に日本人が巻き込まれるケースが増えつつあります。 渡航先での安全確保のため、「自分の身は自分で守る」という意識を常に持っておくこと が重要です。例えば、「その国の法令遵守」はもちろんのこと、「治安の良くない場所や夜 間の外出は控える」、 「多額の現金や貴重品を持ち歩かない」 、 「危険地域に近寄らない」、 「麻 薬等の薬物使用は絶対にしない」、「見知らぬ人を安易に信用しない」など、自己責任の意 識を持つことが安全対策上必要です。 また、家族や保護者等に渡航先国の情報や滞在先の連絡先等の事前連絡を行っておくと ともに、留学中も生活状況や健康状態等をこまめに連絡しましょう。もしもの場合に備え て必ず海外旅行傷害保険等へ加入するなどのリスク管理を行っておくことが必要です。 国際センターでは、海外で安全に研究や留学を行うために、危機管理ガイドブックを発 行しています。冊子をご希望の場合は、国際センターまで取りに来て下さい。また、大学 ホームページにもデータが掲載されていますので、留学前には必ず読みましょう。 掲載先:http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/education/study_abroad/summary 7.留学相談窓口 国際センターでは、留学(短期・長期)をご希望の方に個別相談を実施しています。事 前予約制ですので、下記の電話番号又はメールアドレスへご連絡ください。 TEL: 06-6605-3557 FAX: 06-6605-2058 Email: kokusai@ado.osaka-cu.ac.jp 11 8.その他情報 1)留学レポート 本学の制度を利用して留学(協定校留学)した学生の留学レポートを大学ホームページ で公開しています。留学計画を立てる上で参考にして下さい。 大学ホームページ:http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/education/study_abroad/report 2)独立行政法人日本学生支援機構のホームページ 独立行政法人日本学生支援機構では、海外留学を考え始めた学生・社会人に向けて情報 提供をしています。奨学金情報や、留学先の情報、また、留学計画を立てる上でのガイド ブック「私がつくる海外留学」等が掲載されています。 独立行政法人日本学生支援機構のホームページも参考にするようにして下さい。 http://www.jasso.go.jp/study_a/oversea_info.html 9.留学に関する Q&A 留学に関する質問のうち、多いものを集めました。留学計画を具体的にする上で役に立 ててください。 1)英語圏への留学制度はありますか? はい、あります。 英語圏への留学は、夏休み及び春休みを利用した短期語学研修があります。一部の研修 では、研修の修了証を取得することによって単位認定も可能です。英語圏への短期語学研 修については、本手引きの 4 ページ及び資料 2(P16)を参考にして下さい。 *単位取得については、必ず所属研究科・学部に確認をして下さい。 2)英語圏以外への留学制度はありますか? はい、あります。 ロシア語圏、ドイツ語圏、中国語圏、フランス語圏、韓国語圏への留学制度があります。 交換留学をご希望の場合は、本手引きの 3 ページ及び資料1(P15)を参考にして下さい。 短期語学研修を希望の場合は、本手引きの 4 ページ及び資料 2(P16)を参考にして下さい。 3)大学の留学制度を利用できない場合は、どうしたら良いですか? 大学の留学制度を利用できない場合は、個人での留学となります。生協や留学斡旋会社 等の留学事業者をホームページやパンフレット等を参考に探してみて下さい。 また、留学フェアや留学説明会が数多く開催されています。まずは情報収集のために参 加してみることをお勧めします。 その他、周りに実際に留学をしたことがある方がいれば、どのような機関を通じて留学 したのか聞いてみるのも一つの方法だと思います。 12 4)個人での留学の場合、どのような留学形態がありますか? 個人での留学の場合、大きく分けて 5 種類あります。 ①語学留学:留学先の言語を学びたい人が集まり、主に留学先の言語でのコミュニケー ション力を高めることが可能です。世界中の人達と同じクラスで学びます。語学力は不問 の語学学校が多いです。 ②大学・大学院留学:入学するには、高度な語学力が必要です。希望する大学・大学院 が求めている語学試験の基準を事前にチェックしましょう。また、大学・大学院での留学 は、ご自身の専門(専攻)分野を留学先の言語で学ぶことになります。語学留学よりもア カデミックな英語を身に付けたい方にお勧めします。 ③ワーキングホリデー:仕事をしながら滞在が可能です。国によっては、語学学校に通 うことも可能です。基本的には語学力は不問です。ワーキングホリデーの制度がある国に は限りがありますので、留学したい国にワーキングホリデーの制度があるのかどうか、事 前に確認をしましょう。 ④専門留学:専門的な知識(例えばホテルビジネス等)を身に付けたい場合に専門学校 等に留学する方法です。専門学校に入るためにも高度な語学力が必要な場合がありますの で、事前に確認をしましょう。 ⑤プラスα留学(例:インターンシップ/ボランティア):語学留学で語学力をアップし、 その集大成としてインターンシップやボランティア等、プラスαのプログラムに参加する 留学です。インターンシップやボランティア等の活動をするために語学力を問うものもあ りますので、事前に確認をしましょう。 5)留学はしたいのですが、留学したい場所が決まっていません。 まず、留学中に何かしたいことはありますか? 例えば、大学の雰囲気を味わいたい!というのであれば、大学附属の語学学校を中心に 探しましょう。温暖な気候が良いというのであれば、オーストラリアやアメリカ西海岸(カ リフォルニア州等)をお勧めします。また、美術館を沢山巡りたい・ミュージカルを観た いというのであれば、ロンドンやニューヨークをお勧めします。 勉強も大切ですが、勉強以外に何かしたい事も考えてみましょう。やってみたい事が実 現しやすい地域を中心に場所を絞っていくと良いと思います。 6)費用はどれくらい掛かりますか? 大学の制度を利用した短期語学研修では、プログラムにもよりますが、平均して 30 万円 ~50 万円程度掛かります。この費用には、現地でのプログラム費用・往復航空券代・滞在 費等が含まれている金額です。プログラムによって異なりますので、詳細は、プログラム を実施している各部局へ確認しましょう。 13 長期の交換留学の場合は、学費は大阪市立大学への納入が必要ですが、留学先では学費 の納入は不要です。その他の往復航空券代・滞在費・生活費・海外旅行傷害保険費等は、 全て自己負担となります。 個人での留学の場合は、全て自己負担です。留学の費用を抑えたい場合に、留学地域を 選ぶ時に航空券代が安い地域(アメリカ西海岸等)や物価が安い地域(アジア方面等)等 を考慮に入れて選ぶのも一つの方法です。 オーストラリアでは学生ビザを取得したら、現地でアルバイトすることも可能ですので、 生活費の足しにすることもできます。 *学生ビザでのアルバイトの可否は、変更になる可能性もありますので、事前に調べるよ うにしましょう。 7)奨学金制度はどのようなものがありますか? 本手引きの 10 ページを参照して下さい。 8)就職活動が心配なのですが。 3 年次、4 年次での留学となると就職活動が心配ですね。長期休暇(夏休みや春休み)を 利用した留学であれば、心配はないと思いますが、長期(半年~1 年)の留学ですと、就職 活動の動きが心配になると思います。 就職に関しては、就職相談室(学生サポートセンター1 階)に相談してみましょう。 留学先でどのような事を考え、どのように工夫して困難を乗り切ったのか等、自分の力 で成し遂げたポイントをアピールできるようにしましょう。このようなアピールポイント を最低でも1つ、持って帰ってくるようにしましょう。 「グローバル人材」という言葉を聞いたことがあると思いますが、自分で考え、自分の 力で工夫して仕事を成し遂げる人材が求められています。是非、留学の機会を生かし、就 職活動でアピールして下さい。 留学形態について簡単なフローチャート(資料 3、P17)にまとめていますので、自分の 留学の希望・計画がどのタイプに当てはまるか見てみましょう。 ■この冊子に関するお問い合わせ■ 大阪市立大学 国際センター TEL: 06-6605-3557 FAX: 06-6605-2058 Email: kokusai@ado.osaka-cu.ac.jp http://www.osaka-cu.ac.jp 14 資料1 大阪市立大学 長期留学制度 一覧 2013年6月26日現在 国際センター(研究支援課国際交流担当) 主催部門/ 問合せ先 留学先 国名 留学時期/期間 募集開始時期 対象 単位認定 サンクト・ペテルブルク大学 ロシア 9月 半年~1年間 9月 全学対象 あり ハンブルク大学 ドイツ 10月/4月 半年~1年間 7月~1月 全学対象 あり 国立全南大学 韓国 3月/9月 原則1年間 7月~12月 全学対象 あり 深圳大学 中国 3月/9月 原則1年間 7月~12月 全学対象 あり セルジー・ポントワーズ大学 フランス 国際センター 公募あり (基本的には、文学部・文学研究科生 対象) 文学部 リヨン第3大学 フランス ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学 ドイツ リクエストベース (基本的には、経済学部・経済学研究科生 対象) 経済学部 サンクト・ペテルブルグ大学 ロシア *主催部門が国際センター以外の留学に関しては、必ず事前に主催部門に確認をして下さい。 *単位認定に関しては、必ず事前に所属の学部・研究科へ確認をして下さい。 *留学に関する質問・お問い合わせは 国際センターへ TEL: 06-6605-3557 Email: kokusai@ado.osaka-cu.ac.jp 15 資料2 大阪市立大学 短期留学制度 一覧 2013年7月29日現在 国際センター(研究支援課国際交流担当) 主催部門/ 問合せ先 留学先 国名 留学時期/期間 募集開始時期 対象 単位認定 ビクトリア大学 カナダ 9月(4週間) 4月 全学対象 あり (ACE1単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 オックスフォード大学ハードフォードカレッジ イギリス 3月(3週間) 9月~10月 全学対象 あり (ACE1単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 サンクト・ペテルブルク大学 ロシア 9月(1か月) 9月~10月 全学対象 あり *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 就業体験&企業研修 in 上海 中国 9月(1週間) 6月~7月 全学対象 なし シェフィールド大学 イギリス 8月(約1か月間) 年明け 全学対象 あり (ACE1単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 セルジー・ポントワーズ大学 フランス 9月(2週間) 年明け 全学対象 あり (フランス語特修科目 2単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 ソウル市立大学 韓国 8月(2週間) 4月~5月 全学対象 あり (朝鮮語特修科目 2単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 華東師範大学 中国 8月(2週間) 4月~6月 全学対象 あり (中国語特修科目 2単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 全学対象 あり (ビジネス・コミュニケーションⅠまたはII 2単位) *商学部生のみの単位認定 国際センター 文学部 ホーソン語学学校 (メルボルン大学認定) オーストラリア 8月/2月(5週間) 5月~6月 /12月 ル・アーブル大学 フランス 11月~12月 5月~6月 商学部生のみ (交換留学) あり (商学部学生のみ) ビクトリア大学 カナダ 3月(3週間) 10月 全学対象 (原則1年生、2年生) あり (ACE1単位) *所属学部により取扱いが異なる場合あり。 商学部 英語教育開発 センター *主催部門が国際センター以外の留学に関しては、必ず事前に主催部門に確認をして下さい。 *単位認定に関しては、必ず事前に所属の学部・研究科へ確認をして下さい。 *ハンブルク大学(ドイツ)主催のサマースクールもあります。詳細は 国際センター へお問い合わせください。 *留学に関する質問・お問い合わせは 国際センターへ TEL: 06-6605-3557 Email: kokusai@ado.osaka-cu.ac.jp 16 資料3 留学制度フロー図 留学したい! 短期留学 英語圏 ・シェフィールド大学 (文・夏期) ・ビクトリア大学 (英語教育・春期) ・ホーソン語学学校 (商・春期&夏期) ・ビクトリア大学 (国際センター・夏期) ・オックスフォード大学 (国際センター・春期) 中・長期留学(半年~1年) 英語圏 他言語圏 休学留学 ・華東師範大学 (文・夏期・中国語) ・大学・大学院留学 ・ソウル市立大学 (文・夏期・韓国語) ・語学留学 ・全南大学 (国際センター・夏&冬期・韓国語) ・ハンブルク大学 (国際センター・夏期・ドイツ語) ・サンクト・ペテルブルグ大学 (国際センター・夏期・ロシア語) ・セルジー・ポントワーズ大学 (文・夏期・フランス語) ・就業体験&企業研修in上海 (国際センター・夏期) 上記の短期留学制度を利用できない場合は、 個人での留学となります。 17 ・ワーキングホリデー 他言語圏 交換留学 ・ハンブルク大学 (ドイツ語) ・サンクト・ペテルブルグ大学 (ロシア語) ・専門留学 ・国立全南大学 (韓国語) ・インターンシップ/ ボランティア ・セルジー・ポントワーズ大学 (フランス語) *基本は文学部のみ対象 ・リヨン第3大学 (フランス語) *基本は文学部のみ対象 ・ヨハン・ヴォルフガング・ ゲーテ大学(ドイツ語) *経済学部のみ対象 休学留学は、個人での留学となります。
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