おさなみひろくに 週刊 週刊新社会号外 1638 号 新社会党へのご連絡は長南博邦 ℡ 7125-2627 E-mail hiro-osanami@tbf.t-com.ne.jp 第三種郵便物認可 新社会 10 月11 日 振替 00140-0-149727 1ヵ月 600 円〒 164 円 1部 150 円〒 41 円 http://www.sinsyakai.or.jp/ E-mail/honbu@sinsyakai.or.jp Tel.03-6380-9960 Fax.03-6380-9963 発行所 : 新社会党 〒 101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10 三辰工業ビル3F 介護 期 次 計画 険 保 2016 年号外 野田市 版 今週号本紙2面、道 しるべはおさなみ議 員が書いています。 政権与党会派が国に対して意見書提案 軽度者へのサービス切り捨てやめろと くみ 政権与党に与し、普段は国に対 この論理が通れば、新たに所得 の小役人的発想はやめるべきだ。 する政策意見書を否決してきた政 制限が細分化されて、サービスの どこまで意見書の提案者が理解 清会が、9 月議会では打って変わっ 差別化が進むのは間違いない。 しているかわからないが、より重 て、 「介護保険制度における軽度 介護の状態を悪化させないよう 度の人にサービスを重点化するた 者への福祉用具貸与及び住宅改修 に、初期段階からきめ細やかな めに、軽度者へのサービスを削減 の継続を求める意見書」を自ら提 サービスを提供する介護保険制度 するという論理に異を唱えたこと 案し、公明党も賛成したため、全 が根底から崩れよう。 「小利大損」 は正しい。 会一致で意見書が議決された。 同様の意見書は 9 月 30 日現在 介護保険制度における軽度者への福祉用具貸与及び住宅改修の継続を求 で一般社団法人日本福祉用具供給 める意見書 協会がまとめたところ、24 都道府 2015 年6月 30 日閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針 県議会、143 市区町村議会が議決。 2015」 (骨太の方針 2015)では、介護保険制度の利用者負担や要介護軽 県内では県議会と 6 市議会となっ 度者に対する給付の見直しを検討する方針が出されている。 ている。 しかしながら、いわゆる要介護軽度の方は、福祉用具等の介護保険サー おそらくは事業者団体であるこ ビスを利用することにより生活の幅が広がり、社会参加も可能になって の協会が運動したのだろうが、こ いる方々である。例えば、 手すりや歩行器などの軽度者向けの福祉用具は、 れまで制度存続のためにとサービ 転倒・骨折の予防や自立した生活の継続を実現するとともに重度化を防 ス切り捨てに賛成してきた自公の 議員はなぜ反対したのだろうか。 現在、18 年度から始まる介護保 険制度の次期計画について国の審 ぎ、また、おくらせることに役立っている。さらに、安全な外出機会を 保障することにより、ひとり暮らしの高齢者の引きこもりを防ぎ、社会 生活の維持につながっている。 「経済財政運営と改革の基本方針 2015」 (骨太の方針 2015)がそのま ま国会において可決、施行されれば、現在介護保険制度を使いデイサー 議会で議論が始まっている。そこ ビスや訪問介護・福祉用具貸与等の介護保険サービスを受けている方々 では要支援1と2、要介護1と2 約 520 万人のうち、約3分の2に当たる 320 万人余が全額自己負担とな の人が介護器具、杖や車いす、介 り、その多くの方が生活維持のためにサービスを断念せざるを得ないと 護用ベッドのレンタルや購入は現 いう事態になる。その結果は、介護度の重篤化を招き、逆に社会保障費 状 1 割( 「高所得者」は 2 割)負 全体が増大することになる。 担で済むが、財務省が持ち込んだ 人的パワーを補い、介護環境の改善にも寄与する福祉用具の有効活用 論理は自己負担を原則として、そ は、安倍政権が掲げる「新3本の矢」にある「介護離職ゼロの実現」に こに補助するというもの。 も貢献するものである。 財務省は同じ論理で住宅改修や 生活援助についても議論を持ち込 んでいる。 よって、本市議会は国に対し、介護保険制度における要介護軽度者へ の給付を継続することを強く求めるものである。 以上、地方自治法第 99 条の規定により意見書を提出する。 おさなみ議員のホームページは写真自慢! osanami fc と入力してください。 週刊新社会号外 野田市版 1638 号 1988 年 1 月 18 日第三種郵便物認可 時代は制限的福祉から普遍的福祉に 先頭を走る明石市・子どもの費用は社会が負担 野田市で給食費を無料化するに 収 額 は 約 6 億 6093 万 円 な の で、 祉(ユニバーサル型福祉)に転換 はいくらかかるのか。野田市では これが無料にするための金額で、 している。つまり、救貧対策とし まだ現実味がないが、先の市長選 歳出全体の 1.32%だ。 て社会に開いた穴をふさぐだけの 挙でも無料化を訴えた候補者がい おさなみ議員は来月明石市(人 福祉では、いつまでたっても状況 たし、実際に無料化や補助を行っ 口 30 万人弱)に視察に行く。2 は改善しないということだ。 ている自治体も 120 以上あるの 期目の明石市長はこれまでの福祉 明石市では中学生までの子ども で、知っておくのは無駄ではない。 の概念、所得制限を前提とした福 医療費は無料(野田市は 1 回、1 祉から、制限を設けない普遍的福 日当たり 300 円負担) 、そして 7 野田市の給食費としての年間徴 億円かけて保育所と幼稚園の 2 人 駅前にふさわしく 梅郷駅の修景地を花で飾ろう 目からの保育料を無料にする。 「明石の子は社会全体で育て、コ ストは社会が負担する」と、普遍 下の写真 2 枚は少し撮影方角が 公園を管理しているみどりと水 的福祉を追求する明石市だが、都 違うが、同じ梅郷駅西口風景、左 のまちづくり課が管理している 知事に挑戦した宇都宮健児氏の福 の草ぼうぼう状態がおさなみ議員 が、草刈りは公園並みでなく、道 祉思想も同じ。自治体が国政にイ の議会質問前、右は質問後数日後 路と同じ年 2 回。見た目なんかは ンパクトを与えて国の制度を変え の状態。同様に東口の修景地も草 気にしていない。 る時代をつくろう。 ぼうぼうからきれいな状態となっ あまりのひどさに市民グループ た。 が駅前にふさわしい花壇にするか ら貸してほしいと市に申し入れた。 ただ、きれいな状態に保つには 日常的な管理が必要で、少人数で できるものではない。現在市民グ ループはボランティアの募集や企 業・団体に募金を募る段階だが、 資金以上に花好きの手が必要。自 薦・他薦を問わず心当たりのある 方は当編集部にもご連絡を。 TPPよりパリ協定批准を 地球温暖化対策を進めるパリ協 定がいよいよ 11 月 4 日に発効す 表 二酸化炭素総排出量 1995 年 策は後回し。世界第 5 位の排出大 国、第 3 位の経済大国の責任意識 る。発効条件である批准国 55 か国、 は薄い。 温室効果ガス排出量 55%を越えた しかも排出ガス抑制の具体的な ためだ。 ルールを決める会議が 11 月に迫っ ところが、日本政府はTPPと ている。その参加資格は批准後 30 いう金儲けの協定にはなりふり構 日を経ないと生まれない。 わず突き進んでいるが、温暖化対 何やってるんだ。ニッポン。 1 2 3 4 5 6 7 国名 年間排出量 割合 中国 9,153.89 27.3 米国 5,485.74 16.4 インド 2,218.43 6.6 ロシア 1,483.18 4.4 日本 1,207.78 3.6 ドイツ 753.63 2.3 韓国 648.70 1.9 排出量単位は万トン、割合は%、 出典 BP(英国の石油メジャー) 職場の問題など労働相談は東葛ふれあいユニオン野田支部まで ℡ 7125-1647 困ったらまずお電話を
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