世界の港湾ニュース (2002.7.25) 1.浚渫ニュ−ス:ロンドン条約科学者グル−プジャマイカにて会合 (浚渫特別委員会委員長 Dr. Knatz からの報告) 第 25 回ロンドン条約科学者グル−プ会議(LC25)が 2002 年 5 月ジャマイカで開催され、 IAPH を代表してアドバイザ−の Dr. Richard Peddicord が出席しました。この会議はカリ ブ海の地域における海洋汚染防止と環境安全対策に関する 1 週間のワ−クショップに引き 続いて行なわれたものです。 IAPH は浚渫土砂の特性分析のためのサンプリングガイドライン作成の作業部会に参加し ました。同部会ではレポ−トを取りまとめ、2002 年 11 月のロンドン諮問会議に提出しま す。IAPH は、このレポ−トの作成に一貫して関わってきており、この諮問会議での採択を 支持していきます。 IAPH は浚渫物の評価に対する物理的、化学的、生物学的なパラメ−タ−の選択と分析につ いてのガイドラインを開発する作業部会にも参加しており、この作業は 2003 年中に完成の 予定です。 LC25 には実施基準の策定に対するガイダンスの準備に向けて新しい作業部会が結成され、 IAPH は米国がリ−ダ−となるこの部会にも参加する予定です。このガイダンスは 2005 年 に完成の予定です。 CSI)に合意 2.ルア−ブル港、米国税関のコンテナ対テロ安全イニシアティブ(CSI )に合意 CSI 2.ルア−ブル港、米国税関のコンテナ対テロ安全イニシアティブ( ルア−ブル港が米国税関のコンテナ安全対策に参加することにフランス政府が同意したこ とが、6 月 28 日米国税関長の Robber Bonner 氏とフランス税関長の Alain Cadiou 氏から 発表されました。ルア−ブル港は欧州における CSI 協定の 3 番目の港になります。 米国税関はルア−ブル港に、米国がターゲットとするデ−タ−ベ−スを携えた税関検査官 チ−ムを派遣し、フランス税関と共同してアメリカ向けのコンテナを対象に作業を行なう ことになっています。 既に、ベルギ−及びオランダ政府はアントワ−プ港とロッテルダム港の CSI に合意してい ます。 カナダ、シンガポ−ル、香港ではすでに実施されています。 欧州やアジアの数カ国においても現在同様な提携が米国税関と話し合われています。 3.Ports and Harbors 77-8 月合併号 Open Forum 記事予告: 「インドにおける港湾管理の構造改革」 去る 4 月 21 日アブダビでの IAPH アジア・オセアニア地域会員会議において、このような 題目でインド港湾協会専務理事 Capt. Kishore がプレゼンテ−ションを行ないました。 先進国及び途上国港湾は、世界市場における競争にいかに勝ち残るか?限られた財源と管 理能力の中で港湾管理者のニ−ズに応える港湾施設の近代化と施設の改善にどのように対 処していくか?Capt. Kishore は、これらについてインドが実施している次の事項を紹介し ています。 ― インド、自由化の過程 ― インドの海事 ― インド港湾の民営化の過程 ― 港湾のビジョン? ― 挑戦に向けての行政改革 ― インド港湾の企業化 ― 立法面 挑戦に向けて ― ロ−ドマップ
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