ソフトウェア設計論総合課題 課題内容:授業で学習したソフトウェア設計の技法を 1 つを選び、身近で具体的な事例問題を作成し、その問題をその技法で解決し、最終的に C 言語でプログ ラムし、テストデータを用意して実行結果を確認する。解決技法の例(必ずしも下記のものでなくても良い) (各文末のランクは教科書にある例題と同程度の複雑 性の問題を解いた時の平均の予測である。より複雑な問題を設定すれば得点の加算(+5 から+10 点程度)がある。プログラムとデータと結果が付いていれば より高いランクでの評価となる(+20 点程度) 。従って得点が 100 点以上になることもあり、その場合はこれまでのミニテストや宿題点をカバーできる。 ) 課題対象の技法とその時の問題の要件と提出物 段階的詳細化を選択した場合は、プログラムを詳細化していく段階が 5 ステップ以上でその各ステップにおいて理論などによる詳細化の根拠を示せる問 題を作成する。提出物は、プログラムを詳細化していく過程での処理構造を構造化言語で表現したもの。 [B ランク] ワーニエ法を選択した場合は、入力ファイルは 2 つ以上、繰り返し構造を 2 つ以上、選択構造を 1 つ以上含む問題を作成する。提出物は、問題の処理要 件、テストデータ、入力データ構造のブレークダウン表現、出力データ構造のブレークダウン表現、LIF のブレークダウン表現、必要なら決定表、処理 命令一覧、プログラムの処理構造のブレークダウン表現、C プログラム、実行結果。 [A ランク] ジャクソン法を選択した場合は、条件判定が困難な問題や構造不一致を含む問題を作成する。入力ファイルは 1 つでもよいが 2 つ以上にしてもよい。提 出物は、問題の処理要件、テストデータ、入力データ構造の構造図、出力データ構造の構造図、これらの2つのデータ構造図に対応関係を記入、処理命 令一覧、プログラムの処理構造の構造図、C プログラム、実行結果。なお入力ファイルを 2 つ以上にした場合は LIF をワーニエ法に倣って作成しその構 造図と出力データ構造の構造図との対応を取る。 [A ランク] Some を選択した場合は、ワーニエ法やジャクソン法の対象となった問題と同様の問題を作成する。提出物は、派生図、オブジェクト図、ロジックテー ブル、生成されたプログラム(授業で説明したように必要があれば生成されたプログラムを修正し、その箇所にコメントを挿入)、実行結果。ただし、some の問題作成においては、キー項目のデータ型は mini 給与問題や重複問題のように int のみにする。分類問題のように CString を用いた場合にはコード 生成後の key.cpp の key_1 = CHAR_MAX;を key_1 = “ZZ”;のように Z をテストデータのキー項目に現れる文字数の最大個数分並べたものに書き換え る必要がある。 [A+ランク]※some の処理系や過去の例題の未完成プログラムなどは、原田研のホームページ(http://www-haradalb.it.aoyama.ac.jp/) の公開プロダクトにある。 構造分析・設計(計算機実習Ⅱで事例が出るので対象外) オブジェクト指向分析・設計(情報テクノロジー実験Ⅲで事例が出るので対象外) 提出期限と場所 学務の期末レポート受付 期末レポート受付期間中:7 月 23,26,27 日 提出方法 紙で提出すべきものは、上記に示すように技法によって異なるが、それらの結果の図については Powerpoint で作成する、なお some の実行画面はその 画面をマウスで選択した状態で alt キーと PrintScn キーを同時に押して取得し powerpoint ファイルに張り付ける。レポート全体の回答は word で作成 する。この word による設計の解説中の適切なところに Powerpoint で作成した図を張り付ける、作成したプログラムもテキストで貼り付ける。Some で生成したプログラムについてはそれを修正したときのみその個所について、修正前と修正後のコードを張り付ける。レポートの最後に授業や課題回答 の感想を述べること。提出にあたっては、課題の回答結果のすべてを含む word ファイルを A4 の紙に印刷したものを提出する。 上記紙媒体以外にメールで以下のものを提出する。提出すべきものは、課題回答に当たって作成したすべての電子的なファイル(解説の word ファイル、 解説図の powerpoint ファイル、C プログラムファイル、some の設計結果のファイル、some によって生成された C プログラムファイル)を張り付けた 回答メールを上記期間中に harada@it.aoyama.ac.jp へ送信する。なお、大学が付与したメールアドレスから発信したものに限る。メール題名は“学生 氏名_ソフトウェア設計論課題レポート”(例:青山太郎_ソフトウェア設計論課題レポート)とすること。また、ファイル名は“学生番号_氏名_内容を表 す文字列.ファイル種別を表す拡張子” (例:15800000_青山太郎_ワーニエ設計図.ppt)とすること。 評価 回答に誤りがないこと 問題の要件が満足されていること よく学習したことが理解できること 他人のレポートと酷似していないこと(酷似している場合は両者とも不合格にする場合がある) ワーニエ法やジャクソン法を選択した場合、同じ問題をさらに some でも解いていればかなり高得点になる(+30 点程度)
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