玉野市競輪事業の 将来ビジョン 平成 21 年3月 玉野市競輪事業局 目 次 Ⅰ.日本人の余暇の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1.余暇市場、国民総支出、民間最終消費支出の推移 2.娯楽部門の市場状況 3.公営ギャンブルの市場動向 4.余暇市場の推移(娯楽部門) 5.余暇活動への参加・消費の実態(娯楽部門:平成 18 年) 6.性・年代別余暇活動参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) 7.地域別余暇参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) 8.性別余暇活動参加率の推移(娯楽部門:平成 18 年) Ⅱ.競輪事業のマーケット動向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 1.全国における競輪マーケット動向 2.玉野競輪におけるマーケット動向 Ⅲ.玉野競輪に関するニーズ調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 1.調査の目的 2.調査の対象と方法 3.調査の概要 4.玉野市役所に対するニーズ調査結果 5.玉野競輪場の来場者に対するニーズ調査結果 6.来場者と市職員の要望(比較)結果 Ⅳ.玉野競輪事業の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 1.概要 2.職員及び従業員等 3.開催状況(平成 19 年度) 4.経営状況(平成 19 年度) 5.玉野競輪事業の収支状況 6.施設概要 7.組織図 8.販売促進 Ⅴ.玉野競輪事業の将来展望と構造改革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 1.玉野競輪事業の課題 2.今後の収支見通し 3.目標設定 4.基本コンセプト Ⅵ.玉野競輪事業の経営基盤の強化について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 1.施設の整備 2.顧客獲得に向けて 3.宣伝広告 Ⅶ.あたらしい競輪事業の確立について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 1.競輪への注目度向上 2.競輪のワクワク感創出 3.競輪事業のコスト削減 Ⅰ.日本人の余暇の現状 1.余暇市場、国民総支出、民間最終消費支出の推移 平成 18 年の余暇市場は 78 兆 9210 億円となり、平成 17 年の 80 兆 1,710 億円から前年比 1.6%減少した。同時期の国民総支出は前年比 1.3%増、民間最終消費支出は前年比 0.5%増で あるのに対し、余暇市場全体の規模は伸びていない。要因としては、市場規模の大きいパチ ンコなどギャンブル系市場の減少の影響が大きく、これらを除いた余暇市場の規模は、ほぼ 横ばいを維持している。 団塊の世代が定年を迎える「2007 年問題」は、期待されていたほどの余暇市場への波及効 果はまだ見られない。ただし、時間もお金もある高齢者向けビジネスは急速に拡大し、元気 で活動的な高齢者の余暇活動は活性化してきている。 こうした中で、各業界からはかつてのレジャーの中核層であった若年層の「レジャー離れ」 の進行を指摘する声が高まっており、実態や原因の分析を含め、本格的な対策が必要となっ てきている。 図 余暇市場、国民総支出、民間最終消費支出の推移(単位:億円、%) 平成14年 平成17年 平成18年 伸び率(%) 17/16 18/17 平成15年 平成16年 45,990 45,250 43,800 42,990 42,970 -1.8 0.0 趣味・創作部門 116,970 114,880 116,320 111,200 109,690 -4.4 -1.4 娯楽部門 561,390 553,150 547,750 541,130 529,670 -1.2 -2.1 観光・行楽部門 107,940 104,860 105,560 106,390 106,880 0.8 0.5 余暇市場 832,290 818,140 813,430 801,710 789,210 -1.4 -1.6 対国民総支出 16.9 16.7 16.3 16.0 15.6 -2.0 -2.8 対民間最終消費支出 29.4 29.0 28.6 28.0 27.4 -2.2 -2.1 国民総支出(名目) 4,913,122 4,902,940 4,983,284 5,013,422 5,076,528 0.6 1.3 民間最終消費支出(名目) 2,832,539 2,817,910 2,844,284 2,865,296 2,880,961 0.7 0.5 スポーツ部門 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 1 2.娯楽部門の市場状況 娯楽部門は、前年比 2.1%のマイナスとなった。パチンコの落込みが大きい。反面、テレビ ゲームは大きく伸び、カラオケの業績が回復し、外食も底打ち感が強まった。 公営ギャンブルは、全体で 15 年連続の減少となり、市場縮小に歯止めがかからない。射幸 性のある娯楽の中で唯一右肩上がりを続けてきた宝くじが、ついにマイナス成長に転じた。 スポーツ振興くじ toto(トト)も売上は過去最低を更新した。 図 余暇市場の推移(抜粋)(娯楽部門) 娯 楽 (単位:億円、%) 元 1.ゲーム 5 9 13 17 18 18/17 165,090 289,270 299,460 291,000 299,620 288,650 -3.7 152,710 274,210 284,260 278,070 287,490 274,550 -4.5 (2)麻雀ゲーム料 3,090 2,540 1,660 1,340 900 940 4.4 (3)ゲームセンター・ゲームコーナー 4,020 5,800 5,960 5,460 6,260 6,360 1.6 (4)テレビゲーム・ゲームソフト 5,270 6,720 7,580 6,130 4,970 6,800 36.8 77,260 93,720 90,610 75,290 63,490 62,220 -2.0 (1)中央競馬 25,550 37,450 40,010 32,590 28,950 28,230 -2.5 (2〉地方競馬 8,230 8,200 7,070 5,290 3,690 3,690 0.0 (3)競 輪 16,060 17,870 15,620 11,990 8,880 8,620 -2.9 (4)競 艇 18,700 19,810 17,600 13,000 9,780 9,650 -1.3 (5)オートレース 2,970 3,090 2,600 1,720 1,140 1,090 -4.4 (6)宝くじ 5,750 7,300 7,710 10,700 11,050 10,940 -1.0 160,940 190,260 202,520 180,980 173,810 174,440 0.4 (1)外 食 99,180 120,610 134,410 124,230 121,570 123,360 1.5 (2)喫茶店・酒場・バー等 61,760 69,650 68,110 56,750 52,240 51,080 -2.2 4.カラオケボックス(ルーム) 1,250 5,530 6,600 4,510 4,210 4,360 3.6 404,540 578,780 599,190 551,780 541,130 529,670 -2.1 (1)パチンコ(貸玉料) 2.ギャンブル 3.飲 食 小 計 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」を基に筆者作成。 2 3.公営ギャンブルの市場動向 図 公営ギャンブルの市場動向 中央競馬 売上、入 場者の 地方競馬 競輪 競艇 オートレース 宝くじ 売上は前年比 1.3%減、利用者数は 売上は前年比 4.4%減となった。レー 宝くじの販売額は前年比 1.0%減となっ 総売上は前年比 2.5%減となった。売 売上はほぼ横ばいとなった。 場外や電話投票を含めた利用者数 り上げ減は9年連続であり、平成17 「SPAT4」、「D-net」、「楽天競馬」、 は前年比 0.5%増であったが、売上は 前年比 9.0%増となった。「お客様第 ス場での売上が大幅に減少してお た。射幸性のある娯楽の中では、ここ 年に増加した入場人員も再び前年比 「オッズパーク」などのインターネット 前年比 2.9%減となった。売上減少と 一宣言」を掲げた「お客様ありがとう り、電話投票売上や場外売上で補完 数年宝くじだけが右肩上がりを続け 7.5%減となった。 投票が拡充し、本場の売り上げ減を 経営環境悪化に伴い、FⅠ・Ⅱ等の普 キャンペーン」が奏功し、利用者数の している。効率的・効果的な車券販売 てきたが、平成 18 年は微減となった。 カバーしている。 通競争中心の開催日数が前年より大 減少には歯止めがかかったが、売上 と、過度の重複開催の回避のため、 スポーツ振興くじ toto(トト)の売上は 幅減となった。これにより、逆に1日あ はまだ下げ止まっていない。 平成 17 年度から開催日数を大幅に 130 億円となり過去最低を更新した。 状況(平 成 18 年) たりの売上は2億 7,970 万円と前年比 削減。全国6場での車券販売の連携 5.1%増えた。 も進み、場間場外発売日数は増加し ている。 平成 18 年の最大の話題は、2 年連続 平成 18 年最大の話題は、ばんえい 近年の 話題 収支改善と経営合理化を図るため、 住之江競艇場では全国4番目、都市 収支改善と経営合理化を図るため、 スクラッチが平成 18 年 4 月から毎日 で年度代表馬となった「ディープイン 競馬の存廃問題であった。結果的に 豊橋、小倉でも包括的民間委託が開 部では初めてのナイターが開催さ レース場運営に関する包括的民間委 発売となるとともに、全国自治宝くじ パクト」である。国内の G1 レースは 4 は、北見、岩見沢、旭川の3施行者 始された。大宮と西武園を施行する れ、1日平均売上が対前年比 34%増 託が積極的に進められ、全国6場の に「ビッグトレジャー2000 万」が登場し 戦全勝であったが、フランス凱旋門賞 が撤退し、IT 企業の支援のもとに帯 埼玉県など、検討をはじめた施行者 となって都市部でのナイター開催の うち半数のレース場が民間委託され た。1等賞金は、被封くじ(購入後にコ では3着に敗れ、後に禁止薬物で失 広市の単独開催となった。北海道独 が増えている。特に埼玉県は競輪場 効果を示した。 た。また全レース場でのナイター場外 インなどでカバーを削ると結果がわか 格となった。しかし、年末の有馬記念 自の馬文化として北海道遺産にも認 を借りて競輪を開催している借上施 桐生競艇場では、携帯電話を使った 発売を実施するとともに、平成 18 年 る宝くじ)で史上最高の 2,000 万円と では有終の美を飾り引退。競馬ファン 定されており、文化継承を目的とした 行自治体が相次いで撤退し、現在は 場内移動型の投票システム(ムーヴ から船橋レース場と浜松レース場で なった。 だけでなく日本国民に夢を与えてくれ 存続となった。 単独施行者となっている。 @ウィン)が導入された。 の昼間の同時発売(併売)が開始さ れた。 た。 ネット銀行との連携によるネットバン スポーツ振興くじ toto は、「りそな銀 上確保のために場外車券場の新設ラ の建設ラッシュが続き、全国6ヶ所が ク投票がスタートし、オフィシャルホー 行」に代わり「日本スポーツ振興セン ネット中継など、本場以外の場外やイ ッシュが続いている。平成 18 年は、い 新設された。中でも北九州メディアド ムページの一新、利用者の利便性が ター」直営方式で販売されるようにな んでいる。中山競馬場では在籍投票 ンターネットでの売上確保の動きが盛 わき平、別府競輪場がリニューアル ームに新設されたミニボートピアは、 向上した。 り、従来の会員制度が新会員制度 (i-Seat)が導入され、キャッシュレス んであった。 オープン。さらに専用場外車券場が 競艇業界としては全国で初めて競輪 「Club toto」に一本化された。試合当 阪神競馬場のリニューアルや東京競 場外馬券上の新設やイベント、地方 本場入場者が減少を続けており、売 馬場に世界最大のオーロラビジョン 競馬相互の場間場外発売、インター が設置されるなど、施設の改善も進 ミニ場外舟券売場を含むボートピア 主な取り &マークカードレスで座ったまま投票 新たに5箇所設置された。この流れ 場内の場外舟券発売場であり、これ 日のくじ販売や、全国のコンビニエン 組み等 できるようになった。 が続けば、供給過剰が懸念されてい を契機に、公営競技同士の連携が進 スストアでの一般販売開始など、積 る。 む可能性を示唆した。 極的な販売チャネル拡大により売上 インターネット投票拡充のため、競輪 競艇業界では従来から多彩なイベン シェアは大幅に拡大した。 業界全体の情報を統合し、投票と連 トやキャンペーンが展開されてきた 携したポータルサイト「KEIRIN.JP」が が、三国競艇場の「メイドカフェ」、や 開設され、使い勝手が大幅に向上し 蒲郡競艇場の「昭和アーケード」など た。 は時流を捉えて好評を博した。 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」を基に筆者作成。 3 4.余暇市場の推移(娯楽部門) 図 余暇市場の推移(娯楽部門) (単位:億円、%) 娯 楽 元 1.ゲーム 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 18/17 165,090 182,390 247,020 278,410 289,270 319,580 324,010 315,700 299,460 294,470 297,830 300,110 291,000 304,140 307,800 306,140 299,620 288,650 -3.7 152,710 169,460 232,990 263,240 274,210 304,780 309,020 300,630 284,260 280,570 284,690 286,970 278,070 292,250 296,340 294,860 287,490 274,550 -4.5 (2)麻雀ゲーム料 3,090 2,850 2,760 2,700 2,540 2,420 2,280 1,930 1,660 1,490 1,370 1,390 1,340 1,280 1,130 960 900 940 4.4 (3)ゲームセンター・ゲームコーナー 4,020 4,740 5,610 6,000 5,800 5,710 5,780 5,950 5,960 5,820 5,730 5,520 5,460 5,600 5,870 5,960 6,260 6,360 1.6 (4)テレビゲーム・ゲームソフト 5,270 5,340 5,660 6,470 6,720 6,670 6,930 7,190 7,580 6,590 6,040 6,230 6,130 5,010 4,460 4,360 4,970 6,800 36.8 77,260 89,780 95,820 96,430 93,720 91,970 89,460 91,620 90,610 85,860 82,820 77,720 75,290 71,690 67,680 64,480 63,490 62,220 -2.0 (1)中央競馬 25,550 30,980 34,330 36,130 37,450 38,070 37,670 39,860 40,010 38,010 36,570 34,350 32,590 31,330 30,100 29,310 28,950 28,230 -2.5 (2〉地方競馬 8,230 9,350 9,820 9,190 8,200 7,520 6,990 6,960 7,070 6,610 6,380 5,610 5,290 4,950 4,500 3,970 3,690 3,690 0.0 (3)競 輪 16,060 18,410 19,370 19,200 17,870 16,910 15,860 15,760 15,620 14,740 13,720 12,680 11,990 10,720 10,040 9,370 8,880 8,620 -2.9 (4)競 艇 18,700 21,500 22,220 21,270 19,810 18,850 17,960 18,480 17,600 16,420 15,020 13,670 13,000 12,200 11,050 9,920 9,780 9,650 -1.3 (5)オートレース 2,970 3,290 3,420 3,530 3,090 2,940 2,700 2,710 2,600 2,170 2,010 1,910 1,720 1,570 1,290 1,170 1,140 1,090 -4.4 (6)宝くじ 5,750 6,250 6,660 7,110 7,300 7,680 8,280 7,850 7,710 7,910 9,120 9,500 10,700 10,920 10,700 10,740 11,050 10,940 -1.0 160,940 174,050 184,540 190,090 190,260 192,710 194,270 196,920 202,520 198,910 189,790 189,420 180,980 180,810 173,370 173,020 173,810 174,440 0.4 (1)外 食 99,180 109,460 115,340 120,020 120,610 122,170 123,760 129,000 134,410 132,660 128,390 129,240 124,230 126,040 120,910 120,740 121,570 123,360 1.5 (2)喫茶店・酒場・バー等 61,760 64,590 69,200 70,070 69,650 70,540 70,510 67,920 68,110 66,250 61,400 60,180 56,750 54,770 52,460 52,280 52,240 51,080 -2.2 4.カラオケボックス(ルーム) 1,250 2,900 3,770 4,610 5,530 6,010 6,340 6,600 6,600 5,790 5,660 5,010 4,510 4,750 4,300 4,110 4,210 4,360 3.6 404,540 449,120 531,150 569,540 578,780 610,270 614,080 610,840 599,190 585,030 576,100 572,260 551,780 561,390 553,150 547,750 541,130 529,670 -2.1 (1)パチンコ(貸玉料) 2.ギャンブル 3.飲 食 小 計 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 4 5.余暇活動への参加・消費の実態(娯楽部門:平成 18 年) 図 余暇活動への参加・消費の実態(娯楽部門:平成 18 年) (ハ)娯楽部門 C A B D 年間平均費用(千円) 年間平均 参加人口 参加率 活動回数 (万人) (%) 用具等 会費等 合 計 (回) E F 一回当た 参 加 り費用 希望率 (円) (%) (1)囲 碁 360 3.3 21.3 0.8 2.1 3.0 140 4.5 (2)将 棋 770 7.0 13.2 1.2 1.1 2.3 170 7.9 (3)トランプ、オセロ、カルタ、花札など 2,790 25.3 12.6 0.3 0.5 0.8 60 15.6 (4)カラオケ 4,290 38.9 9.7 2.0 12.6 14.5 1,490 33.1 (5)テレビゲーム(家庭での) 3,110 28.2 48.9 10.8 - 10.8 220 22.2 (6)ゲームセンター、ゲームコーナー 2,260 20.5 12.6 - 11.4 11.4 900 10.6 710 6.4 14.9 - 26.7 26.7 1,790 7.1 550 5.0 6.8 - 10.8 10.8 1,590 7.1 (9)パチンコ 1,660 15.0 28.1 - 111.9 111.9 3,980 11.0 (10)宝くじ 4,600 41.7 7.8 - 22.4 22.4 2,870 37.3 (11)サッカーくじ(トト) 130 1.2 5.5 - 12.1 12.1 2,200 2.4 (12)中央競馬 840 7.6 15.4 - 55.8 55.8 3,620 7.5 (13)地方競馬 150 1.4 11.1 - 67.3 67.3 6,060 2.4 (14)競 輪 100 0.9 14.3 - 73.2 73.2 5,120 1.2 (15)競 艇 140 1.3 10.7 - 27.2 27.2 2,540 1.4 30 0.3 4.8 - 9.1 9.1 1,900 0.7 食(日常的なものを除く) 7,160 64.9 17.5 - 58.8 58.8 3,360 58.3 (18)バー、スナック、パブ、飲み屋 3,370 30.5 14.0 - 69.8 69.8 4,990 25.1 240 2.2 7.5 - 84.9 84.9 11,320 1.5 70 0.6 8.2 - 33.2 33.2 4,050 1.2 1,060 9.6 14.5 - 17.7 17.7 1,220 10.8 (7)麻 雀 (8)ビリヤード (16)オートレース (17)外 (19)クラブ、キャバレ一 (20)ディスコ (21)サウナ 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 参加率:A/余暇参加人口計 11,000 万人×100 参加希望率:91 種類の余暇活動に対して将来の参加意向を尋ねたもの。参加希望率には、既に現在その活動を行 なっていて今後も続けたいという人と、現在やってないが将来やってみたいという両方が含まれており、各余暇 活動に対する人々の関心度を伺うことができる。 5 6.性・年代別余暇活動参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) 図 性・年代別余暇活動参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) (単位:%) 男性 (ハ)娯楽部門 女性 全体 男性 60代 女性 60代 N= 10代 20代 30代 40代 50代 10代 20代 30代 40代 50代 全体 以上 全体 以上 2,453 1185 67 151 234 178 227 328 1268 52 154 265 204 231 362 (1)囲 碁 33.0 5.8 7.5 4.0 1.3 5.1 5.3 10.4 0.9 7.7 1.3 - (2)将 棋 7.0 12.6 20.9 8.6 9.8 16.3 10.1 14.3 1.8 3.8 1.3 3.8 2.0 0.9 0.8 (3)トランプ、オセロ、カルタ、 花札など 25.3 23.1 56.7 24.5 29.1 37.1 12.3 11.3 27.3 50.0 33.1 44.9 36.3 15.6 11.0 (4)カラオケ 38.9 41.6 62.7 61.6 43.6 39.3 31.3 35.1 36.4 65.4 62.3 41.1 37.3 27.7 22.9 28.2 34.3 82.1 65.6 53.0 38.2 15.4 7.9 22.5 46.2 37.7 38.9 30.4 9.5 4.4 20.5 21.9 55.2 39.7 38.9 27.5 6.6 2.4 19.2 40.4 39.6 38.5 23.0 3.5 1.1 6.4 10.7 16.4 17.2 11.1 10.1 8.4 8.2 2.4 1.9 3.9 1.9 1.5 2.6 2.5 5.0 7.2 16.4 25.8 6.8 2.8 4.0 1.5 3.0 7.7 13.6 3.0 1.0 0.9 0.3 (9)パチンコ 15.0 22.8 9.0 35.1 28.6 19.1 29.1 13.4 7.6 1.9 16.2 9.4 7.4 8.2 3.3 (10)宝くじ 41.7 43.7 3.0 23.2 47.4 54.5 55.1 45.1 39.8 3.8 35.7 44.9 43.1 54.1 32.0 (5)テレビゲーム (家庭での) (6)ゲームセンター、ゲーム コーナー (7)麻 雀 (8)ビリヤード 1.0 - 0.8 (11)サッカーくじ(トト) 1.2 1.8 - 2.6 2.1 3.9 1.8 0.3 0.7 - 1.3 1.5 0.5 0.9 - (12)中央競馬 7.6 12.2 - 10.6 16.7 14.0 13.7 10.1 3.4 - 3.9 3.0 2.9 6.1 (13)地方競馬 1.4 2.5 - 3.3 3.0 3.9 2.2 1.8 0.4 - (14)競 輪 0.9 1.8 - 0.7 2.6 2.8 2.2 1.2 0.2 - (15)競 艇 1.3 2.1 - 1.3 2.6 2.8 3.5 1.2 0.5 - - 1.1 0.3 0.6 - 0.9 0.6 0.9 0.6 0.1 - - 0.4 - (16)オートレース (17)外 食 (日常的なものを除く) (18)バー、スナック、パブ、飲 み屋 - - 1.1 0.6 2.5 0.9 - 0.4 - - - 1.0 - 0.3 - - 64.9 60.8 64.2 58.3 59.8 66.9 61.2 58.2 68.6 67.3 73.4 72.1 75.5 73.6 57.7 30.5 40.3 4.5 45.0 51.3 49.4 44.5 29.9 21.3 3.8 39.0 26.8 29.9 22.9 6.4 (19)クラブ、キャバレ一 2.2 4.1 1.5 3.3 6.8 6.7 3.1 2.4 0.4 - 3.2 - (20)ディスコ 0.6 0.7 - 2.6 0.9 - 0.4 0.3 0.6 - 2.6 - (21)サウナ 9.6 13.2 6.4 8.1 11.1 3.0 12.6 12.4 17.4 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 6 3.8 16.9 11.7 - - - 1.0 0.4 - 5.9 7.8 3.9 7.地域別余暇参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) 図 地域別余暇参加率の特徴(娯楽部門:平成 18 年) (単位:%) 北 北 南 北 東 千 埼 神 北 長 新 静 愛 岐 野 海 (ハ)娯楽総門 東 東 関 道 北 北 東 京 葉 玉 川 陸 賀 ・ ・ 山 京 奈 全体 N= 2,453 滋 梨 潟 岡 知 阜 都 三 重 ・ 奈 良 ・ 和 歌 山 大 兵 中 四 福 長 大 分 ・ 宮 崎 ・ 鹿 児 島 崎 ・ 佐 賀 ・ 熊 阪 庫 国 国 岡 本 108 73 70 119 300 130 149 210 73 36 48 73 152 36 70 83 207 108 137 55 96 60 60 1.4 2.8 2.1 5.5 3.3 5.6 1.4 1.2 2.4 4.6 3.6 1.8 4.2 5.0 1.7 4.1 16.7 6.3 6.8 4.6 2.8 2.9 8.4 8.7 7.4 7.3 3.6 8.3 6.7 10.0 (1)囲 碁 3.3 4.6 2.7 1.4 3.4 4.0 4.6 2.0 3.3 (2)将 棋 7.0 8.3 9.6 5.7 5.0 6.0 4.6 7.4 10.0 (3)トランプ、オセロ、カルタ、 花札など 25.3 23.1 13.7 24.3 24.4 28.7 21.5 24.8 28.1 17.8 16.7 25.0 21.9 28.3 22.2 21.4 20.5 28.5 26.9 25.5 23.6 32.3 31.7 21.7 (4)カラオケ 38.9 38.0 31.5 35.7 33.6 42.3 48.5 38.3 43.8 39.7 47.2 35.4 39.7 33.6 38.9 27.1 30.1 42.5 29.6 46.7 38.2 39.6 36.7 35.0 (5)テレビゲーム (家庭での) (6)ゲームセンター、ゲーム コーナー (7)麻 雀 (8)ビリヤード 28.2 24.1 19.2 24.3 34.5 27.7 25.4 30.2 32.4 20.5 22.2 33.3 31.5 30.9 22.2 20.0 25.3 30.9 29.6 27.7 32.7 21.9 33.3 33.3 20.5 24.1 17.8 25.7 20.2 21.7 18.5 22.1 23.8 23.3 13.9 22.9 17.8 19.7 16.7 8.6 12.0 21.3 14.8 25.5 12.7 28.1 18.3 20.0 6.4 10.2 5.5 5.7 2.5 8.0 4.6 12.1 8.1 2.7 5.6 4.2 8.2 5.9 2.8 5.7 5.0 5.5 4.3 4.2 6.0 2.3 4.8 6.8 2.8 4.2 5.5 4.6 2.8 5.7 - 8.3 6.7 3.7 6.6 14.5 5.2 5.0 6.7 5.3 2.8 5.8 6.3 8.3 3.3 3.6 15.0 20.4 11.0 15.7 (10)宝くじ 41.7 42.6 35.6 44.3 37.0 46.7 41.5 44.3 39.0 32.9 44.4 39.6 37.0 43.4 38.9 35.7 42.2 44.0 38.9 45.3 43.6 45.8 30.0 45.0 1.2 5.6 - (12)中央競馬 7.6 8.3 (13)地方競馬 1.4 (14)競 輪 0.9 (15)競 艇 1.3 - (16)オートレース (17)外 食 (日常的なものを除く) (18)バー、スナック、パブ、飲 み屋 1.4 2.5 5.5 4.3 6.7 11.0 0.9 1.4 2.9 0.8 3.7 - 0.9 2.7 2.9 1.7 0.3 - 2.5 0.7 4.1 - 0.3 - - - 1.0 0.8 - 2.3 2.0 - - 4.6 11.4 10.5 2.0 - 1.4 2.1 5.6 8.3 - 0.7 2.7 7.9 1.4 0.7 - 1.9 - - 1.4 - - 1.3 - - - - 4.1 2.0 - - - - 4.1 - 0.8 - 8.2 21.1 16.7 11.4 4.3 (9)パチンコ (11)サッカーくじ(トト) 8.4 10.7 12.3 17.4 18.6 15.1 22.2 10.4 2.4 2.1 2.7 - 2.8 - 9.6 17.4 11.1 16.1 21.8 18.8 16.7 15.0 1.4 1.2 0.5 1.9 0.7 1.8 2.1 - 2.9 7.2 6.3 13.0 8.8 3.6 8.3 6.7 1.4 1.2 1.0 0.7 - 2.1 1.7 - - 1.3 - 1.2 1.4 - - 1.9 - 2.4 - 0.9 - - 2.9 5.5 - 2.9 7.3 0.7 - 3.3 - 1.7 2.1 - 1.7 - - - 64.9 77.8 50.7 68.6 63.9 64.0 56.9 53.7 71.0 58.9 66.7 60.4 57.5 64.5 63.9 75.7 68.7 72.9 60.2 65.7 67.3 76.0 56.7 55.0 30.5 51.9 32.9 32.9 26.1 32.7 31.5 35.6 28.6 23.3 36.1 22.9 39.7 25.7 22.2 12.9 32.5 26.6 24.1 35.0 27.3 31.3 28.3 30.0 (19)クラブ、キャバレ一 2.2 4.6 - (20)ディスコ 0.6 0.9 - (21)サウナ 9.6 13.9 2.9 1.7 3.3 - 0.8 8.2 11.4 6.7 3.1 2.0 2.9 1.0 - 1.3 1.0 - 9.3 10.8 8.1 11.0 2.7 6.8 13.9 2.1 6.3 2.7 0.7 1.4 0.7 - 9.6 9.9 5.6 1.4 - 5.6 0.5 1.2 0.5 - 8.6 10.8 10.6 2.8 2.9 - 3.7 10.2 2.1 1.8 9.1 15.6 1.7 - 1.7 8.3 ※各地域を構成する県は次のとおりである。北東北(青森、秋田、岩田、山形)、南東北(宮城、福島)、北関東(群馬、茨城、栃木)、北陸(富山、石川、福井)。 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 7 3.3 6.7 8.性別余暇活動参加率の推移(娯楽部門:平成 18 年) 図 性別余暇活動参加率の推移(娯楽部門:平成 18 年) 男 (ハ)娯楽部門 (1)囲 碁 (2)将 棋 (単位:%) 性 女 性 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 6.7 6.2 7.9 7.4 7.4 6.1 6.8 5.4 5.8 0.9 1.2 0.5 0.9 1.5 1.6 1.5 1.0 0.9 18.0 15.4 17.1 17.1 14.9 14.7 13.9 12.2 12.6 2.5 2.9 1.7 1.9 2.2 2.1 1.7 0.9 1.8 (3)トランプ、オセロ、カル タ、花札など 29.2 27.4 26.4 24.2 25.6 23.8 26.0 21.6 23.1 30.0 31.7 26.9 27.8 30.8 30.2 28.9 26.1 27.3 (4)カラオケ 50.3 50.0 49.4 50.1 47.0 46.6 48.4 41.1 41.6 47.5 44.1 48.0 44.5 43.5 44.2 41.2 41.3 36.4 (5)テレビゲーム (家庭での) (6)ゲームセンター、ゲー ムコーナー (7)麻 雀 36.4 35.3 31.2 35.5 34.5 34.4 32.7 29.9 34.3 24.4 26.6 24.2 22.1 22.2 21.9 22.4 20.4 22.5 25.6 25.0 22.5 21.5 24.0 23.1 22.6 22.4 21.9 19.9 22.5 18.5 18.2 21.0 20.8 22.1 18.8 19.2 18.2 16.6 17.2 15.1 17.1 13.2 11.6 11.2 10.7 3.3 2.9 3.6 3.2 2.7 3.2 2.6 2.8 2.4 (8)ビリヤード 10.8 10.8 11.0 10.1 10.4 7.2 3.8 4.1 2.9 3.6 2.4 3.4 3.9 3.6 3.0 (9)パチンコ 27.7 26.3 28.3 27.1 30.2 24.4 24.8 23.3 22.8 9.2 8.5 9.1 8.7 10.1 7.9 8.3 8.2 7.6 (10)宝くじ 35.9 37.7 39.0 41.2 45.4 46.3 44.0 42.0 43.7 30.3 30.4 32.3 31.0 37.1 39.2 39.6 37.4 39.8 (11)サッカーくじ(トト) - (12)中央競馬 17.1 14.3 15.9 13.7 14.4 14.5 13.1 10.7 12.2 - - - 7.2 9.0 4.5 8.5 3.0 9.3 2.4 1.8 - - - - 2.8 0.9 0.9 0.5 0.7 4.5 4.8 3.8 4.2 3.2 3.1 3.1 3.1 3.4 (13)地方競馬 4.9 2.6 4.5 2.5 2.3 2.2 1.4 1.6 2.5 1.7 1.8 0.8 1.1 0.6 0.5 0.5 0.8 0.4 (14)競 輪 2.4 2.0 3.3 1.1 2.1 1.4 1.6 1.9 1.8 0.6 0.3 0.3 0.3 0.2 0.2 0.2 0.0 0.2 (15)競 艇 2.9 2.2 1.8 2.2 1.4 2.4 1.5 2.0 2.1 0.4 0.4 0.4 0.3 0.7 0.2 0.3 0.3 0.5 1.1 1.0 1.0 0.8 0.5 0.3 0.6 0.2 0.6 0.2 0.1 0.1 0.1 0.2 0.1 - (16)オートレース - 0.1 (17)外 食 64.5 65.1 67.8 69.1 67.7 68.2 63.1 61.4 60.8 64.5 68.2 71.4 73.8 73.6 72.2 68.4 68.0 68.8 (日常的なものを除く) (18)バー、スナック、パブ、 50.7 45.3 50.0 50.7 43.6 44.9 45.6 41.5 40.3 26.5 27.5 25.9 22.9 26.1 24.6 23.0 24.1 21.3 飲み屋 (19)クラブ、キャバレ一 6.5 7.3 5.6 6.3 4.8 5.7 4.6 5.6 4.1 0.8 0.5 0.6 0.3 0.5 0.3 0.5 0.9 0.4 (20)ディスコ 1.1 1.2 0.2 1.2 0.3 0.8 0.5 1.3 0.7 1.7 1.0 0.7 0.6 0.4 0.8 0.9 0.8 0.6 12.0 12.1 10.4 11.9 10.1 11.0 10.2 11.0 11.1 9.1 7.1 7.0 6.7 6.9 6.9 7.0 6.7 8.1 (21)サウナ 出所:財団法人社会経済生産性本部「レジャー白書 2007」 8 Ⅱ.競輪事業のマーケットの動向 1.全国における競輪マーケット動向 (1)販売チャネル別売上高 現在、玉野競輪場を含め、全国には 47 の競輪場がある。その競輪事業の車券の売上額は下 降の一途を辿っている。全国の車券売上の合計額は、平成 3 年度の1兆 9,553 億円をピーク に、平成 19 年度には 8,400 億円となり、ピーク時の 43.0%まで減少している。 ファン層については、高齢化が進展している。その傾向は(社)全国競輪施行者協議会の ファンアンケート調査の結果でも明らかになっており、今後もその傾向は続くことが予想さ れる。 図 販売チャネル別売上高 年度 (単位:千円) 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 ①本場 385,546,874 308,216,460 243,599,434 204,496,462 168,433,775 148,604,071 ②他場 521,694,327 545,776,463 552,546,691 555,426,659 567,508,824 554,719,472 ③電話投票 139,233,940 129,168,021 118,949,842 117,572,658 125,116,883 136,753,123 合計 1,046,475,141 983,160,944 915,095,967 877,495,779 861,059,482 840,076,666 ①・・・競輪を開催している競輪場の投票所で車券を販売 ②・・・他の競輪場を借り上げて車券を販売する「場間場外車券販売」と場外車券売場として設置された施設で車券を販売する「専用場外車券販 出所:玉野市競輪事業局調べ (2)競輪種別売上高 競輪には、 毎年 12 月 30 日に 1 年の総決算として実施される競輪グランプリを頂点として、 GⅠ(競輪祭、日本選手権、高松宮記念杯、寛仁親王牌、オールスター及び全日本選抜) 、G Ⅱ(東西王座戦、共同通信社杯)、GⅢ(競輪場開設記念競輪)、FⅠ(実力上位の選手が参加 する準記念競輪)及び、FⅡ(実力下位の選手が参加する普通競輪等)の格付けがなされてい る。 図 競輪レースの格付け図 格付け 代表的なレース名(特徴) GP 競輪グランプリ GⅠ 競輪祭 日本選手権 高松宮記念杯 寛仁親王牌 オールスター 全日本選手権 GⅡ 東西王座戦 共同通信社杯 GⅢ 競輪場開設記念競輪) FⅠ 実力上位の選手が参加する準記念競輪 FⅡ 実力下位の選手が参加する普通競輪等 出所:玉野市競輪事業局調べ 9 (3)競輪種別売上高 競輪種別売上高を見ると、GP/GⅠ、GⅡ、FⅡでの売上減少が際立っている。一方で、 GⅢ、FⅠについては微減となっている。理由として、上位グレードレースの魅力の低下、 普通競争中心の開催日数が減少したことによる、格下レースでの売上減少等が挙げられる。 図 競輪種別売上高 年度 (単位:千円) 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 GP/GⅠ 139,672,772 125,709,216 116,307,671 105,327,177 103,414,504 98,642,187 GⅡ 103,135,998 91,813,114 82,473,029 84,059,321 65,471,736 59,192,719 GⅢ 251,109,174 293,356,953 317,907,681 318,966,030 357,206,757 348,546,646 FⅠ 270,252,763 248,072,673 227,297,467 224,960,767 214,107,744 213,146,029 FⅡ 282,304,434 224,208,988 171,110,119 144,182,484 120,858,741 120,549,085 合計 1,046,475,141 983,160,944 915,095,967 877,495,779 861,059,482 840,076,666 出所:玉野市競輪事業局調べ (4)車券種類別売上比率 車券種別の売上比率を見ると、車番3連勝(単式、複式) 、ワイドの売上比率が増加してい る。一方で、車番連勝単式の売上比率は減少している。利用者がよりハイリターンを求めた 車券を購入する傾向にあることが伺える。 図 車券種類別売上比率 年度 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 単勝式 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 複勝式 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 枠番連勝単式 0.6% 1.9% 2.1% 2.2% 2.1% 2.0% 枠番連勝複式 4.0% 2.0% 1.6% 1.5% 1.4% 1.3% 車番連勝単式 75.6% 36.8% 27.9% 23.9% 21.4% 19.3% 車番連勝複式 0.5% 1.5% 1.6% 1.6% 1.6% 1.7% 車番3連勝単式 18.0% 54.3% 62.4% 65.8% 67.9% 69.7% 車番3連勝複式 1.1% 3.2% 4.0% 4.6% 5.1% 5.6% ワイド 0.1% 0.3% 0.4% 0.4% 0.4% 0.5% 合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 出所:玉野市競輪事業局調べ 単勝式 :1つの車番を選択し、1着を予想して購入する車券 複勝式 :1つの車番を選択し、3着までに入る車を予想して購入する車券 車番3連勝:3つの車番を選択し、1着から3着を予想して購入する車券 車番連勝 :2つの車番を選択し、1着、2着を予想して購入する車券 ワイド :2つの車番を選択し、着順にかかわらずいずれも3着までに入る車を予想して購入する車券 単式 :着順どおりに当てる方式 複式 :着順どおりでなくても良い方式 10 (5)競輪場の廃止、競輪事業からの撤退の動き 売上の減少により経営状況が赤字となる施行者も少なくない。地方財政健全化という競輪 事業の目的を果たせない中で、近年、競輪場の廃止や競輪事業からの撤退を選択する市町村 等が出てきている。 最近の事例として、平成 13 年度をもって西宮、甲子園、門司の3競輪場が廃止されている。 それぞれ次のとおり、競輪選手、各地区の自転車協議会、施設所有者(門司競輪場は除く) から損害賠償請求等の訴訟を起こされているが、一部では判決確定している。 図 競輪場の廃止、競輪事業からの撤退の動き 西宮競輪場 甲子園競輪場 門司競輪場 競輪場の概要 廃止年月 平成14年3月 平成14年3月 施行者 兵庫県市町競輪事務組合(19市1町) 北九州市 施設所有者 阪急電鉄(株) 北九州市 甲子園土地企業(株) 損害賠償等の請求 競輪選手 〈約45億円〉 地裁:棄却(H16.12.16) 高裁:棄却(H18.1.11) ⇒「棄却」判決確定 〈約17億8千万円〉 地裁:棄却(H17.1.20) 高裁:棄却(H18.7.14) ⇒「棄却」判決確定 自転車競技会 〈約18億5千万円〉 地裁:棄却(H17.9.30) 高裁:棄却(H19.4.26) ⇒最高裁上告受理 〈約3億4千万円〉 地裁:棄却(H17.11.21) ⇒「棄却」判決確定 施設所有者 〈約16億3千万円〉 地裁:一部認容 (H19.4.27) ⇒原告、被告とも控訴 約116億2千万円 地裁:一部認容 (H17.10.21) ⇒高裁で係争中 − 出所:小田原競輪事業検討委員会報告書 (6)全国の競輪場の車券売上および一般会計繰出金額(平成 18 年度) 全国の競輪場における車券売上を見ると、京王閣(374 億円)、平塚(326 億円) 、花月園 (306 億円)となっている。玉野競輪場は 144 億円で 32 番目である。これまで累計で約 220 億円の一般会計繰出を行なってきた。 11 2.玉野競輪におけるマーケット動向 (1)販売チャネル別売上高 玉野競輪における売上高は 140 億円台で横ばいの状況である。サテライト津山、および笠岡の売上 が減少しているが、サテライト山陰の開設によりカバーしている。 図 販売チャネル別売上高(玉野競輪) 販売チャネル 開催種別 玉野競輪場 本場開催 (A) 場外発売 (B) 本場およ びサテラ サテライト津山 イトでの サテライト笠岡 売上 サテライト山陰 玉野競輪場 本場およ びサテラ サテライト津山 イトでの サテライト笠岡 売上 サテライト山陰 合計(A+B) (単位:円) 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 3,880,084,600 2,796,428,200 2,137,757,400 2,003,606,500 1,499,610,500 1,446,405,000 846,513,300 620,778,300 498,580,300 485,088,600 371,414,200 342,499,900 199,148,600 487,765,900 406,756,800 376,959,700 82,887,800 126,813,000 4,726,597,900 3,417,206,500 2,835,486,300 2,976,461,000 2,360,669,300 2,292,677,600 5,883,943,800 7,644,596,000 6,867,621,600 6,726,318,100 7,073,890,600 6,792,323,500 1,874,053,800 2,202,936,500 1,966,130,100 2,094,897,000 2,014,907,900 1,938,304,700 780,970,100 2,404,193,100 2,498,860,800 2,489,539,900 441,858,200 745,196,100 7,757,997,600 9,847,532,500 9,614,721,800 11,225,408,200 12,029,517,500 11,965,364,200 12,484,595,500 13,264,739,000 12,450,208,100 14,201,869,200 14,390,186,800 14,258,041,800 出所:玉野市競輪事業局調べ (2)車券種類別売上高 車券種別の売上比率を見ると、車番3連勝(単式、複式) 、ワイドの売上比率が増加してい る。一方で、車番連勝単式の売上比率は減少している。全国の動向と同様に利用者がよりハ イリターンを求めた車券を購入する傾向にあることが伺える。 図 車券種別売上高比率(玉野競輪) 年度 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 単勝式 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 複勝式 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 枠番連勝単式 0.5% 1.7% 2.0% 2.0% 1.9% 1.6% 枠番連勝複式 3.8% 1.5% 1.4% 1.3% 1.2% 1.1% 車番連勝単式 76.0% 26.8% 20.5% 18.3% 16.1% 13.7% 車番連勝複式 0.4% 1.5% 1.6% 1.6% 1.7% 1.6% 車番3連勝単式 17.9% 63.8% 68.5% 70.5% 72.3% 74.8% 車番3連勝複式 1.2% 4.4% 5.6% 5.9% 6.4% 6.9% ワイド 0.1% 0.3% 0.3% 0.3% 0.4% 0.4% 合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% ※本場開催(A)、他場開催分(B)の合計 出所:玉野市競輪事業局調べ 12 (3)その他(入場者数、開催日数、電話投票加入者) 図 その他(入場者数、開催日数、電話投票加入者) 場所 開催種別 玉野競輪場 サテライト津山 本場開催 (A) 平成14年 平成15年 平成16年 120,228 107,615 29,678 28,351 サテライト笠岡 平成17年 88,065 平成18年 87,327 サテライト津山 場外発売 (B) 27,425 26,467 22,464 19,312 50,808 44,547 46,513 7,563 13,964 149,906 135,966 133,941 164,602 141,706 149,013 198,525 317,813 332,351 343,300 370,144 357,003 62,956 93,289 102,594 108,152 108,661 91,024 67,368 211,400 224,255 234,688 サテライト笠岡 サテライト山陰 合計(A+B) 69,224 18,451 サテライト山陰 玉野競輪場 平成19年 67,132 36,702 69,457 261,481 411,102 502,313 662,852 739,762 752,172 411,387 547,068 636,254 827,454 881,468 901,185 ※場外発売(B)とは、場外発売しか行なっていない日の入場者数。 年度 平成14年 開催日数(日) (内)本場開催 (内)場外発売 中四国地区内電話投票加入者(人) 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 207 276 303 327 352 355 72 70 70 70 67 64 291 135 206 233 257 285 29,696 28,908 26,802 26,733 26,319 ※併売、ナイター発売も1日として計数。 出所:玉野市競輪事業局調べ 13 Ⅲ.玉野競輪に関するニーズ調査 1.調査の目的 本調査の目的は、潜在顧客、来場者等から広く意見を聞き、玉野競輪が将来実施すべきサ ービス等の検討材料を抽出することである。 2.調査の対象と方法 本調査の対象は、潜在客および既存客である。潜在顧客の具体的な対象は、玉野市職員で あり(調査1とする) 、既存客の具体的な対象は、本場(玉野競輪場)に来場された人である (調査2とする)。 尚、調査 1 については、調査票を、基本的に手渡しで行い、それを回答者本人からの手渡 しによって回収する方法で行った。調査2については、調査票を、基本的に協力可能な人に 手渡しで行い、それを回収ボックスに投函する方法で行った。 3.調査の概要 本調査における、概要は次のとおりである。 (1)調査1(玉野市役所職員に対するニーズ調査)について ①実施期間 2008 年8月 18 日(配布開始)〜2008 年8月 22 日(返送の締切) ②配布数 450(玉野市職員へ配布) ③有効回答 358(回収率:79.6%) (2)調査2(玉野競輪場の来場者に対するニーズ調査)について ①実施期間 ②配布数 ③有効回答 2008 年8月 23 日(実地開始)〜2008 年8月 24 日(回収の締切) (玉野競輪場の来場者の内、協力可能な人に配布) 972 14 4.玉野市役所職員に対するニーズ調査結果 (1)回答者の性別 回答者の性別は下記の通りである。 図 回答者の性別 № カテゴリ 件数 (全体)% 1 男性 249 69.6 2 女性 102 28.5 7 2 358 100 無回答 サンプル数(%ベース) (2)回答者の年代 回答者の性別は下記の通りである。 図 回答者の年代 № カテゴリ 件数 1 20歳未満 (全体)% 1 0.3 2 20代 47 13.1 3 30代 120 33.5 4 40代 80 22.3 5 50代 88 24.6 6 60代 17 4.7 7 70代以上 0 0 無回答 5 1.4 358 100 サンプル数(%ベース) (3)回答者の住まい 回答者の住まいは下記の通りである。 図 回答者の住まい № カテゴリ 件数 (全体)% 1 玉野市 298 83.2 2 岡山市 34 9.5 3 倉敷市 15 4.2 4 津山市 0 0 5 総社市 0 0 6 笠岡市 0 0 7 備前市 1 0.3 8 その他県内 3 0.8 9 県外 2 0.6 不明 5 1.4 358 100 サンプル数(%ベース) 15 (4)玉野競輪場への来場経験 玉野競輪場への来場経験は下記の通りである。 図 玉野競輪場への来場経験 行ったことも 車券を買ったこと もない 42.2% 行って車券を購 入したことがある 41.3% 行ったことはある が車券は購入し たことがない 16.5% 図 玉野競輪場への来場経験と回答者の年代 8.年代 上段:度数 下段:% 合計 合計 行って車券を購入したことがある 行ったことはあるが車券は購入したことがない 行ったことも車券を買ったこともない 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 353 1 47 120 80 88 17 - 100 100 100 100 100 100 100 - 147 - 6 49 29 53 10 - 41.6 - 12.8 40.8 36.3 60.2 58.8 - 59 1 9 23 18 8 - - 16.7 100 19.1 19.2 22.5 9.1 - - 147 - 32 48 33 27 7 - 41.6 - 68.1 40 41.3 30.7 41.2 - 玉野競輪場へ「行ったことがある」と回答した人( 「行って車券を購入したことがある」と 「行ったことはあるが車券は購入したことがない」を合わせて)は、57.8%であった。一方、 「行ったことも車券を購入したこともない」と回答した人は、42.2%であった。 また、年代別に見ると、50 代、60 代は「行って車券を購入したことがある」と回答してい る人の割合が高い。一方で、20 代は「行ったことも車券を買ったこともない」と回答してい る割合が約7割と高くなっている。 16 (5)玉野競輪場へ行く頻度 玉野競輪場への行く頻度は下記の通りである。 図 玉野競輪場への行く頻度 毎週 4.8% 毎月 6.8% 1年に2〜3回 12.6% 1年に1回 9.2% ほとんど いかない 66.6% 図 玉野競輪場へ行く頻度と回答者の年代 8.年代 上段:度数 下段:% 合計 毎週 毎月 1年に2〜3回 1年に1回 ほとんどいかない 合計 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 206 1 17 69 47 62 10 - 100 100 100 100 100 100 100 - 10 - - 1 - 8 1 - 4.9 - - 1.4 - 12.9 10 - 14 - - 1 3 9 1 - 6.8 - - 1.4 6.4 14.5 10 - 25 - 2 8 4 9 2 - 12.1 - 11.8 11.6 8.5 14.5 20 - 19 - - 7 4 6 2 - 9.2 - - 10.1 8.5 9.7 20 - 138 1 15 52 36 30 4 - 67 100 88.2 75.4 76.6 48.4 40 - 玉野競輪場へは「ほとんど行かない」と回答している人が最も高くなっている(66.6%)。 「毎週」と回答した人はほとんどが 50 代である。 17 (6)玉野競輪場へ行かない理由 玉野競輪場へ行かない理由は下記の通りである。 図 競輪場へ行かない理由 48.8 ギャンブルが嫌いだから 44.6 行くきっかけがないから 20.8 土日の昼間は他の用事で忙しいから 17.9 雰囲気が怖いから 15.5 平日の昼間は忙しいから 11.3 不衛生な感じがするから 他の公営ギャンブルのほうが魅力的だから 8.9 家族・カップルで楽しめないから 8.9 7.7 車券の買い方を知らないから 7.1 競輪のルールが難しそうだから 6.5 いつ開催しているか知らないから 3.6 どこにあるか知らないから 13.7 その他 0 10 20 30 40 50 玉野競輪場へ行かない理由として、最も多い回答は「ギャンブルが嫌いだから」 (48.8%) であった。続いて、「行くきっかけがないから」(44.6%)、「土日の昼間は他の用事で忙しい から」(20.8%)となっている。 18 60 図 玉野競輪場へ行かない理由と回答者の年代 8.年代 上段:度数 下段:% 合計 ギャンブルが嫌いだから 不衛生な感じがするから 雰囲気が怖いから 家族・カップルで楽しめないから 他の公営ギャンブルのほうが魅力的だから 平日の昼間は忙しいから 土日の昼間は他の用事で忙しいから 車券の買い方を知らないから 競輪のルールが難しそうだから いつ開催しているか知らないから どこにあるか知らないから 行くきっかけがないから その他 合計 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 164 1 33 54 36 32 8 - 100 100 100 100 100 100 100 - 80 1 15 22 18 19 5 - 48.8 100 45.5 40.7 50 59.4 62.5 - 19 - 2 10 6 - 1 - 11.6 - 6.1 18.5 16.7 - 12.5 - 29 - 4 14 7 4 - - 17.7 - 12.1 25.9 19.4 12.5 - - 15 - 3 5 4 3 - - 9.1 - 9.1 9.3 11.1 9.4 - - 15 - 2 9 3 1 - - 9.1 - 6.1 16.7 8.3 3.1 - - 25 - 2 9 7 6 1 - 15.2 - 6.1 16.7 19.4 18.8 12.5 - 33 - 3 14 6 8 2 - 20.1 - 9.1 25.9 16.7 25 25 - 12 - 1 5 5 1 - - 7.3 - 3 9.3 13.9 3.1 - - 12 - 1 6 4 1 - - 7.3 - 3 11.1 11.1 3.1 - - 10 - 3 2 4 1 - - 6.1 - 9.1 3.7 11.1 3.1 - - 6 - 2 1 - 2 1 - 3.7 - 6.1 1.9 - 6.3 12.5 - 73 1 18 21 16 14 3 - 44.5 100 54.5 38.9 44.4 43.8 37.5 - 22 - 7 7 3 4 1 - 13.4 - 21.2 13 8.3 12.5 12.5 - 年代別に見ると、どの年代においても、 「ギャンブルが嫌いだから」 、 「行くきっかけがない から」という回答の割合が高い。 また、20 代〜40 代で、 「雰囲気が怖いから」という回答の割合が高くなっている。 19 (7)玉野競輪への期待・要望 玉野競輪への期待・要望は下記の通りである。 図 玉野競輪への期待・要望 明るく・広い空間 28.5 イベントの開催 24.6 コンビニ、飲食店等の誘致 24.3 冷暖房設備の充実 21.8 競輪(選手含む)のPR 21.5 大型スクリーンの設置 16.5 ナイター(夜間)の開催 14.8 初心者向けの予想講座の開催 14.2 禁煙席の拡大 13.1 記念競輪の充実 12.6 競輪中継の充実 7.8 ファミリールームの設置 7.5 キッズルームの設置 7 投票方式の改善 6.1 植物等の植栽 4.7 制度・競技規則の改善 4.2 その他 12 無回答 20.7 0 5 10 15 20 25 玉野競輪場への期待・要望として、最も多い回答は「明るく・広い空間」 (28.5%)であっ た。続いて、 「イベントの開催」 (24.6%)、 「コンビニ、飲食店等の誘致」 (24.3%)となって いる。 20 30 図 玉野競輪への期待・要望と回答者の年代 8.年代 上段:度数 下段:% 合計 ナイター(夜間)の開催 コンビニ、飲食店等の誘致 イベントの開催 初心者向けの予想講座の開催 ファミリールームの設置 キッズルームの設置 禁煙席の拡大 大型スクリーンの設置 明るく・広い空間 冷暖房設備の充実 植物等の植栽 記念競輪の充実 制度・競技規則の改善 投票方式の改善 競輪中継の充実 競輪(選手含む)のPR その他 合計 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 282 - 40 102 62 64 14 - 100 - 100 100 100 100 100 - 52 - 4 18 7 21 2 - 18.4 - 10 17.6 11.3 32.8 14.3 - 87 - 12 29 25 18 3 - 30.9 - 30 28.4 40.3 28.1 21.4 - 88 - 11 38 18 15 6 - 31.2 - 27.5 37.3 29 23.4 42.9 - 51 - 8 19 13 10 1 - 18.1 - 20 18.6 21 15.6 7.1 - 26 - 1 12 9 3 1 - 9.2 - 2.5 11.8 14.5 4.7 7.1 - 24 - 3 16 4 1 - - 8.5 - 7.5 15.7 6.5 1.6 - - 47 - 11 11 10 13 2 - 16.7 - 27.5 10.8 16.1 20.3 14.3 - 59 - 4 18 12 19 6 - 20.9 - 10 17.6 19.4 29.7 42.9 - 101 - 18 38 24 17 4 - 35.8 - 45 37.3 38.7 26.6 28.6 - 77 - 14 21 15 21 6 - 27.3 - 35 20.6 24.2 32.8 42.9 - 17 - 3 4 4 5 1 - 6 - 7.5 3.9 6.5 7.8 7.1 - 44 - 4 16 7 10 7 - 15.6 - 10 15.7 11.3 15.6 50 - 15 - 3 4 2 5 1 - 5.3 - 7.5 3.9 3.2 7.8 7.1 - 22 - 1 4 5 10 2 - 7.8 - 2.5 3.9 8.1 15.6 14.3 - 28 - 1 8 5 11 3 - 9.9 - 2.5 7.8 8.1 17.2 21.4 - 77 - 9 36 14 14 4 - 27.3 - 22.5 35.3 22.6 21.9 28.6 - 43 - 4 15 10 12 2 - 15.2 - 10 14.7 16.1 18.8 14.3 - 21 (8)よく利用するギャンブル型レジャー よく利用するギャンブル型レジャーは下記の通りである。 図 よく利用するギャンブル型レジャー 宝くじ(スクラッチくじ含む) 32.7 パチンコ 14.2 数字選択式くじ(ナンバーズ・ロト) 13.4 中央競馬 12.8 パチスロ 10.3 競輪 9.5 競艇 4.5 マージャン 4.2 サッカーくじ(toto) 3.6 地方競馬 1.7 海外でのカジノ 0.8 オートレース 0.3 その他 1.1 ギャンブルはしない 36.9 無回答 3.9 0 5 10 15 20 25 30 35 よく利用するギャンブル型レジャーとして、最も多い回答は「宝くじ(スクラッチ含む) 」 (32.7%)であった。続いて、 「パチンコ」 (14.2%)、 「数字選択式くじ(ナンバーズ・ロト) 」 (13.4%)となっている( 「ギャンブルはしない」を除く) 。 22 40 図 よく利用するギャンブル型レジャーと回答者の年代 8.年代 上段:度数 下段:% 合計 競輪 中央競馬 地方競馬 競艇 オートレース パチンコ パチスロ 宝くじ(スクラッチくじ含む) 数字選択式くじ(ナンバーズ・ロト) サッカーくじ(toto) マージャン 海外でのカジノ その他 ギャンブルはしない 合計 20歳未満 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 343 1 46 118 78 84 16 - 100 100 100 100 100 100 100 - 34 - - 6 7 18 3 - 9.9 - - 5.1 9 21.4 18.8 - 46 - 1 21 11 11 2 - 13.4 - 2.2 17.8 14.1 13.1 12.5 - 6 - - 2 1 3 - - 1.7 - - 1.7 1.3 3.6 - - 16 - 3 4 2 6 1 - 4.7 - 6.5 3.4 2.6 7.1 6.3 - 1 - - - - 1 - - 0.3 - - - - 1.2 - - 51 - 3 15 10 18 5 - 14.9 - 6.5 12.7 12.8 21.4 31.3 - 37 1 4 16 8 6 2 - 10.8 100 8.7 13.6 10.3 7.1 12.5 - 117 - 13 37 30 31 6 - 34.1 - 28.3 31.4 38.5 36.9 37.5 - 48 - 4 20 10 12 2 - 14 - 8.7 16.9 12.8 14.3 12.5 - 13 - 2 7 3 1 - - 3.8 - 4.3 5.9 3.8 1.2 - - 15 - 2 6 5 2 - - 4.4 - 4.3 5.1 6.4 2.4 - - 3 - 1 - - 2 - - 0.9 - 2.2 - - 2.4 - - 4 - 1 2 - 1 - - 1.2 - 2.2 1.7 - 1.2 - - 131 1 26 41 29 30 4 - 38.2 100 56.5 34.7 37.2 35.7 25 - 年代別に見ると、どの年代においても、 「ギャンブルはしない」 、 「宝くじ(スクラッチ含む) 」 の割合が高い。また、30 代〜40 代で、 「中央競馬」、50 代〜60 代で「競輪」、 「パチンコ」の 割合が高くなっている。 23 5.玉野競輪場の来場者に対するニーズ調査結果 (1)回答者の年代 回答者の年代は下記の通りである。 図 回答者の年代 № カテゴリ 件数 1 20未満 (全体)% 7 0.7 2 20代 48 4.9 3 30代 55 5.7 4 40代 55 5.7 5 50代 213 21.9 6 60代 376 38.7 7 70代以上 207 21.3 無回答 11 1.1 972 100 サンプル数(%ベース) (2)回答者の性別 回答者の性別は下記の通りである。 図 回答者の年代 № カテゴリ 件数 (全体)% 1男 815 83.8 2女 116 11.9 41 4.2 972 100 無回答 サンプル数(%ベース) (3)回答者の住まい 回答者の住まいは下記の通りである。 図 回答者の住まい № カテゴリ 件数 (全体)% 1 玉野市 373 38.4 2 岡山市 390 40.1 3 倉敷市 119 12.2 4 津山市 2 0.2 5 総社市 5 0.5 6 笠岡市 7 0.7 7 備前市 12 1.2 8 その他県内 24 2.5 9 県外 31 3.2 9 0.9 972 100 無回答 サンプル数(%ベース) 24 (4)電話投票(ネット、携帯含む) 電話投票(ネット、携帯含む)の利用状況は下記の通りである。 図 電話投票(ネット、携帯含む)の利用状況 無回答 10.5% 利用している 20.0% 利用していない 69.5% (5)来場頻度 来場頻度は下記の通りである。 図 来場頻度 1年に1回 1.2% 無回答 2.3% ほとんど来ない 4.2% 1年に2〜3回 4.6% 毎月 27.5% 毎週 60.2% 25 (6)要望等 要望等は下記の通りである。 図 要望等 41.2 ナイター(夜間)の開催 37.1 大型スクリーンの設置 34 冷暖房設備の充実 22.4 コンビニ、飲食店の誘致 記念競輪の充実 21.4 イベントの開催 21.3 19 競輪中継の充実 15.6 禁煙席の拡大 14.1 明るく広い空間 13.2 競輪(選手含む)のPR 7.3 投票方式の改善 6.8 制度・競技規則の改善 4.9 初心者向け予想講座の開催 3.5 ファミリールームの設置 3.3 キッズルームの設置 1.9 植物等の植栽 0.8 その他 9.2 無回答 0 5 10 15 20 25 30 35 40 要望として、最も多い回答は「ナイター(夜間の開催) 」 (41.2%)であった。続いて、 「大 型スクリーンの設置」 (37.1%) 、「冷暖房設備の充実」 (34.0%)となっている。 26 45 図 要望等と回答者の年代 上段:度数 下段:% 合計 ナイター(夜間)の開催 コンビニ、飲食店の誘致 イベントの開催 初心者向け予想講座の開催 ファミリールームの設置 キッズルームの設置 禁煙席の拡大 大型スクリーンの設置 ご要望等 明るく広い空間 冷暖房設備の充実 植物等の植栽 記念競輪の充実 制度・競技規則の改善 投票方式の改善 競輪中継の充実 競輪(選手含む)のPR その他 年齢 合計 20未満 20代 30代 40代 50代 878 5 43 55 53 100 100 100 100 100 399 2 20 36 31 45.4 40 46.5 65.5 58.5 60代 202 70代以上 355 165 100 100 100 111 153 46 55 43.1 27.9 217 2 15 27 15 63 71 24 24.7 40 34.9 49.1 28.3 31.2 20 14.5 207 - 10 16 15 56 84 26 23.6 - 23.3 29.1 28.3 27.7 23.7 15.8 48 2 6 4 4 9 12 11 5.5 40 14 7.3 7.5 4.5 3.4 6.7 34 - 1 8 1 9 11 4 3.9 - 2.3 14.5 1.9 4.5 3.1 2.4 32 1 3 10 4 6 5 3 3.6 20 7 18.2 7.5 3 1.4 1.8 1 3 8 36 70 31 18.8 149 - 2.3 5.5 15.1 17.8 19.7 360 17 1 11 22 27 87 158 54 41 20 25.6 40 50.9 43.1 44.5 32.7 137 2 7 6 7 40 51 24 15.6 40 16.3 10.9 13.2 19.8 14.4 14.5 328 1 15 13 19 83 133 64 37.4 20 34.9 23.6 35.8 41.1 37.5 38.8 18 - 1 2- 6 6 3 2.1 - 2.3 3.6 - 3 1.7 1.8 208 1 6 11 11 52 85 42 23.7 20 14 20 20.8 25.7 23.9 25.5 66 2 1 1 8 17 25 12 7.5 40 2.3 1.8 15.1 8.4 7 7.3 71 - 1 3 3 20 29 15 8.1 - 2.3 5.5 5.7 9.9 8.2 9.1 184 - 6 12 6 49 71 40 21 - 14 21.8 11.3 24.3 20 24.2 128 1 3 6 7 32 53 26 14.6 20 7 10.9 13.2 15.8 14.9 15.8 8- - - - 3 2 3 0.9 - - - - 1.5 0.6 1.8 年代別に見ると、どの年代においても、「ナイター(夜間の開催)」の割合が高い。また、20 代〜30 代で、 「コンビニ、飲食店の誘致」、40 代以上で「大型スクリーンの設置」の割合が高 くなっている。 27 6.来場者と市職員の要望(比較)結果 来場者および市職員の要望等(比較)は下記の通りである。 図 来場者および市職員の要望等(比較) 28.5 明るく広い空間 14.1 24.6 イベントの開催 21.3 24.3 コンビニ、飲食店の誘致 22.4 21.8 冷暖房設備の充実 34 21.5 競輪(選手含む)のPR 13.2 16.5 大型スクリーンの設置 37.1 14.8 ナイター(夜間)の開催 41.2 14.2 初心者向け予想講座の開催 4.9 13.1 禁煙席の拡大 15.6 市職員 来場者 12.6 記念競輪の充実 21.4 7.8 競輪中継の充実 19 7.5 ファミリールームの設置 3.5 7 キッズルームの設置 3.3 6.1 投票方式の改善 7.3 4.7 植物等の植栽 1.9 4.2 制度・競技規則の改善 6.8 12 その他 0.8 20.7 無回答 9.2 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 「明るく広い空間」は、市職員が 28.5%であるのに対し、来場者が 14.1%と 14.4 ポイン トの差がある。 「冷暖房の充実」は、市職員が 21.8%であるのに対し、来場者が 34.0%と 12.2 ポイントの差がある。同様に、 「大型スクリーンの設置」20.6 ポイント、 「ナイターの開催」 (26.4 ポイント)の差が大きい。 市職員で、 「玉野競輪へ行ったことも車券を買ったこともない」と回答した人の要望を見て も市職員全体の要望と同様の傾向が見られる。このことから、来場者を既存客、市職員を潜 28 在客と置き換えれば、既存客は、 「大型スクリーン設置」や「ナイターの開催」、 「冷暖房設備 の充実」を上げるのに対し、潜在客は、 「明るく広い空間」や「イベントの開催」を要望とし て挙る傾向にあることが伺える。 図 来場者および市職員の要望等(比較) 上段:度数 下段:% 合計 ナイター(夜間)の開催 コンビニ、飲食店等の誘致 イベントの開催 初心者向けの予想講座の開催 ファミリールームの設置 キッズルームの設置 禁煙席の拡大 大型スクリーンの設置 明るく・広い空間 冷暖房設備の充実 植物等の植栽 記念競輪の充実 制度・競技規則の改善 投票方式の改善 競輪中継の充実 競輪(選手含む)のPR その他 1.玉野競輪場へ行ったことがあるか 行って車券を購 行ったことはあ 行ったことも車 入したことがあ るが車券は購 券を買ったこと 合計 る 入したことがな もない い 284 132 48 104 100 100 100 100 53 36 5 12 18.7 27.3 10.4 11.5 87 44 17 26 30.6 33.3 35.4 25 88 43 17 28 31 32.6 35.4 26.9 51 21 13 17 18 15.9 27.1 16.3 27 7 6 14 9.5 5.3 12.5 13.5 25 12 7 6 8.8 9.1 14.6 5.8 47 20 11 16 16.5 15.2 22.9 15.4 59 38 5 16 20.8 28.8 10.4 15.4 102 39 23 40 35.9 29.5 47.9 38.5 78 49 11 18 27.5 37.1 22.9 17.3 17 6 5 6 6 4.5 10.4 5.8 45 34 4 7 15.8 25.8 8.3 6.7 15 8 3 4 5.3 6.1 6.3 3.8 22 19 - 3 7.7 14.4 - 2.9 28 21 2 5 9.9 15.9 4.2 4.8 77 42 12 23 27.1 31.8 25 22.1 43 19 3 21 15.1 14.4 6.3 20.2 29 Ⅳ.玉野競輪事業の概要 1.概要 玉野市築港 5 丁目 18-1 (1)所在位置 TEL:0863-31-5281・FAX:0863-31-9273 テレホンサービス 0180-998811〜2 keirin@mx2.kct.ne.jp (玉野けいりんホームページより) (2)開設年月日 昭和 23 年3月 16 日 (3)敷地面積 41,160 ㎡ (4)収容能力 総収容人員 15,000 人 メインスタンド:特別観覧席 756 席、1階イス席 750 席、立見席 4,500 席 第1・2コーナースタンド:2階観覧席 345 席,立見席 3,200 席 第3・4コーナースタンド:イス席 2,200 席 ロイヤルルーム 25 席 30 (5)走路(バンク) 400メートル (玉野けいりんホームページより) 2.職員及び従業員等 (1)玉野市 職員 10 名 (2)従業員 161 名(窓口業務、警備員等) 臨時職員1名 3.開催状況(平成19年度) (1)開催日数 本場開催 64 日 場外開催 236 日 4.経営状況(平成19年度) (1)入場人員 392,006 人 内)本場開催 69,224 人 場外開催 322,782 人 (2)売上金 14,258 百万円 (3)一般会計繰出 50 百万円(ピーク時昭和 49 年度1,820 百万円) (4)玉野市競輪事業基金 4.5 億円(平成 19 年3月末現在) 31 5.玉野競輪事業の収支状況 (1)近年の収支状況 (単位:千円) 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 1 歳入総額 11,145,650 15,781,696 17,883,942 16,399,335 15,568,898 14,817,991 2 歳出総額 10,757,944 15,355,997 17,644,581 15,976,461 15,032,607 14,261,376 3 差引収支 387,706 425,699 239,361 422,874 536,291 556,615 4 前年度繰越金 553,161 387,706 425,699 239,361 422,874 536,291 ‑165,455 37,993 ‑186,338 183,513 113,417 20,324 5 単年度収支 6 一般会計繰出金 200,000 200,000 200,000 30,000 50,000 50,000 7 基金積立金 52,019 52,010 8 162 28 50,659 8 実質単年度収支 86,564 290,003 13,670 213,675 163,445 120,983 ・ 競輪事業の近年の収支状況を「単年度収支」で見ると、平成 14 年度及び平成 16 年度が 赤字に陥っている。 ・ しかし、 「玉野市一般会計繰出金」並びに「基金積立金」2億円を拠出しているので、 「実 質単年度収支」でみると、黒字であることがわかる。 ・ 「実質単年度収支」は平成 16 年度 13 百万円であったが、ここ3カ年を見ると1億円を 超えている。 32 (2)平成19年度決算概要 平成19年度競輪事業特別会計決算見込内訳書(細々節) 【歳 入】 款 項 1 競輪事業収入 目 1 競輪事業収入 収 入 額構 13,534,866,340 成 比 率 備 考 金 91.34% 車券売上金 入場料 額構 (単位:円、%) 成 比 率 13,479,567,200 15,610,130 90.97% 0.11% 7,959,000 659,129 0.05% 0.00% 2 財産収入 1 財産貸付収入 2 利子及び配当金 8,618,129 7,959,000 659,129 0.06% 0.05% 場内売店貸付収入 0.00% 基金運用収入 4繰越金 1繰越金 536,291,767 3.62% 前年度繰越金 536,291,767 3.62% 1雑 入 738,215,113 4.98% 特別競輪場外事務協力費 548,686,511 1,811,000 2,655,000 168,704,000 3.70% 0.01% 0.02% 1.14% 14,761,943,737 99.62% 5諸収入 賞金調整助成金 公庫還付金 その他補助 合 14,817,991,349 計 【歳 出】 款 1競輪費 項 目 1競輪費 1 競輪総務費 2 財産管理費 2 競輪事業費 07競輪開催事業費 支出額 14,125,770,299 252,915,707 161,506,506 100.00% 構成比率 備 考 99.05% 1.77% 1.13% 給料及び手当、共済費 (単位:円、%) 額構 成 比 率 基金積立金 89,926,599 50,659,129 0.63% 0.36% 賃金及び共済費 需用費 609,707 76,583,179 0.00% 0.54% 13,872,854,592 97.28% 13,687,190,950 95.97% 賃金及び共済費 241,521,305 819,048,391 1,980,560 110,803,607 9,656,230 675,305,183 698,611,264 1,293,280 1,018,980,900 188,830 10,109,675,400 126,000 1.69% 5.74% 0.01% 0.78% 0.07% 4.74% 4.90% 0.01% 7.15% 0.00% 70.89% 0.00% 50,000,000 0.35% 134,754,806 0.94% 850,735 14,261,375,840 0.01% 100.00% 91,409,201 0.64% 報償費 旅費 需用費 役務費 委託料 使用料及び賃借料 備品購入費 負担金補助及び交付金 補償補填及び賠償金 償還金利子及び割引料 公課費 123,061,889 0.86% 3 宿舎管理費 12,601,753 0.09% 4繰出金 50,000,000 0.35% 繰出金 1 公営企業金融公庫納付金 1 公営企業金融公庫納付金 134,754,806 2宣伝費 金 2 諸支出金 0.94% 公営企業金融公庫納付金 3 公債費 1 利子 合 計 850,735 14,261,375,840 0.01% 一時借入金利子 100.00% ・ 平成 19 年度決算の収入は 14,817 百万円となり、その内訳は「競輪事業収入」 (13,534 百 万円)、 「財産収入」 (8 百万円) 、「繰越金」 (536 百万円)、 「諸収入」 (738 百万円)とな っている。 ・ 「諸収入」の内訳をみると、他場開催での収入「特別競輪場事務協力費」が 548 百万円 に上る。 ・ また、前年度(財)JKAへ交付したものが経営状況により還付されるが、それが 138 百万円にのぼる。 33 ・ 一方、支出は 14,261 百万円となり、その内訳は市職員人件費や施設維持費の「競輪費」 (252 百万円) 、競輪を開催する「競輪事業費」 (13,872 百万円)、公営企業金融公庫へ納 付している「諸支出金」 (134 百万円) 、借入利息である「公債費」 (850 千円)となって いる。 ・ 「競輪費」は、市職員人件費、設備維持費の他、 「基金積立金」50 百万円があり、将来の 施設整備のため、4.5 億円(平成 19 年3月末)を積み立てている。 ・ 競輪開催事業費には、 「競輪開催事業費」と「宣伝費」 、 「宿舎管理費」 、 「繰出金」がある。 ・ 「競輪開催事業費」の 10,109 百万円は、配当金に当たる「償還金利子及び割引料」とな る。次に「日本自転車振興会」への交付金である「負担金補助及び交付金」が 1,018 百万 円となっている。 ・ その他の多くは競輪事業を行う為の委託費、選手への償金、宿泊費等である。 ・ 臨時職員への賃金等「賃金及び共済費」は 241 百万円となっている。 ・ また、PRするための宣伝費が 123 百万にのぼる。 (3)関係諸団体への支出と収入 【関係諸団体への支出】 ①「(財)JKA」に対する交付金 ・自転車競技法第 16 条に基づき、車券売上額に応じて算出 ・平成 19 年度決算額 425,627 千円 ・自転車産業・機械工業の振興、体育・公益事業の増進を目的とした事業への補助、振興会の運 営・事業実施に活用 ②「地方公営企業等金融公庫」に対する納付金 ・地方財政法第 32 条の 2 に基づき、車券売上額に応じて算出 ・平成 19 年度決算額 134,754 千円 ・公営企業にかかる地方債の利子の軽減に資するための資金として活用 ・地方公営企業等金融公庫は地方公営企業や道路開発公社、土地開発公社等に対する低利で安定 した資金融資を行う政府系金融機関(平成 20 年 10 月に名称変更) ③「(財)日本自転車競技会」に対する委託費 ・競輪を開催(車券販売、施設管理等)する施行者が、競技の運営(審判、検車、編成等)を行 うために委託する ・平成 19 年度決算額 175,308 千円(車券売上に応じて算出) 34 【関係諸団体からの収入】 ①「(財)JKA」からの還付金 ・自転車競技法附則第2条第1項に基づき、前年度交付した金額の 1/3 程度が還付される ・平成 23 年度までの時限立法 ・平成 19 年度決算額 138,846 千円 ②「地方公営企業等金融公庫」からの還付金 ・地方財政法施行令附則第2条第7項に基づき、前年度納付した交付金の一部が還付される ・平成 21 年度以降は失効する ・平成 19 年度決算額 2,656 千円 ③その他助成金 ・中小競輪場振興助成金 11,600 千円 ・普通競輪PR事業助成金 8,480 千円 ・日本自転車普及協会助成金 7,822 千円 (4)玉野市への繰出金推移 一般会計繰出金 (千 円 ) 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 0 S24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60 62 H1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 (年 度 ) -500,000 ・ ピーク時は昭和 49 年 1,820 百万円を一般会計へ繰り出したが、最近をみると平成 17 年 度 30 百万、18 年度 50 百万、19 年度 50 百万となっている。 ・ 昭和 24 年より 59 年間の繰出金総額は 219 億円となり、玉野市会計に多大な貢献を果た してきたといえる。 35 6.施設概要 投票:有人2窓、 自動1窓。 (1)施設配置図 払戻:有人窓 ロイヤルルーム 25席 投票:有人2窓、 自動4窓。 払戻:有人1窓、 自動1窓 第1第2コー ナースタンド立 ち見3,200席無 料個人席345席 第3第4コー ナースタンド立 ち見2,200席 投票:有人27窓。 第1投票所 投票:有人16窓、 自動3窓。 × 払戻:有人1窓、 自動4窓 投票:自動9窓。 メインスタンド立 ち見4,500席無 料個人席750席 払戻:有人1窓、 自動7窓 特別指定席756 席200円 × 投票:有人16窓、 自動6窓。 払戻:有人1窓、 自動4窓 来賓席30席 × (3)投票・払戻関係 (2)席の配置 第1投票所 メインスタンド 特別指定席 竣工年月日 延床面積 (㎡) 無料個人席 立見席 特観席 イベントホール 100名収容 第1・2コー 第3・4コー ロイヤルルー ナースタンド ナースタンド ム 来賓席 記者席 昭和47年12月 昭和47年12月 昭和52年12月 昭和45年10月 1,782,74 3,027.00 1,370.54 849.00 750 345 2,200 4,500 3,200 756 389.30 25 48.00 30 60.00 50 有人 投 票 自動発券 窓 自動発払 口 小計 払 有人払 戻 窓 自動払(除発払) 口 小計 第3投票所 第4投票所 前売投票所 特別投票所 ロイヤルルーム 16 0 27 2 16 2 3 9 0 4 6 0 0 0 0 0 0 1 19 9 27 6 22 3 1 1 0 1 1 1 4 7 0 1 4 0 5 8 0 2 5 1 (平成 21 年 1 月 1 日現在) 36 7.組織図 日本自転車競技会 中四国支部 (競技の運営委託) ・競技の運営 ・自場開催時に委託する 統制センター 8 ・売上データ集計 ・中央とオッズデータ提供 第1投票所 26 ・投票所の発券及び払戻業務 第4投票所 33 ・投票所の発券及び払戻業務 特別投票所 30 ・投票所の発券及び払戻業務 ロイヤル 8 ・投票所の発券及び払戻業務 前売投票所 7 ・投票所の発券及び払戻業務 総合サービス 24 ・清掃、消耗品補充、南門管理 特別警備 自衛警備 4 7 ・特別警戒(私服) ・場内警備。雑務 総 務 6 ・従事員賃金計算 投 票 員 6 ・投票所内でのトラブル対応 ・金銭管理監督 看 護 師 (本場開催時のみ) 2 ・看護 開催執務委員長 玉野競輪事業局 職員10,臨時1 選手会岡山支部 投票機器保守 (委託:日本トーター) 映像機器保守 (委託:日本写真判定) 電気設備保守 (委託:三宅電気) 委託警備 場内清掃 飲食・売店 37 ・駐車場警備 ・場内清掃 ・飲食店、売店運営 8.販売促進 平成16年度 平成18年度 平成19年度 ポイントカードを全国競輪場と 同時に実施 → → 9月末で終了 k-ファン(中野浩一&Kギャル によるイベント及び深夜放送) → → 終了 西王座戦イベント 競輪講座・レース検討会 トーク&予想会 → ラッキーカードファンサービスに よる素敵な商品プレゼント → ビ ス 初心者ガイダンスを実施 → デイリースポーツ杯にて「競輪 教室」 → かき氷サービス → 豚汁サービス → ビギナーズコーナーで初心者ガ イダンスVTRを放映 → → → → → サテライト山陰で競輪選手OB による初心者ガイダンス サテライト笠岡で競輪選手によ る初心者ガイダンス → → → ビギナーズVTR作成 ー 新 規 客 へ の サ 平成20年度 玉野競輪開設55周年記念「瀬 玉野競輪開設56周年記念「瀬 玉野競輪開設57周年記念「瀬 玉野競輪開設58周年記念「瀬 戸の王子杯争奪戦」イベント 戸の王子杯争奪戦」イベント 戸の王子杯争奪戦」イベント 戸の王子杯争奪戦」イベント ー 固 定 客 ・ 愛 用 客 へ の サ 平成17年度 ビ ス 新 規 客 の 開 拓 「来て見て買って玉野けいりん」 年3〜4回。地元家庭学級の参 加1回15名程度 → サテライト山陰イベント(競輪初 心者講座・レース検討会) → サテライト山陰イベント(サイン 会・トークショー) → → → → サテライト山陰オープンイベント ① 固定客・愛用客へのサービス ・ 全国的には来場者へのポイントカードの運用、TV 放送にて PR 活動を行っている。 ・ 独自には、「瀬戸の王子杯争奪戦」にからむイベント開催をはじめ、トークショーや紙面 での競輪教室、来場者へのかき氷・豚汁サービスを行っている。 ② 新規客へのサービス ・ 新規客向けのイベントとしては、初心者に競輪の楽しみ方をVTRやガイダンスで行って いる。 ・ また、各サテライトにおいてレース検討会やサイン会・トークショーを開催している。 ③ 新規客の開拓 新規客開拓の開拓においては、現在のところあまり実施されていない。 38 Ⅴ.玉野競輪事業の将来展望と構造改革 1.玉野競輪事業の課題 玉野市競輪事業の課題を整理すると大きくは以下の5項目となる。 (1)レジャーの多様化の中、競輪ファン数の減少が懸念される (2)玉野競輪の来場者は高齢化しており、若年層の開拓が必要である (3) 投票観覧スペースの集中化、IT 投資による効率化により、コストダウンを図る必 要がある。 (4) メインスタンド・コーナースタンド等の諸施設の老朽化が進んでいるため、快適 な環境が提供できるよう整備する必要がある。 (5) 運営に当たり、駐車場・警備係、飲食店等を地域のサービス組織を活用している ため、サービス産業としてのプロ意識が不足していると感じられる。 39 (1)レジャーの多様化の中、競輪参加者数の減少 レジャーの多様化の中、競輪の売上高・参加者数は減少している。このような中、参 加者を増加させるためには、 「行きたい」 「見たい」 「買いたい」という競輪自体の魅力度 の向上が必要である。そのための活動は玉野競輪独自では経営資源が限られるため、業 界全体で魅力付けに取り組む活動が必要である。 (2)ファンが高齢化する中で新規参加者の開拓が必要 玉野競輪の参加者は、来場者アンケートからも高齢化している(50 代〜70 代以上が8 割以上を占めている)ことがわかる。現在の参加者は競輪事業がピークであった昭和 40 年代後半〜50 年代前半に楽しんでいた層だと推測される。今後の人口減少を考慮すると、 将来のファン層獲得のためにも若年層の開拓が重要課題としてあげられる。 (3)スペースの集中化、IT 投資による効率化でコストダウンが必要 バンク周囲の 3/4 のスペースにスタンド、投票所等を配置しているが、現在の来場者 数と比較すると広すぎ、十分なサービスを提供することができない。サービススペース を集中化することで賑わいの創出や効率的な運営が図られる。また、システムの効率化 等により、現在のシステム委託費の削減が期待できる。 (4)施設老朽化への対策が必要 メインスタンド、コーナースタンドが昭和 45 年〜52 年に竣工されたものであり、既 に 30 年以上が経過している。強度や快適性の問題もあり施設整備を図る必要があるが、 巨大施設であるため抜本的な施設整備を図る必要がる。 (5)サービス産業としてのプロ意識の不足 競輪事業は運営面で地域住民を活用し雇用創出につながっている。しかし、サービス 産業としてのサービス精神、ホスピタリティが不足していると感じられる。挨拶や服装、 身だしなみを基本に、来場者に好印象を与える接客が必要である。また、飲食店等にお いても、地域特産品を活用した食べ物、ここでしか食べることができないメニューの開 発・提供等が望まれる。 40 2.今後の収支見通し (1) 対前年度売上増加率の推移 玉野競輪の売上高を対前年増加率でみると、平成 16 年度▲6.1%、平成 19 年度▲0.9% であったが、平成 15 年度、平成 17 年度、平成 18 年度は増加している。一方、競輪全 体でみると、この間、▲3%〜▲6.7%で推移している。玉野競輪が相対的に健闘してい た要因は、サテライト津山にはじまり、サテライト笠岡、サテライト山陰を開設し、拡 販努力が成功したこと。さらに、場外発売の日数(平成 19 年度 236 日)を増加させた こと、平成 20 年度より本場開催の入場料を無料にしたこと等、営業に努めたことがあげ られる。 平成19年度 平成18年度 平成17年度 平成16年度 平成15年度 玉野競輪 -0.9% 1.3% 14.1% -6.1% 6.2% 全体 -2.4% -1.9% -4.1% -6.9% -6.1% 出所:玉野市競輪事業局調べ (2) 今後の売上高推移 今後の売上高を予測することは経済状況の急激な変化の中、困難であるが、 (+)要因 と(−)要因と分けて考えると以下のようになる。 ①(+)要因 ・玉野市では(玉野市総合計画によると)将来人口を平成 19 年度 67,150 人が 10 年後の平成 28 年度 65,000 人と推計しており、96.8%に止まる計算となる。 ・65 歳以上の老年人口は増加傾向にあり、平成 19 年度玉野市では 25.3%になって いるが、今後も増加すると思われる。しかし、その層は現在の来場者層とマッチ しており、競輪場の施策の展開によっては、今後も高齢者の来場が期待できる。 ・平成 18 年度にサテライト山陰を開設しており、そこへの入場者増が期待できる。 ②(−)要因 ・全国競輪事業全体の売上が減少傾向にあり、その影響が懸念される。 ・来場者が高齢化している中、10 年後は今まで競輪を体験していない層が増加する こととなり、来場者の減少が懸念される。 ・大規模な施設改修が困難なことから、施設の魅力が薄れていくことが懸念される。 以上のような要因がある中、当事業においては各種活動を実施し売上高を維持していく。 41 3.目標設定 (1) 売上高目標 今後も本場開催日の良い時期を獲得する等して、現状の売上高を維持し、140 億円 を目標に運営する。 売上高実績と目標 (単位:百万円) 15,000 14,500 売上目標:140億円 14,000 13,500 13,000 12,500 12,000 11,500 11,000 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 (2) 利益目標 利益は単年度収支でプラスを目標とするが、玉野市一般会計繰出金5千万円、施設 改修のための玉野市競輪事業基金1億円を確保する。施設改修には多大な費用が必要 なため 20 億円を目標に積み立てる。 (3) コストダウン項目 売上が現状推移する中で、利益を出していくためには、コストダウンを図る必要が あり、以下の項目を検討する必要がある。 ① 投票所の集約化 投票所が分散しているため、投票所の集約化を図り、サービスを集中化させることで、 電力費や窓口業務、警備業務のコストダウンを図る。 ② 自動発券機の増加 有人投票窓口を自動発券・自動払機に替えることで、投票窓口人件費を削減する。 ③ IT システムの導入 現在の投票集計システムから新システム導入の検討を図り、ITシステム委託費の削 減を図る。 ④ 出入り口の集約 現在2カ所ある出入り口を1カ所に集約することで、人件費を削減できる。 ⑤ 包括委託制度の検討 現在の委託業務については、包括委託制度の導入も視野に入れて、見直し・検討の必 要がある。 42 4.基本コンセプト (1)ターゲット 今後も競輪事業を展開していくためには、競輪参加者の維持・増加が必要であり、競 輪未体験者層を開拓しなければならない。そのためには、新規来場に重点を置いた活動 を展開する必要がある。また、現在の固定ファンの声も大切にしたサービスの提供を行 う。 (2)どんな価値を売るか 競輪は公営ギャンブルであり、射倖性が認められている。競輪参加者は当たり外れの 期待感を持ち参加しており,このワクワク感がレースの醍醐味に結びつくと思われる。 従って、施設整備においても、レースの醍醐味、臨場感、選手の息遣いが身近に感じら れることを重視して整備することとし、基本的には、快適で安全な空間提供を目指す。 (3)売り方 パチンコ等と違い競輪を楽しむためには知識が必要なため、初心者にはハードルがあ るように思われる。このハードルを越えてもらうため、初心者向けの各種講座やツール の開発を行う。 また、来場を促進するための魅力的なイベントの開催、ニーズが高いと思われる地域 での販売所の開設等を行う。 さらに、基本的な接客技術をトレーニングし、挨拶運動等を徹底していく。 新規・潜在客と固定客のニーズ 事業コンセプト 【固定客のニーズ】 愛用客 •ナイター(夜間)の開催 •大型スクリーンの設置 •冷暖房設備の充実 商品・サービス (何を売る) (どんな価値を売る) 市場・ターゲット (誰に売る) 売り方 (プロモーション のくふう) 固定客 •コンビニ、飲食店の誘致 •記念競輪の充実 新規客 【新規・潜在客(玉野市職員)のニーズ】 •明るく広い空間 •イベントの開催 レースの醍醐味 快適な空間 新規層の開拓 初心者向け各種講座 施設内イベントの拡充 販売所 •コンビニ、飲食店の誘致 潜在客 •冷暖房設備の充実 •競輪(選手含む)のPR 43 Ⅵ.玉野競輪事業の経営基盤の強化について 1.施設の整備 今後の施設整備の方向性は,安全性と効率性を目指したものにする。例えば、サービ スを集約化するために、観覧スペース、投票所を現メインスタンド付近に集中させる。 一方、入り口付近は、明るい開放的なスペースで、気軽に入場できるイメージをつくる。 施設整備としては固定客、潜在客のニーズ並びに投資額を考慮し,当面は次の項目を 検討する必要がある。 ・オーロラビジョンの設置 ・コンビニエンスストアの設置 ・照明の充実 ・冷暖房設備の充実 ・特産品売り場の開設 ・外部(岡山駅付近等)販売所の設置 44 2.顧客獲得に向けて 顧客獲得に向けては、新規客開拓へのサービスと固定客へのサービスと区分して考える必要 がある。 新規客の開拓では、取り敢えず競輪場に足を運んでもらうこと、さらに、投票券を購入して もらう活動を行うことが重要であり、固定客へのサービスでは、選手とのふれあいや競輪への 愛着が保てるサービスを提供することが重要である。 (例) ・バンクの中心を活用した子供スポーツ大会。三輪車レース大会。 ・お笑い芸人イベント ・熱唱カラオケ大会 ・ビンゴ大会 ・バーチャル競輪ゲーム ・玉野市職員全員でおそろいジャンバーで大会を盛り上げる ・玉野バーガー、火の玉ラーメン等競輪グルメの開発販売 ・市政だより等の広報誌に「玉ちゃん」4コマ漫画を連載しPRする ・成人式イベントで競輪体験 ・タウン誌へギャンブルデートスポット等の記事広告 ・サイクリングイベント 等 ・玉ちゃん人形、グッズの開発・販売 ・競輪ショップの設置 ・特産物販売所の設置 ・選手紹介コーナー ・地元の若手(あまり有名でない)選手のサイン会 ・地元スター選手のサイン会 ・選手メニューの提供 ・接客サービスのトレーニング 3.宣伝広告 現在の宣伝広告は,TV・ラジオなどでのレースガイド,野立て看板,新聞広告など を中心に実施しているが,費用対効果を考えながらスクラップアンドビルドにより,効 果的・効率的な宣伝広告やイベントの展開を図ることが必要である。 (例) ・新聞広告の拡充 ・テレビ広告の拡充(ケーブルテレビの活用) ・野立て看板のあり方 ・多彩なメディアでの情報発信等 等 45 Ⅶ.あたらしい競輪事業の確立について 競輪事業は全体では売上規模が年々縮小し、競輪事業から撤退する事業者もみられる。し かし、健康志向の高まりや燃料高により自転車そのものは見直され自転車への愛好者が増加 することも期待できる。競輪事業の魅力度の向上や競輪のイメージ戦略は玉野競輪だけで取 り組むことはできないため、業界全体で取り組んでもらいたいことを最後に提言としてまと めたい。 1.競輪への注目度向上 レジャーの多様化、他の公営ギャンブルの検討と比較し、競輪そのものへの注目度が低 下している。国民の注目度を高めるためにも、競輪イメージの向上を図って頂きたい。 ・競輪選手のドラマ化 ・競輪漫画の出版 ・有名選手の育成 ・統一したプロモーション ・世界的な競技会等のテレビ放映 ・自転車愛好家へのイベント ・自転車競技の開催 ・地域活動への助成制度の充実 等 2.競輪のワクワク感創出 競輪は3連単の導入等射倖性が高まっているが、初心者には難しく感じられる。そこで、 初心者でもわかりやすく、当たりやすい賭式の導入が望まれる。 ・当たりやすい賭式の導入。例単勝 ・特色ある記念レースの開催 ・女性によるレース。地元者のみのレース 等 3.競輪事業のコスト削減 競輪事業を維持するためには各種団体への支出が多く、売上高の減少や閉鎖する施行業 者もある中、負担感が増加している。今後競輪事業の負担を削減することを期待している。 ・選手賞金の見直し(例えば賞金は5着まで) ・選手手当の見直し(例えば雨手当) ・参加旅費の見直し 単年度収支での赤字転落や行政からの改修工事の負担等は、行政の運営が厳しさを増して いる現在において、競輪事業存続の是非が問われかねない。当施設も自助努力を行うが、中 央には競輪自体の魅力向上の仕掛け作り、運営コストの削減を期待し、今後も競輪事業を成 功させ、地域住民に貢献したいと考えている。 46 47
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