UPSは給電方式や出力容量など種類も豊富。使用目的に合ったものをお

UPS （無停電電源装置） NEWS
Vol.
26
UPSは給電方式や出力容量など種類も豊富。
使用目的に合ったものをお選びください。
① 接続機器と電源環境から、給電方式を選びます。
小型NAS
ネットワーク機器
パソコン周辺機器
Yes
接続機器は入力力率が
改善された電源（PFC）
である。
No
常時商用給電方式
（矩形波出力 BZシリーズ・BXシリーズ）
Yes
接続する機器は？
ＵＰＳの選定方法
パソコン
小型サーバ
電源環境が Yes
安定している
Yes
PCサーバ
ストレージ
常時商用給電方式
（矩形波出力 BYシリーズ）
停電発生時などの切替に
より電力供給が途切れて
はならない。
No
ラインインタラクティブ方式
（BNシリーズ）
（10msec以下または無瞬断）
Yes
No
PLC
FA・産業機器
常時インバータ給電方式
（BUシリーズ・BHシリーズ）
【電源環境とは？】
基本的には電圧や
波形が正しく安定し
ていることが望まし
い状態です。近くで
容量の大きな電気
製品が起動すると
周囲の電圧が一時
的に下がるなどの
影響があります。そ
のように近くの機器
や電源設備の状態、
あるいは隣接する
工場などが与える
影響により、電源環
境の安定度が変わ
ります。
② 接続する機器全ての電源容量を計算します。
③ バックアップ時間を決めます。
接続機器全体のコンセント数、また電源容量をVA（ボルト・アンペア）、
W（ワット）、の両方で確認します。
必要なバックアップ時間を決定してください。
決定した「バックアップ時間の2倍以上」の時間と「接続機器の容量」
を元にバックアップ時間の目安表で問題ないか確認してください。
※バックアップ時間の目安はホームページでご確認いただけます。
http://www.omron.co.jp/ese/ups/product/ups/backup.htm
様々なシーンに対応できる豊富な商品構成。FA・産業機器向けに最適なUPSをお選びいただけます。
BZシリーズ
詳しくはWebで
BXシリーズ
BYシリーズ
BNシリーズ
http://www.omron.co.jp/ese/ups/
BUシリーズ
または
BHシリーズ
BUシリーズ
オムロン UPS
PFC電源搭載機器を使用している導入事例
PFC電源搭載機器のバックアップ：
PFC電源のバックアップが可能で、しかもリーズナブルなUPSを使いたい。
課題
・PFC電源を搭載しているパネルコンピュータが、電断
や電圧低下などにより故障するのを防ぎたい。
・USBインタフェースで使用したい。
・外部スイッチよりUPSをON/OFFしたい。
・なるべくUPSの価格を抑えたい。
分析装置
パネルコンピュータ（PFC電源搭載）
解決策
パネルコンピュータを正弦波出力UPS（BY50FW）で
バックアップすることで、電断や電圧低下などによる故
障から回避することが可能。
リモート
ON/OFF
POINT
●常時商用給電方式、出力電圧波形「正弦波」のUPSを導入す
ることで、低価格で電断や電圧低下などのトラブルを回避で
きる上、BYシリーズなら、USBインタフェース、外部スイッチを
標準搭載。
USB
バックアップ
イベントログ
保存
BY50FW
参考資料：PFC電源とは・・・
PFCとは､｢Power Factor Correction｣の略で､日本語では｢力率改善回路｣になります。
PFC電源とは､｢高調波電流｣とよばれる電源ノイズを抑えるための力率改善回路を搭載した電源のこと。PFC電源を搭載し
ていない機器は､高調波電流が発生し､電圧波形歪みを引き起こします。この高調波電流､電圧波形歪みにより電子機器の
誤動作､故障の原因となる場合があります。そのためPFC電源のPCへの搭載率が年々高くなってきています。
PFC電源搭載の機器をUPSでバックアップするには
最近､PCメーカー各社は高調波電流を低減するため､力率改善（PFC）回路を搭載したスイッチング電源（高力率）を採用して
います。また汎用で出荷されているスイッチング電源も､PFCを搭載したものが増加しています。
PFC電源は入力電圧波形が正弦波であることを前提として設計されていますので､矩形波ではうまく動作しない可能性があり
ます。バックアップするためのUPSは正弦波出力タイプを強くお勧めします。
※ 高調波電流については､EUでは義務化されています。日本ではJIS規格（JIS C 61000-3–2）の適用が推奨されており､PC
等の電子機器は入力電力75W以上の製品が対象になります。
PFC電源を搭載している可能性の機器
サーバ､PC､NAS､POS､ハードディスクレコーダ､プロジェクタ､LCDディスプレイ等
お問い合わせ先
電子機器事業本部
TEL : 03-6718-3644
最新の製品情報はインターネットホームページで提供しています。
http://www.omron.co.jp/ese/ups/
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