平成23年10月3日 議員定数の見直し素案について∼パブリックコメント 佐伯市議会議長 小 野 宗 司 はじめに 佐伯市議会では、議会改革等調査特別委員会を平成 21 年9月に設置し、市民に対し開 かれた活力ある議会の構築、 併せて議会の活性化を図るための調査・研究を行っています。 この特別委員会での研究の成果として平成 22 年の9月定例会では佐伯市議会の最高規範 となる「佐伯市議会基本条例」が可決され、同年 10 月1日から施行されています。この 基本条例第 14 条では、議員定数の見直しについては議員・委員会が自発的に提案するこ とを定めています。 議会改革等調査特別委員会では、本年3月 24 日に開催した第 22 回特別委員会以降、9 月1日に開催した第 30 回特別委員会まで、これまで都合9回の委員会と1回の議員全員 協議会を開き、次期改選時の議員定数の検討を行ってきました。 これまでの検討の経過を簡潔に御報告し、検討した議員定数見直しの素案について市民 の皆様からの御意見を募集いたします。 1 検討の経過 (1)情勢の把握 これまでの会議では、まず、大分県内 14 市議会、九州管内での類似団体、及び全国 レベルでの類似団体、これらの各市議会の状況(内容としては、人口、面積、条例の議 員定数、合併した市町村の数、合併直前の構成市町村の議員総数、常任委員会設置数、 議員一人当たりが抱える人口〔人口を議員数で除した人数〕、議員一人当たりが受け持 つ面積〔面積を議員数で除した面積〕 、議員報酬月額、政務調査費制度、平成 21 年度一 般会計決算状況)を把握し、これらの数値の比較により本市議会のおかれた状況の把握 に努めました。 財政状況の把握においては、一般会計歳出予算における議会費の額、予算総額に対す るその構成割合、経常収支比率、財政力指数を確認したほか、仮に議員定数を現行の 30 人から減員した場合に予算額に対して、どの程度経費の削減ができるのか検証を行いま した。また、本市は、平成 17 年3月に1市5町3村が合併して誕生した新市であり、 合併直前から現在までの議員総数や議会費の変遷を通して、議会としてこれまでの定数 及び経費面における改革の状況を確認しました。 -1- これらの検証を行うことにより、議員間の定数に対する共通認識の醸成を進めてまい りました。 (2)課題ごとの検討 特別委員会では、各委員から出された意見を基に、課題ごとに調査・研究し、議論を 深めております。以下、その主な意見等を記載します。 ア 議員定数を削減することにより生じるメリット・デメリット ○削減されると思想信条、意見、考え方が偏ってしまい、市民の幅広い意見が通らな くなってしまう。 ○選挙では、定数が減れば得票も多く必要になる。このため大きな政治的組織が有利 となり、少数組織には不利である。また、新人や若者の立候補がしにくくなる。 ○議員一人当たりが抱える人口は、既に合併前の旧町村規模を超す状況も見られてい る。 ○識者の意見としては、議員定数減少によるメリットとして、意見がまとめやすく議 事が簡潔に、また、審議時間も短く効率的な運営が可能と述べられているが、これは、 ある意味では、議会がオール与党化するという懸念もされ、二元代表制を損なうこと になるのではないか。 ○経費削減がメリットと言われるが、歳出予算総額に対する議会費の構成割合は、本 市でも平成 21 年度決算実績で 0.63%であり、経費削減には乏しい。また、行革とい う視点で見た場合、削減すべき予算は首長の執行権の範囲である。 ○一般論として理屈ではなく単純に数が多いという感情論であり、これを払拭するた めには、議会の情報を積極的に開示し、市民の理解を得られるよう改革を進める必要 がある。 これらの意見をまとめると、定数を削減することにより経費の縮減が図れるという ことがメリットとして挙げられるが、一方で定数を削減することにより監視機能の低 下はもとより、市民の意見を聴取し市政に反映させる能力の低下、さらに新人議員の 立候補がしにくくなるなど議会活性化に対するデメリットの要因も多く存在している と言えます。 イ 議会の役割、機能の維持・向上 単に議員定数の議論をしていては、議会・議員の役割という本質の部分を見落とし てしまう恐れもあり、 「議会の役割、機能の維持・向上」について議論を行いました。 ○市民の目には、定例会以外の時に議員が何をしているのか、それが見えていない。 各地域においては、議員個人としての役割が広範囲にあるわけで、果たして議員それ ぞれの取組が十分であるのか。これらの活動の周知、啓蒙活動も重要である。 -2- ○定数が減少すれば、行政に対する監視、チェック機能が低下することになる。 ○議会・議員としての資質の向上を図り、市民に信頼され、認められるように、自主 的な勉強会・研修会の実施強化が必要である。 議員として求められる活動・役割の再確認をし、現在、市民が抱いている議会に対 する認識を改めてもらうためには、それぞれの活動を理解してもらえるよう行動しな ければならないことを確認しました。 ウ 他都市の議会運営状況 本市と予算規模が同程度の市議会において、上程される議案件数や議会運営の状況 を把握するために、平成 21 年度一般会計決算ベースで 400 億円から 500 億円までの 全国 74 市議会に調査を依頼し、 そのうち回答のあった 68 市議会の調査結果を基に 「議 案件数及び議会運営の状況」について検討を行いました。 調査の結果からは、全国的に議員改選に併せて定数を減少している傾向にあり、併 せて常任委員会の構成を見直している議会も見受けられました。その他、委員会での 委員の複数所属制度を採用する議会や本市とは異なり本会議中心主義で議会運営して いる議会も散見されました。 委員会構成では、4常任委員会設置が全体の 65%(45 市議会) 、3常任委員会は 30%(21 市議会)という状況です。議員定数で見た場合、定数 24 以上の議会では、 4常任委員会を設置している議会が多い(44 市議会、63%)状況にありました。 議案件数で見た場合、全国 68 市議会と比較しても本市議会に提出される議案件数 は非常に多いと言えます。その理由としては、9市町村の合併により公の施設が多数 存在することに伴う指定管理議案によるものと推測されます。 また、合併後の本市議会の各常任委員会ごとに付託された議案件数について検証し たところ、総務常任委員会は 205 件で全体の 18%、建設常任委員会は 249 件で 22% 、教育民生常任委員会は 365 件で 33%、経済産業常任委員会は 296 件で 27%という 状況でした。 エ 常任委員会の数と委員会構成人数 本市議会は委員会中心主義で議会運営をしています。委員会中心主義では、専門的 な知識を有する議員で構成する委員会に議案等の審査を委ねるため、詳細な審議がさ れると期待されるからです。 常任委員会の数と委員会の定数は、議員定数を検討する上で非常に密接な関係があ ることから、 「常任委員会の数と、委員会構成人数」について議論しました。 本市議会では、現行7人と8人を委員会の構成人数としているが、資料によると識 者の見解としては、委員会の定数は6人から 10 人が適当とされており、人数に幅が ある。議会の生命線は、議員間で討議ができることであり、その機能を適切に発揮さ -3- せることが重要である、そのため議員間で討議できる議員数が重要な基準である。こ の常任委員会で討議できる最低人数として6人は必要、7人から8人が妥当であると も述べられています。 そこで、本市の常任委員会を現行の4から3に減らすことができるのか、否か。委 員会の定数は、何人必要かということを中心に議論をしました。 ○3委員会でも構成を検討し、整合性を図れると思う。 ○委員会数は、提案された議案をきめ細かく審査するためには減らさない方がよい。 ○仮に3委員会に統合した場合、過去の議案審査状況から見ると 50%に近い議案件数 を1つの委員会で担当する恐れがある。 ○他都市の事例を見ると議員を複数の委員会に所属させ委員会定数を確保することも 可能である。この方法を採用する場合は、委員会の数とその定数を決めることが直ち に議員定数の根拠とは言えなくなる。 その他活発な意見が出される中、本特別委員会としては、委員会において討議を行 うことのできる最小人数として1委員会当たり6人の委員は必要である。また、各分 野ごとに専門的な審査をするためには、現行の4常任委員会の設置が必要であると判 断しました。 オ 委員会複数所属制度 他都市の事例を見る中で議員定数を減少させながら常任委員会の数を確保するた めに、議員を複数の常任委員会に所属させる「委員会複数所属制度」を採用している 議会が存在しました。これは、平成 18 年の地方自治法の一部改正により議員が複数 の常任委員会に所属することが可能となったためです。本特別委員会では、議員定数 を決定する上で、本市議会で必要とする常任委員会の数及び委員会の委員定数が一つ の根拠になるという考えに立ち、検討を行ってきました。しかし、この委員会複数所 属制度を採用する場合は、常任委員会の数とその定数というものが議員定数を決定す る上での根拠となり得なくなります。このため、本市議会の運営において常任委員会 の複数所属を採用するか否かを検討しました。 ○現在でも自分の所属しない委員会であっても委員外議員として参加することができ ている。このため複数の常任委員会に所属せずとも、委員会審査に加わることが可能 であり、複数所属制度を採用する必要はない。 ○委員会では委員数が多いほど監視能力が働き、また、審査の質も向上する。しかし、 議員数が少ないから一議員が複数の委員会に重複して所属し、一委員会の委員数を増 やしてチェック機能を果たすという制度であるが、議員は一委員会専属として提出さ れた議案に対して徹底的かつ専門的に審査すべきというのが本来の姿であり、一委員 会に一定数の委員がいれば、複数所属は必要ない。 ○今の常任委員会のあり方に何か問題があるのだろうか、現在の常任委員会は、定例 -4- 会以外でも頻繁に会議を開き活動している。議会基本条例では、議会活動をもっと充 実させ市民の声を取り上げていこうとしている。常任委員会の役割、使命を考えたと き、複数の常任委員会に所属するということは考えられない。むしろ常任委員会を充 実させる議論をした上で、常任委員会のあり方を考えるべきである。 このように活発な意見が出されたが、最終的に特別委員会としては、議員は1つの 委員会に所属し、専門的に担当する委員会の審査を行うことが市民利益の向上に資す ると考え、本市議会では一議員一常任委員会所属とするべきと決定しました。 2 議員定数の見直し素案 本市議会は、上程される議案等を各常任委員会で事前に審査し、本会議において議決す るという「委員会中心主義」で運営がされています。このため常任委員会の数及び委員会 の定数は、議員定数を検討する上で非常に重要な判断材料になることから、常任委員会の 数と委員会運営を行う上で必要な委員数に注目し、検討を重ねました。 (1)委員会の数と委員定数 これまでの特別委員会の検討では、 「4常任委員会を設置し、各委員会に6人以上の 委員を置く」という方針を確認している。 また、これまでの検討の中で、次の意見が出されています。 ○平成 23 年9月定例会で小野議長が常任委員を辞退することが承認された。次期改選 時でも同様に議長が常任委員を辞退することを想定し、1委員会にプラス 1 人すべき。 ○これまでの常任委員会での議案審査件数その他の委員会運営状況を考慮し、総務常任 委員会及び教育民生常任委員会に、現行と同様にそれぞれプラス1人すべき。 これらの意見を踏まえて整理をすると次の6案が導かれます。 -5- 案 A案 内容及び説明 4常任委員会×6人=24 委員会を討議のできる最小人数6人で構成するという案 ・総務6、建設6、教民6、経産6 ・議長が委員会委員就任後に委員を辞退した場合は、5人の委員会が 発生することになる。 B案 4常任委員会×6人+1=25 委員会を討議のできる最小人数6人で構成することを基本にして、議 長が委員会委員就任後に委員を辞退した場合に、当該委員会に欠員1が 生じるため、4委員会で実質的に定数6を確保しようとする案 ・委員会条例で委員数を規定するため1人増員する委員会を特定する 必要がある。 例)総務7、建設6、教民6、経産6 など C案 4常任委員会×6人+2=26 委員会を討議のできる最小人数6人で構成することを基本にして、こ れまでの委員会審査の状況を鑑み、総務常任委員会と教育民生常任委員 会を各1増員する案 ・総務7、建設6、教民7、経産6 D案 4常任委員会×7人 =28 委員会をより討議が可能な7人で構成するという案 ・総務7、建設7、教民7、経産7 E案 4常任委員会×7人+1=29 委員会をより討議が可能な7人で構成することを基本にして、議長が 委員会委員就任後に委員を辞退した場合に、当該委員会に欠員1が生じ るため、4委員会で実質的に定数7を確保しようとする案 ・委員会条例で委員数を規定するため1人増員する委員会を特定する 必要がある。 例)総務8、建設7、教民7、経産7 など F案 4常任委員会×7人+2=30 委員会をより討議が可能な7人で構成することを基本にして、これま での委員会審査の状況を鑑み、総務常任委員会と教育民生常任委員会を 各1増員する案 現行の議員定数と同様。 総務8、建設7、教民8、経産7 -6- これらの6案について意見を出し合い検討を重ねました。 ○常任委員会の議論を考えた場合、やはり人数の多い方が議案に対して活発な議論が行 われる。人数を6人にしないと充実した議論ができないのか、現在の7人・8人では、 悪い点があるのか。 ○議会として市民の利益に資することは、 議論が活性化し、 政策立案能力を高めること。 あるいは、チェック機能を高めること。そのためには、一定の議員数は必要である。し かしながら、民意をとれば現行の議員定数は、やはり削減という方向になる。 ○委員数の議論として少数精鋭の議会をつくるということで4常任委員会×6人の 24 を推したい。しかし、市民等から3常任委員会での対応を求める声があれば、改めて議 論をすることも含みとして持っておきたい。 ○議長が委員会を辞退すること、また、委員会審査を高めるには最小の人数で最大の審 査を尽くすことを考えれば6人、これらを併せて考えると 25 人が妥当と考える。 ○仮にA案の定数 24 のときに、議長が常任委員を辞退した場合には5人の委員会がで きることになる。そうすると少なくとも委員会に6人の委員がいるという条件が欠けて しまう。このため、A案の 24 を採用する場合には、5人の構成による委員会ができる ことを容認するということである。 その他活発な議論が交わされ、A案からF案までのいずれをもって議員定数の見直 し素案として提示するか議論がされたが、各議員にそれぞれ案に対する考え方があり、 意見の一本化を図ることは、できませんでした。 議会改革等調査特別委員会としては、最終的に全議員からの意見を聴取し、賛同す る意見の多い上位3案を素案として提示し、市民の皆様から御意見をいただくことに 決定しました。 -7- (2)議員定数の見直し素案の決定 ア 議員定数の見直し案を検討した方針 ①1常任委員会6人以上の委員構成による4常任委員会の設置とする。 ②議員は、複数の常任委員会に所属せず一議員一常任委員会所属とする。 イ 議員定数見直しの素案 佐伯市議会は、上程される議案等を各常任委員会で事前に審査し、本会議において 議決する「委員会中心主義」で運営をしています。このため常任委員会の数及び委員 会を構成する委員定数についての検討を重ね、 その結果、 次の3つの案を提案します。 -8- 素案 内容及び説明 1案 議員定数25 4常任委員会×6人+1=25人(総務7、建設6、教民6、経産6など) 委員会で討議できる最少人数6人で構成することを基本とし、議長が委員会委 員就任後に委員を辞退した場合に、当該委員会に欠員1が生じるため、4委員会 で実質的に定数6を確保する。 《全般的な考え方》 ①行財政改革を行う中で職員も減らされており、議会も先頭に立って議員定数を 削減すべきで、可能な限り少数精鋭で行うべきである。 ②九州一広大な面積要件等を加味してもなお 25 人が適当である。 ③住民意思を反映させるためには議員定数を減らすべきではないが、市民の意見 や県下の状況から判断すれば 25 人が適当である。 2案 議員定数26 4常任委員会×6人+2=26人(総務7、建設6、教民7、経産6) 委員会で討議できる最少人数6人で構成することを基本とし、これまでの委員 会審査の状況を鑑み、総務常任委員会と教育民生常任委員会を各1増員する。 《全般的な考え方》 ①委員会で討議できる最少人数を確保した上で、九州一広大な面積要件等を加味 した 26 人が適当である。 ②旧市町村単位に地域審議会がある中で、既に議員が出ていない地域があり、合 併以来、急激すぎる議員定数の削減は、市民に最も身近な議員としての役割が果 たせず、住民意思の反映に支障を来すとともに、監視機能の低下を招くことは必 至である。 ③議会の使命の重要性に鑑みれば、議員定数は削減すべきではない。しかし、市 民の意見や県下の状況を見れば、減らさざるを得ないのが実情である。 3案 議員定数30 4常任委員会×7人+2=30人(総務8、建設7、教民8、経産7) 委員会をより討議が可能な7人で構成することを基本とし、これまでの委員会 審査の状況を鑑み、総務常任委員会と教育民生常任委員会を各1増員する。 《全般的な考え方》 ①単純に財政面の観点から定数を減らせば、監視機能の低下はもとより、議会の 使命である住民意思の反映が自ずと厳しくなり、もって市民の不利益につなが る。 ②議会を活性化するには、多種多様な人材が議会に上がってくる必要があり、将 来を担う若い人材が、次期改選時に立候補しやすい環境をつくるべきである。 ③より充実した委員会活動のためには、各委員会7人必要であり、これに九州一 広い面性を持つ本市の特性を加味し、30 人とすべきである。 ④議会、議員の活動が市民に見えないという中で、議員定数を論じるべきでない。 今後、市民により開かれた対応をし、議会の活動を理解してもらうべきである。 -9- 3 案に対する意見の募集 この議員定数見直しの素案について、市民の皆様からの御意見を募集します。 (1)意見の提出方法 意見提出の様式は定めていません。 意見には、必ず住所・氏名(法人その他の団体の場合には、住所・名称・代表者の 氏名)を明記してください。 ア 直接、書面を提出する場合 佐伯市役所議会事務局、公聴広報課市民の窓係又は各振興局市民サービス課 の事務所に提出してください。 イ はがき又は書面を郵送する場合 〒876−8585 佐伯市中村南町1番1号 佐伯市議会事務局 議事調査係あて ウ ファクシミリの場合 FAX 番号 24−0204 エ 電子メールの場合 電子メール:gikai@city.saiki.lg.jp (2)意見の募集期間 10月3日(月)から11月2日(水)まで (3)提出された意見の取扱い ・御意見に対する個別の回答は行いません。 ・いただいた御意見は整理し、それに対する市議会の考え方とあわせて市議会事務局 又は各振興局市民サービス課で公表するほか、佐伯市公式ホームページでお知らせし ます。 ・御意見の募集は、案に対する賛否を問うものではありません。 《意見の提出先・問い合わせ》 〒876−8585 佐伯市中村南町1番1号 佐伯市議会事務局 議事調査係 電話 22-4598、FAX24-0204、 電子メール:gikai@city.saiki.lg.jp - 10 -
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