20 調査・統計データの収集・分析 【調査課】 1.本事業の目標 ◆北海道経済の動向を把握し、その分析結果を迅速に発信する。 2.本事業の取組と成果 (1)生産活動と消費動向の公表 北海道管内の生産活動と消費動向を把握するため、生産・ 商業動態統計調査を利用した以下の統計資料を毎月公表。 ◆北海道鉱工業生産動向 ◆北海道大型小売店販売動向 ◆北海道コンビニエンスストア販売動向 (2)景気動向の公表 ◆北海道管内の景気動向を把握するため、主要な経済指標を 収集、分析するとともに企業、関係機関等へヒアリングを実施 し、その内容を取りまとめた「最近の管内経済概況」を毎月公 表。 ◆鉱工業生産指数(H17年=100) 前年同月比(%) 20.0 指数 115.0 15.0 110.0 10.0 105.0 5.0 100.0 0.0 95.0 -5.0 90.0 -10.0 85.0 -15.0 80.0 -20.0 75.0 -25.0 70.0 -30.0 65.0 4 6 8 4 10 12 H18/2 6 8 4 10 12 H19/2 6 8 10 12 H20/2 前年同月比 指数(北海道) H21/2 指数(全国) ◆最近の管内経済概況 発 表 月 20年11月 12月 21年1月 総 括 判 断 弱い動きが広がっている 後退している (3)企業活動の実態の調査・公表 ◆北海道管内の企業活動の実態を把握するため、「企業活動 基本調査」の調査結果を取りまとめ公表。 (4)地域経済産業の動向調査・公表 ◆地域経済産業の動向を把握するため、企業等約100社への ヒアリングを実施し、年4回公表。 また、トピックスとして国内外市場の変化等による地域経済 への影響などの調査も実施。 全 国 後退している 景気は弱まっている。さ 景気は悪化している らに世界経済が一段と減 速するなかで下押し圧力 が急速に高まっている。 2月 3月 さらに後退している 4月 さらに後退している さらに後退している 景気は急速に悪化して 景気は急速な悪化が続 景気は急速な悪化が続 いる いており、厳しい状況 いており、厳しい状況 にある にある 個 人 消 費 弱い動き 一段と弱い動き 一段と弱い動き 一段と弱い動き 一段と弱い動き 公 共 工 事 低調 低調 低調 低調 前年を上回ってい 前年を上回ってい る る 住 宅 建 設 一進一退の動き 低調 低調 低調 大幅に減少 民 間 設 備 投 資 概ね堅調な動き 概ね堅調なものの、 一部に抑制の動き 一部に抑制の動き 一部に抑制の動き 抑制の動きが強 一部に抑制の動き まっている 観 光 一段と弱い動き 引き続き弱い動き 低調 低調 低調 低調 生 産 活 動 弱含んでいる 低下傾向 低下 急速に低下 急速に低下 急速に低下 雇 用 動 向 弱い動き 厳しい 厳しい 厳しさ増す 厳しさ続く さらに厳しく 一段と弱い動き 大幅に減少 企 業 倒 産 件数、負債総額とも 件数は増加、負債総 件数は増加、負債 件数、負債総額と 件数は減少、負債 件数は増加、負債 増加 額は減少 総額は減少 も増加 総額は増加 総額は減少 ※全国は、内閣府「月例経済報告」の基調判断。 ◆地域経済産業調査の概要 第27回地域経済産業調査結果の概要(全体総括) 主要地域で業況が急速に悪化 ~ 生産は急速に低下、設備投資は抑制・先送りの動き、雇用も一段と厳しい状況に ~ (5)北海道地域産業連関表の作成 20年2月 (第23回) 20年6月 (第24回) 20年9月 (第25回) 20年12月 (第26回) 19年12月 (第22回) 21年3月 (第27回) ◆北海道管内の産業構造や各産業間の経済取引関係を明ら かにするため、「北海道地域産業連関表」を5年毎に公表。 本連関表は、北海道洞爺湖サミットや、北海道日本ハム ファイターズの経済効果等の算出に使用されている。 現在、「平成17年地域表」を作成中であり、平成21年に公 表予定。 20年2月 (第23回) 緩やかな改善傾向にある 概ね横ばいで推移するも、 ばらつきがあるものの総じ ものの、一部に弱い動き 一部に弱い動き。 て弱い動き がみられる。 → 一段と弱い動き 20年9月 (第25回) 20年12月 (第26回) 21年3月 (第27回) → 概ね横ばいで推移 全国 20年6月 (第24回) → 北海道 後 退 概ね横ばいで推移 (一部に弱い動き) 弱含みとなっている 後退している さらに後退している → 東北 (先行きに不透明感) 横ばいで推移 緩やかに改善 さらに後退 横ばいで推移 弱い動きとなっている 後退している さらに後退している → 関東 (一部に弱い動き) 中部 (東海) → 中部 (北陸) → 概ね横ばいで推移 弱含みとなっている さらに弱い動きとなっ ている 後退している 緩やかに改善 緩やかな改善に足踏 み 一段と弱含んでいる (先行き下振れを懸 念) 後退している → (一部に弱い動き) 弱含みの動き 緩やかに改善 (一部に弱い動き) 概ね横ばいで推移 弱含みとなっている 弱い動きとなっている やや弱含んでいる 弱い動きとなっている (先行き下振れを懸 念) 後退している 後退している 横ばいで推移 (一部に弱い動き) 弱い動きとなっている 後退している 概ね横ばいで推移 概ね横ばいで推移 (一部に弱い動き) やや弱い動きとなって いる 後退している 概ね横ばいで推移 概ね横ばいで推移 (一部に弱い動き) 後退 さらに後退 → 近畿 緩やかに改善 緩やかに改善 (一部に弱い動き) → 中国 緩やかに改善 概ね横ばい (一部に弱い動き) 後退 後退 → 四国 → 概ね横ばいで推移 後退 後退 後退 1.75 1.50 緩やかに改善 1.25 1.0 0.75 → 九州 (一部に弱い動き) 沖縄 → さらに後退 (一部に弱い動き) 有効求人倍率(平成21年1月) 後退している さらに後退している → 緩やかに改善 概ね横ばいで推移 概ね横ばいで推移 (一部に弱い動き) 弱含みの動き コメント 有効求人倍率 ※ 全国平均 0.67 生産は急速に低下。設備投資 に抑制の動きなど需要面の動 きが一段と低調。雇用は厳しさ が増加。個人消費は引き続き 弱い動き。 0.43 (0.39) 業況は悪化。生産は急速に低 下。雇用は過剰感強く厳しい 状況。個人消費も弱含み。 0.43 生産はほぼ全業種で急速に 低下、中小企業は一段と厳し さ増す。設備投資は減尐。個 人消費も一部を除き総じてさら に弱い動き。これらを受け雇用 は悪化。 世界的な景気悪化から、輸出 型製造業の業況が急激に悪 化。雇用は製造業中心に悪 化、設備投資は圧縮。個人消 費や住宅関連にも波及。 業況は悪化。生産は急速に低 下。設備投資は凍結や先送り がみられ、抑制傾向。雇用は 悪化。個人消費は買い控えな どから高額商品が不振。 アジア向け輸出も大幅な減 尐。設備投資にも減額等の動 きが広がる中、生産は軒並み 大幅減産の動き。個人消費も 一段と弱く、雇用も悪化するな ど、総じて後退。 自動車の急速な減産や鉄鋼 の高炉休止など生産調整が本 格化し、小売業では消費者の 買い控えが強まるなど、総じて 一段と厳しい状況。 0.75 0.82 0.7 0.69 0.75 製造業では多くの業種で生産 が急速に低下し、非製造業で も弱い動きとなっているほか、 輸出量が減尐している企業が 多くみられるなど、全体として は後退。 0.68 生産は主力の自動車・半導体 関連が急速に低下し、設備投 資も凍結の動きが広がってい る。雇用は一段と悪化し消費 は低調に推移。 0.50 観光需要は弱含みの動き。個 人消費は、全体としては底堅く 推移しているが、節約志向は 持続。全業種で国内景気の影 響を受け業況悪化の傾向。 0.32 ※月間有効求人倍率 1月(季節調整値)資料 厚生労働省「職業安定業務統計」により作成 46
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