Nagios Log Server - バックアップとメンテナンス

Nagios Log Server – バックアップとメンテナンス
目的
この資料では、Nagios Log Server のバックアップとメンテナンス方法について説明します。
対象読者
この資料は、Nagios Log Server のバックアップ、リポジトリの作成方法、メンテナンス方法を知りた
い Nagios Log Server 管理者を対象としています。
バックアップの管理
データベースのバックアップはピンポイントの分析やその他の理由から常に重要ですが、ネットワ
ークインフラで何か重大な障害が起こったときには特に重要です。バックアップやスナップショット
を作成することで、データベース破損やサーバー停止に備えることができます(データの保存を保
証します)。
バックアップの管理は、「管理 -> バックアップ & メンテナンス」ページで行います。
リポジトリの作成
Nagios Log Server のバックアップを保存する場所(リポジトリ)を登録します。
リポジトリを作成する手順は、以下の通りです。
Step 1.
画面上部の「管理」を選択します。
Step 2.
画面左のメニューから「バックアップ & メンテナンス」を選択します。
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Step 3.
「リポジトリを作成」を選択します。
Step 4.
以下を入力します。
•
リポジトリ名: リポジトリの識別名
•
リポジトリの場所: バックアップを保存する場所。
注記: nagios ユーザが書き込み可能で、クラスタ内のすべてのインスタンスで利
用できる共有ネットワークパスを指定してください。
Step 5.
「リポジトリを追加」をクリックします。
作成したリポジトリと「スナップショット」セクションが表示されます。
これでリポジトリの作成が完了しました。
リポジトリのスナップショット
スナップショットとは、インデックスのバックアップのことです。保存済みのスナップショットは稼働中
の Nagios Log Server にリストアできます。バックアップスナップショットはメンテナンスワーカーが自
動的に作成しますが、リポジトリを作成したらバックアップを格納するためのリポジトリを選択してメ
ンテナンス設定を更新する必要があります。
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リポジトリは「メンテナンス設定」セクションの「バックアップを保存するリポジトリ」で指定します。
設定が完了したら「設定を保存」ボタンをクリックします。
注記: デフォルトではスナップショットが表示されるまで1日かかります。メンテナンスジョブのスケ
ジュールは「管理 -> コマンドサブシステム -> backup_maintenance」で変更できます。
「スナップショット」セクションには、以下の情報が表示されます:
•
日付/名前:
スナップショット作成日時/
表示されます。
アイコンをクリックするとスナップショット名がポップアップ
•
ステータス:
ステータス。スナップショットの保存に成功した場合は SUCCESS と表示されます。
•
インデックス:
スナップショットのインデックス
•
アクション:
スナップショットの「リストア」または「削除」を行います。
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バックアップの復元
保存済みのスナップショットをリストアすることでバックアップしたインデックスを復元することがで
きます。
Step 1.
スナップショットセクションから復元したいスナップショットの「リストア」ボタンをクリックし
ます。
Step 2.
リストアしたいインデックスのチェックボックスにチェックをつけて「インデックスをリストア」
を選択します。
選択したインデックスが復元され、オープン状態になります
(「管理 -> インデックスステータス」ページで復元されたインデックスを確認できます)。
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メンテナンスの管理
Nagios Log Server のメンテナンスはインデックスやリポジトリ上で自動的にタスクが実行されます。
以下の項目を設定できます:
•
古いインデックスを最適化する:
指定した日数より古いインデックスに対して Lucene forceMerge を使用します。
新しいデータの受け入れや取り込みは行いません。
この機能を無効にしたい場合は、0 を指定します。
•
Bloom フィルタキャッシュを無効にする:
メモリ量を減らすため、指定した日数より古いインデックスに対して、bloom filter キャッシ
ュを無効にします。この機能を無効にしたい場合は、0 を指定します。
メモ: この機能は 2015R1.4 までのバージョンで有効です。(2015R2.1 バージョンの場合、
画面上に表示されていますが使用できません。2015R2.2 バージョンで画面上から除去さ
れました。)
•
インデックスを閉じる:
指定した日数より古いインデックスを「close(クローズ)」とマークします。閉じたインデック
スはディスクペース以外のシステムリソースを使用しませんが、再オープンしない限り検
索対象となりません。この機能を無効にしたい場合は、0 を指定します。
メモ: 頻繁に閲覧、検索するインデックスのみをオープンとし、閲覧頻度の低いインデッ
クスは閉じて(クローズ)して運用していただくことを強く推奨します。大量のデータを開い
た状態で運用する場合、環境によってはメモリリソースが不足し動作が重くなったりシス
テムが不安定になったりする可能性があります。
•
インデックスを削除する:
リソースを解放するために指定した日数より古いインデックスを削除します。これは永続
的です。削除されたインデックスを復旧する唯一の方法は、アーカイブ済みのスナップシ
ョットからリストアすることです。この機能を無効にしたい場合は、0 を指定します。
•
バックアップを保存するリポジトリ:
ドロップダウンリストから登録済みのリポジトリを選択します。指定されたリポジトリにメン
テナンスワーカーがバックアップを保存します。
•
バックアップを削除する:
指定した日数が経過したスナップショットが削除されます。デフォルトは 720 です。
•
メンテナンスおよびバックアップを有効にする:
スケジュールしたすべてのメンテナンスジョブの有効/無効を指定します。
ジョブを有効にしたい場合は「Yes」、無効にしたい場合は「No」を指定します。
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弊社では、Nagios Log Server に関するご意見、フィードバックをお待ちしております。
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ジュピターテクノロジー株式会社(Jupiter Technology Corp.)
住所:
〒183-0023 東京都府中市宮町 2-15-13 第 15 三ツ木ビル 8F
URL:
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FAX 番号:
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日本語マニュアル発行日 2016 年 01 月 14 日
本マニュアル原文 Managing-Nagios-Log-Server-Backups-and-Maintenance.pdf
Revision 1.0 – October, 2014
(原文の内容を追加・変更しています)
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