日本バイオロギング研究会会報 日本バイオロギング研究会会報 No. 101 発行日 2015 年 01 月 08 日 発行所 日本バイオロギング研究会(会長 荒井修亮) 発行人 三谷曜子 北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 〒040-0051 北海道函館市弁天町 20 番 5 号 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション 函館臨海実験所(生態系変動解析分野) (函館市国際水産・海洋総合研究センター内 219 号室) tel: 0138-85-6558 fax: 0138-85-6625 E-mail biolog@bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp 会費納入先:みずほ銀行出町支店 日本バイオロギング研究会 普通口座 2464557 もくじ 野外調査報告 ヒツジの音声と群行動を探る 苗川 博史(東京農業大学農学部 教職・学術情報課程)2 ズワイガニは夜動く 荒井 修亮(京都大学 フィールド科学教育研究センター)3 冬でも潜りたくなる海 白川 北斗(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター) 4 幹事から一言 Part3 5 お知らせ 毎日出版文化賞受賞! 渡辺 佑基(国立極地研究所)6 事務局から会費納入のお願い 7 『モンゴル草原を移動中の羊と山羊の群」(撮影:苗川博史) -1- 野外調査報告 ヒツジの音声と群行動を探る 苗川 博史 (東京農業大学農学部 教職・学術情報課程) 中学・高校時代には伝書鳩を 30 羽飼育し、毎日放鳩訓練 する中で帰巣本能について興味関心を抱き、将来は動物学 者になりたいと考えていた。遅く生まれていれば伝書鳩に加速 度データロガーと GPS を装着させて、今頃は鳩の飛翔や帰巣 する謎について取り組んでいたかもしれない。 現在は、大学に勤務しヒツジ・ヤギの音声(鳴き声)と行動に 関する研究をライフワークとして取り組んでいる。他にも、コシ アカツバメの渡りのルートやソラスズメダイの回遊ルートに興味 を持っており、GPS を装着させてコシアカツバメの渡りやソラス ズメダイの回遊の謎に迫られたらと考えている。 本報では、2015 年の干支であるヒツジの音声と行動の知見 についてモンゴル夏営地における調査の中から紹介する。 近年の動物の音声研究に適用された重要な枠組みである Source-filter 理論(Briefer ら, 2011)によれば、音声は年齢、 性および体の大きさの情報を提供し、発声個体の特性を表す 指標となりうる。この Source-filter 理論の Source とは咽頭部か ら由来する音声の基本周波数を、また filter は第 1 ホルマント から第 4 ホルマントをそれぞれ提示しており、これらが哺乳類 における音声の感情を表現するものとして、アニマルウエルフ ェア(以下 AW)を検討していく際の手助けとなりうることが報告 されている(Briefer ら, 2012)。 本報告は、モンゴル草原において AW の指標となりうる子ヒ ツジ(以下子)が母ヒツジ(以下母)から分離した状態の 617 場 面の音声行動を解析した結果の概要を述べる。判別分析に よる判別係数の有意性検定からは、母と群対象の 2 群におい て発声時間が異なり、その差は有意であった。また、発声対 象の母と発声位置別の発声時間と第 2 ホルマントは、発声位 置によって異なり、その差は有意であった。さらには、発声対 象の母と行動別の発声時間は、行動別によって異なり、その 差は有意であった。これらのことから、母対象の子の発声は、 発声時間と発声位置、行動形によって発声の仕方を変えて いることが示唆された。発声対象の群と発声位置別の発声時 間は、発声位置によって異なり、その差は有意であった。 子の発声対象が群よりも母に対しての方が多い傾向が見ら れた理由として、母系社会で構成されるモンゴル草原の羊群 は母子間の絆が長期間にわたり持続されており、子は音声に よって母への積極的な接触を行っている、または吸乳などの 世話行動を惹起していると考えられる。移動・食草または食 草・移動および食草中における母あるいは群を対象とした子の 発声時間が 1 秒以上と他の行動形より長いことが明らかにな った。この長い発声時間は、これらの行動中に母子が視覚的 な注意を採餌に向けているため、母子は長い音声でコミュニ ケーションを維持しているものと考えられ、開けたモンゴル草 原の環境に応じた情報を確実に伝えるための発声特性である ことが示唆された。 母対象の子の音圧は、食草・移動中に最も小さく、子は母 に対して音声の音圧を食草・移動中に変えていることが明らか になった。これらの結果から、子は行動形によって音声の音圧 を変えることによって母や群に情報伝達しているものと考えら れるが、音圧の調整の仕方は母と群によって異なっていること が示唆された。子にとって母から分離することは一時的にせよ 不安ないしは不快な状態に置かれ、AW が損なわれるなどの -2- 問題が生じるものと考えられる。子にとって母からの分離行動 は、負の情動であり、恒常性を脅かす環境から逃れたりする 原動力ないしは動機になるものと考えられる。また、母から分 離した子が再び母と遭遇することは、正の情動であり、母子間 関係の正常な行動を発現させるための原動力ないしは動機と なりうる。モンゴル遊牧体系において分離・遭遇を繰り返しな がら行動する羊母子間の行動を観察記録していくことは、AW の発想から大事な視点であると考える。 今後、AW 指標となりうる母子間の音声と行動を群構造と 関連させて、加速度データロガーや GPS および GIS を駆使し ながら研究を発展させていきたいと考えている。ご協力とご支 援くださればありがたく思います。 子から群と母を対象とした判別分析. 音響パラメータ(発声時間・基本周波数・音圧・ホルマント)のデータ から発声対象, 行動形, 発声位置ごとのグループの判別分析(線形 判別係数の有意性検定) 頭絡部に加速度データロガーおよび GPS を装着した母羊(No5 の個 体).2014 年モンゴル国ボルガン県アルシャンツ地区の夏営地. ズワイガニは夜動く 荒井 修亮(京都大学 フィールド科学教育研究センター) それは一本の電話から始まった 琵琶湖の近く、生態学研究センターで同位体分析の準備を している時、兵庫県但馬水産事務所長(当時)の三木さんか ら、日本海のズワイガニ保護区(水深240m、4km x 4km)で ズワイガニをバイオテレメトリーで追跡することは可能かとの問 合せ。三木さんとは、兵庫県と香川県とのサワラ流し網の漁業 調整の時からの知り合いでした。早速、機材(Vemco/AMRIX Inc.の発信機と受信機)の耐圧を確認した上で、「可能」と返 事をするとともに、実験のデザインを考えることに。 超音波テレメトリーには、調査船で追いかける追跡型と受信 機を設置して待ち受ける設置型があります。前者の場合、水 深が深ければ、対象とするズワイガニの真上からでも信号を受 信できないこともあります。240m は信号が届くには十分な距 離ですが、水平方向に移動すれば、すぐに受信範囲を超える 微妙な距離です。そこで複数台の受信機をズワイガニが生息 する海底に設置する方法を検討することになりました。 VPS のデザイン 兵庫県の会議室で但馬水産技術センターの大谷さんを始 めとした担当者の方々と繰り返し打合せを行い、設置する受 信機の配置を決めるとともに、ズワイガニに装着する発信機の スペックを決定しました。さらに兵庫県漁業調査船「たじま」の 尾崎船長をはじめ乗組員の方々との詳細な打合せ、特に受 信機の設置方法とその手順については、冬場の日本海での 使用に耐えることを念頭に慎重に検討しました。 設置型受信機を3台(以上)使うことで、それぞれの受信機 への信号の到達時間差から正確な位置を計算する手法が VPS(Vemco Positioning System)と呼ばれ、最近、超音波バ イオテレメトリーでは主流となっています。現場での受信範囲 の予備実験を行った上で、一辺400mの正六角形の頂点と その重心に合計7台の受信機を設置することに決定、次年度 はさらにその周辺に6台を設置。調査は2012年10月25日〜 12月12日および2013年7月18日〜 12月25日に行いまし た。 図1 水中ボンドで装着した発信機とステンレスワイヤで固定し た6軸データロガー。パレットに現場海域から採集した泥を敷き 詰めている。 図2にズワイガニ(雄)の移動軌跡を示します。ズワイガニが 移動するのは夜間であることが分かります。このように VPS に よって水深240mの海底でのズワイガニの行動が明らかにな ることが分かりました。 発信機の装着と結果 使用した発信機は V9A-1H。この発信機は ID コードとともに 加速度を計測できます。予め水槽実験でこの発信機の出力 値(0〜 255)とビデオとの関係からズワイガニが動いているか、 静止しているかの関係を求めました(図1)。 図2 10日間のズワイガニ(雄)の移動軌跡。移動軌跡の昼夜 を左にしめす。右は加速度値から静止・活動を判定した結果を 示している。 -3- 冬でも潜りたくなる海 白川 北斗 (北方生物圏 フィールド科学センター) 研究に携わって早 10 年.いまだに冬の野外調査は身構え てしまいます.私は北海道に住んでいるのですが,冬の北海 道はとても寒いです.寒いのは苦しいです.何枚も重ね着をし て,体のあちこちにカイロを貼り,水に濡れながらの調査は気 持ちのよいものではありませんし,調査地へと向かう車移動に も危険が伴います.調査の必要性からひたすら耐え忍ぶ・・・ というのが冬の野外調査に感じる率直な印象です. 2014 年の 12 月,石垣島沿岸で行われた実験に参加しまし た.この実験は,データ高回収率を実現するバイオロギング・ システムの構築 (JST, CREST)というプロジェクト内で開発が 進められている“双方向ピンガー”の送受信強度の検証実験 でした.聞き慣れない機器名かと思いますが,ようはデータロ ガーにデータの送受信機能を持たせたデバイスです (”Interfish”という愛称で呼ばれています).この Interfish は近 接する同型機と超音波によりデータを共有できるため,データ の回収率の向上が期待できるのはもちろんのこと,魚類の群 れ行動など,これまで調べるのが困難だった面白い現象を明 らかにできる可能性を秘めたデバイスです.このとき気になる のは,どれくらい近づくとデータが共有できて,どれくらい離れる と共有できなくなるのか,その送受信強度です.試作機ができ たので実際に試してみよう,というのが石垣島沿岸で行われた 実験の趣旨となります.この開発は,京都大学の荒井先生と 三田村先生,東京海洋大学の宮本先生,㈱アクアサウンドの グループが中心となって開発を進めています.私は同じプロジ ェクトで別な機器の開発に携わっているのですが,今回ひょん なことから Interfish の実験に同席する機会を得たので,その 様子を簡単にご紹介したいと思います. 実験内容は至ってシンプルで,海底に Interfish を等間隔に 設置し,しばらく放置・・・のち回収し,どの距離までデータを共 有できるかを確認します.このため,潜って Interfish を設置す る必要があります.当日は曇り空で風も強く,快適な実験日和 ではありませんでしたが,ダイバーズ (京大チーム: 荒井先生, 三田村先生,市川さん) は寒がりながらも颯爽と潜っていきま す.その様子を見ていると,なんだかとっても楽しそうだなと感 じてしまいます (実際は重労働だと思いますが・・・). この実 験成果は,いずれどこかで発表されることと思いますので,ここ では詳細は伏せておきたいと思います. 南国の海に身を投げる荒井先生と,手前で見守る三田村先生 Interfish を設置する三田村先生と市川さん ©荒井修亮 双方向ピンガー “Interfish”.送受信機能がついているのにとっても 小型! 羽田から飛行機で移動すること数時間,降り立った石垣島 は 12 月だというのに外気温 20℃前後,ヤシの木っぽい植物が 生えてる,なんか家々は瓦屋根だし,野良猫もすごく大きい, というか雪がない.石垣島はもとより,沖縄自体が初体験の北 海道民には全てが新鮮です.その日は実験に参加する皆様と の打合せや実験準備(と飲み会)であっという間に終わり,次の 日から実験が始まりました. -4- 寒い地域をメインで調査なさっている方には,是非一度南国 での調査をお勧めしたいです.所変われば品変わる,冬の野 外調査/実験も良いものかもしれません.少なくとも私は,日頃 慣れ親しんだフィールドだけでなく,時には外へ出てチャレンジ する必要性を強く感じた実験となりました.今回実験に参加さ せていただいたお礼に,いつか皆様を冬の北海道調査にお誘 いしようと考えつつ,筆をおきたいと思います. 幹事から一言 Part3 昨号に引き続き,バイオロギング研究会の幹事の方々から 一言,もしくは原稿をいただきましたので,紹介させていただき ます. 河邊 玲(長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科附属 環東シナ海環境資源研究センター) 1997 年、博士課程に進学を機に内藤先生に拾ってもらい バイオロギング研究を開始しました。当時開発されたばかりの 加速度ロガーをヒラメにつけて以来、対象を魚類にこだわりバ イオロギング研究をやっています。あの頃出入りしていた極地 研の先輩(佐藤さん、加藤さん、山本さん)や同僚たち(高橋 さん、依田さん)が私を含めて中堅から古参になりつつある事 実に、10 年という時間の重さを感じざるをえないです。研究会 に対する貢献としては、第 4 回シンポジウムを長崎で主催した 程度で、さほど貢献できていませんが、今後ともよろしくお願い します。 1988 年 4 月水産学会でアカウミガメにロガーをつける相談をし ました。 6 月には徳島の蒲生田で装着実験を開始しました。 7 月(5 日)小田原沖で方向探知機のピラタス実験 7 月 19 日蒲生田での器機装着、 8 月 2 日器機回収と続いた記憶があります。 佐藤さんは 1989 年からこれに参加しましたね。 2003 年の 17~20 日の極地研国際 BLS シンポ、 2003 年 4 月水産学会場で BLS 研究会を立ち上げる相談をし たように記憶しています。 これからの発展が楽しみです。 三田村啓理(京都大学大学院情報科学研究科) ワクワクどきどきしていたい! 渡辺佑基(国立極地研究所) 会報100号達成、おめでとうございます。外向きの情報と内 輪の話題とが程よく混在しているのがバイオロギング研究会会 報の魅力だと思いま す。一読者として、また一執筆者として、 これからも応援しています。 坂本亘 もう 10 周年を迎えるのですね。 先日内藤さんが函館で開催された BLS10 周年シンポ の後の懇親会で、東京駅で私と再会し、 この研究を一緒にしたことを語っておられました。 そういえばそうだったと、あれこれ思い出した次第です。 -5- お知らせ 毎日出版文化賞受賞! 渡辺佑基(国立極地研究所) バイオロギングの研究分野を一般向けに紹介した拙著『ペ ンギンが教えてくれた物理のはなし』(河出書房新社)が第68 回毎日出版文化賞を受賞した。この賞は毎日新聞社の主催 する文学賞であり、過去一年間に出版された本の中から「文 学・芸術部門」「人文・社会部門」など各分野についてそれぞ れ一冊、優れた本を顕彰するものである。私の本は「自然科 学部門」において栄誉をいただいた。 過去の受賞者の一覧を見ると、村上春樹だの浅田次郎だ の、ギョッとするようなビッグネームが並んでいる。「自然科学 部門」に限ってみても、酒井邦嘉だの松沢哲郎だのといった 大先生が名を連ねており、この枠に入り込めたのは純粋に奇 跡だと思う。 強く推薦してくれたのは、元日本マイクロソフト社長で現在、 書評サイト『HONZ』の代表をしている成毛眞氏だった。「複眼 的な視点から科学そのものを啓蒙」し、「万人に科学の楽しさ を伝える」との評価をいただき、私としてはうれしいやら恥ずか しいやらで、受賞決定が報道された11月3日(文化の日)は 一日中ニヤニヤしていた。 11月28日、東京の椿山荘で催された授賞式は、豪華絢 爛であった。 私は一週間前に慌てて買い揃えた「洋服の青山」のスーツ とコートを着込んで、いそいそと会場に赴くと、「このたびはまこ とにおめでとうございます」と十人ものスーツ姿の毎日新聞社 員に深々と頭を下げられ、胸ポケットに花飾りを差し入れられ た。その後、控室に通されると、今度は毎日新聞社の社長、 出版社各社の社長などがお出迎え。恐縮しつつもあたりを見 渡せば、池澤夏樹氏がいる。立花隆氏がいる。林真理子氏を 見たときは思わず「アッ、本物」と声に出しそうになった。 授賞式では池澤夏樹氏による総評、毎日新聞社長による 挨拶などののちに、各部門の受賞者による挨拶があった。順 番が来ると私も張り切って壇上に立ち、「何よりうれしいのは賞 金百万円ゲットです」とジョークをかましたが、さっぱりウケずに 会場には中途半端な空気が漂った。 自分はどうであれ、「書評部門」の受賞者である立花隆氏 の挨拶はよかった。氏のイメージ通りの着古したジャケット姿で 登壇した立花氏は、出版業界の現状を展望したうえで、こうい う時代だからこそ本を紹介する本が重要なのだと熱く語ってお られた。「本でおっしゃってることと一緒だ」と私の胸にはじんわ りと感激が広がった。 その後はパーティへと移る。さあ、ここから先は得意分野、と 一人でビールをぐいぐい飲んでいると、出版社各社の編集者 がどっといらっしゃり、「次の作品はぜひともうちから」とお願いさ -6- れた。私は研究が第一なので、次の作品と言われても困った ものがあり、「長い目で見ていてください」と答えるしかなかっ た。 そして、この日最大のドラマはパーティのはねた際に起こっ た。 私が密かにロックオンしていた林真理子氏がついに取り巻き から離れ、一人で帰ろうとしていた。すかさず私は寿司の皿と ビールグラスをテーブルに置いて歩み寄り、今から思い出して も恥ずかしい本心の告白をした。 「先生、私、『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がいまだに大 好きなんです!」 なお、知らない方に説明しておくと、『ルンルン』は林氏のデ ビュー作であり、女心を赤裸々に書いたおバカエッセイであっ て、私のような中年男が誇らしく読む本ではまるでない。 ところが林先生、お急ぎの用事と見えて、「ああ、そう」とひと ことふたこと言葉を交わしただけで、足早に去ってしまわれた。 悲しいかな、私の恥ずかしい告白は、宙に浮いたままになっ た。 受賞者(前列)と各出版社の代表(後列)。筆者は前列左から三番 目。前列一番左は立花隆氏。同右から四番目は重松清氏。 事務局から会費納入のお願い 現在、220 名の一般会員のうち、3 名の海外在住会員を除 き、52 名の方が会費を未納されています。そのうち 20 名の方 は昨年度の会費もお支払いいただいておりません。バイオロギ ング研究会では、二年間の会費が未納の場合、その翌年度 から除籍させていただいております。今年度の会費納入につ いては、ラベルに書かせていただいておりますので、まだ「未納」 となっている方はぜひ、お早めに納入いただけますよう、よろし くお願いいたします。 編集後記 明けましておめでとうございます.今年も年末は帰省して,恒 例行事である親戚一同での餅つきをこなしてきました.本格的 にやったことがある方はわかると思いますが,餅つきって結構 しんどいんです.杵は重いわ,煙は凄いわ,餅は熱いわで,最 近キーボードを叩くだけの毎日を繰り返していた私にとっては, 2014 年最後の重労働でした.しかも年々,周りの男衆は腰の 痛いおじいになっていくので,20 代ががんばらないと全く終わら ない状況.10 回も回数をこなすと,腕が悲鳴を上げていました. それでもつきたてのお餅や美味しいお酒をいただいていると疲 れなど忘れてしまうのですが.最近は,家庭で餅つきなど珍し いとも言われますが(特に北海道では全然やらないらしい),日 本らしい行事として,これからも毎年やれるといいなぁと思いま す.そんなこんなで餅つきの話しかしていませんが,今年も研 究に編集にがんばろうと思いますので,みなさまよろしくお願い します.【MT】 明けましておめでとうございます。未年ということで東京農業大 学の苗川先生に研究紹介の原稿と、羊の写真を表紙用に送 っていただきました。ありがとうございました。北海道では雪が 続き、センターに行く道の途中では、堤防を越えて波しぶきが 降ってきます。あちこちで電車がとまり、飛行機が遅れたり欠 航したり、北海道の冬本番です【YM】 会費納入のお願い(お早目の納入を!) ■会費の納入状況は、お届けした封筒に印刷されて います。振込先は、本会報の表紙をご覧ください。正会 員5000円、学生会員(ポスドク含む)1000円です。 ■住所・所属変更される会員の方はお早めに事務局 メール:biolog@bre.soc.i.kyoto-u.ac.jp までお知らせく ださい。 -7- S・K
© Copyright 2024 Paperzz