鳥取県原子力防災避難オペレーション支援システム構築・保守運用業務仕様書 1 委託業務名 鳥取県原子力防災避難オペレーション支援システム構築・保守運用業務(以下「本業務」という。 ) 2 委託業務の目的 原子力災害の発生時には、空間線量率の測定結果に基づき避難エリア等が決定されるが、 県としては事前に避難に必要な車両数、支援者の見積もりや、それらの確保等も含めた先 行的な対応が求められている。 ついては、鳥取県原子力防災避難オペレーション支援システム(以下「支援システム」 という。)を構築し、先行的な活動に必要な各種情報(エリア内の人口や要支援者数、必 要な車両数等)を速やかに抽出することで、迅速かつ適切な避難に繋げることを目的とす る。 3 委託期間 本業務の委託契約期間は、契約締結の日から平成29年3月31日(金)までとする。 なお、本業務による支援システムの構築は、平成29年3月24日(金)までに行うものとする。 4 納入物 (1)完成図書(設計書、操作説明書等含む。) 紙媒体 1部 電子媒体(原則として Word、 Excel、PowerPoint を使用すること) 1部 (2)ソフトウェア(ソースコードを含む) 一式 電子媒体 1部 (注)電子媒体は、CD-R 若しくは DVD-R とする。 5 納入場所 (1)4の(1)の完成図書 鳥取市東町一丁目271 鳥取県危機管理局原子力安全対策課 (2)4の(2)のソフトウェア一式 受注者においてサーバにインストール後、上記(1)の納入先に納品するこ と 。 6 業務の範囲 主な業務項目は下記のとおりとする。 (1)支援システム構築業務(システム環境構築も含む。) (2)支援システムの構築に必要な各種基礎情報の移行業務 (3)操作マニュアル作成業務 (4)操作研修 (5)保守業務 7 基本要件 (1)サーバのハードウェア ア サーバについては、鳥取県総務部情報政策課が管理するクラウドサーバを利用すること。 鳥取県クラウドサーバは、鳥取情報ハイウェイを利用したレイヤー2以下でのサービス利用 であり、クラウドサーバ内における構築範囲を本業務の責任範囲とし、 かつ NOC 内の庁内 LANDMZ 用 VLAN ルータを責任分解点とし、ルータから庁内側(NOC 内)に機器等が必要な場合については 受注者がすべて整備するものとし、当整備範囲も本業務の責任範囲とする。 また、インターネットへの接続環境は既存のものを利用すること。 なお、鳥取情報ハイウェイの概要、接続条件、利用手引き等については、以下の URL を参照 のこと。 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=30456 なお、クラウドサーバの使用料については、発注者が支払うものとする。 イ サーバのスペック及び設置場所 鳥取県クラウドサーバの基本スペックは、以下のとおりである。 基本スペック CPU Intel Xeon E5-2667 v3(クロック数3.20GHz 8コア)1vCPU ※1vCPU単位で増設可能 メモリ 1GB ※1GB単位で増設可能 ディスク容量 総容量50GB ※50GB単位で増設可能 回転速度15,000RPM サーバの設置場所 WEBサーバ:DMZ上 (2)支援システムの構築 ア パソコンからの接続プロトコルはHTTP又はHTTPSとし、FTPによる接続を使用しない仕様であ ること。 イ 支援システムの構築にあたっては、今後改修しやすいこと及び拡張性を有しているシステム とすることし、具体的な内容を提案すること。 また、プログラムの作成にあたっては、汎用的な言語を使用することとし、提案書へ明記す ること。 ウ IPv6アドレスに対応可能であること。 エ 支援システムの利用及び運用に必要な OS(マイクロソフト製の OS を使用する場合は、クラ ウドサーバ事業者側にて OS を準備するため不要とする。 ) 、ウイルス対策ソフト、ミドルウェ ア等を購入し、 (1)で別途指定するサーバ内にインストール設定すること。 オ ソフトウェア (ア)規格・数量 ソフトウェア 規格 数量 OS 商用サポート付(5 年間以上)OS 1式 ウ イ ル ス 対 策 ソ 商用サポート付(5 年間以上)サ ー バ 用 ウ イ ル ス 対 1式 フト 策ソフト ミドルウェア等 利用及び運営・管理に必要なソフトウェア 1式 (イ)OS 等へのセキュリティパッチは最新のものを適用しておくこと。 (ウ)ウイルス対策については、発注者が別途購入しているウイルス対策ソフトのライセンスが 使用可能であるため、必要な設定のみ行うこと。 カ 鳥取県庁の標準的なパーソナルコンピュータ(以下の「県庁 LAN に接続されている標準的な PC の仕様」のとおり)において、データの追加や更新、修正等が簡単に行えること。 【県庁 LAN に接続されている標準的な PC の仕様】 ・OS:Microsoft Windows 7 Professional SP1(32bit) ・CPU:インテルCore i5 2.6GHz ・メモリ:4GB以上 ・ハードディスク容量:320GB ・ディスプレイ:15.4インチ/TFTカラー ・解像度/色数:1366×768ドット/1677万色(WXGA) ・ネットワーク:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T Microsoft Windows 7 Professional対応、本体内蔵、無線LANなし キ ウェブアクセシビリティの水準を保つこと。 JIS X 8341-3:2016「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェ ア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」の適合レベルA以上とする。ただし、ページに よっては達成基準を満たすことが困難な場合が想定されるため、その場合は発注者に協議する こと。 ク 画面表示、及び切り替えは、最後の画像等が表示されるまで、原則として5秒以内とする。 8 支援システムの内容 (1)支援システムの設計 使用者及び管理者にとって有用なシステムとしての構成及び画面展開を設計すること。 (2)支援システムのデザイン ア 支援システムのトップページとして、どのようなシステムであるか使用者にとって分かりや すいデザイン案を提案するとともに利用者がシステムの操作を容易かつ確実に行えるなど、操 作性に優れたものとすること。 イ 使用者及び管理者にとってシステムのレイアウトがわかりやすいものとすること。 また、構成、文章等については、トーン及びマナーを踏まえたものとすること。 (3)支援システムで提供する情報 ア 支援システムにおいては、次の情報を提供できるための機能を整備すること。 (ア)支援システムの基礎データとして、次の資料をレイヤーとして整備すること。また、来年度以 降、新たに基礎データを追加する場合において、レイヤーの追加が可能な拡張制を有すること。 ・電子地図(システムの整備目的に合致した電子地図を選定し、提案して下さい。) ・モニタリングポスト ・UTMメッシュ(1km~5kmで選択可能であること) ・境港市全域及び米子市の一部区域の町区別の境界線及び地区名。 なお、来年度以降に区域の変更等を行った場合において、境界線及び地区名の変更等が可能な 拡張制を有すること。 ・鳥取県広域住民避難計画に定める段階的避難の4区域の境界線及び区分名 ・境港市全域及び米子市の一部区域の町区別の地区マスター(人口、世帯、要支援者数、在宅の 要支援者の避難に必要な福祉車両数、一時集結所、避難退域時検査会場、避難所等の広域住民 避難計画におけるマッチングに基づくもの) ・医療機関、社会福祉施設(高齢者、障がい者)のデータ(人数、避難に必要な福祉車両数) 放射線防護対策施設及び収容可能数 ・避難ルート(経路1(山陰道・国道9号沿い)、経路2(米子自動車道沿い)、経路3(中国 自動車道沿い)) (イ)電子地図上の任意の地点から、半径 1~10km圏内人口、世帯等が抽出可能であること。また、 抽出条件に基づき選択されたレイヤーや手描き機能を用いて選択した範囲内についても同様に 抽出可能であること。 なお、抽出した情報については、印刷及びCSV出力が可能であること。 (ウ)(イ)で抽出された町区等については、一時集結所、避難退域時検査会場、避難所のリストが 表示されるとともに、人口・要支援者数に応じて必要な車両数等が自動的に算出されること。ま た、これら情報についても印刷及びCSV出力が可能であること。(別添資料1参照) (エ)計画していた避難先施設が使用できない場合において、その他避難所のうち、使用可能な施設 を選択できること。 (オ)避難元から避難先までのバス等の輸送計画表が作成できること。また、輸送計画表には、指定 された地点の周辺地図が出力可能であること。 なお、バス等運行経路については、経路1(山陰道・国道9号沿い)、経路2(米子自動車道 沿い)、経路3(中国自動車道沿い)から選択できること。来年度以降に経路の追加及び変更や 災害発生時の状況に応じた別経路の選択機能の追加等を行う場合において、これらに対応可能な 拡張制を有すること。 (カ)輸送計画表の作成にあたっては、バスの運行速度を任意に選択することができること。また、 選択された速度に基づき、到着予定時間が計算されること。 (キ)作成された輸送計画表に基づき、次の関係先に提供可能な一覧表が作成できること。 ・交通事業者用(一時集結所名(出発地点・出発時間)、避難退域時検査会場名(場所、到着時 間)、避難所名(場所、到着時間))(別添資料2参照) ・避難元の市町村用(一時集結所名(出発地点・出発時間・配車するバス会社連絡先)、避難退 域時検査会場名(場所、到着時間)、避難所名(場所、到着時間)) ・避難退域時検査会場用(避難退域時検査会場名(場所、到着時間、配車するバス会社)、一時 集結所名(出発地点・出発時間)、避難所名(場所、到着時間)) ・受入側避難所用(避難所名(場所、到着時間、配車するバス会社)、一時集結所名(出発地点・出発時 間)、避難退域時検査会場名(場所、到着時間)) イ その他 支援システムの構築にあたり、有用な機能等があれば提案すること。 (4)管理者機能 ア 管理者の制御機能 管理者が支援システムの管理・運用を行う際は、ID、パスワードにより、厳重なセキュリ ティのもと、県庁内の職員用パソコンのみからアクセスできる構成とすること。 イ 各種情報の管理機能 (ア)管理者が各種情報のステータス(公開、非公開など)を一覧で確認及び変更が可能であるこ と。 (イ)管理者がCSV形式による一括登録及び出力が可能であること。 ウ 支援システムの掲載内容の変更 (ア)管理者は、パソコン上の管理者サイトから、新しい情報の付加、古くなった情報の削除な ど、必要に応じ、支援システム内の掲載内容を変更できるものとすること。 (イ)変更については、承認ルートを3段階で設定できること(現時点では、使用者⇒管理者の 1段階の承認ルートを最大と想定)。 (ウ)承認ルートは管理者の権限で簡単に変更できること。 (エ)管理者は、全てのコンテンツの作成・承認状況(作成中、承認待ち、運用中など)を表示・ 確認・設定できること。 (オ)管理者の承認なしに公開できるコンテンツを管理者が指定できること。 エ 各種情報の管理機能 (ア)管理者は支援システム内の全てのページを編集する権限があること。 (イ)ユーザーの操作履歴を日付・時間・操作内容をCSV形式で一括出力できること。 オ その他 管理者が、管理画面から管理者コンテンツの割り振り、権限設定、ユーザーID、パスワー ドの付与・管理を行うことができること。 9 支援システムで使用する各種基礎情報の移行作業支援 各種情報、画像は発注者が提供する。その他、ロゴ画像等は受注者において作成するものとする。 10 操作マニュアル作成と操作研修 (1)システム管理者向けマニュアル ア 受注者は、操作する上で必要となる事項を全て記載したマニュアル(操作説明書)を作成す るものとする。 イ マニュアルは管理者が業務の際に利用することを想定し、実際の操作画面を挿絵として利用 するなど、専門的な知識が無い人にも分かりやすい解説に努めること。 (2)操作研修 受注者は発注者の職員に実機を用いた管理者向け研修(場所:鳥取県危機管理局原子力安全対 策課、回数:2回程度、各回5人程度)を実施するものとする。 なお、研修内容は実例に則したもので、実例を示しわかりやすく説明するものとし、研修に必 要となる資料等は、受注者が必要部数準備を行うものとする。 11 保守運用業務 (1)保守運用 保守運用業務に当たり、他システム等との調整が必要な場合は、他システム保守業務受託者等 と調整の上、実施すること。 なお、リモート保守は行うことができない。 ア 午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分までの開庁日(鳥取県の休日を定める条例(平成元年鳥取 県条例第5号)に規定する鳥取県の休日を除く日)に対応とする。 イ システム障害(システムがダウンした際の復旧等)への対応は鳥取県からの連絡後、2 時間 以内に着手することとする。 (2)平成 29 年度以降の保守運用 平成29年度以降の保守運用については、(1)に加え以下のとおり保守運用を行うことを想定 している。 ア システムのアクセス監視による不正アクセス、異常アクセスなどへの対応を行うこと イ ソフトウェア障害がないか監視するとともに、障害があった場合は速やかに対応すること。 (企画提案書に障害発生時から対応着手までに要する時間を記載のこと。) ウ 障害があった場合、データメンテナンス、ログ解析を行うこと。 エ 月単位でアクセス件数の収集を行うとともに、その解析を行うこと。 オ データを原則、月1回以上、バックアップすること。 カ 障害等への問い合わせに速やかに対応できるような体制を設けること。 キ ウイルス対策ソフトは最新定義ファイルへの自動更新を行うこと。 ク OS等へのセキュリティパッチの適用、サービスの修正、更新等のメンテナンスを受注者の負 担で行うものとする。その場合、事前に発注者に連絡を行うこと。 ケ 発注者が実施する原子力防災訓練(年2回)への支援体制を構築し、支援すること。なお、 これに要する経費負担については、その都度、発注者と受注者で協議し決定するものとし、本 業務の見積額には含めないものとする。 12 権利義務の譲渡等の禁止 受注者は、この契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、若しくは承継させ、又はその権利 を担保の目的に供することができない。ただし、あらかじめ発注者の承認を得た場合は、この限りでな い。 13 資料提供 (1)受注者から発注者に対し、本業務遂行に必要な資料等の提供の要請があった場合、発注者と受 注者が協議の上、発注者は受注者に対し、無償でこれらの提供を行う。 (2)受注者は、発注者から提供された本業務に関する資料等を善良なる管理者の注意をもって管理 し、保管し、かつ、本業務以外の用途に使用し、または第三者に提供してはならない。 (3)受注者は、本契約が満了し、若しくは解除されたとき、又は資料等が本業務遂行上不要となっ た場合、遅滞なく資料等を発注者に返還し、又は発注者の指示に従った処置を行うものとする。 (4)発注者及び受注者は、前各項における資料等の提供、返還その他処置等について、書面をもっ てこれを行うものとする。 14 作業場所の特定 (1)受注者は、本業務の履行に当たり、作業場所(住所、事業所名等)を特定するものとし、作業 場所を特定したことがわかる書類(様式自由)を発注者に提出し、承認を得るものとする。 (2)受注者は、発注者に無断で当該作業場所以外での作業を行ってはならない。 15 業務計画書の提出 (1)受注者は、業務開始にあたり、契約締結後すみやかに業務計画書を発注者に提出し、発注者の 承諾を得た後、業務を開始するものとする。 (2)業務計画書には、次の項目について記載するものとする。 ア 業務行程(作業項目、作業期間、日数及び人数等を記載したもの) イ 人員体制 ウ 業務指示における発注者と受注者の連絡体制 エ その他、必要な項目 16 打ち合わせ協議 本業務の円滑かつ適正な遂行のため、業務開始時等、必要に応じて打ち合わせ協議を行うものと する。 また、受注者は打合せの都度、打合せ議事録を作成し、発注者に提出するものとする。 17 かし担保責任 本業務の検査完了後、かしが発見された場合、受注者は無償で補修・追完を行うものとする。こ の場合における受注者の責任は、本業務の検査完了日から15ヶ月以内に請求があった場合に限る。 18 特許権等の使用 受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他の法令に基づき保護される第三者の権利 (以下「特許権等」という。 )の対象となっている材料、履行方法等を使用するときは、その使用 に関する一切の責任を負わなければならない。ただし、発注者がその材料、履行方法等を指定した 場合において、仕様書に特許権等の対象である旨の明示がなく、かつ、受注者がその存在を知らな かったときは、発注者は、受注者がその使用に関して要した費用を負担するものとする。 19 著作権について (1)本業務の履行過程で生じた納入物に係る著作権は、委託料が全額支払われたとき持分の半分を 相手方に無償で譲渡することにより、発注者及び受注者の共有とするものとする。 なお、システムの改修等を行うのに必要な範囲で共有著作権を行使する場合、著作権法(昭和 45年法律第48号)第65条第2項に基づく合意は要しないものとする。 (2)前項の規定による著作権の譲渡があった場合、受注者は著作者人格権を行使しないものとする。 (3)発注者又は受注者は、納入物又はこれを複製し、改変し、翻案したものを販売、賃貸等するこ とにより第三者の利用に供する場合(以下「販売等」という。 )は、著作権法第65条第2項に 基づき、相手方の合意を得るものとする。 (4)前項の場合において、発注者及び受注者は、システムごとに、第1項の規定により共有する著 作権に係る双方の持分、販売等により得られる収入の分配その他必要な事項を定めた契約(以下 「販売等収入分配契約」という。 )を別途締結するものとする。この場合において、発注者又は 受注者が相手方に支払う額は、販売等により得られた収入に、販売等収入分配契約において定め る著作権の持分の割合及び次に掲げる率を標準として販売等収入分配契約において定める率を 乗じて得られる額に、当該額に対応する消費税及び地方消費税に相当する額を加えて得られる額 とし、翻案の程度によりこれによりがたい場合には、販売等収入分配契約において定めるところ による。 ア 県外に住所又は主たる事務所の所在地(以下「住所等」という。 )を有する者が販売等をす る場合 納入物に著しい翻案を加える場合 3パーセント 納入物に翻案を加える場合 9パーセント 納入物に軽微な翻案を加える場合 15パーセント 納入物に翻案を加えない場合 30パーセント イ 県内に住所等を有する者及び鳥取県が販売等をする場合 納入物に著しい翻案を加える場合 1パーセント 納入物に翻案を加える場合 3パーセント 納入物に軽微な翻案を加える場合 5パーセント 納入物に翻案を加えない場合 10パーセント 20 損害賠償 受注者は、その責めに帰する理由により、本業務の実施に関し発注者又は第三者に損害を与えた ときは、その損害を賠償しなければならない。 21 守秘事項等 (1)本業務における納入物(中間納入物を含む。 )については、本業務においてのみ使用すること とし、これらを蓄積したり、他の目的に使用してはならない。 (2)本業務の履行に当たって、知り得た秘密を漏らしてはならない。 (3) (1)及び(2)の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても、また同様とす る。 22 再委託の禁止 (1)受注者は、発注者の承認を受けないで、再委託をしてはならない。 (2)発注者は、次のいずれかに該当する場合は、前項の承認をしないものとする。ただし、特段の 理由がある場合はこの限りでない。 ア 再委託の契約金額が委託料の額の 50 パーセントを超える場合 イ 再委託する本業務に業務の中核となる部分が含まれている場合 23 調査等 発注者は、必要があると認めるときは、受注者に対して本業務の処理状況について調査し、又は 報告を求めることができる。この場合において、受注者は、これに従わなければならない。 24 業務完了報告及び検査 受注者は、本業務を完了したときは、10日以内に業務完了報告書を発注者に提出し、発注者の 検査を受けるものとする。 25 委託料の支払 (1)受注者は、24 の業務完了報告が適正と認められた後、速やかに委託料の請求書を発注者へ提 出するものとする。 (2)発注者は、正当な請求書を受理した日から 30 日以内に委託料を支払うものとする。 (3)発注者が、正当な理由なく(2)に規定する支払期限までに支払わないときは、未払金額に対 し、支払期限到来の日の翌日から支払をする日までの日数に応じ、年2.8パーセントの割合で 算定した遅延利息の支払を発注者に請求することができる。 26 仕様書遵守に要する経費 本仕様書を遵守するために要する経費は、全て受注者の負担とする。 27 合意管轄裁判所 本業務に係る訴訟の提起又は調停(双方協議の上選任される調停人が行うものを除く。 )の申立 てについては、鳥取県鳥取市を管轄する裁判所をもって専属的合意管轄裁判所とする。ただし、民 事訴訟法(平成8年法律第 109 号)第6条第1項に規定する場合については、大阪地方裁判所を合 意管轄裁判所とする。 28 その他 本仕様書に定めのない事項又は本仕様書について疑義の生じた事項については、発注者と受注者 とが協議して定めるものとする。
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