山中湖クリニックの現況と展望

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)
2003年 5月 3 1 日
特集民間病院におけるクり二カル PETの現況と展望
山中湖クリニックの現、況 と展望
総説
井出満
山中湖 ク リニ ック
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要旨
PET を中心とした成人病検診で は、脳部門では FDG-PET がアルツハイマー病の早期 診 断に非常に有効であること、
心臓部門では NH3-PETが無症候性心筋虚血l の診断に有用であること、癌部門では FDG-PETが各種の悪性疾患の
スクリーニングに有効であることが明らかである 。 しかしながら、とくに癌部門においては FDG-PET 陰性となる悪性腫
蕩 も多く、他の画像診 断あるいは検体検査を併用することで、 診断制度を向上させる必要がある 。
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rscreening, MR
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1. はじめに
山 中湖クリニックは、 1994年 10 月から、 PET検査を中
心とした成人病検診を開 始した 。 英語表記の HIMEDIC
とは High
Techno
l
ogyMedica
lComplex の略で、造
図1
別刷 請求先. 〒 401 ・0502
山梨県南都留郡山中湖村平野 字柳原 562-12
TEL:0
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7
山中湖クリニ ック の平面図
山中湖クリニ ック
井出
満
l断 層 映像研究 会雑 誌第 30巻第 l号
22・(22)
特集民間病院におけるクリ二 カ ル PETの現況と展望
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表1
8,224
15 ,225
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7
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6 ,809
1
6
2
6
4
7
略、 PET を中心とした成人病検診 プログラム、今までの
検診成果、今後の問題点などに付き述べることとする 。
2. 山中湖クリニックの平面図(図 1
)
山中湖クリニ ッ クは総床面積1. 700平 方メートルで、
CRl 台、ヘリカル CT2台、1.5 テスラ MR2 台、超音 波検査
装置3台 (心臓用 1 台、汎用型2 台) および、PET カメラ 3 台
を中心とした、 会員 制の画像診 断センターである 。
検体検査は、 子宮 細胞 診( 自己採取式 ) 以外は全て自
前で検査しているが、 RIA法は使用できない 。
3 1 , 084cas巴s
3.PET システムの概要
山中湖クリニ ッ クで' ff われた PET検査数
a ) サイクロトロン
住友重機械社製 Cypris HM- 18 を用いている 。
脳コース
(
I)
b ) 合成装置
FDG 自動 合成装 置 は住友 重機械社製で、 2台保有し
FDG‑PET( 4 , 09 7例 )
脳梗塞
うつ状態
アル ツ ハイ マー 型痴 呆
大脳 白 質病変 関 連
く も 膜のう 胞
脳腫蕩
脳 血 管腫
その 他
期
間 : 1 994年 1 0 月 -2002 年9 月
表2
ている 。 I 回に約 500mCi を合成で、きる 。
19例
13例
10例
7例
5例
4例
3例
55例
0.5%
0.3 %
0.2%
0.2%
0. 1 %
0. 1 %
0. 1 %
1 .3%
116例
2.8%
脳部門 で FDG-PET検査にて 認 めた異常所見
アンモニア自動合成装 置 も住友重機械社製で、 2台保
有している。 l 時間毎に 100mCi を連続して合成すること
ができる 。
C-ll 標識化合 物合成装 置(住友重 機械社製 ) には、
メチルスピペロン、メチオニン、コリンなどの合成装置 を
有しているが、検診 目的では使用していない 。
その他0-15 ガスあるいは水の 合成装 置 も有している。
c ) PETカメラ
シーメンス CTI社製 ECAT EXACT47 を 3台保有し
ている 。
4. クリニ ックの職員
現時点で常勤 医 師5名、非常勤 医 師4名 (放射線科医) 、
脳コース( 1)
診療放射線技師9名 ( うち 第一種放射線取扱い 主任者4
名 ) 、臨床検査技師6名、薬剤師2名、 看護 師8名、 管 理栄
FDG‑PET のみにより検 出 できた異常
養士1 名、サイクロトロン運転技師2名 (住友重機加速器サ
68/4 , 09 7例
退行性変化
うつ状 態
アルツハイマ一型痴呆
脳腫蕩 ( 下垂体腺腫 )
視力障害
原因不明の局所代 謝低下
20例
13例
10例
2例
2例
21 例
ービスからの出向) および事務職 員 9名を擁している。
5.PET検査件数
1 日の 最 大検診 数は総合コース 9名、専門コース 9名
の計 18 名である 。 総合コ ー スは脳、心臓、癌、それぞれ
の検査を 受 けるので PET検査を 3 回 受 けることになり、
期間 :1994 年 10 月 ~ 2002 年9 月
結 果 として 1 日の PET検査総数は最 高 で36検査 という
表3
ことになる 。
脳部門 で FDG-PET検査のみ で認 められた異常
クリニ ッ クは完 全週休2 日制で、年間 計5週間の長期
休暇が ( この間にメインテナンスを行う ) あるので、年間
語 ではあるが、トヨタ自動車 が販売している救急車にも
48週間の稼動となる 。 従 って、理論上は 1 年間に 8.640検
HIMEDIC号という呼称があるので、それなりに 意 味の
査が可能ということになる 。
あるものと考えている 。
本稿では、山中湖クリニ ッ クにおける PET 施設の概
1994年 10 月から 2002年9月末までに 表1 のごとく、 PET
検査総数は 31.084である。 その内、検診で、行 っ たのは、脳
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2003年5月 31 日
特集民間病院におけるクリ二力ル PETの現況と展望
負荷時
/
安静時
図3
図2
右冠動脈狭窄病変による下壁虚血
アルツハイマー型痴呆(軽症 )
心臓コース
NH 3- PETにより発見 した 無症候性心筋虚血
NH3‑PET
(
‑)
卜レ ッ ドミ J レ
合計
(一)
6 ,112
159
(
2
.
5
%
)
(
+)
99
(
15%)
47#
146
2.
3
%
)
(
0.
7%) (
6 ,211
206
(
3.
2%)
運動負荷心電図
合計
(
+)
6 ,271
6 ,417
期間 :1996 年4 月 ~2002 年9 月
# :冠動脈造 影 をすす め る
表4
アンモニア PET検査と卜レ ッ ド. ミル運動負荷心電 図検
査との比較
FDG-PET陽性癌
病名
言十
の FDG検査が8,224検査、腫蕩部門の FDG検査が15,225
2
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大きさ
転移
1
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期間 : 1994年 10月 -2 00 2 年9 月
検査数: 52 :1: 11 歳の無症状の会員 6 , 579名に 1 4 , 61 2 回 検査
表5
検査、心臓部門のアンモニア検査が6,809検査である 。
例数
肺癌
甲状腺悪性腫蕩
大腸癌
乳癌
大腸腺腫内癌
胃癌
転移性肝癌
悪性リンパ腫
勝癌
肝細胞癌
食道癌
管癌
卵巣癌
子宮体部
{芳咽頭癌
前白 血病状態
FDG・ PET検査陽性にて発見された癌
腫蕩部門は胸部レン ト ゲン写 真 、胸部と上腹部 CT 、
下腹部MR、表在(甲状腺と乳房) と上腹部超 音 波検査
およびFDG-PET (頚 部から下腹部まで) を行う 。
6. 検診項目
7. 検診の成果
脳部門は MRI、 MRA 、頚動脈超音 波検査、胸部レン
トゲン 写真 、安静時心 電図、重心動揺計、かなひろいテ
ス ト お よ びFDG-PET検査を行う 。
a) 脳部門
初回受診者4,097例のうち、 FDG-PET検査にて異常
心臓部門は胸部レントゲン写真、胸部CT (縦隔条件)、
所見を認めたのは、 11 6例 (2.8%) である (表2) 。 その内、
ト レ ッ ドミル運動負荷心 電図検査、心臓超音波検査お よ
FDG-PET検査でのみ検出できた異常は 68例で退行性
び薬剤負荷アンモニア PET を行う 。
変化 (20例) 、 うつ状態 ( 1 3例)アルツハイマ ー 型痴呆(10
断層映像研究 会 雑誌
24・(24)
第 30巻
第 1号
特集民間病院 におけ るクリニ 力 ル PETの現況 と展望
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癌月一躍
制一
表6
FOG-PET 陰性癌
FDG-PET検査陰性にて発見された癌
L占4ιー一一一ー一一ー一一--占」
図4
FOG ・ PET にて発見された勝臓癌
山中湖クリニ ッ クでの発見癌
例 ) などである( 表 3 ) 。 原因不明の局所代謝低下は 、
Crite ria を完全に は満たして いないが、将来的にはアル
ツハイマー型痴呆になる可 能性の 高い症例と思われる。
図 2 に FDG-PET検査で発見されたアルツハイマー型
痴呆 (軽症 ) の 一 例を 示す。 両側の頭頂葉 ( 矢 印 ) に糖
代謝の低下が認められる 。 症状 としては 記憶力の 低下
のみで、あ っ た 。
b ) 心臓部門 ( 表4 )
虚血性心疾患を疑わせる胸部症状のない 6,417名の
うち、アンモニア PET とトレッドミル運動負荷心電図検査
ともに陽性所見の得られたものは 47例 (0.7% ) で、無症
候性心筋虚.lÚI.旋例と 考えら れ る 。 運動負荷試験が陽性
であるにもかかわらず、 PET検査が陰性の症例は 99例
肺癌
甲状腺癌
大腸癌 ( 腺腫内癌含む )
前立腺癌
乳癌
腎癌
肝細胞癌
胃癌
勝脱癌
』草癌
転移性肝癌
悪性リンパ腫
子宮 顎癌
卵巣癌
子宮休部癌
食道癌
傍 l因頭癌
前白血病状態
( 1.5%) で、 PET検査がな ければ精密検査を指示さ れる、
いわゆる運動負荷試験の偽陽性例と考えられる 。 さら
PET(
+lI( ー )
29
27
20
1
8
1
2
7
7
6
20 / 9
1
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5
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US
US
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1 /6
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1
1
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計
他の検査
症例数
145
/
/
/
/
/
CT
US
FOB
PSA ,直腸診
0
0
0
0
0
80 /65
期間 : 1994年 10月 -2002年9月
検査数 :52 :t 10歳の無症状の会員 6 , 579名に 14 , 612回検査
に 、 PET 陽性 で運動負 荷 試験 陰性の 159例 ( 2.5%) は
PET検査がなければ見逃される、運動負荷試験の偽陰
表7
山中湖クリニ ッ クにて発見された癌
性例と考えられる 。 以 上 か ら 、アンモニア PET によ って 、
206例 (3.2%) に無症候性心筋虚血が診断された 。
図 3 に ATP負荷によるアンモニア PET検査で診断さ
れた、右冠動脈狭窄の症例を示す。 負荷後 に下 壁の 血
流低下が見られ、安静にて正常化した 。 トレ ッ ド ミ ル運動
一 方FDG-PET 陰性癒 (表6) では前立腺癌、肺癌、甲
状腺、腎痛、肝細胞痛、勝脱癌など 65例が発見された 。
以上の結 果 から、 当ク リニ ックで、の発見癒 をレビュー
負荷 心 電図検査では 異常所見は 得ら れなか っ た 。
してみると( 表7) 、肺癌では FDG-PET 陽性癌が多いが、
c ) 腫蕩部門
中には FDG-PET 陰性となるものも 多く(特 に BAC ) 、胸
FDG-PET検査陽性の発見癒を 表5 に 示す。 肺癌、甲
部 CT検査を省略することは出来ない 。 甲状腺癌や乳癌
状腺痛、大腸がん(腺種内癌を含む)、乳がんなど80例
も FDG-PET 陽性例が多 いものの、 FDG-PET 陰性のも
が発見された 。 図4に FDG-PET にて発見された勝臓癌
のも有り 、 表在超音波検査を併用することが重要である。
の 一 例を 示す。 検診で発見された勝臓癌は珍しく 、 本例
大腸癌は腺種内癌を含めて PET検査が有用であるが、
は術後3年が経過したが再発も無くすこぶる順調である。
便潜血反応を省略することは出来ない 。 腎細胞癌や肝
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2003年5月 3 1 日
特集民間病院におけ るクリ 二力 ル PETの現況と 展望
細胞癌は FDG-PET 陰性のことが多く、腹部の CT や超
音波検査が重要である 。 前立腺癌や)傍脱癌は尿路系に
排j世された FDG との鑑別が困難で、腫蕩マ ーカ一、超音
波検査あるい は MR などを併用する必要がある 。
8. 問題点および今後の目標
当院の検診方式では、胃癌の発見率が少ない傾向
にあるが、これは上部消 化管を直接検査する modality
を持っていないことに由来する。 しかしなが ら 、現在のタ
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lMed.1996, 23, p
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lMed
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7
6 正津 晃 :FDG-PET によるがん検診。 日本医事新
報、 1997, No .3 823 , p
1
3
7
. 安田聖栄、井出 満 :PET によるがんのスクリーニ
ング。 クリニカル PET、先端医療技術研究所、東京、
イムスケ ジュ ール上で、は 、内視鏡検査あるいは上部消
化管造影検査を併用する ことはほとんど不可能である 。
たとえ検査が実施可能で、あったとしても、 FDG-PET検
査結果に悪影響をもたらす可能性が高いと考えられる 。
従って、上部消 化管については 、別 途検査を受 けていた
だくのが望ましく、そのように指導している 。
欧米では、 PET/CT 法の普及が目覚しい 。 PET検査
自体、空間解像度が低いため CT や MR との fusion ある
いは co-registration画像が有用である。 本手11 でも可及的
速やかに導入可能な状況になることを期待している 。
マルチデイテクター CT ではバーチャル内視鏡検査が
可能であると 言 う 。 果たしてスクリーニング目的での使
用が可能であるか、あるいは有用であるか、今後の動向
に注目をしてゆきたい 。
山中湖クリニ ックで、 PET検査を中 心とした成人 病検
診を始めて 9年が経過 した 。 最近では 10 ヶ所を超える施
設で同様の検診が行わ れていることで、隔世の感がす
ると同時に 心 強い限りである 。 また、 平成 14年4月から 12
の疾患に対して FDG-PET検査が保険適応となり、 PET
検査に対する理解や期待も非常に大きなものとなってき
ている 。
今後は 、 PET検査に 対する正しい知識の普及に向か
つて、更なる努力を続 ける必 要があると考える 。
参考文献 ( 山中湖クリニ ックの業績に限った )
晃 :FDG-PET を中心とす る癌検診。 日本医
No.3927 , p
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No.3986,
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映像情報、 200 1. 33 , p
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ル PETハンドフ。ック、鳥塚莞爾他編集、技術経済研
画像診断機器を用いた成人病検診 。 日本医事新
究所、 2001 ,
17. 井出
No.3754, p
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安田聖栄、井出満、高木繁治、他:
T
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s
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Scan を省略した全身 PET によるがんの検出 。 核医
学 、 1996, 33,
3
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正淳一
事新報、 1999,
正津晃 、井出満、 高木繁治、安田聖栄:最新の
報、 1996,
2
.
10.
12.
9. おわりに
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1997, p159・ 164
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p
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p
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3
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安田聖栄、井出
p
2
2
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‑
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4
2
満:山中湖クリニ ッ クの概要と、 7年間の経
1996,
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聖栄ほか : PET を中
心とした成人病検診、日本医事新報社、 2002
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