(2)取組の方向

湖西市環境基本計画
(改訂版)
湖
西
市
環
境
基
本
計
画
改
訂
版
湖西市環境部 環境衛生課
〒431-0492 静岡県湖西市吉美 3268番地
TEL 053(576)1141/FAX 053(576)1115
※この湖西市環境基本計画書は再生紙を使用しています。
湖 西 市
はじめに
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
「環境の世紀」と言われた21世紀に入り早くも7年が経ちました。20世紀の大
量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした経済社会は、経済的な豊かさや生活上
の利便性をもたらす一方で、人類共通の財産である地球環境に悪影響を与え、
地
球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨などの問題が深刻化してきました。
今日、
このかけがえのない恵み豊かな地球環境を将来に引き継いでいくために
は、持続可能な社会を実現するための仕組みづくりが求められています。
湖西市では、平成14年12月に制定された「湖西市環境基本条例」に基づき、
平成16年3月に「湖西市環境基本計画」
(平成16年度∼平成22年度)を策定し、
この中で本市の望ましい環境像を「さわやかで美しい環境のまち」∼おもいやり
浜名湖・人きらめく湖西∼ と掲げ、
魅力あるまちづくりを進めてまいりました。
この計画の策定から3年が経過し、
この間、
京都議定書が発効し、
地球温暖化対
策の推進に関する法律などの環境法令の改正が行われ、
本市においても第4次総
合計画の後期基本計画の策定や環境に関するさまざまな計画の策定や改訂が行
われました。
こうした状況を踏まえて、
このたび、
環境保全に関する施策をより総合的かつ計
画的に推進するため、
「湖西市環境基本計画」を見直しすることとし、湖西市環境
審議会から、その基本的な考え方について答申をいただきました。
改訂した計画は、現行計画の望ましい環境像や環境目標などは継承し、新たな
施策の追加及び現状の施策の充実を図り、環境指標の見直しを行いました。
今後は、
この計画に基づき、
これまで以上に市民、事業者の皆様と行政が連携・
協働し、
環境への取り組みを進めてまいりますので、
皆様の尚一層のご理解とご協
力を賜りますようお願い申し上げます。
平成20年3月
湖西市長
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第1節
計画見直しの背景
第2節
計画見直しの基本的な考え方
第3節
計画の目的と位置付け
第4節
計画の対象とする環境の範囲
第5節
計画の役割と期間
第6節
計画の推進主体
第 1 章 計画の基本的事項
第1節 計画見直しの背景
○
○
○
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○
○
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○
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○
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○
本市では、第4次湖西市総合計画(2001年度∼2010年度)に定めた将来像「輝く未来が開
けるまち・湖西」の実現をめざして諸施策を推進しており、2006年(平成18年)3月に2010年
度までの5か年間の事業の方向性を定めた後期基本計画を策定しました。
一方、2002年(平成14年)12月に制定された環境基本条例に基づき、2004年(平成16年)
3月に湖西市環境基本計画を策定しました。本市の望ましい環境像として、
「さわやかで美しい
環境のまち」を設定し、その実現のために、
「人と自然の共生するまちづくり(共生)」、
「循環型
社会のまちづくり
(循環)」、
「安全で安心なまちづくり
(安全・安心)」、
「全員の参加と協働による
まちづくり
(参加・協働)」の環境目標を掲げ、それぞれの取組の方向に沿って、
さまざまな環境施
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
策を実施してきました。
また、湖西市環境基本計画は、第4次湖西市総合計画に示された将来像を環境面から実現して
いこうとするものであり、後期
基本計画との整合を図るとと
もに、湖西市環境基本計画の
策定から3年が経過したことか
ら、そ の間の新たな情勢に的
確に対応し、また、施策の進捗
状況を踏まえて、今回、環境基
本計画の中間期に見直しを行う
ものです。
○
○
○
○
第2節 計画見直しの基本的な考え方
この計画の中間見直しに当たっては、
少子高齢化、情報化の急速な進行や経済のグローバル化
の進展などが見られますが、本市を取り巻く社会環境の基本的な事項については、大きな変化
がないと考えられるため、現行の環境基本計画の体系を維持することを原則として、効率的で効
果的な施策を展開していきます。
基本的な考え方は次のとおりです。
・ 湖西市環境基本計画の基本理念を踏まえ、望ましい環境像、環境目標と13の施策展開の基本
自然を満喫、湖西連峰
ハイキングコースや散策を楽
方向及び取組の方向の体系は、基本的に現行計画を維持する。
しめるコースがいっぱい。
・ 新たな施策の追加及び現状の施策の充実を図る。
緑鮮やかな湖西連峰に自然を
・ 目標を達成している環境指標などの見直しを行う。
満喫しに出かけよう。
KOSAI-02
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
現行計画(改訂前)の進捗状況は次のとおりです。
現行計画では、
計画の進捗状況を把握するため、
61項目の環境指標を設定し、
毎年度その進捗
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
状況を調査し、
環境報告書の中で公表してまいりました。2006年度(平成18年度)は4分の3に
第5章
計画の推進と進行管理
当たる44指標において、目標の達成が可能となりました。
参考資料
2006 年度末進捗状況
まちづくりの目標
指標数
1
2
3
人と自然の共生するまちづくり
14
3
7
4
循環型社会のまちづくり
14
9
4
1
安全で安心なまちづくり
20
7
6
7
全員の参加と協働によるまちづくり
13
5
3
5
61
24
20
17
100%
39.3%
32.8%
27.9%
合 計
1:現在の進捗ならば、2010年度より早く目標の達成が可能
2:現在の進捗ならば、2010年度には目標の達成が可能
3:目標の達成ためには、今後一層の努力が必要
第3節 計画の目的と位置付け
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
本計画は、
「湖西市環境基本条例」第2条の規定に基づき、環境の保全に関する施策を総合的
かつ計画的に推進するために定めるもので、環境分野全般にわたって、長期的な視点に立った
取り組みを市民や事業者、市がともに総合的・計画的に推進し、将来に良好な環境を引き継いで
いくことを目指しています。計画策定にあたり環境保全を進める上での基本目標や市の施策の
方向性を示すこと、市民や事業者の参加・行動についての指針となる事項を含むこと、を基本
方針としています。また、
市が策定する各部門の計画や実施する施策のうち環境に影響を及ぼす
と認められるものについては、同条例第4条に基づき、環境の保全について配慮しなければ
● 新所原駅 ●
なりません。
さらに、本計画は、市の施策を示すものであるのと同時に、将来的に市が目指す「望ましい
環境像」を、市民・事業者・市で共有し、三者が一体となってその実現に取り組むための計画でも
あります。
(参考資料 図1)
湖西市の西の玄関 名古屋、豊
橋、浜松の登山者が多く利用し
ています。駅から梅田登山口ま
での1.5kmは準備運動になりま
す。
KOSAI-03
第1章
計画の基本的事項
図1
計画の位置付け
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
第4節 計画の対象とする環境の範囲
○
○
○
「環境」という言葉は、自然環境、生活環境、社会環境、安全環境など、
さまざまな言葉と組み合
わされて使われており、環境の指し示す対象は多岐にわたっています。
本計画では、生活の身近なところから地球レベルまでの広がりを考えながら、
次のような4つの
視点で、環境を捉えます。
自然環境 …………… 自然公園、森林、動植物、緑花、景観、文化財
資源循環 …………… 廃棄物、エネルギー、水資源
生活環境 …………… 大気、水、騒音、化学物質
地球環境 …………… 地球温暖化、オゾン層の破壊、森林の減少
KOSAI-04
湖西市環境基本計画
第5節 計画の役割と期間
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1. 計画の役割
市の将来の望ましい環境像についての共通認識を示し、そのために必要な取り組みの方針や
市が行う施策の基本的な方向性、実施状況などの管理を行うための仕組みや指標などを定めま
す。また、市民・事業者・市それぞれの役割や実践するべき行動の指針を示します。
参考:
「湖西市環境基本条例」第2条第2項
環境基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。
(1) 環境の保全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱
(2) 前号に掲げるもののほか、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために
必要な事項
2. 計画の期間
湖西市環境基本計画の目標年次は、
「第4次湖西市総合計画」をはじめ、
他の行政計画との整合
性を考慮して、2010年度(平成22年度)までを計画の期間とします。
第6節 計画の推進主体
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
本計画を推進する主体は、本市で生活や事業を営むすべての市民、事業者及び市とします。
(参考資料 図2)
図2
環境基本法における各主体の責務
【市の責務】(法7条)
○環境の保全に関し、自然的社会的条件に応じた施策を策定・実施する
● 梅田登山口 ●
【市民の責務】
(法9条)
○日常生活に伴う環境への負荷の低減に努める
○市が実施する環境の保全に関する施策に協力する
市=地方公共団体
市民=国民
各主体の
責務
【事業者の責務】
(法8条)
○公害を防止、自然環境保全のために必要な措置を講ずる
○製品などが廃棄物となった場合の適正な処理を行う
○事業活動において環境への負荷の低減に努める
○市が実施する環境の保全に関する施策に協力する
ここで筋を伸ばし、筋肉を暖め
て、これからの山歩きに備えま
しょう。ここでは、
ブナ科のクリの
木、
クヌギ、アベマキを観察して
いざ山歩きです
※自家用車を利用される方は、
西に無料駐車場があります。
KOSAI-05
湖西市環境基本計画
お
も
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り
浜
名
湖
・
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く
湖
西
KOSAI-06
湖西市環境基本計画
第2章
環境の現状
第1節
自然環境
第2節
資源循環
第3節
生活環境
第4節
地球環境
第 2 章 環境の現状
第1節 自然環境
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1. 自然公園
本市の東側には、静岡県を代表する自然の風景地として、浜名湖県立自然公園の浜名湖、北側
から西側に向かって湖西連峰がつらなっています。また、遠州灘海岸(白須賀)は、本市の南側に
位置し海浜動植物の保護のため車両等乗入規制地域となっています。
2. 森 林
森林は、地下水を育む水源かん養機能や、土砂の崩壊・流出を防止する機能、二酸化炭素を
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
吸収・固定する機能など、
さまざまな機能を有し、
自然環境の保全に重要な役割を担っています。
本市では、森林を有する山林のほとんどが浜松市、
豊橋市との境界付近の市域の北側付近に広
がり、
シラガシ、
シイノキなどの広葉樹にクロマツ、
アカマツを交え、その中にコナラ、
ヤマザクラな
どの落葉樹が生育する林相で構成されています。
森林面積は1,650ha
(2005年)と、
市域全体の約30%を占め、
1990年の1,811haに比べ
ると約8.9%減少しています。
3. 動植物
本市の植物で特出すべきは、1977年(昭和52年)に静岡県天然記念物に指定された神座の
「トキワマンサク」、市指定天然記念物の湖西運動公園「マンサク」があり、巨木には、大知波の一
本杉、
ホルトノキ、
カゴノキ、太田の若磯神社にイチガシ、本興寺の開山杉などがあります。
遠州灘海岸ではコウボウムギやハマヒルガオ、海岸林にはトベラ、
アシタバ、
クコなどの植物や
キツネやタヌキなどの哺乳類やシギ、
チドリの仲間の鳥類が見られます。また、
5月上旬から9月上
旬にアカウミガメが産卵のため上陸します。
浜名湖では、魚類401種、エビ類51種、
カニ類93種及びその他(軟体類)105種が確認され
ています。
湖西連峰の植物では、
カシノキ類、エドヒガンザクラ、
ウグイスカグラ、ハンカイソウ、マンサク、
コバノミツバツツジ、
コブシ、
トキワガキ、
コマユミなどの群落が見られると共に珍しいコショウノ
キ、
カキラン、
ミヤマウズラなどの希少植物の生育が見られ、哺乳類ではイノシシ、ハクビシン、
タ
● ヒノキバヤドリギ ●
ヌキ、キツネ、鳥類では、オオタカやコノハズク、ハヤブサ、
ノスリなどが見られます。
また、市内の川や池などでもオオクチバスやブルーギルなどの外来生物が多く見られます。
次に、市内で確認されている静岡県のレッドリストに該当しているものについて掲載をします。
ヒサカキの幹に寄生するヒノキ
の葉に似ているヤドリギです。湖
西連峰にはマツグミとヒノキバヤ
ドリギが見られましたが現在は本
種のみです。
※豊橋公園や岡崎公園にはヤド
リギが落葉樹に30cmくらいの
球が見られます。
KOSAI-08
湖西市環境基本計画
静岡県レッドリスト該当動植物
◇ 植 物
I B類
絶滅危惧 II 類
絶滅危惧
トキワマンサク
マツバラン、
ヌカイタチシダマガイ、
アツギノヌカイタチシダマガイ、
ニセコクモウクジャク、
イワタカンアオイ、ムラサキミミカキグサ、
スブタ、
シラタマホシクサ、
ウンヌケ、サギソウ、
フウラン
準絶滅危惧
オオアカウキクサ、サクラバハンノキ、
クロミノニシゴリ、
シラン、
エビネ、キンラン
◇ 鳥 類
絶滅危惧
II 類
準絶滅危惧
アオバヅク、
ヨタカ
サンコウチョウ
◇ 爬虫類
絶滅危惧
I A類
アカウミガメ
◇ 淡水魚類
絶滅危惧
II 類
準絶滅危惧
ホトケドジョウ、
メダカ
アユカケ(カマキリ)
◇ 昆虫類
I A類
絶滅危惧 II 類
コバネアオイトトンボ
準絶滅危惧
ネアカヨシヤンマ、ヘイケボタル
絶滅危惧
アオヤンマ、ハネビロエゾトンボ
KOSAI-09
第2章
環境の現状
4. 緑 花
2002年(平成14年)に「花と緑あふれる安らぎと潤いのある湖西市」にするための組織と
して「こさい花いっぱい運動推進協議会」が設立され、2007年度(平成19年4月1日現在)23
団体、
514人の市民が市内60花壇を四季の草花で彩っています。これらの花壇への花苗の供給
施設として市が2001年度(平成13年度)に育苗センターを建設し、年間18万本の出荷目標で
栽培に取り組んでいます。
5. 景 観
本市は、東は浜名湖、南は遠州灘、北から
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
西にかけて標高300m前後の湖西連峰が
連なる、美しい自然景観に恵まれています。
また、市街地では、地域住民が自主的に
「湖西市鷲津駅前地区景観ルール」を定め、
豊かな美しい自然景観と調和のとれた街並
みの景観形成が行われています。
6. 文化財
本市には、縄文時代以降の遺跡や湖西窯跡群と総称され約1,000基の窯跡があります。ま
た、
平安時代に営まれた大知波峠廃寺は山岳寺院跡として注目されています。南北朝時代に建立
された本興寺、妙立寺があり、江戸時代には、東海道の32番目の宿場として白須賀宿が栄えまし
た。
市内には建造物、絵画や書跡などの46(国6・県11・市29)の指定文化財が現存しています。
また、市内の各地で行われる秋祭りには古式にのっとった祭礼も行われています。
第2節 資源循環
● カゴノキ ●
1. 廃棄物
本市の1人1日当りの一般廃
○
図3
(t)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
一般廃棄物排出量
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1人1日当りの排出量(g/人・日)
一般廃棄物総排出量(t)
○
○
(g/人・日)
18,500
2,000
棄物排出量は、1998年度(平
成10年度)1,100gであった
ものが、2006年度(平成18
17,500
年度)には、1,081gと1.7%
17,000
の減少となっています。
樹の肌が、子鹿の模様からこの
名があります。暖帯林を示す樹
です∼多米峠への中腹には巨木
が見られます。
※佐久間町上平山、水窪町駅前、
愛知県設楽町田峰観音前等で見
られます。
KOSAI-10
1,800
18,000
1,600
1,400
1,200
1,000
800
16,500
600
また、廃棄物の不法投棄が
跡を絶たない状況です。
(参考資料 図3)
400
16,000
200
15,500
0
平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度
資料:湖西市環境センター
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
2. エネルギー
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
電気には家庭などの電灯契約と工場などの電力契約がありますが、
本市の電灯・電力使用量は、
双方とも年々増加しています。 (参考資料 図4)
また本市では、2003年度(平成15年度)から自然エネルギーを活用する、太陽光発電シス
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
テムの設置者への助成を、
また2006年度(平成18年度)から低公害車の購入者、2007年度
(平成19年度)から太陽熱利用温水器の設置者への助成を開始しました。
図4
電力量(千kWh)
電灯・電力消費量
電灯・電力量
電力・電力量
電灯・契約口数
700,000
契約口数
24,000
600,000
23,500
500,000
23,000
400,000
22,500
300,000
22,000
200,000
21,500
21,000
100,000
80,247
82,322
87,017
90,720
93,561
20,500
0
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
資料:中部電力(株)浜松営業所
3. 水資源
本市の井戸は、
2006年度(平成18年度)119本の内、
82本の井戸が使用されている。
(浜名
湖西岸地域地下水利用対策協議会調査報告書より)
その利用は工業用水、上水道及び農業用水とも年々減少傾向となっています。
地下水の過剰揚水による地下水障害については、浜名湖西岸地域地下水利用対策協議会(湖
西市、浜松市北区三ケ日町、新居町)を設置し、地下水のかん養に努めてきた結果、塩水化は縮小
してきています。
「静岡県の湧き水100」に、
本市からは、
不動の滝、
水神様の湧き水が掲載されています。また、
大知波峠廃寺跡近くには、鍋割りの水という湧水もあります。
● 嵩山の展望台 ●
(参考資料 図5)
図5
地下水利用別日間平均揚水量経年変化
(m3/日)
25,000
合計
水道用
20,000
工業用
農業用
水産用
15,000
その他
10,000
5,000
0
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
標高170.4m∼中央の南の三
角点がこの高さです。東は入出、
新所、鷲津、浜名湖、舘山寺∼浜
松方面。遠くに富士山が見られ
たら幸運です。南は、歩いてきた
新所原、白須賀、太平洋∼水平線
が丸く見えますか。
資料:浜名湖西岸地域下水利用対策協議会
KOSAI-11
第2章
環境の現状
第3節 生活環境
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1. 大 気
大気環境の保全に向けては、本市だけでなく広域的な視点から対策を進めていく必要がありま
す。
図6
二酸化硫黄、
二酸化窒素について
は、
静岡県内全ての測定局で環境基
(ppb)
(μg/m3)
準を達成しています。しかし、
光化学
30
オキシダントについては、環境基準
25
を達成しませんでした。原因は、自
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
浮遊粒子状物質
大気のきれいさ
年平均値の経年変化
20
二酸化硫黄(SO2)
(μg/m2)
動車の交通量の増大に伴い自動車
排出ガスの影響が大きくなってきて
二酸化窒素(NO2)
15
(ppb)
いると考えられることから、県や国
10
との連携を図りながら、自動車公害
5
対策を進めていく必要があります。
(参考資料 図6)
(ppb)
0
平成14年度
平成15年度
平成16年度
平成17年度
平成18年度
資料:静岡県
ー 自動車の普及が急速に進んでいる ー
静岡県内一般道路の平日平均交通量は、1997年(平成9年)6,674台/12h、
2005年(平成17年)6,902台/12
hで1.03倍の伸びで、
日常生活や産業活動における自動車の依存度はますます高まっている状況です。
本市での車両保有台数を見ると、毎年増加し特に軽四輪の増加が目立っています。市民1人当りの車両保有台数は、
1997年(平成9年)の0.77台が2006年(平成18年)は0.81台まで増加しています。
2. 水
本市で実施している、河川における水質調査から、水質の有機汚濁の代表的な指標BOD
(生物
化学的酸素要求量)の測定結果を見ると、一の宮川は、水質汚濁が進み、横須賀川や境川は改善
傾向が見られ、今川、笠子川、
日ノ岡川はきれいな状態が続いています。
本市の公共下水道整備は「浜名湖
図7
流域別下水道整備総合計画」
「湖西
市内9河川におけるBOD経年変化
平成18年度
(mg/R)
平成17年度
20
平成16年度
平成15年度
市公共下水道基本計画」に基づき実
施されており、各家庭から排出され
た汚水は湖西浄化センターで処理さ
平成14年度
● 野鳥の図 ●
れ浜名湖に放流されていますが、
普及
15
率は低く、
今後の整備が待たれます。
10
また、下水道事業計画以外の地域
では、各家庭に合併処理浄化槽を設
5
梅田峠、この山に生息する野鳥
を紹介しています。ウグイス、メ
ジロ、
シジュウカラ、キジバトなど
です。
置することにより、
生活排水処理を進
めています。
0
今川
資料:湖西市環境衛生課
KOSAI-12
入出太田川
日ノ岡川
笠子川
一の宮川
古見川
境川
横須賀川
梅田川
(参考資料 図7)
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
3. 騒 音
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
本市で実施している騒音調査は、環
第5章
計画の推進と進行管理
図8
境 騒 音と自 動 車 騒 音 が ありま す 。
参考資料
2001年度(平成13年度)と2006年
自動車騒音(国道)
度(平成18年度)の環境基準達成率を
(デシベル)
比較すると、環境騒音は81.3%から
70
70
91.0%に、自動車騒音は58.3%から
60
60
50
50
85.7%にそれぞれ向上しています。
(参考資料 図8)
(昼間)
40
(夜間)
40
平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度
白須賀坂下
73
72
72
69
69
67
66
66
64
65
潮見バイパス
68
67
69
63
63
62
62
62
59
59
鷲津
68
69
68
67
67
61
62
61
60
60
自動車騒音(県道)
自動車騒音(市道)
(デシベル)
(デシベル)
70
70
70
70
60
60
60
60
50
50
50
50
40
40
40
(昼間)
(夜間)
平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度
梅田
67
67
66
65
66
68
63
61
61
60
白須賀
73
71
71
71
70
70
66
67
67
66
境宿
(昼間)
(夜間)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度
63
64
65
63
59
60
61
40
60
4. 化学物質
廃棄物の焼却行為などで発生するダイオキシン類による環境汚染が全国的に問題となりました
が、本市では最先端の技術を駆使した「環境センター」
(ゴミ焼却場)を1998年(平成10年)に
稼働させ、
ゴミ焼却によるダイオキシン類の発生を最小限に抑えています。 (参考資料 図9)
ダイオキシン類環境調査結果(平成18年度)
図9
●仏岩●
(1)大気
測定地点
湖西市役所
測定結果(年平均値)
平成17年度全国調査結果の範囲
環境基準
0.032pg-TEQ/m3
0.0039∼0.61pg-TEQ/m3
(平均値0.052)
0.6pg-TEQ/m3
測定結果(年平均値)
平成17年度全国調査結果の範囲
環境基準
0.13pg-TEQ/g
0∼73pg-TEQ/g
(平均値2.0)
1,000pg-TEQ/g
(2)土壌
測定地点
鷲津中学校
(鷲津)
一方、
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」
(PR
TR法)に基づき2002年(平成14年)4月から354物質の届出が事業者から国へ行われ、
2001
年度(平成13年度)の結果が2003年(平成15年)3月に国から初めて公表されました。2005
年度(平成17年度)のPRTR報告書によれば、本市の届出事業者数は27件で、
総排出量・移動量
の多い化学物質はキシレンでした。
ここで休憩ですね。山の風は涼
しくて命が延びる感じですね。標
高は212mです。足元の岩石を
見てください。チャートとか角岩
と言われる堆積岩です。
※ここにイチイガシが数本・見ら
れます。
KOSAI-13
湖西市環境基本計画
第2章
環境の現状
第4節 地球環境
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
1. 地球温暖化
私たちの活動の拡大に伴って二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが大量に大気中に排出
されることで、温室効果が強まって地球が温暖化するおそれが生じています。
特に二酸化炭素は、わが国の温室効果
ガス排出量の95%以上を占め、
化石燃料
の燃焼などによって膨大な量が人為的に
排出されています。
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
(参考資料 図10)
図10
日本における京都議定書の対象となっている
温室効果ガス排出量の割合
(PFCS)
ハイドロフルオロカーボン
(HFCS) パーフルオロカーボン
0.4%
0.5%
六フッ化硫黄(SF6)
一酸化二窒素(N2O)
0.3%
1.9%
メタン
(CH4)
1.8%
2005年
13億6000万トン
二酸化炭素(CO2)換算
二酸化炭素(CO2)
95.1%
出典:温室効果ガスインベントリオフィス
「日本の1990∼2005年度の温室効果ガス排出量データ」
2. オゾン層の破壊
オゾン層がCFC
(クロロフルオロカーボン)などのオゾン層破壊物質により破壊されているこ
とが明らかになっています。オゾン層が破壊されると、地上に到達する有害な紫外線が増加し、皮
膚ガンや白内障などの健康被害を発生させる恐れなどが懸念されています。また、
オゾン層破壊
物質の多くは強力な温室効果ガスでもあり、地球温暖化への影響も考えられます。
3. 森林の減少
野生生物への生息・生育地
● ラクダ岩 ●
の提供、二酸化炭素の吸収等
の多面的な機能を有する森林
は、1990年(平成2年)から
2000年(平成12年)間に、
全世界で約94百万haが失わ
218.6mの送電線の鉄塔から
小さな尾根を東へ歩くと、岩尾
根に着きます∼ラクダ岩 ここ
の北側にマンサクが自生いてい
ます∼早春には、
リボン状の黄色
の花びらが見られます。
※北の神石山8合目に、
ヒヨドリ
岩が見られます。
KOSAI-14
れています。この中でも熱帯
天然林が特に減少していると
推測されます。
湖西市環境基本計画
第3章
計画の目標
第1節
基本理念
第2節
望ましい環境像
第3節
進むべき方向性
第 3 章 計画の目標
第1節 基本理念
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受するとともに将来の世代に継承する。
健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受するとともに、
将来にわたって維持されるように適切に環
境を保全しなければなりません。
○人と自然との共生を確保する。
多様な自然環境に恵まれた本市の地域特性を生かし、
自然環境の保全を図りながら、
人と自然
との豊かなふれあいの場や機会を確保していく必要があります。
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
○持続可能な社会の構築を積極的に推進する。
持続可能な社会の実現には、市民、事業者、
市がそれぞれの責任に応じて自主的かつ積極的に
取り組むことが必要です。私たちの日常生活や事業活動が地球環境に影響を及ぼすものであ
ることにかんがみ、積極的に地球環境の保全を推進する必要があります。
第2節 望ましい環境像
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
本市では、
2010年度(平成22年度)までを計画期間とする第4次湖西市総合計画の将来都市
像である「輝く未来が開けるまち・湖西」の実現に向け、
総合的、
計画的なまちづくりが進められて
いるところです。
この第4次湖西市総合計画に示された将来都市像を、環境面から実現していこうとするものが
湖西市環境基本計画です。
環境への取り組みを効果的に推進していくためには、
本市の環境対策の目指すべき方向につい
て、市民と事業者、市が共通の認識を持つことが肝要です。
● コバノミツバツツジ ●
さわやかで美しい環境のまち
サブテーマ
漢字で書くと・小葉の三つ葉ツツ
ジです。春のサクラの花に続い
てピンク色の花が美しい。中尾
根分岐より中尾根を下ると大き
な群落が見られます。
※葉の大きいミツバツツジも湖
西連峰に見られます。
※渋川ツツジは、蛇紋岩地帯に
生育します∼シングウツツジの
名があります。
KOSAI-16
おもいやり 浜名湖・人 きらめく湖西
自然や人に対して相手をいたわる気持ちを持って接し、
さわやかで美しい環境のまちにすることにより、
湖西を美しく光輝くまちにする。
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第3節 進むべき方向性
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
1. 人と自然の共生するまちづくり
[共生]
参考資料
自然環境やアメニティなど、
快適環境の保全と創
造等を視野に入れ、
本市の財産でもある浜名湖、
白
須賀海岸(遠州灘)、湖西連峰や自然・歴史を生か
した花と緑豊かな景観に配慮した人と自然の共生
するまちを目指します。
施策展開の基本方向
自然環境の保全、花と緑による潤いと安らぎ空間の創造、
景観・歴史的文化的環境の保全
2. 循環型社会のまちづくり
[循環]
自然の循環を尊重し、
自然に負荷をかけない社会、すなわち資源を有効に活用し、豊かな環境
の恵みを享受できる質を重視した循環型社会のまちを目指します。
● ヒヨドリ岩 ●
施策展開の基本方向
ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)運動の推進、
エネルギーの効率的利用の推進、水資源の保全と活用
浜名湖・浜松方面・富士山までの
展望を楽しんでください。
KOSAI-17
湖西市環境基本計画
第3章
計画の目標
3. 安全で安心なまちづくり
[安全・安心]
日常生活や事業活動から発生する生活環境(大気、
悪臭、
水質、
騒音・振動、
化学物質、
土壌)の問題が起き
ない、
安全で安心して暮らせる快適で健康なまちを目
指します。
施策展開の基本方向
きれいな空気の保全、
きれいな水質の保全、
静かな環境の保全、
化学物質対策の推進
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
4. 全員の参加と協働によるまちづくり [参加・協働]
環境教育、環境情報の提供、環境実践活動を推進するこ
とで、市民の意見やアイデアを生かし、みんなが環境を考
え、地球環境に配慮した自ら行動する全員参加と協働によ
るまちづくりを目指します。
施策展開の基本方向
● 神石山 ●
環境意識の高揚、環境保全活動の推進、
地球にやさしい環境行動の推進
標高324.7mの一等三角点が
あります∼アカガシ、
シラガシ、
シ
イノキの常葉樹が優先。東には
浜名湖・浜松・富士山の展望を楽
しみましょう。
※ 戦 後に航 空 灯 台 が ありまし
た。戦中は一等三角点が極秘事
項にて ∼ 富 士 見 岩にありまし
た。
KOSAI-18
湖西市環境基本計画
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第1節
人と自然の共生するまちづくり
〔共生〕
第2節
循環型社会のまちづくり
〔循環〕
第3節
安全で安心なまちづくり
〔安全・安心〕
第4節
全員の参加と協働によるまちづくり
〔参加・協働〕
第 4 章 望ましい環境像の実
湖西市のめざす4つのまちづくりの目標を実現するため、13の施策展開の基本方 望ましい
まちづくりの目標
施策展開の基本方向
環境像
お
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い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
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め
く
湖
西
お
も
い
や
り
浜
名
湖
人
き
ら
め
く
湖
西
〔共生〕
目標
恵み豊かな緑と浜名湖などの自然環境の維持・
保全
花いっぱい運動花苗配布本数18万本/年
歴史的要素を生かすなどによる良好な景観の
維持・保全
循環型社会の
まちづくり
自然環境の保全
花と緑による潤いと安らぎ空間の創造
景観・歴史的文化的環境の保全
ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)運動の推進
〔循環〕
エネルギーの効率的利用の推進
目標
一 般 廃 棄 物 排 出 量 市 民1人1日 当 たり 1,000g以下
電灯電力量 1契約1日当たり 10kWh以下
上水道使用量 市民1人1日当たり 300 (家
庭用250 )以下
・
さ
わ
や
か
で
美
し
い
環
境
の
ま
ち
人と自然の共生する
まちづくり
水資源の保全と活用
きれいな空気の保全
安全で安心な
まちづくり
きれいな水質の保全
〔安全・
安心〕
目標
環境基準の達成・維持(きれいな空気の保全)
市内9河川におけるBOD年平均値を2002年
度より改善
環境騒音測定地点における環境基準達成
環境基準の達成・維持(化学物質)
静かな環境の保全
化学物質対策の推進
全員の参加と
協働による
まちづくり
環境意識の高揚
〔参加・
協働〕
Action
環境保全活動の推進
目標
湖西市の
環境の
現状と課題
環境教育・環境学習の参加者数 3,000人
しずおか環境行動宣言参加者数 2,000人
湖西市における二酸化炭素排出量を2002年
度より削減
地球にやさしい環境行動の推進
〔施策・推進方策などの改善〕
・次期改定計画や個別計画などへの反映
・次年度の事業への反映
KOSAI-20
湖西市環境基本計画
現に向けた取り組み
向を掲げ、環境の保全に関する施策を総合的、計画的に展開します。
取組の方向
主な指標
①優れた自然環境の保全
②森林などの保全
③生物の多様性の確保
④ふれあい空間の創造
森林面積、自然公園面積、鳥獣保護区面積、銃猟禁止区域面積
①花いっぱい運動の推進
②花と緑を配した憩いの公園整備
③花壇などの整備
④道路の緑化の推進
⑤住宅、事業所などにおける敷地内の緑化の促進
花苗配布数、ボランティアの登録人数、公園面積、
街路樹整備路線延長、生垣づくりのための苗木の無料配布数
①良好な景観の保全と創造
②歴史的文化的環境の保全
優れた眺望地点指定箇所数、文化財指定件数、民俗文化財の記録件数
おんやど白須賀来館者数、街道ウオーク参加者数
①ごみ減量化の推進
②リユース・リサイクルの推進
③適正なごみ処理の推進
廃棄物排出量、廃棄物リサイクル率、集団回収量、
廃棄物最終処分量、生ごみ堆肥化容器など購入費補助件数、
グリーン購入実施率
①省エネルギーの促進
②新エネルギーなどの利用促進
電力使用量、ガソリンなど燃料使用量、太陽光など発電設備容量
太陽光発電システム設置費など補助件数
①安全な水の確保と供給
②節水の推進と水循環利用の促進
③地下水のかん養
④湧水の保全
⑤広域的な地下水保全対策
水使用量、地下水採取量、地下水位、透水性舗装面積、
浄化槽雨水貯留施設転用費補助件数、雨水貯留槽購入費補助件数
①自動車排出ガスの削減
②大気の監視・調査
③かおり環境の保全
環境基準の達成状況、光化学オキシダント注意報発令日数、
公共交通機関の利用者数、低公害車の普及台数、低公害車購入費補助件数
①生活排水対策
②水質の監視・調査
③環境保全型農業の普及、促進
④浜名湖や河川の水環境保全
河川BOD年平均値の改善状況、環境基準の達成状況、
汚水処理人口普及率、下水道普及率・水洗化率、
合併処理浄化槽整備率
①騒音・振動の監視・調査
②工事における騒音・振動の低減
③交通騒音・振動の低減
④近隣騒音の低減
環境基準の達成状況、振動に係る指針値達成状況
①ダイオキシン類削減対策
②環境ホルモン対策
③PRTR法の周知と化学物質の排出抑制指導
④土壌環境の保全
環境基準の達成状況、
PRTR法の指定化学物質の環境への排出量
環境ホルモン対策用給食食器導入学校数
①環境リーダーの育成
②環境学習機会の充実
③環境情報の提供・報告
環境リーダーの数、学校における環境教育・環境学習の実施率、
こどもエコクラブ参加者数、環境教育・環境学習の参加者数、
ホームページの環境情報アクセス件数
①一人一人の取組の促進
②環境に配慮した事業活動の促進
③環境NPOなどの活動支援
④地域団体など環境保全活動の促進
しずおか環境行動宣言参加者数、家庭版環境マネジメント
取組世帯数、ISO14001又はエコアクション認証取得事業所累計数、
環境会計又は環境報告書公表企業数、クリーン作戦などの参加者数
(自治会、
PTA、子ども会、婦人連絡会、老人クラブ他)
①地球温暖化防止対策の推進
②オゾン層保護対策の推進
③森林の保護対策の推進
Check
・施策の進捗状況や環境指標の達成状況の点検評価
(市庁内部局・市民)
・意見交換の場を設定
湖西市における二酸化炭素排出量、市庁舎及び公共施設における
二酸化炭素排出量、地球温暖化対策実行計画の達成率
Do
・市庁内各部局:施策を具体的に事業化
・
“HOPE”などを活用した各主体の
実践的な行動
KOSAI-21
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第1節 人と自然の共生するまちづくり〔共生〕
○
○
○
○
1. 自然環境の保全
(1)現状と課題
・本市は、
浜名湖、
遠州灘、
湖西連峰など変化に富んだ地形と豊かな動植物相をもつ優れた自然環
境に恵まれており、県立自然公園として1,155ha(第2種特別地域47ha、第3種特別地域
365ha、
普通地域743ha)が指定されています。
お
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浜
名
湖
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き
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く
湖
西
・後継者の不足、
生活様式の変化などにより、
農地、
森林、
海浜など
の豊かな自然環境の低下が懸念されます。
・海浜への車の乗り入れ(規制しているが)などにより、
白須賀海岸
のアカウミガメの産卵、
コアジサシの営巣・繁殖、
ハマヒルガオを
はじめとした海浜植生など、
動植物への影響が心配されます。
・遠州灘海岸の浸食が進行する中で、
海岸線の保全が求められてい
ます。
・イノシシ、
カワウなどによる農林水産資源への食害影響が問題と
なっています。
・自然体験活動などの自然とのふれあいに対する関心が高まっています。
・外来生物による生態系への影響や農林水産物への被害が全国規模で問題となっていますが、
本市でも在来の貴重な動植物や生態系が破壊されないように、
法令に基づく対策が求められて
います。
目標
・
主な
指標
恵み豊かな緑と浜名湖などの
自然環境の維持・保全
森林面積、自然公園面積、
鳥獣保護区面積、銃猟禁止区域面積
湖 西 市
KOSAI-22
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①優れた自然環境の保全
・自然公園の適正保全…県立自然公園条例に基づく許認可
・浜名湖保全意識の高揚…浜名湖環境憲章の普及
・遠州灘沿岸保全対策促進期成同盟会への参加
②森林などの保全
・森林や里地・里山、
農地・農業施設(ため池)などの保全
・松くい虫などの病害虫の適正防除対策の推進
③生物の多様性の確保
・希少な動植物の保護・保全…県版レッドデータブックの活用、
海岸への車両乗入れ規制(アカウミ
ガメなどの保護)、
希少動植物の保護・育成活動団体への助成
・身近な動植物の保護・保全…ビオトープの整備、
里地・里山の保全
・鳥獣保護区、
銃猟禁止区域の指定など、
関係法令に基づいた区域の設定、
見直し
・野生鳥獣の違法捕獲や無許可飼養の指導・取締り
・外来生物の防除及び適正な管理
④ふれあい空間の創造
・ふれあいの場づくり…湖西連峰ハイキングコース、
水辺空間、
市民農園
・自然体験の機会づくり…自然観察会、
親子体験教室、
自然観察ガイドブックの発行
・名木・巨樹の保護・保全
● 宮内庁の標識 ●
皆さんの歩いている山道は、昔
は皇室の財産山にて、宮内庁で
管理していました。この標識に
「宮の字」が読めますか?太田・
大知波・三ケ日の国有林がこれ
です。
KOSAI-23
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
2. 花と緑による潤いと安らぎ空間の創造
(1)現状と課題
・全体として緑が豊富に残っていますが、
都市公園や都市緑地には緑が少ない状況です。
・県グリーンバンク事業を積極的に活用しています。
・都市化が進展する中で、
うるおい豊かな生活環境を求める意識の高まりなどから、
花や緑があふ
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
れるまちづくりが望まれています。
目標
花いっぱい運動花苗配布本数
18万本/年
主な
指標
花苗配布数、ボランティアの登録人数、
公園面積、街路樹整備路線延長、
生垣づくりのための苗木の無料配布数
湖 西 市
KOSAI-24
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①花いっぱい運動の推進
・花と緑の空間づくりの推進
・地域緑花団体などが実施する事業の支援
・草花苗育苗施設維持管理事業…適正管理、
花苗配布
・緑花フェア、
花壇コンクール、
花づくり講習会
②花と緑を配した憩いの公園整備
・緑の基本計画の策定と計画に基づく施策の推進
・湖岸等を利用した公園・緑地の整備や、
高齢者などの散策や憩いの場、
ポケットパーク、
公園緑地
の整備などの促進による水と緑のうるおい空間の創造
③花壇などの整備
・花壇の整備
・空き地の活用・緑地化促進
④道路の緑化の推進
・街路樹の整備と適正な維持管理
⑤住宅、事業所などにおける敷地内の緑化の促進
・生垣づくり奨励事業…無料配布など
・屋上緑化、
壁面緑化の普及・啓発
● コマユミ ●
秋に紅葉と、
白い果皮の中より赤
い実が出て美しい、
小枝にコルク
質の翼ができる木もある。湖西
連峰の尾根筋に多い∼大柄のマ
ユミも美しい。
KOSAI-25
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
3. 景観・歴史的文化的環境の保全
(1)現状と課題
・特徴のある建物や施設などのまちのシンボルが少ない
状況です。
・白須賀海岸の保安林の荒廃や海浜の浸食などが問題と
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
なっています。
・地域の文化財や街並みの保全に対するニーズが高まっ
ています。
・湖西らしい良好な景観・歴史的文化的環境の保全が望ま
れています。
目標
歴史的要素を生かすなどによる
良好な景観の維持・保全
主な
指標
優れた眺望地点指定箇所数、文化財指定件数、
民俗文化財の記録件数、おんやど白須賀来館者数、
街道ウォーク参加者数
湖 西 市
KOSAI-26
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進体制と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①良好な景観の保全と創造
・浜名湖、
白須賀海岸、
湖西連峰などの保全…優れた眺望地点の指定
・自然、
歴史・文化と調和した公共施設などの整備
・良好な都市景観づくりの推進…地区景観ルール、
歴史への配慮、
鷲津駅前地区と新所原駅前地区
の東西の玄関口にふさわしい景観形成
・駐輪指導と放置自転車及び放置自動車の撤去
・ポイ捨て防止運動の推進
・県屋外広告物条例に基づく広告物に関する規制と違反広告物の是正指導
・市あき地の環境保全に関する条例に基づく指導・勧告などによる良好な景観の保全
②歴史的文化的環境の保全
・文化財の保護・保全…指定文化財の調査や指導、
維持管理や修理などの支援、
文化財一般の保護・
保存、
開発行為に対する文化財の保全指導、
大知波峠廃寺跡の整備
・地域に伝わる民俗芸能や神社の特殊神事などの保存・継承
●ムベ●
アケビ科にはアケビ属とムベ属
があります。ムベは葉が7枚5枚
3枚(七・五・三)の三種が見られ
喜ばれます。秋に赤紫色の果実
が美しい。盆栽に、
日陰棚に栽培
して美味な果実を賞味したい。
KOSAI-27
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第2節 循環型社会のまちづくり〔循環〕
○
○
○
○
○
1. ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)運動の推進
(1)現状と課題
・市内の2006年度(平成18年度)における一般廃棄物の排出量(集団回収量を除く)は、
16,686
トンで、
前年度の16,852トンと比べ約1%減少しており、
1人1日あたり排出量は 1,081g
(2005
年度(平成17年度)において全国 1,067g、
県 1,042g)となっています。
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
・リサイクルへの取組は、
市民、
事業者などの意識の高まりや、
法体系の整備などを背景に次第に進
みつつあり、
2006年度(平成18年度)の一般廃棄物のリサイクル率((直接資源化量+中間処理
後再生利用量+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量))は 22.0%(2005年度(平成17年
度)において全国19.0%、
県内21.7%)となっています。
・市笠子最終処分場の埋め立て可能期間は、
2010年度(平成22年度)までと予測され、
延命化が
必要となっています。
・市内における廃棄物の不法投棄は、
愛知県との県境付近などにしばしば発生しており、
市民や事業
者と警察・行政が協力した不法投棄対策が必要となっています。
・市民や事業者が、
自らの日常生活や事業活動に伴って廃棄物などを発生させていることを認識し、
循環型社会の形成に向けてそれぞれが担うべき責任と果たしうる役割について理解を深め、
具体
的な活動を進めていくことが望まれています。
・資源循環型社会の構築のため①廃棄物などの発生抑制(リデュース)②再使用(リユース)③再
生利用(リサイクル)④熱回収の優先順位で行い、
利用できないものについて適正処分を行う必
要があります。
目標
一般廃棄物排出量
市民1人1日当たり 1,000g 以下
主な
指標
廃棄物排出量、廃棄物リサイクル率、集団回収量、
廃棄物最終処分量、生ごみ堆肥化容器など購入費
補助件数、グリーン購入実施率
湖 西 市
KOSAI-28
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①ごみ減量化の推進
・
「静岡県循環型社会形成計画」
(静岡県)に基づく廃棄物発生抑制・再使用・再生利用(3R)の推進
・過剰包装の抑制と買物袋持参運動の推進
・生ごみの堆肥化
・使い捨て製品の抑制、
リターナブル容器の使用、
再生資源の利用、
ものの長期使用
②リユース・リサイクルの推進
・フリーマーケット、
リサイクルショップなどの利用促進
・リサイクル関連法の遵守・啓発
・グリーン購入の推進
・剪定枝・剪定木のリサイクル事業の推進
・資源ごみ回収の促進…資源ごみ拠点回収、
集団回収
・ごみやらまいか運動の推進…ごみステーション維持管
理員などの活動に対する交付金
③適正なごみ処理の推進
・環境センターの適正な維持管理と最終処分場の延命化対策
・不法投棄防止の推進…各機関の連携した対策や監視の充実強化、
監視カメラの設置
・事業所の廃棄物適正処理の促進
● 雨宿り岩 ●
突然の雨に雨宿りができます。
岩の上より豊橋方面の展望が良
い∼登り下りには安全に留意こ
の岩にも、
ヒトツバ(シダ植物の
ウラボシ科)が自生しています。
※葉先が不規則に分かれたもの
をシシヒトツバと呼び珍重されま
す。
KOSAI-29
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
2. エネルギーの効率的利用の推進
(1)現状と課題
・電灯電力量は、
年々増加しており、
2006年(平成18年)は2002年(平成14年)の16.6%増の
93,561千kWhとなっています。
1契約1日あたりの電灯電力量は10.8kWhとなっています。
・京都議定書の発効を受け、
エネルギーの効率的な利用のため、
省エネルギー対策の一層の推進
お
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浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
とクリーンエネルギーの導入促進が必要となっています。
・市内の住宅用太陽光発電システムの設置状況は2006年度(平成18年度)までに231件、
電池
出力は834.8 kWとなっており、
導入が進んでいます。
・公共施設のクリーンエネルギーの利用状況は、
2006年度(平成18年度)末現在で太陽光発電
が8か所10基、
37.6 kW、
風力発電が1か所1基、
10kW、
風力と太陽光発電併用が9か所24基、
9.4kWとなっています。
・家庭用燃料電池など、
クリーンエネルギーの確保に向けた技術開発も進められており、
その成果
が期待されています。
目標
電灯電力量
1契約1日当たり 10kWh 以下
主な
指標
電力使用量、ガソリンなど燃料使用量、
太陽光など発電設備容量、
太陽光発電システム設置費など補助件数
湖 西 市
KOSAI-30
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①省エネルギーの促進
・省エネルギー機器・設備の購入、
買い換えなどの省エネルギー対策の推進
・
「しずおかエコロジー建築設計指針」
(静岡県)の実践
・エネルギーの使用の合理化に関する法律に基づく建築物への省エネルギー対策指導
・エコドライブ(省エネ運転)の実践・啓発(アイドリングストップ、
空ぶかし・急発進・急加速の抑制、
経済走行の遵守ほか)
・深夜電力を活用した冷暖房、
給湯システムの導入
・高効率給湯器の設置購入支援
②新エネルギーなどの利用促進
・太陽光発電システム及び太陽熱利用温水器の設置購入支援…住宅用太陽光発電システム設置費
及び住宅用太陽熱利用温水器設置費補助
・自然採光の利用、
太陽光・太陽熱利用機器の設置
・
「循環型社会のまちづくり構想(地域新エネルギービジョン)」及び「しずおか新エネルギー等導
入戦略プラン」(静岡県)に基づく太陽光発電、
風力発電など新エネルギーの普及促進
・バイオマスエネルギーの導入検討
● ヒイラギ群落 ●
神石山より多米峠に向けて歩き
出して30分もすると、
この群落
を通ります。節分のお飾りに使う
のがこの木です。花は初冬に咲
きます∼香りが良い。
KOSAI-31
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
3. 水資源の保全と活用
(1)現状と課題
・本市の水使用量は、
養魚用水や工業用水などの使用量が減少しています。水源別では、
地下水の
使用が特に少なくなっています。
・上水道使用量は減少傾向にあり、
2006年度(平成18年度)の市民1人1日当たりの上水道使用
お
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名
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・
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西
量は304 (家庭用 256 :用途別給水量/給水人口)となっています。
・市街地の拡大により雨水による地下水かん養の低下が懸念されています。
・水は貴重な資源であり、
合理的、
循環的な利用が必要となっています。
・水道水については、水道水源の安定確
保や水道施設の整備を一層進めるとと
もに、安全な水道水の供給が行われる
よう、施設の維持管理を徹底する必要
があります。
目標
上水道使用量市民1人1日当たり
300 (家庭用 250 )以下
主な
指標
水使用量、地下水採取量、地下水位、
透水性舗装面積
浄化槽雨水貯留施設転用費補助件数
雨水貯留槽購入費補助件数
湖 西 市
KOSAI-32
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①安全な水の確保と供給
・水道原水の水質状況の把握や共同検査などの推進
・地下水揚水量の適正化の推進
・地下水汚染の未然防止、汚染の拡大防止と浄化対策の指導
②節水の推進と水循環利用の促進
・節水コマ配布による節水の促進
・イベントや広報などを活用した節水の啓発
・浄化槽雨水貯留施設転用費、
雨水貯留槽購入費補助
・節水機器の設置や雨水利用、
処理水の再利用の推進
・工場などにおける節水、
使用・浄化処理をした水の再利用などの促進
● イヌツゲ群落 ●
③地下水のかん養
・雨水浸透ますや透水性舗装の推進
・森林の保全
④湧水の保全
・湧水の情報収集と保全の促進
⑤広域的な地下水保全対策
・浜名湖西岸地域地下水利用対策協議会などと連携した地下水の適正利用の推進
多米峠より北上して400m地点
をすぎると、
イヌツゲの巨木が現
れます。あなたのお好みの樹形
はどれでしょうか?
KOSAI-33
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第3節 安全で安心なまちづくり〔安全・安心〕
○
○
○
1. きれいな空気の保全
(1)現状と課題
・市内の空気は、
比較的きれいな状況であり、
二酸化硫黄、
二酸化窒素、
浮遊粒子状物質は環境基準
を達成しています。しかし、光化学オキシダントについては環境基準を達成していません。
・空気の汚染の主な原因は自動車の排気ガスです。市内の自動車保有台数は、
2006年(平成18
お
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浜
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・
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湖
西
年)4月1日現在で37,060台となっており、
年々増加しています。低公害車の普及、
交通渋
滞の緩和や交通量の削減など、自動車排出ガ
スの削減対策が必要となっています。
・悪臭の苦情は、
種類別公害苦情で最も多くを占
めています。発生源は、
畜産ふん尿や野焼きな
どとなっています。
・平成18年4月1日から多様化する悪臭苦情に
対応するため、人間の嗅覚を利用した臭気指
数規制を導入しています。
目標
環境基準の達成・維持
主な
指標
環境基準の達成状況、光化学オキシダント注意報
発令日数、公共交通機関の利用者数、
低公害車の普及台数、低公害車購入費補助件数
湖 西 市
KOSAI-34
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①自動車排出ガスの削減
・交通渋滞の緩和… 交差点改良などの道路構造の改善
・バスや鉄道などの公共交通機関の利用促進…自主運行バス、
ふれあいバス、天竜浜名湖鉄道支援
・自転車・徒歩、相乗りなどによる自動車使用の自粛…ノーカーデーの実施
・低公害車の導入・買い換え及び普及促進…低公害車購入費補助
・エコドライブの推進…アイドリングストップ、
空ぶかし・急発進・急加速の自粛
②大気の監視・調査
・県との連携による監視、
調査
・光化学オキシダント監視…連絡態勢整備
・アスベストの大気環境への排出防止を含む大気汚染防止法などの法令の遵守・徹底
③かおり環境の保全
・悪臭防止法などの法令の遵守・徹底…畜産の臭気対策
・良好なかおり環境の保全意識の高揚
● ツバキ群落 ●
大知波峠廃寺より不動の滝への
道を下るとこの群落が有ります。
花時にはメジロが多いです。
KOSAI-35
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
2. きれいな水質の保全
(1)現状と課題
・2006年度(平成18年度)は、本市の関係水域全てで環境基準を達成しています。
・浜名湖は、
閉鎖性水域であるため、
富栄養化により植物プランクトンが増殖し、
一部では環境基準
が未達成となるとともに、
アオサが大量に発生しています。
お
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湖
西
・浜名湖流域の汚れの約6割は、
生活排水によるものといわれています。
・下水道や合併処理浄化槽などの整備は、
年々進んでいますが、
2006年度(平成18年度)末の汚
水処理人口普及率は51.3%(2006年度:全国82.4%、
県内66.4%)と低い状況です。
目標
市内9河川におけるBOD年平均値を
2002年度より改善
主な
指標
河川BOD年平均値の改善状況、環境基準の
達成状況、汚水処理人口普及率、
下水道普及率・水洗化率、合併処理浄化槽整備率
湖 西 市
KOSAI-36
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①生活排水対策
・公共下水道の整備と適正な維持管理
・下水道接続への啓発…改造資金貸付斡旋及び利子補給制度、
水洗便所改造費補助
・し尿処理施設(衛生プラント)の整備と適正な維持管理
・合併処理浄化槽の普及促進…浄化槽設置整備事業費補助
・浄化槽の保守点検や法定検査の周知
・生活排水浄化活動の支援、
エコクッキング教室の開催など、
生活排水対策の情報提供
②水質の監視・調査
・県との連携による監視・調査
・水質汚濁防止法、
土壌汚染対策法などの法令の遵守・徹底
③環境保全型農業の普及、促進
・農作物施肥基準などによる肥料と農薬の適正使用の促進
・農作物栽培農家と連携した家畜ふん尿などの堆肥化の促進
④浜名湖や河川の水環境保全
・水のきれいな浜名湖づくり、
「うるおい」と「やすらぎ」のある水辺づくりの取組
●富士見岩●
この岩も湖西連峰と成因を共に
するチャート(角岩とも言う)の
塊です。標高は419.2mです。
東・西・南・北、展望はあなたの目
で楽しんでください。
KOSAI-37
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
3. 静かな環境の保全
(1)現状と課題
・騒音の苦情は、
悪臭苦情についで多くなっています。
・幹線道路を中心として、
自動車交通の増大に伴い、
自動車騒音の環境基準の適合状況は低い水準
にとどまっています。
お
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名
湖
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き
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湖
西
・騒音は、
個人差や慣れが大きく作用し、
主
観的な判断に大きく左右されます。家庭
生活からの近隣騒音などに対し、市民の
意識の高揚が必要となっています。
目標
環境騒音測定地点における
環境基準達成
主な
指標
環境基準の達成状況、
振動に係る指針値達成状況
湖 西 市
KOSAI-38
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①騒音・振動の監視・調査
・環境調査、事業所の発生源対策指導
②工事における騒音・振動の低減
・低騒音・低振動機械の使用による環境配慮型工事の施工
③交通騒音・振動の低減
・関係機関との連携による騒音・振動の低減と予防の要請
・アイドリングストップ、空ぶかし・急発進・急加速の抑制の啓発
・暴走行為や不正車両改造行為の防止運動
④近隣騒音の低減
・日常生活から生じる騒音防止の啓発
・宣伝カーなど、適正な音量による宣伝活動
・快適な音環境の保全意識の高揚
● 鍋割りの水 ●
大知波峠廃寺より東に下ると鍋
割りの水が有ります。美味しい泉
です∼ある時より湧き出し口が
1mほど上になりました。
KOSAI-39
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
4. 化学物質対策の推進
(1)現状と課題
・製造、
使用、
廃棄の過程で環境に排出される化学物質の中には、
人の健康や生態系へ悪影響を及
ぼす恐れがあるものも多くあります。
・事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進するため、
「特定化学物質の環境への排出
お
も
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浜
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湖
・
人
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く
湖
西
量の把握など及び管理の改善の促進に関する法律」
(PRTR法)が公布され、
2002年(平成14
年)4月から化学物質の排出量などの届け出が始まっています。
・小型焼却炉や野焼きなどにより非意図
的にダイオキシン類が発生しています。
・農用地での肥料・農薬による土壌汚染
の恐れもあり、
肥料・農薬の適正使用の
徹底が必要となっています。
目標
環境基準の達成・維持
主な
指標
環境基準の達成状況、
PRTR法の指定化学物質の環境への排出量、
環境ホルモン対策用給食食器導入学校数
湖 西 市
KOSAI-40
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①ダイオキシン類削減対策
・ダイオキシン類対策特別措置法などの法令の遵守の徹底
・環境センターなどにおけるダイオキシン類の測定継続
②環境ホルモン対策
・安全性の高い学校給食用食器の使用
・正確な情報の収集と知識の普及、
啓発
③PRTR法の周知と化学物質の排出抑制指導
・PRTR法に基づく届出指導の徹底による化学物質環境汚染の未然防止
・リスクコミュニケーションの推進
④土壌環境の保全
・農薬取締法や農作物病害虫防除基準による農薬の適正使用と適正保管
・土壌の汚染や浄化状況など土壌環境の履歴情報の整備
・県の土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針などによる適切な指導
● 不動の滝 ●
不動様が祭られています。滝の
上に沸き出し口が有ります∼こ
の泉も美味です。
KOSAI-41
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第4節 全員の参加と協働によるまちづくり〔参加・協働〕
○
○
1. 環境意識の高揚
(1)現状と課題
・学校においては、
総合的な学習の時間を中心に環境教育・環境学習が実施されています。
・さわやかサポーターは22人(2006年度(平成18年度)末)が登録されています。
・環境教育・環境学習に対する関心と期待が高まっていて、
環境にやさしい行動に結びつける総合
お
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名
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湖
西
的な取組が必要となっています。
・市民などによる自発的な環境学習を支
援するため、最新の環境データや学習
情報の提供が必要となっています。
目標
環境教育・環境学習の参加者数 3,000人
主な
指標
環境リーダーの数、学校における環境教育・環境学
習の実施率、こどもエコクラブ参加者数、環境教
育・環境学習の参加者数、ホームページの環境情
報アクセス件数
湖 西 市
KOSAI-42
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①環境リーダーの育成
・さわやかサポーター事業、環境活動リーダーの養成講座など
②環境学習機会の充実
・こどもエコクラブの活動支援
・幼稚園・保育園における環境教育の推進
・学校における環境教育…21世紀湖西の環境担い手育成事業、
環境副読本の活用
・環境体験学習の推進…水生生物観察会・自然観察会・親子体験教室の実施、
ガイドブックの発行
・環境講演会の開催
・湖西の歴史・文化の学習機会の拡充…郷土教室、
ふるさと講座など
● コブシ ●
③環境情報の提供・報告
・年次報告書の作成と公表…環境測定データ、
環境施策の進捗状況の開示
・環境審議会やさわやかサポーターへの年次報告及び意見聴取
・市内外の環境情報などの収集・発信(インターネットなどによる環境情報の発信)
多米峠登山口には群落が見られ
ます。多米峠の南300m地点に
は連峰一番の樹があります。春
には多くの花を付けます。
※コブシの仲間は移植が困難で
す。
※9月中旬に採取して、果肉を取
り去り乾燥しないうちに蒔きま
す。発芽は春になってからです
∼乾燥させないように留意して
ください。
KOSAI-43
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
2. 環境保全活動の推進
(1)現状と課題
・家庭での電気・ガス・石油の使用量の大幅増加と食料輸入による環境負荷などにより、
日常生活か
らの環境負荷が地球規模での環境問題の原因になっています。
・市民団体によるリサイクルや環境美化活動が多く見られ、
市民の環境に対する意識は高まってい
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西
ますが、具体的な行動をしている市民や事業所は依然として一部にとどまっている状況です。
・市民一人一人の役割として、
ライフスタイルを変革し、
環境に配慮したスローライフを進める必要
があります。
「しずおか環境行動宣言:HOPE」には964人(2006年度(平成18年度)末)が参
加しています。
・活動を継続していくためには、
効率的・効果的に実施できる仕組みを整え、
適切な目標設定と達成
に向けた取組意識・能力(地域環境力)を維持しておくことが重要となっています。
・事業所においても、
環境マネジメントの国際規格である「ISO14001」の認証を取得した事業所
(2006年(平成18年)現在、
26事業所)は着実に増加しているほか、
中小事業所を対象にした
エコアクション21の認証取得や環境に対する自主的な取組をまとめた環境報告書などを作成す
る動きが広がっています。
目標
しずおか環境行動宣言参加者数 2,000人
主な
指標
しずおか環境行動宣言参加者数、家庭版環境
マネジメント取組世帯数、ISO14001又は
エコアクション21認証取得事業所累計数、
環境会計又は環境報告書公表企業数、
クリーン作戦などの参加者数
湖 西 市
KOSAI-44
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
参考資料
(2)取組の方向
①一人一人の取組の促進
・
「しずおか環境行動宣言:HOPE」による取組
・家庭版環境マネジメントの普及
・スローライフ…スローフード、
地産地消、
LOHAS
(ロハス)の促進
・廃棄物発生抑制・再使用・再生利用(3R)の促進
②環境に配慮した事業活動の促進
・ISO14001やエコアクション21の認証取得や環境活動評価プログラムの活用などの促進
・環境報告書の公表などの促進
③環境NPO等の活動支援
・インターネットなどを活用した環境情報のリアルタイムな提供
・地域環境力の醸成・充実
・環境保全団体などのネットワークづくり…はまなこ環境ネットワーク
④地域団体等環境保全活動の促進(自治会、
PTA、子ども会、婦人連絡会、老人クラブ他)
・県グリーンバンク事業
・資源物回収支援
・河川・海岸愛護運動…河川・海岸清掃
おつかれさまでした。
湖西連峰には自然がいっぱい。
でも、安全に留意して…
対策∼登山用の杖を持参して、
音を出してマムシやイノシシに
知らせてください。
KOSAI-45
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
3. 地球にやさしい環境行動の推進
(1)現状と課題
・石油等の化石燃料の使用に伴い、
二酸化炭素などの排出量が急激に増加した結果、
地球全体の平
均気温が上昇しており、
海水面の上昇などの異常気象の発生、
生態系への深刻な影響などが懸念
されています。
お
も
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湖
・
人
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く
湖
西
・地球温暖化の主要因である二酸化炭素の湖西市における2004年度(平成16年度)の排出量は、
574.6千トンCO2で、
2002年度(平成14年度)と比べ4.1%増加(全国0.7%増加、
県0.5%増
加)
しています。
・太陽から照射される有害な紫外線を吸収しているオゾン層が、
フロンなどの大気中への排出に
よって破壊が進んでおり、
生物の生存に関わる深刻な影響が懸念されています。
このため、
気象庁では有害紫外線予測情報を提供するための観測強化、
観測データの収集につい
て整備を進めています。
・森林は、
地球温暖化の主な要因である二酸化炭素を吸収・固定することから、
森林の整備と適切
な管理が必要となっています。
目標
湖西市における二酸化炭素排出量を
2002年度より削減
主な
指標
湖西市における二酸化炭素排出量、市庁舎及び公共
施設における二酸化炭素排出量、地球温暖化対策実
行計画の達成率
湖 西 市
KOSAI-46
湖西市環境基本計画
(2)取組の方向
①地球温暖化防止対策の推進
・クリーンエネルギーや省エネルギー機器の導入などの支援
・低公害車の普及促進…低公害車購入費補助
・家庭版環境マネジメントの普及
・国産材の利用拡大や木材資源の有効利用の推進
・
「チーム・マイナス6%」への参加と地球温暖化対策実行計画及び静岡県地球温暖化防止条例に
よる取組促進
②オゾン層保護対策の推進
・フロン回収破壊法に基づく業務用冷凍空調機器及び家電リサイクル法に基づく家庭用冷蔵庫な
どのフロン類使用機器の適正処理の促進
・自動車リサイクル法に基づくフロン使用済自動車(カーエアコン)の適正処理の促進
・フロン類使用機器の更新と適正処理
③森林の保護対策の推進
・公共工事における熱帯材の使用削減
・間伐材や再生材の有効利用や熱帯材の使用削減の促進
KOSAI-47
湖西市環境基本計画
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
道の駅「潮見坂」の風力・太陽光発電施設
ふれあい交流館のハイブリッド照明灯
岡崎中学校の太陽光発電施設
(建材一体型)
KOSAI-48
湖西市環境基本計画
第5章
計画の推進と進行管理
第1節
計画の推進と基本的方針
第2節
わたしたちの役割
第3節
計画の進行管理
第5章 計画の推進と進行管理
第1節 計画の推進と基本的方針
○
○
○
○
○
○
○
○
市民、事業者、市など各主体のすべての行動への環境配慮の織り込みに努めるものとし、その
推進にあたり、環境管理システムなどの手続的手法の活用を図るものとします。
特に、市が行う事業やイベントの開催については、それらの計画段階から、事業実施による影響
を踏まえ、
環境への負荷を低減するため、
どのように環境に配慮するか、その手法などについて検
討を深め、環境配慮の徹底を図ります。
環境への取り組みを進める主
体に対し環境情報を提供するた
め、環境情報の体系的な収集、
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
蓄積や利用に努めます。また、
各主体が相互の連帯感を深め
協働していくため、湖西市環境
審議会、市民、事業者、環境保全
団体などとの意見交換の場を設
け、環境課題の対応方策などに
ついて、確立していきます。
第2節 わたしたちの役割
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
本計画を実効性のあるものにするために、市民、事業者、市などの各主体の自主的で積極的な
取り組みが行われることが重要です。
本節は、
本市のめざす4つのまちづくりのため、
市民、
事業者に望まれる行動を提案したものです。
KOSAI-50
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
1. 人と自然の共生するまちづくり〔共生〕
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
○浜名湖に関する知識を深め、
動植物の保護や、
ごみの持ち帰りを行います。
市民
参考資料
○森の恵みを理解し、里山づくり、森づくりなどに参加します。
○野生動植物の生息・生育地にむやみに立ち入ったり、捕獲・採取をしない
など、身近なものから希少なものまで動植物を大切にします。
○地域の自然や魅力ある地域資源の発掘・保全活動やふれあい空間の適正
利用に努めます。
○農業体験や市民農園の活用、家庭菜園の実践に努めます。
○家庭の緑を増やしたり花づくりを進めます。
○駐輪のマナー・モラルを守ります。
○ポイ捨てはしません。
○地区計画や地区景観ルールを守ります。
○プレジャーボートは適正な係留・保管をします。
○歴史的文化的環境の掘り起こし、保護・保存に協力します。
○壁面緑化(緑のカーテン)を進めます。
○エコツーリズムに参加します。
○外来生物による被害を予防するため3原則を守ります。
(日本に入れな
い・野外に捨てない・他地域に拡げない)
○事業活動による浜名湖の環境への負荷を少なくするとともに、自然環境
事業所
を守る運動を支援します。
○従業員が里山づくり、森づくりなどのボランティア活動に参加しやすい環
境をつくります。
○希少な動植物などの保護・育成に協力します。
○地域の自然や魅力ある地域資源の発掘・保全活動やふれあい空間の適正
利用に努めます。
市民への休耕地などの土地の開放に努めます。
○農業体験や市民農園の指導、
○農業従事者の確保、担い手の育成に努めます。
○敷地内緑化と緑地などの地域への開放に努めます。
○地域の公園、緑地、広場、花壇づくりに協力します。
○屋外広告物、地区計画などの規制や地区景観ルールを守ります。
○プレジャーボートは適正な係留・保管をします。
○歴史的文化的環境の掘り起こし、保護・保存に協力します。
○外来生物による被害を予防するため3原則を守ります。
KOSAI-51
第5章
計画の推進と進行管理
2. 循環型社会のまちづくり〔循環〕
○エコバック(買い物袋)を利用したり、
過剰包装を断るなど、
ごみの発生を
市民
抑えます。
○生ごみの減量化(堆肥化など)やエコクッキングなどに努めます。
○使い捨て製品の購入自粛やモノの長期使用をします。
○再生品や詰め替え製品などのグリーン製品・サービスの購入、
利用をします。
○フリーマーケットへ積極的に参加します。
○資源ごみの集団回収をします。
お
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き
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め
く
湖
西
○包装容器などのリサイクル(購入店への持ち込み)をします。
○冷暖房温度を夏は28℃以上、冬は20℃以下にするなど、
省エネに取り組
みます。
○太陽光・太陽熱利用機器などクリーンエネルギーの導入に努めます。
○節水を工夫し、水資源を大切にします。
○風呂水などの水の再利用や雨水利用に努めます。
○エネルギー効率の高い家電製品を使います。
○コンセントをこまめに抜くなどして、家電製品の待機電力の削減に努め
ます。
○簡易包装やばら売りに努めます。また、買い物袋持参運動に協力します。
事業所
○食品廃棄物は飼料化・堆肥化などの適正処理をします。
○再利用やリサイクルを前提とした商品の開発・製造・販売・施工をします。
○エコマークやグリーンマークのついた製品などの購入を進めます。
○仕入先などとの協力により、
グリーン購入のネットワークづくりを進め
ます。
○フリーマーケットの開催に協力します。
○コージェネレーションなどエネルギー効率の高い設備機器を導入するな
どの省エネルギー対策を進めます。
○太陽光・太陽熱利用機器などクリーンエネルギーの導入に努めます。
○水の循環利用などによって節水や雨水浸透や雨水利用を進めます。
○空調機などの省エネ対策に取り組みます。
KOSAI-52
湖西市環境基本計画
第1章
計画の基本的事項
第2章
環境の現状
第3章
計画の目標
3. 安全で安心なまちづくり〔安全・安心〕
第4章
望ましい環境像の実現に向けた取り組み
第5章
計画の推進と進行管理
○徒歩、自転車、公共交通機関などを積極的に利用します。
市民
参考資料
○野焼きや小型焼却炉による焼却はしません。
○下水道への接続や合併処理浄化槽の設置などを行います。
○エコクッキングなどによって台所排水の負荷を低減します。
○家庭菜園などでの農薬、肥料は適正使用します。
○自動車のアイドリングストップの実践や空ぶかし・急発進・急加速を抑制し
ます。
○安全性の高い食品、食器、台所用品を使用します。
○低公害車の購入に努めます。
○大気汚染や水質汚濁、
騒音などの監視・調査と法令の遵守により公害の発
事業所
生を防止します。
○低公害車を導入します。
○ボイラーなど燃焼機器の効率的使用と適正管理をします。
○家畜ふん尿の適正処理、肥料・農薬の適正使用をします。
○環境配慮型工事施工により騒音・振動を低減します。
○自動車のアイドリングストップの実践や空ぶかし・急発進・急加速を抑制し
ます。
○不正車両の改造・部品製造・販売などはしません。
○宣伝カーなどでの宣伝活動では、適正な音量とします。
○焼却炉などの適正管理を行い、
ダイオキシン類の発生を抑制します。
○野焼きや小型焼却炉による焼却はしません。
○PRTR法の遵守と化学物質の排出抑制をします。
○化学物質を適正に管理するとともに、有害化学物質の生産・使用・廃棄な
どの減量を進めます。
○化学肥料や農薬の使用量の節減など環境保全型農業をめざします。
KOSAI-53
湖西市環境基本計画
第5章
計画の推進と進行管理
4. 全員の参加と協働によるまちづくり〔参加・協働〕
市民
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湖
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事業所
○こどもエコクラブへ参加するなど、
仲間と一緒に体験を通して学びます。
○家庭と学校・幼稚園・保育園との連携によって環境教育を進めます。
○環境に関する情報に注目したり、研修会や講演会に参加するなどして、環
境について正しく学び、実践に活かします。
○しずおか環境行動宣言“HOPE”に取り組みます。
○家庭版環境マネジメントを実践します。
○チーム・マイナス6%に参加します。
○スローライフ(スローフード、地産地消、
LOHAS)で暮らします。
○地元の農水産物を積極的に利用します。
○河川・海岸愛護などの地域活動に積極的に参加します。
○クリーンエネルギーや省エネルギー機器を導入します。
○徒歩、
自転車、公共交通機関など環境への負荷の少ない交通手段を選びます。
○冷蔵庫などのフロン類使用機器を小売店を通して確実に処分します。
○地域の美化など環境保全活動に取り組むとともに、事業所内の緑地の開
放や、地域、学校の環境学習などにも協力します。
○事業所における環境のリーダーを育成します。
○事業所内での環境教育・イベントを実施します。
○しずおか環境行動宣言“HOPE”に取り組みます。
○チーム・マイナス6%に参加します。
○スローライフ(スローフード、
地産地消、
LOHAS)の提供と協力をします。
○ISO14001やエコアクション21の認証取得や環境活動評価プログラム
を実践します。
○環境報告書の作成・公表などを行い、
自らの環境への取り組みを皆さんに
積極的にお知らせします。
○クリーンエネルギーや省エネルギー機器を導入します。
○低公害車を導入します。アイドリングストップ運動に取り組むとともに、取
引先にも呼びかけます。
○通勤時のマイカー利用の自粛や、ペーパーレス化などを進めます。
○フロン類を使用しない製品の開発や使用を進めます。
○フロン類を使用している機器などを廃棄するときは、
確実にフロンを回収
し適正処理を行います。
○間伐材や再生材の有効利用や熱帯材の使用削減をします。
第3節 計画の進行管理
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
この計画の進行管理は、
環境マネジメント手法の考え方を導入し、
「①Plan(環境保全に関する
計画の策定、
見直しなど)→②Do
(事業実施)→③Check(推進状況の把握)→④Action(施策・
推進方策などの改善)」という手続きに沿って行います。
また、
施策の進捗状況などについては、
毎年「年次報告書」としてとりまとめ公表するとともに、
湖西市環境審議会へ報告します。
KOSAI-54
湖西市環境基本計画
参考資料
1. 環境基本計画見直しの経緯
2. 湖西市環境審議会
3. 湖西市環境審議会 諮問・答申
4. 湖西市環境基本条例
5. さわやか計画アンケート
[抜粋版]
6. 環境基準
7. 環境指標
8. 用語解説
参考資料
環境基本計画策定の経緯/湖西市環境審議会
1. 環境基本計画見直しの経緯
(1)湖西市環境基本条例施行(平成15年4月1日)
(2)湖西市環境基本計画策定(平成16年3月)
(3)湖西市環境審議会
第1回 環境基本計画見直しについて諮問
(平成19年7月27日)
第2回 環境基本計画〈改訂版〉
(案)について審議
(平成19年11月30日)
第3回 環境基本計画〈改訂版〉
(案)について答申
(平成20年2月13日)
(4)さわやかサポーターなどの勉強会
お
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名
湖
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く
湖
西
平成19年度
「さわやかサポーター」勉強会を5回開催
湖西環境保全協議会(環境保全グループ)勉強会を1回開催
2. 湖西市環境審議会
職 名
氏 名
会 長
KOSAI-56
備 考
学識経験のある者
代 理
清水 武
〃
委 員
木許 英樹
〃
委 員
星川 壽美雄
〃
委 員
神谷 里枝
市議会の議員
委 員
鈴木 義則
〃
委 員
土屋 正征
委 員
木本 惠子
〃
委 員
山川 浩
〃
市民を代表する者
湖西市環境基本計画
参考資料
湖西市環境審議会 諮問・答申
3. 湖西市環境審議会 諮問・答申
諮問
湖環境第2 3 4 号
平 成 1 9 年 7 月2 7日
湖西市環境審議会
会 長 大塚 三 様
湖西市長 三上 元
湖西市環境基本計画の見直しについて
(諮問)
このことについて、湖西市環境基本条例(平成14年12月20日、湖西市条例第34号)第2条に基づき、
平成16年3月に策定した湖西市環境基本計画の見直しに当たり、
本市の環境の保全に関する基本的事
項の変更について、湖西市環境基本条例第14条の規定に基づき諮問します。
記
湖西市環境基本計画見直し案 別添のとおり(省略)
答申
お
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浜
名
湖
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人
き
ら
め
く
湖
西
平 成20年2月13日
湖西市長 三上 元 様
湖西市環境審議会
会 長 大塚 三
湖西市環境基本計画の見直しについて
(答申)
平成19年7月27日付け湖環境第234号で諮問のあった「湖西市環境基本計画の見直し」について下記のとお
り答申する。
記
湖西市環境審議会は、
市長より諮問された湖西市環境基本計画の見直し(案)について慎重に審議した結果、
概ね適切であると認める。
なお、今後計画を推進するにあたり、
以下の点に留意されたい。
1.
地球温暖化防止について
地球温暖化の影響は、私たちの予想を遥かに超えるスピードで進行し、
将来の郷土の良好な環境に重
大かつ深刻な被害を生じさせることが懸念されるところである。地球温暖化の防止に向け、
市民・事業者・
行政が連携、協働して、重点的な取り組みを行われたい。
2.
環境と共生するために
湖西市の恵み豊かな自然を将来の世代に継承していくため、
自然環境の保全に努めるとともに、環境
にやさしいライフスタイルを実現できるよう環境教育・体験学習の機会の充実を図られたい。
KOSAI-57
参考資料
湖西市環境基本条例
4. 湖西市環境基本条例
○湖西市環境基本条例
平成14年12月20日
条例第34号
(目的)
第1条 この条例は、
環境基本法(平成5年法律第91号。以下「法」
という。)の基本理念にのっとり、
環境の保全に関する施策の基
本となる事項を定め、
市、
市民及び事業者がそれぞれの自覚と責任並びに相互の協力連携の下、
環境の保全に関する施策を 総合的かつ計画的に推進することにより、
広く市民が環境の恵沢を享受するとともに、将来の市民にこれを継承できるようにし、
もって現在及び将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的とする。
(環境基本計画)
第2条 市長は、
環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、
環境の保全に関する基本的な計画(以下「環
お
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名
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湖
西
境基本計画」
という。)を定めなければならない。
2 環境基本計画は、
次に掲げる事項について定めるものとする。
(1)環境の保全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱
(2)前号に掲げるもののほか、
環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
3 市長は、
環境基本計画を定めるに当たっては、
あらかじめ、
湖西市環境審議会(以下「審議会」
という。)の意見を聴かなければ
ならない。
4 市長は、
環境基本計画を定めたときは、速やかに、
これを公表しなければならない。
5 前2項の規定は、環境基本計画の変更について準用する。
(年次報告書)
第3条 市長は、毎年、
環境の状況及び環境の保全に関する施策の実施状況等を明らかにした報告書を作成し、
これを公表しな
ければならない。
(施策の策定等に当たっての配慮)
第4条 市は、
環境に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、
及び実施するに当たっては、
環境の保全について配慮しなければ
ならない。
(規制の措置)
第5条 市は、
環境の保全上の支障を防止するため、
関係行政機関と協議のうえ、
必要な規制の措置を講ずるように努めるものと
する。
(誘導的措置)
第6条 市は、
市民、
事業者又はこれらのものの組織する団体(以下「市民等」
という。)
が環境への負荷の低減のための施設の 整備その他の適切な措置をとることを助長するため、
必要かつ適正な助成等の措置を講ずるように努めるものとする。
(公共的施設の整備等の推進)
第7条
市は、
下水道、
一般廃棄物の公共的な処理施設その他の環境の保全上の支障の防止に資する公共的施設の整備その
必要な措置を講ずるものとする。
他の環境への負荷の低減に資する事業を推進するため、
2 市は、
公園、
緑地その他の公共的施設の整備その他の自然環境の適正な整備及び健全な利用のための事業を推進するため、
必要な措置を講ずるものとする。
(資源の循環的な利用等の促進)
第8条 市は、
資源の循環的な利用、
廃棄物の減量、
エネルギーの有効利用等が促進されるように、
必要な措置を講ずるものとす
る。
KOSAI-58
湖西市環境基本計画
2 市は、
市の施設の建設及び維持管理その他の事業の実施に当たっては、
資源の循環的な利用、
廃棄物の減量、
エネルギーの
有効利用等に努めるものとする。
(教育及び学習の振興)
第9条 市は、
環境の保全に関する教育及び学習の振興により、
市民等が環境の保全についての理解を深めるとともに、
これらの
ものの環境の保全に関する活動を行う意欲が増進されるようにするため、
必要な措置を講ずるものとする。
(市民等の自発的な活動の促進)
第10条 市は、
市民等が自発的に行う生活排水の浄化活動、
再生資源に係る回収活動、
緑化活動その他の環境の保全に関す
る活動が促進されるように、必要な措置を講ずるものとする。
(情報の提供)
お
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名
湖
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人
き
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湖
西
第11条 市は、
第9条の教育及び学習の振興並びに前条の市民等が自発的に行う環境保全にする活動の促進に資するため、
個
人及び法人の権利利益の保護に配慮しつつ環境の状況その他の環境の保全に関する必要な情報を適切に提供するように努
めるものとする。
(市民等の意見の聴取及び反映〕
第12条 市は、
環境の保全に関する施策の策定及び実施に当たっては、
市民等の意見の聴取及び反映に努めるものとする。
(監視測定等の実施)
第13条 市は、
環境の状況を把握し、
及び環境の保全に関する施策を適正に実施するために必要な監視、
測定等に努めるものと
する。
(審議会)
第14条 法第44条の規定に基づき、
審議会を置く。
2
審議会は、
市長の諮問に応じ市の環境の保全に関する基本的事項について審議する。
3
審議会は、
次に掲げる者につき、市長が任命する委員をもって組織する。
(1)学識経験のある者4人以内
(2)市議会の議員2人以内
(3)市民を代表する者3人以内
4
委員の任期は2年とする。ただし、
補欠委員の任期は前任者の残任期間とする。
5
委員は、再任されることができる。
6
審議会に会長を置く。会長は、第3項第1号に掲げる者につき任命された委員のうちから委員の選挙により定める。
7
会長は、
会務を総理し、
審議会を招集してその議長となる。
8
会長に事故あるときは、
会長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する。
9
審議会は、
委員の2分の1以上が出席しなければ会議を開くことができない。
10 審議会の議事は、
出席した委員の過半数をもって決し、
可否同数のときは、
会長の決するところによる。
11 審議会の庶務は、
環境部において処理する。
12 前各項に定めるもののほか、
審議会の運営に関し必要な事項は、会長が審議会に諮って定める。
附 則
この条例は、
平成15年4月1日から施行する。
KOSAI-59
参考資料
さわやか計画アンケート[抜粋版]
5. さわやか計画アンケート[抜粋版]
「さわやか計画アンケート」
[抜粋]平成14年1月実施
20歳以上の市民1,
000人無作為抽出
61項目を質問 回答数407人 回収率40.
7%
○環境について、どのようにお感じですか?
市全体
満足度の高い順
①浜名湖や海・山など自然のながめ …………………………………………… 72.
3%
②日当たりのよさ ………………………………………………………………… 67.
8%
③自然の緑の豊かさ …………………………………………………………… 66.
5%
・逆に最も低いのは近くの川などの水のきれいさ …………………………… 39.
1%
お
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浜
名
湖
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人
き
ら
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く
湖
西
○湖西市のイメージ
①温暖な気候で過ごしやすい …………………………………………………… 28.
O%
②浜名湖などの豊かな水や景観などうるおいがある ………………………… 24.
O%
③緑あふれる山々など、自然が豊か …………………………………………… 23.
O%
○環境悪化と感じること
①まちに捨てられているごみの量 ……………………………………………… 19.
O%
②自動車の排気ガスや騒音 …………………………………………………… 17.
O%
③川や海の水のきれいさ ……………………………………………………… 14.
O%
○湖西市で特に重要と思われる環境問題
①一般ごみの量の増大 ………………………………………………………… 14.
O%
①生活排水による河川などの水質汚濁 ……………………………………… 14.
O%
③畜産などの悪臭 ……………………………………………………………… 9.
O%
③自転車や歩行者の安全性の低下 …………………………………………… 9.
0%
○総合計画で必要と考える施策?
①高齢者福祉 ……………………………………………………………………
②健康づくり ………………………………………………………………………
③自然保護 ………………………………………………………………………
④地域医療 ………………………………………………………………………
④青少年健全育成 ………………………………………………………………
④防犯 ……………………………………………………………………………
Q
9.
O%
8.
O%
6.
0%
5.
O%
5.
0%
5.0%
○あなたが希望する湖西市の将来について「ゆめ」を自由に書いてください。
『将来の「ゆめ」はなんですか。』の問に297人が回答を寄せてくださいました。
回答で多く使われた言葉は
1. 自然(27回)
2. 高齢(24回)
3. ゴミ(23回)
4. 浜名湖(21回)
5. 花(18回)の順でした。
湖 西 市
KOSAI-60
湖西市環境基本計画
参考資料
環境基準
6. 環境基準
1. 大気の汚染に係る環境基準
1-1 大気環境に係る環境基準とその評価
項 目
(昭和 48 年 5 月 8 日 環境庁告示第 25 号)
評 価
環境基準
短期的評価
長期的評価
二酸化硫黄(S02)
1時間値の1日平均値が0.04ppm以
下であり、かつ、1時間値が0.1ppm
以下であること。
1時間値の1日平均値が 0.04ppm
以下であり、かつ、1 時間値が
0.1ppm以下であること。
1 日平均値の年間2 % 除外値が
0.04ppm以下であること。
ただし、
1
日平均値が 0.04ppmを超えた日が
2日以上連続しないこと。
二酸化窒素(N02)
1時間値の1日平均値が0.04ppmか
ら0.06ppmまでのゾーン内又はそ
れ以下であること。
ーーーー
1 日平均値の年間9 8 % 値が
0.06ppmを超えないこと。
一酸化炭素(CO)
1時間値の1日平均値が10ppm以下
であり、
かつ、
1時間値の8時間平均値
が20ppm以下であること。
1時間値の1日平均値が10ppm以下
であり、かつ、1時間値の8時間平均
値が20ppm以下であること。
1 日平均値の年間2 % 除外値が
10ppm以下であること。
ただし、
1日
平均値が10ppm超えた日が2日以上
連続しないこと。
浮遊粒子状物質(SPM)
1時間値の1日平均値が0.10mg/
m 3 以下であり、か つ 、1 時間値が
0.20mg/m3以下であること。
1時間値の1日平均値が0.10mg/
m 3 以下であ り、かつ、1時間 値が
0.20mg/m3以下であること。
1日平均値の年間2%除外値が0.10
mg/m3以下であること。
ただし、
1
日平均値が0.10mg/m3を超えた
日が2日以上連続しないこと。
光化学オキシダント(Ox)
1時間値が0.06ppm以下であるこ
と。
昼間(5時から20時まで)の1時間値
が 0.06ppm以下であること。
ーーーー
1. 1 日平均値は、1 時間値の欠測が 1 日(24 時間)のうち 4 時間を超える場合には、評価の対象としない。
2. 年間の測定時間数が 6,000 時間に満たない測定局については、長期的評価において評価の対象としない。
1-2 ベンゼンなどによる大気の汚染に係る環境基準(平成 13 年 4 月 20 日 環境省告示第 30 号)
物 質
環境上の条件
ベンゼン
1年平均値が
0.003mg/m3以下
であること。
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1年平均値が
0.2mg/m3以下
であること。
1年平均値が
0.2mg/m3以下
であること。
ジクロロメタン
1年平均値が
0.15mg/m3以下
であること。
○ 光化学オキシダントの生成防止のための大気中炭化水素濃度の指針
光化学オキシダントの日最高1時間値0.06ppmに対応する午前6時から9時までの非メタン炭化水素の3時間
平均値は、0.20ppmCから0.31ppmCの範囲にある。
(昭和51年8月13日通知)
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参考資料
環境基準
2. 水質汚濁に係る環境基準
2-1 人の健康の保護に関する環境基準
項 目
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名
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西
(昭和 46 年 12 月 環境庁告示第 59 号)
基準値
項 目
基準値
カドミウム
0.01mg/R以下
1,1,1 -トリクロロエタン
1mg/R以下
全シアン
検出されないこと。
1,1,2-トリクロロエタン
0.006mg/R以下
鉛
0.01mg/R以下
トリクロロエチレン
0.03mg/R以下
六価クロム
0.05mg/R以下
テトラクロロエチレン
0.01mg/R以下
砒素
0.01mg/R以下
1,3-ジクロロプロペン
0.002mg/R以下
総水銀
0.0005mg/R以下
チウラム
0.006mg/R以下
アルキル水銀
検出されないこと。
シマジン
0.003mg/R以下
PCB
検出されないこと。
チオベンカルブ
0.02mg/R以下
ジクロロメタン
0.02mg/R以下
ベンゼン
0.01mg/R以下
四塩化炭素
0.002mg/R以下
セレン
0.01mg/R以下
1,2-ジクロロエタン
0.004mg/R以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
10mg/R以下
1,1-ジクロロエチレン
0.02mg/R以下
ふっ素
0.8mg/R以下
シス-1,2-ジクロロエチレン
0.04mg/R以下
ほう素
1mg/R以下
2-2 生活環境の保全に関する環境基準
(1)河川(湖沼を除く)
項目
利用目的の適応性
類型
AA
A
B
C
水道 1級
自然環境保全及びA以下
の欄に掲げるもの
水道 2級 水産 1級
水浴及びB以下の欄に掲
げるもの
水道 3級 水産 2級
及びC以下の欄に掲げる
もの
水産 3級
工業用水1級及びD以下
の欄に掲げるもの
基準値
水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD)
浮遊物質量(SS)
溶存酸素量(DO)
大腸菌群数
6.5以上8.5以下
1mg/R以下
25mg/R以下
7.5mg/R以上
50MPN/
100ml以下
6.5以上8.5以下
2mg/R以下
25mg/R以下
7.5mg/R以上
1,000MPN/
100ml以下
6.5以上8.5以下
3mg/R以下
25mg/R以下
5mg/R以上
5,000MPN/
100ml以下
6.5以上8.5以下
5mg/R以下
50mg/R以下
5mg/R以上
ーーーー
D
工業用水 2級農業用水
及びEの欄に掲げるもの
6.0以上8.5以下
8mg/R以下
100mg/R以下
2mg/R以上
ーーーー
E
工業用水 3級
環境保全
6.0以上8.5以下
10mg/R以下
ごみ等の浮遊がみ
とめられないこと
2mg/R以上
ーーーー
該
当
水
域
水
域
類
型
ご
と
に
指
定
す
る
水
域
1. 基準値は日間平均値とする。
水産 2 級:サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産 3 級の水産生物用
2. 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
〃 3 級:コイ、フナ等、β - 中腐水性水域の水産生物用
3. 水道 1 級:ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの
5. 工業用水 1 級:沈殿等による通常の浄水操作を行うもの
〃 2 級:沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの
〃
2 級:薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの
〃 3 級:前処理を伴う高度の浄水操作を行うもの
〃
3 級:特殊の浄水操作を行うもの
4. 水産 1 級:ヤマメ、イワナ等貧腐水性水域の水産生物並びに 2 級及び
6. 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩などを含む。)において不快感を生じない限度
3 級の水産生物用
KOSAI-62
湖西市環境基本計画
(2)海域
ア
項目
基準値
利用目的の適応性
類型
水素イオン濃度 化学的酸素要求
(pH)
量(COD)
溶存酸素量
(DO)
大腸菌群数
該
当
n- ヘキサン抽出物質 水
(油分等)
域
A
水産 1級 水浴
自然環境保全及びB以下
の欄に掲げるもの
7.8以上8.3以下
2mg/R以下
7.5mg/R以上
1,000MPN/
100ml以下
検出されないこと。
B
水産 2級 工業用水及びCの欄に掲
げるもの
7.8以上8.3以下
3mg/R以下
5mg/R以上
ーーーー
検出されないこと。
環境保全
7.0以上8.3以下
C
8mg/R以下
2mg/R以上
ーーーー
ーーーー
水
域
類
型
ご
と
に
指
定
す
る
水
域
1. 基準値は日間平均値とする。
2. 水産 1 級のうち、生食用原料カキ養殖の利水点については、大腸菌群数 70MPN /100ml 以下とする。
3. 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
4. 水産 1 級:マダイ、ブリ、ワカメ等の水産生物用及び水産 2 級の水産生物用
〃 2 級:ボラ、ノリ等の水産生物用
5. 環境保全:国民の日常生活(沿岸の遊歩などを含む。)において不快感を生じない限度
イ
項目
利用目的の適応性
類型
Ⅰ
自然環境保全及びⅡ以下の欄に掲げるもの
(水産 2種及び3種を除く。
)
基準値
全窒素
全燐
0.2mg/R以下
0.02mg/R以下
Ⅱ
水産 1種
水浴及びⅢ以下の欄に掲げるもの
(水産 2種及び3種を除く。
)
0.3mg/R以下
0.03mg/R以下
Ⅲ
水産 2種及びⅣの欄に掲げるもの
(水産 3種を除く。
)
0.6mg/R以下
0.05mg/R以下
Ⅳ
水産 3種
工業用水
生物生息環境保全
1mg/R以下
0.09mg/R以下
該
当
水
域
水
域
類
型
ご
と
に
指
定
す
る
水
域
1. 基準値は、年間平均値とする。
2. 自然環境保全:自然探勝等の環境保全
3. 水産 1 種:底生魚介類を含め多様な水産生物がバランス良く、かつ、安定して漁獲される
〃 2 種:一部の底生魚介類を除き、魚類を中心とした水産生物が多獲される
〃 3 種:汚濁に強い特定の水産生物が主に捕獲される
4. 生物生息環境保全:年間を通して底生生物が生息できる限度
KOSAI-63
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参考資料
環境基準
○ 浜名湖の全窒素及び全燐に係る環境基準の類型
水 域
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類 型
環境基準
達成期間
浜名湖
(イ)
海域
Ⅱ
全窒素 0.3mg/R
全 燐 0.03mg/R
段階的に暫定目標を達成しつつ、
環境基準の可及的
速やかな達成に努める。
浜名湖
(ロ)
海域
Ⅲ
全窒素 0.6mg/R
全 燐 0.05mg/R
直ちに達成
浜名湖
(ハ)
海域
Ⅲ
全窒素 0.6mg/R
全 燐 0.05mg/R
段階的に暫定目標を達成しつつ、
環境基準の可及的
速やかな達成に努める。
浜名湖の海域類型・全窒素及び
全燐に係る環境基準の類型図
猪鼻湖
松見浦
(ロ)
湖心
新所
白州
鷲津
(ハ)
(イ)
○:海域A
●:海域B
新居
2-3 地下水の水質汚濁に係る環境基準
項 目
基準値
塩田
(平成 9 年 3 月 13 日 環境庁告示第 10 号)
項 目
基準値
カドミウム
0.01mg/R以下
1,1,1 -トリクロロエタン
1mg/R以下
全シアン
検出されないこと。
1,1,2-トリクロロエタン
0.006mg/R以下
鉛
0.01mg/R以下
トリクロロエチレン
0.03mg/R以下
六価クロム
0.05mg/R以下
テトラクロロエチレン
0.01mg/R以下
砒素
0.01mg/R以下
1,3-ジクロロプロペン
0.002mg/R以下
総水銀
0.0005mg/R以下
チウラム
0.006mg/R以下
アルキル水銀
検出されないこと。
シマジン
0.003mg/R以下
PCB
検出されないこと。
チオベンカルブ
0.02mg/R以下
ジクロロメタン
0.02mg/R以下
ベンゼン
0.01mg/R以下
四塩化炭素
0.002mg/R以下
セレン
0.01mg/R以下
1,2-ジクロロエタン
0.004mg/R以下
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
10mg/R以下
1,1-ジクロロエチレン
0.02mg/R以下
ふっ素
0.8mg/R以下
シス-1,2-ジクロロエチレン
0.04mg/R以下
ほう素
1mg/R以下
KOSAI-64
湖西市環境基本計画
3. 騒音に係る環境基準
3-1 一般環境騒音に係る環境基準
(1)道路に面する地域以外の地域(一般地域)
(平成 10 年 9 月 30 日 環境庁告示第 64 号)
基準値
地域の類型
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで)
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで)
AA
50デシベル以下
40デシベル以下
A 及び B
55デシベル以下
45デシベル以下
C
60デシベル以下
50デシベル以下
1. 本県では AA 類型のあてはめは現在のところ行っていない。
(2)道路に面する地域以外の地域
①道路に面する地域:道路交通騒音が支配的な音源である地域(幹線道路近接空間を除く)
地域の区分
基準値
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで) 夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで)
A 地域のうち 2 号車線以上の車線を有する道路に
面する地域
60デシベル以下
55デシベル以下
B地域のうち2号車線以上の車線を有する道路に面する
地域及び C 地域のうち車線を有する道路に面する地域
65デシベル以下
60デシベル以下
(備考) 車線:1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の車道部分をいう。
②幹線道路近接空間(幹線交通を担う道路に近接する空間)
基準値
昼間(午前 6 時から午後 10 時まで)
夜間(午後 10 時から翌日の午前 6 時まで)
65デシベル以下
70デシベル以下
(備考) 個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認めるときは、屋内へ透過する騒音に係る基準
(昼間にあっては 45 デシベル以下、夜間にあたっては 40 デシベル以下)によることができる。
(注 1) 幹線道路近接空間:高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道(市町村道にあたっては 4 車線以上の区間に限る)及び自動車専用道路のうち、次の範囲をいう。
2 車線以下:道路端から 15 メートル
2 車線を越える:道路端から 20 メートル
○ 地域の類型
(平成 11 年 3 月 26 日 静岡県告示第 277 号)
地域の類型
該当地域
A
騒音規制法に基づく第1種区域並びに騒音規制法に基づく第2種区域のうち第1種中高層住居専用地域及び第2種中高層住居専
用地域
B
騒音規制法に基づく第2種区域のうちAの地域の類型をあてはめる地域以外の地域
C
騒音規制法に基づく第3種区域及び第4種区域
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参考資料
環境基準
3-2 航空機騒音に係る環境基準
(昭和 48 年 12 月 27 日 環境庁告示第 154 号)
基準値(単位 WECPNL)
地域の類型
70以下
75以下
(注) Ⅰをあてはめる地域は専ら住居の用に供される地域とし、Ⅱをあてはめる地域はⅠ以外の地域であって通常の生活を保全する必要がある地域とする。
WECPNL:航空機の 1 日の総騒音量を評価する単位で加重等価平均騒音レベルといい航空機騒音の国際標準評価単位。
航空機騒音に係る環境基準の地域の類型の指定
地域の類型
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(平成 9 年 3 日 28 日 静岡県告示第 344 号の 3)
該当地域
別表に掲げる地域のうち第1種低層住居専用地域、
第2種低層住居専用地域、
第1種中高層住居専用地域及び第2種中高
層住居専用地域
別表に掲げる地域のうちⅠの地域にあてはめる地域以外の地域
(工業専用地域及び飛行場内を除く。
)
(備考) 第 1 種低層住居専用地域、第 2 種低層住居専用地域、第 1 種中高層住居専用地域、第 2 種中高層住居専用地域及び工業専用地域は、
都市計画法(昭和 43 年法律第 100 号)第 8 条の規定により定められた地域をいう。
別表
1
浜松市、
磐田市、
袋井市、
浜北市、
湖西市、
竜洋町、
豊田町、
舞阪町、
新居町、
雄踏町及び細江町の区域のうち別図1に表示す
る地域
2
焼津市及び大井川町の区域のうち別図2に表示する地域
別図 1 及び 2(省略)
※湖西市は古見川以東の鷲津地域が指定。
3-3 新幹線鉄道騒音に係る環境基準
(昭和 50 年 7 日 29 日 環境庁告示第 46 号)
地域の類型
基準値
70デシベル以下
75デシベル以下
(注 1) Ⅰをあてはめる地域は主として住居の用に供される地域とし、
Ⅱをあてはめる地域は商工業用の用に供される地域等Ⅰ以外の地域であって通常の生活を保全する必要
がある地域とする。
(注 2) Ⅰの環境基準は、午前 6 時から午後 12 時までの間の新幹線鉄道騒音に適用するものとする。
〈達成目標期間〉
環境基準は、関係行政機関及び関係地方公共団体の協力のもとに、新幹線鉄道の沿線区域の区分ごとに次
表の達成目標期間の欄に掲げる期間を目途として達成され、又は維持されるよう努めるものとする。この場
合において、
新幹線鉄道騒音の防止施策を総合的に講じても当該達成目標期間で環境基準を達成することが
困難と考えられる区域においては、家屋の防音工事等を行うことにより環境基準が達成された場合と同等の
屋内環境が保持されるようにするものとする。以下(次表等)省略
KOSAI-66
湖西市環境基本計画
新幹線鉄道騒音に係る環境基準の地域の類型の指定
(平成 9 年 3 月 28 日 静岡県告示第 344 号の 4)
該当地域
地域の類型
別表に規定する区域のうち第1種低層住居専用地域、
第2種低層住居専用地域、
第1種中高層住居専用地域、
第2種中高層
住居専用地域、
第1種住居地域、
第2種住居地域及び準住居地域並びに都市計画区域内の用途地域の定めのない地域
別表に規定する区域のうち近隣商業地域、
商業地域、
準工業地域及び工業地域
別表
静岡県内に敷設された新幹線鉄道の軌道の中心線から両側にそれぞれ400メートル以内の区域(富士川、
安
倍川、大井川及び天竜川の橋りょうに係る部分については別図1から4までに表示する区域とし、
トンネル、都
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市計画法(昭和43年法律第100号)第8条の規定により定められた工業専用地域、河川法(昭和39年法律
第167号)第6条第1項に規定する河川区域及び別図5に表示する区域を除く。)
別図 1 から 5 まで(省略)
3-4 新幹線鉄道振動対策に係る指針
(1)新幹線鉄道振動の補正加速度レベルが、70デシベルを超える地域について緊急に振動源及び障害防止
対策等を講ずること。
(2)病院、
学校その他特に静穏の保持を要する施設の存する地域については、
特段の配慮をするとともに、
可
及的速やかに措置すること。
4. ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準
(平成 11 年 12 月 27 日 環境庁告示第 68 号)
媒 体
基準値
(備考 1)
基準値は、2,3,7,8- 四塩化ジベンゾ - パラ - ジオキシンの毒性に換算した
値とする。
大気
0.6pg-TEQ/m 以下
水質(水底の底質を除く。
)
1pg-TEQ/R以下
水質の底質
150pg-TEQ/g以下
土壌
1,000pg-TEQ/g以下
3
(備考 2) 大気および水質(水底の底質を除く。
)の基準値は、年間平均値とする。
(備考 3)
土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中の
ダイオキシン類の量が 250PG-TEQ/g 以上の場合には、必要な調査を
実施することとする。
KOSAI-67
参考資料
環境基準
5. 土壌の汚染に係る環境基準
項 目
カドミウム
検液1Rにつき0.01mg以下であり、
かつ、
農用地においては、
米1kgにつき1mg未満であること。
検液中に検出されないこと。
有機燐
検液中に検出されないこと。
鉛
検液1Rにつき0.01mg以下であること。
六価クロム
検液1Rにつき0.05mg以下であること。
総水銀
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環境上の条件
全シアン
砒素
検液1Rにつき0.01mg以下であり、
かつ、
農用地
(田に限る。
)
においては、
土壌1kgにつき15mg未満であること。
検液1Rにつき0.0005mg以下であること。
アルキル水銀
検液中に検出されないこと。
PCB
検液中に検出されないこと。
銅
ジクロロメタン
農地
(田に限る。
)
において、
土壌1kgにつき125mg未満であること。
検液1RにつきO.02mg以下であること。
四塩化炭素
検液1RにつきO.002mg以下であること。
1,2-ジクロロエタン
検液1RにつきO.004mg以下であること。
1,1-ジクロロエチレン
検液1RにつきO.02mg以下であること。
シス-1,2-ジクロロエチレン
検液1RにつきO.04mg以下であること。
1,1,1 -トリクロロエタン
検液1Rにつき1mg以下であること。
1,1,2-トリクロロエタン
検液1RにつきO.006mg以下であること。
トリクロロエチレン
検液1RにつきO.03mg以下であること。
テトラクロロエチレン
検液1RにつきO.01mg以下であること。
1,3-ジクロロプロペン
検液1RにつきO.002mg以下であること。
チウラム
検液1RにつきO.006mg以下であること。
シマジン
検液1RにつきO.003mg以下であること。
付表略
KOSAI-68
(平成 3 年 8 月 23 日 環境庁告示第 46 号)
チオベンカルブ
検液1RにつきO.02mg以下であること。
ベンゼン
検液1RにつきO.01mg以下であること。
セレン
検液1RにつきO.01mg以下であること。
ふっ素
検液1RにつきO.8mg以下であること。
ほう素
検液1Rにつき1mg以下であること。
湖西市環境基本計画
参考資料
環境指標
7. 環境指標
1. 人と自然の共生するまちづくり〔共生〕
1-1 自然環境の保全
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
優れた自然環境の保全
自然公園面積
1,155 ha
1,155 ha
環境衛生課
森林などの保全
森林面積
1,650 ha
1,600 ha
農林水産課
鳥獣保護区面積
1,822 ha
1,822 ha
環境衛生課
銃猟禁止区域面積
953 ha
953 ha
環境衛生課
生物の多様性の確保
1-2 花と緑による潤いと安らぎ空間の創造
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
花苗配布数
183千本
180千本
環境衛生課
ボランティアの登録人数
525人
550人
環境衛生課
花と緑を配した憩いの公園整備
都市公園等面積
5㎡
県平均
道路河川課
道路の緑化の推進
街路樹整備路線延長
12,427m
13,499m
道路河川課
鷲津駅周辺
整備事務所
住宅、
事業所等における
敷地内の緑化の促進
苗木の無料配布数
7,235本
10,000本
環境衛生課
担当課
取組の方向
環境指標
花いっぱい運動の推進
(累計)
1-3 景観・歴史的文化的環境の保全
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
良好な景観の保全と創造
優れた眺望地点指定箇所数
0箇所
10箇所
文化財指定件数
46件
47件
生涯学習課
民俗文化財の記録件数(累計)
1件
1件
生涯学習課
おんやど白須賀来館者数
6,656人
7,000人
生涯学習課
街道ウォーク参加者数
407人
270人
生涯学習課
環境衛生課
商工労政課
歴史的文化的環境の保全
KOSAI-69
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参考資料
環境指標
2. 循環型社会のまちづくり〔循環〕
2-1 ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)
運動の推進
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
ごみ減量化の推進
生ごみ堆肥化容器など購入費補助件数(累計)
1,136戸
1,345戸
環境センター
一般廃棄物リサイクル率
22.0%
24.0%
環境センター
集団回収量
1,861t
1,900t
環境センター
グリーン購入実施率(市役所)
100%
100%
総務課
一般廃棄物排出量
1,081g
1,000g以下
環境センター
廃棄物最終処分量
2,203t
2,100t
環境センター
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
電灯電力使用量(1契約1日当たり)
10.8 kWh
10 kWh以下
環境衛生課
公用車ガソリンなど燃料使用量
25,853R
前年度より減少
財務課
住宅用太陽光発電設備容量
835 kW
1,500 kW
環境衛生課
太陽光発電システム設置費補助件数(累計)
174件
350件
環境衛生課
0件
40 件
環境衛生課
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
リユース・リサイクルの推進
適正なごみ処理の推進
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名
湖
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2-2 エネルギーの効率的利用の推進
取組の方向
省エネルギーの促進
新エネルギーなどの利用促進
住宅用太陽熱利用温水器設置費補助件数
(累計)
2-3 水資源の保全と活用
取組の方向
環境指標
水使用量
304R
300R
(家庭用)
(256R)
(250R)
地下水採取量
16,364K/日
16,000K/日
環境衛生課
地下水位(谷上水源井)
▲ 16.66m
▲ 20.50m
環境衛生課
浄化槽雨水貯留施設転用費補助件数(累計)
40件
60件
下水道課
雨水貯留槽購入費補助件数
(累計)
3件
20件
環境衛生課
透水性舗装面積
11,757G
18,247G
道路河川課
鷲津駅周辺
整備事業所
水道課
安全な水の確保と供給
節水の推進と水循環利用の促進
地下水のかん養
KOSAI-70
湖西市環境基本計画
3. 安全で安心なまちづくり〔安全・安心〕
3-1 きれいな空気の保全
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
ふれあいバス利用者数
49,752人
55,600人
地域振興課
自主運行バス利用者数
18,336人
20,900人
地域振興課
天浜線乗降客数
444千人
532千人
地域振興課
低公害車の普及台数
(公用車二つ星以上)
21台
28台
財務課
低公害車購入費補助件数(累計)
12件
70件
環境衛生課
大気汚染に係る環境基準の達成状況
100%
100%
環境衛生課
光化学オキシダント注意報発令日数
3日
0日
環境衛生課
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
汚水処理人口普及率
51.3%
66.9%
環境衛生課
下水道普及率
14.5%
23.5%
下水道課
下水道水洗化率
75.8%
83.0%
下水道課
合併処理浄化槽整備率
36.8%
43.4%
環境衛生課
河川BOD年平均値の改善状況
77.8%
100.0%
環境衛生課
水質汚濁に係る環境基準の達成状況
83.3%
100.0%
環境衛生課
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
騒音に係る環境基準の達成状況(環境騒音)
91.0%
100.0%
環境衛生課
振動に係る指針値達成状況
100.0%
100.0%
環境衛生課
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
ダイオキシン類削減対策
ダイオキシン類に係る環境基準の達成状況(大気)
100.0%
100.0%
環境衛生課
環境ホルモン対策
環境ホルモン対策用給食食器導入学校数
8校
9校
教育総務課
学校教育課
PRTR法の指定化学物質の環境への排出量
(大気)
856.4t
(2005年度)
前年度より減少
環境衛生課
PRTR法の指定化学物質の環境への
排出量(公共用水域)
3.0t
(2005年度)
前年度より減少
環境衛生課
PRTR法の指定化学物質の環境への
排出量(土壌)
0t
(2005年度)
0t
環境衛生課
PRTR法の指定化学物質の環境への
排出量
(埋立処分)
0t
(2005年度)
0t
環境衛生課
自動車排出ガスの削減
大気の監視・調査
3-2 きれいな水質の保全
取組の方向
生活排水対策
水質の監視・調査
3-3 静かな環境の保全
取組の方向
騒音・振動の監視・調査
3-4 化学物質対策の推進
PRTR法の周知と
化学物質の排出抑制指導
KOSAI-71
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名
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人
き
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め
く
湖
西
参考資料
環境指標
4. 全員の参加と協働によるまちづくり〔参加・協働〕
4-1 環境意識の高揚
取組の方向
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
環境リーダーの育成
環境リーダーの育成
22人
50人
環境衛生課
学校における環境教育・環境学習の実施率
100%
100%
学校教育課
こどもエコクラブ参加者数
0人
20人
環境衛生課
環境学習機会の充実
環境情報の提供・報告
お
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浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
環境教育・環境学習の参加者数
2,500人
3,000人
環境衛生課
環境センター下水道課
ホームページの環境情報アクセス件数
24,080件
45,000件
環境衛生課
環境指標
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
しずおか環境行動宣言参加者数(累計)
964人
2,000人
環境衛生課
家庭版環境マネジメント取組世帯数(累計)
437世帯
600世帯
環境衛生課
26事業所
30事業所
環境衛生課
環境会計又は環境報告書公表企業数
3社
5社
環境衛生課
クリーン作戦などの参加者数
21,722人
22,000人
環境衛生課
道路河川課
秘書企画課
現状値(2006 年度)
目標値(2010 年度)
担当課
2002年度より削減
環境衛生課
2002年度より削減
環境衛生課
2002年度より削減
環境衛生課
100.0%
施設担当課
環境衛生課
4-2 環境保全活動の推進
取組の方向
一人一人の取組の促進
環境に配慮した事業活動の促進
ISO14001又はエコアクション21
認証取得事業所数
地域団体など環境保全活動の促進
4-3 地球にやさしい環境行動の推進
取組の方向
環境指標
湖西市における二酸化炭素排出量
574,600 t-CO2
(2004年度)
湖西市における二酸化炭素排出量
12.7 t-CO2
(1人当たり)
(2004年度)
市庁舎及び公共施設における
7,239.6 t-CO2
二酸化炭素排出量
(2004年度)
地球温暖化防止対策の推進
地球温暖化対策実行計画の達成率
(市の取組状況)
KOSAI-72
70.1%
湖西市環境基本計画
参考資料
用語解説
8. 用語解説
ア行
■汚水処理人口普及率
2003年
(平成15年)
8月に
「汚水処理施設整備率」
から名称変更。公共下水道
や合併浄化槽等の汚水処理施設を用いて、汚水の処理が可能な人口を行政人口
■ISO14001
で割った指標。
環境管理に関する国際規格で、環境に与える悪影響を低減することや未然防
止を目的に、組織の活動・製品・サービスが環境に与える影響を低減する等の取
り組みを継続して実施するための仕組みを規定したもの。
■オゾン層の破壊
オゾン層は、成層圏の高度20km∼40km付近に多く存在し、太陽光からの有
害な紫外線を吸収することにより地球上の生物を守る働きをしている。現在、大
■アイドリングストップ
大気汚染や騒音の防止、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を抑制す
るために、自動車の駐停車時における不必要なエンジンの使用を止めること。
気中に放出されたフロンやハロン等によって成層圏のオゾン層が破壊され、太陽
光による紫外線が地表に達する量が増大しており、皮膚がんや白内障等人への
影響や生物の成育障害等を引き起こすことが懸念されている。
■アメニティ
「心地良さ」
を表すラテン語に由来する英語。清らかな水辺や豊かな緑、美しい
街並み、歴史的雰囲気等、身の回りの環境の快適さのこと。
カ行
■一般廃棄物
住民の日常生活や事業活動から発生する廃棄物のうち、産業廃棄物以外のも
のを一般廃棄物という。
■雨水浸透施設
地表面の舗装化が進む都市部等において、雨水の地下浸透を促す施設をい
■外来生物
ある地域に人為的(意図的又は非意図的)
に導入されることにより、その自然
分布域を越えて生息又は生育することとなる生物。外来生物の中には、生態系や
人の生命・健康、農林水産物への影響を及ぼすものがあり、
「特定外来生物による
生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)により、特定外来生物に
い、浸透ます、透水性舗装、浸透池等が挙げられる。河川への雨水流出量の抑制、
指定された生物は、飼育、栽培、保管、運搬、販売、譲渡、輸入、野外に放つことが原
地下水のかん養、地盤沈下の抑制、街路樹の保護育成といった効果を持つ。
則禁止されている。
■エコアクション21
■合併処理浄化槽
環境省が策定した中小事業者等でも容易に取り組める環境マネジメントシス
風呂や台所排水等の生活雑排水と、し尿を合わせて処理する浄化槽。
し尿だけ
テム。ISO14001に比べ審査登録費用は低く設定され、二酸化炭素、廃棄物、水
しか処理できない単独浄化槽に比べ、水質汚濁物質の削減量が極めて多い。比較
使用量の削減や環境活動レポート
(環境報告書)の作成・公表が要求事項とされ
的安価で容易に設置できることから、小さな集落等での生活排水処理の有力な
ている。
方法となっている。
■エコクッキング
■家庭版環境マネジメント
水を汚さないよう工夫したり、これまで捨てていた部分も使う等、環境に配慮
家庭での省エネ等の取り組みをサポートする仕組みとして、ISO14001等の
した料理のこと。例えば、米のとぎ汁を植木の肥料として利用したり、コンロの火
環境マネジメントシステムから発想を得て企画された。その内容は、電気・水道等
加減を調整することで、ガス使用量を抑制できる。エコクッキングは環境負荷を
の省エネ活動をチェックシートに記入、この結果が採点され通信簿としてまとめ
低減できると同時に、経済的な取組でもある。
られる。
■エコツーリズム
■家電リサイクル法
その地域の自然環境を損なうことなく、地域の自然や文化を学び、ふれあう旅
行の形態のこと。
正式名称は「特定家庭用機器再商品化法」
。1998年(平成10年)5月に成立
し、2001年
(平成13年)
4月から施行されている。
メーカーにテレビ、エアコン、
冷蔵庫、洗濯機の4品目の回収・再利用を義務づけ、その費用を消費者等排出者
■エコマーク
が負担する等の措置を講じて廃棄物の減量及び再生資源の有効利用を図る。
環境保全に役立つと認められている商品に付けられるマークで、1989年
(平
成元年)から
(財)日本環境協会で実施している。環境保全商品の普及、環境問題
の情報提供、環境保全意識の高揚等を図ることを目的としている。
■環境会計
企業の財務分析の中に反映されにくかった環境保全に関する投資及び経費と
その効果を正確に把握するための仕組み。現在、欧州の企業や日本の先進企業が
■屋上(壁面)緑化
独自の会計基準に基づき環境会計を実施し公表している。
都市におけるヒートアイランド現象の緩和を主な目的として、ビル等の屋上
(壁
面)
に草木を植えること。
KOSAI-73
お
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名
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湖
西
参考資料
用語解説
■環境基準
■間伐材
環境基準とは、環境基本法で「大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音
一部の木を伐採することで残った木の生長を促し、森林の健康を守ることを間
に係る環境上の条件について、それぞれ人の健康を保護し、及び生活環境を保全
伐と呼び、伐採された材木を間伐材という。2001年
(平成13年)
4月に施行され
する上で維持されることが望ましい基準」
であると定めている。これは、行政上の
た「グリーン購入法」で、間伐材が環境物品として位置付けられたことから、今後
目標として定められているもので、公害発生源を直接規制するための基準
(いわ
リサイクルが進み、同時に森林の保全も進むものと期待される。
ゆる規制基準)
とは異なる。
■京都議定書
■環境基本法
1993年
(平成5年)
11月に施行された、我が国の環境政策の基本的方向を示
1997年(平成9年)12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約
国会議(COP3)
で採択された議定書。先進国における温室効果ガスの削減目標
す法律。地球環境問題や、都市・生活型環境問題に対処していくために、従来、個
値等について規定している。先進国全体で2008年から2012年までの5年間
別に行われていた公害対策、自然環境保全の枠を越え、国・地方公共団体・事業
に、温室効果ガスの平均排出量を1990年比で約5%
(日本6%)
減らすことを取
者・国民等の社会を構成する全ての主体の参加による取組が不可欠との観点か
り決めた。2005年(平成17年)2月に発効。
ら、環境行政を総合的に推進していくため整備された。
お
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名
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き
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く
湖
西
■クリーンエネルギー
■環境教育
人間活動による自然破壊や環境への負荷が問題となっている今日において、
炭素を含まず、地球環境への影響が少ないエネルギーで、太陽エネルギ一、地
熱、風力等の自然エネルギー、及び水素エネルギーがある。
環境の重要さを認識するとともに、環境を保全するための行動が必要であるとい
う意識を広げていくことを目的として学校、家庭、企業、地域社会等を通じて行う
教育をいう。
■グリーン購入/グリーンコンシューマー
製品やサービスを調達する際に、価格や機能、品質だけでなく、環境への
「負荷
が極力少ないもの(エコマーク製品に代表される環境保全型製品等)」
を優先的
■環境への負荷
人の活動により、環境に加えられる影響で、環境を保全する上で支障の原因と
に選択すること。
また、環境に配慮した製品を積極的に買おうという消費者をグ
リーンコンシューマーという。
なるおそれのあるものをいう。工場・家庭からの排水やごみ、自動車の排気ガス
等のほか、自然を破壊する原因となるものや、二酸化炭素のように蓄積した結果、
支障を生ずる可能性のあるものも含まれる。
■グリーンマーク
トイレットペーパー、ノート、OA用紙等、古紙を規定の割合以上利用した製品に
付けられるマーク。
■環境報告書
事業者が事業活動に伴って発生させる環境に対する負荷の度合いや、その影
響を削減するための自主的な取り組みをまとめて公表する取り組み。環境に対す
る基本方針、環境対策に関する財政状況、環境対策への具体的な取り組み等を内
■県グリーンバンク
ゴルファー緑化協力金をはじめ、多くの方々からの寄付や協力を得て緑あふ
れる生活環境づくりを進めている
「緑の善意銀行」
。
容とする。
■環境保全型農業
農薬、化学肥料等の使用量の削減や、有機物を積極的に利用した土づくり等の
実施により、環境に与える負荷をより少なくし、持続可能な生産を目指した農業
■光化学オキシダント
大気中の窒素酸化物や炭化水素が強い紫外線を受け、光化学反応を起こして
生成するオゾン、アルデヒド、PAN等の総称で、主成分はオゾンである。眼や気道
の粘膜を刺激する等の健康被害や植物の葉の組織破壊等を生じさせる。
をいう。
■環境ホルモン(外因性内分泌かく乱化学物質)
環境中にあり、動物の生体内に取り込まれると、正常なホルモンの働きを阻害
して、内分泌をかく乱させる作用を持つ化学物質をいう。ダイオキシン類、PCB、
有機スズ化合物等、およそ70種類があげられている。
■コージェネレーションシステム
発電の際の排熱を暖房等に有効利用して、エネルギーの利用効果を高めるシ
ステム。一般的にはガスタービン、ガスエンジン等により発電を行うと同時に、そ
の廃熱を利用するシステム(熱電供給)
。
通常の発電による熱効率が40%以下であるのに対し、コージェレネーション
では、70∼80%と極めて高い熱効率が期待できる。
■環境マネジメント
企業等の事業組織が、環境保全対策を自主的に進めるために構築する仕組み
をいう。①環境保全に関する方針、目標、計画等を定め、②これを実行、記録し、③
その実行状況を点検して方針等を見直す一連の手続を実施し、さらにこの手順
を繰り返すことによって取組を高めていこうとするもの。
■こどもエコクラブ
子供たちが地域において主体的に環境学習及び環境保全活動に取り組み、将
来にわたる環境の保全への高い意識を醸成することを支援するため、環境庁が
1995年
(平成7年)
6月から全国の小中学生に呼びかけて募集登録している
「子
どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための環境活動」
を行うクラブのこ
と。各クラブは、小中学生数人から20人程度で構成され、大人
(保護者)
がサポー
ターとして助言・連絡を行う。
KOSAI-74
湖西市環境基本計画
サ行
■臭気指数規制
複数の原因物質が介在する複合臭については、特定悪臭物質の濃度が基準以
下であっても悪臭苦情が発生することがある。このため、従来の物質濃度による
■最終処分場
リサイクルや中間処理できない廃棄物を最終処分
(埋め立て)
するための処分
場のこと。廃棄物の種類により、一般廃棄物最終処分場と産業廃棄物最終処分場
に分けられる。
また、処分する廃棄物の種類により、管理型最終処分場、遮断型最
終処分場、安定型最終処分場がある。最終処分場の残余年数の引き伸ばしが大き
な問題となっている。
■里山
人里に近い集落周辺の低山地帯を総称し、雑木林や竹林、ため池、棚田、畑等
を含めた生活エリアを指す。林産物、肥料、薪炭の生産等に古くから利用されてき
た。近年、住民に身近な自然として評価されるようになり、生物の生息空間のつな
がりとしても大きな役割を担う。
■さわやかサポーター
環境基本計画をサポートする湖西市の環境リーダー。
■産業廃棄物
事業活動に伴って排出される廃棄物のうち、燃え殼、汚泥、廃油、廃酸、廃アル
カリ、廃プラスチック類等「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で定めたもの。
一般廃棄物に比べて量、多様性、含有物質の有害性等の面で環境に与える影響が
大きい。
規制に代え、人間の嗅覚で感知される悪臭の程度に関する値
(臭気指数)
により、
工場等から排出される悪臭原因物の規制を行うことをいう。
臭気指数(1号規制値:敷地境界における規制基準) 市街化区域 第1種区域 15
第1種区域を除く市全域 第2種区域 18
■循環型社会
大量消費・大量廃棄型の社会に代わるものとして廃棄より再使用・再生利用を
第一に考え、新たな資源の投入をできるだけ抑えることや、自然生態系に戻す排
出物の量を最小限とし、環境をかく乱しない社会を目指すもの。このような循環
型社会づくりは環境保全型社会づくりの重要な柱の一つである。
■循環型社会形成推進基本法
循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとなる法律で、2000年(平成
12年)
5月に制定された。廃棄物・リサイクル対策を総合的かつ計画的に推進す
るための基盤を確立し、循環型社会の形成に向け、実効ある取り組みの推進を図
るもの。
■循環型社会のまちづくり構想(地域新エネルギー
ビジョン)
湖西市が2006年
(平成18年)2月に策定した地域資源を活用した新エネル
ギーの導入促進策や5つの重点プロジェクト等の将来計画。
■しずおかエコロジー建築設計指針
省資源・省エネルギー等環境に配慮した建築物の整備を推進するため、建築
に携わる実務者向けの静岡県の指針。
■新エネルギー
従来使っていた石油、石炭、原子力、天然ガス、水力等のエネルギーに対し、今
後研究開発・導入が図られる石炭液化・ガス化、太陽エネルギー、深部地熱、水素
■しずおか環境行動宣言:HOPE
県民、事業者、行政の各主体が、今日の環境問題の解決に向けて取り組むべ
きテーマを掲げ、これに関する具体的な行動内容を実践し、県が登録公表をす
る制度。
■しずおか新エネルギー等導入戦略プラン
2002年度
(平成14年度)
に静岡県が新エネルギーの導入促進策や重点プロ
ジェクト等をまとめ策定。
■静岡県循環型社会形成計画
静岡県が2006年
(平成18年)3月に策定した県民総参加による循環型社会
の形成を目指して、県民、事業者、行政による主体的な行動をするための実践行
動計画。
エネルギ一、風力、バイオマス等の新規開発エネルギーをいう。
■スローフード
和食や茶道等食文化と地域の安心な食材を楽しむ。
■スローライフ
物を長持ちさせ、省資源・省エネで自然や四季と共に暮らすような生活。
■生物の多様性
種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含んだ概念。健全な自然
環境が維持されるためには、生物の多様性を確保することが不可欠である。
■節水コマ
給水栓のハンドル開度による水圧変化を少なくし、栓を開いたときの無駄な水
を削減するもの。水道の蛇口からは通常の使用で1分間に11∼13リットルの水
が流れているが、節水コマを取り付けることによって約半分の節水になる。
KOSAI-75
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参考資料
用語解説
■ゼロエミッション
■チーム・マイナス6%
廃棄物や排熱の自然界への排出(エミッション)
をゼロにすること。具体的に
京都議定書による我が国の温室効果ガス6%削減の約束に向けて、国民一人
は、日常生活から産業活動までの諸活動に伴う、廃棄物等の環境負荷をできる限
一人がチームのように一丸となって地球温暖化防止に立ち向かうことをコンセ
りゼロに近づけ、資源循環型社会システムを構築することが中心的な意味内容と
プトに、2005年(平成17年)4月から政府が推進している国民運動。
している。
■地産地消
地域の消費者ニーズに即応した農・漁業生産と、生産された農・水産物を地域
で消費しようとする活動を通じて、農・漁業者と消費者を結びつける取組のこと。
タ行
「地元生産・地元消費」
を省略した言葉。
■低公害車
■ダイオキシン類
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有機塩素系化合物の一つ。ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン、ポリ塩化ジベ
ンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニルの3物質がダイオキシン類として定
義されている。廃棄物の低温での焼却等に伴って発生する。
■地域環境力
地域資源の把握と主体間の連携を行い、地域がひとつの方向性
(目標)
を共有
することで、地域における各主体がより良い環境、より良い地域を創っていこうと
する意識・能力が高まっていくことになり、こうして得られる地域全体としての取
り組み意識・能力の高まりをさす。
■地球温暖化
大気中の温室効果ガス
(二酸化炭素、メタン、フロン等)
の濃度が人間活動によ
り上昇し、温室効果が高まることにより地球の気温が上がる現象をいう。このまま
推移すれば、21世紀末までに全地球平均気温が1990年と比較して、最大5.8
℃上昇し、これに伴い海面が最大88cm上昇すると予測され、異常気象の発生、
農業生産や生態系への影響が懸念されている。
国際的には、1992年
(平成4年)
5月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催
電気自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、水素自動車、ソーラーカーの
他、エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド車等が一般に低公害車
と呼ばれているが、一定基準を満たした低燃費かつ低排出ガスの車も低公害車
と呼ぶことがある。
■デシベル(dB)
人間の感覚が刺激量の対数にほぼ対応することから、音や振動の強さをある
一定の基準の強さに対比し、その比の対数を音や振動の尺度として用い、その単
位をベルとした。この1/10ベルをデシベルという。
■TEQ(毒性等量)
ダイオキシン類の毒性を、毒性の一番強い二・三・七・八-四塩化ジベンゾ-パラジオキシンに換算した量として表す符号。
■透水性舗装
雨水浸透施設の1つとして主に公園や道路、駐車場等で導入されている。空隙
率の高いアスファルト等を採用することにより、雨水を表面流出させることなく
地下に浸透させる舗装。
された地球サミット
(UNCED:環境と開発に関する国連会議)
において署名され、
1994年
(平成6年)
3月に発効した「気候変動に関する国際連合枠組み条約」
を
中心に地球温暖化防止対策が展開されている。1997年
(平成9年)
12月に京都
で開催された第3回締約国会議
(COP3)
では京都議定書が採択され、二酸化炭
素等温室効果ガスの排出量削減目標が設定された。その後、2001年(平成13
ナ行
年)11月、モロッコのマラケシュで開催された第7回締約国会議(COP7)
では、
京都議定書を実施するためのルールが決定された。
■二酸化硫黄(SO2)
■地球温暖化対策実行計画
都道府県及び市町村が、自らの事務・事業に伴う温室効果ガス排出量の抑制
石油や石炭等、硫黄分を含んだ燃料の燃焼により発生する。二酸化硫黄は呼吸
器への悪影響があり、四日市ぜんそくの原因となったことで知られる。
等を図るために策定する計画のこと。湖西市では2004年
(平成16年)3月に地
球温暖化対策実行計画を策定した。
■二酸化窒素(NO2)
■地球環境問題
でまず一酸化窒素か生成され、これが大気中の酸素と結びついた二酸化窒素に
石油や石炭等の窒素分を含んだ燃料の燃焼により発生する。高温燃焼の過程
国境を越えた地球規模の環境問題を指し、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性
なる。呼吸器系に悪影響を与える。
雨、海洋汚染、森林破壊、野生生物種の減少、砂漠化、有害廃棄物の越境移動、及
び開発途上国等の公害があげられる。それぞれの問題は、因果関係が相互に複雑
に絡み合って引き起こされている。先進国での大量生産、大量消費、大量廃棄と
いった経済社会活動、さらには人類のこれまでの技術文明の責任を問う内容を含
んでいるといえる。
KOSAI-76
■ノーカーデー
自動車による都市部の交通渋滞や大気汚染の改善のため、自動車の利用を自
粛し、公共交通機関等を利用して通勤する日を設けること。
湖西市環境基本計画
ハ行
■BOD(生物化学的酸素要求量)
水中の有機物が、微生物によって酸化されるときに必要とされる酸素の量で、
河川の汚濁を測る代表的な指標である。数値が大きいほど汚濁の程度が高い。
■廃棄物
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
において、ごみ、粗大ごみ、燃え殼、汚
泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であっ
て、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)
■ビオトープ
ドイツ語のBIo
(生物)
とTope
(空間、場所)
を組み合わせた造語で、野生生物が
共存している生態系、生息空間のこと。本来は、生物が生息する最小空間単位を
と規定されている。廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物に分類される。
また、処理
意味していたが、最近では、都市やその他の地域の動植物が共生できる生息空間
方法の区分によって可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ等にも分けられる。
を、保全・復元した場所としてとらえられるようになった。
■浜名湖環境憲章
■ピコグラム(pg)
浜名湖の水をきれいにする会が1984年(昭和59年)11月25日に制定。
1兆分の1グラムを表す重さの単位。ナノグラム
(ng)
は100万分の1ミリグラ
・浜名湖に生活できる幸せと、自然の恵みに感謝し、豊かな浜名湖を守ろう。
ム(mg)
。1ナノグラム(ng)は1000ピコグラム(pg)
。ダイオキシン類などの有
・人、魚、水が語り合う喜びを大切にし、親しみある浜名湖をきれいにしよう。
害化学物質について、生涯摂取しても健康に影響がないと判断される1日あたり
・子どもたちに自然を愛する心をはぐくみ、美しい浜名湖を永遠に伝えよう。
の摂取量である
「耐容1日摂取量」
(TDI)等の単位として用いられる。
■はまなこ環境ネットワーク
■富栄養化
平成17年3月に浜名湖流域の市民団体、NPO、企業等が連携して環境保全活
動を図るととともに、互いに協働して活動する場を創出することを目的に設立さ
湖沼等の栄養塩類が高まること。生活排水等が流れ込むことによって、窒素や
りんが増え、植物プランクトン等が異常繁殖する。
れた。
■バイオマス
■浮遊粒子状物質(SPM)
大気中に浮遊する粒子状物質のうち、その粒径が0.01mm以下のものをい
バイオマスとは、生物資源(バイオbio)
の量(マスmass)を表す概念で、再利用
う。人の気道や肺胞に沈着し、呼吸器疾患の増加を引き起こす恐れがある。工場
できる生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもののこと。廃棄物系バイオ
の事業活動や自動車の走行等のほか、風による巻き上げなど自然現象によるも
マスとしては、家畜排せつ物、食品廃棄物、廃棄古紙、し尿、下水汚泥等がある。バ
のもある。
イオマスのエネルギー利用としては、燃焼して発電を行うほか、アルコール発酵、
メタン発酵等による燃料化等の方法がある。ごみやし尿等の廃棄物に含まれてい
る有機分の利用も研究されており、廃棄物処理と石油代替エネルギーの両方に
役立つ。
■ppb
■プレサイクル
消費の段階で、ごみにならないもの、
リサイクルしやすいものを選ぶこと。た
とえば、ワンウェイびんや缶、PETボトル等の使い捨て容器ではなく、リターナ
ブルびんを選ぶことがあげられる。また、過剰包装を避けることもプレサイクル
である。
濃度単位を示す記号の1種でParts
Per
bIl
lIonの略、すなわち試料中の物
質の量を10億分の1で表示する単位で、1ppmの1000分の1、たとえば1ppb
=1mg/1000kg=0.001ppmである。
■ppm
百万分中の幾分であるかを示す分率。大気汚染や水質汚濁の汚染物の濃度を
■フロン(フルオロカーボン)
ふっ素を含む炭化水素化合物の総称。洗浄剤、冷媒、発泡剤等に広く用いられ
ていたが、クロロフルオロカーボン
(CFC)
をはじめとするいくつかのフロンは、オ
ゾン層を破壊する物質であることが指摘され、世界的に全廃の方向に向かってい
る。我が国でも「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」
により、
表示するのに繁用されている。水質汚濁では、1 中に1mgの汚濁物質が存在す
回収・再利用・破壊の促進を図っている。フロンは、温室効果ガスの一種として地
る場合の濃度(mg/ )
を1ppmで示し、大気汚染では1m3大気中に1cm3の汚
球温暖化にも寄与していることから、地球温暖化防止対策と併せた対策が必要
染物質濃度を1ppmで示す。
また、固体では、ある物質が1kg中に1mg含まれて
となっている。
いる濃度を1ppmという。
■PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把
握等及び管理の改善の促進に関する法律)
■ポケットパーク
市街地の一角につくられる小さな公園のこと。
1999年
(平成11年)
7月に制定された法律。有害性のある化学物質の環境へ
の排出量及び廃棄物に含まれての移動量を登録して公表する仕組み。国が事業
者の報告や推計に基づき、対象化学物質の大気、水、土壌への排出量や、廃棄物に
含まれる形での移動量を集計し、公表する。
KOSAI-77
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
参考資料
用語解説
マ行
■レッドリスト
レッドデータブックに揚げるべき日本の絶滅の恐れのある野生生物の種のリス
トのこと。環境省では、2000年
(平成12年)
4月までに動植物全ての分類群につ
いてレッドリストを作成、公表している。
■緑の基本計画
都市における緑地の保全及び緑化の推進に関する施策を総合的かつ計画的に
進めることを目的にした計画。1994年
(平成6年)
6月の
「都市緑地保全法」
改正
に伴って創設され、市町村が主体となって
「緑地の保全及び緑化の推進に関する
基本計画」
(略して緑の基本計画)
を定めることができる。
静岡県においても2003年
(平成15年)
4月に静岡県版レッドリスト1,
047種
を公表している。
■LOHAS(ロハス)
L
i
festy
l
es
Of
Hea
l
th
And
Susta
i
nab
i
l
i
ty の頭文字をとった言葉で、健
康と環境面を中心とした持続可能性を重視した生活スタイル。
お
も
い
や
り
浜
名
湖
・
人
き
ら
め
く
湖
西
ヤ行
■有害化学物質
化学物質の中には、人体や生態系への影響が深刻に懸念されるものがあり、
それらを総称して有害化学物質という。現在、世界では、工業的に使われるもの
だけでも約10万種類の化学物質が流通している。
■容器包装リサイクル法
正式名称は「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法
律」
。1997年(平成9年)4月に施行された。循環型社会をつくるため、商品の
容器や包装の廃棄物を、消費者は分別排出、市町村が分別収集、容器の製造事
業者や容器を利用する事業者が収集されたものを再商品化することを促進す
る法律である
ラ行
■リスクコミニュケーション
利害関係者間で健康や環境のリスクに関する情報をある目的を持って交換す
ること。利害関係者には、行政、企業、労働組合、メディア、科学者、専門機関、市民
グループ、市民個人を含む。
■リターナブル
(紙容器・瓶等が)
リユース・リサイクルのために返却・回収ができること。
■レッドデータブック
環境省が、日本の絶滅のおそれのある野生生物の種について、それらの生息
状況等をとりまとめたもの。全世界レベルのレッドデータブックを編纂している
IUCN
(国際自然保護連合)で、より定量的な評価基準に基づく新たなカテゴ
リーが1994年
(平成6年)
に採択されたことを受け、我が国においても1995年
(平成7年)
よりレッドデータブックの見直し作業を開始している。新しいレッド
データブックは、レッドリストの公表後に作成しており、2001年
(平成13年)
1月
までに、爬虫類・両生類版と植物I・II版が刊行済みである。
静岡県においても、1997年(平成9年度)から県内野生生物の生息・生育実
態調査を行い、保護対策の基礎資料となる
「静岡県版レッドデータブック」
を作成
中であり、2003年度(平成15年度)中に発行を予定している。
KOSAI-78
湖西市環境基本計画
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西
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■ 湖西市民憲章 ■
緑と水に囲まれた美しい湖西の市民としてこの憲章を定めます。
これは、未来へはばたくわたしたちの合言葉です。
わたしたち湖西市民は、
1
働くことに喜びをもち活力のあるまちをつくりましょう。
1
互いに助けあい明るい健康なまちをつくりましょう。
1
善意と思いやりをもった温かく住みよいまちをつくりましょう。
1
自然を生かし水と緑のきれいなまちをつくりましょう。
1
伝統を生かし文化の香り高いまちをつくりましょう。
(昭和57年1月1日制定)
湖 西 市 環 境 基 本 計 画
(改訂版)
発
行 / 静岡県 湖西市
〒431-0492 静岡県湖西市吉美 3268番地
TEL 053(576)1141/FAX 053(576)1115
発 行 日 / 平成20年3月
企画・編集 / 湖西市環境部 環境衛生課
印
刷 / 東洋印刷株式会社
ウェブサイトURL http://www.city.kosai.shizuoka.jp/
Eメー ル アドレス public@city.kosai.shizuoka.jp