環境・社会報告書 - 岩谷産業株式会社|Iwatani

環境・社会報告書
岩谷産業環境方針
岩谷産業は「ガス&エネルギー」を企業コンセプトに、LPガス、各種高圧ガス
を中心とし、生活商品、食品、機械、溶接材料、電子機器、金属、化学品、鉱産物
など広範な事業を展開しています。
当社はこれら全ての事業活動において、
「イワタニグループ環境憲章」の精神
に則り、地域社会との共生に努め、循環型社会の構築に貢献します。
1. 資源を有効利用するための技術、社会の持続的発展に寄与する
新エネルギーの研究・開発ならびに、環境良品の普及拡大を通
じて、温暖化をはじめとする地球環境の負荷低減に努めます。
2. 事業の諸活動を通じて、省資源・省エネルギー及び廃棄物の
社長メッセージ
特集●総合エネルギーで環境・社会に貢献するイワタニ
環境良品
社会的パフォーマンス
良き企業市民として
低減に努めます。
地域社会への貢献 3. 環境関連法規および、当社が同意する環境に係わる要求事項
国際活動、エネルギー技術への支援
お客様との関わり、コミュニケーション
社員との関わり
を遵守します。
4. 環境目的および目標を設定し見直すことにより、環境マネジメント
システムの継続的な改善を推進し、汚染の予防に努めます。
5. 当社および、グループ全社員に対し環境啓発・教育を実施します。
経済的パフォーマンス
環境パフォーマンス
環境マネジメントシステム
2003年度環境パフォーマンスの総括
サプライチェーンの管理体制、物流
法令遵守およびネガティブ情報、環境会計
2003年5月1日
2004年度環境目的・目標
環境コミュニケーション
岩谷産業株式会社
代表取締役社長
牧野 明次
社会的パフォーマンス
環境憲章
経済的パフォーマンス
環境パフォーマンス
本報告書は、
イワタニグループの2003年度の活動を掲載しています
(一部2004年6月末までの内容を含む)。
【参考にしたガイドライン】
環境省:環境報告書ガイドライン(2003年度版)
経済産業省:ステークホルダー重視による
環境レポーティングガイドライン2001
GRI:サスティナビリティ・リポーティング・ガイドライン2002
より良い環境と社会を
実現するために、
イワタニは、大きな夢を持ち
チャレンジを続けています。
代表取締役社長
経済のグローバル化、ボーダレス化をはじめとする
ていく歴史でした。水素分が多くなるに従い、排出ガ
急激な環境変化や、生活者意識の変化などにより、
スはクリーンになり、CO2 排出量も少なくなってきました。
社会のあらゆる分野でこれまでの常識や慣習が時代
そしてその先にあるのが、炭素分がゼロになり、CO 2
にそぐわなくなり、新しい秩序や考え方が模索されて
が発生しない究極のクリーンエネルギー・水素なのです。
います。
当社は、次世代エネルギーとして有望視される水
こうした中、企業についても、従来のような業績向
素をはじめ、オゾン層を破 壊しないノンフロン冷 媒 、
上などの経済的側面ばかりでなく、法令遵守はもとよ
エネルギーをより高効率に利用する家庭用コージェネ
り、環境保全の努力や社会貢献活動など、社会の
レーション、黒煙を排出しないディーゼル燃料の研究
一員としてバランスのとれた企業市民であることが求
開発など、社会が必要とする環境性に優れた商品や
められるようになってきました。
サービスを提供すると共に、次の時代に必要なものを
当社は、「世の中に必要な人間となれ、世の中に
追求しています。
必要なものこそ栄える」を企業理念に掲げ、変化し続
また、全国にエネルギー供給を行っている当社は、
ける社会が必要とするものを追求し続けています。
事業活動ばかりでなく、自主的な地域防災活動やメ
その一つが50年前に開始したエネルギー事業です。
セナ活動などを通じて、地域社会との共生にも注力し
日本で初めてLPガスを全国に普及させることにより、
ています。
津々浦々の主婦を薪炭によるかまどのススから解放し、
企業理念とともに、34年前に掲げた企業スローガン
清潔で快適な生活をお届けしてまいりました。
「住みよい地球がイワタニの願いです」を実践し、より
人類のエネルギー利用は、木材や石炭などの固形
良き社会を実現するために、夢を持ち、チャレンジを
燃料に始まり、液体の石油に移り、さらに気体である
続ける当社の姿の一端を、この「環境 ・ 社会報告書」
LPガスや天然ガスへと移り変わってきました。この変
を通じてできるだけ多くの方に知っていただければ幸
遷は、燃料中の炭素分が減少し、水素分が増加し
いです。
イワタニは、長年の技術
術とノウハウの蓄積を活かし、
イワタニは創業以来70余年、
“ガス&エネルギー”
”を事業の核に据え、LPガスやLNGなどの化石燃料、
風力・太陽光などの自然エネルギー、究極のクリーンエネルギーと言われる水素など、総合エネルギー
のサプライヤーとして、安定供給及び普及拡大に
に取り組んできました。また、エネルギーの供給システ
●LPガス
イワタニのLPガスブランド「Marui Gas」のお客様
は全国280万世帯。産ガス国から家庭までの一貫し
た安定供給体制と高度な保安体制を確立しています。
●灯油
家庭の暖房や給湯などに利用される灯油。イワ
タニは家庭の重要なエネルギーである灯油を、
LPガスとともに安定供給しています。
●LNG
LPガスと同様クリーンエネルギーであるLNG(液
化天然ガス)の供給体制も確立。お客様の燃料
ニーズに応え、環境負荷の低減に貢献しています。
●DME
DME(ジメチルエーテル)は、ディーゼル燃料として利用して
も有害物質を排出しないクリーンエネルギー。イワタニは、軽
油ディーゼル車を改造してDMEを利用可能にする技術を開発。
DMEトラックやマイクロバスの公道走行を実現しています。
●GHP
特
集
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
電気をほとんど使用せず、ガスで冷暖房を行うGHP(ガ
スヒートポンプ式エアコン)。エンジンの廃熱を有効利
用でき省エネも実現します。このGHPの販売台数でイ
ワタニはトップシェア(LPガス用)を占め、環境負荷の低
減を推進しています。
●バルク供給
お客様の敷地に設置した大型タンク(バルク貯槽)にLP
ガスを充填。LPガス容器を運搬する必要がないため、
配送用トラックの排気ガス放出を緩和できます。
●セルフステーションα
セルフステーションαは、
LPガス自動車に燃料を供給
する簡易型のLPガス充填システム。環境にやさしいLP
ガス自動車の導入を推進します。
●家庭用コ−ジェネレー
レーションシステム
システム
(1kwガス
スエンジン)
コージェネレーションシステムを家庭用
庭用にま
までダウンサ
イズ。
「マイホーム発電」により省エネルギ
ルギー
ーに貢献。さ
らに家庭でのCO2排出量を年間25%程度削
度削
削減します。
エネ
●業務用コ−ジェネレーションシステ
テム
(ガスエンジン・マイクロガスタービ
ビン)
コージェネレーションシステムを、レストランや病院な
など
業務用施設向けにパッケージ化。エネルギーを有効
効に
利用することで省エネルギーに貢献します。
多様なエ
なエネルギ
ルギ
●産業用コ−ジェネレーションシステム
(ガスエンジン・ガスタービン)
●風力発電システム
LPガスや天然ガスをガスタービンで燃焼させて発電。
同時に排出される排熱を有効利用するシステムです。工
場などの原油使用量やCO2排出量を大幅に削減します。
ドイツDe Wind社の大型風力発電システムの販売を全国で展開。
さらに小型風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド
発電システムの販売にも取り組んでいます。
●ESCO
供給システム
イワタニ自身がお客様の敷地内でコージェネレーションシ
ステム等を設置、お客様は初期投資なしでエネルギーコス
トの低減が実現する「ESCO」事業にも取り組んでいます。
●水素ステーション
燃料電池自動車の普及には、水素供給インフラの整備が不
可欠。イワタニは「水素ステーション」の開設を進め、すで
に燃料電池バス(東京都)の営業走行をサポートしています。
●移動式水素ステーション
日本で初めて、40Mpaの高圧水素を直接供給できる「移
動式水素ステーション」を開発。全国への普及を進め、
燃料電池自動車のインフラ整備に貢献しています。
●燃料電池
LPガス改質装置により水素を生成し、この水素と酸素を結合
させることにより発電を行う燃料電池ユニットの開発を推進。
燃料電池自動車や家庭用燃料電池の開発に活かしています。
総合エネルギーで環境・社会
会に貢献しています。
ムやサービスにも独自の技術やノウハウを積み重ねて
てきました。そして今、
ますます多様化・複雑化す
るエネルギーニーズに、
イワタニは「エネルギー」
「供給
給システム」
「サービス」のベストマッチングで対応、
環境・社会に幅広く貢献しています。
●風力
風力発電は、発電時にCO 2を排出せず、環境負
荷が極めて小さい分散型エネルギー。イワタニは、
その発電システムの販売にも取り組んでいます。
●太陽光
太陽エネルギーは、ほぼ無限に存在し、有害物質
の排出がないクリーンエネルギー。イワタニは、
その利用を促進し、環境改善に貢献しています。
●バイオガス
ざん さ
農作物の残渣や糞尿などの生物資源は、発酵などの
微生物作用によって分解され可燃性のガスを発生し
ます。この生物由来の「バイオガス」の有効利用にも、
イワタニは取り組んでいます。
●水素
水素は燃焼しても水になるだけで有害物質を排出しない究極
のクリーンエネルギー。その研究開発と供給に、イワタニは
40年以上に及ぶ豊富な経験を持ち、水素ステーション建設な
どで水素社会の推進に貢献しています。
●コンサル
ルティ
ィング
ルギー
特
集
お客様のニーズに適切な
切なソリューションを提供。エネルギーと供給シ
ステムの最適な組
組み
み合わせにより、コストパフォーマンスに優れ、環
境への負荷をより少
り少
少なくしたエネルギーサービスを提案しています。
●リス
スクマネジメント
ご家庭での
の異常を24時間体制で察知する、マイコンメーター「テレセーフ」による
異常監視シ
システムや、安全評価基準「 ISAS」によるガスセンターのリスク評価・管
理など、事
事故・災害を防ぐため、あらゆるリスクに先手を打って対処しています。
ーニーズに
ーニ
ズに対応
●導入サポート
エネルギー設備の導入には、技術的な問題の解決、関係法令の遵守、
地方自治体等との折衝など、多種多様な問題に配慮が必要です。イワ
タニグループは、各々のスペシャリストを擁し、充分なサポート体制を
整えています。
サービス
●安定供給
安定供給はエネルギー事業者として最も重い社会的責任のひとつ。
供給体制には万全を期しています。LPガスを例にとると、ガス供給源
確保、万一に備えた備蓄の実施、物流網の整備、配送と消費機器の調
整など、調達から供給までのすべての場面で安定供給の責務を果た
しています。
●メン
ンテナンス(保守点検)
適切な設備・機器のメンテナンスにより、効率の悪化による環境負荷の増大や、故
障・事故などによる環境破壊を未然に防止。独自技術による保守・管理の他、他社
とも提携して高度な供給設備の安定稼動を支えています。
●保安管理
独自の管理基準「Iwatani Safety Spec.」により高度な自主保安体制を確立。また、主力事
業所においてISO9001及びISO14001認証を取得。透明性の高い管理により無事故・無
災害の継続に最優先で取り組んでいます。
●緊急時対応
消費機器などに異常が発生した際に点検・工事を実施
する有資格者の配備、
「災害救援隊」による自然災害
等発生時のガス復旧と安全確認の支援など、緊急のト
ラブルにも迅速に対応できる体制を確立しています。
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
イワタニは、多様なエネルギーを
求められるカタチで供給します。
「エネルギー」
「供給システム」
「サービス」―これら3つのベストマッチングによって、
イワタニは新たな価値を創造し、エネルギーが抱える課題に確かなソリューションを提供。
求められるエネルギーを、求められるカタチで供給すべく努力しています。
多様なエネルギーの供給
エネルギーの高効率利用
状況に応じ最適なエネルギーを供給
ロスを抑えた機器の開発・普及を推進
世界情勢の変化とともに、
エネルギーを取り
LPG・LNGなどが持つエネルギーは、電気
巻く環境も刻一刻と変化します。イワタニは、
や熱に変換され利用されます。この時のエ
状況に応じて最適なエネルギーを選択・供
給することで、安定供給、
コスト削減、環境
ネルギーロスを抑え高効率に利用することが、
省エネ及び資源の節約につながります。イ
配慮を実現するため、多様なエネルギーを
ワタニもエネルギーの高効率利用を促進す
取り扱っています。クリーンなガス体エネルギー
であり、販売開始から50周年を迎えたLP
Pガ
る機器の開発・普及拡大に取り組んでいま
す。たとえば、家庭用に小型化されたガスコー
スを中心に、LNG、DME、バイオガス、
ガス、水素、
、
風力といった、より環境負荷の
荷の低減を指
減を指向
ジ レーションによる「マイホーム発電」は、
ジェネ
電気と温
気と温水を無
を無駄なく利用し、約 25%の省
したエネルギーとともに、経済性に
経済 性に優れた石
れた石
油系化石燃料も取り揃
揃え、お客様の
様のニーズ
ズ
に対応しています。
エネを実現。
エネを
現。また、
た、高効率給湯器は、従来
排熱として
排
して失われ
われてい
いた潜熱を利用し、約
15%の省エネ
%の エネ効果を
果を実現
現しています。
特
集
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
エ ネ ル ギ ー
供給システム
サービス
分散型エネルギ
ルギー供
ー供給の
給の推進
推進
自然エネル
自然エ
ネルギ
ギーの活用
優れたメリットで環境
環境・社会
社会に貢
に貢献
総合エ
合エネルギ
ルギー企
ー企業 イワタニの使命
各種コージェネレーションや風
や風力・太陽光発
太陽 発
電など、エネルギーが必要な場所の
場所の近くで
くで
風力・太陽
風
・太陽光・水
光・水力を利用した発電は、資
源の 費や有害物質の放出がない究極の
源の浪費や
エネルギーを発生・供給するのが分散型エ
散型エ
ネルギー供給です。大規模発電所による電
力エネルギー供給に比べ送電距離がはる
クリー
クリーンエネルギーです
(発電装置の製造
時を除く)。また、分散型エネルギーである
ため、大規模発電に向かない地域でも容易
かに短いため、2つの利点があります。1つ
が省エネです。送電距離が短いため電力ロ
に電力を供給することができます。発電効
率の向上や発電装置の価格引き下げが課
スが大幅に減少、発電に伴う排熱の利用
も可能です。もう1つがエネルギー供給の安
題ですが、社会的な技術開発の取り組みに
より本格的な普及に近づいています。イワ
タニは、
「環境のイワタニ」として、
また総合
定化です。事故・天災などで大規模発電所
が停止したり、送電線が断絶した場合でも、
分散型エネルギーは供給を続けられます。
エネルギー企業として、自然エネルギーの活
用に積極的に取り組んでいます。
特集●総合エネルギーで環境・社会に貢献するイワタニ
コージェネレーションシステム
家庭用コ−ジェネレーションシステム
(1kWガスエンジン)
イワタニは家庭用にまでダウンサイズ
した1kWガスエンジンコ−ジェネレーショ
ン
(マイホーム発電)の普及拡大を図り、
電気:1k W
発電
排熱利用給湯
暖房ユニット
補助熱源機
ガスエンジン発電ユニット
家庭の環境負荷低減に取り組んでい
給湯
ます 。現在、家庭でのCO 2 排出は増
加の一途をたどっていますが、
このガ
スエンジンを利用して家庭での発電・
排熱回収による給湯を高効率で行う
足下ファンコンベクター
暖房用温水
熱: 3.25kW
家庭用コージェネレーションシステム(イワタニ マイホーム発電)のシステム概念図
業務用コ−ジェネレーションシステム
(ガスエンジン・マイクロガスタービン)
産業用コ−ジェネレーションシステム
(ガスエンジン・ガスタービン)
ことにより、家庭でのCO 2 排出量を年
コージェネレーションシステムをパッケー
イワタニは、1998年、国内初のLPガ
間25%程度削減することが可能にな
ジ化、
コンパクトにしたマイクロコージェ
スを燃料とする産業用ガスタービン・コー
りました。2003年10月の取扱い開始
ネレーションは、
レストランや病院など業
ジェネレーションシステムを納入。以来、
から2004年3月までの累計ですでに
務用施設での利用が進んでいます。
産業用分野へ約260台を納入してい
129台が稼動、
これによりCO 2 排出量
燃料のガスをガスエンジンまたはガスター
ます。そのうちの約1/4のシステム
(総
を約100t*抑えることができました。
ビンで燃焼させて発電し、排熱回収に
容量約10万kW)にLPガス・天然ガス
より供給される温水等を同時に有効
を燃料として供給 。これにより、お客
利用することで、省エネルギー、CO 2
様 の 原 油 使 用 量を約 8 万 / 年 、
削減に貢献しています。
CO 2 排出量を約25万トン/年(弊社
試算)削減することに寄与しています。
実用化が進む家庭用
コージェネレーション
システム
*一般的なエネルギー機器組み合わせとの比較(「厨房、空調、
発電用途での温室効果ガス排出量調査」
(財)地球環境産業
技術研究機構(2002)
より推計)
トヨタタービンアンドシステム製「業務用コージェネレー
ションシステム」
昭和産業(株)神戸工場で稼働している「産業用コージェ
ネレーションシステム」
ガスで冷暖房を行うGHP(ガスヒート
を有効利用できるため、省エネも実現
排出抑制効果を発揮しています。
ポンプ式空調機)でもイワタニは社会
します。このGHPの販売台数でイワタ
*「厨房、空調、発電用途での温室効果ガス排出量調査」
(財)地球環境産業技術研究機構(2002)
より推計
に貢献しています。GHPは電気をほ
ニはトップシェア(LPガス用)を占め、
とんど使用せず、
ガスエンジンでコンプ
環境負荷の低減に貢献しています。
レッサーを駆動して冷暖房を行うため、
2003年度までの累計では、電気式エ
夏季昼間電力のピークカットに貢献。
アコンと比較して、約20万kWのピーク
さらに送電ロスがなくエンジンの排熱
カット効果と、6万トン/年以上*のCO 2
GHP
LNG
イワタニは、LNG(液化天然ガス)供
ズに応えるとともに、環境負荷の低減
給事業にも取り組んでいます 。関西
に貢献しています。LNGはLPガス同
電力・中部電力・北陸電力とそれぞれ
様、ガス体エネルギーとしてクリーンな
合弁会社を設立し、発電所に併設さ
エネルギーなのです。
れたLNG基地からタンクローリーによ
る供給体制を確立。お客様の燃料ニー
特
集
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
水素エネルギー 燃料電池技術の進展とともに水素の可能性はエネルギー領域へと拡大を続けています。
移動式水素ステーション
燃料電池自動車のインフラ整備に
貢献するのが、
イワタニが日本で初め
て開発した「移動式水素ステーション」
です。イワタニでは、
この移動式水素
ステーションと燃料電池自動車を一緒
移動式水素ステーションと燃料
電池自動車の搬送トレーラー
東京・青山でホンダFCXの試乗
会をサポート
に運ぶことのできる「搬送トレーラー」を
開発 。全国で燃料電池自動車試乗
会や発表・宣伝活動等を積極的に実
施しています。これらの活動を通して、
大阪府庁内でトヨタFCHVに水素
の模擬充填を行う太田府知事
来るべき燃料電池自動車時代への理
解を深めています。
水素ステーション
燃料電池自動車の普及に欠かせ
40MPaの高圧水素を直接供給
直接供給できる
接
「移動式水素ステーション」
ない水素ステーションを、
イワタニはす
山口県と共同でトヨタFCHV走行
実証を展開
でに東京(有明)、大阪、横浜の3ヶ所
にオープンさせています。有明水素ス
テーションは、
イワタニが昭和シェル石
特
集
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
油(株)
と共同で建設し、東京都環境
局や経済産業省が推進するプロジェ
クトの一翼を担うもの。2003年夏より
営 業 運 転を開 始した燃 料 電 池 バス
(都バス)に水素を充填しており、
その
全国各地で開催
全国各地で開催さ
国各地で開催された
水素エネルギー社会に向けた
水
水素エネ
水素エネル
ネルギー
ネル
燃料電池自動車試乗会及び啓発推進活動
燃
電池
池
【山口】走行実証事業(10/13∼10/23)
【大阪】大阪FCV推進会議・大阪移動式水素ステー
ション開所式(10/29∼10/31)
【大阪】大阪低公害フェア(11/18∼11/26)
【神奈川】燃料電池自動車試乗会(12/2)
【静岡】クリーンエネルギーフェスタin 静岡(1/23∼1/27)
【愛知】中部支社による試乗会(3/20∼3/28)
【茨城】つくば国際会議場・イワタニガスプライベー
トショー(4/22∼4/23)
スムーズな運行をサポートしています。
力を誇る液 体 水 素プラントの建 設を
ハイドロエッジ
進めています。
イワタニは、2004年4月1日、堺LN
イワタニは、当プラントで製造した液
G
(株)
と合弁で、液体水素及び空気
体 水 素を、宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構
分 離ガス( 酸 素、窒 素、アルゴン)の
(JAXA)へ供給するとともに、産業用
製造会社「(株)ハイドロエッジ」を設
へ の利用 拡 大、燃料電池自動車向
立しました。現在、平成18年4月の運
けの水 素 供 給インフラの整 備にも役
転開始を目指し、国内最大の製造能
立てたいと考えています。
2003年夏より営業運
転を開始した燃料電池
バス
(都バス)
液化水素と高圧水素双方の充填が可能な有明水素
ステーション
宇宙開発への水素エネルギー供給
イワタニは、1978年、わが国で初めて商業
用液体水素の製造を開始し、宇宙開発用
H型ロケットへの液体水素の供給や、宇
宙旅客機スペースプレーンの燃料となるス
ラッシュ水素の開発など、水素の高度利
用において多くの実績を積み重ねています。
LPガス改質型燃料電池(家庭用)
イワタニは、L Pガスを原 料に燃 料
また、発電に伴う排熱も有効利用し、
電 池 発 電を行うために不 可 欠なL P
L Pガスを効 率よく利用するため、環
ガス改質装置の開発に取り組んでい
境負荷の低減にも貢献します。2003
ます 。現在、メンブレンリアクター式と
年度は家庭用1kW燃料電池との連
呼ばれる改質装置を開発しています
携を想定してLPガス改質装置(プロ
が、
この方式は高濃度水素を燃料電
トタイプ)の連続自動試験運転を実施
池に供給できるため、50%を超える高
し、実用化へ 向けて着実に開発を進
い発電効率で発電することができます。
めました。
メンブレンリアクタ
リアクター式の高効率な LP ガス改質装置
特集●総合エネルギーで環境・社会に貢献するイワタニ
風力発電システム
イワタニは大型風力発電システムの
排出量を約29,000トン*削減すること
販売を全国で展開、2003年度は茨城
につながります。また、家庭向けに小
県 の「 波 崎ウインドファーム」に出 力
型風力発電と太陽光発電を組み合
1,250kWのタワーを12基納入しました。
わせたハイブリッド発電システムの販
これにより風力発電設備総数は21基、
売にも取り組んでいます。このシステ
合計出力は19,880kWとなり、
1年間
ムには太陽光発電パネルが装着され、
の総発電量は約43,500MWhとなりま
家庭でも簡単に太陽光発電をご利用
した。これは火力発電所に比べ、CO 2
2003年3月より稼働した「波崎ウ
インドファーム」
いただけるようになりました。
*火力平均需要端原単位183.3g-C/kWhを使用(「厨房、空調、
発電用途での温室効果ガス排出量調査」
(財)地球環境産業 小型風力発電と太陽光発電
小型風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド発電システム
技術研究機構(2002))
合成燃料DME
DME(ジメチルエーテル)は、天然ガス、
ないことから、次世代のクリーンエネルギー
炭層ガス及びバイオマス等の多様なエネ
として期待されています。イワタニは、既
ルギーから製造可能な石油代替燃料で
存の軽油ディーゼル車を改造してDME
す。液化燃料であるためハンドリングや車
を利用可能にする技術開発を行うとともに、
載が容易で、圧縮着火が可能、燃焼させ
ディーゼルエンジンを利用したコージェネ
ても黒煙や粒子状物質(PM)
を発生し
レーションの開発にも取り組んでいます。
セルフステーションα
特
集
セルフステーションαは、
LPガス自動
万kmの走行分に相当(*1)します。LPガ
車に燃料を供給する簡易型のLPガス
ス自動車は黒煙(粒子状物質)が全く
充填システム。LPガスの充填所が少な
発生しません。もし同じ距離をディーゼ
いという問題点を解決し、環境にやさし
ル自動車で走行した場合、約3トンの黒
いLPガス自動車の導入を促進します。
セルフステー
煙が排出(*2)されますので、
2003年度にセルフステーションαが供給
ションαとLPガス自動車は、都市の大気
したLPガスは約4,000トン、延べ約37百
汚染改善に役立っていると言えます。
バイオガス
(*1)燃費を5km/rと仮定
(*2)1km走行あたり黒煙0.08gの排出(出典:日本LPガス協会)
廃棄物からクリーンエネルギーを生み循環型社会に貢献。
バイオガスは、家庭の生ゴミや食品
して燃料電池自動車の水素原料とし
廃棄物、家畜糞尿等の有機性廃棄
ても活用できます。イワタニは、2004年
物からメタンガスを生成し、
クリーンなガ
4月に完成した国内最大級のバイオガ
スエネルギーとして回収したもので、
スリサイクル施設の建設に参画し、バ
圧 縮 天 然ガス自動 車の燃 料や発 電
非濃縮メタン利用
(CH4=60%)
ガスエンジン
ガスタービン
ボイラー
濃縮メタン利用
イオガスの実用化に貢献しています。
等に利用されます。また、水素に改質
(CH4=99%)
圧縮機
蓄ガスユニット
ディスペンサー
高圧ガス保安法該当
CNGV
水素利用
CO2吸収
ガスエンジン燃料
ボイラー燃料
CNGV
バイオマス利用
堆肥・飼料
FCV燃料
燃料電池
有機性廃棄物
・家畜糞尿
・下水汚泥
・生ゴミ
・木質チップ
改質器
メタン発酵槽
ガスホルダー
不純物除去装置
燃料電池
電気機器
水素利用
CH4 濃縮装置
(H2=99.99%)
下水汚泥
改質・精製
木質チップ
生ゴミ
有機性廃棄物
バイオマス資源
家畜糞尿
圧縮機
蓄ガスユニット
ディスペンサー
FCV
高圧ガス保安法該当
・木質チップ
エネルギー利用
(バイオガス)
熱分解・改質炉
水素精製装置
バイオマス資源の多くは未活用のまま処分されており、これらをエネルギーとして再利用することで廃棄物の
活用につながり、循環型社会の構築が実現します。
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
特集●総合エネルギーで環境・社会に貢献するイワタニ
環境良品
イワタニでは、環境改善に貢献する商品を「環境良品」と位置づけ、
日常的なビジネス活動を通じて環境改善を図ることを目指しています。
高濃度オゾン発生装置
イワタニは、独自に確立した高
濃度オゾンの製造・貯蔵・安定
化技術を、多彩な分野へ活用
しています。オゾンパッシベーシ
ョンは、高濃度オゾンをステンレ
ス等の表面に作用させ、酸化
不働態化皮膜を形成する技術。
半導体製造プロセスへ適用す
ることにより金属汚染を低減し、
歩留まりの向上やデバイスの
高品質化に寄与します。また、
廃液処理が問題化しているメッ
キによる表面処理の代替技術
になることも期待されています。
エコフリーズ
特
集
総
合
エ
ネ
ル
ギ
ー
で
環
境
・
社
会
に
貢
献
す
る
イ
ワ
タ
ニ
イワタニでは、
フロンガスに替
わる自然冷媒として、自社ブラ
ンドである高純度炭化水素系
冷 媒「エコフリーズ( E C O
F R E E Z E )」を開発、本格的
な生産を行っています。現在、
国内の全ての冷蔵庫メーカー
に、
この「エコフリーズ」を供給。
これまでに国内・海外を合わせ
250tを供給し、温室効果ガス
排出量をCO 2 換算値で約65
万トン/年(弊社試算)削減
することに寄与しています。
缶砕名人Jr.
「缶砕名人Jr.」は、使用済み
のカセットガス缶やエアゾール
缶に残留する可燃性ガスを、不
活性ガス(窒素ガス)
を用いて
安全に処理する装置です。こ
れまで廃棄物処理施設等で問
題になっていた火災や爆発等
の事故を防ぎます。
「缶砕名人
Jr.」は、
すでに販売し好評を得
ている「缶砕名人」を小型化し
た
たもので、
300缶/時の処理
能力を備えており、ほとんどの
能
市
市町村の廃棄缶処理需要に
対応します。
対
ダイナガード
「ダイナガード」は、半導体の製
造プロセスで使用する可燃性
や毒性を持った数十種類に及
ぶ特殊ガスを、安全に処理・排
出するイワタニの燃焼式除害
装置です。LPガス等を燃料に
使い、バーナーの火炎を用いて
処理対象ガスを効率よく熱分
解処理します。高い処理効率と
メンテナンス頻度の低減を実現
しています。
「ダイナガード」は、
特
特に地球温暖化係数が非常に
高く、削減が叫ばれているPFC
高
の
の処理に効果を発揮します。
ビーズドライ
「ビーズドライ」は、従来のドライ
アイスを直径6㎜前後のビーズ
状に加工、
トータルな表面積を
広げ、冷却効率を向上。冷凍食
品やチルド食品の最適な低温
管理を可能にします。イワタニで
は、
この「ビーズドライ」を専用の
保冷配送容器とともに提供。き
め細かな低温管理により、保管
温度の異なる商品の混載を実
現、配送車両の削減を可能にし
ます。また、車載冷凍機が不要
なため、荷降ろし時などのアイド
リングストップも実現します。
アクアメイク
「アクアメイク」は水洗トイレな
どの汚水を、
カキ殻を用いて浄
化し、循環再利用を可能にす
る汚水処理システムです。自然
界に生息するカキの殻には多
くの微生物が生息しており、水
中の有機物を分解浄化する働
きがあります。この働きを利用
し、汚水を中水として循環再利
用するクローズドサイクルによ
り、公園やキャンプ場など水源
や処理水の放流先のない場
所でも水洗トイレの設置を可能
にした画期的なシステムです。
社会的パフォーマンス
社会的パフォーマンス
イワ タ ニ の 企 業 倫 理 綱 領
良き企業市民として
経営の健全性を確保するとともに、企業としての社会的責任を果たすため、
コーポレート・ガバナンスの体制を整え、従業員一人ひとりの意識を高めています。
イワタニ企業倫理綱領
業理念をもとに、
イワタニは持続可能
面において遵守すべき規範」としてイ
イワタニは、
「世の中に必要な人間
な社会に貢献するため経済面・環境
ワタニ企業倫理綱領を制定し、企業
となれ 、世 の中に必 要なものは栄え
面・社会面の様々な活動を行ってい
不祥事の発生阻止に向けて、
リーフ
る」との企業理念を掲げ、広く社会と
ます。また、1998年には「グループの
レットの配 布や小 冊 子を発 行して従
共生し、社会にとって有用な存在で
経 営 者、従 業員が経 営 理 念や価 値
業員への教育を行っています。
あり続けたいと願っています。この企
観を共 有し、あらゆる事 業 活 動の局
イワタニ企業倫理綱領
1.バリューデザイナーとして、常に顧客が求める新しい価値を創造し、社会に貢献します。
2.関係法令の遵守及びその精神を尊重し、公正で自由な競争を通じ、社会的責任を果たします。
3.広く社会の共感、相互理解を得るために、積極的に企業情報を開示するとともに社会との対話を行います。
4.ゆとりと豊かさを実現するため、多様な価値観を尊重し、能力を充分発揮できる環境をつくります。
5.
「住みよい地球がイワタニの願いです」との認識に立った、環境との共生をめざす企業活動を行います。
6.国際的な視野に立った企業経営を行います。
コーポレート・ガバナンス
取締役の職務執行を充分に監視で
接な関係・連携を持って内部監査に
当社のコーポレート・ガバナンスは、
きる体制です。
「査業室」
「保安監査
取り組んでいます。
意 思 決 定の迅 速 化・透 明 性の向 上、
部」は社長直轄の組織で、会社の業
なお、2004年度より執行役員制度を
情報開示、説明責任(アカウンタビリ
務活動が適正かつ効率的に行われ
導入し、取締役会のもつ企業戦略の
ティ)の強化、法令遵守(コンプライア
ているか、内部監査および保安監査
意思決定機能および監督機能を強
ンス)をはじめとする危 機 管 理 の徹
を定 期 的に実 施しています 。
「査 業
化することで、
より効率的で的確かつ
底などを図り、経 営の健 全 性を確 保
室」
「保 安 監 査 部」と監 査 役とは密
迅速な経営を推進します。
することを基本的な考え方としていま
株主総会
す 。内 部 統 制に関する社 内 監 査 体
選任・解任
制につきましては、充分なコーポレー
ト・ガバナンスが実施できる体制を構
築していますが、概 要は以 下のとお
選任・解任
監査役会
監査役
選任・解任
会計監査人
取締役会
取締役
りです。
当社は、業務意思決定および監督
代表取締役社長
経営会議
役付役員
機 関である取 締 役 会と職 務 執 行 の
監視機関である監査役会による企業
査業室
執行役員会
執行役員
統治体制を構築しています。監査役
会は4名の監査役(内2名は社外監
保安監査部
査役)で構成し、監査役はすべての
取締役会・経営会議に出席するなど、
商品本部
商品本部
商品本部
商品本部
商品本部
商品本部
商品本部
社
会
的
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ス
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タ
ニ
の
企
業
倫
理
綱
領
イワ タ ニ の 社 会 貢 献
地域社会への貢献
イワタニは、LPガス販売店など全国に広がる人や情報のネットワークを活かし、
地域の安全や環境保護に貢献。さらに豊かな文化の育成にも協力しています。
地域保安活動
「Marui Gas 災害救援隊」は、地震や風水害など万一の際に直ちに出動
する災害復旧支援組織です。イワタニのLPガス販売店が、全国10ブロックの
地域支部に3,000名のガスの有資格者をスタッフとして待機させて緊急防災
ネットワークを構築しています。2003年7月には、宮城県北部で震度6の地震
が発生して大きな被害をもたらしましたが、
その際にも宮城地区のMarui Gas
災害救援隊が出動に備えました。幸い、Marui Gas販売店の巡回点検や電
話連絡によりガス漏れや火災・事故は1件も発生していないことが確認され、
岩手県東磐井郡水害時、1日で全世帯を復旧
日頃の備えが事故の未然防止につながりました。
災害時にいち早く駆けつけ、LPガスの復旧やガス機器の点検、漏洩検査を
行うMarui Gas 災害救援隊は、全国くまなくMarui Gasをお届けしているイ
社
会
的
パ
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ォ
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マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
社
会
貢
献
ワタニならではの取り組みであり、
お客様へ安全と安心もお届けしています。
全国アララ会(アララクリ−ン会)の活動
「Marui Gas 災害救援隊」全国一斉訓練
環境良品「A L A L A」の販売店で組織する「アララクリーン会」
(2004年、
全国アララ会に改称)は、毎年国際ビーチクリーンアップキャンペーンに参加
しています。このうち道北支部では、
「地球環境保護は次世代へつなぐ大き
なテーマです!」をテーマに、稚内坂ノ下海水浴場で第6回ビーチクリーンアッ
プ作戦を実施。稚内南小学校から15名の参加を得て総勢78名が約1.5km
の清掃に汗を流しました。また、
アララクリーンの売上の一部は、
( 社)
日本ナ
ショナルトラスト協会への寄附を通じて、知床半島の「100平方メートル運動
全国アララ会の活動「稚内 坂ノ下海水浴場
でのビーチクリーンアップ作戦」
の森・
トラスト」など、
自然環境の保護に役立てられています。
環境保護は一朝一夕には達成されません。イワタニは地道な活動を継続
することにより、地域の環境保護に貢献していきたいと考えています。
文化活動を支援
「環境フォト・コンテスト」への協賛
イワタニはプレジデント社主催の「環境フォト・コンテスト」に協賛。コンテスト
環境保護団体「知床100平方メートル運動」
の活動
では協賛各社が掲げたテーマをもとに作品を募集。イワタニのテーマ「ふるさ
と」にも多数の応募をいただき、選考の結果、2004年度は「岩谷産業賞」と
して計屋孝子さんの作品「山里の春」が選ばれました。
「ふるさと」は私たちの心を豊にしてくれる安らぎの原点。環境悪化によって
その姿が徐々に変化しているのも事実ですが、写真から伝わる「ふるさと」の人
のぬくもりを、環境保護の重要性を考えるきっかけにできればと考えています。
環境フォト・コンテスト 2004「岩谷産業賞」
受賞作品
NHK交響楽団の活動に協力
イワタニはNHK交響楽団が事業目的とする、
「交響管弦楽により、わが
国の音楽芸術の向上発展を図り、その社会文化使命を達成する」ことに
賛同し、17年にわたり多角的な事業協力を行い、全国各地でのN響の活
動に協力しています 。なかでも活動の柱となっているのが、
クラシックコン
サート
「N響“夏”」への協賛です。
イワタニが事業協力を行う「NHK交響楽団」
社会的パフォーマンス
イワ タ ニ の 社 会 貢 献
国際活動
イワタニは、開発途上国を中心に支援活動を行っています。
その国の発展の原動力になるよう、技術者、留学生の支援に力を入れています。
政府開発援助(ODA)
大連市・岩谷日中溶接技術交流会
留学生奨学金
イワタニは、
アジア・東欧諸国を中心
イワタニは、大連市における溶接技
岩谷直治記念財団による「岩谷国
にODA(政府開発援助)の仲介ビジ
術の更なる向上を図り、大連市の発
際留学生研究助成金」は、東アジア・
ネスに取り組み、開発途上国の経済
展に貢献することを目的として1997年
東南アジアから来日する自然科学専
開発や福祉の向上に寄与しています。
より大連市・岩谷日中溶接技術交流
攻の大学院私費留学生を援助する制
2003年度の実績としては、戦後復興
会を開催しています(“岩谷杯”溶接
度です。将来わが国と親密な関係を
中のアフガニスタンに給水車を12台納
技能コンクールと溶接セミナーを交互
保ち、親善、交流の実を期待できる人
入し、水事情悪化の改善に役立ちまし
に開催)。溶接技能コンクールの成績
材にその機会を提供し、研究を援助す
た。このようにニーズに合った商品を
上位者6名を日本への研修旅行に招
ることで国際間の相互協力と理解を
調達・納入することで、開発途上国支
待して、人的資源の育成にも貢献し
深め、双方の国民生活向上に寄与す
援の一助となっています。
ています。
ることを目的としています。
社
会
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水事情改善のため、アフガニスタンに給水車を納入
溶接技能コンクール表彰式
イ
ワ
タ
ニ
の
社
会
貢
献
岩谷国際留学生研究助成金贈呈式
イワ タ ニ の 社 会 貢 献
エネルギー技術への
支援
資源・エネルギー・環境をテーマに、科学技術の研究開発を支援する
岩谷直治記念財団の活動は30年目を迎えました。
岩谷直治記念賞/岩谷科学技術研究助成金
岩谷直治記念財団は、資源・エネルギー分野における優れた研究開発に関する業
績を表彰する「岩谷直治記念賞」と、全国大学の自然科学分野の研究者を対象とす
る「岩谷科学技術研究助成金」を通して、科学技術に関する研究の助成および奨励
を行っています。1973年の設立当初から30年にわたりテーマに据えている資源・エネル
ギー・環境問題は、21世紀に入りますますクローズアップされています。
第30回(平成15年度)
「岩谷直治記念賞」受賞者
研究者
清水 正文
所属機関
(株)神戸製鋼所 加古川製鉄所
技術研究センター 表面処理研究開発室
(敬称略)
研究・開発テーマ
放熱性薄鋼板「コーベホーネツ」の開発と商品化
第30回(平成15年度)岩谷科学技術研究助成金受領者
(受領者 全18名から抜粋:順不同、敬称略)
研究者
所属機関
研究・開発テーマ
太田 一良
宮崎大学 農学部
バイオマスからの燃料エタノール生産を目的とした遺伝子組換え酵母の開発
中川 貴
大阪大学 大学院工学研究科
磁気冷凍水素液化システムの磁気冷媒の開発
峯元 高志
立命館大学 COE研究推進機構
CuGa(Te,Se)2 薄膜の作製と太陽電池への応用
近藤 義臣
群馬大学 工学部
環境内熱エネルギーの長距離間瞬時転送とクリーンエネルギー資源開発システムの構築
菱田 誠
千葉大学 工学部
鳥の呼吸メカニズムを取り入れた新しい熱輸送管 ー新ドリームパイプー の開発研究
イワ タ ニ と お 客 様
お客様との関わり
お客様からの信頼をより確かなものにするために、
「消費者保護」の視点を、
あらゆる活動において徹底するとともに、広くお客様の声に耳を傾けています。
消費者保護の徹底
イワタニブランド商品につきましては、安全に配慮した製品設計、保護装置等の安全対策、説明書や製品への危険を示す
警告表示などにより、
お客様が使用される際に危険となりうる事項に細心の注意を払っています。万一、欠陥が発見された場
合には速やかに適切な処理を行います。また、一般のお客様の相談窓口としてお客様関連部を設置し、
クレーム・修理受付な
どに対応するとともに、貴重なご意見を新商品開発等に活かしています。
消費者保護の事例
2003年8月、1997年3月∼2000年10月にかけて製造された単機能電子
レンジに不具合があり、極めてまれではあるものの最悪の場合発煙・発火
の恐れがあることが分かりました。このため、9月2日に全国主要新聞紙上
にて無償点検・修理についての謹告を掲載するとともに、ホームページで
社
会
的
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イ
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タ
ニ
と
お
客
様
もお知らせして該当製品の無償点検・修理を実施いたしました。
イワ タ ニ と お 客 様
コミュニケーション
イワタニらしさを感じていただき、共感していただけるよう、
お客様への積極的な情報発信を心がけています。
お客さまの暮らしの視点を大切に
イワタニでは、家庭用LPガス“マルヰガス”をご使用いただ
いているお客様に向けて生活情報紙“ムティ”を毎月発行し
ています。ガスを快適にお使いいただくための保安啓発、省
エネ提案、料理や暮らしのヒントをはじめ、
日本の良さを次代
に伝える四季折々の企画を織り込んでいます。既に発刊以
来337号を数え、毎月の発行部数は120万部を超えています。
(2004.6月現在)
また、2003年はイワタニが日本で最初にLPガスを家庭用
生活情報紙「ムティ」
岩谷産業テレビコマーシャル「家族をつ
なぐ炎編」。全国エリアで放映
岩谷産業ホームページ
水素サイトを新たに追加
の燃料として普及を始めて50年を迎えました。これを機に、
そ
の当時の生活スタイルを、人形作家石井美千子氏の作品で
つづり、
ガスのある喜びを表現したコマーシャルを放映し、高
い評価をいただきました。
ホームページもイワタニらしく
2004年4月、
ホームページに水素サイトを新たに追加しました。
未来の究極のクリーンエネルギー水素ですが、
そのトップサプ
ライヤーとして、期待にこたえるべく豊富な情報を提供してい
ます。今後とも新たな内容を順次加え、
さらに充実させてまい
ります。
社会的パフォーマンス
イワ タ ニ を 担 う 人 材
社員との関わり
社員一人ひとりが能力を発揮し、また、安心して仕事に取り組める環境を整備することが、
企業の発展にもつながると考え、制度の充実等に力を入れています。
基本的な考え方
厳しい企業間競争を勝ち抜き、会社を発展させるためには「社員
一人ひとりの高いモラールの維持と能力の向上」が不可欠であり、
そのための諸施策(人事制度、教育制度、福利厚生制度等)
を講じ
ています。
人事制度
2004年4月に、成果主義に軸足を移した『職能資格・役割制度』
を導入し、人事制度を抜本的に改定しました。その基本的なポリシー
は「発揮能力の向上」と「業績成果に応じた処遇・評価」であり、社
員が自信と誇りを持ち、社員の挑戦意欲とパワーを生み出す源泉と
なるよう中長期的視点で人事制度を見直したものです。
バークレー大学での語学研修
教育制度
イワタニの経営理念「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要
なものこそ栄える」を実現するためには、常に時代が求める知識、知
恵、技能、能力を修得すべく、社員一人ひとりが自己研鑚することが
必要です。当社は、社員の能力開発をサポートするため、
「階層別研
修」、
「目的別研修」、
「海外留学派遣」の実施を始め、
テーマに合わ
せて希望者が受講できる「選択型研修(公開講座)」を設けるととも
に、各種通信教育講座を開講し自己啓発を奨励しています。
会議・研修・保養所として利用される「琵琶湖コンファレンスセンター」
福利厚生制度
当社では、社員が心身ともに健康で安心して働くことができるよう
に、各種福利厚生制度を整備しています。
退職金・年金制度、弔慰金、遺児等奨学金制度、単身赴任者帰宅旅費補助、
長期傷病休暇、公傷病休暇、
その他休暇(結婚、忌引、妊娠、出産)、育児
休業制度、介護休業制度、財形貯蓄制度、持株制度、住宅資金貸付制度、
会員制契約保養所、借上社宅制度、転勤者子女入園・入学金補助制度、
災害・傷病見舞金、海外駐在員への危機管理サービス・医療補助制度
国内外約3,
000件の宿泊施設及び約7,
000件の福利厚生サービス
が利用できます。
労使関係
当社では、
「労使の信頼関係なくして企業の発展はありえず、社員の生活向上と企業の発展は表裏一体の関係にある」と
の認識にたち、良好な労使関係の構築に努めています。
1988年には、岩谷産業労働組合との間で“労使共同宣言”を締結し、
「信頼関係と相互理解の維持により企業の永続的
な発展と社員の豊かさを追求する」ことを謳いました。労使の協議機関としては労使協議会・労使連絡会議があり、労使の懸
案事項や働きやすい職場環境の整備等について協議しています。
社
会
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ス
イ
ワ
タ
ニ
を
担
う
人
材
経済的パフォーマンス
経済的パフォーマンス
2003年度
経済的パフォーマンス
総括
イワタニグル ープは中期経営計画(PLAN05)の達成に向けて全力で取り組んでいます。
2003年度は「収益力の強化」及び「財務体質の改善」の為の着実な一歩を踏み出すこと
ができました。
経営成績
当社は創業以来、
「世の中に必要な人間となれ、世の
セグメント別売上高(連結)
中に必要なものこそ栄える」を企業理念として掲げ、常に
その他
世の中が求める新しい価値、お客様が求める価値の創造
112(2.03%)
に努め、社会に貢献することを目指しています。
1,067
現在当社は、中期経営計画(PLAN05)に基づき、
「収
(19.33%)
益力の強化」と「財務体質の改善」に取り組んでいます。
この中期経営計画(PLAN05)は、2003年度から2005年
マテリアル・
エレクトロニクス関連
2,743
(49.72%)
度の3カ年計画として策定しており、
「収益力の強化」及
エネルギー等
生活関連
1,596
(28.92%)
び「財務体質の改善」について、2006年3月期にROA(総
産業ガス関連
資産経常利益率)
を3%以上にまで高め、有利子負債依
経
済
的
パ
フ
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マ
ン
ス
2
0
0
3
年
度
パ
フ
ォ
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マ
ン
ス
の
総
括
存度を48%以下に引き下げることを経営目標としています。
(単位:億円)
この経営目標の実現に向けて、
「Gas&Energyのイワタ
ニ」、
「ニッチ市場で存在感のあるイワタニ」
「環境のイワタ
ニ」という経営ビジョンを掲げ、2003年度は、基幹のガス事
業の強化に向けて、
LPガス、工業用ガスの販売量の増大
を図るため、事業構造改革を推進すると共に、関係会社
や海外事業所の統廃合による経営の効率化を進めました。
収益力の強化(連結)
財務体質の改善(連結)
120
経常利益(億円)
当期利益(億円)
3.00%
90
ROA
有 利 子負債 依 存 度
1,933
70
54
31
1,869
1,856
50.9%
50.5%
60
1.93%
1.47%
28
33
有利子負債(億円)
40
50.8%
48.0%
0.85%
-17
2002年3月期
連結
単体
2003年3月期
2004年3月期
2005年3月期(予)2006年3月期(予)
2002年3月期
2003年3月期
2004年3月期
2005年3月期(予)2006年3月期(予)
2002年3月期
2003年3月期
2004年3月期
2005年3月期
(予想)
2006年3月期
(中期計画)
売上高
5,541億円
5,459億円
5,518億円
5,380億円
5,800億円
経常利益
33億円
54億円
70億円
90億円
120億円
当期純利益
△17億円
27億円
31億円
40億円
ROA
0.85%
1.47%
1.93%
60億円
3%以上
有利子負債依存度
50.8%
50.9%
50.5%
売上高
4,416億円
4,260億円
4,330億円
4,160億円
4,500億円
48%以下
経常利益
16億円
31億円
38億円
45億円
60億円
当期純利益
△14億円
△8億円
17億円
20億円
ROA
0.56%
1.13%
1.44%
2%以上
有利子負債依存度
47.1%
47.6%
46.9%
45%以下
30億円
環境パフォーマンス
環境パフォーマンス
イワ タ ニ の 環 境 へ の 取り 組 み
環境マネジメント
システム
イワタニは環境活動にグループをあげて取り組んでいます。より大きな成果をあげるために、
組織や体制の強化を図り、また従業員の意識の向上にも力を注いでいます。
その結果、2003年度も着実な成果をあげることができました。
環境マネジメントシステム
EMS運用組織
ISO14001認証範囲
イワタニの環境マネジメントシステム(EMS)は、東京・大阪
社長
両本社、滋賀技術センター並びに全国7箇所の基幹拠点で
環境委員会
環境管理責任者
(環境担当役員)
ISO14001認証を取得(人員の7割強をカバー)
しています。ま
内部環境監査員
た、認証範囲外の支店・営業所においても、本社・基幹拠点の
EMS事務局
(環境保安部地球環境担当)
指導のもとに管理体制を整えています。環境マネジメントの重
要事項は「環境委員会」で審議され、実行に移されます。
グループISO推進責任者会議
2001年度より、ISOを取得している主要子会社・関係会社
支社ブロック
(8ユニット)
大阪ブロック
(16ユニット)
東京ブロック
(20ユニット)
支店営業所
支店営業所
支店営業所
を組織した「グループISO推進責任者会議」を定期的に開催し、
方向性の統一・情報交換・指導等を行うことでイワタニグルー
グル ープISO推進責任者会議
プの環境管理体制の強化を図っています。さらに、海外の事
議長
(環境担当役員)
業会社でもISO認証取得を推進しています。
内部監査・外部審査
事務局
(環境保安部地球環境担当)
EMSの内部監査は、年2回、社内全ユニットを対象に実施
しており、発 見された不 適 合はすぐに改 善が行われます 。
ISO14001分科会9社
ISO14001分科会10社
2003年度は7月と1月に実施し、重大な不適合は発見されませ
んでした。また、2003年度11月には高圧ガス保安協会による
海外ISO取得組織 ISO9001…11社/ISO14001…1社 ISO14001の定期審査を受審し、EMSの運用状況は良好であ
るとの評価を受けました。
環境教育
イワタニでは、社員の環境意識向上のため、以下の教育を
実施しています。
2003年度ISO14001審査風景
教育名
時期
教育内容
入門教育
新入社員研修
環境問題全般、EMSの概要、環境活動の利点
階層別教育
管理職研修
環境側面の抽出、
目的・目標の設定、EMSの維持
専門教育
年度始め
環境目標、環境活動の手順、法規遵守手順
フォローアップ
随時
社内LANによる情報提供、理解確認のテスト
関係会社の環境関連法規遵守の徹底
ISO認証を取得していない関連会社に対しては、環境関
連法規の遵守をより確実とするため、現地調査を行った上で
改善点を指摘しています。関連会社の環境影響を検討した
上で優先順位をつけて実施しており、2003年度は4事業所
の調査を行いました。調査は2004年度以降も引き続き実施し、
グループをあげてコンプライアンスに努めます。
社内 LANを使い環境教育を実施
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
イワ タ ニ の 環 境 へ の 取り 組 み
2003年度
環境パフォーマンス
の総括
イワタニの企業活動が環境に与える負荷をより減らしていくため、
環境パフォーマンスの把握と改善に努めています。
2003年度環境活動結果
イワタニの EMS では、環境目標を毎年策定し、3ヵ年の
全体的な状況としては、焼却ゴミ排出量が増加傾向であ
中期計画である環境目的の達成を目指しています。2003 年
る他は、概ね目標達成もしくは環境活動がある程度効果を
度から2005 年度の環境目的では 11 の項目で活動を行って
発揮しました。焼却ゴミ排出量は 2 年連続で増加しており、
おりますが、2003 年度の環境目標に対する達成状況は、
環境委員会でも重要な事項として改善策が討議されました。
以下の表のとおりでした。
2003年度 環境活動 結果(集計範囲:ISO14001認証範囲)
No.
1
2
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
項目
2003年度目標
実績の総括
電気及び
エネルギー使用量の削減
目標 2,841千kWh以下(99年度比 ▲8.0%)
焼却ゴミ排出量の削減
目標 45,471kg以下(99年度比 ▲15.0%)
実績 2,762千kWh(99年度比 ▲10.6%)
実績 52,304kg(99年度比 ▲2.2%)
目標 営業車のLPG車化 43.0%
3
営業車の環境負荷の削減
(当社)
4
配送車等の環境負荷の削減 目標 配送車等のLPG車化 28.0%
(関係会社)
実績 配送車等のLPG車化 16.2%
実績 営業車のLPG車化 40.4%
達成率
引き続き省エネ活動に取り組み、目標を大幅に達成し
ました。
○
機密書類として焼却される書類の割合が増え、排出量
が目標より大幅に超過しました。
×
リース切れになった車輌からLPG車へ切り替えを進め
ています。
△
関係会社に働きかけ配送用小型トラック等のLPG車
化を促進しています。
△
目標の約2倍の大型CEを導入し、輸送効率向上によ
るCO 2排出削減に貢献しました。
○
主要関係会社の環境負荷実態調査を行いました。結
果は17ページをご覧下さい。
△
家畜伝染病が流行し、病原体を持ち込まないようイワ
タニケンボローの調査を中止しました。
△
△
5
物流の合理化による
環境負荷の削減
目標 大型CE 20基設置
6
イワタニグループの
温室効果ガス排出量の削減
目標 エネルギー使用量等、実態調査及び削減計画策定
7
関係会社の
環境関連法規遵守の徹底
目標 法規対応状況の調査及び対応策支援 5事業所
8
資産等廃棄時の
マニフェスト管理の徹底
目標 当社資産の廃棄時に、チェックシートを用いて遵法性を監視する
実績 産業廃棄物排出件数 6件うち手順書通り処理件数 4件
手順書通りに処理が行われなかった例が2件ありました。
19ページの「法律遵守・ネガティブ情報」をご覧下さい。
9
工場建設時の
環境法規遵守の徹底
目標 環境法規遵守の徹底
建設リサイクル法などの環境法規遵守を徹底しました。
環境良品の普及拡大
目標 130ポイント
10
11
実績 大型CE 39基設置
実績 主要関係会社について調査実施削減計画策定には至らず
実績 法規対応状況の調査及び対応策支援 4事業所
実績 環境法規の違反事項なし
実績 144.3ポイント
目標 5,000ポイント
環境活動の推進
実績 5,487ポイント
○
販売目標により設定した目標ポイントを達成しました。
売上高比約32.1%(LPG含む)
○
説明会・広報などの啓発活動を実施し、目標を達成し
ました。
○
達成率:○…達成/△…50%以上達成/×…達成率50%未満
エコオフィス
1999 年より継続して取り組んでいる「エコオフィス活動」
これらの結果を検討し、2004 年度の環境目標に反映してい
の推移は、以下のグラフの通りです。電気使用量削減が順
ます(詳細は 20 ページ)。
調である一方、焼却ゴミの増加傾向が鮮明に表れています。
焼却ゴミ排出量推移(集計範囲:ISO14001認証範囲)
電気使用量推移(集計範囲:ISO14001認証範囲)
(単位:kg)
60,000
55,000
50,000
(単位:千kWh)
実績値
53,496
目標 値
48,146
53,496
45,000
45,471
42,796
47,174
45,421
40,000
474,95
45,471
52,304
実績値
3,088
3,100
目標値
2,996
3,000
2,900
3,088
2,992
2,800
35,000
2,965
2,933
2,841
2,896
2,864
2,762
2,700
30,000
2,600
25,000
20,000
3,200
,
99年度
,
00年度
,
01年度
,
02年度
,
03年度
2,500
,
99年度
,
00年度
,
01年度
,
02年度
,
03年度
環境パフォーマンス
イワタニのマテリアルバランス
イワタニの環境に与える影響の全体像を表すのが「マテリアルバランス」です。
2003年度よりイワタニグル ープ全体の環境負荷についても調査を開始しました。今後、投入する資源・エネルギ ー量や廃棄物量、
エネルギ ー起源CO 2 排出量等を削減していくことにより、事業活動における環境効率の改善に努めてまいります。
注 1:このほかにPRTR対象物質の排出がありますが、調査中となっております。集計が完了次第、当社ホームページに掲載いたします。
注 2:推計値の場合のみ、公表値に占める実測値の割合を
( )内に併記しています。
岩谷産業(単独)
電気
3.6百万kWh(98%)
燃料
LPガス/50千m3
都市ガス/28千m3
灯油/4.9kr
リサイクル(紙)☆
87t ※3
自動車燃料
焼却ゴミ ☆
ガソリン/540kr
軽油/98kr
LPガス/480kr
52t
(単独)
エネルギー起源CO2
紙
6,
300t※1
58t
(84%)※3
水
岩谷産業
対象範囲:岩谷産業全事業所(103ヶ所)
集計期間:2003年4月∼2004年3月
注:集計範囲の限定を☆で表します。
☆ ISO14001認証範囲
☆☆ 東京本社のみ
☆☆
12千m3
イワタニグル ープ(連結)
電気
約210百万kWh(97%)
燃料
3
LPガス/890千m(87%)
3
都市ガス/3,
900千m(99%)
灯油/1,
900kr
(98%)
A重油/1,
000kr
廃棄物
6,
600t
(44%)※2
自動車燃料
ガソリン/2,
900kr
(65%)
軽油/10,
000kr
(86%)
LPガス/2,
000kr
(71%)
(連結)
エネルギー起源CO2
141,
000t※1
紙
250t
(56%)
水
3
800千m(91%)
イワタニグル ープ
対象範囲:国内連結対象会社65社の
全事業所(567ヶ所)
集計期間:2003年度(各社会計年度)
※ 1:エネルギー起源CO 2とは、使用した電力や燃料などのエネルギー量を、それぞれその製造や消費によって発生する CO 2 量に換算し合算した値です。
「事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン
(試案)
」
(環境省)
を使用して算出しました。
※ 2:下取り等により発生する鉄くずが主であり、大部分がリサイクルされていますが、リサイクル率は不明です。
※ 3:投入した紙よりもリサイクルに出した紙が多くなっていますが、これは新聞・雑誌・包装紙などの事業用途以外の紙資源が含まれているためです。
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
イワタニ の 環 境 へ の 取り組 み
サプライチェーンの
管理体制
環境に配慮した企業活動を行うには、お取引先との連携も重要となります。
イワタニもグリーン調達、品質保証などサプライチェーン管理に努めています。
グリーン調達の実施
RoHS、ELVなどのEU指令による化学物質規制は、
日本から輸出さ
サプライチェーンのグリーン化
れるものであっても、EU域内で販売される商品すべてに適用されま
調達先
す。このため、欧州を市場とするメーカーは、使用する部品や原材料
の履歴を詳しく調査し、規制に触れる化学物質が製品に含まれるこ
要求事項伝達
調査・指導
とのないよう、購入品を厳しく管理(いわゆるグリーン調達)
しています。
適合商品の納入
イワタニも、
ソニーグリーンパートナーを始めとするお取引先各社の
要求事項に応えるため、納入品について環境負荷物質の含有に関
する調査を実施しています。同時に、仕入先へはグリーン調達を行
要求伝達事項
(グリーン調達)
うことで、販売先へは品質保証・環境負荷物質不使用証明などを
行うことで、
サプライチェーンのグリーン化に貢献しています。
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
環境負荷物資の
不使用証明
納入先
品質保証
環境対応製品の販売
イワタニは商社であると同時にガスメーカーでもあり、自社製品とし
て出荷するガスの品質には万全を期しております。お客様が要求さ
消費者
れるガスの純度保証を行うため、商品本部、環境保安部および技術
部[品質保証担当]が協働でガスの品質保証システムの構築に取り
組んでいます。
さらにその運用に関しては、例えば産業ガスについて
は、
ガス技術部[品質管理担当]が行っている産業ガスの品質管理を、
技術部[滋賀技術センター]が分析面(各種ガス分析、分析指導、分
析機器選定)でサポートするなどしています。
イワタニグル ープのセパレートガスプラント
プラント
ISO9001
ISO14001
○
岩谷瓦斯(株)甲府工場
○
また、
イワタニグループのセパレートガスプラントは、品質マネジメント
エア・ケミカルズ(株)喜連川プラント
○
○
の国際規格であるISO9001認証を取得し、高水準の品質管理体制
山陽エア・ケミカルズ(株)大竹工場
○
ー
を構築して、環境負荷物質の混入防止等に努めています。
北陸エア・ケミカルズ(株)敦賀支店
○
ー
イワタニ の 環 境 へ の 取り組 み
物流
日本の総CO2排出量の2割強を運輸部門が排出しており、排出削減の取り組みが重要となって
います。イワタニは、物流面でもグループを挙げて環境負荷の低減に取り組んでいます。
環境に配慮した物流
岩谷産業の連結子会社である岩谷物流株式会社は、
タンクローリー
によるガス輸送・国際輸送業務など、
イワタニグループの物流の中核
を担っています。岩谷物流では環境に配慮した物流を行うため、本
社においてISO14001認証を取得するとともに、関連物流会社に対
して交通エコロジー・モビリティ財団の「グリーン経営」認証取得の支
援を行い、環境マネジメントに努めています。2003年度、岩谷物流
(子
のタンクローリー輸送による年間CO 2 排出量はおよそ15,000トン
会社含む)
となりました。
環境パフォーマンス
イワタニ の 環 境 へ の 取り組 み
法令遵守および
ネガティブ情報
イワタニは、環境関連法規、利害関係者の要求事項の遵守に努めております。
また、問題が明らかになった場合には、すみやかに情報開示を行います。
2003年度の遵守状況
2003年度、環境目標に挙げた「資産等廃棄時のマニフェスト管
理の徹底」について、社内手順書通りに処理が行われなかった例
が2件ありました。これらはいずれも、当社が事業所外に所有する資
環境関連法規一覧
当社の事業に係る
主な環境法規
適用対象例
遵守状況
高圧ガス保安法
LPガスの販売
○
毒物及び劇物取締法
アンモニアの販売
○
に、廃棄物の処分が開始されたものです。岩谷産業環境保安部で
容器包装リサイクル法
カセットフーの販売
○
は、契約書の締結をすみやかに行うとともに、適切な処理が行われ
廃棄物処理法
事業系廃棄物の排出
△
たことを確認しました。また、当社EMSに則って不適合是正処置
大気汚染防止法
ボイラーの使用
○
日本経団連
環境自主行動計画
事業活動全体
○
産を処分する際の手続きに不備があり、委託契約書の締結作業中
(ISO14001要求事項)
を実施し、関連手順を見直しました。
その他の環境関連法規・利害関係者からの要求事項については、
関連各部署において遵守していることを確認しました。また、社内外
の環境に影響を及ぼした事故はありませんでした。
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イワタニ の 環 境 へ の 取り組 み
環境会計
環境対策に投じた費用やその効果を、社内の環境マネジメントシステムの運用に反映する
ために、また、広く情報を開示するためにも、企業への環境保全の取り組みを定量的に評価
する「環境会計」を、環境省ガイドラインに基づいて集計しています。
(対象期間:2003年4月1日∼2004年3月31日[単位:千円])
分類
主な取り組みの内容及びその効果
投資額
費用額
事業エリア内コスト
881
①公害防止コスト
浄化槽管理費等
②地球環境保全コスト
低公害車の導入(燃料電池車)
③資源循環コスト
廃棄物のリサイクル・処分のコスト
5,
359
容器包装リサイクル法に基づく委託費用
3,
649
家電リサイクル法に基づく委託費用
1,
167
上下流コスト
14,
200
8,
000
サプライチェーン管理コスト
管理活動コスト
59,
077
EMS整備・運用コスト
環境情報開示・環境広告
1,
976
環境負荷計測
1,
748
環境教育コスト
2,
955
2,
669
事業所付近の環境整備
66,144
258,
686
研究開発コスト
環境保全に関する製品等の研究開発
社会活動コスト
地域住民の行う環境活動の支援(*1)
850
環境保全を行う団体への寄附(*2)
472
環境損傷対応コスト
0
自然修復のためのコスト等
合計
アララクリーン会の活動への補助 (*2)
(社)日本ナショナルトラスト協会への寄附など
(*1)
66,
144
361,
689
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
2004年度 環境目的・目標
2005年度までに達成する目標として定めた「環境目的」と、2004年度中に達成を目指す段階である「環境目標」は下
表 のとおりです 。イワタニが特に環 境に影 響を与えている事 務 所および物 流 上 の環 境 負 荷を低 減 するとともに、
環境に有益な活動および法令遵守を考慮して目標設定を行っています。現在進捗が特に遅れている焼却ゴミ排出量
の削減については、
ゴミの発生原因、廃棄のされ方、分別回収の方法などを総合的に見直し、
目標が達成できるように
対策を実施いたします。
No.
環
境
パ
フ
ォ
ー
マ
ン
ス
イ
ワ
タ
ニ
の
環
境
へ
の
取
り
組
み
項目
環境目的(2003∼05年度中期目標)
2004年度環境目標
①
電気及びエネルギー使用量の削減
年間使用量10%削減(99年度比)
9%削減(99年度比)
②
焼却ゴミ排出量の削減
年間排出量20%削減(99年度比)
18%削減(99年度比)
③
営業車の環境負荷の削減(当社)
営業車のLPG車化率 100%
55%
④
配送車等の環境負荷の削減(関係会社)
配送車等のLPG車化率 80%
40%
⑤
物流の合理化による環境負荷の削減
大型CE60基設置(03∼05年累計)
20基設置
⑥
イワタニグループの温室効果ガス排出量の削減
2004年度策定の温室効果ガス排出量削減計画の実施
削減計画の策定および削減計画の実施
⑦
関係会社の環境関連法規遵守の徹底
法規対応状況の調査及び対応策支援
15事業所(03∼05年累計)5事業所
⑧
資産等廃棄時のマニフェスト管理の徹底
マニフェスト管理の徹底(100%実施)
マニフェスト管理の徹底(100%実施)
⑨
工場建設時の環境法規遵守の徹底
施工業者への環境法規遵守指導の徹底
施工業者への環境法規遵守指導の徹底
⑩
環境良品の普及拡大
390ポイント
(社内規定により販売状況をポイント化して評価)
130ポイント
⑪
環境活動の推進
15,000ポイント
(社内規定により活動状況をポイント化して評価) 5,000ポイント
2 0 0 3 年 度 の 活 動に対 する評 価
ISO認証取得
「第7回企業の環境経営度調査」
(日本経済新聞社)
イワタニでは 、自 社 およびイワタニグループ の
において、当社は非製造業部門23位、商社部門6位
ISO9001・ISO14001認証取得で培ったノウハウを
にランクされました。昨年度順位(同5位、2位)
より多少
活かし、品質ISOおよび環境ISO認証の取得支援
後退したものの、評価そのものは高いレベルを維持し
業務を行っています。会社規模や業態に適したコン
ています。なかでも、当社のビジョンに対する評価が高
パクトなシステム構築ときめ細やかなフォローでご好
く、中期 経 営ビジョンとして「 環 境 のイワタニ」を掲げ、
評をいただいています。グリーン調達への対応など
環境マネジメントに優れ、環境良品で存在感のある企
でISO取得をご検討の際はお問い合わせください。
業の実現を目指していることなどが評価されました。ま
た、同調査において、環境イメージランキングで60位に
ランクされました。
イワタニの環境に関する情報開示は、本書のほか、当社ホームページでも行っています。
本書発行以降の最新情報、本書のPDF版等がご覧いただけます。
インターネットでの情報提供(環境への取り組み)
http://www.iwatani.co.jp/jpn/company/ecology/index.html
環 境 年 表
1953年
●わが国で初めて家庭用燃料としてLPガス
「マルヰプロパン」の販売開始
1970年
●創業40周年を記念して企業スローガン
「住みよい地球がイワタニの願いです」
を発表
1973年
●財団法人岩谷直治記念財団を設立
環境保全を含む科学技術に関する研究開発
の表彰や助成、留学生に対する奨学金制度
などを開始
1978年
●わが国で初めて商業用液化水素を製造開始
1980年
●堺LPGターミナル完成
1991年
●高速道路上ではわが国初のオートガス
スタンドが東名足柄サービスエリアにオープン
1994年
●鹿島液化ガス共同備蓄基地完成
環境コミュニケ ーション
環境報告書及びホームページによる情報の開示
イワタニの環境へ の取り組みを広くご理解いただくため、2003年度
は「環境報告書2003」を配布するとともに、
ホームページに環境関連情
報を掲載いたしました。また、広報窓口などに寄せられた環境活動に関
する質問等は、環境保安部(地球環境担当)にて対応しています。
この結果、2003年度にはイワタニの環境活動に対する社外からの苦
情等はありませんでした。また、お寄せいただいた質問を検討し、グルー
「環境・社会報告書2004」の内容に
プのCO 2 排出量を掲載するなど、
反映いたしました。
1996年10月 ●第1回環境委員会開催
環境報告書の活用事例
1997年 4月 ●「イワタニグループ環境憲章」制定
(COP3)併催の
12月 ●地球温暖化防止京都会議
ある証券会社の方から、
「環境報告書2003」をご所望されるお電話が
「エコジャパン’
97」に出展
●グリーン購入ネットワークに加入
ありました。冊子を郵送で差し上げたところ、後日『お客様が大変喜ばれ、
株式を購入したいということでした』というお礼状を頂きました。
(社内報)
「PASSPORT」創刊
1998年 3月 ●環境情報誌
4月 ●「岩谷産業環境方針」制定
環境報告書用途
5月 ●人事研修における環境講座を開講
8月 ●環境マネジメントシステム運用開始
その他
2%
11月 ●堺LPGターミナル
「大阪商工会議所緑化貢献者表彰」受賞
社内使用
9%
12月 ●ISO14001認証取得
1999年10月 ●東京本社及び首都圏支社
広報・IR
16%
「リサイクル推進功労者表彰
リサイクル協議会会長賞」受賞
●環境報告書発行スタート
セミナー等
38%
お取引先
35%
2000年 6月 ●大阪本社及び近畿支社
「おおさか環境賞・奨励賞」受賞
12月 ●日本経済新聞社の第4回環境経営度調査
(非製造業)商社部門にて全項目A評価獲得
発行部数:4,000 部
用途説明
2001年12月 ●日本経済新聞社の第5回環境経営度調査
(非製造業)商社部門1位総合4位評価獲得
2002年12月 ●日本経済新聞社の第6回環境経営度調査
(非製造業)商社部門2位総合5位評価獲得
セミナー等 : 環境セミナー、省エネセミナー、その他環境啓発活動
お 取 引 先 : 営業用資料、その他お取引先への説明用資料
広報・IR : マスコミ、機関投資家、その他来客用
社 内 使用 : グループ企業へ配付
そ の 他 : 研究機関などの調査用、コンクール等出展、未配布分
読者のみなさまのご意見を参考により良い報告書を目指します。
「環境・社会報告書2004」に関する
ご意見・ご質問等はこちらへお寄せください。
環境保安部(地球環境担当)
メールアドレス:kankyo@iwatani.co.jp
TEL:03-5405-7027 FAX:03-5405-7028
会 社 概 要
商
号
岩谷産業株式会社
Iwatani International Corporation
設
立
1945年2月2日
創
業
1930年5月5日
代表取締役社長
牧野 明次
資
本
金
200億96百万円(2004年3月31日現在)
売
上
高
4,330億円(2004年3月期)
1,466名(2004年4月1日現在)
従
業
員
数
事
業
所
数
108ヶ所〔国内102 / 海外6〕
(2004年4月1日現在)
株
主
数
30,199名(2004年3月31日現在)
決
算
期
3月31日
環境・社会報告書2004のお問合せ先
古紙配合率100%再生紙を使用しています。 大豆油インキで印刷しています。
白色度は85%です。
発行日2004年8月 次回発行日2005年7月
東京本社 環境保安部地球環境担当
TEL:
(03)5405 - 7027