GLASS INDUSTRY CONFERENCE OF JAPAN GIC ガラス産業連合会 URL http://www.gic.jp 地球と人にやさしいガラスの旅ちかく地球の内部は4つの部分に分かれています。そのうち、地表から約30kmまでの深さのところまでを地殻といいます。ガラスの多くは、その地殻の部分にふくまれる珪砂や石灰石などの天然素材からつくられます。だから、ガちかくけいしゃちかくせっかいせきはいきかんきょうおせんラスの成分は地殻とほぼ同じ。地球にやさしく、廃棄された場合も、環境を汚染するような物質を出しません。じゅんかん原料から製品になりリユースやリサイクルにより再び製品としてよみがえる、ガラスの循環の旅をめぐりながら、地球と人にやさしいその特性をさぐってみましょう。？ガラスは何でできているのかな？地殻の組成ガラスびんや板ガラスの組成酸化ケイ素(SiO2) 62% 74% 酸化アルミニウム(Al2O3) 16% 1% 酸化カルシウム(CaO) 酸化マグネシウム(MgO) 酸化ナトリウム(Na2O) 酸化カリウム(K2O) 8% 9.5% 6% 15.5% 酸化鉄(FeO) 7% ちかく地殻 ↓ マントル外核内核ガラスの原料けいしゃ船積みを待つ珪砂リサイクル：26 ● 省資源(リデュース) ・カレット業者はいしゅつさくげんガラス工場自治体 ● 省エネルギー・CO2排出削減うすがた・軽量化・薄型化（リデュース）・リサイクル原料の活用・工場内部での再資源化リサイクル原料（カレット）食品・飲料メーカー？ガラスはどうやってつくられるのかな？自治体びん商・はいきぶつ廃棄物処理業者リユースリターナブルびんの例はんばい販売店ビールびんのリユース率は99%。生原料とリサイクル原料（カレット）を混ぜ合わせて高温でとかし、いろいろなガラス製品をつくります。リサイクル原料を活用するとともに、製品そのものの軽量化や薄型化により、省エネルギーやCO2の排出削減が推進されます。また、生産の途中で生じた端材ガラスを、再び原料として使用することも行っています。製品出荷量：100 廃棄：8 天然素材からつくられるガラスの多くは地殻とほぼ同じ成分です。環境ホルモンなどの汚染物質をふくまないので埋め立てられても安全です。廃棄されたガラスは地球にかえります。ガラスの原料は地殻にたくさんふくまれる成分です。その生原料にリサイクル原料(カレット) を加えることにより、天然資源が節約でき、省資源につながります。ガラスの市場自治体？身のまわりにはどんなガラスがあるのかな？？使ったガラスはどうなるのかな？くらしの安全性を高める ● はいしゅつさくげん省エネルギー・CO2排出削減 ● はいきぶつさくげん廃棄物削減(リデュース)● 透明で清潔、環境ホルモンなどの有害な物質をふくまないなどのガラスの特性は、私たちのくらしの安全性を高めてくれます。また、建物にガラスやグラスウールを使用すると、その断熱効果により、省エネルギーとCO2の排出削減が推進されます。さらに、使用ずみのガラスをリサイクルやリユースすることにより、廃棄物が削減できます。はいきぶつ GAME 自動車用ガラスガラスびんえきしょう窓ガラスけいたい液晶ディスプレイや携帯電話にもガラスが使われています。市場にとどまる量：66 はいきぶつよごガラスの製品出荷量を100とすると廃棄物はわずか8%で、しかもこの廃棄物は地球を汚しません。また、出荷量の約30%近くがリサイクルされています。 Copyright 2001 GIC ガラスには未来と夢があるけいたいえきしょうガラスは様々な分野で使われています。そして、その用途は、携帯電話の液晶表示部や液晶テレビ、パソコンのハードディスクなど、身のまわりの意外なところにも、どんどん広がっています。ガラス産業の全体市場は1兆7,000億円。そのうち、住宅、自動車、生活用品などの広く普及している分野がいりょう 50%を占めています。また、情報通信、医療、バイオなどの新しい分野の市場がすでに50%に達しており、今後とも成長が期待されています。ガラスは環境と調和した21世紀の材料として、多くの分野で活躍しています。建築分野断熱材窓ガラス：1,800億円複層ガラスグラスウール：700億円グラスファイバー製品：1,400億円ビル (窓ガラス、断熱材) 住宅の断熱東京ドーム(グラスファイバー製天井) 自動車用ガラス車両用ガラス FRP(※)製ボートびん食器照明用ガラス TVブラウン管用ガラス携帯電話液晶ディスプレイガラス製ハードディスク光ファイバー・マイクロレンズフォトマスク医療用ガラス放射線遮へい用ガラス(病院) 天体望遠鏡の反射鏡(最大直径8m) 船舶・車両分野自動車用ガラス等：1,700億円 ※ FRPとはグラスファイバー強化プラスチック材のことです。生活用品分野びん：2,000億円食器・照明：1,000億円情報通信分野テレビ用ブラウン管：2,000億円ディスプレイ・ガラス基板：1,300億円ガラス製ハードディスク：500億円光ファイバー・レンズ：2,500億円石英ガラス・フォトマスク(半導体製造用) ：2,000億円その他の分野医療用ガラス放射線対策精密機械未来の分野ナノガラスガラスをナノレベルで制御し、建築や情報通信、医療など、様々な分野に役立てようとしています。 ※ 1nm（ナノメートル）= 10億分の1m 数mm 割れないガラスガラス産業連合会〒105-0004 東京都港区新橋3-1-9 日本ガラス工業センター tel.03-3595-1125 fax.03-3595-2719 http://www.gic.jp mailto:info@gic.jp 三次元光回路（光通信用）数mm バイオチップ（血液検査等）板硝子協会 tel.03-3212-8631 http://www.itakyo.or.jp 硝子繊維協会 tel.03-3591-5406 http://www.glass-fiber.net 電気硝子工業会 tel.03-3501-8905 http://www.denki-glass.jp (社)日本硝子製品工業会 tel.03-3595-2717 http://www.glassman.or.jp 日本ガラスびん協会 tel.03-3591-3698 http://www.glassbottle.org (社)ニューガラスフォーラム tel.03-3595-2775 http://www.ngf.or.jp Copyright 2001 GIC