アフリカ論

授業科目名
アフリカ論
科目コード
K130435
科目区分
専門教育科目
開講時期
前期
学部・学科等
国際学部 国際社会学科
曜日
火曜日
必修・選択区分
選択
時限
5~6
標準対象年次
2
授業形態
講義
単位数
2
教室名
イメージラボ(峰)
電話番号 (代表者名)
028-649-5206
e-mailアドレス
(代表者)
ksaka@cc.utsunomiya-u.ac.jp
担当教員名
オフィスアワー
阪本 公美子
前期は、木曜日14:30-15:30とします(研究室にて)。
【授業の目標】
皆さんのアフリカのイメージは、距離的に遠いこと、自分の生活との直接的な関係が
明らかでないこと、少ない偏った情報から形成されているかもしれません。この授業の
最大の目的は、アフリカのイメージを豊かにすることです。例えば、一言で「アフリ
カ」と言いますが、アフリカ大陸には多くの国々が存在し、地域によって異なる自然・社
会環境の下で、異なる歴史をもった様々な人々がそれぞれの生業のもとで生活していま
す。その多様性・多面性の一部を紹介し、皆さんのアフリカのイメージをより豊かにする
と共に現実に即したものにし、更に知りたいと思う知的好奇心を誘うことが、授業の目
標です。
【前提とする知識・経験】
アフリカに対する興味、住む人々と共感をしようとする姿勢を期待します。
【授業の具体的な進め方】
講義と分類していますが、質疑応答・討論など受講者の積極的な参加を期待します。
毎回授業の終わりに授業に関する考察や次の授業の予備知識について書いてもらいま
す。授業に関連した小レポート、レポート及びグループ発表を課します。
【授業計画】
第 1 週 オリエンテーション
第 2 週 アフリカ諸国・地域とそのイメージ・報道(教科書p.142)
第3-12週 アフリカの自然環境・歴史・文化
(3)アフリカの自然環境と人々の生活(p.143, 149-150)
(4)アフリカの世界遺産・観光・生業(概説とビデオ)
(5)アフリカの歴史・文化・宗教・言語(pp.144-148)[小レポート提出]
現代のアフリカ
(6)アフリカの貧困と豊かさ(pp.151-152)
(7)アフリカにおける紛争(ビデオ含)(p.152)
(8)アフリカにおけるHIV/AIDS
(9)アフリカにおけるジェンダーと男女分業[レポート提出]
(10)アフリカの音楽と祭(ビデオ含)
第 11 週 レポート返却、レポート優秀作の発表、質疑応答、グループ発表準備
第12-14 週 グループ発表、授業評価
上記は目安ですが、状況や必要に応じて重点・日程など変わる可能性もあります。
【教科書・参考書・教材と入手方法】
教科書:吉田昌夫(2002)「熱帯アフリカ」『地域研究』古今書院pp.142-156他配布しま
すので、各自整理してください。
【成績評価法】
授業参加・記述・予復習等平常点(35%)、レポート(35%)、グループ発表(30%)を基に総合的に
判断。90点以上を秀、80-89点を優、70-79点を良、60-69点を可、60点未満や出席不足
を不可(19年度以前入学者の場合、出席不足は評価なし)とします。
【教員からのメッセージ】
アフリカの全体像や多様性を提示しますが、個人的にはタンザニアにおける知識・経験
が原点となっているため、知識には偏りがあります。アフリカにおける経験や知識があ
る場合、クラスで共有し、より豊かなアフリカ像を作り上げましょう。