販売店様向け納品書データの連携基盤にiDIVOを採用

C A S E
S T U D Y
ピレリジャパン株式会社
販売店様向け納品書データの連携基盤にiDIVOを採用
SMILE CABとの組み合わせにより、SAP 会計システム
から納品書発行までをシームレスに連携
(ICTの「すべて」
をつなぐデータ連携ミドルウェア)
ピレリジャパン株式会社
販売店様向け納品書データの連携基盤にiDIVOを採用
SMILE CABとの組み合わせにより、SAP会計システム
から納品書発行までをシームレスに連携
世界的タイヤメーカーであるピレリ社(本社:イタリア)の日本支社として、商品の輸入・販売を手がけるピレリジャパン株式会社。
同社は大塚商会が取り扱うSMILE BS 2nd Edition Custom AP Builder(略称:SMILE CAB/開発元:㈱OSK)を採用し、
SAP会計システムと連携した帳票システムに刷新した。この帳票システムのデータ連携に採用したのが、セゾン情報システムズ
の『 iDIVO 』である。これにより、オペレータは、あたかもSAP会計システムの機能として販売店様向けの納品書の自動出力が可
能になり、業務精度の向上につながっている。また、6行明細の複写式から普通紙に複数行明細が印刷可能となり、納品書コスト
の大幅削減と共に、納品書の発行枚数をもとに計上される物流コストの削減にも大きな効果をもたらそうとしている。
ピレリジャパン株式会社
IT マネージャー
コンタクトセンター長
田淵 輝彦 氏
F1をはじめとするモータースポーツ用
委託していますが、作業の費用は納品書
の高性能タイヤから乗用車、農耕車、重
の枚数が一つの基準になっています」
と
機用まで多様なタイヤ製品を製造・販売
田淵氏は説明する。従って、商品に添付
するピレリ社。業務のIT化を積極的に推
する納品書の枚数が増えるとコストもか
進する同社は、
グローバル共通の業務基
さむ。それが物流コストを増大させる一因
盤として基幹系システムにSAPシステム
となっていた。
「しかし、納品書の枚数を
を導入している。
減らせれば、同じ数のタイヤを出荷したと
納品書発行の業務精度を高め
物流コストの削減を目指す
しかし、すべての業務をグローバル標
準に統一できるわけではない。
ピレリジャ
株式会社大塚商会
地域プロモーション部
中央 2 プロモーション課
課長代理
株式会社大塚商会
中央第2 SI グループ
芝システム課
主任
西村 拓 氏
星野 達哉 氏
U se r P rof ile
ピレリジャパン株式会社
本社
東京都港区芝 3-5-5 芝公園ビル 7 階
設立日
1990 年 3月
従業員数
60 人
事業内容
世界的タイヤメーカーであるピレリタイヤの日本支社として、
乗用車用タイヤや二輪車用タイヤなどの輸入・販売を行
う。近年はピレリタイヤが開発した、高い技術と超高性能
を併せ持つハイエンドタイヤの国内需要が順調に拡大。
その輸入・販売にも注力している。
しても、物流コストの抑制が可能になりま
す」
と田淵氏は語る。
SMILE CABとiDIVOを組み合わせ
驚異的な低コストで新システムを実現
パンでは納品書の発行用に独自の帳票
そこで同社は従来の帳票システムを
システムを導入。以前から、
ローカルニー
大塚商会が提案した「納品書印刷デー
ズに対応した納品書の作成・発行が可
タ連携システム」に刷新した。このシステ
能な仕組みを構築している。
ムを構成しているのが、大塚商会が提供
しかし、人手を介して出力作業を行うと、
するシステム追加・開発ツールのSMILE
ミスの発生が懸念される。
「出力ミスをなく
CABとセゾン情報システムズが開発した
し、業務の精度を高めたいと考えていまし
あらゆるデータ連携を最適なコストでセ
た」
とピレリジャパン ITマネージャー コン
キュアに実現するiDIVOである。SMILE
タクトセンター長の田淵 輝彦氏は話す。
C A Bは基幹系システムと連携し、
オリジ
また従来の帳票システムは既製の複
ナルの帳票を容易に作成できるのが特
写式納品書への印字が前提だった。
「1
徴。一方のi D I V Oは適切な機能カート
枚の納品書に6行までしか印字できず、
リッジを組み合わせるだけで様々なシステ
納 品 物が多くなると、複 数 枚の納 品 書
ムとのシームレスなデータ連携を可能に
を発行しなければなりませんでした」
(田
する。プラットフォーム、
アプリケーション、
淵氏)。 さらに、納品書の枚数が増える
データ形式の種類を問わず、安全・確実
と、物流コストに跳ね返ってくる点も課題
なデータ連携を実現する。
だった。
「品物の出荷は倉庫ベンダーに
「このシステムでは、各種帳票の自動
http://www.hulft.com/
共有サーバ
(SAP)
一新された納品書フォーマット
ノートパソコン
データ
連携
CSV
…
帳票
生成
出力
SQL
複合機
基幹システム
監視
SMILE CAB
●帳票生成・出力
●ファイル監視
●データ連携
図 納品書印刷データ連携システムの概要
A4 普通紙への出力を可能にし、従来は無かった受注日や発
iDIVO が監視する共有サーバに、帳票データの CSVファイルが吐き出されると、iDIVO が起動し、
その CSVファイルをSMILE
注番号などの項目が追加された。
CABのデータベースに出力する。SMILE CABは登録されたフォーマッ
トに従って納品書を作成し、
プリンターに出力する仕組みだ。
出力や複数オペレータの同時操作の管
氏は満足感を示す。
式納品書を購入せずに済む。
「その分の
理など、
こちらの求める要件を実現できる
数年先を見据えた運用が可能な点も
用紙コストも削減できます」
(田淵氏)。
点も高く評価しました」
と田淵氏は選定
大きなメリットである。
「新システムはO S
また新しい納品書フォーマットには受
の理由を述べる。
が新しくなっても、SMILE CABとiDIVO
注日や発注番号など従来記載がなかっ
新システムはiDIVOがファイルの監視
のバージョンアップで対応できます。中長
た新たな項目が追加されている。
「それを
とデータ連携を、SMILE CABが納品書
期の運用でコストメリットはさらに高まるで
確認すればモノの流れが今まで以上に
の生成と出力を担当する。具体的には
しょう」
(西村氏)。
確実に把握できます。デザインを一新した
iDIVOが共有サーバを監視。そのフォル
ことで、見やすさとわかりやすさも向上しま
納品書の自動出力を実現し
出力枚数の削減も可能に
した。発送ミスの防止や顧客満足度の
ガーとしてiDIVOが対象のCSVファイル
新システムはオペレータがSAP会計シ
既 存の基 幹 系システムや入力業 務
をS M I L E C A Bのデータベースに出力
ステムに受注データを入力するだけで、
のワークフローを変更することなく、柔軟
する。それをもとにSMILE CABがフォー
納品書を
“全自動”
で出力する。受注処理
な帳 票データの作 成・出力に対 応でき
マットに従って納品書をプリンタに出力
のプロセスを変えることなく、
またオペレー
るのが 、このシステムの最 大の強みで
する仕組みである。なお、出力後のC S V
タの手を一切煩わせることなく、
ピレリジャ
ある。
「今回のケースでS M I L E C A Bと
ファイルはiDIVOによって自動削除され、
パン独自のニーズに対応した納品書を発
i D I V Oの親和性の高さを実証できまし
ローカルシステムにデータは残らない。
行できるようになった。この自動出力の仕
た。今後は帳票まわりに課題を抱える企
データ連携基盤にi D I V Oを採用した
組みには、iDIVOのファイル監視と連携
業に、
このシステムを積極的にアピール
理由について、新システムを提案した大
機能が大きな役割を果たしており、田淵
したいですね」
と大塚商会 主任の星野
塚商会 課長代理の西村 拓氏は次のよ
氏は
「システム管理者がいなくても運用で
達哉氏は期待を込める。
うに述べる。
「監視機能とデータ転送の
きる上、納品書発行時のミスを心配せず
画期的な納品書印刷データ連携シス
機能を併せ持つi D I V Oを活用すれば、
に済むようになりました」
と評価する。
テムを実現したピレリジャパン。今後はこ
S M I L E C A Bとのシームレスな連携が
SMILE CABによる帳票デザインも高
のシステムを有効活用し、物流コストの
可能になり、
ピレリジャパン様が求める自
く評価している。A4普通紙への出力が
低減に加え、納品書発行業務の効率化
動出力ニーズにも対応できると判断しま
可能になり、1枚に印字できる内容も従
を推進し、将来的にはS A Pデータの有
した」。
来より拡大したからだ。
「 従来は複数枚
効活用をさらに展開するなど、経営基盤
実はこのシステムはノートP Cをベース
にわたって出力していた納品書でも1枚
の強化を目指す構えだ。
に開発したもの。SMILE CABとiDIVO
にまとめることができます。納品書の発行
自体も比較的安価な上、高額なサーバを
枚数を削減できるので、物流コストの削
調達することなくシステムを実現できたた
減が可能になります。月額数十万円程度
め、導入コストを大幅に削減できた。
「旧
のコスト削減につながるのではないでしょ
ダにS A P会計システムの帳票データが
C S Vファイルで出力されると、
それをトリ
システムを改修する場合に比べて、
コスト
うか」
と田淵氏は見込む。納品書の用紙
は5分の1程度に収まっています」
と田淵
も普通紙を利用できるため、既製の複写
向上が期待できます」
と田淵氏は語る。
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