ÿþT aro - 2 f[t^Æ0ü0Þ0n0~0h0†0. jtd

学年テーマのまとめ
第2学年
1
単元名
お話を読み,登場人物に手紙を書こう
「お手紙」
研究の視点に沿った授業の展開
(1)
①
第2次のダイナミックな展開
単元を貫く言語活動とその特徴
本単元を貫く言語活動を「お話を読み登場人物に手紙を書こう」と位置づけた。
この言語活動を遂行するためには,「会話や挿絵などから場面の様子を想像する力」
「想像しながら音読する力」「相手のことを思いながら文章を書く力」などが必要で
ある。よって,これらの力が身につくように各時に具体化して単元構成していくこ
とで,指導事項「場面の様子について,登場人物の行動を中心に想像を広げながら
読むこと」(C読むことウ),「語のまとまりやことばの響きなどに気をつけて音読
すること」(C読むことア),「文章の内容と自分の経験とを結びつけて,自分の思
いや考えをまとめること」(C読むことオ)を実現するのにふさわしい言語活動で
あると考えた。
②
言語活動を位置づけた単元構想
【言語活動】
お話を読み,登場人物にお手紙を書こう。
第1次(導入)
第2次(展開)
・
新出漢字の学習をする。・
・
全 文を読 み, 学習の見
第3次(発展・終末)
場面ごとに時や場所, ・
出来事,登場人物の行動
通しを持つ。
や気持ちを読み取る。
・
課題を設定する。
音読劇
・
関連図書の紹介をする。
ひと言お手紙
登場人物にお手紙を書
く。
・
書いたお手紙を紹介す
る。
・
学習のまとめをする。
ユーモア探し
・
読み取ったことをふり
返る。
同じシリーズの本を読む
(2)
①
読みを深めていくための効果的な記述活動のあり方
読書コーナー
並行読書
学年に数カ所,読書コーナーを設置し,「お手紙」の作品も
含まれたシリーズ本を,自由に読めるように設置した。読ん
だものについては,一口感想が書けるようブックリストを準
備し,「お手紙」の学習に出てくる登場人物について関心が持
てるようにした。
②
手紙を書く活動
前単元
読んで考えたことを書こう「どうぶつ園のじゅうい」の学習の中で,学
校の係の仕事を家の人に伝えよう,という活動がある。その際に,家の人にも感想
を手紙にして書いてもらった。それをもらった子どもたちは,手紙をもらったとき
の喜びや,手紙を書くときに,相手のことを思って書くことの大切さを実感し,手
紙を書くことへの意欲
が高まった。
さらに,本単元では,
毎時ごとに「ひと言お
手紙」を書く活動を位
置づけた。登場人物に
その日にわかったこと
や感想などを,手紙に
して書くという活動を
通すことにより,書く
ことへの抵抗をなくし,
読みを深めながら終末の手紙を書く活動へとつなげることができる。
終末ではかえるくんからお手紙をもらったがまくんが,かえるくんへお返事を書
くとしたらどんなことを書くだろうと想像し,かえるくんへお返事を書く活動を取
り入れた。このような活動から,手紙を書くことの良さに気づき,実際に普段お世
話になっている身近な人へ手紙を書くという活動へ発展させた。
子どもたちが書いた手紙に対して保護者からお返事をもらうという体験も取り入
れた。
(3)
学年や目的に応じた交流活動の工夫
書く活動につながりやすいように,学年の発達段階に応じて音読や動作化などた
くさん取り入れ,登場人物の気持ちを想像できるようにした。
この時期の子どもたちに取り組みやすい交流活動とはペア学習であると考え,お
互いに認めあったり意見を言ったりする場を適宜取り入れた。また二人組で音読劇
をしたり,クラス全体を二つに分けて役割読みをしたりする活動も取り入れた。
2
年間を通した記述力を高める取組
・
普段の日記など,テーマや条件を与え取り組ませることで,国語の学習を生かし
たり深めたりすることができた。
・
連絡帳や宅習帳のメモ欄等を活用し,大事なことを聞き取ってメモすることも継
続して行ってきた。
・
自由に詩を書いて紹介できるよう詩のコーナーを設置。
・
今週のニュースを班ごとに書いて紹介する活動
・
生活科でのお手紙を書く活動(町探検でお世話になった町の人へ)(ありがとう
カード,すごいねカード
3
考察
【成果】
・
並行読書で意図的に本を紹介することで,本との出会いのきっかけを作ることが
できた。
・
文を書くことへの抵抗がなくなって,長い文も書けるようになった。
・
シリーズ物の本を好んで読むようになった。
【課題】
・
並行読書はよいが時間の確保をどうするか。またクラス全員にふれさせたい場合,
本の確保をどうするか。
・
表現の仕方を多様化させるための手だての工夫。「よかったね」で終わらないよ
うな,語彙を増やす工夫。
・
文を書かせるとき,自分と比べてどうかなど,観点を与えて指導するための工夫。