ディスクロージャー 2016

JA北つくば REPORT
2016
JA北つくばの現況
−安心で豊かな地域社会の創造−
北つくば農業協同組合
Kitatsukuba Agricultural Cooperative
J A
綱 領
−わたしたちJAのめざすもの−
わたしたちJAの組合員・役職員は、協同組合運動の基本的な定義・価値・原則(自主、自立、
参加、民主的運営、公正、連帯等)に基づき行動します。そして、地球的視野に立って環境変化
を見通し、組織・事業・経営の革新をはかります。さらに、地域・全国・世界の協同組合の仲間
と連携し、より民主的で公正な社会の実現に努めます。
このため、わたしたちは次のことを通じ、農業と地域社会に根ざした組織としての社会的役割
を誠実に果たします。
わたしたちは、
1
地域の農業を振興し、わが国の食と緑と水を守ろう。
1
環境・文化・福祉への貢献を通じて、安心して暮らせる豊かな地域社会を築こう。
1
JAへの積極的な参加と連帯によって、協同の成果を実現しよう。
1
自主・自立と民主的運営の基本に立ち、JAを健全に経営し信頼を高めよう。
1
協同の理念を学び実践を通じて、共に生きがいを追求しよう。
はじめに
日頃、皆さまには格別のご支援をいただき厚く御礼申し上げます。
JA北つくばは、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JAに対するご理解
を一層深めていただくために、当JAの主な事業の内容や組織概要、経営の内容などについて
利用者のためにわかりやすくまとめたディスクロージャー誌「2016JA北つくばの現況」を
作成いたしました。
皆さまが当JAの事業をさらにご利用いただくための一助として、是非ご一読いただきます
ようお願いいたします。
今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平 成 28 年 5 月
北つくば農業協同組合
本冊子は、農業協同組合法第 54 条の 3 に基づいて作成したディスクロージャー誌です。
JAのプロフィール
◇設
立
平成 5 年 2 月
◇本 店 所 在 地
茨城県筑西市岡芹 2222 番地
◇出
資
金
34 億 6 百万円
◇総
資
産
2,062 億 54 百万円
◇単体自己資本比率
18.05%
◇組 合 員 数
24,083 人
◇役
員
数
39 人
◇職
員
数
665 人(パート・臨時を含む)
◇支
店
数
10
◇営農経済センター数
2
(平成 28 年 1 月末現在)
1
JA北つくば REPORT
目
次
ページ
基礎資料編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
ごあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
経営理念・経営方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
経営管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
事業の概況(平成27 年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
事業活動のトピックス(平成27 年度)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
農業振興活動・地域貢献活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
リスク管理の状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19
自己資本の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
信用事業・共済事業にかかる苦情処理措置および紛争解決措置・・・・・・・・・・・・・・・・25
事業のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
JA北つくば子会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
JAの概況・組織
沿革(あゆみ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
機構図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
役員構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
組合員数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
地区一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
店舗等のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
特定信用事業代理業者の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
店舗等のご案内(主な施設)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
経営資料編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
決算の状況
貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
注記表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
剰余金処分計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
部門別損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84
損益の状況
最近5事業年度の主要な経営指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
利益総括表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
資金運用収支の内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
受取・支払利息の増減額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
経営諸指標
利益率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
貯貸率・貯証率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
職員一人当たり及び一店舗当たりの指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
2
JA北つくば REPORT
目
次
各事業の実績
ページ
信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
共済事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
購買事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
販売事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
農業倉庫事業・加工事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107
利用事業 ・宅地等供給事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
その他の事業・農業経営事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109
直売事業・指導事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
自己資本の充実の状況編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111
自己資本の構成に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112
自己資本の充実度に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
信用リスクに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116
信用リスク削減手法に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・120
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項・・・・・・・・・・・・122
証券化エクスポージャーに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122
出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122
金利リスクに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124
連結情報編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
グループの概況
グループの事業系統図・子会社等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・126
連結事業概況(平成27 年度)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129
連結損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・130
連結注記表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・131
連結剰余金計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・156
連結事業年度のリスク管理債権の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・156
連結事業年度の事業別経常収益等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・157
連結自己資本の充実の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・157
財務諸表等の正確性等にかかる確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・158
連結自己資本の構成に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・159
連結自己資本の充実度に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・161
信用リスクに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・163
信用リスク削減手法に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・167
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項・・・・・・・・・・168
証券化エクスポージャーに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168
オペレーショナル・リスクに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168
出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・168
金利リスクに関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・170
法定開示項目掲載ぺージ一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・171
3
JA北つくば REPORT
基礎資料編
4
JA北つくば REPORT
ごあいさつ
皆様方には、平素よりJA北つくばをご利用頂き厚
く御礼申し上げます。本年も当JAの経営方針や事業
内容、実績などできるだけ多くの経営情報をご紹介す
るため、ディスクロージャー誌「2016JA北つくば
の現況」を作成いたしました。是非、ご一読いただき、
当JAに対するご理解を深めていただければ幸いに存
じます。
はじめに、昨年9月に発生した関東・東北豪雨では
多くの家屋が洪水に見舞われた他、本年4月の熊本地
震では、建物の倒壊や土砂崩れで尊い命が失われまし
た。5年前に発生した大地震の恐怖を蘇らせる出来事となってしまい、改めて自然災害の脅
威を痛感したところでございます。被災された皆様方には、心よりお見舞いを申し上げると
ともに、いち早い復旧・復興を願っております。
さて、TPP交渉については反対運動も実らず本年2月に大筋合意となってしまいました。
米や麦、乳製品など農畜産物の重要5項目の関税を維持するとした国会決議に反し、米国の
意向に沿おうとする行為に生産現場では怒りと不安の声が広がっております。農業の問題だ
けでなく、食の安全・安心、医療、保険など国民生活に直結する大きな問題であり、地域農
業や地域経済、生活に極めて大きな影響を及ぼすことが懸念されますので、今後も国会批准
阻止に向けて引き続き運動を展開してまいります。
また、JAグループに組織、事業運営の転換を迫る改正農協法が本年4月に施行されまし
た。非営利規定の廃止や准組合員の利用規制などにより、地域農協経営の自由度を高め、国
内農業の競争力強化を図る狙いがあると言われております。しかし、このことは総合農協の
解体にもつながりかねない問題であり、JAは「食と農を基軸とした地域に根ざした協同組
合」として多様なニーズに応え、担い手をサポートし、農業者ならびに地域住民一体となっ
て「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」を実現していくため、協同組合の
基本理念を再確認し、環境変化に対応しながら事業運営を行なってまいります。
具体的には、昨秋開かれた第27回茨城県JA大会での決議を踏まえ、「JA自己改革」
運動を展開します。3ヵ年の工程表を作成し、①農業者の所得増大への貢献、②地域とくら
しを豊かで元気にするための協同組合運動の再構築、③JA自己改革を実現するための組
織・事業基盤の拡充強化の3つの運動目標を掲げ実践し、進捗管理を行いながら、地域農業
の振興と地域社会の貢献に取り組んでまいります。
以上、JA北つくばは、組合員と地域社会の負託に応えJAとしての使命を果たすため、
農業者の協同組織である原点に立ち返り、農業者・地域住民の皆様方と手を携えて、事業運
営を行ってまいりますので、なお一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げごあ
いさつとさせていただきます。
平成 28 年 5 月
北 つ く ば 農 業 協 同 組 合
代表理事組合長 國府田 利夫
5
JA北つくば REPORT
経営理念・経営方針
―
地域の発展の中に当JAの源泉があります
―
◇ 経営理念
「JA北つくば」は自己改革を通じ、地域農業の持続的発展と心豊かで健康な生きが
いのある地域社会づくりに貢献します。
◇ 経営方針
Ⅰ.持続可能な農業の実現に向けて取り組みます。
① 持続性ある地域農業の振興を目指し、農業を支える担い手への支援及び出向く営農指導体制の充
実を図り、夢と魅力のある農業への変革と負託に応えられる経済事業体制を確立し、農を起点とし
た所得の向上とシェアの拡大を目指します。
② 豊かな自然条件・環境を生かした特色ある産地づくりを進めるとともに、生産者・消費者をひと
つにつなぐファーマーズマーケットを地域農業の情報発信基地や交流拠点とし、あわせて安全・安
心な農畜産物の提供を図ります。
Ⅱ.豊かで暮らしやすい地域社会の実現に向けて取り組みます。
① 地域のライフラインを支えるJAとして、多様な組合員・地域住民・NPO・学校・行政等関係
機関と連携し、地域を協同で支える実践を行います。
② JA支店を拠点に、地域コミュニティの活性化に向けた「JA地域くらしの戦略」を実践します。
Ⅲ.地域から信頼されるJAを目指して経営基盤強化を図ります。
① 地域特性等を踏まえてJA自らのビジョンを描き、安定的な経営基盤の確保に向けた「JA経営
基盤戦略」を策定します。
② 次代につなぐ組合員基盤強化・組織活動支援の実践として、JAに集う意義を事業や教育文化活
動等を通じて広げるため組合員学習に取り組みます。また、組合加入促進や女性部、青年部、部会、
組合員活動の支援に取り組みます。
③ 健全経営に相応しい経営態勢確立のため、求められる経営資源の再配置、総合的なリスク管理体
制の構築に取り組みます。また、効率化への取り組みや資本・財務対策等により、健全性の向上を
図ります。
Ⅳ.食料・農業・地域・JAへの理解醸成に向けて取り組みます。
① 農業・地域の情報を消費者に対して効果的かつ継続的に発信するため、地域密着型広報活動を実
践します。
6
JA北つくば REPORT
② 食料・農業・地域とそれを支えるJAへの理解醸成に向けて、消費者に身近な「食」をテーマに
訴求し、JAグループ全体で一体感のある取り組みを行います。
経営管理体制
◇ 経営執行体制
JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定
事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っていま
す。また総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。
特に信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第30条に規定する員外
監事及び常勤監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
事業の概況(平成 27 年度)
◇ 経営環境と平成 27 年度の業況・事業実績・損益状況の概要
(1)農林水産業情勢及び金融経済環境その他の組合を取り巻く環境
日本農業は、農業従事者の高齢化や遊休耕作放棄地の増加、TPP協定への署名・批准やJA規
制改革による改正農協法施行などの問題を抱え、あわせて農畜産物価格の不安定性や自然災害等の
発生により様々な不安を抱えています。
また、昨年の日本経済の前半は、安倍内閣の経済政策や日銀による量的・質的緩和策の継続、円
安を背景とした企業業績の改善や企業統治改革への期待が高まり株価を押し上げました。しかし後
半は、中国人民元の引下げをきっかけに中国景気減速への懸念が意識されると、金融市場では急速
に投資家のリスク回避姿勢が強まりました。このような状況を踏まえ日銀は 1 月 29 日、新たな金
融緩和としてマイナス金利政策を発表しました。
(2)組合の当該事業年度における主要な事業活動の内容及び成果
3ヵ年計画の最終年次にあたる今年度は「次代につなぐ地域農業・地域協同の実践運動」の完遂
を目標に掲げ、農畜産物の有利販売に向けて営農指導事業の充実を図るとともに、次世代や地域と
のかかわりを大切にし、多様な機会を通じて未来につなぐ農業や食の大切さを伝えました。
このような中、農家所得の向上に向けて新規需要米(飼料用米)への作付け誘導や買取米を巡る
環境回復等により販売事業が改善されるなど、事業利益 6 億 5,085 万円(前年比 220.2%)、経常
利益 7 億 9,652 万円(前年比 172.3%)、当期剰余金は 5 億 3,406 万円(前年比 183.9%)と
増加しました。なお、地域に根差した金融機関として、引き続き不良債権の処理や財務基盤の拡充
7
JA北つくば REPORT
などに取り組み、
不良債権比率 2.15%(前年比 0.24%低下)
、
自己資本比率 18.05%(前年比 0.48%
低下)となりました。なお、主な事業活動と成績は次のとおりです。
[営農経済事業]
平成 27 年産米は、8 月中旬以降の日照不足や台風・水害等の影響による品質・収量低下によ
り、非常に厳しい集荷状況となりましたが、新規需要米(飼料用米)生産拡大への取り組みもあ
り、一定程度の需給改善・米価回復により販売環境の改善が図られました。
今年度は 26 年産米の価格下落の危機感から主食用米の作付けを抑制し、需給改善に向けて飼
料用米の作付けを推進したことにより、前年対比 2.6 倍までに取扱が伸張しました。この結果、
買取米は 232,581 俵(前年比 78.25%)に留まりましたが、各種制度米においては加工用米
191t、新規需要米 6,820t(飼料用米 6,700t・米粉用米 120t)の集荷をしました。なお、
生産者の手取確保のために今年産米を 60 ㎏当たり 11,300 円(コシヒカリ確認米基準)で買取
りをしましたが、28 年産米以降も再び価格下落が思料されることから、継続的に飼料用米の作付
けを推進いたします。
経営所得安定対策では、担い手農家の経営安定に向けて諸外国との生産条件の格差から生じる
不利益を補正する交付金(ゲタ対策)と、農業者の拠出を前提とした農業経営のセーフテイ―ネッ
ト対策(ナラシ対策)が実施されています。そうした中で今年度の飼料用米の作付面積は大幅に
増加し農業所得の向上に貢献しました。なお、販売時点の農家手取額は少額となることから、水
田活用直接支払交付金の前払措置を活用し、年内の交付を実現しました。また、27 年産以降の主
食用米生産数量目標の配分は、単一値配分から自主的な生産の判断を促すために自主的取組参考
値が付記され、幅を持たせた配分が示されました。
1 月の降雪では、ハウスの倒壊や損壊によりイチゴやレタス、定職時期を迎えていた小玉スイ
カに影響を及ぼし、JA管内での農作物は推計 8,583 千円、農業施設は推計 104,348 千円の被
害が生じるなど、大きな農業被害が発生しました。当JAでは早期復旧を目指すため、いばらき
自民党政務調査会の現地調査への対応と農業施設再建に向けた助成を要請するとともに、いち早
い被害状況の把握に努め、農家組合員からの応援要請のもと、JAグループ茨城・茨城県生協連
の職員とともに倒壊したハウス撤去作業を行なうなど、相互扶助の精神に基づき災害復旧ボラン
テイア活動を行ないました。
[信用事業]
地域から信頼されるJAバンクの確立や多様化する利用者のニーズに対応するため、信用事業
担当職員の資格要件の導入に向けた教育研修の充実を図り、事務処理の堅確性向上及び、支店窓
口機能の強化に努めました。
また、現場営業力強化プログラムを導入し、顧客サービスへの向上、支店の活性化を図るとと
もに、MA(マネーアドバイザー)や融資渉外担当者による継続的な年金無料相談会や休日ロー
ン相談会の開催、住宅関連業者へのアプローチや他金融機関利用者の呼び戻し推進を展開した結
果、貯金残高 1,857 億 6,884 万円(前年対比 102.8%)
、貸出金残高 298 億 3,698 万円(前
年対比 91.1%)の取扱実績となりました。
8
JA北つくば REPORT
[共済事業]
利用者の皆さまへの安心と満足の提供や豊かな生活づくり、健康で安心して暮らすことのでき
る地域社会づくりへの貢献を基本方針として、コンプライアンス体制への取組強化やLA担当者
(ライフアドバイザー)による安心チェックを定着させ、加入内容の説明や未請求案件の解消、
保障点検の質的向上を図りました。
この結果、保障点検実施戸数が 15,124 戸を数えるに至り、顧客ニーズに沿った保障提案を行
うことができましたが、少子高齢化の影響や満期等の増加、死亡保障から生存保障等への切換え
等により新契約保障高は 382 億 3,665 万円(前年比 83.4%)となり、長期共済保有高も 7,298
億 8,079 万円(前年比 95.8%)となりました。また、共済金の支払いは、満期による支払いや
年金等の生活保障、財産形成にお役立ていただいた金額が 67 億 6,115 万円、入院や死亡、建物
損害・交通事故等の補償や賠償としてのお支払いが 21 億 9,138 万円となり、これにより今年度
は 89 億 5,253 万円の共済金をお支払いさせていただきました。
◇ 決算概況をふまえ対処すべき組合の課題
イ.信頼に応える農畜産物の販売
消費者のJAに対する信頼に応えるため、JAと生産者の協力により生産段階から販売段
階まで一貫した食の安全・安心に取り組みます。そのため生産履歴記帳運動を実践し、生産
部会などと連携してJA内に有効なチェック体制を構築します。
ロ.組合員や地域との結びつきの強化
組合員や地域との結びつきを強めるため、総合JAとしての機能を発揮し、より信頼され
る組織づくりに取り組みます。そのためJAくらしの活動として食農教育や食育活動、地域
貢献活動などを積極的に実践します。
ハ.コンプライアンス(法令遵守)態勢の強化
JAとしての社会的責任を果たすためコンプライアンスの徹底を図ります。そのため全職
員の自律性の確立に向けて、各種の研修会などを通じ専門的知識の習得や自己管理能力の向
上に取り組みます。
ニ.JA自己改革に対する取り組み
組合員の皆さまから一層信頼されるJAを目指して、協同組合の理念に基づき行動します。
JAは地域農業を第一に考えて生産コストの削減や販売力の強化に努め、農業所得の向上
に取り組むとともにJAの存在意義を発揮するため、地域社会との関わりを積極的に推進し
ます。
このことから、組合員アンケート等を参考にJAの自己改革に取り組みます。
9
JA北つくば REPORT
◇ 平成27年度決算の概要と主要業務の概況
(単位:千円、%)
区
分
項
利
益
295,641
650,855
経
常
利
益
462,216
796,520
金
290,385
534,064
期
剰
余
務
総
資
産
200,751,737
206,254,084
純
資
産
13,461,094
13,828,244
単体自己資本比率
18.53
18.05
貯
金
180,609,368
185,768,844
預
金
121,564,547
130,291,778
用
事
金
32,745,624
29,836,989
券
26,519,023
25,881,577
債
6,132,528
6,119,191
他
20,386,495
19,762,385
長期共済(保障)保有高
762,068,737
729,880,790
短期共済新契約掛金
889,223
919,175
購 買 品 供 給 高
5,550,461
5,388,198
販 売 品 取 扱 高
14,687,759
14,896,477
米
3,692,668
3,156,923
出
業
有
価
証
国
そ
共
平成 27 年度
業
貸
信
平成 26 年度
事
当
財
目
済
事
の
業
購
買
事
業
販
売
事
業
買
取
農 業 倉 庫事 業
取
扱
高
106,425
101,138
加
工
事
業
取
扱
高
42,005
45,378
利
用
事
業
取
扱
高
523,525
508,029
宅地等供給事業
取
扱
高
31,303
39,718
そ の 他 事 業
取
扱
高
753,962
818,059
10
JA北つくば REPORT
事業実績の推移
11
JA北つくば REPORT
事業活動のトピックス(平成27 年度①)
◇ 常総市での水害復旧支援活動
記録的な豪雨で甚大な被害を受けた常総市で支
援活動を行いました。
炊き出し用の食材や女性部による支援物資の
提供を行った他、JA常総ひかり施設の復旧作業
と並行し、地域住民や組合員宅への支援活動を行
いました。
◇ 2015年の農畜産物PR
「茨城を食べよう収穫祭」
10月24∼25日の2日間、茨城の旬の食材
や料理などを集め販売するイベントが開かれ、当
JAも参加しました。
当JAのブースでは、特産梨の「にっこり」や
レタス、トマト、ネギなどの農産物をPR販売。
また、県西地域農業振興協議会(JA北つくば
他3JA)が、独自ブランドとして提供する「ラ
★ウエスト」シリーズの青果物の販売も行いまし
た。地場産の新米コシヒカリのすくい取りには多
くの人が行列を作り、大盛況となりました。
12
JA北つくば REPORT
事業活動のトピックス(平成 27 年度②)
◇ 水戸ホーリーホックとの連携による
農畜産物の販売PR
茨城の農畜産物PRを図るため、サッカーJ2
の水戸ホーリーホックと連携し、ケーズデンキス
タジアム水戸において、当JA管内で生産された
農畜産物の販売促進活動を行いました。
JA北つくば産の旬の農産物を販売し、消費者
に大変好評でした。
(開催:平成27年4月∼8月までの計4回)
◇ 旬の農産物フェア・食農教育としての
農業収穫体験
ファーマーズマーケット「きらいち」筑西店・
結城店では、旬の農産物フェアを開催し、地元特
産物を地域の皆様に提供しました。
また、
「きらいち」筑西店の体験圃場では地域
の子供たちを対象に『食農教育』の一環としてさ
つまいもの収穫体験を実施しました。
◇ 2015ふれあいイベント
JAでは地域の皆さんとのふれあいを大切にし
地域の皆さんに愛される支店づくりを目指してい
ます。
JAをもっと身近に感じてもらうため、各支店
で「ふれあいイベント」を開催しました。
13
JA北つくば REPORT
農業振興活動・地域貢献活動①
◇ 農業まつりで新鮮な地場産野菜を販売
「食と農、地域とともに」をテーマに農業まつ
りを毎年開催しています。新鮮な地場産野菜を格
安に提供し、女性部員による山菜おこわ等の模擬
店、よさこいなどの催し物の披露、青年部員によ
る杵つき餅の販売、輪投げ大会など、地域の皆さ
んとともに楽しんでいます。
◇ 学童野球大会「第12回JA共済北つくば杯」
次代を担う少年・少女たちの体力向上と参加児
童たちの地域交流を目的として、学童野球大会を
開催しました。
大会には、JA管内の筑西市・桜川市・結城市
のスポーツ少年団 25 チーム(422 人)が参加
し、熱戦が繰り広げられました。
◇ 第 4 回JA北つくばサッカー教室
地域貢献と食農教育の一環として「第4回JA
北つくばサッカー教室」を開催しました。筑西市
内のサッカースポーツ少年団4チームから41人
が参加。FC水戸ホーリーホックコーチの指導の
もと、パスやドリブルなどの技術のほか、あいさ
つや整列などの基本マナーの習得、チームリーダ
ーとしての役割を学びました。
その後、地場産農産物で作ったカレーや豚汁な
どを味わいながら、児童たちとふれあいました。
14
JA北つくば REPORT
農業振興活動・地域貢献活動②
◇ 子育て支援センター¨はだしっ子¨
JAでは、親子が集いあそびを通して交流を深
め、母親の育児不安の解消と元気な子供の成長を
図ることを目的に「子育て支援センター」を開設
しています。
毎週火・木曜日の「自由あそび」と月1回の「企
画あそび」を行っています。
◇ 親子で農業体験
(5月:定植体験
8月:収穫体験)
日頃農業と親しむ機会のない都会に住む親子
に農業体験を通じて農家との交流を深め、食や農
業の大切さを考えてもらおうと毎年実施していま
す。JA管内の圃場において、エダマメやトウモ
ロコシの種まきと、花のアスターの苗植えを体験
しました。
暑い中での収穫になりましたが、たくさん実っ
ている作物の収穫が楽しくて、参加者は、また来
年も参加したいと笑顔で話していました。
◇ 結婚相談
JAでは、
「結婚相談所」を設けており、社会
的に信頼も厚く幅広い人脈を持つ14名の相談員
が在籍しています。
農業後継者の皆様をはじめ、パートナーをお探
しの方に縁結びのお手伝いをさせていただく活動
をしています。
15
JA北つくば REPORT
◇ 地域からの資金調達状況
JAの平成 28 年1月末の貯金残高は 1,857 億 68 百万円で、組合員、利用者の皆さまのニーズに
お応えするため、特典付会員制定期積金(味覚友の会、湯けむり友の会、夢ツアー倶楽部)や新規優
遇定期貯金、公的年金のお受取りの方を対象とした友の会活動など、目的や期間に応じて各種貯金の
取り扱いをしています。
◇ 地域への資金供給の状況
JAの平成 28 年1月末の貸出金残高は 298 億 36 百万円で、お客さまからお預かりした大切な貯
金を、資金を必要とする組合員の皆さまや事業者の方々などに、適正に供給しています。
農業関連資金
○ 新認定農業者育成資金
(経営維持安定・生産拡大のための資金)
○ 農業経営基盤整備資金
(農道・生産基盤を整備し生産力の向上を図るための資金)
○ 農業経営拡大資金
(生産拡大のための農業施設・機械・農地等の取得、家畜購入・生産
資材購入等のための資金)
○ 農業近代化資金
(近代的でより生産性の高い農業経営の実現のための資金)
○ 就農施設等資金
(就農者による経営準備のための資金)
○ 農業基盤整備資金
(農業生産力の増大・生産性の向上を図るための資金)
○ 農業災害資金
(自然災害により受けた被害のための資金)
生活関連資金
○ 住宅資金
(住宅の新築・増改築、住宅新築に伴う土地取得のための資金)
○ 教育資金
(高校・大学進学資金等の教育に関する資金)
○ 自動車資金
(自動車・バイク購入〔中古を含む〕、修理・点検等のための資金)
○ 生活資金
(生活のために必要な資金)
○ 相続対策資金
(相続税納付のための資金)
◇ 地域密着型金融への取り組み(中小企業等の経営の改善及び地域の活性化のための取組の状況
を含む)
□
農山漁村等地域活性化のための融資をはじめとする支援(農業メインバンク機能強化への取
組)
JAは、地域における農業者との結び付きを強化し、地域を活性化するため、次の取り組みを行
っています。
16
JA北つくば REPORT
(1)農業融資商品の適切な提供
①
各種プロパー農業資金を提供するとともに、農業近代化資金や日本政策金融公庫の取扱いを
通じて、農業者の農業経営と生活をサポートしています。設備資金には「新認定農業者育成特
別資金」
「農業経営拡大資金」
、運転資金には「営農ローン」等をご用意しています。
②
農山漁村に豊富に存在する土地、水、風、熱、生物資源等を活用し、再生可能エネルギーの
供給を地域主導で進め、持続可能な地域農業の振興と農山漁村の活性化、地域循環社会の確立
を目指すことを目的に、農業者等による再生可能エネルギー関連設備投資等に対応するため、
再生可能エネルギー事業資金をご用意しています。
(2)担い手のニーズに答えるための体制整備
①
本支店の融資担当者が、営農・経済担当者がお聞きした情報も含めて把握し、農業融資に関
する訪問・資金提案活動を実施しています。
②
本店に「担い手金融リーダー」を設置し、担い手農業者からの資金需要に対応できるよう取
り組んでいます。
③ 融資渉外担当者全員の「JAバンク農業金融プランナー」の資格取得を目指し、担当者の育
成をしています。
④
JA茨城県信連と一体化した同行推進を継続的に実施し、農業資金の融資や相談機能を行っ
ています。
□ ライフサイクルに応じた担い手支援
JAは、担い手をサポートするため、ライフサイクルに応じて次の取り組みを行っています。
(1)新規就農者への支援
新規就農者の経営と生活をサポートするため、就農施設支援資金を取り扱っています。
(単位:件、千円)
平成 27 年度取扱件数
平成 27 年度取扱金額
平成 28 年3月末残高
1
1,344
31,949
就農施設等資金
□ 経営の将来性を見極める融資手法を始め担い手に適した資金供給手法の取り組み
JAでは、担い手の経営実態やニーズに適した資金の提供に努めています。
(1)負債整理資金による経営支援
農業者の経営再建を支援するため、負債整理資金を取り扱っています。
17
JA北つくば REPORT
□ 農山漁村等地域の情報集積を活用した持続可能な農山漁村等地域への貢献
JAでは、地域社会へ貢献するため、次の取り組みを行っています。
(1)JAバンク食農教育応援事業の展開
JAは、地域の小学生の農業に対する理解を促進するため、管内の小学校40校に対し、農業
に関する教材「農業とわたしたちのくらし」2,340 冊と教員向け学習マニュアル 100 冊、補助
教材DVD40 枚を配布しました。
18
JA北つくば REPORT
リスク管理の状況
リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保
し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく、認識すべき
リスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充実・
強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値が
減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、個別の重要案件又は大口案
件については理事会において対応方針を決定しています。
また、通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店と連携を図りながら、与信
審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を
行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。
不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。
また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計
上し、資産及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負
債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益
が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが
存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また
価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ
り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン
スを重視したALM(資産・負債の総合管理)を基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、
金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの保有
有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、
経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証
券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な
執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
19
JA北つくば REPORT
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難
になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリス
ク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく
不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について資金計画を作成し、安定的な流動性の
確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置
づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っ
ています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること
又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。
収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや、市場リスク及び流動的リスク以外リ
スクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、
損失を被るリスクです。
JAでは、事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続にかかる各種規程を理事会で定め、
その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速
やかに状況を把握して理事会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確
に反映ができるよう努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関
が損失を被るリスクのことです。
JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを
整備するとともに、自主検査を実施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発
生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、
再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備にともない金
融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被
るリスクのことです。
JAでは、コンピュータシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、シス
テムの万一の災害・障害等に備え「災害時対応要領」を策定しています。
20
JA北つくば REPORT
法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
【前文】
○ JA北つくばは、相互扶助の理念に基づき、農畜産物の供給源としての役割や、金融機関とし
ての役割など、協同組合組織として組合員や地域社会に必要とされる事業を通じて、その生活の
向上や地域社会の発展に貢献するという基本的使命・社会的責任を担っています。
○ この基本的使命・社会的責任の実現に向けて、以下のコンプライアンス基本方針に基づく事業
を展開していきます。
○ また、利用者保護への社会的要請が高まっており、最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批
判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営
を行うことがますます重要になっています。
○ このため、コンプライアンス(法令遵守等)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この
徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点に立ち、コンプ
ライアンスを重視した経営に取り組みます。
【基本方針】
○ 当組合は、JAの担う基本的使命・社会的責任を果たし、組合員や利用者の多様なニーズに応
える事業を展開し、社会の信頼を確立するため、当組合の役職員一人ひとりが、高い倫理観と強
い責任感を持って、日常の業務を遂行する。
○
当組合は、創意と工夫を活かした質の高いサービスと、組合員の目線に立った事業活動に
より、地域社会の発展に貢献する。
○ 当組合は、関連する法令等を厳格に遵守し、社会的規範に基づき、誠実かつ公正な業務運営を
遂行する。
○ 経営情報の積極的かつ公正な開示をはじめ、広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図
るとともに、透明性の高い組織風土を構築し、信頼の確立を図る。
○ 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、確固たる信念をもって、排除の姿
勢を堅持する。
21
JA北つくば REPORT
〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプ
ライアンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門に各業務の
主管部署・各支店にコンプライアンス担当者を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修
会を行い全役職員に徹底しています。
毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を設
置し、その進捗管理を行っています。
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の
受付窓口を設置しています。
内部監査体制
JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業
務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通
じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。
内部監査は、JAの本店・支店・事業所・子会社すべてを対象とし、監査基本方針および、年度監
査計画に基づき、監事およびJA全国監査機構と常に連絡・調整し、効率的な監査の実施に努めてい
ます。監査結果は代表理事組合長に報告したのち被監査部門に通知され、被監査部門の改善取り組み
状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会・監事会に報告すること
としています。特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やか
に適切な措置を講じています。
22
JA北つくば REPORT
自己資本の状況
◇ 自己資本比率の状況
JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務
基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理
及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成28年1月末における自己資本比率は 18.05%となり
ました。
◇ 経営の健全性の確保と自己資本の充実
JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項
目
内
容
発行主体
北つくば農業協同組合
資本調達手段の種類
普通出資
コア資本に係る基礎項目に参入した額
34億6百万円(前年度34億5百万円)
JAは「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、
当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な
自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
また、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の方法で質的
又は量的に評価し、リスクを総体的に捉え自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価すること
により、経営の健全性維持・強化を図っています。
23
JA北つくば REPORT
系統セーフティーネット(貯金者保護の取り組み)
JAの貯金は、JAバンク独自の制度で
ある「破綻未然防止システム」と公的制度
貯金保険制度
破綻未然防
止システム
貯金者を保護する
ための国の公的な
制度
破綻未然防止のた
めのJAバンク独
自の制度
である「貯金保険制度(農水産業協同組合
貯金保険制度)」との二重のセーフティネ
ットで守られています。
◇
「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名
称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JA
バンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」
を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱として
います。
◇
「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。
再編強化法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)
に基づき「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、
国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、
体制整備など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導
を行います。
◇
「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共
同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組み
をしています。
◇
貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯
金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的と
する制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
24
JA北つくば REPORT
信用事業・共済事業にかかる苦情処理措置および紛争解決措置
①
苦情処理措置の内容
JAでは、苦情処理措置として業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホーム
ページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA全共連とも連携し、迅速かつ
適切な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
・共通事業におけるJAの苦情等受付窓口
本
店(総務部 リスク管理課)
電
話:0296−25−6600
受 付 時 間:午前8時30分∼午後5時(休業日を除く)
・信用事業におけるJAの苦情等受付窓口
本
店(信用部)
電
話:0296−25−6612
受 付 時 間:午前8時30分∼午後5時(休業日を除く)
支
店(各支店)
電
話:P50「店舗等のご案内」をご参照ください。
受 付 時 間:午前8時30分∼午後5時(休業日を除く)
・共済事業におけるJAの苦情等受付窓口
本
店(共済部)
電
話:0296−25−6601
受 付 時 間:午前8時30分∼午後5時(休業日を除く)
支
店(各支店)
電
話:P50「店舗等のご案内」をご参照ください。
受 付 時 間:午前8時30分∼午後5時(休業日を除く)
25
JA北つくば REPORT
②
紛争解決措置の内容
JAでは、紛争解決措置として次の外部機関を利用しています。
・信用事業
東京弁護士紛争解決センター
電
話:03−3581−0031
受 付 時 間:午前9時30分∼午後3時(正午∼午後1時を除く)
月曜日∼金曜日(祝日・年末年始を除く)
第一東京弁護士会仲裁センター
電
話:03−3595−8588
受 付 時 間:午前10時∼午後4時(正午∼午後1時を除く)
月曜日∼金曜日(祝祭日・年末年始を除く)
第二東京弁護士会仲裁センター
電
話:03−3581−2249
受 付 時 間:午前9時30分∼午後5時(正午∼午後1時を除く)
月曜日∼金曜日(祝祭日・年末年始を除く)
①の窓口又は茨城県JAバンク相談所[電話:029−232−2021・受付時間:
午前9時∼午後5時(金融機関の休業日を除く)
]にお申し出ください。
なお、上記、弁護士会に直接紛争解決をお申し立ていただくことも可能です。
・共済事業
(社)日本共済協会 共済相談所
(電話:03−5368−5757)
(財)自賠責保険・共済紛争処理機構 (電話:本部03−5296−5031)
(財)日弁連交通事故相談センター
(電話:本部03−3581−4724)
(財)交通事故紛争処理センター
(電話:東京本部03−3346−1756)
連絡先については、上記又は①の窓口をご参照ください。
26
JA北つくば REPORT
事業のご案内(信用事業)
信用事業は、貯金、融資、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、JA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき「JAバンク」と
して大きな力を発揮しています。
また、万が一JAの経営基盤が弱くなった場合でも、JA系統金融は独自の信用事業相互援助制度
や貯金保険機構を通じ、貯金者の皆さまのご迷惑を最大限回避する仕組みが整っています。
◇ 貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。普
通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわせてご
利用いただいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込等も
ご利用いただけます。
□ 主な取扱商品
種
(平成 28 年 5 月 1 日現在)
類
特
色
と
内
容
お預入期間
預入単位等
普通貯金に定期貯金をセットすることで自動
融資機能を持たせた大変便利な通帳です。
期間と出し入れの自由
な口座です。
1円以上
ス ー パ ー 定 期
満期日を自由に設定、利率については 300
万円未満と 300 万円以上があります。
1ヶ月以上5年以内
1円以上
ス ー パ ー 期 日
1年間の据置期間後はいつでもお引き出し
できます。個人のみ。
3年(据置期間1年)
300万円未満
大
口
定
期
大口資金の運用に適した商品です。
1ヶ月以上5年以内
1,000万円以上
定
期
積
金
目標式と定額式があり、利回りは3年未満
と3年以上に分かれます。
6か月以上5年以内
1,000円以上
財形貯蓄(勤労者)
勤労者が給与天引きによる貯蓄。
一般財形・財形年金・財形住宅
3年以上(一般財形)
5年以上(財形年金・
財形住宅)
1,000円以上
貯
出し入れ自由(決済性はなし)個人限定商
品で、預け金額に応じた4段階の金利適用。
キャッシュカードの利用可能。
期間と出し入れの自由
な口座です。
1円以上
変動金利定期貯金
金利情勢に応じて6ヶ月ごとに金利の見直
しを行います。3年ものは個人のみ。
2年・3年
1円以上
通
店頭に表示する利率で預入、解約する日2
日前の通知を必要とします。
据置期間7日
5万円以上
①要求払い②決済サービス提供③無利息
出し入れ自由です。
1円以上
総
合
蓄
知
口
貯
貯
座
金
金
普通貯金無利息型
(決
済 用)
(注)金利はいずれも店頭に表示されています。
ご貯金やご融資などの商品やサービスにつきましては、それぞれの商品やサービス内容についてお問い合わせいただくなど、
ご確認のうえご利用ください。
27
JA北つくば REPORT
◇ 融資業務
農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生
活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、農
業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、地域
社会の発展のために貢献しています。
さらに、(株)日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けローンも取り
扱っています。
□ 主な取扱商品
(平成28年5月1日現在)
ご
種
類
お使いみち
ご利用金額
JAマイカーローン 自動車購入等
利
用
方
法
ご利用いただける方
ご利用期間
返済方法
保
証
担 保
満18歳以上満 75 歳未満
の方で最終返済時満 80 歳
未満の方
10 万円以上
1,000 万円以内
6か月以上
10 年以内
元利均等
基金協会保証
不
要
元利均等
基金協会保証
不
要
基金協会保証
不
要
不
要
JA教 育 ロ ー ン
入学金、授業料
等
満20歳以上の方で最終返
済時満71歳未満の方
10 万円以上
1,000 万円以内
6 か月以上
15 年以内
営 農 ロ ー ン
農業経営に必要
な運転資金
満18歳以上の方で最終返
済時満70歳未満の方
(正組合員)
極度額300万円以内
1年以内
(自動更新)
JAカードローン
生活資金
満20歳以上満65歳未満
の方
極度額50万円以内
2 年以内
(自動更新)
約定返済
基金協会保証
JA住 宅 ロ ー ン
住宅の新築
住宅の増改築等
満20歳以上満66歳未満
の方で最終返済時満 80 歳
未満の方
50万円以上
5,000万円以内
3年以上
35年以内
元利均等
元金均等
基金協会保証
必要に
応じて要
農業経営拡大資金
農業施設・農業
機械の取得等
農業者または団体・法人
所要額以内
25 年以内
元利均等
元金均等
基金協会保証
必要に
応じて要
新 認 定 農業 者
育 成 特 別資 金
農業施設・農業
機械の取得等
認定農業者
個人:500万円以内
法人:1,000万円以内
元利均等
元金均等
基金協会保証
必要に
応じて要
農業近代化資金
農業施設・農業
機械の取得等
認定農業者・農業者
個人1,800万円以内
法人 2 億円以内
(うち据置期間
3∼7 年以内)
元金均等
基金協会保証
必要に
応じて要
JA賃貸住宅ローン
賃貸住宅の建
設、増改築およ
び補改修
満20歳以上の方で最終返
済時満71歳未満の方
50万円以上
4億円以内
1年以上
30年以内
元利均等
元金均等
基金協会保証
必要に
応じて要
(うち据置期間 5 年以内)
5年以内
(うち据置期間1年以内)
随時返済
(当座貸越)
15年以内
(注)上記の他にもお客様の要望にお応えできる各種ローンをご用意いたしております。また、ローンのご利用にあたりましては、
ご契約上の規定・ご返済方法・ご利用限度額・現在のご利用額・金利変動ルール等十分ご留意の上ご利用ください。
(詳しくは窓口にてご確認ください。)
◇ 為替業務
全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、
当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実・
迅速にできます。
◇ その他の業務及びサービス
JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業主
の皆さまのための給与振込サービス、自動集金サービスなど取り扱っています。
また、国債(新窓販国債、個人向け国債)の窓口販売の取り扱い、貸金庫のご利用、全国のJAで
の貯金の出し入れや、銀行・信用金庫・コンビニATMなどでも現金引き出しのできるキャッシュサ
ービスなど、いろいろなサービスに努めています。
28
JA北つくば REPORT
信用事業手数料一覧
□ 「JAバンクのキャッシュコーナー」ご利用時間帯・ご利用手数料(1回当たり)
お取引内容
お
引
き
出
し
土曜
日曜
祝日
当JA・県内JAの
キャッシュカード
8:45∼19:00
(無料)
8:45∼17:00
(無料)
県外JAの
キャッシュカード
8:45∼19:00
(無料)
8:45∼17:00
(無料)
提携金融機関の
キャッシュカード
ゆうちょ銀行の
キャッシュカード
お
預
け
入
れ
平日
8:45∼18:00
(108 円)
8:45∼14:00
(108 円)
8:45∼17:00
(216 円)
18:00∼19:00 14:00∼17:00
(216 円)
(216 円)
8:45∼18:00
(無料)
9:00∼14:00
(108 円)
9:00∼17:00
(108 円)
18:00∼19:00 14:00∼17:00
(108 円)
(108 円)
県内JAの
キャッシュカード
8:45∼19:00
(無料)
8:45∼17:00
(無料)
一部の ATM 利用不可
県外JAの
キャッシュカード
8:45∼19:00
(無料)
8:45∼17:00
(無料)
一部の ATM 利用不可
(注)上記の各手数料には消費税が含まれています。
□ 為替手数料一覧
同一店内
当JA本支店
系統金融機関あて
他金融機関あて
432 円
普通扱い(送金小切手)
送金手数料
振 (窓口)
3 万円未満
込
3 万円以上
手
(自動化機器利用)
数
3 万円未満
料
3 万円以上
代金取立手数料
その他手数料
同地交換
108 円
324 円
216 円
432 円
無料
無料
108 円
216 円
216 円 隔地間
送金・振込の組戻料
取立手形店頭呈示料
取立手形組戻料
不渡手形返却料
地方税の収納機関への振込
432 円
(文書扱い)
432 円
648 円
648 円
(電信扱い)
540 円
756 円
216 円
432 円
(普通扱い)
648 円
(至急扱い)
864 円
648 円
648 円
648 円 (648 円を超える取立経費を要する場合は実費)
648 円
540 円
(注1)代金取立手数料の同地交換取立手数料は、担保、割引、商業手形に限り適用します。
(注2)上記の各手数料には消費税が含まれています。
(注3)地域農業や教育・福祉の発展に寄与する法人・団体等の場合、当JAの規程により上記金額の免除又は軽減措置があります。
(注4)お振り込みの場合には、ATMをご利用いただくと手数料がお安くなっています。
29
JA北つくば REPORT
□ 「セブン銀行・ファミリーマートなどのATM」ご利用時間帯・ご利用手数料
お引き出し
(1 回当たり)
お預け入れ
(1 回当たり)
残高照会
当 JA、県内 JA、県外 JA
当 JA、県内 JA、県外 JA
当 JA、県内 JA、県外 JA
8:45 ∼ 18:00
無料
無料
8:00 ∼ 8:45
108 円
108 円
18:00 ∼ 21:00
108 円
108 円
9:00 ∼ 14:00
無料
無料
14:00 ∼ 17:00
108 円
108 円
9:00 ∼ 17:00
108 円
108 円
ご利用カード
ご利用日・時間帯
平日
土曜
日曜
祝日
年末
無料
(注1)振込はご利用いただけません。
(注2)上記の各手数料には消費税が含まれています。
□ 「JAネットワークサービス」ご利用手数料及びサービス内容
◇ サービス利用手数料 無料となります。手数料はかかりません。
◇ サービス内容
ご
残
高
照
会
利
用
内
容
事前に申し込みいただいたご利用口座のご照会時点の残高がご照会いただけます。
入 出 金 明 細 照 会
事前に申し込みいただいたご利用口座の入金明細(最大3ヶ月)がご照会いただけ
ます。
振
事前に申し込みいただいたご利用口座から、当 JA を含む全国の JA 本支店及び他
行の国内支店への振込(電信扱い)がご利用いただけます。
込
◇ 振込手数料
振込先
同一店内
当 JA 本支店間
県内 JA
振込金額
3 万円未満
108 円
無料
3 万円以上
216 円
(注)上記の各手数料には消費税が含まれています。
◇ 国債窓口販売業務
幅広い資産運用ニーズにお応えするため利付国債(2 年債・5 年債・10 年債)個人向け国債(3 年
債・5 年債・10 年債)の窓口販売業務を行っています。
◇ 投資信託窓口販売業務
個人資産増強の要望にお応えするため、債券ファンド・株式ファンド・REIT等 19 商品 21 種
類の投資信託窓口販売業務を行っています。
(積立型の商品も取り扱っています。
)
30
JA北つくば REPORT
事業のご案内(共済事業)
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生命・傷害・
家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両
方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
生命総合共済及び建物更生共済について、共済掛金の払込経路が口座振替扱いの共済契約又は前納
期間中の共済契約の場合はお払込みいただく共済掛金に割安な「口座振替扱掛金」が適用されます。
《主な取扱仕組》
種
終
類
身
内
共
済
容
一生涯にわたり万一のときの保障と多彩な特約で、保障内容を自由設計で
きるのが特長です。
医療共済とのセット加入により入院・手術や先進医療も保障します。
引 受 緩 和 型
終
身
共
済
通院中の方、病歴のある方も簡単な告知でお申込み頂ける保障です。
一生涯にわたり万一の保障が確保されます。
養 老 生 命 共 済
万一のときの保障と将来の資金づくりを両立させた共済です。
医療共済とのセット加入により入院・手術や先進医療も保障します。
一時払養老生命共済 資金づくりと万一の備えのため5年又は10年にわたり保障します。
が
長
ん
共
済
こ ど も 共 済
お子さまの入学資金・結婚・独立資金の準備に最適な共済です。
医療共済とのセット加入により入院・手術や先進医療も保障します。
定 期 生 命 共 済
掛け捨てタイプですので、安い掛金で万一の保障をします。共済期間は、
5 年・10 年・15 年(所定の範囲で自動的に更新)及び 80・90・99 歳
満了の 6 種類があります。
期
共
引 受 緩 和 型
医
療
共
済
入院・手術は原因が疾病か災害かを問わず保障します。
終身タイプ・80 歳満了タイプ・10 年更新タイプの 3 種類があり、入院
や手術のほかに先進医療の保障も加えることもできます。
健康状態に不安がある方でも加入できる医療保障です。
日帰り入院から手術・放射線治療を一生涯保障します。
介
一生涯にわたる介護の保障です
済
医
療
護
共
共
済
済
一時払介護共済
予定利率変動型
年
金
共
済
短
期
共
済
すべての「がん」
(上皮内がんを含む)について診断時から再発・長期治療
までしっかり保障します。
一生涯にわたる介護の保障で、解約返戻金があり公的介護保険制度に連動
したわかりやすい保障です。
豊かな老後のための年金共済です。バリエーション豊富にご希望のプラン
を設計し、年金をお受け取りになれます。
建 物 更 生 共 済
火災だけでなく地震等の自然災害も幅広く保障し、新築・改築や買い替え
の資金づくりも行えます。
自 動 車 共 済
万一の自動車事故を幅広く保障します。
自 賠 責 共 済
自賠法でのすべての自動車に加入が義務づけられています。
傷
害
共
済
日常の「まさか」を、8つの安心プランで保障します。
火
災
共
済
住まいの火災や落雷などの損害を保障します。
31
JA北つくば REPORT
◇
JA家庭用自動車共済『クルマスター』は「安心」と「安さ」が大きな自慢です。
[クルマスター]
日常生活で一番身近な危険因子である「自動車事故」。快適、便利なカーライフのもしもに万全な
備えを提供し、運転者とその家族を最優先に考えた「安心」と「安さ」の個人向けのJA自動車共
済です。傷害保障+対人賠償(共済金額無制限)+対物賠償(共済金額無制限)が自動セットされ、
運転者ご自身や家族への保障、相手方への賠償といったリスクに大きな安心で対応します。
○傷害保障
相手のある自動車事故での自己責任(過失分)の保障、ご契約自動車に搭乗中の方への保障、自
損(自爆)事故の保障、ご自身やご家族の歩行中などの自動車事故の保障、損害額のお支払と見舞
金としての定額のお支払い。
○対人・対物賠償責任
ご契約自動車で他人にケガをさせた場合の保障、他人の車やモノを壊した場合の賠償を無制限で
保障。
上記、クルマスターにご自身の愛車のために車両保障をプラスして更なる安心アップを提供しま
す。
[事故時、故障時にも頼れる安心サービスの提供]
○レッカー現場急行サービス
事故や外出での故障などにより、自力走行不能となった場合に、レッカーで現場急行し、無料(30
㎞以内)で牽引します。
(24 時間安心サービス)
○休日、契約者フリーダイヤル(テレホンサービス)
休日(土、日、祝日)又は休前日の夜間の事故でも、専任スタッフがご契約者側との事故に関す
る相談をお受けします。
○夜間・休日における現場急行サービス
夜間・休日における現場急行サービスを実施しています。
(フリーダイヤル 0120-258-931)
共済事故相談課職員による、契約者に満足度の高い相談・示談解決を行います。
○お客様満足度アンケート調査を行い積極的にお客様の声に耳を傾けて、満足度の高い事故処理サ
ービスに努めます。
32
JA北つくば REPORT
事業のご案内(購買事業)
購買事業は、農業に必要な生産資材や生活に必要な生活物資を、組合員や地域の皆さまに提供する
事業です。
◇
生産資材
農業に必要な生産資材全般(肥料・農薬・飼料
・保温資材・種苗類・包装資材など)の取り扱い
を行っています。良品・低コスト商品の供給のた
め、仕入れ先の選定及び配送の外部委託などコス
ト低減に努めています。
また、生産資材展示会を開催し、低コスト栽培
や新技術情報の提供を行っています。
◇
生活物資
組合員や地域の皆さまに茶葉などの食品類や耐久消費財・衣料品・日用雑貨などを供給しています。
ふれあい食材は「安全・安心」をモットーに、地場産牛肉・豚肉(ローズポーク)
、100%国産大豆使
用の豆腐など、安心できる食材を提供しています。
◇
農業機械・自動車
小型から大型農機の供給のほか、整備・点検を
行っています。農繁期には、組合員の皆様への迅
速な対応できるよう4地区の農機センターを設置
しています。
自動車では、組合員のニーズに応えるため、普
通車・大型車を問わず車両の供給、車検および修
理・整備を行っています。
33
JA北つくば REPORT
販売事業は、JAの地域における総合的な農業生産力を最大限生かした販売戦略と営農指導体制の
強化により、地域の農用地の有効な活用を通じ、足腰の強い農業経営を確立することにより地域社会
の活性化に貢献し農業の発展を目指しています。
JAでは、米の新たな販売戦略として、自主的な販売ルートの開拓により、質の高いJA北つくば
米の販売を行っています。これにより、消費者・実需者ニーズに沿った品質、価格の差別化を図るな
ど販売戦略の創意工夫を行っています。また、地産地消運動や田植えツアー、稲刈りツアーなどを実
施し、消費者との交流に取り組んでいます。
◇
畜産
畜産経営合理化による生産コストの削減・消費
者ニーズにそった「安全・安心」な畜産物の生産
に取り組んでいます。
また、優良種母豚・素牛の導入を進め県銘柄豚
・銘柄牛の拡大に努めています。口蹄疫やPED
(豚流行性下痢)等の被害を防ぐための防疫対策
にも取り組んでいます。
◇ 米・麦・大豆
管内は、温暖な気候と豊富な水・豊かな大地を
誇り、恵まれた環境の中、米・麦・大豆などの
穀物類の生産量は県内では有数の産地となって
います。
米の販売については、コスト削減と有利販売に
よる農業者の所得増大への貢献のためにJA独
自の「買取米」事業を展開しております。
また、主食用米の供給過剰による米価下落に対
し、需給改善に向けて飼料用米への作付誘導を
継続して推進しています。
◇ 銘柄産地再指定(こだま西瓜、小菊)
こだま西瓜、小菊が茨城県銘柄産地に再指定さ
れました。こだま西瓜は、出荷前に試割し糖度食
味共に良質なこだま西瓜を出荷しています。
また、小菊についても、産地独自の規格を設定
し、全量検査を行い品質の安定化を図っています。
今後も産地振興に努めていきます。
34
JA北つくば REPORT
事業のご案内(保管事業)
保管事業は、農家組合員の皆様で生産された米穀類(米・麦・大豆・そば等)の適正な保管管理に
努めています。また、お預かりした米穀類の品質保全を行い、販売を見据えた長期保管にも備えた保
管管理体制の構築を図っています。
◇ 保管体制の強化
管内では、15棟の低温倉庫を設置し、
長期保管による品質の保持と近年多発して
いる自然災害等、不慮の事故に備えていま
す。
◇ 米麦の柔軟な出荷体制
生産農家皆様のコスト削減を図るととも
に、多様な実需者ニーズにも対応するため
適宜フレコンでの出荷が可能なバラ出荷施
設を8ヵ所設置しています。
◇ 「安全・安心」信頼の確保
保有する低温倉庫での厳しい品質管理を
日々行い、安定した「安全・安心」なお米
を実需者へ供給することで、産地の信頼性
の確保を図っています。
35
JA北つくば REPORT
事業のご案内(加工事業)
加工事業は、大消費地や食糧基地の一環として、農産物の付加価値をつけるとともに、多様化
した食生活に対応するために商品開発に取り組んでいます。
◇
精米事業
管内で生産された良質なお米を原料として
使用し、地域の学校給食をはじめ病院給食や外
食・中食への精米販売の展開により地域の食文
化に対する理解促進を図っています。
また、ファーマーズマーケット「きらいち」
店舗内にお米販売コーナーを設け、地元消費者
及びリピーター客の利用が年々増加していま
す。
◇
みそ加工事業
大豆の生産振興と地産地消の一環として地
元産の大豆を原料に、安心できる安全な味噌
「つくばおろし」
(1kg・10kg)をつくり
年金友の会の贈答品や学校給食などで利用し
ています。
◇
豆腐加工
100%茨城県産大豆を使用した豆腐「桜
っ娘」を製造販売しています。
「桜っ娘」は、学校給食やJA食材宅配、フ
ァーマーズマーケットきらいち筑西店・結城
店などで販売しています。
36
JA北つくば REPORT
事業のご案内(利用事業)
利用事業は、一人ひとりの農業者が機械を買い、農畜産物の加工をすることは費用や労力がか
さむため、共同で利用できる施設をつくり、生産性向上と労力軽減による効率的な作業を可能と
し農家経済の安定を図るためのものです。
◇ 野菜集出荷所及び選果場
各地区にある野菜集出荷所では、真空予冷・
低温保冷等の設備により消費者に届くまでの品
質管理を徹底しています。また、平成 27 年度
には結城トマト選果場の更新を行いました。
地域農業の振興はもとより、検査体制の強化
等により、安全・安心な農作物の出荷に取り組
み、北つくばのブランド力向上を図っています。
◇ 種子センター
種子センターでは、毎年生産計画を立て優良
で安定した高品質な種子を生産し、管内の生産
者はもとより県内各地のJAにも供給を行って
います。
◇ 育苗センター
稲作農家の皆様が農作業の省力化と労働力の
削減のため、播種から育苗までの作業工程を育
苗センターが請け負い、必要とする稲作農家へ
健全な苗の安定供給を図っています。
◇ カントリーエレベーター・
ライスセンター
米麦刈取り後の農作業の効率化と生産農家の
労力削減を図るため、管内には、3ヵ所のカン
トリーエレベーターと7ヵ所のライスセンター
が設置されています。
37
JA北つくば REPORT
事業のご案内(指導事業)
指導事業は、生産から販売、流通に至るまでの一貫した指導体制を充実するとともに、環境保全型
農業への対応、専業・大規模農家さらには第二種兼業農家、高齢者、女性部へきめ細かく対応します。
◇ 土づくりと指導体制の充実
現地検討会及び巡回を中心に栽培講習会等を
開催し作物の高位平準化を図っています。
また、作物づくりの原点である土づくりのた
め、年間約3,000点の土壌診断を実施してい
ます。さらには、施肥診断技術者・防除指導員
の養成、営農技術指導士・営農経営診断士等の
資格を取得し営農アドバイザーとして質の向上
を図り「売れる産地づくり」に努めています。
◇ 行政と一体となった取り組み
3市各々に行政とJAの職員が一つのフロア
で、一体となった取り組みを平成19年から行
っています。これらは、担い手農家の経営の安
定に資するよう、諸外国との生産条件の格差の
解消や農業経営のセーフティーネット対策とし
て経営所得安定対策等の交付申請等を行ってい
ます。
◇ 地域の営農とくらしを支援
営農支援センターでは、農業経営支援事業(
確定申告支援、個別経営支援)及び外国人技能
実習事業、介護福祉事業(訪問介護サービス、
居宅介護支援)の3事業を通し、農家組合員と
地域住民の皆様の営農と暮らしを支援する活動
に取り組んでいます。
◇ 女性部の取り組み
元気が見える、笑顔が見える。仲間を増やし
ながら、見える女性組織を目指します。そのた
めに、食と農を軸とした活動、住みよい社会づ
くりへの取り組み(地域貢献)に努めています。
38
JA北つくば REPORT
事業のご案内(その他事業)
◇ 旅行
JA組織の組合員を中心とした事業展開及
び組合員・地域住民とのふれあい活動を支援
し、個人から団体グループなどの旅行相談業
務を行い、サービスの向上を図っています。
◇ 高齢者福祉
高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心
して暮らしていけるよう、訪問介護事業、居
宅介護支援事業(ケアプランの作成等)及び
生活支援事業(介護保険適用外サービス)に
取り組んでいます。
今後もますます多様化するニーズに応える
ため、高齢者一人ひとりの状況に応じた支援
体制を整え、安心した老後を支えています。
◇ 資産管理
市街化区域内農地の有効活用として、ロー
ドサイドにテナントの誘致、賃貸住宅の建設
管理などをはじめとし、土地の開発や売買、
また、組合員の相続対策・税務相談等の業務
を行っています。
39
JA北つくば REPORT
JA北つくば 子会社
法
人 名
所在地
ジェイエイ北つくば
燃料株式会社
筑西市五所宮
408 番地
北つくば農協葬祭
株式会社
筑西市桑山
2506 番地 15
JA北つくば住宅
リフォーム株式会社
JA北つくばアグリ
ファーム株式会社
事業内容
資本金
設立年月日
(千円)
当組合
出資比率
(%)
石 油 販 売 業 平成 15 年 2 月 3 日
30,000
100%
葬
祭
業
平成 18 年 8 月 23 日
20,000
100%
筑西市西石田
584 番地
住宅リフォーム業
平成 20 年 1 月 17 日
9,200
97.8%
筑西市榎生
1212 番地 1
農
業 平成 26 年 2 月 4 日
50,000
99.8%
After
◇
JA北つくば住宅リフォーム株式会社
『安心して暮らせる地域社会の創造』
増改築・リフォームから補修まで、住宅に関す
ることなら当社におまかせ!
After
お困りのことがございましたら、まずは当社に
ご相談ください。
⇒
Before
水まわりリフォーム
◆本下水道への切り替え
◆洗面台・浴室の交換
◆トイレのリフォーム
◆キッチンのリフォーム
◆各種浄化槽
After
室内のリフォーム
屋外のリフォーム
◆畳の面替え
◆床の張り替え
◆クロスの張り替え
◆出窓への変更工事
◆エクステリア
◆外壁の塗装
◆外構工事
JA北つくば住宅リフォーム株式会社
〒308-0834
筑西市西石田 584 番地
お問合せ
〈営業時間〉月∼土曜 8:30 ∼ 17:00
〈定 休 日〉日曜・祝祭日
TEL 0296(25)6670
40
快適な暮らしのリフォーム
◆省エネリフォーム
(オール電化・太陽光発電)
◆バリアフリーリフォーム
◆シロアリ駆除
JA北つくば REPORT
◇
ジェイエイ北つくば燃料株式会社
私の街の「ふれあいホットステーション」
いつも笑顔で真心サービス!
給油以外でも、エンジンルーム・タイヤ・ワイパー
などの点検や洗車など、安心・快適なカーライフのた
めにぜひお役立てください。お車のことでお困りのこ
とがございましたら、お気軽にお申し付けください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
店
電話番号
郵便番号
社
0296(23)1123
〒308-0866
筑西市五所宮 408 番地
課
0296(25)5741
〒308-0866
筑西市五所宮 408 番地
JASS−PORTしもだて
0296(21)1115
〒308-0051
筑西市岡芹 2223 番地
JASS−PORTやまと
0296(20)6155
〒309-1242
桜川市羽田 956 番地 6
お問合せ JASS−PORTあけの
0296(20)5155
〒300-4517
筑西市海老ヶ島 1061 番地 1
JASS−PORTせきじょう
0296(20)3255
〒308-0127
筑西市関本下 50 番地 1
JASS−PORTゆうき
0296(34)1234
〒307-0053
結城市新福寺 2 丁目 21 番地 8
JASS−PORTいわせ
0296(75)8711
〒309-1456
桜川市青柳 384 番地
北つくば配送センター
0120(003)818
0296(48)9083
〒308-0051
筑西市岡芹 2223 番地
本
舗
L
◇
P
G
名
住
所
北つくば農協葬祭株式会社
― 安心・信頼・まごころホール ―
組合員の方はもとより、地域のどなたでも安心して
ご利用いただけます。農協葬祭だからできる安心価格
と納得のサービス!まごころ接待で信頼できるスタッ
フがお迎えいたします。
店
本
舗
名
社
電話番号
郵便番号
住
〒309-1127
筑西市桑山 2506 番地 15
所
0296(21) 7013
東 部 事 業 所
フリーダイヤル
0296(57)1149
0120(05)1149
フリーダイヤル
0296(34)1144
0120(49)1144
〒307-0053
結城市新福寺 4 丁目 13 番地 5
お問合せ JAホール下館
0296(26)6644
〒308-0847
筑西市玉戸 1012 番地 1
JAホール真壁
0296(55)5500
〒300-4417
桜川市真壁町飯塚 951 番地 1
JAホール結城
0296(34)1122
〒307-0053
結城市新福寺 4 丁目 13 番地 5
JA結城会館なごみ
0296(21)2633
〒307-0001
結城市結城 6954 番地 4
JAホール岩瀬
0296(70)8255
〒309-1215
桜川市御領 2 番地 20
西 部 事 業 所
41
JA北つくば REPORT
◇ JA北つくばアグリファーム株式会社
JA 本体から分社化し、2 年が経過しました。設立当初に比較すると農業経営の方向性も徐々に見え
始め、事業内容も概ね定着し、安定した経営が確立されつつあります。
現在、JA管内の耕作放棄地や遊休農地の解消および優良農地の保全、また農産物の生産販売によ
る経営の健全化に向けて鋭意努力しています。
また、近年の農業従事者に関する諸問題として、単なる高齢化ではなく、担い手の高齢化という深
刻な課題が目前に迫ってきているように感じます。これらの問題を解決する糸口として、当社が地域
の担い手として一助となるべく、農業経営に取り組んでいます。
そうしたなか、平成 27 年度の経営面積は 49.4ha(うち再生農地 19.6ha)となり前年に比較す
ると約 15ha の面積の拡大を図りました。これらは当社に対する地域の皆様からの期待の表れである
と感じています。今後も農政の変化や制度改正に柔軟に対応するとともに、農地の有効利用と地域農
業の振興に努めます。
■会社概要
基
本
事
名
項
称
概
要
JA北つくばアグリファーム株式会社
①農畜産物の生産販売
②苗類の生産販売
③農畜産物を原材料とする食料品の製造販売
④農畜産物の貯蔵、運搬及び販売
⑤農業生産に必要な資材の製造販売
玉ねぎの定植風景
事
業
内
容
⑥農作業の受託
再
⑦遊休荒廃農地等の活用による運営管理
生
⑧新規就農者に対する支援事業
前
⑨貸農園等に関するサービス事業
⑩教育研修に関する事業
⑪前各号に附帯関連する一切の事業
再
事務所の所在地
茨城県桜川市大国玉2501番地2
事務所の電話番号
0296(20)6650
事
業
年
度
2月1日∼1月31日
経
営
内
容
水稲、麦、大豆、ネギ、玉ねぎ、レタス
経
営
面
積
田:28.3ha
生
後
42
畑:21.1ha
計 49.4ha
JA北つくば REPORT
概況・組織
○沿革(あゆみ)
平成5年2月1日、旧下館市、結城市、旧明野町、旧協和町、旧関城町、旧真壁町、旧大和
村の7JAが合併しJA北つくばが誕生。平成 18 年 8 月 1 日にJA岩瀬町と合併する。
平成12年
1 月12日 「ホームヘルプ事業」開始
3 月27日 「JA北つくば女性部」設立
平成15年
2 月 13 日 「ジェイエイ北つくば燃料(株)」設立
平成17年
7 月 14 日 「JAホール真壁」オープン
10月 1日 JA北つくば「なでしこスクール(女性大学)」開校
11月28日 「下館南支店」新装オープン
平成18年
8 月 11 日 「JA岩瀬町」と合併
8 月 23 日 「北つくば農協葬祭(株)」設立
11月 8日 セルフSS「JASS-PORTゆうき」オープン
12月 5日 「JAホール結城」オープン
4月 9日
平成19年
筑西市、桜川市、結城市に「水田農業振興室」開所
11日、13日
12月15日 全国米穀取引・価格形成センターに上場、入札に参加
平成20年
1月17日 「JA北つくば住宅リフォーム(株)」設立
4月10日 子育て支援センター「はだしっ子」オープン
9月11日 セルフSS「JASS-PORTしもだて」オープン
平成21年 10月29日 ファーマーズマーケット「きらいち」結城店リニューアルオープン
平成22年
4月
1日 「東部営農経済センター」開設
5月10日 JA本体による「農業経営」の開始
11月25日 「JAホール下館」の取得
平成23年
5月23日 「結城南支店」「西部営農経済センター」開設
7月
1日 「筑西広域食材センター」開設
10月26日 ファーマーズマーケット「きらいち」筑西店オープン
12月23日 セルフSS「JASS-PORTあけの」オープン
平成24年 12月 9日 セルフSS「JASS-PORTせきじょう」オープン
平成25年
1月26日 JA北つくば「合併20周年記念式典」開催
3月
4日 「結城野菜集出荷所」建物・真空予冷装置・低温保冷設備を増設
4月
1日 「営農支援センター(外国人技能実習事業)」新設
11月 8日 セルフSS「JASS-PORTいわせ」オープン
平成26年
2月
4 日 「JA北つくばアグリファーム(株)」設立
平成27 年
6 月 22 日 「結城トマト選果場」新設
43
JA北つくば REPORT
概況・組織
機構図
平成28年5月1日現在
東部営農経済センター
営農課
経済課
総 務 部
協和野菜集出荷所
大和野菜集出荷所
真壁野菜集出荷所
総務課
明野野菜集出荷所
人事教育課
岩瀬野菜集出荷所
企画開発課
大和キュウリ選果場
リスク管理課
東部トマト選果場
経理課
協和支店
資産管理センター
信用共済課
営農経済課
下館資産管理センター
カントリーエレベーター
米麦簡易バラ集出荷施設
大和支店
信用共済課
営農経済課
ライスセンター
米麦簡易バラ集出荷施設
信 用 部
真壁支店
貯金推進課
融資推進課
信用共済課
営農経済課
資金運用課
ライスセンター
資金事務管理課
明野支店
債権審査課
信用共済課
営農経済課
カントリーエレベーター
米麦簡易バラ集出荷施設
共 済 部
岩瀬支店
普及保全課
事故相談課
信用共済課
営農経済課
恒常推進課
ライスセンター
育苗センター
農産物加工所
下館支店
総
代
会
理
事
会
組
合
長
専
務
常
務
信用課
共済課
営農経済課
野菜集出荷所
ライスセンター
カントリーエレベーター
下館南支店
信用共済課
営農経済課
ライスセンター
米麦簡易バラ集出荷施設
梨共同選果場
関城支店
営農経済部
営農経済課
信用共済課
営農経済課
野菜集出荷所
特販課
米麦簡易バラ集出荷施設
新農政対策課
梨共同選果場
園芸課
結城支店
米穀管理課
米穀販売課
信用課
共済課
畜産課
結城南支店
信用共済課
西部営農経済センター
営農販売課
農機センター
(北部・東部・西部・岩瀬)
自動車センター
経済課
旅行センター
営農支援センター
代
表
監
事
常
勤
監
事
米麦管理センター
種子センター
育苗センター
子育て支援センター
監
事
会
野菜集出荷所
ファーマーズマーケットきらいち、協和直売所
監 査 室
精米施設
ホームヘルプセンター
44
トマト選果場
JA北つくば REPORT
概況・組織(役員)
(平成 28 年5月1日現在)
役 職 名
常勤・非常勤の別
氏
名
備
考
非 常 勤
加倉井 豊
業務全般(実務精通者)
JA 全厚連会長、茨城県五連会長
代 表 理 事 組 合 長
常
勤
國府田 利 夫
業務執行全般
代 表 理 事 専 務
常
勤
川 君 男
常
事
常
勤
林
薫
理
事
非 常 勤
飯
島 三 省
総務企画委員
理
事
非 常 勤
野
村
孟
営農経済委員
理
事
非 常 勤
須
藤
栄
金融委員
理
事
非 常 勤
稲
葉 則 夫
総務企画委員
ジェイエイ北つくば燃料㈱代表取締役
理
事
非 常 勤
西
村
金融委員
理
事
非 常 勤
稲
葉 新 一
営農経済副委員長
理
事
非 常 勤
藤
田 久 友
営農経済委員
理
事
非 常 勤
中
村 統 一
総務企画委員
理
事
非 常 勤
鈴
木 春 市
総務企画委員長
理
事
非 常 勤
田
口 文 雄
金融委員長
理
事
非 常 勤
板
谷 正 一
総務企画委員
理
事
非 常 勤
臼
井
営農経済委員長
北つくば農協葬祭㈱代表取締役
理
事
非 常 勤
稲
葉 繁 男
総務企画副委員長
理
事
非 常 勤
鈴
木 正 和
金融副委員長
理
事
非 常 勤
早
瀬 英 昭
営農経済委員
理
事
非 常 勤
小松崎 弘 光
営農経済委員
理
事
非 常 勤
直
井 英 明
金融委員
理
事
非 常 勤
安
田
実
営農経済委員
理
事
非 常 勤
北
島 嘉 典
総務企画委員
理
事
非 常 勤
市
村 清 美
営農経済委員
理
事
非 常 勤
宮
田 和 男
総務企画委員
理
事
非 常 勤
小
林 良 治
総務企画委員
理
事
非 常 勤
渡
邉 達 夫
金融委員
理
事
非 常 勤
塚
越 清 記
営農経済委員
理
事
非 常 勤
清
水 栄 一
金融委員
理
事
非 常 勤
大久保 修 一
営農経済委員
理
事
非 常 勤
篠
﨑
金融委員
理
事
非 常 勤
千
勝 真知子
女性、総務企画委員
理
事
非 常 勤
瀬
畑 知世子
女性、営農経済委員
会
長
務
理
理
事
一
俊
淳
総務・営農経済担当
金融担当(実務精通者)
代
表
監
事
非 常 勤
山
中 光 夫
監査全般
常
勤
監
事
常
勤
成
田 治 彦
監査全般(員外監事・実務精通者)
監
事
非 常 勤
古
澤
諭
監査全般
監
事
非 常 勤
広
瀬 泰一郎
監査全般
監
事
非 常 勤
栗
島 健 司
監査全般
監
事
非 常 勤
菱
沼 良 之
監査全般
45
JA北つくば REPORT
概況・組織(組合員)
組合員数
(単位:人・団体)
資格区分
平成 26 年度
平成 27 年度
正組合員数
個
人
男
性
14,711
14,485
女
性
2,556
2,548
17,267
17,033
89
92
17,356
17,125
計
法人または団体
小
計
准組合員数
個
人
男
性
5,114
5,182
女
性
1,522
1,582
6,636
6,764
192
194
6,828
6,958
計
法人または団体
小
計
組合員総数
個
人
男
性
19,825
19,667
女
性
4,078
4,180
23,903
23,797
281
286
24,184
24,083
計
法人または団体
合
計
46
JA北つくば REPORT
概況・組織(組合員組織)
統一部会
組
H28.5.1現在
織
名
こだま西瓜部会
いちご部会
構成員数(人)
うれる米づくり協議会(下館地区)
97
177
花き部会下館支部
27
51
下館果樹園芸組合
56
肉牛部会
9
下館梨選果場青年部
17
養豚部会
14
下館梨選果場婦人部
47
花き部会
96
労災加入組合(下館地区)
ほっこり南瓜部会
11
インショップ協議会(下館地区)
69
きゅうり選果場部会
49
こだま西瓜部会協和支部
84
きゅうり選果場部会青年部
12
東部きゅうり部会
15
東部とまと選果場部会
95
東部とまと選果場部会青年部
34
女性部
いちご部会協和支部
14,766
青色申告会
397
資産管理部会
86
東部レタス部会
49
次世代農業研究会
20
ファーマーズマーケットきらいち運営協力会
516
連絡協議会
組
織
名
構成員数(人)
200
9
東部トマト選果場部会(協和地区)
61
夏秋トマト部会(協和地区)
17
きゅうり選果場部会協和支部
26
きゅうり部会(協和地区)
33
こだま西瓜青年部(協和地区)
20
協和地区女性部
1,437
年金友の会(協和地区)
1,374
生産組合長(協和地区)
110
受検部長(協和地区)
57
農業青色申告会協和支部
48
こだま西瓜部会大和支部
19
35
レタス連絡協議会
191
園芸部会(大和地区)
白菜連絡協議会
179
加工トマト部会(大和地区)
梨連絡協議会
182
トマト連絡協議会
172
8
大和地区女性部
951
年金友の会(大和地区)
833
生産組合長(大和地区)
63
受検部長(大和地区)
43
農業青色申告会大和支部
13
大和良質米生産研究会
43
真壁生産協力組織連絡協議会
18
48
促成部会(真壁地区)
63
茄子部会(下館地区)
7
園芸部会(真壁地区)
37
ねぎ部会(下館地区)
20
加工トマト耕作部会(真壁地区)
きゅうり部会(下館地区)
14
普通作物生産部会(真壁地区)
31
玉ねぎ部会(下館地区)
52
ゆず生産部会(真壁地区)
24
水田利用経営研究会(下館地区)
97
真壁地区女性部
1,695
年金友の会連絡協議会
12,858
外国人技能実習生受入農家連絡会
組
織
梨部会(下館地区)
41
名
構成員数(人)
9
下館地区女性部
3,238
年金友の会(真壁地区)
1,284
年金友の会(下館地区)
2,457
生産組合長(真壁地区)
151
生産組合長(下館地区)
227
農業青色申告会真壁支部
17
受検部長(下館地区)
198
インショップ協議会(真壁地区)
20
農業青色申告会下館支部
147
良質米研究会(真壁地区)
9
いちご部会(下館地区)
32
花き部会桜川支部
13
野菜部会連絡協議会(下館地区)
21
明野常陸秋そば部会
10
47
JA北つくば REPORT
野菜連絡協議会(明野地区)
41
キャベツ部会(結城地区)
39
水稲採種部会(明野地区)
9
秋冬白菜部会(結城地区)
146
加工トマト部会(明野地区)
1
食茸部会(結城地区)
4
明野地区女性部
1,657
名栗南瓜部会(結城地区)
7
年金友の会(明野地区)
1,385
きゅうり部会(結城地区)
9
青年部(明野地区)
15
トウモロコシ部会(結城地区)
84
生産組合長(明野地区)
62
茄子部会(結城地区)
38
受検部長(明野地区)
62
レタス部会(結城地区)
農業青色申告会明野支部
26
花き部会(結城地区)
22
村田園芸生産組合(明野地区)
4
ねぎ部会(結城地区)
53
明野園芸生産組合
3
大根部会(結城地区)
14
果樹部会(結城地区)
32
施設園芸部会(結城地区)
20
種子生産部会(結城地区)
73
こだま西瓜部会明野支部
10
いちご部会明野支部
11
明野普通作部会
35
きゅうり部会(明野地区)
7
きゅうり選果場部会明野支部
3
花き部会明野支部
24
インショップ生産者協議会(明野地区)
49
梨選果場部会(関城地区)
59
梨部会(関城地区)
40
ハウス梨部会(関城地区)
4
スイカ部会(関城地区)
16
メロン部会(関城地区)
19
ねぎ部会(関城地区)
7
ニラ部会(関城地区)
12
132
結城地区女性部
2,598
年金友の会(結城地区)
3,133
生産組合長(結城地区)
177
受検部長(結城地区)
149
青年部(結城地区)
41
農業青色申告会結城支部
89
結城施設園芸研究会
21
結城普通作部会
83
梨部会(岩瀬地区)
産直部会(岩瀬地区)
ほほえみ部(岩瀬地区)
栗部会(岩瀬地区)
4
16
7
31
キャベツ部会(関城地区)
6
カボチャ部会(岩瀬地区)
施設園芸部会(関城地区)
6
青年部(岩瀬地区)
11
レタス部会(関城地区)
10
女性部(岩瀬地区)
1,804
きゅうり部会(関城地区)
25
年金友の会(岩瀬地区)
1,157
関城青果物連絡協議会
18
農家組合長(岩瀬地区)
129
そば部会(関城地区)
14
農業青色申告会岩瀬支部
普通作連絡協議会(関城地区)
22
大豆部会(関城地区)
19
花き部会関城支部
10
関城加工ポテト組合
3
関城地区女性部
1,386
年金友の会(関城地区)
1,235
青年部(関城地区)
18
生産組合長(関城地区)
65
受検部長(関城地区)
58
農業青色申告会関城支部
43
結城園芸部会
春白菜部会(結城地区)
294
27
48
4
8
JA北つくば REPORT
概況・組織
地区一覧
◇
茨城県筑西市全域
◇
茨城県桜川市全域
◇
茨城県結城市全域
JA北つくば地区
49
JA北つくば REPORT
店舗等のご案内
信用店舗一覧
(平成28年5月1日現在)
名
称
本店(信用部)
電話番号
郵便番号
住
所
(25)6612
〒308-0051
筑西市岡芹 2222
下館支店
(ATM設置)
(20)1288
〒308-0051
筑西市岡芹 2222
下館南支店
(ATM設置)
(24)6385
〒308-0832
筑西市西榎生 1212-1
協和支店
(ATM設置)
(57)4133
〒309-1111
筑西市上星谷 359
大和支店
(ATM設置)
(58)5311
〒309-1231
桜川市本木 1887-1
真壁支店
(ATM設置)
(55)1144
〒300-4423
桜川市真壁町塙世 79-1
明野支店
(ATM設置)
(52)1421
〒300-4517
筑西市海老ヶ島 848
関城支店
(ATM設置)
(37)6521
〒308-0117
筑西市犬塚 143
結城支店
(ATM設置)
(32)5291
〒307-0053
結城市新福寺 4-13-3
結城南支店
(ATM設置)
(35)0666
〒307-0031
結城市大字大木 1902-2
岩瀬支店
(ATM設置)
(75)3101
〒309-1211
桜川市岩瀬 1911-1
店舗外ATM一覧
名
称
住
所
五 所 (旧五所支店)
筑西市五所宮 408
エコス川島店
筑西市布川 1317-15
河 間 (旧下館河間支店)
筑西市羽方 190
大 田 (旧大田支店)
筑西市西方 1441
養 蚕 (旧養蚕支店)
筑西市下中山 407-4
新 治 (旧新治支店)
筑西市新治 2001-1
小 栗 (旧小栗支店)
筑西市小栗 5629
大 国 (旧大国支店)
桜川市大国玉 633
関 本
筑西市関本下 49-1
カスミ岩瀬店
桜川市岩瀬 376-2
特定信用事業代理業者の状況
該当ありません。
(平成28 年5月1日現在)
50
JA北つくば REPORT
主な施設一覧
本
店
監査室
総務部
営農支援センター
ホームヘルプセンター
共済部
事故相談課
営農経済部
米穀課
特販課
旅行センター
下館地区事業所
下館資材センター
下館南資材センター
下館資産管理センター
北部農機センター
伊讃ライスセンター
養蚕ライスセンター
嘉田生崎ライスセンター
河間カントリーエレベーター
大田ライスセンター
下館北部低温倉庫
下館梨共同選果場
下館野菜集出荷所
筑西広域食材センター
ファーマーズマーケット『きらいち』筑西店
協和地区事業所
協和営農経済課
東部営農経済センター
東部資材センター
協和直売所
協和野菜集出荷所
協和米麦簡易バラ集出荷施設
協和カントリーエレベーター
協和精米施設
大和地区事業所
大和ライスセンター
大和野菜集出荷所
いきいきファームやまと(直売所)
大和キュウリ選果場
東部トマト選果施設
真壁地区事業所
東部農機センター
真壁飯塚倉庫
真壁野菜集出荷所
真壁ライスセンター・低温倉庫
明野地区事業所
自動車センター
明野カントリーエレベーター
明野低温倉庫
明野野菜集出荷所
(平成28年5月1日現在)
電話番号
(25)6733
(25)6600
(23)3676
(25)7040
(25)6601
(25)6705
(25)6602
(25)6603
(54)4841
(25)3538
電話番号
(23)2121
(24)6386
(23)1558
(22)7343
(28)7206
(24)5842
(24)5841
(22)7540
(24)3276
(24)7150
(28)1294
(25)5488
(20)1081
(54)4831
電話番号
(21)7505
(21)8055
(57)3387
(57)9955
(57)5044
(57)4220
(20)4130
(21)7330
電話番号
(58)5109
(58)7259
(58)5343
(58)7259
(20)6606
電話番号
(55)4444
(55)2847
(55)1960
(55)1098
電話番号
(52)1424
(52)0254
(52)5570
(52)5950
51
郵便番号
〒308-0051
〒308-0051
〒308-0051
〒308-0051
〒308-0832
〒308-0832
〒308-0832
〒308-0832
〒308-0845
〒308-0832
郵便番号
〒308-0007
〒308-0845
〒308-0825
〒308-0806
〒308-0853
〒308-0815
〒308-0834
〒308-0014
〒308-0832
〒308-0007
〒308-0846
〒308-0006
〒308-0834
〒308-0845
郵便番号
〒309-1111
〒309-1111
〒309-1111
〒309-1111
〒309-1111
〒309-1127
〒309-1112
〒309-1112
郵便番号
〒309-1244
〒309-1244
〒309-1244
〒309-1244
〒309-1244
郵便番号
〒300-4423
〒300-4417
〒300-4423
〒300-4423
郵便番号
〒300-4517
〒300-4541
〒300-4543
〒300-4541
住 所
筑西市岡芹 2222
筑西市岡芹 2222
筑西市岡芹 2222
筑西市岡芹 2222
筑西市西榎生 1212-1
筑西市西榎生 1212-1
筑西市西榎生 1212-1
筑西市西榎生 1212-1
筑西市西方 838-1
筑西市西榎生 1212-1
住 所
筑西市折本 1122
筑西市西方 1441
筑西市下中山 407-4
筑西市小林 194
筑西市伊讃美 572-1
筑西市上川中子 163
筑西市西石田 245
筑西市羽方 190
筑西市西榎生 15-1
筑西市折本 1109-2
筑西市布川 473
筑西市谷部 352
筑西市西石田 584
筑西市西方 838-1
住 所
筑西市上星谷 359
筑西市上星谷 94-2
筑西市上星谷 359
筑西市上星谷 369
筑西市上星谷 94
筑西市桑山 2505-6
筑西市八幡 179-2
筑西市八幡 179-2
住 所
桜川市大国玉 2063-5
桜川市大国玉 2501-2
桜川市大国玉 633
桜川市大国玉 4521-1
桜川市大国玉 4521-1
住 所
桜川市真壁町塙世 79-1
桜川市真壁町飯塚 1075
桜川市真壁町塙世 86-1
桜川市真壁町塙世 79-1
住 所
筑西市海老ヶ島 848
筑西市松原 3628
筑西市竹垣 1051
筑西市松原 1589-1
JA北つくば REPORT
関城地区事業所
電話番号
郵便番号
関城営農経済課
(37)7136
〒308-0117
筑西市犬塚 143
西部農機センター
(37)5024
〒308-0117
筑西市犬塚 142
関城梨共同選果場(青果プラント)
(37)6340
〒308-0129
筑西市上野 1045
関城野菜集出荷所
(37)7372
〒308-0129
筑西市上野 1043
関城低温倉庫
(37)2061
〒308-0129
筑西市上野 1017-4
結城地区事業所
住
電話番号
郵便番号
西部営農経済センター 営農販売課
(35)3501
〒307-0031
結城市大字大木 1902-2
西部営農経済センター 経済課
(35)0777
〒307-0031
結城市大字大木 1902-2
結城種子センター
(33)0750
〒307-0011
結城市大字小森 2232
結城野菜集出荷所
(35)1335
〒307-0042
結城市大字江川新宿 1973
結城トマト選果場
(35)4116
〒307-0031
結城市大字大木 1907-2
資産管理センター
(33)7077
〒307-0053
結城市新福寺 4-13-3
結城米麦管理センター
(33)0471
〒307-0011
結城市大字小森 2232
ファーマーズマーケット『きらいち』結城店
(34)1777
〒307-0053
結城市新福寺 4-13-3
電話番号
郵便番号
岩瀬営農経済課
(75)3201
〒309-1211
桜川市岩瀬 1911-1
岩瀬農機センター
(75)3110
〒309-1211
桜川市岩瀬 1911-1
岩瀬東部ライスセンター
(76)2468
〒309-1452
桜川市加茂部 927-1
岩瀬北部ライスセンター
(75)6611
〒309-1343
桜川市亀岡 865
岩瀬西部ライスセンター
(75)3081
〒309-1222
桜川市長方 168-1
岩瀬育苗センター
(75)1225
〒309-1222
桜川市長方 164-4
岩瀬農産物豆腐加工所
(75)1991
〒309-1347
桜川市富谷 1104-1
子育て支援センター
(70)8501
〒309-1452
桜川市加茂部 1627
電話番号
郵便番号
社
(23)1123
〒308-0866
筑西市五所宮 408
課
(25)5741
〒308-0866
筑西市五所宮 408
JASS-PORT しもだて
(21)1115
〒308-0051
筑西市岡芹 2223
JASS-PORT やまと
(20)6155
〒309-1242
桜川市羽田 956-6
JASS-PORT あけの
(20)5155
〒300-4517
筑西市海老ヶ島 1061-1
JASS-PORT せきじょう
(20)3255
〒308-0127
筑西市関本下 50-1
JASS-PORT ゆうき
(34)1234
〒307-0053
結城市新福寺 2-21-8
JASS-PORT いわせ
(75)8711
〒309-1456
桜川市青柳 384
北つくば配送センター
0120(003)818
〒308-0051
筑西市岡芹 2223
岩瀬地区事業所
ジェイエイ北つくば燃料㈱
本
L
P
G
北つくば農協葬祭㈱
本
社
東 部 事 業 所
西 部 事 業 所
住
所
住
住
所
所
電話番号
郵便番号
(21)7013
〒309-1127
筑西市桑山 2506-15
〒309-1127
筑西市桑山 2506-15
(57)1149
フリーダイヤル
(34)1144
フリーダイヤル
住
所
所
0120(05)1149
〒307-0053
結城市新福寺 4-13-5
0120(49)1144
JAホール下館
(26)6644
〒308-0847
筑西市玉戸 1012-1
JAホール真壁
(55)5500
〒300-4417
桜川市真壁町飯塚 951-1
JAホール結城
(34)1122
〒307-0053
結城市新福寺 4-13-5
JA結城会館なごみ
(21)2633
〒307-0001
結城市大字結城 6954-4
JAホール岩瀬
(70)8255
〒309-1215
桜川市御領 2-20
JA北つくば住宅リフォーム㈱
JA北つくば住宅リフォーム㈱
JA北つくばアグリファーム㈱
JA北つくばアグリファーム㈱
電話番号
郵便番号
(25)6670
〒308-0834
電話番号
郵便番号
(20)6650
〒309-1244
52
住
所
筑西市西石田 584
住
所
桜川市大国玉 2501-2
JA北つくば REPORT
経営資料編
資料編では資産・負債、損益、各事業の実績等に関する事項について、項目ごとにまとめたり、
注記を付けたりして理解しやすいようにしています。
なお、金額は単位未満を切り捨てにより表示しています。
よって、合計額が一致しない場合があります。また、該当のない項目については「−」
、該当は
あるが表示金額未満の場合は「0」と表示しています。
53
JA北つくば REPORT
決算の状況
貸借対照表
(単位:千円)
科
平成 26 年度
目
平成 27 年度
科
(平成 27 年 1 月 31 日現在)(平成 28 年 1 月 31 日現在)
資
産
1.信用事業資産
(1)現
金
(2)預
金
系統預金
系統外預金
(3)有価証券
国 債
地方債
政府保証債
社 債
株 式
受益証券
その他の有価証券
(4)貸 出 金
(5)その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6)貸倒引当金
2.共済事業資産
(1)共済貸付金
(2)共済未収利息
(3)その他の共済事業資産
3.経済事業資産
(1)経済事業未収金
(2)経済受託債権
(3)棚卸資産
購買品
販売品(米)
その他の棚卸資産
(4)その他の経済事業資産
(5)貸倒引当金
4.雑 資 産
(1)職員厚生貸付金
(2)その他の雑資産
(3)貸倒引当金
5.固 定 資 産
(1)有形固定資産
建
物
機 械 装 置
工具器具備品
土
地
リース資産
建設仮勘定
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
6.外 部 出 資
(1)外部出資
系統出資
系統外出資
子会社等出資
7.繰延税金資産
資 産 の 部 合 計
の
平成 26 年度
目
部
負
182,187,154
187,426,954
609,553
634,791
121,564,547
130,291,778
117,957,892
126,680,778
3,606,654
3,610,999
26,519,023
25,881,577
6,132,528
6,119,191
4,999,834
4,089,937
209,637
107,081
7,579,383
7,562,378
939,272
863,357
6,658,368
6,765,077
0
374,554
32,745,624
29,836,989
875,219
893,944
856,693
851,420
18,525
42,524
△126,814
△112,125
657,661
639,219
638,456
629,287
8,859
8,648
10,345
1,282
4,116,783
4,064,311
1,410,814
1,564,582
2,435,173
204,346
244,261
2,333,357
2,119,201
46,392
71,710
158,651
144,344
△75,780
△79,789
791,762
1,184,130
490,035
449,107
301,727
735,023
0
-
6,305,205
5,955,279
5,989,680
5,914,420
8,408,303
8,474,245
2,832,954
2,762,202
1,184,216
1,207,630
2,621,546
2,613,059
792
1,488
6,635
5,207
1,081,575
1,115,797
△10,146,343
△10,265,210
45,525
40,859
6,709,227
6,709,227
6,709,227
6,709,227
6,324,177
6,324,177
276,150
276,150
108,900
108,900
253,943
274,961
200,751,737
206,254,084
債
の
部
182,185,602
1.信用事業負債
180,609,368
(1)貯 金
1,209,042
(2)借入金
367,191
(3)その他の信用事業負債
50,846
未払費用
316,344
その他の負債
1,448,030
2.共済事業負債
636,367
(1)共済借入金
403,093
(2)共済資金
8,790
(3)共済未払利息
399,496
(4)未経過共済付加収入
209
(5)未済未払費用
73
(6)その他の共済事業負債
531,557
3.経済事業負債
298,878
(1)経済事業未払金
65,423
(2)経済受託債務
167,255
(3)その他の経済事業負債
795,475
4.雑 負 債
51,888
(1)未払法人税等
138
(2)リース債務
25,132
(3)資産除去債務
718,315
(4)その他の負債
1,824,782
5.諸 引 当 金
81,821
(1)賞与引当金
1,704,204
(2)退職給付引当金
38,756
(3)役員退職慰労引当金
505,193
6.再評価にかかる繰延税金負債
187,441,855
負
192,425,839
39,000
2,584,096
平成 27 年度
(平成 27 年 1 月 31 日現在)(平成 28 年 1 月 31 日現在)
債
の
部
合
計
187,290,642
185,768,844
1,173,306
499,704
51,011
448,693
1,498,664
621,717
475,984
8,442
392,196
209
113
481,124
317,577
2,956
160,590
791,674
125,039
726
25,643
640,264
1,706,057
79,550
1,607,797
18,708
506,462
純 資 産 の 部
1.組合員資本
(1)出 資 金
(2)資本準備金
(3)利益剰余金
利益準備金
その他の利益剰余金
営農経済事業積立金
信用事業積立金
事業再構築積立金
税効果調整積立金
特別積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
(4)処分未済持分
2.評価・換算差額等
(1)その他有価証券評価差額金
(2)土地再評価差額金
11,552,842
12,057,735
3,405,716
3,406,659
754,877
622,215
1,153,374
1,148,294
純 資 産 の
部 合 計
13,461,094
13,828,244
負債及び純資産の部合計
200,751,737
206,254,084
54
116
116
8,170,293
8,673,424
4,270,000
4,370,000
3,900,293
4,303,424
813,237
813,237
833,268
833,268
497,313
456,673
373,279
515,828
973,596
973,596
409,599
710,820
(290,385)
(534,064)
△23,284
△22,464
1,908,252
1,770,509
JA北つくば REPORT
損益計算書
(単位:千円)
科
目
1.事
業
総
利
益
(1)信 用 事 業 収 益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信 用 事 業 費 用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補填備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金戻入益)
信 用 事 業 総 利 益
(3)共 済 事 業 収 益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4)共 済 事 業 費 用
共済借入金利息
共済推進費
その他の費用
共 済 事 業 総 利 益
(5)購 買 事 業 収 益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6)購 買 事 業 費 用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
(うち貸倒引当金戻入益)
購 買 事 業 総 利 益
(7)販 売 事 業 収 益
販売品販売高
販売手数料
その他の収益
(8)販 売 事 業 費 用
販売品販売原価
販売費
その他の費用
販 売 事 業 総 利 益
(9)農 業 倉 庫 事 業 収 益
(10)農 業 倉 庫 事 業 費 用
農 業 倉 庫 事 業 総 利 益
(11)加 工 事 業 収 益
(12)加 工 事 業 費 用
加 工 事 業 総 利 益
平成 26 年度
平成 27 年度
(平成 26 年 2 月 1 日から平成 27 年 1 月 31 日)
(平成 27 年 2 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日)
4,294,558
4,506,961
1,983,756
2,063,820
1,769,647
1,729,413
(762,187)
(786,557)
(398,827)
(380,727)
(574,227)
(526,849)
(34,405)
(35,278)
42,723
43,047
68,197
140,947
103,188
150,412
181,493
290,409
86,026
90,960
(76,630)
(81,059)
(3,907)
(3,511)
(3,802)
(2,649)
(2,405)
(3,739)
12,491
15,039
12,737
31,460
70,238
152,949
(△39,571)
(△13,512)
1,802,262
1,773,411
1,233,546
1,225,678
1,175,021
1,142,801
17,714
17,214
40,811
65,662
66,025
67,485
17,714
17,214
37,532
39,853
10,779
10,417
1,167,520
1,158,193
5,722,333
5,559,387
5,550,461
5,388,198
103,013
103,194
68,858
67,995
5,156,428
5,012,331
4,932,115
4,782,256
187,367
187,834
4,870
5,498
32,075
36,741
(6,468)
(4,006)
565,904
547,056
4,276,380
3,715,400
3,723,934
3,204,107
320,324
350,026
232,122
161,266
3,874,561
3,042,941
3,513,873
2,720,432
197,055
215,219
163,632
107,289
401,818
106,425
672,458
101,138
95,425
79,551
10,999
42,005
38,518
42,644
3,486
55
21,587
45,378
2,733
JA北つくば REPORT
(単位:千円)
科
目
(13)利 用 事 業 収 益
(14)利 用 事 業 費 用
利 用 事 業 総 利 益
(15)宅 地 等 供 給 事 業 収 益
(16)宅 地 等 供 給 事 業 費 用
宅地等供給事業総利益
(17)指 導 事 業 収 入
(18)指 導 事 業 支 出
指 導 事 業 収 支 差 額
(19)そ の 他 事 業 収 益
(20)そ の 他 事 業 費 用
そ の 他 事 業 総 利 益
2.事
業
管
理
費
( 1 )人件費
( 2 )業務費
( 3 )諸税負担金
( 4 )施設費
( 5 )その他事業管理費
事
業
利
益
3.事
業
外
収
益
( 1)受取雑利息
( 2 )受取出資配当金
( 3 )賃貸料
( 4 )雑収入
4.事
業
外
費
用
( 1 )支払雑利息
( 2 )寄付金
( 3)賃貸関連費用
(4)雑損失
(うち貸倒引当金戻入益)
経
常
利
益
5.特
別
利
益
(1)固定資産処分益
(2)一般補助金
(3)その他の特別利益
6.特
別
損
失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
税 引 前 当 期 利 益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
法 人 税 等 合 計
当
期
剰
余
金
当 期 首 繰 越 剰 余 金
会計方針の変更による累積的影響額
平成 26 年度
平成 27 年度
(平成 26 年 2 月 1 日から平成 27 年 1 月 31 日)
(平成 27 年 2 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日)
523,525
508,029
223,516
229,488
300,008
31,303
278,540
39,718
1,831
2,106
29,471
85,069
37,612
71,372
124,363
109,720
△39,294
753,962
△38,348
818,059
701,583
764,343
52,379
53,716
3,998,916
3,856,106
2,915,804
2,825,423
329,127
326,212
99,199
101,105
652,282
600,667
2,502
2,697
295,641
650,855
290,641
313,146
16,441
16,953
121,948
122,677
125,712
141,386
26,539
32,129
124,066
5,822
167,481
5,862
203
520
109,412
142,058
8,629
19,040
(△104)
0
462,216
796,520
329
100,183
329
−
99,964
−
519
48,099
132,120
24,925
28,565
−
99,964
23,173
3,890
414,446
116,371
7,689
会計方針の変更を反映した当期首繰越剰余金
事業再構築積立金取崩額
経営安定化積立金取り崩額
税効果調整積立金取崩額
土地再評価差額金取崩額
当 期 未 処 分 剰 余 金
56
764,584
204,648
25,871
124,061
230,520
290,385
534,064
103,289
106,162
△447,515
−
△344,225
−
56,182
40,640
400,000
−
8,203
27,197
△946
2,755
405,599
710,820
JA北つくば REPORT
注記表 (26年度)
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法)
② 子会社株式及び
関連会社株式 :移動平均法による原価法
③ その他有価証券
時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処
理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの:移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購買品( 一 品 管 理 ) :総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購買品(グループ管理):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 販売品(
米
) :総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については定額
法)を採用しています。
○ 耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
② 無形固定資産
定額法を採用しています。
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定められている資産自己査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同
等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及
び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額
を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上してい
ます。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ること
ができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び
57
JA北つくば REPORT
保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算出した金額を計上しています。
すべての債権は、資産自己査定要領に基づき、債権審査課等が資産査定を実施し、当該部署から独
立した監査室が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上してい
ます。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、
当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ア.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法につい
ては給付算定式基準によっています。
イ.数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異及び過去勤務費用については、発生事業年度にその全額を費用処理することと
しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
2.会計方針の変更に関する注記
退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」
(企業会計基準第 26 号 平成 24 年5月 17 日。以下「退職給付会
計基準」という。
)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第 25 号 平
成 24 年5月 17 日)が平成 25 年4月1日以後開始する事業年度の期首から早期適用されることに
なったことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を早期適用しています。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期
間定額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法について、職員の平均残存勤
務期間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を
反映した単一の加重平均割引率を使用する方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、
退職給付会計基準第 37 項に定める経過的な扱いに従って、
当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度
の期首の利益剰余金に加減しています。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が 447,515 千円減少しています。また、当事業年度の
事業利益、経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ 243,135 千円増加しています。
3.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額
58
JA北つくば REPORT
国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は
2,766,768 千円であり、その内訳は次のとおりです。
(単位:千円)
建
物
機械及び装置
その他資産
1,466,683
204,124
1,095,960
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用車両 83 台(平成 21 年1月 31 日以前契約締結の
もの)については、リース契約により使用しています。
(3)担保に供している資産
① 水道事業出納取扱金融機関に関する契約の担保に供している資産。
現
金
100 千円
定期預金
100 千円
② 筑西市の指定代理・収納代理金融機関事務取扱契約の担保に供している資産。
定期預金
4,800 千円
③ 茨城県信用農業協同組合連合会に対する為替決済取引にかかる決済保証金の差入のため担保に供し
ている資産。
定期預金
3,000,000 千円
(4)子会社等に対する金銭債権及び金銭債務
子会社等に対する金銭債権の総額
323,369 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
1,032,164 千円
(5)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
292,823 千円
(6)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 19,952 千円、延滞債権額は 705,460 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由によ
り元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒
償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和
40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する
事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援
を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 43,240 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延して
いる貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 16,282 千円です。
59
JA北つくば REPORT
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、
利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金
で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
784,936 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(7)土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価に
関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、
当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを
控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。
○ 再評価を行った年月日 ・・・・・・ 平成 13 年1月 31 日
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下
回る金額 ・・・・・・ 800,516 千円
○ 同法律第3条3項に定める再評価の方法 ・・・・・・ 土地の再評価に関する法律施行令(平成 10
年3月 31 日公布政令第 119 号)
第2条第3号に定める、
当該事業用土地について地方税法第 341
条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産
税評価額)に合理的な調整を行って算出しました。
4.損益計算書に関する注記
(1)子会社等との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
① 子会社等との取引による収益総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
② 子会社等との取引による費用総額
347,351 千円
278,276 千円
69,074 千円
151,480 千円
うち事業取引高
53,124 千円
うち事業取引以外の取引高
98,356 千円
(2)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、
投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、
営業店舗については、
支店及び事業所を基本にグルーピングし、業務外固定資産(遊休資産と賃貸資産)については、各固
定資産をグルーピングの最小単位としています。
また、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フロ
ーの生成に寄与していることから、本店、直売所、農機センター、及び農業関連施設については、組
合全体の共用資産としています。
当事業年度に減損を計上した固定資産は、次のとおりです。
60
JA北つくば REPORT
場 所
用 途
種 類
自 動 車 セ ン タ ー
自動車整備
建物・車両運搬具・その他
(旧)鳥
店
賃貸資産
土 地
業務外固定資産
(旧)真壁コインランドリー
遊休資産
土地・建物・構築物
業務外固定資産
(旧)下
館
給
油
所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)竹
島
給
油
所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
林
遊休資産
土 地
業務外固定資産
庫
遊休資産
土 地
業務外固定資産
遊休資産
土 地
業務外固定資産
明
羽
支
野
(旧)関
山
本
(旧)山
上
川
倉
倉
庫
その他
② 減損損失の認識に至った経緯
自動車センターについては、当該事業所の営業収支が2期連続赤字であると同時に、短期的に業績
の回復が見込まれないことから、帳簿価額を減損損失として認識しました。
また、
業務外固定資産については土地の時価が著しく下落しており、
減損の兆候に該当しています。
この内、
(旧)鳥羽支店は、農業関連以外への賃貸資産であり、使用価値が帳簿価額まで達していな
いことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しました。
さらに、
(旧)真壁コインランドリー他の資産は遊休資産とされ、早期処分対象であることから、処
分可能価額で評価しその差額を減損損失として認識しました。
③ 減損損失の金額について特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
(単位:千円)
内
場
所
減損処理額
訳
建物及び
土 地
構築物
建物附属設備
自 動 車 セ ン タ ー
器具備品及び
無形
機械装置
固定資産
車両運搬具
11,678
-
8,836
49
1,446
995
351
店
535
535
-
-
-
-
-
(旧)真壁コインランドリー
9,898
8,996
902
0
-
-
-
(旧)鳥
羽
支
(旧)下
館
給
油
所
63
63
-
-
-
-
-
(旧)竹
島
給
油
所
114
114
-
-
-
-
-
林
139
139
-
-
-
-
-
庫
441
441
-
-
-
-
-
庫
302
302
-
-
-
-
-
23,173
10,593
9,738
49
1,446
995
351
明
野
(旧)関
(旧)山
合
山
本
川
上
倉
倉
計
④ 回収可能価額の算定方法
上記、土地の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、固定資産税評価額に合理的な調整を行
って算定しています。
(3)棚卸資産の収益低下に伴う簿価切下額
購買品供給原価には、収益性の低下に伴う簿価切下げにより、388 千円の棚卸評価損が含まれてい
61
JA北つくば REPORT
ます。
5.金融商品に関する注記
Ⅰ 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸
付け、残った余裕金を茨城県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等
の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、
主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、
貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
当事業年度末における貸出金のうち、11%を占める賃貸住宅ローンについては経済環境等の変化
や少子高齢化等による入居率の低下、31%を占める住宅ローンについては厳しい雇用情勢等により、
契約条件に従って債務履行がなされない可能性があります。
また、有価証券は主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有してい
ます。
これらは発行体の信用リスク、
金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
借入金は、茨城県信用農業協同組合連合会から借り入れた東日本大震災の被災地金融支援資金と㈱
日本政策金融公庫から借り入れた農林水産事業資金、並びに茨城県から借り入れた就農施設等資金で
す。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。ま
た、通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審
査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行
うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。
不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資
産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産
及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ
り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン
スを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に
対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有
有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、
経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
62
JA北つくば REPORT
運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券
の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理課が適切な執
行を行っているかどうかチェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のう
ちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動
幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が
0.32%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 535,558 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相
関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能
性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算して
います。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素
と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討
を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない
場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
Ⅱ 金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記
載しています。
種
預
類
金
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時
価
差
額
121,564,547
121,434,177
△130,370
満期保有目的の債券
699,900
699,921
20
その他有価証券
25,819,123
25,819,123
−
有価証券
貸 出 金(*1)
33,235,660
63
JA北つくば REPORT
種
類
貸借対照表計上額
貸倒引当金(*2)
価
差
額
△126,814
貸倒引当金控除後
資 産 計
貯
時
金
負 債 計
33,108,845
34,534,825
1,425,980
181,192,416
182,488,047
1,295,631
180,609,368
180,475,456
△133,912
180,609,368
180,475,456
△133,912
(*1) 貸出金には、貸借対照表上、雑資産に計上している職員厚生資金貸付金 490,035 千円を含めています。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
② 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。ま
た、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行
後大きく異なっていない限り、
時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリス
クフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価
に代わる金額として算定しています。
なお、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を
時価に代わる金額として算定しています。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリ
ーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
しています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金商
品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
外 部 出 資
6,709,227
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難
であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
64
JA北つくば REPORT
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
種 類
預
1 年以内
金
(単位:千円)
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
118,464,547
−
−
−
−
3,100,000
99,995
299,904
−
−
−
300,000
1,610,031
971,747
1,601,133
1,881,238
937,461
16,944,299
4,298,824
2,928,804
2,637,691
3,057,943
2,274,111
16,827,837
124,473,398
4,200,456
4,238,824
4,939,181
3,211,572
37,172,137
有価証券
満期保有目的
の債券
その他有価証
券のうち満期
があるもの
貸 出 金(*1、2)
合 計
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)712,263 千円については「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 720,411 千円は償還の予定が見込まれない
ため、含めていません。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
種 類
貯
1 年以内
(単位:千円)
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
金
153,908,914
12,088,676
11,573,814
1,660,246
1,377,716
−
借 入 金
1,089,826
26,500
26,488
20,786
15,738
29,702
リース債務
138
−
−
−
−
−
154,998,879
12,115,176
11,600,303
1,681,032
1,393,454
29,702
合 計
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
6.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は、次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、
次のとおりです。
種
(単位:千円)
類
国 債
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
小
計
社 債
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
合
貸借対照表計上額
計
小
計
時 価
差 額
399,900
407,871
7,970
399,900
407,871
7,970
300,000
292,050
△7,950
300,000
292,050
△7,950
699,900
699,921
20
65
JA北つくば REPORT
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額
については、次のとおりです。
種
類
(単位:千円)
取得原価又は償却原価
株
式
債
券
貸借対照表計上額
差額(*)
451,564
501,683
50,118
債
5,419,578
5,732,628
313,049
貸借対照表計上
国
額が取得原価又
地
債
4,699,072
4,900,310
201,237
は償却原価を超
政府保証債
199,995
209,637
9,641
えるもの
社
6,197,573
6,396,863
199,289
5,670,091
6,053,581
383,490
22,637,876
23,794,702
1,156,825
483,113
437,589
△45,523
債
100,000
99,524
△476
債
902,195
882,520
△19,675
654,727
604,787
△49,940
2,140,036
2,024,420
△115,615
24,777,912
25,819,123
1,041,210
方
債
受益証券
小 計
貸借対照表計上
株
式
債
券
額が取得原価又
地
は償却原価を超
社
えないもの
方
受益証券
小 計
合
計
(*)上記、評価差額から繰延税金負債 286,332 千円を差し引いた額 754,877 千円が「その他有価証券評価差額金」
に含まれています。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券は、次のとおりです。 (単位:千円)
売却額
売却益
売却損
株
式
1,592,678
79,762
−
債
券
1,012,819
14,927
−
国 債
402,101
3,883
−
地方債
509,583
9,775
−
社 債
101,135
1,267
−
2,605,497
94,689
−
合 計
(4)当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
8.退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため(一財)全国農林漁業団体共済
66
JA北つくば REPORT
会との契約による特定退職金共済制度を採用しています。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
2,905,432 千円
② 会計方針の変更による累積的影響額
617,262千円
③ 会計方針の変更を反映した期首残高
3,522,694 千円
④ 勤務費用
135,045千円
⑤ 利息費用
17,261 千円
⑥ 数理計算上の差異の発生額
71,448 千円
⑦ 退職給付の支払額
△233,238千円
⑧ 期末における退職給付債務
3,513,210 千円
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における年金資産
1,805,304 千円
② 期待運用収益
18,524 千円
③ 数理計算上の差異の発生額
△1,055千円
④ 特定退職共済制度への拠出金
121,104千円
⑤ 退職給付の支払額
△134,871千円
⑥ 期末における年金資産
1,809,006 千円
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
① 退職給付債務
3,513,210 千円
② 年金資産
△1,809,006 千円
③ 未積立退職給付債務
1,704,204 千円
④ 貸借対照表計上額純額
1,704,204 千円
⑤ 退職給付引当金
1,704,204 千円
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
① 勤務費用
135,045 千円
② 利息費用
17,261 千円
③ 期待運用収益
△18,524 千円
④ 数理計算上の差異の費用処理額
72,503 千円
合 計
206,285 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率及び金額は次のとおりです。
①
債券
8 1%
1 , 4 6 5 , 2 9 5 千円
②
年金保険投資
1 6%
2 8 9 ,441 千円
③
現金及び 預金
3%
54,270 千円
100%
1,809,006 千円
合
計
67
JA北つくば REPORT
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を
構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
0.23%
② 長期期待運用収益率
0.96%
(9)人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図
るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条の規定に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金
38,175 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 26 年3月現在における平成 44 年3月までの特例業務負担金の将
来見込額は、572,250 千円となっています。
9.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
① 退職給付引当金
468,656 千円
② 貸倒引当金超過額
24,310 千円
③ 未収貸付金利息額
45,046 千円
④ 減価償却超過額
32,062 千円
⑤ 賞与引当金
22,501 千円
⑥ 未払事業税否認額
5,316 千円
⑦ 役員退職慰労引当金否認額
10,658 千円
⑧ 賞与対応未払社会保険料額
3,434 千円
⑨ 部会助成金
2,091 千円
⑩ 無形固定資産減損損失否認額
27,032 千円
⑪ 土地減損損失否認額
17,608 千円
⑫ 資産除去債務
繰延税金資産小計
⑬ 評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
4,535 千円
663,254 千円
△120,228 千円
543,026 千円
繰延税金負債
① その他有価証券評価差額金
② 固定資産過大計上額(資産除去債務)
△286,332 千円
△2,375 千円
③ 全農適格合併みなし配当否認額
△375 千円
繰延税金負債合計(B)
△289,083 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
253,943 千円
68
JA北つくば REPORT
(2)法定実効税率と税効果会計の適用後法人税等負担率との差異の主な要因
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等負担率との差異が法定実効税率の 100 分の5以下で
あるため、注記を省略しています。
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税等の一部を改正する法律」
(平成 26 年法律第 10 号)が平成 26 年3月 31 日に公布さ
れたことに伴い、平成 26 年4月1日以降に開始する事業年度から復興特別法人税が課されないこと
になりました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成 27 年2月1
日に開始する事業年度については前事業年度の 29.3%から 27.5%に変更されました。その結果、
繰延税金資産
(繰延税金負債の金額を控除した金額)
が 5,022 千円減少し、
法人税等調整額が 5,022
千円増加しています。なお、土地再評価に係る繰延税金負債及び土地再評価差額金に変動はありませ
ん。
10.その他の注記
(1)資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの
① 当該資産除去債務の概要
当組合の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を締
結しており、賃借期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しています。
また、一部の支店に使用されている有害物質を除去する義務に関しても、資産除去債務を計上して
います。
② 当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は 15 年∼47 年、割引率は 1.7%∼2.6%を
採用しています。
③ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高
24,632 千円
時の経過による調整額
期末残高
500 千円
25,132 千円
(2)貸借対照表に計上している以外の資産除去債務
当組合は、本店等一部の施設に関して、不動産賃借契約に基づき、退去時における原状回復にかか
る義務を有していますが、当該施設は当組合が事業を継続する上で必須の施設であり、現時点で除去
や移転を行う予定もないことから、資産除去債務の履行時期を合理的に見積ることができません。そ
のため、当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
また、上記以外にも資産除去債務の対象となる施設を有していますが、除去費用見積額が少額であ
るため、これらの施設についても当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
69
JA北つくば REPORT
注記表 (27年度)
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満 期 保 有 目 的 の 債 券:償却原価法(定額法)
② 子会社株式及び
関連会社株式:移動平均法による原価法
③ そ の 他 有 価 証 券
時 価 の ある も の:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時 価 の ない も の:移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購 買品( 一 品 管 理 ):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購 買品( グ ル ープ 管 理):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 販
売
品
(
米
):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有 形 固 定資 産
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については定額
法)を採用しています。
○ 耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
○ 取得価額が 30 万円未満の少額減価償却資産については、租税特別措置法等の規定に基づき本年
度一括償却しています。
② 無 形 固 定資 産
定額法を採用しています。
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定められている資産自己査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等
の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保
証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に
係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控
除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることがで
きる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証に
よる回収可能見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算出した金額を計上しています。
70
JA北つくば REPORT
すべての債権は、資産自己査定要領に基づき、債権審査課等が資産査定を実施し、当該部署から独立
した監査室が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ア.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法につ
いては、給付算定式基準によっています。
イ.数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異及び過去勤務費用については、発生事業年度にその全額を費用処理すること
としています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っています。
2.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額
国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は
2,708,587,427 円であり、その内訳は次のとおりです。
(単位:千円)
建
物
1,149,505
機械及び装置
その他資産
1,354,957
204,124
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用車両 58 台(平成 21 年1月 31 日以前契約締結の
もの)については、リース契約により使用しています。
(3)担保に供している資産
① 水道事業出納取扱金融機関に関する契約の担保に供している資産
現
金
100 千円
定期預金
100 千円
② 筑西市の指定代理・収納代理金融機関事務取扱契約の担保に供している資産
定期預金
4,800 千円
③ 茨城県信用農業協同組合連合会に対する為替決済取引にかかる決済保証金の差入のため担保に供し
ている資産
定期預金 3,000,000 千円
71
JA北つくば REPORT
(4)子会社等に対する金銭債権及び金銭債務
子会社等に対する金銭債権の総額
子会社等に対する金銭債務の総額
315,520 千円
922,282 千円
(5)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
295,494 千円
(6)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 18,913 千円、延滞債権額は 564,573 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由によ
り元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒
償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和
40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する
事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援
を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3か月以上延滞債権額は 40,820 千円です。
なお、3か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3か月以上遅延して
いる貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 15,196 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、
利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で
破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3か月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
639,505 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(7)土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年 3 月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価に
関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、
当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを
控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。
○ 再評価を行った年月日 ・・・ 平成 13 年1月 31 日
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額
を下回る金額 ・・・ 829,382 千円
○ 同法律第3条第3項に定める再評価の方法 ・・・ 土地の再評価に関する法律施行令(平成
10 年3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法
第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格
(固
定資産税評価額)に合理的な調整を行って算出しました。
3.損益計算書に関する注記
(1)子会社等との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
① 子会社等との取引による収益総額
うち事業取引高
347,975 千円
290,050 千円
72
JA北つくば REPORT
うち事業取引以外の取引高
57,925 千円
② 子会社等との取引による費用総額
177,549 千円
うち事業取引高
55,192 千円
うち事業取引以外の取引高
122,356 千円
(2)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については、支店
及び事業所を基本にグルーピングし、業務外固定資産(遊休資産及び賃貸資産)については各固定資産をグ
ルーピングの最小単位としています。
また、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生
成に寄与していることから、本店、直売所、農機センター及び農業関連施設については、組合全体の共用資
産としています。
当事業年度に減損を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
その他
(旧)下
館
給
油
所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)竹
島
給
油
所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
店
遊休資産
土 地
業務外固定資産
庫
遊休資産
土 地
業務外固定資産
店
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)関
(旧)関
(旧)鳥
本
支
本
上
羽
倉
支
② 減損損失の認識に至った経緯
業務外固定資産については土地の時価が下落しており、減損の兆候に該当しています。
これらの資産は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価格で評価しその差額を減損損失
として認識しました。
③ 減損損失の金額について特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
(単位:千円)
内
場
所
訳
減損処理額
土 地
建 物
工具器具備品
(旧)下 館 給 油 所
21
21
−
−
(旧)竹 島 給 油 所
57
57
−
−
店
3,351
3,351
−
−
(旧)関 本 上 倉 庫
88
88
−
−
371
371
−
−
3,890
3,890
−
−
(旧)関
(旧)鳥
合
本
羽
支
支
店
計
④ 回収可能価額の算定方法
上記、土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用しており、固定資産税評価額に合理的な調整
を行って算定しています。
(3)棚卸資産の収益低下に伴う簿価切下額
購買品供給原価には、収益性の低下に伴う簿価切下げにより、946 千円の棚卸評価損が含まれて
73
JA北つくば REPORT
います。
4.金融商品に関する注記
Ⅰ 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸
付け、残った余裕金を茨城県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等
の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、
主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、
貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
当事業年度末における貸出金のうち、11%を占める賃貸住宅ローンについては経済環境等の変化や
少子高齢化等による入居率の低下、38%を占める住宅ローンについては厳しい雇用情勢等により、契
約条件に従って債務履行がなされない可能性があります。
また、有価証券は主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。
これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
借入金は、㈱日本政策金融公庫から借り入れた農林水産事業資金と茨城県から借り入れた就農施設
等資金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。ま
た、通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審
査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行
うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引におい
て資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権について
は管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、
貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に
努めています。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視
したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔
軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価
証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で
構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、
理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘ
ッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理課が適切な執行を行っているかどうか
チェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
74
JA北つくば REPORT
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主
要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその
他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を
用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.55%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が 901,567 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相
関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性
があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算してい
ます。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な
流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検
討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない
場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
Ⅱ 金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載
しています。
(単位:千円)
種
預
類
金
貸借対照表計上額
時
価
差
額
130,291,778
130,392,348
100,570
299,985
301,227
1,241
25,581,591
25,581,591
−
30,173,971
31,505,561
1,331,590
186,347,326
187,780,729
1,433,402
185,768,844
185,747,259
△21,585
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金(*1)
30,286,096
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
資産計
貯
金
△112,125
75
JA北つくば REPORT
種
類
貸借対照表計上額
負債計
185,768,844
時
価
差
185,747,259
額
△21,585
(*1) 貸出金には、貸借対照表上、雑資産に計上している職員厚生資金貸付金 449,107 千円
を含めています。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
② 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。ま
た、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行
後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリス
クフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価
に代わる金額として算定しています。
なお、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を
時価に代わる金額としています。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。ま
た、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま
す。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融
商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
外部出資
6,709,227
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難
であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
76
JA北つくば REPORT
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
種
預
類
金
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
126,691,778
−
−
−
−
3,600,000
300,000
−
−
−
−
0
764,670
1,545,507
1,800,000
758,344
1,848,824
16,448,060
3,845,068
2,882,183
3,256,966
2,500,589
1,533,042
15,255,614
131,601,516
4,427,691
5,056,966
3,258,933
3,381,866
35,303,674
有価証券
満期保有目的の
債券
その他有価証券
のうち満期が
あるもの
貸 出 金(*1,2)
合 計
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)536,346 千円については「1 年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5 年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3 ヶ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 563,523 千円は償還の予定が見
込まれないため、含めていません。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
種 類
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
161,108,939
11,531,603
10,651,397
1,405,076
1,071,826
-
金
1,085,291
25,279
19,577
14,529
10,610
18,018
リース債務
150
150
150
150
125
-
162,194,381
11,557,033
10,671,125
1,419,756
1,082,562
18,018
貯 金 (* 1)
借
入
合 計
5 年超
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めています。
5.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、
次のとおりです。
(単位:千円)
種
類
国
時価が貸借対照表計
上額を超えるもの
債
小
計
国
時価が貸借対照表計
上額を超えないもの
合
貸借対照表計上額
債
小
計
計
77
時
価
差
額
299,985
301,227
1,241
299,985
301,227
1,241
−
−
−
−
−
−
299,985
301,227
1,241
JA北つくば REPORT
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額
については、次のとおりです。
(単位:千円)
種
類
取得原価又は償却原価
株
式
債
券
貸借対照表計上額
差 額 ( ※ )
311,373
348,464
37,091
債
5,515,320
5,819,206
303,885
債
3,899,218
4,089,937
190,718
政府保 証債
100,000
107,081
7,081
5,800,873
5,977,084
176,210
受 益 証 券
5,717,039
6,096,079
379,040
小 計
21,343,824
22,437,852
1,094,028
株
式
618,473
514,892
△103,580
債
券
1,601,685
1,585,294
△16,391
受 益 証 券
1,157,006
1,043,552
△113,453
小 計
3,377,165
3,143,739
△233,426
24,720,989
25,581,591
860,601
国
貸借対照表計上額が
地
方
取得原価又は償却原
価を超えるもの
社
貸借対照表計上額が
取得原価又は償却原
価を超えないもの
合
債
社
債
計
※ 上記、評価差額から繰延税金負債 238,386 千円を差し引いた額 622,215 千円を「その他有価
証券評価差額金」に計上しています。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券は次のとおりです。
(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
株
式
1,124,247
109,772
△2,943
債
券
2,643,814
29,775
△24,722
国 債
1,963,275
24,236
−
地方債
504,696
4,696
−
社 債
175,843
843
△24,722
3,768,061
139,547
△27,665
合 計
(4)当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
6.退職給付に関する注記
(1)退職給付に係る注記
① 採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため(一財)全国農林漁業団体共
78
JA北つくば REPORT
済会との契約による特定退職金共済制度を採用しています。
② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
3,513,210 千円
勤務費用
135,782 千円
利息費用
8,150 千円
数理計算上の差異の発生額
53,941 千円
退職給付の支払額
△355,671 千円
期末における退職給付債務
3,355,414 千円
③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
1,809,006 千円
期待運用収益
18,535 千円
数理計算上の差異の発生額
△2,235 千円
特定退職共済制度への拠出金
113,934 千円
退職給付の支払額
△191,623 千円
期末における年金資産
1,747,617 千円
④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
3,355,414 千円
特定退職共済制度
△1,747,617 千円
未積立退職給付債務
1,607,797 千円
貸借対照表計上額純額
1,607,797 千円
退職給付引当金
1,607,797 千円
⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
135,782 千円
利息費用
8,150 千円
期待運用収益
△18,535 千円
数理計算上の差異の費用処理額
56,177 千円
合 計
181,574 千円
⑥ 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率及び金額は次のとおりです。
債券
79%
1,380,617 千円
年金保険投資
18%
314,571 千円
現金及び預金
3%
52,428 千円
100%
1,747,617 千円
合 計
⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構
成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
79
JA北つくば REPORT
⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.04%
長期期待運用収益率
0.96%
(2)人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図
るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条の規定に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金
35,868 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の
将来見込額は、562,341 千円となっています。
7.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
① 貸倒引当金超過額
24,029 千円
② 未収貸付金利息額
44,146 千円
③ 賞与引当金
22,035 千円
④ 賞与対応未払社会保険料額
3,395 千円
⑤ 部会助成金
1,530 千円
⑥ 未払事業税否認額
10,246 千円
⑦ 役員退職慰労引当金否認額
5,182 千円
⑧ 退職給付引当金
274,378 千円
⑨ 退職給付引当金(過年度)
170,981 千円
⑩ 減価償却超過額
30,497 千円
⑪ 土地減損損失否認額
17,757 千円
⑫ 無形固定資産減損損失否認額
27,229 千円
⑬ 資産除去債務
7,100 千円
⑭ その他
264 千円
繰延税金資産小計
638,776 千円
⑮ 評価性引当額
△122,947 千円
繰延税金資産合計(A)
515,828 千円
繰延税金負債
① その他有価証券評価差額金
△238,386 千円
② 固定資産過大計上額(資産除去債務)
△2,102 千円
③ 全農適格合併みなし配当否認額
△377 千円
繰延税金負債合計(B)
△240,867 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
274,961 千円
(2)法定実効税率と税効果会計の適用後法人税等負担率との差異の主な要因
法定実効税率
27.7%
(調 整)
① 交際費等永久に損金算入されない項目
80
1.9%
JA北つくば REPORT
② 受取出資配当等永久に損金算入されない項目
△2.8%
③ 住民税均等割
0.9%
④ 税率変更による期末繰延税金資産の増額修正
△0.5%
⑤ 評価性引当金の増減
0.2%
⑥ その他
2.7%
⑦ 税効果会計適用後の法人税等の負担率
30.1%
8.その他の注記
(1)資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの
① 当該資産除去債務の概要
当組合の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を
締結しており、賃借期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しています。
また、一部の支店に使用されている有害物質を除去する義務に関しても資産除去債務を計上して
います。
② 当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は 15 年∼47 年、割引率は 1.7%∼2.6%
を採用しています。
③ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高
時の経過による調整額
期末残高
25,132 千円
510 千円
25,643 千円
(2)貸借対照表に計上している以外の資産除去債務
当組合は、本店等一部の施設に関して、不動産賃借契約に基づき、退去時における原状回復にかか
る義務を有していますが、当該施設は当組合が事業を継続する上で必須の施設であり、現時点で除去
や移転を行う予定もないことから、資産除去債務の履行時期を合理的に見積ることができません。そ
のため、当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
また、上記以外にも資産除去債務の対象となる施設を有していますが、除去費用見積額が少額であ
るため、これらの施設についても当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
(3)当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約
当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受け
た場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けること
を約する契約です。これらの契約に係る融資未実行残高は 1,585,458 千円です。
81
JA北つくば REPORT
剰余金処分計算書
(単位:千円)
科
目
平成 26 年度
平成 27 年度
当期未処分剰余金
409,599
710,820
資本積立金取崩額
−
−
409,599
710,820
303,436
617,139
合
計
剰余金処分額
利益準備金
100,000
130,000
任意積立金
169,747
453,494
169,747
453,494
営農経済事業積立金
−
86,762
信用事業積立金
−
66,731
事業再構築積立金
−
−
経営安定化積立金
−
300,000
税効果調整積立金
169,747
−
特別積立金
−
−
出資配当金
33,689
33,644
−
−
うち目的積立金
利用分量配当金
次期繰越剰余金
106,162
93,680
(注)1.出資配当金については次のとおりです。
普通出資配当の割合
平成 26 年度
1.0%
平成 27 年度
1.0%
2.目的積立金の種類、積立目的及び取崩基準、積立目標額、当期末残高は次のとおりです。
3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善の事業の費用に充てるための繰越額が
次のとおり含まれています。
平成 26 年度
20,000 千円
82
平成 27 年度
30,000 千円
JA北つくば REPORT
(単位:百万円)
平成 26 年度
種 類
積立目的及び取崩基準
平成 27 年度
積 立
当期末
積
立
当期末
目標額
残
高
目標額
残 高
1,000
813
1,000
813
1,000
833
1,000
833
700
497
700
456
1,000
−
1,000
−
地域農業振興に向けた財源として積立を行う。
なお、取崩基準は、次のとおりとする。
営農経済事業
積
立
金
1.担い手育成に関するもの等、毎年度の経費相当額
2.農産物の買取事業から生じたリスク相当額
3.生産者が被る不慮の事故・自然災害等への対応等、
毎事業年度の農業に関するリスク管理経費相当額
4.債権の貸倒に備えて増加した貸倒引当額
信用事業再構築に向けた財源として積立を行う。
信 用 事 業
なお、取崩基準は、次のとおりとする。
積
1.余裕金運用から生じたリスク経費相当額
立
金
2.債権の貸倒に備えて増加した貸倒引当額
事業再構築のために必要な固定資産の取得・処分・修
繕及び減損処理の財源として積立を行う。
なお、取崩基準は、次のとおりとする。
事業再構築
積
立
金
1.取得にかかる経費相当額
2.処分にかかる減価償却の未償却残高相当額及び処
分費用額
3.修繕の際の経費相当額
4.取得後の減価償却費相当額
5.減損損失相当額
経営の安定化に向けた財源として積立を行う。
経営安定化
なお、取崩基準は、次のとおりとする。
積
1.会計制度への対応から生じた経費相当額
立
金
2.リスク管理から生じた経費相当額
繰延税金資産(法人税等の前払部分)の剰余金処分を
税効果調整
積
立
金
留保するために積立を行う。
なお、取崩基準は、次のとおりとする。
1.法人税等の繰延税金資産が回収された金額
(注)当期末残高は、百万円未満切り捨てにより記載しています。
83
373
515
JA北つくば REPORT
部門別損益計算書
平成 26 年度(平成 26 年 2 月 1 日から平成 27 年 1 月 31 日)部門別損益計算書
(単位:千円)
区
分
合
計
信用事業
共済事業
事 業 収 益
①
14,758,307
事 業 費 用
②
10,463,748
事 業 総 利 益
③=①-②
4,294,558
事 業 管 理 費
1,082,307
1,983,756
農業関連事業
1,233,546
10,286,060
181,493
66,025
9,242,721
1,802,262
1,167,520
1,043,339
1,013,984
1,067,535
④
3,998,916
(うち減価償却費)
⑤
(264,191)
(71,503)
(66,980)
(70,527)
(うち人 件 費)
⑤‘
(2,915,804)
(789,162)
(739,345)
(778,391)
うち共通管理費
100,661
(うち減価償却費)
(うち人
件 費)
94,337
99,321
(6,650)
(6,232)
(6,561)
(73,396)
(68,785)
(72,420)
事 業 利 益
⑧=③-④
295,641
719,955
153,535
△24,195
事 業 外 収 益
⑨
290,641
76,547
71,738
83,288
76,547
71,738
75,529
31,463
33,125
う ち 共 通 分
事 業 外 費 用
⑪
124,066
33,572
33,572
31,463
33,125
経 常 利 益
⑬=⑧+⑨-⑪
462,216
762,930
193,811
25,967
特 別 利 益
⑭
329
89
83
88
89
83
88
⑯
48,099
13,015
12,198
12,842
13,015
12,198
12,842
414,446
750,004
181,696
13,212
177,985
166,784
175,609
572,018
14,912
△162,397
う ち 共 通 分
う ち 共 通 分
特 別 損 失
う ち 共 通 分
税 引 前 当 期 利 益
⑱=⑬+⑭-⑯
営農指導事業分配賦額
⑲
営農指導事業分配賦額後
税引前当期利益
⑳=⑱-⑲
区
分
414,446
生活その他事業
営農指導事業
事 業 収 益
①
1,174,200
80,743
事 業 費 用
②
870,873
102,634
事 業 総 利 益
③=①-②
303,326
△21,890
事 業 管 理 費
④
275,691
559,397
(うち減価償却費)
⑤
(うち人 件 費)
⑤‘
うち共通管理費
⑥
(うち減価償却費)
⑦
(うち人 件 費)
⑦‘
(18,213)
(36,957)
(201,020)
(407,884)
25,630
52,041
(1,693)
(3,438)
(△24,575)
(37,946)
(△271,237)
⑧=③-④
27,635
△581,288
事 業 外 収 益
⑨
19,490
39,575
⑩
19,490
39,575
⑪
8,548
17,356
⑫
8,548
17,356
事 業 外 費 用
う ち 共 通 分
経 常 利 益
⑬=⑧+⑨-⑪
38,577
△559,070
特 別 利 益
⑭
22
46
⑮
22
46
⑯
3,314
6,729
⑰
3,314
6,729
△565,753
△565,753
う ち 共 通 分
特 別 損 失
う ち 共 通 分
△371,992
(18,688)
事 業 利 益
う ち 共 通 分
共通管理費等
税 引 前 当 期 利 益
⑱=⑬+⑭-⑯
35,286
営農指導事業分配賦額
⑲
45,373
営農指導事業分配賦額後
税引前当期利益
⑳=⑱-⑲
△100,087
(注)⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は各事業に直課できない部分
84
△282,882
△124,066
△329
△48,099
JA北つくば REPORT
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
人員割
(2)営農指導事業等
人員割
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区
分
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
共通管理費等
27.06%
25.36%
26.70%
6.89%
営農指導事業費
31.46%
29.48%
31.04%
8.02%
営農指導事業
13.99%
合計
100.00%
100.00%
3.予算統制の状況
(単位:千円)
事
区
分
当初予算額
修正額
修正後予算額c
決算額d
差引(c-d)
業 管
理 費
3,984,690
-
3,984,690
3,998,916
△14,226
収入a
86,265
-
86,265
80,743
5,521
支出b
111,001
-
111,001
102,634
8,366
差引(a-b)
△24,736
-
△24,736
△21,890
△2,845
営農指導
事
業
4.専属事業損益の内訳
(単位:千円)
区
分
経 常 利 益 a(=⑬)
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
762,930
193,811
25,967
38,577
△559,070
減 価 償 却 費 b(=⑤-⑦)
64,853
60,757
63,965
16,520
33,518
共通管理費等 c(=⑥-⑩+⑫)
57,685
54,061
56,918
14,687
29,823
885,469
308,630
146,850
69,785
△495,727
専属事業損益 a+b+c
85
JA北つくば REPORT
平成 27 年度(平成 27 年 2 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日)部門別損益計算書
(単位:千円)
区
分
合
計
信用事業
共済事業
農業関連事業
事 業 収 益
①
14,147,984
2,063,820
1,225,678
9,023,626
事 業 費 用
②
9,641,022
290,409
67,485
7,792,371
事 業 総 利 益
③=①-②
4,506,961
1,773,411
1,158,193
1,231,255
事 業 管 理 費
④
3,856,106
1,031,269
964,026
1,106,382
(うち減価償却費)
⑤
(うち人 件 費)
⑤‘
(241,190)
(64,503)
(60,297)
(69,201)
(2,825,423)
(755,625)
(706,355)
(810,661)
うち共通管理費
⑥
92,746
86,711
99,509
(うち減価償却費)
⑦
(5,801)
(5,423)
(6,224)
(うち人 件 費)
⑦‘
事 業 利 益
⑧=③-④
650,855
事 業 外 収 益
⑨
313,146
う ち 共 通 分
事 業 外 費 用
⑩
⑪
う ち 共 通 分
167,481
⑫
(67,956)
(63,534)
(72,912)
742,141
194,166
124,873
115,271
89,030
73,329
48,468
45,314
52,002
44,784
41,870
48,050
44,784
41,870
48,050
経 常 利 益
⑬=⑧+⑨-⑪
796,520
812,628
241,327
150,152
特 別 利 益
⑭
100,183
138
129
99,813
138
129
149
132,120
8,678
8,114
108,975
8,678
8,114
9,311
764,584
804,088
233,342
140,989
187,458
175,223
201,125
616,630
58,119
△60,135
う ち 共 通 分
特 別 損 失
⑮
⑯
う ち 共 通 分
⑰
税 引 前 当 期 利 益
⑱=⑬+⑭-⑯
営農指導事業分配賦額
⑲
営農指導事業分配賦額後
税引前当期利益
⑳=⑱-⑲
区
分
764,584
生活その他事業
営農指導事業
事 業 収 益
①
1,767,529
事 業 費 用
②
1,402,144
88,611
事 業 総 利 益
③=①-②
365,384
△21,282
事 業 管 理 費
共通管理費等
67,329
④
181,598
572,829
(うち減価償却費)
⑤
(11,358)
(35,829)
(うち人 件 費)
⑤‘
(133,059)
(419,720)
うち共通管理費
⑥
(うち減価償却費)
⑦
(1,021)
(3,223)
(△21,694)
(うち人 件 費)
⑦‘
(11,969)
(37,764)
(△254,138)
事 業 利 益
⑧=③-④
183,786
△594,111
事 業 外 収 益
⑨
8,580
26,934
⑩
8,537
26,934
⑪
7,888
24,887
う ち 共 通 分
事 業 外 費 用
う ち 共 通 分
⑫
7,888
24,887
△592,064
⑭
24
77
⑮
24
77
⑯
1,528
4,822
⑰
1,528
4,822
182,973
△596,810
33,003
△596,810
⑬=⑧+⑨-⑪
特 別 利 益
特 別 損 失
う ち 共 通 分
51,541
184,478
経 常 利 益
う ち 共 通 分
16,336
税 引 前 当 期 利 益
⑱=⑬+⑭-⑯
営農指導事業分配賦額
⑲
営農指導事業分配賦額後
税引前当期利益
⑳=⑱-⑲
149,970
(注)⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は各事業に直課できない部分
86
△346,845
△181,256
△32,456
JA北つくば REPORT
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
人員割
(2)営農指導事業等
人員割
2. 配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区
分
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
共通管理費等
26.74%
25.00%
28.69%
4.71%
営農指導事業費
31.41%
29.36%
33.70%
5.53%
営農指導事業
14.86%
合計
100.00%
100.00%
3.予算統制の状況
(単位:千円)
事
区
分
当初予算額
修正額
業 管
理 費
3,935,957
0
3,935,957
3,856,106
79,750
収入a
65,163
0
65,163
67,329
△2,166
支出b
91,488
0
91,488
88,611
2,876
△26,325
0
△26,325
△21,282
△5,042
営農指導
事
修正後予算額c
決算額d
差引(c-d)
業
差引(a-b)
4.専属事業損益の内訳
(単位:千円)
区
分
経 常 利 益 a(=⑬)
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
812,628
241,327
150,152
184,478
△592,064
減 価 償 却 費 b(=⑤-⑦)
58,702
54,873
62,977
10,336
32,605
共通管理費等 c(=⑥-⑩+⑫)
89,063
83,267
95,557
15,687
49,494
960,393
379,468
308,687
210,502
△509,965
専属事業損益 a+b+c
87
JA北つくば REPORT
損益の状況
1.最近5事業年度の主要な経営指標
(単位:百万円、人、%)
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
平成 27 年度
14,549
14,760
15,725
14,758
14,147
信 用 事 業収 益
2,162
2,046
2,021
1,983
2,063
共 済 事 業収 益
1,339
1,348
1,275
1,233
1,225
農業関連事業収益
9,706
9,979
11,108
10,286
9,023
その他事業収益
1,372
1,386
1,320
1,254
1,834
益
622
688
635
462
796
当 期 剰 余 金
604
450
304
290
534
3,426
3,427
3,422
3,405
3,406
経
経
常
収
常
出
利
資
益
金
(出資口数)
(3,426 千口) (3,427 千口) (3,422 千口) (3,405 千口) (3,406 千口)
純
資
産
額
12,400
13,014
13,338
13,461
13,828
総
資
産
額
202,933
201,600
200,670
200,751
206,254
貯
金
残
高
183,804
181,955
181,228
180,609
185,768
貸 出 金 残 高
34,826
33,921
32,627
32,745
29,836
有価証券残高
25,172
24,499
25,690
26,519
25,881
剰余金配当金額
33
33
33
33
33
33
33
33
33
33
676
670
655
659
665
17.45%
17.87%
18.12%
18.53%
18.05%
出 資 配 当金 額
職
員
数
単体自己資本比率
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.
「単体自己資本比率」は、
「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」
(平成18年金融庁・
農水省告示第2号)に基づき算出しています。なお、平成25年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単
体自己資本比率を記載しています。
88
JA北つくば REPORT
2.利益総括表
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
資 金 運 用 収 支
1,683
1,638
△45
役 務 取 引 等 収 支
30
28
△2
その他信用事業収支
88
106
18
信 用 事 業 粗 利 益
1,802
1,773
△29
(信用事業粗利益率)
(0.99)
(0.96)
4,294
4,506
(2.13)
(2.21)
事
業
粗
利
益
(事業粗利益率)
(△0.03)
212
(0.08)
3.資金運用収支の内訳
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
平均残高
資金運用勘定
平成 27 年度
利息
利回
平均残高
利息
利回
180,482
1,769
0.98
183,057
1,729
0.94
金
122,930
796
0.64
127,223
821
0.64
うち有価証券
24,518
398
1.62
23,748
380
1.60
うち貸 出 金
33,033
574
1.73
32,086
526
1.63
182,241
86
0.04
184,438
90
0.04
181,092
80
0.04
183,242
84
0.04
1,149
3
0.26
1,195
2
0.16
うち預
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち借 入 金
経費率
0.53
0.56
総資金利ざや
0.41
0.34
(注)1.総資金利ざや = 資金運用利回り-資金調達原価(資金調達利回り+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金等が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
(単位:百万円)
平成 26 年度増減額
受取利息
平成 27 年度増減額
△57
△40
金
16
25
うち有価証券
△3
△18
うち貸 出 金
△70
△47
△16
3
△16
4
―
0
△40
△43
うち預
支払利息
うち貯金・定期貯金
うち借 入 金
差
引
(注)1.増減額は前年対比です。
2.受取利息の預金には、信連からの事業利用分量配当金等が含まれています。
89
JA北つくば REPORT
経営諸指標
1.利益率
(単位:%)
項
目
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
総資産経常利益率
0.22
0.39
0.17
資本経常利益率
3.59
6.27
2.68
総資産当期純利益率
0.14
0.26
0.12
資本当期純利益率
2.25
4.20
1.95
(注)1.総 資 産 経 常 利 益 率
2.資 本 経 常 利 益 率
3.総資産当期純利益率
4.資 本 当 期 純 利 益 率
=
=
=
=
経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
経常利益/純資産勘定平均残高×100
当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
(単位:%)
区
貯貸率
貯証率
分
平成 26 年度
期
期
中
平
期
期
中
平
平成 27 年度
増
減
末
18.13
16.06
△2.07
均
18.24
17.51
△0.73
末
14.68
13.93
△0.75
均
13.53
12.96
△0.57
(注)1.貯貸率(期
末)=
2.貯貸率(期中平均)=
3.貯証率(期
末)=
4.貯証率(期中平均)=
貸出金残高/貯金残高×100
貸出金平均残高/貯金平均残高×100
有価証券残高/貯金残高×100
有価証券平均残高/貯金平均残高×100
3.職員一人当たり及び一店舗当たりの指標
(単位:百万円)
項
信用事業
共済事業
経済事業
目
平成 26 年度
平成 27 年度
一職員当たり貯金残高
2,020
2,054
一店舗当たり貯金残高
16,419
16,888
一職員当たり貸出金残高
1,106
1,043
一店舗当たり貸出金残高
2,976
2,712
一職員当たり長期共済保有高
7,124
6,951
一店舗当たり長期共済保有高
69,306
66,352
一職員当たり購買品供給高
64
63
一職員当たり販売品取扱高
122
111
(注)各事業の職員数は担当職員数、また店舗数は業務を実施している本・支店、事業所等の数で計算しています。
90
JA北つくば REPORT
貸倒引当金の期末残高及び貸出金償却の額
貸倒引当金の期末残高及び期中増減額
(単位:百万円)
平成 26 年度
区
分
期首
残高
平成 27 年度
期中減少額
期中
増加額 目的使用 その他
期末
残高
期首
残高
期中減少額
期中
増加額 目的使用 その他
期末
残高
一般貸倒引当金
32
15
−
32
15
15
13
−
15
13
個別貸倒引当金
224
187
21
203
187
187
178
1
185
178
256
202
21
235
202
202
191
1
201
191
合
計
貸出金償却の額
(単位:百万円)
平成 26 年度
平成 27 年度
貸出金償却額
−
(注)貸出金償却額は個別貸倒引当金の目的使用による取崩額との相殺前の金額を記載しています。
91
−
JA北つくば REPORT
信用事業(貯金に関する指標)
科目別貯金平均残高
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
種
平成 27 年度
平均残高
類
平均残高
構成比
平均残高
増減
構成比
流動性貯金
60,699
33.51%
62,298
33.99%
1,599
定期性貯金
120,393
66.48%
120,943
66.00%
550
181,092
100.00%
183,242
100.00%
2,150
合
計
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
定期貯金残高
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
種
平成 27 年度
類
残高増減
残
定期貯金
高
構成比
残
高
構成比
115,531
100.00%
116,075
100.00%
543
うち固定金利定期
115,531
100.00%
116,075
100.00%
543
うち変動金利定期
−
−
−
−
−
(注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
92
JA北つくば REPORT
信用事業(貸出金等に関する指標)
科目別貸出金平均残高
(単位:百万円、%)
種
平成 26 年度
類
平均残高
平成 27 年度
構成比
平均残高
平均残高
増減
構成比
手形貸付金
143
0.40%
130
0.40%
△13
証書貸付金
27,453
83.00%
26,387
82.20%
△1,065
当座貸越
846
2.50%
606
1.89%
△239
割引手形
−
−
−
−
−
4,595
13.90%
4,977
15.50%
382
33,038
100.00%
32,102
100.00%
△936
金融機関貸付
合
計
貸出金の金利条件別残高内訳
(単位:百万円、%)
種
平成 26 年度
類
残
高
平成 27 年度
構成比
残
高
残高増減
構成比
固定金利貸出
17,740
54.10%
15,601
52.29%
△2,139
変動金利貸出
13,097
39.90%
12,538
42.02%
△559
1,907
5.80%
1,697
5.69%
△210
32,745
100.00%
29,836
100.00%
△2,908
その他
合
計
(注)
「その他」は当座貸越、無利息等の固定、変動の区分がないもの
貸出金の担保別内訳残高
(単位:百万円)
種
類
貯金・定期積金等
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
888
794
△94
有価証券
−
−
−
動産
−
−
−
不動産
194
179
△15
その他の担保物
282
217
△65
1,366
1,190
△176
14,050
13,412
△637
1,145
2,665
1,520
15,195
16,077
882
16,183
12,569
△3,614
32,745
29,836
△2,908
小
計
農業信用基金協会保証
その他保証
小
計
信用
合
計
93
JA北つくば REPORT
債務保証の担保別内訳残高
該当する取引はございません。
貸出金の使途別内訳残高
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
種
類
残
高
構成比
平成 27 年度
残
高
構成比
残高増減
設備資金
22,315
68.15%
22,292
74.72%
△23
運転資金
10,430
31.85%
7,544
25.28%
△2,886
32,745
100.00%
29,836
100.00%
△2,909
合
計
貸出金の業種別残高
(単位:百万円、%)
種
類
平成 26 年度
残
高
構成比
平成 27 年度
残
高
構成比
残高増減
農業
4,766
14.50%
4,466
14.97%
△300
林業
6
0.00%
5
0.02%
0
水産業
1
0.00%
0
0.00%
0
製造業
2,774
8.40%
2,666
8.94%
△107
111
0.30%
159
0.53%
48
建設業
1,425
4.30%
1,367
4.58%
△58
不動産業
2,241
6.80%
1,956
6.56%
△284
電気・ガス・熱供給・水道業
126
0.30%
114
0.38%
△12
運輸・通信業
846
2.50%
715
2.40%
△131
卸売・小売業・飲食店
661
2.00%
652
2.19%
△9
サービス業
2,305
7.00%
2,352
7.88%
47
金融・保険業
5,397
16.40%
3,387
11.35%
△2,010
地方公共団体
6,364
19.40%
5,096
17.08%
△1,267
その他
5,716
17.40%
6,895
23.11%
1,178
32,745
100.00%
29,836
100.00%
△2,908
鉱業
合計
94
JA北つくば REPORT
主要な農業関係の貸出金残高
1)営農類型別
(単位:百万円)
種
類
農業
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
4,766
4,466
△300
穀作
1,846
1,744
△102
野菜・園芸
1,683
1,560
△123
果樹・樹園農業
434
393
△41
その他の担保物
−
−
−
21
22
1
436
411
△25
20
24
4
−
−
−
322
312
△10
−
−
−
4,766
4,466
△300
工芸作物
養豚・肉牛・酪農
養鶏鶏卵
養蚕
その他農業
農業関連団体等
合
計
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金
や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
なお、前記『貸出金の業種別残高』の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2.
「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従と
なる農業者等が含まれています。
2)資金種類別
〔貸出金〕
(単位:百万円)
種
類
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
プロパー資金
31,395
28,544
△2,851
農業制度資金
1,350
1,292
△58
農業近代化資金
29
40
11
その他制度資金
1,320
1,252
△68
32,745
29,836
△2,909
合
計
(注)1.
「プロパー資金」とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2.
「農業制度資金」には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等
を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸
資金と②を対象としています。
3.
「その他制度資金」には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当
します。
〔受託貸付金〕
該当する取引はございません。
95
JA北つくば REPORT
リスク管理債権の状況
(単位:百万円)
区
分
平成 26 年度
破綻先債権額
平成 27 年度
19
18
705
564
3ヵ月以上延滞債権額
43
40
貸出条件緩和債権額
16
15
784
639
うち担保・保証付債権額(B)
659
528
担保・保証控除後債権額(C)=(A)−(B)
125
110
個別計上貸倒引当金残高(D)
112
99
差引額(E)=(C)−(D)
13
11
14
12
延滞債権額
合
計(A)
一般計上貸倒引当金残高
(注)
1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又
は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下
「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲
げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利
息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヵ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞
債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権
放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞
債権に該当しないものをいいます。
5.担保・保証付債権額
リスク管理債権額のうち、貯金・定期積金、有価証券(上場公社債、上場株式)及び確実な不動産担保
付の貸出残高ならびに農業信用基金協会等公的保証機関等による保証付の貸出金についての当該担保・保
証相当額です。
6.個別計上貸倒引当金残高
リスク管理債権のうち、すでに個別貸倒引当金に繰り入れた当該引当金の残高であり、貸借対照表上の
個別貸倒引当金額とは異なります。
7.担保・保証控除後債権額
リスク管理債権合計額から、担保・保証付債権額を控除した貸出金残高です。
96
JA北つくば REPORT
金融再生法開示債権額
(単位:百万円)
区
分
平成 26 年度
平成 27 年度
破産更生債権及びこれらに準ずる債権額
353
291
危険債権額
374
295
59
56
787
642
773
532
担保
375
326
保証
286
205
引当
112
99
保全率(B/A)
98.22%
82.76%
正常債権額
32,045
29,259
32,833
29,902
要管理債権額
小
計(A)
保全額(合計)
(B)
合
計
(注)上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」
(平成10年法律第132号)
第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。
なお、当JAは同法の対象となっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を記載し
ています。
①
②
③
④
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権
危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本及び利息の回収ができない可能性の
高い債権
要管理債権
3ヵ月以上延滞貸出債権及び貸出条件緩和貸出債権
正常債権
上記以外の債権
元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はございません。
97
JA北つくば REPORT
金融再生法に基づく開示債権及びリスク管理債権については、一般金融機関が行っている方法に合
わせて自己査定による債務者区分を基準に債権区分を行っています。自己査定区分、金融再生法に基
づく開示債権及びリスク管理債権の関係は以下のとおりです。
<自己査定債務者区分>
対象債権
信用事業総与信
貸出金
その他の
債権
破
綻
信用事業
以外の
与信
先
<金融再生法債権区分>
信用事業総与信
実質破綻先
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
破綻懸念先
危 険 債 権
要 注 意先
要 管 理 先
その他の要注意先
正
常
先
信用事業総与信
信用事業
以外の
与信
その他の
債権
貸出金
<リスク管理債権>
貸出金
その他の
債権
信用事業
以外の
与信
破綻先債権
延滞債権
3ヵ月以上延滞債権
要管理債権
貸出条件緩和債権
正 常 債 権
●破綻先
法的・形式的な経営破綻の事実が発生
している債務者
●実質破綻先
法的・形式的な経営破綻の事実は発生
していないものの、深刻な経営難の状況
にあり、再建の見通しがない状況にある
と認められるなど実質的に経営破綻に陥
っている債務者
●破綻懸念先
現状、経営破綻の状況にはないが、経
営難の状態にあり、経営改善計画等の進
捗状況が芳しくなく、今後、経営破綻に
陥る可能性が大きいと認められる債務者
●要管理先
要注意先の債務者のうち当該債務者の
債権の全部又は一部が次に掲げる要管理
債権である債務者
① 3ヵ月以上延滞債権
元金又は利息の支払いが、約定支払
日の翌日を起算日として3ヵ月以上延
滞している貸出債権
② 貸出条件緩和債権
経済的困難に陥った債務者の再建又
は支援を図り、当該債権の回収を促進
すること等を目的に、債務者に有利な
一定の譲歩を与える約定条件等の改定
等を行った貸出債権
●破産更生債権及びこれらに準
ずる債権
法的破綻等による経営破綻
に陥っている債務者に対する
債権及びこれらに準ずる債権
●危険債権
経営破綻の状況にはない
が、財政状況の悪化等により
元本及び利息の回収ができな
い可能性の高い債権
●要管理債権
3ヵ月以上延滞貸出債権及
び貸出条件緩和貸出債権
●正常債権
債務者の財政状態及び経営
成績に特に問題がないものと
して、上記以外のものに区分
される債権
●破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期
間継続していることその他の事由によ
り元本又は利息の取立て又は弁済の見
込みがないものとして未収利息を計上
しなかった貸出金(貸倒償却を行った
部分を除く。以下「未収利息不計上貸
出金」という)のうち、法人税法施行
令第96条第1項第3号のイからホま
でに掲げる事由又は同項第4号に規定
する事由が生じている貸出金
●延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破
綻先債権及び債務者の経営再建又は支
援を図ることを目的として利息の支払
を猶予したもの以外の貸出金
●3ヵ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の
翌日から3ヵ月以上延滞している貸出
金(破綻先債権及び延滞債権を除く)
●貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを
目的として、金利の減免、利息の支払
猶予、元本の返済猶予、債権放棄その
他の債務者に有利となる取決めを行っ
た貸出金
(破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以
上延滞債権を除く)
●その他の要注意先
要管理先以外の要注意先に属する債務
者
●正常先
業況が良好であり、かつ、財務内容に
も特段の問題がないと認められる債務者
98
JA北つくば REPORT
自己査定債務者区分、金融再生法債権区分、ディスクロージャーリスク管理債権の関係
自己査定債務者区分
金融再生法債権区分
破産更生債権及びこれ
らに準ずる債権
定義
(破綻先、実質破綻先、破綻懸念先、要注
意先のうち要管理先、その他要注意先、
正常先)
要管理債権
正常債権
法的破綻等による経営破綻に陥ってい
る債務者に対する債権
上記以外
リスク管理債権
留意事項
総与信
開示を目的
経営破綻の状況にはないが、財政状況の
悪化等により元本利息の回収ができな
い可能性の高い債権
3か月以上延滞貸出債権及び条件緩和
貸出債権
危険債権
対象債権
信用与信
自己査定における破綻先、実質破綻先のうち
信用事業に係る総与信(貸出金、貸付有価証
券、外国為替、債務保証見返、信用未収利息、
信用仮払金)
信用与信
自己査定における破綻懸念先のうち信用事
業に係る総与信
貸出金
自己査定における要管理先のうち3か月以
上延滞貸出金及び貸出条件緩和貸出金
信用与信
上記以外の信用事業に係る総与信
自己査定における破綻先の貸出金
開示を目的
破綻先債権
未収利息不計上貸出金のうち法的破綻
等している先
貸出金
延滞債権
未収利息不計上先で破綻先債権、条件緩
和債権以外の先
貸出金
3か月以上延滞債権
元本、利息の支払が3か月以上延滞して
いる貸出債権
貸出金
条件緩和債権
条件緩和した貸出債権(上記以外の債権)
貸出金
税務上の6か月以上延滞貸出金のほか、未収
利息不計上貸出金として破綻懸念先を開示
(拡大解釈)
自己査定における要管理先債権のうち3か
月以上延滞貸出金
自己査定における要管理先債権のうち条件
緩和貸出金
各債権額のイメージ図
金融再生法債権区分
自己査定債務者区分
(総与信ベース)
リスク管理債権
(貸出金元金ベース)
(信用事業与信額ベース、要管理債権は貸出金元金)
破綻懸念先(貸出金)
破産更生債権及びこれらに
準ずる債権(信用事業与信)
差
破綻先(総与信)
総与 信 と貸 出
金元金の差
差
破綻先(総与信)
延滞債権(貸出金)
(税務上の延滞)
その他要注意先
(総与信)
経済未収金等信用
事業以外の債権
差
正常先(総与信)
正常債権
(信用事業与信額)
99
差
要管理債権
(貸出金)
差
要注意先
要管理先
(総与信)
危険債権
(信用事業与信額)
差
破綻先(総与信)
3か月以上延滞貸
出金または条件緩
和貸出金以外の他
の貸出金および貸
出金以外の債権
(拡大解釈不計上貸出分)
3か月以上延滞債権(貸出)
条件緩和債権(貸出金)
延滞債権の要件である未収利息不計上貸出
金とは、事務ガイドラインで税務要件に従
い未収利息不計上とした貸出金とされてい
るが、当局の検査で、事務ガイドラインの
解釈を拡大し、未収利息不計上とした貸出
金では原則延滞債権で開示するよう求めら
れるケースがあり、この拡大解釈を前提と
してイメージ図を作成している。
JA北つくば REPORT
信用事業(内国為替取扱実績)
(単位:件、百万円)
種
送金・振込為替
代金取立為替
雑
為
合
平成 26 年度
類
替
計
仕
向
平成 27 年度
被 仕 向
仕
向
被 仕 向
件
数
21,307
195,101
23,119
201,610
金
額
35,055
33,199
32,592
39,577
件
数
178
1
157
0
金
額
8
0
11
0
件
数
1,879
1,342
6,616
6,139
金
額
10,836
11,061
11,850
11,976
件
数
23,364
196,444
29,892
207,749
金
額
45,900
44,261
44,454
51,553
信用事業(有価証券に関する指標)
種類別有価証券平均残高
(単位:百万円)
種
類
平成 26 年度
平成 27 年度
増
減
国債
5,970
5,809
△161
地方債
4,421
4,445
24
199
181
△18
1,301
0
△1,301
−
−
−
社債
7,396
7,158
△238
株式
720
786
66
4,413
5,327
914
24,424
23,709
△715
政府保証債
金融債
短期社債
その他の有価証券
合
計
商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はございません。
100
JA北つくば REPORT
有価証券残存期間別残高
(単位:百万円)
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10 年以下
10年超
期間の定め
のないもの
合計
平成 26 年度
国
債
99
925
1,263
1,709
1,589
544
−
6,129
債
403
101
635
851
3,006
−
−
4,996
政府保証債
101
−
−
108
−
−
−
209
債
−
−
−
−
−
−
−
−
短 期 社 債
−
−
−
−
−
−
−
−
地
金
方
融
社
債
1,104
1,318
512
2,688
746
1,208
−
7,576
株
式
−
−
−
−
−
−
939
939
その他の証券
−
526
407
163
4,626
−
933
6,655
債
299
1,761
529
2,769
106
652
−
6,120
債
100
208
524
1,478
1,777
−
−
4,089
政府保証債
−
−
107
−
−
−
−
107
金
債
−
−
−
−
−
−
−
−
短 期 社 債
−
−
−
−
−
−
−
−
平成 27 年度
国
地
方
融
社
債
502
1,314
1,250
2,259
846
1,387
−
7,562
株
式
−
−
−
−
−
−
863
863
その他の証券
164
145
307
232
5,415
−
874
7,139
101
JA北つくば REPORT
信用事業(有価証券等の時価情報等)
有価証券の時価情報等
(単位:百万円)
保有区分
平成 26 年度
取得価額
売買目的
満期保有目的
その他
合
計
時
価
平成 27 年度
評価損益
取得価額
時
価
評価損益
−
−
−
−
−
−
699
699
0
299
301
1
24,777
25,819
1,041
24,720
25,581
860
25,477
26,519
1,041
25,020
25,882
861
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっています。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しています。
4.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としています。
金銭の信託の時価情報等
該当する取引はございません。
デリバティブ取引・金融等デリバティブ取引・有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はございません。
102
JA北つくば REPORT
共済事業
長期共済新契約高・長期共済保有高
(単位:千円)
種
類
終身共済
平成 26 年度
新契約高
平成 27 年度
保有高
新契約高
保有高
17,897,293
260,200,354
13,645,996
247,962,312
生
定期生命共済
10,000
1,982,700
33,000
1,883,900
命
養老生命共済
10,713,590
229,358,985
8,724,018
209,124,453
902,000
24,187,800
830,500
24,425,800
総
うちこども共済
合
医療共済
251,500
2,500,700
193,400
2,459,700
共
がん共済
0
569,000
0
500,500
済
定期医療共済
介護共済
3,355,800
153,063
270,389
年金共済
382,343
649,636
49,400
建物更生共済
合
3,083,500
計
39,400
16,811,460
263,781,408
15,257,900
264,177,387
45,836,907
762,068,737
38,236,658
729,880,790
(注)金額は、保障金額[がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期
特約金額等を含む)
、年金共済は付加された定期特約金額]を表示しています。
医療系共済の入院共済金額保有高
(単位:千円)
種
類
平成 26 年度
新契約高
平成 27 年度
保有高
新契約高
保有高
医療共済
12,680
78,634
10,255
87,176
がん共済
1,723
10,925
2,098
12,185
65
5,406
45
5,042
14,469
94,965
12,398
104,403
定期医療共済
合
計
(注)金額は、入院共済金額を表示しています。
介護共済の介護共済金額保有高
(単位:千円)
種
介護共済
類
平成 26 年度
新契約高
平成 27 年度
保有高
383,772
570,314
(注)金額は、介護共済金額を表示しています。
103
新契約高
887,760
保有高
1,432,474
JA北つくば REPORT
年金共済の年金保有高
(単位:千円)
種
類
年金開始前
平成 26 年度
新契約高
保有高
186,902
新契約高
2,806,249
年金開始後
合
平成 27 年度
保有高
159,061
2,768,338
1,304,556
計
186,902
4,110,805
1,376,634
159,061
4,144,972
(注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
短期共済新契約高
(単位:千円)
種
類
火災共済
平成 26 年度
金額
平成 27 年度
掛金
38,675,480
45,555
自動車共済
47,122,000
767,151
傷害共済
定額定期生命共済
掛金
62,789
778,981
71,573,700
11,525
70,837,900
12,194
22,000
149
22,000
149
賠償責任共済
自賠責共済
合
金額
計
371
445
64,469
64,615
889,223
919,175
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
104
JA北つくば REPORT
購買事業
買取購買品取扱実績
(単位:千円)
種
平成 26 年度
類
供給高
平成 27 年度
手数料
供給高
手数料
肥
料
1,198,316
135,134
1,217,217
138,301
飼
料
445,818
8,587
451,164
8,404
械
1,064,943
130,603
1,034,507
123,892
薬
702,435
77,471
709,626
81,645
車
138,439
5,309
119,004
5,431
油
1,323
76
275
35
農
業
機
生
農
産
自
動
資
石
材
保
温
資
材
266,893
18,132
209,816
15,919
包
装
資
材
739,032
97,044
678,195
91,633
種 苗 ・ 素 畜
438,264
35,746
429,597
34,000
他
16,381
1,516
38,701
2,814
計
5,011,847
509,623
4,888,107
502,079
5,400
826
6,079
888
そ
の
小
米
鮮
食
品
191,627
8,313
180,494
8,274
一
般
食
品
134,146
21,195
131,083
20,616
耐 久 消 費 財
25,725
2,633
15,790
1,653
衣
品
11,092
1,626
8,702
1,078
日用保健雑貨
35,318
4,071
31,513
3,367
料
128,029
69,075
116,231
66,842
他
7,272
979
10,197
1,141
計
538,613
108,721
500,090
103,862
5,550,461
618,345
5,388,198
605,941
生
生
活
物
資
家
そ
料
庭
燃
の
小
合
計
105
JA北つくば REPORT
販売事業
受託販売品取扱実績
(単位:千円)
平成 26 年度
種
平成 27 年度
類
取扱高
手数料
取扱高
手数料
米麦
米
301,839
13,782
250,806
10,532
麦
150,520
34,674
190,173
45,926
210,065
7,421
216,168
7,154
662,424
55,877
657,147
63,613
豆
235,002
11,702
274,903
11,781
種
子
小
計
豆類 雑穀
大
落
花
生
―
―
―
―
そ
の
他
―
―
―
―
235,002
11,702
274,903
11,781
小
計
菜
6,147,128
111,758
6,713,144
123,109
果
実
2,420,444
44,005
2,470,775
45,310
計
8,467,572
155,763
9,183,919
168,419
物
700,728
6,857
723,909
7,167
花 卉 ・ 花 木
185,293
4,313
179,228
4,246
1,870
43
1,896
44
610,930
85,764
671,363
94,753
10,963,825
320,324
11,692,369
350,026
青果物
野
小
畜
産
ま
ゆ
直売所・インショップ
合
計
買取販売品取扱実績
(単位:千円)
平成 26 年度
種
販売高
買
取
そ
そ
合
平成 27 年度
類
の
粗収益
販売高
粗収益
米
3,692,668
204,320
3,156,923
478,890
ば
20,289
4,700
34,513
4,546
他
10,976
1,039
12,671
239
3,723,934
210,060
3,204,107
483,675
計
106
JA北つくば REPORT
農業倉庫事業取扱実績
(単位:千円)
項
収
保
益
検
目
平成 26 年度
管
平成 27 年度
料
19,705
17,061
料
42,970
44,944
そ の 他 の 収 益
43,749
39,132
106,425
101,138
査
手
数
計
費
庫
材
料
費
5,151
311
倉
庫
労
務
費
225
181
費
89,049
78,133
用
999
924
95,425
79,551
10,999
21,587
用
倉
農
倉
そ
の
雑
他
費
計
差
引
加工事業取扱実績
(単位:千円)
項
目
平成 26 年度
平成 27 年度
収
み
そ
加
工
4,212
5,225
益
精
米
加
工
7,307
6,365
腐
30,485
33,786
42,005
45,378
豆
計
費
み
そ
加
工
3,529
4,556
用
精
米
加
工
6,899
7,594
腐
28,089
30,493
38,518
42,644
3,486
2,733
豆
計
差
引
107
JA北つくば REPORT
利用事業取扱実績
(単位:千円)
種
乾
類
燥
平成 26 年度
施
平成 27 年度
収
118,626
110,412
野 菜 集 出 荷 所
76,488
68,908
育 苗 セ ン タ ー
15,300
12,702
種 子 セ ン タ ー
24,318
21,917
械
8,931
6,503
祭
279,859
287,584
523,525
508,029
設
61,328
74,209
野 菜 集 出 荷 所
52,061
51,075
育 苗 セ ン タ ー
11,453
11,155
種 子 セ ン タ ー
18,772
19,444
械
127
437
祭
79,773
73,165
223,516
229,488
300,008
278,540
益
設
農
業
機
葬
計
乾
燥
施
費
用
農
業
機
葬
計
差
引
宅地等供給事業取扱実績
(単位:千円)
種
類
平成 26 年度
平成 27 年度
収 益
供
給
手
数
料
30,833
39,372
供
給
雑
収
入
469
345
31,303
39,718
1,831
2,106
計
1,831
2,106
引
29,471
37,612
計
費 用
供
給
差
雑
費
108
JA北つくば REPORT
その他の事業取扱実績
(単位:千円)
種
青
類
果
平成 26 年度
直
平成 27 年度
販
131,734
134,010
き ら い ち 結 城 店
199,822
223,381
き ら い ち 筑 西 店
169,238
213,901
収
和
直
売
所
25,029
28,846
岩
瀬
直
売
所
7,576
1,376
農 地 利 用 集 積 円 滑 化
3,056
2,294
益
協
旅
行
207,010
205,183
福
祉
10,495
9,064
753,962
818,059
販
125,857
128,791
き ら い ち 結 城 店
182,629
205,911
き ら い ち 筑 西 店
160,021
205,653
計
青
果
直
費
和
直
売
所
19,072
22,945
岩
瀬
直
売
所
8,532
1,564
農 地 利 用 集 積 円 滑 化
3,056
2,294
用
協
旅
行
191,878
187,558
福
祉
10,533
9,623
701,583
764,343
52,379
53,716
計
差
引
(注)直売事業(青果直販・各きらいち・各直売所・ペアショップ)については、組合員が生産する農産物
等の取引は販売事業に計上しています。
109
JA北つくば REPORT
直売事業(直売所・インショップ等)取扱実績
(単位:千円)
項
目
平成 26 年度
平成 27 年度
取 扱 高
610,930
671,363
その他商品の買取売上高
528,372
597,426
そ の 他 の 売 上 高
11,713
7,612
1,151,017
1,276,402
生産者からの受託手数料(※)
85,764
94,753
その他商品の買取売上高
528,372
597,426
11,713
7,612
625,850
699,792
461,506
525,909
86,900
90,658
548,407
616,567
77,443
83,224
計
生産者からの受託販売高(※)
収 益
の
他
計
そ
費 用
その他商品の買取仕入高
そ
の
他
計
差
引
(注)※の項目は販売事業にも記載しています。
指導事業取扱実績
(単位:千円)
種
類
賦
平成 26 年度
収
入
金
18,839
18,583
外国人農業技術収益
56,691
43,244
金
538
495
指 導 実 費 収 入
4,675
344
経 営 支 援 収 入
−
4,660
生 活 実 費 収 入
4,325
4,043
85,069
71,372
費
51,081
50,546
外国人農業技術費用
50,838
37,284
指
課
平成 27 年度
導
補
助
計
営
農
改
善
支
出
農
政
活
動
費
714
780
生
活
改
善
費
6,723
6,151
くらしの活動費
1,588
1,642
13,417
13,314
124,363
109,720
△39,294
△38,348
教
育
広
報
費
計
差
引
110
JA北つくば REPORT
自己資本の充実の
状況編
金額・比率は単位未満を切り捨てにより表示しています。
よって、合計が一致しない場合があります。
111
JA北つくば REPORT
自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円)
項 目
平成27年度
経過措置による
不算入額
平成26年度
コア資本にかかる基礎項目(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
12,024
11,519
3,406
3,405
−
−
8,673
8,170
33
33
△ 22
△ 23
13
15
13
15
−
−
−
−
うち、回転出資金の額
−
−
うち、上記以外に該当するものの額
−
−
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段
の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
−
−
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当す
る額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
670
746
12,707
12,281
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる
額
コア資本にかかる基礎項目の額(イ)
コア資本にかかる調整項目(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
の額の合計額
5
うち、のれんに係るものの額
−
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外
の額
5
23
−
−
23
−
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
−
−
適格引当金不足額
−
−
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
−
−
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される
額
−
−
前払年金費用の額
−
−
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
−
−
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
−
−
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
−
−
特定項目に係る十パーセント基準超過額
−
−
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連する
ものの額
−
−
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連
するものの額
−
−
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するもの
の額
−
−
112
経過措置による
不算入額
JA北つくば REPORT
(単位:百万円)
項 目
平成27年度
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
経過措置による
不算入額
平成26年度
−
−
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連する
ものの額
−
−
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連
するものの額
−
−
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するもの
の額
−
−
コア資本に係る調整項目の額(ロ)
5
−
自己資本
−
−
12,702
12,281
62,112
57,914
△ 9,911
△ 12,772
23
33
うち、繰延税金資産
−
−
うち、前払年金費用
−
−
△ 11,589
△ 14,464
1,654
1,658
−
−
8,241
8,349
70,354
66,264
18.05%
18.53%
自己資本の額((イ)―(ロ)) (ハ)
経過措置による
不算入額
リスク・アセット等(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライ
ツに係るものを除く)
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るもの
の額
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額(ニ)
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注)
1.農協法第 11 条の 2 第 1 項第 1 号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法の簡便
手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
113
JA北つくば REPORT
自己資本の充実度に関する事項
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円、%)
信用リスク・アセット
(標準的手法)
我が国の中央政府及び
中央銀行向け
平成26年度
平成27年度
エクスポージャー リスク・アセット額 所要自己資本額
の期末残高
a
b=a×4%
エクスポージャー リスク・アセット額 所要自己資本額
の期末残高
a
b=a×4%
7,454
−
−
10,287
−
−
我が国の地方公共団体向け
11,209
−
−
9,028
−
−
地方公共団体金融機構向け
108
11
0
200
20
0
我が国の政府関係機関向け
215
12
0
200
9
0
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商
品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び
個人向け
抵当権付住宅ローン
1
0
0
−
−
−
127,528
25,505
1,020
134,248
26,849
1,073
4,722
3,293
131
4,168
2,913
116
1,760
774
30
1,633
764
30
2,543
868
34
3,766
1,299
51
不動産取得等事業向け
633
630
25
799
794
31
三月以上延滞等
信用保証協会等
による保証付
共済約款貸付
617
555
22
620
484
19
14,062
1,366
54
13,426
1,304
52
647
−
−
637
−
−
2,759
2,759
110
2,953
2,953
118
10,262
25,655
1,026
10,060
25,152
1,006
47
119
4
18
45
1
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
△ 12,772
△ 510
−
△ 9,911
△ 396
13,522
9,119
364
11,615
9,428
377
198,096
57,898
2,315
203,666
62,109
2,484
CVAリスク相当額÷8%
−
16
0
−
3
0
中央清算機関関連エクスポー
ジャー
7
0
0
12
0
0
信用リスク・アセットの額の合
計額
198,103
57,914
2,316
203,678
62,112
2,484
出資等
他の金融機関等の対象資産
調達手段
特定項目のうち調整項目に
算入されないもの
複数の資産を裏付とする資
産(いわゆるファンド)の
うち、個々の資産の把握が
困難な資産
証券化
経過措置によりリスク・ア
セットの額に算入 不算入と
なるもの
上記以外
標準的手法を適用するエクス
ポージャー別計
オペレーショナル・リスク
に対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額計
オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
a
所要自己資本額
b=a×4%
オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
a
所要自己資本額
b=a×4%
8,349
333
8,241
329
リスク・アセット等(分母)計
a
所要自己資本額
b=a×4%
リスク・アセット等(分母)計
a
所要自己資本額
b=a×4%
66,264
2,650
70,354
2,814
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け
及び第一種金融商品取引業者向け」
、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部また
は全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
6.
「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資
産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当
します。
114
JA北つくば REPORT
7.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立
未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)
・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの
免責額が含まれます。
8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷ 8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
115
JA北つくば REPORT
信用リスクに関する事項
標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算
出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使
用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けの
み使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適 格 格 付 機 関
㈱格付投資情報センター(R&Ⅰ)
㈱日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付又はカントリーリスク・スコア
は、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適 格 格 付 機 関
金融機関向けエクスポージャー
カントリーリスク
スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー
(長期)
R&I,Moody's,JCR,
S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー
(短期)
R&I,Moody's,JCR,
S&P,Fitch
116
JA北つくば REPORT
信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成 26 年度
項
信用リスクに
関するエクス
ポージャーの
残高
目
うち
貸出金等
平成 27 年度
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
信用リスクに
関するエクス
ポージャーの
残高
うち
貸出金等
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
農
業
218
168
−
26
225
176
−
27
林
業
−
−
−
−
−
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
−
−
製造業
793
−
400
−
926
−
400
−
−
−
−
−
−
−
−
−
建設・不動産業
568
15
501
−
644
41
200
−
電気・ガス・
熱供給水道業
200
−
200
−
200
−
200
−
運輸・通信業
906
−
804
−
1,018
−
907
−
金融・保険業
138,473
5,290
5,018
−
145,115
3,291
4,916
−
2,069
203
700
−
2,144
185
901
−
15,935
5,280
10,655
−
13,945
4,198
9,747
−
2,348
2,334
−
0
1,892
1,877
−
−
人
20,626
19,901
−
591
21,299
20,579
−
593
他
15,963
114
−
−
16,265
−
−
−
198,103
33,308
18,281
617
203,678
30,348
17,274
620
下
120,892
703
1,708
127,526
413
904
1 年 超 3 年 以 下
3,980
1,672
2,307
6,477
3,267
3,210
3 年 超 5 年 以 下
7,833
5,522
2,310
5,351
3,043
2,308
5 年 超 7 年 以 下
6,928
1,813
5,115
8,971
2,752
6,218
7 年 超 10 年 以 下
8,486
3,372
5,113
5,080
2,469
2,611
超
23,224
18,383
1,726
22,660
17,019
2,021
期限の定めのないもの
26,758
1,840
−
27,610
1,382
−
198,103
33,308
18,281
203,678
30,348
17,274
186,743
33,565
19,349
188,111
32,571
17,663
鉱
業
法人
卸売・小売・飲食・
サービス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
個
そ
の
業種別残高計
1
1
年
0
以
年
残存期間別残高計
平均残高計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並び
にオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信取引相当額を含みます。
2.
「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。
「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。
「貸
出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。
4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。
5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
117
JA北つくば REPORT
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成 26 年度
区
分
期首
期中
残高
増加額
平成 27 年度
期中減少額
目的使用
その他
期末
期首
期中
残高
残高
増加額
期中減少額
目的使用
期末
残高
その他
一般貸倒引当金
32
15
−
32
15
15
13
−
15
13
個別貸倒引当金
224
187
21
203
187
187
178
1
185
178
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:百万円)
平成 26 年度
区
分
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
使用
その他
平成 27 年度
期末
残高
貸出金
償却
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
使用
その他
期末
残高
貸出金
償却
法
人
農
業
22
17
−
22
17
−
17
18
−
17
18
−
林
業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
製造業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
鉱
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
建設・不動産業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
電気・ガス・
熱供給・水道業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
運輸・通信業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
金融・保険業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
卸売・小売・
飲食・サービス業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
日本国政府・
地方公共団体
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
上記以外
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
個 人
202
169
21
181
169
−
169
159
1
168
159
−
業種別 計
224
187
21
203
187
−
187
178
−
−
178
−
業
(注)1.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。
2.貸出金償却額は個別貸倒引当金の目的使用による取崩額との相殺前の金額を記載しています。
118
JA北つくば REPORT
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト 1250%を適用する残高
(単位:百万円)
平成 26 年度
格付あり
格付なし
リスク・ウエイト0%
−
25,044
リスク・ウエイト 2%
−
リスク・ウエイト 4%
平成 27 年度
勘 案 後 残 高
信用 リス ク 削減 効 果
格付あり
格付なし
25,044
−
23,299
23,299
7
7
−
12
12
−
−
−
−
−
−
リスク・ウエイト 10%
−
13,870
13,870
−
13,346
13,346
リスク・ウエイト 20%
133
127,618
127,751
105
134,330
13,436
リスク・ウエイト 35%
−
2,482
2,482
−
3,712
3,712
リスク・ウエイト 50%
2,391
167
2,558
2,322
144
2,466
リスク・ウエイト 75%
−
1,046
1,046
−
1,029
1,029
リスク・ウエイト 100%
742
25,365
26,107
617
20,005
20,622
リスク・ウエイト 150%
−
258
258
−
5,994
5,994
リスク・ウエイト 200%
−
−
−
−
−
−
リスク・ウエイト 250%
−
666
666
−
436
436
その他
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
3,267
196,528
199,795
3,044
202,312
205,356
リスク・ウエイト 1250%
計
計
計
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該
当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエク
スポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付
機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイト
によって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としてい
ます。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジット・デリバティ
ブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポージ
ャーがあります。
119
JA北つくば REPORT
信用リスク削減手法に関する事項
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、
エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージ
ャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リス
ク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、
「適格金融資産担保」、
「保証」
、
「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用し
ています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部又は一部が、取引相手又は取
引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JA
では、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が
国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、
国際開発銀行、及び金融機関又は第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付が A-または
A3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証され
た被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用し
ています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これら
に類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を
有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点に
おいても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されている
こと、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす
場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポ
ージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っ
ています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
120
JA北つくば REPORT
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
平成 26 年度
適格金融
資産担保
保
証
平成 27 年度
クレジット・
デリバティブ
適格金融
資産担保
保
証
クレジット・
デリバティブ
地方公共団体金融機構向け
−
−
−
−
−
−
我が国の政府関係機関向け
−
100
−
−
100
−
地方三公社向け
−
−
−
−
−
−
金融機関及び第一種金融商品
取引業者向け
−
−
−
−
−
−
法人等向け
8
100
−
3
−
−
151
−
−
127
−
−
抵当権付住宅ローン
0
−
−
1
−
−
不動産取得等事業向け
−
−
−
−
−
−
三月以上延滞等
−
−
−
−
−
−
証券化
−
−
−
−
−
−
中央精算機関関連
−
−
−
−
−
−
79
−
−
22
−
−
241
201
−
155
100
−
中小企業等向け及び個人向け
上記以外
合
計
(注)1.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なもの
としては貸出金や有価証券等が該当します。
2.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」
、
「法人等向け」等においてリスク・
ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
4.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
121
JA北つくば REPORT
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はございません。
証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はございません。
出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資
勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社及び関連
会社株式、②その他有価証券、③系統及び系統外出資に区分して管理しています。
① 子会社及び関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効
率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の
分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。
② その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把
握及びコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び
ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成す
るALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は
理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買
やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行
っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③ 系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協
議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社及び関連会
社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券につ
いては時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、
「その他有価証券評価差額金」として
純資産の部に計上しています。③系統及び系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応
じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表
にその旨記載することとしています。
122
JA北つくば REPORT
出資・その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:百万円)
平成 26 年度
貸借対照表計上額
上
平成 27 年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
場
939
939
863
863
非上場
6,709
6,709
6,709
6,709
合計
7,648
7,648
7,572
7,572
(注)時価評価額は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
出資・その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:百万円)
平成 26 年度
売却益
売却損
79
平成 27 年度
償却額
−
売却益
−
売却損
109
償却額
2
−
貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(単位:百万円)
平成 26 年度
評価益
平成 27 年度
評価損
50
評価益
45
評価損
37
103
貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
(単位:百万円)
平成 26 年度
評価益
平成 27 年度
評価損
−
評価益
−
123
評価損
−
−
JA北つくば REPORT
金利リスクに関する事項
金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが
存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリス
ク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスク
コントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。
市場金利が上下に2%変動した時(ただし 0%を下限)に発生する経済価値の変化額(低下額)を
金利リスク量として毎月算出しています。
要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出され
る要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、①
過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の 50%
相当額のうち、最小の額を上限とし、0∼5 年の期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量
を算定しています。
金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク = 運用勘定の金利リスク量 + 調達勘定の金利リスク量
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会及び理事会に
報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定しています。
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
平成 26 年度
平成 27 年度
3,073
124
2,907
JA北つくば REPORT
連結情報編
資料編では資産・負債、損益、各事業の実績等に関する事項について、項目ごとにまとめたり、
注記を付けたりして理解しやすいようにしています。
なお、金額は単位未満を切り捨てにより表示しています。
よって、合計額が一致しない場合があります。また、該当のない項目については「−」
、該当は
あるが表示金額未満の場合は「0」と表示しています。
125
JA北つくば REPORT
グループの概況
1.グループの事業系統図
JA北つくばのグループは、当JA、子会社4社で構成されています。
このうち、当年度及び前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結子会社は4社で
す。なお、連結自己資本比率を算出する対象となる連結グループと、連結財務諸表規則に基づき連結
の範囲に含まれる会社に相違はありません。
JA北つくば
ジェイエイ北つくば燃料株式会社
北つくば農協葬祭株式会社
JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばアグリファーム株式会社
2.子会社等の状況
所在地
事業内容
設 立
年月日
資本金
(千円)
組 合
出資比率
グループ
出資比率
ジ ェ イ エ イ
北 つ く ば 燃 料
株
式
会
社
筑西市五所宮
408 番地
石油販売業
平成 15 年
2月3日
30,000
100%
100%
北 つ く ば 農 協
葬 祭 株 式 会 社
筑西市桑山
2506 番地 15
葬
平成 18 年
8 月 23 日
20,000
100%
100%
J A 北 つ く ば
住宅リフォーム
株
式
会
社
筑西市西石田
584 番地
住
宅 平成 20 年
リフォーム業 1 月 17 日
9,200
97.8%
97.8%
J A 北 つ く ば
アグリファーム
株
式
会
社
筑西市西榎生
1212 番地 1
農
平成 26 年
2月4日
50,000
99.8%
99.8%
名
称
祭
業
業
126
JA北つくば REPORT
3.連結事業概況(平成27年度)
(1)事業の概況
平成27年度の当 JA の連結決算は、子会社 4 社に対して持分法を適用しております。
連結決算の内容は、連結経常収益 8 億 30 百万円、連結当期剰余金 5 億 66 百万円、連結純資
産 140 億 95 百万円、連結総資産 2,065 億36 百万円で、連結自己資本比率は 18.27%となり
ました。
(2)連結子会社等の事業概況
① ジェイエイ北つくば燃料株式会社
JA北つくばと連携し多くの組合員・利用者にご利用いただき 36 億 36 百万円を取り扱いま
した。この結果、当期利益は 9 百万円(対前年比 170.8%)となりました。
② 北つくば農協葬祭株式会社
JA北つくばと連携し多くの組合員・利用者にご利用いただき 15 億 59 百万円を取り扱いま
した。この結果、当期利益は 14 百万円(対前年比 114.0%)となりました。
③ JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばと連携し多くの組合員・利用者にご利用いただき 2 億 48 百万円を取り扱いまし
た。この結果、当期利益は 1 百万円(対前年比 32.7%)となりました。
④ JA北つくばアグリファーム株式会社
JA北つくばと連携し多くの組合員・利用者にご利用いただき 25 百万円を取り扱いました。
この結果、当期利益は 6 百万円となりました。
4.最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(単位:千円)
平成 23 年度
平成 24 度
平成 25 年度
平成 26 年度
平成 27 年度
19,027,203
19,704,356
21,277,875
20,572,356
19,191,568
信用事 業 収益
2,160,081
2,044,124
2,019,590
1,981,913
2,062,062
共済事 業 収益
1,339,385
1,348,120
1,275,725
1,233,468
1,225,650
農業関連事業収益
12,633,913
13,451,663
15,165,073
14,649,785
14,563,284
その他事業収益
2,893,824
2,860,449
2,817,484
2,707,190
1,340,572
連 結 経 常 利 益
591,521
741,238
675,972
475,127
830,383
連結当期剰余金
661,603
486,443
324,685
289,649
566,723
連 結 純 資 産 額
12,578,537
13,228,631
13,572,766
13,695,259
14,095,118
連 結 総 資 産 額
203,040,452
201,823,367
200,996,931
200,956,350
206,536,417
連結自己資本比率
17.26%
17.83%
18.08%
18.48%
18.27%
連 結 経 常 収 益
127
JA北つくば REPORT
注)
「連結自己資本比率」は、
「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」
(平成
18 年金融庁・農水省告示第 2 号)に基づき算出しています。なお、平成 25 年度以前は旧
告示(バーゼルⅡ)に基づく連結自己資本比率を記載しています。
128
JA北つくば REPORT
5.連結貸借対照表
(単位:千円)
科
平成 26 年度
目
平成 27 年度
科
(平成 27 年 1 月 31 日現在) (平成 28 年 1 月 31 日現在)
目
(資産の部)
1.信用事業資産
平成 26 年度
平成 27 年度
(平成 27 年 1 月 31 日現在) (平成 28 年 1 月 31 日現在)
(負債の部)
182,127,473
187,391,575
1.信用事業負債
181,184,455
186,564,318
(1)貯金
179,608,234
184,891,320
1,209,042
1,173,306
367,177
499,691
(1)現
金
649,069
691,007
(2)預
金
121,575,889
130,306,619
(3)有価証券
26,519,023
25,881,577
(3)その他の信用事業負債
(4)貸 出 金
32,635,449
29,730,897
2.共済事業負債
1,448,030
1,498,664
874,838
893,578
(1)共済借入金
636,367
621,717
(6)貸倒引当金
△126,797
△112,104
(2)共済資金
403,093
475,984
2.共済事業資産
657,661
639,219
(3)その他の共済事業負債
408,569
400,961
(1)共済貸付金
638,456
629,287
3.経済事業負債
1,436,727
1,188,810
19,205
9,931
(1)経済事業未払金
1,204,048
1,025,263
3.経済事業資産
4,372,558
4,258,745
(2)その他の経済事業負債
232,678
163,547
(1)経済事業未収金
1,597,411
1,710,002
4.雑
債
848,243
963,079
39,000
−
(1)未払法人税
57,574
136,611
2,654,339
2,484,937
(2)リース債務
947
12,832
(4)その他の経済事業資産
159,013
144,679
(3)資産除去債務
25,132
25,643
(5)貸倒引当金
△77,206
△ 80,874
(4)その他の債務
764,588
787,991
4.雑
627,078
1,144,622
5.諸 引 当 金
1,838,441
1,719,962
(1)職員厚生資金貸付
490,035
449,107
(1)賞与引当金
92,979
91,555
(2)その他雑資産
137,043
695,515
(2)退職給付に係る負債
1,706,705
1,609,697
5.固 定 資 産
6,314,207
6,222,764
(3)役員退職慰労引当金
38,756
18,708
(1)有形固定資産
6,268,112
6,181,378
6.再評価に係る繰延税金負債
505,193
506,462
物
8,620,446
8,686,388
187,261,091
192,441,298
機 械 装 置
2,834,844
2,764,092
工具器具備品
1,184,616
1,208,031
1.組合員資本
土
地
2,621,546
2,613,059
(1)出資金
リース資産
1,926
14,774
建設仮勘定
6,635
5,207
1,246,075
1,280,296
△10,247,976
△10,390,471
46,094
41,386
2.評価・換算差額等
46,094
41,386
(1)その他有価証券評価差額金
6.外 部 出 資
6,603,427
6,604,527
7.繰延税金資産
253,943
274,961
(5)その他の信用事業資産
(2)その他の共済事業資産
(2)経済受託債権
(3)棚卸資産
資
産
建
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
その他の無形固定資産
(2)借入金
負
負債の部合計
(純資産の部)
11,786,258
12,323,814
3,405,716
3,406,659
(2)資本剰余金
116
116
(3)利益剰余金
8,404,781
8,940,582
△23,284
△ 22,464
△1,071
△ 1,079
1,908,252
1,770,509
754,877
622,215
1,153,374
1,148,294
748
794
13,695,259
14,095,118
200,956,350
206,536,417
(4)処分未済持分
(5)子会社の所有する親組合出資金
(2)土地再評価差額金
3.少数株主持分
純資産の部合計
資産の部合計
200,956,350
206,536,417
129
負債及び純資産の部合計
JA北つくば REPORT
6.連結損益計算書
(単位:千円)
科
平成 26 年度
目
1.事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金戻入益)
信 用 事 業 総 利 益
(3)共済事業収益
共済付加収入
その他共済事業収益
(4)共済事業費用
共済推進費
その他共済事業費用
共 済 事 業 総 利 益
(5)購買事業収益
購買品供給高
その他購買事業収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
その他購買事業費用
購 買 事 業 総 利 益
(7)販売事業収益
販売品販売高
販売手数料
その他販売事業収益
(8)販売事業費用
販売品販売原価
販売費
その他販売事業費用
販 売 事 業 総 利 益
(9)その他事業収益
(10)その他事業費用
そ の 他 事 業 総 利 益
2.事業管理費
(1)人件費
(2)その他事業管理費
事
業
利
3.事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)その他の事業外収益
4.事業外費用
(1)支払雑利息
(2)その他の事業外費用
経
常
利
5.特別利益
(1)固定資産処分益
(2)その他の特別利益
6.特別損失
(1)固定資産処分損
(2)減損損失
(3)その他の特別損失
税 金 調 整 当 期 利
7.法人税住民税及び事業税
8.法人税等調整額
法
人
税
等
合
少 数 株 主 持 分 調 整 前 当 期 利
少
数
株
主
利
当
期
剰
余
平成 27 年度
(平成 26 年 2 月 1 日から平成 27 年 1 月 31 日)
(平成 27 年 2 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日)
4,966,621
5,180,082
1,981,913
2,062,062
1,768,518
(762,187)
(398,827)
(573,099)
(34,405)
42,008
68,197
103,188
1,728,325
(786,557)
(380,727)
(525,761)
(35,278)
42,376
140,947
150,412
181,101
289,764
85,875
(76,479)
(3,907)
(3,082)
(2,405)
12,491
12,737
69,996
(△39,582)
90,810
(80,909)
(3,511)
(2,649)
(3,739)
15,039
31,460
152,453
(△13,516)
1,800,812
1,772,298
1,233,468
1,225,650
1,174,943
58,525
1,142,773
82,877
66,025
67,485
37,532
28,493
39,853
27,631
1,167,442
1,158,165
11,780,867
10,848,096
11,537,144
243,722
10,607,562
240,534
10,300,436
9,384,276
10,070,223
162,772
67,440
9,155,117
163,578
65,580
1,480,431
1,463,819
4,276,198
3,715,188
3,723,934
320,141
232,122
3,204,107
349,814
161,266
3,873,083
3,039,360
3,512,395
197,055
163,632
2,716,851
215,219
107,289
403,115
1,299,910
1,185,090
675,827
1,340,572
1,230,600
114,820
4,610,257
3,424,478
1,185,779
益
109,971
4,480,585
3,344,156
1,136,429
356,363
238,655
16,456
122,038
100,161
699,496
282,116
16,954
122,767
142,395
119,891
5,822
114,069
益
151,229
5,862
145,366
475,127
3,207
329
2,877
830,383
105,443
−
105,443
49,480
24,925
23,173
1,380
益
428,855
131,464
7,689
139,154
289,700
51
289,649
計
益
益
金
130
120,411
16,857
3,890
99,664
815,415
222,774
25,871
248,646
566,769
46
566,723
JA北つくば REPORT
7.連結注記表(26年度)
1.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
(1)連結の範囲に関する事項
連結子会社の数
: 4社
連結子会社の名称 : ジェイエイ北つくば燃料株式会社
北つくば農協葬祭株式会社
JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばアグリファーム株式会社
このうち、JA北つくばアグリファーム株式会社については、当連結事業年度において新たに設立
したことにより、当連結会計年度から連結子会社に含めることとしております。
(2)持分法の適用に関する注記
持分法を適用した関連法人等
持分法適用の関連法人等の数
: 2社
持分法適用の関連法人等の名称 : JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばアグリファーム株式会社
(3)連結される子会社及び子会社等の事業年度に関する事項
連結子会社の事業年度末日と連結決算日は一致しています。
(4)のれんの償却方法及び償却期間
のれんの残高はありませんので、適用していません。
(5)剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に基づいて作成し
ています。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、
「現
金」及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲載されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
122,224,959 千円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
△119,948,900 千円
現金及び現金同等物
2,276,059 千円
2.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満 期 保 有 目 的 の 債 券:償却原価法(定額法)
② そ の 他 有 価 証 券
時 価 の ある も の:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時 価 の ない も の:移動平均法による原価法
131
JA北つくば REPORT
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購 買品( 一 品 管 理 ):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購 買品( グ ル ープ 管 理):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 販
売
品
(
米
):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有 形 固 定資 産
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については定額法)
を採用しています。
○ 耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
② 無形固定資産
定額法を採用しています。
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定められている資産自己査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の
状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証に
よる回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、
その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。破綻懸念
先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債権に
ついては、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能
見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算出した金額を計上しています。
すべての債権は、資産自己査定要領に基づき、債権審査課等が資産査定を実施し、当該部署から独立し
た監査室が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付に係る会計処理の方法
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ア.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法につい
ては、給付算定式基準によっています。
イ.数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異及び過去勤務費用については、発生事業年度にその全額を費用処理すること
としています。
132
JA北つくば REPORT
なお、連結子会社は、職員数 300 人未満の小規模企業等に該当するため、
「退職給付会計に
関する実務指針(中間報告)
」
(日本公認会計士協会 会計制度委員会報告第 13 号平成 11 年 9 月
14 日)により、退職給付に係る負債及び資産並びに退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末
自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示して
います。
3.会計方針の変更に関する注記
退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」
(企業会計基準第 26 号 平成 24 年5月 17 日。以下「退職給付会計
基準」という。
)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第 25 号 平成
24 年5月 17 日)が平成 25 年4月1日以後開始する事業年度の期首から早期適用されることになっ
たことに伴い、当事業年度よりこれらの会計基準等を早期適用しています。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間
定額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法について、職員の平均残存勤務期
間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映し
た単一の加重平均割引率を使用する方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第 37 項に定める経過的な扱いに従って、
当事業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の
期首の利益剰余金に加減しています。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が 447,515 千円減少しています。また、当事業年度の事
業利益、経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ 243,135 千円増加しています。
4.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額
国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は
2,766,768 千円であり、その内訳は次のとおりです。
(単位:千円)
建
物
1,095,960
機械及び装置
その他資産
1,466,683
204,124
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用車両 133 台(平成 21 年1月 31 日以前契約締結
のもの)については、リース契約により使用しています。
133
JA北つくば REPORT
(3)担保に供している資産
① 水道事業出納取扱金融機関に関する契約の担保に供している資産。
現
金
100 千円
定期預金
100 千円
② 筑西市の指定代理・収納代理金融機関事務取扱契約の担保に供している資産。
定期預金
4,800 千円
③ 茨城県信用農業協同組合連合会に対する為替決済取引にかかる決済保証金の差入のため担保に供して
いる資産。
定期預金 3,000,000 千円
(4)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
292,823 千円
(5)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 19,952 千円、延滞債権額は 705,460 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年
政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生
じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 43,240 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延してい
る貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 16,282 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破
綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 784,936 千
円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(6)土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当
該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除
した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。
○ 再評価を行った年月日 ・・・・・・ 平成 13 年1月 31 日
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回
る金額 ・・・・・・ 800,516 千円
○ 同法律第3条3項に定める再評価の方法 ・・・・・・ 土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年
3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法第 341
条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税
評価額)に合理的な調整を行って算出しました。
134
JA北つくば REPORT
5.損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については、支店及
び事業所を基本にグルーピングし、業務外固定資産(遊休資産と賃貸資産)については、各固定資産をグルー
ピングの最小単位としています。
また、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成
に寄与していることから、本店、直売所、農機センター、及び農業関連施設については、組合全体の共用資産
としています。
当事業年度に減損を計上した固定資産は、次のとおりです。
場 所
用 途
種 類
その他
自
動
車
セ
ン
タ
ー
自動車整備
建物・車両運搬具・その他
(
旧
)
鳥
羽
支
店
賃貸資産
土 地
業務外固定資産
(旧)真壁コインランドリー
遊休資産
土地・建物・構築物
業務外固定資産
( 旧 ) 下 館 給 油 所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
( 旧 ) 竹 島 給 油 所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
遊休資産
土 地
業務外固定資産
( 旧 ) 関 本 上 倉 庫
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(
遊休資産
土 地
業務外固定資産
明
野
旧
)
山
山
川
林
倉
庫
② 減損損失の認識に至った経緯
自動車センターについては、当該事業所の営業収支が2期連続赤字であると同時に、短期的に業績の回復が
見込まれないことから、帳簿価額を減損損失として認識しました。
また、業務外固定資産については土地の時価が著しく下落しており、減損の兆候に該当しています。
この内、
(旧)鳥羽支店は、農業関連以外への賃貸資産であり、使用価値が帳簿価額まで達していないこと
から、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として認識しました。
さらに、
(旧)真壁コインランドリー他の資産は遊休資産とされ、早期処分対象であることから、処分可能
価額で評価しその差額を減損損失として認識しました。
③ 減損損失の金額について特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
内
減 損
場
所
処理額
自 動 車 セ ン タ ー
建 物 及 び
建物附属設備
土 地
構築物
(単位:千円)
訳
車両運搬具
器具備品及び
機械装置
無
形
固定資産
11,678
―
8,836
49
1,446
995
351
店
535
535
―
―
―
―
―
(旧)真壁コインランドリー
9,898
8,996
902
0
―
―
―
(旧)下 館 給 油 所
63
63
―
―
―
―
―
(旧)竹 島 給 油 所
114
114
―
―
―
―
―
明
林
139
139
―
―
―
―
―
(旧)関 本 上 倉 庫
441
441
―
―
―
―
―
(旧)山
302
302
―
―
―
―
―
23,173
10,593
9,738
49
1,446
995
351
(旧)鳥
羽
野
合
支
山
川
倉
計
庫
135
JA北つくば REPORT
④ 回収可能価額の算定方法
上記、土地の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、固定資産税評価額に合理的な調整を行っ
て算定しています。
(2)棚卸資産の収益低下に伴う簿価切下額
購買品供給原価には、収益性の低下に伴う簿価切下げにより、388 千円の棚卸評価損が含まれてい
ます。
6.金融商品に関する注記
Ⅰ 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付
け、残った余裕金を茨城県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有
価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、
貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
当事業年度末における貸出金のうち、11%を占める賃貸住宅ローンについては経済環境等の変化や少
子高齢化等による入居率の低下、31%を占める住宅ローンについては厳しい雇用情勢等により、契約条
件に従って債務履行がなされない可能性があります。
また、有価証券は主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。こ
れらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
借入金は、茨城県信用農業協同組合連合会から借り入れた東日本大震災の被災地金融支援資金と㈱日
本政策金融公庫から借り入れた農林水産事業資金、並びに茨城県から借り入れた就農施設等資金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行
っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うととも
に、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。
不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産
自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び
財務の健全化に努めています。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収
益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視した
ALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財
務構造の構築に努めています。
136
JA北つくば REPORT
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証
券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成
するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事
会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを
行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理課が適切な執行を行っているかどうかチェッ
クし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要
なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有
価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用
いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.32%上
昇したものと想定した場合には、経済価値が 535,558 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関
を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性が
あります。
なお、
経済価値変動額の計算において分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算しています。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と
位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行
っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定におい
ては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることも
あります。
137
JA北つくば REPORT
Ⅱ 金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載
しています。
種
預
(単位:千円)
類
金
貸借対照表計上額
時
価
差
額
121,575,889
121,445,500
△130,389
699,900
699,921
20
25,819,123
25,819,123
−
32,998,687
34,534,825
1,536,138
181,093,600
182,499,370
1,405,769
179,608,234
179,476,019
△132,214
179,608,234
179,476,019
△132,214
有 価 証 券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸
出
金(*1)
33,125,484
貸倒引当金(*2)
△126,797
貸倒引当金控除後
資産計
貯
金
負債計
(*1) 貸出金には、貸借対照表上、雑資産に計上している職員厚生資金貸付金 490,035 千円を含めてい
ます。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
② 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。また、
投資信託については、公表されている基準価格によっています。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク
フリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代
わる金額として算定しています。
なお、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時
価に代わる金額として算定しています。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレ
ートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま
す。
138
JA北つくば REPORT
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商
品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
外部出資
6,603,427
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難で
あると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
種
預
類
1 年以内
金
(単位:千円)
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
118,475,889
−
−
−
−
3,100,000
5 年超
99,995
299,904
−
−
−
300,000
1,610,031
971,747
1,601,133
1,881,238
937,461
16,944,299
4,294,739
2,924,679
2,633,524
3,053,735
2,269,860
16,738,497
124,480,656
4,196,331
4,234,657
4,934,973
3,207,321
37,082,797
有価証券
満期保有目的
の債券
その他有価証
券のうち満期
があるもの
貸 出 金(*1、2)
合 計
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)712,263 千円については「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 720,411 千円は償還の予定が見込
まれないため、含めていません。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
種 類
貯
1 年以内
1 年超 2 年以内
2 年超 3 年以内
3 年超 4 年以内
4 年超 5 年以内
5 年超
金
152,907,780
12,088,676
11,573,814
1,660,246
1,377,716
−
金
1,089,826
26,500
26,488
20,786
15,738
29,702
リ ー ス 債 務
138
−
−
−
−
−
153,997,745
12,115,176
11,600,303
1,681,032
1,393,454
29,702
借
入
合 計
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
7.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は、次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次
のとおりです。
(単位:千円)
種
類
時価が貸借対照表計上
額を超えるもの
国
時価が貸借対照表計上
額を超えないもの
社
合
貸借対照表計上額
債
小 計
債
小 計
計
時
価
差
額
399,900
407,871
7,970
399,900
407,871
7,970
300,000
292,050
△7,950
300,000
292,050
△7,950
699,900
699,921
20
139
JA北つくば REPORT
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
種
(単位:千円)
類
取得原価又は償却原価
株
式
債
券
貸借対照表計上額
差 額 ( * )
451,564
501,683
50,118
債
5,419,578
5,732,628
313,049
債
4,699,072
4,900,310
201,237
政 府 保 証 債
199,995
209,637
9,641
6,197,573
6,396,863
199,289
受 益 証 券
5,670,091
6,053,581
383,490
小 計
22,637,876
23,794,702
1,156,825
株
式
483,113
437,589
△45,523
債
券
債
100,000
99,524
△476
債
902,195
882,520
△19,675
受 益 証 券
654,727
604,787
△49,940
小 計
2,140,036
2,024,420
△115,615
24,777,912
25,819,123
1,041,210
国
貸借対照表計上額が取
地
方
得原価又は償却原価を
超えるもの
社
債
貸借対照表計上額が取
地
方
得原価又は償却原価を
社
超えないもの
合
計
(*)上記、評価差額から繰延税金負債 286,332 千円を差し引いた額 754,877 千円が「その他有価
証券評価差額金」に含まれています。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券は、次のとおりです。
売却額
売却益
(単位:千円)
売却損
株
式
1,592,678
79,762
−
債
券
1,012,819
14,927
−
債
402,101
3,883
−
地 方 債
509,583
9,775
−
社
101,135
1,267
−
2,605,497
94,689
−
国
債
合 計
(4)当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
8.退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため(一財)全国農林漁業団体共済会
との契約による特定退職金共済制度を採用しています。
140
JA北つくば REPORT
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における退職給付債務
2,944,512 千円
② 会計方針の変更による累積的影響額
617,262 千円
③ 会計方針の変更を反映した期首残高
3,561,775 千円
④ 勤務費用
145,198 千円
⑤ 利息費用
17,261 千円
⑥ 数理計算上の差異の発生額
71,448 千円
⑦ 退職給付の支払額
△234,426 千円
⑧ 期末における退職給付債務
3,561,256 千円
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
① 期首における年金資産
1,842,396 千円
② 期待運用収益
18,524 千円
③ 数理計算上の差異の発生額
7,396 千円
④ 特定退職共済制度への拠出金
121,104 千円
⑤ 退職給付の支払額
△134,871 千円
⑥ 期末における年金資産
1,854,550 千円
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
① 退職給付債務
3,561,256 千円
② 年金資産
△1,854,550 千円
③ 未積立退職給付債務
1,706,705 千円
④ 貸借対照表計上額純額
1,706,705 千円
⑤ 退職給付引当金
1,706,705 千円
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
① 勤務費用
145,198 千円
② 利息費用
17,261 千円
③ 期待運用収益
△18,524 千円
④ 数理計算上の差異の費用処理額
64,051 千円
合 計
207,985 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率及び金額は次のとおりです。
① 債券
81%
1,502,186 千円
② 年金保険投資
16%
296,728 千円
③ 現金及び預金
3%
55,636 千円
100%
1,854,550 千円
合 計
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構
成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
① 割引率
0.23%
141
JA北つくば REPORT
② 長期期待運用収益率
0.94%
(9)人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図る
ための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条の規定に基づき、
旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 38,175 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 26 年3月現在における平成 44 年3月までの特例業務負担金の将来
見込額は、572,250 千円となっています。
9.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
① 退職給付に係る負債
468,866 千円
② 貸倒引当金超過額
24,802 千円
③ 未収貸付金利息額
45,046 千円
④ 減価償却超過額
32,115 千円
⑤ 賞与引当金
26,223 千円
⑥ 未払事業税否認額
5,597 千円
⑦ 役員退職慰労引当金否認額
10,658 千円
⑧ 賞与対応未払社会保険料額
4,011 千円
⑨ 部会助成金
2,091 千円
⑩ 無形固定資産減損損失否認額
27,032 千円
⑪ 土地減損損失否認額
17,608 千円
⑫ 資産除去債務
4,535 千円
繰延税金資産小計
668,589 千円
⑬ 評価性引当額
△125,562 千円
繰延税金資産合計(A)
543,026 千円
繰延税金負債
① その他有価証券評価差額金
△286,332 千円
② 固定資産過大計上額(資産除去債務)
③ 全農適格合併みなし配当否認額
△2,375 千円
△375 千円
繰延税金負債合計(B)
△289,083 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
253,943 千円
(2)法定実効税率と税効果会計の適用後法人税等負担率との差異の主な要因
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等負担率との差異が法定実効税率の 100 分の5以下であ
るため、注記を省略しています。
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税等の一部を改正する法律」(平成 26 年法律第 10 号)が平成 26 年3月 31 日に公布され
たことに伴い、平成 26 年4月1日以降に開始する事業年度から復興特別法人税が課されないことにな
りました。
142
JA北つくば REPORT
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成 27 年2月1日
に開始する事業年度については前事業年度の 29.3%から 27.5%に変更されました。その結果、繰延税
金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)が 5,022 千円減少し、法人税等調整額が 5,022 千円
増加しています。なお、土地再評価に係る繰延税金負債及び土地再評価差額金に変動はありません。
10.その他の注記
(1)資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの
① 当該資産除去債務の概要
当組合の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を締結
しており、賃借期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しています。
また、一部の支店に使用されている有害物質を除去する義務に関しても、資産除去債務を計上してい
ます。
② 当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は 15 年∼47 年、割引率は 1.7%∼2.6%を採
用しています。
③ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高
時の経過による調整額
期末残高
24,632 千円
500 千円
25,132 千円
(2)貸借対照表に計上している以外の資産除去債務
当組合は、本店等一部の施設に関して、不動産賃借契約に基づき、退去時における原状回復にかかる
義務を有していますが、当該施設は当組合が事業を継続する上で必須の施設であり、現時点で除去や移
転を行う予定もないことから、資産除去債務の履行時期を合理的に見積ることができません。そのため、
当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
また、上記以外にも資産除去債務の対象となる施設を有していますが、除去費用見積額が少額である
ため、これらの施設についても当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
143
JA北つくば REPORT
7.連結注記表(27年度)
1.連結計算書類の作成の基本となる重要な事項に関する注記
(1)連結の範囲に関する事項
連結子会社及び子会社等の数
: 4社
連結子会社及び子会社等の名称
: ジェイエイ北つくば燃料株式会社
北つくば農協葬祭株式会社
JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばアグリファーム株式会社
(2)持分法の適用に関する注記
持分法を適用した関連法人等
持分法適用の関連法人等の数
: 2社
持分法適用の関連法人等の名称
: JA北つくば住宅リフォーム株式会社
JA北つくばアグリファーム株式会社
(3)連結される子会社及び子会社等の事業年度に関する事項
連結子会社の事業年度末日と連結決算日は一致しています。
(4)のれんの償却方法及び償却期間
のれんの残高はありませんので、適用していません。
(5)剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会社の利益処分について連結会計年度中に確定した利益処分に基づいて作成し
ています。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、
「現
金」及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲載されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
130,997,627 千円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
△126,275,900 千円
現金及び現金同等物
4,721,727 千円
2.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
① 満 期 保 有 目 的 の 債 券:償却原価法(定額法)
② そ の 他 有 価 証 券
時 価 の ある も の:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法によ
り処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時 価 の ない も の:移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購 買品( 一 品 管 理 ):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購 買品( グ ル ープ 管 理):売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 販
売
品
(
米
):総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ そ の 他 の 棚 卸 資 産:最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
144
JA北つくば REPORT
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有 形 固 定資 産
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)については定額法)
を採用しています。
○ 耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
② 無 形 固 定資 産
定額法を採用しています。
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定められている資産自己査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の
状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証に
よる回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、
その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。破綻懸念
先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債権に
ついては、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能
見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算出した金額を計上しています。
すべての債権は、資産自己査定要領に基づき、債権審査課等が資産査定を実施し、当該部署から独立し
た監査室が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付に係る会計処理の方法
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ア.退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法につ
いては、給付算定式基準によっています。
イ.数理計算上の差異、過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異及び過去勤務費用については、発生事業年度にその全額を費用処理すること
としています。
なお、連結子会社は、職員数 300 人未満の小規模企業等に該当するため、「退職給付会計に関
する実務指針(中間報告)
」
(日本公認会計士協会 会計制度委員会報告第 13 号平成 11 年 9 月 14
日)により、退職給付に係る負債及び資産並びに退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都
合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。
145
JA北つくば REPORT
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示して
おります。
3.貸借対照表に関する注記
(1)資産に係る圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の資産項目別の圧縮記帳額
国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は
2,708,587 千円であり、その内訳は次のとおりです。
(単位:千円)
建
物
1,149,505
機械及び装置
その他資産
1,354,957
204,124
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用車両 109 台(平成 21 年1月 31 日以前契約締結の
もの)については、リース契約により使用しています。
(3)担保に供している資産
① 水道事業出納取扱金融機関に関する契約の担保に供している資産。
現
金
100 千円
定期預金
100 千円
② 筑西市の指定代理・収納代理金融機関事務取扱契約の担保に供している資産。
定期預金
4,800 千円
③ 茨城県信用農業協同組合連合会に対する為替決済取引にかかる決済保証金の差入のため担保に供して
いる資産。
定期預金 3,000,000 千円
(4)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
295,494 千円
(5)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 18,913 千円、延滞債権額は 564,573 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年
政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生
じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 40,820 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延してい
146
JA北つくば REPORT
る貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 15,196 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取り決めを行った貸出金で破
綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
639,505 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(6)土地の再評価に関する法律に基づく再評価
「土地の再評価に関する法律」
(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当
該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除
した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しています。
○ 再評価を行った年月日 ・・・・・・ 平成 13 年1月 31 日
○ 再評価を行った土地の当事業年度末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額
を下回る金額 ・・・・・・ 829,382 千円
○ 同法律第3条3項に定める再評価の方法 ・・・・・・ 土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年
3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第3号に定める、当該事業用土地について地方税法第 341
条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税
評価額)に合理的な調整を行って算出しました。
4.損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については、支店及
び事業所を基本にグルーピングし、業務外固定資産(遊休資産と賃貸資産)については、各固定資産をグルー
ピングの最小単位としています。
また、独立したキャッシュ・フローを生み出さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成
に寄与していることから、本店、直売所、農機センター、及び農業関連施設については、組合全体の共用資産
としています。
当事業年度に減損を計上した固定資産は、次のとおりです。
場 所
用 途
種 類
その他
(旧)下 館 給 油 所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)竹 島 給 油 所
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)関
店
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)関 本 上 倉 庫
遊休資産
土 地
業務外固定資産
(旧)鳥
遊休資産
土 地
業務外固定資産
本
羽
支
支
店
② 減損損失の認識に至った経緯
業務外固定資産については土地の時価が下落しており、減損の兆候に該当しています。
これらの資産は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価格で評価しその差額を減損損失と
して認識しました。
147
JA北つくば REPORT
③ 減損損失の金額について特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
(単位:千円)
場
所
内
減損処理額
土 地
訳
建 物
工具器具備品
(旧)下 館 給 油 所
21
21
−
−
(旧)竹 島 給 油 所
57
57
−
−
店
3,351
3,351
−
−
(旧)関 本 上 倉 庫
88
88
−
−
371
371
−
−
3,890
3,890
−
−
(旧)関
(旧)鳥
本
支
羽
合
支
店
計
④ 回収可能価額の算定方法
上記、土地の回収可能価額は正味売却価額を採用しており、固定資産税評価額に合理的な調整を行っ
て算定しています。
(2)棚卸資産の収益低下に伴う簿価切下額
購買品供給原価には、収益性の低下に伴う簿価切下げにより、946 千円の棚卸評価損が含まれてい
ます。
5.金融商品に関する注記
Ⅰ 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付
け、残った余裕金を茨城県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有
価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、
貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
当事業年度末における貸出金のうち、11%を占める賃貸住宅ローンについては経済環境等の変化や少
子高齢化等による入居率の低下、38%を占める住宅ローンについては厳しい雇用情勢等により、契約条
件に従って債務履行がなされない可能性があります。
また、有価証券は主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。こ
れらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
借入金は、茨城県信用農業協同組合連合会から借り入れた東日本大震災の被災地金融支援資金と㈱日
本政策金融公庫から借り入れた農林水産事業資金、並びに茨城県から借り入れた就農施設等資金です。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本店に融資審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行
っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うととも
に、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。
148
JA北つくば REPORT
不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産
自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び
財務の健全化に努めています。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収
益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視した
ALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財
務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証
券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成
するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事
会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを
行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理課が適切な執行を行っているかどうかチェッ
クし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主要
なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有
価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用
いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.55%上
昇したものと想定した場合には、経済価値が 901,567 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関
を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性が
あります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算していま
す。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と
位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行
っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定におい
ては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることも
あります。
Ⅱ 金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
149
JA北つくば REPORT
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載
しています。
(単位:千円)
種
預
類
金
貸借対照表計上額
時
価
差
額
130,306,619
130,407,169
100,550
299,985
301,227
1,241
25,581,591
25,581,591
−
30,067,900
31,505,561
1,437,660
186,256,097
187,795,550
1,539,452
184,891,320
184,870,933
△20,387,055
184,891,320
184,870,933
△20,387,055
有 価 証 券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸
出
金(*1)
30,180,005
貸倒引当金(*2)
△112,104
貸倒引当金控除後
資産計
貯
金
負債計
(*1) 貸出金には、貸借対照表上、雑資産に計上している職員厚生資金貸付金 449,107 千円を含め
ています。
(*2) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
② 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。また、
投資信託については、公表されている基準価格によっています。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク
フリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代
わる金額として算定しています。
なお、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時
価に代わる金額としています。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレ
ートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま
す。
150
JA北つくば REPORT
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融
商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
外 部出 資
6,604,527
(*)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難
であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
種
預
類
1 年超
2 年以内
1 年以内
金
2 年超
3 年以内
3 年超
4 年以内
4 年超
5 年以内
5 年超
126,706,619
−
−
−
−
3,600,000
満期保有目的の債券
300,000
−
−
−
−
−
その他有価証券のうち
764,670
1,545,507
1,800,000
758,344
1,848,824
16,448,060
3,840,943
2,878,016
3,252,758
2,496,339
1,528,749
15,170,567
131,612,232
4,423,524
5,052,758
3,254,683
3,377,573
35,218,627
有価証券
満期があるもの
貸 出 金(*1、2)
合 計
(*1)貸出金のうち、当座貸越(融資型を除く)536,346 千円については「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3カ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 563,523 千円は償還の予定が見込ま
れないため、含めていません。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
種 類
貯
1 年以内
1 年超
2 年以内
2 年超
3 年以内
3 年超
4 年以内
4 年超
5 年以内
5 年超
金
160,231,415
11,531,603
10,651,397
1,405,076
1,071,826
−
金
1,085,291
25,279
19,577
14,529
10,610
18,018
リース債務
2,334
2,265
2,112
2,025
2,000
2,095
161,319,041
11,559,149
10,673,087
1,421,630
1,084,437
20,113
借
入
合 計
(*)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
6.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項は、次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次
のとおりです。
(単位:千円)
種
類
時価が貸借対照表計
上額を超えるもの
国
時価が貸借対照表計
上額を超えないもの
国
合
貸借対照表計上額
債
小 計
価
差
額
299,985
301,227
1,241
299,985
301,227
1,241
−
−
−
−
−
−
299,985
301,227
1,241
債
小 計
計
時
151
JA北つくば REPORT
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
(単位:千円)
種
取 得 原 価 又 は
貸 借 対 照 表
償
計
類
差 額 ( * )
株
式
債
券
却
原
価
上
額
311,373
348,464
37,091
債
5,515,320
5,819,206
303,885
債
3,899,218
4,089,937
190,718
政 府 保 証 債
100,000
107,081
7,081
5,800,873
5,977,084
176,210
5,717,039
6,096,079
379,040
21,343,824
22,437,852
1,094,028
618,473
514,892
△103,580
1,601,685
1,585,294
△16,391
1,157,006
1,043,552
△113,453
3,377,165
3,143,739
△233,426
24,720,989
25,581,591
860,601
国
貸借対照表計上額が取
地
方
得原価又は償却原価を
超えるもの
社
債
受 益 証 券
小 計
貸借対照表計上額が取
株
式
債
券
得原価又は償却原価を
超えないもの
社
債
受 益 証 券
小 計
合
計
(*)上記、評価差額から繰延税金負債 238,386 千円を差し引いた額 622,215 千円が「その他
証券評価差額金」に含まれています。
(2)当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3)当事業年度中に売却したその他有価証券は、次のとおりです。
(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
株
式
1,124,247
109,772
△2,943
債
券
2,643,814
29,775
△24,722
国 債
1,963,275
24,236
−
地方債
504,696
4,696
−
社 債
175,843
843
△24,722
3,768,061
139,547
△27,665
合 計
(4)当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
7.退職給付に関する注記
(1)退職給付に係る注記
① 採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため(一財)全国農林漁業団体共済
会との契約による特定退職金共済制度を採用しています。
152
JA北つくば REPORT
② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
3,561,256 千円
勤務費用
145,133 千円
利息費用
8,150 千円
数理計算上の差異の発生額
53,941 千円
退職給付の支払額
△355,671 千円
期末における退職給付債務
3,412,811 千円
③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
1,854,550 千円
期待運用収益
19,031 千円
数理計算上の差異の発生額
△3,668 千円
特定退職共済制度への拠出金
124,822 千円
退職給付の支払額
△191,623 千円
期末における年金資産
,803,113 千円
④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
3,412,811 千円
特定退職共済制度
△1,803,113 千円
未積立退職給付債務
1,609,697 千円
貸借対照表計上額純額
1,609,697 千円
退職給付引当金
1,609,697 千円
⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
145,133 千円
利息費用
8,150 千円
期待運用収益
△19,031 千円
数理計算上の差異の費用処理額
57,610 千円
合 計
191,862 千円
⑥ 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率及び金額は次のとおりです。
債券
79%
1,424,459 千円
年金保険投資
18%
324,560 千円
現金及び預金
3%
54,093 千円
100%
1,803,113 千円
合 計
⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産
を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.04%
長期期待運用収益率
0.96%
153
JA北つくば REPORT
(2)人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図る
ための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条の規定に基づき、
旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 35,868 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 26 年3月現在における平成 44 年3月までの特例業務負担金の将来
見込額は、562,341 千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
① 貸倒引当金超過額
24,397 千円
② 未収貸付金利息額
44,146 千円
③ 賞与引当金
33,215 千円
④ 賞与対応未払社会保険料額
5,184 千円
⑤ 部会助成金
1,530 千円
⑥ 未払事業税否認額
11,028 千円
⑦ 役員退職慰労引当金否認額
5,182 千円
⑧ 退職給付引当金
274,455 千円
⑨ 退職給付引当金(過年度)
171,536 千円
⑩ 減価償却超過額
30,511 千円
⑪ 土地減損損失否認額
17,757 千円
⑫ 無形固定資産減損損失否認額
27,229 千円
⑬ 資産除去債務
7,100 千円
⑭ その他
264 千円
繰延税金資産小計
653,542 千円
⑮ 評価性引当額
△137,713 千円
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
515,828 千円
① その他有価証券評価差額金
△238,386 千円
② 固定資産過大計上額(資産除去債務)
△2,102 千円
③ 全農適格合併みなし配当否認額
繰延税金負債合計(B)
△377 千円
△240,867 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
274,961 千円
(2)法定実効税率と税効果会計の適用後法人税等負担率との差異の主な要因
法定実効税率
27.7%
(調 整)
① 交際費等永久に損金算入されない項目
② 受取出資配当等永久に損金算入されない項目
③ 住民税均等割
1.9%
△2.6%
1.0%
④ 税率変更による期末繰延税金資産の増額修正
⑤ 評価性引当金の増減
△0.5%
0.2%
154
JA北つくば REPORT
⑥ その他
2.8%
⑦ 税効果会計適用後の法人税等の負担率
30.5%
9.その他の注記
(1)資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの
① 当該資産除去債務の概要
当組合の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を締
結しており、賃借期間終了による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しています。
また、一部の支店に使用されている有害物質を除去する義務に関しても資産除去債務を計上してい
ます。
② 当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積りにあたり、支出までの見込期間は 15 年∼47 年、割引率は 1.7%∼2.6%を採
用しています。
③ 当事業年度末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高
時の経過による調整額
期末残高
25,132 千円
510 千円
25,643 千円
(2)貸借対照表に計上している以外の資産除去債務
当組合は、本店等一部の施設に関して、不動産賃借契約に基づき、退去時における原状回復にかかる
義務を有していますが、当該施設は当組合が事業を継続する上で必須の施設であり、現時点で除去や移
転を行う予定もないことから、資産除去債務の履行時期を合理的に見積ることができません。そのため、
当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
また、上記以外にも資産除去債務の対象となる施設を有していますが、除去費用見積額が少額である
ため、これらの施設についても当該義務に見合う資産除去債務を計上していません。
(3)当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約
当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた
場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約す
る契約です。これらの契約に係る融資未実行残高は 1,585,458 千円です。
155
JA北つくば REPORT
8.連結剰余金計算書
(単位:千円)
科
目
平成 26 年度
平成 27 年度
(資本剰余金の部)
1 資本剰余金期首残高
116
116
−
−
−
−
−
−
−
−
116
116
8,150,334
8,404,781
2.利益剰余金増加高
289,649
569,478
当期剰余金
289,649
566,723
土地再評価差額金の取崩による増加
−
−
持分比率変更による増加
−
−
3.連結剰余金減少額
35,202
33,678
当期損失金
−
−
支払配当金
33,858
33,678
役員賞与金
−
−
土地再評価差額金の取崩による減少
946
−
持分比率変更による減少
397
−
8,404,781
8,940,582
2 資本剰余金増加高
資本準備金の積立による増加
3.資本剰余金減少高
資本準備金の取崩による減少
4.資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
1 利益剰余金期首残高
4.連結剰余金期末残高
9.連結事業年度のリスク管理債権の状況
連結事業年度のベースリスク管理債権は、子会社においてリスク管理債権がないため、当JA単
体のリスク管理債権と同額です。
156
JA北つくば REPORT
10.連結事業年度の事業別経常収益等
(単位:千円)
事
業 名
信 用 事 業
共 済 事 業
農業関連事業
その他事業
合 計
項
目
平成 26 年度
平成 27 年度
経常収益
1,981,913
2,062,062
経常利益
1,800,812
1,722,298
資産の額
182,127,473
187,391,575
経常収益
1,233,468
1,225,650
経常利益
1,167,442
1,158,165
資産の額
657,661
639,219
経常収益
14,805,131
10,934,978
経常利益
1,383,898
1,394,883
資産の額
4,882,634
4,101,118
経常収益
2,965,495
5,393,962
経常利益
706,572
945,821
資産の額
620,880
163,316
経常収益
20,986,007
19,616,652
経常利益
5,058,724
5,221,167
資産の額
188,288,648
192,295,228
(注1)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
(注2)平成27年度、ジェイエイ北つくば燃料㈱の取り扱いについては、農業関連事業50%・その他事業50%と
しています。
連結自己資本の充実の状況
◇連結自己資本比率の状況
平成 28 年 1 月末における連結自己資本比率は 18.27%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。
普通出資による資本調達額 34 億 6 百万円(前年度 34 億4百万円)
当連結グループでは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、JAを中心に信用
リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図
るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
157
JA北つくば REPORT
連結自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円)
項 目
平成27年度
経過措置による不
算入額
平成26年度
経過措置による不
算入額
コア資本にかかる基礎項目(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
12,290
11,725
3,405
3,404
−
−
8,940
8,404
33
33
△ 22
△ 23
−
−
−
−
−
−
14
16
14
16
−
−
−
−
うち、回転出資金の額
−
−
うち、上記以外に該当するものの額
−
−
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手
段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
−
−
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当
する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
744
746
13,050
12,516
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に算入される評価・換算差額等
うち、退職給付に係るものの額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれ
る額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含
まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額(イ)
コア資本にかかる調整項目(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除
く。)の額の合計額
5
23
−
33
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む)の額
−
−
−
−
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツ
に係るもの以外の額
5
23
−
33
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
−
−
−
−
適格引当金不足額
−
−
−
−
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
−
−
−
−
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入され
る額
−
−
−
−
退職給付に係る資産の額
−
−
−
−
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
−
−
−
−
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
−
−
−
−
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
−
−
−
−
159
JA北つくば REPORT
(単位:百万円)
項 目
平成27年度
特定項目に係る十パーセント基準超過額
経過措置による不
算入額
平成26年度
経過措置による不
算入額
−
−
−
−
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するもの
に関連するものの額
−
−
−
−
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定
資産に関連するものの額
−
−
−
−
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関
連するものの額
−
−
−
−
−
−
−
−
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するもの
に関連するものの額
−
−
−
−
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定
資産に関連するものの額
−
−
−
−
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関
連するものの額
−
−
−
−
5,908
−
−
−
−
−
−
−
13,044
−
12,516
−
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
コア資本に係る調整項目の額(ロ)
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))(ハ)
リスク・アセット等(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
61,786
58,035
△ 9,911
△ 12,722
23
33
うち、繰延税金資産
−
−
うち、退職給付に係る資産
−
−
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
△ 9,934
△ 14,464
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額
の差額に係るものの額
−
1,658
9,603
9,686
71,389
67,721
18.27%
18.48%
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される
額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲー
ジ・サービシング・ライツに係るものを除
く)
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た
額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額(ニ)
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注)
1.農協法第 11 条の2第 1 項第 2 号の規程に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出していま
す。
2.当連結グループは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減
手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3.当連結グループが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
160
JA北つくば REPORT
連結自己資本の充実度に関する事項
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円、%)
平成 26 年度
信用リスク・アセット
(標準的手法)
エクスポージャー
の期末残高
平成 27 年度
リスク・
アセット額
a
所要自己
資本額
b=a×4%
エクスポージャー
の期末残高
リスク・
アセット額
a
所要自己
資本額
b=a×4%
我が国の中央政府及び
中央銀行向け
7,454
21
0
10,287
13
0
我が国の地方公共団体
向け
11,209
−
−
9,028
−
−
地方公共団体金融機構
向け
108
11
0
200
20
0
我が国の政府関係機関
向け
215
12
0
200
9
0
1
0
0
−
−
−
127,539
25,499
1,019
135,140
27,201
1,088
法人等向け
4,722
3,293
131
4,168
2,913
116
中小企業等向け及び個人
向け
1,760
774
30
1,633
764
30
抵当権付住宅ローン
2,543
868
34
3,766
1,299
51
不動産取得等事業向け
633
630
25
799
794
31
三月以上延滞等
623
555
22
624
485
19
14,062
1,366
54
13,426
1,304
52
647
−
−
637
−
−
2,653
2,651
106
2,848
2,848
113
他の金融機関等の対象資
本調達手段
10,262
25,655
1,026
10,060
25,152
1,006
特定項目のうち調整項目
に損金算入されないもの
47
119
4
18
45
1
複数の資産を裏付とする
資産(いわゆるファンド)
のうち、個々の資産の把
握が困難な資産
−
−
−
−
−
−
証券化
−
−
−
−
−
−
経過処置によりリスク・
アセット算入・不算入と
なるもの
−
33
1
−
23
0
13,817
△3,457
△138
11,107
△1,090
△43
198,301
58,035
2,321
203,949
61,786
2,471
CVAリスク相当額÷8%
‐
−
−
−
−
−
中央清算期間関連エクスポージ
ャー
7
−
−
12
0
0
信用リスク・アセットの額の合計額
198,309
58,035
2,321
203,961
61,786
2,471
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融
商品取引業者向け
信用保証協会等による
保証付
共済約款貸付
出資等
上記以外
標準的手法を適用するエクスポ
ージャー別計
オペレーショナル・リスク
に対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク
相当額を 8%で除して得た額
a
所要自己資本額
b=a×4%
オペレ−ショナル・リスク
相当額を 8%で除して得た額
a
所要自己資本額
b=a×4%
8,686
387
9,603
384
リスク・アセット等(分母)計
a
所要自己資本額
b=a×4%
リスク・アセット等(分母)計
a
所要自己資本額
b=a×4%
9,744
389
71,389
2,855
161
JA北つくば REPORT
(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当しま
す。
3.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関
向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一
部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
6.
「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関の対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形
固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入とした
ものが該当します。
7.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・
取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)
・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバ
ティブの免責額が含まれます。
8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷ 8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
162
JA北つくば REPORT
信用リスクに関する事項
リスク管理の方法及び手続の概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リスク管理
の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体
の開示内容(p19)を参照ください。
標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算
出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使
用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けの
み使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適 格 格 付 機 関
㈱格付投資情報センター(R&Ⅰ)
㈱日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付又はカントリーリスク・スコア
は、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適 格 格 付 機 関
金融機関向けエクスポージャー
カントリーリスク
スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー
(長期)
R&I,Moody's,JCR,
S&P,Fitch
法人等向けエクスポージャー
(短期)
R&I,Moody's,JCR,
S&P,Fitch
163
JA北つくば REPORT
信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成 26 年度
項
信用リスクに
関するエクス
ポージャーの
残高
目
うち
貸出金等
平成 27 年度
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
信用リスクに
関するエクス
ポージャーの
残高
うち
貸出金等
三月以上
延滞エクス
ポージャー
うち
債券
農
業
218
168
−
26
225
176
−
27
林
業
−
−
−
−
−
−
−
−
水 産 業
−
−
−
−
−
−
−
−
製 造 業
795
−
400
1
926
−
400
−
−
−
−
−
−
−
−
−
建設・不動産業
568
15
501
0
644
41
200
−
電気・ガス・熱供
給水道業
200
−
200
−
200
−
200
−
運輸・通信業
906
−
804
−
1,018
−
907
−
金融・保険業
138,484
5,290
5,018
−
145,115
3,291
4,916
−
2,071
203
700
2
2,144
185
901
−
15,935
5,280
10,655
−
13,945
4,198
9,747
−
2,348
2,334
−
15
1,892
1,877
−
−
人
20,628
19,901
−
593
21,301
20,579
−
595
他
16,152
114
−
−
16,546
−
−
−
198,309
33,308
18,281
623
203,961
30,348
17,274
622
下
120,903
703
1,708
127,543
413
904
1 年 超 3 年 以 下
3,980
1,672
2,307
6,477
3,267
3,210
3 年 超 5 年 以 下
7,833
5,522
2,310
5,351
3,043
2,308
5 年 超 7 年 以 下
6,928
1,813
5,115
8,971
2,752
6,218
7 年 超 10 年 以 下
8,486
3,372
5,113
5,080
2,469
2,611
超
23,224
18,383
1,726
22,660
17,019
2,021
期限の定めのないもの
26,952
1,840
−
27,876
1,382
−
198,309
33,308
18,281
203,961
30,348
17,274
鉱
業
法人
卸売・小売・飲食・
サービス業
日本国政府・地方
公共団体
上記以外
個
そ
の
業種別残高計
1
1
年
0
以
年
残存期間別残高計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並び
にオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信取引相当額を含みます。
2.
「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。
「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。
「貸
出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。
4.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーをいいます。
5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
164
JA北つくば REPORT
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成 26 年度
区
分
平成 27 年度
期中減少額
期首
期中
残高
増加額
目的使用
期首
期中
残高
残高
増加額
その他
期末
期中減少額
目的使用
期末
残高
その他
一般貸倒引当金
33
16
−
33
16
16
14
−
16
14
個別貸倒引当金
225
187
21
203
187
187
178
1
185
178
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:百万円)
平成 26 年度
区
分
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
使用
その他
平成 27 年度
期末
残高
貸出金
償却
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
使用
その他
期末
残高
貸出金
償却
法
人
農
業
22
17
−
22
17
−
17
18
−
17
18
−
林
業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
水 産 業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
製 造 業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
鉱
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
建設・不動産業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
電気・ガス・
熱供給・水道業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
運輸・通信業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
金融・保険業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
卸売・小売・
飲食・サービス業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
日本国政府・
地方公共団体
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
上記以外
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
個 人
202
169
21
181
169
−
169
159
1
168
159
−
業種別 計
225
187
21
203
187
−
187
178
1
185
178
−
業
(注)1.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。
2.貸出金償却額は個別貸倒引当金の目的使用による取崩額との相殺前の金額を記載しています。
165
JA北つくば REPORT
12
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスクウェイト 1250%を適用する残高
(単位:百万円)
平成 26 年度
平成 27 年度
格付あり
格付なし
計
リスク・ウエイト0%
−
25,084
リスク・ウエイト 2%
−
リスク・ウエイト 4%
リスク・ウエイト 10%
勘 案 後 残 高
信用 リス ク 削減 効 果
リスク・ウエイト 20%
格付あり
格付なし
計
25,084
−
23,355
23,355
7
7
−
12
12
−
−
−
−
−
‐
−
13,870
13,870
−
13,346
13,346
133 127,629 127,762
105 136,100 136,206
リスク・ウエイト 35%
−
2,482
2,482
−
3,712
3,712
リスク・ウエイト 50%
2,391
167
2,558
2,322
144
2,466
リスク・ウエイト 75%
−
1,046
1,046
−
1,029
1,029
リスク・ウエイト 100%
742
25,514
26,257
617
19,335
19,952
リスク・ウエイト 150%
−
258
258
−
5,994
5,994
リスク・ウエイト 200%
−
−
−
−
−
‐
リスク・ウエイト 250%
−
666
666
−
436
436
その他
−
−
−
−
−
‐
‐
39,516
39,516
−
56
56
リスク・ウエイト 1250%
計
3,267 196,768 200,035
3,044 203,525 206,570
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャーに該
当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエク
スポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。
なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエイト
によって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としてい
ます。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジット・デリバティ
ブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポージ
ャーがあります。
166
JA北つくば REPORT
信用リスク削減手法に関する事項
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結自己資本比率の算出にあたって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」において定
めています。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針及び手続に
準じて行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p19)
を参照ください。
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
平成 26 年度
適格金融
資産担保
保
証
平成 27 年度
クレジット・
デリバティブ
適格金融
資産担保
保
証
クレジット・
デリバティブ
地方公共団体金融機構向け
−
−
−
−
−
−
我が国の政府関係機関向け
−
100
−
−
100
−
地方三公社向け
−
−
−
−
−
−
金融機関及び第一種金融商品
取引業者向け
−
−
−
−
−
−
8
100
−
3
−
−
151
−
−
127
−
−
0
−
−
1
−
−
不動産取得等事業向け
−
−
−
−
−
−
三月以上延滞等
−
−
−
−
−
−
証券化
−
−
−
−
−
−
中央清算機関関連
−
−
−
−
−
−
79
−
−
22
−
−
241
201
−
155
100
−
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
上記以外
合
計
(注)1.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なもの
としては貸出金や有価証券等が該当します。
2.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」
、
「法人等向け」等においてリスク・ウ
エイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、
その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャー
のことです。
4.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
5.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者
プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参
照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一
定金額を受領する取引をいいます。
167
JA北つくば REPORT
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はございません。
証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はございません。
オペレーショナル・リスクに関する事項
オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAのリスク管理及び
その手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社については、これらに準じたリスク管
理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容
(p19)を参照ください。
出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針と手続
連結グループにかかる出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理は、子会社に
おいてはJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社につい
ても、子会社に準じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体
的内容は、単体の開示内容(p19)を参照ください。
168
JA北つくば REPORT
出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:百万円)
平成 26 年度
平成 27 年度
項
目
上
場
939
939
863
863
非上場
6,603
6,603
6,604
6,604
合
7,542
7,542
7,467
7,467
貸借対照表計上額
計
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:百万円)
平成 26 年度
売却益
売却損
79
平成 27 年度
償却額
−
売却益
−
売却損
109
償却額
2
0
貸借対照表で認識され損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(単位:百万円)
平成 26 年度
評価益
平成 27 年度
評価損
50
評価益
45
評価損
37
103
貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
(単位:百万円)
平成 26 年度
評価益
平成 27 年度
評価損
−
評価益
−
169
評価損
−
−
JA北つくば REPORT
金利リスクに関する事項
金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方法により
行っています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容(p124)をご参照ください。
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
平成 26 年度
金利ショックに対する損益・
平成 27 年度
3,073
経済価値の増減額
170
2,907
JA北つくば REPORT
法定開示項目掲載ページ一覧
農協法による開示基準と開示NOの対比は以下のとおりです。
【単体情報】
<法定開示項目(農業協同組合施行規則第204条関係>
開示基準項目
掲載ページ
1.概況及び組織に関する事項
○業務の運営の組織
44
○理事及び監事の氏名及び役職名
45
○事務所の名称及び所在地
50
○特定信用事業代理業者に関する事項
50
2.主要な業務の内容
92
3.主要な業務に関する事項
○直近の事業年度における事業の概況
7
○直近の5事業年度における主要な業務の概況
88
○直近の2事業年度における事業の概況
<主要な業務の指標>
・事業粗利益及び事業粗利益率
89
・資金運用収支、役務取引等収支及びその他事業収支
89
・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、利息、利回り及び総資金利ざや
89
・受取利息及び支払利息の増減
89
・総資産経常利益率及び資本経常利益率
90
・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
90
<貯金に関する指標>
・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他の貯金の平均残高
92
・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びその他の区分ごとの定期貯金の残高
92
<貸出金等に関する指標>
・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の平均残高
93
・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残高
93
・担保の種類別の貸出金残高及び債務保証見返額
93
・使途別の貸出金残高
94
・主要な農業関係の貸出実績
95
・業務別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸出金の総額に対する割合
94
・貯貸率の期末値及び期中平均値
90
<有価証券に関する指標>
・商品有価証券の種類別の平均残高
100
・有価証券の種類別の残存期間別の残高
101
・有価証券の種類別の平均残高
100
・貯証率の期末値及び期中平均値
90
4.業務の運営に関する事項
○リスク管理の体制
19
○法令遵守の体制
21
171
JA北つくば REPORT
開示基準項目
掲載ページ
5.組合の直近2事業年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書
54、55、82
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
97
・破綻先債権に該当する貸出金
・延滞債権に該当する貸出金
・3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうちは破綻先債権、延滞債権、3ヶ月
以上延滞債権及び貸出条件緩和債権に該当するものの額ならびにその合計額
97
○自己資本の充実の状況
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●定性的開示事項
・自己資本調達手段の概要
23
・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
23
・信用リスクに関する事項
116
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
120
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の
方針及び手続の概要
122
・証券化エクスポージャーに関する事項
122
・オペレーショナル・リスクに関する事項
20
・出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
122
・金利リスクに関する事項
124
●定量的開示事項
・自己資本の構成に関する事項
112
・自己資本の充実度に関する事項
114
・信用リスクに関する事項
116
・信用リスク削減手法に関する事項
120
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
122
・証券化エクスポージャーに関する事項
122
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
122
・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は
経済的価値の増減額
124
○次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益
・有価証券
102
・金銭の信託
102
・デリバティブ取引
102
・金融等デリバティブ取引
102
・有価証券店頭デリバティブ取引
102
○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
91
○貸出金償却の額
91
172
JA北つくば REPORT
【連結情報(組合及び子会社等)
】
<法定開示項目(農業協同組合施行規則第205条関係)>
開示基準項目
掲載ページ
1.組合及びその子会社等の概況
○主要な事業の内容及び組織の構成
126
○組合の子会社等に関する事項
126
2.組合及びその子会社等の主要な業務
○直近の事業年度における事業の概況
127
○直近の5連結会計年度における主要な業務の概況
127
3.直近の2連結会計年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金計算書
129,130,156
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
156
・破綻先債権に該当する貸出金
・延滞債権に該当する貸出金
・3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○自己資本の充実の状況
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●定性的開示項目
・連結の範囲に関する事項
126
・自己資本調達手段の概要
157
・連結グループの自己資本の充実度に関する評価方法の概要
157
・信用リスクに関する事項
163
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
167
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の
方針及び手続の概要
168
・証券化エクスポージャーに関する事項
168
・オペレーショナル・リスクに関する事項
168
・出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
168
・金利リスクに関する事項
170
●定量的開示項目
・自己資本の構成に関する事項
159
・自己資本の充実度に関する事項
161
・信用リスクに関する事項
163
・信用リスク削減手法に関する事項
167
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
168
・証券化エクスポージャーに関する事項
168
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
168
・金利リスクに関する連結グループが内部管理上使用した金利ショックに対する
損益又は経済的価値の増減額
170
○事業の種類ごとの経常収益の額、経常利益の額及び資産の額
173
157
JA北つくば REPORT
農協法による開示基準と開示NOの対比は以下のとおりです。
【単体情報】
<法定開示項目(農業協同組合施行規則第204条関係>
開示基準項目
開示NO
1.概況及び組織に関する事項
○業務の運営の組織
基礎資料-25
○理事及び監事の氏名及び役職名
基礎資料-26
○事務所の名称及び所在地
基礎資料-30
○特定信用事業代理業者に関する事項
基礎資料-31
2.主要な業務の内容
基礎資料-14
3.主要な業務に関する事項
○直近の事業年度における事業の概況
基礎資料-7
○直近の5事業年度における主要な業務の概況
経営資料-8
○直近の2事業年度における事業の概況
<主要な業務の指標>
・事業粗収益及び事業粗利益率
経営資料-9
・資金運用収支、役務取引等収支及びその他事業収支
経営資料-9
・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残高、利息、利回り及び総資金利ざや
経営資料-10
・受取利息及び支払利息の増減
経営資料-11
・総資産経常利益率及び資本経常利益率
経営資料-12
・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
経営資料-12
<貯金に関する指標>
・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他の貯金の平均残高
経営資料-17
・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及びその他の区分ごとの定期貯金の残高
経営資料-18
<貸出金等に関する指標>
・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形の平均残高
経営資料-19
・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残高
経営資料-20
・担保の種類別の貸出金残高及び債務保証見返額
経営資料
-21、22
・使途別の貸出金残高
経営資料-23
・主要な農業関係の貸出実績
経営資料-25
・業務別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸出金の総額に対する割合
経営資料-24
・貯貸率の期末値及び期中平均値
経営資料-13
<有価証券に関する指標>
・商品有価証券の種類別の平均残高
経営資料-31
・有価証券の種類別の残存期間別の残高
経営資料-32
・有価証券の種類別の平均残高
経営資料-30
・貯証率の期末値及び期中平均値
経営資料-13
4.業務の運営に関する事項
○リスク管理の体制
基礎資料-11
○法令遵守の体制
基礎資料-11
174
JA北つくば REPORT
開示基準項目
開示NO
5.組合の直近2事業年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書
経営資料
-1、2、5
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
経営資料-26
・破綻先債権に該当する貸出金
・延滞債権に該当する貸出金
・3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうちは破綻先債権、延滞債権、3ヶ月
以上延滞債権及び貸出条件緩和債権に該当するものの額ならびにその合計額
経営資料-28
○自己資本の充実の状況
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●定性的開示事項
・自己資本調達手段の概要
基礎資料-12
・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
基礎資料-12
・信用リスクに関する事項
自己資本-3
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
自己資本-8
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の
方針及び手続の概要
自己資本-10
・証券化エクスポージャーに関する事項
自己資本-11
・オペレーショナル・リスクに関する事項
基礎資料-11
・出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
自己資本-12
・金利リスクに関する事項
自己資本-17
●定量的開示事項
・自己資本の構成に関する事項
自己資本-1
・自己資本の充実度に関する事項
自己資本-2
・信用リスクに関する事項
自己資本
-4~7
・信用リスク削減手法に関する事項
自己資本-9
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
自己資本-10
・証券化エクスポージャーに関する事項
自己資本-11
・出資等エクスポージャーに関する事項
自己資本
-13~16
・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は
経済的価値の増減額
自己資本-18
○次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益
・有価証券
経営資料-33
・金銭の信託
経営資料-34
・デリバティブ取引
経営資料-35
・金融等デリバティブ取引
経営資料-35
・有価証券店頭デリバティブ取引
経営資料-35
○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
経営資料-15
○貸出金償却の額
経営資料-16
175
JA北つくば REPORT
【連結情報(組合及び子会社等)
】
<法定開示項目(農業協同組合施行規則第205条関係)>
開示基準項目
開示NO
1.組合及びその子会社等の概況
○主要な事業の内容及び組織の構成
連結情報-1
○組合の子会社等に関する事項
連結情報-2
2.組合及びその子会社等の主要な業務
○直近の事業年度における事業の概況
連結情報-3
○直近の5連結会計年度における主要な業務の概況
連結情報-4
3.直近の2連結会計年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金計算書
連結情報
-5、6、9
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
連結情報-10
・破綻先債権に該当する貸出金
・延滞債権に該当する貸出金
・3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○自己資本の充実の状況
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●定性的開示項目
・連結の範囲に関する事項
連結情報-1
・自己資本調達手段の概要
連結情報-12
・連結グループの自己資本の充実度に関する評価方法の概要
連結情報-12
・信用リスクに関する事項
連結情報
-15、16
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結情報-21
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の
方針及び手続の概要
連結情報-23
・証券化エクスポージャーに関する事項
連結情報-24
・オペレーショナル・リスクに関する事項
連結情報-25
・出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結情報-26
・金利リスクに関する事項
連結情報-31
●定量的開示項目
・自己資本の構成に関する事項
連結情報-13
・自己資本の充実度に関する事項
連結情報-14
・信用リスクに関する事項
連結情報
-17~20
・信用リスク削減手法に関する事項
連結情報-22
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
連結情報-23
・証券化エクスポージャーに関する事項
連結情報-24
・出資等エクスポージャーに関する事項
連結情報
-27~30
・金利リスクに関する連結グループが内部管理上使用した金利ショックに対する
損益又は経済的価値の増減額
○事業の種類ごとの経常収益の額、経常利益の額及び資産の額
176
連結情報-32
連結情報-11
親子農業体験ツアー 花のアスター収穫
子育て支援センター 親子でブルーベリー摘み!!
JA北つくば ディスクロージャー資料
平成28年5月発行
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