KOIKE metallplastic GMBH ドイツ ディアマント製品 世界で信頼と実績を誇るディアマント製各種金属修正剤・成形剤は、 金属加工時の修正・成形に最高の効果を発揮します。 9X2-63K09-2 Metallplastic GMBH ディアマント主な製品一覧表 ディアマント製品は、永年に亘って全世界の産業界で、機械部品の金属修正剤・成形剤として 実績を積み重ね、現在では国内の工作機械メーカーを始め、自動車工業、ポンプメーカー、造船所、 鋳造工場、金属加工業界等に広く使用されています。 DIN EN ISO9001:2000規格の品質マネージメントシステムを導入、EQC(ヨーロッパ品質委員会)の認証 を2001年に受け、高品質の製品を供給しています。 ディアマント製品は、EUの新しい環境規制(WEEE指令、RoHs指令)には該当いたしません。 WEEE指令…廃電機・電子機器リサイクル指令。 RoHs指令…電子・電機機器に含まれる特定有害物質の使用制限令。 ディアマント製品の主な用途 ■ディヒトール 1. 自動車のダイキャスト部品、アルミホイールの空気漏れ止め修正。 2. 真空機器、各種タンクの漏れ止め修正。 3. ろう付け、シーム重ね、突合せ継目等の微小亀裂の漏れ止め修正。 4. ギャケース、エンジンブロック、ラジエーター。 5. 液圧部品、タービン部品。 ■プラスチックメタル 1. 船舶用エンジン、ポンプ等の航海中の補修。 2. 製造、電気、工作機械におけるボルト穴の開け過ぎ、削り過ぎ、外観 美化の修正。 3. 自動車部品、プラスチック金型の肉盛り成形。 4. エアブレーキ、冷凍機、ラジエーターの空気、冷媒ガス、水等の漏れ 止め修正。 ■ムルチメタル 1. ガス、水道、蒸気、オイルパイプライン等の鋳鉄管、油送管、吐出管、 排水管の破損の修理やシーリング修正。 2. 自動車、車両、ポンプ、タービン、滑り弁等のひび割れ、欠陥穴、 空洞などの補修。 3. 熱交換機、ボイラー等の腐食部やクラックの修理。 4. ネジ山の再生や修理。摩耗部の補修。鋳造品のキャビテーション修正。 5. 容器、槽、タンク等の耐蝕塗装。 6. 各種鋼材のコンクリート、石、壁への固定。木と金属の固定。 7. 水漏れする溶接継目のシーリング修正。 ■モグライス 1. 大型工作機械・大型冶具の摺動面(スライドガイド、ヘッドガイド サポートガイド、スライドベアリング)の修正・成形。 2. 静圧軸受の成形、マシン旋盤のメタル成形。 3. コラムガイド、サーキュラーガイド、ナットの成形。 1 ディアマント主な製品一覧表 Metallplastic GMBH ディアマント主な製品一覧表 品 名 種 類 ストックNo. 構 成 耐熱温度 通 常 短時間 ● ST S8D51001 −40℃/200℃ 300℃ ● Makro S8D51004 −40℃/200℃ 300℃ ● WF(耐熱用) S8D51002 液状タイプ 1L −40℃/300℃ 450℃ [気密保持剤 ● WF-Makro(耐熱用) S8D51007 −40℃/300℃ 450℃ (含浸剤)] ● HTR(耐熱用) S8D51003 −40℃/500℃ 550℃ ● スプレ-ST S8D51010 −40℃/200℃ 300℃ スプレ-WF S8D51015 −40℃/300℃ 450℃ ディヒトール ● スプレータイプ 500mL 硬化時間(20℃) (作業時間) 24〜48時間 スーパータイプ(光沢有り) プラスチックメタル [金属修正剤] ● フェロスーパーダーク S8D50002 ● フェロスーパーライト S8D50001 ● アルミスーパー S8D50004 ● スチールスーパー S8D50003 金属粉末+硬化液 1.5kg set 20〜30分 −40℃/160℃ 220℃ (10分) ※250℃ ※500℃ ※30〜40分 (10分) Aタイプ(光沢無し) ● ブロンズA S8D50007 金属粉末+硬化液 ● 真ちゅうA S8D50008 1.0kg set ● カッパーA S8D50009 ※耐熱用硬化液使用の場合 A+B(パテタイプ) ムルチメタル [金属修正剤] ● 鉄 S8D50301 ペースト+ペースト ● スチール S8D50302 1.5kg set ● アルミ S8D50303 (A=0.95kg、B=0.55kg) ● ブロンズ S8D50304 1kg set A+C(液状タイプ) [耐摩耗成形剤] 160℃ ● 鉄 S8D50501 ペースト+硬化液 ● スチール S8D50502 1.04kg set ● アルミ S8D50503 (A=0.95kg、C=0.09kg) ● ブロンズ S809999D 350℃ S8D51322 0.1kg、0.5kg set S8D51321 −40℃/ S8D51204 ● P500 (注入タイプ) 0.1kg、0.5kg set −20℃/60℃ S8D51201 125℃ S8D51203 ● FL/P (流し込みタイプ) S8D51302 0.25kg、0.5kg、1.0kg set S8D51303 ● モグライス −32℃/ ● ● ● 24時間 (60分) スタンダード(パテタイプ) 高速3K(補修用ペースト) S8D51501 0.35kg set 剥離剤 クリーナー S8D51701 液状 200g S8D52502 スプレー 500mL S8D51702 液状 350g S8D52501 スプレー 500mL 18〜24時間 (50分) (摺動面に発生する気泡等の高速補修用) (摺動面の対面に塗布する離形剤) (使用上安全な洗浄剤) 欠陥部の大きさで使用条件が異なるディアマント金属修正剤 欠陥部 > 50mm 0.5mm 〜 50mm 0mm 〜 0.5mm ムルチメタル プラスチックメタル ディヒトール 2 ディヒトール 気密保持剤(含浸剤) 現在の高度技術でも、気密を要する真空機器、各種貯蔵タンクの製造に際し、ピンホールや微小亀裂による漏洩は大敵 で神経を使います。 鋳鉄、鋳鋼、ダイキャスト等の材料については大なり小なりの範囲で発生し易く、加工面ではろう付、シーム重ね、突合せ 継目等にも漏洩は発生します。 ディヒトールは、全ての鋳物の微小気孔に対して毛細管現象により非常に良く浸透するのが特徴で、あらゆる合金の材料、 鋳物に発生する微小気孔を密閉し、すぐに使用できる含浸剤です。 特に鋳物工場、エンジン、工作機械、ポンプ、タービン、タンク、コンテナメーカー等の産業では、気密保持効果が高く 漏洩防止に役立つ、ディヒトールが最適です。 ディヒトールの特徴 ◆ディヒトールは非常に良い浸透性を持った気密保持剤です。 ◆ディヒトール自体が強い毛細管現象を持っているため、加圧 や真空処理を施さずに小さな穴や、ハンダ、リベット接合部 の隙間にも確実に浸透し漏れを防止します。 ◆常温で科学的に微小気孔に浸透します。 ◆ディヒトールの硬化皮膜は無色透明で、耐圧性、耐薬品性、 耐熱性に優れています。 ◆使用方法は非常に簡単で、材料の大きさ、形状、母材壁厚に より、① 浸漬法、② 刷毛塗り法、③ 垂らし法、④ スプレー法 の4種類があります。 ディヒトールの主な用途 ◆自動車のダイキャスト部品のオイル漏れ止めやアルミホイールの空気漏れ止め等の修正。 ◆真空機器、各種タンクの水漏れ止め修正。 ◆ろう付け、シーム重ね、突合せ継目等の微小亀裂の漏れ止め修正。 ディヒトールST(標準タイプ)の技術的データ 3 液の粘度 20℃で0.35CP(12 DIN sek) 耐 圧 性 max. 約35Mpa(350kg/cm2) 液の浸透性 0.01mmの隙間3分間で50mm 耐 蝕 性 ケトン類以外はOKです 耐熱温度 −40℃/200℃(短時間300℃) 耐 食 性 硬化したフィルムは無害です ディヒトール 気密保持剤(含浸剤) ディヒトールの種類 修正箇所(微小気孔)の大きさ、耐熱性により、ディヒトールには5種類の液状タイプ (1リットル)があります。 「ST」、「WF」はスプレータイプ(0.5リットル)も用意しています。 種 類 ST WF Makro WF-Makro HTR ストックNo. S8D51001 S8D51002 S8D51004 S8D51007 S8D51003 0.1mm以下の微小気孔・耐熱200℃ 0.1mm以下の微小気孔・耐熱300℃ 0.1〜0.5mm以下の微小気孔・耐熱200℃ 0.1〜0.5mm以下の微小気孔・耐熱300℃ 0.1mm以下の微小気孔・耐熱500℃ *ディヒトール5種類の技術データは後頁に記載してあります。 ディヒトールの使用方法と硬化時間 材料の形状や大小肉厚の多少等により、① 浸漬法、② 刷毛塗り法、③ 垂らし法、④ スプレー法の4種類を、適切な方法でお選び 下さい。作業の前には必ず表面の油脂等を専用のクリーナーで完全に除去して下さい。 硬化時間 肉厚10mm以下……24〜40時間 肉厚20mmまで……40〜50時間 肉厚それ以上 ………60〜70時間 ディヒトールの溶剤は第四類第一石油類で火気厳禁です。 施工時の換気には十分注意して下さい。 ① 浸 漬 法(対象物が比較的小さいものの場合) ② 刷毛塗り法(対象物が比較的大きいものの場合) ◆塗布前は洗浄および乾燥が必要です。 ◆別容器内のディヒトールに20〜30分間、部品を浸漬し、 部品を取り出して放置します。 ◆別容器内のディヒトールは、粘性が変わらない限り、再び 再使用できます。使用後は必ず蓋をして、密閉保存して下さい。 ◆溶剤が蒸発して粘性が高くなった場合、ディヒトール薄め 液を加えて粘性を元に戻します。 ◆ディヒトール硬化後、部品表面の硬化皮膜はディヒトール 表面皮膜除去液で除去できます。 ◆塗布前は洗浄および乾燥が必要です。 ◆浸漬できない部品は、刷毛を使用して4〜5回重ね塗りし ます。(1分以内) ◆必要量をディヒトール缶より別容器に移し替えてから使用 して下さい。 ◆直接ディヒトール缶に刷毛を差し入れて使用すると、汚れ が混入したり、溶剤が蒸発します。溶剤が蒸発して粘度が 高くなった場合は、ディヒトール薄め液を加えて、粘度を 元に戻します。 刷毛塗り法 スプレー法 浸漬法 ④スプレー法(垂らし難い箇所への使用) 垂らし法 ③垂らし法・注ぎ入れ法(ピンホール等への使用) ◆塗布前は洗浄および乾燥が必要です。 ◆漏洩箇所が明確に分かる場合には、ディヒトールを集中的 に垂らし入れか注ぎ入れます。 ◆注入器を使用して、ディヒトールを垂らし入れるか、注ぎ 入れますと便利です。 ◆塗布前は洗浄および乾燥が必要です。 ◆垂らし難い複雑な形状をした箇所には、ディヒトールスプ レーを用いて約30cmの距離を置いて4〜5回スプレーし ます。(1分以内) ◆ディヒトールスプレーには集中ノズルと拡散ノズルの2種 類が付属しています。 ◆ディヒトールをスプレー容器に入れてスプレーすることもで きます。(別途お打合せ下さい。) 4 プラスチックメタル 金属修正剤 plastic metalは耐蝕性に強い金属修正剤です。 プラスチックメタルは非伝導体です。施工部は経年変化、温度変化などに強く、耐熱、耐冷、耐圧、耐薬品などの性質 が非常に優れています。しかも強度が大きく、機械切削加工可能で加工部は美しい金属光沢をだします。 プラスチックメタルの特徴 ◆金属粉末+硬化剤から成っており、両者を十分に混合して使用 します。 ◆混合割合が自由なので、混合割合によってペースト状、液状 どちらでも作業できます。 ◆加工部は美しい金属光沢(メタル含有率98%)を出します。 ◆施工部は経年変化、温度変化などによく耐え、耐熱、耐冷、 耐圧、耐薬品性に優れています。 ◆硬化時間が比較的短時間です。 プラスチックメタルの主な用途 ◆船舶用エンジン、ポンプ等の航海中の修理。 ◆製造、電気、工作機業におけるボルト穴の再生、クラック修理、 外観美化修正。 ◆自動車部品、プラスチック金型の肉盛り成形。 ◆エアブレーキ、冷凍機、ラジエーターの空気、 冷媒ガス、水等の漏れ止め修正。 ◆排水管バルブの水止め修正。 プラスチックメタル製品(金属粉末+標準硬化液) 種 ストックNo. メタル含有率(%) 硬化時間(分) 応用金属 A S8D50005 92 20〜30 鋳 鉄 塗装を施す非機械部品の修理・修正 フェロスーパーライト S8D50001 96 15〜20 鋳 鉄 機械部品の修理で、優れた金属性と フェロスーパーダーク S8D50002 96 15〜20 鋳 鉄 金属光沢が保証される ス A S809999D 92 20〜30 鋼 鉄 塗装を施す非機械部品の修理・修正 スチールスーパー S8D50003 96 15〜20 鋼 鉄 機械部品および装置の修理・修正 ア A S809999D 92 20〜30 アルミニューム 塗装を施す非機械部品の修理・修正 ア ル ミ ス ー パ ー S8D50004 96 15〜20 アルミニューム 機械部品および装置の修理・修正 ブ ロ ン ズ A S8D50007 92 20〜30 青 銅 真 ち ゅ う A S8D50008 92 20〜30 黄 銅 カ ッ パ ー A S8D50009 92 20〜30 銅 ル※ S8D50014 − 20〜30 金型製作 フ 類 ェ チ ロ ー ル モ ル ミ デ 酸 化 鉄 S8D50010 96 15〜20 鋳鉄および鋼鉄 ア ロ イ S8D50015 96 15〜20 ステンレス ル S8D50072 92 10〜15 鋳鉄および鋼鉄 W − メ タ ※ミネラルプラスチック製品 この種のものは、他に機械部品用のパテ樹脂や電機産業向け絶縁樹脂等があります。 5 応 用 例 加工金属と類似の機械的特質があるので 重金属鋳造工場等で使用 木型、金属およびプラスチック金型の修理 補修した箇所がサビる 研磨加工に特に良い 水中および濡れた面に可能 プラスチックメタル 金属修正剤 特殊硬化液 種 類 ストックNo. 特徴・用途 ラビット S8D50207 緊急修理、硬化を早める ス ロ ー S8D50208 シリーズ補修、硬化を遅くする ノンドロップ S8D50210 たれ防止なので上向き作業化 WF S8D50209 連続耐熱250℃まで可能 プラスチックメタルの技術データ 物理的特性 値 衝撃強度 〜 4.8Mpa(48kg/cm2) 収 0.03〜0.06vol% 縮 率 Shore Harclnessd SHD 87〜89 コーティング厚さ rxus nehmen 圧縮強度 〜180Mpa(1800kg/cm2) 引張強度 〜 85Mpa(850kg/cm2) 曲げ強度 〜 95Mpa(950kg/cm2) 引張せん断強度 〜 35Mpa(350kg/cm2) 熱伝導係数 0.7〜0.9w/m K 熱線膨張係数(+20℃/+30℃) 25/40×10-6 耐熱温度 −40/160℃ プラスチックメタルの作業温度に対する硬化時間 1=標準スーパー 2=標準A 3=特殊ラピット 4=特殊スロー 5=特殊ノンドロップ 6=特殊WF 0〜+2℃ 90 98 25 110 37 36 +10℃ 75 88 20 90 30 32 +20℃ 20 30 13 60 20 30 +30℃ 12 19 4 23 11 25 プラスチックメタルの耐食性 品 海 飲 料 名 結 果 品 名 結 果 水 安 定 硫 酸(濃) 水 安 定 硫 酸 20% 安 定 不安定 硫 酸 5% 安 定 メタノール 不安定 エチル・アルコール95% 安 定 塩 酸(濃) 安 定 エチル・アルコール50% 安 定 塩 酸 20% 安 定 アセトン 不安定 塩 酸 5% 安 定 ガソリン 安 定 酢 酸 10% 安 定 鉱 油 安 定 苛性ソーダ 40% 安 定 亜麻仁油 物 安 定 苛性ソーダ 20% 安 定 パラフィン油 安 定 苛性ソーダ 5% 安 定 ベンゼン 不安定 苛性カリ溶液 20% 安 定 硫 安 苛性カリ溶液 5% 安 定 黄 定 塩化メチレン 不安定 リ ン 酸 安 定 四塩化炭素 安 石 鹸 液 安 定 定 (注)上記反応試験は30日間です。 6 ムルチメタル 金属修正剤 multi metalは機械的強度が抜群の金属修正剤です ムルチメタルは近代科学の知識によって生まれた金属製の万能修正剤です。 使用方法が非常に簡単で、耐久性、耐酸性、耐蝕性がすぐれ、応用亀裂やひずみを生じません。組み合わせにより希釈 して、薄塗用および流し込みに使用できます。上向き作業の場合でも滴下しません。 特に接着強度を要するものに最適です。 ムルチメタルの特徴 ◆A剤+B剤(パテタイプ)とA剤+C液(液状タイプ)の2種類があります。 ◆混合割合はA剤:B剤=1:1(容量比)、A剤:C液=10:1(重量比)です。 ◆A剤とB剤の容量比は目分量でも大丈夫です。 ◆使用方法が非常に簡単で、耐久性、耐酸性、耐蝕性に非常に優れています。 ◆応用亀裂、歪みを生みません。 ムルチメタルの代表的用途 ◆ガス、水道、蒸気、オイルパイプライン等の鋳鉄管、油送管、排出管、排水 管の破損の修理やシーリング修正。 ◆自動車、車両、ポンプ、タービン、滑り便等のひび割れ、欠陥穴、空洞など の修理・修正。 ◆熱交換機、ボイラーなどの腐食部や、クラックの修理。 ◆ネジ山の再生や修理。磨耗部の修正。 ◆鋳造品のキャビテーション修正。 ◆容器、槽、タンクなどの耐蝕塗装。 ◆各種工材のコンクリート、石、壁への固定。 ◆水漏れする溶接継目のシーリング修正。 ◆木と金属の固定。 補修前の大きな腐食穴 ポンプケーシングの内部亀裂修正 ムルチメタルA+B塗布 7 ムルチメタルA+C混合塗布 ムルチメタル 金属修正剤 ムルチメタルの使用方法と硬化時間 ムルチメタルはA(主剤)とB(活性剤)の2剤からなり、1対1の容積比でヘラ等の道具で、よく練り合わせます。AとBの化学 反応で硬化しますので、よく混合することで良い機械的強度を生み出します。 技術データで硬化時間を約3時間としておりますが、作業時間は1時間以内で完了して下さい。 前処理は、補修箇所の不純物、油脂類を完全に除去して下さい。 ムルチメタルを薄塗り用または流し込み用として使用する場合は、液体活性剤CをAに加え、良く攪拌して使用します。 混合比は重量比で、A10:C1の割合です。耐蝕塗装用、型造り、隙間充填等に応用されます。 ムルチメタル製品と技術データ 種 類 技術項目 粘 性 鉄・スチール アルミ S8D50301, S8D50302 S8D50303 ブロンズ ラピッド S8D50304 S8D50306 S8D50309 セ ラ S8D50405 ム Pパテ状 Pパテ状 Pパテ状 Pパテ状 Pパテ状 FL 液状 1:1 1:1 1:1 1:1 3:1 3:1 鉄・スチール アルミ ブロンズ ミネラル 2.3 2.0 2.2 1.50 作業時間(分) 100gat+20℃ 60 60 60 3 60 硬化時間(時間) 100gat+20℃ 24 24 24 1 24 硬 89 87 86 86 92 89 220 185 165 165 230 235 引張強度(kg/cm2) 760 720 620 600 740 745 曲げ強度(kg/cm2) 890 820 795 790 880 885 1850 1650 1800 1600 2050 2000 圧縮強度(kg/cm2) 1600 1450 1550 1550 1800 1760 ブリネル硬度(HB) 97 82 85 86 108 106 衝撃強度(kg/cm2) 52 54 54 50 58 56 弾性係数(N/mm2) 6000 5800 5800 4000 6500 6500 収 縮 率(mm/cm) 0.004 0.004 0.004 0.001 0.004 0.005 −32/+160 −32/+160 −32/+160 −30/+100 混 合 比(容積) A(主剤) :B(活性剤) 主 剤 比 重(g/cm3) さ(Shore D) 引張せん断強度 (kg/cm2) ボールスラスト硬度 (kg/cm2) 耐熱温度(℃) セラミックス 2.50 2.05 −32/+160 補助材料:クリーナー、剥離材、ファイバーグラステープ 耐薬品性に優れているが、アセトン、ケトン、塩化メチル、エチレンクロライド、20%以上の硫酸に不安定。 8 モグライス 耐磨耗成形剤 mogliceは摺動面に威力を発揮する耐磨耗成形剤です。 モグライスは、工作機械の摺動面製造に使用したり、その補修を行うための耐磨耗成形剤です。 高精密の摺動面製作の補助剤・補修用として、また静圧軸受の成型およびギブの製作にも最適です。 モグライスの特徴 ◆ハイグレードな金属フィラーとエポキシ樹脂をベースとしたに2構成プラスチック材料で、主剤(樹脂)と硬化剤から成って おります。 ◆収縮硬化が少なく、ほとんど湿気を吸収しないので、高い寸法安定性を実現します。 ◆緊急的なドライランニング特性および反スティック・スリップ特性を備えております。 ◆世界中の工作機械メーカーに熟知され認められた、確かな製品です。 ◆使用方法、粘性の違いにより、3つのタイプがあります。 ● スタンダード(パテ用) ● P500(注入用) ● FL/P(流し込み用) 門型ミラーマシンの ウォームラック軸受への使用 スライドガイド摺動面への使用 モグライスの主な用途 ◆新しい工作機械大型冶具の摺動面(スライドガイド、ヘッドガイド、スライドベアリング等)の成型、欠陥および「カジリ」 の補修。 ◆超大型工作機械(スロットミラーマシン、ターニングマシン等)の静圧軸受の成形。 ◆食品機械のエアバルブシートの成形、立型ターニングマシン旋盤のメタル等の成形および補修。 摺動面のスタンダード使用 9 タペットガイドのモグライスFL/P使用 モグライス 耐磨耗成形剤 モグライスの補修条件 ◆補修する欠陥部表面は接着強度を得るために必ず粗くすることが大切です。 ◆補修部分はワイヤーブラシ等で十分に清掃し、洗浄剤で油脂類を取り除き乾燥させて下さい。 ◆洗浄剤はディアマントクリーナーを使用して下さい。 モグライスの技術的データ 種 類 スタンダード (パテ用) P500 (注入用) FL/P (流し込み用) 1.7 1.6 1.6 50 50 50 硬化時間(20℃ 時間) 18〜24 18〜24 18〜24 取り外し時間(20℃ 時間) 技術データー 比 重(g/cm3) 作業時間(20℃ 分) 15〜18 15〜18 15〜18 摺動時の許容表面圧(N/mm2) 12.5 14.5 14.5 静 圧 力(20℃ N/mm2) 120 110 105 接着強度(N/mm2 GG26、Rt0.3mm) 15.5 16 16.5 引張強度(N/mm2 GG26、Rt0.3mm) 16.5 42 49 66 90 98 10400 9500 9100 45×10−6 50×10−6 56.5×10−6 60×10−6 曲げ強度(kg/cm2) E-モジュール(N/mm2) 熱膨張係数 40℃(mm/mm℃) 30.3×10−6 熱膨張係数 60℃(mm/mm℃) 30.3×10−6 収 縮 率 約0.02% 作業温度 +10℃〜+35℃ 耐熱温度 −20℃〜+60℃(連続運転) −40℃〜+125℃(短時間) 水、海水、ミネラルオイル、合成オイル、弱アルカリ液、 エマルジョン、石油、ベンジン 科学的安定物質 科学的不安定物質 ケトン、エステル、芳香族化合物 湿気に対する安定性 非常に良い モグライス摩擦係数データ 下図は各種摺動面の摩擦係数を比較したものです。 左表がモグライスを塗布しない鋳鋼鉄と合金の摩擦係数で、右表がモグライス3種類の摩擦係数です。 明らかにモグライスを塗布した方が摩擦係数は小さく、スティック・スリップは起きません。 摩 擦 係 数 μ 摩 擦 係 数 μ GCI 25(鋳鋼鉄) スティック・スリップ無し スティック・スリップ領域 モグライス FL/P モグライススタンダード SnBz8(合金) スライド速度V(mm/min) モグライス P500 スライド速度V(mm/min) 10 ディヒトール 気密保持剤(含浸剤) Dichtol 5種類の技術データ。 ディヒトールは、全ての微小気孔に毛細管現象で深く、広く浸透するのが特徴で、あらゆる合金の材料、鋳物に発生する 微小気孔を密閉できる気密保持剤ですが、微小気孔の大きさ、耐熱条件で使い分けます。 ディヒトールの性能一覧表 ディヒトールのタイプ 適する微小気孔の大きさ 耐熱温度 ST Makro WF WF-Makro HTR 0.1mm以下 0.1〜0.5mm 0.1mm以下 0.1〜0.5mm 0.1mm以下 連続の場合 −40/+200℃ −40/+200℃ −40/+300℃ −40/+300℃ −40/+500℃ 短時間の場合 −40/+300℃ −40/+300℃ −40/+450℃ −40/+450℃ −40/+550℃ 最高耐圧 約350kg/cm2 約300kg/cm2 約350kg/cm2 約300kg/cm2 約350kg/cm2 粘性4mmノズル使用(at 20℃) 10〜12秒 90〜100秒 14〜16秒 20〜22秒 12〜14秒 液状タイプ(1㍑缶) ○ ○ ○ ○ ○ スプレータイプ(500ml缶) ○ − ○ − − う す め 液(1㍑缶) ○ ○ ○ ○ − 表面被膜用除去液(1㍑缶) ○ ○ ○ ○ − 漬 ○ ○ ○ ○ ※○ 刷毛塗り ○ ○ ○ ○ ※○ 垂らしいれ・注ぎ込み ○ ○ ○ ○ ※○ 吹き付け(スプレー装置) ○ ○ ○ ○ − 吹き付け(スプレー缶) ○ − ○ − − 0〜5mm 4分 6分 4分 6分 10分 5〜10mm 8分 10分 8分 10分 15分 10〜15mm 13分 15分 13分 15分 20分 15mm以上 30分 40分 30分 40分 30分 供給単位 使用方法 (※使用後、加熱が必要です。 ) 浸 製品壁厚/浸漬時間 浸漬時間 表面の乾燥時間 1分 表面に付着する被膜の厚さ(at 20℃) 3μm 3分 1分 10μm 製品壁厚/硬化時間 4μm 5分 10μm 4μm 半硬化時間(完全硬化時間) 0〜5mm 4時間(24) 6時間(24) 4時間(24) 6時間(24) 5〜10mm 8時間(24) 10時間(24) 8時間(24) 10時間(24) 10〜15mm 13時間(48) 15時間(48) 13時間(48) 15時間(48) 15mm以上 24時間(48) 24時間(48) 24時間(48) 24時間(48) ニトロ系塗装 − − − − − 焼き付け塗装 ○ ○ ○ ○ ○ 下 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 施工後、1時間 して250℃で 3時間保温。 完全硬化後の次の処理工程 塗 り アクリル・エポキシ塗装 うすめ液 表面被膜用除去液 ディヒトールは長期間使用しておりますと、粘性が変化して、 ディヒトールが浸透した箇所の表面には、ミクロン単位のフ 従来もっている浸透性を失います。 ディヒトールヴィスコ ィルムが付着します。製品物(作業片)が、次の工程に入る メーター(粘性具)を使って測定し、相応のうすめ液を加え さいに、このフィルムが、障害になるときは、ディヒトール て調整します。 このうすめ液には、確実に再生するために、 使用後、24時間経ってから、浸透ゾーンに影響を与えない ディヒトール重合体の必要な成分が含まれております。 この特殊除去液を使って、2〜3分間で取り除いて下さい。 11 DWH310 アライメント剤 DWH310は高接着力・圧縮強度・曲げ強度と抜群の寸法安定性を持つ補正樹脂です。 DWHは完全ワークパックの樹脂+硬化剤で構成され、非常に高い接着力と圧縮強さ、曲げ強さに寸法安定性等の特性 を活かしたアライメント樹脂剤です。樹脂成分は、溶剤なしのエポキシ樹脂と精製金属フィラーから成りたっています。 収縮のない化学的冷間硬化による寸法の安定性は、製作・調整・充填・補正等いろいろの分野で応用が多く、時間やコスト のかかる機械加工・調整・スクレーピング等を省くことができます。 DWH310の主な用途 プッシング、センタリング、ベアリング構成、滑り溝の固定、ピンガイド等。 製品:DWH310FL 研磨機用チャック装置内面を、DWH310FLで軸固定(位置決め)した例です。 ※DWH310FLは収縮がなく、高い寸法安定性を実現します。 アライメント剤の技術的データ 項 DWH310FL(液状) ストックNo. S8D52203 目 ワ ー ク パ ッ ク 500g 比 2.05g/cm2 重 作業時間(+20℃条件) 50分以内 硬化時間(+20℃条件) 18〜24時間 圧 さ 1700daN/cm2 さ 725daN/cm2 さ 1200daN/cm2 引 曲 耐 縮 張 り げ 熱 強 強 強 性(熱抵抗) DWH310SP(パテ状) 2.59g/cm2 約−40℃〜+130℃ 化 学 的 安 定 物 質 水、海水、ミネラル、合成オイル、弱アルカリ液、エマルジョン液、石油、ガソリン 化学的不安定物質 ベンゾール、ケトン 特 性 混 合・作業手順 接着力、緩衝、圧縮および摩擦に対する抵抗力、寸法安定性 硬化後の収縮微少、撥水効果、 樹脂に硬化剤を加え、手動か攪拌器(約100rpm以下)で数分間十分に混ぜ脱気をします。 液状の場合:気泡ができないよう注入。パテ状の場合:まず薄くしっかりヘラで伸ばして 一層目を作り、そのうえに重ねるように混合物を置くようにます。 12 metallplastic GMBH ディアマント製品は、工作機械メーカーを始め、自動車工業、ポンプ メーカー、造船所、鋳造工場、金属加工業界等に利用されています。 プロコートFL製品 ポーランド国内の発電所内にて、ポンプ回転板 をプロコートFLで摩耗保護した例です。 ※プロコートはとくに耐摩耗性が高く、キャビ ストックNo. S8D50954 テーション、エロージョン保護に有効です。 プロケミ製品 プロケミは耐薬品性と耐摩耗性に優れたコーティング剤です。 完全硬化後は70℃までの作業温度に対して優れた耐薬品性を発揮します。 ポンプ、バルブ、容器、タンク等のメンテナンスおよび補修に使用されます。 ストックNo. S809999 ディアゴムFL製品 ディアゴムFLでパッキングリングを成形した例です。 ※ディアゴムは常温でゴム状に硬化し、弾力性に優れ、圧力、引き裂きに堪えられます。 ストックNo. S8D50982 13 metallplastic GMBH ディアマント製品は、工作機械メーカーを始め、自動車工業、ポンプ メーカー、造船所、鋳造工場、金属加工業界等に利用されています。 フレックスコートFL製品 ブリキ製カバー表面(曲げやすい)をフレックスコートFLでコーティング保護した例です。 ※フレックスコートは耐候性,耐摩耗性,耐薬品性に優れた弾性コーティング剤です。 ストックNo. S8D50957 液体手袋(皮膚を保護する) 機械組立・修理、メッキ、塗装、自動車修理、ガソリンスタンド、印刷、部品製作、金属プレス、鋳物 metallplastic GMBH ストックNo. S8D52401 加工、旋盤等で作業される方の皮膚を守ります。 プラスチックやゴム手袋よりも、皮膚呼吸が自由です。併用使用は不適当です。手の肌荒れを予防 します。 メッキ等を行う金属の表面に脂肪や汗の付着を抑えます。 エポキシ、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン等の人工樹脂、油類、グリース、溶剤、ガソリン、 石油、塗料等に有効です。 ●ご使用方法 皮膚に塗り込み、乾いたら作業に入ります。作業が終わったら、水で洗い落とします。スポンジ等に 水をふくませて拭き取ると、頑固な汚れも簡単に落とせます。最後は石けんで洗い流して下さい。 注)水作業には適しません。 作業前に一塗り、作業後は水洗いで、頑固な汚れも一緒にとれます。 ご注意 当製品のご使用にさいしては、安全のため取扱説明書を良くお読みのうえ、正しくお使いください。 ● 当製品の安全データシートが必要の際は、当社溶材商品部またはお近くの事業所にお問い合せ下さい。 14 REPAIR REPAIR 溶 材 商 品 部 〒136-0072 東京都江東区大島9ー1ー1 03-3685-1386(代)FAX.03-3685-1334 本 社 東 京 都 墨 田 区 太 平 3 ー 4 ー 8 〒130-0012 東 京 支 店 03-3624-3111 〒136-0072 浦安営業所 03-3685-1333 047-358-1131 市 〒272-0035 大 阪 支 店 052-872-2811 0848-40-0380 093-561-7686 048-222-5121 市 022-259-4725 0294-53-2915 028-673-2560 白 香 〒850-0045 熊本出張所 〒869-0105 ● ● 海 岸 通 4 7 FAX.0436-43-3712 FAX.044-233-8314 FAX.0270-32-6520 FAX.011-822-9178 FAX.022-259-4732 FAX.0294-53-7147 名 取 市 新 FAX.028-673-2528 内 1 ー 4 FAX.047-491-4171 里 1 8 7 3 ー 6 FAX.0478-78-4314 049-224-9051 FAX.049-224-9096 相 模 原 市 中 央 区 田 名 塩 田 1 ー 10 ー 5 042-777-1710 FAX.042-777-1720 松 本 市 大 字 笹 賀 5 8 2 3 ー 8 0263-25-0820 FAX.0263-25-1560 静 岡 市 駿 河 区 緑 が 丘 町 21ー12 054-282-0156 FAX.054-282-0491 加古川市加古川町北在家511ー1 079-454-3321 FAX.079-454-3324 広 島 市 西 区 福 島 町 2 ー 3 3 ー 6 082-293-1133 FAX.082-293-3060 坂 出 市 築 港 町 1 ー 1 ー 1 8 〒762-0055 長崎営業所 FAX.048-222-5340 川越市芳野台2ー8ー9(川越工業団地内) 〒733-0024 四国営業所 市 0478-78-4311 〒675-0031 広島営業所 井 047-491-4561 〒422-8052 神戸営業所 FAX.093-592-1044 宇 都 宮 市 中 岡 本 町 4 1 2 5 〒399-0033 静岡営業所 FAX.0848-40-0070 日 立 市 留 町 後 川 1 5 1 3 ー 1 〒252-0245 長野営業所 幡 011-822-2901 〒350-0833 西関東営業所 FAX.052-872-2818 仙台市宮城野区扇町7ー4ー45 〒289-0424 埼玉営業所 八 0270-32-2060 〒270-1407 東関東営業所 FAX.06-6934-4027 札幌市白石区菊水6条3ー1ー32 〒329-1105 総武営業所 市 044-244-4341 〒319-1231 宇都宮営業所 1 伊 勢 崎 市 長 沼 町 2 2 2 ー 1 〒983-0034 茨城営業所 ー 川 崎 市 川 崎 区 宮 本 町 8 ー 1 5 〒003-0806 東北営業所 原 0436-41-1311 〒372-0855 札幌営業所 3 川 口 市 領 家 3 ー 1 0 ー 1 9 〒210-0004 北関東支店 ー 北九州市小倉北区田町14ー29 〒290-0067 京 浜 支 店 2 FAX.047-376-3103 尾 道 市 長 者 原 2 ー 16 5 ー 31 〒332-0004 千 葉 支 店 FAX.047-358-1020 田 06-6933-5661 〒803-0817 城 北 支 店 新 名 古 屋 市 瑞 穂 区 牛 巻 町 1 2 ー 9 〒722-0221 九 州 支 店 市 大 阪 市 城 東 区 中 央 2 ー 4 ー 1 5 〒467-0863 中 国 支 店 川 047-376-3121 〒536-0005 名古屋支店 FAX.03-3685-1334 市 川 市 広 尾 2 ー 9 ー 1 1 〒272-0146 京葉営業所 FAX.03-3624-3124 東 京 都 江 東 区 大 島 9 ー 1 ー 1 0877-46-0555 長 崎 市 宝 FAX.0877-45-8332 町 3 ー 6 095-824-8993 FAX.095-823-5446 熊本県玉名郡長洲町大字清源寺3275-27 0968-65-7001 FAX.0968-65-7002 本仕様は予告なしに変更することがありますので、ご注文の際はご照会下さい。 カタログの記載内容は2010年3月現在のものです。
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