積層強化ガラス・ウォータージェット切断システム

2012年 中国(深セン)国際タッチパネル展示会
世界初、OGSに対応する積層強化ガラス・ウォータージェット切断システムの提案について
タッチパネル市場は、2011年に静電容量方式が抵抗摸方式を上回り、主流が静電容量方式となった。
これらは、静電容量方式の「マルチタッチ」、「マルチタッチ」などの独特な操作性がユーザーニーズを掴み
スマートホンやタブレットPC、ウルトラブック等への採用拡大となった。
静電容量方式の構造は、ITOフィルムを基板とした「フィルムセンサー」とITOガラスを基板とした
「ガラスセンサー」に分類される。そして新たに「カバーガラス一体型」の開発が進められている。
この「カバーガラス一体型」は、One Glass Solutionと呼ばれ、現在採用が進められてされている。
カバーガラスに直接センサーを取り付けることで、タッチセンサーの基板フィルムレス・ガラスレスとなり薄型・軽量化・
コストダウンが期待される。既にスマートフォンやタブレットPCなどでは採用が始まっていますが、強化後のガラス
をカットする工程などについて解決すべき課題が多くある。
弊社では、これらの問題を解決するためにWater Jetを用いたプロセス開発に着目し、
積層強化ガラスをWater Jetで切断することで従来より効率的な加工プロセスの開発に成功した。
OGSガラス加工の検討を進められているお客様に「積層強化ガラス切断システム」の新技術をご提案し、
OGSのさらなる生産性向上、プロセス普及の一助になればと考えています。
【積層強化ガラス・ウォータージェット切断システム】
プロセスの概要
① 強化ガラスの積層工程
② 強化ガラスのウォータージェット設備による形状加工
③ ガラス端面の研磨・ポリッシング
④ 積層ガラスの剥離・洗浄
*本プロセスに関するお問い合わせ先は次の通りです。
モリマーエスエスピー株式会社
東京支店 東京合成樹脂部
東京都中央区日本橋2-2-6日本橋通り二丁目ビル11階
担当者: 野口真一
TEL(03)3275-1545 FAX(03)3275-1548
cell phone 090-5154-1744
e-mail:shinichi_noguchi@molymer.co.jp
ラス積層加工
積層加工プロセス
1.強化カ
強化ガラス
積層加工プロセス
Glass
Laminating
Plishing
WaterJet
Cutting
HF
Etching
Grinding
separation
OGSカ
OGSガラスの
ラスの最新加工技術
全ての強化
ての強化カ
強化ガラスの
ラスの加工に
加工に対応
IOXIOX-FS、
FS、Gorilla Ⅰ、
Ⅰ、Gorilla Ⅱ
ラス貼合設備
貼合設備
2α.OGS強化
OGS強化カ
強化ガラス
高精度アライメント
高精度アライメント、
アライメント、高効率OGS
高効率OGSカ
OGSガラス貼合
ラス貼合せ
貼合せ
ガラス厚
ラス厚み:0.5mm~
mm~1.1mm
原板サイズ
サイズ:
原板
サイズ:70mm×
70mm×470
mm×470mm
470mm~
mm~550×
550×650mm
650mm以上
mm以上
(原板サイズ
原板サイズは
サイズは要ご相談)
相談)
アライメント補正
アライメント補正と
補正と貼合を
貼合を同時進行
専用接着剤使用
2β.OGS強化
OGS強化ガラス
強化ガラス積層工程
ガラス積層工程
マーキン
グ
アライメント
読込
位置合せ
接着剤
貼合せ
貼り合せ
強化ガラス
(ITOパターン処理済)
カバーガラス
タッチセンサー
ガラス積層
カバーガラス
一体型
タッチセン
サー
3α.Water Jet加工
Jet加工について
加工について
一般的な
一般的なノズルデザイン
WATER JET 先端部
高圧水
オリフィス
研磨剤供給口
Water Jetの
Jetのカットイメージ
ノズル
ノズル径
ノズル径
φ0.015″
015″(0.38㎜)
38㎜)
φ0.021″
021″(0.53㎜)
53㎜)
φ0.030″
030″(0.76㎜)
76㎜)
3β.Water Water Jetによる
Jetによる形状加工
による形状加工
Water Jet最大
Jet最大の
最大の特徴
Water Jetで
Jetで加工すると
加工すると複雑
すると複雑な
複雑な形状に
形状に沿って予
って予
め切断できるので
切断できるので外周部
できるので外周部の
外周部の研削~
研削~仕上げが
仕上げが少量
げが少量
で均等に
均等に行うことができる。
うことができる。
四隅の
四隅のR部分や
部分や上下にある
上下にある大
にある大きな凹
きな凹み部分の
部分の研削には
研削には
時間がかかり
時間がかかり、
がかかり、砥石の
砥石の交換も
交換も必要となるので
必要となるので作業効率
となるので作業効率
が悪い。
※特に強化済ガラス
強化済ガラスではさらに
ガラスではさらに作業性
ではさらに作業性が
作業性が悪い。
■ WATER JET
・ Open catcher/
catcher/带Y轴梁型号
・ 操作精度±
操作精度±0.03㎜ 03㎜ 最高速運転時
㎜ 最高速運転時
(国際規格
(国際規格ISO
国際規格ISO230
ISO230230-4標準)
標準)
・ 移動速度 移動速度 標準4
標準4,572㎜
572㎜/分
・ 騒音レベル
騒音レベル レベル 80dBA
80dBA以下
dBA以下
・ 加工カ
加工ガラス寸法
ラス寸法は
寸法は各社仕様により
各社仕様により要打合
により要打合せ
要打合せ
・ 使用可能データ
使用可能データ データ CAD/
CAD/CAM
・ 水圧413
水圧413MPa
413MPa
4α.ガラス端面
ガラス端面の
端面の研磨
ガラス端面研磨
ガラス端面研磨
剥離~
剥離~洗浄
Z軸
X軸
穴·凹加工用
砥石
C軸
外周加工用砥石
■ 研磨装置
・ 砥石自動交換タイプ
砥石自動交換タイプ切削機
タイプ切削機
・ 高精度位置補正、
高精度位置補正、相対位置認識による
相対位置認識による研磨
による研磨
・ 2ステージタイプ,
ステージタイプ,1ステージ加工中
ステージ加工中に
加工中に
段取換
段取換えが
段取換えが可能
えが可能で
可能で高効率
・ 高寿命砥石,
高寿命砥石,交換サイクル
交換サイクルの
サイクルの延長
4β.ガラス端面
ガラス端面の
端面の研磨
積層状態の
積層状態の強化ガラス
強化ガラスを
ガラスを
高速研磨
外周約0
外周約0.4mmの
mmの余剰部を
余剰部を
研磨、
研磨、除去しながら
除去しながら精度
しながら精度
だしを行
だしを行う
砂轮的轨道
C軸 (相 对 位置)
位置)
極座標補間加工とは
極座標補間加工とは:
とは :
C(ワーク
ワーク)
C(
ワーク ) 軸 の 回転と
回転 と X 軸 ( 砥石接近)
砥石接近 ) を
関連付けた
関連付 けた加工動作
けた 加工動作
1.外周加工
WaterJet切断後
WaterJet切断後
の端面状態
端面研磨後の
端面研磨後の拡大写真
剥離&
剥離&洗浄工程
エッチングプロセス
積層ガラスブロック
積層ガラスブロックの
ガラスブロックの切断端面を
切断端面を自動エッチング
自動エッチング
剥離プロセス
剥離プロセス
積層された
積層されたガラス
されたガラスを
ガラスを一枚ずつ
一枚ずつ剥離
ずつ剥離(
剥離(自動化可能)
自動化可能)
乾燥プロセス
乾燥プロセス
剥離された
剥離されたガラス
されたガラス基板
ガラス基板を
基板を乾燥
強化カ
ラス加工
加工タクト
強化ガラス
加工タクト
* サンプル詳細
サンプル詳細
·サンプ
サンプルサイズ
ルサイズ:63.
63.4mm×122
mm×122.
122.3mm
·ガラス基材
ラス基材:
:
IOXIOX
FS
0
.
7
mmt (10枚貼合
10枚貼合)
基材
枚貼合)
·ダミーガ
ミーガラス:
ラス:一般カ
一般ガラス 0.7mmt上下各一枚
mmt上下各一枚
·全12枚積層時
12枚積層時の
枚積層時の総厚:
総厚:9.2mm~
mm~9.3mmt
·切断経路長:
切断経路長:375.
375.632mm
632mm
* ガラス貼合概要
ラス貼合概要
·貼合時間:
貼合時間:1/2h~1h
·貼合精度:
貼合精度:位置合せ
位置合せ≦5μm
12枚誤差
12枚誤差≦
枚誤差≦35μ
35μm
* Water Jet概要
Jet概要
·加工時間:
加工時間:90sec
90sec~
sec~120sec
120sec/
sec/1set
1BOOK
1BOOK:
BOOK:48min
48min-min--240
--240枚
240枚
550h
550h/月-------132
-------132,
132,000枚
000枚
·仕上時を
仕上時を想定し
想定し0.4mm余剰寸法
mm余剰寸法
* 研磨概要
·加工時間:
加工時間:2set
(63.
63.4mm×122
mm×122.
122.3mm12
mm12枚
12枚)/5min
·加工精度:
加工精度:±5μm
【 タッチパネルの
タッチパネルの周辺材材料 】
タッチパネル部材 27品目
ITOガラス(静電容量式用)、ITOガラス(抵抗膜式用)、ITOフィルム(静電容量式用)、ITOフィルム(抵抗膜式用)、
銀ナノワイヤー透明導電性フィルム、銀メッシュ透明導電性フィルム、ハードコートフィルム、飛散防止フィルム、OCA、
UV硬化型接着剤、カバーガラス、カバーシート、ITOターゲット材、回路配線材(ターゲット材)、回路配線材(ペースト)、
回路配線用絶縁保護インキ、異方導電性フィルム、異方導電性ペースト、表面防汚コーティング剤、ハードコーティング剤、
光学調整コーティング剤、透明導電膜用絶縁保護剤、加飾インキ、レジスト、保護フィルム、
ガラス基板積層加工用接着剤、コントローラIC
<Functinal FIlm >
光学粘着(OCA)
光学粘着(OCA)
タッチパネル
周辺製品
Hard Coating
後加工
・酸フリー粘着
・色補正粘着
・UVカット粘着
(厚粘着・リワーク・
屈折率調整)
・低干渉クリヤHC
・アンチブロッキングHC
・撥水撥油防汚HC
・低接触角HC
保護フィルム
ラミネート
* 日系メーカーの材料にてご要求に応じた各種フィルムに対応いたしま
す。
静電容量式タッチパネル
静電容量式タッチパネルでの
タッチパネルでの用途例
での用途例
対応製品
静電容量式TP
静電容量式TPの
TPの構成概要
粘着(OCA)
カバーガラス
フイルム電極(X)
フイルム電極(Y)
酸フリー粘着
UVカット粘着
色補正粘着
HC層
PET
HC層
HC層
アンチブロッキングHC
PET
カバーフイルム
LCDモジュール
屈折率調整層
※屈折率調整層は開発中
酸フリー粘着
色補正粘着
粘着(OCA)
PET
HC層
低接触角HC