協会ニュース10月号は - 日本パブリックリレーションズ協会

日本パブリックリレーションズ協会会員誌
2016 年 10 月号
NO.278
T
O
P
I
C
S
「協会は楽しく!が決め手です。」
(公社)日本パブリックリレーションズ協会 副理事長 大石哲也
MESSAGE P3
「広報PRアカデミー2016
「第 4 回PRSJ特別シンポジウム」を 10 月 27 日に開催」
ATTENTION
P4
「広報PRアカデミー2016
「コミュニケーション・ケーススタディ講座」を 11 月より開講」
ATTENTION
P5
「2016 年度「PRアワードグランプリ」エントリー募集中!
10 月 31 日(月)17:30 が締め切り(必着)です」
ATTENTION
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
〒106-0032 東京都港区六本木 6 丁目 2 番 31 号
六本木ヒルズノースタワー5F
電話(03)5413-6760 ファックス(03)5413-2147
URL http://www.prsj.or.jp/
関西支部 〒530-0003 大阪市北区堂島 2-1-27 桜橋千代田ビル 3F
電話(06)6344-3002 ファックス(06)6344-3005
発行人:近見 竹彦
P6
10月~11月のスケジュール
1
MESSAGE(メッセージ)
「協会は楽しく!が決め手です。」
3
ATTENTION((お知らせ)
「広報PRアカデミー2016「第4回PRSJ特別シンポジウム」を10月27日に開催」
4
〃
「広報PRアカデミー2016「コミュニケーション・ケーススタディ講座」を11月より開講」
5
〃
「2016年度「PRアワードグランプリ」エントリー募集中!10月31日 17:30が締め切り(必着)」
6
「7月28日「夏季情報交換会」開催」
7
〃
「企業部会 第15回「広報活動研究会」開催報告」
7
〃
「企業部会 第23回「広報ゼミ」開催報告」
8
REPORT(講演レポート)
「第176回定例研究会 ビジネス・消費の最新動向を伝える『日経MJ』の新聞作り」
9
PR TREND(PRトレンド(関西)
「自然や地域とのつながりをもたらす『つながりのひろば』」
10
協会掲載記事
「PRSJ in Media 10月」
12
PLAZA(会員便り)
「法人正会員マカイラ㈱主催の協会会員限定のトークサロン開催のお知らせ」
13
掲示板
「『公益社団法人日本広報協会 広報セミナー2016』開催のご案内」
14
BULLETIN(活動報告)
第 2 回PRプランナー朝活セミナー
&交流会
(PRプランナー部会)
日 時 : 10 月 4 日(火) 8:00~9:30
会 場 : ドコモラウンジ(有楽町)
講 師 : ㈱オールアバウト メディアビジネス事業部
コンテンツプロデュース部 ジェネラルマネジャー 大塚 晋氏
テーマ : 「All About の編集と Web メディアが広報に求めること」
広報PRアカデミー2016
「広報・PRブラッシュアップ講座」
日 時 : 10 月 5 日(水) 12 日(水)、19 日(水)、26 日(水)
いずれも 13:30~17:30
会 場 : 富士ソフトアキバプラザ
第 16 回広報活動研究会(企業部会)
日 時 : 10 月 11 日(火) 15:00~
訪問先 : 旧赤坂プリンスホテル跡地「東京ガーデンテラス紀尾井町」見学会
第 7 回PRプランナーフォーラム
(PRプランナー部会)
日 時
会 場
講 師
テーマ
:
:
:
:
10 月 20 日(木)
泉ガーデンコンファレンスセンター 「Room2」
㈱博報堂ケトル 代表取締役社長 嶋 浩一郎氏
「PRパーソンによるコンテンツ制作・インサイト発見法」
第 16 回企業部会フォーラム
(企業部会)
日 時
会 場
講 師
テーマ
:
:
:
:
10 月 21 日(金) 18:00~21:30
松山大学 東京オフィス
ダイヤモンド社「週刊ダイヤモンド」編集長 田中 博氏
「週刊ダイヤモンドの特集と独自の編集方針」(仮)
第 178 回定例研究会
日 時
会 場
講 師
テーマ
:
:
:
:
10 月 25 日(火) 12:00~14:00
AP東京丸の内
日経BP社 「日経ビジネス」編集長 飯田展久氏
「『日経ビジネス』の編集とこれからのメディア展開
~三位一体のビジネスメディア戦略を探る~」
特別シンポジウム
日 時 : 10 月 27 日(木) 18:30~20:30
会 場 : ベルサール神保町
講 師 : 執行役員 日経BPヒット総合研究所長 麓 幸子氏
㈱博報堂ケトル 代表取締役社長 嶋 浩一郎氏
MSD㈱ 執行役員 広報部門統括 山下節子氏
㈱グローコム 代表 岡本純子氏
テーマ : 「多様性社会を担う広報パーソンの役割とキャリア像」
第 15 回PRプランナー交流会
(PRプランナー部会)
日 時 : 11 月 9 日(水)
会 場 : 第1部施設見学会:朝日新聞東京本社
第2部交流会(会場未定)
第 19 回PRプランナー資格認定制度
検定 2 次試験
日 時 : 11 月 13 日(日) 10:20~15:35
会 場 : 東京富士大学 5 号館(東京)
毎日インテシオ(大阪)
AP名古屋 7F(名古屋)
広報PRアカデミー2016
コミュニケーション・ケーススタディ
日 時 : 11 月 16 日(水) 19:00~
会 場 : 六本木アカデミーヒルズ 49
講 師 : ㈱電通パブリックリレーションズ 企業広報戦略研究所
主席研究員 黒田明彦氏
テーマ : 「企業広報スタディ」
-1-
定例理事会
教育委員会
資格委員会
国際・交流委員会
広報委員会
顕彰委員会
企業部会幹事会
PR業部会幹事会
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
(10 月度)
(11 月度)
PRプランナー部会 (10 月度)
幹事会
(11 月度)
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
日
時
会
場
: 10 月 11 日 (火)
12:00~14:00
11 月
8日 (火)
12:00~14:00
: 10 月:(一財)産業人材研修センター 霞会館 大会議室
11 月:六本木ヒルズクラブ
: 10 月 13 日 (木)
未定
: 協会会議室
12:30~14:00
: 10 月 27 日 (木)
11 月 17 日 (木)
: 協会会議室
12:00~14:00
16:00~18:00
: 10 月 20 日 (木)
11 月 17 日 (木)
: 協会会議室
12:00~13:30
12:00~13:30
3日 (月)
: 10 月
7日 (月)
11 月
: 協会会議室
16:00~18:00
16:00~18:00
: 10 月 19 日 (水)
未定
: 協会会議室
16:00~18:00
: 10 月
4日 (火)
11 月
1日 (火)
: 協会会議室
17:00~18:00
17:00~18:00
: 10 月 18 日 (火)
11 月 15 日 (火)
: 協会会議室
16:00~18:00
16:00~18:00
: 10 月 19 日 (水)
未定
: ㈱電通テック 会議室
19:00~21:00
-2-
協会は楽しく!が決め手です。
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
副理事長
大石哲也
本年 6 月よりPR業部会会長並びに副理事長を拝命致しました。
益々の協会の発展を目指し、皆様の協力の下に微力ながら取り組ませて頂く所存です。
当協会の公益法人化時に執行役を務め、公益化する必要性・メリット・デメリットを議論しな
がら、内閣府への申請諸手続きを執行した記憶も数年前の事となります。公益法人として新たに
認定された当協会は、より一層の社会的貢献を深めると共に、公益法人を会員各位が“経営”す
る役目を担います。税制に恵まれる(ほとんど無いと私見大石です)とは言え、利益を生むプロ
グラム、非利益であるが社会貢献に富む公益性を有するプログラム ― これらを健全に経営する
ことが求められています。
主な財源は、会員年会費収入である由に、毎年の退会者より入会者の微増が基本となります。
数年来広報・PRの社会的認知が深化し、この退会と入会の係数バランスが取れている現況です
が、(東日本大震災時には、大幅な退会者が出ました。)より健全な協会経営の為には、新規入会
者を促進する活動はマストとなりますので、皆様のご協力をお願いする次第です。
さてここで、この健全なる当協会の活動の礎となるのは、会員皆様のボランティア(非利益活
動)です。
社命の立場もありながら、ボランティアとして役務の提供をし、更に事業収入を要す委員会で
は、予実計画の設定もなされます。会員者への利益誘導を非とする協会活動では、何らかの為に
なる、事柄・事象・気付き・教えと言う二次的な利益を会員各位が発見して行く事が支えとなっ
ています。広報・PRの業界動向・世界のコミュニケーション産業の潮流、各々が“為になる事
をプログラムとして発信する”が当協会の意義ですが、これらを支えるのは、協会執行部、理事
などの役員、各委員会・各部会とそこで構成される協力会員の方々、気づきのありそうなプログ
ラムに参加される会員の方々、どうでしょうか、やるなら<明るく・楽しく>を決め手にしまし
ょう。
会員皆様方の足場である広報・PRの世界の楽しく明るい未来を考える。そこに輝かしい人材
を送り出してゆく。これらの活動を楽しく進めて行かなければ、やる価値は無いとも思います。
会員各位の個人的なフレンドシップ・コミニティ含め全てが楽しくない事は継続しないと考え
ます。
現在専任の事務局スタッフは 8 名です。彼らと共に、楽しくが決め手!で協会活動を進めて行
きたく、皆様方の楽しい協力をお願いする次第です。
-3-
広報PRアカデミー2016
「第4回PRSJ特別シンポジウム」を 10 月 27 日に開催
~「多様性社会を担うPRプロフェッショナルの役割とキャリア像」~
教 育 委 員 会
協会では、来る 10 月 27 日(木)午後 6 時 30
分より、東京・千代田区の「ベルサール神保町」
にて、第 4 回 PRSJ 特別シンポジウム「多様性社
会を担うPRプロフェッショナルの役割とキャ
リア像」を下記要領にて開催いたします。
少子高齢化が進む日本において、日本の企業・
団体の経営ミッションはよりグローバルな視点
による、海外の地域や人々との相互理解や交流促
進が求められています。人種・宗教・文化・価値
観など多様性を尊重し認め合い、国際社会の一員
として持続可能な社会を実現していくことが企
業・団体の責務となるのは間違いありません。
グローバル社会はもとより、地域、顧客、取引先、社員との相互理解においてパブリックリレ
ーションズの機能と役割はより広範で高度なものになると考えられます。また、企業・団体を取
り巻く多様なステークホルダーとの関係性が大きく変化する中で、パブリックリレーションズを
担う専門家としてPRプロフェッショナルの立ち位置や、求められる専門性も大きく変わろうと
しています。
本シンポジウムでは多様性社会を担う職務として、これからのPRプロフェッショナルが身に
つけるべきスキルやキャリア、人間力について、またこれからのPRプロフェッショナルはどの
ような働き方をすべきかを議論してまいります。
開催の詳細ならびに参加申込については、協会Webサイトの以下ページをご参照ください。
http://event.prsj.or.jp/pr-academy-2016/sp_sympo4
会員の皆さまのご参加をお待ちいたします。
時間
18:00
内
容
登壇者
会場オープン/受付
●第 1 部 基調講演
18:30
19:10
20:50
「多様性社会における
キャリアの積み重ね方」
●第 2 部
パネルディスカッション
「 多様性社会を担うPR
プロフェッショナルの役
割とキャリア像」
麓 幸子 氏(日経 BP 社
執行役員)
<モデレーター>
麓 幸子 氏(日経 BP 社 執行役員)
<パネリスト>
山下 節子 氏 (MSD株式会社 執行役員/広報部門統括)
嶋 浩一郎 氏 (株式会社博報堂ケトル 代表取締役社長)
岡本 純子 氏 (株式会社グローコム 代表)
終了
-4-
●お知らせ
広報PRアカデミー2016
「コミュニケーション・ケーススタディ講座」を 11 月より開講
~ケーススタディを通して応用能力養成をめざす新講座~
教 育 委 員 会
■プログラム
協会では、来る 11 月より来年 3 月にかけて、
新たに開発した「コミュニケーション・ケースス
タディ講座」
を六本木アカデミーヒルズにて開講
いたします。
教育委員会では今年度、
今までのプログラムを
大幅に見直し、より実務に貢献する内容とするこ
とをめざして「広報・PRアカデミー2016」を開
発しました。まず 7 月には「広報・PRプラクテ
ィカル・トレーニング」第 1 回の「緊急記者会見
トレーニング」を開講し、多くの受講者を集めま
した。10 月には実務経験年数の短い広報・PR
関係者を対象とするベーシックPRコースの一環として「広報・PRブラッシュアップ講座」4
講座を開講します。
「コミュニケーション・ケーススタディ講座」はこれらに続く今年度の新しいプログラムであ
り、最新の事例紹介やケーススタディを通してそれらの背後にある広報・PRの原理や原則の理
解をはかるとともに、業務における応用能力を養成することをめざして開発されています。
講座は、企業広報、危機管理広報、マーケティングPR(戦略PR)、広報効果測定、デジタル
メディアなど重要性の高いコミュニケーション領域に焦点をあて、それぞれの領域における考え
方、知識、手法について学びます。
詳細のご案内ならびに申込みの受付は、10 月上旬より「広報PRアカデミー」のWebサイト
を通じて行う予定です。多くの皆様の受講をお待ちします。
■開講日程及び担当講師概要
日
程
講座タイトル(仮)
講
師
2016 年
11 月 16 日
(水)
企業広報スタディ
「『オクトパスモデル』分析に基づく企業広報力強化の
ポイント」
株式会社電通パブリックリレーションズ
企業広報戦略研究所 主席研究員
黒田明彦氏
12 月 15 日(木)
危機管理広報スタディ
「クライシス事例の分析に基づく危機対応力の強化」
株式会社 田中危機管理広報事務所
代表取締役社長 田中正博氏
2017 年
1 月 18 日
(水)
戦略PRスタディ
「ケーススタディに視る『戦略PR』プランニングのポイ
ント」
ブルーカレント・ジャパン株式会社
代表取締役社長/CEO 本田哲也氏
2 月 16 日
(木)
広報効果測定スタディ
「メディア環境の変化に対応した広報効果測定の最
新事事例」
株式会社電通パブリックリレーションズ
コーポレートコミュニケーション戦略部長
北見幸一氏、 調査部長 末次祥行氏
2 月 16 日
(木)
デジタルメディアスタディ
「ソーシャルメディア時代のコーポレート・コミュニケー
ション戦略」
クロスメディア・コミュニケーションズ
株式会社
代表取締役社長 雨宮和弘氏
-5-
●お知らせ
2016 年度「PRアワードグランプリ」エントリー募集中!
10 月 31 日(月)17:30 が締め切り(必着)です
顕
彰 委
員 会
9 月 1 日付で 2016 年度「PRアワードグランプリ」のエントリーのお願いをしておりますが、締
め切りは 10 月 31 日(月)17:30(必着)です。
今年度も多数のエントリーをお待ちしております。
■「PRアワードグランプリ」募集概要
・後援
:経済産業省、日本広報学会、公益社団法人 日本広報協会
・応募作品:
(公社)日本パブリックリレーションズ協会の会員社ならびに非会員の企業・団体が
実施あるいは参加したコミュニケーション活動(現在も継続中であれば過去の応募
作品も可)
・応募部門:
■コーポレート・コミュニケーション部門
■マーケティング・コミュニケーション部門
■ソーシャル・コミュニケーション部門
■インターナル・コミュニケーション部門
■研究・開発部門
・エントリーシート送付先:award@prsj.or.jp
・エントリー料:
・会 員:10,800 円/1 作品(消費税含む/振込手数料別途)
・非会員:21,600 円/1 作品(消費税含む/振込手数料別途)
・審査方法:
グランプリ候補作選出審査、グランプリ選出審査の 2 つのステップを通じて厳正に審査を行
います。
1.グランプリ候補作選出審査
審査委員長のもと、8 名の審査委員で審査団を構成。部門横断で全作品を審査し、グラ
ンプリ選出審査に進む作品を発表します。
2.グランプリ選出審査
グランプリ選出審査では、グランプリ候補作選出審査を通過した作品について各エント
リー企業・団体からのプレゼンテーションを行います。審査は前述の審査団に加え、特
別審査員が加わり、「グランプリ」、
「ゴールド」
、「シルバー」の各賞を決定します。
<グランプリ選出審査概要>
日時:2016 年 12 月 7 日(水)13:30~18:00(予定)
会場:六本木アカデミーヒルズ 49「オーディトリアム」
・表彰と副賞
「グランプリ」
1 作品(表彰盾と副賞 10 万円を授与)
「ゴールド」
2 作品まで(表彰盾と副賞 5 万円を授与)
「シルバー」
5 作品まで(表彰盾と副賞 3 万円を授与)
「ブロンズ」
7 作品まで(表彰状)
なお、詳しい応募内容は、以下の協会ホームページをご参照ください。
http://www.prsj.or.jp/shiraberu/award/entry2016_award
-6-
会 員 限 定
7 月 28 日「夏季情報交換会」開催
国際・交流委員会
今年も国際・交流委員会による夏季情報交換会が 7 月 28 日(木)に開催されました。
今回はゲストスピーカーに 毎日新聞東京本社 デジタルセンター記者大村健一氏にお越し頂
き、ご親戚にあたるノーベル生理学医学賞受賞者 大村 智教授(北里大学 特別栄誉教授)につ
いて「ノーベル賞の背景にあったPR」というタイトルでお話いただきました。
約 50 名の会員同士交流を深め有意義な時間となり大盛況に終わりました。
企業部会
第 15 回「広報活動研究会」(2016 年 7 月 29 日)開催報告
「花王が提案する清浄文化
すみだ事業場 『花王ミュージアム』見学会」
企
業 部
会
企業部会では、企業施設を活用したコーポレートコミュニケーションを体感していただき、会
員企業の広報活動(機能、組織、運営体制など)の実際を学ぶことを目的に「広報活動研究会」
を開催しています。
第15回の広報活動研究会は、墨田区の『花王ミュージアム』において開催し、当日の参加者は
16名でした。
『花王ミュージアム』では実例展示と丁寧な解説を通して、花王の歴史、企業理念、清浄文化、
お客様とのコミュニケーション姿勢など多くのことを学びました。
-7-
●活動報告
会 員 限 定
企業部会 第 23 回「広報ゼミ」開催報告
特別企画「大学向け」 模擬記者会見を体験してみよう
~「万一」が起きたときにどう対処するか~
企
業 部
企
会
企業部会の「広報ゼミ」は、広報部門の共通課題やニーズに基づきテーマを設定し、会員相互
で意見交換を行うゼミナール形式の勉強会です。通常は企業部会員向けに行っている「広報ゼミ」
ですが、多様化された会員のニーズを反映させるために、今回は「大学」向けに特別企画として、
PR協会の加入・未加入を問わず広く大学関係者を対象として実施いたしました。
第 23 回「広報ゼミ」は、8 月 25 日(木)に近畿大学東京センターにて「特別企画「大学向け」
模擬記者会見を体験してみよう~「万一」が起きたときにどう対処するか~」をテーマに開催さ
れました。13 大学、9 機関併せて 29 名が参加しました。
-8-
会 員 限 定
第 176 回定例研究会
ビジネス・消費の最新動向を伝える
『日経MJ』の新聞作り
~市場や企業のどこに着目して取材・編集を進めるか~
講 師: 日本経済新聞社 『日経MJ』 編集長
中村直文 氏
第176 回(7 月度)は7 月22 日(金)六本木アカデミーヒルズ49で開催しました。
講師は日本経済新聞社「日経MJ」編集長 中村直文氏。テーマは「ビジネス・消費の最新動向を
伝える日経MJの新聞作り ~市場や企業のどこに着目して取材・編集を進めるのか」。
参加者は 67 名でした。
-9-
<コラム関西の風>
自然や地域とのつながりをもたらす『つながりのひろば』
パナホーム株式会社
広報・宣伝部 チーフマネージャー
古矢直美
パナホームは 1963 年(昭和 38 年)に、住まいづくりほど大切な仕事はないという創業者松下
幸之助の強い使命感から生まれた会社です。創業者は、
「住いは人間形成の道場」と捉え、人格を
育てるのにふさわしい良い家をつくりたいと考えていました。当社はそうした想いを 50 年以上引
き継ぎ、暮らしの豊かさを実現する住まいづくりを追求しています。
現在、パナホームは、大阪都心から北
に約 15km、豊中市の千里丘陵に面した
地に本社を構え、2013 年の創業 50 周年を
迎えた際に、記念行事の一環として敷地
内に『つながりのひろば』を開設しまし
た。この『つながりのひろば』は、地域
の生態系ネットワーク保全と防災時のセ
イフティエリアとして整備。ビオトープ
には在来種のノジギクなど、40 種近くの
植物を植栽。また、大規模災害発生時で
も事業を継続できるよう、木に見立てた
ソーラーツリー(太陽光発電約 11Kw)
や風力発電、蓄電池を備えています。さ
『つながりのひろば』(空撮)
らに、災害時の帰宅困難者支援策として
防災用品を収納したベンチや、簡易トイレ
に変わる防災ベンチも設置しています。
『つながりのひろば』の開設にあたり、大阪府の「みどりの風の道形成事業」
「防災安全みちづ
くり事業」や、パナソニックが展開する事業場の緑化推進「共存の森」活動と連携。さらに、2014
年には大阪府、豊中市、大阪府立大学、大阪府立環境農林水産総合研究所と「おおさか生物多様
性パートナー協定」を締結し、専門家によるビオトープのモニタリング調査も定期的に実施して
います。
開設から 3 年を経て、植物の成長とともに、ビオトープという小さな生態系が機能しつつあり
ます。約 700 ㎡のビオトープには、周辺緑地や公園に生息する野鳥だけでなく、大型のダイサギ
なども飛来。約 60 種近くの昆虫、水生生物など、様々な生き物が集まってきます。開設時には、
絶滅危惧種に指定されている北摂地域の遺伝子を持つミナミメダカを、次にカワバタモロコ(コ
イ科)を数十匹ずつ放流したところ、今ではミナミメダカは約 4,000 匹、カワバタモロコは約 310
匹に増加し、元気に泳ぎ回っています。
- 10 -
●協会掲載記事
生息している水生生物②
(カワバタモロコ)
生息している水生生物①
(ミナミメダカ、アメンボ)
なぜ、住宅メーカーがこのような取り組みを
するのかと不思議に思われる方もいらっしゃ
るかも知れません。パナホームは暮らしの豊か
さを実現する上で自然との共生は重要なテー
マだと考えています。こうした考えを従業員や
お客さまに共有するだけでなく、近隣の小学校
と連携した環境体験学習や一般募集による親
子参加の自然観察会などを通じて発信してい
ます。大変ありがたいことに、本社ショウルー
ムとビオトープでの環境教育を評価していた
だき、2015 年の第 9 回キッズデザイン賞を受
賞しました。
ビオトープの池を覗き込む子ども達
飛来したダイサギ
ビオトープに咲くノジギク
『つながりのひろば』での活動そのものは小さな取り組みですが、自然の営みを見守ることで、
新たなつながりへと広がっていきます。是非、千里中央駅近辺にお越しの際は、この小さな憩い
の場を覗きにいらしてください。
- 11 -
●協会掲載記事
PRSJ in Media
●9 月 1 日(木)
『月刊広報会議』10 月号
『月刊広報会議』10 月号における当協会の連載コラムに、
「2016 年度PRアワードグランプリ」
エントリー作品の募集開始について掲載されました。
コラムでは、今年度より大きく変わった「PRアワードグランプリ」の審査基準、
「インターナ
ル・コミュニケーション部門」の追加により5部門に拡充された募集の概要が紹介されています。
さらに統一フォーマットの作成によるエントリーシートの改訂や審査スケジュールなどについて
も触れられています。
●9 月 8 日(木) 『CM通信(東京)』
『CM通信(東京)』9 月 8 日号において、「2016 年度PRアワードグランプリ」エントリー作
品の募集が開始されたことが掲載されました。
記事では、
「PRアワードグランプリ」の趣旨、歴史に触れ、さらに今年度より審査体制が一新
されたこと、
「インターナル・コミュニケーション部門」が新たに追加されたことが特徴として紹
介されています。さらに各部門の概要、審査手続き、審査委員の顔ぶれなど今年度から刷新され
たアワードについて、2 ページにわたり詳しく掲載されました。
編集担当より
会員のみなさんの情報をお寄せください!!
本誌では会員の動向・消息や、会員から会員へのお知らせなどを積極的に掲載いたします。
ビジネスに直結する情報に限らず、会員交流に関するものでも結構ですので是非ご一報くだ
さい。
- 12 -
■ 会員便り
当協会の法人正会員 マカイラ株式会社(代表取締役 藤井宏一郎氏)主催
の協会会員限定のトークサロン開催のお知らせ
「パブリックディプロマシー・サロン」
~『戦争広告代理店』 ジム・ハーフ氏を囲んで~
東京オリンピックを4年後に控え、日本の国際社会でのイメージ戦略や国際広報戦略(パブリ
ックディプロマシー)の重要性が日に日に増しています。
この度、2002 年に出版された『ドキュメント 戦争広告代理店情報操作とボスニア紛争』(高
木 徹)の中でアメリカの凄腕国際PRエキスパートとして描かれ、日本のPR業界でも知る方の
多い、主人公のジム・ハーフ氏が 10 月に来日されることになりました。
ついてはハーフ氏を囲んで、ささやかなトークサロンを開催させていただきます。また日本の
国際広報やパブリックディプロマシーに詳しい京都外国語大学のナンシー・スノー教授(日本在
住)も後半トークに加わっていただく予定です。
お二人の簡単なトーク(逐次通訳付き)の後で、軽食と飲み物付きの交流会を開催します。
日本パブリックリレーションズ協会会員限定、先着 30 名様でお待ちいたします。
是非ご参加いただければ幸いです。
開催概要 ◆日 時: 10 月 17 日(月) 19:00~21:00 (18:30 より受付開始)
◆ゲスト:ジム・ハーフ氏 (グローバル・コミュニケーターズ 共同創設者・CEO)
ナンシー・スノー氏 (京都外国語大学 教授) ※逐次通訳付き
◆会 場:赤坂 T Time ( http://t-time156.com/access/ )
千代田線赤坂駅 出口 5a より徒歩 30 秒(駅から直結)
東京都港区赤坂 2-14-27 国際新赤坂ビル東館 B1 階 109 区外
◆参加費:2,000 円 (税込、軽食・飲み物代込み)
※当日受付にてお支払いください。
◆申込方法: goo.gl/Bw3Gfb からお申し込み下さい(先着順)
◆主催・問合せ先:マカイラ株式会社 藤井
kofujii@makairaworld.com
ジム・ハーフ氏 プロフィール
Global Communicators の共同創業者であり、その親会社 Harff Communications Inc.の
会長。創業前は Ruder Finn 社の国際公共政策部門の代表として、ワシントン D.C.で 8
年間、国際 PR・コミュニケーション専門家のチームリーダー。専門分野は、①政府渉外、
②ロビーイング、③公共政策課題のマネジメント、④外交交渉代理、⑤メディアリレー
ション、⑥危機管理、⑦観光政策のプロモーションなど。さらに、3名の米国下院議員
の主席補佐官を歴任。ユーゴスラビア紛争におけるクロアチア、ボスニア、コソボ各国
の国際広報戦で活躍し、各種の賞を受賞したノンフィクション「戦争広告代理店」の主
人公として知られる。ノースウェスタン大学ジャーナリズムスクール卒。
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●掲示板
公益社団法人日本広報協会より以下のとおり「広報セミナー2016」開催のご案内をいただきまし
たので、会員の皆さまにお知らせいたします。
公益社団法人日本広報協会
『広報セミナー2016』開催のご案内
公益社団法人日本広報協会では、広報セミナーを、2016 年12 月1 日(木)~ 2 日(金)に、
神奈川県横浜市の神奈川県民ホールで開催します。
今年のテーマは、「メディアを活用して広報力をアップ ~パブリシティの勧め」です。パブ
リシティを成功させることによって、さまざまなメディアから自治体や地域の情報が発信され、
より広報力は高まります。自治体の情報をどのようにパブリシティすればいいか、普段からどの
ようにメディアとの関係を築けばいいかを学びます。
また、広報紙やウェブサイトの制作に役立つ実践的な講義、全国広報コンクール入選団体によ
る事例発表などを行います。
※ 主な内容は次の通りです。
・【講義】パブリシティを活用する ~プレスリリースの作り方
・【事例発表】「住んで良かった」と誇りを持てるように市の魅力を戦略的に発信
・【事例発表】予算がなくてもアイデアで町の知名度を上げる
・【講義】自治体ウェブサイトの傾向と今後
・【講義】広報活動での著作権・肖像権の注意点
・【講義】文章力アップのコツ
・【事例発表】広報紙づくりのノウハウを学ぶ
・【事例発表】ウェブサイトづくりのノウハウを学ぶ
※プログラムの詳細、参加申込方法、参加申込書などは以下のURLをご参照ください。
日本広報協会 広報セミナー2016
http://prsj.or.jp/wp-content/uploads/2016/09/jpra_seminar2016.pdf
※この件に関するお問合せ
公益社団法人日本広報協会 事務局
〒160-0022 東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 10F
Tel:03-5367-1701 Fax:03-5367-1706
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