アラビア語習得における学習動機づけを高める 指導方法の策定とその効果に関する研究 人間文化学部 人間文化学科 教授 鷲見 朗子 研究種目 : 基盤研究(C) 研究期間 : 2014年度~2017年度 研究分野 : 外国語教育 この研究の目的は、日本の大学生のアラビア語習得にお ける学習動機づけを高める指導方法、いわゆる動機づけ方 略の策定とその効果を検証することである。具体的には、ま ず、内発的動機づけを高めるとされる自己決定理論に基づい た3欲求である自律性、有能性、関係性の欲求を満たし、現 在アラビア語教育の中で重要とされる、文化とコミュニケー ションに焦点をおいた指導方法を策定する。次に、その指導 方法を盛り込んだ教育プログラムを実施し、実施前後に行う アンケート調査を通して学習者の動機づけの変動を見ること に よ っ て、そ の 指 導 方 法 が 効 果 的 か ど う か を 検 討 す る。 この研究を行うことで、将来的に、国内外のアラビア語の授 業改善に役立つような提案ができればと願っている。 主な著書 鷲見朗子・鷲見克典「アラビア語の教育と学習におけ るアラブ文化要素の役割―理論的見解と質的検討―」 『アラブ・イスラム研究』第8号2010年pp.37-55 Sumi, A. M. and Sumi, K. “Interests and Motivation among Arabic Language Learners in Japan: A Comparative Study of Majors of University Students.” Proceedings of the 12th TunisiaJapan Symposium on Society, Sciences and Technology (TJASSST) 2013 Hammamet Tunisia 1517 November 2013, 2014 pp.19-21 in Session VI: Humanities and Social Sciences. 鷲見朗子・高梨庸雄・畑下仁美・森口明美・橘堂弘文 「チュニジアにおけるアラビア語授業観察の分析―「良 い授業」とは―」、『京都ノートルダム女子大学研究紀 要』第44号2014年pp.11-24 京都ノートルダム女子大学 研究・情報推進課 電話 : 075(706)3789 FAX : 075(706)3793 電子メール : kenkyu@notredame.ac.jp 「本科研関連事業」アラビア語ティーチングワークショップ (開催場所:京都ノートルダム女子大学) 「本科研関連事業」アラビア語集中講座合宿 (開催場所:京都府立るり渓少年自然の家)
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