1 5周年記念特集 ・ FFMt.Barker渡航交換報告号 第 33 号 (2003-1) 2003 年 2 月 28 日 FF 郡山2003年度の定期総会は、1月19日(日)午 11 時から、ホテルプリシード郡山で開かれました。会員約 40 名 の方々が出席され「総会資料」に基づいて、順調に議事が運ばれました。昨年は、初めてのアフリカからの受入交換が、土壇 場でキャンセルになってしまったりしましたが、今年の主な交換事業計画、会則の一部改訂などが承認されました。(これは 当クラブホームページ上でもご覧になれます) 今年は役員改選の年ではないので、前年と同じスタッフで運営されます。 総会後の親睦会には、郡山在住のアジアの人達を招いて会津磐梯山を一緒に踊ったり、新入会員の紹介、FF 郡山コーラス クラブが見事な混声4部合唱を披露して盛り上がりました。 先ず、総会での蓋会長の挨拶(要旨)を紹介します。 世界中の人たちとの 交流の輪をさらに拡げよう 蓋 康 新年明けましておめで とう御座います。 会長 昨年はオ ーストラリアか らの受入及び渡 航,フリーマーケットへの参加、北日本ブロック会議 開催などの行事を無事行うことがで きました。又新た に11名の方が入会し活動を開始されています。しか し、9月に予定していたガ ーナの受入は 、ビザの取 得がうまくいか ず急遽中止になり、交換委員長はじ め交換委員会の方、ホストファミリーに大変なご苦労 をお掛けしてしまいました。 一方、世界ではFFの提唱者で ある米元大統領の ジミ-・カーター氏がノーベル平和賞受賞、FF郡山 スタッフ有志でお祝いの手紙を送りました。しかし、カー ター氏の奥様のロザリン・カーター(FFI名誉会長), 息子のチップ・カーター(FFI会長)両氏が11月の世 界大会で理事の選出をめぐり辞任し、12月にFF創始 者ウエ イン・スミス氏の娘さん、スージー・スミスさんが 後任の会長に就任されるという出来事がありました。 2003年は7月にロシアへの渡航、10月にアメリカ・ア イオワ州か らの受入を予定しています。中国残留孤 児の方との交流会、フリーマ ーケットへの参加なども 計画しています。又昨年で 1987年FF郡山創立以来 15年を迎えましたので 、会報「DEAR」15周年記念号 を2月に発行することにしています。 FFの活動はホー ムステイの受入や渡航だけでなく、交換委員会、デイ ホスト、デイトリップ,同好クラブへの参加、ウエルカム パーテイの準備、アトラクション披露、会報発行のお 手伝い、日本大会,ブ ロック会議への出席など活動 の場はいくらで もあります。是非これらの活動を通し て郡山に,福島県に、日本に、そして世界中に友人 を作り、FFのモットーである「A World of Friends ia a World of Peace」実現のため、平和への歩みを一歩 でも進めて参ろうで はありません か。そして経験した 喜び、楽しさを大勢の方に語り、一人でも多くの方が、 このすばらしい活動に参加するよう交流の輪を拡げ て参りましょう。 最後に活動を支えて下さったボ ラン タリスタッフをはじめ、ED、交換委員会、ホストファミリー、 同好サークルの部長、会員の皆様に厚くお礼申し上 げると共に、今年の更なるご活躍をお願いし挨拶と致 します。 - 1 ・ ・ 今年の総会後、親睦会に招待した郡山在住アジ FF北日本ブロック会議が02年11月24日(日) 郡山でありました。 現在、日本には23のFFクラブがありますが、そ アの人達は、次の5名の方々です。 丁 数学, 孫 鎮花 夫妻 (中国) 郭 映南 (中国) Iyus Rustiyanoh(イユス ルステイアナ) (インドネシア) Ma Aye Aye Tun(マ エエ トン) (ミャンマー) れを四つのブロックに分けて、それぞれの地域で、 各FFクラブ共通の問題について意見交換・交流し、 合わせて親睦も深めようとする集まりです。 北日本(札幌、山形、宮城、新潟、郡山、太田群 馬)、関東首都圏(埼玉、東京、西東京)、中部(静 岡、愛知、三重、岐阜、奈良、大阪、福知山京都)、 西部(鳥取、山口、愛媛、福岡、大分、熊本、長崎) の4ブロックと、東京にFF日本支援委員会事務局 があります。 また当日出席した、新入会者の方にも、自己紹介を して頂きました。 今回は札幌2名,宮城4名、山形3名、新潟7 名、太田群馬3名、郡山13名と支援委員会1名の 合計33名が出席しました。 各クラブの挨拶を兼ねた自己紹介の後、次のよ 今年2003年度の事業計画は下記の通りです。 うな議題が協議されました。 ★国内クラブ同士の交流について ★海外旅行保険をまとめてFF資金の一助に…… ★FFI会費、方式改訂について ★会員拡大策について ★ビザ必要国の受入対応について FF日本支援委員会事務局から、特に説明があり、 1) 11月上旬のF F I 世界大会(アトランタ)で、カー 2003年度FF郡山事業計画 4月中旬 4月下旬 5月初旬 5月下旬 中国残留邦人よりお話を聞く会 FF日本大会(長崎市) KFBフリーマーケットに出展参加 FFアジア太平洋大会(ニュージーランド) 6月中旬 FF北日本ブロック会議(札幌市) 7月下旬 ロシア・ニズニ ノブゴロドFF訪問 10月中旬 アメリカ・デモインFF受入 ターファミリーが辞めたことの状況。 2) 世界の中で、国内に20以上のFFクラブがある国 では、国内を幾つかの地域に分けて、その各地域 からフィールド・レプレゼンタティブ(地域代表・ 世話役)を出して、地域内クラブの面倒を見るよう 10月下旬 FF世界大会(ハンガリー・ブダペスト) その他 会報「DEAR」今号を含め3回発行 福島県・郡山市国際交流協会事業に参加 スタッフ会議<月1回>開催 な組織にしている。従って、日本でも4つのブロッ クから1人ずつ選定して欲しいと、FFIから要請 が来ている。 会員募集活動 同好クラブ(ダンス・コーラス・パソコン・ゴルフ)の 会員募集と親善交流 とのことで、話し合った結果、北日本ブロックか らは、フィールドレプレゼンタティブとして、FF 郡山前会長の村田さんが選出されました。 - 2 ・ ・ 年 1998 受入 渡航 その他 活動内容 日 1 月 18 日 ○ 総会・創立 10 周年記念パーティー 2月 ○ 「DEAR」第 19 号発行 3月8日 ○ 台北 FF 受入マッチング会議 5 月 23 日 ○ KFB ふれあいマーケット出品・参加 5 月 28 ~ 29 日 ○ FF 日本大会(2 名出席) 5 月 29 ~ 31 日 ○ FF アジア大会(3 名出席) 5 月 31 ~ 6 月 7 日 ○ 台北 FF 6月3日 ウエルカムパーティー 6 月 14 日 ○ 受入反省会 7月 ○ 「DEAR」第 20 号発行 7 月 26 日 ○ デボン FF 受入マッチング会議 10 月 23 ~ 30 日 ○ デボン FF 10 月 26 日 ウエルカムパーティー 11 月 23 日 ○ 受入反省会 11 月 ○ 「DEAR」第 21 号発行 月 会 場 ホテルハマツ E D 人数 康 16 FCT 開成山公園 新潟市 新潟市 蓋 エミナールあさひ FCT FCT 渡辺正美 31 エミナールあさひ 婦人会館 次に、アンケートのひとこと集を掲載します。 2003年1月総会時会員数94名、 網代純子 今年もいろいろな国の方との出会い を楽しみたいと思います。 アンケート回収数68、 回収率72.3% 回答会員68人について 石田 弘 息子以外、英語オンチな我が家、最近 会員歴 ではFF活動休眠中です。ニュージーランドから 25人 受け入れた彼女が、日本で働きたいと言って、 10年未満 20人 再度我が家に来ました。仕事が見つからず、帰 10年以上 23人 りましたが、懐かしい想い出ですね。バブル最 5年未満 5年未満の新しい会員が最も多いのですが、10年以上と いう経験豊かな会員も多いことがうかがわれます。 盛期の頃、日本国中活気がありました……。 今泉正規 忙しいやら病気やらで、FF活動に参 加出来ずにおりますが、益々の会の発展を、蔭 会員年令 ながらお祈りしております。 20才代 1 石橋千佳子 2001年ブラジル・FFサンパウロ受 30才代 5 入EDをした事はとても良い経験でした。FF活動 40才代 13 を通して、いつも新しい世界が広がるのを感じ 50才代 33 ています。 60才代 14 鵜沼良子 外国の方と、思っていることを英語 70才代 2 で話が出来たらいいなぁと、始めた英会話。自 50才代以下 → 76.5% 60才代以上 → 23.5% 会員の4人の内3人が50才代以下です。 分の頭のかたさに時折落ち込んだり、又、少し 話が出来た時の、ささやかな喜び。あきらめず 受入回数 少しずつマイペースでやることが、長く続くコ 5回未満 46人 ツかなぁなんて思いながら、去年FFに入って、 8人 初めてガーナの人を受け入れようとしました。 10回以上 10人 図書館に行って、ガーナについて調べたのです 渡航回数 が、FF受入委員会から貰った資料に比べたら古 10回未満 33人 いこと!! インターネット資料の威力を思い知っ 1回 21人 たのですが、パソコンを始めるのには、ためら 0回 2回 8人 3回 4人 遠藤幸子 FFに入会してすぐに、オーストラリ 4回 4人 ア・マウントバーカーでのホームステイに参加 5回 0人 させて貰いました。これから自分もFFの皆さん いがある60代です。 約76.5%の方が60才未満なので、FF活動としての渡航交 と一緒に国際交流する中で、外国の方が、日本 換に、なかなか参加できない状況と察しられます。 の郡山に来て良かったと言って貰えるような受 - 3 ・ ・ 年 1999 活動内容 日 受入 渡航 その他 1 月 17 日 ○ 総会・在郡外国人との交流・親睦会 2月 ○ 「DEAR」第 22 号発行 3月7日 ○ ミネソタ FF 受入マッチング会議 4 月 7 ~ 14 日 ○ ミネソタ FF 4 月 10 日 ○ ウエルカムパーティー 4 月 25 日 ○ 受入反省会 5月2日 ○ KFB フリーマーケット出展参加 5 月 15 ~ 16 日 ○ FF 日本大会(4 名出席) 5月 ○ 「DEAR」第 23 号発行 9 月 15 ~ 22 日 ○ ドイツ・ハノーバー FF 10 月 23 ~ 24 日 ○ 磐梯高原・秋の親睦会 11 名参加) 12 月 19 日 ○ 忘年会 12 月 ○ 「DEAR」第 24 号発行 会 場 エミナールあさひ 月 E D 人数 FCT 上西政幸 25 エミナールあさひ 郡山 LP ガス会館 ビッグパレット 大分市 野田節子 14 しゃく なげ平別荘地 そもさん亭 入や、お手伝いが出来るようになりたいと考え でした。Day Tripなどが充実してきて、大いに ています。 助かります。年をとっても何らかの形で、この 奥秋和夫 FFを中心にホームステイの受入を、 活動に関わって行けたらいいなあと思っていま 今までに10数回、世界各国に友人ができ、今や す。この頃は、二ヶ月に一度の合唱、ダンスも クリスマスカードは毎年10数通送っています。 楽しんでいます。 これが本当に大変!! 菊地由美子 カード選びから、英語の メッセージ、時には写真を添えてと、すべて発 FF郡山の中にはいろいろな活動が あるようなのですが、地理的に少し遠いので、 送し終えると“フーッ"と大きなため息が出ます。 参加出来ずにいます。しかし、今年は、パソコ それもつかの間、今度は年賀状書きと連続する ンには挑戦しようと思っています。1月から家の 忘年会、いやはや12月は目が回る忙しさです。 リフォームをしていて、この一ヶ月は家を空け 大庭次子 FFを通して沢山の友人が出来たこと られない状態ですので、総会には欠席します。 は私の宝物です。子供達も独立して、家族にも マウントバーカー訪問記は聞きたかったですが、 変化があり、これからもずぅっとFFと関わって 残念です。 蓋 行きたいと思っています。2001年のイギリス・ 康 今までに印象に残っていることは、1) コーンウォル訪問は、私たちにとって、素晴ら 第8回FF日本大会を郡山で開催したこと。2)初め しい交流の旅でした。 てFFの受入を行った翌年に、子供と一緒に相手 大堀有介 1回だけ経験した渡航が印象的です。 の家にホームステイさせて頂いたこと。3)FF郡 ニュージーランド・オークランドにホームステ 山としての渡航で、ニュージーランドを訪問し イしたこと。年末年始の冬休みが、向こうでは たこと。 木村敏夫 夏休みだったこと……。機会があれば、また是 とだと感じますので、益々の発展を期待いたし 非参加したいと思います。 上西政幸 民間の国際交流はとても大事なこ 1988年(昭和63年)6月、FF郡山の会 ます。 木村ユミ 員としては始めてのホームステイ受入として、 FFに入ってから紹介されて所属して アイオワ州ダビュークから23才の女性・Jane いる、郡山バッハ研究会の公演が昨年末に終わ Melgaardさんを迎えたのがきっかけでした。以 り、ホッとしているところです。今年もいろい 後、今日まで会員の方々と知り合いになり、お ろな事に参加して行きたいと思っておりますの 世話になっています。今は一般会員であること で、宜しくお願い致します。 組本登茂子 で、また、役員の方々のご苦労のお陰で、楽し 未だ入会したばかりで、よく分 かりませんが、FFパソコンクラブで、パソコン ませて頂いています。 菊池幸子 入会して11年、その間、受入はほぼ の不調を直して頂いたり、また合唱にも何度か 毎年一回、渡航はオーストラリア、ドイツ、ア 参加して、楽しませて頂きました。実際のFF交 メリカと三回。受入と渡航のEDも一回ずつ経験 換活動は未だ未経験ですが、今後、よろしくお させて頂きました。最初の頃は若さ(?)で、食事 願い致します。 斎藤光雄 平成9年7月(1997年)に来郡のチェコ・ の支度も案内もと、何とかこなして来ましたが、 最近、そのエネルギーが少なくなってきた感じ FFプラハのメンバーと共に、会津若松を旅し、 - 4 ・ ・ 年 2000 受入 渡航 その他 活 動 内 容 日 1 月 23 日 ○ 総会・在郡外国人との交流・親睦会 3 月 26 日 ○ オーストラリア受入マッチング会議 5 月3 日 ○ KFB フリ-マーケット出展・参加 5 月 17 ~ 24 日 ○ オール南オーストラリア FF 5 月 20 日 デイトリップ 6月 11 日 ○ 受入反省会 8 月 27 日 ○ コネチカット FF 受入マッチング会議 10月 ○ 「DEAR」第 25 号発行 10 月 11 ~ 18 日 ○ ○ コネティカット FF 10 月 13 日 市長表敬訪問(全員)・芋煮会 10 月 14 日 ウエルカムパーティー 10 月 16 日 デイトリップ 11 月 22 日 ○ 受入反省会 11 月 9 ~ 11 日 ○ FF 世界大会(村田会長出席) 11 月 ○ 「DEAR」第 26 号発行 月 会 場 エミナールあさひ FCT ビッグパレット E D 人数 内藤君江 39 日光東照宮 婦人会館 FCT 12 平 伸子 市役所・緑水苑 エミナールあさひ 平泉中尊寺 婦人会館 ウィスコンシン州 そのまま熱塩加納村の歓迎会に参加。その心温 佐藤和子 14年前、イスラエルからのご夫婦を まる接待ぶりに感動したものでした。あれが本 受け入れたのが、我が家にとって、外国の方と 当の歓迎会(宴会?) 最近は私自 のおつきあいの始まりでした。FFが何かも分か 身 の商売の 他に、地域 の福祉 活動をさ せられ らずの大変な5泊6日でしたが、今になれば、懐 Verry hard ! かしい楽しい想い出として、残っています。最 見習うべき? その福祉、日本のそれって、世 それとも……。今 近、中東から流れてくるニュースは不穏なもの 後は、そんなことを気にしながら、、FF活動を ばかり、あのご夫婦、どうしているのかしら… 通して、学んで行きたいと思っています。FF郡 …? 界に比して充実してるの ? 佐藤素子 FFに入会して1年、いろいろお世話に 山の益々の隆盛を願います。 斎藤恭子 FF交換受入の時、家族・友人がとて なりまして、有難うございました。FFメルボル も協力してくれるので、一緒に楽しく過ごせて、 ンのFord夫妻を受入経験し、その後、文通が続 感謝しています。FF郡山の同好クラブで、いろ いており、うれしいです。FFのコーラスにも参 いろな方達との交流が増え、楽しんでいます。 加し、丁寧で専門的な指導、和やかな雰囲気が 初めて受入を引き受けたチェコ 素晴らしいと思います。2003年1月、第二子出産 の母娘さんが印象的でした。ハンガーが何本も 予定です。(編集部注・1月16日に男児を無事に出産されました。 一緒についている洗濯物干し具が珍しかったよ おめでとうございます) 笹内千代美 佐藤裕子 FF活動を通して他の国の人達と接す うで、チェコでは売っていないと言って、みや るたびに、自分自身が変わっていくような気が げに買って行かれました 佐々木和彦 2000年に現役引退してから、仕事 します。渡航をして感じたことが、受入のデイ 上培ってきたDesktopPublishingのスキルと、も ホストや、お迎えの時どうしたらいいのか、ど う一つ長年道楽としてやってきた米語会話を国 うしたいのかに、繋がっているような気がする 際交流に生かせるか? とFF活動と民間ユネスコ からです。今までの経験から、未熟ながら今の 活動に参加しています。FFではどんどんと色々 自分があります。これからの活動を通して、自 なことをやらせて貰いました。2001年には、チョッ 分がどう変わるのか、大変楽しみです。自分を変 ト急でしたが「うつくしま未来博」に出展する えてくれた方への感謝も忘れたくありません。 コーディネータもやってしまいました。FF活動 佐山富雄 1994年、アメリカ・カンザス州ウィ をPRするためには、県内の種々なイベントに、 チタFFからのゲストは、我が家の娘と同じ年の 経費の許す範囲で加わるべきだと思いました。 孫を連れたダンバー夫妻でした。ウェルカムパー イギリス・コーンウォル、オーストラリア・ マウントバーカーへの渡航交換にも続けて参加 ティーでのピアノ&バイオリンによる "小さな 世界"の孫達の演奏を企画したのはミセスダンバー しましたし、受入も毎回参加しています。ただ、 でした。“アメリカのおばあちゃんより" と書 9.11テロ事件以降、世界的にやや不穏な状況で、 かれて来る、彼女からのカードには、いつも温 アメリカの力ずく政策のような姿勢が、FF活動 かいものを感じています。 塩田勝美 にとっても気になるところです。 - 5 ・ ・ FFの活動になかなか参加出来ず申し 年 2001 活動内容 日 受入 渡航 その他 1 月 21 日 ○ 総会・同好クラブ結成・親睦会 5 月3 日 ○ KFB フリーマーケット出展参加 5.18 ~ 24 日 ○ イギリス・コーンウォル FF 5 月 28 ~ 29 日 ○ FF 日本大会(2 名出席) 5 月 27 ~ 28 日 ○ FF アジア大会(2 名出席) 6月 ○ 「DEAR」第 27 号発行 7 月1 日 ○ 県内在住ブラジル人と交流会 7月 ○ 「DEAR」第 28 号発行 9 月2 日 ○ サンパウロ FF 受入マッチング会議 9 月 10 ~ 16 日 ○ うつくしま未来博出展参加 9 月 12 ~ 13 日 ○ FF 北日本ブロック会議(村田会長出席) 10.11 ~ 18 日 ○ ブラジル・サンパウロ FF 10 月 12 日 市長表敬訪問(全員) 10 月 14 日 ウエルカムパーティー 10 月 15 日 デイトリップ 10 月 28 日 ○ サンパウロ FF 受入反省会 11 月 ○ 「DEAR」第 29 号発行 月 会 場 ホテルプリシード ビッグパレット E D 人数 鈴木睦子 12 石橋千佳子 8 仙台市 仙台市 市中央公民館 FCT 未来博会場 新潟市 市役所 小原田公民館 日光東照宮 市中央公民館 訳ありません。今年3月で定年を迎えますが、今 杉浦義人 FF郡山に入会して10年以上になります は土日が殆ど行事があり、休む事が大変です。 が、数回のイベントに参加して感じたことは、国境を よろしくお願い致します。 越えた情(じょう)・情(なさけ)をFFの皆さまが大事にし 印象に残っているのは、やはり一番 ていることで した。私も、受け入れた方とお互いに風 最初に受入した、アメリカの老夫婦の方々との 景写真カレンダーの交換と、家族が1年間何をしたか 交流です。こちらが初めてのため、とても緊張 を、連絡し合っています。これからも、色々な方との出 してたのですが、お二人とも穏やかで、私共の 会いを大事にして行きたいと思ってますので、よろし 話を理解しようとする姿勢が、こちらにもとて くお願い致します。 塩田弘志 も良く伝わり、駅でのお見送りでは、彼らも私 鈴木睦子 10年余りのFF活動を経験することが出 共も、思わず涙ぐんでしまう程、すでに親しく 来たか らこそ と思うので すが、ホームステイを通して なっておりました。わずか一週間の出来事です。 見る・知る、海外の土地・人々との交流を持てることの 塩谷好子 FF郡山会員間の交流の輪が広がっ て(同好クラブなど)、身近に感じることが出来 貴重さを感じています。今後のチャンスに、ますます の興味と期待を持っています。 須田妙子 るようになってきました。渡航交換で、前にホー FFでの渡航は未だ1回ですが、その ムステイを受け入れた方を訪問できれば、尚いっ 時の印象が強く残っています。もう10年たつと そう交流が深まり嬉しいものです。今回のFFマ 思いますが、すべての事が思い出されます。 添田千代子 FF交換活動に参加したく入会しまし ウントバーカー訪問では、懐かしい方々に会え、 喜び合えました。FF各国の方々は年輩の方が多 たが、昨年は、その時期に旅行と重なり、申し訳なく、 く、大人としての交流が出来るよう、日本人と また残念に思っております。今年の総会も、私の“初 しての品位を高める行動が出来れば…… ! 釜"と同じ日となり、出席出来ず残念です。 と 平 文敏・伸子 FF郡山会員の人材が揃ってきたなぁ 思います。 昨年のガーナ・FFアクラ受入が中止 という印象です。皆さん が、それぞれの場・役割をこ となり、大変残念でした。今年は期待しており なされ、発展的な意見の場となってきているFF郡山 ます。5月のビッグパレットでのバザーも、とて であると思います。まるで隠居生活を送っている人の も楽しくお手伝いさせて頂きました。今年も協 言い方みたいだけど、娘二人は留学を経験したり、 力しますので、よろしくお願い致します。 今留学中だったりと、目に見えない影響をFF活動か 嶋 勇吉 白岩綾子 いつも消極的な会員で、申し訳なく ら受けていたんだな…とも感じています。 思っています。この夏は1カ月、息子と同じ年の 初めての受入の時、息子はハイハイをしており、娘 男の子を受入することになっています。楽しみ 二人は やっと一人歩きと幼稚園だったことを思うと です。 Time flies! を感じます。これか らもFF郡山に幸あれ ! 高野左起子 FF活動で色々な国の方々を受け入れ、 白岩千津子 FFのイベントになかなか参加で そしてその後、こちらからも、その国を訪れ、ホームステ きず、残念に思っています。 - 6 ・ ・ 年 2002 活動内容 日 受入 渡航 その他 1 月 20 日 ○ 総会・親睦会 2月 ○ 「DEAR」第 30 号発行 3 月 31 日 ○ メルボルン FF 受入マッチング会議 5月3日 ○ KFB フリーマーケット出展参加 5 月 15 ~ 22 日 ○ オーストラリア・メルボルン FF 5 月 17 日 市長表敬訪問(全員) 5 月 18 日 ウエルカムパーティー 5 月 20 日 デイトリップ 5 月 25 ~ 26 日 ○ FF 日本大会(4 名出席) 6 月 22 日 ○ メルボルン FF 受入反省会 6月 ○ 「DEAR」第 31 号発行 8月 4 日 ○ ガーナ・アクラ FF 受入マッチング会議 9月1日 ○ アクラ FF 受入断念・キャンセル 11 月 ○ 「DEAR」第 32 号発行 11 月 24 日 ○ FF 北日本ブロック会議(6 クラブ 33 名) 12 月 20 ~1月4日 ○ オーストラリア・マウントバーカー FF 月 E D 人数 菊池幸子 9 深谷久芳 10 会 場 ホテルプリシード 市中央公民館 ビッグパレット 市役所・牡丹園 フィットネス金太郎 日光東照宮 三重県津市 市中央公民館 郡山 LP ガス会館 ビッグアイ会議場 イ・観光もしました。単なる観光だけでは知ることが出来 ます。そんな中、以前、受け入れた友の訪問があったり、 ない、その国の文化・歴史を、ホームステイを通して沢山 時折、小さな交流を楽しんでいます。 学ぶことができ、心も豊かになりました。いつも受入の時 戸梶雄三 3年前のオーストラリアからの受入時に、2名 は疲れを感じますが、後から良い想い出となり、またその の女性をステイさせ、その後もメールの交換が続いてお 国を訪れる楽しみが出来ます。 ります。今年は7月から9月にかけて、念願だったアンティ 高橋とよ子 FF郡山を通して色々なホームステイを体 グワのスペイン語留学を実現できました。 験できたことは、私のライフスタイルを見直すきっかけとな 中根瑞雄 印象に残っていることは1999年9月、ドイツ・ りました。又、FF郡山での積極的な活動で、いろんな楽 FFハノーバーに渡航し、7泊のホームステイをしたことで しい場で、ステキな出会いもできることは嬉しいことです。 す。2001年にはプライベートですが、ドイツ・フライブルグ 高橋奈津曳 会員の方より、ウェルカムパーティで箏の 大学にドイツ語・文化を学ぶ夏期留学を体験しました。 演奏を依頼され、お引き受けしたのが縁で会員となりま 中山 忠 FF入会は、高校生だった息子が上西先生 した。その間、門下生何人かと演奏させて頂き、私の願 の勧めで、アメリカ人のホームステイを受けたのがきっか いでありました“親しみ易い邦楽"を、外国の方々だけで けでしたが、その息子も今では、国際結婚をして、パリに なく、会員の皆様にも、ご理解頂けましたことを嬉しく存 住むようになってしまいました。 じております。又、私の20周年コンサートや演奏会等、 縫 洋子 FFでの受入7回、どの人も好奇心旺盛で、 沢山の方にお越し頂き、感謝致しております。本年は5 日本の食事や文化を堪能し、受入をした私自身も楽し 月25日(日)に文化センターで、リサイタルを予定しており むことが出来ました。中でも、特に心に残ってのはイギリ ます。よろしくお願い致します。 スとチェコのカップル。両国は、私も個人的に訪問しまし 棚橋千秋 散り残った桜、残雪、工芸品、日本食etcに たが、時間がゆったりと流れ、夢のような日々でした。歴 感動してくれたゲストに当方も感激。そして、世界の平 史の重みと自然の美しさを満喫した旅行でした。それも、 和と草の根交流の思いを多少なりとも共有出来たのが嬉 私を受け入れてくれた二組の方々との、温かい交流が しいことでした。もっと英語が堪能であったら、数倍も楽し あったからだと思います。そして、FFの培って来た平和 い交流が出来るのに…… !! といつも思います。相手方 への理念と信頼の賜物と、深く感謝しています。 野内隆夫 を訪問できる日が来るのかどうか…… 長期休暇が取れ 印象に残っていることは、1992年9名 ない我が身が悲しい。それにしても、ゲストも、FF郡山の で、FF郡山第一回渡航、アイオワ州・シダーラビッ 皆さんもタバコを吸う人がいない。値上げもされるし、この ツ&ダビューク訪問、ホストとの出会いとクラブ員 際、そろそろ止めようかと思ったりしています。 との交流です。イベントでは、1997年、FF郡山 10周年記念誌の発行とFF日本大会を、郡山で、 谷口ヒサ子 海外旅行など夢として、義務的に卒業し 中で、新たな“力"を頂いているように感じます。この会が 佐藤県知事を迎えて開催出来たこと。 私の近況は、娘達も既に嫁ぎ、外孫4人となり、 永く続くよう願いつつ、微力ながら協力し、参加して行き 夫婦二人暮らしが定着しています。今年は勤めを辞 たいと思います。 め、第3の人生を歩みたいと思っております。FF活動 た、学校の英語だったが、今、FF郡山という大きな輪の 戸井田洋子 今は介護などで、ちょっと忙しくしており を通じて、色々な方達との出会いは楽しいし、人生を - 7 ・ ・ 豊かなものにしてくれると思っています。 ベントで は、2001年の未来博で の、超多忙な1日が 野田節子 特に印象に残って、楽しか ったことは、 FFで 受け入れたアンバサダーの内の何人か と、また 印象的でした。課題は英会話の上達、これしかありま せん。 再会出来たことで す。台湾、ドイツ、オ ーストラリアな 武藤弘美 2002年入会したばかりで す。ダンス同好 ど、FF渡航や個人的に訪問して、か つて来郡したメ クラブ に加わり、2回、練習に参加しましたが、とても ンバーと再会し、友情を温めることが出来ました。 楽しいで す。前回習ったことをすっかり忘れているの 羽田都喜子 FFの同好クラブ 活動に、なかなか 参 ですが、それがまた笑いの元となり、和気あいあいと 加出来ずに、登校拒否児の心境で す。飲み会なら した雰囲気で、気に入ってます。また、練習の途中で 出席出来るか ナ、と思いきや……なか なか 時間がと のお茶会。そ こで聞く皆さん の話が、私の世界を広 れずに、子供達に振り回されています。昨年の忘年 げてくれます。 会は楽しかったな、と今思い出しています。 宗像瑞子 だいぶ前、カナダでのFFフェスティバル、 橋本高宣 仕事の関係で 、殆どFF活動出来ず、名 新潟でのFF世界大会などに行きました。FF郡山が背 ばかりの会員で 申し訳なく思っております。受け入れ 式に発足する以前か ら、参加させて頂いております と云っても、家族の中で 誰も英語を話せないものです が、年毎に素晴らしい会に育ってきている事が嬉しゅ か ら、ついつい皆さん にお世話になるばか りで 、い うございます。 つも恐縮しております。数年前、ドイツ・ハノーバーへ 村田英男 最も印象に残っていることは、1992年、 の渡航ホームステイに加えて頂き、素晴らしい経験 FF郡山、初めての渡航交換のEDを努め、アイオワ州・ になりました。新婚旅行以来の外国旅行、ましてやヨー シダーラビッツへ。さよならパーティで 、ホスト家庭の ロッパでしたので、とても楽しく、意義ある日程を過ご 皆様に感謝のあいさつを、英語で出来ちゃったことで すことがで き、嬉しく思いました。今後もチャンスがあ す。 れば、また渡航出来ればいいなあと思っております。 矢吹光子 2001年に、コーンウォル訪問渡航を経験 勿論、イベントなどにも、なるだけ参加出来るよう、努 し、そ れ以前に受け入れたデボンクラブ の友人も含 力したいと思っております。 め、イギリスに沢山の友人が出来て、幸福です。今は、 橋本信恵 結婚以来、名のみの会員で す。皆様の 活発な活動の様子を知るにつけ、昔を懐かしん でお イギリスのことを、もっともっと知りたいという気持で 一 杯です。(もちろんハリーポッターの大ファン) ります。手書きで 「DEAR」を発行していた頃を思い出 矢部貞夫 アメリカ・シアトルとフロリダ、オ ーストラリ すこともあり、すっか り読み物として成長した「DEAR」 ア・ブリスベーン、ドイツ・ハノーバー等の方々を受入 に拍手を送ります。事務局の皆様に感謝致します。 しましが、裏磐梯・五色沼畔で の野外パーティは特 原 裕子 会員数は多いのですが、一部の人の負 担が多かったという感じです。 に印象的で した。シアトル、ブリスベーンの人達とは 今でも文通しております。 平方恭子 1997年入会当初、フロリダからのご夫婦 吉田静枝 入会して未だ半年で すが、メルボ ルン を受け入れました。受け入れることの楽しさ、難しさを FFの方を受け入れて、歓迎会がとても楽しかったと思 感じられた機会で した。そ の後、仕事の関係もあり、 います。ステイしたのは一人で したが、忙しか ったけ 受入が難しくなってしまったのですが、英会話教室に ど、貴重な体験をさせてもらいました。友人達を招い 通ったりしていますので 、また機会があったら、受入 てポットラックパーティをしたり、会津にドライブ したり、 に参加したいです。よろしくお願いします。 とても楽しかったことを覚えています。 深谷久芳 今はFFマ ウントバーカー訪問の準備で 渡辺秀也 FFのメンバーには優秀な方が沢山いる、 忙しい毎日。ひたすら、皆さんの喜ぶ顔が見たくてガ というのが実感で す。私は、イベントのある時は、出 ンバっています。受入では、ニュージーランドか らの 来る限り参加するつもりですが、未だお会いしたこと 二人を受入れたのが楽しか った。マ オ リの歌やダン がない方々も、大勢おられるので、総会の時でも、出 スを披露してもらいました。未来博出展も、昨年のフリー 席してくれればいいなあ、と感じております。 マ ーケットも良いイベントでした。 星 展幸 昨年、ブラジル・サンパウロFFからの方々 をデイホストしましたが、良かったと感じています。若 い世代の人達と、もっと交流したいのが希望で す。イ - 8 ・ ・ はアデレード市内から1時間弱の郊外にあり、低い丘 心が熱く通い合った FF Mt.Barker 訪問 陵や牧場の続くのんびりした田舎。地区役所前には、 ED 深谷 久芳 既にホストたちが待っていた。午後4時より、EDのボブ 豊かで厳しい自然と熱い友情に包まれた訪問。 宅でウエルカム・パーティー。私と妻も掃除や飾り付け 長い準備期間を経て、オートラリア・マウントバーカー に参加。特別な挨拶があるでもなく、飲み、かつ、食べ への訪問が無事終了しました。 ている内に打ち解けてくる。楽しそうに笑い、話してい 事故はもちろん、一人の病人も出ず、楽しい旅行が る我が仲間の堂々とした態度に、大いに安心かつ感 で き、そして目的である「友情」を大いに深めることが 心する。散会後、敷地内の森を散歩した私は巨大な蟻 出来たのではないかと思います。出発前は航空券取 に手首を刺された。腕はかなり腫れたが痛みは強くな 得問題で、皆さんに大変心配をおかけしましたが、一 い。 旦旅立った後は、その苦労も忘れるほどの楽しく充実 12月27日(火) McLaren Valeへのバス旅行。ワイナリー した訪問旅行でした。参加者と皆さんのご協力に、心 巡り。日本と同じで試飲が楽しめた。なんとおつまみま から感謝申し上げます。 である。ワイン醸造が盛んなのはドイツ移民が多いた 12月20日(金) 第一団、カンタス航空で 22:15成田を め。ミニバスの運転は76歳のボブが担当した。 12月28日(水) フリーデイ。各自、ホストファミリーと過 出発。(12/21ケアンズ空港6:55着。FFケアンズ会長 Bob Hammond氏の出迎えを受け、ホテルまで氏の車 ごす。 12月29日(木) 日中はフリー。午後4時からFFアデレー で送って頂いた) 12月23日(月) 第二団、成田発22:15、12月24日(土) ドとマウントバーカー合同のBBQピクニック。場所は眺 朝ケアンズで合流。クランダ鉄道でアボリジニの町へ。 望のよい海岸の公園。他のファミリーに誘われ、着衣 Bob Hammond氏と昼食を共にする。世界最長のゴンド のまま海で泳いだメンバーが、後でホストに叱られたと ラに乗り、熱帯雨林を空中から眺める。 いう微笑ましい? 場面もあった。 12月25日(日) ブリスベーン経由のフライト中、機長か 12月30日(金) Cleland Wildlife Reserveへバスハイク。 ら乗客へのリクエストで、木村・伊東さん二人でクリスマ カンガルー、コアラ、ウォンバット、ディンゴ、エミューな スソングを歌い、機内放送ベストシンガーとしてワイン3 どに加え、多数の鳥類、爬虫類が自然のままに飼育さ 本を贈呈される。幸先のよいスタートに盛り上がる。ア れている動物公園。動物とのふれあいを大いに楽しみ、 デレードに着くと、マウントバーカーEDのBob Lavigne またオーストラリアの自然保護活動の一端をのぞく。著 氏夫妻が出迎えてくれた。その夜、ホテルレストランで 名な昆虫学者(ワィオミング大学名誉教授)のボブが分 機内獲得のワインでクリスマスを祝う。私たちがクリスマ かりやすく説明してくれた。 12月31日(土) 終日フリーデイ。夕方、マウントバーカー スソングを合唱し、一般客から盛大な拍手を受ける。 12月26日(月)ミニバスでマウントバーカーへ、佐々木 新会長のフランクさん宅で、New Year's Eve パーティー。 さんはアデレード市内のステイ先へ。マウントバーカー 佐藤裕子さんが持参した福笑いは大好評。また、大い - 9 ・ ・ に歌を歌い盛り上がる。鈴木智子さんだけ姿が見えず After Dinner - while coffee、食事後の内容。Dancing 心配したが、ホストファミリーの事情とわかりほっとする。 and Singing by Koriyama 伊東由実さんの司会で皆さま、 智子さんがベビーシッターを引き受けていることも初め お待ちかねの郡山クラブの歌とひょっとこ踊りの披露。 て知る。新年を迎えるカウントダウンに声を合わせ、シド 佐々木さんが準備したテープ の伴奏に合わせて、最 ニーハーバーの花火打上げ中継と共に「Auld Lang 初に「大きな古時計」次いでオーストラリア民謡「調子 Syne」を歌った。 年が 明けると同時に「Happy New をそろえてクリック、クリック、クリック」を歌った。特に「調 Year !」と言いながら、誰かれ構わず抱き合う! オース 子をそろえて」の最後に遠藤幸子さんと鈴木智子さん トラリアと日本の垣根が取り払われ、新しい年を迎えた が用意してくれた羊の絵(表は普通の羊、裏は裸の羊 喜びに心が浮き立った。 が恥ずかしそうに身をくねらせている)には大喜び、盛 1月1日(月) フリーデイ。午後6時半からフェアウェル・ 大な拍手。盛り上がったところで、浴衣に着替えて(更 パーティー。会場はOakbank Hotel。さぞかし大きいホ 衣室がないのでトイレで!)お面をかぶって登場。もう テルかと思ったら、西部劇に出てくるようなこじんまりし それだけで笑いの渦。 たホテル。飲み物は各自カウンターで 買ってくる仕組 み。日本のように、大酒飲みも下戸も同じ金を払うような 不公平なことはしない。 パーティーの内容は以下の 通り。英語の部分はボ ブ のメモ か らで す。 Before Dinner、食事前の行事。 Prayer - Ausie & Japan、オー ストラリアと日本の友情への祈り。 神に祈るスタイル。 食前に ひとしきり 飲みか つおしゃべり を楽しむ。 Between Dinner & Dessert、ディナーとデザートの間に 行う内容。ディナーはウエ ートレスが一人一人に好み を聞いて熱いものを持ってくる。当然全員に行き渡るま でには時間がかかるが、その間も飲みかつしゃべって 吉幾三の軽快な曲にあわせて、手振りよろしく踊り、や 楽しむ。日本では料理を前にして長々とあいさつを聞 がて観衆の手を取って一緒に踊る。狭い会場を一杯 かされるが、あちらでは食事が終わってから初めて挨 に使って2つ3つの踊りの輪ができた。お面を染め抜い 拶がある。 1.Friendship Pledge、フレンドシップの誓い。 た手ぬぐいをかぶせると、もう大はしゃぎ。どれぐらいの ここか らが正式な行事。 2.ED Bob's short speech、 時間踊ったか。終わった時は「ああ、疲れた」と声が出 EDボブのあいさつ。 郡山クラブ受け入れ協力への感 るほど。最後に塩谷さんが「蝶々夫人」(だったっけ?) 謝の言葉。ステイ中に行った各行事やパーティーへの を歌い、そ の美声で 聴衆を魅了。やん やの拍手。 協力に対する謝意表明。短いが心配りの行き届いた Phtograph taking、ボブによる閉会の言葉。 閉会後、し スピーチ。 3.Introduce Mayor Bennie Eglinton、市長紹 ばらく分かれを惜しみ、涙を流す人々の姿が見られた。 介と市長自身の自己紹介。市長が出席しても特別に 交流で最も美しく、感動を呼ぶシーンである。 席を設けることはない。市長自身も洗いざらしのワイシャ ツ、ノーネクタイ姿。極めてカジュアルな格好だった。 1月2日(木)9:00空港に集合。全員が元気で 時間ま でに揃い、一安心。出発間際、ボブが全員を呼び集 4.Gift to ED、ボブから郡山EDへの贈り物。クラブ代 めて最後のあいさつ。「ヘイ、ヒサヨシ。訳してみんなに 表としての労い。 5.Gift to Club、郡山クラブへの贈り 伝えてくれ」内容は一生懸命にやってくれた郡山のED 物。・新会長から郡山クラブ会長への贈り物。・ED深谷 に特別なプレゼントがあるという。渡されたのはノートの による感謝のことば。・郡山クラブからのプレゼント披 小さな切れ端に包んだもの。有難くおし頂き、開けて 露「舞扇」 伊東さんのお世話で披露する。 6.郡山訪 問団あいさつ(深谷) 7.Lorna前会長からアンバサ みると、その中にはチッポケなアリンコが2匹、もぞもぞ していた(蟻に刺された話)。最後までユーモアで全員 ダ ー全員へのプレゼント贈呈。一人一人の名前を呼 を温かく包んでくれたボブをはじめ、ホストのみなさん び、記念品(バッジ・コアラのクリップ)を贈呈。この方法 に心より感謝したことであった。ややともすれば涙っぽ は今後郡山でも真似る価値がある。8.House-keeping、 くなる場面を、爽やかにしてくれたボブの心遣いが大 この言葉ははじめて耳にした。内部での連絡等を 変嬉しかった。 指していうようである。 今回の交流が成功した要因は、マウントバーカーの - 10 ・ ・ 受入態勢が万全を期していた、お陰であることは勿論 今回の旅の想い出は,なんと言っても、ジョイスに逢 で すが、アンバサダー1人1人が、先方の人々とコミュ えたことです。彼女の家に行くこともでき,ご主人にも逢 ニケーションすることに積極的だったことが、挙げられ えました。ジョイスの趣味がアヒルグッズを集めることを ると思います。また鈴木智子さんのように、ステイ先で 知って,そのコレクションも見てきました。 ベビーシッターを引き受けるなど、アンバサダーたちの また、FFアデレードのBBQピクニックでは懐かしい方々 心のこもった行動が、よい印象を与えたとも考えられま に逢えました。まさに感動体験とはこのことでした。だ す。パーティーは3回行われたが、日本人だけが固まっ からこそ 、シドニーで誤って消してしまったデジカメ画 ているというシーンは殆どありませんでした。また一緒 像のことを考えると,涙が止まらなくなるのです。目を閉 に歌をたくさん歌ったことも忘れてはならないでしょう。 じれば、心の中には沢山の場面が思い浮かぶのです まさに「歌は最高のコミュニケーションのツール」と が・・・。このことを除くと,今回の旅は120パーセント充 の思いを深くしたことでした。 実したものでしたし、メンバーも一人一人が素晴らしい 「今回の郡山グループ はこれまで受入れた中で 最 役目を果たしていたと思います。 高だった」と何人もに言われましたが、クリスマスから 留守中に、夫が腕を骨折していたり、帰国後すぐに、 年末にかけて忙しく、本来なら家族で楽しむべき時期 預かっていた留学生の帰国など,精神的にも、時間的 に私達を快く受入れ、熱い友情で迎えてくれたマウン にもいろいろなことがありました。一家の主婦であること トバーカークラブの皆さんに、心からお礼を申し上げ の大きさを実感するとともに、子供たちの大いなる成長 たいと思います。 を目のあたりにして、嬉し泣きしてしまう,近頃めっ きり涙もろい私なのです。 感動体験の後の主婦・・・ ホームステイを して感じたこと 伊 東 由 実 遠 藤 幸 子 私は、ローナさんという60歳で一人暮らしをしている お母さんの家で、1週間お世話になりました。彼女の 娘と私は同じくらいの年だったので、まるで、娘のよう に普通に生活をさせていただきました。食事の後に食 器を洗ったり、裏庭でベリーを摘んだり、ドライブに出 かけたりと、彼女のライフスタイルを共有し、楽しみまし た。 私はその中で、さま ざまなことを学びまし 今回の旅は、FFのアンバサダーとしての初めての体 た。オ ーストラ リアの 験でした。これまでに、郡山FFを通じて2回の受入ホス 12月は夏です。 トを経験しました。3年前に受け入れたマウントバーカー この国は、ドライサマー か らのジョイス(当時82歳)に逢えればいいなと思って で水不足になります。 の参加でした。パワフルなメンバーとともに過ごすこと 水道料金はとても高く、 の多い訪問でしたので,ほっとする機会が多かったよ 飲み水としては使えま うに思えます。 せん 。だ か ら 、飲料 私のルームメイトは,雪絵ちゃん。今回のメンバーの 中では、ムードメーカーといえる楽しい存在 !! ホスト 水は 雨水をタンクに 蓄え、ろ過して使って のアイリーンとフランクは,今で も新婚さん?? と言 いました。ですから、食器洗いや洗濯は日本式のよう いたいほどのアツアツカップル。朝ごはんはフランクが には出来ません。初めて、食器洗いのお手伝いをした 毎日作るのです。家事も分担されていて、なんとも羨ま 時、終わった!と思って水を流そうとしたら No! と止 しい限りです。 められました。洗い桶の水を無駄にせず、しっかりと - 11 ・ ・ 様々な事に使います。ここまで、するんだ!! と感心しま れて、毎朝6時半起床で、散歩させて頂きました。 した。でも、家事では、節水をし、植物や作物には、惜 しみなく水を与えるという姿に共生を感じました。 この土地では水が大変貴重で 、雨水はすべて地下 タンクにプールするシステムで、リサイクル使用します。 彼女は、自給自足の生活をしています。野菜を育て 節水生活!!なので、そばゆでにも気を遣いました。 たり、養鶏したりしています。野菜くずは養鶏のえさに、 FF提唱者・元大統領ジミー・カーター氏のノーベル 畑の肥やしも・・・見ていて理想的だなあと思うことを実 平和賞受賞の年に、この広大な国へ訪問出来たこと 践しています。また、彼女は牛乳パックを植木鉢代わり は、FFの皆々様の寛大な友情心の賜物と感謝してお にして、木を育てていました。どうするのかと聞くと、ある ります。 程度大きくなったら、牧場に植樹するというのです。砂 漠化が進んでいるという状況を、彼女の活動を通して I Love Aussie ! 身近に感じました。 私は、初めてのホームステイで、言葉や文化の違い 佐々木 和彦 はあっても、同じ地球に生活する人間として自然と共 生していること、身近なことから実践し、生活に生かす ことを彼女と生活していて感じました。そして、私がこれ からやるべきことは、私の仕事を通して"Think globally, Act locally" を子ども達に伝え、共に実践することだ と思います。 これからも、FFの交流を通して、さまざまな事を経験し、 学んで行きたいと思います。有難うございました。 素晴らしい友情愛「Hudson Family」 今回の渡航交流では、私だけが例外的にFFアデレー 木 村 敏 夫 ドの会長宅にステイすることになってしまいました。とい うのは、間際の12/13日になって、予定していたホストが 仕事の都合で不可能になってしまって、ピンチヒッター として、前記のロビン&バビー夫妻が引き受けてくれた ので す。そ れでも出発までの10日足らずの内に2回 のEメールのやりとりで、写真も交換していたので、着 いた時には、もう顔見知りのように、Hi ! と挨拶できた のは、FF交換交流の良いところです。何の警戒心もな く、最初からお互いに信頼して、つきあえるのです。 しかし、私は、他のみんなが書いているように、オー ストラリアの広大なカントリーライフを経験することが出 娘さん(Skye)は3年前にFF郡山訪問の経験者だっ 来なかったのがチョット残念です。何せ人口約130万人 たので、会話途中で色々なことを思い出して下さっ のアデレード。その住宅地にあるホスト宅ですから、言 て、ご家族全員で理解の花を咲かせました。 20エーカー(≒24,526坪)の土地にHudson夫妻 うならばアーバンライフです。去年行ったイギリスの時と、 の住宅があります。夫妻は朝7時頃に、アデレー ドまで出勤してしまいます。娘さんがMt.Barker のスーパー勤務で、10時頃なので私の毎朝食を作っ ほぼ同じような住環境でした。国が広いので、住宅地 の区割りは日本の2倍くらいあり、アパート以外の個人 てくれました。この広大な土地は、夫妻が“癒し 住宅は、殆ど全部が平屋です。住居の作りも、イギリス と似ていました。前庭が少しあって平屋家屋(イギリス は2階建てです)、裏庭が広い目で、必ず芝生があり、 の場所”として買い求めたところで、野生のカン 周囲はガーデニングの花々。ただしロビンが言うのに ガルー4匹と多数の鳥類も家族です。私も充分癒さ は、同じ芝生でもオーストラリアの場合には、男達は - 12 ・ ・ 必ずクリケットの練習をする・・・!ということです。今や、 ろいろな事があり 本家格のイギリスよりもオーストラリアの方が盛んなそう ました。余談です で す。私がいた時の日曜日には、朝10時から夕方6 が、勝手に海に入 時まで、ぶっ続けでTV生中継放送をしていたくらいで り、全身びしょ濡 すから・・・。 れになり、ホスト アデレードのライフスタイルはヨーロッパ諸国と似て を困らせてしまい いるようですが、(ロビン達はアイルランド出身と言って ました。その時は ました)その食生活はアメリカスタイルだと思いました。 どうしようかと冷 というのは一度の食事に食べる量が多いのです。昼 や汗でしたが、今 食に、街のレストランで食べても、日本と同じ位の値段 ではそれが大切な で、その量は1.5~2倍位あります。飲み物もスモール 想い出です。 ホ ス ト の Frank & Ireneには大変お世話になりました。20kmのサイ クリングに行ったり、私の誕生日のサプライズパー サイズが、日本のレギュラーです。その上、甘いものを よく食う。だから、年輩になると殆どが肥満です。平均 寿命は74才~80才、日本より短いのも頷けます。 これらの食文化のこと、そこから出てきた言葉 ティーをしてもらったり、教会で誕生日の歌を歌っ のことなど色々話しましたが、実際、アデレード は色々な国の食材があり、オーストラリアは多民 てもらったりして、幸せでした。 Frank & Irene & Windsorは、私にとって大切な家 族です。人と人との交流はとても大切な事だと、 族国家であることを象徴しているようでした。は 改めて認識しました。 じめはイギリス系移民が多かった国ですが、現在 は、これまでの私の考え方を変えさせた素晴らし では、それも50%以下になっているそうです。で いものです。これからも、人と人との交流を大切 すから、私たちがいた12/26日はオーストラリア全 にして行きたいです。 のセントラルマーケットに行って見たら、そこに オーストラリアでの体験 国的に休日なのですが、イギリスの習慣で“ボク シングデイ”と言われる、この日も、州によって Dear Daphne(ホストへの手紙) は、そう言わないということも話の中で分かりま 佐 藤 裕 子 した。最近はアジアからの移民も入れて、多民族 国家としてオーストラリア独自の社会を築こうと している心中を察するものとして「我々はオース トラリア国旗の上の部分にあるユニオンジャック を近い将来はずしたいと思っている」という言葉 を聞いたのが印象的でした。 日本にも好意を持っており、おおらかな彼らと は長くつきあえるように感じられ、ホスト宅のゲ ス ト ブ ッ ク に は 、 I like Vegemite. I Love Aussie. と書いて来たのでした。 (ベ ジ マ イ ト は Aussie独特の、パンに付けて食べる調味ペースト) あなたが描いてくれた、パラダイスというバラ Mt. Barker の人達との出逢い の絵を見ながら、今、マウントバーカーで過ごし 車 田 雪 絵 た日々を思い出しています。最初に、あなたの赤 オーストラリア・マウントバーカーでのホーム い車で着いて、庭に入った時、私はピサロの絵の ステイは、私にとってかけがえのない想い出とな 中にいるような気がしました。あなたのご自慢の りました。マウントバーカーの方々はとても優し く楽しくて、皆大好きです! 一週間過ごして、毎 花園には、色とりどりの花が咲き乱れていました。 日が発見と感激の連続でした。ステイ中私にはい その奥の方には、白いワラビーが、臆病そうに私 その陰で、クジャクが大きく真っ青な羽を広げ、 - 13 ・ ・ を見ていました。まったく、パラダイスです。 広いリビングルームも花でいっぱいでした。木 の壁には、あなたが描いたバラ、水仙、百合など 人がガーデニングとD.I.Y.に励み、素晴らしいワー クショップ(工作室)を持ち(そこに並べられた工具 配置の見事さ!)、廃品を分解しては部品を仕分け、 の花の絵が飾ってあり、クッションも花柄でした。 自分のデザインしたものへ有効に使用しているよ うです。家具をはじめ、ガーデニング用のイス・ カーテンを引くと、クッションと同じ花がきれい に貼り付けてありました。手作りです。かつて、 テーブル、池を作ったり、家の増築までやります。 野菜づくり、動物の飼育などにも時間をかけて、 この広いリビングとテラスでパーティーを請け負っ たそうですね。料理も47人分、自分で作ったとか・・・。 生活を楽しんでいると見えました。 自然保護に対する考えも徹底しているようです。水(雨 だから、私たちのパーティーに持っていく料理を 水利用)、電気などの使用量も極力セーブし、毎日同 こしらえるのは、朝飯前です。 円形のおろしがねも良い切れ味でした。結婚し じようなメニューの食事で、煮炊きすることは殆ど無い た時にもらったものとか・・・。ジュディーがキッ ような食生活。しかし、一品持ち寄りのパーティーでは、 シュの作り方を聞いていましたね。あなたの花好 みんなでワイン片手に語り合うという、日本人とは全く きは、服にも及んでいました。赤やローズのジャ 違うライフスタイルは、すべてスケールが大きく、ゆった ケットは、いつも花柄でした。あなたは古着屋で りとしている。彼らの考え方や生き方は、広い、広い、 3ドルで買ったのよ、と言っていましたが。 広い土地と気候に由来するのだろうと考えざるを あなたのまわりには、心温かい人たちが、いつ 得なくなってしまいます。狭く、混雑して、すべ もいました。息子のデイビッド。弟のキース。教 てが小さい日本を、そして日本人を、彼らはどう 会の人たち。私もその中の一人に加えてもらえた とらえ、どう評価しているのだろうか? ら、とてもうれしいです。・・・今夜も、満点の 星空でしょうか。 てしまいました。 と思っ 今回のFF交換交流を通し、私たちのために、誠 意を持って接してくださった、オーストラリアの 多くの方々に、感謝の気持ちを伝えたいと思いま 広い、大きなライフスタイル・・・ す。 塩 谷 好 子 ホームステイのひとこま 鈴 木 智 子 暑い中、マウントバーカーではHeatherさん達 が暖かく迎えてくれました。2000年6月、我が家 マウントバーカーは、とても広大で自然豊か、 そして私のホストAnneMarieは、寛大で包容力が にホームステイした時の写真を見ながら、ひとと き想い出にふける。FFマウントバーカーの事務局 あり、一緒にいて、とても落ち着ける人でした。 で長年奉仕している彼女は、今回の全ての事務的 た孫の3人。とても元気で好奇心旺盛、男の子顔 ある日、息子さん夫婦の外出のため泊まりに来 なことを担当したようです。クラブ交流の合間に、 負けのおてんば3姉妹。私は質問攻めにあいなが も、仕事柄(幼稚園教諭です)、一緒に遊んだこと 彼女の家族や友人達を訪問し、オーストラリア人 のライフスタイルを見せてもらいました。殆どの は、言うまでもありません。 - 14 ・ ・ 次の日の朝、「よく眠れた?」と聞くと、もちろん答え は「うん。」、しかし、そこですかさず「'うん、ありがとう'で しょ。」と諭すAnneMarieの声。そしてすぐに、元気で 素直な「うん、ありがとう。」が返ってきました。‥‥‥な んとも言えない心地よさを感じると同時に、果たして私 はこのように言えていただろうか……?、反省してしまい ました。 自分はもちろん、子ども達とかかわる仕事をする者と して、この「ありがとう。」の意味・大切さを伝えていきた いと思った出来事でした。 これは、ホームステイ中の1コマに過ぎません。本当 に沢山のことを見、感じ、学び、体験することが出来ま になりました。土地は岩石が主体で土らしい土は殆 した。これらの経験を、いろいろな場面で生かしていけ どなく、水をやってもすぐに乾くか、岩石の下に るよう、頑張っていきたいと思います。 消えていってしまいます。そんな中でボブはせっ せと花木を植え、根付かせようと努力しています。 ボブはアメリカ・ワイオミング大学の昆虫学の 森の中での暮らし・・・ 名誉教授。西部劇の悪漢役が似合いそうな風貌と 深谷 千穂子 ぶっきらぼうな言葉使いですが、実にこまやかな アデレードの街を抜け、高速道で小一時間。マウン 気配りをしてくれます。ジュディーは言葉も動作 トバーカーは確かに小さな町でした。大きなスーパー もとても優しく、アメリカの典型的な賢婦人とい はあるものの、町通りらしいものもありません。丘を幾つ う印象です。コンピュータ関係の仕事をしている も越え、道はやがて未舗装道路になりました。なるほど、 という話です。 これではボブの自動車が埃まみれなのも無理はありま 夫とボブはとても気が合ったようで、二人でワ せん。何本も枝道を抜け、牧場を幾つも過ぎてやっと着 インやビールを飲みながら、夜遅くまで話してい いた所が、ボブ・ジュディー夫妻の家でした。 ました。ボブは「アブ」の研究に力を注いでいる ユーカリの森の中の大きな一軒家。その日の夕方、 とかで、日本やロシアの文献を英語に直し、デー パーティーが終わった後、ボブが家の周囲を案内して タベースを作っていますが、夫はその翻訳の手伝 くれました。カラカラに乾燥した木の枝や葉が足下で いを始めたようでした。朝4時半ごろ起きて1~ パリパリと砕けます。「もう何ヶ月も雨らしい雨が降って 2時間ぐらい翻訳をやり、庭の樹木に水をやりま いないんだ」とボブが言いました。黒いものがたくさん す。 落ちています。「これはカンガルーの糞だ。ポッサムも やがてボブ が出てきてコーヒーを入れてくれます。 いるし、ウサギもいるよ」頭上には見たこともない鳥がた 「Some coffee?」「Yes, please.」そして朝食に くさん飛び回っています。名前を教えてくれますが、と なりますが、ボブは大抵ヨーグルトで済ませます。 ても覚えられません。 ジュデイーは朝食は全くとらないようでした。ジュ 朝は鳥の賑やかな声で目が覚め、玄関先にはうさぎ デイーは体の具合でも悪いのか、疲れやすく、少 が後足で立ってこちらを見ています。やがてピョンピョ し元気がないのが気になりました。私達にはパン ンと牧場の方に駆けて行きます。まさにピーターラビッ を用意しておいてくれますので、トーストを一枚 トの世界。家の後ろには巨大な水タンクが幾つも据え 焼き、半分ずつ食べました。この食事に慣れると てあり、水はすべて雨水をその中に貯めておいて、濾 お腹の調子がたいへん良くなってきたことに気付 過して使っているとのことでした。それを聞いて私達は きました。 入浴には浴槽を使うのはやめ、シャワーを短時間だけ 数々の思い出を作ってくれた今回の訪問交流で す 使うことにしました。洗車を手伝った夫は洗面器一杯の が、厳しい自然条件の中で、工夫しながら生活を楽し 水で車を洗ったそうです。ミルクの空ボトルに穴を開け、 む老夫婦。76歳というかなり高齢のボブがEDという大 水を入れて若い木の根元に転がしておくと少しずつ水 役を務め、それを立派に果たしている姿に大きな感 が流れて根本を潤します。これは私達の毎朝の仕事 銘を受けたステイでした。 - 15 ・ ・ 事 務 局 便 り ★遠藤 志保 963-0921郡山市西田町鬼生田字町12 Tel 024-971-3971 1) 中国残留邦人(帰国者)との交流会 4月13日(日)正午から、ユースフル郡山又は中央公民 館で、一品持ち寄り昼食・懇談会の形で開催します。 今、市内に140世帯以上いる帰国者の生活の様子を 聞きます。後日、詳細案内をお知らせします。 2) ロシア訪問・参加者募集……今年のFF郡山渡航 交換として、7月にロシア、ニズニ・ノブゴロド市(旧 ゴーリキー市)を訪問する参加者を募集してます。と ころはモスクワから東へ約400㎞、人口約150万人、 ロシア第三の大都市です。申込・問合わせはEDの 斎藤光雄さん(Tel 945-3190)にお願いします。 3 ) FF日本大会が4月19日(土)、長崎市 ・ FF北日本 ブロック会議が6月15日(日)札幌市で開かれます。 各地のFFクラブ会員が集まって、共通の課題を話 し合い、親睦を深め合う会合です。会員なら誰で も参加出来ます。希望者は事務局へTelを……。 11月 5日(火) DEAR32号袋詰め発送。 11月 9日(土) FF Mt.Barker渡航交換打合せ(4)。 11月10日(日) FFコーラス・ダンス練習日。 11月16日(土) FF Mt.Barker渡航交換打合せ(5)。 11月17日(日)スタッフ会議。 11月23日(土) FFパソコン勉強会。 11月24日(日) FF北日本ブロック会議(郡山ビッグアイ)。 12月 7日(土) FF Mt.Barker渡航交換打合せ(6) 12月15日(日)スタッフ会議。 12月20日(金) FF Mt.Barker訪問団第一団出発。 12月23日(月) FF Mt.Barker訪問団第二団出発。 1月 4日(土) FF Mt.Barker訪問団、無事帰国。 1月12日(日) FFコーラス・ダンス練習日 1月19日(日) FF郡山2003年度総会(ホテルプリシード)。 2月 9日(日) FFコーラス・ダンス練習日 4) 今年もKFBフリーマーケットに参加出展します。 恒例・5月3日、ビッグパレットでのフリーマーケット に提供して下さる品々を提供お願い致します。後 日案内状でお知らせしますので、ご協力をお願い 致します。 5 ) FF同好クラブ会員募集中です。希望者は下記ま でTel/Faxをどうぞ……! ・コーラス→ 斎 藤 恭 子 Tel/Fax 933-6705 ・ダンス → 石橋千佳子 Tel/Fax 934-6604 ・ゴルフ → 中 根 瑞 雄 Tel/Fax 946-6881 発行日 2003 年 2 月 28 日第 33 号 発 行 ザ・フレンドシップフォース・オブ郡山 ホームページ www.friendshipforce.jp/koriyama 会 長 蓋(きぬがさ) 康 E-mail : kinugasa@hitachi-com.co.jp 〒 963-8061 郡山市富久山町福原泉崎 26-105 TEL & FAX 024-938-1340 編集責任者 佐々木和彦 sasakik@jasmine.ocn.ne.jp - 16 ・ ・
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