浜 松 医 科 大 学 vol. Hamamatsu University School of Medicine 144 1 2013.1.1 管理棟から富士山を望む C 大 O ・平成24年度解剖体慰霊祭 N ・人事交流職員との懇談会 T E N T S 学 ニ ュ ー ス ・看護学科卒業研究発表会 学 会 ・ 研 究 活 動 等 諸 報 永 年 勤 続 者 表 彰 目 次 ○ 大学ニュース ・平成24年度解剖体慰霊祭 ・・・ 1 ・人事交流職員との懇談会 ・・・ 8 ・平成24年度看護学科卒業研究発表会 ・・・ 8 ・第3回医療法学シンポジウムを開催しました ・・・ 9 ・2012年12月7日から3日間、日本研究皮膚科学会 ・・・ 10 ○ 学会・研究活動等 ○ 諸報 ・研究助成金等の採択(平成24年9月~12月) ・・・ 11 ・平成24年度厚生労働科学研究費補助金一覧 ・・・ 11 ・会議 ・・・ 12 ○ 永年勤続者表彰 ※各項目をクリックすると該当ページにジャンプします。 ・・・ 14 平成24年度解剖体慰霊祭 10月25日(木)午後2時から本学体育館において、解剖体慰霊祭が執り行われました。 この慰霊祭は、医学の発展のため本学における解剖(正常・病理)に献体された故人の御霊に対 しご冥福をお祈りするため、ご遺族、白菊会会員、新天会会員を招いて行われるもので、式は、黙 とう、管弦楽演奏、献体者氏名奉読、追悼の辞、学長あいさつ、講話と続き、出席者全員による献 花が行われ閉会となりました。 ◇学長あいさつ 学長 解剖体慰霊祭に当たり、浜松医科大学を代 表して一言ご挨拶申し上げます。本日はお忙し い中、皆様方には、本学の解剖体慰霊祭にご参 列いただきまして誠にありがとうございます。 ご臨席いただきましたご遺族の皆様、並びにご 来賓の各位とともに、私達浜松医科大学教職 員、学生一同、ここに謹んで御霊前に追悼の意 を表わし、御霊の安らからんことを、お祈り申 し上げたいと思います。 本年度、慰霊のお祀りをしました合祀数は 正常解剖133体、病理解剖23体、受託病理解剖 3体の計159体の御霊であります。本学の医学 教育のためにご献体を賜りました「白菊会会 員」、「新天会会員」の皆様に心から敬意を表 わし、また、病理解剖にご同意いただきまし た、ご家族の皆様に、心から感謝申し上げる次 第でございます。特に、正常解剖においては、 当 大 学 の 医 学生、及 び 看護 学 生 約 160 名 に 加 え、近隣の施設の看護学生および、理学療法 士、臨床工学技師、鍼灸マッサージ師等を目指 す学生たち、約160名が見学実習に来て、人体 の解剖を学ぶため真剣に取り組んでおります。 これらの学生達に代わり厚く御礼申し上げま す。 さ て、「解 剖」に は、「正 常 解 剖」と「病 理解剖」2つの種類があります。「正常解剖」 は医学生、看護学生が人体の構造を調べるため の解剖で、医学を学ぶ学生の教育に欠かすこと ができません。優れた医師になるために医学生 にとって最も大切なことは、人体の構造を詳し く知ることであります。そこで、医学生は「解 剖学実習」を行って人体の構造を学びます。 「解剖学実習」は医学教育の最初に履修する、 最も基礎的な、最も重要な教科であります。学 中 村 達 生にとって「解剖学実習」は、教科書の文字や 図から得る知識とは異なり、複雑な人体の構造 を実際に目にし、手で触れることによって人体 の 構 造 を 正 確 に 学 ぶ と と も に、「生 命 の 尊 厳」、「医師の使命感」、そして「人間とは」 などを考えさせられる貴重な教育の機会でもあ ります。医学の世界は留まるところを知らず進 歩していますが、それでも解剖学実習には他の 動物やiPS細胞をもってしてもご献体いただき ました人体の代替となるものはありえないこと はご存知のとおりです。医学生は、生まれて初 めてご遺体と直面した時、さらにまた、生まれ て初めてご遺体にメスを入れた時のことは、生 涯忘れません。生命の尊厳に打たれ、震える思 い が い た し ま す。や が て、そ れ が「医 の 倫 理」、「正 し い 医 療」に も 通 じ て、医 師 と し て、人間としての成長につながるものと思いま す。私達の大学では、解剖学実習が終了し、ご 遺体を火葬する際には、解剖をさせていただい た学生は、ご家族からご遺体のありし日のこと をうかがいながら、火葬が終わるのを待ちま す。そして、ご家族と共に収骨させていただい ています。この時、学生はショックとも呼べる ような感動を覚え、解剖学実習の前後では、こ れらの体験から明らかに学生は成長します。こ の感動こそが医療人に向けての成長過程で大事 な教育になっていることと思います。 一方、「病理解剖」も極めて大切でありま す。「病理解剖」は、死後に病気の原因を解明 するために病変を詳しく調べ、診断及び治療が 適切であったか、一体からだの中に何が起こっ ていたのかを明らかにするための解剖で、医学 の進歩にとって欠かすことができません。「病 理解剖」の結果は、受け持ち医や看護師たちば 大学ニュース 1 「病理解剖」の重要なことを、ご理解いただ き、「病理解剖」にご同意いただきましたご家 族の方々に心より感謝申し上げます。 わが浜松医科大学も昭和49年の開学以来、 今年で開学39年目を迎えました。現在までに、 本学医学部医学科を3,267名が卒業し、また、 看護学科を961名が卒業して、静岡県を始め、 全国の医療の現場で活躍しています。本学に在 籍したこれらの医療関係者ばかりでなく、見学 実習に来てそれぞれの道に進まれた医療人が、 貴重なご献体から学ばせていただいたことは、 計り知れないものがあります。 今、この慰霊の時に当たり、私どもは、ご 家族ともども、故人ご在世中のいろいろな思い 出を偲びつつ、大学をあげて、御霊の安らから んことをひたすらお祈りするものであります。 大学は心して目指す目的を誤ることなく、 一層の精進を続けますことをここにお誓いしま す。ご遺族皆様の今後の御多幸をお祈りし、ご 挨拶とさせて戴きます。 かりでなく、指導医達にとっても大変勉強にな ることが多く、思わぬことが見つかることも多 いため、実際同様な病気の患者さんにフィード バックして生かしていきます。病気の治療には 正確な診断が必要であります。最近では、超音 波診断、レントゲンCT、核医学、MRI、そして 最新鋭のPET-CTのような診断機器が急速に進歩 したことにより、かなり正確な診断が可能にな りました。しかし、このように診断技術が進歩 した今日でも、生前の診断がとても困難な場合 や、治療効果が十分上がらないことがありま す。診断が極めて難しかった患者さん、非常に 治りにくかった患者さんが亡くなられた際に は、死後できるだけ早く解剖し、病巣部位を確 認し、病変の種類、病気の原因を確定するた め、病理学者によって詳しく検討され、正確な 病理診断がなされることが、医学の進歩のため に不可欠であります。このような「病理解剖」 が人類の疾病に対する戦いにどれだけ貢献して きたか計り知れません。医学の進歩のために ◇追慕の辞 浜松医科大学白菊会会長 本日、ここに浜松医科大学の慰霊祭が行われ るに当たりまして在天の諸霊に一言追慕のこと ばを捧げます。 そもそも医学教育の目的は私ども人間の健康 を保つこと、さらにより健康であることに役立 つ医師の育成にあると私は思います。 その医学教育の第一歩は解剖学実習から始ま るのであります。当大学では解剖学教室をはじ め大学当局の一方ならないご努力により、実習 をすべて献体されたご遺体で行えるに至ってお ります。 このように実習を行うことができるように なったのは、昭和30年以来医学教育のお役に立 とうではないかと呼びかけている白菊会に共鳴 し入会されて「無条件・無報酬」という極めて 不合理ともいえる「献体」を、この大学のため に志された「あなた方」のお心と、さらに「献 布 施 隆 三 体」を実現してくださったご遺族の勇気ある決 断とご協力がこの大学の教育に貢献されたとこ ろは誠に計り知れない多大なものがあると存じ ます。 学生が勉強する「正常解剖」は病理解剖とは 異なり通常3か月ないし6か月がその授業に充 てられ、献体後御遺骨が返還されるまでには2 年ないし3年後になることもあります。 ひと口に献体といわれますが、そのかげには このような長期間を黙々として御遺骨の返還を 待たれるご遺族のあることを私どもは忘れては ならないと思います。 それ故にこそ、当大学におかれては厳粛にし て且つ心のこもったこの慰霊祭が行われること は言をまたないところと信じます。 さらにまた、大学当局は「あなた方」の気高 い御遺志に報いるためにまたご遺族の心情をも 大学ニュース 2 推しはかり無限の感謝をこめて教育に当たって おられる筈であります。ここにおいて学生諸君 はこのような「献体の実態」を認識されて「医 道に目覚めた」心温かい医師・医学者となるた めの勉学をつづけられることを私どもは祈念し て止まないものであります。 終りにのぞみ、私はご遺族に感謝申し上げる とともに「献体」を全うされた皆さま方のご生 前をしのびつつ、本日参列の浜松医科大学白菊 会会員を代表してここに恭しく謹んで追慕のこ とばを捧げ在天の御霊のご冥福をお祈りするも のであります。 ◇慰霊の言葉 新天会会長 新天会を代表し、慰霊の言葉を述べさせてい ただきます。 生きた証の最期における締めくくりとして、 学生実習と医学の進歩の為に自らの肉体を、解 剖検体に捧げた先輩達に、心からの感謝と敬意 を申し上げます。 また検体を支持してくださいましたご遺族の 皆様に、言い尽くせぬ感謝と哀悼の意を捧げま す。 本年はノーベル医学・生理学賞をJohn Gurdon博士・山中伸弥博士が受賞されました。 John Gurdon博士の研究から50年の時が流れ、 山中先生の発見が接ぎ木され、今回の受賞が誕 生しました。これまでは不可能と思われていた 医療を、新たなるステージに引き上げるであろ うと思うと、胸のときめきを感じます。 私たちの「死、そして解剖検体」は、まさに このようなものと思います。解剖検体は教育的 金 谷 節 子 側面と研究的側面を併せ持っています。それ は、新たなる時代を背負う若き者たちへの「接 ぎ木」すなわち今・この時代から未来へのバト ンタッチと考えてよいでしょう。 学生の皆さん。あなた達の未来には、多くの 越えがたい山が待ち受けているでしょう。その とき、皆さんと医学の進歩の為に、自らの肉体 を捧げた人々がいた事を思い出してください。 そしてこの解剖実習を医の原点としてくださ い。 ご遺族の皆様。愛する者との別れが「こんな にも悲しく、つらく、大きなものであったか」 と改めて思う日々と思います。 その悲しみが癒されますよう祈ります。 私たちも先人に学び、若き者へのバトンを渡 す事ができるよう、終わりのときまで、走るべ き行程を走りたいと思います。 ◇慰霊の詞 浜松医科大学職員代表 鈴 木 修 に苦しんでおられることも事実であります。浜 松医科大学に奉職しております私どもは、治療 の難しい病の原因を解明し、さらに新しい治療 法を開発すべく、優れた医学研究者の育成に努 力しています。そして、患者様の気持ちや苦し みを理解できる心温かい医師や看護師を育成す ることが責務であると考えています。 本日、ここに浜松医科大学解剖体慰霊祭が執 り行われるにあたり、医学の教育・研究のため に献体されました故人のご霊前に浜松医科大学 の職員を代表し、謹んで慰霊の詞を捧げます。 医学は急速に進歩してきており、現在すばら しい診療・診断技術が使われております。それ にもかかわらず、多くの方々が治療の難しい病 大学ニュース 3 病気で亡くなった方を解剖する病理解剖は、 医学の発展に大きく貢献してきました。病理解 剖においても、ご遺族様の医学の発展を願う尊 い御心に対して、同様に感謝すると同時に敬意 を表すものであります。 今日ここにご参列くださいましたご遺族様や 関係者様のお気持ちは唯一つ、「献体が十二分 に医学・医療の役に立って欲しい」ということ でありましょう。私どもは、今日のこの思い を、日々新たにしながら、学生ともども私ども に課せられた重大な責務を果たしていくこと を、ここに衷心からお誓い申し上げる次第であ ります。 限りなき感謝の念を御霊に捧げますととも に、ご冥福を心からお祈り申し上げ、慰霊の詞 とさせていただきます。 医学部に入学した学生にとって、2年目に体 験する人体解剖実習は大変な驚きであり、一生 涯忘れることの出来ないものとなります。本物 のご遺体に自分自身でメスを入れ、長期間人体 の構造を学ぶのです。その際、ご献体下さった ご本人様に関して申し上げるならば、自分の死 後、身を挺して「医学と医療」の発展を願い、 またそれを信じて献体してくださっているので あります。その御心は何と尊くまた清らかなも のでありましょう。そのことを、解剖実習担当 教員は、まず学生に心をこめて伝えておりま す。学生も人体解剖実習を通して、ご献体くだ さったご本人様やご遺族様の尊い御心に大いに 感謝し、医学の道に邁進する決意を新たにする のであります。また、人体解剖実習は生命の尊 厳を考える良い機会にもなるのであります。 ◇慰霊の詞 学生代表 正 田 麻 子 ます。それは単に解剖学が医学の基礎になって いるということだけではありません。誰一人と して全く同じ性格を持つ人がいないように、臓 器の大きさや形、血管の走行など、体の構造も 人それぞれで大きく異なります。教科書だけで は分からない、その一人一人の個性を、解剖学 実習を通して学ぶことができました。またそこ から、改めて人の生命の尊さを実感し、医療従 事者として今後常に社会から求められる、生命 に対する倫理観を身に付けることができまし た。この経験は、医師の使命について、そして その重大さについて考えさせられる大変貴重な ことだと思います。 最後になりましたが、ご自身の体を医学の発 展のために捧げてくださった皆様、またそのご 意志を深く理解し、献体にご理解くださったご 遺族の方々に、この場をお借りして厚くお礼申 し上げます。そして、私たちに医学を志すもの として成長していくための貴重な機会を与えて くださったことに深い感謝の意を表すると共 に、故人の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上 げます。 本日、ここに浜松医科大学解剖体慰霊祭が執 り行われるにあたり、私たちの解剖学実習のた めにご献体くださった皆様のご霊前に、謹んで 慰霊の詞を申し上げます。 浜松医科大学では、最初の専門科目として2 年生で解剖学を学びます。この解剖学は、私た ち医学生にとって数ある専門科目の中でも特別 な存在です。 実際に人の体にメスを入れて、勉強をさせて いただくことは私たち医学生にしか許されてい ない行為であり、また、私たちにとって生命の 尊さは勿論、医療に携わることへの自覚と責任 を学ぶことができる非常に大切な機会でした。 私自身も、初めてご遺体を目の前にした時、医 療従事者としての覚悟がしっかりと芽生えたこ とを1年経った今でも鮮明に覚えています。 人体は本当に複雑で、神秘的です。解剖学を 学べば学ぶほど、今生きているということが、 いかにたくさんの人体の工夫に支えられている のかを実感し、心を打たれます。ただ教科書に 書いてある知識を得るだけではなく、実際に解 剖することで学び、感じることすべてがこれか ら医学を学んでいく上で大きな意義を持ってい 大学ニュース 4 ◇講話 名誉教授 私は本学の生物学教室にて、主に発生学、細 胞学の仕事をしておりました。 本日は、この解剖体慰霊祭において、皆様方 の前でお話させていただく機会を与えられたこ と、まことに光栄に存じます。はじめにあた り、医学教育・臨床研究のため、ご遺体を捧げ てくださった多くの方々、そしてそのご家族の 皆々様に深く感謝するとともに、ご献体くだ さった方々のご冥福をお祈り申し上げます。 これまで講話なさった先生方は、医学教育の 立場から、「解剖学実習」は、医学の基礎に欠 かせない重要な科目であることを話してこられ ました。 今回、私は少し生物学的な観点から、初めに 「生命・寿命」を中心にお話をして、「クロー ン」に触れつつ、将来の「再生医療」への展望 などへと話を進めていきたいと思っておりま す。 さて、「寿命」というと誕生してから「死」 に至るまでの時間で、動物には、それぞれ固有 の寿命があって、ヒトが30歳で亡くなれば、 「まだお若いのに」と嘆くでしょうし、イヌが 30歳まで生きれば、「ずいぶん長生きしました ね」と驚くことになります。 次の世代を作るまでの年齢を「生殖年齢」と よんでいますが、哺乳類以外の動物は、「生殖 年齢」と「寿命」がほぼ一致する場合が多く、 ヒトなど哺乳類は、寿命が生殖年齢をはるかに 超えている場合が、大半であります。それはど ういう意味を持つのでしょうか? これを「おばあちゃん効果」として説明する 学説があります。哺乳類では、生まれたばかり の子供は、母親がいないと生きていけません。 母親の役割は、母乳を与え、外敵から子供を守 り、子供が生きていくための教育や訓練をしな ければなりません。これは他の生物に対する哺 乳類の「生存戦略」のひとつでもあるのです。 そのため、母親やおばあちゃんは子供が生まれ た後も、長生きする必要があるというのです。 「父親・おじいちゃん」も必要だと思います が、どういうわけか「Grand Mother effect」 と呼んでいます。 右 藤 文 彦 寿命は、老化が極限にまで進んだ状態で、そ の時が「寿命の尽きる時」でもあるということ もできます。 さて、それでは、老化はどうしておこるので しょうか。これを説明するいくつかの老化説が あります。 まず1番目に、「プログラム説」がありま す。細胞の核の中に、「寿命に関与する遺伝子 がある」とする説です。マウスでも「長命系」 とされる寿命の長い系統が知られています。ヒ トでも話題になったきんさん、ぎんさんの姉妹 は100歳以上、さらにぎんさんの娘たち4人 も、90歳以上ということです。こうなると、 「あそこのおうちは長生きの家系ですね」とい うことになります。その家系は、「そのような 遺伝子を持っているから」ということですが、 もちろん健康の秘訣が代々受け継がれている可 能性もあるかもしれません。 2番目に「エラー説(または誤り説)」があ ります。「エラー説」とは、「分裂を繰り返す 間に、エラーが生じる」という説です。体を 作っている細胞数は、ヒトでは、50兆個から60 兆個あるといわれています。その60兆個の細胞 も、もともとは1個の受精卵が細胞分裂を繰り 返し、できたわけです。倍々に増えていくとし て、何回くらい分裂すればその数に達するので しょうか。数学的な計算では、約50回となりま す。むろん細胞の種類によって、ほとんど分裂 をやめる細胞もいれば、活発に分裂を繰り返す 細胞もありますので、すべての細胞がそうだと いうわけではありません。 一般に、細胞が50回くらい分裂をし続ける と、その細胞にも寿命がくるといわれていま す。ゾウリムシは、永遠に分裂を続けているよ うにみえますが、50回近く分裂を繰り返すと、 接合という受精に近い行為を行わない限り死ん でしまいます。これは、「分裂のたびに染色体 の長さが少しずつ短くなっていって、情報の発 現量が減ってくるからだ」と説明する人もいま す。 ただし例外として、分裂を続けても死ぬこと のない「永遠に不滅です」という細胞がありま 大学ニュース 5 す。ご存じのように、ガン細胞と生殖細胞で す。ガン細胞は永遠であることは、ご存じで しょうが、生殖細胞とは、精子や卵を作る細胞 で、これらの細胞は、人類が誕生してからずっ と分裂を続け、子孫代々に、卵とか精子を残し て、生き続けております。このように分裂が進 むたびに、エラーが積み重なることが老化の原 因となる、というのです。分裂のエラーは若い ときは修復されますが、回数が増えてくると修 復されにくくなってくることや、多量の紫外線 や放射線を浴びるとエラーの割合が高くなるこ とも知られています。 その他、「老廃物蓄積説」というのもありま す。若いときには、「体の中の不要物は頻繁に 排出されていたのが、その能力がおちてきて、 古くなった不要物が排出されずに体内に、蓄積 されておこる」という考え方です。年をとると できてくる特有のシミなど、その兆候の一つと 考えられています。ほかにも考え方がいくつか ありますが、これらの要因が複雑に作用しあっ て、寿命を決めてしまう、これらが一般的な 「老化説」であります。 さてそれでは、長寿(長生き)の秘訣は、あ るのでしょうか。 プログラム説から考えると、結婚相手とし て、長命系を探す、ということになりますが、 これは、なかなか難しく、気にいった相手が長 命系でなかったら、やめにするか、また長命系 の家系でなくてもその人はひょっとして、長命 系の遺伝子をもっているかもしれない、こんな ことを考えていて、結局結婚できなくなってし まう。また長寿が遺伝するといっても、これは 子孫へのことであって、当該者はいまさら長寿 にはならないという点で、長寿の秘訣とは言え ないかもしれません。 「エラー説」から考えると、エラーをできる だけ少なくすればいいということになります。 従って放射線、紫外線を過度に浴びないように することです。 「健康的な小麦色の肌にするのよ」と、炎天 下の浜辺で日光浴をしている人もいます。しか し紫外線を過度に浴びると健康的といえない皮 膚ガンになりやすいといわれています。 NHKテレビに「ためしてガッテン」という 番組があります。「秋田県の女性は、「秋田お ばこ」といわれ、肌のしわが少なく、肌のきれ いな方が多いのは、どうしてでしょうか」とい う質問がありました。みなさん、どう思われる でしょうか。 その理由はというと、「年間の日照時間が日 本中で一番少ない県」であって、そのため、受 ける紫外線の量が少ないので、肌を痛めない、 という理由だそうです。それでは、女性の平均 寿命が一番長い県はどこでしょう。 ナント 「静岡県」です。これは「Qさま」というクイ ズ番組にありました。日照時間と寿命とは、関 係があるかどうかちょっと分かりませんね。 ついでに、もうひとつ、テレビに「歴史秘話 ヒストリア」という番組がありますが、先日家 康、光圀、貝原益軒は当時としては長生きだっ た。その長生きの秘訣は何か?としてあげたも のは、「食べもの」「適度な運動」「何事にも 好奇心を持つ」ことなどだと説明されていまし た。これらは、今でもやっぱり大切なことだと 思います。 現代では、これらに加えて、「医学、薬学の 今後の進歩」が大きな比重を占めるのかもしれ ません。その中でも現在脚光をあびている一つ に、「再生医療」があります。「再生医療」を お話する前に、少し前、話題になった「クロー ン」についてお話をします。 クローンとは、遺伝の形質が全く同じである 個体群ということです。 受精した卵が、発生初期に何らかの要因で2 つの細胞集団にわかれ、そのまま発生を続けれ ば、ご存じのように一卵性双生児になります。 この双生児はもともと一つの受精卵が2つに分 かれたものでありますから、理論上遺伝子は全 く同じで、両者が全く同じ外観や性質を持つこ とになります。クローンの一番典型的な例は、 一卵性双生児だということができます。細胞間 に「専門化」ができて働きの違いがおこること を「分化」とよんでいますが、分化がまだそれ ほど進んでいない段階では、胚細胞をいくつか に分けて、それらを代理母に移植して、体内で 育てると、遺伝的に全く同じ、一卵性の兄弟が できます。これらはお互いクローンです。 現在、畜産の分野では、これを応用して、質 の良い「牛乳とか牛肉」をつくる優秀な系統で ある牛の胚細胞を、バラバラに分離して、代理 母に移植することにより、代理母が優秀でなく ても、優秀な仔牛クローン兄弟を生み出すこと 大学ニュース 6 は、すでに実用化されています。 たとえ話ですが、ダービーで連勝を続ける 「ハンダヤマホマレ」という優秀な競争馬がい たとします。その「ハンダヤマホマレ」のク ローンを作ると、そのクローンの仔馬兄弟たち は、同じ遺伝子を持つことになり、全部優秀な 競走馬になるはずです。これらの兄弟を等しく 調教して、一緒ゲートに並べて、競争させれ ば、どうなるか、という面白いお話もできるで しょう。 ただし、胚移植の実験は、実験動物に限られ ており、ヒトに応用することは法律で禁止され ています。以下はSF小説の世界での無責任な お話です。プロ野球にハチローという名選手が いるとして、そのクローン兄弟からなる「ハチ ローズ」というチームを作ると、クライマック スシリーズに残れるか。また、こんなSFドラ マもありました。自分のクローンを作っておい て、体の臓器が悪くなった時に、クローンの臓 器をスペアに使ってやろうと考えた研究者がい て自分のクローンを作った。ところが、作った クローンの方もさるもので、結局逆にクローン によってスペアに使われてしまうというもの、 などです。 さて話をもとに戻して、分化があまり進んで いない段階の細胞を分けると、クローンができ る。それでは、分化が進んだ細胞-たとえば小 腸や皮膚の細胞でも、まだ他の組織に分化でき る能力(多能性)を持っているのでしょうか? このことは、カエルの核を移植する実験で証明 されました。オタマジャクシの小腸の核を、核 をぬいた未受精卵に移植したところ、その卵は 完全なカエルになりました。「細胞の核は、た とえ、分化が進んだ細胞であっても、すべて等 しく同じ遺伝情報を持っており、多能性(何に でもなりうる)を持つ」という結論で、今回、 山中教授とともに、ノーベル賞を受賞するイギ リスのガードン博士の研究業績です。細胞レベ ルでは、分化が進めば、その多能性の率が悪く なることは、実験的に確かめられています。そ れにもかかわらず、分化した小腸の核から、成 体ができたことは、驚きの結果です。 それでは、「どんな組織にでもなりうる状態 にリセットさせたものは何だろうか」。山中教 授の考えの出発点はここにありました。研究に 研究を重ねて、中略しますが、結論として、皮 膚の細胞に、ある遺伝子(これを山中因子とよ びます)を入れることにより、もう一度未分化 の状態にリセットして、分化能力の高い(多能 性をもつ)未分化な細胞に戻すことに成功した のです。 これこそ今回ノーベル賞を受ける山中教授の 業績であって、この細胞を「iPS細胞(人工多 能性幹細胞)」と名付けました。(iPSは、英 文名の頭文字で、iはinduced「ヒトが作り出し た」を意味します。なぜ小文字にしたか、当時 iPodがヒットしていて、小文字のiが親しみや すく、カッコいいから命名したというエピソー ドがあります。) 皮膚細胞からiPS細胞を作り、このiPS細胞か ら、すでに、網膜、神経、すい臓、肝臓などの 細胞ができたと報告されています。最近の報告 では、iPS細胞から、卵細胞をもつくることが でき、これらを受精させて一人前、いや一匹前 のマウスをつくったことが報道されました。将 来、不妊医療に光がさす実験です。現在のとこ ろ、実験は、マウスを中心としたものが、ほと んどでありまして、ヒトへの応用は、安定性、 ガン化などの安全性、莫大な費用、倫理上の問 題もあって、まだ少し時間がかかりそうです。 今後もっと研究を進めて、組織・器官またそ の一部を作り上げ、再生医療に貢献できるよう になれば、糖尿病、パーキンソン病、肝臓病、 網膜の病気などの幅広い治療が考えられていま す。拒絶反応などの問題も少なく、損傷の部分 を補い、病気が改善されるという明るい未来が 開けます。 まとめです。当面は、毎日の生活の中では、 まず「食べ物」「運動」「精神力の充実」を心 がけて、将来の医学、薬学の発展を期待しなが ら、長生きしましょう。皆様がいつまでも健康 でいてくださることを願いながら、私の講話を しめくくりたいと思います。御清聴、有り難う ございました。 大学ニュース 7 人事交流職員との懇談会 去る11月19日(月)本学管理棟4 階第二会議室において、現在、国 立中央青少年交流の家及び大学評 価・学位授与機構に出向している 2名の事務職員を迎え、懇談会を 開催しました。 会に先立ち大木人事課長等によ る個別面談の時間を設け、現在の 職務状況や職員自身の健康状態等 について個々の職員の話を聞きま した。 懇談会には、人事交流職員と髙 橋事務局長以下関係職員が出席 し、関係職員の紹介の後、人事交 流職員から出向機関の現況や職務 に関連した最新情報等について報 告するなど、活発な意見交換が行 われました。 平成24年度看護学科卒業研究発表会 12月25日(火)、本年度看護学科卒業研究発 表会が、看護学科棟3階大講義室3、大講義 室4の2室に分かれて行われ、学生と指導教 員による活発な質疑応答がありました。 大学ニュース 8 学会・研究活動等 ◇第3回医療法学シンポジウムを開催しました 総合人間科学講座(法学) 教授 大磯 義一郎 9月29日(土)、帝京大学医学部において なっていることは問題といえます。そして、 第 3回 医療 法学シ ンポ ジウム を開 催し まし 治験薬の補償については「医薬品の臨床試験 た。当日は、全国より医師、医療従事者をは の実施の基準に関する省令(GCP省令)」 じめ約60名が参加しました。 で規定されている一方、臨床研究に係る補償 制度は、法律ではなく倫理指針で規定されて いること、内容についてもまだ試行錯誤して いる最中であること等を指摘させていただき ました。 今回 はテ ーマに 「無 過失補 償制 度」 を掲 げ、医師、弁護士が制度の概要、現状、問題 点について講演し、最後にパネルディスカッ ションを行いました。 現在、わが国に存在する医療関連無過失補 償制度は、1)予防接種健康被害救済制度、 パネルディスカッションでは、会場から多 2)臨床研究、治験薬に係る補償制度、3) 数の質問・意見があり、無過失補償制度を充 医薬品副作用被害救済制度、4)産科無過失 実させるためには、医療側からの積極的な行 補償制度の4つがあります。各制度が作られ 動が必要であるとの意見がでたりする等、本 る原因となった訴訟等背景の事情から制度概 シンポジウムは盛会のうちに終わることとな 要とその問題点についてまとめ、今後の医療 りました。 紛争処理制度のあるべき姿を検討しました。 私は 、本 シンポ ジウ ムを主 催す ると とも に、「臨床研究、治験薬に係る補償制度」を テーマに、「臨床研究、治験薬」段階での補 償制度について、制度の内容等を説明しまし た。 現在、薬事法で副作用報告は法定化されて います。しかし、「副作用」や「有害事象」 といった用語の意味が、一般市民の理解と異 学会・研究活動等 9 学会・研究活動等 ◇2012年12月7日から3日間、日本研究皮膚科学会 皮膚科学講座 准教授 平川 聡史 第37回年次学術大会・総会が、那覇で開催 本会を通じて、浜松医大皮膚科の若手メン されました。会頭を戸倉新樹(皮膚科学講座 バーも国内外の研究者と親交を深め、多いに 教授)が務め、国内外からの参加者が760名を 刺激を受けました。日本研究皮膚科学会若手 越える盛大な学術大会となりました。 セミナー委員会が企画した懇親会‘GANBARE NIGHT!’では、日本の宴会芸を織り交ぜなが 日本研究皮膚科学会は、3年前から英語を 公用語に据え、国際学会として新たにスター ら、海外ゲストと共に大変盛り上がりまし トしました。当時、学会理事長を務めていた た。学会場、social event を通して新たに築 戸倉が本学術大会を主催したこともあり、国 かれたscientific network から、今後さらな 内のみならず海外から多数のゲストが参加さ る研究成果が生み出せるよう、研究室一同、 れました。米国及び欧州研究皮膚科学会から 気持ちを新たにしております。 本会を成功に導いて下さった海外ゲストの のゲスト・スピーカーを始め、海外参加者数 は125名に上りました。非常に国際色豊かな学 方々、特にTanioku Kihei Memorial Lecture 会を開催出来たことと共に、日本の研究レベ を受賞したJohn McGrath教授に感謝し、今後 ルが米国・欧州と同等であることを、海外に 日本研究皮膚科学会がさらに発展するよう、 向けてアピールすることが出来た学会でもあ 浜松医大皮膚科からも貢献を続けて行きたい りました。 と考えております。学内の共同研究者の先生 本会の特別講演には、ノーベル化学賞を受 方始め、ご支援戴いた研究室の皆様に厚く御 賞された根岸英一先生も駆けつけて下さり、 礼申し上げます。今後ともお力添えを賜りま 有機化合物のカップリングに関する講演と次 すよう、宜しくお願い致します。 世代への温かいメッセージを戴きました。 学会・研究活動等 10 研究助成金等の採択(平成24年9月~12月) 所 属 職 名 研究者 研 究 助 成 機 関 助成金額 単位(千円) 子どものここ ろの発達研究 セ ン タ ー 教 授 武 井 教 使 NARSAD(New York) 泌尿器科学 教 授 大 園 誠 一 郎 日本イーライリリー(株) 分子生物学 教 授 北 川 雅 敏 公益財団法人 安田記念医学財団 2,000 薬 副薬剤部長 内 藤 隆 文 公益財団法人 佐川がん研究振興財団 1,000 第 一 内 科 助 教 杉 本 光 繁 公益社団法人 日本透析医会 2,000 医 生 理 学 准 授 鈴 木 優 子 公益財団法人 内藤記念科学振興財団 3,000 薬 剤 部 教 授 川 上 純 一 公益財団法人 臨床薬理研究振興財団 3,000 薬 剤 部 副薬剤部長 内 藤 隆 文 公益財団法人 臨床薬理研究振興財団 2,000 剤 部 教 3,876 500 平成24年度厚生労働科学研究費補助金一覧 所 属 職 名 研 究 者 代表者 分担者 泌尿器科学 教 授 大園誠一郎 代表者 研究事業名 研 究 課 題 名 医療技術実用化総合研究 治験の実施に関する研究[5-アミノレ 事業(治験推進研究) ブリン酸] 泌尿器科学 教 授 大園誠一郎 難治・がん等の疾患分野 の医療の実用化研究事業 標準的治療の確立が望まれる難治性疾 分担者 (国際水準臨床研究分 患に対する新規治療法の開発 野) メディカル フォトニクス 研究センター 教 授 間賀田泰寛 難治性疾患等克服研究事 中性脂肪蓄積心筋血管症に対する中鎖 分担者 業(難治性疾患克服研究 脂肪酸を含有する医薬品の開発 事業) 交付決定額 単位(千円) ※3,400 (1600) 400 1,380 ※は4月からの合計額 ( )は上記内数、追加交付 11 会 議 9 月 3 日 第86回総合企画会議 9 月 28 日 第1回入学者選抜方法研究委員会 第5回助産学専攻科委員会 10 月 1 日 第87回総合企画会議 4 日 第1回実験実習機器センター運営委員会 3 日 病院運営企画室会議 第5回国際交流委員会 第14回診療情報管理委員会 5 日 病院運営企画室会議 第5回学生委員会 第2回図書館運営委員会 4 日 ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会* 6 日 第4回学生委員会 5 日 医の倫理委員会* 10 日 第144回知財活用推進会議 9 日 第6回国際交流委員会 11 日 第3回輸血療法委員会 第6回教務委員会 第5回教務委員会 10 日 第5回組換えDNA実験安全委員会* 12 日 第93回総務企画室会議 第8回大学院博士課程部会 第7回大学院博士課程部会 11 日 第99回教育研究評議会 13 日 第98回教育研究評議会 第6回児童虐待対応委員会 第6回助産学専攻科委員会 ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会 14 日 第5回情報・広報企画室会議 12 日 第4回施設マネジメント専門委員会* 18 日 第102回研究推進企画室会議 15 日 物流管理委員会 第113回研究推進委員会 第7回入学試験委員会 第5回感染対策委員会 16 日 第103回研究推進企画室会議 第6回大学院修士課程部会 第114回研究推進委員会 第6回入学試験委員会 第6回感染対策委員会 19 日 病院運営企画室会議 第7回大学院修士課程部会 第5回病床管理委員会 17 日 第94回総務企画室会議 第85回教育企画室会議 病院運営企画室会議 20 日 第722回教授会 第76回化学療法部連絡協議会 第7回動物実験委員会* 18 日 第723回教授会 第486回大学院博士課程教授会 第487回大学院博士課程教授会 第120回大学院修士課程教授会 22 日 第98回役員会 21 日 第70回臨床研修管理委員会 第146回知財活用推進会議 薬剤管理委員会 23 日 第6回経営企画室会議 24 日 第97回役員会 第2回資金管理委員会 第145回知財活用推進会議 第2回保険診療委員会 第46回外来診療部会議 第121回大学院修士課程教授会 第75回化学療法部連絡協議会 24 日 第8回動物実験委員会* 25 日 医の倫理委員会 第86回教育企画室会議 第5回経営企画室会議 25 日 診療科長・中央診療施設等部長会議 26 日 第3回調査労務企画室会議 第6回医療安全管理委員会 第3回施設マネジメント専門委員会* 29 日 第47回外来診療部会議 第6回安全衛生委員会 31 日 第7回安全衛生委員会 27 日 診療科長・中央診療施設等部長会議 11 月 1 日 第88回総合企画会議 第5回医療安全管理委員会 第6回学生委員会 12 11 月 6 日 第7回教務委員会 12 月 5 日 病院運営企画室会議 7 日 情報公開・個人情報保護委員会 診療情報提供委員会 第9回大学院博士課程部会 第6回病床管理委員会 8 日 第100回教育研究評議会 第8回教務委員会 12 日 第147回知財活用推進会議 6 日 第101回教育研究評議会 第3回図書館運営委員会 第7回学生委員会 13 日 第4回輸血療法委員会 7 日 第6回組換えDNA実験安全委員会* 薬剤管理委員会 10 日 物流管理委員会 第7回国際交流委員会 11 日 第8回国際交流委員会 第8回入学試験委員会 第8回大学院修士課程部会 14 日 第5回施設マネジメント専門委員会 第9回入学試験委員会 15 日 第724回教授会 12 日 第7回情報・広報企画室会議 第77回化学療法部連絡協議会 13 日 第725回教授会 第488回大学院博士課程教授会 第489回大学院博士課程教授会 16 日 第34回経営協議会 第122回大学院修士課程教授会 第99回役員会 14 日 保健管理センター運営委員会 19 日 第87回教育企画室会議 17 日 第100回役員会 第6回情報・広報企画室会議 第96回総務企画室会議 20 日 第104回研究推進企画室会議 第149回知財活用推進会議 第3回資金管理委員会* 第48回外来診療部会議 第7回感染対策委員会 18 日 第7回組換えDNA実験安全委員会* 21 日 医の倫理委員会 第105回研究推進企画室会議 病院運営企画室会議 第115回研究推進委員会 22 日 第15回診療情報管理委員会 第8回感染対策委員会 第1回臓器提供委員会 19 日 ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会* 26 日 第148回知財活用推進会議 病院運営企画室会議 27 日 第95回総務企画室会議 第88回教育企画室会議 第7回経営企画室会議 20 日 診療科長・中央診療施設等部長会議 28 日 第4回調査労務企画室会議 第8回医療安全管理委員会 男女共同参画推進委員会 第78回化学療法部連絡協議会 第8回安全衛生委員会 21 日 第10回動物実験委員会* 29 日 診療科長・中央診療施設等部長会議 第71回臨床研修管理委員会 第7回医療安全管理委員会 25 日 第8回経営企画室会議 30 日 第9回動物実験委員会* 第7回助産学専攻科委員会* 12 月 3 日 第10回大学院博士課程部会 26 日 第9回安全衛生委員会 4 日 第89回総合企画会議 *・・・持ち回りにて開催したもの 13 永年勤続者表彰 去る11月21日(水)、本学管理棟4階第二会議室において永年勤続者表彰式が執り行われ、学長か ら次の方々に表彰状が授与されました。 【列席者】 【永年勤続表彰者】 笹倉 裕之 (総合人間科学講座(物理学)教授) 中村 達(学長) 山濵 由美 (総合人間科学講座(生物学)教務員) 小出 幸夫(理事・副学長) 加藤 文度 (歯科口腔外科学講座教授) 鈴木 修(理事・副学長) 間賀田 泰寛(メディカルフォトニクス研究センター教授) 瀧川 雅浩(理事・副学長) 竹下 明裕 (輸血・細胞治療部病院教授) 山崎 勝康(監事) 大村 知広 (臨床研究管理センター薬剤主任) 津田 紘(監事) 山本 明美 (看護部副看護師長) 針山 孝彦(総合人間科学講座(生物学)教授) 那須 まゆみ(看護部副看護師長) 梅村 和夫(臨床研究管理センター長) 平野 美佳子(看護部副看護師長) 小粥 知子(副看護部長) 秋元 美佐枝(看護部副看護師長) 髙橋 清夫(事務局長) 神村 啓恵 (看護部副看護師長) 島田 健治(次長(総務担当)) 村松 理恵子(看護部副看護師長) 大石 優子 (看護部助産師) 相津 栄子 (看護部看護師) 橋本 佳絵子(看護部看護師) 村松 里香 (看護部看護師) 袴田 理津子(看護部看護師) 【式次第】 開 式 表彰状授与(記念品贈呈) 学長式辞 被表彰者謝辞 永年勤続者表彰 14 発行 浜松医科大学広報室 浜松市東区半田山1-20-1 電話 053-435-2114 e-mail koho@hama-med.ac.jp サッカー・ラグビーグラウンド 小誌をご覧になったご意見・ご感想をお寄せください。 また、皆様からの各欄へのご寄稿を受け付けております。 紙面づくりに、是非、ご参加ください。
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