Sophos Mobile Control スタートアップガイド

Sophos Mobile Control
スタートアップガイド
製品バージョン: 3.6
ドキュメント作成日: 2013年 11月
目次
1 このガイドについて..........................................................................................................3
2 導入ステップ......................................................................................................................5
3 スーパー管理者としてのログオン.................................................................................6
4 Sophos Mobile Security ライセンスの有効化..................................................................7
5 ライセンスの確認..............................................................................................................8
6 新規カスタマーの作成......................................................................................................9
7 新規カスタマーへの切り替え.......................................................................................11
8 新規カスタマーの管理者の作成...................................................................................12
9 設定.....................................................................................................................................13
10 APNs 証明書の作成とアップロード ..........................................................................17
11 コンプライアンスルールの設定.................................................................................20
12 デバイスグループの作成..............................................................................................22
13 iOS デバイスの設定.......................................................................................................23
14 Android デバイスの設定...............................................................................................27
15 セルフサービス ポータルの設定のアップデート...................................................30
16 セルフサービス ポータルのユーザーの作成: 「内部ユーザーの管理」............31
17 セルフサービス ポータルでのプロビジョニングのテスト..................................32
18 ユーザーのリストのSophosMobileControlへのアップロード:「内部ユーザーの管理」.33
19 テクニカルサポート......................................................................................................34
20 ご利用条件.......................................................................................................................35
2
スタートアップガイド
1 このガイドについて
このガイドは、Sophos Mobile Control をステップごとに初期設定してモバイルデバ
イスを管理する方法について説明しています。
詳細情報は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してください。
このガイドでは、最も一般的なモバイルデバイスのプラットフォームである、iOS
と Android に集中して説明しています。設定は、他の OS においても同様の方法で
実行できます。
1.1 用語の説明
このガイドで使用している用語の説明は以下の表を参照してください。
用語
説明
デバイス
管理対象モバイルデバイス (スマートフォン、タブ
レットなど)。
Sophos Mobile Control クライ
アント
デバイスにインストールした Sophos Mobile Control
クライアントコンポーネント。
エンドユーザー
デバイスのエンドユーザー。
Web コンソール
デバイスの管理に使用されるサーバーの Web イン
ターフェース。
カスタマー
デバイスを管理するテナント。
プロビジョニング
Sophos Mobile Control クライアントでデバイスを装
備するプロセス。
注: このプロセスは、登録とも呼ばれます。
タスクバンドル
Web コンソールで作成可能なパッケージ。1つのト
ランザクションで、モバイルデバイス用の複数の
タスクをバンドルとしてまとめることができます。
デバイスを完全に登録し、実行するために必要な
タスクを 1つにまとめることができます。
セルフサービス ポータル
(SSP)
エンドユーザーが自身のデバイスを登録し、ヘル
プデスク担当者の支援なしでその他のタスクを実
行できる Sophos Mobile Control の Web インター
フェース。
3
Sophos Mobile Control
4
用語
説明
Sophos Mobile Security
Sophos Mobile Control から管理可能な Android 携帯
およびタブレット用のセキュリティアプリ。Sophos
Mobile Security の管理機能は、Sophos Mobile Control
の任意のモジュールです。Sophos Mobile Security ア
プリを Sophos Mobile Control で管理するには、ライ
センスを購入済みで、Sophos Mobile Control Web コ
ンソールで有効化済みである必要があります。
SMSec
Sophos Mobile Control Web コンソールの GUI で使
用される Sophos Mobile Security の略称。
スタートアップガイド
2 導入ステップ
導入ステップは次のとおりです。
1. スーパー管理者権限で Sophos Mobile Control Web コンソールにログインす
る。
2. Sophos Mobile Security ライセンスを有効化する。
注: Sophos Mobile Security の管理は、Sophos Mobile Control の任意のモジュー
ルです。Sophos Mobile Security ライセンスを未購入の場合、この手順は不
要です。
3. ライセンスを確認する。
4. デバイスを管理するための新規カスタマーを作成する。
5. 新規カスタマーに切り替える。
6. 新規カスタマーの管理者を作成し、管理者権限で Web コンソールにログ
インする。
7. 個人設定、セルフサービス ポータルを使用するための設定、およびパス
ワードポリシーを設定する。
8. Apple Push Notification サービスの証明書を作成し、アップロードする。
9. サポート問い合わせを設定する。
10. コンプライアンスルールを設定する。
11. デバイスグループを作成する。
12. デバイスを設定する。
13. セルフサービス ポータルの設定をアップデートし、セルフサービス ポー
タルのユーザーを追加し、セルフサービス ポータルのプロビジョニング
をテストする。
14. ユーザーのリストを Sophos Mobile Control にアップロードする。
5
Sophos Mobile Control
3 スーパー管理者としてのログオン
Sophos Mobile Control を設定するには、まず、Sophos Mobile Control Web コンソー
ルのスーパー管理者カスタマーに、スーパー管理者権限でログインする必要があり
ます。スーパー管理者カスタマーでは、スーパー管理者タスクを実行するための
Sophos Mobile Control Web コンソールの特別なビューが表示されます。
注: スーパー管理者として Sophos Mobile Control Web コンソールを使用する方法の
詳細は、「Sophos Mobile Control スーパー管理者ガイド」(英語) を参照してくださ
い。
前提条件:
■
Sophos Mobile Control のセットアップの一環として、スーパー管理者カスタマー
を作成済みです。詳細は、「Sophos Mobile Control インストールガイド」(英語)
を参照してください。
■
Sophos Mobile Control のセットアップの一環として、スーパー管理者カスタマー
を作成済みで、このアカウントのログイン情報 (カスタマー、ユーザー、および
パスワード) を受信しています。
1. Sophos Mobile Control Web コンソールの URL をブラウザに入力します。
Sophos Mobile Control のログインページが表示されます。
2. 「カスタマー」フィールドに、スーパー管理者カスタマーを入力します。
3. 「ユーザー」および「パスワード」フィールドに、スーパー管理者のユー
ザー名とパスワードを入力します。
4. 「ログイン」をクリックします。
スーパー管理者カスタマーにログインできました。スーパー管理者カスタマーの
「ダッシュボード」が表示されます。スーパー管理者カスタマーは、アスタリスク
と共に、「カスタマー」フィールドのドロップダウンリストの最上部に表示されま
す。
6
スタートアップガイド
4 Sophos Mobile Security ライセンスの有効化
注: Sophos Mobile Security の管理は、Sophos Mobile Control の任意のモジュールで
す。Sophos Mobile Security ライセンスを未購入の場合、この手順は不要です。
Sophos Mobile Security は、Android 携帯およびタブレット用のセキュリティアプリで
す。悪質なアプリ対策を行うほか、セキュリティ上のリスクにつながる恐れのある
パーミッションがあるアプリを検出します。
Sophos Mobile Security アプリを Sophos Mobile Control で管理するには、ライセンス
を購入済みで、Sophos Mobile Control Web コンソールで有効化済みである必要があ
ります。
1. Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「システムセットアップ」
をクリックします。
「システム セットアップ」画面が表示されます。
2. 「SMSec ライセンス」タブで、ソフォスから取得したライセンスキーを
「ライセンスキー」フィールドに入力し、「有効化」をクリックします。
Sophos Mobile Security ライセンスが有効化されます。「アクティブなライセンス
キー」フィールドに、有効化されたライセンスキーが表示されます。「ライセンス
数」フィールドに、使用可能なクライアントの数が表示されます。「有効期限」
フィールドに、ライセンスの有効期限が表示されます。
新規カスタマーを作成する際、そのカスタマーで管理する Sophos Mobile Security ク
ライアントの数を指定できます。
7
Sophos Mobile Control
5 ライセンスの確認
注: Sophos Mobile Control および Sophos Mobile Security のライセンスは、ユーザー単
位のライセンスです。1ユーザーに複数のデバイスが割り当てられている場合、す
べてのデバイスを 1ライセンスで使用できます。ユーザーが割り当てられていない
デバイスも 1ユーザーとしてカウントされ、1ライセンスが必要です。
Web コンソールのメニューバーで、「バージョン情報」をクリックして、「バー
ジョン情報」画面に表示されるライセンス情報を確認してください。
■
SMC:
■
ユーザーライセンス数:
Sophos Mobile Control で管理可能なユーザーの数が表示されます。
■
使用中のライセンス数:
使用中のラインセンス数が表示されます。
■
ライセンスの有効期限:
ライセンスの有効期限が表示されます。
■
SMSec:
注: Sophos Mobile Security の管理は、Sophos Mobile Control の任意のモジュールで
す。Sophos Mobile Security ライセンスを未購入または有効化していない場合、
Sophos Mobile Security のライセンス情報は表示されません。
■
ユーザーライセンス数:
Web コンソールから Sophos Mobile Security アプリを管理できるデバイスのエ
ンドユーザー数が表示されます。
■
使用中のライセンス数:
使用中のラインセンス数が表示されます。
■
ライセンスの有効期限:
ライセンスの有効期限が表示されます。
表示されるライセンス情報に関するご質問、ご不明の点は、ソフォス営業部にお問
い合わせください。
8
スタートアップガイド
6 新規カスタマーの作成
Sophos Mobile Control Web コンソールでデバイスを管理するには、カスタマー (デ
バイスを管理するためのテナント) を作成する必要があります。
1. スーパー管理者カスタマーの「ダッシュボード」の「カスタマーの管理」
で、「カスタマーの新規作成」ボタンをクリックします。
「カスタマーの編集」画面が表示されます。
2. 新規カスタマーの「名前」および「説明」を入力します。
3. 「ライセンスの最大数」フィールドで、このカスタマーで管理できるデバ
イスのエンドユーザーの最大数を指定します。
4. 「Sophos Mobile Security ライセンス」フィールドで、デバイスで Sophos
Mobile Security アプリを管理できるユーザーの数を入力します。Sophos
Mobile Security ライセンスを有効化した後、このカスタマーで管理できる
ユーザーの数はここで指定できます。
注: Sophos Mobile Security の管理は、Sophos Mobile Control の任意のモジュー
ルです。Sophos Mobile Security ライセンスを未購入の場合、この手順は不
要です。
5. 「有効期限」のフィールドで、カスタマーの有効期限を指定します。ここ
で有効期限を入力しないと、「有効期限」フィールドの値は「無制限」に
指定されます。
6. 「有効なプラットフォーム」で、このカスタマーで登録できるデバイスの
プラットフォームを選択します。
7. 「位置情報取得済みデバイス」で「位置特定の有効化」を選択して、デバ
イスの盗難・紛失時に、ユーザーがデバイスの位置情報を取得できるよう
にします。「位置特定機能の管理者利用」を選択して、管理者がデバイス
の位置情報を取得できるようにします。
8. 「クローン設定 - 設定とパッケージ」で、このカスタマーに対して、すべ
ての設定とパッケージをクローンすることを指定できます。詳細は「Sophos
Mobile Control スーパー管理者向けガイド」(英語) を参照してください。
9. 「ユーザーディレクトリ」で、Sophos Mobile Control で管理するセルフ
サービス ポータル (SSP) のユーザーのデータソースを選択します。
■
なし。SSP 固有のプロファイルやユーザー固有のプロファイルがありま
せん。
9
Sophos Mobile Control
■
■
内部ディレクトリ: Sophos Mobile Control セルフサービス ポータルのユー
ザーに対して、内部ユーザー管理を使用する場合に選択します。この
ガイドでは、セルフサービス ポータルの内部ユーザーの管理を例とし
て説明しています。
外部ディレクトリ: Sophos Mobile Control セルフサービス ポータルのユー
ザーに対して、外部ユーザー管理を使用する場合に選択します。「外
部ディレクトリの設定」をクリックして、サーバーの詳細を指定しま
す。
詳細は「Sophos Mobile Control スーパー管理者向けガイド」(英語) を参照し
てください。
「ユーザーディレクトリ」のいずれか 1つのオプションを選択する前に、
使用するユーザー管理方法を決める必要があります。
10. 「保存」ボタンをクリックします。
新規カスタマーが作成されました。次のステップで新規カスタマーに切り替えて、
操作を続行します。
10
スタートアップガイド
7 新規カスタマーへの切り替え
新規カスタマーに切り替えて、必要な手順を実行してください。
1. スーパー管理者カスタマーの「ダッシュボード」で、「カスタマ」フィー
ルドを参照します。
2. 先ほど作成したカスタマーを、ドロップダウンリストから選択します。
Sophos Mobile Control Web コンソールの画面が、スーパー管理者の画面から通常の
画面に変わります。次に、初期構成を行うために必要な手順を実行してください。
11
Sophos Mobile Control
8 新規カスタマーの管理者の作成
1. Web コンソールのメニューバーで、「管理者」をクリックします。
「管理者の表示」画面が表示されます。
2. 「管理者の新規作成」ボタンをクリックします。
「管理者の編集」画面が表示されます。
3. 新規ユーザーの「ログイン名」を入力します。
4. 「ロール」フィールドで、ユーザーのロール「Administrator」を選択しま
す。
5. 新規ユーザーの「姓」と「名」を入力します。
6. 新規ユーザーの「メール」アドレスを入力します。
7. Web コンソールの初回ログインで使用するワンタイム「パスワード」を
入力し、確認入力します。
8. 「保存」ボタンをクリックします。
新規管理者が作成されました。これ以降の手順を実行するには、Web コンソールか
らログアウトし、ここで作成したログイン情報 (ユーザー、カスタマー、およびワ
ンタイムパスワード) を使ってログインする必要があります。初回ログイン後、パ
スワードを変更するようメッセージが表示されます。
12
スタートアップガイド
9 設定
次の項目を設定する必要があります。
■
使用するプラットフォーム
■
パスワードポリシー
■
エンドユーザーがセルフサービス ポータルを使用するための各種設定
すべて、「設定」機能を使って設定可能です。
9.1 プラットフォームを設定する
Sophos Mobile Control Web コンソールをより効率よく使用するため、使用するプラッ
トフォームのみが GUI に表示されるようにカスタマイズできます。
注: ここで、プラットフォームを指定した場合、現在ログインしているユーザーに
対して表示される画面が変更されるだけです。機能を無効にしたりすることはでき
ません。
前提条件:新規カスタマー用に作成した管理者の権限で Web コンソールにログイン
している必要があります。
1. Web コンソールの「設定」で、「全般」をクリックします。
「全般設定」画面が表示されます。
2. 「個人設定」タブの「有効なプラットフォーム」で、Sophos Mobile Control
で使用するプラットフォームを選択します。
■
■
■
■
■
Android
BlackBerry
iOS
Windows Phone 8
Windows Mobile
注: 選択可能なプラットフォームの種類は、スーパー管理者の設定内容に
よって異なります。詳細は「Sophos Mobile Control スーパー管理者向けガ
イド」(英語) を参照してください。
注: このガイドでは、最も一般的なモバイルデバイスのプラットフォーム
である、iOS と Android に集中して説明しています。使用可能なすべての
プラットフォームについて詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガ
イド」を参照してください。
13
Sophos Mobile Control
ここで設定した内容に基づいてメニューがカスタマイズされます。不要な
アイテムは非表示になります。
3. 「保存」ボタンをクリックします。
次の手順では、「全般設定」で、パスワードポリシーを設定します。
9.2 パスワードポリシーを設定する
パスワードのセキュリティを強化するために、Sophos Mobile Control Web コンソー
ルおよびセルフサービスポータルのユーザーに対するパスワードポリシーを設定し
ます。
注: 内部ユーザーの管理を使用している場合、パスワードポリシーは、Web コンソー
ルのユーザーおよびセルフサービスポータルのユーザーに適用されます。外部ユー
ザーの管理を使用している場合、パスワードポリシーは、Web コンソールのユー
ザーのみに適用され、セルフサービスポータルのユーザーには適用されません。こ
のガイドでは、セルフサービスポータルの内部ユーザーの管理を例として説明して
います。外部ユーザーの管理の詳細は、「Sophos Mobile Control スーパー管理者け
ガイド」(英語) を参照してください。
1. 「全般設定」画面で、「パスワードポリシー」タブを選択します。
2. 「SMC Web コンソールユーザーおよび SSP ユーザー用パスワードポリ
シー」-「ルール」で、 各項目についてパスワードの最小文字数を定義し
ます。
3. 「SMC Web コンソールユーザーおよび SSP ユーザー用パスワードポリ
シー」-「設定」で、次の各項目を定義します。
■
■
■
パスワードの変更頻度 (日数):「0」(パスワードの変更は不要) から
「730」の範囲の値を入力できます。
過去のパスワード利用制限回数:「1」から「10」の範囲で選択可能で
す。
ログインの最大試行回数:「2」から「10」の範囲で選択可能です。
4. 「パスワードのリセット設定」では、ユーザーがパスワードリセットを要
求した後に、ユーザーに送信するメールを指定します。
a) 「送信者」フィールドに、メール送信者のメールアドレスを入力しま
す。
b) 「再設定リンクの送信用メール」で、メールの件名および本文が事前
に定義されています。これは必要に応じて編集できます。詳細は、
「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してください。
14
スタートアップガイド
注: メールの本文から、「_RESET_TOKEN_LINK_」というプレースホ
ルダを削除しないでください。
c) 「新しいパスワードの送信用メール」で、メールの件名および本文が
事前に定義されています。これは必要に応じて編集できます。詳細は、
「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してください。
注: メールの本文から、「_NEW_PASSWORD_」というプレースホルダ
を削除しないでください。
5. 「保存」ボタンをクリックします。
9.3 セルフサービス ポータルの設定を行う
1. Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「セルフサービス ポータ
ル」をクリックします。
「セルフサービス ポータル」画面が表示されます。
2. 「設定」タブで、必要に応じてセルフサービス ポータルを設定します。
使用可能なすべての設定について詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者
向けガイド」を参照してください。この時点で、どの設定を適用してよい
か不明な場合は、すべてのオプションでデフォルトを指定することもでき
ます。
3. 「同意」タブを選択して、次の内容を設定します。
a) 「同意テキスト」で、デバイス登録時に最初にエンドユーザーに表示
される、モバイルデバイスに関するポリシー、免責事項または同意テ
キストを設定できます。ユーザーが操作を続行するには、表示される
文章に同意する必要があります。
テキストには基本的な HTML 形式のタグを使用できます。タグを使用
した場合、テキストは HTML 形式でブラウザに表示されます。
b) 「インストール後に送信するテキスト 」には、インストール操作後に
セルフサービス ポータルに表示するテキストを定義できます。たとえ
ば、iOS アプリでのサーバーの設定や Android のメールクライアントの
設定など、インストール後に必要な操作に関する情報を表示できます。
テキストには基本的な HTML 形式のタグを使用できます。タグを使用
した場合、テキストは HTML 形式でブラウザに表示されます。
15
Sophos Mobile Control
4. 「「ようこそ」メール」タブを選択します。このタブでは、ログイン情報
をセルフサービス ポータルのユーザーに送信する「ようこそ」メールを
設定します。このメールは、ユーザーがセルフサービス ポータルにログ
インできるようにするために必要です。
注: このタブは、内部ユーザーの管理がカスタマーに対して有効化されて
いる場合のみに表示されます。メールは、内部ユーザーの管理で管理され
るセルフサービス ポータルのユーザーのみに送信されます。このガイド
では、セルフサービス ポータルの内部ユーザーの管理を例として説明し
ています。詳細は、新規カスタマーの作成 (p. 9) および「Sophos Mobile
Control 管理者向けガイド」を参照してください。
5. 「送信者」フィールドに、メール送信者のメールアドレスを入力します。
「件名」フィールドには、メールの件名が事前に定義されています。これ
は必要に応じて編集できます。
6. テキストフィールドには、メールの本文が事前に定義されています。これ
は必要に応じて編集できます。詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向
けガイド」を参照してください。
注: メールの本文から、「_CUSTOMERNAME_」、「_LOGINNAME_」お
よび「_RESET_TOKEN_LINK_」というプレースホルダを削除しないでく
ださい。
7. 「保存」ボタンをクリックします。
9.4 サポート問い合わせを設定する
不明な点や問題が発生した場合に、ユーザーをサポートするテクニカルサポートの
情報を設定できます。
1. Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「全般」をクリックしま
す。
「全般設定」画面が表示されます。
2. 「サポート問い合わせ」タブを表示して、サポート担当者の連絡先を入力
します。「追加情報」には、ユーザーをサポートするために必要なその他
の情報を入力することができます。
3. 「保存」ボタンをクリックします。
16
スタートアップガイド
10 APNs 証明書の作成とアップロード
Apple iOS 4 以降を搭載するデバイスに付属のモバイルデバイス管理 (MDM) プロト
コルを使用するには、Apple Push Notification サービス (APNs) を使用して、Sophos
Mobile Control に登録された iOS デバイスとの通信を可能にする必要があります。
前提条件:
■
このカスタマーに対して iOS プラットフォームを指定している必要があります。
詳細は、プラットフォームを設定する (p. 13) を参照してください。
■
APNs 証明書を作成するには、APNs Certificate Wizard を使用します。このウィ
ザードは、製品ディレクトリ内にあります。Web コンソールからダウンロード
することもできます。Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「システ
ムセットアップ」をクリックし、「iOS 設定」タブを表示します。ウィザードを
ダウンロードするには、「APNS」セクションにあるダウンロード用リンクをク
リックします。
1. Sophos Mobile Control APNs Certificate Wizard.exe ファイルをダブルクリッ
クして、APNs Certificate Wizard を起動します。
APNs Certificate Wizard の起動画面が表示されます。
2. 「Next」(次へ) をクリックします。
「License Agreement」(使用許諾契約書) ダイアログが表示されます。
3. 「I agree」(同意する) をクリックします。
「Create Certificate Signing Request」(証明書署名要求の作成) ダイアログ
が表示されます。
4. 「Company Name」(会社名) および「Country 」(国) コード (例: 「US」、
「UK」など) を入力します。これらの項目は必須です。
注: これらの項目の下に、作成されるすべてのデータが保存される場所が
表示されます。この情報を書き留めておいてください。
5. 「Next」(次へ) をクリックします。
「Upload PLIST」(PLIST のアップロード) ダイアログが表示されます。
6. この手順では、Certificate Signing Request (証明書署名要求) を Apple へアッ
プロードします。ダイアログの指示に従います。
a) ダイアログに表示される Apple のサイトをブラウザで開きます。
17
Sophos Mobile Control
注: Apple のサイトを開く際には、Internet Explorer は使用しないでくだ
さい。問題が生じることがあります。Firefox、Google Chrome、または
Safari を使用してください。ブラウザは最新バージョンを使用すること
を推奨します。
b) Apple ID を使ってログインします。Apple ID がない場合は、作成しま
す。
c) 「Apple Push Certificates Portal」の最初のダイアログで、「Create a
Certificate」(証明書の作成) をクリックします。
d) 使用規約に同意します。
e) 作成した Certificate Signing Request (証明書署名要求) ファイル (*.plist) を
参照し、「Upload」(アップロード) をクリックします。
ファイル名とパスは、Sophos APNs Certificate Wizard の「Upload PLIST」
(PLIST のアップロード) ダイアログを参照してください。
これで APNs 証明書が作成されます。
f) 証明書ファイル (*.pem) をダウンロードして、「Upload PLIST」(PLIST
のアップロード) ダイアログに表示されているディレクトリに保存しま
す。
7. 「Next」(次へ) をクリックします。
「Create P12」(P12 の作成) ダイアログが表示されます。
8. この手順では、Sophos Mobile Control 用の APNs 証明書を作成します。APNs
証明書のパスワードを入力します。このパスワードは、後で、証明書ファ
イル (.P12) を Sophos Mobile Control へアップロードする際に必要になりま
す。
注: 「Create P12」(P12 の作成) ダイアログには証明書ファイルが保存され
るディレクトリが表示されます。この情報を書き留めておいてください。
証明書ファイルを含むフォルダのバックアップを作成することを推奨しま
す。
9. 「Next」(次へ) をクリックします。
「Sophos Mobile Control APNs Certificate Wizard finished」(Sophos Mobile
Control APNs Certificate Wizard が完了しました) ダイアログが表示されま
す。
10. 「Finish」(完了) をクリックします。
18
スタートアップガイド
11. Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「システムセットアップ」
をクリックし、「iOS 設定」タブを表示します。
12. 作成した証明書ファイル (.p12) を参照し、この証明書のパスワードを入力
します。今後の参照のために、任意で Apple ID を入力することもできま
す。「アップロード」をクリックします。
ファイルのアップロードに成功すると、画面上部に確認メッセージが表示
されます。また、APNs 証明書の「トピック」、「タイプ」および「有効
期限日」も表示されます。
13. 「保存」をクリックします。
19
Sophos Mobile Control
11 コンプライアンスルールの設定
Web コンソールで実行できる操作は次のとおりです。
■
使用可能なすべてのデバイスタイプ (OS) に対して、コンプライアンスルールを
設定する。
■
デバイスが指定されたルールに違反した場合に実行するアクションを定義する。
■
コンプライアンスルールを複数定義し、デバイスグループに適用する。デバイス
グループでは、会社貸与デバイスと私物デバイスに、それぞれ異なるコンプライ
アンスルールを指定できます。これにより、デバイスグループごとに異なるレベ
ルのセキュリティを適用することができます。
詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してください。
1. Web コンソールのメニューバーで、「コンプライアンスルール」をクリッ
クします。
「コンプライアンスルール」画面が表示されます。
2. 「追加」ボタンをクリックします。
「コンプライアンスルール」画面が、使用可能なデバイスタイプ別のタブ
とともに表示されます。
3. 新しいコンプライアンス設定の「名前」および「説明」を入力します。
4. 該当するデバイスタイプのタブを選択します。
5. 「有効化する」フィールドが選択されていることを確認します。
注: このフィールドが選択されていないと、このデバイスタイプに対する
コンプライアンスチェックは行われません。
6. 「ルール」で、選択したデバイスタイプに対するコンプライアンス設定の
ルールを設定します。各デバイスタイプで使用可能な設定の説明は、
「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してください。
7. 特定のルールに違反した場合にメールへのアクセスを禁止するには、該当
するルールの横にある「Active Sync を禁止する」チェックボックスを選択
します。
注: このオプションは、Sophos Mobile Control EAS プロキシサーバーを使
用している場合のみに有効です。詳細は、「Sophos Mobile Control インス
トールガイド」(英語) を参照してください。
20
スタートアップガイド
8. 特定のルールに違反した場合にネットワークアクセスを禁止するには、該
当するルールの横にある「ネットワークアクセスをブロックする」チェッ
クボックスを選択します。
注: このオプションは、ネットワークアクセス機能が有効化された場合の
みに選択可能です。詳細は、「Sophos Mobile Control スーパー管理者向け
ガイド」(英語) を参照してください。
9. 特定のルールに違反した場合に管理者に通知するには、該当するルールの
横にある「管理者に通知する」チェックボックスを選択します。
10. 各「ルール」設定に対してタスクバンドルを配信するには、「タスクバン
ドルを配信する」で指定できます。なお、この時点では設定を変更しない
でください。タスクバンドルを不適切に配信すると、デバイスの設定が変
更されたり、ワイプされてしまうこともあります。コンプライアンス設定
のルールに適切なタスクバンドルを割り当てるには、システムに対する詳
しい知識が必要です。
11. 該当するデバイスタイプの各タブで設定がすべて完了したら、「保存」ボ
タンをクリックします。
新しいコンプライアンスルールが、「コンプライアンスルール」画面に表
示されます。
12. デバイスが非準拠の場合に管理者がメール通知を受信するように設定した
場合は、「コンプライアンスメールの受信者」で受信者を指定し、「コン
プライアンスメールの予定表」で通知スケジュールを定義します。複数の
管理者を指定するには、「コンプライアンスメールの受信者」フィールド
で、区切り記号のセミコロン「;」を使用します。「保存」ボタンをクリッ
クします。
コンプライアンスルールをさらに追加する場合は、上記の手順を繰り返します。作
成したコンプライアンスルールは、次のセクションでデバイスグループを作成する
際に適用できます。会社貸与デバイスおよび私物デバイスの両方を管理する場合
は、少なくともこの 2種類のデバイスタイプに対して別々のルールを指定すること
を推奨します。
21
Sophos Mobile Control
12 デバイスグループの作成
デバイスはグループに分類することをお勧めします。分類することで、個々のデバ
イスではなく、グループ全体に対してタスクを実行できるため、管理が効率化され
ます。
注: 1つのグループには、同じプラットフォーム環境のデバイスのみを追加すること
を推奨します。グループを使用して、インストールやプラットフォーム依存のその
他のタスクを実行する際に便利です。
新しいデバイスグループの作成方法は次のとおりです。
1. Web コンソールのメニューバーの「インベントリ」で、「デバイスグルー
プ」をクリックします。
「デバイスグループ」画面が表示されます。
2. 「デバイスグループの新規作成」ボタンをクリックします。
「デバイスグループの編集」画面が表示されます。
3. 新しいデバイスグループの「名前」および「説明」を入力します。
4. 「コンプライアンスルール」の下にある「会社貸与デバイス」または「私
物デバイス」フィールドで、適用するコンプライアンス ルールを選択し
ます。
5. 「保存」ボタンをクリックします。
新しいデバイスグループが作成され、「デバイスグループ」画面に表示されます。
次に、この新しいグループにデバイスを追加することができます。
注: デバイスグループを削除すると、グループ内のデバイスは別のグループに移動
されます。移動先グループは指定する必要があります。デバイスの移動先に指定で
きるグループがない場合、最後に残ったグループを削除することはできません。グ
ループが削除される前に、警告メッセージが表示されます。
22
スタートアップガイド
13 iOS デバイスの設定
13.1 Apple iOS デバイス用のプロファイルを作成する
ここでは、iOS デバイスの初期構成のためのプロファイルを作成します。初期構成
プロファイルには、パスコードポリシーおよびデバイスに適用する制限事項を含め
ることを推奨します。また、Exchange、VPN、または WiFi の設定は、別のプロファ
イルに含めることを推奨します。
注: Sophos Mobile Control では、次の 2つの方法で iOS デバイス用のプロファイルを
作成できます。
■
Web コンソールで直接 iOS プロファイルを作成する。
■
Apple iPhone 構成ユーティリティで作成したプロファイルをインポートする。
このセクションでは、Web コンソールで直接プロファイルを作成する方法について
説明します。Apple iPhone 構成ユーティリティで作成したプロファイルをインポー
トする方法についての詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照
してください。
1. Web コンソールのメニューバーの「プロファイル」で、「Apple iOS」を
クリックします。
「プロファイル」画面が表示されます。
2. 「プロファイルの新規作成」ボタンをクリックします。
「プロファイルの編集」画面が表示されます。
3. 新しいプロファイルの「名前」および「バージョン」を入力します。
セルフサービス ポータルで登録作業中に適用されるプロファイルについ
ては、「iOS SSP プロファイル」という名前を指定することを推奨します。
4. 「ID」フィールドに、そのプロファイルに固有の ID (例:
com.mycompany.smc.baseprofile) を入力します。
注: 全角日本語文字や特別表記のアルファベット文字 (ä や ö など)、およ
びスペース文字は iOS プロファイルの ID に使用できません。
5. 「所属」フィールドに、会社名などプロファイルの所属名を入力します。
6. 「説明」フィールドに、プロファイルの説明 (例:「デフォルトプロファイ
ル」) を入力します。
23
Sophos Mobile Control
7. 「ユーザーによるプロファイルの削除」フィールドでは、ユーザーがデバ
イスからプロファイルを削除できるかどうかを選択します。
■
■
■
常に
認証を使用
しない
注: 「しない」を選択することを推奨します。
8. 「自動削除の実行日」フィールドで、エンドユーザーのデバイスからプロ
ファイルが自動的に削除される日を設定できます。
注: プロファイルの自動削除の実行日は設定しないことを推奨します。
注: この機能は、iOS 6 以降でサポートされています。
9. 「OS」では、このプロファイルを適用する OS を選択します。このプロ
ファイルには、すべての iOS のバージョンを選択します。
注: ここに表示される OS は、Web コンソールに登録されているデバイス
の構成によって異なります。この段階では、「iOS」とだけ表示されるこ
ともあります。「iOS」と表示される場合は、すべてのバージョンの iOS
が含まれます。
10. iPhone 構成の設定をプロファイルに追加するには、「追加」ボタンをク
リックして該当するオプションを指定します。
「設定可能なオプション」画面が表示されます。
11. 「パスワードポリシー」を選択して、「次へ」をクリックします。
「パスワードポリシー」画面が表示されます。
12. このプロファイルのパスワードポリシーを指定します。使用可能なすべて
の設定について詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参
照してください。
13. 「適用」ボタンをクリックします。
「パスワードポリシー」の設定が「プロファイルの編集」画面の「設定」
の下に表示されます。
24
スタートアップガイド
14. 「制限」設定のプロファイルを追加するには、再度「追加」ボタンをク
リックします。
注: 各デバイスで使用している iOS のバージョンによって、使用できる設
定は異なります。エンドユーザーのデバイスによっては、設定した内容が
適用されない場合もあります。詳細は、「Sophos Mobile Control テクニカ
ルガイド」(英語) の機能の比較表を参照してください。
15. 「設定可能なオプション」画面で、「制限」を選択し、「次へ」をクリッ
クします。
「制限」画面が表示されます。
16. このプロファイルの制限事項を指定します。使用可能なすべての設定につ
いて詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してくだ
さい。
17. 「適用」ボタンをクリックします。
「制限」の設定が「プロファイルの編集」画面の「設定」の下に表示され
ます。
18. 「保存」ボタンをクリックします。
作成したプロファイルは、これで配信する準備ができました。「プロファイル」画
面に作成したプロファイルが表示されます。Exchange、VPN、または WiFi の設定に
ついてのプロファイルを作成するには、上記の手順を繰り返します。
13.2 iOS デバイス用のタスクバンドルを作成する
1. Web コンソールのメニューバーで「タスクバンドル」をクリックします。
「タスクバンドル」画面が表示されます。
2. 「タスクバンドルの新規作成」ボタンをクリックします。
「タスクバンドルの編集」画面が表示されます。
3. 新しいタスクバンドルの「名前」および「バージョン」を入力します。
セルフサービス ポータルで登録作業中に適用されるタスクバンドルにつ
いては、「iOS SSP タスクバンドル」という名前を指定することを推奨し
ます。
25
Sophos Mobile Control
4. 「OS」で、このタスクバンドルを適用する OS を選択します。このタスク
バンドルでは、すべての iOS のバージョンを選択します。
注: ここに表示される OS は、Web コンソールに登録されているデバイス
の構成によって異なります。この段階では、「iOS」とだけ表示されるこ
ともあります。「iOS」と表示される場合は、すべてのバージョンの iOS
が含まれます。
5. 「タスク」の下の「タスクの新規作成」ボタンをクリックします。
a) 1つ目のタスクとして、「iOS MDM 管理プロファイルを展開します」を
選択し、「次へ」をクリックします。タスク名に「MDM 管理プロファ
イルの展開」など、わかりやすい名前を付け、「次へ」をクリックし
ます。
注: ここで定義する名前は、タスクの処理中にセルフサービス ポータル
に表示されます。
b) 2つ目のタスクとして、「iOS プロファイルをインストールします」を
選択し、「次へ」をクリックします。作成したプロファイル (先ほどの
例では「iOS SSP プロファイル」) を選択し、「次へ」をクリックしま
す。タスク名に「iOS プロビジョニング プロファイルのインストール」
など、わかりやすい名前を付け、「次へ」をクリックします。Exchange、
VPN、または WiFi の設定についてのプロファイルを作成した場合は、
各プロファイルについてもこの手順を繰り返します。
a) 3つ目のタスクとして、「ソフトウェアパッケージをインストールしま
す」を追加します。Sophos Mobile Control のクライアントパッケージを
選択し、「次へ」ボタンをクリックします。タスク名に「SMC アプリ
のインストール」など、わかりやすい名前を付け、「次へ」をクリッ
クします。
b) 追加するタスクの数に応じて、この手順を繰り返します。選択したタ
スクのインストール順序は、「タスク」リストの右端にある並び替え
矢印を使って設定できます。
6. 必要なタスクすべてをタスクバンドルに追加したら、「タスクバンドルの
編集」画面で「保存」ボタンをクリックします。
作成したタスクバンドルは、これで配信する準備ができました。「タスクバンド
ル」画面に作成したタスクバンドルが表示されます。
26
スタートアップガイド
14 Android デバイスの設定
14.1 Android デバイス用のプロファイルを作成する
ここでは、Android デバイスの初期構成のためのプロファイルを作成します。初期
構成プロファイルには、パスワードポリシーおよびデバイスに適用する制限事項を
含めることを推奨します。また、Exchange、VPN、WiFi の設定 (お使いの Android
デバイスが対応している場合) やルート証明書およびクライアント証明書を設定す
るプロファイルもそれぞれ作成することを推奨します。
1. Web コンソールの「プロファイル」で、「Android」をクリックします。
「プロファイル」画面が表示されます。
2. 「プロファイルの新規作成」ボタンをクリックします。
「プロファイルの編集」画面が表示されます。
3. 新しいプロファイルの「名前」および「バージョン」を入力します。
セルフサービス ポータルで登録作業中に適用されるプロファイルについ
ては、「Android SSP プロファイル」という名前を指定することを推奨し
ます。
4. 「ID」フィールドに、そのプロファイルに固有の ID (例:
com.mycompany.smc.baseprofile) を入力します。
5. 「説明」フィールドに、プロファイルの説明 (例:「デフォルトプロファイ
ル」) を入力します。
6. 「OS」では、このプロファイルを適用する OS を選択します。このプロ
ファイルには、すべての Android のバージョンを選択します。
注: ここに表示される OS は、Web コンソールに登録されているデバイス
の構成によって異なります。この段階では、「Android」とだけ表示され
ることもあります。「Android」と表示される場合は、すべてのバージョ
ンの Android が含まれます。
7. Android 構成の設定をプロファイルに追加するには、「追加」ボタンをク
リックして該当するオプションを指定します。
「設定可能なオプション」画面が表示されます。
8. 「パスワードポリシー」を選択して、「次へ」をクリックします。
「パスワードポリシー」画面が表示されます。
27
Sophos Mobile Control
9. 「パスワードの種類」フィールドで、定義するパスワードの種類 (例:「複
合文字」) を選択し、「次へ」をクリックします。
10. このプロファイルのパスワードポリシーを指定します。使用可能なすべて
の設定について詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参
照してください。
11. 「適用」ボタンをクリックします。
「パスワードポリシー」の設定が「プロファイルの編集」画面の「設定」
の下に表示されます。
12. 「制限」設定のプロファイルを追加するには、再度「追加」ボタンをク
リックします。
注: 各デバイスで使用している Android のバージョンによって、使用でき
る設定は異なります。エンドユーザーのデバイスによっては、設定した内
容が適用されない場合もあります。詳細は、「Sophos Mobile Control テク
ニカルガイド」(英語) の機能の比較表を参照してください。
13. 「設定可能なオプション」画面で、「制限」を選択し、「次へ」をクリッ
クします。
「制限」画面が表示されます。
14. このプロファイルの制限事項を指定します。使用可能なすべての設定につ
いて詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してくだ
さい。
15. 「適用」ボタンをクリックします。
「制限」の設定が「プロファイルの編集」画面の「設定」の下に表示され
ます。
16. 「保存」ボタンをクリックします。
作成したプロファイルは、これで配信する準備ができました。「プロファイル」画
面に作成したプロファイルが表示されます。
14.2 Android デバイス用のタスクバンドルを作成する
1. Web コンソールのメニューバーで「タスクバンドル」をクリックします。
「タスクバンドル」画面が表示されます。
2. 「タスクバンドルの新規作成」ボタンをクリックします。
「タスクバンドルの編集」画面が表示されます。
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スタートアップガイド
3. 新しいタスクバンドルの「名前」および「バージョン」を入力します。こ
の 2つの項目は必須です。
セルフサービス ポータルで登録作業中に適用されるタスクバンドルにつ
いては、「Android SSP タスクバンドル」という名前を指定することを推
奨します。
4. 「OS」では、新しいタスクバンドルの対象となる OS を選択します。この
タスクバンドルでは、すべての Android プラットフォームを選択します。
注: ここに表示される OS は、Web コンソールに登録されているデバイス
の構成によって異なります。この段階では、「Android」とだけ表示され
ることもあります。「Android」と表示される場合は、すべてのバージョ
ンの Android が含まれます。
5. 「タスク」の下の「タスクの新規作成」ボタンをクリックします。
a) 1つ目のタスクとして、「MDM エージェントをインストールします」
を選択し、「次へ」をクリックします。Sophos Mobile Control Android
クライアントを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。タスク名
にわかりやすい名前を付け、「次へ」をクリックします。
注: ここで定義する名前は、タスクの処理中にセルフサービス ポータル
に表示されます。
b) 2つ目のタスクとして、「Android プロファイルをインストールします」
を選択し、「次へ」をクリックします。作成したプロファイル (先ほど
の例では「Android SSP プロファイル」) を選択し、「次へ」をクリッ
クします。タスク名にわかりやすい名前を付け、「次へ」をクリック
します。プロファイルを複数作成した場合は、他のプロファイルにつ
いてもこの手順を繰り返します。
c) 追加するタスクの数に応じて、この手順を繰り返します。選択したタ
スクのインストール順序は、「タスク」リストの右端にある並び替え
矢印を使って設定できます。
6. 必要なタスクすべてをタスクバンドルに追加したら、「タスクバンドルの
編集」画面で「保存」ボタンをクリックします。
作成したタスクバンドルは、これで配信する準備ができました。「タスクバンド
ル」画面に作成したタスクバンドルが表示されます。タスクバンドルをさらに作成
する場合は、上記のステップを繰り返します。
29
Sophos Mobile Control
15 セルフサービス ポータルの設定のアップデート
Sophos Mobile Control セルフサービス ポータルで登録したユーザーのデバイスに転
送するタスクバンドルを作成した後は、「セルフサービスポータル」タブのグルー
プ設定で、そのタスクバンドルを指定する必要があります。
1. Web コンソールのメニューバーの「設定」で、「セルフサービス ポータ
ル」をクリックします。
「セルフサービス ポータル」画面が表示されます。
2. 「グループの設定」タブを選択します。
3. 「グループの設定」で、セルフサービス ポータルのグループ「Default」
の横にある「編集」(鉛筆アイコン) をクリックします。
4. 「プラットフォーム」で、セルフサービス ポータルで設定可能にするデ
バイスの種類を選択します。
■
■
■
■
Android
iOS
Windows Phone 8
Windows Mobile
注: このガイドでは、最も一般的なモバイルデバイスのプラットフォーム
である、iOS と Android に集中して説明しています。使用可能なすべての
プラットフォームについて詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガ
イド」を参照してください。
5. 「追加先デバイスグループ」フィールドで、セルフサービス ポータルで
登録したデバイスの追加先グループを選択します。
6. 「登録パッケージ」フィールドで、iOS および Android デバイス用に作成
したタスクバンドルをそれぞれ選択し、「適用」をクリックします。
7. 「セルフサービスポータル」タブで、「保存」ボタンをクリックします。
30
スタートアップガイド
16 セルフサービス ポータルのユーザーの作成: 「内部
ユーザーの管理」
セルフサービスポータルでのプロビジョニングをテストするには、自分用のセルフ
サービス ポータル ユーザーのアカウントを作成してください。このユーザーアカ
ウントを使用して、セルフサービス ポータルにログインします。
注: ここでの手順は、セルフサービス ポータルの内部ユーザーの管理に関する手順
です。このガイドでは、セルフサービスポータルの内部ユーザーの管理を例として
説明しています。外部ユーザーの管理の詳細は、「Sophos Mobile Control スーパー
管理者けガイド」(英語) を参照してください。
1. Web コンソールのメニューバーで「ユーザー」をクリックします。
「ユーザーの表示」画面が表示されます。
2. 「ユーザーの新規作成」ボタンをクリックします。
「ユーザーの編集」画面が表示されます。
3. セルフサービス ポータルの新規ユーザーに関する以下の情報を入力しま
す。
a) 「「ようこそ」メールの送信」が選択されていることを確認します。
このオプションは、「設定」の「セルフサービス ポータル」画面にあ
る「「ようこそ」メールの送信」タブで、「ようこそ」メールを設定
した場合に表示されます。オプションが表示されない場合は、「よう
こそ」メールを設定してください。「ようこそ」メールには、必要な
ログイン情報すべてを含める必要があります。
b) ユーザー名
c) 姓
d) 名
e) メール
f) 電話番号 (任意)
セルフサービスポータルの新規ユーザーが、「ユーザーの表示」画面に表示されま
す。指定したメールアドレスに、「ようこそ」メールが送信されます。
31
Sophos Mobile Control
17 セルフサービス ポータルでのプロビジョニングの
テスト
セルフサービス ポータルの使用をユーザー全員に許可する前に、まず 1つのユー
ザーアカウントを使用して、セルフサービスポータルでのプロビジョニングをテス
トすることを推奨します。
自分用に作成したセルフサービスポータルのユーザーアカウントでセルフサービス
ポータルにログインし、デバイスの登録およびプロビジョニングを行います。Sophos
Mobile Control で使用するすべてのプラットフォームに対して、テストを行うこと
を推奨します。
セルフサービス ポータルの使用方法の詳細は、「Sophos Mobile Control ユーザーガ
イド Android 版」、「Apple iOS 版」、「Windows Phone 8 版」または 「Windows
Mobile 版」を参照してください。
注: このガイドでは、最も一般的なモバイルデバイスのプラットフォームである、
iOS と Android に集中して説明しています。使用可能なすべてのプラットフォーム
について詳細は、「Sophos Mobile Control 管理者向けガイド」を参照してくださ
い。
32
スタートアップガイド
18 ユーザーのリストの Sophos Mobile Control へのアッ
プロード: 「内部ユーザーの管理」
セルフサービスポータルでのプロビジョニングのテストを行った後、ユーザーのリ
ストを Sophos Mobile Control にインポートできます。
注: ここでの手順は、セルフサービス ポータルの内部ユーザーの管理に関する手順
です。このガイドでは、セルフサービスポータルの内部ユーザーの管理を例として
説明しています。LDAP ユーザー管理の詳細は、「Sophos Mobile Control スーパー
管理者けガイド」(英語) を参照してください。ここでの手順は、外部ユーザーの管
理では不要です。この場合、Sophos Mobile Control に割り当てられているユーザー
すべてがシステムにログインできます。
1. Web コンソールのメニューバーで「ユーザー」をクリックします。
「ユーザーの表示」画面が表示されます。
2. 「ユーザーのインポート」ボタンをクリックします。
「ユーザーのインポート」画面が表示されます。
ユーザーのインポート用の .csv ファイルを未作成の場合は、サンプルファイルを
ダウンロードし、それを基に作成してください。
3. 「「ようこそ」メールの送信」が選択されていることを確認します。この
オプションは、「設定」の「セルフサービスポータル」画面にある「「よ
うこそ」メールの送信」タブで、「ようこそ」メールを設定した場合に表
示されます。オプションが表示されない場合は、「ようこそ」メールを設
定してください。「ようこそ」メールには、必要なログイン情報すべてを
含める必要があります。
4. インポートする .csv ファイルを選択し、「ファイルのアップロード」をク
リックします。
.csv ファイル内のエントリは、エラーを確認した後、インポートページに
表示されます。
注: エラーのある .csv ファイルをインポートすることはできません。問題
のあるエントリの横にエラーメッセージが表示されます。随時、.csv ファ
イルを修正後、再試行してください。
5. すべてのエントリが正しい場合は、「完了」ボタンをクリックします。
ユーザーがインポートされ、「ユーザーの表示」画面に表示されます。ユーザー
は、セルフサービスポータルを使用して、デバイスの登録やプロビジョニングを行
うことができます。
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Sophos Mobile Control
19 テクニカルサポート
ソフォス製品のテクニカルサポートは、次のような形でご提供しております。
34
■
「SophosTalk」ユーザーフォーラム (英語) (http://community.sophos.com/)
のご利用。さまざまな問題に関する情報を検索できます。
■
ソフォス サポートデータベースのご利用。
http://www.sophos.com/ja-jp/support.aspx
■
製品ドキュメントのダウンロード。
http://www.sophos.com/ja-jp/support/documentation/mobile-control.aspx
■
メールによるお問い合わせ。ソフォス製品のバージョン番号、OS および
適用しているパッチの種類、エラーメッセージの内容などを、
support@sophos.co.jp までお送りください。
スタートアップガイド
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る場合以外、無断に複製、復元できるシステムに保存、または送信することを禁じ
ます。
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各社の登録商標または商標です。
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