2013年06月28日 Vol.12

共用品推進機構だより
2013年(12)06月28日
目次
(55)共用品推進機構関連記事
▽「朝日新聞『患者の夢、ここから』に共用品推進機構の評議員
妻屋明氏のコメントが掲載されました」
▽「共用品講座 誌上再現 その 3 なぜ共用品は最近まで作られなかったか
/福祉介護テクノプラス」
▽「ブログを更新しました!」
(56)製品関連記事
▽「四輪で高齢者でも安心/協栄製作所」
(57)新刊紹介
▽『わが盲想』
▽『大丈夫、みんな楽しく生きています!
ことばの遅れ・知的障害・自閉症の子が大人になるまでつきあって』
▽『自閉症スペクトラムとこだわり行動への対処法』
▽『障害者の就労と福祉的支援 日本における保護雇用のあり方と可能性』
▽『脳の個性を才能にかえる 子どもの発達障害との向き合い方』
---------------------------------------------------------------------(55)共用品推進機構関連記事
▼「朝日新聞『患者の夢、ここから』に共用品推進機構の評議員
妻屋明氏のコメントが掲載されました」
日本初の iPS 細胞(人工多能性幹細胞)の実力が、いよいよ医療の場で試さ
れる。治療法がなく、長年苦しんできた患者の期待は膨らむ。ただし、まだ
安全性を確認する段階だ。冷静に受け止める声もある。
脊髄損傷も、iPS 細胞を用いた再生医療が期待された病気の一つ。全国脊髄
損傷者連合会理事長の妻屋明氏は「治療の安全性がわからなかったり、日ご
ろの生活に慣れていたりするから、今の段階で口にする患者は少ないが、本
心は治したいと思っている」と話す。
(朝日新聞 6 月 27 日 38 面より抜粋)
▼「共用品講座 誌上再現 その 3 なぜ共用品は最近まで作られなかったか
/福祉介護テクノプラス」
企業にとっては、共用品を作ってもどこで、どうやって売って良いかわか
らない、つまり販路がないということがありました。玩具においては、マー
クを付けることによって一つ解決策を見出しました。更には、どういう人が
どのような不便を一般製品やサービスに感じているかを、知ることができな
かったというのも、大きな要因です。その不便さの把握に関しては、次回に
紹。
(福祉介護テクノプラス 6 月号より抜粋)
▼「ブログを更新しました!」
・東洋大学の学生さんに講義
・愛知県 犬山中学校の生徒さんに授業
共用品にュース(ブログ) http://www.kyoyohin-news.org/
---------------------------------------------------------------------(56)製品関連記事
▼「四輪で高齢者でも安心/協栄製作所」
高齢者でも安心して運転できる電動アシスト機能付き四輪自転車
「けんきゃくん」。
二輪・四輪部品メーカーが開発した低重心設計の四輪自転車。従来の二輪
タイプや三輪タイプに比べて安定感があり、ゆっくり走行しても倒れる心配
が少ない。
一般的な三輪タイプよりも小型に設計。フレームは軽量なアルミ合金製で、
総重量は 21.5kg。リチウムイオン電池を搭載し、最大約 30km のアシスト走行
が可能。家庭用電源で、約 2.5 時間で満充電になる。
(日経 MJ 6 月 26 日 23 面より抜粋)
---------------------------------------------------------------------(57)新刊紹介
▼『わが盲想』
19 歳で来日した盲人のスーダン人が日本へ来たいきさつや、目で見たことの
ない日本を、見えない世界でどのように想像してきたかを描いた異文化体験
手記。ウェブマガジン「ポプラビーチ」連載をもとに単行本化。
著:モハメド・オマル・アブディン
発行:ポプラ社
本体価格:1400 円(税別)
ISBN:978-4-591-13457-3
▼『大丈夫、みんな楽しく生きています!
ことばの遅れ・知的障害・自閉症の子が大人になるまでつきあって』
小さい時、ことばが遅くても、勉強についていけなくても、みんな大人になっ
て楽しく生きている-。ハンディをもったこどもたちの相談室『ぞうさんの
部屋」を開いて 35 年。そこで出会ったこどもとお母さんたちとの交流の記録。
著:古賀才子(こが・さいこ)
発行:社会評論社
本体価格:2000 円(税別)
ISBN:978-4-7845-1717-6
▼『自閉症スペクトラムとこだわり行動への対処法』
自閉症スペクトラムの人たちの「こだわり行動」を取り上げ、その特徴や本
質、対処法、療育・実践事例などを紹介。またこだわりを操縦・管理して、
本人の成長や仕事、社会貢献につなげるマネージメントについてもまとめる。
著:白石雅一(しらいし・まさかず)
発行:東京書籍
本体価格:1900 円(税別)
ISBN:978-4-487-80798-7
▼『障害者の就労と福祉的支援 日本における保護雇用のあり方と可能性』
障害のある人びとの働く権利を保障するというのはどういうことか。特例子
会社、就労継続 A 型事業などに鋭いメスを入れ、日本における保護雇用的制度
の課題を明らかにし、障害者の雇用と福祉の今後の在り方を提言する。
著:伊藤修毅(いとう・なおき)
発行:かもがわ出版
本体価格:3200 円(税別)
ISBN:978-4-7803-0617-0
▼『脳の個性を才能にかえる 子どもの発達障害との向き合い方』
肌や髪の色がみな違うように、脳にも多彩なバリエーションがある。ADHD、
自閉症、ディスクレシアなど、7 つの脳の個性を取り上げそれぞれ似合う新
しい教育のあり方や支援ツール、具体的な戦略などを提案する。
著:トーマス・アームストロング
訳:中尾ゆかり(なかお・ゆかり)
発行:NHK 出版
本体価格:2100 円(税別)
ISBN:978-4-14-081608-0
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(編集後記)
障害を理由とした差別的取り扱いの禁止などを盛り込んだ「障害者差別解消
法」が、2013 年 6 月 19 日に参議院本会議で可決・成立しました。施行は 2016 年
4 月。
この法律には、障害のある人たちから社会的障壁の除去の要望があった場合、
事業者は合理的な配慮をするよう努めなければならないと、記載されていま
す。
今後は共用品推進機構としても、障害者団体、業界団体と情報を共有しなが
ら連携し、協力していきたいと思っています。(金丸淳子)
共用品推進機構公式サイト
共用品ニュース(ブログ)
http://www.kyoyohin.org/
http://www.kyoyohin-news.org/