神戸女学院大学 第5回絵本翻訳コンクール募集要領 1.応募資格 2

✤神戸女学院大学 第5回絵本翻訳コンクール募集要領✤
1.応募資格
日本国内の高校生(中等教育学校後期課程生、高等専門学校生等を含む)
2.応募期間
2014 年 7 月 1 日(火)~9 月 10 日(水)必着
3.参加費
無料
4.応募規定
(1)1人でもチーム(3 人以内)でも応募可能。同じ高校から複数の応募も可能です。
(2)同封した課題図書 “Catch That
題名の訳も必ず入れてください。
Crocodile!”の全文を和訳してください。
5.審査方法・発表・審査員
(1)提出された課題を総合評価し、最優秀賞1作品、優秀賞1作品、佳作3作品を選出します。
選考結果は 2014 年 10 月 6 日(月)に応募校宛に通知するとともに、本学ホームページにて
発表します。なお、入賞作品は本学ホームページに掲載する予定です。
(2)審査員 松岡 享子氏(児童文学研究者・出版翻訳者/公益財団法人東京子ども図書館理事長)
田辺 希久子(神戸女学院大学文学部英文学科教授)
豊倉 省子 (出版翻訳者/神戸女学院大学文学部非常勤講師)
6.表彰式
2014 年 10 月 25 日(土)14:00 より(予定)
受賞者および付添の方1名の参加交通費は本学にて負担いたします。
表彰式では、最優秀賞・優秀賞の作品を朗読していただきます。
7.賞と副賞
最優秀賞・・・1 作品(副賞:“わたしが訳した”世界で一冊だけの絵本、図書カード 10,000 円)
優秀賞・・・・1 作品(副賞:“わたしが訳した”世界で一冊だけの絵本、図書カード 5,000 円)
佳作・・・・・3 作品(副賞:図書カード 5,000 円)
8.問い合わせ先
さえぐさ
もとき
たつかわ
神戸女学院大学 広報室(担当 三枝、元木、立川)
兵庫県西宮市岡田山 4-1
TEL:0798-51-8585
FAX:0798-51-8583
Mail :ehon_honyaku@mail.kobe-c.ac.jp
絵本翻訳コンクールサイト:http://www.kobe-c.ac.jp/kikaku/
主催 神戸女学院大学
後援 文部科学省、兵庫県教育委員会、西宮市教育委員会、神戸新聞社
✤絵本翻訳コンクール 作品の提出について✤
(1)作品の提出方法は、郵送またはメール(ファイル添付)のいずれかです。それぞれの提出方法で
若干手順が異なりますのでご留意ください。
(2)できるだけ、学校ごとにまとめてご提出ください。
(3)1つの高校から複数の応募も可能ですが、必ず担当の先生が内容を確認した上でご提出ください。
未完成のもの、誤字脱字が多いものにつきましては、審査の対象になりません。
(4)応募作品は返却しません。また、神戸女学院大学の管理のもとで使用する場合があります。
(5)入賞者については、本学ホームページにて学校名・氏名とともに作品を公開します。
(6)貴校内で複数生徒・チームの参加希望がある場合は、課題図書、募集要領、応募用紙などコピー
してお使いください。なお、課題図書のコピーにつきましては、先生管理のもと、授業やクラブ
活動の範囲内でご対応ください。コンクールの実施に際し、出版社より多大なご協力をいただい
ておりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
翻訳(審査)の範囲について
課題図書 “Catch
That Crocodile!”の全文を和訳してください。題名の訳も必ず入れてください。
郵 送 で の 提 出 の 場 合
(1)応募用紙(表紙)
同封の「応募用紙(表紙)
」を人数分コピーして使用してください。
「応募用紙(表紙)
」は絵本翻訳コンクールサイトより 6 月 10 日(月)以降にダウンロードもでき
ます(
「応募の手順」→「STEP3」
)
。なお、ダウンロードした「応募用紙(表紙)
」の 2 ページ目以
下には、下記(2)-a)
の書式があらかじめ設定されています。
受付番号は参加申し込み時に、先生宛にメールでご案内した番号です。課題図書をお送りした封筒
ラベルにも記載していますが、ご不明の場合はお問い合わせください。
(2) 本文
原則として、ワープロソフト(Microsoft Word 等)で作成してください。ワープロソフトを
使う環境がない場合は、下記に準じて(1 ページの行数・文字数は問いません)レポート用紙
等で提出してください。様式は下記の通りにてお願いします。
a)書式:A4 縦、横書き、1 ページ 40 字×36 行、余白 上:35 ミリ 下・左・右:各 30 ミリ
(
「Microsoft Word」で作成する際、
「A4 縦」の標準設定です)
b)1 枚目の 1 行目に必ず題名を記入してください。題名も審査対象となります。
c)枚数は特に限定しません。
d)全ページの下余白に①②を入れてください。
(手書き、フッター機能、テキスト挿入などを
用いてください)
①ページ番号※応募用紙(表紙)を除いて入れてください
②氏名(チームで参加の場合は全員)※学校名は不要です
(3)1 作品ずつ、応募用紙(表紙)を 1 枚目にして、左上 1 ヶ所をホッチキスで留めてください。
(4)学校ごとにまとめて、郵送にて提出してください。
作品の提出先
〒662-8505 兵庫県西宮市岡田山4-1
神戸女学院大学 広報室「絵本翻訳コンクール」係
ファイルでの提出(アップロード)の場合
※手順が変更される場合があります。その際は登録メールアドレス宛にご連絡いたします。
(1)応募用紙(表紙)
「応募用紙(表紙)
」を絵本翻訳コンクールサイト(
「応募の手順」→「STEP3」
)より、6 月 9 日(月)
以降にダウンロードし、必要事項を入力してください。なお、ダウンロードした「応募用紙(表紙)
」
の 2 ページ目以下には、下記(2)-a)の書式があらかじめ設定されています。
受付番号は参加申し込み時に、先生宛にメールでご案内した番号です。課題図書をお送りした封
筒ラベルにも記載していますが、ご不明の場合はお問い合わせください。
(2)本文
ワープロソフト(Microsoft Word 等)で作成してください。様式は下記の通りにてお願いします。
a)書式:A4 縦、横書き、1 ページ 40 字×36 行、余白 上:35 ミリ 下・左・右:各 30 ミリ
(
「Microsoft Word」で作成する際、
「A4 縦」の標準設定です)
b)1 枚目の 1 行目に必ず題名を記入してください。題名も審査対象となります。
c)枚数は特に限定しません。
d)全ページの下余白にフッター機能、テキスト挿入などを用いて①②を入れてください。
①ページ番号※応募用紙(表紙)を除いて入れてください
②氏名(チームで参加の場合は全員)※学校名は不要です
(3)表紙と本文を 1 作品ごとに一つのファイルとしてまとめてください。ファイル名は
「受付番号_(アンダーバー)高校名_訳者の氏名(チームで参加の場合は全員の氏名).doc」としてください。
(4)作品をメール添付で提出してください。
送付先アドレス:ehon_honyaku@mail.kobe-c.ac.jp
●応募用紙・本文の記載例
表現の仕方は自由です。
✤審査員からのアドバイス✤
翻訳と英文解釈の一番大きな違いはなんでしょう?
それは自分がわかればいいという英文解釈とは違い、翻訳はだれに、何を伝えるのか……つまり作
者のメッセージと、読み手の存在を、常に意識した作業だということです。あなたは作者のメッセー
ジを、どこまで深く受け止めることができるでしょうか?
まだ知識も知っている言葉も少ないちいさな読者たちに、知らない世界に住む作者からのメッセー
ジを、うまく伝えられるでしょうか? 以下の点を参考に、想像力を思いきりはたらかせ、感性を駆
使して、あなたならではのすてきな訳文を考えてみてください。
1.それぞれの場面を、しっかりイメージしましょう。絵本では、大人の本以上に想像力を働かせる
ことが大切です。課題絵本の本文全体を読んで、きちんと全体のイメージをつかんでから訳しは
じめましょう。裏表紙やフラップ(表紙の折り返し部分)も参考にしてください。
2.英語と日本語では、文法はもちろん、文のつくりも違います。大事なのは著者のいわんとするこ
とが、日本語できちんと読者に伝わること。そのためにはひとつの文をふたつにわけたり、副詞
を形容詞的に訳すなど、いろいろな工夫が必要になるかもしれません。
3.子どもが読むものですから、正しい日本語を意識しましょう。わかりやすい言葉づかいも必要で
すね。また、絵本では語尾に「である」調ではなく、
「です・ます」調を使うことが多いのです
が、それもその作品の内容や持ち味次第。この作品の場合はどちらがいいのか、考えてみてくだ
さい。
4.今回の課題図書はどのくらいの年齢の子どもが対象でしょうか? 原書の出版社は、この本を 5
歳から6歳を対象とするものとしていますが、皆さんが訳す日本語版も、同じ年齢の子どもを対
象にできそうでしょうか? あるいは、違った対象年齢にしたほうがよいでしょうか? 対象年
齢がきまったら、その年齢の日本の子どもがどのくらいの漢字を習っているのか、調べてみまし
ょう。
5.ひらがなが多くなると、どうしても文章が読みにくくなります。
そのときには、言葉と言葉の切れ目をはっきりさせるために、次のような「分かち書き」を使う
といいかもしれません。
※「分かち書き」
:文節の切れ目でひとマスあけることです。どこであければいいのかは、
「ね」
を入れてみるとわかります。
例:むかしあるところによんひきの子うさぎがいました。
(分かち書き前)
むかし(ね)あるところに(ね)よんひきの子うさぎが(ね)いました。
(
「ね」を入れる)
むかし あるところに よんひきの子うさぎが いました。
(
「ね」の位置をひとマスあけて、完成!)
6. 今回の課題図書もそうですが、絵本はだれかに読んでもらうことも多いもの。訳文が完成した
ら、声に出して読んでみましょう。友だち同士で読みあわせてみるのもおすすめです。耳に心
地よい、リズムのある訳文に仕上がっているでしょうか?
7. 「片目で絵を、片目で文を」といわれるように、絵本では、文章だけでなく、絵も大きな役割を
果たします。
うまい翻訳のこつは、絵をよく観察すること。主人公は何才くらい? どんな子で、どんな家
に住み、どんな学校に通っているの? 文章を読んで、絵もよく観察して、頭の中に作品の世
界を描いてから、さあ、翻訳にとりかかってみましょう!
8. 今回の課題作はリズムがとても大切。お母さんがリズムをつけて楽しく読んであげる本です。
みなさんもお母さんになったつもりで、英語を声に出して読んでリズムをつかみましょう。
それぞれの単語のどこにアクセントがあるか調べたうえで、ストーリーを頭に置きながら、リ
ズムで盛り上げていきます。英語では、単語がすべて大文字で書かれているのは強調のしるし。
そのほか、さまざまなリズムの工夫がなされていますから、十分に英語で味わってください。
さらに、日本語にするときもいろいろリズムに工夫をしてみてください。ワープロの字体も自
由に変えてかまいません。場合によっては、一部に手書き文字を併用してもよいでしょう。
最後に、ワニの気持ちや、この絵本にこめられた作者のメッセージも忘れずに。
ワニが町に出てきた理由は? そして、ワニの気持ちをもっともわかっていたのは誰だったで
しょう?
以上