MDaemon Messaging Server 14.5 新機能

MDaemon Messaging Server 14.5 新機能
2014 年 10 月 23 日
ウェアポータル株式会社
MDaemon 最新バージョン 14.5 は、多くの新機能の搭載、機能アップデートにより、さらに使いやすくなりました。
その一部をご紹介します。詳しくは、リリースノートをご参照ください。
▸ MDaemon 14.5 リリースノート
http://www.wareportal.co.jp/products/mdaemon/new14.html
エンドユーザー向けの新機能とアップデート
メッセージリコール(送信取消機能)のアップデート
メッセージリコールは、ユーザーがメールを送信した後、指定時間内(5 分間など)であれば、送信を取り消す事ができる機能です。MDaemon 14.5 では、
送信を取り消した際、操作の成功通知がメール送信者へ送られるようになりました。メッセージリコールは WorldClient や Outlook を始めとしたメールクライ
アントでご利用頂けます。
サブアドレスのアップデート
MDaemon のサブアドレスは、ユーザー毎のメールアドレスにフォルダ名を追加して使用する機能です。サブアドレスを使用すると、特別なフィルタリングを使う
ことなく、mailbox+folder@domain.com というメールアドレスが自動認識され、folder で指定された受信フォルダへメールが自動で振り分けられます。
例えば、user@wareportal.co.jp のメールアドレスを持つ user が、IMAP フォルダとして「support」というフォルダを持っていたとします。この時、
user@wareportal.co.jp という通常のメールアドレスに加え、user+support@wareportal.co.jp というアドレスを使用してメールを送受信する事が
できるのです。
このサブアドレス機能が、14.5 からはエイリアスとしても使用できるようになりました。例えば、user+support@wareportal.co.jp というサブアドレスを使
用していて、他にも、helpdesk@wareportal.co.jp というエイリアスを使っていた場合、エイリアスとして
user@wareportal.co.jp=helpdesk@wareportal.co.jp というアドレスを指定する事で、helpdesk+support@wareprotal.co.jp というサブア
ドレスもご利用頂けるようになりました。
ウェブメール機能(WORLDCLIENT)のアップデート
添付ファイル一覧のソートと検索
WorldClient と LookOut テーマで、ユーザーがメールの編集画面から添付ファイルのボタンをクリックすると、添付対象の文書一覧がソートでき
る状態で一覧表示されるようになりました。ユーザーはファイル一覧に WorldClient からアクセスできるようになります。
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ドラッグ&ドロップによるファイルの添付(Chrome のみ)
WorldClient と LookOut テーマで、ユーザーが添付ファイルを、デスクトップからメール、メールからデスクトップへドラッグ&ドロップできるようになり
ました。この機能は現在 Chrome のみ対応しています。
モバイルテーマにメールの転送オプションを追加
WorldClient のモバイルテーマへメール転送オプションを追加しました。
サブフォルダへの権限設定
ユーザーがサブフォルダを指定した他のユーザーと共有できるようになりました。フォルダとサブフォルダへの権限を設定する画面で、「サブフォルダへ適
用」のボタンが追加されました。
予定表画面で予定一覧の表示機能を追加
WorldClient と LookOut テーマで、予定表の画面から予定の一覧を表示できるようになりました。
返信先アドレス(Reply-to)のデフォルト設定
WorldClient でメールを作成する際に、メールの返信先アドレス(Reply-to)を、送信メールアドレス以外の任意のアドレスに、デフォルトで設
定できるようになりました。
管理者向け新機能とアップデート
DMARC(DOMAIN-BASED MESSAGE AUTHENTICATION, REPORTING AND CONFERENCE)対応による
セキュリティの向上
DMARC は送信元のメールドメイン側が、メールの検証やフィルタ、レポーティングを、送信元ドメインの定義するポリシーに沿って行う、拡張可能なメカニズム
の事を意味しています。メールの受信側ドメインも受信メールに対して予め設定しておいたポリシーを元に制御する事ができます。MDaemon 14.5 は、
DMARC に基づいたメールの送受信に対応しました。
自動応答機能のアップデート
MDaemon と Remote Administration へ搭載されている自動応答のスケジュール機能で、曜日の選択ができるようになりました。例えば週末にあたる
土日など、指定された曜日にのみ、自動応答が適用できます。
メーリングリストのアップデート
メーリングリストエディタでメーリングリストから送られるメールの From:ヘッダを任意のものへ変更するためのオプションを追加しました。
メールマガジンの購読者に対して月に一回リマインダーメールを自動送信する機能が新たに追加されました。リマインダーメールの本文はメーリングリストエディタ
のリマインダーページから自由にカスタマイズできます。
SMTP サーバーのアップデート
拡張メールシステムステータスコードに対応
RFC3463 (Enhanced Mail System Status Codes)に対応しました。このコードによって、これまでの SMTP プロトコルと比べ、より詳細な
レポート機能を自動提供できるようになります。
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パスワード機能のアップデート
パスワードの最少文字数を強制するためのオプションを新たに追加しました。最少で指定できる文字数は 6 文字ですが、実際にはより多い桁数を推奨します。
アップデート後、設定を新たに追加した場合にも、指定した最少文字列を下回る数のパスワードを持つユーザーが、パスワード変更を求められるものではあり
ません。対象ユーザーが次回パスワード変更のタイミングで、この設定が強制されます。併せて、WorldClient のパスワード変更画面で、エンドユーザーが設
定したパスワードが、パスワード要件を満たしているかどうかが表示されるようになりました。
ACTIVESYNC デバイスの最大数設定を追加
ActiveSync で管理するデバイスの最大数を、ユーザー毎、ドメイン毎に制限できるようになりました。
ドキュメントフォルダで管理するファイル毎にサイズや拡張子を制限
ドキュメントフォルダで管理するファイルに対し、それぞれのファイルの最大サイズを管理者が制限できるようになりました。併せて、ドキュメントフォルダで管理でき
るファイルの拡張子も制限できるようになりました。
メールキューのアップデート
Bad キューの右クリックメニューへ、「ハニーポッドへ送信」の機能を追加しました。ハニーポッドとは、指定したハニーポッド用アドレス宛に届いたメールを、今後ス
パムメールとみなす、という、スパム対策の 1 つです。他にも、Bad キューにあるメッセージが処理されたログを、管理画面上では色分け表示するなど、細かな
アップデートを複数行っています。
WORLDCLIENT で添付ファイルサイズの最大値を超える場合の送信禁止
WorldClient でメールを作成する際に、添付ファイルサイズの最大値を超えている場合、禁止メッセージが表示されて添付できなくなりました。これにより、デ
ィスク容量と帯域幅の削減に繋がります。値は、domains.ini ファイルの MaxComposeAttachSize パラメータで変更できます。(デフォルト値は無制限)
フレックスライセンスに対応
MDaemon Messaging Server が、既存のライセンス体系に加え、27、107、1518、など、実際に MDaemon をご利用しているユーザー数分のライセ
ンスを購入できる、フレックスライセンスシステムに対応しました。もちろん、既存のライセンスをご利用されているお客様は、既存ライセンスをそのまま継続してご
利用頂けます。フレックスライセンスの価格については、以下の URL でご確認頂けます。(ユーザー数を入力して頂く事で、自動計算も行えます。)
http://www.wareportal.co.jp/products/mdaemon/price.html
お問合せ
ウェアポータル株式会社
TEL :048-446-7144
Email:sales@wareportal.co.jp
URL :http://www.wareportal.co.jp/products/mdaemon/
* MDaemon 14.5 評価版プログラムのダウンロードもできます!
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