平成27年度事業報告書 - 日本音楽スタジオ協会

平 成 27 年 度
事 業 報 告 書
1.音楽録音事業に関する調査及び研究
(1)音楽録音事業の基盤となる音楽産業の現状及び将来性についての調査及び研究
①関連団体、音楽業界誌などの資料により、音楽制作の市場規模などの調査を実施した。
(2)スタジオ使用の実態調査及び研究
①8月、音楽録音事業に関する調査報告書を編纂するため、法人正会員社及び準会員社の売上規
模、稼働状況等に関する「第14回音楽スタジオ事業経営実態調査」を実施した。
調査内容:売上の推移、稼働時間と時間単価の推移、スタジオ使用料、エンジニア料金、クラ
イアントの使用内容、機材メンテナンス、Pro Tools使用の現状、スタジオ事業の
問題点
(3)音楽録音事業従事者の雇用に関する調査及び研究
①3月、法人正会員社、準会員社を対象とし、過去1年間に於ける事務職、営業職、技術職に区
分した新規採用調査を実施した。
②3月、法人正会員社、準会員社を対象とし、担当業務別の正社員数、契約社員数、アルバイト
数に区分した雇用内容を把握するため、雇用形態調査を実施した。
2.音楽録音事業に関する研修会及びセミナー等の開催
(1)スタジオ運営に関する研修会等の開催
①10月23日(金)
、主にスタジオ経営者及びスタジオマネージャーを対象として、スタジオ
経営の実態に関する問題点を把握し、対応策を検討することを目的とする「第10回スタジオ
意見交換会」を東放学園音響専門学校・清水橋校舎2S1教室に於いて実施した。
司会進行:明地 権 氏 株式会社サウンド・シティ
参 加 者:16名
②10月23日(金)
、会員社に所属する勤務経験3年以上の若手・中堅の社員を対象とする「中
級ビジネスセミナー」を東放学園音響専門学校・清水橋校舎2S1教室に於いて実施した。
司会進行:目等 進 氏 株式会社フリーダムスタジオ
③法人正会員社及び準会員社を対象としたスタジオ運営に関する情報交換会をJAPRS事務局に於
いて3回開催し、様々な会員間の情報及び課題について検討し、情報の共有化を図った。
第 7 回:5月21日(木) 参加者:14社 17名
第 8 回:9月17日(木) 参加者:11社 12名
第 9 回:2月18日(木) 参加者:11社 11名
(2)スタジオ施設に関する見学会の開催
①賛助会員を対象とし、スタジオ設立からの沿革、音響設計に関する基本コンセプト等を把握す
ることを目的とする「スタジオ見学会」を、法人正会員社及び準会員社の協力により3回実施
した。
第 8 回:5月30日(土) 青葉台スタジオ
参加者:13名
第 9 回:7月27日(月) スタジオグリーンバード 参加者:15名
第 10 回:8月27日(木) マルニスタジオ
参加者: 9名
-1-
3.音楽録音事業に関する機材及び技術の調査並びに人材育成
(1)エンジニアの質的向上を図るため、国内の専門家を講師とする研修会等の実施
①9月2日(水)
、beBlue AOYAMA STUDIOに於いて、レコーディングエンジニア、マスタリ
ングエンジニアを対象とする「Dolby Atmosセミナー」を実施した。
内 容:1.スタジオ概要説明
講師:染谷 和孝 氏 beBlue AOYAMA STUDIO
2.スタジオ音響設計説明
講師:中原 雅考 氏 株式会社ソナ
3.Dolby Atmosデモソフト試聴
講師:染谷 和孝 氏
高田 英男 氏 フリーランスエンジニア
参加者:法人正会員7社8名、個人正会員1名、賛助会員5社8名、JAREC 1名、NHK 3名
計21名
②9月29日(火)
、株式会社メディア・インテグレーション ROCK ON PROセミナールーム
に於いて、レコーディングエンジニア、MA系エンジニアを対象とし、Pyramix、MAGIX SE
QUOIA、Pro Toolsの最新バージョンに関する機能説明をテーマとする「DAWワークショップセ
ミナー」を実施した。
内 容:1.Pyramix 最新Ver.10と旧Ver.との違い
講師:河村 学 氏 ミックスウェーブ株式会社
2.Keynoteを使用したMAGIX SEQUOIA 13の紹介
講師:三橋 武 氏 株式会社シンタックスジャパン
3.Pro Tools Ver.11&12の機能説明
講師:前田 洋介 氏 株式会社メディア・インテグレーション
参加者:法人正会員5社7名、ビクター3名 計10名
③10月9日(金)
、東放学園音響専門学校・清水橋校舎2S1教室に於いて、レコーディングエン
ジニア、スタジオマネージャーを対象とする、「Avid Pro Tools年間アップグレード/サポー
トプラン説明会」を実施した。
内 容:1.Avid Pro Tools年間アップグレード/サポートプランの詳細およびAvidに関す
る最新情報の説明
2.質疑応答
担当:黒岩 広巳 氏 株式会社サンフォニックス
小林 稔朗 氏 タックシステム株式会社
岡田 詞朗 氏 株式会社メディア・インテグレーション
参加者:法人正会員12社15名、個人正会員2名、準会員2社2名、賛助会員1社1名、
JAREC 1名、ソニーM 3名、ビクター1名 計25名
④12月11日(金)
、東放学園音響専門学校・渋谷校舎3A1教室&Astに於いて、レコーディン
グエンジニア、マスタリングエンジニアを対象とし、配信ビジネス、ハイレゾ音源制作および
日本オーディオ協会の協力によるネットワークオーディオプレーヤー技術説明&試聴会をテー
マとする「ハイレゾ音源制作&民生機器試聴セミナー」を実施した。
内 容:Ⅰ部「ハイレゾ音源制作勉強会」3A1教室
1.配信ビジネスの現状
2.ファイル作成の注意点、他
講師:黒澤 拓 氏 オンキヨー&パイオニアイノベーションズ株式会社
3.DSDフォーマット基本技術説明
4.DSDフォーマット音楽制作の現状と今後のビジネス展開
講師:大石 耕史 氏 株式会社コルグ
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Ⅱ部「日本オーディオ協会 4社による民生機器の技術説明&試聴会」
1.各種ネットワークオーディオプレーヤー試聴会 Ast
2.プレーヤー各社技術説明会 3A1教室
参加者:法人正会員4社6名、個人正会員2名、準会員1社3名、賛助会員3社6名、専門学
校学生1校4名、ビクター1名、その他1名 計23名
⑤3月5日(土)
、NHK放送センター CR-509stに於いて、レコーディングエンジニア、マスタ
リングエンジニアを対象とし、デジタルマイクの動向を把握することをテーマとする「第27回
NHK技術交流会」を実施した。
内 容:Ⅰ部「スタジオに於ける座学」
1.デジタルマイクの理論・機能について
講師:真野 寛太 氏 ゼンハイザージャパン株式会社
伊藤 隆文 氏 株式会社ongaq
2.デジタル伝送系 AES42,MADIについて
講師:三橋 武 氏 株式会社シンタックスジャパン
Ⅱ部「デジタルマイクによるレコーディングセミナー」
1.SENNHEISER、NEUMANN、SCHOEPSのアナログマイク&デジタルマイク
音質比較
2.上記各デジタルマイクの音質比較
レコーディングエンジニア:深田 晃 氏 株式会社dream window
ア シ ス タン ト エン ジ ニ ア:入江 健介 氏 NHK
演奏者:石塚 まみ 氏 ピアノソロ&VOCAL
Ⅲ部「質疑応答」
参加者:法人正会員6社8名、個人正会員1名、賛助会員6社11名、JAREC 1名、NHK
8名 計29名
(2)エンジニアを対象とした機器メーカーによる新規開発技術及び新機器についての研修会
①7月10日(金)
、サウンドインスタジオ Ast&Bstに於ける株式会社メディア・インテグレ
ーション主催「AVID Creative Summit 2015」の開催について協力した。
内 容:1.Pro Tools In-Depth!! サウンドプロデューサーがこっそり教えるゲームオー
ディオの世界で活躍するヒケツ
2.Mixing Approach for 3D Sound〜Dolby Atmosの制作現場から〜
3.Exhibition Maker Seminar
Astudio タックシステム株式会社/アビッドテクノロジー株式会社/
株式会社メディア・インテグレーション
Bstudio 株式会社サンフォニックス/株式会社シンタックスジャパン/
Native Instruments Japan 株式会社
4.Meet the Future!! 懇親会
②11月18日(水)より20日(金)まで、幕張メッセに於いて開催された「Inter BEE 201
5」については、11月19日(木)
、JAPRS賛助会員からの出展19社を対象とし、正会員及
び準会員エンジニアと賛助会員各社の製品情報、技術情報等の把握及び交流を目的とした「Int
er BEE 2015賛助会員社ブースツアー」を実施した。
内 容:1.プロオーディオ部門出展社 15社
アイコニック、エムアイセブンジャパン/シンタックスジャパン、オタリテック、
オーディオテクニカ、グルーヴ、サンフォニックス、静科、ゼンハイザージャパン、
ソリッド・ステート・ロジック・ジャパン、タックシステム、トライテック、
ヒビノインターサウンド、ミックスウェーブ、メディア・インテグレーション
2.映像・放送関連機材部門出展社 6社
アビッドテクノロジー、カナレ電気、スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト、
高橋建設、日本音響エンジニアリング、メモリーテック
参加者:12名
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③3月11日(金)
、タックシステム株式会社が主催し、音響ハウス2stに於いて開催された「iZo
tope製品セミナー」について協力した。
内 容:オーディオ・レストレーション・ツール「RX5」、マスタリング・ツール「OZONE
7」の解説
(3)プロ・オーディオ関連の職種に従事しているエンジニア以外の人々を対象とした研修会等の実施
①8月5日(水)
、サウンドインスタジオAstに於いて、JAPRS賛助会員各社の若手、内勤者等を
対象とし、レコーディングの実際を把握することを目的とする「レコーディング勉強会」を実
施した。
内 容:1.レコーディングに関するワークフロー
担当:相川 洋一 氏 株式会社サウンドインスタジオ
2.スタジオ機能の説明 担当:大槻 博也 氏 株式会社サウンドインスタジオ
3.DAW関連説明 担当:石 光孝 氏 株式会社ミキサーズラボ
4.マイクセッティング関連説明 担当:内沼 映二 氏 株式会社ミキサーズラボ
5.レコーディング
6.ラフミックス
7.質疑応答
エンジニア:内沼 映二 氏 株式会社ミキサーズラボ
アシスタントエンジニア:石 光孝 氏 株式会社ミキサーズラボ
稲垣 杏理 氏 株式会社サウンドインスタジオ
演奏者:ハレガラス Drums,E.Bass,E.Gtr,A.Pf&Vocal
参加者:賛助会員12社20名、MPN 3名 計23名
(4)資格認定制度に基づく第14回JAPRS認定サウンドレコーディング技術認定試験の実施
①4月20日(月)、「2015年度版問題集」(B5判170頁)を発行した。この問題集巻末には補助
資料として59頁の技術資料集を制作し付加した。
②3、4月、受験案内パンフレット、受験申請書、団体受験マニュアル、Web用メールフォーム等
を作成し、団体受験及び個人受験申請者に対応した。
③5月、資格認定制度委員会内に問題作成小委員会を組織し、認定試験問題を作成した。
④6月、受験申請者に対する受験票及び団体受験会場に対する問題用紙、マークシート、受験者
リスト等を作成し、実施に向けて対応した。
⑤7月5日(日)、賛助会員専門学校及び会員外専門学校の協力を得、札幌、仙台、新潟、東京、
静岡、名古屋、大阪、広島、那覇の9地区22ヶ所の団体受験会場に於いて認定試験を実施した。
受験申請者数:713名、受験者数:609名
⑥8月、受験者に対して認定証カード及び成績証明書を作成し、交付した。
⑦3月、平成28年7月に実施する「第15回JAPRS認定サウンドレコーディング技術認定試験」
を控え、告知ポスター及び受験案内パンフレットを作成し、団体受験候補先及び法人正会員ス
タジオに配付した。
(5)資格認定制度に基づく第12回JAPRS認定Pro Tools技術認定試験の実施
①4月、資格認定制度委員会内に「2015年度版問題集」作成小委員会を組織し、問題集の作成を開
始した。
②5月、9月6日(日)に実施する認定試験を控え、告知ポスター、受験案内パンフレット、受験
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申請書、団体受験マニュアル、Web用メールフォーム等を作成し、団体受験及び個人受験申請者
に対応した。
③6月22日(月)、初級編、中級編に区分された「2015年度版問題集」(B5判260頁)を発行し
た。
④7月、資格認定制度委員会内に問題作成小委員会を組織し、認定試験問題を作成した。
⑤8月、受験申請者に対する受験票及び団体受験会場に対する問題用紙、マークシート、受験者
リスト等を作成し、実施に向けて対応した。
⑥9月6日(日)、賛助会員専門学校及び会員外専門学校の協力を得、札幌、盛岡、仙台、郡山、
新潟、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、博多、鹿児島の12地区23ヶ所の団体受験会場に於
いて認定試験を実施した。
受験申請者数:692名、受験者数:564名
⑦10月、受験者に対して成績証明書、認定証カードを作成し、交付した。
(6)専門学校の学生を対象とした研修会等の実施
①エンジニア人材育成プログラムとして、正会員スタジオ2社の協力により、アシスタントエンジ
ニアを目指す専門学校2年生以上を対象に、レコーディングスタジオに於ける現役エンジニアに
よる実践講座(セッション開始前のスタジオセットアップおよびPro Toolsオペレートとミック
スダウン・デモに限定)を学ぶ「第16回新プロ・エンジニア養成セミナー」を東京、大阪地区
に於いて実施した。
[第16回新プロ・エンジニア養成セミナー①]
日 程:6月6日(土)
東京地区会場:サウンドインスタジオ Bst
エ ン ジ ニ ア:吉田 保 氏 フリーランス
アシスタントエンジニア:稲垣 杏理 氏 株式会社サウンドインスタジオ
サ ポ ー ト:佐藤 友紀 氏 株式会社サウンドインスタジオ
参加者:8校 33名
[第16回新プロ・エンジニア養成セミナー②]
日 程:6月13日(土)
大阪地区会場:スタジオグルーヴ Ast
エ ン ジ ニ ア:吉田 保 氏 フリーランス
アシスタントエンジニア:阪本 真優 氏 有限会社グルーヴ
参加者:2校 15名
②5月16日(土)、法人正会員スタジオ5社、準会員スタジオ1社及び賛助会員2社の出展によ
り、音楽スタジオ及び関連する企業への就職を目指す専門学校2年生以上を対象とし、各社の概
要、業務内容、望まれる人材等についての説明会「2015年JAPRS企業説明会」を専門学校ESP
ミュージカルアカデミーに於いて実施した。
参 加 者:12校 96名
参加企業:株式会社エムアイティギャザリング、株式会社サウンドインスタジオ、
株式会社サウンド・シティ、株式会社バーディハウス、株式会社ミキサーズラボ、
株式会社丸二商会、オタリテック株式会社、株式会社サンフォニックス
③2月11日(木)、音楽スタジオのアシスタントエンジニアを目指している専門学校1年生を対
象として、スタジオ業界に精通する方々及び現役エンジニアを講師とし、業界概要、職種別業務
内容、望まれる人材像等について具体的に把握してもらうことを目的とした講演会「2016年JA
PRS新プロ・エンジニア研修会」を専門学校東京ビジュアルアーツ5F505教室に於いて実施し
た。
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受講者:11校 77名
講演内容及び講師は、
「2016年JAPRS新プロ・エンジニア研修会にあたって」 内沼 映二 会長
「レコーディングスタジオとは」
目等 進 氏 株式会社フリーダムスタジオ
「エンジニアの魅力と望まれる人材像」 吉田 保 専門学校委員会・委員長
「現役エンジニア特別コーナー」
司会:脇田 貞二 専門学校委員会・副委員長
エンジニア:石川 翔平 株式会社サウンド・シティ
稲垣 杏理 株式会社サウンドインスタジオ
波房 渉 株式会社ミキサーズラボ
秦 正憲 株式会社サウンド・シティ
「資格認定制度について」 物井 謙行 専門学校委員会
「専門学校委員会からのインフォメーション」 脇田 貞二 専門学校委員会・副委員長
(7)専門学校に於ける職業実践専門課程に関する教育課程編成への支援・協力
①文部科学省より平成26年4月から従来の専修学校(専門課程)の上位に位置する新たな枠組み
として「職業実践専門課程」を新設することが内示されたが、JAPRS賛助会員に加盟する専門学
校が、この専門課程を申請するに当たり、認定基準となる教育課程(カリキュラム)の編成、演
習、実習等の内容、教員研修、学校評価等に対するアドバイザーとして、当協会に対する教育課
程編成委員就任の要請があり、今期は、以下の各氏が就任し、専門学校に協力した。
仙台コミュニケーションアート専門学校 目等 進 氏
株式会社フリーダムスタジオ
専門学校デジタルアーツ仙台
〃
〃
東放学園音響専門学校
清水 三義 氏 株式会社青葉台スタジオ
国際アート&デザイン専門学校
高田 英男 氏 フリーランス
4.音楽録音事業に関する技術及び仕様の標準規格の調査及び策定
(1)音楽録音に伴う音楽コンテンツデータ構築の標準化
①関連団体である演奏家権利処理合同機構MPNとの業務提携契約により、平成24年6月に開始し
たミュージシャンのレコーディングデータ収集を目的とする、会員スタジオに於けるMPN BOX
の設置を継続した。
(2)スタジオ運営に関する規程・フォーマットの標準化
①スタジオ運営に関する問題点、内容の共有化を図るため、5月、9月および2月に情報交換会を
実施した。
(3)音楽制作に係る関連三団体による制作環境の再構築と標準化
①東京音楽事業者連盟及び一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPNとともに設立した「レコー
ディング三者協議会」に於いて、音楽録音業務に係る様々な検討課題の整理・標準化活動を推進
した。
②レコーディングスタジオ利用支援の情報ツールとしてiPhoneアプリの運用を開始していたが、
この内容のバージョン・アップを目的として当初から掲載されているJAPRS会員スタジオ26社
に加え、非会員スタジオ89社を新規掲載し、1月より運用を開始した。
③11月13日(金)
、東放学園音響専門学校・清水橋校舎2S1教室に於いて、ref主催初のセミナ
ー「マイナンバー実務講座」を実施した。
内 容:1.マイナンバーについて正しく理解する
2.個人番号関係事務実施者としての役割/責務を知る
講 師:山崎 早苗 氏/特定社会保険労務士
参加者:JAPRS法人正会員12社17名、音事連31名、MPN 5名、ref関連メンバー14名
計67名
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(4)音楽録音の技術的仕様及び周辺機器の仕様の標準化
①Pro Toolsに関わる使用メディアの運用基準Ver3.01の内容を、JAPRSホームページに於いて継
続して告知した。
(5)音響設計に関する基礎知識の標準化
①JAPRS推奨「音楽録音スタジオにおける音響設計ガイドブック」第6刷を継続して頒布した。
(6)DVD-Videoの音声規格に関する標準化
①平成21年9月に発行した「サウンドエンジニアのためのDVD-Video音声基礎講座」を継続し
て頒布した。
5.音楽録音事業に関する内外関連機関等との交流及び協力
(1)音楽制作関連団体との情報交換を行う協議会等の開催
①関連団体である一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPN及び東京音楽事業者連盟と共に、三
団体が共有する音楽制作に関連する課題解消を目的としたレコーディング三者協議会に於ける
月例の協議に参画した。
②映像関連団体月例連絡会議に参加し、情報交換を行った。
③一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)が主催し、編集技術者の質的向上を目的と
して制定し、映像・音響作品及び編集技術者を推奨し表彰する「JPPA AWARDS2015」を後援
した。
④7月7日(火)
、株式会社インターネットイニシアティブ13Fセミナールームに於いて、早稲田大
学総合研究機構・波動コミュニケーション研究所1ビットオーディオ研究会が主催し、開催した
「第11回1ビット研究会」に協力した。
⑤9月11日(金)「AESジャパンコンファレンス名古屋」が名古屋芸術大学に於いて開催され、
「3Dオーディオの現状と未来」をテーマとするワークショップセミナーの実施に協力した。
⑥10月18日(日)
、関連団体である一般社団法人日本オーディオ協会が主催し、TIME 24 HA
LL1に於いて開催された「オーディオ・ホームシアター展2015」に於いて、「レコーディング・
エンジニアから見たハイレゾリューション」をテーマとするセミナーを実施した。
⑦一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が主催し、11月18日(水)~20日(金)に
幕張メッセに於いて開催された第51回2015国際放送機器展「Inter BEE 2015」に協力した。
⑧日本ミキサー協会との協議に基づき、8月より同協会の事務局運営業務を受託し、業務を開始し
た。
6.音楽録音事業に関する表彰制度の拡充
(1)日本プロ音楽録音賞の実施
①「日本プロ音楽録音賞」は、平成5年に当協会が制定した「JAPRS録音賞」を出発点とし、音楽
制作、録音に対する認識を高め、音楽産業の更なる質の向上、録音技術者の地位の確立などを目
的として平成6年より実施されているもので、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)、
日本ミキサー協会(JAREC)、一般社団法人日本オーディオ協会(JAS)及び一般社団法人日本
レコード協会(RIAJ)並びに一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPNの5団体が主催し、経
済産業省の後援、日本放送協会(NHK)、一般社団法人日本民間放送連盟(NAB)、株式会社
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ステレオサウンドの協賛及びサウンド&レコーディング・マガジン、CDジャーナル、ステレオサ
ウンド、プロサウンド、レコード芸術の賛助並びに株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテ
インメント、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、株式会社サウンドインスタ
ジオ、オタリテック株式会社、ミックスウェーブ株式会社、東放学園音響専門学校等の協力によ
り「第22回日本プロ音楽録音賞」を実施し、12月4日(金)音の日のイベントとして目黒雅叙
園 4F「孔雀」に於いて授賞式、4F「花苑」に於いて音の日のつどいパーティーを行った。厳正
な審査の結果、各部門1作品の最優秀賞作品とベストパフォーマー賞として1アーティストおよ
び新人賞1作品並びに審査員特別賞1作品が選定された。部門別の受賞は以下のとおり。
【最優秀賞】
◆CD部門 「クラシック、ジャズ、フュージョン」
《作品》
「BIG BAND SCALE~甦るビッグバンドサウンド~」
(WQCQ-633)より
「地下室のメロディー」
角田健一ビッグバンド CD
株式会社ワーナーミュージック・ジャパンより発売
ミキシング・エンジニア :内沼 映二
株式会社ミキサーズラボ
マスタリング・エンジニア:菊地 功
株式会社ミキサーズラボ
セカンド・エンジニア
:髙西 和明
株式会社ミキサーズラボ
セカンド・エンジニア
:山口
株式会社ミキサーズラボ
雄
◆CD部門 「ポップス、歌謡曲」
《作品》
「こううたう」
(VICL-64295)より「桜坂」
柴咲コウ CD
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントより発売
ミキシング・エンジニア :高桑 秋朝
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント ビクタースタジオ
マスタリング・エンジニア:川﨑 洋
FLAIR MASTERING WORKS
◆ハイレゾリュージョン部門 「2ch ステレオ」
《作品》
「平和への祈り~バッハ:無伴奏ヴァイオリン全曲」より
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004 第5楽章
「Chaconne」
」
千住 真理子(ヴァイオリン)
ユニバーサルミュージック合同会社より発売
フォーマット: 96kHz/24bit 配信元:e-onkyo music
ミキシング&マスタリングエンジニア:髙島 靖久 株式会社カメラータ・トウキョウ
◆ハイレゾリュージョン部門 「マルチch サラウンド」
《作品》
「イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集」より
「ヴェルディ:歌劇《運命の力》より序曲」
アンドレア・バッティストーニ指揮
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団 SACD 5.0ch
日本コロムビア株式会社より発売 フォーマット:96kHz/24bit
マスタリング・エンジニア:毛利 篤
日本コロムビア株式会社
ミキシング・エンジニア :塩澤 利安
日本コロムビア株式会社
◆放送部門 「2chステレオ」
《作品》
「Dear ピアノフレンズ~親愛なるピアノ仲間たち~」より「Daisy」
歌:澤田 かおり 指揮:服部 隆之 演奏:澤田かおり&ならピ♪オーケストラ
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株式会社毎日放送 HDTV stereo 2015年2月2日放送
ミキシング・エンジニア:田中 聖二
株式会社毎日放送
チーフ・ステージフロア:大川 宏明
株式会社毎日放送
◆放送部門 「マルチchサラウンド」
《作品》
「2014サイトウ・キネン・フェスティバル松本」より
「ベルリオーズ:幻想交響曲 第4楽章 断頭台への行進」
小澤 征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ
長野朝日放送株式会社 HDTV 5.0ch 2014年12月23日放送
ミキシング・エンジニア:岩井 和久
長野朝日放送株式会社
セカンド・エンジニア :都鳥
真
長野朝日放送株式会社
セカンド・エンジニア :斉藤 祐司郎 株式会社 SCI
◆ベストパフォーマー賞
《作品》「挑戦!ブラバン少女」より「華麗なる舞曲」(SECL1581)
精華女子高等学校吹奏楽部 CD
Sony Music Labels Inc.より発売
◆新人賞
《作品》「o1」(SECL 1760~1)より「s-AVE」
SawanoHiroyuki[nZk] CD
Sony Music Labels Inc.より発売
ミキシング・エンジニア:相澤 光紀
合同会社SIGN SOUND
◆審査員特別賞
《作品》「超絶のスーパーガムラン ヤマサリ」より「ウジャン・マス」
ヤマサリ CD
株式会社ハイパーソニック研究所より発売
配信元:e-onkyo music フォーマット:DSD11.2MHz/1bit
レコーディング&ミキシング・エンジニア:大橋 力
公益財団法人国際科学振興財団
7.音楽録音事業に関する情報収集及び提供
(1)会報の発行
①会報誌「JAPRS」を6月に初夏号、1月に新春号として発行した。
初夏号内容:「平成27年JAPRS新年会」
「2015年JAPRS新プロ・エンジニア研修会」レポート
「JAPRS/JAREC/AES松竹映像センター施設見学会」レポート
「第26回NHK技術交流会」レポート
「会員動向」
新春号内容:「会長年頭挨拶」
「2015年JAPRS企業説明会」レポート
「スタジオ見学会」レポート
8.青葉台スタジオ
9.スタジオグリーンバード
10.マルニスタジオ
「第16回JAPRS新プロ・エンジニア養成セミナー」レポート
「平成27年度通常総会&懇親会」レポート
「第14回JAPRS認定サウンドレコーディング技術認定試験」実施報告
「レコーディング勉強会」レポート
-9-
「beBlue AOYAMA Dolby Atmosセミナー」レポート
「第12回JAPRS認定Pro Tools技術認定試験」実施報告
「AESジャパンコンファレンス・名古屋2015
3Dオーディオの可能性/ワークショップセミナー」レポート
「第27回JAPRSゴルフコンペ」レポート
「Inter BEE 2015賛助会員社ブースツアー」レポート
「第22回日本プロ音楽録音賞授賞式」レポート
「第22回日本プロ音楽録音賞審査委員講評」
「音の日のつどいパーティー」レポート
「会員動向」
(2)技術資料集の発行
①4月20日(月)、2015年度版「サウンドレコーディング技術認定試験問題集」(B5判170
頁)巻末に59頁の技術資料集を付加して発行した。
資料内容:1.電気の基礎知識
2.規格表
3.定番の音響機器
4.音楽に関わる基礎知識
5.録音の歴史
6.音楽スタジオ関連年表
②6月22日(月)、2015年度版「Pro Tools技術認定試験問題集」(B5判260頁)を発行した。
③3月22日(火)、録音に関わる協会技術マニュアル「サウンドレコーディング技術概論・再改
訂版」第1刷を発行した。
(3)インターネットの有効的な活用の推進
①情報公開、情報伝達の普遍的な手段となっているインターネットの利用については、会員相互の
情報交換及び協会内外への情報発信を目的としたメールサーバー、Webサーバー(会報、会員リ
スト、協会インフォメーション)の有効的な活用と会員情報に関するデータベースを更新した。
また資格認定制度に基づく技術認定試験の出願の際、個人受験者用にWebのメールフォームを開
設し対応した。
URL
http://www.japrs.or.jp
E-mail
japrs@japrs.or.jp
②JAPRSホームページ上に情報公開を行った。
掲示内容:1.定款
6.正味財産増減計算書
2.役員名簿
7.貸借対照表
3.社員名簿
8.財産目録
4.事業報告書
9.事業計画書
5.収支計算書
10.収支予算書
8.前各号に掲げるもののほか、本会の目的を達成するために必要な事業等
(1)会員の入会促進
①未加入音楽スタジオ及び機器メーカー等に協会資料を送付する等の活動を実施した。本年度の
新加入者は、法人正会員1社、賛助会員Ⅰ 2社であった。
(2)本会の社会的認知を進めるための音楽業界誌・雑誌等を利用した広報活動
①株式会社oricon ME発行の「コンフィデンス(12月31日発行・新年特別号)」に、巻頭特集
“2016LEADER’S MESSAGE”として会長年頭挨拶を出稿した。
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②株式会社oricon ME発行の「コンフィデンス(12月31日発行・新年特別号)」に、年始広告
を出稿した。
(3)会員相互の親睦会及び関連団体との交流活動の実施
①6月10日(水)、明治記念館に於いて、通常総会に引き続き懇親会を開催し、会員及び招待者
との親睦、情報交換を行った。参加者:78名
②8月3日(月)、居酒屋ちゃぽん渋谷店に於いて、賛助会員間の情報交換、親睦を目的として賛
助会員交流会を開催した。参加者:16名
③10月16日(金)、大厚木カントリークラブ 桜コースに於いて、会員及び関係者を対象とした
第27回JAPRSゴルフコンペを開催した。参加者:30名
④12月18日(金)、スクワール麹町 3F「華」に於いて、会員を対象とした「第19回JAPRS忘
年会」を開催した。参加者:59名
⑤1月21日(木)、明治記念館 1F「若竹の間」に於いて、会員及び関連団体幹部を対象とした
新年賀詞交換会を開催した。参加者:114名
(4)主たる会議開催
Ⅰ.総会
①平成27年通常総会
期 日:6月10日(水)
場 所:明治記念館 1F「芙蓉の間」
議 案:1.平成26年度収支決算書(案)について
2.平成27年度収支予算書(案)について
Ⅱ.理事会
①5月8日(金) 第8回理事会
場 所 スクワール麹町 4F「羽衣」
議 案:1.平成26年度事業報告書(案)及び収支決算書(案)について
2.平成27年度事業計画書(案)及び収支予算書(案)について
3.内閣府に関する対応について
4.平成27年度通常総会の開催について
5.その他
②6月10日(水) 第9回理事会
場 所:明治記念館 1F「千歳の間」
議 案:1.各委員会経過報告
2.通常総会に付託する議案及び進行の確認
3.その他
③1月21日(木) 第10回理事会
場 所:明治記念館 1F「はぎ・さくらの間」
議 案:1.各委員会経過報告
2.その他
Ⅲ.幹部会(場所は、記載以外事務局)
①4月28日(火) 第1回
議 案:3月度収支、4月度収支予定、各委員会関連報告、各委員会からの提案内容について、
平成26年度事業報告書(案)、平成27年度事業計画書(案)、
平成27年度通常総会関連日程について
②6月25日(木) 第2回
議 案:5月度収支、6月度収支予定、合同委員会について、第22回日本プロ音楽録音賞経過報告、
JARECからの協力要請について
③7月28日(火) 第3回
議 案:6月度収支、7月度収支予定、各委員会報告、JAREC関連について
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④9月28日(月) 第4回
議 案:8月度収支、9月度収支予定、各委員会報告、その他
⑤10月30日(木)第5回
議 案:9月度収支、10月度収支予定、各委員会報告、第22回日本プロ音楽録音賞について
⑥12月18日(金)第6回
場 所:スクワール麹町5F「百合」
議 案:11月度収支、12月度収支予定、各委員会報告、その他
⑦3月22日(火) 第7回
議 案:2月度収支、各委員会報告、その他
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