創造52号(※第28回とやま賞贈呈式)

平成24年3月14日
各位
財団法人富山県ひとづくり財団
専務理事大田博久
機関誌「創造52号」の配布について
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
日頃から当財団の事業の推進に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し
あげます。
さて、このたび機関誌「創造」を作成いたしましたので送付させていただき
ます。ご一読いただければ幸いです。
財団法人富山県ひとづくり財団
TEL:076-444-2000/FAX:076-444-2001
URL:http://www,t-hito.or.jP/
●エッセイ……・……・……・…・…・…………・…・…・…………・3
川崎一朗氏(京都大学名誉教授)
●第28回「とやま賞」贈呈式一・……・……・…・…・………・・…4
●今年度の受賞者……………・・・・・・……………………………5
●「夢の卵」育成事業………・…・…・・・…………………・……・・8
●きらめき未来塾……・・・・・・・・・・・・……・…………・…・………10
スペシャル公開授業「算数ワンダーランドの一日冒険旅行」
●アイディアロボットフェスタ……・…一…・・・・…………12
●理数アカデミー……………………・…………・…・………13
●平成24年度財団事業概要…・・……………・…・…・…・…・・14
●我が社の人づくり……………・…………・・・・・・・・・・・・・・……15
北陸コカ・コーラボトリング㈱代表取締役社長稲垣晴彦氏
平成24年度富山県教育記念館展示スケジュール
賛助会員の募集
【表紙コンセプト】
倉1」造は無限に広がる宇宙であることを表わしました。星の数だけ
人の考えがあり、星の輝きが倉1」造の数を表わしています。
で、M9の超巨大地震が起こりました。
昨年3月11日、東北地方の太平洋沖
こでは巨大なスロー地震が繰り返して
震学にとって重大な課題ではないの
なっているからだろうか?これは地
とではないかと思うのです。地方大学
が、神様が地方大学に期待しているこ
学をより多様で実り豊かにすること
き、異なる可能性の窓をこじ開け、科
から、「基幹大学でやっていないが、
か?という問題提起でした。私は、「こ
いるから」という作業仮説を立てまし
それぞれの分野で本質的に重要と思わ
でなりません。「科学としての価値」
と「役に立つ」とは別物という考えも
た。多くの場所で小規模なスロー地震
2万人近い犠牲者を出したことが無念
ありますが、超巨大地震を想定しえず、
に移動し、2010年3月に定年退職
私は、その後、京都大学防災研究所
います。
大な普通の地震(高速破壊)が起こっ
残ったまま、2011年に至って超巨
して富山に戻ってきました。しばらく
ルギーは到底解放されておらず、謎が
てしまいました。その意味については
数の先見的な研究もあったとは言え、
に比べると災害のリスクは 桁小さ
おいしく、魚もおいしいく、太平洋側
すが、立山の眺望はすばらしく、米も
留守にしていた故に一層強く思うので
M9の超巨大地震を想定しそこねた地
です、覇気をもってがんばりましょう。
く、落ち着いて研究できる絶好の環境
9世紀の貞観地震の津波堆積物の少
今後議論が行われるでしょう。
同体的体質ではないかと思っていま
くり起こり、地殻変動は生じても、人
動」です。スロー地震とは、それがゆっ
語で言うと「活断層の突発的なズレ運
の突発的な移動」、文系にも通じる用
と「連続媒質中のディスロケーション
の割合でM8クラスの巨大地震が頻発
のプレート境界では数十年に1度程度
茨城県沖から岩手県沖の南北400㎞
ます。単純につじつま合わせをすると、
高速で東北地方の下に沈み込んで行き
太平洋プレートは、年間ほぼ8㎝の
のリスクを見逃さないことが重要で
災害に関わる科学では、大きな災害
した。
るはずがない」と猛烈な抵抗に会いま
ても、二牡年前は、「そんな現象があ
の外から提起されたスロー地震に対し
センター特任教授。
から立命館大学歴史都市防災研究
年3月定年退職、名誉教授。4月
震予知研究センター長、2010
2008年度から2009年に地
度から2007年度に副所長、
防災研究所に転任、2005年
科に赴任、2002年、京都大学
ばかりの富山大学理学部地球科学
博士号取得、1978年、出来た
1976年東京大学理学研究科で
/946年大阪府生まれ。
川崎一朗〔かわざきいちろう)
震学の迂闊さの原因のーつは、農村共
す。全国的な共同観測と地震予知計画
を通じた地震学コミュニティ全体とし
ての意識の流通の良さなどは、標的が
明確な時には大きな力になります。し
かし、えてして、共通の標的以外の可
能性には壁として働きがちです。超巨
間が感じる周期帯である数ヘルツから
するはずです。それにも関わらず、過
す。基幹大学を中心とする主たる潮流
)
崎
朗
れる先見性に満ちた課題」に挑戦する
国民に対して適切な警報を出せなかっ
た力不足について、地震学では検討が
続いています。
この地震のとき、奇妙なことに、私
は「とやま賞」を頂いた二十数年前(平
成元年)を思い出しました。当時は、
でいました。でも、悩んでもしょうが
富山大学の計算機環境の貧弱さに悩ん
ない、悩むより、積極的に、「東京大
学や京都大学などの基幹大学の研究者
がやっていない、地球ダイナミクス理
解に本質的に意義がある、富山大学の
研究環境でもできる」研究をすること
を考えようと思いました。それが、神
様が私を地方大学に置いた意味だと
思ったのです。私にとって、それは「プ
レート境界面で発生するスロー地、震の
研究」でした。
大地震発生の可能性についてはそれが
数秒の短周期地震波は生じない、近代
去千年以上、巨大地震が希にしか起
が特定の方向にしか向いていないと
出たと思っています。「農村共同体」
的な観測装置が無い限り人間には認識
こっていないのはプレート境界がどう
地震とは、数物系の専門用語で言う
方賞
若手研究者が続出するものと期待して
氏
トの高速沈み込みに見合うだけのエネ
京都大学名誉教授
が発見されましたが、それでもプレー
」∠
できない奇妙な破壊現象です。
⊃
太平洋沖地震と
東北地
「とやま
創
が手渡され、受賞者一人ひとりから、
平成二十三年五月二十五日(水)
「とやま賞」は、富山県の置県百
受賞の喜びやこれまでの経緯や苦労、
記念講演く云では、東京大学法学
内在住者で、学術研究、科学技術、
世紀の日本のあるべき姿について分
「21世紀の日米中関係」と題し、21
部教授の北岡伸一氏を講師に迎え、
文化・芸術及びスポーツの分野にお
かりやすく講演していただきました。
活躍が期待される個人または団体の
活動を奨励するも
のです。
ムフ回の贈呈式及
び記念講演く云は、
五月一一十五日に富
山国際く云議場メイ
ンホールで行われ、
一般の方々や高校
生約四百名が参加
しました。
贈呈式では受賞
者五名の方に石井
型i麟
{」
いて顕著な業績をあげ、かつ将来の
受賞対象は富山県出身者または県
τ昭和五十九年に創設されました。
年を記念し、畠山県の将来を担う優
ゴ
ムフ後の抱負等が語られました。
_一
位な人材の育成に資する目的をもっ
一
理事長から賞状等
蟻
造
一一_J
「」
生物有機化学
(罫.
済的自立」、最後に「研究室運営の
ました。「研究テーマの自立」、「経
らしさを伝えていくとで、少しでも
ていきます。ここ九州で富山のすば
からは遠く離れた九州の地で頑張っ
の亀裂に関する別の証拠を見つけて
表しました。しかしその数年前にこ
ていることを発見し2009年に発
,
自立」であります。「研究テ!マの
いました。地震波の解析から地下深
えったのです。そしてプレートが裂
ふと過去の研究のことが頭によみが
地球内部のST画像を見ていた時、
こと無く放っておきました。その後、
理解できず、論文として発表する
このときは急激な変化が何であるか
変化があることを見出したのです。
く沈みこんだプレート内部に急激な
富山県のお役に立てればと思います。
地球科学
自立」に関しましては、学生時代の
研究テーマとは異なるペプチドの研
究に取り組み、本受賞に関係する成
果を出せたことから、果たせたと
しましては、まだまだ満足いくもの
考えています。「経済的自立」に関
このたび、栄えあるとやま賞を受
ではありませんが、より一層精進し、
大きな研究費獲得を目指します。今
年の四月より井上先生のもとを巣立
けているという仮定のもとに、さら
に他の証拠を見つけ、ひとつの発見
今回のとやま賞受賞は、
べるCTスキャンと同じ
ます。これは人体の中を調
制御していますが、STでは地震波
人体のCTではX線源と検出器を
ち、九州産業大学工学部物質生命化
ただ き
時の富山医科薬科大学薬学部の助手
約十年間を過ごした富山
原理で、CTではX線を
源である地震の起きる場所が偏って
高石市というところで生まれ、育ち
名誉ある「とやま賞」 を
として富山にお世話になることにな
大学のスタッフや学生の
使うのに対し、STでは
いることと地球表面の7割を占める
学科にて研究室を運営することにな
となりました。この時は積み上げて
りました。この富山との縁をつくっ
皆様方の支えで成し得
地震波を使います。ST
海洋に地震計がないことから地球内
ました。大学院の修士課程までは大
大変光栄に思います。
てくださったのが、現富山大学大学
たものであります。本
を使った最近の成果とし
部を調べられる場所にも偏りが生
りました。新天地で軌道に乗ること
きたものがある瞬間、統合され結実
院医学薬学研究部(薬学)教授の井
当にありがとうござい
て、日本付近で沈み込ん
じます。そこで数年来チームを組ん
阪で過ごし、博士の学位を九州大学
私は地震波トモグラフィ!(ST)
することがあるものだと不思議に感
上将彦先生であります,井上先生は、
ました。また、富山県
だ太平洋プレートが深さ
で、初めて研究室運営の自立が果た
という手法で地球内部を調べてい
私の修士時代の恩師でもあります。
民の皆様にも感謝の気
で海洋島や海底など新しい観測点を
じると同時に面白く思いました。
着任後、井上先生から研究者とし
約300㎞で二手に裂け
にて取得致しました。博士研究員と
大林政行氏
持ちで一杯です。これ
せたことになると考えています。
私は、大阪府堺市の南に位置する
ばしく思います。
賞するという栄誉を賜り、非常に喜
藤本和久氏
して約一年間東京で過ごした後、当
独立行政法人海洋研究
開発機構主任研究員
い
九州産業大学ユニ学部
物質生命化学科准教授
て三つの自立を果たすように言われ
⊃
迫
、旺:
創
センサーを開発する人、実際にセン
開拓しています。チームには新しい
ので、贈呈式では話さなかったこと
のですし、せっかくの機会でもある
(受賞資格を失う)のは早いからです。
ルに達する)のは遅く、教授になる
プラスチックは現代社会になくては
つくる"という研究に出会いました。
また石油を原料とするなど、環境に
ならない素材ですが、丈夫であるが
す。私は幸い、開門直後の閉門時間
はやさしくない一面があります。そ
文系の者にとって「とやま賞」の門
贈呈式後の記念講演会で北岡先牛
ギリギリに駆け込めましたが、「開
こで、ある種の微生物が自分の体の
を、スピーチとは違う調子で書くこ
研究成果は多くの入に支えられてい
も言われたように、少なくとも学術
かずの門」に涙をのんだ人は少なく
中に溜め込む生分解性ポリエステル
サーを設置し、保守し、回収する人、
るものです。研究に携わるこれらの
研究の分野に限れば、その県の出身
ないはずです。せっかくのすばらし
を石油から合成ざれるプラスチック
ゆえにゴミになるとその処分に困る、
方々に加え、あらゆる面で私を育て
者などに対象を限った賞というのは
い企画なのですから、門の開け方を
の代わりに使おう、というのがこの
が開いている時間はとても短いので
支えてくれた先生方、友人そして家
他に例を見ないものです。その意味
工夫して、富山県の正しいイメージ
研究分野の出発点です。しかしなが
とにします。
族、さらに富山の豊かな自然に感謝
で「とやま賞」は、県外の人たちが
をアピールできる賞として発展する
データ解析する人などがおり、私の
します。
うらやむような、富山県独自のすば
同ご評価いただくこととなりました。
る遺伝子組換え微生物を作製し、今
い性質のプラスチックを効率よく作
の遺伝子操作によって適度に柔らか
がありました。そこで私は、微生物
クとしての実用は難しいという問題
テルは固くて脆いためにプラスチッ
ら、天然の微生物がつくるポリエス
ところが、見方を変えると「とや
微生物工学
ことを願っています。
国際法学
ま賞」には「?」というところもあ
ります。それは、これまでの受賞者の
ほとんどが理系の人たちだという点
です。これでは、富山県というのはよ
ほど文系研究者不毛の地なのか、と
いう間違ったイメージを、県内外の入
初めての受賞者となれたことをとて
の学術研究部門で、法学分野からは
ただ、大学の教授になったら受賞資
た文系の研究者はたくさんいます。
実際には、富山県出身者にも優れ
ます。財団および県の関係の方々に
した賞を賜り、大変光栄に思ってい
この度は故郷である富山の名を冠
よう、今後も精進していきたいと思
研究しています。この賞に恥じない
究室のスタッフや学生さんとともに
り優れた微生物の開発を目指して研
現在所属する東京工業大学でも、よ
もうれしく思っています。「贈呈式
格がなくなるという今の仕組みは、
深く御礼申し上げます。私は学位
に与えてしまうおそれがあります。
のスピーチの内容と重複してもかま
文系泣かせです。文系の場合、業績
り優れたプラスチックをつくる、よ
いません」という執筆依頼を受けま
福居俊昭氏
います。
東京工業大学大学院生命
理工学研究科准教授
取得後、。微生物でプラスチックを
ノ
が評価されるようになる(受賞レベ
N㌶
したが、スピーチと書き物とは別も
野『刃
らしい企画だと言えます。
・㌧
聲
㌘
水島朋則氏
二八回の歴史を数える「とやま賞」
名古屋大学法政国際協力
研究センター教授
規
゜fl:
創
匡
、11:
創
のおもしろさを少しでももっと深く
究というものがおもしろくなり、そ
とを見出していく、達成していく研
究室で、悪戦苦闘しつつも新しいこ
に漠然とした興味で配属となった研
も思っていませんでした。大学時代
時代までには研究者になるとは夢に
思えば、富山で過ごしていた高校
ことができました。これも応援して
ケート初となる銀メダルを獲得する
シュートで日本人女子スピードス
000mで7位、そしてチームパ
に出場し3,000mで6位、5,
ダ、バンクーバー冬季オリンピック
いました。私は2010年のカナ
受賞させていただきありがとうござ
この度は歴史ある「とやま賞」を
だと思います。スケートは私にいろ
があきらめない気持ちに繋がったの
り倍練習しなくては」という気持ち
とは思いません。だからこそ「人よ
私は決して強くないですし、強い
アップに繋がったのだと思います。
り返しました。それが次のステップ
一から練習していくことを何度も繰
チームメイトと話をして考え、また
つめ直すチャンスだと思い、監督や
v._β幽一_醜ゴ,.t、..",_。K・t_.tt.tw,\試植罹研㍉__"Vde'_血二。艶艦ノ、,...一.._..'..'.t-.一執_隔隔^『♂...幽副、、.y
㌔.t.t四'一一..∼.Y・/'一㌧』l
平成24年5月24日(木)富山国際会議場
t.t、t....一、14:40∼16:10生物学者/青山学院大学教授福岡伸一氏
贈呈式及び記念講演会への参加を希望される方は、側属山県ひとづくり財団事務局までお問い合わせください。
E-mailtoyama@t-hito.or.jp/ホームページhttp:〃www.t-hito.or.jp
お問い合わせ先電話076-444-2000/FAXO76-444-2001
※なお、受賞候補者の募集は締め切リました。
診
知りたいと思って続けてきたことが、
くださった方々のおかげだと深く感
することの大切さ、出会いや絆、そ
多少の成果につながりました。ひと
私が小学校の時、グラウンドに作
れらが今の私を作り、私の大切な財
んなことを教えてくれました。努力
られたリンクで滑ったのがスケート
産となりました。
謝いたします。
究室の方々のご協力のおかげであり、
人生の始まりです。その後1998
今後は2014年のロシア、ソチ
えに、これまでに出会った多くの先
深く感謝いたします。最後に、この
年の長野冬季オリンピックで清水宏
冬季オリンピックを目指したいと思
生方のご指導、共に研究に励んだ研
富山の地で育んでくれた家族と、現
保さんが金メダルを獲得したのをテ
3月現在
※受賞者の所属については平成24年
いと思います。
た賞を糧に練習に取り組んでいきた
そのためにも]々精進し、いただい
チャンスが巡ってくると思うと、ワ
かない時も多々ありました。そんな
我に見舞われたり、思うようにい
した。タイムが伸びなかったり、怪
風満帆な時ばかりではありませんで
スケートを始めてから現在まで順
げてきたのを今でも覚えています。
てみたい。オリンピックに出てメダル
在の自分を支えてくれる妻と子供た
穂積雅子氏
クワクした気持ちでいっぱいです。
います。またあの夢の舞台に行く
広報課(スケート部)
を獲りたい。」という気持ちがこみ上
レビで見た時、「私もこの舞台に立っ
ダイチ株式会社総務部
13:30∼14:30各受賞者からのスピーチを予定しています
L.二=一.誌;…_t
ちにこの場を借りて感謝いたします。
スピードスケート
卜湖
.'
時には立ち止まり、自分の位置を見
⊃
迫
創造
この事業は、子どもたちに「いくつもの『夢の卵』をもってもらうこと」、「『夢の
卵』を温めてもらうこと」、そして「『夢の卵』を購すこと」を支援し、自分の将来を
考えてもらうきっかけづくりをねらいとして、平成16年度から実施しています。
4月中旬から5月下旬にかけて、県内の小学校5,6年生と中学1,2年生を対
象に、「将来の夢(=夢の卵)」を書いた作文を募集し、その中から選ばれた4名の
児童生徒が、国内の各分野の第一人者に2泊3日の短期入門をしました。
2名(応募数972作品)
2名(応募数461作品)
「災害に強く環境に優しい土木施設を作る技術者になりたい」
片山学園qコ学校2年花房昌哉さん
3月の大震災では、多くの街が破壊され多くの方が亡くなった。同じように
16年前に大震災で被害を受けた神戸の街がどのように復興していったかを知り
たくて、神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻の鍬田泰子先生に入門しまし
た。鍬田先生からお話を伺ったあと、阪神高速道路株式会社の震災資料保管庫
で、破壊された橋梁を見たり、技術部の佐々木一則さん、鈴木徹さんからお話
を伺ったりしました。さらに、倒壊した橋梁があった高速道路を実際に見に行
村上学芸員からお話を伺いました
きました。
また、大阪府立狭山池博物館で学芸員の
懇噸
村上年生さんからお話を伺ったり、阪神
淡路大震災記念人と防災未来センターを見
学したりして、現在使われているライフラ
土木技術と人のつながりについて学びまし
;矯勉・〃
鍬田先生からお話を伺いました
た。
難
インが昔の人の努力のもとにあることや、
倒壊した橋脚の断面を見ました
この3日間は学生生活の中でジャンプ台になるようなすばらしい経験となりました。先生方の
話を聞いて知識が増え、もっともっと興昧がわいてきました。自然はいつでも突然牙をむけてき
ます。しかし僕は、少しでも自然災害を減らしたり、復興させたりするのに土木技術を役立てた
いと思います。
「宇宙の不思議を解き明かす字宙飛行士になりたい」
黒部市立宇奈月中学校2年野崎友登さん
神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学專攻の荒川政彦先生に先生に入門し
ました。地球に似た惑星や地球外生命体を見つけたいと考えていたので、先生
の惑星についての講義は特に興味深く聞きました。また、惑星に見られるクレー
ターを実際に作る装置の見学は、とてもお
もしろかったです。
その他、大阪市立科学館主任学芸員の嘉
数次人さんや神戸市立青少年科学館天文グ
嘉数主任学芸員からお話を伺いました
2`七ρ1
ループリーダーの杉野文昂さんから宇宙や
プラネタリウムなどについてのお話を伺い
ました。どのお話も楽しく、宇宙について
の興味がさらに深まりました。それぞれの
館の展示物もすばらしく、機会があればま
た見に行きたいと思ったほどでした。
二段式軽ガス銃を見学しました
杉野天文グループリーダーからお話を伺いました
荒川先生からクレーターについて教えていただきました。クレーターはきれいな円からだ円な
どさまざまな形がありました。特に物に当たる速度・角度などでクレーターの形は決まっていま
した。その実験装置を見せてもらいました。特に印象に残った装置は「二段式軽ガス銃」でした。
{
創造
育成事業
゜◇'
※事業名は、ノーベル物理学寅受賞者の小柴昌俊さんの「子どもたちには『夢
の卵』をもち続けてほしい」というメッセージにちなんで名づけたもので現
「心の中に元気が伝わる音楽を作る指揮者になりたい」
射水市立太閤山小学校6年中川万里花さん
オーケストラ・アンサンブル金沢(石川県
立音楽堂)音楽監督、井E道義先生に人門し
石川県醗=J闇i群鷲罪贋袖
ました。そこで開催された、井上先生の指揮
者講習会のオーディションを聴講しました。
講習の中、井上先生の厳しい指導を受けな
がらも、受講生のがんばる姿に心打たれまし
熱心に聴講しています
た。
聴講の後、井上先生にお話を伺い、①経験
をたくさん積んで自信をつけること。②聴い
ている人の立場になって指揮することが大切
だと分かりました。3日間、受講生の一生懸
命に取り組んでいる姿を見て、受講生の学ん
だ成果をみることができました。
二.一.ご二顔窒...慧__..
腹
いよいよ入門が始まります
井上先生と記念写真を撮りました
井上先生にお話を伺ったことを3日間、指揮者講習会の聴講をして、改めて「自信を持つこと、
そしてそのためにたくさんの経験を積むこと」の大切さが分かりました。
だから、これからももっとたくさんの経験を積んで、この短期入門で学んだことをしっかり生
かせたらいいなと思います。
「人に役立つ新たな菌を発見するバイオ技術者になりたい」
富山市立新庄小学校6年内山
濡佳さん
小学生から大学生までがカビに興味を持ち楽しく学習できる「カビ図鑑野外
で探す微生物の不思議」の共著者である筑波大学菅平高原実験センターの出川
t
洋介先生に入門しました。まずはじめに菌(カビやキノコ)についての講義を受
けた後で、センター内の草地やアカマツ林に出て、実際に菌を観察・採集しました。
そして、採集した資料を標本にしたり、寒天
培地を作成して培養したりしました。さらに、
採集した標本を観察しました
採集した資料や培養した試料を顕微鏡で観
察し、菌の研究方法について先生から教わ
りました。
また、上田市の岡崎酒造では、杜氏の岡
崎美都里さんから酒造りについて教わり、蔵
の中などを見学しました。菌が生活の中で
役立っていることがよく分かりました。
出川先生といっしょに菌(カビやキノコ)を採集しました杜氏の岡崎さんから酒造りにっいて教わりました
実験センター敷地の樹木園内でカビ採集をしました。私が見たことのあるものから、全く見慣
れない物もあり、楽しかったです。私は、この短期入門で勉強していくにつれ、私の気持ちも高
まり、ぜひこの世界に貢献していく人になりたい1と思いました。この経験がムダにならないよ
う、これからもがんばりたいと思いました。
⊃
創造
右麺猛月道場夏灘無労丁議難淡為
ねじめ正一先生(詩人・直木賞作家)を講師に迎え、詩づくりを通して頭で思い描いたイメー
ジを自分の言葉で表現することに挑戦しました。
1回目詩の言葉、ことば遊び
ねじめ先生の詩を題材にして、詩の連想ゲームを行い、柔軟な発想を引き出す練習をしました。
・』一.nL-「..一■■1
2回目詩づくりに挑戦その1
自由なテーマで、各自が作ってきた詩を、ねじめ先生に見
てもらい、先生から「自然の音ってどんな音そこのところ
をもっとわかるように表現しないと」「う∼んもうちょっ
と前に言葉が入らないとよくわからないよ」とアドバイスを
受け何度も詩を作り直し、詩を完成させました。
3回目詩づくりに挑戦その2
前回に引き続き1≒由なテーマで詩を作り、ねじめ先生から
アドバイスを受けて、いくつもいくつも詩を完成させていき、
凸一.-
着西
瀞
だんだんと自分流のスタイルを身につけていきました。
4回目即興詩で詩の格闘技
「詩の格闘技大会」をトーナメメント戦で行いました。ね
じめ先生がその場で決めた.お題』から、限られた時間内に
趣を
詩にしてそれを発表し、そのできばえを競いました。
お笑レ適場裏舞罷書讐ユーモアセンスと
三遊亭圓窓師匠と三遊亭萬窓師匠(落語家)を講師に迎え、本物の落語を味わい、扇子の使い
方や視線の配り方、しぐさ等を学びました。また、お笑い大会では会場に集まった家族の皆さんに、
こはなし
小咄などを披露しました。
1回目寿限無、寿限無で勉強しよう
風邪で体調を崩された圓窓師匠に代わり、三遊亭萬窓師匠に来ていただきました。まず、落語
とは何かについて勉強した後、謎かけの作り方、扇子と手ぬぐいの使い方を学び、実際にこれら
を使って表現してみました。最後に落語ライブ、古典落語「寿隈無」を見せてくださいました。
せん ニ
体調が完全ではないものの、ようやくr遊亭圓窓師匠に来
ていただけました。最初に扇子の仕組みを学んだ後、みんな
に「お笑い大会」に向けての小咄の作り方を教えてください
ました。大会時にみんながする小咄の宿題が出され、最後に
師匠のライブ、「つる」を見せてくださいました。
魯
謬
1.一己一寓z翻嘱
覧
4回目お笑い大会
道場最終Fiは、「お笑い大会」でした。
今年の大会では、最初に一人ひとりに師匠から付.けてもらっ
た芸名「人創亭(ひとづくりてい)○○」(○○の部分は本
名をもじった名前)が紹介されました、その後、前回出され
た宿題(四季を使った小咄)を一一人ずつ前に出て披露しました。
最後に師匠が落語「ごんべいだぬき」を見せてくださり、
これをお手本にして高座でやってみました。
終わりに道場の修了笑書が師匠から手渡され、その後、一人ずつ前に出て高座の上に座り、師
子どもたちの発想力や創造力、ユーモアのセンスな
でした。
3回目大きな声で、会話をしよう
ど多様な可能性を引き出すため、各分野の第一人者を
前回に引き続き、今回も萬窓師匠に来ていただきました。「寿限無」をみんなで読み上げた後、
扇子と手ぬぐいを使い、いろいろな物を表現してみました。その後、師匠の小咄をお手本にして、
実際に一人ずつ高座に上がってみんなの前でやってみました。今回の師匠のライブは、「牛ほめ」
講師に招いて、3つの道場を開催しました。
2回目自分を表現しよう
匠と記念撮影をして、今回の道場を終了しました。
匝
創造
ゲーム感覚で数学的考え方を磨き、柔らかい思考力・
発想力を育てる
置考適場
秋tlr仁先生(東海大学教育開発研究所所長)と、県内小学校教諭の池1-1:1充良先生(氷見rlゴ立灘浦小)、1⊥1本弘章先生(富
山市立新庄北小)、1⊥「越励子先生(砺波「.1∫立砺波東音ll小)堀井祐一先生(t/ll」1町立「1中一L野小)、勝原亜希子(黒部市、't'
1.1-1央小)を講師に迎え、秋1⊥1先生開発の教材や身近な素材を使いながら、抽選で選ばれた32名の入IHil者が、算数の楽しさ
が実感できる活動を楽しみました。
また、児童・保護者・一般の方が秋rlI仁先生の「思考道場・スペシャル公開授業」に参加しました。
1回目「すごろくドボンゲーム」「一刀切り」
配紹介の後・黙をほぐすため}こ・サイコ゜鞭って必勝凝躯るすごろく繕凱訟。:一二・…一6
型∼昌戸
ゲームをしました。ゲームをする前に必勝法を考える頭脳派も。「・刀切り」で一「「' '『』
は1回だけハサミを人れて形を切り抜く/」.法でいろいろな形に挑戦しました。星や
三階菱など失敗しても熱心にねばり強く取り組みました。
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3回目「d2ますの不思議」「変身立体に挑戦」
瞬 羅鰯融
斌
5d2と7deますだけを使って12deまで量る方法を考えました。実際に水を使っ
て確かめられるのがいいという声も。その後1枚の方暇紙からできるだけたくさん
の立方体を作る展開図を考え、実際に8個の立方体を作り、変身させるおもしろさ
4回目「閉じ込めちゃうそ」「仲間集めゲームJ
「閉じ込めちゃうそ」は奇数と偶数をうまく利用して方眼板の一か所に閉じ込めて
しまうゲーム。なぜそうなるかに頭をひねる了も。「仲間集めゲーム」は赤と黄の
サイコロを交互に並べ、できるだけ少ない操作で仲間を集めるゲーム。個数が多い
ほど思考力が要求されますが、多くの子供たちは次々と数を増やし意欲的に楽しみ
ました。
※2回目は「秋L]先生のスペシャル公開授業」を開催しました。
高志会館力ル
罎
蚕}1 岩
チャーホールに、
旧几立里約90名、保
護者・一般の方約
60名の参加で、い
っもながらの盛況
な授業となりまし
た。秋山研究室で
開発ざれた教具を
使った数量や図形
の理論や性質の分
かりやすい説明に
感心し、算数が生
活の中に役立つ話
に、改めて算数の
おもしろざや意外
性を感じた公開授
業でした。
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に、家でもう1個作るために用紙を持ち帰る子もいました。
創造
ぴ冨㌧\!義!∴》》.》「紙:。論!」
期間:23年12月10日(土)∼平成24年1月22日(日)
中学生・高校生・高専生によるロボット展
県内のrlコ学生・高校生・高専生が製作したアイディアあふれるロボットを一堂に展示。コンテストや競技会へ出
品されたロボットが多数揃い、各校の技術の高さや日頃の研究の成果を発表しました。
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⊂出展学校名
瓢ロボットの愛称
富山市立大泉中学校
チーム・NTM/小泉隊
畠山市立八尾中学校
Go!Go!荒井君3参上
砺波市立出町中学校
OurDream/K・M
砺波市立庄西中学校
インフィニティ
氷見市立南部中学校
呉ちゃんネル
魚津工業高校
ダークホースザビエル
不二越工業高校
グリーンキャノン
大沢野工業高校
ケーブルカー
富山工業高校
逆境無頼/和差商関/水花冷晶化
高岡工芸高校
荒ぶる虎猫
砺波工業高校
俊敏星(スピードスター)
畠山高専本郷キヤンパス
富山のおいしい機巧塔
畠山高専射水キャンパス
鬼機怪械
1月14日・21日には「チャレンジデー」を開催1
(⊃隠霧蒙準懲嚢、蒙i誠鏡1「』1読声三繕こハ..
村井副理事長の挨拶の後、そして、千葉工業大学未来ロボット技
術研究センター副所長の小柳栄次先生が、「災害対応ロボットの開
発と実践一福島第一原子力発電所と国産ロボットQuince-」と題
して講演されました。その後、高校生・高専生による展示ロボット
のデモンストレーションがありました。
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「ロープウエイロボットをつくろう」
一u
富[⊥1工業高校の先生と生徒の皆さんの指導による、小学5、6年
生を対象としたロボットづくり教室です。ロープをつたって自動運
転するロープウエイロボットを製作しました。製作後は、実際に机
の』にロープをつりさげてうまく動くか、試してみました。
「光センサーロボットをつくろう」
中学校の先生方の指導により、光センサーを使用したロボットを
製作しました。参加した小・中学生は慣れないはんだ付け作業もこ
なし、完成後は、壁を作ってロボットが壁をよけて走ることを確認
しました。
工
創造
○
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昨年、3年ごとに実施されるPISA(国際学習到達度
調査)の結果が報告され、低下し続けていた子どもたちの
学力が、ややL向きに転じたことが明らかになりました。
しかし、わが国が技術立国としてさらに発展していくため
には、子どもたち全体の学力だけでなく、理数系に優れた
人材が多数必要です。そこで財団では、平成21年度から数
学的読解力、思考力に優れた子どもたちを育成するため、
「算数アカデミー」をスタートさせました。今年度は、対
象分野を理科にも広げ、「理数アカデミー」とし、それぞれ
理科コース、算数コースとして実施しました。
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科学的思考力、発想に優れた県内の小学5,6年生を灼象に物理、化学、
生物、地学の4分野で実施しました。講師には長年高校で理科を教えてき
た元教員が指導にあたり、各担当者が独自に開発したテキストをもとに物
理は「いろいろなモーター」、化学は「水を固めよう1身近な現象の化学」、
生物は「ホタルイカの観察」,地学は「砂の秘密1」のタイトルで、実験、
観察、解剖、工作とさまざまな活動を富山
市科学博物館を会場に行いました。
ホタルイカの観察
子どもたちはどの講座にも熱心に取り組
み、「家に帰ってもう一度やってみたい1」
という声も多数聞かれました。最後に牧野
弥一講師代表から全員に修了証が渡され、
「理科コース」を終了しました。
いろいろなモーター
一〆
全員にfl多了証が渡されました
猿._.聯〆」臨ノ曳富一㌧_冨_ノ」』_ノ
算数・数学的能力に優れた県内の小学5、6年生を対象に少人数指導で
5圓の講義を行うもので、数学に造詣の深い元教員などが指導にあたりま
す。各担当者が、数学的読解力や思考力を伸ばすことを目的として考案し
た教材を使い、「にせコインをみっけよう」や「消えた面積」、「正多面体
趨
一ヨr抑}〒.-「'1.1の秘密」など教科書の内容から離れた学習
をしました。はじめは学校の授業との違い
正多面体の辺や面の数には
に戸惑いがちだった子どもたちは、ものづ不思議がいつばい
くりや作業を通して、より深く考える学習に次第に熱心に取り組み、1回
2時間の講義は、算数の楽しさ、不思議さに気づき、考えることのすばら
しさを実感できる時間となりました。「なるほどと思うことがたくさんあっ
三角形の用紙で折り鶴を作りました
(「折り紙」の講義)
て勉強になった。」「ちょっと難しかったけど、授業でこんなに考えること
はなかったので滅多にないよい機会でした。」という声も聞かれました。
※PISA(ProgrammeforrnternationalStudentAssessment):OE⊂Dによる国際的な学習到達度調査のこと。15歳
の生徒を対象とした読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー(問題解決能力:2003年のみ)の調査で、3年
に一度実施ざれ、その結果データは公開ざれている。最近では平成22年に実施ざれた。
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創造
平成2∠⊥年度
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高校生とことん科学セミナー
数理科学の分野で世界的に活躍する人材を育成す
るため、各専門分野の第一線で活躍されている科学
とやまファン倶楽部
富山県をこよなく愛し、全国から冨山県を応援す
る方々のヒューマンネットワークづくりを推進します1
富山県ひとづくり研究会
先人の英知を次代に引き継ぎ、創造性豊かなひと
づくりに関する事業を調査研究します。
者・数学者を招いて、高校生を対象に最先端の研究
に関する講義と、ひざを交えた交流会を行います。
「アイディア・ロボット・フェスタ」開催
子どもたちがロボットづくりや操作の楽しさを体
験することで、ものづくりの大切さや科学の楽しさ
を学びます。
幼児教育支援セミナー
幼稚園教諭や保育士を対象とした幼児教育を支援
するセミナーを開催します。
退職教員等活用推進く新規〉
退職教員や民問企業の人材を登録し、学校現場へ
紹介することにより、学校における人材確保と優れ
た指導実践の継承を図ります。
「学ぼう1ふるさと未来」支援
小学生の「ふるさとに学び、ふるさととともに生き
る」地域活動を支援します。
「夢の卵」育成
大きな夢に向かって努力し、世界の発展に貢献で
学術研究、科学技術、文化・芸術、スポーツ等の分
きる子どもたちを育成するため、小学生高学年及び
野において優れた業績をあげた個人又は団体に「とや
中学生を対象に「夢の卵(将来の夢)」を公募し、優
ま賞」を贈呈し、活動を奨励します。
秀者を各分野の第一人者のもとへ派遣します。
きらめき未来塾
子どもたちの発想力や創造力、ユーモアのセンス
など多様な可能性を引き出すため、各分野の第一人
者を講師に招いて3つの道場を開催します。
特別展及び恒例展の開催
ア右脳活用道場
直感的なイメージを詩にする詩づくりに挑戦す
⇒平成24年度のスケジュールは次ページをご覧く
ることで、「柔軟な発想力」「創造力」を養います。
イ思考道場
ゲーム感覚で数学的考え方を発展させ、「自分
ださい。
教育資料収集
富山県の教育の歴史や文化に関する文献や資料の
収集及び整理を行い、各種教育展示等で利用します。
で考える力」「柔らかな思考力」を養います。
ウお笑い道場
落語を学ぶことによって話術やユーモアのセンス
を身につけ、ウイットに富む自己表現力を高めますも
県内の高等教育機関等が実施する教育研究活動及び
理数アカデミー
算数や理科などで思考力の高い才能ある子どもた
地域連携活動等に対する支援を通じて、本県の学術、
ちの能力をさらに伸ばすため、学年の垣根を越えた
文化及び産業の発展を図ります。
思考力を高める少人数の「算数コース」と「理科コー
ス」を開催します。
とやま科学オリンピック
子どもたちの科学に対する関心を高めるとともに、
科学的才能を見出して伸ばすことを目的とした「と
やま科学オリンピック」を開催します。
学校教育関係団体が集う富山県教育の拠点としての
機能を生かし、明るく利用しやすい管理運営に努めますも
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創造
竃,
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囎ド
∼このコーナーでは、企業経営者の方に、企業の人づくりについて語っていただいております∼
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の中に飲用される機会があります。そして、その飲用機会に
北陸コカ・コーラボトリング株式会社
適した売り場は必ずあるはずと考え、それぞれの担当地域の
中で飲用機会に対する仮説をどれだけ立てられるかが重要と
なります。売り場を提供していただくお客様があって、買い
代表取締役社長稲垣晴彦氏
求めいただくお客様が「ちょっと飲んでホッとする」機会の
対価によって会社が成り立つわけですから、この機会の回数
が弊社への通信簿であると考え、清涼飲料を提供する価値を
私が信条としていきたい言葉として「不易流行」がありま
す。一一般的には「変わらないもの、変わってゆくもの」とな
高める努力を惜しまない人の集団でなければなりません。
3つめは「仲間」です。私はワーク・ライフ・バランスとい
りますが、私は経営においては「変えてはいけないもの、変
う言葉が好きではありません。これは、ワークとライフは別
えるべきもの」と捉え、どの会社にもある不変の原則、その
ではないと考えるからです。ワークというのはライフのため
業種に必要な固有の原則は変えてはいけないものであり、仕
のコストだと思ってしまうと、本当につまらない人生になっ
事の中身は市場の変化に対応すべく変えるべきものと考えま
てしまう。人生の価値が半分以ドになってしまうのではない
す。そして次の3つを大切にし、常に考えることが必要であ
でしょうか。だから、ワークというのも人生の一部であって、
ると思います。
充実させなければいけないと思うべきであり、仕事も充実さ
1つめは「社会に提供する価値」です。当社の掲げる企業
理念「リフレッシュメントの提供を通じて社会に大きな価値
せて自分の人生を完成させてほしい。それには切磋琢磨しな
がら共に成長できる仲間が大切であり必要なのです。
を提供し続ける」の中にある「我々の提供物でリフレッシュ
各々のポジションと仕事において、この3つを大切にし、
していただく」このことに価値と喜びを感じ、大切にする気
人きな責任を果たし大きなf而値を創り出せる人には相応の対
持ちは変えてはいけないと思いますし、その価値を提供し続
価が支払われ、ひとりひとりのモチベーション向上につなが
けるための方法をどんどん変えることのできる人でなければ
る仕組みの人事制度を構築し運用しながら人づくりを行なっ
ならないと思います。
ています。
2つめは「顧客」です。私たちが販売する清涼飲料水は単
位単価重最あたりの価格がものすごく安いものです。1kgあ
社名:北陸コカ・コーラボトリング株式会社
たり200円ぐらいで、最終消費財の価格としてはいちばん低
住所:〒933-0397富山県高岡市内島3550番地
いほうだと思います。残念ながら一杯飲んだ時の感激はお寿
TEL:0766-31-1115
司を食べた時のそれに比べて少ないですし、人々は清涼飲料
URL:http:〃www,hokuriku,ccbc,co,jp
を飲む目的で行動していません、しかし、清涼飲料はどんな
事業内容:畠山県、石川県、福井県、長野県の4県を販売地
時でも飲まれる可能性を持っており、人々の様々な生活行動
域として、コカ・コーラ等の清涼飲料の販売
平成24年度富山県教育記念館展示スケジュール
(1階多目的ギャラリー)
「富山県小学校教育140年の歩み」1
一江戸期から終戦まで一
4月26日(木)∼6月3日(日)
第3回「児童・生徒によるものづくり展」
6月14日(木)∼7月15日(日)
第10回「さんすう・ワールド展」
7月25日(水)∼8月26日(日)
第9回「子どもの目・自然不思議発見写真展」
9月6日(木)∼]0月7日(日)
第28回「退職教職員厚生部富山支部会員作品展」
10月12日(金)∼1D月21日(日)
第30回「特別支援学校・みんながんばってます作品展」
11月1日(木)∼]1月18日(日)
第43回「富山県造形教育作品展」
11月24日(土)∼12月9日(日)
第8回「アイディア・ロボット・フェスタ」ロボット展12月14日(金)∼1月20日(日)
第23回「冨山県中学校美術展」1月31日(木)∼2月17日(日)
第6回「富山県版造形教育作品展・秀作回顧展」2月28日(木)∼4月7日(日)
⊃
富山県ひとづくり財団では、広く財団の目
的に賛同される個人、法人の方々に賛助会員
としてご協力いただきたいと考えております。
多くの皆様の乙賛同をお願いいたします。
年会費
法人会員年一口30,000円
個人会員年一口3,000円
特典
機関誌の定期配布(年1回)
イベント等の開催案内
各種報告書等の配布
県の情報誌、冊子等の配布
申込方法
入会ご希望の方は、財団へご連絡ください。
所定の用紙をお送りいたします。
認
■圏■■培朕ビル●■■■■■■■■●ゴールデンボウル
召「
Olo● 畠.山中矢郵1更局ヵず1潟丑行● ●儒書凝象トビヤルマホ●テ更ル動斐、会.二館i三●丘.高}●志ヒ.会ル富館山県教育記念館12:=雇上、.慰とづくり籍洞
N「1●●電寛ビル
財団法人富山県ひとづくり財団
〒930-00]B冨山市干歳町1-5-1富]」県教育記念館2階
TEL(076)444-2000FAX(076)444-2001
e-mail:toyama@t-hito.o「.iphttp://www.t-h「to.o「.jp
平成24年3月発行