チャレンジガイド 農山村地域の 暮らしを応援する ガイドブック 豊 田 市 目次 ■農山村地域の公益的機能 …3 ■農山村地域の活性化に向けた豊田市の取組方針 …4 ■平成 24 年度の重点的な取組 …4 ■農山村振興施策 …5~42 1 鳥獣害対策強化に向けた取組 事業名 所管課 ページ 鳥獣害に関する総合窓口の設置 農政課 7 侵入防止柵の設置補助(個人・農業者組織) 農政課 7 緩衝帯整備事業 農政課 8 集落提案モデル事業(獣害防除対策) 農政課 8 猟友会への有害鳥獣駆除委託 農政課 9 有害鳥獣捕獲奨励金 農政課 10 狩猟免許取得支援事業 農政課 10 イノシシ被害の復旧等支援事業 農地整備課 11 小獣用捕獲おりの貸出し 農政課 12 2 定住促進に向けた取組 事業名 所管課 ページ 農山村地域の市営住宅 豊田市営住宅管理事務所 15 【取組紹介】低家賃モデル住宅の整備 建築住宅課 15 特定公共賃貸住宅の入居者募集 豊田市営住宅管理事務所 16 分譲宅地の整備・販売 建築住宅課 17 2 戸 2 戸作戦(小規模宅地分譲) 足助支所 18 中山間地域等における建築行為許可(開発審査会基準第 18 号) 開発審査課 19 【取組紹介】とよた山里暮らし通信員「おいでん・さんそんず」 企画課 19 空き家情報バンク制度 地域支援課 20 中山間地域空き家再生事業補助金 地域支援課 20 定住コーディネート事業 足助支所 21 里山くらし体験館 すげの里 21 旭支所 22 下山支所 22 【取組紹介】豊田市里山くらし体験館 地域予算提案事業 すげの里 旭お試し体験住宅事業 【取組紹介】しもやま住んでみりん定住促進事業 3 産業振興に向けた取組 事業名 所管課 ページ 中山間地域等直接支払制度 農政課 25 集落営農の推進 農政課 25 山間地営農等振興事業(県補助事業) 農政課 26 山間地営農等振興事業(市単独事業) 農政課 26 農地バンク制度 農業委員会事務局 27 耕作放棄地解消対策事業 農業委員会事務局 27 市民農園開設支援事業 農政課 28 【取組紹介】農業用施設の整備支援 農地整備課 28 農ライフ創生センター事業 農政課 29 ファーマーズマーケット定期市 農政課 30 セカンドスクール事業 農政課 30 森づくり推進事業 森林課 31 木質バイオマス活用促進事業 森林課 32 とよた森林学校 とよた森林学校事務局 32 企業立地奨励事業 産業労政課 33 農山村地域雇用促進奨励事業 産業労政課 34 ソーシャルビジネス支援事業 商業観光課 35 農商工連携・6次産業化支援事業 農政課 35 観光まちづくり事業 商業観光課 36 【取組紹介】食による地域活性化事業 下山支所 36 4 集落維持に向けた取組 事業名 地域予算提案事業 訪問サポーター制度 所管課 ページ 小原支所 39 道路通行支障木伐採支援事業 小原支所 39 地域予算提案事業 足助支所・小原支所 40 通学困難者に向けた地域バスの運行事業 藤岡支所 40 通行支障木伐採等事業・河川環境整備事業 足助支所 41 稲武山里体験推進協議会 稲武支所 41 木の駅プロジェクト 旭支所 42 耕作放棄地防止事業 ※掲載した事業や制度等は、変更又は廃止される場合がありますので、ご利用の際は担当課にご確認ください。 農山村地域の公益的機能 ■農山村地域の公益的機能 農山村地域は、豊富な水を湛える水源地域としての機能 や、安心・安全な水に浄化する機能、森林が持つ保水力に より洪水を緩和させる機能を有しています。また、近年で は、環境への配慮や地球温暖化への懸念から、CO2 吸収機 能としても期待されているなど、私たちの暮らしを支える 欠かすことのできない多面的な機能を有しています。 こうした農山村地域が持つ機能は、農山村地域の人々の 暮らしや営みの中で育まれてきました。 農山村地域の主な公益的機能 ○水資源かん養機能 ○洪水緩和機能 ○水質浄化機能 ○食糧供給機能 ○CO2 吸収機能 ○健康保養機能 ▲豊富な水を湛える森林 ■農山村地域の現状 人口の流出や少子高齢化の進行する農山村地域では、地域の担い手や後継者不足から、お祭りの開催 や道路の草刈りといった集落活動の実施が困難な状況になりつつあるなど、昔からある集落そのものの 存在が危ぶまれています。また、過疎化や少子高齢化の進行は近年、急速に進んでおり、地域の主産業 であった農林業の衰退による耕作放棄地の増加や、管理が行き届かなくなった山林の増加などにより、 本来、農山村地域が持つ様々な機能が失われつつあり、深刻な問題となっています。こうした問題は、 決して農山村地域だけの問題ではなく、農山村地域の衰退による、様々な公益的機能が失われることと なり、都市部にも大きな影響を及ぼします。 農山村地域の課題は、豊田市全体の課題として捉え、都市部と農山村地域が一体となって守って行く ことが重要になっています。 ▲整備された森林 3 農山村地域の活性化に向けた豊田市の取組方針 ■農山村振興の取組の考え方 農山村振興を図るため、第 7 次豊田市総合計画の重点テ ■施策展開の視点 ーマの一つである「都市と農山村の共生」や、重点戦略プ ログラムの「農山村地域の再生・活性化」を基本としつつ、 交流機会の 拡 大 行政と地域住民との「共働のまちづくり」を進める中で、 地域の現状や特性、市民ニーズ、顕在化する課題などを踏 里山の 再 生 まえ、五つの視点を重視し、選択と集中により施策を効果 生活(集落) 機能の 維持・確保 共働による まちづくり 雇用の維持・ 確 保 的に展開しています。そして、 『住み続けることができる農 山村地域』 、 『人を迎え入れることができる農山村地域』を 目指します。 ※五つの視点を基本とし、選択と集 中により施策を展開 ①地域資源を活用した交流機会の拡大と交流・ 居住を促進するための仕組みづくり 農山村地域の地域資源を活用した体験・参加型の ③雇用の維持、確保 交流や、農山村部の暮らしや役割を知ることができ る交流機会を拡大します。また、交流や定住をコー 定住の促進 地域資源を活かした地域産業の育成や雇用の場の創 出を図り、活力ある農山村地域をつくります。 ディネートする体制を確立し、都市と農山村の交流 を促進します。 ④生活機能の維持、確保 地域自治区レベルに必要な生活機能の維持・確保を ②農山村地域での多様な居住支援 既存の住宅施設や空き家を活用した定住施策を 進めます。 ⑤里山の再生 推進するほか、定住希望者の住宅取得を支援するな ど、多様な居住形態を提案し、農山村地域への定住 に向けた取組を進めます。 産業活動や市民生活に欠かせない豊かな水を育み、 人々に憩いと安らぎを与えてくれる農山村地域の自然 環境の保全・再生・活用に向けた取組を進めます。 平成24年度の重点的な取組 ■4つの重点的な取組 農山村地域の維持活性化を図るため、平成22年度に 農山村振興本部を始めとする庁内体制を整備し、農山村 の抱える課題への対応や効果的な振興策を検討してき ました。 平成 24 年度は、喫緊の課題や顕在化している課題へ の対策として、4つの施策を重点的な取組として推進し ます。 ・鳥獣害対策の強化に向けた取組 ・定住施策に関する取組 ・地域資源を活かした産業振興 ・集落機能維持に向けた取組 ▲緑豊かな農山村の風景 4 農山村振興施策集・活動事例集 チャレンジガイド 1 獣害 鳥獣害対策強化に向けた取組 有害鳥獣から大切な農作物を守るには、田畑周辺の草刈りや、侵入を防止する対策、個体の駆除が不可欠 です。しかし、こうした対策は個人だけでは限界があります。イノシシなどの出没情報の把握や柵・おりの設置、 餌付けとなってしまうゴミの始末など、地域が一体となって取り組む対策が重要です。 豊田市では、侵入防止柵や捕獲おりの設置、猟友会への駆除委託を拡充するなど、「集落ぐるみ」の対策を 支援しています。 イメージ写真 ▲集落ぐるみの侵入防止柵設置 ■主な取組 ●鳥獣害対策の総合窓口を設置(農政課) イノシシやアライグマなど、市内で野生鳥獣類の被害が増えていることから、鳥獣害に対する通報や問合 せの一元化によるスムーズな対応を図るため、農政課内に野生鳥獣被害総合案内を開設します。 ●イノシシ対策への支援(農政課) イノシシ等による農作物の被害増加に対し、集落ぐるみで行う対策や個人での対策を支援するため、侵入 防止柵や捕獲おりの設置、網猟やわな猟の狩猟免許取得などを支援します。 ●ツキノワグマ対策の拡充(環境政策課) 市民の安全を守るため、支所を含む各市課、愛知県、警察、及び地域の猟友会との連携体制の強化や追 払い対策に重点を置いた資機材の整備、現場確認、市民への注意喚起や啓発を行い、ツキノワグマに対す る被害の発生が無いように実施していきます。 5 ■鳥 獣 害 対 策 の ポ イ ン ト 鳥獣害対策を効果的に行うためには、集落ぐるみで取り組むことが重要です。まずは、次の三つ の取組について集落ぐるみで話し合いましょう。 ①集落ぐるみの環境整備(引き寄せない対策) ・農作物の残さ、収穫後のヒコバエ、生ゴミなどは、野生獣類を引き寄せる餌となります。餌になる ような物は、集落から無くします。 ・イノシシなどの野生獣類は、基本的に臆病な動物です。間伐や下草刈りをして隠れられる場所を減 らすなど、緩衝帯をつくり、大切な農地に寄せ付けないようにします。 ②囲い柵の設置 ・侵入防止のため、ワイヤーメッシュ柵や電気柵を設置します。また、設置後は、草刈り等の維持管 理をしっかりと行います。 ・集落全体を囲むことは、侵入しにくい集落をつくるほか、捕獲を促す役割もあります。 ③効果的な捕獲 ・環境整備と侵入防止柵の設置管理の積み重ねができたら、捕獲は最後の対策です。捕獲は、被害を 引き起こす群れごと捕獲することが重要です。 制度を活用した先進事例の紹介 集落ぐるみで取り組む鳥獣害対策 山中町では、侵入防止柵を個々の農地で囲むの ではなく、一団の農地や集落を全体的に囲むこと により、鳥獣害対策を効果的・効率的に行ってい ます。 集落ぐるみで設置された柵は9.6kmに及ん でおり、早朝や深夜にパトロールを行うとともに、 環境美化活動とあわせて全ての柵の点検を行って ▲集落ぐるみで柵を設置する様子 います。 これらの取組により、鳥獣害による農作物などへ 年度 の被害が減少するとともに、集落ぐるみの活動を通 H20 H21 H22 じて、集落機能の維持・向上も図られています。 被害面積 (㎡) 5,700 3,305 1,031 被害量 (t) 被害金額 (千円) 4.90 1.72 0.59 605.9 319.0 99.2 ▲鳥獣害による農作物被害の状況(山中町) 6 野生鳥獣に関する問合せ窓口を一本化しました 獣 害 鳥獣害に関する総合窓口の設置 平成23年4月1日より、野生鳥獣に関する問合せ先を 対象地区 一本化するため、総合案内窓口を農政課内に設置しまし た。 市内全域 ■主な取組 ・野生鳥獣に関する問合せ先を一本化しました。 ※農政課以外の課が対応する場合は、対応する課を紹介します。 ※ツキノワグマの場合は、緊急の対応が必要なため、環境政策課 (0565-34-6650)へ直接連絡してください。 ・野生獣による人身被害の発生や、発生が予想されるような緊急時に、 関係機関が協力・連携して迅速な対応ができるよう連絡調整を実施し ます。 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp イノシシなどから農産物を守る取組を支援します 侵入防止柵の設置補助(個人・農業者組織) 個人又は農業者組織に対して、イノシシ等の侵入防止柵 対象地区 施設を設置するために購入する資材費を補助します。 市内全域 ■補助対象者 個人又は3戸以上の農業者組織 ■対象事業・補助内容 対象資材 侵入防止柵 ・電気柵 ・ワイヤーメッシュ柵 など 補助率 次のいずれか低い金額 資材費の1/2以内 上限額:個人 3 万円 農業者組織 10 万円 ※補助に当たり条件があります。 ▲設置された電気柵 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 7 野生獣を農地に寄せ付けない集落作りを支援します 獣 害 緩衝帯整備事業 農事組合等で山林と農地の間に見通しのよい環境(緩衝 帯)を整備すると、整備した面積に応じ、労務費や機械借 対象地域 上げ料などの経費を補助します。 市内全域 ■対象者 農事組合等 ■対象となる行為 集落ぐるみで実施する農地周辺の藪・下草の刈払い、森林・竹 林の伐採、放任果樹の伐倒除去など。 ■対象事業・補助内容 整備内容 補助金額 藪・下草の刈払い 50 円/㎡ 森林・竹林の伐採 (下限面積 500 ㎡) 放任果樹の抜倒 補助要件 補助率 緩衝帯 下限幅 5m 10/10 2,000 円/本 除去 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 様々な獣害対策を支援します 集落提案モデル事業(獣害防除対策) 集落から提案される多種多様な獣害対策について、豊 対象地域 田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会を通して、事業に係 る経費を補助します。 市内全域 ■対象者 農事組合等 ■補助内容 提案された事業を豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会で審 査・承認し、事業内容に応じて、予算の範囲内で補助金を交付し ます。 足助地区 ▲捕獲されたイノシシ ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 8 猟友会と協力し有害鳥獣を駆除します 獣 害 猟友会への有害鳥獣駆除委託 対象地域 農事組合長又は自治区長から提出された「有害鳥獣駆 除依頼書」に基づき、市が駆除業務を委託している猟友 会が、農事組合等と協力し、有害鳥獣駆除を実施します。 市内全域 ■対象者 農事組合等 ■駆除内容 ・対象 イノシシ、ハクビシン、カラス、スズメなど ・期間 4月1日~3月31日(ただし、狩猟期(11/15~2/15)は除く。) ・方法 網、おりによる捕獲、銃器による駆除 ■事業の流れ 農事組合 自 治 区 ●銃器駆除 ・回覧等の広報活動 による安全の確保 豊田市 委 託 ①駆除依頼書提出 ②駆除依頼書(写) 猟友会 ●銃器駆除 ・班編成による駆除 ③受付通知 ●おり捕獲 ・おりの移動 ・見回り、えさの調達 ・埋設 など ●おり捕獲 ・指揮、監督 ・標示表の貼付け ・止め刺し ④駆除方法・実施日の協議 ⑤駆除実施 ⑦奨励金(おりの移動、 えさの設置、埋却等) ⑥実績報告 ▲捕獲されたイノシシ ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 9 対象地域 集落による有害鳥獣捕獲を支援します 市内全域 農事組合又は自治区等で見回り等をしている集落の捕獲 おりで、鳥獣を捕獲した際、猟友会の報告する捕獲の実績 に応じ、集落へ奨励金を交付します。 ■対象者 農事組合又は自治区等 ■交付条件 農事組合又は自治区から「有害鳥獣駆除依頼書」が提 出されており、集落で捕獲のための見回りやえさやり、 捕獲した獣の埋設など処分を行っていること。 ▲水路を歩くイノシシ ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 有害鳥獣捕獲の担い手づくりを支援します 狩猟免許取得支援事業 地域の「有害鳥獣捕獲の担い手づくり」を目的に、狩猟免許 対象地域 取得に係る費用を補助します。 ■対象者 農事組合長又は自治区長から推薦を受け、新規に網猟や 市内全域 わな猟免許を取得し、地元猟友会に加入した市内在住者 ■対象事業・補助内容 対象経費 補助率 受験手数料 医師の診断書料 講習会受講料(テキスト代含む) 例題集代 猟友会入会金(年会費・保険代は対象外) 狩猟者登録手数料(狩猟税は対象外) 10/10以内 (上限3万円、千円 未満切捨て) ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 10 獣 害 有害鳥獣捕獲奨励金 農地・農業用施設の修繕を支援します イノシシ被害の復旧等支援事業 獣 害 イノシシ被害や湿田等による耕作放棄地の拡大を防ぐた 対象地区 め、崩壊した農地・農業用施設の復旧工事、及び復旧や湿 田の解消に必要な原材料支給を行います。そのほか、農業 市内全域 用施設のイノシシ被害を防ぐための対策を行います。 ■支援内容 ①イノシシ被害の復旧支援 支援内容 概要 崩壊した農地の畦畔復旧 補助額 工事申請に基づいて市が復 旧工事を実施 崩壊した農業用施設(農 道や用排水路)の復旧 原材料支給申請に基づいて 砂、木杭、その他復旧に必要 な材料を支給 農 地 や 農 業用 施 設の 復 旧のための材料支給 5万円以上で 限度額はおおむね50万円 〔地元分担金25%が必要〕 5万円以上で限度額はおおむね50万円 〔地元分担金0~17.5%が必要〕 限度額はおおむね30万円 ※農地については、獣害防除対策(電気柵等)実施済、又は実施が見込まれる農地を対象とします。 ②イノシシ被害予防対策 支援内容 概要 補助額 崩壊のおそれのある農 業用施設(農道や用排 水路)の崩壊防止 工事申請に基づいて市が施設の 崩壊防止の工事を実施 施設の種別により地元負担金〔0~ 30%〕が必要 ③その他の支援 支援内容 概要 湿田(沼田)解 消のための材料 支給 ・原材料支給申請に基づいて暗きょ排水管、砂利、その他必要 な材料を支給 ビ オ ト ー プ 創出 のための材料支 給 ※機械作業が著しく困難な田の改善を対象 ・原材料支給申請に基づいて木杭、その他必要な材料を支給 補助額 限度額 おおむね30万円 ※直接支払制度の協定面積に取り入れるためのものを対象 ■手続き(申請者) ・工事申請・原材料支給申請とも自治区長又は土地改良区理事長から申請 ・ビオトープ創出のための原材料支給申請は、集落協定の代表者から申請 ●問合せ(お住まいの地区により問合せ先が異なります。 ) 産業部 農地整備課 整備担当(本庁)[担当地区:旧市内、藤岡、小原地区] 電 話 0565-34-6647 F A X 0565-33-8149 E-mail noutiseibi@city.toyota.aichi.jp 産業部 農地整備課 地域担当(足助支所内)[担当地区:足助、下山、旭、稲武地区] 電 話 0565-62-0605 F A X 0565-62-0606 11 小獣類の捕獲を支援します 農作物に被害を与えるハクビシンやアライグマ等の小獣 対象地域 類を捕獲する小獣用捕獲おりを貸し出します。 市内全域 ■対象者 農事組合、自治区 等 ■貸出し条件 下記のいずれかに該当する場合 ・使用する対象地域の農事組合又は自治区から「有害鳥獣駆除依頼書」が提出されていること。 ・個人で捕獲許可を受けていること。 ■貸出し手続き ①農政課へ直接又は電話で申込みを行う。 ②支所等でおりを借りる。(おりの受渡場所:藤岡、小原、足助、旭、下山、稲武の各支所、勘八農場) ③貸出期間(1か月以内)終了後、おりをきれいにして、借りた場所に返却をする。 ※おりの貸出状況によっては、貸出期間の延長も可能です。 ▲捕獲されたアライグマ ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 12 獣 害 小獣用捕獲おりの貸出し 農山村振興施策集・活動事例集 チャレンジガイド 2 定住 定住促進に向けた取組 田舎への憧れや都市部では味わえない暮らしを求めて、農山村地域への移住を希望する人が増えています。こう した移住希望者を農山村地域に受け入れ、定住人口を増やすことは、地域の活性化につながります。 豊田市では、既存の市営住宅や地域に残る空き家を有効に活用した定住施策を推進するとともに、定住希望者 の住宅取得に対して支援するなど、多様な居住形態を提案し、農山村地域への定住促進を図っています。 イメージ写真 ▲農山村の美しい風景 ■主な取組 ●分譲宅地の整備・分譲 (建築住宅課) 農山村地域での居住を進める宅地供給を行います。 ●低家賃モデル住宅の整備(建築住宅課) 農山村地域への定着の足掛かりとするモデル事業として、旭地区に農林業従事者や地域内に住む若年夫 婦向けの低家賃住宅の整備を進めます。 ●定住に関する情報発信・相談支援の拡充(足助支所) 足助地区に整備された交流拠点施設「里山くらし体験館」を活用して、農山村地域での暮らしに関する相 談会や移住希望者への情報交換の場を設けるなど、定住に関する支援を拡充します。 ●定住に向けた支援制度の拡充(建築住宅課、地域支援課) 農山村地域に新たに居住するなど、一定の基準を満たす住宅取得者に奨励金を交付する農山村等定住奨励 金や、空き家情報バンク制度などにより、賃貸借契約が成立した空き家に対して、改修に必要な経費の一部 を補助する中山間地域空き家再生事業補助金により、農山村での定住に向けた支援を行います。 13 ■定住促進につなげるためのポイント 豊田市では、定住促進に向けた様々な支援制度や事業を展開しています。農山村地域の定住促進を図 るためには、こうした支援制度や事業を活用して地域ぐるみで取り組むことが重要です。まずは、地域 の皆さんで話し合い、定住促進に結び付く取組を考えましょう。 ①地域ぐるみで受入れ意思を育む 移住希望者を農山村地域に定住させるためには、地域ぐるみで移住希望者を受入れていく意思を育 むことが大切です。移住希望者を温かく迎え入れる地域の雰囲気作りを進めます。 ②お互いを理解するきっかけをつくる I・U ターン者の定住促進を図るためには、移住希望者と地元住民が、お互いを理解し、末永くより 良い関係を築くことが大切です。移住希望者の多くは、 「どんな地域なのか?地域に馴染めるのか?」 など、様々な不安を抱えています。移住希望者が地域の良い所、悪い所を知るために、地域と移住 希望者が交流する機会を設けることも大切な取組の一つです。 ③地域ぐるみで入居先を探す 地域に残る空き家の活用は、I・U ターン者の移住先として利用できる有効な取組です。所有者に対 して、空き家の提供の協力を働きかけるなど、地域ぐるみで入居先を探すことも重要な取組です。 ④地域ぐるみで地元の若者の定住を図る 地元の若者を地域につなぎとめておくことは、定住人口を増やす上で重要です。各種支援制度を活 用するなどして、地元での居住を勧めましょう。 制度を活用した先進事例の紹介 旭地区における定住促進に向けた取組 旭地区内には、以前から都市部との交流活動を積極的 に実施してきた集落もあり、地域ぐるみで地元住民以外 の人を受け入れる土壌があります。 その上、定住促進に向けた自治区の積極的な取組もあ り、旭地区における空き家情報バンク制度の空き家の登 録件数は農山村地域の中で最も多くなっています。 さらに、空き家情報バンク制度の発足に合わせ、各自 治区から定住委員を選出し、定住連絡会を設置しました。 地元の受け入れ体制を整えるとともに、自治区によって は、地域で所有者への物件登録の依頼をするなど、空き 家登録に向けた活動を積極的に行っています。 今年度においては、新たに設置した地域支援員による 空き家登録に向けた活動が活発化しており、地区一体と なった定住促進に取り組んでいます。 ▲空き家情報バンク制度を活用して定住した家族 地区 物件 登録数 成約済み 物件数 移住者数 (予定含む。) 小原 足助 下山 旭 稲武 猿投 松平 合計 4 6 4 16 4 2 0 36 3 3 3 11 2 1 0 23 11 7 7 22 3 2 0 52 ▲空き家情報バンク制度の実績(平成24年9月末現在) 14 対象地区 市営住宅を利用して定住する 小原 藤岡 農山村地域の市営住宅 定 住 足助 各地区には、定住促進を目的に市営住宅が整備されてい 下山 ます。 地区 住宅名 タイプ 戸数 藤岡 飯野 3K 6 遊屋 4LDK 2 柏ヶ洞 3LDK・4LDK 井ノ口 小原 足助 稲武 旭 住宅名 タイプ 戸数 笹戸 3LDK 9 杉本 3LDK 14 6 梶畑 2LDK・3LDK 15 3LDK 4 コーポ梶畑 1K(単身) 10 おちべ 3LDK 4 乳母ヶ入 3LDK 8 桑田和 3LDK・4DK 6 乳母ヶ入ハイツ 1DK(単身) 4 千野 3DK 6 ソト田 3LDK 1 高嶺下 2LDK 6 梶畑ハイツ 2DK・3DK 10 近岡 2DK 6 鐘鋳場 1DK・2DK 2 大沼 2LDK・3DK 10 ソト田第 2 2DK 2 下山 地区 旭 稲武 ※市営住宅の空き情報は、必ず豊田市営住宅管理事務所でご確認ください。 ※要件は住宅ごとに異なりますので、申込資格を必ずご確認ください。 ▲小原地区柏ヶ洞住宅 ●問合せ 豊田市営住宅管理事務所(豊田市役所内) 電 話 0565-34-6681 F A X 0565-36-0656 農山村地域居住の足掛かりとなるモデル住宅を整備します 【取組紹介】低家賃モデル住宅の整備 農山村地域への居住の足掛かりとするモデル施設として、農山村地域で就労する農林業従事者 や地域内に住む若年夫婦向けの低家賃の住宅を整備します。 ■内容 旭 ①場所 杉本町仏田地内 ②規模 集合住宅(2DK、9戸) ③家賃(予定) 月額3万円以下 ④建設時期 平成24年度 ●問合せ 都市整備部 建築住宅課 電 話 0565-34-6728 F A X 15 0565-33-2080 市営住宅を利用して定住する 特定公共賃貸住宅の入居者募集 地区 住宅名 タイプ 家賃月額(円) 下山 大沼住宅 2LDK・3DK 47,000 乳母ケ入住宅 3LDK 45,000 コーポ梶畑 1K (単身) 25,500 稲武 対象地区 稲武 下山 24,000 ※特定公共賃貸住宅の空き情報は、必ず豊田市営住宅管理事務所でご確認ください。 ※要件は住宅ごとに異なりますので申込資格を必ずご確認ください。 ■ 物件情報 ■ 市営大沼住宅(集合住宅) 間取り:3DK、2LDK 家賃 :47,000 円/月 ■ 物件情報 ■ 市営コーポ梶畑 (集合住宅) 間取り:1K 家賃 :24,000~ 25,500 円/月 ●問合せ 豊田市営住宅管理事務所(豊田市役所内) 電 話 0565-34-6681 F A X 0565-36-0656 16 定 住 特定公共賃貸住宅の入居者を募集しています。 分譲宅地を購入して定住する 実施地区 小原 定 住 分譲宅地の整備・販売 稲武 農山村地域の定住促進を図るため、宅地を整備・分譲 しています。 遊屋(小原地区) ゆ う や 「遊屋」1区画を販売中です。 場 所 豊田市遊屋町 シモ地内 区画数 面積(㎡/区画) 価格(円) 1 395.38 5,650,000 販売中 済 ○ 【分譲条件】 済 ○ 1.宅地の引渡日から 2 年以内に住宅の建設に着手し、3 年以 内に建設を完了する必要があります。 2.宅地の所有権が移転した日から 10 年間は売買などができま せん。 済 済 ○ ○ さくら台(小原地区) 「さくら台」1区画を販売中です。 場 所 豊田市小原町 ヒカゲ地内 区画数 面積(㎡/区画) 1 437.27 価格(円) 8,046,000 【分譲条件】 1.宅地の引渡日から 2 年以内に住宅の建設に着手し、3 年以内に建設を完了する必要があります。 2.宅地の所有権が移転した日から 10 年間は売買などが できません。 販売中 竹ノ下(稲武地区) 稲武町にて1区画を販売中です。 場 所 豊田市稲武町 竹ノ下 12 番 7 区画数 面積(㎡/区画) 1 268.94 価格(円) 6,025,000 販売中 【分譲条件】 1.宅地の引渡日から 2 年以内に住宅の建設に着手し、3 年以内に建設を完了する必要があります。 2.宅地の所有権が移転した日から 10 年間は売買などが できません。 ●問合せ ●問合せ 都市整備部 都市整備部 建築住宅課 建築住宅課 電 電 話 話 0565-34-6728 0565-34-6728 FF AA XX 0565-33-2080 0565-33-2080 E-mail kenchikujutaku@city.toyota.aichi.jp kenchikujutaku@city.toyota.aichi.jp E-mail 17 Z 地域と行政が共働して定住者を受け入れます 2戸2戸作戦は、農山村地域への定住を進めるため、 対象地区 小原 旭 稲武 2~5区画程度の小規模な宅地分譲を行う事業です。定 住希望者向けの住宅用地の選出や、地域と定住希望者が 足助 相互理解のための交流事業を地域と行政が共働して実施 するとともに、市土地開発公社が住宅用地の買収、宅地 下山 造成及び宅地の分譲を行います。 ■事業の流れ 1.住宅適地の決定 ①候補地の選定、適正調査 ②2 戸 2 戸作戦実施覚書を締結 2.申込希望者の決定 ①希望者募集、申込受付 ②現地説明会、交流会の実施 ③申込希望者の決定 ▲交流会の様子 3.事業の実施、決定した申込者への引渡し ①用地買収、造成工事 ②事業完了後、決定した申込者への販売 ■実施中の事業 冷田町(足助地区) 旧冷田小学校の跡地を活用して、5区画の宅地(1 区 画は約110坪程度)を平成 24 年度に分譲する計画 です。 ●問合せ 社会部 足助支所 ▲イメージパース(冷田) 電 話 0565-62-0601 F A X 0565-62-0606 E-mail asuke-shisho@city.toyota.aichi.jp とよた山里暮らし通信員「おいでん・さんそんず」 とよた里山暮らし通信員「おいでん・さんそんず」は、 田舎暮らしの魅力や農山村地域の素晴らしさを生活者 の目線で紹介するため、地域や活動団体の推薦により豊 田市が任命した市民レポーターです。 農山村地域に暮らす3人の市民と1企業が「おいで ん・さんそんず」として、U・Iターンをした生活者の 目線で普段の生活や暮らしの中の出来事、地域イベント ▲おいでん・さんそんずの皆さん の紹介など、感想や体験談を交えた旬な情報をブログや フェイスブックを通じて情報発信しています。おいでん・さんそんずの情報は市ホームページ「田 舎体験・田舎暮らしinとよた(http://www.city.toyota.aichi.jp/inakagurashi/index.html)」か らご覧ください。 ※愛称「おいでん・さんそんず」は、「山村においでん」と「山村で暮らしの魅力を紹介する人たち」を表しています。 ●問合せ 総合企画部 企画課 電 話 0565-34-6602 F A X 18 0565-34-2192 定 住 2戸 2 戸作戦(小規模宅地分譲) 市街化調整区域内で住宅を建築する 定 住 中山間地域等における建築行為許可(開発審査会基準第 18 号) 市街化調整区域内の対象地区に定住して、その地域に親 対象地区 しむ意欲のある人について、住宅の建築を認めるものです。 猿投台 石野 ■対象地区(平成24年4月1日現在) 高橋 西広瀬小、東広瀬小、中金小、上鷹見小、矢並小、 松平 豊松小、滝脇小の各小学校区と桂野町 ■審査基準 ①予定建築物の用途が1戸の専用住宅又は第1種低層住居専用地域内に建築することができる兼用住 宅であること。 ②1ha当たり2棟以上の建築物が存在している区域内であること。 ③許可を受ける者が当該地域に定住する者であること。 ④申請者と当該自治区長で建築計画について協議がされていること。 ⑤申請地の規模が200㎡以上、500㎡以下であること。 ⑥予定建築物の高さが10m以下であること。 ⑦予定建築物の色彩、形態等の外観がその周辺の風致又は景観と著しく不調和でないこと。 ⑧他法令による許認可等が必要な場合は、その許認可等が受けられること。 ●問合せ 都市整備部 開発審査課 電 話 0565-34-6744 F A X 0565-34-6011 E-mail k_shinsa@city.toyota.aichi.jp 農山村地域で住宅を取得して定住する 対象地区 小原 農山村等定住奨励金 旭 猿投台 石野 農山村地域に新たに定住するなど、一定の基準を満たす 高橋 稲武 足助 松平 下山 住宅取得者に奨励金を交付します。 ※石野、松平、猿投台、高橋地区は 一部の小学校区のみ ■交付対象 ①新 ②増 ③購 築 : 住宅を新築し、市外からの転入や市内の他地域から転居する場合 ※結婚を機に、いわゆる「新家」や 2 世帯住宅を新築する場合など、制度の趣旨に 合った場合は対象となります。 築 : 親との同居を機に、2 世帯住宅として増築する場合 入 : 住宅の購入や空き家の購入時に改修する場合 ■奨励金の額 住宅取得に要した金額の 1/10以内(上限100万円) ※各種要件や申込方法など、詳しくは建築住宅課にご確認ください。 ●問合せ 都市整備部 建築住宅課 電 話 0565-34-6728 F A X 0565-33-2080 E-mail kenchikujutaku@city.toyota.aichi.jp 19 空き家を探して定住する 空き家情報バンク制度は、農山村地域にある空き家で、賃 貸又は売却を希望する空き家所有者から提供された物件の 対象地区 小原 情報を「空き家情報バンク」へ登録し、その内容を入居を希 望する人へ情報提供します。 ②現地調査 ⑤連絡調整 空き家 提供者 ⑧契約交渉 連絡調整 契約交渉 市役所 空き家情 報バンク 地 域 ④利用者登録 ⑦希望物件申込 ⑥面談参加 利 豊田市 宅建 協会 用 希望者 連絡調整 契約交渉 ▲空き家情報バンクに登録された 特 徴 宅建協会の仲介による契約 又は 当事者間による直接契約 ※農山村地域に空き家をお持ちの人は、ぜひ、この機会に空き家 情報バンクに空き家をご登録ください。 ※物件情報など、詳しくはホームページをご覧ください。 http://www.city.toyota.aichi.jp/akiya/index.html ●問合せ 社会部 地域支援課 下山 松平 ※石野、松平、猿投台、高橋地区は 一部の小学校区のみ ③物件情報の 提供・閲覧 入居希望者と の面談 協定 稲武 石野 足助 高橋 空き家情報バンク運用イメージ ①物件登録 旭 猿投台 地域住民との交流、面談を通じ て、より良い関係を築いた上で、 移住する仕組みです。 入居者選考も空き家所有者、地 域住民により行います。 電 話 0565-34-6629 F A X 0565-35-4745 E-mail chiikishien @city.toyota.aichi.jp 空き家情報バンクを利用して成立した空き家の改修を支援します 中山間地域空き家再生事業補助金 対象地区 空き家情報バンク制度等により、賃貸借契約が成立した 小原 猿投台 旭 稲武 石野 足助 高橋 下山 松平 ※石野、松平、猿投台、高橋地区は 一部の小学校区のみ 空き家に対して、改修に必要な経費の一部を補助します。 ■補助金の額 改修に要する費用の 8/10 以内(上限 100 万円) ■交付対象者 空き家所有者又は借受人 ※申請要件など、詳細は地域支援課にお問合せください。 ●問合せ 社会部 地域支援課 電 話 0565-34-6629 F A X 0565-35-4745 E-mail chiikishien @city.toyota.aichi.jp 20 定 住 空き家情報バンク制度 農山村地域での定住や受入れを支援します 対象地区 小原 旭 定住コーディネート事業 稲武 定 住 足助 農山村地域での定住やその受入れに関する具体的なノウハ 下山 ウを共有するとともに、物件の見学会や新規定住者の交流会 など、定住の促進に向けた様々な取組を実践します。 ■主な取組 (1)研修啓発事業 田舎暮らしを希望する都市住民や移住者受入れを希望する 農山村住民を対象にした研修会や講演会を開催します。 ・講演会「農山村へのシフト」 ・地域リーダー養成講座 ▲相談会が開催される「すげの里」 (2)相談支援事業 定住を希望する都市住民や受入れ側となる農山村住民などを対象に、ワークショップや相談会などを 開催します。 ・定住希望者相談会(月1回/毎月第1金曜日 午後5時~)/すげの里 (3)連携・ネットワーク事業 定住の促進と定住後の生活定着に向け、関係者相互の連携を図るため、I ターン者交流会などを開 催します。 ・定住希望者交流会 ・里山交流まつり ●問合せ 社会部 足助支所 電 話 0565-62-0601 F A X 0565-62-0606 E-mail asuke-shisho@city.toyota.aichi.jp 里山くらしを体感する 豊田市里山くらし体験館 すげの里 里山くらし体験館は、都市と農山村の交流や里山暮らしが体験でき る施設です。この施設を拠点に里山暮らしに関する講座や交流事業を 足助 開催しているほか、簡易宿泊部屋を利用して短期滞在しながら山里暮 らしを体感することができます。 ■開館時間 午前 9 時~午後 5 時 ■休 館 日 月曜日、年末年始 ※月曜日が祝日の場合は火曜日 ■利 用 料 1,800 円(宿泊)他 ※宿泊等には事前に申込みが必要。 ▲里山くらし体験館 ●問合せ 里山くらし体験館 すげの里 電 話 0565-69-1622 F A X 0565-69-1633 E-mail sugenosato@city.toyota.aichi.jp 21 お試しから始まる田舎暮らし 地域予算提案事業 旭お試し体験住宅事業 対象地区 が、 「お試し」で居住や農業を実際に体験し、地元住民との交 旭 流を通して旭地区の魅力に接してもらい、移住につなげよう とする取組です。 【お試し居住の館】 所 在 構 賃 体 貸 験 期 地 太田町地内 造 木造トタン葺2階建(2階使用不可) 料 1,500円/日 間 2日間~1週間(最長4週間まで延長可) ▲お試し居住の館 【お試し農園】 所 在 地 太田町地内 種 類 ・ 区 画 数 畑・6区画(28㎡/区画) 賃 料 1年間の場合 2,800円 (体験期間によって異なります。) 間 3か月間~1年間 体 貸 験 期 ▲お試し農園 ●問合せ 社会部 旭支所 電 話 0565-68-2211 F A X 0565-68-3476 E-mail asahi-shisho@city.toyota.aichi.jp 地域予算提案事業 【取組紹介】しもやま住んでみりん定住促進事業 下山で生まれ育った子ども達が愛着をもって住み続けられ、新たな担 下山 い手を確保するための交流事業や生活環境づくりなどを行いながら、集 落の暮らしを守り下山全体の活性化につなげるために、『里楽暮住(リラ ックス)しもやま会』が事業を推進しています。 ■事業内容 ・集落の定住促進及び地域活性化に向けた取組の検討及び実施 ・取組の実施にむけた集落のきっかけづくり ・地域情報の発信 ・空き家・宅地可能地の発掘方策の検討と実施 ▲地域情報冊子 「里楽暮住しもやま」 ●問合せ 社会部 下山支所 電 話 0565-90-2111 F A X 22 0565-90-3344 定 住 この事業は、旭地区の暮らしに興味や関心を持った人など 農山村振興施策集・活動事例集 チャレンジガイド 3 産業 産業振興に向けた取組 農山村地域には、山里ならではの様々な地域資源が残されています。こうした地域資源を活かして、地域産業とし て育成することは、雇用の場が確保され、農山村地域の活性化にもつながります。 豊田市では、暮らしの場としての農山村地域の再生と活性化を図るため、雇用を守る施策、産業を育てる施策、農 地や森林を守る施策など、様々な取組を展開しています。 ▲営農に取り組むIターンの若者たち(日本再発信!若者よ田舎をめざそうプロジェクト) ■主な取組 ●ファーマーズマーケット定期市の開催(農政課) 豊田スタジアムで定期市を原則毎週日曜日に開催し、市内で生産する安全で新鮮な農作物を提供します。 また、農家の登録や売上管理などを行うPOSSシステムを導入し、生産量の少ない農家でも出荷できる 仕組みを構築します。 ●農地バンク制度による遊休農地の活用(農業委員会事務局) 農地が管理できなくなったなど、貸したい人の農地を登録し、新たに農業に参入したい人へ貸付けのあ っ旋をします。 ●交流促進・担い手育成(農政課) 中高年版セカンドスクールを試行的に実施するなど、都市と農山村交流の更なる促進を図ります。また、 農ライフ創生センターの拡充により、農山村地域の新たな担い手の育成に努めます。 23 ■産業促進につなげるためのポイント 農山村地域の産業促進を図るためには、様々な地域資源や都市の活力を活かしながら、地域産業を掘 り起こしていくことが大切です。各種事業や支援制度を活用するなどして、地域の活性化に向けた取組 を地域ぐるみで話し合いましょう。 ①地域ぐるみで営農、営林に取り組む ・農山村地域では、高齢化の進行や担い手不足などから、個人での営農や森林管理が困難な状況にな りつつあります。そこで、各種事業や支援制度を活用しつつ、地域ぐるみで取り組むことのできる 体制を整備することも解決策の一つです。 ②都市の活力を活かす ・耕作放棄地や荒廃した森林などを再生し、良好な環境をつくるためには、都市の活力を活かした取組 を検討することも対策の一つです。各種事業や支援制度を活用しつつ、企業の社会貢献活動や NPO 活 動と連携した森林整備や農業体験事業を実施することで、里山環境の保全にもつながります。 ③新たな産業を見つける ・農山村地域には、様々な資源が残されています。農産物の生産・販売だけでなく、市民農園の開設 や農家民泊による新たな産業の創出も取組の一つです。また、農商工連携による特産品の開発を進 めることも地域の活性化につながります。 制度を活用した先進事例の紹介 森づくり活動を通じた地域活動の活性化 旭地区にある押井町森づくり会議では、森づくり 推進事業をきっかけにして、地域の森林所有者など が自ら森林管理や整備方針、森林施業の集約化に向 けた森づくり団地計画を策定しました。この計画に基 づき、健全な森を作るための人工林の間伐を促進して います。 また、押井町では、森づくり団地計画の策定により、 間伐作業における各自の所有地の境界確認等が行 われ、それをきっかけに住民同士の交流が深まり、 炭焼きを通じた集落環境の改善や資源の有効利用、 世代間交流を図りつつ、元気な集落づくりが推進さ れるなど、地域活動の活性化が図られています。 24 ▲森林の境界確認作業 持続可能な農家の維持 対象地区 小原 中山間地域等直接支払制度 藤岡 旭 稲武 産 業 石野 足助 農山村地域において、集落で農地の管理方法や役割分担を取り 松平 下山 決めた「協定書」を締結し、5 年以上農業生産活動を継続する農 業者に対して、交付金を交付する制度です。第 3 期からは、制度 の持続可能性を考慮し、対象農地の要件の緩和や、集団的サポー ト体制の新設など、従来に比べ参加しやすいものになっていま ■交付対象 旧6町村、松平、石野地区の農地で、農業生産活動を行う農業者など ■交付条件 旧6町村、松平、石野地区の傾斜のある農振農用地で、協定書に基 づき5年以上の農業生産活動を実施 ■交付内容 ▲中山間地域の農地 ・田(10a当たり)(急傾斜 21,000 円、緩傾斜 8,000 円) ・畑(10a当たり)(急傾斜 11,500 円、緩傾斜 3,500 円) ■交付時期 平成 22 年度~26 年度まで 毎年 1 回(1 月頃) ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 農山村地域の持続可能な営農体制の整備を支援します 集落営農の推進 農山村地域は、過疎化や高齢化による担い手不足や農作物 の鳥獣被害により、耕作放棄地が増加しています。農業機械 対象地区 更新の高額な負担もあり、個人経営による営農をこのまま持 続することは困難な状況で、離農が進めば集落そのものの存 続も不安視されています。このため、集落全体で将来の農業 小原 藤岡 石野 足助 松平 下山 のあり方を検討し、持続可能な営農活動体制の整備(地域づ くり)を支援します。 ■支援内容 ・推進体制の整備 ・集落営農研修会の開催 ・集落営農先進地視察の実施 ・地域営農協議会(営農センター単位)、集落営農会議、組織化(集落単位)支援 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 25 旭 稲武 農山村地域の農業振興を強力に推進します 農山村地域の農業振興を強力に推進するため、農業用施 対象地区 小原 設や機械購入、新規就農者が借り受けた就農支援資金の償 藤岡 還などに対して補助します。 足助 ■補助対象 ・農業協同組合及び市内に住所を有し農業を営む者 ・3戸以上の農業者の集まりによる組織団体 ■対象条件・補助内容 下山 対象事業 補助率 集団樹園地等造成改良事業(ただし、面積要件等あり) 農林業経営近代化施設整備事業 ・農林業用機械、施設 農林漁業資源活用促進事業 ・産地直売展示施設 ・地域特産物の開発・研究に必要な施設 就農支援資金償還助成 ●問合せ 産業部 農政課 旭 事業費の 6/10 以内 事業費の 2/3 以内 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 農山村地域の農業振興を強力に推進します 山間地営農等振興事業(市単独事業) 農山村地域の農業振興を強力に推進するため、農業用 対象地区 施設や機械購入、新規就農者が借り受けた就農支援資金 の償還などに対して補助します。 石野 松平 ■補助対象 農業協同組合及び市内に住所を有し農業を営む者 3 戸 以上の農業者の集まりによる組織団体 ■対象条件・補助内容 対象事業 補助率 集団樹園地等造成改良事業(ただし、面積要件等あり) 農林業経営近代化施設整備事業 ・農林業用機械、施設 農林漁業資源活用促進事業 ・産地直売展示施設 ・地域特産物の開発・研究に必要な施設 ●問合せ 産業部 農政課 事業費の1/2以内 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 26 稲武 産 業 山間地営農等振興事業(県補助事業) 農地の貸し借りを仲介します 農地バンク制度 産 業 農地バンク制度は、農地所有者が管理できなくなった農 対象地区 地を登録していただき、借りたい人へ紹介して利用してい ただく制度です。最初の仲介や申請書類の記入手続につい 市内全域 ては、農業委員会がお手伝いします。農地を貸したい人、 借りたい人は、お気軽にご相談ください。 ■農地バンクのイメージ■ 当事者間で交渉・貸借設定手続 貸したい人 (農地所有者) 登録(5年有効) 利用希望者情報 申込み 農地バンク 貸付農地情報 借りたい人 (利用希望者) 農業委員会 ●問合せ 農業委員会事務局 ■利用要件 ・農地を貸したい人 山林化した農地でなけれ ば、どなたでも登録できます (5年間有効)。登録申請書 は農業委員会窓口か市ホ ームページから入手できま す。 ・農地を借りたい人 人によって借りる方法が変 わりますので、農業委員会 にご相談ください。 電 話 0565-34-6639 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 耕作放棄地を再生し美しい農山村の景観を維持します 耕作放棄地解消対策事業 耕作放棄地解消対策事業は、農業振興地域内の耕作放棄地の再 生に係る費用の一部を国の交付金及び市の負担金で支援し、耕作 対象地区 放棄地の再生・解消を行います。 市内全域 ■補助対象 耕作放棄地の再生を行う者 ■対象条件 ・5年以上の利用権(使用貸借)を設定 (土地所有者に対する賃料は無料) ・10a 当たり 10 万円以上の再生費用がかかる場合 ■補助内容 ・国…5 万円/10a ・市…2 万円/10a(平坦地)又は 3 万円/10a(中山間地) ■備考 ・交付時期は平成 22 年度~平成 25 年度 ・5 年間以上の継続的な耕作が条件(条件を満たさなければ、交付金・負担 金を返還) ▲耕作放棄地の農地への復元 ・市民農園や体験農園の開設にも活用可能 ●問合せ 農業委員会事務局 電 話 0565-34-6639 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 27 遊休農地を市民農園に再整備し活力ある農地の再生へ 市民農園開設支援事業 対象地区 市民農園の開設や農業教室などの開催を支援します。 市内全域 ▲野菜の収穫を楽しむ子どもたち ●問合せ 産業部 農政課 ■補助対象 NPO、企業、地域活動をしている団体、 集落等 ■対象条件 ・特定農地貸付による農園開設 ・農業・農産物等の理解を図る農業教室の開催 ■補助内容 ・農園開設に係る経費 (補助率 10/10 上限有) ・農業教室開催に係る経費 (補助率 1/2) 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 【取組紹介】農業用施設の整備支援(旭地区:敷島地域) 耕作放棄地が点在する中山間地域の敷島地域をモデル地区として、老朽化した農業用施設 (農道・用排水路等)の総合的な再整備などにより、農地の保全と営農環境及び農村環境の 向上を図り、農業による地域づくりを目指した取組を支援しています。 ■事業内容 ・検討組織の設立 旭 ・現地調査による地域の現状把握 ・ワークショップ等による整備内容の検討 ・持続可能な営農体制の検討 ●問合せ 産業部 農地整備課 電 話 0565-34-6647 F A X 0565-33-8149 28 産 業 市民農園開設支援事業は、民間による遊休農地を活用した 農ライフを楽しむ 農ライフ創生センター事業 産 業 農ライフ創生センター事業では、市内で就農を希望する 実施地区 66 歳以下の人を対象に、農作物の栽培研修と農地のあっ旋 を行います。 猿投 高岡 下山 ■担い手づくりコース 科目 定員 場所 新規 就農科 30人 農ライフ創 生センター (四郷町) 地産 地食科 15 人 高岡研修所 (前林町) 産直施設での販売等をめざした野菜づくり:ナス、ダイコン、キ ャベツ、ホウレンソウ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ等 山間 営農科 15 人 下山研修所 (和合町) 山間地域での営農を想定した農作物づくり:小菊、水稲(ミネア サヒ)、ソバ、ナス、ヤマゴボウ、ジネンジョ等 ①研修期間 ②受 講 料 ③募集条件 ④募集時期 ⑤実 績 内容(主な栽培作物) 1年目:共通(15人2班編成)/野菜全般(葉菜、果菜、根菜各 種)、水稲、果樹(モモ、ナシ、イチジク)の基本的な栽培・管理 2年目:選択(①産直野菜、②水田利活、③フルーツ)/希望 により3種のグループに分かれて、より専門的な技術・知識を 身に付ける 2 年(研修は週1~2 日、年 50 日程度) 年額 10,000 円 市内で農業を行う人 12 月中旬~1 月中旬 「担い手づくり」研修で1期~7 期修了生 321 人のう ち 171 人が 35ha の農地あっ旋を受け、新規就農 ■農地活用帰農コース ①内 容 ②研修期間 ③受 講 料 ④募集条件 ⑤定 員 ⑥募集時期 ▲農業技術を磨く受講者 実技を主体に各種作物づくりや機械操作 1年(研修は月 3 回~4 回程度) 年額 10,000 円 市内に 1,000 ㎡以上の農地を所有しており、農作物の栽培技術を学びたい人 15 人 12 月中旬~1 月中旬 ■旬の野菜づくりコース 講座名(会場) 春夏野菜科 (農ライフ創生センター) 秋冬野菜科 (農ライフ創生センター) 育てて食する下山体験塾 (下山研修所) 定員/受講料 30 人/5,000 円 30 人/5,000 円 15 人/10,000 円 ●問合せ 産業部 農政課 開催時期 主な栽培作物 4 月~7 月 (月 1 回) 8 月~11 月 (月 1 回) 5 月~12 月 (全 10 回) ナス、ミニトマト、キュウリ、スイートコ ーン、エダマメなど ハクサイ、ダイコン、ブロッコリー、ジ ャガイモ、ニンジンなど 水稲、ニンジン、ソバ、ハクサイなど 収穫物を使った調理あり 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 29 豊田スタジアムで毎週開催しています 豊田スタジアムで原則毎週日曜日にファーマーズマー 産 業 ファーマーズマーケット定期市 対象地区 ケット定期市を開催しています。 広大な市域で生産される多様な農産物や、生産量の少 市内全域 ない農家でも出荷販売できる産直市場です。 ▲ファーマーズマーケットの様子 ▲店頭に並んだ農作物 ■農産物直売所 市内には、新鮮な農産物を農家が直接販売する施設がたくさんあります。 豊田市農産物直売所ガイドマップ(農政課発行)を参考にしてください。 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 学校の授業では体験できない農山村の課外授業 セカンドスクール事業 実施地区 小原 稲武 足助 セカンドスクール事業は、市内都市部の小学生を対象 に、農山村部で 2 泊 3 日の農山村体験、農家ホームステイを 旭 松平 下山 実施しています。この事業は、農林業体験などを通して、児 童に食の大切さや農林業への理解の促進、地域の人々との体験交流による豊かな人間形成を 図るなど、学校の授業では学ぶことができない課外授業です。 また、一般市民向けの日帰り農林業体験も実施しています。子どもを含む多くの市民を受け 入れることにより、都市と農山村の交流や農山村地域内の交流を通じた農家所得の向上など、 農山村地域での産業育成を図ります。 ■取組イメージ ■主な内容 実施校・一般市民 【小学生】 ▲稲刈りを体験する子どもたち ●問合せ 産業部 農政課 ・農家ホームステイ、自然観察 ・竹細工づくり、 ・豆腐、コンニャクづくり ・小キク出荷、稲刈り、芋掘り ・間伐、枝打、炭焼き など 【一般市民】 ・田植え・稲刈り体験 など とよた都市農山村交流 ネットワーク (コーディネート組織) 受入農家 (農林家体験提供) 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 30 人工林の間伐による健全な森づくり 森づくり推進事業 産 業 森づくり事業は、人工林の間伐を促進し健全な森をつくるた 対象地区 め、地域の森林所有者などで組織する「森づくり会議」を設置 し、地域自らが森林管理や整備方針を決めるとともに、それぞ 市内全域 れの地域において森林施業の集約化に向け「森づくり団地計画」 を策定します。そして、計画された団地については、補助金の 割り増しを受けることができ、森林組合が集中的な間伐を実施 します。 森づくり会議設立 森林施業の集約化 〔森づくり団地計画〕 支援 連携 森林組合 豊田市 ・計画指導、測量 ・森のカルテの実施 ・補助金の手続 ・施業の受託 ・相談支援 ・計画の認定 ・補助金交付 愛知県 ・技術指導 ・補助金交付 ▲間伐作業の様子 間伐前 1 回目間伐時 間伐後 5~7年 2 回目間伐時 2 回目間伐後 5~7 年 ■補助制度 ①間伐 分 類 林業経営林 林業経営移行林 針広混交誘導林 支援内容 切置き 利用 8/10~10/10 補助 4/10 補助 (団地内 1/10 市費上乗せ) 切置き 巻枯らし 10/10 補助 ※国の制度変更に伴い、補助対象林に一定の条件が加わりました。 ②林業用路網(開設) 区分 幅員 林道 林業専用道 作業道 4.0~5.0m 3.5m 3.0m 1.5m 以上 2.5m 以上 搬出路 事業主体 市 森林組合 森林組合等 財源 国庫・県費補助(市費上乗せ) 97% 矢作川水源基金(市費上乗せ)、市費単独 97% 市費 定額 ※原則として団地内のみ ●問合せ 産業部 森林課 公的負担 電 話 0565-62-0602 F A X 0565-62-0612 E-mail shinrin@city.toyota.aichi.jp 31 間伐材の有効利用を促進します 木質バイオマス活用促進事業 対象地区 小原 伐材が発生しますが、価格が低いため森に放置されていること 旭 藤岡 があります。そこで、小径間伐材を木質バイオマスとしてエネ 稲武 足助 ルギー利用するため、豊田森林組合において一定の条件で買い 下山 取り、間伐施業を促進します。 豊田森林組合で買い取られた小径間伐材は渡刈クリーンセン ターが購入し、ごみ焼却の助燃材として利用します。燃焼効率 を高めることで発電量の増加が見込まれます。 ※買取代金 (森林所有者からの豊田森林組合買取り価格) 【事業の流れ】 助燃材とし て搬入 木材チップ 相当額 買取代金※ 補助金 渡刈クリーンセンター 森林所有者 豊田森林組合 小径間伐材 森林所有者が自ら間伐し 森林組合に持ち込んだ場合 燃焼効率 の向上 末口 8cm~16cm 未満 100 円/本 末口 16cm 以上 200 円/本 森林組合の受託作業 により出荷した場合 5,000 円/㎥ 豊田市 (受託費から清算) ・長さ 1.8~2.0mに切断されていること。樹種はスギ・ヒノキとする。 ・搬入したい場合は、あらかじめ豊田森林組合(0565‐61‐1616)にお問合せください。 ●問合せ 産業部 森林課 電 話 0565-62-0602 F A X 0565-62-0612 E-mail shinrin@city.toyota.aichi.jp 森の中で楽しく学んでみませんか とよた森林学校 とよた森林学校では、森林・林業に関わる様々な人材の 育成と一般市民への普及を目的として、森林や林業に関す る講座を開催しています。その中では、森林所有者が自ら 所有する山林を管理していくための知識や技術を習得する 講座もあり、初心者からプロを目指す人まで学べる内容に なっています。 ▲森林について学ぶ受講者 ■主な講座 ①人材育成コース(山主森林経営講座、セミプロ林業作業者養成講座など) 森林の仕組みや人工林の手入れの仕方など、森林に関する基本的な知識や人工林を管 理するための基本的な技能を体験を含めて学びます。 ②森の応援団コース(森林セミナー、初めての間伐体験など) 子どもから大人まで、誰もが森林や林業、森林の動植物、木材の利用について気軽に学びます。 ●問合せ とよた森林学校事務局(豊田森林組合内) 電 話 0565-61-1618 F A X 0565-61-1617 32 産 業 人工林を間伐する場合、建築資材としては価値の低い小径間 対象地区 事業所の立地を支援します 企業立地奨励事業 小原 旭 猿投台 稲武 産 業 石野 足助 高橋 初期投資に対する支援など、事業所の立地に対して、積極的 な支援をします。 ■支援内容【初期投資に対する支援】 奨励金の 種類 対象 地域 対象 業種 事業所 の用途 ※1 企業立地 奨励金 農山村 地域 ※2 製造業 次世代 産業 ※3 工場 研究所 事務所 再投資 奨励金 市内 全域 市内 全域 次世代 産業 * 新規立地 の場合は 10 億円 *立地に要した費用のうち、 土地、家屋、償却資産の 取得額 ※4 集積業種 投下固定資産総額の下限 ・中小企業:1億円 (次世代産業・研究所は 1,000 万円) ・大企業:5億円 (次世代産業・研究所は 1,000 万円) 1,000 万円 5 億円 ・中小企業:1億円 (次世代産業・研究所は 1,000 万円) ・大企業:5億円 (次世代産業・研究所は 1,000 万円) 奨励金を 工場 ※3 次世代 成長分野 上限額 5 億円* 投下固定資産総額の 10 億円以下の 5%の 額と 10 億円超の 2.5% 左記 の額の合計 その他 の地域 中小企業 高度先端立地 奨励金 重点産 業分野 *6 奨励金の額 投下固定資産総額*の 10 億円以下の 10%の 額と 10 億円超の 5%の 額の合計 産業誘 導地区 下山 松平 ※石野、松平、猿投台、高橋地区は一部の 小学校区のみ ※下山地区は、産業誘導地区を除く。 工場 研究所 ※5 土地を除く投下固定 資産総額の 20%の 倍額交付 10 億円 額 ・中小企業:土地を除く 投下固定資産総額 の 10%の額* ・大企業:土地を除く投 下固定資産総額の 5%の額* *既存事業所内に設置する 償却資産を含む 2 億円(土地を除く) ・中小企業:1億円(土地を除く) ・大企業:25 億円(土地を除く) ・中小企業 【その他の要件】 /10 億円 ・20 年以上市内に立地 ・大企業 ・常用雇用 /5億円 中小企業:25 人以上維持 大企業:100 人以上維持 ※1 産業誘導地区:第 7 次総合計画の土地利用構想において、工業系土地利用を促進する地区として位置 付けられた地区 ※2 農山村地域:上記の対象地区に同じ ※3 次世代産業:環境・エネルギー分野、航空宇宙分野等 ※4 次世代成長分野:次世代自動車関連分野、環境・エネルギー関連分野等 ※5 集積業種:企業立地促進法に基づく集積業種(輸送機械関連産業、機械関連産業等) ※6 重点産業分野:次世代自動車分野、環境・エネルギー分野、次世代ロボット分野、食品製造分野 【新規雇用等に対する支援】上記の奨励金の交付要件を満たす場合に限る。 奨励金の 種類 対象 地域 緑地整備奨励金 上限額 市内 全域 設備設置費用1/3の額 緑地整備費用の 1/2 の額 ●問合せ 産業部 産業労政課 要件 新規雇用従業員(雇用期間1年以上)が 1,000 万円 次の人数以上であること 中小企業:3人 大企業:20人 国又は一般社団法人新エネルギー導 1,000 万円 入促進協議会から設備設置に係る補助 金が交付されること 新規雇用従業員 1 人当たり 25 万円の額 雇用促進奨励金 新エネルギー設備 設置奨励金 奨励金の額 1,000 万円 一定の面積を超える緑地を整備すること 電 話 0565-34-6641 F A X 0565-35-4317 E-mail kigyo-yuchi@city.toyota.aichi.jp 33 農山村地域での雇用を応援します 対象地区 農山村地域において雇用の確保に取り組む事業者に 小原 旭 猿投台 対して支援を行うことにより、農山村地域の人口減少を 稲武 石野 足助 抑制するとともに、地域の活性化を図ります。 高橋 ※雇用報告は平成 25 年 3 月までです。 下山 松平 ※石野、松平、猿投台、高橋地区は一部の 小学校区のみ ※下山地区は、産業誘導地区を除く。 ■支援内容 事業者が雇用する従業員に対する奨励金の交付 新規雇用者1人につき 25万円の奨励金を交付 (※1回限り) ② 退職等の理由により減少した従業員 を「補充」するために、新たに豊田市民 を1年以上常時雇用したとき。 新規雇用者1人につき 15万円の奨励金を交付 (※1回限り) ③ 新たに農山村地域の産業振興や活 性化に資する事業を行うために、新た に雇用した従業員を、2年目以降も「継 続」して1年以上雇用したとき。 1年継続ごとに、1人 15万円の奨励金を交付 (※複数年) ■奨励金の交付時期 従業員を新規に雇用した日から1年経過した後 ※奨励金の交付は平成26年3月まで (「継続」雇用の場合は、雇用した日から2年及び3年経過した後) ■手続 事業所が所在する地域を管轄している商工会議所又は商工会を通じて手続きを行う。 「継続」雇用の対象となる産業振興事業等 新規事業や既存事業の新規展開において、次のような事業を行う場合は、「継続」雇用に係る 奨励金を受けることができます。 ①農商工連携等、地域の資源を活かすことにより、その地域の活性化に資する事業 ②まちづくりや観光、農業等の分野において、その地域の活性化に資する事業 ③子育て支援や高齢者対策等、その地域の住民が抱える課題を解決するための事業 ④環境や健康、就労等の分野において、地域社会の仕組みづくりに貢献する事業 ●問合せ 産業部 産業労政課 電 話 0565-34-6643 F A X 0565-35-4317 E-mail sangyou@city.toyota.aichi.jp 34 合計で100万円を限度に交付 (同一年度・ 1事業者につき) ① 従業員を「増員」させるために、新た に豊田市民を1年以上常時雇用したと き (非正規→正規の変更を含む。)。 産 業 農山村地域雇用促進奨励事業 地域課題の解決に取り組む事業者を支援します 産 業 ソーシャルビジネス支援事業 過疎化、少子高齢化の進行に伴い、地域課題を地域で解 対象地区 決する必要性が高まっています。このため、商業者が地域 と一体となって地域課題をビジネス手法に基づき解決しよ 市内全域 うとする事業を支援します。 ■支援概要 ①補助対象:市内に住所及び事業所を有し、商業を営む又は営もうとする者 ②対象条件:次の課題を解決するソフト事業 (例:買い物弱者、少子高齢化、安全・安心、環境配慮、地域資源活用) ③補助内容:補助率 1/2、上限 500 万円、下限 5 万円 ④交付時期:採択申請書提出の後、豊田市商業振興委員会で審査の上、市が交付を決定 ●問合せ 産業部 商業観光課 電 話 0565-34-6642 F A X 0565-35-4317 E-mail shoukan@city.toyota.aichi.jp 農山村の資源を活用した産業を育成します 農商工連携・6次産業化支援事業 農商工連携促進や6次産業化による地域産業の活性化を 図るため、民間事業者、商工会、JA 等が行う地域資源を活 用した特産品開発を支援します。また、農山村地域で開発 された魅力ある商品、特産品等を中心市街地大型店で販売 することにより、知名度の向上や、新たな販路開拓を支援 対象地区 小原 藤岡 石野 足助 松平 下山 します。 ■支援内容 ・農商工連携、6次産業化の推進セミナーや研修会の開催 ・新たな産業創出のための商談機会となるビジネス交流会の開催 ・新サービス・新製品共同開発補助事業 ・中心市街地での販路開拓機会の創出支援 ●問合せ 産業部 農政課 電 話 0565-34-6640 F A X 0565-33-8149 E-mail nousei@city.toyota.aichi.jp 35 旭 稲武 地域の特徴を活かした魅力ある観光まちづくりを進めてみませんか 産 業 観光まちづくり事業 地域に残る自然、文化、歴史、産業など、地域資源を活かした 対象地区 観光まちづくりを推進する団体を応援するため、アドバイザーを派 遣し、地域資源や課題の洗い出し、観光魅力の向上と受入体制の 市内全域 整備のための事業計画づくりなどを支援しています。 また、アドバイザー派遣終了後も引き続き活動を継続する団体 に対し、誘客イベントの開催、地域資源を活用した観光商品 開発事業などにかかる費用の一部を補助します。 【観光まちづくりアドバイザー支援事業】 ■対象団体 ①市内に本店又は営業所を置く観光関連事業者と地域 住民で構成された5人以上の団体 ②市内において、観光まちづくりを推進する団体 ③派遣事業終了後、3年を目安に自立して観光まちづく りを推進できる見込みがある団体 ■支援内容 アドバイザーの派遣 ▲アドバイザーを囲んだ会議の様子 【観光まちづくり認定支援事業】 ■団体要件 観光アドバイザー派遣終了後、3年以上継続して観光まちづくり活動を実施する見込みのある団体 ■支援内容 年度当たり 100 万円を限度に、アドバイザー派遣終了後、継続して3年間まで助成 ●問合せ 産業部 商業観光課 電 話 0565-34-6642 F A X 0565-35-4317 E-mail shoukan@city.toyota.aichi.jp 特産品を活用した取組紹介 食による地域活性化事業 対象地区 下山地区では、 「食」を通して地域の良さを再認識できるよう に地元食材を使った料理コンテストを行い、地域の活性化を図 っています。 下山 入賞作品は、下山地区で商品化や飲食店のメニューとして提 供する予定です。昨年度、第3回「おやつ部門」の最優秀作品 と「しもやまどんぶり部門」の優秀作品が地区内の菓子店と飲 食店でそれぞれ提供されました。 ●問合せ ▲第3回最優秀作品 『お山のしっとり蒸しケーキ』 社会部 下山支所 電 話 0565-90-2111 F A X 36 0565-90-3344 農山村振興施策集・活動事例集 チャレンジガイド 4 集落 集落維持に向けた取組 私たちの地域をより住みやすい地域にするためには、私たち自身でその地域の課題や不安を解消することが 重要です。生活する上で起こる様々な課題や不安は、実際にその地域に暮らしている人々だからこそ、よく分か っている部分も多く存在しています。 豊田市では、こうした課題に対し、地域でより良い方法を考え、実践するまちづくり活動に対して支援していま す。 ▲農山村地域の集落 ■主な取組 ●高齢者の見守り(小原支所、旭支所) 農山村地域では、独居世帯を含む高齢者世帯が増加しています。こうした状況の中、高齢者世帯の安心・ 安全な暮らしを守るため、小原地区では、地域予算提案事業による訪問サポーター制度を事業化し、地域住 民による高齢者世帯への訪問や見守りを実施しています。また、旭地区の敷島自治区では、愛知県の集落支 援員育成支援事業の採択を受けて、高齢者世帯への支援活動を展開しています。 ●環境整備(小原支所、足助支所) 小原地区や足助地区では、生活道路の安全確保や耕作放棄地の解消など、集落課題の解決に向け、地域 住民と行政が共働して環境整備に取り組んでいます。 37 ■集落の維持・活性化に向けた取組のポイント 農山村地域の集落の維持・活性化を図るためには、地域課題やその対応策を集落ぐるみで考え、取り 組むことが重要です。まずは、次の三つの内容について集落ぐるみで話し合いましょう ①集落の課題の共通認識を図る ・私たちの住む集落には、様々な課題があります。「現状はどうなのか」「将来はどうなるのか」など、 様々な課題について、集落ぐるみで共通認識を図ることが大切です。 「誰かがやってくれる」と他人 に依存するのではなく、集落住民の皆さん一人ひとりが課題意識を持つことが重要です。 ②集落をリードする仲間を募る ・集落課題の解決を図るためには、集落ぐるみで取り組むことが重要です。同じ想いを描く仲間を募 り、その人達が中心となって、集落の皆さんをリードしながら進めることが重要です。 ③集落の身の丈にあった取組を実践する ・集落の維持・活性化に向けた取組を実践するに当たっては、わくわく事業を始め、各種支援制度や 事業を上手に活用しながら、集落の実情に応じた取組を検討する必要があります。実践活動を進め る際には、集落ぐるみで無理なく、継続的に取り組める内容とする必要があります。 制度を活用した先進事例の紹介 小原地区での訪問サポーター制度の実施 小原地区では、地域住民が訪問サポーターとして高齢 者宅を訪問しています。訪問サポーターが話し相手にな ることによって、孤独感を解消し、心にはりのある生活 を維持するとともに、生活上の問題の早期発見や安否確 認を行い、高齢者の安全・安心な生活を守っています。 利用者の間では、訪問サポーターとのおしゃべりを楽 ▲訪問サポーターの訪問風景 しみにしているとの声があがっており、高齢者等の健康 面や生活面におけるサポートにつながっています。 今後は、事業の対象となる高齢者等の把握のために、 これまで以上に民生児童委員や地域包括支援センター との連携を図りつつ、効果的な活動を進めていきます。 ▲訪問サポーターの研修風景 38 実施地区 高齢者の安心・安全な暮らしに向けた取組紹介 集 落 地域予算提案事業 小原 訪問サポーター制度 地域住民(訪問サポーター)が高齢者世帯などを訪問するこ とにより、孤独感の解消、生活上の問題の早期発見、安否の確 認などを行い、心にはりのある生活を支えます。 ■対象者 小原地区内に住所を有し、かつ、近隣に保護者がいないなどの状況 にある 65 歳以上の高齢者が居て、小原支所が必要と認めた世帯 ■訪問サポーター 小原支所が行う研修を受講した地域住民 ■主な活動内容 民生委員からの依頼に基づき、対象世帯を訪問し、高齢者の安否を 確認するとともに、寂しさを和らげ励ますための話合いを行います。 ●問合せ 社会部 小原支所 ▲訪問サポーターと談笑する高齢者 電 話 0565-65-2001 F A X 0565-65-3695 E-mail obara-shisho@city.toyota.aichi.jp 生活道路等の環境整備に向けた取組紹介 地域予算提案事業 生活道路環境整備推進事業 冬季の路面凍結防止、視距改良、倒木危険回避など生活 道路機能の維持改善を図るため、地域では対処が困難な、 実施地区 小原 大型樹木や危険を伴う樹木の伐採、道路上及び道路側溝等 に堆積した土砂の浚渫(しゅんせつ)を行います。 ■事業の実施範囲 事業名 対象箇所 実施範囲 道路支障木伐採事業 県道、市道・林道・農 道(市管理道)の通行 に障害のある樹木(国 道は除く。) 道路建築限界区域内に入りこみ、道路境 界から約3m以内に自生している樹木で、 次に該当する場合 ・樹木高:約4m以上 ・幹の直径:約20cm 以上 道路堆積土浚渫支援事業 市道のみ 道路上及び道路側溝等の堆積土砂が対象 ■自治区の役割(実施条件) ・自治区が住民の意向を把握し、実施が必要な箇所の選定及び優先 順位を決定 ・自治区が地権者から書面による承諾を得る ・作業場所の確保のため、自治区は実施箇所の下刈を実施 ■行政の役割(支援内容) ・伐採、浚渫の実施(事業者発注) ●問合せ 社会部 小原支所 ▲伐採作業の様子 電 話 0565-65-2001 F A X 0565-65-3695 E-mail obara-shisho@city.toyota.aichi.jp 39 対象地区 地域の農地再生に向けた取組紹介 地域予算提案事業 耕作放棄地防止事業 小原 足助 の景観整備や農地としての再生整備を行ないます。 ■事業内容 ①年 2 回以上の草刈を行う。小規模集落には草刈応援隊 を派遣 ②耕作放棄地を農地として再生するため、耕耘(こううん) や抜根を行い、花や野菜などの作付けを行う ■実施場所 1年以上耕作していない耕作放棄地で、幹線道路沿い、 集会所などの付近(集落の中心地)、イノシシなどにより 農産物への被害が多発する農地の周辺 再生整備 ▲耕作放棄地 ■条件 中山間地域直接支払制度など補助事業に該当しておらず、所有者が地域 外在住又は身体上の理由などで管理が不可能となっている農地で、自治区又 は自治会で協議し、集落内で合意形成が図られ、かつ、土地所有者、借地者 及び隣接する利害関係者の了解が得られた農地 ▲再生整備された耕作放棄地 ■集落の役割 ・集落で合意の上、実施が必要な箇所を選定し、所有者等の承諾を得て事業を実施 ■行政の役割 ・集落に対し、事業実施にかかる費用の一部を負担 ・草刈応援隊の派遣(小規模集落) ●問合せ 社会部 足助支所 電 話 0565-62-0601 F A X 0565-62-0606 E-mail asuke-shisho@city.toyota.aichi.jp ●問合せ 社会部 小原支所 電 話 0565-65-2001 F A X 0565-65-3695 E-mail obara-shisho@city.toyota.aichi.jp 通学支援に向けた取組紹介 通学困難者に向けた地域バスの運行事業 藤岡地区では以下の3路線を地域バスとして運行しています。 沿線自治区代表者等で構成する藤岡地域バス運営協議会により、運行 ルートや時刻表を作成し、通学困難者を始めとする地域住民の生活の利便 性向上を図っています。 ■運行区間 西市野々線 西市野々 ⇔ メグリア藤岡店 三箇線 大 平 ⇔ メグリア藤岡店 川口・飯野線 加茂橋下 ⇔ 藤岡支所 ■運賃 1 乗車 200円 定期券(1か月) ・小中学校通学困難者等特別支援定期券 1,000円 ・通学定期券 4,000円 ・普通定期券(通勤定期券) 8,000円 ※3か月、6か月定期券、回数券も販売しています。 ●問合せ 社会部 藤岡支所 電 話 0565-76-2102 F A X 対象地区 藤岡 ▲藤岡地域バス 0565-76-4852 E-mail fujioka-shisho@city.toyota.aichi.jp 40 集 落 耕作放棄地防止事業は、地域住民の力を結集させ、耕作放棄地 道路・河川環境整備に向けた取組紹介 集 落 通行支障木伐採等事業・河川環境整備事業 この事業は、生活道路沿いの樹木が山林の管理不足により道路 対象地区 上を覆い、大型車の通行に支障となったり、運転時の視界不良、冬 場は日陰となり路面が凍結するなどの地域課題を、地域と行政との 足助 共働で解決するものです。地元住民は、樹木などの伐採作業を主 体的に行い、良好な生活道路機能・道路景観づくりを進め、住民の 手の届かない高所や、危険作業については、市が支援(負担)しま す。 ■事業の流れ ①地域 : 市へ申請書、計画書を提出 ②行政 : 現地確認、審査、役割分担、支援内容の協議、協定書の締結 ③共働 : 地域 事業の実施 行政 支援の手配 ④地域 : 市へ完了報告書を提出 ■支援内容 ・集落に対し、事業実施にかかる手間賃を負担 ・高所作業車、危険箇所伐採員、交通整理員を状況に応じて派遣 ●問合せ 社会部 足助支所 電 話 0565-62-0601 F A X 0565-62-0606 E-mail asuke-shisho@city.toyota.aichi.jp 交流促進に向けた取組紹介 実施地区 稲武山里体験推進協議会 稲武 稲武山里体験推進協議会は、山里に残された自然や受け継 がれた農林業、食や工芸など、稲武地区に残された知恵と 技と文化を、体験を通して多くの人に伝えるため、体験型 の交流事業を積極的に進めています。 ■システムの流れ ■体験プログラム ・自然、歴史体験(ハイキング、トレッキング) ・農林業体験(野菜の収穫、森林間伐など) ・郷土料理講座(そば打ち、豆腐づくりなど) ・伝統工芸体験(草木染、竹細工など) 参加者・旅行会社 参 加 取次ぎ ※各種講座は、地域のありのままの暮らしに根ざ した体験プログラムとなっています。 ■インストラクター 各種分野の技術や知識を持った地域住民 ●問合せ 社会部 稲武支所 申込み 清 算 案 内 受 付 稲武山里体験推進協議会 受入れ 清 算 調 整 関係機関 ・体験プログラム ・食事 ・インストラクター ・宿泊 電 話 0565-82-2511 F A X 0565-82-3272 E-mail inabu-shisho@city.toyota.aichi.jp 41 森林資源を活用した地域活性化の取組紹介 森を元気に!人を元気に!旭木の駅ブロジェクト 対象地区 活用することにより、森林所有者の森づくりへの意欲向上と森 旭 林再生を図ります。また、木材の対価として、地域通貨を導入 することにより、地域経済の活性化を図っています。 【事業概要】 ①出荷者(森林所有者等)の募集と登録 ②モリ券(地域通貨)取扱店の募集と登録 ③集材場所(木の駅)用地の確保 ④出荷材の管理・販売 ⑤モリ券(地域通貨)の発行・管理 ⑥事業の庶務会計事務 【事業主体】 旭木の駅プロジェクト実行委員会 ▲間伐材の搬入 (構成員)森林所有者代表、商工会関係者、NPO、 豊田市旭支所 など <旭木の駅プロジェクトイメージ図> 材は長さ50cm以上、径5cm以上 販売 買 取 業 者 ( 森 林 所 有 者 等 ッ チ 軽トラ2車で約1t モリ券 (地域通貨) 助 成 モ リ 券 旭木の駅プロジェクト 実行委員会 【構成員】 売上代金 ・森林所有者代表 ・商工会関係者 ・NPO ・豊田市旭支所 etc モ リ券(地域通貨) モ リ 券 現 金 登 録 旭地域の 商 店 ●問合せ 社会部 旭支所 電 話 0565-68-2211 F A X 0565-68-3476 E-mail asahi-shisho@city.toyota.aichi.jp 42 プ 加 工 等 ) 寄 付 登録 商 品 木の駅 間伐材等の搬出 旭 地 域 の 集 落 旭地域内の林地に放置された間伐材等を搬出し、資源として 農山村振興施策・活動事例集 チ ャ レ ン ジ ガ イ ド 発行編集 豊田市 総合企画部企画課 〒471-8501 愛知県豊田市西町 3-60 電話:0565-34-6602 FAX:0565-34-2192 E-mail kikaku@city.toyota.aichi.jp U R L:http://www.city.toyota.aichi.jp/ 平成 23 年 8 月 43
© Copyright 2024 Paperzz