衛生面に配慮した新たな事故確認方法が導入されます! ~ 画像データを用いて職員が農場に立ち入らずに事故確認を行います ~ 共済金の支払に必要となる豚の事故確認は、これまで農業共済組合等の職員等が農場内に 必ず立ち入って行っていましたが、大規模な養豚農業者の方の中には、頻繁に行われること となるこの立入りに、衛生上の不安を感じている方もいらっしゃいます。 そこで、この度平成27年4月から、加入者の方に、死亡豚の画像を撮影して農業共済組 合等に送信していただき、組合等が遠方からその画像を確認することで、組合等職員が農場 に立ち入らずに事故確認を行う新たな方法が導入されることとなりました。 衛生上の不安からこれまで種豚・肉豚共済への加入をためらっていた養豚農業者の方は、 この方法をご利用いただくことにより、そのような不安を感じることなく安心して、種豚・ 肉豚共済にご加入いただけます。 (注意事項) 1 加入者の方が撮影する画像は、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ等により撮影したもので、画像データとし て電子メール等により送信できるものに限ります。 また、撮影方法は適切な事故確認を行うために、一定の方法で行っていただく必要がありますので、農業共済組合等の 指示に従ってください。 2 画像による事故確認の対象となる事故は、種豚と肉豚(農家単位方式)の通常時における死亡事故です。火災や自然災 害による場合や、豚の死亡率の急激な上昇等により伝染病の発生が疑われ獣医師の診療等を受ける必要がある場合その他 農業共済組合等が特に必要と認めた場合の死亡事故等については、画像による事故確認は行いません。 《画像による事故確認のイメージ》 〔農業共済組合等〕 〔ご加入者〕 送信 撮影 事故 確認 共済金 ◇ 種豚共済・肉豚共済は、養豚農業者の方が不慮の事故 によって被る種豚・肉豚の損失を補填し、養豚経営の安 定を図ることを目的として、国が実施する公的保険制度 です。 安心して養豚経営が営めるよう是非ご加入ください。 ◎ 加入時にお支払いいただく共済掛金のうち4割は国が負 担します。 ◎ 共済金の支払対象となる事故を、ニーズに合わせて選ぶ ことができる加入方式があります。対象事故を限定する分、 掛金は割引されます。 ◎ New! 衛生面に配慮した新たな事故確認方法が導入されます。 (詳細はウラ面をご確認ください。) 機密性○情報 加入について 加入資格 種豚共済の共済掛金(1年分)、支払共済金の試算例 養豚を営む農業者(法人を含みます。)の方が加入できます。 1頭当たり評価額6万円、加入頭数200頭、付保割合80% ○「一般方式」の共済掛金 対象家畜 種豚共済は出生後第5月の月の末日を経過した種豚、肉豚共済は出生 後第20日の日(離乳していないときは離乳した日)を経過した肉豚 が、加入の対象家畜になります。 (1頭当たり評価額)(頭 ○○限り の条件で加入した場合 掛金の4割(298,445円)は国が負担します 数) (付保割合) (共済掛金率) (加入者負担割合) (加入者負担掛金) 6万円 × 200頭 × 80%(※2) × 7.772%(※3) × 6割 = 447,667円 (※4) (約2,238円/頭) 加入方式 共済金の支払対象となる事故の範囲が異なる一般方式と事故限定方式 のいずれかを選ぶことができます。 飼養する対象家畜はすべて加入していただくことが必要です。 (※2) 付保割合は、農業共済組合等が定める最低割合(種豚は2~4割、肉豚は4~6割)から8割の範囲内で加入者が選びます。 (※3) 平成27年度大分県掛金率。 (※4) 共済への加入には、掛金の他に農業共済組合等が定めた賦課金(事務費)が必要となります。 ○「事故限定方式」の共済掛金 共済金の支払対象事故 一般方式 加入者負担掛金 種豚については死亡、廃用、疾病、傷害事故が、肉豚について は死亡事故が発生したときに共済金が支払われます。 特定事故による死亡・廃用とすべての疾病・傷害 111,571円(約558円/頭) 特定事故による死亡・廃用 4,723円(約24円/頭) ・と殺による死亡や、家畜伝染病予防法に基づく手当金、特別手当金及 び補償金により事故家畜の評価額の満額が交付される死亡は除きます。 ・廃用とは、疾病や傷害によって死にひんした状態になる等家畜として 使用する価値がなくなったものです。(老齢等、能力低下により単に 使用価値を失った家畜の廃用は対象に含まれません。) すべての死亡と行方不明による廃用 282,643円(約1,413円/頭) すべての死亡・廃用 340,819円(約1,704円/頭) (1頭当たり評価額)(頭 事故限定方式 共済金の支払対象となる事故は、ニーズに合わせて下表の中か ら選択していただきます。対象事故を限定する分、掛金は割引 されます。 事故限定方式への加入は、加入時前5年間にわたり継続して養畜の業 務を営んでいること(肉豚共済の場合は、さらに、対象となる肉豚の飼 養規模が200頭以上の一貫経営農家であること)が条件となります。 なお、肉豚共済については、飼養する肉豚の群を単位として加入する 方式(群単位方式。すべての養豚農業者が加入できます。)と、農家単 位で一括して加入する方式(農家単位方式。飼養頭数を適正に確認でき る一貫経営であること等の基準を満たした農業者が加入できます。)が ありますが、事故限定方式を選べるのは農家単位方式の加入者のみです。 種 類 ○全頭死亡した場合 共済金の支払対象事故 数) (付保割合) (支払共済金) 6万円 × 200頭 × 80% = 960 万円(※5) (※5) 死亡豚に残存価値がない場合の金額です。 肉豚共済の共済掛金(1年分)、支払共済金の試算例 1頭当たり評価額11,000円、加入頭数1,000頭、付保割合80% の条件で加入した場合 ○「一般方式」の共済掛金 (1頭当たり評価額)(頭 数) 掛金の4割(691,540円)は国が負担します (付保割合) (共済掛金率)(加入者負担割合) (加入者負担掛金) 11,000円 × 1,000頭 × 80%(※2) × 19.646%(※3) × 6割 = (約1,037円/頭) 特定事故(※1)による死亡・廃用とすべての疾病・傷害 種 豚 特定事故による死亡・廃用 ○「事故限定方式」の共済掛金 すべての死亡と行方不明による廃用 共済金の支払対象事故 すべての死亡・廃用 肉 豚 特定事故による死亡 加入者負担掛金 3,379円(約3円/頭) 特定事故による死亡 (※1) 特定事故とは、火災、伝染病(法定伝染病及び届出伝染病(肉豚にあっては、 豚エンテロウイルス性脳脊髄炎とニパウイルス感染症に限ります。))及び自 然災害による事故です。 1,037,308 円 ○全頭死亡した場合 (1頭当たり評価額) (頭 数) (付保割合) 11,000円 × 1,000頭 × 80% = 5) (支払共済金) 880 万円(※ (※4)
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