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I N T E R C U L T U R E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
NO.80
2002年3月号
MARCH
I N T E R C U L T U R E
■■ 学校法人 千里国際学園 Senri International School Foundation (SISF) ■■
千里国際学園中等部・ 高等部 Senri International School (SIS) 併設 大阪インターナショナルスクール Osaka International School (OIS)
〒562-0032 箕面市小野原西4丁目4番 16 号 TEL 0727-27-5050 FAX 0727-27-5055 URL http://www.senri.ed.jp
<特集>卒業生に贈る言葉
留学中生徒現地新聞で紹介
新聞投稿文に反響続々
International Honor Orchestra に参加
大阪府高等学校芸術文化祭書道部門入賞
APACバンドフェスティバルリハーサルより
1
I N T E R C U L T U R E M A R C H
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Home & Away
大迫弘和
SIS校長
私たちの学園は学校教育法第一条で
日本の正式な「学校」と規定されてい
る(それゆえ『一条校』と一般に呼ば
れるわけです)千里国際学園中等部高
等部と、日本という国での法的な位置
づけとしては各種学校扱いになる大阪
インターナショナルスクールとが、実
質的には一校の形で、教育活動を行っ
ている、日本で唯一の学校です。大阪
インターナショナルスクールが法的に
は各種学校扱いになるのは、日本国内
にある民族学校と呼称される学校がそ
うであるように、教育内容が「日本の
学校」のそれとは違うためです。大阪
インターナショナルスクールをはじめ
とする日本国内のインターナショナル
スクール、そして民族学校が、在学し
ている子供たちに大変きちんとした教
育を提供していることは言うまでもあ
りません。
一条校とインターナショナルスクー
ルがひとつになって教育活動を展開す
る。
私たちにとっては日常の光景であ
り、なにか、ごく当たり前のことに
なってしまっているそのことは、実は
決して当たり前でもなんでもない。
「日本にこんな学校があったのです
ね!」
私たちの学園の存在、教育の内容を
知った方はそのほとんど全ての方々が
同じように言われます。私たちの学園
で行われていることが、決して当たり
前のことではないということを、日常
の中で「内」の人間の意識には上らな
くなっているそのことが、「外」の方
の、そのような言葉によって意識化さ
れる、といった具合になっているよう
にも思えます。
今年もこの一年の間に、本当に多く
の方が本校を訪問してくださいまし
た。また、本校の先生方が、さまざま
な場所に講演者、講師として招かれお
話の機会を与えていただく、といった
ことも、いつもの年より多くあった一
年でした。
2
私たちの学園で一体どんな教育が行
われているか、それを最もよく伝える
方法はとてもはっきりしています。私
たちの学園を直に見ていただくこと、
それに勝る方法はない、と思うので
す。日本で唯一の形態、人々の想像を
ある意味はるかに超えた内実をもつ私
たちの学園のことは、なかなか「こと
ば」だけでは伝わりにくい。
私自身、今年も、学園の内で、外
で、数え切れないくらい、私たちの学
園のことを話しました。いつも、これ
で燃え尽きてしまってもいい、という
くらいの思いを込めて。
そして、実感として、私たちの学園
のことを「内」で話すときと「外」で
話すときとに、勿論話し手としての力
の入れ方に違いはないのですが、なに
か微妙な、伝わり方の差、を感じるの
です。home とaway 、その戦いの違い。
サッカーでいうなら、そのようなもの
か、と思ったりもしています。
私は最近、私たちの学園もそろそろ
awayの戦いに積極的に打って出る時期
に来ているのではないか、と考えてい
ます。
中等教育、といったものは、全国に
名を馳せる、といったことは本来的に
は必要なく、例えば、どこか小さな地
方都市に、あそこの学校の生徒は本当
に思いやりのある子ばかりだ、と「近
所」で評判の学校があれば、その学校
が、全国に名を馳せてはいなくても、
「よい学校」であることに間違いな
い。そのように、基本的には、地域
(コミュニティー)の子供たちに、よ
い教育を責任を持って提供する、と
いったことが中等教育の基本的役割と
考えられます。(私たちの学園は、
ローカルコミュニティーと同時にテー
マコミュニティーの意味を持つコミュ
ニティーを形成していますが。)
そのように考える一方、例えばSISの
卒業生が、あるいは在校生が、日本の
どこかで、「そう、あなたはSISの卒業
生(生徒)なんですね」と言われた
ら、やはり嬉しいだろうな、とも思う
のです。
学園は、今、一歩、踏み出す時期に
来ているように思います。
内に、よりよき教育実現のための取
り組みテーマが存在していることは言
うまでもありませんが、1991 年の開校
以来、ある意味、そのエネルギーのす
べてを内側に向けてきた学校基礎作り
段階から、外との連関の中で、学園と
しての大きな発展を展望する第二ス
テージに。
私たちの学園、SISの存在を、外に向
かって示し、開き、それが、SISという
学園そのものにとって、新しい力を得
ることにつながることを思いつつ、同
時に、SISという存在が、日本という国
の、その教育の全体に果たしうる大き
な役割がある、日本の教育の流れの、
その水先案内人になるのだ、といっ
た、強い思いをもって。
homeとaway。
SISは、新しい段階に入ろうとしてい
ます。
今年も立派に成長してくれた生徒た
ちが高等部を巣立ちます。彼らもま
た、homeからawayに、その戦いの場を
変えるのかもしれません。その頑張り
を、心から応援せずにはいられませ
ん。
年度の最後に当たり、すべての学園
関係者の皆様の今年一年のお力添えに
対し心より御礼申し上げます。
千里国際学園中等部高等部、11年目
を終えさせていただきます。
池田小の痛ましい事件、9月11日、
内外のさまざまな問題にとり囲まれつ
つ、新たな気持ちで、2 0 0 2 年度に向
かって、全学で力を尽くしてまいりま
す。
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<特集>卒業生に贈る言葉
■大迫弘和
SIS校長
歴史の新段階が語られる今、未来を切
り拓く唯一の根拠となるだろう、確かな
個の、その基礎となるだろう部分を、皆
さんが、ここSISで確立されていること
を願うのです。確かな個として、自らの
生をしっかりと引き受け、そして他者の
生を、強く優しく受け止めていってくだ
さいね。ご卒業おめでとうございます。
■木村典子
1組担任、国語科
一番長い生徒は六年間千里国際に在学
したのですね。私のこの職場での第一日
目は皆さんの入学式でした。田中守先
生、志垣先生、出丸先生に連れられて、
体育館に入って来たかわいかった皆の顔
をしっかり覚えています。とてもよく成
長した人、中学時のときと変わらない
人、編入してすぐに千里に慣れた人、最
後まで自分の殻を崩さなかった人、本当
にいろいろな人がいました。だからこそ
学校なのでしょう。それぞれ個性を持っ
た人が、集団でぶつかったり、慰められ
たりして成長したように思います。
私は高一の九月からこの学年の担任に
なりましたが、学園祭、学年旅行、卒業
式と生徒主体でよく頑張った学年だと思
います。また編入生が本当によく溶け込
んでくれた学年だったと思っています。
それぞれの言い分はあるかもしれません
が、担任として暖かく見守っていけた良
い集団だったと自負しています。
卒業後、皆さんはどんな人生を歩むの
でしょうか。どんな人生であれ、今まで
の積み重ねの上に築かれます。その人に
とって消さなければならない過去なんて
ありません。今までの歩みを大切に、そ
してそれを糧にこれからの人生を進んで
下さい。あなた達のこれからの生活が輝
いたものであることを、心より祈ってい
ます。
持ちを新たに新天地の扉の前に立つ皆
さん。若い皆さんの前途には、無限の
可能性が広がっています。と陽気に言
いたいところですが、それでは放言、
誤魔化しになるかもしれません。私た
ちの人生は本人の努力如何によらず、
内的・外的のいろいろな条件で限定さ
れるものですから。それでも望みを
持って努力しつづけられる路を見つけ
て欲しい。陳腐な言葉しか持たない私
の口は閉じて、タゴールの美しい詩を
書きます。
「路あるところでは」(山室 静 訳)
路あるところでは私は私の道を見失う
大海には 青空には どんな道も通ってい
ない
路は小鳥の翼の中、星のかがり火の
中、移りゆく季節の花の中に隠されて
いる
そうして私は私の胸にたずねる――お
前の血は見えざる路の智慧をもってい
るかと。
■平井太佳子
3組担任、保健体育科
「目標を持って」と話したのは4
月。平井の密かな目標を果たせなかっ
たことをこのインターカルチュアに書
いたのが10月。皆さんが卒業するまで
に「なんとか」と勝手に思っていまし
たが、1月に果たすことができまし
た。
達成できるかどうか分からないけれ
ども「こうしたい、こうなりたい」と
いうものを「夢」というそうです。筋
道を立て、時間をかけて取り組めば到
達できるものを「目標」というそうで
す。夢が遥かかなたの光なら、目標は
夜の街灯のようなものでしょうか。
人生の何度目かの節目のスタートラ
インに立つ皆さんへ。夢を抱いてくだ
さい。目標を持ってください。人生の
スパイスとして。
■土佐礼子
■Shammi Datta
2組担任、理科
3組担任、社会科
卒業おめでとうございます。学業そ
して人生の一つの節目を通過して、気
It has been a pleasure to work with you
in homeroom and teach almost all of you
during high school. The presentations you
gave in the Comparative Culture and
Japanese History Classes were as much a
learning experience for me as they were for
you. I feel that SIS has trained you well to
make the most of your years at university
and college. I wish you well in the paths
you have chosen. All the best.
■山本靖子
4組担任、英語科
皆さん、卒業おめでとうございま
す。本当に月日のたつのは早いもので
すね。1999 年の4月は私にとって二重
に意味のある月です。それはみんなが
高校生活を始めた時期であるだけでな
く、私がこの学校で勤務をし始めた時
期でもあるからです。だから2002 年3
月というのも私にとって忘れられな
い、感慨一入で、そして少し寂しい月
になりそうです。最初の春学期にはほ
とんど接触がなくて、この学年の担任
を持つのか、ほとんど誰も知らないけ
れど大丈夫だろうかと最初は不安でし
た。それでも、少しずつかかわりが増
えてきて、知らず知らずのうちにどの
学年の生徒よりも“ひいき”(少し語弊
のある言葉かもしれませんが) してし
まっている自分がいました。そして、
皆も「可愛らしいな」、「元気やな」とい
う形容詞よりも「大人になったね」、「さ
すが最上級生やね」という形容詞がとて
も似合うようになりましたね。
私自身、この学校に勤務し始めて、
皆と関わるようになって、学ぶことが
本当にたくさんありました。その中で
もすごいなと思ったのはその積極性で
す。興味があるなと思うとそれを追及
しようと誰にでもぶつかっていく姿勢
がこの学校の生徒には一般的な傾向と
して強いのではというのを感じていま
す。そして、それをこれからの人生で
も大切にしていって欲しいと思いま
す。ウォルトディズニーがこんな話を
紹介していたことを思い出します。
昔、マーチングバンドがトロンボーン
奏者を探していて、一人の少年が採用
されました。さあ、実際町に繰り出す
3
I N T E R C U L T U R E M A R C H
となんと彼は楽器が吹けない。バンド
マスターの「どうして言わなかったん
だ」との言葉に少年が返した言葉は、
「一回も吹いたことがないのに吹ける
かどうかなんてわからないじゃない
か。」ディズニーはこの話を "In the
lexicon of youth, there is no such
word as fail."という言葉の引用でく
くっています。月並みですが私もこの
言葉を送る言葉にしたいと思います。
Take a chance, live here and now, and
love the way you are. I wish you the
very best for your future.
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■中村鏡子
国語科
五年前、中二のあなたたちと初めて
出会いました。大声を出さねばならな
い体力のいる授業でした。
そして二年後、高二になったあなたた
ちと再会しました。もう大声を張り上
げる必要のない楽しい授業でした。
大きく成長を遂げて巣立ってゆくあ
なたたちに、心からおめでとうの言葉
を贈りたいと思います。
卒業おめでとう。
■野島大輔
■松島 勇
社会科
国語科
君たちらしく、笑ったり泣いたり、
ケンカしたり仲良くなったり、へこた
れず、たくましく、歩んでいってくだ
さい。
幸か不幸か、皆さんとは、本当に長
く、濃い付き合いであったと思いま
す。初めて入院した時には、授業に復
帰した最初の時間に歌を歌ってもらい
ましたし、太宰の作品が教科書に出る
たびに、喜んでくれましたね。そのほ
か、色々とありましたが、どれも、僕
にとっては他の場所では味わえないも
のであったのではないかと思います。
皆さんが、これから、様々な場所
で、それぞれに、かけがえのない経験
を積み、それによって豊かな人生を歩
まれることを期待しています
■見島直子
■池田大介
社会科
卒業生諸君
"私は太陽に接近する
失われた人生への熱意
失われた人生への標的
でも太陽に接近する
私の赤い風船は
なんと明るい(!)
悲観論者ではないか"
「卒業おめでとう」
国語科
高等部3年の皆さん、ご卒業おめで
とうございます。
国語科に最もよく遊びにきてくれた
(?)学年でしたから、皆さんの姿が
見えなくなると寂しくなります。さ
て、毎年この時期になると、卒業生に
どんな言葉を贈ろうかあれこれと悩ん
で時間がかかるのですが、今年はすん
なりと浮かびました。
「いつも心に太陽を」
これから飛び出す広い世界でつらい
こと悲しいことがあっても、心に太陽
を失うことなく、笑顔で幸せを引きよ
せられますように。そして願わくば、
誰かの太陽となってその人を元気づけ
ることのできる人となられますよう
に。皆さんの前途に祝福あれ。
4
■馬場博史
数学科
人生はよくマラソンに例えられます
が、機会があれば一生のうちで一度は
実際に走るフルマラソンに挑戦してみ
てください。私は過去に4回完走しま
したが、途中から歩いて惨めな思いを
したり、最後まで走りきって満足した
り、それぞれで違った貴重な体験にな
りました。人生観が少し変わります
よ。
■北野みゆき
数学科
御卒業おめでとうございます。新た
な旅立ちですね。
不安もあるでしょうが、素晴らしい
出会いが待っていると思います。
この学校で得たものを大切に、次の
ステップを踏んでください。
いろいろな意味で、とても印象的な
学年でした。 私もあなた達と一緒に、この学校を
旅立ちます。
いつか、どこかで会ったら、必ず声
をかけて下さいね。
■田中 守
理科 あせってみても 始まらぬ
人生のんびり 生きてやる
長い長いのぼり坂
走ってみても同じこと
後にさがれぬ道ならば
大地を踏みしめ歩きましょう
大地を踏みしめ歩きましょう
(長渕剛「長いのぼり坂」より)
それぞれが、
それぞれの地で、
それぞれのことを、
それぞれの力の限り、
生きていって欲しい。
卒業おめでとう。
■井藤真由美
英語科
皆さん、卒業おめでとう。
授業で、そして受験の話しやEDCなど
で、みんなの夢にかける情熱に触れた
り、Senior として学校全体のことを想
う気持ちに触れたりできてうれしくお
もっています。
このところ食品ラベルの偽装やオリ
ンピック審査の不正、幼児虐待などな
ど、皆さんにとって見本となってくれ
るべき大人たちの“プロ意識”の低さ
にがっかりさせられる事件が多いです
ね。この“プロ意識”というのは、SIS
を巣立っていく皆さんにとっての Respect for Self であると思います。ど
の道を歩むことになっても、自分の選
んだ道( 収入を得るかどうかは関係な
く。女性が結婚して家庭にいることを
選んだとしても。)に自信と誇りを持っ
てプロフェッショナルであることを意
識して進んでほしいです。
■難波和彦
英語科
僕がこの学校に来て最初に教えた中
学1年生が君たちでした。もう卒業す
るなんて、なんと時のたつのの早いこ
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中等部入試
帰国生29名一般生33名が合格
高等部は帰国生26名一般生6名が合格
入学センター
選考分類
帰国A選考
帰国B選考
帰国S選考
一般(G)選考
中等部
A選考
B選考
S選考
帰国 計
一般
合計
高等部
A選考
B選考
S選考
帰国 計
一般
合計
学年
中1−高3
中1−高3
中1−高1
中1・高1
対象
外国の学校教育を受けた帰国児童・生徒。
海外の全日制日本人学校または私立在外教育施設出身の帰国児童・生徒。
本校とアジア地域6校、ヨーロッパ地域2校の指定校推薦制度のある、全日制日本人学校出身の帰国児童・生徒。
日本国内の、日本の学校教育を受けた児童・生徒。
志願者数
海外選考 国内選考
7
0
0
7
(3)
(0)
(0)
(3)
7 (3)
21
4
1
26
63
89
(12)
(3)
(1)
(16)
(34)
(50)
計
28
4
1
33
63
96
志願者数
海外選考 国内選考
8
8
1
17
(3)
(1)
(1)
(5)
17 (5)
14
7
0
21
13
34
(7)
(2)
(0)
(9)
(9)
(18)
とでしょう。いろんな授業で教える機
会がありましたが、いつも一生懸命と
りくんでくれたので、教えがいがあり
ました。最初に English Drama Club を
作ったときに、入ってくれた人たちも
いるし、イギリス留学中はメールなど
で励ましてくれた人もいました。とて
も仲良くしてもらったという印象があ
ります。卒業するとさびしくなります
が、それぞれ別の場所で活躍している
話を聞くのを楽しみにしています。
■廣田文野
生活科学科
ご卒業おめでとうございます。毎年
言ってる事ですが、頑張りすぎる皆さ
んに、この言葉を贈ります。
(15)
(3)
(1)
(19)
(34)
(53)
計
22
15
1
38
13
51
(10)
(3)
(1)
(14)
(9)
(23)
受験者数
海外選考 国内選考
7
0
0
7
0
7
(3)
(0)
(0)
(3)
(0)
(3)
21
4
1
26
61
87
(12)
(3)
(1)
(16)
(34)
(50)
計
28
4
1
33
61
94
受験者数
海外選考 国内選考
8
8
1
17
0
17
(3)
(1)
(1)
(5)
(0)
(5)
9
6
0
15
13
28
(3)
(2)
(0)
(5)
(9)
(14)
(15)
(3)
(1)
(19)
(34)
(53)
計
17
14
1
32
13
45
(6)
(3)
(1)
(10)
(9)
(19)
合格者数
海外選考 国内選考
7
0
0
7
0
7
(3)
(0)
(0)
(3)
(0)
(3)
17
4
1
22
33
55
(11)
(3)
(1)
(15)
(17)
(32)
計
24
4
1
29
33
62
合格者数
海外選考 国内選考
8
6
1
15
0
15
(3)
(1)
(1)
(5)
(0)
(5)
6
5
0
11
6
17
(3)
(2)
(0)
(5)
(6)
(11)
(14)
(3)
(1)
(18)
(17)
(35)
計
14
11
1
26
6
32
(6)
(3)
(1)
(10)
(6)
(16)
『本当に辛いときは、辛いと言える
人になってください。本当に辛いとき
に、辛いと言える友達を見つけて下さ
い。友達が本当に辛いときに、気づい
てあげる人になって下さい。』
■谷川依津江
OIS日本語科、第2期卒業生
ご卒業おめでとうございます。
悩みに悩み、迷いに迷った末、自分
で決めた自分の道を進んでいかれるの
ですね。
本当に頑張ってほしいと思います。
みなさんの卒業後の成長ぶりを見せ
に、そして私の教師としての成長ぶり
(?)も見に、また学校に来てください。
Good luck everyone!
5
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<留学体験報告>
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私のニュージーランド留学
小島聖子
中等部3年
私はニュージーランドのクライスト
チャーチから車で更に40分程のオック
スフォードという小さな村で1年間、
過ごしました。自ら希望したとはい
え、(これから先、経験できないだろ
うファームステイを希望しましたが、
実際には普通のサラリーマンの家庭で
した。でも、村中たいがいの家には6
∼10頭の馬や羊はかっていたので、充
分ファームでした。)四方山に囲まれ
緑あふれ、そこらじゅうで馬、羊、う
さぎ、鶏,アヒル、犬、猫に出会い、
まさに異国でした。
私が通った学校は村で唯一、幼稚園
から高校までが一緒になった公立の学
校で生徒たちの親も又その親もこの学
校出身という歴史ある学校でした。そ
ういえばエージェントの方から悪く言
えば閉鎖的な生徒の中であなたはうま
くやって行ける自信があるかと聞かれ
た事を思い出したのは3週間ほど過ぎ
た頃でした。まず、大きくのしかかっ
てきたのはよそ者には冷たいこの環境
と(後で単にみんなはずかしがってた
のだとわかりました。)言葉です。言
葉さえ通じればなんとかなるのにとい
う悔しさはやがてあせりにかわり、ど
んどん追い詰めらてしまいました。そ
んな時、学校の水泳大会の参加をすす
められ、出場してみたら一位になり、
南島の大会にまで行かせてもらうこと
ができました。その大会では2位に終
りましたが、それからでした。「芸は
身をたすく」「芸術、スポーツは言葉
の壁を乗り越える」という言葉通り、
これをきっかけにどんどんと友達が
できはじめ、また私も学校の行事に積
極的に参加する様になりました。土曜
日、日曜日にはネットボールクラブに
入り、とにかく現地の人とふれあう時
間を作りました。
どんどん慣れしたしんでいこうと努
力する中でショックな出来事が起こり
ました。バスに乗った時のことです。
空いてる席に座ろうとすると「すわる
な、日本人」といわれました。この時
6
初めて人種差別さ
れる恐怖を知り、
孤独を覚え そし
て、どうしようも
ない怒りも感じま
した。後で 3・
4年前に馬糞をな
げられた日本人留
学生もいたという
話も聞きました。
人種差別はゆるし
てはならない事だ
と実感しました。
私が1年間、お
世話になったホームステイの子供は当
初4ヶ月の赤ちゃんでした。昼夜とわ
ず、泣きつづけている子供の世話でお
かあさんはへとへとだったと思いま
す.何日もかけて作ったマフラーを綺
麗にラッピングして、お母さんの誕生
日に手渡すと 「こういうマフラーは
持ってるからいらない。」と言われて
しまいました。ショックでしばらく呆
然としていました。それからは全てに
不信感がつのり、好意も悪意にとって
しまいました。エージェントや留学生
担当の先生が何度かホームステイを
チェンジするよう働きかけてください
ましたが、結局、1年間そこでお世話
になりました。結果的にはそれで良
かったと思います。親密な関係はでき
ませんでしたが今ではすごく感謝して
います。
この留学を通して、英語はもちろ
ん、自分で判断して自分で行動するな
ど すごく人にたよりがちだった弱さ
も少しは訂正できたのではと思いま
す。そして、自分自身をよく見つめ直
し、いろんな事をじっくり考える事の
できた すごく楽しい1年間だったと
思います。家族や先生方、友達のメー
ルや手紙は私を元気づけてくれまし
た。ありがとうございました。
I N T E R C U L T U R E M A R C H
<ただいま留学中>
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現地新聞に載りました
現在アメリカに留学中の高等部2年
石田佳奈子さんが現地新聞に載りまし
た。「しかも第一面に!」と自慢の
メールが届きました。
詳しくは以下のホームページで読む
ことができます。
www.plattecountycitizen.com
記事を紹介しましょう。
Kanako Ishida has come halfway around
the world to be ...
PART OF THE FAMILY
By Matt Kelsey
Assistant Editor
Most people would think moving from a
crowded city with a population of over 2.6
million to a small rural town of about 3,500
people would be quite a culture shock.
Especially if the large city is Osaka, Japan,
where you had lived most of your life, and
the small town is Platte City, Mo., a place
you had never heard of before.
But Kanako Ishida, 16, says the
transition was not that tough.
A foreign exchange student, Kanako
lives in Platte City with the family of Don
and Amy Legault and attends Platte
County R-3 High School.
"It wasn't that difficult," Kanako said. "I
can't drive, so I always have to ask
somebody to take me everywhere, so that's
kind of inconvenient. But other than that,
it's not that bad."
Kanako has been in the United States
since Aug. 15, and will return to Japan in
June. But this is not her first trip to the
country. While she was in middle school,
her father moved to Michigan for three
years on business. Not knowing English
when she first moved to the country,
Kanako is a fluent speaker now.
Don Legault said that was one of the
reasons they chose Kanako as their firstever international guest through the
International Fellowship foreign exchange
program.
"My sister has been involved with the
International Fellowship program for the
last five or six years," Don
said. "She's had several
exchange students, and she
encouraged us to try it."
And she seems to fit
right in with Don and Amy
and their two children,
Zach, age 12, and Desiere,
nine.
The Legaults received
several profiles of students
from all over the world.
"We thought it would be a good cultural
experience," Don said.
Kanako had no part in the selection
process; she only knew she was coming to
the United States.
The requirements of the exchange
program dictate that the host family are
required to provide the student with a
room, a place to study, three meals per day
and access to laundry facilities. The
program pays for all other expenses,
including travel, which can be quite pricy.
A one-way plane ticket on a major airline
from Kansas City to Osaka can cost as
much as $1,500.
Kanako is a junior in her Japanese high
school, which is equivalent to a senior in
the United States. She said her favorite
school subjects were band and
psychology, and her least favorite was
American history.
With that class, Kanako has witnessed
an interesting perspective on history
teaching: the same events are taught
completely different in other countries.
"In Japan, we learned about World War
II," she said. "We don't really study about
Pearl Harbor; we study more about the
Hiroshima and Nagasaki bombs. When I
was learning about it in Japan, it was all from
Japan's point of view, and it said that
Americans did this and that. But when I
learned in the United States, the book said
the Japanese did this and that."
Although Platte County doesn't offer
her favorite sport, touch rugby, Kanako will
join the Platte County girls swim team this
spring. She is also a former member of
Young Life, and said she loves to go
shopping and see movies with her friends.
When the Platte County class of 2002
walks across the graduation stage in May,
Kanako will walk with them, receiving an
honorary degree. She will officially
graduate high school after one more year in
Japan. Then, her plans are yet to be
finalized. She may come back to the United
States for college, and she wants to major in
athletic training or sports medicine.
Although Kanako was the Legaults'
first experience with hosting a foreign
exchange student, it probably won't be
their last.
"The experience has been really good,"
Don Legault said. "We'll probably do it
again."
7
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「
日本列島いどばた会議」
に参加
私たち(角田瞳と金澤智子)は昨年
の12月22日から24日まで東京の国立オ
リンピック記念青少年総合センターで
開催されたガールスカウト主催の全国
ギャザリング、“日本列島いどばた会
議”に実行委員として参加しました。
全国ギャザリングとは、高校生年代
の人たちが全国から集まり、『学校』
『環境』『世界』などいくつかのグ
ループに分かれてディスカッションを
する大会です。
大会自体は2泊3日でしたが、私た
ち2人は実行委員として6月から定期的
にオリンピックセンターに集まり、他
の実行委員13人と大会の企画をしてき
ました。また、大会当日は、同じ11年
の伊藤愛さん、末吉なつ香さんも参加
者として参加しました。
○「本音で語り合える場」として
角田 瞳
高等部2年
「いどばた会議がこの大会に関わった
人一人一人にとって、小さなことでも
いいから、これからにつながるきっか
けになってくれたらいいな」私の、そ
して実行委員の思いをのせて1 2 月2 2
日、いどばた会議は始まりました。
当日、北は北海道、南は沖縄まで約200
人の男女がぞくぞくとオリンピックセ
ンターにやって来ました。住む地域も
ことばも背景も違う人が集まり、会場
は日本にいながら「異文化交流」さな
がら。けれど私たちはたった一つの共
通点を持っていました。それは「いど
ばた会議で思いっきり話し合いをした
い」という意気込み。けれどそれだけ
で私たちにとっては十分だったのだと
思います。お互いの方言を教えあいな
がらどんどん友だちの輪が増えていき
ました。いどばた会議は目的どおり
「本音で語り合える」場としての機能
を果たしたように思えました。どんど
んと意見が飛び交う会議、生き生きし
た参加者の顔。これまでのガールスカ
ウトにはなかった新しい「ギャザリン
グの形」がそこにはありました。
「どうしたらみんなが思っているこ
とが自由に言いあえるようになるんだ
ろう?」「ギャザリングを変えた
8
い!」これまでずっと思いつづけてき
たことが今回少しでも形になった、そ
のことが一番嬉しかったです。
全国規模で行うギャザリングは過去
に何回もやっていたのですが高校生が
実行委員になる形式をとるのは今回が
初めて。またガールスカウト以外の参
加者も半数入れるというのも初めて
だったので、催しの一から十まで自分
たちで考えなくてはならなく大変でし
た。けれど私たちが「前例をつくる」
今までにない大きなチャレンジ(?)
だったと思います。そして大変だった
ぶん、やりがいは十分でした。大変
だったこと、自信を失ったこと、嫌
だったことも今となってみればいい思
い出、これからにつながる「いどばた
会議」で得た大切なパーツです。
参加者の楽しそうな顔、「いどばた
に来てよかった」という言葉、それら
がすべて私にとって、いどばた会議の
思い出の大切な宝ものになっていま
す。後悔すること、不満足な点もたく
さんあるのですが、それも今後の課題
として大切にしていきたいです。
きっとこれから先何年たっても、この
いどばた会議を思い出すときは、出
会った人ひとりひとりの顔が浮かんで
くるのでしょう。
いどばた会議も含めて、すべての出
会いを大切にこれからも歩んでいきた
いです。
○『つくっていく』ということ
金澤智子
高等部2年
「12月にガールスカウトの主催する
全国ギャザリングって言う大会があっ
て、実行委員を募集してるんだけど、
一緒にやらない?」と角田さんに誘わ
れたことが、私のこの長くて短い半年
間の始まりでした。最初は“ガールス
カウト”という未知の世界と、大会の
企画をする、ということへの興味から
深く考えずに実行委員をする事に決め
たのですが今、もしあの時に断ってい
たら、誘われなかったとしたら、など
と考えると、本当によかったと心から
思います。
6月9日、第1回目の全国ギャザリ
ング実行委員会でこれから半年間実行
委員を一緒にする事になる人たちと初
めて会ったときは、正直“いどばた会
議”が自分にとってこんなに大事なも
のになるなんて思っても見ませんでし
た。初めて会ったばかりなのにいきな
り皆で歌を歌ったり、話し合いの中で
もよく分からないガールスカウト用語
がどんどんでてくるし、それまで
『ガールスカウト』という世界を全然
知らなかった私はこれがガールスカウ
トなのか・・・と、最初からちょっと気後
れしてしまいました。
今回私たち実行委員に与えられた準
備時間はたった3回の実行委員会だけ。
話し合いを進めていく中で次から次へ
とでてくる問題に頭を悩ませ、同じ事
を何度も何度も話すことに歯がゆさを
覚え、焦りもしたけれど、その焦り
が、時間が経つにつれて何もないとこ
ろから“つくっていく”ことの実感と
楽しさに変っていくのを感じました。
こうして何とか本番を迎えたいどば
たは、本当に“あっ”というまに終
わってしまったという感じで、何もか
もがうまくいったわけではないし、悔
いがないわけでもないけれど、そんな
こと忘れてしまうくらいたくさんのパ
ワーを一緒に話し合いをした参加者、
そして半年間一緒にがんばってきた実
行委員の皆からもらいました。
いどばたが終わった今思うことは、
このいどばたをただの『いい思い出』
にしたくない、ということです。これ
をバネに、もっともっと活動的にいろ
んなことをしていきたい。いろんな場
所に行って、いろんな人と会って、い
ろんな経験をして、今回“ガールスカ
ウト”という新しい世界を知ったよう
にどんどん自分の世界を広げて行きた
いと思っています。
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UNICEF横浜会議に参加
奥村 舞
高等部1年
「子どもの商業的性的搾取」という
とあまりにも難しく聞こえるが、「子
ども買春」と砕いて言うなら分かりや
すくなるだろうか。(売春ではない。
子どもを買う大人側に責任があるとい
う考えから買春が主に使われる。)世
界中で、特にアジア、アフリカ地域か
らたくさんの子ども達が「いい仕事が
あるよ。」などとだまされて売られ、
売春宿で働かされている。信じられる
だろうか、まだ10歳にも満たない年齢
の子ども達でさえ毎晩大人の性行為の
相手をさせられているのだ。自分のお
かれている立場からは想像もしにくい
話だが、現実だ。多くは精神的にも肉
体的にもぼろぼろになり、性病やAIDS
にかかって死んでしまう子さえいる。
そんな風に子ども達を扱う人々を許さ
ないため、子ども達が犠牲にならない
ため、私たちは話し合った。
私は12月13日から20日の8日間を東
京、横浜で過ごした。事の始まりは今
夏に行われた「UNICEF 子ども&若者セ
ミナー in KAWASAKI」に参加して子ども
の商業的性的搾取について学んだこと
からだった。そのときに、子ども代表
100人のうちの1人として今回の世界会
議にでる枠を頂いた。私は実を言うと
世界の社会問題にとても興味があった
からというだけであり、決して子ども
の商業的性的搾取の問題に昔から関
わってきたわけではない。まさかこん
なに具体的な問題に取り組むことにな
ろうとは思っていなかった。関西地域
で仲間と集まって何度か話し合った
り、それに関連したワークショップへ
の準備にも取り組んだりしたが、知識
も断然浅く自分では恥ずかしいぐらい
のまま、世界会議へ臨むことになっ
た。
13日から16日は子どもと若者のため
のプログラムで、これも世界中から子
ども、若者が集まった。私たちは交流
の場では大変仲が良かった。レセプ
ションなんかではその月が誕生日の人
をあつめて、各国の言語で♪H a p p y
Birthday to you♪を歌って祝った。な
んて最高の誕生日プレゼントなんだろ
う!彼らがうらやましくてしょうがな
い。それからみんなのテンションが上
がっていき、次から次へといろんな人
が民族舞踊や歌を披露した。ほんとう
に楽しかった。 しかし、会議に向けての準備の話し
合いはいつももめてばかりだった。い
ろんな意見が出て、それについてディ
スカッションされることはとても望ま
しいことだ。しかしそれがいつも論題
をずらし、物事がうまく運ばなかっ
た。やはり国民性の違いだろうか、私
たち日本人はどちらかというと協調性
を重んじて、ファシリテイターの方々
が決めてくれたプログラムをこなして
いこうとしていた。しかし、日本以外
の人たちはそのファシリテイターが決
めたプログラムにさえ納得行かなかっ
たようで、話し合いの途中にほとんど
の人が部屋を出て行く場面もみられ
た。知らぬ間に、多数派である私たち
日本人とその他の若者達との間で考え
方の溝もできてしまっていた。いつも
何か、私たちが話し合うべき話題から
ずれた論議でもめていたように思う。
こんな時、話し合いの中心はいつも若
者達で、子どもはついていけなかっ
た。みんなが感情的になってしまった
時、私たち子どもは不安で取り残さ
れ、泣き出してしまう子が多くいた。
私も体調を壊した。このような毎日が
続き、ほんとに会議が心配だった。結
局、会議までにはなんとか子ども・若
者の意見をまとめ上げることができ
た。本当に同世代であれ、世界中から
人が集まって話すことの難しさ、そし
て私たちの参加の意味を考えさせられ
た。
会議には、世界中の国連機関、各国
のNGO、専門家たちが集まってくる
ので、私たち子どもに参加権が与えら
れたのは実にいい機会だったと思う。
無論、言ってしまえば子どもが大人社
会から被害を受けている問題なのだか
ら同世代の子どもたちとして意見を述
べるのは必至条件であるに違いない。
そして、会議では子どもからの要求を
述べる時間を与えられた。これは大成
功だった。しかし、だからといって私
たちの主張が全て受け入れられるわけ
ではないし、もしそんなことが起これ
ばそれはただ私たちのわがままを聞く
ことになるのだろう。『子どもの意見
も大切で、大人にはわからない面を子
どもが補足していく』ことが、私に
とっては理想だと思う。私たちは子ど
もであるにもかかわらず、会議には全
ての参加者と同様の権利が与えられ
た。会議で魅力的だったのは、パネル
ディスカッションで専門家たちが論議
するのに対して会場の聴衆も意見を述
べることができるプログラムだった。
私はさすがに何ともついていけなかっ
たのだが、自分と話し合っていたイン
ドの学生が意見を述べていたり、それ
に対して会場が拍手であふれたりし
て、大変おもしろかった。感じたこと
は、単に「商業的性的搾取」といって
も色んな立場によって見方が違ってく
るし、他の諸問題(貧困やジェンダー、
国民意識などホントにたくさん!) に
幅広く関わってくるのだ。この問題が
速やかに解決しないのも、世界の努力
が足りないだけではなく、他にも同時
進行で解決しなければいけない問題が
たくさんあるからだろう。だからこの
会議によって問題が解決できることは
誰も期待していない。この会議の後に
私たちがどう動いていくかが鍵なの
だ。
会議には他にもラウンドテーブルと
いって専門家たちと直接話ができる時
間もあったし、各国NGOによるワー
クショップも数多く催されていた。
ワークショップは実に興味深かった。
私は英語が分からないくせに選んだの
はほとんどが英語で開かれているもの
で、国連難民高等弁務官のワーク
ショップにも出向いた。そこでもやは
り聴衆と主催者がすっかり溶け込み意
(
次ページ★へ続く)
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Model United Nations Part II
Mark Avery
English
In the last issue of Interculture, you will
have seen the 2001 SIS MUN report.
Unfortunately, a couple of our students
were unable to have their comments
printed so we got special permission to
include them in this issue. As the class
teacher, I was really pleased that these two
students were so keen to have their
opinions heard, and here they are. Thanks
Momoko and Yoko.
堀 桃子
高等部2年
Motion!!これはMUNで発言したい時に
言う言葉です。私達のクラスはこの言
葉で始まり、何十回もこの言葉を繰り
返しました。今では私達の合言葉で
す。最初は、MUNのレベルの高さにびっ
くりしました。ディベートトピックの
内容の濃さに何度も悩まされ、悪戦苦
闘の毎日でした。でもそのトピックは
私達がどれだけ世界の傷ついている子
供達のことを知らないかを、改めて実
感することができました。そんな中
思ったように事が進まず、つらい時も
(
★前ページの続き)
見交換をしていた。そんな時自分が何
も言えなかったのは、子どもだからと
か英語が分からないからとか経験が浅
いから…とかどんな言い訳でもできる
のだが、はっきり言って悔しかった。
対象となる問題は微妙に違うが、自分
には将来アジア(詳細には西アジアだ
が)地域の諸問題に関わっていきたい
という夢がある。それなのに、こんな
大きなチャンスであまり納得のいく参
加ができなかったことをつくづく残念
に思った。だから、これからは自分の
興味を持った事柄をとことん追究して
いきたいと感じた。
終わりに、まさにこの会議が日本で
開かれたことについて多大な意義を感
じる。果たして日本で商業的性的搾取
の問題が大きく語られたことがあるだ
ろうか?私はほとんど聞いたことがな
い。第一、まだ人々の潜在意識の中に
10
多々ありましたが、それを支えてくれ
たのはMUNのメンバーでした。そして、
MUNで私はそんな仲間達と忘れられない
経験をしました。全然知らない人に、
声をかけた時の緊張感やすごいねとほ
められた事など一つ一つが私を成長さ
せてくれました。このクラスをとった
ことによって私は精神的に強くなった
と思います。MUNは、私の将来の夢に少
し近づけさせてくれました。そして、
文句ばかり言う私達を支えてくれの
は、誰よりM R . A V E R Yだったと思いま
す。先生、ありがとうございました。
これからもここでつけた力を生かして
いきたいと思います。
Thank you very much Mr.Avery for
giving us vitality in the MUN and also this
experience surely have affected me to my
future job. I will never forget and I will keep
in my mind that I mustn't give up until the
end!!
池田曜子
高等部3年
この模擬国連の授業は、私を人間と
して一回り大きくさせてくれ、日本に
生まれて良かったと、改めて思い知ら
性の話題に対する抵抗があるだろう。
おまけにこの長い名前と来たら語る気
にもならないかもしれない。けれど日
本でも援助交際という新しい形での商
業的性的搾取がずいぶん問題となって
いる。商業的性的搾取は貧困の国にだ
け存在する問題ではないのだ。この問
題は身近にあるはずなのにそう感じら
れない、そんな人々の住むこの国で会
議が開かれたことによって、今までよ
りも多くの人がこの問題をはじめて知
るだろう。そして新たに取り組もうと
する人も増えることだろう。会議開催
は、人々の関心を集めるということに
重要性をもつのだ。しかし、期待はは
ずれて、私が会議の帰途で見たニュー
スに会議の様子が小さく取り上げられ
ていた。残念なのだが実際あまり多く
の日本国民にこの会議のことは伝わっ
ていないはずだ。そんな時にふと思い
出したのだが、私たち子どものアピー
されたクラスでした。 ケニアの代表
を務めたのですが、ケニアだけではな
く、発展途上国の事態の悪さには本当
にびっくりさせられます。ビニールハ
ウスの花のようにぬくぬくと育ってい
る私たちには想像を絶する出来事が当
たり前のように起こっているのです。
その中で、何かを変えないと、改善し
ないと、と心から思い、パートナーの
マミと改善策を書き上げ、それが会議
本番で他の国々に認められた時はもう
感無量でした。確かに私たちが書き上
げた改善策は世にはでません。でも、
書き上げることによって、文字通り
色々なことを私自身知ることが出来、
それが一番大切なことだと思います。
知っているのと、知らないのとはかな
り違います。だから皆もこの授業を取
り、世の中の事を知ってください。
ルに聴衆が総立ちで賞賛してくれた
時、会場は歓喜にあふれていた。その
時に、「人に自分の思いが伝わるこ
と」への感動を受けた。決して生易し
いものではないが、これが私にとって
会議に参加した最も大きな意味であっ
たのではないだろうかと思う。その私
たちの思いがもう少しでも人々に広
まっていたら…と思う。メディアは国
民に大きな影響力を持つ。そして私た
ちの大切な情報源である。欧米諸国で
は普及したインターネットを使って子
どものポルノが取引されているそうだ
が、そうではなくて、メディアをよい
方向に活用しようではないか。世界中
で犠牲になっている子ども達にとって
は世界中からの関心がサポートとな
り、助かる道ともなるのだから。私自
身も、今後何らかの形でこの問題に地
道に取り組んでいくつもりである。
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新聞投稿文に反響続々
2月5日付朝日新聞の読者の投稿欄
「声」に高等部3年成瀬修平君の文章
が掲載されましたが、その後これを絶
賛する2通の投稿が掲載され、さらに
励ましのFAXも届きました。
便チャ−ズはトイレを救う
高校生 成瀬修平
(大阪府豊中市 18歳)
私には今、重大な「使命」がある。
それは学校のトイレを救うことだ。
私の学校のトイレはあまりにもひど
い。用を足した後に流さない人が多す
ぎるのだ。流し忘れなのか、意図的な
のかは分からないが、目を覆いたくな
る。
そんな状況にたまりかねた私は、あ
るチームを結成した。その名も「便
チャ−ズ」。しかし、このチーム、私
と仲の良い友人の2人だけ。少し頼り
ないかも知れない。が、立派な奉仕活
動だと自負している。
私たち便チャ−ズは、2人でトイレ
に入った時にミッションを実行する。
まず便器をのぞく。そして、そこに
「敵」がいれば、ジャンケンをして負
けた方が流すのだ。これまで、数々の
功績をあげて、掃除のおばさんにも貢
献してきた。
しかし、2人だけでは限界がある。
皆自分たちで流してくれたら、便チャ
−ズも必要なくなるのになあ。
<成瀬修平君のコメント>
以上が、「声」に掲載された記事で
す。我々便チャ−ズは去年結成しまし
た。始めのうちはイヤイヤでしたが、
何度か「戦闘」を経験するたびに、自
分達の活動に意義を感じました。掃除
のおばさんばかりに大変な思いをさせ
てはいけないと思い、始めました。私
たちのちょっとした気配りで、おばさ
んたちの負担を軽くできるのです。だ
からみんなに呼びかけたい。トイレは
みんなの物です。きれいに使いましょ
う。そして太刀打ちできないような
「強敵」が現れたら、私たち便チャ−
ズにお任せを!
「
便チャ−ズ」
久保智之君(
左)と成瀬修平君(
右)
反響の投稿文2通とFAX
11
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International Honor Orchestra に参加
松村直子
徳嶺友香
高等部1年
高等部1年
2月6日から9日までInternational
Honor OrchestraがウィーンのAmerican
International Schoolで開催されまし
た。これに参加するためにオーディ
ションを受けた阿部友香(SIS 10)、片
山英摩(SIS 11)、松本朋(SIS 12)、
Lisa Ueda (OIS 9) 、徳嶺友香(SIS
10)、そして私は、ボネット先生の引
率で2月5日にウィーンへと飛び立ち
ました。
練習は6日の19時から始まることに
なっていたので、それまで7人で観光
をすることになり、ボネット先生の提
案でハプスブルグ家の宮殿を訪れるこ
とにしました。路線バスや電車を乗り
継ぎ目的の宮殿に着きましたが、その
壮大さに驚きました。みんなで宮殿内
のツアーに参加して、宮殿内を一周し
ました。訪れた部屋々々は、きれいに
整備されていて、王室の人々の生活を
そのまま感じ取ることができました。
特に天井にはギリシャ神話に出てくる
神々が美しく描かれていました。庭に
出るとト音記号の形をした花壇が広が
り、一番奥には彫刻があって夏の時の
美しさが想像できます。宮殿を訪れた
後は、みんなでウィーンの街を歩きま
した。
一日は、あっという間にすぎてその
日から2人一組でのホームステイが始
まりました。徳嶺さんと私の組のホー
ムスティ先は町中にあったのですが、
American International School は
ウィーンの少し郊外にあったので、私
たちは路線バスに乗って家に帰らなけ
ればなりませんでした。帰る時、少し
道に迷ったりしましたが、いい経験で
した。私たち6人は全員、親切なホス
トファミリーにケアーしてもらえたの
で、楽しい時間が過ごせました。
今回は、観光をするようなゆっくり
とした時間はこれ以外ありませんでし
た。ウィーンには、たくさんの博物
館、美術館があるのに見られなかった
のは残念です。もしウィーンに行ける
機会があるならヴァイオリンを持たず
に来たいです。
私達は2月6日∼2月9日まで、International Honor Orchestra Festival Concert in Vienna 2002に参加し
てきました。このオーケストラは、欧
米を中心にした世界中のインターナ
ショナルスクールから選抜された弦楽
奏者によって構成されます。さて、こ
の日程からも分かるように、私達は4
日間でプログラムを仕上げ、9日夜7
時からウィーン大学にて行われるコン
サートに備えなければなりません。し
かも、プログラムは「Simple Symphony
(B.Britten)」「亡き王女のための
Pavane(M.Ravel)」「Arrival of the
Queen of Sheba(G.F.Handel)」
「Symphony #41 in C major "Jupiter"
(W.A.Mozart)」という大変立派なも
のでした。その為必然、私達は1日中
音楽漬けです。
6日は初顔合わせとともに、夜7時か
ら早速リハーサルが始まりした。指揮
者はStefan Haslerというスイスの方で
す。練習が終わるとそれぞれホスト
ファミリーの家まで直行して、翌日は
朝8時半には集合です。なるべく実り
多い練習をする為、スケジュールは
「全体練習」⇒「セクショナル練習」
⇒「お昼」⇒「全体練習」⇒「セク
ショナル練習」という周期で繰り返さ
れました。上には「1日中音楽漬け」
と書きましたが、時々休憩、たまに観
光です。それでも、練習は早く終わる
日でも夜7時までは続きます。こうい
う事実を書くと、私達はウィーンでと
ても疲労のたまる日々を送っていた、
と想像されるかもしれませんが、そう
でもないのです。元々集まっているメ
ンバーは音楽が好きな者同士ですし、
休憩時間は楽しく過ごせるし、果物は
ただでいくらでも食べられるし、
ウィーンの町は空気が美味しいし。練
習にしても、セクショナル練習は楽器
ごとに専門の先生がとても真摯に教え
て下さいますし、全体練習はみんなで
音楽作りができますし。普段家で黙々
とひとりで練習しているのとはまた刺
激が違うのです。1日中雑念を忘れて
12
音楽に没頭していられる、しかも
ウィーンという環境で、というのは音
楽をしている者にとっては別に苦痛で
はないのです。というのも、私も含め
て大阪から参加したメンバー内では普
段以上に会話が弾んで、みんな、なん
やかんや言いながら楽しそうでした。
練習はこの様に9日の最終リハーサル
まで続きました。
9日夜7時、コンサートはミドルス
クールの演奏で幕を明け、学校紹介を
挟んで私達ハイスクールの演奏です。
ウィーン大学のシアターは天井が高
く、こんな音が響く会場で弾くのは初
めての経験でした。個人的には、とて
もRavelの曲が良かったと思います。
「この演奏が終われば、もう皆とも離
れ離れか。」と思うと感慨も深く、集
中力を持続することができました。実
際この演奏を区切りに、スタンドメイ
トや先生らに別れを告げて、それぞれ
がそれぞれの日常に帰っていきまし
た。
今回このオーケストラに参加した事
はとても学び多い事でした。それは、
実際的にオーケストラならではの技術
に触れた事もそうですし、ここに集
まった人はみんな音楽をするのに日々
頑張っているんだなぁ、と思うとこれ
から練習して行くのにも新しい光明が
与えられたような気がします。又、今
回の旅行全体をみてもとても楽しいも
のでした。学校のStringsのメンバーと
もかなり深く付合えて、又ホストファ
ミリーとも出会えて、それらは全部こ
れから私が音楽を学んで行く活力とな
ります。最後に、ボネット先生どうも
ありがとうございました。楽しかった
です!
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第22回大阪府高等学校芸術文化祭書道部門入賞 高等部3年岡村茉侑さん
正野京子
書道
2月上旬に、天満橋の大阪ユース
アートギャラリーにて開催された、第
22回大阪府高等学校芸術文化祭書道部
門において、出品数約800点の作品の中
より、高等部3年岡村茉侑さんの作品
が入賞しました。尚、作品については
3月上旬、校内展示されます。
芸術文化祭に参加出品した、岡村茉
侑さんの感想です。
<芸術祭に参加して>
まず、まわりの人の作品を目にして
書道の素晴らしさ、偉大さを痛感する
とともに感激しました。そ
して、その作品の中に自分
の作品があるという事に、
感動し、とても遠く感じて
いた「芸術」というもの
を、少し身近に感じること
が出来ました。高校生活最
後にして、書道の素晴らし
さ、そして何よりも正野先
生に出逢えたことに感謝し
ております。ありがとうご
ざいました。
恒例ウィンターリサイタル開催
Mirrium Factora
Music
On Thursday, February 7, the annual
Winter Recital was held in the school
theatre. The recital participation was open
to any student taking music in both SIS and
OIS, and the students from grade 8 to grade
12 showed their talent, dedication and love
towards music on the day. Performance
pieces being completely up to each
student, audiences experienced an
interesting combination of Beethoven to
Carpenters, electric guitar to flute, and
opera to jazz in just two hours. Ms. Factora
comments, "During the two years I was in
Philippines, students grew not only in their
heights, but in musical skills as well". The
recital was a success, as both the
audiences and the performers showed the
word 'satisfaction' on their face, as they left
the theatre.
今回は8年生から12年生の生徒が個々
の音楽才能を披露しました。演目は個
人の自由となっており、ベートーベ
ン、カーペンターズ、エレキギター、
フルート、オペラ、ジャズなど、この
学校らしく、出場者は十人十色の魅力
で客席を賑わせてくれました。
二年間の休職・留学から戻ってこら
れたファクトーラ先生は「身長と同じ
くらいみんなの音楽の才能も伸びてい
る」と言って、喜んでおられました。
このコメントには、会場にいた人全員
が頷かずにいれなかったとのでは、と
思います。
2月7日に本校シアターにて、恒例
のウィンター・リサイタルが行われま
した。リサイタルの出場権はSIS/OISの
音楽を専攻している生徒に与えられ、
13
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学年だより
●中等部1年生
The Long Road to Fukuchiyama
Rodney Ray
3組担任、English
On November 23rd, 2001, I ran my first
(and probably my last) full marathon: the
Fukuchiyama International Marathon.
The race itself certainly wasn't easy, and
the last 20 kilometers were quite painful.
When I crossed the finish line, I knew that I
had never been so completely exhausted in
my whole life. It took me five minutes just to
take off my shoes at the end of the race.
Still, the race itself finished in a few
hours, and in fact, the first half of the race
was pretty comfortable. Looking back now,
I can see that the toughest part of the
marathon was the training for it. For about
sixteen weeks, I was out every weekend,
slowly building up my endurance by
running 10, 12, 15, 18, 20, 24, up to 30
kilometers. Even when it was raining. Even
when the wind was blowing. Even if I didn't
feel like running (which was pretty often,
especially toward the end). Saturdays I
would run; Sundays I would put ice on my
aching legs. During the week I did lighter
training and tried to recover enough to go
for that next long weekend run.
There were many times when I wanted
to quit, or take a week off. Maybe the worst
time was about a month before the race, on
a Saturday when I was about halfway
through my long training run: I'd already
run 12 kilometers, with another 12
kilometers left to go that day. My goal was
so far away, the road was so long, that I
couldn't see the end of it. What kept me
going? Well, part of it was knowing that if I
gave up that day, it would be that much
easier to give up the next day, and give up
next week, and pretty soon I'd be back at
zero: the marathon would pass me by and if
I ever wanted to run one, I'd have to start
my training all over again. I definitely didn't
want to do that! So I kept going for another
5 kilometers, another five minutes, another
5 steps, and after a while, I finished my long
run for that day. There was no crowd to
cheer me on, no finish line to cross, just the
satisfaction of knowing that I'd done what I
needed to do that day and that I was on
track to reach my goal.
It's important, of course, to have a goala big race, an "A" on a test, a solo
performance at a music recital, whatever it
may be-but you need to remember that
what you do on the morning of the race, or
the day of the test, or the evening of the
performance, depends more than anything
on what you've been doing on all the days
before. It's not enough to want something
really badly, and it's not enough to do your
best on the day of the race. Ultimately, your
life is made up mostly of "normal" days, the
days when you get up and take that next
small step forward. November 23rd was a
big day for me, but it wouldn't have been a
big day if it hadn't been for all those other
days when I put on my jacket and my
running shoes and pounded up and down
the road-one step at a time.
●中等部2年生
いくつになっても勉強はできる
難波和彦
<中2番外編>
3組担任、英語科
大賞をとっちゃいました
中等部2年生は、初めて自分で授業
選択を考えてみるということを経験し
ました。この学校の特色である「自分
で授業を組み立てていく」という段階
にこれから、少しずつ入っていくわけ
です。中等部3年生は中等部から高等
部への橋渡しの学年なので、気持ちの
ほうも切り替えていってほしいもので
す。
さて、私事ですが、 先日やっと昨
年イギリスに行っていたときの応用言
語学のMA(大学院修士課程)の結果がで
ました。コースワークといって、まあ
授業のようなもののは終わっていたの
ですが、最後の修士論文を8月に提出
してから、審査があって、時間がかか
りました。結果は予想外によくて、自
分が始める前には想像もしなかったMA
私たちクック彩香、岩村春奈、奥井
麻矢は、2月10 日に行われた、v i v a
acoustic teen's music festival に出
場しました。今回の大会はYAMAH
A主催の、1 3 ∼1 9 歳(いわゆる
teen's)が参加するもので、あわせて
15組が出場しました。この大会はアコースティックをテーマにしたもので
した。
心斎橋のYAMAHA店で行われ、その会場の広さはなんと、60人くら
いしか入らない、小さいホールでした!そこで私たちは、なっなんと!!
大賞をとっちゃいました!!(^0^) 15組中2組が大賞をとり、その
2組が3月21日にバナナホールで行われるFAINALへいけるのです!私たち
も大賞をとれた事にとてもびっくりしています。(‘0‘)
せっかく大賞をいただいたのだから、バナナホールでは、精一杯ぎガン
バリマス!!!! ヒマな人は、please come☆(応援してネ)
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I N T E R C U L T U R E M A R C H
distinctionという優秀賞にあたる評価
をもらいました。
ネイティブ英語話者や、他のヨー
ロッパの学生たちにまじって勉強する
中で、まわりの全員が自分より頭がい
いように思え、始める前始めたときと
もに不安でいっぱいでしたが、まじめ
に一生懸命やったことが、そのまま形
に表れて、それを教授たちがちゃんと
評価してくれたのがとてもうれしいこ
とでした。いい年になってからの勉強
で、記憶力など弱ってるし、徹夜勉強
をしたりする体力もあまりなかったの
ですが、いくつになっても、勉強はで
きるものだなあと思いました。
●中等部3年生
中等部ご卒業おめでとうござい
ます
野島大輔
1組担任、社会科
高等部の卒業式の季節が来る度に、
「この学年のみんなも、やがてこうし
て卒業していくのか」という感慨にふ
れます。そして入学式の季節の度に、
「そういえば、この学年のみんなもこ
うだったなあ」と時のうつろいを思い
ます。
思い返せばいくつかのハードルがあ
りましたが、基本的には皆とても仲が
良く、授業でもホームルームでも、と
ても一生懸命で協力的に取り組む学年
の雰囲気ができたと思っています。ま
た、保護者の方々には、学年当初に保
護者どうしの連帯と、学校の教育への
ご協力の体制を作っていただいたこと
が、その後の私共の学年経営にとって
どんなに役立ったことか、改めて感謝
を申し上げます。
いよいよ高等部の日々を迎える生徒
の皆さんに、月並みな話になりますが
意外に忘れられている原則があります
のでしっかりと申し上げます。それ
は、高等部は義務教育ではなく、任意
の教育機関であり、(実際はどうあ
れ)本人が本人の意思で望んで進学し
ており、保護者の方々はそれを支援し
ておられるのだ、とみなされるという
ことです。生徒の皆さんはまだ成人を
迎えてはいませんが、高等学校での範
囲に限れば、少なくとも自分で学習や
生活については責任をしっかり取らな
ければなりません。宿題しか学習して
いない人! 自分の夢はありますか。
それに向かって自力で道を拓げるため
の時間を作っていますか。流行ばかり
追っかけている人! 自分の道はあり
ますか。それに向かって自分でしっか
り悩んでいますか。まわりの人々を見
てうろうろしている人! そろそろ独
りで立つという気概を起こしません
か。
…まさかまだ朝起こしてもらった
り、自分のことなのに身の回りのこと
について家族の方に、自分の代わりに
あれこれ気付かせさせている人は居な
いと思いますが、高等部は中等部9年
生の延長ではありません。高等学校進
学という大きな時間の峠を越えたこ
と、6年間一貫教育の学校では意識さ
れにくいですが、春休みの間にしっか
り確認しておいて下さい。
通るのではなく出会って下さい。眺
めるのではなく見つめて下さい。逃げ
るのではなく待って下さい。嘲うので
はなく笑って下さい。踏むのではなく
歩いて下さい。黙るのではなく考えて
下さい。喋るのではなく語って下さ
い。焦るのではなく暮らして下さい。
困るのではなく断って下さい。群れる
のではなく集って下さい。崩れるので
はなく変わって下さい。やめられない
のではなく続けて下さい。
お蔭様で学年主任を3年間、何とか
勤めさせていただきました。私は何か
と引き締め役をすることが多く、本当
に良くできた皆さんに対して厳しいこ
とばかり言ってきたように思います。
最後に、「学年の中で楽しく過ごす事
だけに満足せず、そのチームワークで
もっと学校全体のリーダーシップを
取って下さい」という提言を蛇足とし
て、私のご支援とさせていただきま
す。
卒業式、そしてパルケ・エスパー
ニャ方面への学年旅行、いい思い出に
なる事を祈っています。ムーチャス・
グラッシアス! アディオス。
2 0 0 2
N o . 8 0
●高等部1年生
ジャズのカッコよさ
福島浩介
組担任、国語科
私は、自分がラッパを吹いているせ
いもあってジャズなんかが好きで、
ちょこちょこライヴなどにも出かけて
みたりします。ある人が言うには
「ジャズには名曲があるのではなく、
名演奏があるのだ」そうです。(羽田
健太郎が言っていたのを聞いた記憶が
あるのですが、孫引きになってしまっ
てごめんなさい)はて、どういう意味
か? これは、一般的にはアドリブ、イ
ンプロヴァイゼーションと呼ばれる即
興演奏の部分が重要であり、それはい
わば、その時、その場所で、そのメン
バーで、さらにいうとその客でしか成
り立ち得ない演奏であるということら
しいのですが、含蓄のある言葉です
ね。
Big Bandとかだとまた話は少々違って
くるかもしれないのですが、Comboとか
の編成だと、大概、テーマを一回演奏
して、そこから各奏者のソロ回しがそ
のコード進行に則って続き、またテー
マに戻って終わるという構成になって
います。各奏者は、そのコード進行の
中で、如何に自分を表現するかという
バトルを行い、伴奏との掛け合いの妙
味によってどんどん新しいメロディー
が紡ぎだされていくわけですね。で、
最後にもう一度、テーマに戻って「お
仕舞いだよ」というルールになってい
るようです。メロディーをとるとき、
伴奏のときで演奏の仕方も違うのはも
ちろんです。
素人の私でも、「なんちゃってジャ
ズ」風のメロディーを吹きたければ、
ブルースのペンタトニック(五音階)
の音を並べれば、それらしく聞こえる
ので、こっそりやってみたりします。
五音階というと、たとえば、日本のも
のだと「四・七抜き(よなぬき)」と
いう、Cの音階でいうと、ハ、ニ、ホ、
ト、イというやつのことです。ブルー
スではハ、変ホ、ヘ、ト、変ロ(各フ
ラットをはずすとバリとか沖縄の五音
階になっちゃいます 不思議ですね)
15
I N T E R C U L T U R E M A R C H
です。メロディーであればF#なんかを
加えたりするのかなとか、いろいろあ
るのですが、やはり、続いていく感
じ、終わる感じというのは「この音」
とか「この形」というのがあるよう
で、そうでなければいつ始まっていつ
終わったのかがわからなくなってしま
います。(ここらが、「なんちゃっ
て」の「なんちゃって」たる所以です
が)
これは、山下洋輔が「ジャズの掟」
というNHKの教育番組で言っていたので
すが、「ジャズメンはまっとうが嫌
い」だそうです。各プレーヤーを繋ぐ
ものは、コード進行なのですが、その
中で如何に意外性を出すか、に血道を
あげるというかなんというか…。あ
と、リズムとかも。でも、ところどこ
ろに「スパッ」っとか「ズバッ」と
か、「 … 」とか、全体のアンサン
ブルで決めるところがあるんですよ
ね。これがまた、かっこいい。
ルールを熟知していて、敢えて、そ
れを乗り越えていく。合わせるところ
は、すぱっと、寸分の違いもなく合わ
せる。お互いに「会話」をするよう
に、新しいメロディーを紡ぎだしてい
く。はじめと終わりは、テーマを演奏
する。しかも、それは『一期一会』。
なんて、カッコいいんでしょう。
自分も、ジャズのセッションのごと
くカッコよく生きてみたいものだと、
また、ジャズのライブに通うわけで
す。えへへ。
●高等部2年生
学年研修旅行まであと少し
新見眞人
1組担任、理科
ベトナムへの学年研修旅行の出発ま
であと少しとなりました。一年以上に
もわたった旅行委員会が中心となった
旅行プラニングとそれに沿った事前学
習等の準備もほぼ完了です。旅行委員
のみなさん、これまで本当にご苦労さ
までした。もちろん、あなたがたには
14日から18日までの旅行期間中さ
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2 0 0 2
N o . 8 0
らに大活躍してもらわなければなりま
せんね。参加者全員のみなさんへ:旅
行に備え各自健康に十分気をつけて体
調を整えておいてください。何事をす
るにも健康第一ですから。出発直前の
今、私がこの旅行を通じてみなさんに
期待していることを書きたいと思いま
す。私は個人的には「旅行」をするこ
とにそれほど興味をもっていません
が、新しい人との出会いは好きです。
1月の下見旅行から帰ってきてから、
ベトナムに関するあらゆる情報にとて
も敏感になりました。このところ各局
のテレビ番組や雑誌等でベトナムが盛
んに取り上げられています。ベトナム
料理も流行っているようです。実際に
訪れたところが放映されるとあるいは
そこの写真をみせられると思わず見
入ってしまいます。でも、ベトナム語
⇔日本語の通訳兼案内をしてくださっ
たチュンさんとマイクロバスの運転手
さん、クチトンネル案内の方々、戦争
証跡博物館の副館長バンさん、カオダ
イ教の高僧の方々、学校交流先のチュ
ンビンキー校のフング先生と多くの明
るく元気で人懐っこい生徒たち、メコ
ン川クルーズでの通訳兼案内の方々、
またホテルの方々との出会いが一番印
象に強く残っています。お世話になっ
た(また、これからお世話になる)ベ
トナムの方々のわれわれ訪問者(旅行
者)に対する親切で暖かな姿勢に大き
な感銘を受けました。さらに、ベトナ
ム戦争を報道した日本人のカメラマン
やジャーナリストのことを知りまし
た。そこで、このところずっと石川文
洋さん、沢田教一さん、開高健さんの
写真集や本あるいはビデオ、さらにグ
エン・ドクさんの本やベトナムの歴史
の本またベトナム映画を読んだり見た
りしています。この旅行を通じて、あ
なたがたにもきっとすばらしいベトナ
ムの方々との出会いがあると期待して
います。それがこの旅行の本来の目的
なのではないでしょうか。そして、帰
国した後に旅の始まりがあるようにも
思います。
では、みなさん、良い旅行となります
ように!
千里国際学園基本方針
千里国際学園では、自分の行
動に責任を持ち、よい人間関係
を維持していく能力が、生徒各
自に備わっていると信じます。
この考えにもとづいて、次のよ
うな行動の目安がつくられてい
ます。
<5つのリスペクト>
自分を大切にする
他の人を大切にする
学習を大切にする
環境を大切にする
リーダーシップを大切にする
I N T E R C U L T U R E M A R C H
話題
情報
連絡
2 0 0 2
N o . 8 0
国連英検「
特A」
、
仏語検定「
DALF」
に合格
トラスコット徳子
語学学習センター
国連英検「特A」に合格
皆さんは 国連英検という英語資格試験があるのをご存知
でしょうか?国連英検は1981 年に開始され、国際化が進む
中、年々受験者の数が増加しています。中学生から受験出
来、ランクはE級∼特A級と6段階あります。A級・特A級
をめざす上級者にとっては、国際機関で働く国際公務員への
道の第一歩でもあるようです。傾向としては、国連の基本理
念をふまえて考えればわかるように、英語力オンリーで通用
する性格の試験ではなく、上のランクになるほど、国際的な
政治・経済・文化など、多方面にわたる社会常識・知識を充
分に把握し、時事的な知識が必要になります。それに加え、
自分の意見・考えを明確に持ち 英語で発表できるほど英語
を自由自在に使いこなせる実質的なコミュニケーション能力
が求められます。
さて今回、OIS10年生の得真子さんが、2001年度第2回国
連英検において最上級の「特A」に合格しました。 国連英
検の「特A」は、国内で実施されている英語の検定試験の中
では最高水準のもののひとつです。国際会議に参加し、英語
で自由に意思を伝え討論出来るだけの能力があり、常識・マ
ナー・判断力において真に国際人と呼ぶにふさわしい人格も
求められます。ちなみに、この回の合格率は7%だったそう
です。勿論14才は最年少記録とのことです。得さんおめでと
う!
仏語検定「DALF」に合格
高等部3年2組の山崎隼君が国際的なフランス語能力検定
"DALF"の最上レベルに合格しました。
日本では英検、仏検の級で大体のレベルが分かりますが、
日本以外のところで同じ事を言っても、「英検、仏検ってな
んだ?」ときかれるそうです。TOEFLが英検のインターナ
ショナル版だとしたら、DALFは仏検のインターナショナル版
といえます。勿論、日本のみで日本語で出題される仏検とは
違って、問題はすべてフランス語。だから、世界中どの国へ
行ってもこのテストは存在し、フランス語のレベルを表す事
が出来ます。DALF のしくみですが、まずは主なのが、DELF
とDALF。そして各カテゴリーにはさまざまなレベルが存在し
ます。DELFのすべてのテストを受かっていないと基本的には
DALFを受ける事はできません。
山崎隼君の場合、フランスにずっと住んでいたため、DELF
の最上レベルから受けられ、さらに直接DALFの最上レベルを
受けることができ、見事合格されました。おめでとうござい
ます。
得真子さん
山崎隼君
HS生徒会執行部選挙結果
井上咲姫
HS生徒会書記、高等部2年
高等部生徒会執行部新任
SIS
会長 藤本 卓 副会長 安藤ゆかり
書記 新見眞史 会計 植村麻美子
通訳 ソーヤーイアン
OIS
Kohei Satsuma
Soo Youn Lim
Mikari fujita
Shirley Suginohara
Christine Syrad 高3のみなさんもうすぐ卒業ですね!今まで生徒会活
動にご協力ありがとうございました!みなさんのおかげ
ですばらしい学園祭、スポーツデイなどを作り上げるこ
とができたと思います。これからもいろいろなところで
がんばって下さい!応援しています!(^0^)/ おつ
かれさまでした☆
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I N T E R C U L T U R E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
<図書館>
緒方さんの活躍を見ていて思ったこと ―送る言葉に代えて
青山比呂乃
図書館
緒方貞子さん,という人がいる。9月
の同時多発テロがアフガニスタン問題
へと発展した中で、つい先日も、その
復興支援国際会議の場で日本代表とし
て活躍していた姿は、あまり政治や国
際情勢に強くない人でも知っているの
ではないか。10年も国連難民高等弁務
官(UNHCRのトップ)を勤めて先ごろ引
退したところだが、国際的にも「世界の
良心」「頼みの綱の女性」と信頼が厚い
そうだ。すでに75歳の年齢ながら、支
援会議でのスピーチやその後の記者会
見での言葉も、本当に自分自身を持
ち、しかもきちんと経験をつんだ上
で,さらに目の前にある難問に世界中
の人々と手を携えて向かっていこうと
いう現実的かつ誠実なものだった。MUN
を経験したことのある人なら、想像で
きると思うが、こうした国際関係の場
で、きちんと仕事が出来ると評価され
るのは、並大抵のことではない。すご
い人だ。残念なことに、日本ではこう
いう尊敬できる大人の有名人がなかな
か見当たらないので、こういう人が活
躍しているのを見ると、とても励まさ
れる。人(世界)のために働くこと
で、きちんと自分を生かしている人
だ。そして、また、いうならば彼女
は、千里国際学園が世の中に送り出し
たいと思っている人物像、"Informed,
caring, creative individuals contributing to a global community"の
具体的な一例だと思う。
緒方さんのすごさは、どこから来る
のだろう。曽祖父は総理大臣、祖父は
外務大臣、父はフィンランド公使。と
ても恵まれた優秀な家庭に育った、そ
れは確かだ。しかしそれ以上にすごい
のは、その恵まれた環境に甘えず、大
変な努力をする人らしいということ。
例えば、国連高等難民弁務官という
トップになったばかりの会議で、事前
に配られていた英文資料(きっと多量
にあったのに違いない)に目を通して
こなかったほかの幹部職員に向かって
18
こう言い切ったという。「私はすべて
読みました。皆さんも次回からはちゃ
んと読んできてください」UNHCRの雰囲
気が一気に引き締まったそうだ。人
間、大人になり、年を重ねて、さらに
人の上に立つようになればなるほど、
要領も良くなって人任せとなり、努力
しなくなるものなのにである。必要な
ところでは絶対手を抜かず、自ら率先
して嫌なこと、危なくて避けたいよう
な現場へも向かう、たぶん、安易に人
のせいにしたり、状況のせいにしたり
してあきらめずに行動する人なのだ。
きちんと多くの人にかかわりつつ、難
しい世界の紛争後の処理を粘り強く続
けていく。その、自分も動き人も動か
す行動力の裏に、語学だけではない人
一倍の努力がある。その中で培われた
信念、哲学がある。
この学園に入ってきた生徒ひとりひ
とりを見ていて本当に恵まれているし
優秀だと思う。たくさんの可能性を
持っていると感じる。長くて6年間ここ
にいる間に、本当に成長していく。
皆、将来、緒方さんのように活躍でき
る能力を持っているのではないかと期
待する。しかし、恵まれた環境にい
て、それなりに能力があると、「ま
あ、いいか」でいつも終わらせてしま
う癖がついてしまったりする。もちろ
ん適当に気を抜いてリラックスするこ
とが必要な時はある。一人一人性格も
違う。が忘れないでほしい。将来どん
な仕事についたとしても、一見ちゃら
んぽらんに見えるような例えばお笑い
の仕事をしている人でも、例えば日本
から一歩も出ずに家庭の主婦(夫)と
して子育てするのだとしても、人間が
人間として成長するには、かえって相
当の努力が必要だということを。緒方
さんほどの恵まれた環境、資質を持っ
ている人ですら、本当にその人がその
人らしく個性を発揮して生き生きと生
きていくためには、そのためになお一
層、人一倍の努力が必要なのだ。もち
ろんこれは、自戒を込めていっている
のだが。
そして、人が本当に好きなこと、こ
れこそ、と思うことをする時は、大変
な努力も不思議と気にならないもの、
案外やりとおせるものなのだ。そうし
て努力していくうちに、人間としての
実力もついてくる。卒業生の皆さん、
「そんなの私には無理」と最初からあ
きらめてしまわずに、自分を信じて粘
り強く自分を生かす道を見つけてくだ
さい。
参考文献: AERA 2002年2月4日号 p.20
訂正
前回の保護者会インタヴュー記事の
中に載っている図書館の貸出規則は、
こちらのチェックミスで日本語資料に
ついてのみのものになっていました。
英語資料についても同様に借りられる
(つまり例えば中高生・コミュニティは
日英それぞれ6冊づつ、計12冊ま
で)という事と、小学生の貸出期間が
英語と日本語で違っているという点を
訂正します.詳しくは、学園HPの中
の図書館のページ(馬場先生のご協力
でとりあえずスタートしました!)を
ごらんください。
返却期限切延滞図書
このところ、貸出資料の延滞が目
立ってきています。OIS/SIS、ES/MSHS
のどちらの生徒にも、期限内に返却を
せず督促状をもらっている数が増え、
また延滞している期間も長くなってき
ていて、この傾向に歯止めをかけるた
めにも、生徒・保護者の皆さんに現状
を知っていただきたいと考えました。
もちろん大多数の生徒は大変きちん
とルールを守っていて、何も問題はな
いのですが、全体として毎回の督促状
の数が増えています。例えば先週は、
日本語で95名、英語で106名が督促状を
受け取っています。学園全体で641名で
I N T E R C U L T U R E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
お酒は20歳から
弥永千穂
保健室
12年生の皆さん卒業おめでとうございます。みなさ
んへの最後のメッセージはお酒との関わりかたです。
未成年の喫煙、飲酒は禁じられているとはいえ、最近
の調査では中学生で6割、高校生では8割がすでに飲
酒経験ありと報告されています。これから新入生歓迎
コンパに合コン、なにかにつけては打ち上げ、飲み
会、そんな大学生活が待っているかもしれません。残
念ながら、未成年だから飲んではだめだと分かってい
てもノリで飲んでしまうこと、先輩からの勧めで断れ
ずにということがあるかもしれません。(実際はアル
コールハラスメント(アルハラ)といってお酒を飲ま
せようとすることは強要罪の罪に問えることなので
す。)特に、大学生で問題となるのは「イッキの
み」。実際に新入生が大学のコンパのイッキのみで命
をおとしているケースが数件あります。かけごえ
「イッキ」がかかると飲まなくてはいけないという
サービス精神は必要ありません。みなさんならきちん
と「NO」が言えますよね?イッキのみは本当に命をお
としかねない危険な行為なのです。イッキをすると一
すから、日本語では約15%、英語では
約1 7 %の生徒が督促されています。
(もちろん重複して受け取っている生
徒もいます)また1ヶ月以上返さない
生徒が、以前は年に1, 2名いた程度だっ
たのが、今は常に3, 4 名、多いときは10
名近くいるようになってきているので
す。
この学園が守っている5respectsの
一つ、「他の人を大切にする」を思い
出してください。長期間に渡って本を
延滞したまま借りつづけるという事
は、その間、他の生徒たちがその本を
利用できなくしていることになりま
す。それはつまり単に不便だというだ
けのことではなく、延滞している生徒
は自分の友達の事をちっとも考えてい
ないということになるのではないで
しょうか。また、ルールを守らない状
態を長く続けるという事は、その間他
の本を借りられないという不利益を被
ることになるだけでなく、自分の社会
度にたくさんのアルコールが体に入り、アルコールの
分解が間に合わなくなります。それによりアルコール
の血中濃度は急激に高くなり、脳を麻痺させ、呼吸、
心臓の動きをも止めてしまう危険があるのです。ま
た、イッキをしても死ななければよいということでは
ありません。実際にアルコールが脳の細胞を破壊して
いることには変わりありません。
アルコールで未来あるみなさんの大切な命をおとさ
ない、あるいは友人の大切な命をおとさせないために
次のことをぜひ覚えておいてください。①イッキは絶
対させない、しない。②酔いつぶれた人は一人にしな
い。(寝たまま吐いてのどに詰まって窒息することも
ある。)③おかしいと思ったら救急車を呼ぶ。(大き
な声で呼んだり、ゆすったり、叩いたりしても反応し
ない場合は昏睡状態。死に直面していると考えて。)
④お酒は20歳になってから。最後に、いつもあたたか
くてステキな笑顔と元気をありがとう。みなさんの健
康と新しい生活での成功(ステキな恋も)を祈ってい
ます。
的な信用をなくしていくという事にも
なります。それは「自分を大切にして
いる」とは言えない状態です。
私たちはこの問題を深刻に受け止
め、これから1ヶ月ほどかけてより良
い方法を検討するつもりです。具体的
には、より厳しく図書の返却を促す方
法、保護者とのコンタクトを増やすよ
うにする、保護者宛に督促状をもしく
は弁償請求をより早い段階で行うなど
です。
もちろん本を返さない直接の責任は
生徒本人にあるわけですが、保護者の
方々がご家庭でも本を借りた自分の責
任について生徒に注意を促していただ
く事で、この最近の傾向に歯止めをか
けられるように助けていただければあ
りがたいです。
なお、この件について意見がありま
したら、どうぞ何なりと直接私たちの
方まで連絡して下さい。
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I N T E R C U L T U R E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
SISにおける自由とは
アンケート報告
水口 香
英語科 一部の生徒の皆さんにご協力いただいた「SISの生徒が感
じる自由」についてのアンケートの結果をご報告いたしま
す。この調査を通じて、改めてSISの皆さんが自由の理念と
5つのリスペクトを深く理解し、それらを実現しようと日々
努力していることを実感するとともに、またそれらの理念を
しっかりと支えかつ科目選択のような新しいかたちの自由を
生み出すことに取り組まれておられる先生方への生徒の理解
を知ることができました。インターカルチュアの欄をお借り
して皆様のご協力に御礼を申し上げると同時に、アンケート
の結果をご紹介させていただきます。
アンケートには163名の方からご回答をいただきました。
そのうち80%以上の方が現状の自由のシステムに満足してお
り、その理由として
(1)校則がないところ
(2)服装・髪型の自由が認められているところ
(3)雰囲気や個性を大切にされているところ
(4)教員が生徒を信頼しているところ
(5)授業が選択できるところ
(6)アンスケの時間があること
等をあげています。その一方で、現実的に完全な自由を与え
られることの難しさを感じている人もいて、回答者のうち70
%の人が
「実際には少しの規制もやむない」
と答え、35%の人が
「必要とされているところについてルールが設定されても
かまわない」
と答えています。さらには「自由はルールなしには存在しえ
ないのではないか」という質問に80名が賛成、76名が反対と
いう結果をいただきました。
自由が守られていないケースについては
「周りの人のことを考えないで、勝手にしてしまうこと」
をあげた人が111名もいました。
個人の生活面における自由についての質問では、
「自分に判断がまかされるときに自由を感じる」
という答えが非常に多かったです。ただし、完全な自由を与
えられることに不安がある人が多く、107名の人が
「自分自身にとってルールが必要」
と答えています。
以上はアンケートの質問について具体的に出た結果の紹介
ですが、賛成や反対というかたちでは答えきれない意見もい
ただきました。一部の意見の紹介にとどまりますが、
「私達は自由に縛られている」
「この世に自由はありえない」
「自由は自分次第で変わるものだ」
20
という意見でした。これをお読みの方々は自由についてどう
思われますか。
自由をまっとうすることの壁を知ったことがむしろ一番の
成果なのかもしれません。6年かけて不完全と感じていると
ころを少しずつ埋めていければいいのではないでしょうか。
みなさんがすでに日ごろ取り組んでいる完全な自由を守るた
めの努力を高く評価したいと思います。
アンケート実施に際し、担任の先生方にはお手数をおかけ
いたしました。このアンケートを通して学園生活の実態を把
握し、新たな歩みに向けて必要なことを知ることができ、担
当教員、受講生ともどもアンケートにご協力いただいた皆様
に感謝しております。
水口香、シェフナ麻理子(12年生)、長谷優(12年生)、峯
崎隼人(12年生)、林紗妃(11年生)、丸山なつみ(10年
生)
本校は、1998年度より、それまでの4学期制か
ら各学期同授業日数の3学期制(60日×3)へと移
行しました。4月∼6月を春学期、9月∼11月を秋
学期、12月∼3月を冬学期と呼んでいます。
また1999年度には、大阪国際文化中学校・高等
学校 (OIA)から千里国際学園中等部・高等部(SIS)へ
校名変更。同時に、中3以上の授業は一部を除いて
「学期完結制」となり、高等部では学期ごとに単位
が認定されるようになりました。このため、各学期
で履修科目、時間割が変わります。
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Advanced Reading class watches O
Peter Heimer
Engllish
Five SIS high school students in the Advanced Reading class
traveled to a cramped, subterranean cinema in the Nipponbashi
area to see the film O, a modern-day version of Shakespeare's
Othello. Making the trip were (left to right in the photo) Kay
Ushida, Yoshiko Yamamoto, Chika Tomoi, Mami Kaieda, and
Mariko Sheffner. Student response to the movie was varied.
"How tragic," cried Kay. "I can't wait to finish reading the play,"
gushed Chika. "The love scenes made my face turn red,"
remarked Mariko. "The cheese takoyaki was delicious," Mami
and Yoshiko enthused. Mr. Heimer summed up the educational
outing, "O my, what a fun time!"
翻訳クラス特別講義
Translation H(Winter)
水口 香
英語科
新年明けた1月11日、翻訳クラスでは大阪外国語大学より
津田守教授をお迎えし、翻訳・通訳の現場についてお話を伺
いました。津田教授は大阪外国語大学で翻訳・通訳講座で大
学院生の御指導をなさっておられる一方、法廷通訳者として
活躍しておられます。今回の講義では「法廷通訳者の仕事内
容と役割」にはじまり「現在抱えている法廷通訳の問題」、
さらには言語を超えた通訳・翻訳者の深い人間性にまでお話
が及びました。法廷通訳といっても実際には通訳以前にかな
りの量の翻訳作業があり、実際には翻訳された資料をもとに
裁判が行われるため、法廷通訳は翻訳もかねているそうで
す。今回は残念ながら限られた時間の中でしかお話がいただ
けませんでしたが、どの生徒も現場をあずかる通訳・通訳世
界の厳しさを知ることができたと同時に、英語学習の新たな
目標を得ることができたと思います。また津田教授にご指導
の機会をいただけると幸いに思っております。
津田教授より本校に先生の著書を2冊寄贈していただきま
したので、書籍名をご紹介させていただきます。
「自然災害と国際協力:フィリピン・ピナトゥボ大噴火と日
本」(新評論、2001年) 「開発援助の実像:フィリピンから見た賠償とODA」(亜紀
書房、1991年)
また法廷通訳について津田先生ご執筆のコピーを英語科水
口の方でお預かりしております。ご希望の方はお知らせくだ
さい。
現代数学入門講座に参加
馬場博史
数学科
1月6、7の両日、京都大学で「社会人と高校生
のための現代数学入門講座」が開催され、本校から
生徒7名、教員5名が参加しました。内容は上野健
爾先生「数と文字式の誕生と発展」、齋藤政彦先生
「方程式を解く」、加藤文元先生「p進数の不思議
な世界」でした。
数学科では夏休みに大阪大学の、冬休みにはこの
京都大学の公開講座を紹介しています。高等部の皆
さん、大学の講義の雰囲気ををじかに体験できるい
い機会です。いずれも参加費は無料ですのでふるっ
てご参加ください。
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I N T E R C U L T U R E M A R C H
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HFL2001 Fall 環境にやさしいプロジェクト
廣田文野
生活科学科
今回のプロジェクトが今までと違う
点は、「環境に貢献する活動」の内容
が空缶を拾ったり、エコロジーなクッ
キングと言った直接的なものから、募
金活動という間接的な内容になったこ
とです。これが良いのか悪いのか判断
は難しいと言えます。少しでも皆の意
識を高めるために自分の手で環境保護
に取組んでみるのが直接的。専門的に
保護活動を行っている団体に協力する
形で募金を行うのが間接。どちらも、
小さな一歩であることに変りなく、ど
ちらも、長い時間をかけて出した結果
であることは確かです。
今回もプロジェクトの決定までに時
間をかけてリサーチとディスカッショ
ンを行いました。ディスカッションの
内容は環境のことにとどまらず、現在
の9年生についてそれぞれが抱える思い
も浮き彫りになりました。例えば、以
下のようなやり取りがありました。
「好きなことだけやって、面倒くさい
ことをしない人がいる!」
←「好きなことだからこそ、一生懸命
できるんだ!」
「裏方をやる人間は固定されてい
る!」
←「得意な事を活かして役割分担して
る。その方が効率がいいんだ。」
「私達の意見はいつも聞き入れてもら
えない!」
←「ちゃんと聞いてるよ!!言って
よ!」
などなど、、、。
みんなで一つのことに大人数で取組
む際に抱えている不満が噴出しまし
た。そこで、今回は願わくばみんなが
気持ち良く、楽しんでできるようなプ
ロジェクトを、と、いくつかのスロー
ガンを掲げやっとのことで作業がス
タートしました。PR係りだった高見
朋可さんが、その内容を報告していま
す。
22
みんなで作ったWEP
9年1組 高見朋可
私達は9年生の授業の一環である環
境に関するプロジェクト、WEP(World
Environment Party)を2001年9月
2日(金)にカフェエリアで行いまし
た。WEPでは、パフォーマンスのあるベ
イクセールをしました。このパー
ティーの目的は、エコクッキングに関
心を持ってくれる事とベイクセールで
集めたお金をWWFJ (World Wild Life
Fund Japan)に募金する事の2つです。
同時にパーティー会場内では、使い捨
てのテレホォンカードを集めていまし
た。これをWWFJ に送るとお金に換えら
れ、募金する事が可能です。このパー
ティーで集まった合計金額は、8317円
です。これは、全てWWFJ に募金として
寄付します。
このプロジェクトを行う前に、今の
私達の学年について話し合いをしまし
た。この話し合いでまとめた事は、
「思い出を作ろう」「他人には迷惑を
かけない」「自分のことは自分でや
る」などでした。これらの事を守っ
て、私達はW E Pに取り掛かりました。
WEPを決めるまでは、みんなの意見がな
かなかまとまらず、一時はどうなるか
と思いましたが、なんとか無事に終え
て良かったです。大体やることが決
まった後、次は、募金係、ベイクセー
ル係、パフォーマンス係、PR係の4つの
グループに分けました。準備期間は、
短かったもののやることが決まれば、
皆、着実にそれぞれの仕事をこなして
いきました。
当日は、大勢の人が来てくれまし
た。そのおかげで、カフェテリアは沢
山の人でにぎわいました。売っていた
ケーキは、オレンジの皮を使ったケー
キ、ニンジンの皮を使ったケーキとパ
ンのミミを揚げてその上に砂糖まぶし
たものです。以外にも、一番人気だっ
たのが、パンのミミでした。パフォー
マンスでは、初めは、エコクッキング
のデモストレーションをやり、2人の
グループ、4人のグループという順に
演奏をしていきました。パフォーマン
スのおかげでパーティーは、すごく盛
り上がりました。
中等部の人しか来ないと思っていた
ら、高等部の人も来てくれたのでうれ
しかったです。私は、このプロジェク
トは、決して成功したとは思っていま
せん。かと言って、成功しなかったと
も思っていません。環境に関する問題
の事をあまり多くの人に伝わらなかっ
たからです。ですが、W W F J に募金を
し、少しでも環境に配慮していると
思ったら、WEPをやって良かったと思い
ました。
「Respect For Environment」とは、
私達の普段何気ない生活の中で行動を
とる事が大切なのだと思いました。
W E Pを無事に終ったのは、このプロ
ジェクトに協力してくださった人達の
おかげだと思っています。本当にあり
がとうございました!
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<APAC>
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Saber cagers take 5th place in Manila
Peter Heimer
Bascket Ball Coach, English
On January 30, ten Osaka Saber men's'
varsity basketball players, two coaches,
and one manager traveled to the
Philippines for the 2002 APAC basketball
tournament at Brent International School.
Though the team did not win as many
games as it had hoped, the Sabers played
well, behaved well, and enjoyed their stay
in Manila.
Tournament play began on January 31,
with the Sabers drawing the opening game
against defending champion Brent. Brent's
experience and savvy showed as they
delivered a thorough defeat to the Sabers.
Later that same day, though, the Sabers
rebounded and scored an important win
against Shanghai. Motoki Matsumura and
Harsha DeCosta were players of the games
on the first day of play.
The next day's tournament action
brought little relief to the Osaka squad, with
losses to Beijing in the morning and CA in
the afternoon. After a frantic last-minute
comeback, the Sabers lost a heartbreaker
against Beijing, missing a couple of lastsecond shots to lose by one point. Further
disappointment awaited the team as Osaka
also lost to CA despite holding the lead in
the final quarter. Kento Ueha and Chris
Koyama were players of the games.
Needing a win in the morning on the
final day of the tournament to advance to
the 3rd place game, the Sabers fell short one
more time, leading Seoul Foreign School in
the last quarter only to let it slip away at the
end. But the team showed strong resolve
by beating Shanghai one more time in the
afternoon to take 5th place in the
tournament. Kento Ueha and Steve
Bonnette were players of the games.
The Sabers played great basketball
during the tournament, exciting the crowds
and earning the respect of opposing teams.
Senior Harsha DeCosta, Saber captain, was
named to the all-tournament team for the
second year in a row. Another standout
player was senior
Kento Ueha. Four
other seniors played
their final games as
Osaka SabersM a t t h e w
Waterhouse, Chris
Koyama, Yukihiko
Inoue, and Joel
Heiman. Senior
Sung-Hyuk Yoon
was unable to make
the trip, and was
sorely missed.
Young players like Ankit Chotai, Ryuhei
Okamoto, Senjun Tsuda, and Motoki
Matsumura gained valuable experience for
next year's tournament at CA in Kobe.
In what has become a long, proud
tradition, the Osaka team was awarded the
sportsmanship trophy. As usual, the Saber
players behaved maturely and played fairly
throughout the tournament, drawing praise
from opposing coaches and homestay
families. Their good behavior is a credit to
SIS and OIS, and the players and manager
are to be congratulated.
Mami Kaieda, the lone female on the trip,
performed her duties as team manager with
her usual proficiency and skill. Mami has
been a tremendous basketball manager the
past two years and will be impossible to
replace.
Coach Bonnette and Coach Heimer
thank the players for their extraordinary
effort, perfect punctuality, polite
attentiveness, tactful communication, and
respectful attitude during the season, and
congratulate them on a great APAC
tournament. Special thanks also goes to
Activities Director Mark Pekin, who
organized the entire trip for the team.
Members of the Osaka Saber basketball
team are Harsha DeCosta, Matthew
Waterhouse, Sung-Hyuk Yoon, Joel
Heiman, Yukihiko Inoue, Christopher "The
Man" Koyama, Kento Ueha, Ankit Chotai,
Motoki Matsumura, Senjun Tsuda, Ryuhei
Okamoto, and Kenji Dohma. Mami Kaieda
was the team manager. The venerable
Steve Bonnette and the juvenescent Pete
Heimer coached the team.
千里国際学園のチームスポーツ
は千里国際学園中等部・ 高等部
(SIS) と大阪インターナショナル
スクール(OIS)の2校で1チーム
を編成しており、APAC(Asia Pacific Activities Conference)の
公式試合や、近隣のインターナ
ショナルスクール、日本の中学・
高校との交流試合等に参加してい
ます。
< APAC 参 加 校 >
北京インターナショナルスクー
ル(中国)、上海アメリカンス
クール(中国)、ブレントイン
ターナショナルスクール(フィリ
ピン)、ソウルフォーリンスクー
ル(韓国)、カナディアンアカデ
ミー(神戸)、千里国際学園(大
阪)
( 注 ) 「セイバース( T h e
Sabers)」は千里国際学園スポー
ツチームの愛称です。
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<APAC>
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The girls Varsity Soccer team placed third
John Searle
Soccer Coach, OIS MS&HS School Principal
The girls Varsity Soccer team placed
third in the recent APAC tournament in
Manila.
Despite dominating all their games and
conceding only one goal in six matches, the
girls tied a vital last game 0-0 with Shanghai
American School, which meant they could
not go to t he final because of goal
difference.
As always they were excellent
ambassadors for our school in behaviour
on and off the field and in their play, and Mr.
Parker and myself were very proud of their
efforts.
Yuka Tokumine and Takako Kishimoto
were elected to the all star team.
The potential of
the team remains
very high for next
year, as only one
senior was on the
team, therefore most
of the players will be
back. We wish
captain, Yoko
Tsujita, the best of
luck next year at
College. To add to
this promising
situation we have a very talented group of
middle school players coming through.
The future of girls•f soccer at Osaka,
therefore, looks bright.
箕面市民マラソンで2名優勝
馬場博史
アイスホッケーで国体出場
ランニング・トライアスロン顧問、数学科
◆箕面市民マラソン
2月11日に、第2総合運動場で箕面市民マラソンが開かれ、
本学園から26名が参加。うち2名が各部門で優勝しました。
<入賞者> 中学女子5km1位細谷花(SIS9)、高校以上10代女子
10km1位 Aya Mitani (OIS12)
◆猪名川マラソン
同じ日の2月11日、吉田芙美さん(SIS8)が猪名川マラソン女
子3kmの部に出場。近隣の陸上競技部の生徒が多数参加した中
で4位と健闘しました。
◆箕面市民オリエンテーリング大会
2月24日には箕面市立教学の森青少年野外活動センターで、
恒例の箕面市民オリエンテーリング大会が開催され、本学園か
ら8チームが参加。中1男子チーム(永田悠太、溝口智顕、真
砂健土)が全20チーム中の3位に入賞しました。
24
高等部3年の福田隆法君が、今年もアイス
ホッケーの大阪府代表で国体に出場しました。
結果は次の通り。
第57回国民体育大会(とかち青空国体)結果
2002年01月27日北海道帯広市
アイスホッケー少年男子1回戦
愛知県 4-2 大阪府
A
selection
from
O I ISN T wE Re Ce Uk Ll yT
"Educator"
U R E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
APPOINTMENT OF NEW MS/HS PRINCIPAL
Bill Pearson
OIS Head
The OIS Interview Team is pleased to
announce the appointment of Mr. Gwyn R.
Underwood as the new OIS MS/HS
Principal effective with the 2002/2003
school term. Mr. Underwood was
delighted to accept the appointment and is
looking forward to working with the
students, faculty and staff of the Osaka
International School as well as in
cooperation with the students, faculty and
staff of the Senri International School.
Mr. Underwood is from New Zealand
and has been an administrator at the
Tohoku International School in Sendai,
Japan for the past 6 years. He is actively
involved in curriculum development and
served as their schools WASC
Coordinator in 2001. He is married to
Kayoko and at this time they do not have
any children.
I would like to take this opportunity to
thank the members of the interview team of
Terry Driskill, Mike McGill, Carolyn Hespe,
and Karin Caffin for their time and
commitment to the process. Thank you
also to those parents and faculty members
that turned up for the candidate forums.
MIDDLE/HIGH SCHOOL UPDATE
John Searle
OIS Middle and High School Principal
On Friday February 8th, we hosted two
speakers from a group based in the States,
called Freedom from Chemical
Dependency (FCD). The PTA kindly
sponsored this visit, and I thought it
demonstrated another excellent example of
how the school and PTA can work
together for the benefit of the students.
Although FCD usually do 4-day
workshops, this time we arranged a oneday visit, partly to be able to assess their
work to see how we could use them in the
future. Basically the day was very
successful. In such a short programme no
one realistically was expecting students•f
lives to be altered. However what we had
were two very good public speakers, who
had a story to tell, that the students found
of interest. It has offered another
opportunity to raise awareness with the
students on this subject, it gave parents
information and acted as a spring board for
further ideas - Regina Studzinski discussed
the possibility for a parent forum to help
parents exchange ideas on parenting, for
example.
The school•fs approach to health is
threefold. Firstly we have our academic
classes, which although divided into
individual units follow a broad theme over
the year. The seventh grade theme is
•gassertiveness•h. The ability to make
up one•fs own mind, based on accurate
information and then have the means to
resist pressures to change that decision are
obviously key health skills. The purpose of
the academic programme is to impart
information, discuss issues and to practise
skills. The implementation of the MYP IB
programme is going to help us here, as it is
creating the opportunity to integrate health
throughout the academic subjects.
Secondly, the school as an institution
supports healthy decision-making and
strives to create an environment that is
physically, socially and psychologically
healthy. This is why we have a nonsmoking policy amongst all adults on the
campus, for example. This is also why we
promote events such as dances and coffeehouses at school. These are chances for
students to gather in social situations that
are fun, of their own design, but obviously
are free from substance use. This is why
athletes are required to sign a pledge that
they are not using tobacco and alcohol.
And this is also why the school values
giving students lots of opportunity to
develop responsibilities in governance and
decision making of the school events such
as sports day and School Festival.
The third string to our health policy is
discipline and intervention. Despite all we
do and parents•f influence, some students
will still choose to experiment with
substances. Once a student is identified in
this respect a team of teachers including the
Principal, Counselor and Advisor will work
with this student and the family. The
discipline and intervention parts of our
policy work together and depend very
much on the circumstances of the incident.
The safety of all our student body, as well
as the individual student are of paramount
importance here. So whereas we encourage
students to make decisions on dress for
example, and then intervene in cases of
inappropriateness; with health issues there
is no such latitude. Intervention may
involve meeting with the family or referral
for more expert help. Discipline may include
suspension or in serious or repeated
situations expulsion from school. These
two approaches overlap and support each
25
A
s e l e c t i o n 2 0 f0 r2 o m N oO. I8 S0
I N T E R C U L T U R E M A R C H
other. This is meant to send the message
that the school cares about the well being
of every member of its community, and
offers avenues for students who need help.
The balance of these two hopefully
encourages students to obey the law and
weekly
"Educator"
to take care of themselves and others.
School will then have many options using
this approach to balance the needs of the
individual with the needs of the
community.
In all this we recognise that parents are
Elementary Update
Karin Caffin
OIS Elementary School Principal
The IB Primary Years Program (PYP), is
an international curriculum framework
designed for all children between the ages
of 3 and 12 years. The program focuses on
the total growth of the developing child,
addressing social, physical, emotional and
cultural needs in addition to academic
learning. The PYP combines the best
research and practice from a range of
national systems with a wealth of
knowledge and experience from
international schools to create a relevant
and engaging educational program. The
heart of the PYP's philosophy is a
commitment to structured inquiry as an
ideal vehicle for learning. Six organizing
themes, presented as questions, provide
the framework for the exploration of
knowledge. Teachers and students are
guided by these questions as they design
curricular units for exploration and study.
Students explore subject disciplines
through these questions and in the
process they develop an understanding of
important concepts, acquire essential skills
and knowledge, develop positive attitudes
and learn to act responsibly. Subject areas
are integrated through the themes allowing
the students to make meaningful
connections between the subjects. The six
themes are:
(1) Who we are.
(2) Where we are in time and place.
(3) How we express ourselves.
(4) How the world works.
(5) How we organize ourselves.
(6) Sharing the planet.
26
The PYP offers a comprehensive
approach to teaching and learning. It
provides a complete curriculum model,
which incorporates guidelines on what
students should learn, on teaching
methodologies and on assessment
strategies. This model uses our existing
scope and sequence for all curriculum
subjects, and it is expressed through the
three interrelated questions stated below.
The first is, "What do we want to learn?"
which is the written curriculum. The second
question is, "How best will we learn?"
which is the taught curriculum and the third
is, "How will we know what we have
learned?" and that is the learned
curriculum.
千里国際学園中等部・高等部
(SIS)ではこの広報誌"インター
カルチュア"が発行されています
が、併設の大阪インターナショ
ナルスクール(OIS)では毎週金曜
日に"Educator"が発行されてい
ます。
ここでは"Educator"の記事の
中で、OISの様子がよく分かるも
のやSISと関連する話題等をセレ
クトして掲載しています。
the primary influence upon their children.
Therefore at the very least I hope that the
visit from FCD will help to strengthen the
ties between the school and the parents in
guiding our students.
保護者会だより
PI N AT ER R EC UNL TT U SR
E M A R C H
2 0 0 2
N o . 8 0
保護者会だより
第8回 定例会報告 平成14年1月10日(木)午後1時30分より
会議室にて
<各委員会報告>
(広報)本日インターカルチャー3月
号についてのミーティングを行いまし
た。2月7日の定例会後にプラネタリ
ウムの上映をします。約20分∼30分程
度なのでご参加下さい。
(フォーラム)昨年12 月12 日にコン
サートを行いました。93名参加されま
した。皆様ご協力有難うございまし
た。今年も宜しくお願いします。
(ネットワーク)編入生に伴う名簿の
変更を何らかの方法で連絡することを
予定しています。2月中旬に新リー
ダーの親睦会を予定しています。
(インターナショナルフェア)前回の
定例会後に保護者会室と倉庫の掃除を
しました。
(ボランティア)メイプルホールにて
行われたミュージカルの際のティー
サービスをしました。1月25,26日の
APAC の際に、コーチ、審判へのランチ
サービスを予定しています。
2月28日、3月1,2日(木、金、
土)に音楽のAPAC の予定があります。
その際のホームステイ先の募集をして
います。生徒数は約50名前後です。も
し、引き受けてくださる方がありまし
たら、ご連絡下さい。
(執行部)新委員の選出についてのお
願いですが、1月、2月にかけての各
学年の集まりの際に声をかけて下さ
い。人数は各学年に最低6∼7人で
す。各クラスに最低1人は必要です
が、4月のクラス替えも考慮しなくて
はいけない事も承知しておいて頂きた
いと思います。
執行部の希望としては、先に学年に
1名を執行部委員に決めて欲しいので
すが、その方法については、執行部の
中でこれから、検討したいと思ってい
ます。総会は5月の連休明けに予定し
ています。
<各学年委員報告>
(7年生)1月中に集まりを予定して
います。日程は未定です。
(8年生)インターナショナルフェア
の収支報告を配布しました。本日学年
委員会を行います。
(9年生)3月12 日中学部卒業式の
後、謝恩会の為に午後1時から3時半
までカフェの予約を生徒がしていま
す。
(10年生)2月に学年会を予定してい
ます。その件について、本日定例会前
に打ち合わせをしました。
(11年生)12月1月に学年旅行につい
ての話し合いを進めていきます。2月
に親睦会を予定しています。
(12年生)卒業に向けて生徒達と打ち
合わせ中です。
第9回 定例会報告 平成14年2月7日(木)午後1時30分より
会議室にて
<各委員会報告>
(インターナショナルフェア) 会計
報告;収益 2,772,658円+前年度繰越金
=現残高 3,518,899円でした。そのうち
70万円をOIS−PTA活動費に、70万円を
SIS保護者会に(これは、保護者会よ
り、SIS 生徒の為に学校に寄付)150 万
円は学校に寄付します。
よって、次年度繰越金は、618,899円
となります。寄付金の使用用途に関し
ては、校長先生が各先生方に希望など
を聞いてくださり、OIS/SISの管理職で
判断し、又それをこちらに提示してい
ただくことになっています。
詳細は、次期総会資料にてご参照下
さい。
(ボランティア)1月25、26日、男子バ
スケットトーナメントの審判、コーチ
へのランチサービスをしました。2月
28 日、3月1,2日(3日間)音楽
APACの際、先生方へのランチサービス
や生徒達への軽食サービスをします。
内容は従来とほぼ同じように考えてい
ます。
2001 年4月の総会において、決議保
留のままになっています前年度よりの
懸案 ”ボランティア・ファンド ”
について1月定例会終了後の委員会で
話し合いました。
ボランティア・ファンドが設置され
た場合、帳簿はSIS保護者会よりの活動
費用と2冊を使用することになりま
す。
OISとの合同のイベントが多く、その
中でどちらの資金から経費を使用する
か、その判断が難しいです。
2001 年のボランティア活動もほぼ終
わりになりましたが、現在迄のところ
保護者会予算の100,000円内で収まりま
す。
以上の理由でボランティア・ファン
ドの必要性を感じないという意見にな
りました。
(広報)インターカルチャー2月号を
発行しましたので、お読み下さい。5
月号までの内容についても話し合いま
した。前回にもご案内致しましたが、
本日この後、プラネタリウムの上映を
しますので、ぜひ、ご参加下さい。
(フォーラム)2月14日(木)にクッ
キングスクールの講習会の予定があり
ます。まだ、人数に余裕がありますの
で、ぜひ、ご参加下さい。また、保護
者の方へご連絡いただくかもしれませ
んので、よろしくお願い致します。
(ネットワーク)2月末から、3月初
めに会議室にて新旧リーダーのミー
ティングを予定しています。
(執行部)<OISからのお知らせ>2月
15,16,17日の3日間、募金活動の一
環として韓国民芸家具フェアがありま
す。カタログをインフォメーションセ
ンターに用意していますので、ご覧下
さい。収益金の10%がOISに寄付されま
す。(お問い合わせはTEL0727-27-0575
ボブロフ・ちえこさんまで)
カフェテリアの業者さんへの試食会
(
次ページ★へ続く)
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保2 護0 者
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卒業を控えたお子さんをお持ちの保護者の方に今の心境をお伺いしました。
★ 千里国際学園には長女、次女と二
人がお世話になりました。長い様で短
い9年間でした。今、次女の卒業の日
が近づくにつれ、娘の卒業はとても嬉
しいものの、学園と直接のつながりが
無くなってしまうことに寂しさを禁じ
えません。
9年前、私は地区の公立中学に対
し、もうひとつ納得がいかず、色々な
点で小さな不満を感じていました。一
方、千里国際学園は開校したばかり
で、先行きに不安はあるものの、掲げ
る開校の理想と素晴らしい基本姿勢、
教育(特に人を育てると言う意味で
の)への熱意にあふれていました。国
際性など、程遠い我が家でしたが、是
非この環境で娘を学ばせたいと考え、
入学させて頂きました。
学園での生活は、心豊かで個性にあ
ふれるミニ国際社会で、驚きもいっぱ
いでした。娘は恵まれた環境の中、の
びのびと勉強に、活動にと学校生活を
楽しんでいたようです。良い時も、悪
い時も娘にとって学校は別天地でし
た。娘が不完全ながらも自分らしさを
押し通し、いつもポジティブなスタン
スを保ち続けてこれたのは学園のおか
げです。
彼女は今、自分の将来への道を見つ
け、歩み出しました。長い人生、変化
や困難もあるでしょうが先生方の後姿
から学ばせて頂いた”学ぶ楽しさ”を
持ち続け、夢と共に歩んで欲しいと
思っています。
今、9年間の娘達の学園生活を振り
返ると、いつも後ろに先生方の暖かい
視線がありました。本当にこの学園に
入学し、育てていただいて良かったと
感激でいっぱいです。ありがとうござ
いました。
(12年保護者 M.K.)
★ 夫から「大阪に帰国子女受け入れ
校ができるらしいぞ」と海外駐在先の
サンパウロで聞いたのが、この学園と
の最初の出会いでした。その後足掛け
10年もの間、我が家の子供達がお世話
になることになるとは・・・・その時
は想像だにしていませんでした。
下の子の高校卒業を間近に控えてこ
の原稿を前にしている今、卒業という
言葉が急に現実味を帯びてきて胸が一
杯になってしまいました。学園との別
れが一番寂しいのは、本当は私かも知
れません。
最近の教育の現場は色々な問題も多
く、これから先もそれらは増幅するこ
とはあっても、軽減することはないで
しょう。そんな現状にあっても、子供
達を一人の人間として正面から受け止
め、個性を伸ばす教育をして下さった
先生方に心から感謝します。おかげで
子供達は皆それぞれに国際感覚を持っ
た常識人に育ち、生きる力を身につけ
て、次のステップへ挑戦しようとして
います。しっかりと成長した彼等の姿
を見ていると、眩しいばかりです。
子供達が「母校は千里国際学園で
す」とこれからも胸を張って言えるよ
う、学園の益々のご発展をお祈りし、
お礼の言葉とさせて頂きます。ありが
とうございました。
(12年保護者 T.H.) (
★前ページの続き)
を1月30日、2月5日に行きました。
各学年代表1名・生徒会の子供達・OIS
の保護者、子供・学校関係者数名が参
加致しました。1月30日は加島のうお
くにさんへ2月5日は梅花学園学食に
て試食いたしました。学校から用意さ
れたアンケートに記入しました。結果
はまだ出ておりませんが、決まり次第
お知らせ致します。各リーダーさん、
ご協力ありがとうございました。
<各学年委員会報告>
(7年生)第3回親睦会を2月18日か2
5日に予定しています。校長先生、栗
原先生のお話も予定しています。ま
た、次期役員の選出も行います。
(8年生)2月23日(土)に親睦会を
開きます。本日クラス担任を通じて案
内状を配布しました。新委員の選出を
します。その他の内容については、次
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回の定例会で報告します。
(9年生)3月12日の卒業式・謝恩会
について、生徒達と話し合いをしてい
ます。次期役員選出についても進めて
いきます。
(10年生)2月22日に親睦会を予定し
ています。
(11年生)2月28日に栗原先生から受
験生の心理などについての講演会を開
きます。次期役員選出を進めていま
す。3月に番外編の保護者会(ベトナ
ム料理を食べる会)を予定していま
す。
(12年生)3月9日の卒業式に向けて
の準備をしています。当日は、11年生
の委員さんのお手伝いをお願い致しま
す。卒業記念品は、生徒の希望を重視
して、中庭に掛け時計を設置し、卒業
式の後に除幕式をします。
<執行部より>
新年度役員の選出の件、宜しくお願
い致します。
保護者会だより
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あけぼの寮 千里国際学園から通りをはさんです
ぐのところに、「あけぼの寮」があり
ます。築8年となるあけぼの寮は、建
物内部が男子寮と女子寮に区切られて
おり、定員42名までの生徒が暮らせま
す。理科の斉藤数先生が現在のハウス
マスターとして、斉藤栄子さんと渡部
孝子さんがハウスマザーとして、寮生
の暮らしを見守ってくださっていま
す。寮から通っている生徒には毎日の
生活の場なのですが、自宅通学の生徒
や保護者にとっては、あけぼの寮との
接点はほとんどありません。今月は、
あけぼの寮のお二人のハウスマザー
に、寮の様子についてお話をうかがい
ました。
お二人のプロフィールを簡単にご紹
介します。渡部さんには開寮当時から
ハウスマザーをしていただいており、
初めて入寮した第二期生からご存知で
す。日曜日から木曜日まで担当してい
ただいています。斉藤さんは斉藤数先
生の奥様で、金曜日と土曜日を担当し
ていただいています。
広報(K):まず、寮生の毎日の生活に
ついて教えていただけますか?
ハウスマザー(H):両親が海外にいる
など、自宅から通学できない生徒が寮
から通っています。原則として9年生か
ら入寮が認められ、二人部屋で共同生
活を送ります。12年生は受験があるの
で、なるべく一人部屋になるよう考慮
しています。今は女子が13名、男子が
4名の計17名なので、家族のような雰
囲気で生活しています。朝は8時からカ
フェテリアで朝食をとり、そのまま授
業にでます。学校が終わるまで、忘れ
物をしても寮にははいれません。放課
後は3時半からは寮にはいれ、クラブ活
動などをしてから戻ってきます。6時に
カフェテリアで夕食をとり、その後は
お風呂に入ったり、ラウンジで団らん
や勉強をしたり、各自で洗濯をしたり
など様々です。ラウンジの消灯時間は
平日は11時、週末や祝日は12時となっ
ています。長期休暇の間は寮もしま
り、家庭に帰ることになっています。
K :週末の過ごし方
はいかがですか?
H :土曜日は特に外
出することが多いで
すね。天気がいい
と、「お布団干しな
さい」と声をかける
こともありますが、
出かけてしまうので
なかなか干せないで
すね。平日の門限は
7 時半になっていま
すが、土日は8 時で
す。月2 回は特別延
長ができますが、バスの便が悪いの
で、それでも9 時半までとなっていま
す。週末はカフェテリアの食事があり
ませんから、自炊をする生徒もいます
し、出かけたついでに外食をする生徒
もいます。男子はローソンの弁当など
も利用するようです。
K:共同生活の部分はどのように運営さ
れているのですか?
H :自分の部屋のそうじは各自の責任
で、月二回の部屋点検で片づけができ
ていないと注意されると、再点検もあ
ります。共同で使っているお風呂、ト
イレなどは、そうじ当番を決めていま
す。あと、月に一度は寮会を開いて、
ハウスマスター、ハウスマザーも同席
して話合いをします。新しい寮生が加
わった時には、自己紹介をしたりもし
ます。学期ごとに個人面談をして、悩
みを聞いたり、トラブルの解決をした
りします。時には校長先生を囲んでお
話をうかがったりもします。特にリー
ダーを決めているわけではありません
が、12年生になると自然と自覚をもっ
てくれます。春休みが終わって最高学
年となって戻ってくる時は、とてもい
い顔をしています。
K:トラブルとかはあるのでしょうか?
H:入寮直後は、自己主張をしないと集
団の中で自分がなくなってしまうよう
な心理から起こる問題とか、性格的な
問題とかがあります。よく言われる自
由のはき違えをしている生徒も見られ
ます。最初は寮生もハウスマザーもお
互いを知ろうとする時期で、一学期が
終わるころには落ち着いてきます。二
人部屋はなるべく学年が違うように組
んでいますが、どうしても合わない場
合は部屋替えもします。自炊の食品を
めぐるトラブルなども厄介ですが、で
きるだけ自分たちで解決するように、
少し距離をおいて仲裁をしています。
トラブルが積もってくると、深刻な問
題になりますから。規則に関しては、
守られない場合はイエローカードを渡
し、保護者にも連絡をとります。幸
い、周囲の建物と距離があるので、近
隣から苦情が来るということは、今ま
でのところありません。また、警察の
パトロールも増えているので、治安の
問題も特にはありません。共同で使う
場所を汚した時のマナーなどは、寮会
で話し合ったりしますが、大勢の場で
の話し合いだと、自分のこととして捉
えてくれないことが多いです。外泊は
親の許可をもらい、外泊先でサインを
してもらうという決まりになっていま
す。基本的には、生徒を信じるという
姿勢で接しています。
K:開寮のころと比べて、生徒の様子は
どう変わりましたか?
H :この頃の寮生は、親と離れてもか
えってせいせいするというか、あまり
ホームシックにはかからないようです
ね。昔もそうだったのかもしれません
が、今の生徒のほうがそういう気持ち
を外に出すように思います。8年間の変
化というだけでなく、寮生一人一人の
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個性もあるし、また学年の雰囲気とい
うのもありますね。人数のせいもある
のでしょうが、概して男子のほうがお
となしくて、女子は元気で自己主張が
強いです。
K:苦労話というのも、たくさんおあり
でしょうね?
H:みなさん、寮に入れることを頭にお
いて生活されてきたわけではないの
で、いざ寮生活を始めることになる
と、何もできないことが多いです。ア
イロンかけ一つ、教えないといけな
かったりします。ただ、年齢によら
ず、しっかりと自己管理ができる生徒
もいれば、そうでない生徒もいます。
朝食に間に合わなくて、起こして回る
こともあります。逆に、自分でお昼の
弁当まで作って毎日登校したり、すみ
ずみまで風呂掃除をしたり、という
しっかりとした生徒もいました。洗濯
もののしわを伸ばして、きちんとハン
ガーにかけたりするのは、結構男子の
ほうに多いですね。もっとも、手のか
かった寮生ほど、しっかりとして卒業
していくのを見ると寂しい気もしま
す。卒業してから顔を見せにきてくれ
る生徒もいます。
K:寮生の保護者とのコミュニケーショ
ンはいかがですか?
H :遅刻や欠席という日常生活の記録
は、長期休暇の際に手紙にして渡して
います。特に問題があれば、手紙に書
き加えることもありますが、すぐに直
るというものでもありません。以前は
電話の取次ぎの際に、近況を話したり
もしたのですが、この頃は携帯電話に
直接かかってくるので、保護者との接
点も少なくなっています。
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K :保護者に望むこ
とはおありですか?
H :基本的生活習慣
を身につけておいて
ほしい、の一言に尽
きますね。普段から
親が全てをしてやっ
ていると、何も基本
的なことができない
まま寮に入ることに
なり、本人もかわい
そうです。また、以
前に比べると子供の
甘やかしが目立ち、
親の毅然とした態度が必要だと感じる
こともあります。ハウスマザーは、夜
遅くまで相談に乗ったり、病気の時は
病院に付き添ったりと、親のような存
在です。それでも親ではないので、最
終的な責任は本人が持つことになりま
す。もっとも、今年の12年生を見ても
わかるように、受験の手続きでも結構
きちんと一人でやっています。大学生
になってたった一人で下宿生活を始め
てみると、親元を離れて寮生活をして
いたことが役に立っているという声も
いただいています。
K:寮生活をする、しないは別として、
基本的生活習慣を普段から身につけて
おくことは本当に大切ですね。今日は
お忙しい中、どうもありがとうござい
ました。
* * * * *
この後、寮の施設を見学させていた
だきました。取材班の感想をご紹介し
ます。
・今回初めて「あけぼの寮」を見学
し、お二人の寮母さんからいろいろな
お話を伺う機会を得
ました。外観もさる
事ながら、一歩足を
踏み入れた途端に感
じた、清潔で明るい
印象には少々驚きま
した。「窓の数が多
いせいでしょう」と
のお話しでしたが、
なるほど玄関、階
段、廊下に至るまで
光が行き届いていま
した。そして、各共
同スペースもきちん
と整理されていました。お二人のお話
は、母としても考えさせられる事ばか
りでした。日常生活において、つい親
が子供を甘やかしてしまっている部分
を改めて認識させられました。基本的
生活習慣の重要性と必要性について、
子供にきちんと教えてやれているのだ
ろうかという反省もしました。それに
しても、お二人の寮生達に対する細や
かなお心配りと、ともすれば実の親で
も対応しかねるような事まで、きちん
と一人一人に対応されている事に心か
ら感激しました。もしも万が一、なん
らかの事情で入寮させて頂くような事
があっても、心から安心してお願いで
きる事を実感し、一保護者としてとて
も頼もしい気持ちで一杯になりまし
た。(T.M.)
・渡部さんの愛称は「OBABA」。一見乱
暴そうな呼び名ですが、それだけに8年
間の渡部さんと寮生との深い絆と信頼
を感じずにはいられません。親元を離
れた共同生活において、プレ小社会を
経験している寮生に対し、親ではない
からこそ、厳しく寮則に従って指導し
ていかなければならないとおっしゃる
反面、親ではないからこそ、親なら叱
られて許されない事もついつい甘えて
くる生徒もいる現実の中、我がままを
きいてしまう事があるとか。寮則で
は、学校に通っている時間は寮には
帰って来られないので、「忘れ物を届
けて欲しい」との寮生のSOSコールに、
「お母さんじゃないのよ!」と一喝し
ながらも届けに行かれた渡部さん。ま
た、風邪でお休みした寮生には、寮生
に大評判の「OBABA特製昼御飯」が頂け
るらしく、それをお目当てにお休みし
保護者会だより
たい寮生がいるとかいないとか。数々
のエピソードからも、寮生と渡部さん
との関係を感じ取って頂けると思いま
す。
斉藤さんの愛称は「斉藤のおばちゃ
ん」。斉藤さん独特の語り口に、いつ
しか優しくあったかい空気に包まれて
しまいます。我が娘も半年ほど寮にお
世話になった時、早朝から出掛ける娘
に「バスが無いから」といって、車で
駅まで送って下さった事もありまし
た。過去にも出掛けたものの、「途中
下車を間違え、自分の所在地がわから
ない」との寮生のSOSに、やはり車で迎
えに行かれた事もあるとの事。厳しさ
だけでは決して今の信頼感が生まれる
わけではない事をこれらのエピソード
が物語ってくれているような気がしま
す。中学3年で娘を手放して、母親の方
がどうにかなってしまいそうなほどの
寂しさで、逆一時帰国させた時(日本
から赴任国に呼び寄せた時)、日本に
帰る娘を空港でやっとの思いで見送り
ながら、娘の姿が消えた瞬間、その場
で大泣きしてしまい、主人や息子にバ
ツ悪そうにされた事がフラッシュバッ
クしてきました。こちらの意に反して
電話の向こうでは「寮は楽しいよ」と
言っていた娘の言葉も、こうした寮の
背景に守られていた事を改めて実感し
ました。この場をお借りして、改めて
お礼申し上げます。渡部さん、斉藤さ
ん、本当にお世話になり、ありがとう
ございました。そして、今後ともよろ
しくお願いいたします。(Y.K.)
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*プラネタリウム上映会*
先日2月7日、定例会後、委員会向け広報委員会主催の上映会を開催し
ました。25名程度入れば満席になるプラネタリウム室。ほぼ定員満席で上
映開始しました。
今回、広報部員が『ズームインSIS』の取材を進めていく中、田中守先
生の丁寧な案内をお聞きしているうちに、誰でも操作できるプラネタリウ
ムである事を知り、またなかなか訪れる事のないプラネタリウム室を、ぜ
ひ上映会で紹介してみたくなり、今回の上映会は計画されました。
まずは、操作を覚える事から始まり、星座の位置を覚え、ライトの操
作、神話の選択、ナレーション等細かい練習が始まりました。冬の星座の
代表格である、オリオン座、牡牛座、双子座の神話を基に製作しました。
俗世界をほんのひととき忘れて、ロマンティックな星座の世界に浸って
いただけたのではないかと思います。または、少し昔の(?)恋愛時代に
訪れたプラネタリウム...なんて思い出された方もいらしたのではないで
しょうか?残念ながら、田中先生は授業中のため、ご覧いただけませんで
したが、斉藤先生が来てくださり、『お話も優しい感じでとてもよく、操
作もちゃんと練習出来ていて、とてもよかったです。』とお誉めの言葉を
頂き、悪戦苦闘の素人軍団もホッと胸をなで下ろす事が出来ました。
参加して下さった皆さん、斉藤先生、ご指導頂いた田中先生、ほんとうに
ありがとうございました。
斉藤数先生の
写真教室ご案内
この度、斉藤先生ご指導による、『保護者向けの写真教室』開催のご案
内をいたします。
趣味が嵩じた斉藤先生の写真、ご覧になったことありますか?趣味の域
を超えたその技術をみなさんも学んでみませんか?月1回∼2回のペース
で、戸外に出て、季節を感じるスナップを思いのまま、感じたままにデジ
タルカメラに収め、パソコンに取り込み、映像を作成して、季節のままに
カレンダーを作ってみませんか?
撮影からパソコン操作まで、斉藤先生が懇切丁寧にご指導下さいます。
撮影は月1回、休日に撮影に出掛け、映像作成は放課後、または先生の空
き時間と各自の予定を組み合わせて個人指導という事になります。この機
会にぜひ、皆様思い思いのカレンダーを作ってみませんか?
興味ある方は、各自で斉藤先生まで、お問い合わせください。
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3∼4月行事予定
月 日 曜
3 09 土 高等部卒業式
12 火 中等部卒業式
冬学期終了
13 水 春季休暇開始
13∼15 中等部3年学年旅行
13∼17 高等部2年学年旅行
4 01∼02 新入生オリエンテーション
03 水 入学式 04 木 春学期開始
05 金 新入生ペアレンツイブニング1
17∼21 APAC男子サッカー(北京)
APAC女子バスケットボール(北京)
19 金 新入生ペアレンツイブニング2
蔵書点検のお知らせ
(ボランティア募集中)
毎年恒例の図書館蔵書点検を、新年度の初めの
2日間に行います。図書の冊数も増えているの
で、良く働いてくれるボランティアを募集してい
ます。1日だけ、または半日でもやってくれる人
がいたら助かります。貸出カウンターに名前を書
きに来てください。
4月1日(月)2日(火)9:00am-4:00pm
なお、この為,図書館は4月1日∼3日は閉館し
ます。4日からは通常通り開館します。
(青山比呂乃・図書館)
編集後記
最後までいろいろな話題を提供してインターカルチュアを盛り上げてくれた卒業生の皆さん、これからも寄稿、
短信、近況報告をお待ちしています。今後もインターカルチュア発行のお知らせ等、SISからの連絡がほしい人は email address を知らせておいて下さい。いつまでももSISを身近に感じられますよ。また、個人やグループでホー
ムページを開設した時も連絡を下さい。学園ホームページの「同窓生」の欄に掲載します。(馬場博史)
春よこい。はやくこい。今回のインターカルチュアでもいろんな人がいろんなところで活躍している様子にこち
らも元気をもらいました。なかでも一番心に残ったのは「便チャ―ズ」の活動です。目立たないところでの奉仕活
動。そこにユーモアの精神を忘れない二人に感動しました。(井藤真由美)
インターカルチュアへの記事・ご感想等は、e-mail でinterculture@senri.ed.jp までお送り下さい。インターカル
チュアはバックナンバーも含めて本学園ホームページ www.senri.ed.jp/interculture でもご覧いただけます。また学園
ホームページにつきましてのご意見ご感想などは、webmaster-j@senri.ed.jp までお願いします。
編集:SIS広報センター 保護者会だより記事:保護者会広報委員 カット:イラストレーションクラブ生徒
Senri International School Foundation (SISF)
Senri International School (SIS)
年間発行予定と主な内容 ( )は発行時期
Osaka International School (OIS)
4-4-16, Onohara-Nishi, Minoh-shi, Osaka 562-0032, JAPAN
TEL 0727-27-5050 FAX 0727-27-5055
春 学 期 5 月 号 ( 上 旬 ) 卒業式、入学式、大学等合格状況
6 月 号 ( 中 旬 ) 学園祭、スポーツ表彰式
秋 学 期 1 0 月 号 ( 上 旬 ) 夏の宿泊行事、夏の諸活動報告
学校法人千里国際学園(SISF)
千里国際学園中等部・高等部(SIS)
大阪インターナショナルスクール(OIS)
〒562-0032 大阪府箕面市小野原西4丁目4番16号
電話0727-27-5050 FAX 0727-27-5055
1 1 月 号 ( 中 旬 ) 運動会、玄関コンサート
冬 学 期 2 月 号 ( 上 旬 ) オールスクールプロダクション、模擬国連
3 月 号 ( 中 旬 ) 入試結果、卒業生へ贈る言葉
他に留学報告、スポーツ結果、各種表彰、授業紹介、生徒会・クラブ活動等
千里国際学園は、帰国生徒を中心に一般日本人生徒や日本の教育を希望する外国人生徒も受け入れて日本の普通教育を行う千里国際学
園中等部・高等部 Senri International School (SIS) と、4 歳から18 歳までの主に外国人児童生徒を対象とする大阪インターナショナルスクー
ル Osaka International School (OIS) とを、同一敷地・
校舎内に併設しています。
両校は一部の授業や学校行事・クラブ活動・生徒会活動等を合同で行っています。チームスポーツはこの2校で1チームを編成しており、
APAC(Asia Pacific Activities Conference)の公式試合や、近隣のインターナショナルスクール、日本の中学・ 高校との交流試合等に参加し
ています。このため、校内ではインターナショナルスクールの学校系統に合わせて、6年生∼8年生(日本の小学6年生∼中学3年生春学期)を
ミドルスクール(MS)、9年生∼12年生(日本の中学3年生秋学期∼高校3年生)をハイスクール(HS)と呼んでいます。
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