科学技術・イノベーション編 - オリンピック・パラリンピック等 経済界協議会

オ ー ル ジャパ ン で 創 る 未 来 の 子 供 た ち の た め に 残 す レガ シ ー
科 学 技 術・イノベ ー ション 編
ハードレガ シ ー
オリンピック・パラリンピック等 経 済 界 協 議 会
2 016 年 5 月版
目次
ご挨 拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
経済界協議会とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
経済界への期待と対応一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
ハードレガシー活動プロジェクト一 覧・・・・・・・・・・・・・・・6
①安心・安全 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
②環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
③ユニバーサル社 会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
④スポーツエンターテイメント ・・・・・・・・・・・・・26
⑤元気な魅力ある地方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
ムーブメント・盛り上げ策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
2020年の実現イメージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
ご挨 拶
今年はリオでオリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、2020
今回、その活動の柱として、昨年より検討してまいりました「ソフトレガ
年の東京大会まで、
いよいよ残すところ4年となりました。
シー
(文化・ムーブメント)
」
と
「ハードレガシー
(科学技術・イノベーション)
」
ご存知の通り、1964年の東京大会では、私たちの先達が、新幹線や
の企画案をパンフレットにまとめました。
首都高速道路など、その後50年間色褪せない素晴らしいレガシーを
ソフトレガシーでは、地方自治体や地方企業も含めた新たな連携の
残してくれました。2020年大会は、私たち世代が、子供たちに何を残し
枠組みを提案し、
オールジャパンの新しい形の実現を目指します。
また、
ていけるのかを考え、行動する番です。
ハードレガシーでは、技術立国日本が誇るテクノロジー・サービスにより、
新しい価値観・社会像の実現を目指します。
私たち経済界は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの支援
本年度を活動のキックオフの年として、
「Toward&Beyond 2020」
と、その後に残るレガシー形成を目的に、経団連・商工会議所・経済同
を合言葉に、オールジャパンで大会を盛り上げ、東日本大震災から復興
友会の経済3団体が中心となり、
「オリンピック・パラリンピック等経済界
した日本の姿を世界に発信していきたいと思います。今後の皆様の
協議会」
を設立いたしました。
ご支援、
ご協力をよろしくお願い申し上げます。
協議会では、参画企業自らが汗をかいて行動し、業界・事業規模・
地域を超え、政府・東京都・地方自治体・大会組織委員会等と連携を
2016年4月
オリンピック・パラリンピック等経済界協議会 会長
取りながら、ビジネスや社会貢献活動を通じ、大会の成功とレガシー
形成に貢献してまいります。
1
経済界協議 会とは
1 設 立 主旨
経済界が 一丸となり、オールジャパン体 制で、東 京2020オリンピック・パラリンピック競 技大会等の成功と、
そのムーブメントを活用したレガシー作りを通じ、豊かで活力ある次の日本社会の実現に寄与
2 活 動方針
●参画企業自らが汗をかいて行 動する
●業 界、事業規 模、地域を超えた企業間の連携と、政府・東京都・地方自治体・大会組織委員会等との
密な連 携により、大きなムーブメントを創出する
●活動の枠組みをレガシーとして残し持続可能なものとする
活 動スローガン
「ALL JAPAN」 「 Toward & Beyond 2020」
ー次 世代の日本のためにー
2
3 アプローチと活 動ゴール
ハードレガシー
4 体制
経団連、商工会議所、経済同友会を中心に、
経済界がワンボイスとなり、オリンピック・パラリンピック等の
盛上げとレガシー形成を進めていくための会議体
【アプローチ】
経 済界協 議 会
2020年をターゲットに、最先端技術の実装に向け、
最 高 顧 問( 2 名 )
技術課題の明確化と産学官連携の枠組み作りを図る
御手洗 経団連名誉会長
岡村 日商・東商名誉会頭
常任 顧 問( 3 名 )
【活動ゴール】
原 経団連会長
三村 日商・東商会頭
小林 経済同友会代表幹事
「技術立国日本の発信」
「課題先進国としての新しい価値観、社会像の実現」
ソフトレガシー
会 長( 1名 )
豊田 経団連オリンピック・パラリンピック等推進委員長
委 員(88 名 )
経団連副会長
日商・東商副会頭
経済同友会副代表幹事
主要スポンサー企業役員 等
【アプローチ】
地方自治体、地方企業との新たな連携の枠組みを提 案し、
全国への波及を図る
経 団連
会員企 業
【活動ゴール】
「オリンピック・パラリンピック
ムーブメントの創出(特にパラリンピックに注力)」
「復興五輪の後押し」
日商・東 商
会員 企 業
連
携
政府
経済同友会
会員 所 属 企 業
協
力
東京都
地 方自治 体
大会組 織 委員会
3
経済界への期待と対応一覧
組織体
大会組織委員会
レガシー委員会
「アクション&レガシープラン」
【出所】 大会開催基本計画(2015.2)
スポーツ・健康
●オリンピック・パラリンピックの精神の浸透
●健康志向の高まりや地域スポーツ活性化
●大会関連施設の有効活用
●トップアスリートの競技力向上
●誰もが安全で快適に生活できる街づくり
●アスリート・スポーツ界の地位・透明性向上
●環境に優しい技術・取組の積極的な推進・発信
●パラリンピックを契機とした人々の意識改革・共生社会の実現
HWG①
■各種セキュリティ・テロ対策
□オリンピック・パラリンピックの一体的な強化拠点整備
HWG①
■災害対策・避難誘導対策の強化
□戦略的な選手強化の実施(自衛官アスリート、射撃競技等)
SWG③
□医療機関の外国人対応
■新国立競技場の整備
HWG①
■出入国審査の円滑化・体制強化
□アンチドーピングの推進教育・啓発
HWG③
■バリアフリー対策強化・ガイドライン策定
SWG①
□スポーツ振興に向けた国際連携
HWG①
■空港機能強化・空港アクセス改善
SWG②
□障がい者スポーツの普及促進
HWG③
■道路輸送インフラ整備・鉄道強化
SWG①
□スポーツを通じた健康・地域活性化
HWG⑤
■ICTを活用した行動支援
内閣官房 オリンピック・
パラリンピック推進本部
「大会開催基本計画の推進等
円滑な準備に向けて国の対応
が期待される事項」
【出所】 第3回関係府省庁連絡会議資料(2015.1)
東京都 オリンピック・
パラリンピック準備局
■路面温度の抑制、無電柱化推進
SWG①②
□スポーツ環境整備・企業施設開放
SWG①②
□市区町村のスポーツ振興施策
□緑化・生態系に配慮した植栽推進
SWG①②
□オリンピック・パラリンピックの魅力訴求イベント
□持続可能な資源利用・調達推進
SWG①②
□アスリートの活動支援・国際交流
「2020年に向けた東京都の取組」
SWG②
□障がい者スポーツ普及啓発・理解促進
【出所】 2020年に向けた東京都の取組に関する
パブリックコメント募集資料(2015.11)
SWG②
□障がい者スポーツの競技団体支援
SWG①
□アスリートの学校派遣
内閣府
科学技術イノベーション
タスクフォース
「9つのプロジェクト」
街づくり・持続可能性
HWG③
■パラアスリートをサポートする機器開発
HWG④
■映像伝送技術の規格統一
HWG④
■多視点映像技術の研究開発
■カーシェア・シェアサイクルの導入
SWG③
□心・情報のバリアフリー
■無電柱化推進
HWG③
■電子地図等の空間情報インフラ整備
HWG①
■ビッグデータによる混雑等の事前予測
HWG①
■感染症サーベイランスの強化
HWG③
■プロジェクションマッピングによる案内等
HWG③
■ICTを活用したART車両等の制御
HWG①
■顔認証による入場混雑の緩和
HWG①
■MP‐PAR、パッシブレーダー等の開発
■夏場の花きの安定生産技術の開発
HWG①
■水災害に対する観測・分析・予測
■鮮度保持期間延長技術の開発
技術等の開発及び導入
「9つのプロジェクト」
【出所】 第1回部会資料(2015.7)
4
SWG①②
HWG④
■臨海部のBRT整備・鉄道駅改修
□在日外国人の地域活動参加支援
SWG③⑤
【出所】 2020年に向けた科学技術
イノベーションシンポジウム資料(2016.3)
経産省
産構審未来開拓部会
■舟運活用の推進・埠頭整備
HWG③
HWG⑤
■高齢化社会を支えるシステム・新産業
□スポーツに関わる新産業・市場構築
HWG①
■各種手続き等の簡素化・ワンストップ化
□国民各層へのスポーツ普及
HWG①
■電力等重要インフラのセキュリティ強化
■ITを用いた新たなコーチング゙、観戦
HWG①
■サイバー対策のガイドライン整備
HWG②
■スマートメーターによる双方向の電力需給
ソフト系…□
ハード系…■
SWG①
…ソフトレガシーWGにて対応(カッコ内は対応するWGナンバー)
HWG①
…ハードレガシーWGにて対応(カッコ内は対応するWGナンバー)
文化・教育
経済・テクノロジー
●日本や世界の文化の発信と継承
●オリンピック・パラリンピックの精神の普及と継承
●日本経済の再生と成長軌道への回復
●国際社会や地域の活動に積極的に参加する人材の育成
●日本発の科学技術イノベーションの発信
●被災地への支援や復興状況の世界への発信
●「オールジャパン」体制によるオリンピック・
パラリンピックムーブメントの推進・日本的価値観の発信
●多様性を尊重する心の醸成
SWG④
□選手村等における和食文化発信
□木材利用の積極的な活用(畳、和装等)
SWG⑤
□日本中の魅力を発信するイベント等の開催
SWG④⑤
□多彩で魅力的な文化プログラム展開
SWG④
□皆が芸術文化を享受できる社会基盤
SWG②③
SWG①②③④
□オリンピック・パラリンピック教育の推進・
共生社会実現
□ボランティア裾野拡大・文化定着
復興・オールジャパン・世界への発信
●日本各地の地域活性化や観光振興
HWG③
■サイネージ゙・多言語対応・無線LAN整備
HWG④
■デジタルル技術による新たなスポーツ観戦
HWG⑤
■ICT(オープンデータ)による行動支援
HWG③
■ロボット活用の拡大・ロボリンピック開催
HWG③
■自動走行による移動支援
HWG①
■各種テロ対策・体制強化
HWG②
■電力の安定供給・セキュリティ
HWG②
■水素活用のモデル提示(FCV・バス、水素ST整備等)
HWG③
■中小企業のロボット産業参入支援
HWG③
■大学との連携によるシーズ活用
HWG①
■セキュリティ体制強化と成長産業化
SWG⑥
□中小企業の受注拡大・新ビジネス支援
HWG②
■水素社会・エネルギー効率利用の実現(CO2フリー水素、FCV・バス等)
SWG⑤
□東京における地方観光資源等の発信
HWG③⑤
SWG⑥
SWG③⑤⑥
SWG⑤⑥
SWG①②③④
SWG③⑥
■多言語対応強化・無線LAN整備
SWG⑤⑥
HWG③
■多言語音声翻訳システムの研究開発
HWG②
■高温水蒸気の再エネ分解による水素製造
HWG③
■ロボットへのシステム導入
HWG②
■アンモニア、有機ハイドライド等から水素を精製する
HWG⑤
■多様な人の社会参画を支援する機器の開発
水素ST技術(含アンモニア合成)
(アシストスーツ、BMI 等)
HWG②
■アンモニア燃料電池、タービン発電の開発
HWG③
■自動走行による(バス等の)正着制御
HWG④
■シートディスプレイ等の映像表示技術開発
HWG③
■PTPS高度化(公共車両優先システム)
HWG③
■スマホによる看板等の母国語読み取り
□大会を契機とした復興の後押し
□ホストシティタウンの推進・事前キャンプ誘致
□観光プロモーション・開催効果の全国波及
□ボランティアの裾野拡大・マインド醸成
□各自治体におけるおもてなし 教育等支援
□各地方と連携した農林業振興・観光誘致
■顧客情報を地域で共有するPFの整備
■対日投資推進体制の整備
□文化に関わる新産業・市場構築
HWG⑤
■ITを用いた文化鑑賞の新パラダイム
HWG①②
■カンファレンス等の開催
SWG⑤⑥
□地域の魅力資源の世界発信
HWG③
■多様なロボットの活躍シーンの発信
SWG⑥
□各地域を担う人材育成プラン策定
HWG②
■地方と都市部一体のCO2フリー水素社会
SWG⑥
□イノベーションにつながるイベント募集
HWG③
■次世代自動車の開発・導入
5
ハードレガシー活動プロジェクト一 覧
WG
幹事企業
参加企業
①
安心・安全
IHI、キヤノン、セコム、綜合警備保障、
野村総合研究所、ブリヂストン、三菱電機
②
環境
JXエネルギー、住友電気工業、東京ガス、
東芝、東レ、日産自動車、ブリヂストン、本田技研工業
NEC
NTT
③
ユニバーサル社会
パナソニック
富士通
住友電気工業、セコム、東芝、日産自動車、ブリヂストン、
本田技研工業、三菱電機、LIXIL、リクルートコミュニケーションズ
トヨタ
6
④
スポーツ・
エンターテイメント
キヤノン、住友電気工業、東レ
⑤
元気な魅力ある地方
トヨタ、パナソニック、富士通
基本方針/目指す姿
・日本に滞在する全ての人が安心・安全に過ごせる体制づくり
・自然災害、テロ、サイバーアタック、感染症等への官民連携による早期対応、被害極小化
・持続可能な水素社会のモデル作り
・オリンピック・パラリンピック競技者、観戦者が真夏の日本でも快適に過ごせる環境の実現
・誰もが不安なく自由に動ける社会の実現(年齢、体力、国籍、人種、身体差等でのバリアをなくす)
・ロボットの活用による高齢者・障がい者等の社会参加促進
・自動車の専用レーンでの自動走行の実現
・臨場感あふれる映像や、知りたい情報/シーンを多面的に取得することでスポーツの新しい楽しみ方を提案
・魅力ある地方の創生 ・一次産業の復興と若年層の居住定着
・高齢者サポートの充実 ・訪日外国人への日本文化の発信
7
8
経済界に対する期待認 識
国及び大 会 組 織 委員会の基 本 方 針
オリンピック・パラリンピック基本 方 針(内閣官房 )
□国際テロ・サイバー攻撃の脅威の高まり等
セキュリティをめぐる情勢は時代とともに変化
□セキュリティの万全と防災・減災等の安心安全の確保は必須
具体的な要望
〈セキュリティ体 制 強化 〉
▶公共空間の異変の察知・監視を行うセキュリティカメラシステム…(組織)
▶警備ドローン等による安心して競技を観戦できる環境の整備…(組織)
▶水際対策、情報収集・分析強化…(オリ)
▶脅威・インシデントの情報共有を行うオリンピック・パラリンピックCSIRT
(Computer Security Incident Response Team)立ち上げ…(オリ、経)
〈テロ・災害 対 策 〉
大会組 織 委員会アクション&レガシープラン
□官民一体となった安全・安心を担う危機管理体制を構築
□高信頼・高品質なサイバーセキュリティを推進
□柔軟かつ強固な防災・防犯を実現
▶重要インフラシステム(電力供給制御等)のセキュリティ認証確立…(経、組織)
▶豪雨・竜巻の顕著気象の予測技術を高度化し、
安全な競技運営・来訪者の避難誘導を支援…(組織)
▶感染症発生時の水際対策・サーベイランス強化…(オリ)
▶周辺海上・上空警備…(オリ)
□電力供給の信頼性を確保
〈 首 都 空港の機 能 強 化〉
▶取締・検査機器の適正配備…(組織)
▶生体認証技術を用いたスムーズな入退場管理…(組織)
オリ→ 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部 組織 → 大会組織委員会 経 → 経産省未来開拓部会 都 →東京都 改革 → 改革2020
9
目指すべき姿
・日本に滞在する全ての人が安心・安全に過ごせる体制づくり
・自然災害/テロ・サイバー攻 撃に 対する予防技 術/早期発見技術の確立
・予測/早期発見に基づく警戒強化や避 難 誘 導の実 践
防犯対策
テロ 対 策
テロ対策・リスクの早期発見 各種感 染 症への対策
(空港、港湾、会場等)
防 犯、
犯罪の軽 減
(空港、港湾、街中等)
インフ ラ の 確 保
サ イバ ー 対 策
サイバーアタック対策
(街中、オフィス、会場等)
必要となる
重要インフラの
安全確保
(重要設備、生活基盤等)
10
豪雨対策
顕 著災害の予測と
早期発見
実現への取 組テーマ
テロ 対 策
防犯対策
公共空間における
犯罪/異 変の早期発見と迅 速な対処
多層的なセキュリティ対 策による
テロ阻止や感染 症対策
□物理セキュリティへのITの適用
□市民感情と安全性を両立する監視/
モニタリングシステム提供
□生体認証の活用等による入退管理の厳格化と簡素化
□空港、海上、海中、会場等での不審物事前調査、侵入警戒
□各種感染症に対する水際対策、官民連携による対処
遠方/暗視下監視
高解像度映像監視等
ベース技術
ベース技術
□全方位監視カメラ □高画素センサー技術、映像解析技術
□危険因子のセンシング □データ圧縮技術
□人流分析技術 □望遠光学技術 □遠隔操作(ドローン等)
インフ ラ の 確 保
□生体認証システム □全方位監視カメラ □高画素センサー技術、映像解析技術
2020年
実装
□サーモグラフィックカメラ □スクリーニング検査システム □NBC・爆発物検査システム
サ イバ ー 対 策
重要インフラ事故発生に備えた
官及び、インフラ事業者間の
総合セキュリティ対策の実践
□情報連携プラットフォーム
□危機管理マニュアル
日頃の備えの充実
サイバー攻撃の
被害極小化
□検知、分析、判断、対処の
サイクル確立に向けた技術
ベース技術
ベース技術
2020年
実装
2020年
実装
□遠隔操作
(ドローン等)□ビッグデータでの予兆検知
□サイバー空間監視 □暗号化技術
□セキュアな無線伝送技術
□ビッグデータでの予兆検知 2020年
実装
□学習による未知攻撃の検知
□イベント等を通じたセキュリティ意識の醸成、啓発活動の実践
□産官学のノウハウ連携による人材育成の推進 □住宅設備のレジリエント強化
豪雨対策
豪雨等顕著災害の被害極小化
□リアルタイム予測技術による迅速な察知
□予測に基づく交通管制等・災害発生後の避難誘導
ベース技術
□災害リアルタイム予測、シミュレーション
□安否確認システム
□アラートシステム
□誘導避難システム
□高密度気象観測システム
ベース技 術
□脆弱性関連情報
□災害時レジリエンス施設(トイレ等)
2020年
実装
2020年
実装
11
実現に向けての課 題と要 望
新 → 新規 提案
12
□公共空間の安全性確保に向けた監視カメラのネットワーク化
テ
ロ
対
策
□ドローンの厳格な識別・認証、管制・運用のルール整備
□画像などの個人情報を、犯罪・事故防止等に利活用するためのルール整備
□検疫所充実、ワクチン開発、食品衛生監視体制強化等
規 → 規制緩和提案
連携先
実現に向けての要望
防
犯
対
策
継 → 継続議論
継
継
警察庁
警視庁
内閣官房
情報通信技術 (IT)総合戦略室
国交省 航空局 安全部
総務省 総合通信基盤局 電波部
厚労省 健康局 厚生科学審議会
医薬食品局 食品安全部
イ
ン
フ
ラ
の
確
保
□官民による横断的な訓練の実施
継
サ
イ
バ
ー
対
策
□サイバー/物理セキュリティに対する、重要インフラ含む官民での
情報共有の仕組み・連携
継
内閣官房 NISC
経産省 商務情報政策局
豪
雨
対
策
□災害情報を官民でリアルタイム共有できる仕組み作り
継
内閣府SIP レジリエントな防災・減災機能の強化推進委員会
内閣府SIP 重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保推進委員会
内閣官房 NISC
重要インフラ専門調査会
スケジュール一覧
取 組事 項
防
犯
対
策
テ
ロ
対
策
イ
ン
フ
ラ
の
確
保
サ
イ
バ
ー
対
策
豪
雨
対
策
研究開発
規制・制度改革
2015
2016
2017
●全方位監視カメラ ●高画素センサー技術 ●映像解析技術 ●危険因子のセンシング ●データ圧縮技術
●人流分析技術 ●望遠光学技術 ●遠隔操作(ドローン等)
●公共空間の安全性 確保に向けた
監視カメラのネットワーク化
●画像などの個人情報を利活用するルール整備
トライ・実装
研究開発
規制・制度改革
実証実験
●生体認証システム ●全方位監視カメラ ●高画素センサー技術、映像解析技術 ●遠隔操作(ドローン等)
●ビッグデータでの予兆検知 ●サーモグラフィックカメラ ●スクリーニング検査システム ●NBC・爆発物検査システム
●ドローンの運用ルール整備 ●検疫所充実、ワクチン開発等
トライ・実装
研究開発
実証実験
●情報連携プラットフォーム ●危機管理マニュアル
●脆弱性関連情報 ●災害時レジリエンス施設(トイレ等)
●官民での大規模防災訓練計画
●産官学連携での人材育成
規制・制度改革
トライ・実装
研究開発
規制・制度改革
トライ・実装
研究開発
規制・制度改革
トライ・実装
2018
2019
2020
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
大会後のレガシー
●市民もフラストレーション
が溜まらない ( ストレスフ
リー ) 環境下で、安全性を
確保する監視・モニタリン
グシステム
サービスへ移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●生体認証による入出国管理
の厳格化と簡素化
●不審物の事前調査侵入警戒
の仕組み
●各種感染症に対する水際対
策、官民連携による対処
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●国民一人ひとりの日頃の備
え充実
●危機管理マニュアルの充実
●防災分野のプロ人材育成
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
サービスへ移行
官民による横断的な訓練の継続
●サイバー空間監視 ●暗号化技術 ●セキュアな無線伝送技術
●ビッグデータでの予兆検知 ●学習による未知攻撃の検知
●サイバー/物理セキュリティに対する
官民での情報共有の仕組み作り
実証実験
●災害リアルタイム予測、シミュレーション ●安否確認システム ●アラートシステム
●避難誘導システム ●高密度気象観測システム
●災害情報を官民でリアルタイム共有
できる仕組み作り
実証実験
●検知⇒分析⇒判断⇒対処の
サイクルを官民連携で確立
サービスへ移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●ゲリラ豪雨、竜巻等の予測
精度向上と確実な情報伝達
による安全・安心の確保
サービスへ移行
13
14
経済界に対する期待認 識
国及び大 会 組 織 委員会の基 本 方 針
オリンピック・パラリンピック基本 方 針(内閣官房 )
□暑さ対策・環境問題への配慮
□環境・エネルギー関連等の科学技術を世界にアピール
具体的な要望
〈水素の製造・輸送〉
▶再生可能エネルギーによる高効率水素の生産・液体水素への高効率変換…(改革)
▶地方でCO2フリー水素をつくり都市部に輸送…(改革)
▶水素パイプライン整備…(都)
〈水素の活用〉
▶スマートエネルギー都市…(都)
大会組 織 委員会アクション&レガシープラン
<水素社会の構築>
□大会へ水素技術を活用した車両・設備等を導入し、実証や展
示を行うことで、世界に誇れる環境対応技術をアピールする
□ショーケース等による演出
<持続可能性社会>
□日本に暮らす人の環 境や持 続 可能性に対する意 識を高め、
「日本型持続可能性」という社会モデルを確立し、世界へ発信
▶集合集宅への家庭用燃料電池普及…(都)
▶水素ステーション設置によるBRT・FCVへの燃料供給…(都)
▶競技場や選手村などへ水素技術を活用した車両・設備等を導入し、実証・展示…(組織)
〈電気自動車〉
▶充電インフラの整備・充実…(経)
〈暑さ対策 〉
▶総合的な道路空間の温度上昇抑制対策、遮熱性舗装整備・クールスポット…(オリ、都)
▶暑さ・熱中症等の情報をICTとリンクし外国人等へ発信…(オリ)
〈エネルギーマネジメントシステム 〉
▶スマートメーターを組み込んだ双方向の電力供給システム
▶蓄電池の高性能化・複数の蓄電池制御技術…(改革)
▶気象観測・予測データ活用による再エネ発電量予測…(改革)
▶ネガワット取引等を円滑に行うための環境整備…(改革)
オリ→ 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部 組織 → 大会組織委員会 経 → 経産省未来開拓部会 都 →東京都 改革 → 改革2020
15
目指すべき姿
・世界に先駆け、持続 可能なCO2フリー水素の活用や
循 環 型エネルギーシステムのモデル作りに取り組む
水 素 社 会の実 現
関連システムの水素タウン化
東北復 興につながる
新しいエネルギー供 給スタイルの確 立
16
酷暑対策
真 夏の日本の酷暑でも
オリンピック・パラリンピック競 技者、
観戦者が 快適に過ごせる環境を実現
実現への取 組テーマ
水 素 社 会の実 現
選手村及び、競技場での水素タウンの実現
ベース技術
□公共交通機関における燃料電池バスの本格導入(100台以上)
□競技場、集合住宅における燃料電池システムの標準装備化
□CO2フリー水素を含めた水素サプライチェーンの構築及び、利用拡大策の充実
□燃料電池車/バス □燃料電池フォークリフト
2020年
□住宅向け燃料電池 □CO2フリー水素の高効率製造→貯蔵、供給
実装
□CO2発生ゼロを実現する生産工場運営 □再生可能エネルギーの活用
空港・大規模倉庫・市場での
燃料電池フォークリフトの活用
ショーケースとして、東北で再生可能エネルギーを
生産し都市部で消費するモデル作り
ベース技術
□燃料電池フォークリフト
(象徴として聖火にも使用)
※但し、コスト成 立性が 問 題
2020年
実装
ホストタウンでの、再生可能の水素による
自立型エネルギーシステムの普及(地 産 地 消)
ベース技術
□自立型燃料電池システム
ベース技術
□CO2フリー水素の高効率製造→貯蔵、供給
水素関連 経産省目標を
意識した実展開策の検討
2020年
実装
2020年
ショーケース
20年
FCV累計
4万台
25年
30年
20万台 80万台
水素ステーション 160ヵ所 320ヵ所
900基
ベース技術
2020年
実装
□燃料電池車/バス □水素ステーションの低コスト運営
酷暑対策
競技場及び、パブリックビュー施設に、
保水性ブロックやクールスポットをセット
ベース技術
□保水性ブロック □ミストノズル/エアー制御を加えたクールスポット
2020年
実装
電力融 通・充電設備
ベース技術
複数施設間、都市間での電力融通(市場でのネガワット取引) □スマートメーター、スマートグリッド □電力需給管理システム □蓄電池
選手村、競技場周辺等での充電設備拡充及び、
ベース技術
□普通充電、急速充電 □非接触充電
ショーケース的に非接触充電
2020年
実装
2020年
実装
2020年
ショーケース
17
実現に向けての課 題と要 望
新 → 新規 提案
水
素
社
会
の
実
現
酷
暑
対
策
電
力
融
通
・
充
電
設
備
18
継
□水素ステーションの具体的な設置計画の策定(神宮、晴海等)
継
□水素ステーションの低コスト運営のための規制緩和
規
□右記連携先と継続議論
規 → 規制緩和提案
連携先
実現に向けての要望
□選手村及び、国立競技場での水素タウン化の計画策定
継 → 継続議論
継
組織委員会
内閣府 科 技部局
東京都 オリンピック・パラリンピック局 都市整備局
経産省 高圧ガス保安局
環境省 水・大気環境局等 国交省 航空局
東京都 環境局
□産業用水素ステーションの低コスト運営のための規制緩和
規
□右記省庁と特にコスト成立性について継続議論
継
経産省 燃料電池協議会
□右記連携先と継続議論(特に供給方法と採算)
継
福島新エネ社会構想、内閣府 科 技 部局
□右記会議体と継続議論
継
経産省 燃料電池協議会
□道路面における公益的クールスポットの設置許可及び、
許可リードタイムの短縮
継
東京都 建設局 都市整備局
□ネガワット取引のルール及び、通信規格の標準化
継
経産省 エネルギーリソースアグリゲーションビジネス検討会
□右記会議体で継続議論
継
経産省
国交省 各国道事務所
EV/PHVロードマップ検討会
警視庁 交通部
スケジュール一覧
取組事 項
研究開発
規 制・
制度改革
2015
2016
2017
2018
●料電池車/バス ●住宅向け燃料電池
●CO2フリー水素の高効率製造→貯蔵、
供給
●CO2発生ゼロを実現する生産工場運営
●再生可能エネルギーの活用
●水素タウン化の計画策定
●水素ステーション運営の規制緩和
規 制・
制度改革
水
素
トライ・
社
実装
会
の
実
現
研究開発
規 制・
制度改革
トライ・
実装
研究開発
規 制・
制度改革
トライ・
実装
2020
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
実証実験を踏まえ
サービスへ移行
トライ・
実装
研究開発
2019
●燃料電池フォークリフトの開発、生産
●水素ステーションの設置
●産業用水素ステーション運営の規制緩和
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
大 会後のレガシー
●公共交通機関
に お ける燃 料
電 池 バスの 本
格導入
●CO2フリー水
素を含 め た 水
素 サプ ライ
チェーン の 構
築 及び 利 用 拡
大策の充実
東
京
大
会
●燃料電池車両
の利用拡大
●水素需要の創
出、拡大
●コスト成立性の目途付け
各ホストタウンで
コスト検証
●CO2フリー水素の高効率製造
→貯蔵、運搬・供給方法の策定
①液化水素 ②ハイドライド方式 ③送電
●コスト成立性の目処付け
●水素供給方法決定
(再生エネルギー電力の宅送規制の見直し)
東
京
大
会
研究開発
●地産地消型の
エネルギー供
給システム の
活用拡大
施行開始
2016
2017
東
京
大
会
● 東 北での 新 た
なビジ ネス の
創出
●水素社会の実
現
規 制・
制度改革
トライ・
実装
2018
2019
2020
大 会後のレガシー
●燃料電池車/バス ●水素ステーションの低コスト運営
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●水素ステーションのコスト成立性 ●規制緩和検討
東
京
大
会
●水素社会の
実現
東
京
大
会
●日本の酷暑を
快適に過ごせ
る環境の実現
●燃料電池協議会で
継続議論
●保水性ブロック ●ミストノズル、
エアー制御を
加えたクールスポット
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●道路面におけるクールスポットの
設置許可
●設置開始
●スマートメーター、
スマートグリッド
●電力需給管理システム、
蓄電池
規 制・
制度改革
電
力 トライ・
融 実装
通
・
充
電
設
備 研究開発
サービスへ移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
酷
暑
対 規 制・
策 制度改革
2015
トライ・
実装
●実証実験を終えた空港から本格採用 ●以降、成田・
羽田・セントレア及び、地方主要空港等に展開
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
研究開発
水
素
社
会 規 制・
の 制度改革
実
現
トライ・
実装
研究開発
▶実証実験(関空、
横浜)
●自立型燃料電池
システム
取組事 項
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●ネガワット取引のルール設定
●通信規格の標準化
東
京
大
会
●エネルギ ー 需
給のバランス化
●再生可能エネ
ルギーの 活 用
拡大
▶第3段階
▶第2段階
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●非接触充電
●コスト成立性検討
▶非接触充電
ショーケース
東
京
大
会
●EV車用充電設
備の拡充
●都市部より、順次拡充
19
20
経済界に対する期待認 識
国及び大 会 組 織 委員会の基 本 方 針
オリンピック・パラリンピック基本 方 針(内閣官房 )
□公共施設等のユニバーサルデザイン化・心のバリアフリーによる共
生社会の実現を通じて、障がい者・高齢者の活躍の機会を増やす
□アスリート、観客等の円滑な輸送
□外国人旅行者の訪日促進
具体的な要望
〈多言 語 対応・サイネージ〉
▶デジタルサイネージを用いた多言語対応・防災避難・観光対応アプリ…(組織、オリ、改革、都)
▶文化施設のWIFI・多言語化…(経、都)
▶医療機関における外国人患者受入整備…(オリ、改革)
▶宗教属性に応じた食事ガイド…(改革)
〈滞 在 環 境・サービス・おもてなし〉
大会組 織 委員会アクション&レガシープラン
<東 京から始まる21世紀都市>
□2020オリパラをきっかけにして、高齢化・少子化等が引き起こす
課題への取組
□バリアフリー化の推進と安全・安心の備えを充実
□インフラ整備により快適で安心な都市を創出し、東京が世界に向
けて21世紀の都市モデルを発信
□ベイエリアの交通利便性を向上させ、アクセス強化
<For All>
□ロボットやICTの活用により障がいや年齢、性別、国籍を超えた優
しいバリアフリー社会を目指す
□先進的なバリアフリー技術のショーケース化
<高齢化先進国への挑戦>
□高齢化の進展が早い国として、多言語・バリアフリー対応や、医療
ケア・介護 を通じて、課題解決モデルを世界に示す
▶海外発行クレジットカード等の決済環境改善…(オリ、経)
▶おもてなしプラットフォーム構築・訪日外国人の属性情報をID連携…(経、総)
▶無料無線LANの整備…(オリ、総)
〈移動のバリアフリー化〉
▶JR、地下鉄でのドア・エレベータ等再整備…(都)
▶バリアフリー環境等の3D都市データ構築…(経)
〈ロボットの活用〉
▶コミュニケーション、掃除ロボ等自律移動型ロボット活用…(改革)
▶ウェアラブル機器やAIを活用した先進医療サービス…(組織)
▶パーソナルモビリティによる高齢者にやさしい社会システム構築…(経)
〈交通インフラの充実〉
▶鉄道・バス・空港のアクセス改善…(オリ、改革)
▶シェアサイクル、バス、環状2号BRT…(オリ、改革、都)
〈自動走行技術の実現〉
▶自動走行技術の実用化…(オリ、改革、経) ▶BRTへの自動走行織り込み…(オリ、改革)
▶ITS技術を活用した渋滞の緩和…(都)
オリ→ 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部 組織 → 大会組織委員会 経 → 経産省未来開拓部会 都 →東京都 改革 → 改革2020
21
目指すべき姿
・誰 もが 不 安なく、自由に 動ける社会の実 現 を目指す
人 の バリアフリー
年齢、体力、国籍、
人種、身体差 等での
バリアをなくす
ロ ボ ット 活 用
ロボット活用による労働力不足の解消や
高 齢 者・障がい者の社 会 参 加を促 進する
22
自動走行
専用レーンでの
自動走行の実現
実現への取 組テーマ
人 の バ リア フリ ー
訪日外国人のための、
宿泊施設や病院での多言語対応システム (避 難 誘 導 等)
目的に則したバリアフリー情報の提供
(高齢者、障がい者、妊婦向)
ベース技術
ベース技術
□ウェアラブルや据置型、メガホン型の翻訳端末
□視線検知技術、ジェスチャー認識技術
□話した言葉をタブレット等に指でなぞった軌跡で表示
2020年
実装
ロ ボ ット 活 用
2020年
実装
自動走行
ロボットの活用拡大
□荷物搬送での利便性向上
□歩行支援(高齢者、障がい者)
□案内用ロボットによる多言語対応 □パーソナルモビリティ
□車いすの補助
□生活支援(高齢者・障がい者)
ベース技術
□音声認識技術
□物体認識技術
□自律移動技術
□屋内測位技術
□バリアフリー情報の整備とオープンデータ化
□GPSとビーコンの連動
□遠隔コントロール
□軽量素材(CFRP)
□UDタクシー
2020年
実装
高速道路の専用レーンにおける、自動走行
・
及び、
トラック隊列走行
・特定の駐車エリアにおける自動パーキング
(運転手は必須、無人でない)
ベース技術
□自動走行技術
□道路構造、自車位置
障害物の認識技術
□準天頂衛星の活用
□交通情報、地域情報
SNS情報等のセンシング
□デジタルマップデータを
1/500精度で整備
□路車間通信、車車間
通信システム
2020年
実装
2020年
ショーケース
23
実現に向けての課 題と要 望
新 → 新規 提案
連携先
実現に向けての要望
□道路面におけるデジタルサイネージ利用及び広告活用の許可
人
の
バ
リ
ア
フ
リ
ー
□公的機関や公共交通が保有するバリアフリー情報等を
収集、管理、公開方法を標準化
継
情報通信研究機構
東京都 建設局 都市整備局
国交省 各国道事務所
警視庁 交通部
デジタルサイネージコンソーシアム
新
総務省 公共交通オープンデータ協議会 Gシティ構築事業
国交省 東京駅周辺高精度測位社会 PJ検討会
ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討会
□屋内ビーコン設置促進のためのルール策定
24
継 → 継続議論
ロ
ボ
ッ
ト
活
用
□ロボットに関する安全規格基準の整備
継
経産省 ロボット社会実装プロジェクト
文科省 ユニバーサル未来社会推進協議会
自
動
走
行
□高速道路における自動走行レーンの設置
(右記会議体で継続議論)
継
自動走行ビジネス検討会
規 → 規制緩和提案
スケジュール一覧
取組事 項
研究開発
規制・制度改革
人
の
バ
リ
ア
フ
リ
ー
トライ・実装
研究開発
規制・制度改革
2015
2016
2017
2018
研究開発
規制・制度改革
自
動
走
行
規制・制度改革
トライ・実装
大 会後のレガシー
●翻訳精度の向上
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●道路でのデジタル
サイネージ利用ルール
サービスへ移行
東
京
大
会
●翻訳アプリの全国展開
●訪日外国人と日本人との
コミュニケーション向上
●屋内測位技術 ●GPSとビーコンの連動 ●バリアフリー情報の整備とオープンデータ化
●公共機関によるデータのオープン化
●屋内ビーコン設置促進のための施策策定
サービスへ移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●ロボットに関する安全規格基準の整備
サービスへ移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●自動走行技術 ●道路構造、自車位置、障害物の認識技術 ●交通情報、地域情報、SNS情報等のセンシング
●デジタルマップデータを1/500精度で整備 ●路車間通信、車車間通信システム ●準天頂衛星の活用
●高速道路における自動走行レーンの設置
●宿泊施設→競技場から実装を開始し、全国展開
●高齢者、障がい者、妊婦さ
ん等のイキイキした社会
生活の実現
●荷物搬送等での利便性向上
●音声認識技術 ●物体認識技術 ●自律移動技術 ●遠隔コントロール ●軽量素材(CFRP等) ●UDタクシー
トライ・実装
研究開発
2020
●翻訳端末 ●視線検知技術、ジェスチャー認識技術
トライ・実装
ロ
ボ
ッ
ト
活
用
2019
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
東
京
大
会
●ロボット翻訳によるコミュニ
ケーション向上
●高齢者等の生活、歩行、
移動支援
●自動車の自動走行技術の
社会実装
25
26
経済界に対する期待認 識
国及び大 会 組 織 委員会の基 本 方 針
オリンピック・パラリンピック基本 方 針(内閣官房 )
□スポーツ立国の実現。競技力強化、アンチドーピング、
スポーツ・運動による健康増進を実現
具体的な要望
〈エンターテイメント技術・演出技 術 〉
▶大会の臨場感を映像や多言語最先端の伝達技術を駆使し世界に伝える…(経、組織)
▶4K8K技術や大容量伝送 システム等を駆使し、会場にいなくても臨場感を感じること
ができるスポーツ視聴環境の整備…(組織)
大会組 織 委員会アクション&レガシープラン
▶ICT活用による選手情報の可視化…(組織)
<感動の共 有(スポーツ)
>
□大会の臨場感を映像や多言語対応等、
最先端の技術を駆使し、世界・日本各地に伝える
オリ→ 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部 組織 → 大会組織委員会 経 → 経産省未来開拓部会 都 →東京都 改革 → 改革2020
27
目指すべき姿
・臨場 感あふれる映像を通じて、スポーツの新しい 楽しみ方を提 案
スポーツ 観 戦
会場での 観 戦 応援における
スポーツの多様な楽しみ方提 案
28
能力強化
スポーツの競 技力向上
スポーツを通じた健 康増進
実現への取 組テーマ
スポーツ 観 戦
・パブリックビューイングや街角での臨場感ある観戦
・知りたい情報/シーンを多面的に取得し多言語表示
・技やその難易度等のリアルタイム解説
ベース技術
□多視点多チャンネル映像
□4K8K、5G通信
□非接触ノイズキャンセル
□パラメトリックスピーカー
□プロジェクションマッピング
□超高精細大判プリント
□多言語翻訳
□音響・映像透かし
2020年
実装
2020年
ショーケース
能力強化
競技内容の数値データでのフィードバックによる
・
効果的なトレーニングの提案
・センサーを活用した運動能力の見える化
ベース技術
□3Dセンサー、深度データと骨格認識を合成する技術 □バイタルセンシング
2020年
実装
29
実現に向けての課 題と要 望
新 → 新規 提案
連携先
実現に向けての要望
ス
ポ
ー
ツ
観
戦
能
力
強
化
30
□パブリックビューイング、BRT内等で4K8K映像を
リアルタイム配信するための設備の整備
□トップアスリートの生体データを活用するための仕組みの検討
□スポーツセンシング技術の研究開発
継 → 継続議論
継
総務省 2020に向けたICT化推進に関する懇談会
経産省 2020未来開拓部会
新
スポーツ庁・経産省 スポーツ未来開拓会議
規 → 規制緩和提案
スケジュール一覧
取組事 項
研究開発
ス
ポ
ー
ツ
観
戦
規 制・制 度 改 革
2015
2016
2017
2018
2019
●多視点、多チャンネル映像 ●4K8K、
5G通信 ●非接触ノイズキャンセル ●パラメトリックスピーカー ●プロジェクションマッピング ●超高精細大判プリント ●多言語翻訳 ●音響・映像透かし
2020
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●4K8K映像を配信するための設備整備(パブリックビューイング、BRT等)
能
力
強
化
規 制・制 度 改 革
トライ・実装
● 大 規 模イベント等 に お
ける新しい演出
● 技 やその 難 易 度 等 のリ
アルタイム解説による競
技への理解
サービスへ移行
トライ・実装
研究開発
東
京
大
会
大 会後のレガシー
●3Dセンサー、深度データと骨格認識を合成する技術 ●バイタルセンシング
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●トップアスリートの生体データを活用する仕組み
● 国 民 一 人 ひとりの 健 康
増進の機会増
サービスへ移行
31
32
経済界に対する期待認 識
国及び大 会 組 織 委員会の基 本 方 針
オリンピック・パラリンピック基 本 方 針(内閣官房)
□日本文化の魅力発信。伝統的な芸術から現代舞台芸術、
最先端技術を用いた各種アート等
□和食・日本酒等の食文化祭り、伝統工芸品、和装
具体的な要望
〈 食・農 業に関する技術〉
▶日本の食材等の魅力発信・生産力強化…(都)
〈 文化に関する技術 〉
□地方創生・地域活性化地方への誘客拡大
□復興五輪として、東日本大震災の被災地が復興した姿を
アピール
▶最先端材料を用いた各種アート…(オリ)
▶木材・石材・畳等を活用した建築…(オリ)
大会組織 委員会アクション&レガシープラン
<底力の発揮(地方)
>
□地方の潜在的な魅力を引出し、ベンチャービジネスの創出
等を図る中で多様な人材の活用を促す
<復興>
□大会後も地方の魅力や復興の姿を世界に発信
オリ→ 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部 組織 → 大会組織委員会 経 → 経産省未来開拓部会 都 →東京都 改革 → 改革2020
33
目指すべき姿
・魅力ある地方の創生 一次 産業の復 興と若年層の居住定着
農業支援
強い農業、魅力的な農業への変換
ー老若男女/初めての方でも、楽しい農業
ー勘やコツに頼らないシステムの、儲かる農業
高 齢 者 サ ポ ート
高齢者が
元気で活躍できる
環境の整備
(移動手段向上/ロボットによるサポート)
観光
訪日外国人へのPRによる
旅 行 者 数拡大
( 日本文化の発信)
34
実現への取 組テーマ
農業支援
ロボットを活 用した農 業
ICTを活用した農業 □新しい農業経営、
植物生産工場の管理等
ベース技術
ベース技術
□電動アシストスーツ □農機のロボット化(トラクターロボット、収 穫ロボット等)
□農作業従事者見守り安全管理 □栽培状況見回りロボット
2020年
実装
□高度な生産管理技術 □環境センシング・制御技術
□生体情報計測・分析技術 □農機や作業を自動化する技術
2020年
実装
高 齢 者 サ ポ ート
移動手段の向上
ベース技術
□マイカーを活用した相乗りシステム □バス停→自宅までの短距離自動運転 □低床バス □車イス標準化 □UDタクシー
ロボットの活用拡大 「ユニバーサル社会」でも取組 : P23
2020年 2020年
ショーケース
実装
ベース技術
□荷物搬送での利便性向上 □案内用ロボットによる多言語対応 □車いすの補助
□生活支援(高齢者・障がい者) □歩行支援(高齢者、障がい者)
□パーソナルモビリティ
□音声認識技術 □物体認識技術 □自律移動技術
□遠隔コントロール □軽量素材(CFRP)
2020年
実装
観光
・名所/旧跡や城跡等の復元イメージを体感
・美術品見学時、作品を五感で体感できるアトラクション
訪日外国人のための、宿泊施設や
病院での多言語対応システム(避難誘導等 )
「ユニバーサル社会」でも取組 : P23
目的に則したバリアフリー情報の提供
(高齢者、障がい者、妊婦向)
「ユニバーサル社会」でも取組 : P23
ベース技術
□3Dイメージ □音響・映像透かし
2020年
実装
ベース技術
□ウェアラブルや据置型、
メガホン型の翻訳端末 □視線検知技術、
ジェスチャー認識技術
□話した言葉をタブレット等に指でなぞった軌跡で表示
ベース技術
□屋内測位技術 □バリアフリー情報の整備とオープンデータ化 □GPSとビーコンの連動
2020年
実装
2020年
実装
35
実現に向けての課 題と要 望
新 → 新規 提案
高
齢
者
サ
ポ
ー
ト
□電動アシストスーツに関する安全規格基準の整 備
□ロボットに関する安全規格基準の整備
□高 精度 複 製品の展示 環 境 整 備
観
光
□道路面におけるデジタルサイネージ利用
及び広告活用の許可
経産省
継
経産省 ロボット社会実装プロジェクト
文科省 ユニバーサル未来社会推進協議会
継
各自治体
文化庁 各自治体
継
情報通信研究機構
東京都 建設局 都市整備局
国交省 各国道事務所
警視庁 交通部
デジタルサイネージコンソーシアム
新
総務省 公共交通オープンデータ協議会 Gシティ構築事業
国交省 東京駅周辺高精度測位社会 PJ検討会
「ユニバーサル社会」でも取組 : P24
□公的機関や公共交通が保有するバリアフリー情報等を
収集、管理、公開方法を標準化
□屋内ビーコン設置促進のためのルール策定
「ユニバーサル社会」でも取組 : P24
36
継
「ユニバーサル社会」でも取組 : P24
□観 光 地でのWifi高密 化
規 → 規制緩和提案
連携先
実現に向けての要望
農
業
支
援
継 → 継続議論
ロボット社会実装プロジェクト
ICTを活用した歩行者移動支援の普及促進検討会
スケジュール一覧
取組事 項
研究開発
規 制・
制度改革
2015
2016
2017
●電動アシストスーツ
トライ・
実装
2019
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●電動アシストスーツに関する
安全規格基準の整備
農 トライ・
業 実装
支
援
研究開発
2018
2020
大 会後のレガシー
研究開発
東
京
大
会
●高齢者等の
生活、歩行、
移動支援
サービスへ
移行
サービスを
拡大
規 制・
制度改革
トライ・
実装
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●高度な生産管理技術
●環境センシング・制御技術
●生体情報計測・分析
取組事 項
東
京
大
会
研究開発
●新しい農業
経営スタイル
観
光 規 制・
制度改革
トライ・
実装
研究開発
トライ・
実装
高
齢
者
サ
ポ
ー 研究開発
ト
規 制・
制度改革
トライ・
実装
●マイカーを利用した
相乗りシステム
●短距離の自動運転
実証実験
(中山間地域)
サービスへ
移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
サービスへ
移行
研究開発
規 制・
制度改革
● 荷 物 搬 送 等で
の利便性向上
●音声認識技術 ●物体認識技術 ●自律移動技術 ●遠隔コントロール
●軽量素材(CFRP等) ●UDタクシー
●ロボットに関する
安全規格基準の整備
●高齢者等の
生活、歩行、
移動支援
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
トライ・
実装
2015
2016
2017
2018
2019
2020
大 会後のレガシー
●3Dイメージ
●音響、映像透かし
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
●観光地での
Wifi高密化
サービスへ
移行
東
京
大
会
●地 方 の 新しい
観光の魅力
●翻訳精度の
向上
●翻訳端末 ●視線検知技術、ジェスチャー認識技術
●道路でのデジタル
サイネージ利用ルール
サービスへ
移行
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
●翻訳アプリの
全国展開
ラ
グ
ビ
ー
W
杯
東
京
大
会
● 高 齢 者 、障が
い 者 、妊 婦さ
ん等のイキイ
キした社会生
活の実現
●屋内測位技術 ●GPSとビーコンの連動
●バリアフリー情報の整備とオープンデータ化
●公共機関によるデータのオープン化
●屋内ビーコン設置促進のための施策策定
サービスへ
移行
●訪日外国人と
日本人とのコ
ミュニケーショ
ン向上
●ロ ボ ット 翻 訳
によるコミュニ
ケーション向上
●高齢者等の
生活、歩行、
移動支援
37
ムーブメント・盛り上げ策
既 存の展示会との連携
▶各業界の動員数トップ展示会を選定し、経済界協議会としても連携させていただきムーブメント形成を図る
▶従来の出展会社のみならず、地方の企業も出展できるようサポートの仕方を検討
展示会
自
動
車
電
機
・
情
報
38
15 年 度 実 績
開 催 予 定(16 年 度 )
開催頻度
後援
参加社数
動員数
東京モーターショー
181社
81.3万人
(次回は2017年)
2年毎
外務省、環境省、経産省、国交省、
東京都、千葉県
シーテックジャパン
531社
13.3万人
10月4日∼7日
毎年
外務省、経産省、国交省、厚労省、
総務省、千葉県
14.0万人
6月8日∼10日
毎年
経産省、総務省
(次回は2017年)
2年毎
デジタルサイネージジャパン
60社
(含、同時開催展での動員)
設
備
国際ロボット展
446社
12.1万人
エ
ネ
ル
ギ
ー
Smart Energy Japan
281社
4.9万人
物
流
ロジスティクスソリューションフェア
(含、同時開催展での動員)
117社
1.3万人
(次回は2017年)
*2016年は1月に実施済
(次回は2017年)
経産省、国交省、厚労省、文科省
毎年
(特になし)
2年毎
(特になし)
2020年の
実現イメージ
39
Day
1
Day
2
Day
3
Day
4
40
日本に到着したファミリーとカップル、専用通路を通る
だけで入国審査完了、
病気や荷物はしっかりチェック。
駅の複雑な乗換もスムーズにナビゲーション、車いす用
のバリアフリールートも多言語で表示されて楽々移動。
街では東北生まれの水素が活用されています。
(聖火にも)
移動は燃料電池バス、専用レーンの自動走行で渋滞も無し。
会場でも街角でも、臨場感あふれる映像や選手の詳細な
データで、大会を様々な角度からフルに楽しめます。
今日は地方観光。食事の際は食材を事前チェック、
通訳ロボットのおかげで板前さんとも楽しく会話。
案内のおじいさん、
アシストスーツで急な階段も問題なし、
昼に食べたおいしい果物も作っているんだって。
街の表も裏もしっかり見守ってくれて、
夕立も分かります。
急な体調不良もすぐに駆けつけてもらって助かりました。
真夏の大会でも、特別な舗装やクールスポットで
選手も観客も快適に過ごせます。
*「2020年の実現イメージ」については、NECの協力により作成
ハードレガシーお問い合わせ先
【全体 事務 局】 オリンピック・パ ラリンピック等 経 済 界 協 議 会 事務局
担当/左三川 TEL:03-6741-0150
E-mail : top-council@keidanren.or.jp
*2020年オリンピック・パラリンピック東 京大 会に 向けた科 学 技 術イノベーションの取 組に 関するタスクフォース「2020年に向けた科 学 技 術イノベーション シンポジウム」パンフレット
(内閣府)
より、一 部 素 材を抜 粋・加 工して作 成
発 行 :オリンピック・パラリンピック等 経 済 界 協 議 会 発 行 日 :2 0 1 6 年 5 月
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