TAAF2014「コンペティション部門」 - 東京アニメアワードフェスティバル2017

Press Release
東京アニメアワードフェスティバル実行委員会
一般社団法人 日本動画協会
東京アニメアワードフェスティバル 2014
2014 年 3 月 22 日 (TAAF2014-10)
TAAF2014「コンペティション部門」
グランプリ決定!!
「東京アニメアワードフェスティバル 2014」の授賞式が 3 月 22 日(土)東京ビッグサイトにて行われ、
「コ
ンペティション」部門のグランプリが発表された。
東京アニメアワードフェスティバル 2014(TAAF2014)は、アニメーションの振興を目的とした国際アニメーション映画
祭で3月20日から3月23日まで開催されている。映画祭初日である3月20日に同日オープンとなったコレド室町2内の「T
OHOシネマズ 日本橋」にて本年度よりコンペティション部門の本審査、アニメ オブ ザ イヤーのノミネート作品、その他
招待作品の上映、その他特別上映イベントなどが多数行われ、アニメの国際映画祭として確立された。
「コンペティション」部門はプロ・アマ問わず応募のあった、日本国内で未興行のアニメーション作品を対象
としており 60 分以上は長編部門、60 分未満は短編部門に分かれている。日本はもちろん世界中から、長編部門
で 13 作品、短編部門では 504 作品の応募があった。そのうち、ファイナリスト作品は、本映画祭会期中に「TOHO
シネマズ 日本橋」にて上映され本審査が行われた。
審査結果は以下の通り。
<長編部門>
グランプリ
優秀作品
『コングレス』( 『 The Congress(原題) 』) 監督 アリ・フォルマン
『アーネストとセレスティーヌ』( 『 Ernest et Célestine(原題) 』)
監督 バンジャマン・レネール /ヴァンサン・パタール/ステファン・オビエ
※尚、グランプリの『コングレス』
( 『 The Congress(原題) 』)には、東京都知事賞も授与された。
<短編部門>
グランプリ
優秀作品
優秀作品
『妻の手紙』(Letters de femmes/原題) 監督 オーギュスト・ザノヴェッロ
『エアリー・ミー』 監督 久野遥子
『ベティーズ・ブルース』(BETTY’S BLUES/原題)監督 レミ・ヴァンデニット
※尚、グランプリの『妻の手紙』
(Letters de femmes/原題)には、東京都知事賞も授与された。
授賞式では、長編部門の『コングレス』
(The Congress/原題 )がグランプリとなった決めてを、審査員の山
村浩二氏がコメントした。「リスクをとりながら挑戦的で革新的なアニメーションと実写の表現は、一見すると
懐古的でキッチュなスタイルと、映画そのものの持っている現実と幻想の認識をどうしていくかというテーマと
が深く結びつけられており、観賞後も長く考えさせる力をもった作品となっている。作品を見た後に誰かに話を
したくなり、それがとまらなくなるような映画で、実際、審査員もこの作品について語りだすとまらなくなった。
SF 小説の原作を大胆に脚色し、あらたに映画や映像産業に対するある種の批判的な視点を追加したことも高く
評価した。」
短編部門グランプリの『妻の手紙』
(Letters de femmes/原題)に対するコメントは、ミシェル・オスロ氏か
ら発表された。
「本作品には優れたテーマがあった。まず戦争という題材、女性たちを描いたこと、そして手紙
というモチーフ。また作品の使っている技法、古びたちぎれた紙を使ってつくったというところはテーマを表現
するうえでも優れていた。
」
長編コンペティション部門
<グランプリ>
『コングレス』
(
『 The Congress(原題) 』)
出演:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル 製作国:イスラエル/ドイツ
/ポーランド/フランス/ベルギー/ルクセンブルグ/
上映時間:123 分
一世を風靡した女優ロビン・ライト(本人)は、女優として永遠の命を与
える新しいテク ノロジーの世界へと足を踏み込む…。実写映像と2D
のアニメーションのパラレルワールドが、 「命」や「映像」、人の心の光
と陰を浮き彫りにしてゆく
監督:アリ・フォルマン(イスラエル/1962 年生まれ)
前作「戦場でワルツを」で アカデミー賞ノミネートのフォルマン
ならではの鮮やかなヒューマン・サイエンスフィクション。
<優秀賞>
『アーネストとセレスティーヌ』(
『 Ernest et Célestine(原題) 』)
監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ
製作国:フランス、ベルギー、ルクセンブルグ/上映時間:80 分
「犬猿の仲」のクマとネズミの、奇妙で素敵な出会い。美しさ楽しさや物
語の温かさも一級 ながら、ネズミのセレスティーヌの可愛さは一回見
たら忘れられない!
監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ (フランス)
カンヌ映画祭監督週間出品、
アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート
短編コンペティション部門
<グランプリ>
『妻の手紙』(Letters de femmes/原題)/フランス
第一次世界大戦の戦場。看護師のシモンはボロボロに崩れた髪の歩兵たちの顔を
ラブレターで修復する。愛する女性によって綴られた言葉には、歩兵たちの傷を癒
す力があるのだ。攻撃にさらされず、汚れのない白衣を身に着けたシモンはケガの
心配がないようである。そんなシモンの秘密は?戦時にも彼には文通相手がいて、
暇さえあれば彼女のことを考えているのだった。シモンは、彼女が安全な場所にい
ながらも自分の後ろに寄り添ってくれていると思うことで、日々戦場で直面する恐怖
や死に立ち向かうだけの力を得ていた。しかし、思いも寄らない死が訪れる時、果
たして手紙の言葉は痛みを和らげることができるのだろうか?
監督 オーギュスト・ザノヴェッロ
<優秀賞>
『エアリー・ミー』/日本
薬が注射され、鼻のスイッチを押された時、被験者の女の子はキメラに変わってし
まった。もはや人間ではない生き物が人間的欲求を持ち続ける時、どんな光景が
見えるのだろう?その生き物は何によって突き動かされているのか?記憶か?憧
憬か?(憧れ)か?愛情か?それとも、憎悪か?揺れるカメラワークが伝える断片
的な物語は、果たして誰が見た世界なのか?
監督 久野遥子
<優秀賞>
『ベティーズ・ブルース』(BETTY’S BLUES/原題)/ベルギー
ルイジアナのブルースが流れる古いバーに、運試しをしようとする若いギター弾き
がいた。1920 年代にニューオリンズで起きた愛と復讐の伝説の物語、ブラインド・
ブギー・ジョーンズのことを、彼は忘れていなかった。
監督 レミ・ヴァンデニット
【本件に関する報道関係のお問合せ】
TAAF2014 PR事務局(㈱キャノンボール内) 担当:山田・石井・原田・山下
Tel:03-6268-8739 / Fax:03-6268-8738 / Mail: press@animefestival.jp
会期中(3 月 20 日~23 日)のご連絡先は 090-7284-9904 (原田) 090-4413-5862 (山田)