年報第 4 号 - 島根県立大学

平成23年度
公立大学法人
島根県立大学
地域連携活動
報告書
年報 第 4 号
は�めに
本報告書は、平成 23 年度における公立大学法人島根県立大学の地域連携活動についてとり
まとめ、紹介するものである。大学の地域連携・社会貢献活動は、地域連携推進センターのみ
ならず、教職員個人から、ゼミや授業、教員の研究グループ、各センター、あるいは、キャン
パス全体など、さまざまな単位で行われている。学生の地域社会活動もまた重要である。すべ
ての活動を記載することは困難であるが、多くの有意義な活動を記録に残していくために、可
能なかぎりの活動をひろって記載するよう心がけた。
公立大学法人島根県立大学平成 23 年度計画では、
「地域連携推進センターは、島根県立大学
憲章で明示されているとおり「地域の課題を多角的に研究し、市民や学生の地域活動を積極的
に支援して、地域に貢献する大学となる」ために、地域との協働関係を構築することを重点項
目として取り組む」とされた。その具体的な取組のひとつとして、学生の地域ボランティア活
動への参加を支援することがあげられていたが、ボランティア保険加入など、各キャンパスに
おいてさまざまな支援が行われた。また、地域ボランティア活動に取り組んでいる 3 キャンパ
スの学生を結びつける取組が緒についた。5 月 21 日には、出雲キャンパスが主体となってボラ
ンティア研修会を開催し、他キャンパスからの参加も募った。10 月 10 日には、3 キャンパス
の学生が浜田キャンパスに集まり、学生ボランティア交流会が開催された。1 月 19 日には、出
雲キャンパスによりボランティア報告会&企画コンテストが開催されている。結果的に学生の
地域ボランティア活動は、これまでにも増して活発になったように思われる。なお、平成 23
年度は、東日本大震災の災害ボランティアに多くの学生・教職員がおもむいたが、これについ
ては、別に『東日本大震災に伴う災害ボランティア活動報告書 2011』が刊行されているので、
そちらをご覧いただきたい。
平成 23 年度も、例年どおり、多くの活動を展開しつつ、新たな取組も行われた。例えば、
公開講座は、それぞれのキャンパスにおいて多彩な講座が開講され、浜田キャンパスと松江キ
ャンパスでは受講者数が減少したものの、出雲キャンパスでは前年比 121.6%の受講者を得た。
松江キャンパスにおいては「椿の道アカデミー会員」制度が、浜田キャンパスにおいては「浜
田キャンパスサポーター」制度が開始されたが、それぞれ一定の成果をあげることができたよ
うに思われる。
受託研究等も、引き続き各キャンパスで取り組まれた。松江キャンパスでは、島根県立大学
学術教育研究特別助成金を活用して自治体との共同研究が行われている。出雲キャンパスでは、
出雲市より「鵜峠地区介護予防教室事業」
「児童虐待防止推進研修事業」を受託し、実施してい
る。連携協力に関する協定を結んでいる浜田市との共同研究としては、浜田キャンパス 8 件、
松江キャンパス 1 件の研究が実施された。北東アジア地域学術交流研究助成金「地域貢献プロ
ジェクト」も 4 件の研究が進められた。浜田市との共同研究や地域貢献プロジェクトには、平
成 24 年度も多くの希望・申請が出されており、研究の側面からの地域貢献も盛んになってき
たと言えよう。
平成 24 年度も、地域とのさらなる協働関係構築に向けて努力してきたい。
地域連携推進センター
センター�
�
��
- 目 次 -
各キャンパスの活動記録
◇浜田キャンパス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1.学生の地域貢献活動
2.地域に関する教育・研究活動
3.地域から/地域への応援・情報発信
4.公開講座等の開催状況
5.地域連携(貢献)活動の取組状況
◇松江キャンパス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41
1.地域連携推進委員会の活動
2.公開講座等の開催
3.地域活性化支援-企業・団体・NPO法人等との連携
4.地域活性化支援-自治体等との連携
5.教育機関等との連携-保・幼・小・中・高・大の教育連携
6.教育課程のための地域の施設・機関との連携
7.公開講座「椿の道アカデミー」の開催状況
8.地域連携(貢献)活動の取組状況
◇出雲キャンパス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79
1.活動の概要
2.活動の実績
3.特色GP継続事業:「健康と生活を考える健康まつり」事業
4.出雲市受託事業:鵜峠地区介護予防教室事業
5.出雲市受託事業:平成23年度児童虐待防止推進研修事業
地域連携推進センターの組織・運営・活動
◇地域連携推進センターの組織と運営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
◇島根県立大学・島根県立大学短期大学部地域連携推進センター運営規程・・・・・104
◇地域連携推進センター本部運営会議名簿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
◇地域連携推進センター本部運営会議の開催状況 ・・・・・・・・・・・・・・・106
◇地域貢献プロジェクト助成事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
参考
◇大学憲章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110
◇自治体・学校等との協定・覚書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111
浜 田 キ ャ ン パ ス
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浜田キャンパス
-1-
浜 田 キ ャ ン パ ス
平成���� 公��学��島根���学
地域連携推進センター�田��ン������ 名�
(任期:平成23.4.1~平成24.3.31)
職 名
氏 名
備 考
教授
林 秀司
・地域連携推進センター長
・ 〃 副センター長(※兼務)
准教授
田中 恭子
・委員(総合調整担当)
准教授
松田 善臣
・委員(情報担当)
講師
西藤 真一
・委員(公開講座担当)
講師
生田 泰亮
・委員(研究支援担当)
講師
中川 敦
交流研究課
課長
島田 成毅
地域
コーディネーター
河部 安男
交流研究課
企画員
岡﨑 巧
・地域連携推進室(※兼務)
交流研究課
主事
岡田 あづみ
・地域連携推進室(※兼務)
嘱託員
竹根 美雪
・委員(学生活動支援担当)
・委員
・地域連携推進室長(※兼務)
-2-
浜田キャンパスの地域連携活動��
� ��
平成 23 年度の浜田キャンパスの地域連携活動を振り返ってみると、これまで継続して行わ
れてきた活動に加えて、いくつかの新たな動きもみられた。
まず、地域連携推進センターがかかわったものからあげていくと、キャンパスサポーター制
度の発足がある。公開講座を受講してくださっている地域のみなさまに、キャンパスの応援団
となっていただくことを企図して発足させたものであるが、68 名の方がサポーターになってく
ださった。9 月 29 日には、サポーターと地域連携推進センター運営会議委員との意見交換会も
開催した。
学生の地域ボランティア活動を支援する取組にも新たな展開があった。9 月 27 日には、ボラ
ンティア活動の現状と課題を把握するための学生ヒアリングが実施された。10 月 10 日には、
出雲・松江キャンパスの学生を交えて、
「3 キャンパス合同学生ボランティア交流会」が開催さ
れた。さらに、12 月 7 日には、キャンパス・マイレージ事業の一環として、ボランティア・ポ
イントを使って参加する抽選会が開催された。これらは、いずれも平成 23 年度から始められ
た取組である。これらの取組の成果もあってか、平成 23 年度は、地域連携推進室が把握して
いるだけでも、のべ 1388 名もの学生が地域ボランティア活動に参加した。
浜田市世界こども美術館と島根県立大学との共同企画「まんげきょうで石見をのぞこう」が
10 月 15 日から 11 月 23 日まで同美術館で開催されたが、これも初めての取組であった。
「大
学生の就業力育成支援事業」の一環として平成 23 年度から開講された総合政策学部の「フレ
ッシュマン・フィールド・セミナー」では、すべての 1 年生がフィールドワークを経験した。
学生が地域社会の様々な人々と接する機会を得たこの取組もまた、地域連携活動ということが
できよう。
例年どおりの活動も着実に行われた。例えば、公開講座は、7 講座 23 回が開講され、のべ
486 名の方に受講いただいた。包括連携協定を結んでいる浜田市との共同研究は、むしろ例年
以上の 8 件が浜田キャンパスより採択され、2 月 3 日には共同研究成果報告会が開催された。
モントレー国際大学とともに浜田市との共同事業として実施された「浜田港の利活用に関する
調査」など、いくつかの共同研究・事業も行われた。北東アジア地域研究センターが平成 18
年度より実施している市民研究員制度では、新たな取組として、グループ・リサーチ・サロン
が立ち上げられている。
「はじめに」に記したように、本報告書は公立大学法人島根県立大学が取り組む地域連携活動
をとりまとめたものであるが、これを編集している地域連携推進センターもそのすべてを把握
しきれていない恐れがある。地域連携活動についての情報を集約し、情報発信していく仕組み
づくりは、今後の課題となってくるであろう。
-3-
浜 田 キ ャ ン パ ス
地域連携推進センター�センター�
��学生の地域��活動
浜 田 キ ャ ン パ ス
�学生ボランティア活動の紹介
浜田キャンパスでは、多くの学生が地域から依頼のあったボランティア活動に参加している。
以下では、今年度行われた学生ボランティア活動の様子の写真と依頼主からの感想を紹介し、さ
らにボランティア活動の一覧を付す。
【匹見峡春祭りイベント支援】
(H23 年 5 月 3 日〜4 日)
・ボランティアを通じて他の大学生とも知り合いができ、交流の輪
が広がった。
・実直に黙々と作業に取り組む姿に好感がもてました。
・今回は自ら応募して、自主性・積極性が感じられる。
・臨機応変な対応をとっていて好感が持てた。
【島根県立浜田ろう学校 体育祭】
(H23 年 5 月 15 日)
・県立大学生に参加してもらうのは初めてであったが、いくつかの
種目に参加ができ、交流ができた。
【草刈り作業支援】
(H23 年 7 月 3 日)
・本人は草刈り希望だったが、女性は草取りおよび交流会の準備
となったため、少し残念そうでした。炎天下での作業にあえて取
り組もうとする積極性も見えた。
【わくわく理科講座】
(H23 年 7 月 10 日)
・学生が事業に加わることで、参加者の雰囲気も変わり、活動自体
に活気が出てくることを感じた。
【寺小屋】
(H23 年 8 月 3 日)
・ダンスの人気が高かったので、都合がつけば再度お願いしたい。
-4-
ボランティア活動の一覧
活動場所
活動期間
内容
人数
浜田市社会
いわみーる
H23.4.1~4.3
福祉協議会
(浜田市)
(H23.3.20~)
支援物資梱包作業
5名
萩の会・
匹見町
JA 西いわみ
(益田市)
H23.5.3~5.4
匹見峡春まつり
4名
H23.5.3~5.5
春のオープンデー
3名
H23.5.15
体育祭
5名
今市児童クラブ・
H23.5.16、
放課後子ども教室・
今市小学校(浜田市)
6.20、7.11
今市児童クラブ
H23.5.22
託児
少年自然の家
少年自然の家
国府公民館
今市公民館
(江津市)
浜田ろう学校
(浜田市)
NPO 法人浜田
いわみーる
おやこ劇場
(浜田市)
NPO 法人
明るい農村
川本町
H23.5.29
かわもと
周布公民館
広域行政組合
国府公民館
周布町
(浜田市)
5名
H23.6.16
ふれあい清掃活動
21 名
H23.6.26
自然観察ツアー
2名
H23.6.12
障がい者スポーツ大会
6名
H23.7.3~7.4
通学合宿
6名
H23.7.6~
読み聞かせ
6名
H23.7.9
すくすく夏まつり
5名
少年自然の家
H23.7.9~7.10
チャレンジ・ザ・サマー
(江津市)
H23.7.23~7.24
「1 回目」「2 回目」
H23.7.10
わくわく理科講座
3名
H23.7.12~15
通学合宿
10 名
国府海岸
(浜田市)
(益田市)
浜田市社会
陸上競技場
福祉協議会
(浜田市)
白砂公民館
(浜田市)
雲雀丘小学校
(浜田市)
子育て
子育て支援センター
支援センター
(浜田市)
浜田市
下府川
教育委員会
(浜田市)
周布公民館
周布公民館
バレーボール大会
10 名
験推進協議会
少年自然の家
どろんこ
13 名
子ども交流事業
匹見町
雲雀丘小学校
(田植え)
2名
H23.6.8~
浜田市・江津市
ひきみ田舎体
白砂公民館
H23.6.4~6.5
ミニワーキングホリデー
2名
(浜田市)
-5-
10 名
浜 田 キ ャ ン パ ス
依頼団体名
依頼団体名
浜 田 キ ャ ン パ ス
NPO 法人
浜田おやこ
劇場
NPO 法人
浜田おやこ
劇場
活動場所
子育て支援センター
すくすく(浜田市)
いわみーる
(浜田市)
天満宮
天満宮
あゆみの会
(浜田市)
きんたの里
(浜田市)
雲雀丘小学校
原井公民館
PTA
(浜田市)
三隅公民館
三隅公民館・
高城山頂(浜田市)
NPO 法人
みと自然の森
浜田おやこ
キャンプ場
劇場
(益田市)
少年自然の家
少年自然の家
(江津市)
子育て支援
子育て支援センター
センター
(浜田市)
三隅公民館
三隅公民館
(浜田市)
弥栄町
安城公民館
(浜田市)
青年海外協力
出雲市・大田市・
協会
浜田市
NPO 法人
人づくり
委員会こみと
福祉施設
(浜田市・江津市)
社会福祉
総合福祉センター
協議会
(浜田市)
NPO 法人浜田
子育て支援センター
おやこ劇場
(浜田市)
佐野小学校
佐野小学校
ぐりぐらの会
(浜田市)
石見小学校
(浜田市)
活動期間
内容
人数
H23.7.15
託児
1名
H23.7.18
託児
2名
H23.7.25
神輿担ぎ
2名
H23.7.30
イベント手伝い
4名
H23.8.3
小学生学習指導
・ダンス指導
3名
H23.8.4
子どもまつり
5名
H23.8.4~.6
夏キャンプ
5名
H23.8.6~8.10
ジュニアサマーキャンプ
5名
H23.8.9、8.24
託児
3名
H23.8.23
学習支援
8名
H23.8.24~8.26
小学生夏合宿
4名
H23.8.27〜29
中国青年団
訪日に係る同行
2名
H23.8.30~
うた&トークの宅配便
7名
H23.8.31
障がい者居場所づくり
2名
H23.9.2~
すぺーすひだまり
(託児)
5名
H23.9.18
地区運動会
12 名
H23.9.21~
読み聞かせ
3名
-6-
依頼団体名
有福小学校
(浜田市)
ボウリング場
あゆみの会
(浜田市)
社会教育研修
いわみーる
センター
(浜田市)
少年自然の家
少年自然の家
ひまわり号
(江津市)
山口県徳佐
実行委員会
活動期間
内容
人数
H23.9.28
国際交流
5名
H23.10.1
ボーリング大会補助
2名
H23.10.12
H23.10.1~10.2
H23.10.2
親学ファシリテーター
講座補助
子ども探検隊
障害のある方々との
列車の旅
3名
4名
1名
NPO 法人
明るい農村
川本町
H23.10.2
稲刈り
9名
H23.10.22
託児
3名
H23.10.23
託児補助
4名
H23.10.25~
読み聞かせ
11 名
H23.10.30
ダンス指導
18 名
かわもと
NPO 法人
浜田おやこ
劇場
長浜幼稚園
石央文化ホール
(浜田市)
長浜幼稚園
(浜田市)
上府小学校
上府小学校
(浜田市)
寺小屋
(雲雀丘小
PTA)
雲雀丘小学校
(浜田市)
かわもと
悠邑ふるさと会館
図書館
(川本町)
NPO 法人
浜田おやこ
劇場
石見海浜公園
(浜田市)
今福公民館
今福公民館
少年自然の家
(浜田市)
少年自然の家
(江津市)
山陰スポーツ
島根県立体育館
ネットワーク
(浜田市)
岡見公民館
岡見公民館
(浜田市)
H23.11.5
図書館まつり
読み聞かせ
4名
H23.11.19~11.20
秋合宿
2名
H23.12.24
おたのしみクリスマス会
3名
H23.12.25~12.27
ウィンターキャンプ
6名
H24.1.20~1.22
H24.1.28
-7-
スサノオマジック公式戦
設営・試合運営サポート
布地蔵様作り
2名
6名
浜 田 キ ャ ン パ ス
有福小学校
活動場所
�� キャンパス合同学生ボランティア交流会�平成 �� 年 �� 月 �� 日開催�
浜 田 キ ャ ン パ ス
ボランティア活動に取り組んでいる島根県立大学の 3 キ
ャンパスの学生が一同に会して交流することで、異なった
活動視点を認識し刺激を受け合い、今後の学生のボランテ
ィア活動の質の向上をはかるという目的のもと、平成 23
年 10 月 10 日(月)12:30〜16:00 に、島根県立大学浜田キャ
「3 キャンパス合同学生
ンパス本部棟 2 階会議室において、
ボランティア交流会」が開催された。
参加者学生の内訳は浜田キャンパスの学生が 7 名、松江キャンパスの学生が 2 名、出雲キャ
ンパスの学生が 4 名、さらに島根大学の学生が 1 名であった。また、地域連携推進センターの
委員である教員が 6 名、事務局員が 2 名、松江キャンパスより岩田英作教授が参加された。な
お交流会の企画・運営・総合司会を浜田キャンパスの事務局員である岡崎巧企画員が務められた。
交流会では、学生同士が打ち解けるために、あいこになることを目指すじゃんけんゲームや、
イラストを言葉で伝えて、聞き手はそこから絵を再現するというコミュニケーションゲームが行
われ大いに盛り上がった。
雰囲気が和んだ後に、ボランティアについて参加者が 3
グループに分かれてディスカッションを行った。その後、岩
田先生から「絵本の読み聞かせ」についての実演および講義
が行われた。最後に、各グループごと交流会を通じて得られ
たこと、気づかされたことについての報告が行われた。なお
次年度は松江キャンパスでの開催が予定されている。
以下は、参加学生のうち、玉木さくらさんによるボランテ
ィアについての気づきの報告をまとめたものである。
【キャンパス間のボランティア情報の格差】
まず、3 キャンパスのボランティア活動の情報量に差
があるということが分かった。浜田キャンパスには地域
連携推進室があり、週に 1 度学内メール(SUN)で、学生
全体にボランティア情報が伝えられているが、松江キャ
ンパスにはそうした仕組みがない。そのため得られるボ
ランティア情報の量に大きな差が出ており、そのことが、
ボランティア活動
にも差を生んでいるのかもしれない。そこで可能であれば、
浜田キャンパスの学内メール(SUN)で流しているボラン
ティア情報を 3 キャンパス全体で流してもらい、他方、出
雲キャンパスや松江キャンパスでのボランティア情報も、
ボランティア情報であれば全て、他のキャンパス学生にも
学内メールで流してもらうことにすれば、3 キャンパス全
体でボランティア情報の共有ができ、ボランティアの参加
-8-
の向上にもつながると思われる。
県立大学で行われている学生たちのボランティア活動
は、地域からの依頼があったボランティアについての活
動が中心である。そうしたボランティア活動も大事だが、
その一方で、学生自身がやりたいと思っている活動の延
長線上にボランティア活動があっても良いのではないか
と思った。
たとえば、自分は以前松江キャンパスに通っていたと
きに、読み聞かせのボランティアに授業の一環として取り組んだ経験から、その活動を新たに浜
田キャンパスでも始めている。このように、浜田キャンパスで現在は行われていないボランティ
アでも、学生がやりたいと思ったら積極的に取り組めるような環境作りができたら良いと思った。
【頻繁なボランティア報告会】
ボランティアは継続が難しい。そのため今回の交
流会のように、学生同士で自分のボランティアの活
動報告をしあえる機会がもっとあれば良いと思う。
と言うのも、ボランティアには個人で活動するため
にフォローをしてくれる人が必要であるからだ。も
し定期的に「自分は 1 ヶ月間こんなボランティア活
動に参加してきました」といったことを伝えられる
報告会がもっと頻繁に開けたら、ボランティアに行
くときは 1 人で行ったとしても、学生同士が集まれる報
告会のときに、互いにフォローをしあえる仲間を見つけ
られるはずである。そうした仲間を身近に見つけること
ができたなら、ボランティアの活動もずっとやりやすく
なると思う。そもそも、今まで、ボランティアをテーマ
に学生同士で話す機会がなかったと言うことが、交流会
を通じて得られた一番大きな気づきであった。
(文責:中川敦)
-9-
浜 田 キ ャ ン パ ス
【学生がやりたい活動を支える環境作り】
�ボランティア・ポイント抽選会(平成 �� 年 �� 月 � 日開催)
浜 田 キ ャ ン パ ス
島根県立大学浜田キャンパスでは、学生による地域との交流や地域貢献
活動を促進するため、ボランティア活動の参加者にボランティア・ポイン
トを付与するキャンパス・マイレージ事業を開始した。そしてこの取組の
一環として、ボランティア・ポイントを使って参加する抽選会を平成 23
年 12 月 7 日(水)15:15〜15:45 に、学生会館食堂(カフェテリア)にて、
入場無料・参加申込不要・どなたでも参加可能、という形で開催した。以
下の記事はその様子についてまとめたものである。総合司会は西藤真一先
生が務められた。
【開会の挨拶】
まずは開会の挨拶を、地域連携推進センターセンター長の林秀司先生から頂いた。
「島根県立大学は地域に開かれ、地域に根ざした大学として、これ
までも様々な地域連携活動に取り組んできました。教育研究の分野に
おける地域貢献はもちろんですが、学生の地域活動への参加もまた、
大学の大切な地域連携活動と言えると思います。実際に浜田キャンパ
スでは 4 月以降、多種の地域貢献活動に、非常に多くの学生が参加し
ております。学生の皆さんは地域活動への参加を通して社会性を身に
つけ、人間的にも大きく成長したと言えると思います。学生たちを受
け入れてくださった地域の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
浜田キャンパスでは今年度よりこうした、学生の地域における活動
を支援するために、キャンパス・マイレージ事業を開始しました。キ
ャンパス・マイレージ事業では、ボランティア活動を行った学生の皆
さんに、1 回の活動につき 10 ポイントを付与しています。ボランテ
ィア・ポイント抽選会とは、このボランティア活動で培ったポイントを使った抽選会です。学生
の活動はボランティアではありましょうが、この抽選会が、活動に参加された学生の皆さんの労
をねぎらい、今後の励みになること、ボランティア活動を行っている学生の皆さんと、ボランテ
ィア依頼者の皆さんとの交流の機会になること、そして、さらにより多くの学生が地域で活動す
る呼び水になることを願う次第であります」
。
【ボランティア活動参加報告】
続いて、ボランティアに積極的に参加してきた、4 年生の冨岡秀行
さん、2 年生の門上貴さんから、ボランティア活動に参加しての報告
をして頂いた。
冨岡さん:
「今日は僕たちが、大学生活でボランティアしてきて感じ
たことなどをお話しさせて頂ければと思います。こんな格好をして
いますが、ちょっとまじめな話をしたいです(笑)
。僕は、子供た
ちとの活動や地域の人との清掃活動など、色んなところで活動をさ
せてもらっています」
。
-10-
門上さん:
「僕も、子供たちとのキャンプに携わったり、NPO とのつながりで、中学生に授業を
冨岡さん:
「僕はボランティアをしていて強く感じたことがあります。それは、
『自分たちの元気
がでる源って何だろう?』と考えたときに、僕にとっては、それは自分の『心の居場所』
、つ
まり家族や友達や親友や恋人だったりするのですが、ボランティア活動をする中でたくさんの
人たちに出会って、その人たちが新たな自分の『心の居場所』になり、どんどんそういう場所
が増えていくと、それが全部自分の元気につながっているな、と思ったことです。ボランティ
アをしていて、そのことが一番大切なことではないかな、と感じました」。
門上さん:
「僕は現場に関わって、
『自分のやりたいことって、なんだろう?』って、子供たちと
接していて、
『自分って何が好きなんだろう?』と考えて、そういう自分の将来、キャリアに
結びつかせるような思いが強くて、そうした気持ちでボランティア活動をやらせてもらってい
ます」
。
冨岡さん:
「あんまりボランティア活動をしたことがない学生の方も多くいると思いますが、ち
ょっとでも『ボランティアって何だろう?』と、興味を持った人や、やりたいと思った人がお
られたら、ぜひ僕たち 2 人に声をかけてください。具体的なボランティア活動や地域の方を
紹介しますので。皆さんにぜひ伝えたいことは、ボランティアは『絶対自分のプラスになる』
ということ、
『絶対自分にいいことがある』ということです。ボランティアをした分は必ず自
分に返ってくるので、
それを信じて、
ぜひボランティア活動に参加してもらいたいと思います」
。
【抽選会】
抽選会がいよいよ始まると、総合司会の西藤先生から交代して、学友会執行
委員長の堀将大さんが司会進行を務められた。
厳正な抽選を行うために、抽選のくじを引いてくださる方を地域の方々、学
内の方々にお願いした。
抽選会の景品は、一般参加対象が、
「県大ロゴ入りタオル」
、
「浜田市共通商品
券」
、そしてボランティア・ポイント対象が、
「図書カード」
、
「浜田市共通商品
券」
、
「カタログギフト」
、
「カフェテリア食券」
、
「お魚センターカニ料理お食事ペア券」
、
「青春
18 切符」
、
「旅行券」
、
「ボランティア依頼主様ご提供“新米”」と豪華盛りだくさんであった。
(文責:中川敦)
-11-
浜 田 キ ャ ン パ ス
させてもらったり、色々活動をさせてもらっています」。
�学生ボランティアヒアリング(平成 �� 年 � 月 �� 日��)
浜 田 キ ャ ン パ ス
島根県立大学浜田キャンパスでは、学生ボランティアの現状と
課題を把握するために、ボランティアに参加している 13 名の学生
(男性 4 名、女性 9 名)を対象にしたヒアリングを、平成 23 年 9
月 27 日(火)16:00〜18:00 に、本部棟会議室にて、地域連携推進セ
ンターの委員である 5 名の教員と大学事務局より 4 名の参加のも
と行った。以下は学生たちから出された意見についてまとめたも
のである。
【ボランティアをやっていて困ったこと】
①移動手段(6 名が回答)
・原付やバスしか移動手段がないため、遠い場所でのボランティアには参加できない。おもし
ろそうな内容であっても、移動手段がないために参加を断念したことがある。
・遠い場所で、かつ朝早い時間からのボランティアの場合には前泊する必要があり、交通費に
加えて宿泊費もかかる。
・他の参加者と一緒に移動すること(車の相乗り)もある。
・得るものがあれば、多少費用がかかっても参加したいと思う。
②コミュニケーション/活動内容
・子どもから高齢者まで、様々な年代とコミュニケーションをとるのが難しい。
・一日のスケジュールがしっかりしていないと、どう動いていいのかわからない。「子どもた
ちと遊んで」と言われても、どうやって遊んだらいいかわからない。
・ボランティアの依頼があった際、地連室側で趣旨・活動内容などを詳しく聞いておいてほし
い。
【ボランティアをしていて「危険だ」と思ったこと】
・海での遊び。溺れそうになった子がいた。
・きちんとした時間制約があるわけではないので、どこまでがボランティアなのか、どこまで
やればいいのか、わからなくなる時がある。
・地域の人との付き合いが増えてくると、自分の時間が確保できなくなる。
・いいように使われている気がする。単純作業が多い時何を学びとればいいのかわからない。
・ボランティアする人によって、やる気がある人、ない人の温度差がある。
【参加が少ない/未参加学生の参加促進のためには】
・ボランティアをやってみたいが未だやっていない、潜在的な人はいると思う。
・1 人での申し込みは不安なので、1 人では参加しづらいのではないか。ボランティア経験者
が、未参加者を誘ったり、未参加者が友達を誘って参加すると良いと思う。
・活動内容がわからないと申し込みしづらい。学内メール(SUN)の情報だけでは不十分か
もしれない。経験者から話を聞くと良い。
(橋本文子氏作成資料を中川敦が編集)
-12-
�浜田市世界こども美術館との共同企画「まんげきょうで石見をのぞこう」
年 10 月 15 日(土)から 11 月 23 日( 祝) にかけて同美術館で開催された。
これは、浜田市世界こども美術館の企画展「万華鏡の世界展」
の一環として行われるもので、“万華鏡をのぞくと石見地域が見え
る”をテーマに、地域資源(廃材)を異なる用途(万華鏡)で再利
用し、新たな「財」として生み出していく「配財プロジェクト
http://www.haizai.jp/」の協力を得て、学生たちが展示レイアウト
や、企画展の一角で絵本の読み聞かせなどを行うなど、企画段階
から実施段階に至るまで、大きく関わりを持って取り組んだ企画
展であった。
この企画展の一画では「まんげきょうで石見をのぞこう」の展
示コーナーが設けられ、石見神楽の衣装作成の際に出るハギレ、
石州和紙の端材、石州瓦・石見焼の破片など、石見地域ならでは
の素材をオブジェクトに使用した万華鏡が展示された。
これらの素材は、学生自身が石見地域の工場等を回って集めて
きたもので、展示の中でその素材や生産者の紹介も行った。
また、初日と最終日に開かれたワークショップでは、学生が子
どもたちの万華鏡作りを手伝い、素材として利用した石見地域の特産品の価値などについて解説(プレゼン)
を行った。
こうした連携活動を通じて、学生たちが石見地方の地域資源を再発見することができ、また自分たちの力で
情報発信をする貴重な体験を得ることができた。
▼万華鏡を使って影絵を上映
▼絵本の読み聞かせに食い入る子どもたち
-13-
浜 田 キ ャ ン パ ス
浜田市世界こども美術館と島根県立大学の初めての共同企画「まんげきょうで石見をのぞこう」が、平成 23
��地域に関する教育・��活動
浜 田 キ ャ ン パ ス
�文��学� ��「�れた取組����� ���������
」事業
平成 22 年度「大学生の就業力育成支援事業」(就業力 GP)に浜田キャンパスの「学修と就業の
一貫性を構築するキャリア教育」が採択された。これは、入学初年次から地域の職業人と接し、
自らの学修目的を明確化することで、自らが望んだ職業に就く能力を学生に身につけさせること
を目的とする事業である。具体的には初年次の全学生を対象に、春学期に座学における基本リテ
ラシーの習得を目的とした「フレッシュマン・ス
キル・セミナー」を、また秋学期に学生を社会の
「現場」(行政/地方自治/経済・経営/中山間地
域/地域と国際/文化・伝統)に連れ出し、現実と
触れさせることで、課題と学びの目標を探求させ
る学修システム「フレッシュマン・フィールド・
セミナー」をそれぞれ実施する。この取り組みの
要となる地域コーディネーターを地域連携推進室
に配置し、学生の地域課題発見活動をフォローア
▼フィールド活動の様子
ップしている。
本年度初の実施となった「フレッシュマン・フィールド・セミナー」においては、島根県立大
学の 1 年生が、秋学期に 17 のゼミに分かれ、島根県内・浜田市・近隣地域に出向きフィールワ
ークを行った。15 回の講義では 2~4 回程度の現場訪問を通じ、課題発見から提言に至るまで学
生同士で議論し合い、最終的に平成 24 年 1 月 26 日での合同成果発表会において、各ゼミが 17
ブースに分かれ成果をポスターセッション形式で報告した。成果報告会には学生・教職員の他に
取材・調査先関係者や一般市民・報道関係者など多数の参観者が来場した。
▼合同成果報告会の様子
-14-
平成 23 年度「フレッシュマン・フィールド・セミナー」一覧
概 要
地域と国際を結ぶ「港」の役割について考える。浜田の漁
赤坂ゼミ
瓜生ゼミ
フィールド
・浜田税関支署
港的役割を除いた、
「商港的機能・役割」と「海の治安維持」 ・浜田海上保安部
に焦点を当てる。
・浜田港振興会
地域に生きる人々の生活と文化そして自然を中心とした観
・石見銀山
光資源を調査する。
・石見神楽社中(浜田市内)
・しまね海洋館アクアス
大橋ゼミ
グラントワ及び石見神楽の現状を調査し、現在いろいろと
・浜田市観光振興課
とられている施策を考え、課題を発見し、さらにこれらを
・石見神楽社中(浜田市内)
より活性化させるための振興策を提案する。
・グラントワ
<島根県芸術文化センター>
・浜田市水産課
浜田市の水産業を考える。
・漁業協同組合 JF しまね浜田支所
大前ゼミ
・信港商店㈲(水産加工業)
・しまねお魚センター
岡本ゼミ
2001 年に実現した JR 山陰本線高速化事業の詳細・社会的背
・JR 西日本(益田駅)
景について調査する。
・島根県交通対策課
鳥取県境港市の発展から、地域政策や観光について考える。 ・境港市役所貿易観光課
・境港市観光協会
川中ゼミ
・境港市水木しげるロード
・浜田市紺屋町商店街
中小企業の事業展開を調査する。
久保田ゼミ
・M ランド
<益田ドライビングスクール>
より良いカフェテリア/より良い寮生活/銀天街空き店舗
佐藤ゼミ
多機能喫茶店/U-SAP 計画/全面禁煙化/マイボトル運動
各フィールド
/県大バリアフリー化
田中・西藤合同ゼミ
島根県内でもっとも高齢化の進んだ町のひとつである川本
・川本町三原地区
町のいくつかの集落をフィールドとして、経済学および経
・道の駅(インフォメーションセン
営学からの視点から、主要農産物の流通経路を解明すると
ターかわもと)
ともに、商品の付加価値を高める工夫やその可能性につい
て探求する。
中川ゼミ
福祉の社会学。現代社会における高齢者福祉・障害者福祉
・ことぶき園(出雲市)
の問題を、現場の優れた取り組みから理解し、ありうべき
・自立生活センター・松江
社会を構想していく。
-15-
浜 田 キ ャ ン パ ス
ゼミ名
浜 田 キ ャ ン パ ス
八田ゼミ
江津市をフィールドに、文化的地域資源を活かした「地域
・江津市都市計画課
づくり」について考える。具体的には、
「人麻呂さん」と「赤
・瓦製造工場(江津市内)
瓦景観」に注目して、歴史と現状について学ぶとともに、
・江津本町
今後に向けてのいっそうの振興策を提案することを目指
・万葉の歌碑巡り(江津市観光ボラ
ンティアガイドの会)
す。
林秀司ゼミ
藤原ゼミ
農山村地域の現状と課題を学ぶ。
・浜田市金城町小国地区
家具販売の世界に見るセルフサービス経済化の現状と浜田
・浜田市内 DIY 店
市について考える。
・家具店 IKEA
地方議員の仕事を通じて地方政治を学ぶ。
・浜田市議会
別枝ゼミ
・浜田市議会議員
政治とメディアとの関係について考える。
・山陰中央新報西部本社
・石見ケーブルビジョン
光延ゼミ
・NHK 松江放送局
津和野町の歴史的文化財を活用した観光業の現状を調査
渡部ゼミ
し、課題を発見し、町の観光業をさらに活性化させるため
の振興策を提案する。
-16-
・津和野町
○島根県立大学 学生開発協力 ライスバーガー販売開始
浜田市中心部から車で 30 分ほどに位置する小坂(おさか)集落(島根県浜田市弥栄町小坂)では、平成 6
年に「小坂農業生産組合」を立ち上げ、大型機械の共有化や共同作業に取り組んでいる。また、各農家の顔が
見える米作り(米のトレーサビリティーシステム)や、環境に配慮し低化学肥料・減農薬のエコ栽培方法を全
農家に徹底した食の安全にも努めている。そんな小坂生産組合のつくる“稲守米(いもりまい)”の PR として、
「稲守米や弥栄の食材を使用したライスバーガーを作りたい」と、組合長である久谷義美氏よりご提案いただ
いた。そこで平成 22 年度秋学期に、実際に商品のアイディア出しから参加し、地域の方々との意見交換を交
えながらライスバーガーを作るというフィールド学習を、フレッシュマンセミナー(金野・西藤ゼミ)学生
29 名と共に実施した。
フィールドワーク終了後、集落内で加工グループ「おさか小町」が結成。何回も試作を重ねたのち、今回浜
田キャンパスの売店にて「きんぴら肉入りライスバーガー」が販売されることとなった。
【販売場所・販売日】
平成 23 年 11 月 16 日(水)より、浜田キャンパス内売店にて販売開始(以降、隔週水曜日に販売)
※12 時頃より、加工グループ「おさか小町」の方々が販売。
【販売価格】
300 円(限定 30 個)
【製造者】
加工グループ「おさか小町」(代表 久谷義美)
-17-
浜 田 キ ャ ン パ ス
~小坂集落「稲守米」×島根県立大学(平成22年度金野・西藤ゼミ)~
【これまでの経緯】
浜 田 キ ャ ン パ ス
1) 平成22年10月25日(月) 顔合わせ
2) 平成22年12月19日(日) 企画発表会
•「顔合わせ」として島根県立大学に久谷氏をお招
きし、小坂集落や小坂農業生産組合の取り組みに
ついて、またライスバーガーづくりを思い立った
経緯についてお話を伺った。
• 以後、週1回実施される演習では、金野和弘先
生、西藤真一先生、田中恭子先生より商品企画案
を作るための方法(ターゲット設定、市場動向調
査、コスト計算、アンケートの実施など)をご指
導いただいた。
• 学生29名が6班に分かれ、それぞれ若者を対
象にしたライスバーガー(若者A・B・C班)
とシニアを対象としたライスバーガー(シニア
A・B・C班)を考案。小坂集落を訪れ、グル
ープごとに練ったライスバーガー企画案を地域
の方々の前で発表し、意見をいただいた。
• 組合員の方々からは「よく調べてある」
「わしらじゃ思いつかない」と好評であった。
4) 平成23年6月15日(水) 試食会②
3) 平成23年1月30日(日) 試食会①
• 県大生からの刺激を受け、バーガーの商品化
に取り組むグループ「おさか小町」が小坂集落
の女性有志によって結成された。多い時には週
2回試食会を開き、約2カ月にわたって味付けや
包装などを研究。
• ある程度の形が決まったところで、県大生約
40名に参加してもらい試食会を開いた。学生か
らは、「若者はもっと味が濃くても良い」「ひ
とつだとお腹がいっぱいにならないのでサイド
メニューをつけたらどうか」などの意見が続々
出た。
• 企画案をもとに県立大生が「きんぴら肉ラ
イスバーガー」「カレーピラフバーガー」
「お茶漬け風バーガー」など若者向けとシニ
ア向けに考案した計7種類のバーガーを調理し、
生産組合の方々に試食していただいた。
• 地域の方々からは、「味がしっかりついて
いておいしい」、「アイディアが抜群!」と
いう意見に加え、「ごはんの量がちょっと多
いかも」、「サイズを小さくしたほうが食べ
やすい」など、改良のアドバイスもいただい
た。
※なお、本取り組みは島根県立大学と JST 社会技術研究開発事業「地域に根ざした脱温暖化の『郷』づくり」(研究代表:
藤山浩)の一環として開催されました。
-18-
�大学生がつくる
銀山街道ガイドブック
島根県立大学井上厚史研究�ゼミ学生��
出された銀を、島根県大田市~広島県尾道市、および岡山県笠岡市に運搬した街道)に関する調
査結果を、島根県立大学北東アジア地域学術交流研究助成金(学術図書出版助成事業)の支援に
より、『大学生がつくる銀山街道ガイドブック』
(山陰
中央新報社)として出版した。
<概要>
石見銀山街道は、近世に整備された、山陰と山陽を結
ぶ道である。天領である大森銀山で産出された銀を山
陽の港町、尾道まで運ぶために設けられた街道で難所
である赤名峠を越えることから「赤名越え」または、
「石
見路」ともいわれる。
石見銀山が開発されたのは、戦国大名の大内氏が温
泉津を積出港として使っていた。尼子、毛利氏と移り、
関が原以降は徳川家康が直轄領とした。大久保長安が
銀の産出量を増大させた。安定的に上方に運ぶため、石
見街道が切り開かれていった。
横領の咎により長安失脚後、上下に代官を置き、銀山を支配、ここを経由し親藩の水野福山藩
を経由、直轄の笠岡へと運ぶようになっている。
また、甲山から尾道までは、天平の頃から、荘園である大田荘から尾道まで物資を運び船積み
して大坂や京都へと運んだ道。銀山街道としても、また、江戸時代盛んになった、出雲大社道とし
ても大いに往来があったようだ。
-19-
浜 田 キ ャ ン パ ス
井上厚史ゼミでは、平成 19 年度からゼミ学生が取り組んできた「銀山街道」(石見銀山で産
�島根県立大学産業コンテスト「MAKE DREAM 2011」開催
浜 田 キ ャ ン パ ス
平成 24 年 1 月 20 日(金)に、本学交流センターコンベンションホールにて本学の学生が浜田の
地域資源を活用したビジネスプランを提案する島根県立大学産業コンテスト「MAKE DREAM
2011」最終プレゼンテーションが開催された。
この企画は、石央商工会の合併 5 周年記念事業として学生によるビジネスプランコンテスト
を開催したいので企画・運営面で協力をしてもらえないかと同商工会から筆者に相談があったの
がきっかけだった。
昨今、島根県では地域活性化を目的としたビジネスプランコンテストが既に行われているが、
こうしたコンテストに大学が深く関与するケースは前例がない。
筆者は、ベンチャービジネス論や地域産業政策論の講義を通じて、学生にビジネスプランや地
域産業振興策を自ら考えさせることを行ってきた。そしてこれらの経験を踏まえ、
「大学として」
ビジネスプランコンテストを開催することの意義を考え、島根県内で行われている主要なコンテ
ストとの差別化を図るべく、コンセプトを具体化していった(表1)
。
江津市や島根県で行われているビジネスプランコンテストは、「創業人材」の誘致による起業
促進や UI ターン人材の定住促進を目的としている。このため、応募者は全国の県外在住者を対
象とし、コンテストの受賞者には定住によるプランの実現化を行うことが要件とされ、そのため
の活動資金を行政が支援するという形がとられる。
これに対し、
「MAKE DREAM」は、学生に事業を企画することの意味を考えてもらう起業家
教育や、学生が地域産業振興策を考える機会をつくる地域政策教育などの学生への教育の一環と
して位置づけられている。このため応募者は、本学の学部生に限定した。
また、学生が発案するビジネスプランは必ずしも自らによる起業を要件とはしておらず、地域
の企業や行政などに学生の発案する若者ならではの自由な発想を聞いてもらい、新産業や新事業
創出の参考にしてもらう「アイデア提供型」の企画とした。「産業コンテスト」という名称にし
たのも、地域産業振興に関する学生のアイデアを地域に提供する場を設定し、学生と地域産業・
行政との接点をつくりたいという狙いに基づいている。
表1「MAKE DREAM」 と島根県内の既存のビジネスプランコンテストの違い
名称
島根県立大学産業コンテスト
島根県内の主要なビジネスプランコンテスト
「MAKE DREAM」
(例)江津市ビジネスプランコンテスト Go-com
島根県ビジネスプランコンテスト
応募者
島根県立大学総合政策学部生
県外在住者からの全国公募
目的
学生の起業家教育、地域政策教育
「創業人材」の誘致による起業・定住促進
学生のアイデアを地域の企業や行政等に提供
定住によるプランの実現化が要件
⇒学生と地域産業、行政との接点をつくる
⇒そのための活動資金を行政が支援
審査員には、浜田市の地域産業振興に関わる機関が幅広く参画した。最終プレゼンテーション
の審査にあたっては、冨田晋司浜田市産業経済部長を審査委員長とし、金子英一郎日本政策金融
公庫浜田支店長、岩谷百合雄浜田商工会議所会頭、葛西章島根県商工会連合会石見支所長といっ
-20-
た錚々たる方々からのご協力を得、主催である石央商工会からは藤田教造会長が、共催である本
コンテストには合計 18 件の応募があり、書類選考を通過した上位 6 組が、最終プレゼンを実
施し(図表2)
、学生や行政、地域支援機関、地元の企業、市民など約 160 人の方々が参加した。
その結果、3 年の玉木さくらさんが発表した、ご当地絵本を作成しふるさと教育と観光振興を同
時に図る「はまだ・絵本~ご当地絵本活性化事業~」が最優秀賞を受賞した。
表2 「MAKE DREAM 2011」最終プレゼンテーション発表者とテーマ(発表順)
氏名
学年
新宮央江さん・奥原美穂さん
3年
発表テーマ
浜 Madam ネット(はまだむねっと)
~主婦のネットワークを活かした浜田の食品関連企業の首都圏へ
の販路開拓支援~
山田佳奈さん
3年
大人も集合!! こども美術館
長澤亮さん(優秀賞)
3年
浜田の海にサザエ採りに行こう♪~サザエBBQツアー~
玉木さくらさん(最優秀賞)
3年
「はまだ・絵本」~ご当地絵本活性化事業~
髙橋和之さん・吉岡莉奈さん
1年
銀天街空き店舗を利用した学生スタッフによる多機能喫茶店
プロジェクト
幸野裕香さん(優秀賞)
3年
どんどん飛んでけ!! どんちっち号!!!
各協力機関とは平成 24 年度も同コンテストを継続的に開催する方向性で合意しており、今後
更なる同コンテストの発展が期待される。
▼最優秀賞の玉木さくらさんと
ビジネスプランの全体像
(講師 久保田典男)
-21-
浜 田 キ ャ ン パ ス
学からは筆者が加わった。
�地域振興に関する提言を含む��卒業研究・論文の発表会の取�み
浜 田 キ ャ ン パ ス
本発表会は平成 15 年から数えて第 9 回目を迎えた。今年は担当指導教員から学部卒業研究 14 点の推薦
があり、地域連携推進センターの教員が査読評価を行った。
【評価基準】
①「地域振興に関する提言を含む」ものという視点からみた主題の適切さ
② 地域社会に関わる具体的分析や政策分析を含んでいるか
③ 研究・論文として水準が標準以上のものであるかどうか
④ 記述・論述の仕方の適切性、根拠となる資料の明示等
今回の表彰された研究は、農業による地域振興、地域交通に関する研究、医療問題に関する研究など現代
社会と地域にかかわる問題が取り挙げられ、かつ、本学総合政策学部の教育方針に沿ったものであった。卒
業研究は、学生の努力の賜物であるが、浜田市をはじめとする地域のみなさまの協力がなければなしえない
ものである。発表会の最後に 14 名の学生に一言、感想やコメントを求めたが、みな、同期生、指導教官、
そして地域の方々への感謝の意が込められたものであり、来場者から「感動の拍手」が送られた。こうした
ことが学生の今後の人生にとって大きな自信となることであろう。
― 発表会 概要 ―
日時 平成 24 年 2 月 17 日(金)13:30〜16:00
場所 島根県立大学
交流センターコンベンション・ ホール
▼奨励賞受賞者と宇津浜田市長、本田学長
▼浜田市長賞の石丸祥子さん
▼奨励者受賞者の感想と講評
▼当日の会場の様子
■発表者■
発表1
医療通訳普及が実現する医療の国際化
―日本における医療通訳普及に期待される有効性と方向性の検証―
石丸祥子さん
発表2
日本の農業に関する一考察―農業による地域の活性化―
小谷彩香さん
発表3
グリーン・ツーリズム実践地における地域住民の意識に関する研究
―島根県邑智郡邑南町市木地区を事例に―
西村武志さん
発表4
島根県邑智郡邑南町における雇用の観点から見た地域振興
宮本麻衣さん
-22-
○浜田市との島根県立大学の共同研究成果報告会
について共同で研究している。
平成 23 年度の報告会が 2 月 3 日に開催され、以下の 9 件の報告があった。
1.県大生が中核となって進める「“浜田と石見のここがステキ”PR映像」
瓜生忠久教授
*復興はいまだに
*地域で育てる盲導犬
*あなたの町のリサイクル
~正しい分別は地球と暮らしを救う!?~
*カフェテリア向上委員会
~よりよい学生生活のために~
2.浜田城下町ものがたり
幕末の貴公子・十五代将軍の弟松平武聰の生涯
光延忠彦教授
浜田城���の��り
��の�����五���の�������の��
浜田城址
3.浜田市を中心とした人口動態の研究
人口推計を含めて
藤原眞砂教授
-23-
浜 田 キ ャ ン パ ス
「浜田市との連携協力に関する協定書」に基づき、地域振興など浜田市の施策に有用なテーマ
4.大学生と浜田市が協働で行う「地域活性化サイト」の構築
浜 田 キ ャ ン パ ス
井上厚史教授
2011年�����
������
ჽᙸᅕಏ
2012年2月3日 島根県立大学コンベンションホール
☆石見神楽の魅力をたっぷりと紹介
するページ☆
�������の��
5.浜田のことをICTと英語で在日外国人に知らせる
ケイン・ エレナ・アン准教授
6.島根県内のカフェ調査~浜田市にオープンするなら~
田中恭子准教授
複合カフェの提案:
市場カフェ×夜カフェ
�浜田で�業する�の��と���
��:競争が少ない、家賃の安さ ⇒理想とするコンセプトのカフェを実現しやすい
��:ターゲット設定困難、カフェ人口の少なさ、後継者不足⇒カフェ運営の維持困難(後継者・新規客少ない)
����:人口の少なさから顧客層を絞れない、世代間・異業種間・学生と市民の交流の場が少ない
複合カフェの��
若���・�営継�の場を設
�る
������������
①若���の
実現
②�営継�の
実現
�田市型�����(交流・地域��化)
×
都市型����(若者客の����)
���で運営する複合型カフェ
③異業種間交
流の実現
④世代間交流
の実現
・昼は「市場カフェ」でカフェと直売所(���ンの�ー�ー/中高年の顧客層)
・夜は「都市型のカフェ」で若者(学生)が集う場(若��業��者/若者層)
⇒�����������������(�������������������)
⇒��������(��2倍)
⇒ ���������������������(�������)
21
浜田市で�ープンする��
⑤学生のコ
�����ーの
場の実現
�田型カフェと都市型のカフェを
��合��た複合カフェを運営す
る
��
世代間、異業種間、学生��の
コ�����ーの場の��
�後は…
複合カフェを取り入れることで浜田市のカフェ
が地域の交流の場として、または地域の情報
発信の場として機能し、浜田市にカフェ文化
が根付くいていくことを期待する。
23
-24-
7.学生と浜田市による共創のまちづくり
*浜田城跡プロジェクト
*浜田市合宿等誘致プロジェクト
*自転車でまちづくりプロジェクト
8.住生活支援としての買い物弱者対策
藤居由香准教授
9.アンケート(仮想評価法)による交通サービス水準に対する経済評価
西藤真一講師・松田善臣准教授
分析結果(全体)
11
全体(旭+殿町)
係数
標準偏差 p値(有意確率)
運賃
バス停までの距離
最大待ち時間 (運行間隔)
納税額
定数項
サンプル数
-0.00239
-0.00107
-0.39856
-0.00093
1.94351
246
0.00011
0.00000
0.00011
0.00000
0.02070
0.00000
0.00007
0.00000
0.09730
0.00000
支払意思額(単位:円)
全体(旭+殿町)
運賃
(運賃が1円低下することに対して)
バス停までの距離
(1m短くなることに対して)
最大待ち時間(運行間隔)
(待ち時間が1時間短くなることに対して)
2.570
1.151
428.559
 係数はすべてマイナス
(定数項は除く)
 市民が旭町内のバスサービスに
求める内容が示される
• 運賃は低い
• バス停までの距離は短い
• 運行間隔は短い
• 納税額も低い
 運賃を1円引き下げる施策に対して、年間2.5円分の
納税意思を持つ
 バス停までの距離も1m短縮されることに対して1.2
円分の納税意思を持つ
 運行間隔が1時間短くなることに対して、428.6円の
納税意思を持つ
待ち時間の値が大きいが、属性ごとに基準とする単位が異なるため、
支払意思額の単純比較はできない
むすび
16
支払意思額の推定の意味するもの
各属性に対する人々の価値の持ち方を把握 支払意思額(単位:円)
1時間の運行間隔短縮は166.8円
(=428.56円/2.57円)の運賃値下げと同じ
166.8円の運賃値上げと、運行間隔の1時間短縮
により、現在の効用を維持できる
全体(旭+殿町)
運賃
2.570
(運賃が1円低下することに対して)
バス停までの距離
1.151
(1m短くなることに対して)
最大待ち時間(運行間隔)
(待ち時間が1時間短くなることに対して)
428.559
今後の課題
浜田市にとっての最適な交通サービスとは?
各属性への価値評価の組み合わせから、最適な属性選択を考えられるのではないか
-25-
浜 田 キ ャ ン パ ス
松田善臣准教授
�島根県立大学およびモントレー国際大学と浜田市との共同事業
浜 田 キ ャ ン パ ス
�浜田港の利活用に関する調査�の実施
【本事業の目的】
東アジアやロシアを中心とする新興経済地域は経済発展に伴い、近年わが国にとっての新たな
貿易相手として認識されるようになってきた。これまで工業地帯や消費地は太平洋側に集約され、
それに合わせた形で物流インフラが形成されてきた経緯はあるものの、日本海側の地域は、東ア
ジアやロシア方面に近いことから、交易面での窓口となることが期待されている。すでに、それ
らの国々とつなぐ日本海側の港湾は多数存在し、浜田港はそのひとつである。しかし、浜田港に
限ってみれば、そのように期待こそなされているものの、現実的には港湾取扱量はいわゆる中枢
港湾と比較すれば格段に見劣りしているのが現状である。
他方、浜田市としては貿易港としての浜田港を活用した地域活性化に期待している。地域産業
の振興を図るには、地域の主たる構成要素である中小企業が積極的に事業を拡大することが必要
不可欠である。中小企業の事業展開にはさまざまな方法があるが、昨今、地域資源の活用による
展開が注目されている。
そうしたなかで、
浜田市には豊富な海産物資源や農作物があるとともに、
それらを加工する技術に関する蓄積も多い。加えて石州瓦、石州和紙などの地場産業も多いこと
は地域にとっての強みといえるだろう。
このような豊富な地域資源を活用した産業振興にあたって、原材料輸入や製品輸出を地元で行
える浜田港の存在には大きな期待が寄せられる。これも浜田市にとっての貴重な地域資源である
といえよう。したがって、石見地域の企業が地域資源である浜田港をどのように活用していくか
は、浜田市の活性化にとって重要な論点となる。
本プロジェクトでは、上記の問題意識を持ちつつ、各チームが個別の論点を絞り、それにした
がった調査分析を次年度にわたって行うこととしている。
【本年度の事業実施内容】
島根県立大学とモントレー国際大学は、浜田市と共同で浜田港の利活用に関する調査事業を実
施した。本事業は、基本的には 2 ヵ年にわたる調査を想定しており、本年度は 1 年目の基礎調
査にあたった。本年度は、モントレー国際大学の調査チームが事前調査として、6 月 5 日から
12 日にかけて浜田市の主要な事業所および港湾当局を訪問しヒアリングを行った。加えて、本
学教員の久保田講師と西藤は追加調査としていくつかの事業所のヒアリングを実施した。
-26-
����� センター市民研究員制度
強い興味を抱き、知識を蓄えている市民がいる。島根県立大学北東アジア地域研究センター
(NEAR センター)では、日本を含む北東アジア地域の研究に強い興味を持っている市民の方々
にNEAR センターの市民研究員として共に研究していただく「NEAR センター市民研究員制度」
を平成18 年度に創設した。
市民研究員はNEAR センターに所属し、研究会
等への参画を通じて自らの興味関心に基づく研究
活動に取り組むほか、研究テーマで意気投合した本
学の大学院生と共同研究を行うなど、大学院生の研
究に刺激を与えていただいている。
本年度から、新たに4つのグループ・リサーチ・
サロンを立ち上げ、関連する領域の共同研究や情報
交換を行う場を設けた。
平成 23 年度における成果として、市民研究員自
らの企画により以下の講演会を開催した。
1.日時:平成23年7月23日(土)13:00~15:30
場所:島根県立大学 本部棟 会議室
内容:「北東アジアと石見銀山」石見銀山資料館 館長 仲野義文
2.日時:平成23年11月12日(土)14:00~16:00
場所:交流センター コンベンションホール
内容:
1)「母国ロシアについて-故郷ウラルと自己体験を中心として」…バールィシェフ・
エドワルド(NEAR センター嘱託助手)
2)「古事記について」…豊島秀明(市民研究員)
3)「石見地方の陶器の流通について-市民研究員制度を利用して」…阿部志朗(市民
研究員)
-27-
浜 田 キ ャ ン パ ス
日本海をはさんで北東アジア地域に接する島根県とその周辺には、様々な視点からこの地域に
また、毎年行っている[市民研究員研究発表会]及び[市民研究員と大学院生の共同研究成果報告
浜 田 キ ャ ン パ ス
会]を以下のとおり開催した。
[平成23年度 市民研究員研究発表会]
日時:平成24年1月28日(土)13:30~17:00
場所:交流センター コンベンションホール
内容:
1)
「縄文海進の総合調査研究報告~2011 年古代史サミットの成功と 1 年間のまとめ~」
…田中文也(市民研究員)
2)
「出雲神話 ~スサノオ誕生から根之堅州国まで」…豊島秀明(市民研究員)
3)
「明治前期のドイツ人の大山登頂記録について~外国人初登頂は地質学のナウマン~」
…岡崎秀紀(市民研究員)
4)
「
『震災紀年之碑』と浜田地震」…岩崎瑞生(島根県立浜田高等学校 歴史・社研部代
表)
、阿部志朗(市民研究員)
5)
「
『石見国商工便覧』にみる近代石見地方の商工業について」…阿部志朗(市民研究
員)
[平成23年度 市民研究員と大学院生の共同研究成果報告会]
日時:平成24年3月3日(土)14:30~17:00
場所:交流センター コンベンションホール
内容:
1)
「新疆ウイグル自治区におけるウイグル民族による宿泊体験型農村観光に関する研究
-トルファンとウルムチにおける農家楽を中心として-」
熱沙来提阿比力木(北東アジア開発研究科 博士前期課程 2 年)
加藤公夫・岡崎秀紀(市民研究員)
2)「朝鮮民主主義人民共和国から見た中朝関係-冷戦終結から”苦難の行軍”時期までを
中心に」
崔 穎麗(北東アジア開発研究科 博士前期課程 2 年)
湯屋口初實・大場利信・滑純雄(市民研究員)
-28-
�観光素材探索ワークショップ「浜田の魅力を探そう」
地域の観光振興の第一歩は、
地域住民が主体となった観光資源の発掘であるといえる。
そこで、
浜田市観光協会の協力依頼を受け、総合政策学部林秀司ゼミでは、観光素材探索ワークショッ
プを行った。
ワークショップは、浜田市の 5 つの自治区ごとに開催した(弥栄自治区は開催延期となった)
。ワークショップでは、会場によってはいくつかのグループに分かれ、まず、参加者に、
(表 1)
思いつくかぎりの観光素材を付箋に書き出してもらい、それらを模造紙上で分類・整理しても
。そして、参加者には、地域の魅力や観光の課題などについて討論してもらっ
らった(写真 1)
た。最後に、各グループから、討論の内容について発表してもらった。その結果、多数の観光
素材が見出され、地域の魅力や観光の課題を明らかにすることができた。
ワークショップの成果は、ゼミ生がポスター形式に集約し、平成 24 年 2 月 19 日(日)に、
「観光講演会――魅力ある地域づ
本学交流センター コンベンションホールにおいて開催された
。
くりを目指して!」において報告した(写真 2)
表 1 観光素材探索ワークショップの開催状況
地区
月日
場�
浜田地区
平成 23 年 12 月 17 日(土)
いわみーる
金城地区
平成 24 年 2 月 5 日(日)
雲城公民館
旭地区
平成 24 年 2 月 11 日(土)
旭保健センター
三隅地区
平成 24 年 1 月 22 日(日)
三隅公民館
弥栄地区
中止(延期)
写真 1 ワークショップのようす
写真 2 成果ポスターの発表
(平成 23 年 12 月 17 日撮影)
(平成 24 年 2 月 19 日撮影)
(文責:林 秀司)
-29-
浜 田 キ ャ ン パ ス
近年、観光の形態が変化し、着地型観光が全国的な広まりをみせている。そのような中で、
3.地域から/地域への応援・情報発信
浜 田 キ ャ ン パ ス
○島根県立大学浜田キャンパス公開講座の開催
島根県立大学では、地域に開かれた大学として地域の方々の知的好奇心に応えるため、毎年度
公開講座を開催している。平成 23 年度は 23 回の講座が開講され、延べ 486 名の方々にご出席
いただいた。
出席者がもっとも多かった講座は、飯田泰三氏(本学副学長・教授)による「島根文化史断章
①」で 55 名の出席者を得た。次いで多かった講座は、室崎富恵氏(社会福祉法人いわみ福祉会)
による「人が集うまちづくり~福祉は誰のものか」であり、48 名の方々に受講していただいた。
各シリーズ別で1回あたりの平均受講者数は、
「神々の国しまね~古事記 1300 年」の各講座
がもっとも高く、34 人/回(延べ 102 名)であった。次いで多かったのは「石見に生きる~石見
の元気人が話す」の各講座が最も高く、31 人/回(延べ 154 名)であった。
表:平成 23 年度 講座受講者数一覧
No.
テーマ
1
2 石見に生きる~
3 石見の元気人が
話す
4
講師
講座名
実施日
室崎 富恵
人が集うまちづくり~福祉は誰のものか
6月1日(水)
受講 テーマ別 1回平均
者数 受講者数 受講者数
(人) (人)
(人)
48
石橋 留美子
出雲人が石見で元気になった「喜ばれるという喜び」
6月15日(水)
30
かわべ まゆみ
ヨソモノが見つけた「奇跡の里・石見」
8月3日(水)
23
寺本 英仁
A級グルメのまちを目指す邑南町の取り組み
10月19日(水)
30
5
岩井 賢朗
山里起業から10年~その光と影・未来へ
12月21日(水)
23
6
八田 典子
地域を元気づける「アートの力」
6月22日(水)
32
赤坂 一念
国際ニュースを見る眼
7月6日(水)
19
11月9日(水)
14
9月29日(木)
22
7
社会を学ぶ
8
こころと身体の
9
健康
中塚 敏之
島根の食文化
福澤 陽一郎
身体の健康のために
川中 淳子
こころの健康のために
島根文化史断章①
6月29日(水)
55
飯田泰三
島根文化史断章②
7月20日(水)
27
島根文化史断章③
7月27日(水)
20
日本語とはどんな言語か 文法編①
10月12日(水)
18
日本語とはどんな言語か 文法編②
10月26日(水)
17
外国語としての日本語の教え方(文法)
11月5日(土)
12
外国語としての日本語の教え方(文字・語彙)①
11月16日(水)
12
10
11
神々の国しまね
~古事記1300年
12
13
犬塚 優司
14
15
日本語と日本語
教育
16
中園 博美
小林 明子
17
外国語としての日本語の教え方(文字・語彙)②
11月30日(水)
7
18
ケイン・エレナ・アン
明日教室で使える英語指導法
10月5日(水)
14
19 英語と英語教育
マニング・クレイグ・
トーマス
Incorporating cooperative leaning into the classroom
11月2日(水)
12
20
ヘネベリー・スティーブン
Incorporating blogging into your teaching
11月24日(木)
8
21
22
23
本と図書館の
Waku2ツアー
村井 洋
渡部 望
地域思想の水脈を訪ねて
7月13日(水)
16
老いの楽しみ:キケロー『老年について』を読む
12月14日(水)
18
モンテーニュについて考える
10月20日(木)
9
-30-
154
30.8
65
21.7
22
22.0
102
34.0
66
13.2
34
11.3
43
14.3
受講者アンケートでは「文化・文学に関する話題」
「歴史・哲学」に対する関心が高い傾向が
これらの回答結果は公開講座出席者から得たものであるため、潜在的なニーズまで十分把握でき
ているわけではない。その意味ではポイントの低かった項目、たとえば外国語学・言語学等の関
心が低いと断ずることはできない。
図:公開講座で話題として取り上げてほしい分野
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
(注)回答者は計 103 名。選択肢を設け、複数回答可とした。
公開講座に期待する事柄については、
「生涯学習の振興」や「学校と地域住民との連携につな
がること」などの回答が多くみられ、地域の潜在的な希望についてさらに把握しつつ、ニーズに
合った公開講座の開催に努める必要がある。
表:公開講座に期待する事柄
(人)
地域の生涯学習の振興につながること
19
大学と地域住民が連携する気運の醸成につながること
13
地域住民が大学の教育活動に対する理解を深める機会となること
11
地域住民が大学の教育活動に協力するきっかけとなること
5
地域住民が学生の様子を知る機会となること
4
その他
3
無回答
5
(注)回答者は 36 名。選択肢を設け、複数回答可とした。
-31-
浜 田 キ ャ ン パ ス
示された。このことから、各講座は受講者の希望にある程度対応できたと考えられる。ただし、
�キャンパスサポーター制度の導入
浜 田 キ ャ ン パ ス
【導入の目的】
島根県立大学浜田キャンパスでは、地域のみなさまに大学をより身近な存在として感じてもら
うとともに、大学の諸活動を応援していただくことを目的として、
「浜田キャンパスサポーター」
制度を導入した。
【制度概要】
本学浜田キャンパスで実施される各種シンポジウムや公開講座に日ごろから関心を持ってい
ただいている方々を主な募集対象とした。また、会員になっていただいた方には図書館利用や公
開講座に関する意見を述べる機会を提供する等の特典を設けた。平成 23 年度に関しては本格実
施に向けた準備期間として無料としていたが、翌平成 24 年度からは年 500 円の年会費をいただ
くこととしている。
図 キャンパスサポーター募集チラシ
【公開講座意見交換会の実施】
キャンパスサポーターとして登録していただくと、地域連携推進センター委員を務める教員と
の「意見交換会」に出席することができる。地連センターとしても、この意見交換会を実施する
ことで、受講者から、公開講座で取り上げてほしいテーマ等について、詳しく意見を伺うことが
できる点で有用であると考えている。平成 23 年度については、9 月 29 日(木)に実施した。
-32-
【キャンパスサポーター登録の理由】
省くため」という理由がもっとも多かった。また、登録後の印象について聞いたところ、
「ふつ
う」とする回答が最も多かった。一方で、不満足と回答した人はまったくおらず、ある程度満足
していただいていると考えられる。
一方、会員登録していない人にその理由を問うたところ、
「特典にあまり魅力を感じない」と
「手続きが面倒」という回答者が 3 名あり、それ以外の理由を回答した人はいな
いう人が 6 名、
かった。
サポーター登録している人としていない人、双方に今後特典として希望する事柄について自由
記述で聞いたところ、4 件の回答があった。これらについては、今後の制度見直し等における参
考資料としたい。
図:キャンパスサポーターに登録した理由
(単位:人)
公開講座の手続きの手間を省くため
県大を応援しようと思ったから
メディアセンターを利用したかった
県大のイベント情報が欲しかった
その他
0
5
10
15
20
25
表:キャンパスサポーター制度の印象
①満足
17
②ふつう
21
③不満足
0
(注)38 名からの回答結果。単位は人。
表:キャンパスサポーター特典に希望する内容
・平成 23 年度秋学期科目等聴講生募集等にも特典をつけて欲しい。
・年会費を来年度も無料にしてほしい。
・特典がほしいからサポーターになったわけではなく、大学運営に何かしら協力できたらなという
思いがあったからなので、大学に貢献できているという自覚が生じるしかけ。
・大学での講演会等が参加できたら喜びます。
・学生さんへの講演等についても情報をいただき、参加させてほしい。
-33-
浜 田 キ ャ ン パ ス
キャンパスサポーターに登録していただく理由を聞いたところ、
「公開講座の手続きの手間を
�オープンキャンパス�の���
浜 田 キ ャ ン パ ス
島根県立大学浜田キャンバスでは、平成 23 年 7 月 16 日(土)と平成 23 年 9 月 17 日(土)の 2
回にわたり、オープンキャンパスを開催した。島根県内のみならず、全国各地から多くの高校
生や保護者の方々にご参加いただいた。
地域連携推進センターも、オープンキャンパスにおいてブースを開設し、本学が行っている
地域貢献活動を紹介するとともに、本学学生ボランティアスタッフと来場者との交流を行い、
来場者からも大変ご好評をいただいた。
合格祈願「ポプリ」作りを通して、来場者と学
生ボランティアスタッフが交流し、学生生活の
ことや地域での活動などについて、会話が弾み
ました。
浜田市田橋町の「農村カフェのんびり」を運営する学生スタ
ッフ手作りのお茶クッキーをほうじ茶と一緒に提供し、来場
者のみなさんに楽しんでいただきました。
来場者によりリラックスしてもらえる空間を作ろうと、
工夫を凝らして装飾を施しました。
-34-
�高大連携の����
に高大連携包括協力協定を締結し、相互の特色を活かした連携活動を行っている。
【島根県立浜田高校】
平成 16 年 11 月 18 日に高大連携包括協力協定を締結、連携事業(出張講座、ゼミ開放、教
育実習生の受け入れ、学生交流など)を継続的に実施
平成 23 年度の活動状況
7 月 5 日 高大連携推進会議
9 月 6 日 浜高祭(文化祭)での学生交流
10 月 19 日 ゼミ(総合演習Ⅱ)体験(2 年生 2 名参加)
11 月 1 日~5 日 高校授業見学(教職課程担当教員及び教職課程履修者が見学)
【島根県立江津高校】
平成 19 年 6 月 1 日に高大連携包括協力協定を締結、連携事業(出張講座、ゼミ開放、英語
授業開放、学生交流など)を継続的に実施
平成 23 年度の活動状況
6 月 21 日 高大連携推進会議
7 月 7 日 大学授業体験(2 年生 81 名参加)
10 月 18 日 出張講座(1・2 年生 44 名参加)
10 月 19 日 ゼミ(総合演習Ⅱ)体験(普通科 2 年生 4 名参加)
10 月 20 日 イングリッシュワークショップⅡ体験(英語科 13 名参加)
▼大学授業体験の様子
▼出張講座の様子
-35-
浜 田 キ ャ ン パ ス
島根県立大学と島根県立浜田高校及び島根県立江津高校とはそれぞれ平成 16 年、平成 19 年
�大学生による中学校学習支援事業の�り�み
浜 田 キ ャ ン パ ス
島根県立大学と浜田市との連携協力協定(平成 19 年 5 月 18 日締結)に基づき、平成 19 年度から中学生の
学力向上を目的として浜田市内 5 校の中学校に学生(学習支援員)を派遣し、生徒の勉強を支援している。
週 1~2 回(1 回 1~2 時間)程度、放課後の時間を利用して、生徒が解けなかった問題を中心に教えている。
平成 23 年度は延べ 192 人がこの事業に従事した。
▼学習支援の様子(浜田市立第三中学校にて)
▼面接練習の様子(浜田市立金城中学校にて)
【派遣先】
【派遣実績】
・浜田市立第一中学校(平成 19 年度~)
・平成 19 年度: 6 名、延べ 93 名
・浜田市立第二中学校(平成 19 年度~)
・平成 20 年度:11 名、延べ 128 名
・浜田市立第三中学校(平成 19 年度~)
・平成 21 年度:14 名、延べ 201 名
・浜田市立東中学校 (平成 20 年度~)
・平成 22 年度:14 名、延べ 191 名
・浜田市立金城中学校(平成 20 年度~)
・平成 23 年度:20 名、延べ 192 名
【学生の感想】
・素直な生徒さんばかりで、良い雰囲気のなかで学習支援をすることができました。
(大学院博士後期 2 年・男性・初参加)
・初めての参加で勉強も特に自信がなかったけど、普段接しない中学生と関わることができて良かったです。
中学校へ大学生が行くことで生まれたつながりが、逆に中学生が大学へ来て今後につなげられたら良いと思いました。
(学部 3 年・女性・初参加)
・教えるという体験は、私の今後の人生に何かしらのプラスになると感じる良い経験でした。
(学部 1 年・男性・初参加)
・参加するまでは自分には無理だと思っていましたが、実際参加してみて、とても楽しく参加することができました。
一歩踏み出すかどうかの違いなので、もっと多くの学生に一歩を踏み出してほしいと思いました。
(学部 3 年・男性・初参加)
・自分より年下の子どもたちと接することでより幅広いコミュニケーション能力が身につき大変勉強になりました。
(学部 4 年・男性・2 回目)
-36-
��島根�立大学�開講座�の開催��
講 座 名
時 間
講 師
開催場所
受講者数
(のべ人数)
<石見に生きる~石見の元気人が話す>
6月1日 (水) 18:15~19:45 人が集うまちづくり~福祉は誰のものか
6月15日 (水) 18:15~19:45 出雲人が石見で元気になった「喜ばれるという喜び」
室崎 富恵
(いわみ福祉会理事長)
48
石橋 留美子
(匹見町まちづくりコーディネーター)
30
かわべ まゆみ
(NPO法人結まーるプラス理事長)
8月3日 (水) 18:15~19:45 ヨソモノが見つけた「奇跡の里・石見」
中講義室3
23
10月19日 (水) 18:15~19:45 A級グルメのまちを目指す邑南町の取り組み
寺本 英仁
(邑南町商工観光室)
30
12月21日 (水) 18:15~19:45 山里起業から10年~その光と影・未来へ
岩井 賢朗
((有)真砂代表取締役)
23
八田 典子
(浜田キャンパス)
32
<社会を学ぶ>
6月22日 (水) 18:15~19:45 地域を元気づける「アートの力」
7月6日 (水)
11月9日 (水)
18:15~19:45 国際ニュースを見る眼
赤坂 一念
(浜田キャンパス)
18:15~19:45 島根の食文化
中塚 敏之
(浜田キャンパス)
中講義室3
19
14
<こころと身体の健康>
9月29日
身体の健康のために
福澤 陽一郎
(出雲キャンパス)
こころの健康のために
川中 淳子
(浜田キャンパス)
(木) 14:00~16:00
中講義室3
22
<神々の国しまね~古事記1300年>
6月29日 (水) 18:15~19:45 島根文化史断章①
55
飯田 泰三
(浜田キャンパス)
7月20日 (水) 18:15~19:45 島根文化史断章②
中講義室3
7月27日 (水) 18:15~19:45 島根文化史断章③
27
20
<日本語と日本語教育>
10月12日 (水) 18:15~19:45 日本語はどんな言語か 文法編①
18
犬塚 優司
(浜田キャンパス)
10月26日 (水) 18:15~19:45 日本語はどんな言語か 文法編②
中園 博美
(島根大学外国語教育センター)
11月5日 (土) 13:15~14:45 外国語としての日本語の教え方(文法)
11月16日 (水) 18:15~19:45 外国語としての日本語の教え方(文字・語彙)①
17
中講義室3
12
小林 明子
(浜田キャンパス)
11月30日 (水) 18:15~19:45 外国語としての日本語の教え方(文字・語彙)②
12
7
<英語と英語教育>
10月5日 (水) 18:15~19:45 明日教室で使える英語指導法
ケイン エレナ アン
(浜田キャンパス)
11月2日 (水) 18:15~19:45 Incorporating cooperative learning into the classroom
マニング クレイグ トーマス
(浜田キャンパス)
14
中講義室3
ヘネベリー スティーブン
(浜田キャンパス)
11月24日 (水) 18:15~19:45 Incorporating blogging into your teaching
12
8
2
<本と図書館のWaku (わくわく)ツアー>
7月13日 (水) 18:15~19:45 地域思想の水脈を訪ねて
村井 洋
(浜田キャンパス)
老いの楽しみ:キケロー
12月14日 (水) 18:15~19:45
『老年について』を読む
16
メディアセンター
多目的演習室
渡部 望
(浜田キャンパス)
10月20日 (水) 18:15~19:45 モンテーニュについて考える
18
9
<出張講座>
6月29日 (水) 10:00~12:00 歴史的町並みの保全と活用~地域文化を活かしたまちづくりの取組~
林 秀司
(浜田キャンパス)
美郷町山村開発
センター2階研修室
18
9月20日 (火) 13:30~15:00 英語と日本語を比べてみる:人々の文化・慣習からコトバを考える
山田 昌史
(浜田キャンパス)
大社高校
28
10月18日 (火) 13:35~15:25
12月7日 (水)
イメージでわかる英語音声学
江口 真理子
(浜田キャンパス)
妖怪学入門
小泉 凡
(松江キャンパス)
おばあちゃんはなぜスーツケースの横に立っていたのか
~英語の言語と文化を探る~
田中 芳文
(出雲キャンパス)
助産を学ぼう~お産と新生児~
狩野 鈴子
(出雲キャンパス)
シローコフ・ワジム
(浜田キャンパス)
14:00~15:40 ロシアの現代文化と若者たち
合 計 -37-
7
23
江津高校
8
29
三刀屋高校
39
638
浜 田 キ ャ ン パ ス
実施日
��平成23年度 地域連携(��)活動の����
浜 田 キ ャ ン パ ス
講演会講師等
教員名
依頼者
内容(テーマ)
期間
飯田泰三
松江市立中央図書館
小泉八雲に学び・親しむ
平成23.7.30
井上厚史
備前市教育委員会
閑谷学校世界遺産登録推進シンポジウム
平成23.9.10
井上治
島根県社会福祉協議会
平成23年度シマネスクくにびき学園講義「与謝野晶子 モンゴル旅行につい
て」
平成23.5.27
川中淳子
島根県看護協会
新人看護職員研修「新人看護職員臨床研修に関わる看護職員のメンタルサポー
ト」
平成23.12.23
川中淳子
社団法人 島根県看護協会
実習指導者養成講習会「教育心理」
平成23.8.11-12
北村真紀
公立はこだて未来大学
就職活動を控えた学生に対する講演・指導
平成23.11.28
北村真紀
松江工業高等専門学校
情報工学科キャリア講演会
平成23.11.21
久保田典男
島根県立西部高等技術校
緊急雇用対策「教育訓練(産業人コース)」
平成23.12.2
久保田典男
日本政策金融公庫 浜田支店
3事業若手職員勉強会
平成23.10.12
久保田典男
しまね産業振興財団
しまね起業・創業セミナー「『地域で仕事を創る』ということ」
平成23.10.26
久保田典男
島根県邑智郡
邑南町TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)シンポジウム
平成23.6.24
久保田典男
島根経済同友会石央支部
これからの地域振興のあり方
平成23.6.29
小林明子
しまね国際センター
日本語指導者養成講座の講師
平成23.10.29/11.12
中川敦
しまね小規模ケア連絡会
遠距離介護者の経験とその背景:社会学の視点から
平成24.2.18
八田典子
島根県社会福祉協議会
平成23年度シマネスクくにびき学園講義「芸術の魅力」
平成23.10.28
別枝行夫他3名
島根県自治研修所
階層別研修・政策形成・行政課題研究他
平成23年度
山田昌史
島根県立大社高等学校
総合的な学習の時間「教科書では学べない勉強」
平成23.9.20
李暁東
中央大学
「明治日本の軍隊と近代中国なナショナリズムの形成」研究会の報告
平成24.2.25-26
渡部望
島根大学
初年次教育相互研修会2011
平成23.11.25
審議会委員等
教員名
依頼者
内容(テーマ)
期間
飯田泰三
津和野町教育委員会
津和野町教育ビジョン策定委員会委員
平成23年度
井上厚史
日本学術振興会
特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員
平成23.8.1~平成24.7.31
井上定彦
島根県
島根県県民いきいき活動促進委員会委員
平成23.4.1~平成25.3.31
井上定彦
島根県
新しい公共島根県運営委員会委員
平成23.4.22~平成25.3.31
岩本浩史他2名
国土交通省
江の川河川整備懇談会委員
平成23年度
大橋敏博
日本芸術文化振興会
芸術文化振興基金運営委員会文化団体活動専門委員会
平成23.11~平成24.6
大橋敏博
文化庁
優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業協力者会議委員
大橋敏博
浜田市文化財審議会
浜田市文化財審議会委員
平成23年度
大橋敏博
島根県教育委員会
島根県教育課程審議会委員
平成23年度
川中淳子
浜田医療センター
諮問委員会委員
平成23年度
-38-
教員名
依頼者
内容(テーマ)
期間
島根県立少年自然の家
島根県立少年自然の家運営委員会委員
平成23.4.1~平成25.3.31
久保田典男
しまね地域産業活性化協議会
しまね地域産業活性化協議会委員
平成23.8.21~平成25.3.31
久保田典男
益田市
益田市水道事業経営あり方検討委員会委員
平成23.9~平成24.7
小林明子
しまね国際センター
日本語教育事業運営委員
平成23.6.1~平成24.2.29
小林博
浜田市
浜田市指定管理者選定委員会委員
平成23.5.13~平成25.5.12
小林博
全国健康保険協会島根支部
全国健康保険協会島根支部評議会
平成23年度
小林博他
大田市
大田市事務事業評価委員会コーディネーター
平成23年度
西藤真一 他
浜田市
浜田市地域公共交通活性化協議会委員
平成23年度
田中恭子
島根県
島根県事業認定審議会委員
平成23.9.20~平成26.9.19
田中恭子
島根県
改革推進会議委員
平成23年度
生田泰亮
島根県中山間地域研究センター
島根県中山間地域研究センター運営協議会委員
~平成25.3
八田典子
江津市
江津市景観計画策定委員会委員
~平成25.3
八田典子
江津市
江津地区都市再生整備計画事後評価委員長
平成23.7.29~平成24.3.31
八田典子
江津市
江津市都市計画審議会委員
平成23.6.1~平成25.3.31
林秀司
島根県
島根県景観審議会委員
~平成26.1
林秀司
浜田市
浜田市石見神楽伝承施設整備検討会義構成員
平成23.11~平成24.3
林秀司
島根県教育委員会
石見銀山遺跡調査活用委員会委員
平成23.4.1~平成26.3
林秀司
島根県
島根県立しまね海洋館指定管理業務評価委員
~平成28.1
藤原眞砂
島根県
島根県都市計画審議会委員
平成24.2~平成26.1
藤原眞砂
島根県
都治川・三隅川治水対策検討委員会委員
平成23.10.20~25.10.19
藤原眞砂
株式会社 センク21
地域水産業活性化検討協議会委員委嘱教官
平成23年度
その他の地域連携(貢献)活動
教員名
依頼者
内容(テーマ)
期間
飯田泰三
法政大学沖縄文化研究所
客員研究員
平成23年度
飯田泰三
法政大学現代法研究所
客員研究員
平成23年度
井上厚史
関東学院大学
ビジネスエシックス研究会総会
平成23.9.18-19
井上治
大阪国際大学
「新出土契丹文字資料・モンゴル文字資料に基づくモンゴル史の再構成」研究
分担
平成23.11.27
井上治
東北大学北東アジア研究センター
「東北アジアにおける辺境地域社会再編と共生様態に関する歴史的・現在的研
究に関する研究会
平成23.7.8-10
井上定彦
大田市教育委員会
大田市教育委員会の事務に関する外部評価
平成23年度
江口伸吾 他
愛知大学
「中国の都市基層社会の自治に関する調査研究―居民委員会を中心として」の
現地調査
平成23.8.27-31(8.27-9.7)
江口真理子
島根県立江津高等学校
キャリアガイダンス
平成23.10.18
川中淳子
島根県
非常勤スクールカウンセラー
平成23.4.19~平成24.3.25
川中淳子
吉備国際大学
「フィンランドにおける不登校支援:日本へのインプリケーション」の研究
平成23.8.14-22
-39-
浜 田 キ ャ ン パ ス
川中淳子
教員名
依頼者
内容(テーマ)
期間
浜 田 キ ャ ン パ ス
久保田典男
商工総合研究所
『商工金融(平成24年1月号)』『論壇』
~平成23.11
久保田典男
石央商工会
ベンチャーキッズスクール「ベンチャーキッズin石央2011」
平成23.10.30/11.12/11.13
久保田典男
中小企業総合研究機構
「日本の中小企業研究(2000-2009)に関する調査研究」
平成23.6~平成24.5
ケイン・エレナ・アン
島根県立江津高等学校
第17回江津高等学校主催中学生レシテーションコンテスト審査員
平成23.11.9
ケイン・エレナ・アン 他
江津市小中高大連携英語研究会
第1回プロジェクト会議
平成23.6.17
ジョンソン・ハリス
浜田市教育研究会英語部
浜田市中学校英語キャンプ講師
平成24.1.14
寺田哲志
日本英語検定協会
検定試験の運営・監督
平成23年度
バールィシェフ・エドワルド
福島大学
ロシア語の学術論文の母語話者修正
平成23.11.11-26
バールィシェフ・エドワルド他 江津市小中高大連携英語研究会
第13回江津市中学生異文化理解ワークシップ指導者
平成23.8.8
マニング・グレイグ・トーマス 島根県江津高等学校
学力・人間力向上夏季特別セミナー
平成23.7.27
村井洋
「チャレンジグループ活動」講師
平成23.9.26
鳥取県立倉吉西高等学校
-40-
-41-
松 江 キ ャ ン パ ス
松江キャンパス
平成���� 公�大�������大�
地域連携推進センター����ン����会� 名�
(任期:平成23.4.1~平成24.3.31)
松 江 キ ャ ン パ ス
職 名
氏 名
備 考
教 授
小泉 凡
准教授
赤浦 和之
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター(教育機関連携)
准教授
福井 一尊
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター(高大連携)
教 授
伊藤 善啓
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター(公開講座連携)
管理課長
玉木 治義
・事務局委員
・地域連携推進センター副センター長
-42-
松江キャンパスの地域連携活動概要
地域連携推進センター副センター長
小泉
凡
平成 23 年度の松江キャンパス地域連携推進センターでは、公開講座・教育機関連携・学生
地域ボランティア活動の推進の 3 つを軸に活動した。また、23 年度も、正課授業・卒業プロジ
ェクト・サークル活動を通して、あるいは学科として、グループ・個人の単位で、活発な地域
貢献活動が行われた。以下の目次に従って、松江キャンパスの地域貢献活動をまとめることに
する。
1.地域連携推進委員会の活動
3.地域活性化支援-企業・団体・NPO 法人等との連携
4.地域活性化支援-自治体等との連携
5.教育機関等との連携-保・幼・小・中・高・大の教育連携
6.教育課程のための地域の施設・機関との連携
23 年度の活動でまず特筆されるものは、公開講座「椿の道アカデミー」の新しいシステムが
始動したこと、つまり会員制度が導入されたことであろう。有料化に伴い申し込み者数は昨年
度より 100 名近く減尐したが、それでも 339 名の申込者があった。一方、登録者に配布される
図書館利用者証を兼ねた会員証は、図書館の積極的な利用にもつながっており、よく図書館を
利用する会員からは「公立図書館に比べて静かな環境」
「ベストセラーの待ち時間が尐ない」
「研
究書や郷土本が多い」といった感想が寄せられ、概して好評であった。地域に開かれたキャン
パスの推進という点で、一歩前進できたように感じられる。
平成 23 年度は、7 月には総合文化学科教員による公開授業が、また平成 24 年 1・2 月には、
3 月で退職を迎える 3 学科・4 名の教員による最終授業が開催された。その際、
「椿の道アカデ
ミー」の会員や卒業生にも周知し、授業を公開し学外の参加者にも楽しんでいただくことがで
きた。平成 24 年度は本学公開講座が 20 周年の節目を迎えることから、「椿の道アカデミー」
の枠外に、さらに特別企画を設ける方向ですでに内容の検討を始めている。
また、22 年度以降、「学生地域ボランティア活動推進事業」によって、学生の地域ボランテ
ィア活動がいっそう盛んになってきている。23 年度は学外からのボランティア依頼の頻度が高
まり、その情報をきめ細かく学生にメール配信することで、学生のボランティア参加を推進す
ることができたと思われる。かなりタイトな履修状況の中、学生が地域貢献活動を通して、専
門性をさらに高め、また社会貢献を心がける姿には、学外の教育関係機関や施設からも高い評
価をいただいている。本報告書では詳細は控えるが、23 年度は、松江キャンパスから 24 名の
学生が島根県災害ボランティア隊に参加し、東日本大震災の被災地で活動したことも特記して
おく。
「地域をキャンパスに」
「キャンパスを地域に」の精神を念頭に置き、今後も、地域のニーズ
にこたえる地域貢献活動を継続していきたい。
-43-
松 江 キ ャ ン パ ス
2.公開講座等の開催
1.地域連携推進委員会の活動
松江キャンパスにおいては、地域連携推進委員会が、「公開講座」「教育機関・その他高大連
携」
「学生ボランティア活動の推進」での地域貢献の 3 部門で委員により窓口を分担した。
・委員長(地域連携推進センター副センター長)
小泉
凡(総合文化学科教授)
・公開講座での地域貢献担当委員
伊藤善啓(総合文化学科教授)
・幼保園のぎ・乃木小学校・湖南中学校・松江商業高等学校との三者連携を含む
教育機関とその他高大連携担当委員
福井一尊(保育学科准教授)
・学生ボランティア活動推進での地域貢献担当委員
赤浦和之(健康栄養学科准教授)
松 江 キ ャ ン パ ス
2.公開講座等の開催
【23 年度公開講座の概要】
平成23年度から、松江キャンパス利用者向け「椿の道アカデミー」会員制度を開始し、生涯
教育、地域教育の拠点としての松江キャンパスの魅力づくりの推進をはかっている。新しい制度
では、会員は年度初めに会員登録を行うことによって、個別の会員番号をもつ「椿の道アカデミ
ー会員証」を取得する。松江キャンパスの社会人利用者として、年間の(1)公開講座「椿の道ア
カデミー」の受講、(2)松江キャンパス図書館および「おはなしレストランライブラリー」の利
用、(3)その他、大学が会員向けに案内した生涯学習事業の利用の資格者となり、松江キャンパ
スにおけるその他幅広い学習・教育事業への参加を可能とさせるものである。また傷害保険も適
用する。会員は、公立大学法人島根県立大学料金徴収規定第3条に基づく登録料(2,000円)を
納め、2年目以降は更新手続きを行うことになっている。但し、社会人以外の受講希望者、例え
ば中学校、高等学校等の生徒には登録制は適用しないものとする。図書館利用者証を兼ねた「会
員証」を、288名に支給した。
「椿の道アカデミー」における各講座は、それぞれの趣旨や内容に従って、通常複数回の講
義や実習等を提供し、受講者数をも独自に定めている。平成 23 年度の「椿の道アカデミー」
では合計 12 講座、72 回を開講することとし、受講者を募った。結果、総申込者数 339 の内、
登録者数は 288 であった(「平成 23 年度公開講座申込総括表」参照)。これを割合に変換す
ると、約 82%の登録率である。なお、「出雲かんべの里連携講座:山陰の民話・わらべ歌・民
謡の世界」、「心と音楽」、「食と文化」そして「健康栄養講座:楽しいダイエット教室」が、
「まつえ市民大学」連携講座の一部であることから、この市民大学関連の受講生も上記中の該
当講座を受講している。なお、平成 23 年度の公開講座の開催状況については、一覧表を 71 頁
に掲載している。
23 年度の公開講座のべ参加者数は 1,797 名で、昨年度の 3,083 名に比べ大きく減尐している。
有料化以外の理由としては、昨年度に比べ、古典文学関係の人気講座が 3 講座から 1 講座へ縮
小されたことや、全体の定員数が 275 名減尐したことなどが影響したものと思われる。
幸い、申し込み者数の減尐は 100 名以内にとどまり、申込者の登録率も 82%と比較的高い
割合であった。それは本学公開講座の地域への定着を意味するものかもしれない。また、後述
するように総合文化学科の公開授業や退職教員の最終講義などを「椿の道アカデミー」の会員
-44-
にも周知したことで、一定数の参加を得た。また会員が本学に足を運ばれる機会がより増加し
たことは 23 年度の喜ばしい動きと言えるだろう。
平成 23 年度 公開講座申込総括表
講座名
申込者
1.総合文化講座
定員
率
登録者
市民
後日
大学
申込
合計
講座
回数
100
157%
104
104
8
88
100
88%
85
85
7
3
10
30%
3
5
5
98
100
98%
82
82
3
50
100
50%
42
47
4
65
30
217%
34
34
3
1
10
10%
0
5
5
8.食と文化
90
230
39%
79
90
3
9.健康栄養講座
24
20
120%
19
19
5
26
20
130%
23
23
8
63
50
126%
62
62
4
1
40
3%
1
18
19
17
計
666
810
82%
534
25
575
72
申込者数
339
決定者数
317
登録者数(入金済)
288
2.出雲神話翻訳研究会
3.英語で読書
4.心理学の世界
5.出雲かんべの里連携
講座
6.心と音楽
7.生活プロデュース講座
10.福祉住環境コーディネーター検定
試験 2 級対策講座
11.王朝花物語
12.栄養士のためのステップア
ップ講座
2
5
5
11
16
【食と文化】
公開講座のうち「食と文化」では、昨年度に引き続き、地域で食文化を支えるさまざまな分
野の専門家を講師としてお招きし、開催した。
今年度は、元島根県産業技術センター研究企画監の山崎幸一氏、彩雲堂会長の山口研二氏を
学外講師としてお招きし、さらに健康栄養学科の中塚敏之教授を学内講師として、
「松江の食文
化の特徴」
「島根の醤油」
「松江の和菓子」の 3 講座を開催した。受講者数は第 1 回 43 人、第 2
回 29 人、第 3 回 38 人であった。
-45-
松 江 キ ャ ン パ ス
157
松 江 キ ャ ン パ ス
▼第 3 回「松江の和菓子」
講師
山口研二氏
【出雲神話翻訳研究会】
「出雲神話翻訳研究会」は、平成 23 年度開始の島根県「古事記 1300 年」事業に合わせて、
「古事
記」の出雲神話を地元の大学である本学研究者が現代語訳、英語訳を試みつつ読み解き、今後活躍す
る若い世代が利用しやすい、新しいメディアへの変換を目指すものである。本学元学長で NPO 法人
出雲学研究所理事長である藤岡大拙氏を外部講師に迎え、
「古事記」の現代語訳の講座を 4 回実施、
さらに本学の小玉容子教授、松浦雄二准教授、竹森徹士准教授による計 3 回の英語訳に関する講座実
施し、のべ 339 人が参加した。現代語訳・英語訳ともに既に市販された出版物があるが、地元の研究
者が読み解く出雲神話には、物語の背景の風景心情を、ほかの地域の誰よりも知りつくした者だけが
翻訳できる魅力がある。また、この出雲神話に関わる学術的研究が、今後さらに進展することを願っ
て、24 年度中に現代語訳、英語訳ともに、インターネット上で情報公開を行う予定である。
【リカレント講座】
栄養士向けのリカレント講座として健康栄養学科が「栄養士のためのステップアップ講座(全
17 回)
」を開催した。本講座は管理栄養士国家試験に向けて、試験科目のうち、
「人体の構造と
機能及び疾病の成り立ち」
「食べ物と健康」
「基礎栄養学」
「応用栄養学」
「栄養教育論」
「臨床栄
養学」
「給食経営管理論」を重点的に、基礎から実践まで試験対策を行うものである。延べ 173
人が受講した。
また、総合文化学科(担当は藤居由香准教授・磯部美津子教授)では福祉住環境コーディネ
ーター2 級検定試験をめざす、
「福祉住環境コーディネーター2 級対策講座(全 8 回)」が開催
され、資格取得支援を行った。のべ 184 名が参加した。
【中学生・高校生向け講座】
23 年度は総合文化学科教員により 2 講座が開講された。楽しみながら英語の基礎力アップを
めざす「絵本の読み聞かせに挑戦(全 10 回)
」(担当は小玉容子教授)ではのべ 25 人が参加、
-46-
また「3D を身近に!」をテーマとして「生活プロデュース講座(全 5 回)
」(担当は藤居由香
准教授・磯部美津子教授)では、のべ 15 人が参加した。
本学公開講座「椿の道アカデミー」は平成 24 年度でちょうど 20 年目にさしかかる大きな節
目を迎えることとなる。これに伴い、「20 周年特別企画」を用意することを計画している。
【公開授業の開催】
総合文化学科の小泉凡教授は、
「"「しまね」の魅力再発見"はじまる事業助成金」の交付を受
け、総合文化学科文化資源学系・日本語文化系の専門科目である「小泉八雲入門」
(1 年生・前
期)で、7月1日(金)に公開授業「響き合う神話の音―ハーンがつなぐギリシャと出雲―」を実
施した。
日本ギリシャ協会の招きで来日中のギリシャ在住のメゾソプラノ歌手清水かおるさん(ピア
ギリシャ神話の類似性に関するトークを交えながら、清水かおるさんが『古事記』の黄泉平比
坂の物語と類似したギリシャ神話「オルフェウスとエウリュディケ」をテーマとする歌曲やギ
リシャ歌謡 8 曲を独唱した。
島根に縁の深い小泉八雲が深い思いを寄せたギリシャと出雲の文化的類似性を、音楽とトー
クを通じてひろく学生や県民に体感していただくことができた。授業終了後にギリシャの伝統
文化に根ざしたハモミリ(カモミール)やファスコミロ(ホワイト・セージ)のハーブティー
を提供し、出演者と参加者の交流の場をもった。
参加者は約130名で、内85名が本学学生、45名が学外者である。
▼授業風景
▼清水かおるさんと児玉ゆかりさん
清水かおるさんと小泉凡教授
【最終授業の公開】
23年度をもって退職する4名の松江キャンパス教員の最終授業が実施され、在学生・教職員
のみでなく、「椿の道アカデミーの会員」や卒業生にも授業を公開した。
概要は以下の通りである。
① 平成 24 年 1 月 18 日(水)大講義室
総合文化学科
伊藤善啓教授(英語学)
テーマ:
「英語と私」
-47-
松 江 キ ャ ン パ ス
ノ伴奏は児玉ゆかりさん)をゲストに迎えた。小泉凡教授による、八雲がとらえた出雲神話と
② 平成 24 年 1 月 19 日(木)大講義室
総合文化学科
三保サト子教授(日本古典文学)
テーマ:「源氏物語が語るもの」
③ 平成 24 年 1 月 20 日(金)大講義室
保育学科
高橋憲二教授(社会福祉学)
テーマ:
「未来の保育士に伝えたいこと」
④ 平成 24 年 2 月 21 日(火)体育館研修室
健康栄養学科
中塚敏之(生化学)
テーマ:「短大生活 40 年の反省」
上記授業にのべ 71 名の「椿の道アカデミー」の会員の参加、さらに松江キャンパス卒業生
等の参加があった。
松 江 キ ャ ン パ ス
▼伊藤教授の最終授業
▼三保教授の最終授業
▼高橋教授の最終授業
▼中塚教授の最終授業
-48-
3.地域活性化支援-企業・団体・NPO法人等との連携
松江キャンパスにおいては、23 年度も NPO 法人等、
学外団体との協力を継続的に推進した。
今年度は、健康栄養学科により食育推進での連携活動、また保育学科による園児の絵画作品審
査会の実施、総合文化学科の「おはなしゼミ」による県内各地での読み聞かせ活動等、多彩な
連携事業を実施した。
平成 23 年度松江キャンパス学外団体との共催事業及び学外団体への協力事業
事業名称
本学担当者
事業内容
期間
平成 23 年度
参加者
備考
健康栄養学科
大学と行政が連携して
健康栄養学科
同研究
教授名和田淸子
行う地域交流型食育推
教員と学生、
教授小柏道子
進の検討
―大学生と
松江市との共
助教坂根千津恵
多職種の連携による食
助手兹折真由美
育の試み―
同研究
主任看護師手島
由美子
島根県畜産技術センター
健康栄養学科
受託研究課題「飼料米給
平成 23 年 5
健康栄養学科
准教授籠橋有紀
与牛肉の官能評価」の実
月 14 日
学生 89 名参
子
施
~11 月 30 日
加
助教坂根千津恵
助手兹折真由美
小児糖尿病大山サマーキャ
健康栄養学科
小児糖尿病大山サマー
平成 23 年 7
ンプふれあいの会
教授名和田淸子
キャンプふれあいの会
月3日
炎症性腸疾患患者会 陽だ
健康栄養学科
まりの会
教授名和田淸子
第 38 回小児糖尿病大山サマ
健康栄養学科
ーキャンプ
教授名和田清子
30 名
健康栄養学科
学生 15 名
研修会の開催支援
研修会の開催支援
平成 23 年 7
15 名
健康栄養学科
月9日
学生 7 名
第 38 回小児糖尿病大山
平成 23 年 8
健康栄養学科
サマーキャンプの開催
月7日
学生 21 名参
支援
~8 月 14 日
加
まつえ駅前活き活き青空
健康栄養学科
「県短みのりの収穫祭」 平成 23 年 11
(松江商工会議所 主催)
教授中塚敏之
を出店
健康栄養学科
月5日
学生 19 名参
教授安藤彰朗
加
准教授直良博之
助教坂根千津恵
助手兹折真由美
第 1 回しまねオーガニック
健康栄養学科
フェア(島根県・島根県農
教授名和田清子
開催のための支援
平成 23 年 12
健康栄養学科
月 10 日
学生 18 名参
業協同組合中央会・全国農
加
業協同組合連合会島根県本
部主催)
島根県保育所(園)幼稚園
保育学科准教授
島根県内保育所(園)幼
平成 23 年
保育士、 松江キャンパ
造形教育研究会
福井一尊
稚園の園児の絵画作品
11 月 28 日
幼稚園
作品審査
審査会を実施(会場:松
教諭
江キャンパス体育館)
160 名
-49-
ス 1 年生 3 名
松 江 キ ャ ン パ ス
学術教育研究特別助成金共
平成 23 年度松江キャンパス学外団体との共催事業及び学外団体への協力事業(続き)
事業名称
本学担当者
事業内容
期間
島根県障害者アート作品展
保育学科准教授
島根県内の障がい者が制
平成 23 年
福祉施
及び研修会の開催
福井一尊
作したアート作品を広く
12 月 2 日
設職員
紹介する展覧会を開催(会
~12 月 4
25 名
場:島根県立美術館)
日
松江市保育研究会
保育学科准教授
松江市内保育所(園)の園
平成 24 年
造形作品展の開催
福井一尊
児の作品展の開催(会場: 1 月 19 日
島根県立美術館)
参加者
備考
保育士
65 名
~1 月 23
日
島根県保育所(園)幼稚園
保育学科准教授
島根県内保育所(園)幼稚
平成 24 年
造形教育研究会
福井一尊
園の園児の作品展の開催
1 月 26 日
松 江 キ ャ ン パ ス
(会場:島根県立美術館) ~1 月 30
作品展の開催
日
島根県保育所(園)幼稚園
保育学科准教授
島根県内保育所(園)幼稚
平成 24 年
造形教育研究会
福井一尊
園の園児の作品 144 点を
3月1日
作品集の発刊
掲載した画集を刊行
災害支援・日本応援チャリ
総合文化学科
総合文化学科卒業プロジ
平成 23 年
総合文化学科
ティーイベント「まいぷれ
教授岩田英作
ェクト「おはなしゼミ」出
5 月 14 日
学生 9 名
の集いだよ。全員集合!」
前シェフ
カルチャープラザ
総合文化学科
総合文化学科卒業プロジ
平成 23 年
総合文化学科
仁多図書室
教授岩田英作
ェクト「おはなしゼミ」出
8月9日
学生 3 名
前シェフ
大田市中央図書館
総合文化学科
総合文化学科卒業プロジ
平成 23 年
総合文化学科
教授岩田英作
ェクト「おはなしゼミ」出
11 月 26 日
学生 6 名
前シェフ
山陰中央新報南販売所
総合文化学科
総合文化学科卒業プロジ
平成 23 年
総合文化学科
クリスマス会
教授岩田英作
ェクト「おはなしゼミ」出
12 月 3 日
学生 3 名
前シェフ
絵本ワールド in しまね
総合文化学科
総合文化学科卒業プロジ
平成 24 年
総合文化学科
教授岩田英作
ェクト「おはなしゼミ」出
3 月 3 日・
学生 8 名
前シェフ
4日
松江市美保関地区公園整
平成 23 年
松江市都市計画部
総合文化学科
備事業・小泉八雲記念公園
10 月~平
公園緑地課
教授小泉
設置事業に際し、レリー
成 24 年 3
フ・案内板等の監修
月
凡
同 NPO が運営する小泉
八雲記念館の顧問として、
企画展の企画運営・常設展
NPO法人松江ツーリズム
総合文化学科
研究会
教授小泉
凡
示キャプション・レプリカ
作成等に関し、監修を行
う。また同 NPO が実施す
る「松江ゴーストツアー」
へるんコースの講師を務
める(毎月 1 回)
-50-
平成 23 年
4 月~平
成 24 年 3
月
平成 23 年度松江キャンパス学外団体との共催事業及び学外団体への協力事業(続き)
事業名称
本学担当者
事業内容
期間
ヨーク
9 月 30 日から 10 月 14
日まで、ニューヨークの
ラフカディオ・ハーン in
総合文化学科
日本クラブで開催され
ニューヨーク実行委員会・
教授小泉
た、造形美術展"The
凡
Open Mind of Lafcadio
松江市
ンさん講座―」
総合文化学科
(松江市観光振興部観光文
教授小泉
凡
化課)
展示会
平成 23 年 6
場への
月~平成 24
参加者
年2月
1800
Hearn"の企画・運営、
人、講演
講演会講師等を務める
140 人
来場者
子どもの五感力を育む
松江市
教育実践「子ども塾」を
内小学
実施・運営し、塾長をつ
平成 23 年 5
とめる。城北小学校・島
月~平成 23
根大学附属小学校の教
年9月
生 16 名
員、劇団幻影舞台とも連
携して実施
同事業の実行委員長と
して企画・運営にあた
アイリッシュ・フェスティ
総合文化学科
る。同日のボランティ
バル in Matsue 2012
教授小泉
ア・スタッフとして約
凡
20 名の松江キャンパス
市民・観
「キャンパ
光客ら
ス・ゼミナー
平成 23 年 10
約 800
ル部」「ティ
月~平成 24
名
ンホイッス
年3月
学生が参加
ル・サークル」
計 20 名が参
加
【健康栄養学科の地域活性化支援】
食育、地産地消推進のための活動として、平成 23 年度は、島根県立大学学術教育研究特別
助成金を受け、健康栄養学科教員および学生が、松江市と共同で、食育の特別研究「大学と行
政が連携して行う地域交流型食育推進の検討
~大学生と多職種の連携による食育の試み~」
を行った。また、地産地消推進のための支援として、平成 23 年 11 月 5 日には、第 15 回まつ
え駅前活き活き青空市(松江商工会議所主催)に健康栄養学科教員 5 名および学生 19 名が「県
短みのりの収穫祭」と題して出店し、食育ゲームや地元産物を使ったそば粉クッキーやそば粉
マドレーヌを作成(作製・指導:中塚敏之教授)
、販売した。平成 23 年 12 月 10 日には、第 1
回しまねオーガニックフェア(島根県・島根県農業協同組合中央会・全国農業協同組合連合会
島根県本部主催)に、学生 18 名がボランティアとして参加した。
▼第 15 回まつえ駅前活き活き青空市「県短みのりの収穫祭」
-51-
松 江 キ ャ ン パ ス
「子ども塾-スーパーヘル
備考
ニュー
同実行員会顧問として、
オープン・マインド・オブ・
参加者
さらに、西条ガキ、しまね和牛等の地域特産品に関する利用加工や製品化、ブランド化、販
路拡大といった地域からの要望に応え、データの提供や技術指導を行った。健康栄養学科教員
(赤浦和之准教授)が平成 23 年度地域貢献プロジェクト助成事業(島根県立大学)
「未利用果
実を用いた西条ガキ熟柿の生産と利用」を松江市東出雲町と協力して実施し、3 月にその成果
を発表した。また、平成 23 年 5 月から 11 月において、飼料米の給与による「しまね和牛肉」
の食味に与える効果について、健康栄養学科教員(籠橋有紀子准教授、兹折真由美助手、坂根
千津恵助教)および学生 89 名が島根県畜産技術センターとの受託研究において官能試験等に
協力し、データの提供を行った。また、成果の一部については、平成 24 年 2 月の卒業研究発
表会において発表を行った。
次年度も引き続き、地域の活性化の観点から、西条柿では、西条ガキ熟柿の生産と熟柿ピュ
ーレを用いた加工食品の開発を行う。また、
「しまね和牛肉生産技術の開発」を目的として、
「し
松 江 キ ャ ン パ ス
まね和牛肉」の食味に与える効果について、官能試験等の手法を用いて検討し、データの提供・
技術協力を行う。
▼「しまね和牛肉」の官能試験の様子
このほか、難病患者会の活動支援のため、健康栄養学科教員および学生がボランティアとし
て活動した[「小児糖尿病大山サマーキャンプふれあいの会研修会(主催:日本糖尿病協会島根
県支部「大山家族」)
」にて(教員 1 名、学生 15 名(7 月 3 日)
、
「陽だまりの会」(炎症性腸疾
患患者会)研修会(教員 1 名、学生 7 名(7 月 9 日)
、
「第 37 回小児糖尿病大山サマーキャン
プ(主催:日本糖尿病協会島根県支部「大山家族」)
」にて教員 1 名、学生 21 名(8 月 7 日~
14 日)]。
上述の通り、23 年度島根県立大学地域貢献プロジェクト助成事業の成果報告会が、平成 24
年 3 月 4 日(日)午前 10 時~12 時松江キャンパス体育館研修室開催された。報告会には共同
研究者の東出雲町ほし柿生産組合、東出
雲町産業支援センターの関係者ほか、島
根大学および島根県立大学教員計 12 名
の参加があった。島根県立大学健康栄養
学科赤浦和之准教授から、研究課題「未
利用果実を用いた西条ガキ熟柿の生産
と利用」と題する講演があり、講演後未
利用果実の活用方法、現状での問題点、
今後の研究の方向性などについて参加
者との活発な議論が行われた。
-52-
【保育学科の地域活性化支援】
保育学科においては、島根県保育所(園)
・幼稚園造形教育研究会顧問として、福井一尊准教
授が県内保育所・幼稚園に連携協力し、平成 23 年 11 月 28 日に本学で園児の絵画作品審査会
を実施した。同審査により選ばれた園児の作品は、島根県立美術館で平成 24 年 1 月 26 日から
30 日まで「第 7 回島根県保育所(園)・幼稚園造形作品展」として展示・公開された。
また、山下由紀恵教授は森山秀俊教授、福井一尊准教授とともに、平成 23 年度島根県立大
学北東アジア地域学術交流研究助成金・地域貢献プロジェクト助成事業として、NPO 法人あ
しぶえ・松江市健康福祉部子育て課と連携し、
「松江発-保育専門職育成のための『表現とコミ
ュニケーション』ワークショップ・プログラムの開発」をテーマとする共同研究を実施した。
【総合文化学科の地域活性化支援】
担当はラング・クリス講師)の開催、卒業プロジェクトおはなしゼミによる、読み聞かせボラ
ンティアの実施(本学担当は岩田英作准教授)、NPO 松江ツーリズム研究会と連携した「ミス
テリー・ゴーストツアー」の実施(本学担当は小泉凡教授)等、昨年に引き続き、活発な活動
が行われた。
*医療英語勉強会
「医療英語勉強会」は、島根に住む外国人を対象とした医療通訳育成・技能向上を目的とし
て実施中の事業である。しまね多文化共生ネットワークと連携し、平成 23 年 4 月から平成 24
年 3 月にかけ、月に一度金曜日の午後 1 時から 3 時まで勉強会を実施した。勉強会参加者は、
10 名程度である。
勉強会では、実際の医療場面を想定したテキスト文の日本語から英語への翻訳学習を行ない、
診療科ごとの通訳会話役割練習を行なうことで、医療用語を身につけることを目的とした。
*卒業プロジェクト「おはなしゼミ」の読み聞かせ活動
総合文化学科の卒業プロジェクトの
一つ「おはなしゼミ」の学生 10 名は、
地域からの依頼に応じて行う絵本の読
み聞かせ活動「出前シェフ」に取り組ん
だ。平成 23 年度は、イングリッシュ・
ガーデン(松江)、あかえめだかクラブ
(安来)、大田市立中央図書館、やさか
サポーター(浜田市弥栄町)、カルチャ
ープラザ仁多図書室など、合計 14 回の
「出前シェフ」活動を行った。
▼弥栄町での実践
出前シェフの流れ
出前シェフの要望は、だいたい電話で寄せられる。希望の日時や内容をうかがい、学生との
調整がつけば、できるだけ出かけることにしている。出前シェフの依頼は、おはなしレストラ
ンが地域に認知されるにしたがって増加する傾向にあり、まさにうれしい悲鳴である。すべて
-53-
松 江 キ ャ ン パ ス
総合文化学科では、しまね多文化共生ネットワークとの共催による「医療英語勉強会」
(本学
を引き受けていては、学生の本業がおろそかになりかねず、お断りするケースも尐なくない。
準備する際のポイントは、対象とする子どもの年齢、人数、実践を行う時間(分)である。こ
の 3 つのポイントに応じて、出前シェフとして出かける学生の人数、絵本とその数、つなぎの
内容などを決める。保育園や小学校からの依頼の場合は、学年や人数がはっきりしていて、絵
本の選定もしやすく、出前シェフである学生たちも比較的安心して臨むことができる。その反
対に、対象とする人数や年齢層が定かでない場合は、難易度がグッと高くなる。また、それ以
外にも、場の状況や雰囲気など、出前シェフには予測困難な要素があり、学生にとってもハラ
ハラドキドキ感たっぷりの実践である。
試練のイングリッシュガーデン
平成 23 年度の第 1 回目の出前シェフ
松 江 キ ャ ン パ ス
は、そのような意味でまさに出前シェフ
の難しさを学生が思い知ることになっ
た実践であった。これは、おはなしレス
トラン単独の実践ではなく、イングリッ
シュガーデンでのある催しの中の一企
画として参加したものだった。会場は庭
園中央のガラス張りの大きな建物で、学
生たちはその中に設置された立派なス
テージに立って大型絵本を、マイクを使
用しながら読むこととなった。
「おはな
しレストラン、はじまるよ!」いつもの
▼イングリッシュガーデンでの実践
掛け声で学生たちのステージは始まっ
た。会場には大勢の人がいる。子どもの数も多い。しかし、多くの人は学生のほうを見向きも
しない。それもそのはずである。その会場は読み聞かせの会場であると同時にフードコートを
兹ねており、ちょうどお昼の時間帯で、人の群れは様々な食品が並ぶコートへと流れていたか
らである。それでも学生たちは、笑顔を絶やさず読み聞かせを最後までやり遂げた。2 年生に
なって初の出前シェフに臨んだ学生にとっては、大きな試練の門出となった。
初コラボ-出雲青年会議所の皆さまと-
平成 23 年度の出前シェフでは、読み聞かせのコラボレーションを体験することもできた。
相手をしていただいたのは、なんと出雲青年
会議所の男性陣である。これは、出雲青年会
議所からの要望で実現したもので、出雲神話
に因んだ紙芝居を作って子どもたちの前で
演じたい、ついてはおはなしレストランの学
生たちから意見をうかがいたい、というのが
事の起こりだった。紙芝居の脚本、絵、さら
には紙芝居用の木枠もすべて青年会議所の
皆さまの手づくりで、何度も来学しては学生
▼出雲市立今市幼稚園での実践
-54-
の前で汗まみれになりながら紙芝居を演じ、年下の学生たちの意見に耳を傾け、改良を重ねて
いかれる姿に、学生たちも大きな感銘を受けた。そして、6 月 11 日、出雲市立今市幼稚園の全
クラスを対象に、青年会議所の皆さまが紙芝居を演じ、学生が絵本の読み聞かせを行うコラボ
企画が実現し、規模も内容も充実した、忘れられない実践となった。
読み聞かせプラス α
読み聞かせ以外の部分で子どもたちとの触れ合いが多いのも出前シェフの大きな特徴である。
平成 23 年度の弥栄町での出前シェフ
では、子どもたちの作ってくれた昼食
を一緒にご馳走になり、ドッジボール
で盛り上がった。鰐淵小学校での子ど
顔と歓声とともに忘れられない一コ
マである。このような一期一会を重ね、
子どもと触れ合うことを通して、学生
は人間関係を築く土台をより確かな
ものにしていると思う。
▼出雲市鰐淵小学校での実践
*おはなしレストランライブラリーでの英語絵本の読み聞かせ活動
平成 23 年度の「キッズイングリッシュ&ストーリーテリング」(総合文化学科 2 年前期)受
講生 13 名は、おはなしレストランライ
ブラリーで「英語絵本の読み聞かせ」を
行った。
9 月から 10 月にかけて、土曜日 11 時
から 30 分の読み聞かせと英語アクティ
ビティを 5 週間実施した。学生たちは既
に短大の授業で学んだ幼児・児童向けの
英語教育内容と方法を実践することが
できた。
今回の活動は、学生たちの実践力向上
▼おはなしレストランライブラリーでの実践
に大変貴重だった。また、ライブラリー
の読み聞かせ活動にも貢献できたと考え
る。
-55-
松 江 キ ャ ン パ ス
もたちとの雪合戦も子どもたちの笑
*ミステリー・ゴースト・ツアーの企画・実施
NPO 松江ツーリズム研究会と連携し、山陰地方の怪談にまつわ
る場所、パワースポット、水木しげるや小泉八雲ゆかりの地を、
参加者には事前に訪問地を知らせることなくバスで 1 日かけて巡
る新しい着地型観光プランを提案し、企画・実施した。実施日は
以下の通りである。①5 月 8 日(日)
②6 月 12 日(日)
③7 月 31
日(日)
のべ参加者は 105 人で大きな反響をよんだ。小泉凡教授が 3 回
のツアーのガイド役をつとめた。また通常の「松江ゴーストツア
ー」についても昨年度に引き続き講師をつとめた。
松 江 キ ャ ン パ ス
4.地域活性化支援-自治体等との連携
松江キャンパスは、平成 19 年度に松江市との協力協定を締結し、その後は協定を踏まえ、
「公
開講座」でまつえ市民大学と連携するほか、松江市主催行事に本学教員と学生が協力するなど
連携を強化している。正課教育において、松江市職員を非常勤講師とする複数の専門科目講義・
実習、松江市立施設・学校における実習も継続して実施している。
【松江市主催文化教育行事への協力】
・
「第 8 回子ども塾―スーパーヘルンさん講座」への協力
松江市観光文化課および「子ども塾実行委員会」主催による、子どもの五感力育成の教育
実践である標記事業に、総合文化学科の小泉凡教授が塾長として企画・運営・実施に、ま
た保育学科学生 5 名と総合文化学科学生 3 名がボランティアとして協力した。期間は、平
成 23 年 8 月 4・11・12 日。
・「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン in ニューヨーク」への協力
松江市および「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン in ニューヨーク」主
催。期間は、平成 23 年 9 月 30 日~10 月 14 日。場所は、日本クラブ 1 階「日本ギャラリ
ー」
(145 West 57th Street, New York).
・上記ギャラリーで、ハーンの遺品 2 点、初版本 21 点とハーンの精神性を題材としたアー
ト作品 25 点、また松江市を紹介する写真パネルを展示し、レセプション・講演会を実施
した。小泉凡教授が実行委員会顧問として展示監修・記念講演等を行った。会期中の来場
者は約 1800 名、記念講演会の来場者は 140 名だった。ニューヨーク在住のハーン関係国
総領事やマスコミも会場を訪れ、今後の巡回展の可能性が期待される。
-56-
▼小泉凡教授による記念講演会
▼展示を見る松浦松江市長
・
「アイリッシュ・フェスティバル in 松江
2012」――松江市・
(財)松江市国際交流協会・
(財)
松江市観光開発公社・松江商工会議所・山陰日本アイルランド協会・京店・南殿町商店街が
実行委員会を組織してアイルランドと松江の文化交流・松江の文化振興および中心市街地活
総合文化学科小泉凡教授が実行委員長として、また保育学科の福井一尊准教授、小倉佳代
子非常勤講師、キャンパス・ゼミナール部、ティンホイッスル・サークルに所属する約 20
名の学生が企画・実施に携わった。
【自治体と連携した共同研究】
・平成 23 年度島根県立大学学術教育研究特別助成金による共同研究「島根県内における「幼保
一体化保育」体制の現状と課題」が、島根県健康福祉部青尐年家庭課・島根県教育庁義務教
育課・松江市健康福祉部子育て課・雲南市健康福祉部子育て支援課と連携して実施された。
研究協議を 2 回実施し、
県内から幼稚園・保育所
等の専門職者約 100 名
を集めて研修会を開催
した。本学のメンバーは
保育学科の山下由紀恵
教授(代表者)・岸本強
教授である。
また、総合文化学科の
藤居由香准教授は、
「住
▼島根県内の専門職者研修会「しまねの幼保一体化保育を学ぶ」
生活支援としての買い物弱者対策」をテーマとする浜田市との共同研究を実施した。
【松江市青年会議への協力】
・松江市の、若者によるまちづくりの推進を目的として平成 23 年 7 月に設置された「松江
市青年会議」に保育学科学生 3 名が委員として参加し、松江市に協力する活動を行った。
【松江市立女子高等学校との連携】
・松江市立女子高等学校によるキャンパス見学と卒業生交流会
松江市立女子高等学校 1 年生のキャリア教育推進に協力して、1 年生全員(114 名)のキャ
ンパス見学会を実施した。
平成 23 年 10 月 19 日 14:00 から 16:30 までの約 3 時間にわたり、
-57-
松 江 キ ャ ン パ ス
性化の目的で実施する行事で、平成 24 年 3 月 11 日に開催。
施設見学と模擬授業を実施した。模擬授業は、地域連携推進委員会から福井一尊准教授(造
形表現・美術教育)により「子どもの造形活動」というテーマで行われた(会場:大講義
室)
。講義後に同じ大講義室で、松江市立女子高等学校卒業の本学学生(3 名)との交流会
があり、質疑応答が行われた。
【正課授業における連携協力】
・健康栄養学科専門科目における、学外の専門職現任者および経験者による講義―健康栄養学
科専門科目「ライフステージ栄養指導実習」
(2 年生前期必修科目・1 単位)の非常勤講師
として、
「松江市立八雲小学校」栄養教諭の長島美保子講師が、児童を対象とした栄養教育
部門の実習を 5 回担当した。また、
「給食計画実習」
(2 年生前期必修科目・1 単位)におい
て、同じく長島美保子講師が、学校給食部門および保育所部門の実習 10 回を担当した。
松 江 キ ャ ン パ ス
・保育学科専門科目における、学外の専門職現任者および経験者による講義――保育学科専門
科目「障害児保育」
(2 年後期選択科目・2 単位)の非常勤講師として、
「松江市立内中原幼
稚園」園長の団野真由美講師、元「松江市子育て支援センター」所長の石橋冨佐美講師、
元「ふじのみ園」園長補佐曽田関子講師が 5 回ずつ講義を担当した。保育学科専門科目「児
童館(児童クラブ)の機能と運営」
(1 年後期選択科目・2 単位)の非常勤講師として、
「松
江市立東津田児童館」の石倉優子講師により、実際の児童館活動に関する講義が行われた。
保育学科専門科目「乳児保育」
(2 年前期必修科目・2 単位)では元松江市保育所長の井上
恵美子講師により、長年にわたる豊富な現場経験を基に講義が行われた。
・総合文化学科専門科目における、学外の専門職現任者および経験者による講義―「詩と小説
の創作」
(日本語文化系 1 年生後期選択科目・1 単位)の非常勤講師として、
(社)松江観光
協会・観光文化プロデューサーの高橋一清講師が、「観光まちづくり学」(文化資源学系 2
年後期必修科目・1 単位)の学外講師として、松江市観光振興部観光文化課長の寺本恵子講
師、社)松江観光協会・観光文化プロデューサーの高橋一清講師、島根県教育庁文化財課
世界遺産室主任の角俊一講師が授業(各 1 回)を担当した。また「地域探検学」
(文化資源
学系 1 年生前期選択科目・1 単位)では、現地研修において奥出雲町の全面的な協力を得て、
授業を実施した。
・松江市立施設・学校における実習協力――健康栄養学科・保育学科の専門科目実習について、
松江市立病院、松江市立学校給食センター、松江市立小学校、松江市立保育所、松江市立
幼保園のぎ、松江市立幼稚園が協力し、実習指導を行っている(実習欄に別掲)
。
・松江キャンパス近辺の幼・小・中学校との密接な連携協力――学生ボランティアが、下記の
教育関係欄に記載のとおり、松江市立幼保園のぎ、松江市立乃木小学校、松江市立湖南中
学校等と、教育上の密接な連携協力を行っている。
このような緊密な教育上の連携を踏まえて、平成 24 年 2 月 1 日に「松江市・島根県立大学松
江キャンパス・教育連携協議会」を開催し、実習協力や講師派遣について実務的に連携を協議し
た。実施要綱は、以下のとおりであった。
-58-
【平成 23 年度松江市・島根県立大学松江キャンパス・教育連携協議会】
1.目的
・平成 19 年度の「松江市島根県立大学包括協定」にもとづく相互協力の趣旨に基づき、松
江市と松江キャンパスの具体的な教育連携事業を見直す。
・年度末に、次年度のスムーズな相互協力関係に向けて、教育連携事業における実務的な協
議を実施する。
2.主催
島根県立大学短期大学部松江キャンパス
3.会場
島根県立大学短期大学部松江キャンパス大会議室
4.日時
平成 24 年 2 月 1 日(水)
15 時 30 分~17 時
5.議題
・実習(栄養士・保育士・幼稚園教諭)受け入れ協力についての情報交換
・共同研究・受託研究について
・施設使用の協力についての計画
・その他
6.松江市側参加者
・政策部政策企画課専門企画員
花形千穂(包括協定担当)
・松江市教育委員会 教育総務課長
講武直樹
・健康福祉部 子育て課保育第一係
石倉高広
・観光振興部
観光文化課観光係長
野津真一
・観光振興部
国際観光課長
舩木
忠
・松江市発達・教育相談支援センター(エスコ)所長
河井克典
7.松江キャンパス側参加者
・副学長
山下由紀恵
・健康栄養学科長
名和田清子
・保育学科長
森山秀俊
・総合文化学科長
小玉容子
・地域連携推進センター副センター長
・事務室長
樋野輝男
・管理課長
玉木治義
小泉
凡
5.教育機関等との連携-保・幼・小・中・高・大の教育連携
初等中等教育機関との教育連携については、平成 18 年度の協定締結以降、各学科における
松江市立幼保園のぎ・松江市立乃木小学校・松江市立湖南中学校との緊密な連携協力のもと、
教員による特別授業のほか、学生による読み聞かせ実践・食育実践指導等の連携事業を実施し、
初等・中等教育側にも、大学教育側にも、大きな教育的成果をあげている。
【連携校協議】
平成 23 年 7 月 1 日に、幼保園のぎ、乃木小学校と松江キャンパスの三者連携会議が行われ
-59-
松 江 キ ャ ン パ ス
・講師の相互派遣についての計画
た。また、平成 23 年 4 月 26 日に湖南中学校との「総合的な学習の時間」協力についての話し
合いが行われ、平成 23 年 5 月 12 日と平成 24 年 3 月 21 日に、湖南中学校、松江商業高校、
松江キャンパスの三者連携会議が行われた。
このような緊密な教育上の連携をふまえて、今年度も昨年度に引き続き「連携校教育研究会」
を開催し、新たに「連携校教職員交流会」も開催し、異なる学校種の教員の親睦を深めた。大
学教育にいたるまでの教育上の連携のあり方について、本学教員講師と連携校教員の間で質疑
応答が行われ、大学教育側としても有意義な研究会となった。
「連携校教育研究会」開催状況は
以下のとおりであった。
[平成 23 年度連携校教育研究会]
松 江 キ ャ ン パ ス
1
期日
平成 23 年 8 月 19 日(金)14:00~16:00
2
会場
島根県立大学短期大学部松江キャンパス
3
講師
島根県立大学短期大学部総合文化学科
教授
4
内容
大塚
茂
(専門領域
管理棟 2 階
大会議室
経済学)
テーマ:「地域文化の教育を考える」PartⅡ
講義題目
『のんびり雲』制作のねらい~文化資源を掘り起こす~
・出席者の取組み事例・座談会
5
参加者
幼保園のぎ
伊藤真知子園長ほか 1 名
乃木小学校
高橋恒夫校長ほか 2 名
湖南中学校
烏田政己校長ほか 2 名
浜崎之義教頭ほか 2 名
松江商業高校
松江キャンパス
地域連携推進センター小泉
凡教授、赤浦和之准教授
平成 23 年度松江キャンパス教育機関との連携事業
機関名・事業名称
松江市立湖南中学
校
総合的学習の時間
への松江キャンパ
ス連携協力
講師 3 名の協力
本学担当者
期間
総合文化学科
教授小泉 凡
総合的学習の時間の講師
「地域探検の魅力―松江再発見
の旅―」
平成 23 年 5 月
27 日
なし
総合文化学科
教授鹿野一厚
総合的な学習の時間の講師
平成 23 年 9 月
「フィールドワークの行い方」 16 日
なし
総合文化学科
准教授 高橋
松江市立幼保園の
ぎ
本学参加
学生
事業内容
総合文化学科
教授マユーあき
教授岩田英作
純
総合的な学習の時間の講師
「発表について」
平成 23 年 12
月1日
なし
3学科共通科目「読み聞かせの
実践」
平成 23 年 5 月
~24 年 1 月
保育 47 名
総文 47 名
-60-
備考
湖南中
1 年生
144 名
参加
湖南中
1 年生
144 名
参加
湖南中
1 年生
144 名
参加
平成 23 年度松江キャンパス教育機関との連携事業(続き)
機関名・事業名称
本学参加学
生
事業内容
期間
総合文化学科
教授マユーあき
教授岩田英作
総合文化学科
教授マユーあき
教授岩田英作
総合文化学科
教授岩田英作
3学科共通科目「読み聞かせの
実践」
平成 23 年 5
月~24 年 1
月
平成 23 年 4
月~24 年 1
月
平成 23 年 5
月 20 日
保育 47 名
総文 47 名
みつき乳児保育園
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
いずれも総
文3名
今市幼稚園
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
平成 23 年 6
月 10 日・7
月 29 日
平成 23 年 6
月 11 日
あかえめだかクラ
ブ
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
平成 23 年 7
月6日
総文 3 名
やさかサポーター
(弥栄町)
浜田キャンパスと
連携
日吉津保育所
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
平成 23 年 9
月 22 日
総文 4 名
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
平成 23 年 11
月 25 日
総文 2 名
鰐淵小学校
総合文化学科
教授岩田英作
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
平成 24 年 2
月3日
総文 6 名
松江市立内中原小
学校
総合文化学科教授
小泉 凡
総合的な学習の時間講師
「小泉八雲とアイルランド」
平成 23 年 12
月2日
なし
松江市乃木小学校
健康栄養学科
准教授直良博之
助手兹折真由美
食育授業
平成 23 年 11
「からだのリズムと朝ごはん」 月 22 日
松江市立乃木小学
校
松江市立忌部小学
校
松徳幼稚園
本学担当者
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」定期活動
総合文化学科卒業プロジェク
ト「おはなしゼミ」出前シェフ
備考
総文 12 名
総文 2 名
健康栄養 6
名
松 江 キ ャ ン パ ス
総文 10 名
内中原
小4年
生 109
名参加
乃木小
5 年 160
名参加
【高大連携活動】
平成 18 年に協定を締結した島根県立松江商業高等学校との間で、上述のとおりの相互交流を
実施している。
「出張講座」一覧のとおり、県内外の高等学校で専門講義を行っている。
松江市立女子高等学校との連携事業として、キャンパス交流会で地域連携推進委員会教員(福
井一尊准教授)を講師とする模擬授業「子どもの造形」も行われた。また同じく松江市立女子高
等学校では、総合文化学科小泉凡教授による「五感でとらえた明治の松江~小泉八雲の世界~」
講義および現地研修も行われた。
島根県立大社高等学校では、健康栄養学科名和田清子教授による出張講義「栄養学について」
が行われ、島根県立江津高等学校・大田高等学校では、総合文化学科小泉凡教授による出張講義
「妖怪学入門」が行われた。また島根県立安来高等学校では健康栄養学科赤浦和之准教授による
出張講義「製パンの科学」
、保育学科福井一尊准教授による「子どもと造形」が実施された。
-61-
出張講座(高大連携)の状況
(大学への派遣依頼を受け、専門領域の講義を高校生向けに行った場合)
期日
時間
テーマ
(会場)
回数
9:00~12:50
「 五感でと らえた
(講義および
明治の松江―小泉
施設研修)
八雲の世界―」
担当者
参加者数
松江市立女子
29
1
小泉
科教授)
高等学校
1
名和田
島根県立大社
(講義 90 分)
「栄養学について」
養学科教授)
高等学校
10 月 12 日
15:10~16:20
製パンの科学
1
赤浦
島根県立安来
学科准教授)
高等学校
10 月 12 日
15:10~16:20
子どもと造形
1
福井
島根県立安来
准教授)
高等学校
妖怪学入門
1
小泉
島根県立江津
科教授)
高等学校
妖怪学入門
2
小泉
島根県立大田
7月7日
9 月 20 日
松 江 キ ャ ン パ ス
10 月 18 日
13:00~15:30
13:35~15:15
(講義 90 分)
14:00~16:00
10 月 20 日
(講義 50 分
×2 回)
凡(総合文化学
相手先
淸子(健康栄
和之(健康栄養
一尊(保育学科
凡(総合文化学
凡(総合文化学
科教授)
高等学校
32
20
40
20
40
【キャンパス共通科目「読み聞かせの実践」の実施】
平成 23 年度「読み聞かせの実践」は、3 学科共通科目となって 2 年目を迎えた。今年度の受
講者は、保育学科 47 名、総合文化学科 47 名で、昨年と同様、松江市立幼保園のぎ、松江市立
乃木小学校に 1 年を通して出かけた。受け入れ先の幼保園・小学校からは、聴く力が育つなど
好評をいただいた。受講した学生の感想からも、
「実践を通して、人前で何かすることが苦手だ
った私を尐し成長させることができた気がします。」など、この取組によってそれぞれが手応え
や達成感を得ることができたことがうかがえた。
GP としての取組は今年度で終了するが、「読み聞かせの実践」は、引き続き継続していく。
▼幼保園のぎでの実践
▼乃木小学校での実践
-62-
【健康栄養学科の教育機関連携】
乃木小学校では、小学 5 年生約 160 名を対象に、
「からだのリズムと朝ごはん」をテーマとす
る食育授業に健康栄養学科教員と学生が取り組み、朝ごはんの良いところやバランスの良い朝ご
はんを児童と一緒に考えながら実施した。
【保育学科の教育機関連携】
保育学科の正課「児童文化」では、1 年生 2 年生が合同で複数のパートに分かれて「児童文化」
のための制作過程を学び、
「ほいくまつり」開催によって地域の子どもたちと交流しつつ、大学
での学びを還元している。この「ほいくまつり」の案内にあたって、松江市内保育所・幼稚園が
ポスター掲示・パンフレット配布に協力している。この「児童文化」の教育課程は、平成 17 年
度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色 GP)」の選定を受けて全国的にも評価
された。平成 23 年度「第 38 回ほいくまつり」は、平成 23 年 6 月 25 日(土)に島根県民会館
大ホールで開催され、多くの親子が学生の作りだした歌唱・司会・影絵・劇などの「児童文化」
を楽しみ学生と交流した。
▼島根県民会館大ホール入口:
来場者への手作りペンダントのプレゼント
-63-
松 江 キ ャ ン パ ス
▼食育授業風景 乃木小学校
「ほいくまつり」とは?
私たち島根県立大学短期大学部保育学科は、毎年6月島根県民会館大ホールに1,500人の子どもたちとその保護者を
招待して『ほいくまつり』を開催しています。
この『ほいくまつり』というのは、私たち学生が日頃学内で学んでいることを総合表現として舞台で発表することを通して
県の児童文化向上に寄与するとともに、地域の子どもたちや保護者の皆様に楽しく夢のあるひとときを過ごしてもらおう
という趣旨で開催しているものです。
取り組みの軸となるのは実行委員会です。実行委員長、総合責任者、会計の三役を中心に各パートのリーダーを合わ
せた14人がその構成メンバーです。このリーダー会は定期的に開催され、各パートの要望や意見が交流されるととも
に、話し合いを通じて方針が出されかつ総合的な指示が出されていくのです。
松 江 キ ャ ン パ ス
『ほいくまつり』の取り組みは、『児童文化』という授業の一環として行われますが、週に2回の授業の時間だけでは時
間は全く足りません。そこで、準備はほぼ毎日、放課後残って行うことになります。5月に入るとパート別のリハーサル、
6月になると全体リハーサルが始まります。その場では先生方や他のパートの仲間たちから多くの課題点が出され、よ
りよいものを創るために各パートは議論をし、修正していきます。もちろん、なかなか自分たちの思うようにはいかず、み
んなで悩みながら進めていくことになります。しかし、その過程の中で協力することの大切さを学び、感性を磨いていくと
ともに、保育というものが要求する厳しさを知るのです。
当日、子どもたちの笑顔にたくさん出会えることは最高の感動ではありますが、同時に『ほいくまつり』の取り組み過程
そのものが私たち自身に大きな自信と勇気と夢を与えてくれるのです。
▼「第 38 回ほいくまつり」ステージ
▼エントランスにて来場者との交流
-64-
▼平成 23 年 6 月 25 日
第 38 回ほいくまつり
保育学科一同
総合文化学科では、卒業プロジェクト「おはなしゼミ」の学生が、松江市立忌部小学校、松
徳幼稚園、みつき乳児保育園、今市幼稚園、日吉津保育所、鰐淵小学校などで、絵本の読み聞
かせ活動を行った。また、総合文化学科 2 年生 24 名により「児童文学劇場」が開催された。
総合文化学科の教員は、湖南中学校の「総合的な学習の時間」に協力して、1 年生「地域探
求」向けの授業を行った。また、小泉凡教授は、松江市立内中原小学校において出前授業を行
った。
*卒業プロジェクト「おはなしゼミ」の読み聞かせ活動
総合文化学科の卒業プロジェクト「おはなしゼ
ミ」の学生 10 名は、松江市立忌部小学校と本学
おはなしレストランライブラリーで、定期的な絵
本の読み聞かせ活動を行った。忌部小学校では、
4 月~7 月、10 月~1 月の期間、毎週金曜日の朝
に読み聞かせをした。おはなしレストランライブ
ラリーでは、4 月から 2 月までの毎週日曜日に読
み聞かせやクイズ、遊びなどをして子どもたちと
▼おはなしレストランライブラリーでの実践
触れ合った。
・学生の感想より
「毎週金曜日の忌部小学校での実践では、みんながとても真剣に聞いてくれているのを感じ
ることができました。尐人数だからこそ、全員に気を配ることができて、中身の濃い実践を
できたと思います。早起きは大変だったし、遅刻したこともあったけど、頑張ってこられて
良かったです。そして、日曜日のおはなし会では、小さい子から小学生くらいの子まで幅広
い年齢層での実践になりました。保護者の方もいて、毎回緊張していました。でも何度もお
はなしレストランに来てくれている子と仲良くなれたり、楽しそうな笑顔をたくさん見るこ
とができて、本当に幸せな時間になりました。つなぎの内容とか毎回毎回かぶらないように
考えるのも苦労したし、人が集まるのか不安だったりもしたけど、それも良い思い出になり
ました。
」(N.K.)
-65-
松 江 キ ャ ン パ ス
【総合文化学科の教育機関連携】
松 江 キ ャ ン パ ス
▼松江市立忌部小学校での実践
▼忌部小学校の子どもから届いたお礼の手紙
*第 17 回児童文学劇場(最終)の開催
10 月 16 日(日)、松江キャンパスおはなしレストランライ
ブラリーにおいて、総合文化学科 2 年生 24 名による「児童
文学劇場」を開催した。
2000 年度から「宮沢賢治劇場」の名前で始めたこの取組
もこれで最後となり、大勢の親子連れに混じって、以前こ
の舞台に立った卒業生たちも詰め掛け、後輩の迫真の演技
を讃えた。
公演の内容は、レオ・レオニ「スイミー」、グリム童話「赤
ずきん」
、宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」を人形劇や人
物劇で演じ、そのほか歌やクイズで楽しんだ。
来場者からの感想は、「脚本も構成も照明も演じる人も、
一体となって完成度が高くたくさん楽しんで練習された様
子がうかがえました。
」
(赤ずきん)
、
「小道具が本格的で(相
当時間がかかったんだろうな~)すぐ溶けこんでみていた
子供です。
「おもしろかったね(ハート)
」と次女のセリフ。
姉妹でニコニコでした。」(スイミー)、「長ゼリフが多くて
大変だったと思いますが心のこもった演技で素敵でした。
ラストはかなり衝撃的な話だけど、子供も何か感じてくれ
たんじゃないかと思います。」(ブドリ)、「かわいらしい衣
装で目をきらきらさせながら見ていた長女。上手に進行さ
れていて飽きずに見てくれました。」(司会進行)など、概
ね好評をいただき、学生たちも大きな達成感を得ることが
できたようだ。
-66-
2011 年 10 月 18 日付
「山陰中央新報」
*湖南中学校 1 年生「総合的な学習の時間」への協力授業
総合文化学科の 3 名の教員は、湖南中学校における総合的学習の時間に、専門分野や総合文
化学科の担当授業の内容を生かして、協力授業を行った。この協力授業は、平成 19 年度から
開始し、20 年度は開催されなかったが、21 年度以降継続して行われている。小泉凡教授の授
業は平成 23 年 5 月 27 日「地域探検の魅力―松江再発見の旅―」、鹿野一厚教授の授業は 9 月
16 日「フィールドワークの行い方」
、高橋純准教授の授業は 12 月 1 日「発表のあれこれ」で
あった。対象は、1 年生 144 名であった。
6.教育課程のための地域の施設・機関との連携
いる。健康栄養学科では、栄養士養成のため各種給食施設等との緊密な連携を図っている。保育
学科は、実習指導計画から実習評価に至るまで実習先と連携して実習成果の充実を図っている。
【健康栄養学科の実習施設・機関との連携】
栄養士免許を取得するためには、校外実習が必修である。平成 23 年度に実施した県内施設を
下表に示した。実習終了後は、評価票の提出を求め、また、次年度の内容を検討する資料として、
学生が作成した実習レポートを送付し連携を図った。また、実習先の管理栄養士を本学非常勤講
師として招聘したり、学生を島根県栄養士会の研修会に参加させる等して連携強化を図っている。
平成 23 年度
地区
校外給食実務実習依頼先一覧
実習
人員
実習依頼先
4
松江市立病院
3
8/22~8/26
1
2
9/12~9/16
9/12~9/16
1
3
9/12~9/16
8/29~9/2
松江生協病院
松江市立北学校給食センター
1
4
特別養護老人ホーム 万田の郷
出雲市立出雲学校給食センター
安来市立病院
大田市立東部学校給食共同調理場
兵庫
独立行政法人 国立病院機構 浜田医療センター
介護老人福祉施設 よなご幸朊苑
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム
医療法人社団
網島会
若葉台
サンホーム
3
2
2
4
松江市立西学校給食センター
松江市立南学校給食センター
松江市立八雲学校給食センター
島根県立中央病院
鳥取
8/29~9/2
松江赤十字病院
医療法人 社団創建会 松江記念病院
介護老人保健施設 もちだの郷
島根
日程
みかづき
-67-
8/29~9/2
9/5~9/9
9/5~9/9
9/12~9/16
9/5~9/9
9/12~9/16
2
1
9/1~9/7(土日を除く)
9/5~9/9
1
1
9/5~9/9
9/5~9/9
2
1
1
厚生病院
9/12~9/16
8/22~8/26
9/5~9/9
8/22~8/26
松 江 キ ャ ン パ ス
健康栄養学科、保育学科において実習先との連携の強化策を検討し、可能な部分から実施して
1
徳島
徳島県立海部病院
長崎
上五島学校給食センター
医療法人長愛会 菊池病院
1
1
9/5~9/9
9/5~9/9
8/22~8/26
【保育学科の実習施設・機関との連携】
保育学科では、
「保育実習Ⅰ(保育所・施設)」
「保育実習Ⅱ」については、「指定保育士養成
施設の指定及び運営の基準について(厚生労働省雇児発第 1209001 号)」にもとづき、保育学
科が実習施設を選定して実習指導委員会を設けている。毎学年度の始めに、この委員会の協議
によって保育実習計画を策定している。
平成 23 年度
区分
松 江 キ ャ ン パ ス
保育所
所在
施設・機関名
備考
島根県松江市
松江市立末次保育所、しらとり保育所、嵩見保育所、松江市
立城東保育所、松江市立白潟保育所、松江ナザレン保育所、
みどり保育所、袖師保育所、つわぶき保育所、松江保育所、
虹の子保育園、松尾保育所、愛恵保育園、しらゆり保育園、
古志原保育所、松江市立二葉保育所、なかよし保育園、玉湯
さくら保育園、ふたば保育所、わかたけ保育園、たけかや保
育園、松江市立揖屋保育園、松江市立意東保育園
1 年前期・
保育実習
Ⅰ(保育所)
2 年前期・
保育実習Ⅱ
島根県出雲市
きんろう保育園、たいしゃ保育園、平田保育所、さとがた保
育園、神門第 2 保育園、たちばな保育園、こぐま保育園、み
なみ保育所、ほくよう保育園
斐川町立直江保育所、斐川町立伊波野保育所、あい川保育園、
出東保育園
島根県斐川町
児童館・児
童クラブ
保育学科実習実施施設・機関
島根県雲南市
島根県安来市
雲南市立大東保育園、雲南市立斐伊保育所
安来市立安来保育所、安来市立広瀬保育所、ふたば保育園
島根県奥出雲町
島根県隠岐の島町
横田保育所
かご保育園、隠岐共生学園第 1 保育所
鳥取県境港市
鳥取県米子市
境港市立上道保育所、栴壇保育園
福米保育園、福生保育園、わかば園、米子市立すみれ保育園、
米子市立さくら保育園、米子市立春日保育園、米子市立あが
た保育園、
鳥取県鳥取市
山口県山口市
鳥取市立西郷保育園、鳥取市立城北保育園、のぞみ保育園
おおとり保育園
広島件三次市
兵庫県佐用町
三次市立こうぬ保育所
佐用町立三日月保育園
京都府福知山市
徳島県徳島市
土師保育園
南佐古保育園
島根県松江市
松江市立東津田児童館、松江市立八雲児童センター、竹矢児
童クラブ、乃木児童クラブ、乃木第 2 児童クラブ、乃木第 3
児童クラブ、やくも児童クラブ、大庭地区児童クラブ、古志
原地区児童クラブ、津田第 3 児童クラブ、川津第 2 児童クラ
ブ、城北児童クラブ、古江地区児童クラブ
益田児童館
西品治児童館
米子市車尾児童館
小鴨児童センター
島根県益田市
鳥取県鳥取市
鳥取県米子市
鳥取県倉吉市
-68-
1 年後期・
保育実習Ⅲ
児童福祉
施設等
介護福祉
施設等
幼稚園
島根県松江市
島根県安来市
安来学園
島根県浜田市
島根県隠岐郡
聖喤寮、こくぶ学園
仁万の里児童部
鳥取県米子市
島根県松江市
米子聖園天使園
長命園、生協ふれあいデイサービス、生協ヘルパーステーシ
ョン、ふれあいヘルパーステーション、津田の里、津田通所
介護センター、津田訪問介護センター
松江市立津田幼稚園、松江市立幼保園のぎ、松江市立玉湯幼
稚園、松江市立大庭幼稚園、松江市立雑賀幼稚園、松江市立
竹矢幼稚園、松江市立秋鹿幼稚園、松江市立しんじ幼稚園
松江市立意東幼稚園、松江市立出雲郷幼稚園
安来市立安来幼稚園、安来市立広瀬幼稚園
出雲市立平田幼稚園、出雲市立中央幼稚園、出雲市立高浜幼
稚園、出雲市立四絡幼稚園、出雲市立川跡幼稚園、出雲市立
神門幼稚園、光幼稚園、出雲市立神西幼稚園、出雲市立西野
幼稚園、出雲市立荘原幼稚園
雲南市立加茂幼稚園、雲南市立斐伊幼稚園
奥出雲町立鳥上幼稚園、奥出雲町立横田幼稚園
大田市立大田幼稚園
浜田市立石見幼稚園、浜田市立美川幼稚園
文化学園幼稚園
鳥取市立河原幼稚園、ひかり幼稚園、矢谷学園鳥取第二幼稚
園
あけぼの幼稚園、みずほ幼稚園、東みずほ幼稚園、聖心幼稚
園、西部あおば幼稚園、米子みどり幼稚園
美哉幼稚園
世羅めぐみ幼稚園
たつの市立西栗栖幼稚園
野田学園幼稚園
福知山市立雀部幼稚園
徳島市立佐古幼稚園
島根県松江市
島根県安来市
島根県出雲市
島根県雲南市
島根県奥出雲町
島根県大田市
島根県浜田市
島根県隠岐の島町
鳥取県鳥取市
鳥取県米子市
鳥取県境港市
広島県世羅町
兵庫県たつの市
山口県山口市
京都府福知山市
徳島県徳島市
2 年前期・
保育実習Ⅰ
(施設)
2 年後期・
訪問介護員
実習
2 年前期・
後期・教育
実習
この実習施設・機関により構成された実習指導委員会で策定された実習計画により、実習全
体の方針、実習の段階、内容、施設別の期間、時間数、学生の数、実習前後の学習に対する指
導方法、実習の記録、評価の方法が明らかにされている。
「保育実習Ⅲ」と「訪問介護員実習」については、実習施設を保育学科が選定して実習指導
委員会を設けている。実習生、実習施設の指導者、本学実習担当教員が、それぞれ緊密に連絡
をとりながら実習の効果を十分発揮するように努めている。
「教育実習」については、原則的に実習指導委員会を設けるが、学生が自主的に地元等の実
習幼稚園を選定する場合は個別に対応している。実習生、実習幼稚園の指導教員、本学実習担
当教員が、それぞれ緊密に連絡をとりながら、実習の効果を十分発揮するように努めている。
平成 23 年度に保育学科が連携して実習を実施した実習施設・機関は上の表のとおりであった。
-69-
松 江 キ ャ ン パ ス
島根県出雲市
松江赤十字乳児院、島根東光学園、双樹学院、松江学園、松
江整肢学園、国立病院機構松江医療センター、島根県立わか
たけ学園、しののめ寮
さざなみ学園
【学生の自主的なボランティア活動】
平成 22 年度より、島根県立大学「学生地域ボランティア活動推進事業」の一環として、学
生のボランティア保険加入を支援している。23 年度の学生のボランティア保険加入は、307 名。
また学生の活動先は、以下のとおりであった。
・障害者・高齢者支援ボランティア
・障害児支援ボランティア
・島根県教育委員会学生支援員
「平田中学校・学生支援員」
・島根県立青尐年自然の家(サンレイク)
ボランティア
「にこにこファミリー夏」
「にこにこフ
松 江 キ ャ ン パ ス
ァミリー秋」
「キッズチャレンジ冬」
「げ
んキッズチャレンジ冬」
「支援者養成講
座」
「にこにこファミリー冬」
▼サンレイクボランティア
・松江市立乃木小学校ボランティア
・放課後のぎっこ広場ボランティア
・安来市立十神小学校ボランティア
・松江市立幼保園のぎボランティア
「運動会・園児援助」ボランティア
・JASP(Japan All Students Project)島根「全国タスキリレー」ボランティア
・第 8 回子ども塾―スーパーヘルンさん講座ボランティア
・アイリッシュ・フェスティバル in 松江 2012 ボランティア
・この他、保育学科学生は島根県内外の多くの保育園(所)
・幼稚園、児童クラブなどにおいて
個人でボランティア実習を行った。
学生地域ボランティア活動推進事業の説明と記録簿の照会、保険加入の説明、平成 23 年度
の地域ボランティア活動先、参加した学生の体験記をとりまとめて、
「学生ボランティアのしお
り」を作成した。平成 24 年度以降の、学生の活発な地域活動支援に役立てたい。
-70-
��島根県�大学�開講座「�の�ア�デミー」の開催��
実施日
講座名
時間
講師
14:00~15:10
感覚、感情、思考、直観は心象(イメージ)となるか 河原修一
15:20~16:30
映画で楽しむイギリス
14:00~15:10
天翔る「知」~たとえば、シェークスピアの悲劇~ 松浦雄二
15:20~16:30
「アート」であらわす小泉八雲の世界~2010年をふ 小泉凡
りかえって~
14:00~15:10
19世紀米文学における善と悪
小玉容子
15:20~16:30
ハンナ・アレント~その生涯、思想と友情~
村井洋(浜田キャンパス)
14:00~15:10
小説の愉楽~いま、プロレタリア文学を読む~
岩田 英作
ジョン・バーニンガム、その絵本の魅力
マユーあき
室町時代のお勉強
三保サト子
15:20~16:30
アジアの中の日本学
飯田泰三(浜田キャンパス)
14:00~15:10
人間にとっての環境・環境にとっての人間
磯部美津子
15:20~16:30
生活資源としての住居
藤居由香
14:00~15:10
「まーず、けーっ!ほんに!」は何なのか?~感動詞 高橋純
の性質について~
15:20~16:30
民族衣装に見るインドネシア社会
塩谷もも
14:00~15:10
ヤマタノオロチの文化資源学
鹿野一厚
15:20~16:30
農業は大事!
大塚茂
開催場所
受講者数
(のべ人数)
76
6月15日
6月29日
竹森徹士
62
体育館
研修室
7月20日
51
8月17日
52
15:20~16:30
(水)
14:00~15:10
01.総合文化講座:知の冒険
(全8日×2回)
8月31日
大講義室
40
10月19日
体育館
研修室
11月16日
48
59
6月3日
現代語訳解説その1
6月17日
現代語訳解説その2
77
69
藤岡大拙(本学元学長)
7月1日
7月15日
現代語訳解説その3
(金) 15:00~17:00 02.出雲神話翻訳研究会(全7回)
61
体育館
研修室
現代語訳解説その4
63
10月7日
英語訳解説その1
竹森徹士
29
10月21日
英語訳解説その2
小玉容子
22
10月28日
英語訳解説その3
松浦雄二
8月1日(月) ~
10:00~12:10 03.英語で読書:絵本の読み聞かせに挑戦(全5日×2回)
8月5日(金)
6月4日 ~
(土) 15:30~17:00 04.心理学の世界(全3回)
7月2日
7月2日 ~
(土) 13:00~15:00 05.出雲かんべの里連携講座:山陰の民話・わらべ歌・民謡の世界(全4回)
7月23日
7月9日
7月23日
音楽療法のお話
(土) 15:30~17:30 06.心と音楽(全3回)
8月6日
8月21日
(土) 13:30~16:00
9月10日
(日) 13:30~15:30
9月10日
(日) 15:30~18:00
18
小玉容子
図書館グルー
プ閲覧室
11
山下由紀恵
体育館研修室
182
酒井董美(出雲かんべの里館長、本学
体育館研修室
非常勤講師)
武田千代美(日本音楽療法学会認定音
音楽室
楽療法士)
石見神楽と心理臨床
川中淳子(浜田キャンパス)
唱歌、わらべうたと音楽療法
白川千春(日本音楽療法学会認定音楽
療法士)
19
音楽室
19
5
藤居由香、磯部美津子
布を染めてみよう!
23
体育館研修室
3D-CGに挑戦!楽しい3Dモデリング!
07.生活プロデュース講座(全3
回)
103
マルチメディ
ア演習室
3
ミシンでクリエーション!3D作品の発表会!
松江の食文化の特徴
中塚敏之
島根の醤油
山崎幸一(元島根県産業技術センター
研究企画監)
松江の和菓子
山口研二(彩雲堂会長)
38
7月19日
理想の身体とは~間違いだらけのダイエット~
籠橋有紀子
15
7月26日
効果的な食事・運動・そしてタイミングとは
名和田淸子
10月22日
10月29日
11月5日
8月9日
8月23日
9月13日
(土) 14:00~15:00 08.食と文化(全3回)
09.健康栄養講座
(火) 19:00~:20:30
食事と体内リズムの関係
:楽しいダイエット教室(全5回)
直良博之
43
大講義室
29
16
臨床栄養
実習室
15
ダイエット食品とは?
赤浦和之
15
美味しくヘルシーなメニューづくり(調理実習)
名和田淸子、坂根千津子、兼折真由
美
13
-71-
松 江 キ ャ ン パ ス
9月21日
65
実施日
時間
講座名
講師
開催場所
受講者数
(のべ人数)
7月8日
検定概要、昨年度の問題の分析、自宅学習の方法
藤居由香
22
7月29日
リハビリテーションと自立支援
園山 睦子
18
8月26日
疾患別の特性と援助
園山 睦子
16
9月16日
生活援助技術と生活福祉
磯部美津子
福祉住環境の計画
藤居由香
10月21日
住生活福祉の支援
藤居由香
13
11月4日
在宅のための福祉用具
藤居由香
11
11月11日
検定試験直前対策
藤居由香
12
6月14日
山吹-問えど答へずくちなしにして
7月12日
瞿麦-なほ常夏に如くものぞなき
(金) 18:30~20:00
10月7日
10.福祉住環境コーディネーター
検定試験2級対策講座(全8回)
(火) 18:30~20:00 11.王朝花物語(全4回)
松 江 キ ャ ン パ ス
萩-風をまつごと君をこそ待て
11月8日
菊花-天つ星とぞあやまたれける
7月13日
(水)
~3月14日
19:00~21:00 12.栄養士のためのステップアップ講座(全17回)
13
体育館
研修室
41
38
35
健康栄養学科教員ほか
臨床栄養
実習室
合計
-72-
15
49
三保サト子
10月11日
体育館
研修室
173
1,797
��平成��年度 地域連携(�献)活動の取組��
1 講演会講師等
NO.
教員氏名
依頼者
内容(テーマ等)
日付
1
坂根千津恵(健康栄養学科助教)
松江歴史館
出雲の食文化勉強会 in松江歴史館
「出雲地方における魚介類の調理について」
2
名和田淸子(健康栄養学科教授)
松江市薬剤師会
松江市薬剤師会総会における研修講師
「知っておくと便利な栄養の豆知識」 ー薬剤師が知ってお 平成23年5月26日
くと便利な栄養学ー
3
名和田淸子(健康栄養学科教授)
保健活動企画研修(保健医療福祉関係専門職への研修会)公
島根県健康福祉部健康福祉課 開講座の講師
平成23年6月2日
「文献検討について」
4
名和田淸子(健康栄養学科教授)
炎症性腸炎患者会・陽だまり 炎症性腸炎患者会・陽だまりの会(松江地区)炎症性腸炎の
平成23年7月9日
の会(松江地区)
食事学習会 調理実習と講義
5
名和田淸子(健康栄養学科教授)
出雲市教育研究会、「食育部 出雲市教育研究会、「食育部会」夏季研修会の講師
会」
「子どもの食生活と心の関係について」
平成23年8月11日
6
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県市町村共済組合
島根県市町村共済組合健康セミナーの講師
「生活習慣病予防のための食生活の見直しと改善」
平成23年9月16日
7
名和田淸子(健康栄養学科教授)
松江地区学校栄養士会
松江地区学校栄養士会研修会の講師
「食事摂取基準について」
平成23年10月18日
8
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県出雲保健所
炎症性腸炎患患者・家族学習会
講演及び調理実習
平成23年10月29日
9
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県雲南保健所
炎症性腸疾患患者・家族のつどい(於 雲南保健所)
講演「炎症性腸疾患における食事療法の豆知識 ~おいしく 平成23年10月30日
食べて、いきいきと生活するために~」
10
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県
わが家の一流シェフin島根」料理コンクール最終審査会の審
査員
平成23年11月13日
11
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県浜田保健所
炎症性腸疾患患者会はなみずきの会「食事学習会」
平成23年12月18日
12
名和田淸子(健康栄養学科教授)
松江保健所
平成23年度第2回松江圏域「地域保健専門職員研修会」での
助言者
平成24年3月6日
13
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根大学、島根県、財団法人 食品分野研究シーズ発表会 in 大田
しまね産業振興財団
健康栄養学科における地域と連携した「食」の取り組み
14
名和田淸子(健康栄養学科教授)
社団法人松江市高齢者厚生会 「今日は何を食べようかな」 -楽しみ・職・食・元気づ
平成24年3月9日
松江市退職者会
くりー
15
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県益田保健所
藍の葉会(炎症性腸疾患患者・家族会)食事学習会
「お腹に優しいお菓子作り」
16
名和田淸子(健康栄養学科教授)
島根県栄養士会
平成24年3月17、18
糖尿病対策スキルアップ研修会講師
「聞き取りの手法」、「栄養食事指導の計画づくりにあたっ 日
ての目標と行動目標」、ロールプレイ(栄養指導)
17
岸本強(保育学科教授)
松江市立内中原幼稚園
園内研究会・研究協議講師
平成23年9月23日
18
岸本強(保育学科教授)
松江市立東出雲中学校
「総合学習の時間」における生徒指導
平成23年9月29日
19
岸本強(保育学科教授)
出雲C
公開講座 「遊びと成長発達」
平成23年8月12日
20
岸本強(保育学科教授)
江津市立江津中学校
1・2・3年生、教職員、保護者への講演
平成24年2月23日
21
小山優子(保育学科准教授)
育英乳児保育園研修会
「保育課程と指導計画」
平成23年5月2日
22
小山優子(保育学科准教授)
島根県社会福祉協議会
「乳幼児の発達に基づく保育実践」
平成23年6月7日、6
月23日、6月30日
23
小山優子(保育学科准教授)
平田西保育所園内研修会
「子どもの発達に応じた保育」
平成23年7月11日
24
小山優子(保育学科准教授)
島根県社会福祉協議会
「しまねの保育士就職支援研修」講師
平成23年11月3日、
11月12日、11月27
日
25
小山優子(保育学科准教授)
松江市健康福祉部子育て課
「松江市幼稚園・保育所職員スキルアップ講座」講師
平成24年1月27日
島根県社会福祉協議会
島根県障がい者アート作品展審査委員長(会場:島根県立美
平成23年11月30日
術館)
松江市保育研究会
立体作品展示講習会講師(会場:松江海洋センター体育館) 平成23年12月8日
松江市保育研究会
造形表現指導研修会講師(会場:松江海洋センター体育館) 平成23年12月8日
27
28
福井一尊(保育学科准教授)
福井一尊(保育学科准教授)
福井一尊(保育学科准教授)
-73-
平成24年3月9日
平成24年3月11日
松 江 キ ャ ン パ ス
26
平成24年2月2日
NO.
教員氏名
依頼者
内容(テーマ等)
日付
松 江 キ ャ ン パ ス
29
山下由紀恵(保育学科教授)
島根県教育庁義務教育課
幼保小をつなぐ生徒指導合同研修講師「子どもの発達段階と
平成23年7月29日
幼保小の接続の在り方について」
30
山下由紀恵(保育学科教授)
島根県健康福祉部
島根県市町村職員等専門研修会講師(児童福祉司任用資格認 平成22年8月11日、
定講習会)「母子関係理論と発達心理学」浜田・松江
8月12日
31
山下由紀恵(保育学科教授)
出雲市幼稚園教育研究会
出雲市幼稚園教育研究大会講師「幼児教育から学校教育へ」 平成23年8月26日
32
岩田英作(総合文化学科教授)
松江市教育委員会
松江市学校司書研修会講師
平成23年5月20日
33
岩田英作(総合文化学科教授)
松江市健康福祉部
松江市幼稚園教諭・保育士研修会講師
平成23年6月10日
34
岩田英作(総合文化学科教授)
カルチャープラザ仁多図書室 講演「絵本を楽しもう」
平成23年6月24日
35
岩田英作(総合文化学科教授)
島根県高等学校文化連盟
講演「絵本を楽しむ」
平成23年12月16日
36
小泉 凡(総合文化学科教授)
朝日カルチャーセンター
湘南
知の巨人に未来を学ぶ
「小泉八雲―未来へのまなざしをさぐる―」
平成23年4月23日
37
小泉 凡(総合文化学科教授)
松江開府400年祭推進協議会
FROGMAN&小泉凡トークショー
「神話にみる島根の魅力」
平成23年5月1日
38
小泉 凡(総合文化学科教授)
出雲市建設業協会
同協会23年度安全大会記念講演会講師
「小泉八雲のまなざしと震災後の日本」
平成23年6月16日
39
小泉 凡(総合文化学科教授)
母衣小学校PTA研修会
「小泉八雲の未来へのまなざし
―東日本大震災後の日本から考える―」
平成23年7月8日
40
小泉 凡(総合文化学科教授)
伊勢商工会議所
同会議所松江訪問研修会
「小泉八雲のみた神々の国日本」
平成23年7月8日
41
小泉 凡(総合文化学科教授)
福山市立中央図書館
開館3周年記念事業
「小泉八雲―未来へのまなざしをさぐる―」
平成23年7月9日
42
小泉 凡(総合文化学科教授)
イギリスを知る会
第127回セミナー
平成23年7月16日
「ラフカディオ・ハーンからみたアイルランドとイギリス」
43
小泉 凡(総合文化学科教授)
松江少年鑑別所
入所者研修会
「共生の時代を生きる」
平成23年7月21日
44
小泉 凡(総合文化学科教授)
兵庫県福崎町
柳田國男50年祭・町制55周年記念シンポジウム講師(パネ
ラー)
「21世紀と柳田國男―五感をきたえる―」
平成23年8月6日
45
小泉 凡(総合文化学科教授)
鳥取県大山町
平成23年度 第3回 大山学講座
「八雲を現代に生かす」
平成23年8月18日
46
小泉 凡(総合文化学科教授)
三徳山三佛寺
(鳥取県西伯郡三朝町)
朗読会と特別講演
「小泉八雲と水木しげるの世界」
平成23年8月20日
47
小泉 凡(総合文化学科教授)
オープン・マインド・オブ・ ニューヨーク・日本クラブにおける展示監修および記念講演
会講師
平成23年10月19日
ラフカディオ・ハーン in
"The Open Mind of Lafcadio Hearn"
ニューヨーク実行委員会
48
小泉 凡(総合文化学科教授)
東京工業大学世界文明セン
ター
2011年 秋&冬 レクチャーシリーズ
「ラフカディオ・ハーンを現代に生かす」
平成23年10月19日
49
小泉 凡(総合文化学科教授)
松江商工会議所
松江商工会議所女性会50周年記念講演会
「小泉八雲が出会った女性たち―語り部の系譜―」
平成23年10月21日
50
小泉 凡(総合文化学科教授)
シンポジウム「カエルの国NIPPONにやってきた客人たち」
カエル文化研究所・公益財団
平成23年10月22日
基調講演講師「ラフカディオ・ハーンがみた日本人とカエ
法人東京動物園協会
ル」
51
小泉 凡(総合文化学科教授)
NPO法人出雲学研究所
52
小泉 凡(総合文化学科教授)
ゲロヴァシルー・ワイン博物 Japanese culture in Gerovassiliou Wine Museum講師
館(ギリシャ・テッサロニキ "The Open Mind of Lafcadio Hearn and his Hellenic Spirit" 平成23年11月5日
市)
53
小泉 凡(総合文化学科教授)
(財)島根県文化振興財団
しまね文化力シンポジウム「物語を生み出す土地の力」パネ
ラー
平成23年11月12日
54
小泉 凡(総合文化学科教授)
(財)松江市観光開発公社
堀川遊覧船仙道研修会
「小泉八雲と松江」
55
小泉 凡(総合文化学科教授)
島根県高等学校定時制通信制 第52回中国地区高等学校定時制通信制教育振興会大会
平成23年11月18日
教育振興会
記念講演「松江の小泉八雲―未来に生かすオープン・マインド」
56
小泉 凡(総合文化学科教授)
熊本スピリッツ発進協議会
熊本大学
小泉八雲来熊120年記念祭基調講演
「ハーンと熊本―丸山学の民俗学とハーン」
平成23年11月26日
57
小泉 凡(総合文化学科教授)
松江市立中央図書館
松江市立中央図書館定期講座「小泉八雲に学び親しむ」
「『怪談』今昔」
平成23年12月24日
58
小泉 凡(総合文化学科教授)
社団法人松江観光協会
観光ボランティアガイド養成講座
「小泉八雲と松江」
平成24年2月23日
NPO法人出雲学研究所・島根県立大学連携事業 シニア短期
平成23年11月1日
留学 「ラフカディオ・ハーンがみた出雲」
-74-
平成23年11月17日
NO.
教員氏名
依頼者
内容(テーマ等)
日付
「日本の旬 瀬戸内・山陰 キックオフ・ミーティング」講
演会
平成24年2月28日
「資源として生かす小泉八雲と異界」
59
小泉 凡(総合文化学科教授)
株式会社ジェーティービー
60
小泉 凡(総合文化学科教授)
新入社員研修会
NPO法人松江ツーリズム研究
第1部「小泉八雲と松江 基本情報」 第2部「現代における 平成24年3月2日
会
小泉八雲の意味」
61
小泉 凡(総合文化学科教授)
富山大学人文学部
富山大学ヘルンプロジェクト第3回ヘルン研究会
「小泉八雲を現代に生かす」
平成24年3月26日
62
竹森徹士(総合文化学科准教授)
山陰日本アイルランド協会
「ドラキュラとその周辺」
平成23年5月28日
松 江 キ ャ ン パ ス
-75-
2 審議会委員等
NO.
教員氏名
委嘱(依頼)者
役職名
期間
松 江 キ ャ ン パ ス
1
赤浦 和之(健康栄養学科准教授)
島根県
島根県製菓衛生師試験委員会委員
平成23年4月1日~平
成24年3月31日
2
坂根 千津恵(健康栄養学科助教)
島根県栄養士会
島根県栄養士会HP運営委員会 副委員長
平成22年4月1日~平
成24年3月31日
3
小柏 道子(健康栄養学科教授)
島根県
島根県調理師試験委員
平成23年4月25日~
平成23年10月11日
4
名和田 清子(健康栄養学科教授)
雲南市
雲南市学校給食調理業務等委託評価委員会委員
同 委員長
平成23年8月4日~
平成24年3月31日
5
名和田 清子(健康栄養学科教授)
松江市
松江市民大学運営委員
平成19年4月1日~
6
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県
島根県環境農業推進協議会 副委員長
平成19年4月1日~
7
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県
島根県食育・食の安全推進協議会 委員
平成19年4月1日~
8
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県
島根県食育・食の安全推進協議会 拡大幹事会 委員
平成23年4月1日~平
成24年3月31日
9
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県
島根県中山間地域等進行対策検討委員会 委員
平成22年4月1日~平
成24年3月31日
10
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県
松江圏域健康長寿しまね推進会議 委員
平成19年4月1日~
11
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県教育委員会
学校給食表彰の推薦に係る審査会審査員
平成24年1月25日
12
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県栄養士会
島根県栄養士会生涯学習委員長
平成24年1月25日
13
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県栄養士会
島根県栄養士会研究教育協議会代表者
平成14年4月1日~
14
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県栄養士会
島根県栄養士会評議員
平成14年4月1日~
15
名和田 清子(健康栄養学科教授)
島根県栄養士会
島根県糖尿病対策検討委員会 副委員長
平成23年12月1日~
平成24年3月31日
16
岸本強(保育学科教授)
松江市
松江市総合計画審議会委員
くらし部会長
平成23年4月~平成
24年3月
17
岸本強(保育学科教授)
島根県
島根県スポーツ推進審議会委員
副会長
平成22年8月~平成
24年8月
18
岸本強(保育学科教授)
島根県体育協会
島根総合型地域スポーツクラブ育成委員会
副委員長
平成17年10月~平成
24年9月
19
岸本強(保育学科教授)
島根県体育協会
しまね広域スポーツセンター企画運営委員会
副委員長
平成17年10月~平成
24年9月
20
岸本強(保育学科教授)
島根県体育協会
医科学サポート委員会委員
平成18年5月~平成
24年4月
21
岸本強(保育学科教授)
島根県バレーボール協会
統括アドバイザー
平成23年5月~平成
25年4月
22
岸本強(保育学科教授)
中国バレーボール連盟
諮問会議議員
平成23年5月~平成
25年4月
23
岸本強(保育学科教授)
中国大学バレーボール連盟
理事
平成13年5月~平成
25年4月
24
福井一尊(保育学科准教授)
島根県保育所(園)・幼稚園
顧問
造形教育研究会
平成19年4月~平成
24年3月
25
福井一尊(保育学科准教授)
島根県民会館
島根県民会館名画劇場運営委員会
委員
平成21年4月~平成
24年3月
26
山下由紀恵(保育学科教授)
島根県
島根県障害者施策推進協議会委員
平成23年3月~平成
25年3月
27
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市保育所施設整備審査委員会委員
平成19年7月~平成
24年7月
28
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市子育て支援ネットワーク会議委員
平成19年5月~平成2
4年3月
29
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市心身障害児小規模療育事業検討委員
平成19年5月~平成2
4年3月
30
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市教育委員会専門巡回相談事業相談員
平成23年8月~平成
24年3月
31
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市幼稚園・保育所(園)在り方検討委員会副委員長
平成23年12月~平成
25年3月
-76-
教員氏名
委嘱(依頼)者
役職名
期間
32
山下由紀恵(保育学科教授)
松江市
松江市教育委員会の点検・評価に係る有識者委員
平成23年7月~平成
24年3月
33
石井 大輔(総合文化学科講師)
島根県教育委員会
島根県立図書館協議会委員
平成23年6月17日〜
平成25年6月16日
34
石井 大輔(総合文化学科講師)
松江市教育委員会
松江市立図書館協議会委員
平成23年7月1日〜平
成24年3月31日
35
石井 大輔(総合文化学科講師)
島根県教育庁義務教育課
学校図書館支援会議委員
平成23年7月15日〜
平成24年3月31日
36
石井 大輔(総合文化学科講師)
松江市教育委員会
学校図書館支援センター調査研究会議委員
平成23年5月26日〜
平成24年3月31日
37
岩田英作(総合文化学科教授)
島根県教育委員会
島根県子ども読書活動推進会議委員長
平成23年4月~
平成24年6月
38
小泉 凡(総合文化学科教授)
財団法人松江市
国際交流協会
財団法人松江市国際交流協会評議員
平成22年4月~
平成24年3月
39
小泉 凡(総合文化学科教授)
島根県教育委員会
島根県立美術館協議会委員
平成23年5月27日〜
平成25年5月26日
40
小泉 凡(総合文化学科教授)
島根日日新聞社
山陰文学賞選考委員
平成20年4月~
41
鹿野一厚(総合文化学科教授)
島根県
島根県人権施策推進協議会委員
(在住外国人の人権問題に関わる委員)
平成21年10月1日~
平成23年9月30日
42
鹿野一厚(総合文化学科教授)
松江家庭裁判所
松江家庭裁判所委員会委員
平成21年8月1日~
平成23年7月30日
43
竹森徹士(総合文化学科准教授)
NHK松江放送局
NHK島根県視聴者会議委員
平成21年4月1日~平
成24年3月31日
44
藤居由香(総合文化学科准教授)
島根県
島根県住宅政策懇話会委員
平成23年6月11日~
平成24年3月31日
45
藤居由香(総合文化学科准教授)
松江市
松江市都市計画審議会委員
平成23年4月1日~平
成24年3月31日
46
藤居由香(総合文化学科准教授)
松江市
松江市歴史まちづくり推進協議会委員
平成23年7月20日~
平成24年3月31日
47
マユーあき(総合文化学科教授)
松江市
松江市総合計画検証委員会副委員長
平成22年8月~
平成24年3月
48
マユーあき(総合文化学科教授)
松江市
松江歴史館運営協議会委員
平成22年12月~
平成24年11月
-77-
松 江 キ ャ ン パ ス
NO.
3 その他地域連携(貢献)活動等
NO.
教員氏名
1
岩田英作(総合文化学科教授)
2
岩田英作(総合文化学科教授)
相手方
内容
島根県立大学
(浜田キャンパス)
日付(期間)
おはなしレストランライブラリー「おはなしの時間」
総合文化学科卒業プロジェクト「おはなしゼミ」定期活
動
ライブラリーの一般利用者を対象とした活動
平成23年4月~
平成24年2月
島根県立大学学生ボランティア交流会
学生ボランティアの集いに講師として参加、読み聞かせ
活動について話し、ボランティアについて助言を行なっ
た。
平成23年10月10日
「中央図書館を考えるシンポジウム」託児
総合文化学科卒業プロジェクト「おはなしゼミ」出前
シェフ(総文学生5名)とともに読み聞かせを行った
松 江 キ ャ ン パ ス
3
岩田英作(総合文化学科教授)
浜田市教育委員会
4
小泉凡(総合文化学科教授)
松江市都市計画部 公園緑地 松江市美保関地区公園整備事業・小泉八雲記念公園設置
課
事業に際し、レリーフ・案内板等の監修
5
小泉凡(総合文化学科教授)
NPO法人松江ツーリズム
研究会
同NPOが運営する小泉八雲記念館の顧問として、企画展
の企画運営・常設展示キャプション・レプリカ作成等に 平成23年4 月~
関し、監修を行う。また同NPOが実施する「松江ゴース 平成24年3月
トツアー」へるんコースの講師を務める(毎月1回)
6
小泉凡(総合文化学科教授)
オープン・マインド・オブ・
ラフカディオ・ハーン in
ニューヨーク実行委員会・松
江市
同実行員会顧問として、9月30日から10月14日まで、
平成23年6月~
ニューヨークの日本クラブで開催された、造形美術展
"The Open Mind of Lafcadio Hearn"の企画・運営、講演 平成24年2月
会講師等を務める。
7
小泉凡(総合文化学科教授)
8
藤居由香(総合文化学科准教授)
松江市観光振興部観光文化課
国土交通省
平成23年10月23日
平成23年10月~
平成24年3月
子どもの五感力を育む教育実践「子ども塾」を実施・運
営し、塾長をつとめる。城北小学校・島根大学附属小学
校の教員、劇団幻影舞台とも連携して実施した。
平成23年5月~
平成23年9月
長期優良住宅等推進環境整備事業(住まい・まちづくり
担い手事業)にサポーターとして派遣された。
平成23年8月~
平成24年3月
-78-
出雲キャンパス
出 雲 キ ャ ン パ ス
-79-
平成23�� ��大学������大学
地域連携推進センター����ン����会� 名�
(任期:平成23.4.1~平成24.3.31)
出 雲 キ ャ ン パ ス
職 名
氏 名
備 考
教 授
石橋 照子
・地域連携推進センター副センター長
准教授
落合のり子
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター
(担当:受託/共同研究に関すること)
准教授
松本亥智江
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター
(担当:地域文化貢献活動に関すること)
准教授
吾郷ゆかり
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター
(担当:地域振興・地域交流に関すること)
准教授
高橋恵美子
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター
(担当:学生による地域貢献活動に関すること)
講 師
別所 史恵
・地域連携推進委員会委員
・地域連携コーディネーター
(担当:リカレント講座に関すること)
助 教
林 健司
・地域連携推進委員会委員
主 幹
上代 勇夫
・地域連携推進委員会委員
主 任
阪本 功
・地域連携コーディネーター
(担当:大学の設備・施設の活用および視察/見学
等に関すること)
-80-
出雲キャンパスの地域連携活動概要
地域連携推進センター�センター�
���子
出雲キャンパスでは、中期計画に従って地域貢献を推進してきた。主な活動について,所掌事
項に沿って報告します。
1�活動の概要
1)地域貢献に関すること
(1)地域からの要望・相談対応窓口に関すること
地域との連携活動をより円滑にすすめるため,続き地域連携推進委員が地域連携コーディ
ネーターとして地域からの相談窓口を担当するようにし,HP 上に掲載した。また,23 年度
においても出前講座内容に関して学内教員からテーマを募集し,HP 上に掲載し,促進を図っ
た。コーディネート件数と内容は,高校からの講義依頼が 11 件あり,講師派遣に関する調整
を行った。また,施設の活用・見学相談は多数あり対応した。平成 24 年度に向けて地域貢献
登録カードを活用し,講師派遣が可能な出前講座を HP で一覧にできるようにした。
①地域文化貢献活動に関すること
目 的:地域の学習ニーズに対応し,地域文化の発展に貢献する。
担 当:松本亥智恵
②リカレント講座に関すること
目 的:看護者の継続教育および生涯学習の企画実施により看護実践の向上に貢献する。
概 要:セミナー・フォーラム・研修会等の講師派遣や看護研究指導の相談に応じる。
担 当:別所史恵
③受託/共同研究に関すること
目 的:研究開発プロジェクトへの積極的参画と研究成果等の社会に還元し情報発信を
行う。
概 要:受託研究・共同研究の相談に応じる。
担 当:落合のり子
④地域振興・地域交流に関すること
目 的:民間企業・行政機関との連携による地域振興・地域交流を図る。
概 要:地域活性化に向けた受託事業,共同事業の相談に応じる。
担 当:吾郷ゆかり
⑤学生による地域貢献活動に関すること
-81-
出 雲 キ ャ ン パ ス
概 要:セミナー・フォーラム・研修会等の講師派遣の相談に応じる。
目 的:①学生の地域活動への関心を高め,人間的成長を図る,②地域と大学の連携を
強化する
概 要:ボランティア活動や研修への学生参加について相談に応じる。
担 当:高橋恵美子
⑥大学の設備・施設の活用および視察/見学等に関すること
目 的:①地域活動に施設や設備の貸出し,地域貢献を図る,②本学の魅力や特徴を紹
介する
概 要:施設・備品等貸出施設見学,体験学習等の相談に応じる。
担 当:阪本 功
(2)センターの広報活動に関すること
ホームページにおいて取り組みの紹介を行うと共に,実践した内容を随時掲載し広報に努
めた。また,教員一覧の頁の充実を図った。
(3)公開講座等の生涯学習の実施に関すること
本学が持っている専門的,総合的な教育・研究機能を広く社会に開放することにより,看護に
関する知識・技術および一般的教養を身につけるための学習の機会を社会人等に広く提供す
ることを目的に,今年度は,公開講座 9 講座,リカレント講座 1 講座,浜田キャンパスとの
連携講座 1 講座,出雲市との連携講座 1 講座,島根県看護協会との連携講座 1 講座を開講し
た(〈85 頁〉活動の実績 1.公開講座・高大連携・キャンパス連携講座 参照)。
出 雲 キ ャ ン パ ス
(4)産公学連携に関すること
①受託・共同研究/事業等の広報,コーディネート:HP でこれまでの受託研究実績を含
む教員の研究実績,産学官連携の実績等を公開し,受託研究・共同研究等相談窓口を設
置し,それぞれ担当者を置き,受け入れ態勢を整えた。受託研究等における取り扱い要
領に則り,受託研究 3 件、受託事業 4 件の手続きを進めた。
②出雲市との連携協定に基づく受託事業について:出雲市からの受託事業として児童虐待
予防研修を本学教員により企画・実施した。講座は出雲科学館において3講座実施され
た。
③「出雲産業フェア 2011」への出展企画・広報により委託・共同研究/事業等の促進:
地域活性化に対する支援として平成 23 年 11 月 5 日・6 日,出雲ドームにおいて開催さ
れた「出雲産業フェア 2011」に教育活動として,看護学部紹介,学習成果展示を行った。
研究活動としてタケシバ電機からの受託研究成果,農業技術センターとの共同研究成果
の展示を行った。地域貢献活動として,公開講座紹介,学生ボランティア紹介を行った。
各教員の研究テーマ一覧のリーフレットを作成し,相談申込用紙と共に配布した。
-82-
(5)その他地域との連携推進に関すること
①出雲キャンパスモニター制度の実施:本キャンパスと地域の連携を深め,地域住民の方
の意見を本キャンパスの今後の運営や事業に活用・反映させ,地域に開かれたキャンパ
スをめざすことを目的として,近隣地域モニターとのモニター会議を 5 月 30 日,卒業
生・修了生モニター会議を 6 月 27 日に実施し意見交換を行った。また,平成 24 年 2 月
20 日にもモニター会議を開催し,活動報告をし,意見交換を行った(〈92 頁〉活動の
実績 2.地域交流事業 1)出雲キャンパスモニター制度の取り組み 参照)。
②学生ボランティアマイレージ制度:今年度地域連携推進委員会の重点項目として取り組
み,登録者数の拡大と学生ボランティアの推進を図った。ボランティアマイレージの登
録者数は 115 名,活動報告書提出件数は 88 件あった。
5 月 21 日にはメイク・ア・ウィッシュオブジャパン広島支部より講師を招き,ボランテ
ィア研修会を実施し,150 名の参加があった。平成 24 年 1 月 18 日には,ボランティア
報告会と企画コンテストを開催し,約 170 名の学生・教職員・市民の参加があった。5
件の学生ボランティア活動報告と,7 つのボランティア団体から企画コンテストの参加
があった(〈92 頁〉活動の実績 2.地域交流事業 2)学生ボランティアマイレージ
に関する取り組み 参照)。
③ぎんざんテレビ出前講座:今年度は 24 名の教員が出演し,講座を実施した。また,講座
の台本を編集し記録誌として「石見の風にのせて-ぎんざんテレビ出前講座の軌跡-」の編
これまで石見銀山テレビ放送を通して,大田市エリア 8,200 世帯に放送されていたが,
平成 24 年よりまげなねっとかわもとを通して,邑智郡川本町エリア 1,400 世帯にも放送
されることとなった。講座内容が町民に判りやすい内容であると評価され,放送エリア
の拡大となった。今年度,松江キャンパスや浜田キャンパスからも講座に出演してもら
う予定であったが実現しなかった。次年度,松江キャンパスや浜田キャンパスとの連携
を図ると共に,放送エリア拡大に努めていきたい(〈94 頁〉活動の実績 2.地域交流
事業 3)ぎんざんテレビ出前講座に関する取り組み 参照)。
④いきいき健康教室鳶巣出前講座:今年度,鳶巣コミュニティーセンターからの依頼で鳶巣
地区高齢者のいきいき健康教室に出前講座の依頼があった。毎月 1 回,12 講座を実施し
た(〈95 頁〉活動の実績 2.地域交流事業 4)鳶巣地区高齢者のいきいき健康教室
に関する取り組み 参照)。
2)高大連携に関すること
県内の高校 13 校から要請があり,11 校に対して高大連携講座を実施した(〈89 頁〉活動
の実績 1.公開講座・高大連携・キャンパス連携講座 参照)。
-83-
出 雲 キ ャ ン パ ス
纂を当委員会で担当することとし,第 4 巻を発刊した。
3)今後の課題
看護学部開設に伴い,より地域に根ざした大学づくりを進めるため,出雲キャンパスモニター
制度に加え,タウンミーティングを実施し,地域住民からの意見を聴き,大学運営に反映させて
いきたい。これを平成 24 年度の重点項目として取り組む。
出 雲 キ ャ ン パ ス
-84-
2�活動の実�
1�公開講座・リカレント講座・連携講座・高大連携講座
1)公開講座・リカレント講座・高大連携講座の基本的な考え方
公開講座:本学が持っている専門的,総合的な教育・研究機能を広く社会に開放することに
より,看護に関する知識・技術および一般的教養を身につけるための学習の機会を社会
人等に広く提供する。
リカレント講座:看護に関する最新の知識や技術を修得する機会を提供し,仕事や社会活動
に活用する能力を養うために,看護専門職者等を対象とした講座を開く。
高大連携講座:高校教育と大学教育の円滑な接続を目指し,本学が持っている専門的,総合
的な教育・研究機能を高校に出向いて講義を行う。このことにより,本学の魅力を高校
生に伝えると共に,高校生や高校側の受験ニーズを把握する。
2)平成 23 年度公開講座実施要領
* メインテーマ:
「にんげん大好き -まめに暮らしていくために-」
* 担当教員:助教以上の教員(助手も共同で企画に参加できる)
* 講座内容:看護に関するもの,一般教養など
* 受講対象:一般,看護職者,高校生,看護学生
* 開催回数:1回または複数回
* 開催時期:平成 23 年 6 月~11 月
* 開催場所:本学,その他県内,高校
ること。
* 開催方法:
① 原則として担当教員が運営するが,求めに応じて地域連携推進委員会(事務局)
が支援する。
② 公開講座の参加申し込みの受付は事務局が行う。応募を受け付けられない事態に
ついては担当教員が申込者に通知する。高大連携講座については担当教員が高校
担当者と連絡をとり行う。
③ 高大連携講座は地域連携推進委員会とアドミッション運営会議が連携して行う。
広報は地域連携推進委員会が担当し,高校との交渉はアドミッション運営会議が
担当する。
④ 客員教授にも公開講座に参加していただくこともある。
⑤ 修了証書は講座の担当教員が発行の有無を決定し,準備する。
⑥ 手話通訳・託児の希望者の受け入れは担当教員の判断により決定し,手配は担当
教員が行う。託児を行う場合,大学で傷害保険に加入する。
⑦ 担当教員は,
「受講者入館証」を事前に管理課から受け取っておき,当日受付で受
講者に配布する。
*教材費:1 講座につき上限 1 万円とする。登録カードを通じてあらかじめ予算を提示し,
-85-
出 雲 キ ャ ン パ ス
* 開催場所:本学の場合は 9:00-21:00 とする。但し,学外の場合は当該施設と相談す
地域連携推進委員会で協議・決定する。購入時は「物品購入依頼」を事務局の公開講座
担当に提出すること。材料費※は,受講者負担とする。
※・・・材料を用いて何かを作成するための費用
3)公開講座実施概要
第1講座 バイオエシックス(生命倫理)~こころに響くいのちのはなし~
【出雲市との連携講座】
開催日時
10月26日(水)
13:10~16:20
場
所
出雲キャンパス 大講義室
演
題
①「命の輝き」
②「生きることの質を考える」
講
師
平成 23 年度本学客員教授)
①坂東 元 氏 (動物園園長
②山下一也
受 講 者
第2講座
開催日時
出 雲 キ ャ ン パ ス
演
題
302 名
生活習慣病と予防法
第1回
9月 6日 10:00~11:30
第2回
9月13日 10:00~11:30
第3回
9月20日 10:00~11:30
第1回 「心臓病」
第2回 「がん」
第3回 「糖尿病」
209講義室
場
所
出雲キャンパス
講
師
第1回 三島三代子
第2回 平野文子
第3回 別所史恵,石橋鮎美
受 講 者
第3講座
開催日時
演
題
第1回:12 名 第2回:13 名 第3回:14 名
模擬患者(SP)養成講座
第1回
6 月 24 日
17:00~18:30
第2回
7 月 22 日
17:00~18:30
第3回
8 月 26 日
17:00~18:30
第4回
9 月 30 日
17:00~18:30
第5回
10 月 28 日
17:00~18:30
第1回「模擬患者とは~看護師教育における模擬患者の意義~」
第2回「コミュニケーションの基本~聞くこと・伝えること~」
-86-
第3回「模擬患者に必要なこと~シナリオと役作り~」
第4回「模擬患者体験~実際に体験してみましょう~」
第5回「模擬患者に必要なこと~感想の伝え方~」
215 実習室
場
所
出雲キャンパス
講
師
松本亥智江,吉川洋子,山下一也,田原和美, 柴麻由子
受 講 者
第1回:2 名 第2回:5 名 第3回:9 名 第4回:10 名
第5回:10 名
第4講座 「らくらくお産ののりきり方・沐浴体験」
開催日時
8 月 26 日
場
所
出雲キャンパス
講
師
狩野鈴子,濵村美和子
受 講 者
18:30~20:30
103 実習室
3名
第5講座 「楽しく運動を続けるために」
開催日時
第1回
7月 9日
10:30~11:30
第2回
7 月 23 日
10:30~11:30
第3回
8 月 13 日
10:30~11:30
場
所
社会福祉法人ふあっと地域交流ホールつどい(出雲市)
講
師
伊藤智子,加藤真紀
第1回:11 名
第2回:11 名
第3回:5 名
第6講座 「自分を見つめ,自分を活かすハッピーセミナー」
開催日時
9 月 10 日
13:30~16:30
場
所
出雲キャンパス
講
師
基礎編「自分を知ろう」
208 講義室
橋本由里
応用編「自分を活かそう」 落合のり子
受 講 者
14 名
第7講座 「アロマで心と身体のリフレッシュ
開催日時
9月3日
場
所
隠岐島文化会館(隠岐の島町)
講
師
松本亥智江,石橋鮎美
受 講 者
in 隠岐」
9:00~12:30
18 名
第8講座 「アロマで心と身体のリフレッシュ Part.6」
開催日時
第1回
9 月 1日
14:00~16:00
第2回
9 月 15 日
14:00~16:00
-87-
出 雲 キ ャ ン パ ス
受 講 者
215 実習室
場
所
出雲キャンパス
演
題
第1回「アロマを楽しむための基礎知識について
~精油を使った小物作りにチャレンジ」
第2回「アロマオイルを使用したマッサージにチャレンジ」
講
師
受 講 者
松本亥智江,石橋鮎美
第1回:19 名
第2回:19 名
第9講座 「あなたの魅力を表現できるプレゼンテーション力を磨こう」
開催日時
第1回
6 月 28 日
17:00~18:30
第2回
7 月 26 日
17:00~18:30
場
所
出雲キャンパス
演
題
第1回「基礎編」
第2回「実践編」
講
師
受 講 者
吉川洋子
第1回:5 名
第2回:5 名
第10講座 「子育ての現状と地域における役割」
開催日時
出 雲 キ ャ ン パ ス
演
題
第1回
6 月 17 日
第2回
7月 8日
第3回
8 月 12 日
13:30~15:30
13:30~15:30
13:30~15:30
第1回「子育てを取り巻く社会の現状」
「地域における子育ての取組」
第2回「子どもの病気の特徴と予防」
「事故等の特徴と予防」
第3回「遊びと成長発達」
「地域における役割を考える」
213 講義室
場
所
出雲キャンパス
講
師
第1回 吾郷美奈恵
第2回 高橋恵美子
第3回 岸本 強 (松江キャンパス) ,吾郷美奈恵,高橋恵美子
受 講 者
第1回:5 名
第2回:5 名
第3回:6 名
4)リカレント講座概要
第1講座 英文で読む「愛はあなたの手の中に」
開催日時
第1回
6月 8日
第2回
6 月 14 日
場
所
出雲キャンパス
講
師
田中芳文
受 講 者
第1回:15 名
13:10~14:40
13:10~14:40
208 講義室
第2回:15 名
-88-
5)キャンパス連携講座概要
第1講座 「身体と心の健康管理」
開催日時
9 月 29 日
14:00~16:00
場
所
浜田キャンパス 講義・研究棟 中講義室 3
演
題
①「身体の健康のために」
②「こころの健康のために」
講
師
①福澤陽一郎
②川中淳子(浜田キャンパス)
参 加 者
22 名
6)看護協会連携講座
第1講座 「看護研究を効果的に査読するための研修会」
開催日時
6 月 10 日
10:00~16:00
場
所 出雲キャンパス 大講義室
講
師 吾郷美奈恵,石橋照子,梶谷みゆき
参 加 者
105 名
第2講座 「臨床看護研究計画立案」
開催日時
8 月 25 日
10:00~16:00
第2回
8 月 26 日
10:00~16:00
第3回
9 月 15 日
10:00~16:00
第4回
9 月 16 日
10:00~16:00
201 講義室他
場
所
出雲キャンパス
演
題
①研究とは,研究過程,研究のタイプ,疑問から研究,課題の焦点化
②量的研究方法と分析方法
③質的研究と分析方法
④看護研究における倫理的配慮,研究計画書の書き方
⑤文献検索,クリティーク,疑問方研究課題を焦点化する方法
講
師
吾郷美奈恵,石橋照子,梶谷みゆき,三島三代子,高橋恵美子
受 講 者
第1回:54 名
第2回:54 名
第3回:52 名
第4回:52 名
7)高大連携講座概要
第1回
開催日時
7 月 16 日
場
所
開星高等学校
演
題
患者を観る技「フィジカルアセスメント」にチャレンジ
講
師
松本亥智江
参 加 者
12 名
-89-
出 雲 キ ャ ン パ ス
第1回
第2回
開催日時
7 月 19 日
場
所
島根県立松江東高等学校
演
題
「認知症の理解とケア」
講
師
梶谷みゆき
参 加 者
17 名
第3回
開催日時
7 月 21 日
場
所
島根県立平田高等学校
演
題
がん患者の看護-がんと共に生きる-
講
師
平野文子
参 加 者
30 名
第4回
開催日時
7月 21 日
場
所
島根県立松江東高等学校
演
題
セルフケア看護論
講
師
石橋照子
参 加 者
14 名
出 雲 キ ャ ン パ ス
第5回
開催日時
9 月 13 日
場
所
島根県立三刀屋高等学校
演
題
小さな町の暮らしに根づく看護学
講
師
伊藤智子
参 加 者
30 名
第6回
開催日時
9 月 20 日
場
所
島根県立大社高等学校
演
題
ベビーサイエンスと新生児の看護
講
師
長島玲子
参 加 者
33 名
第7回
開催日時
9 月 26 日
場
島根県立三刀屋高等学校
所
-90-
演
題
看護職にもとめられるもの
講
師
齋藤茂子
参 加 者
27 名
第8回
開催日時
10 月 11 日
場
所
島根県立浜田高等学校
演
題
認知症とプライマリケア
講
師
伊藤智子
参 加 者
37 名
第9回
開催日時
10 月 13 日
場
所
島根県立出雲高等学校
演
題
私が考える看護という仕事-精神障害者の自立支援を通して-
講
師
石橋照子
参 加 者
21 名
第10回
10 月 18 日
場
所
島根県立江津高等学校
演
題
助産を学ぼう~お産と新生児~
講
師
狩野鈴子
参 加 者
29 名
第11回
開催日時
10 月 18 日
場
所
島根県立江津高等学校
演
題
おばあちゃんは何故スーツケースの横に立っていたのか?
講
師
田中芳文
参 加 者
9名
8)今後の課題
今年度は,新聞折り込みちらしで広報すると共に,ホームページで活動状況を随時閲覧でき
るよう工夫した。公開講座・リカレント・連携講座では,出雲市や看護職能団体などの連携講
座で参加者が増え,受講者総数は 867 名(昨年比 121.6%)であった。一方で,参加者が少な
い講座もあるため,受講者が参加しやすい日時を検討し,土日や夜間の開催を増やす予定であ
る。高大連携講座も 11 講座実施し,看護学部新設に向けて看護の魅力をアピールできた。今
-91-
出 雲 キ ャ ン パ ス
開催日時
後も,①引き続き広報に力を入れること,②講座メニューの見直しを図ること,③本学以外の
開講など受講機会を増やすことなどに取り組んでいく必要がある。
2�地域交流事業
1)出雲キャンパスモニター制度の取り組み
本キャンパスと地域の連携を深め,地域住民の方の意見を本キャンパスの今後の運営や事業
に活用・反映させ,地域に開かれたキャンパスをめざすことを目的として昨年度よりキャンパ
スモニターを募集している。本年度は,新たに卒業生・修了生モニターも募集し意見交換会を
実施した。
近隣地域モニター10 名と卒業生・修了生モニター10 名に対して,それぞれ 5 月 30 日と 6
月 27 日に委任状を交付し,本学の概要,看護学科設置(4年制)認可及び設備の概要,年間
行事や地域貢献活動などについて説明を行い,あわせて意見交換を行った。モニターには,年
間を通して公開講座や公開授業,大学祭,ボランティア報告会などの学内のイベントに関する
案内を行い,地域と出雲キャンパスとの交流を推進した。平成 24 年 2 月 20 日にはモニター会
議を実施し,年間の活動報告を行うとともにモニターからの意見や要望を聞く機会を設けた。
また,本学専任教員における公開授業にモニターをご案内し,学生の授業の様子を見てもらう
機会も設けた。学生が非常に熱心に講義を受けているとの感想をいただいた。
モニターとの意見交換では,
看護学部の開設や地域連携活動に期待する意見が多数みられた。
その他卒業生・修了生モニターからは,地域に根ざした看護の視点の強化,継続看護の視点と
教育の重要性,学生同士の関わりの強化,リカレント教育の充実,学内施設の開放や利用の充
出 雲 キ ャ ン パ ス
実などの希望や意見が寄せられた。特に,地域で育てた学生が島根県に就職することに対する
期待が高く,モニターからは入試や卒後の就職状況などに関心が寄せられている。
キャンパスモニター制度に関する今後の課題として,HP 上に募集要項を掲載しているが,
募集が少なく,近隣のコミュニティセンターを通して依頼している現状から,モニターが固定
化している。卒業生・修了生モニターは,現在職場においても中堅看護師として多忙であり,
会議そのものの参加も難しい現状がある。モニターの募集方法や,意見集約方法に対する工夫・
検討が必要である。
2)学生ボランティアマイレージに関する取り組み
(1)学生ボランティア研修会
日時:平成 23 年 5 月 21 日(土)
13:10~15:00
場所:出雲キャンパス 大講義室
テーマ:あなたの夢は何ですか?
~メイク・ア・ウィッシュオブジャパンの活動を通して
ボランティアの魅力について考える~
講師: 奥田 郁江 氏
メイク・ア・ウィッシュオブジャパン広島支部
参加者:学生・教職員・一般 合計 157 名
-92-
(2)ボランティア報告会&企画コンテスト
日時:平成 24 年 1 月 18 日(水)
13 :30~15:30
場所:出雲キャンパス 大講義室
内容:①ボランティアマイレージ制度実績報告
②学生ボランティア活動報告
・ 震災ボランティア
・ 川跡ビオトープ
・ てんしんはん
・ いずもサマースクール
・ ふるさとあったかスクラム クリスマス会
③ボランティア企画コンテスト
・ 国立三瓶青少年交流の家
・ 島根県立青少年の家(サン・レイク)
・ 出雲市総合ボランティアセンター
・ 出雲市総合医療センター「まめです会」
・ 島根県重症心身障害児(者)を守る会
・ メイク・ア・ウィッシュオブジャパン 島根地区会
・ 川跡ビオトープ
④参加者による投票
⑤総評
コメンテーター:田中 玄洋 氏
看護学科 3 年:常松剛彦さん
⑥表彰 川跡ビオトープより
⑦企画コンテスト結果発表・表彰
金賞:国立三瓶青少年の家
銀賞:メイク・ア・ウィッシュオブジャパン 島根地区会
銅賞:出雲市総合医療センター「まめです会」
参加者: 学生・教職員・一般・報道
122 名
(3)ボランティアマイレージ制度実績 (平成 24 年 3 月 7 日現在)
登録学生数:117 名(看護学科:1 年 48 名
2 年 18 名
3 年 22 名)
(専攻科:地域看護学専攻 22 名 助産学専攻 17 名)
活動報告数:97 件
活動内容: 表を参照
-93-
出 雲 キ ャ ン パ ス
NPO 法人学生人材バンク 代表理事
表
事 業 内 容 内 訳
件 数
東日本大震災ボランティア
10
自然環境整備
7
障がい児学級・キャンプ
40
福祉施設イベント
2
高齢者教室・介護支援
2
病院各行事支援
2
スポーツ大会,教室・健康イベント
5
小中学生自然体験・合宿
15
コミュニティーセンターイベント
8
地域交流・まちづくり
4
ボランティア活動研修
2
(4)まとめ
学生のボランティア活動支援については,今年度重点項目として取り組み,登録者,実施報
告件数ともに前年度を大幅に上回る成果を上げた。入学時学生オリエンテーションの中に,ボ
ランティアマイレージ制度の説明時間を確保したこともその要因の一つと思われる。ボランテ
出 雲 キ ャ ン パ ス
ィア報告会&企画コンテストにおいて,学生からボランティアマイレージ制度についての意見
を集約した結果,ボランティアマイレージ報告書の手続きが煩雑であるという意見が数件あっ
た。今年度から報告書に付ける写真は,メール添付でもよしとしたがさらに改善に向けて検討
が必要である。また,さまざまな理由で報告されていないボランティアがまだたくさんある。
学生の地域貢献活動を大学としても正しく把握し,支援していけるよう引き続き取り組む。
3)ぎんざんテレビ出前講座に関する取り組み
ケーブルテレビによる出前講座は 2 年目となり,今年度は,24 講座を収録した。今後は,講
座内容野充実を図ると共に,県内各地に広く知ってもらえるよう,記録誌や DVD を行政機関
やコミュニティセンター等に公表し,活用を促していく。
平成 23 年度 ぎんざんテレビ出前講座
回
テーマ
担当
1
ストレスとの上手なつきあい方
石橋 照子
2
疲れ目解消法
林
3
首コリを防ごう! パソコン等でお疲れのあなたへ
落合のり子
4
加齢とうまくつき合うポジティブプラン ~食事編~
吾郷美奈恵
-94-
健司
5
訪問看護を紹介します
吾郷ゆかり
6
家族の力を蓄えよう!
梶谷みゆき
7
子どもの健康と砂糖~ジュースの甘いわな~
石原 香織
8
寝る子は育つ?うそ・本当? ~子どもの睡眠を考える~
高橋恵美子
9
赤ちゃんとのふれあい ~ベビーマッサージをしてみよう~
井上 千晶
10
丈夫な骨で健やかに~骨粗鬆症のお話~
平井 由佳
11
感染から身を守ろう~正しい手指消毒の方法~
田原 和美
12
脳卒中今昔物語
福澤陽一郎
13
女性の健康と丈夫な骨盤底ー中高年からおこなう尿漏れ予防ー
長島 玲子
14
脳卒中予防について
山下 一也
15
まめな暮らし:生活習慣とがん
平野 文子
16
息を整え,いきいき生活
石橋 鮎美
17
身体を温めて病気を撃退!気持ちもほっかほか
小田美紀子
18
出して元気,出してきれい,腸を鍛える
吉川 洋子
19
母と子の防災 ~イザという時のための防災用品の準備~
濵村美和子
20
健康は足もとから
祝原あゆみ
21
心臓病を予防しよう
三島三代子
22
壮年期女性のためのフィジカル・フィットネス
23
壮年期女性のためのフィジカル・フィットネス
理論編
加藤 真紀
エアロビクスの実践編
24
生活に癒やしを-アロマセラピーの基本-
松本亥智江
4)鳶巣地区高齢者のいきいき健康教室に関する取り組み
ぎんざんケーブルテレビの DVD および「石見の風にのせて-ぎんざんテレビ出前講座の軌
跡-」を近隣のコミュニティセンターに配布したところ,「分かりやすい」との評価で「いき
いき健康教室」講師の依頼があった。地域連携でコーディネートし,下記のような 11 講座の
実施となった。今後も地域からのこういった相談・依頼に対応していきたい。
-95-
出 雲 キ ャ ン パ ス
伊藤 智子
H23 いきいき健康教室鳶巣-出前講座一覧
開催月日
23年 4月
氏名
タイトル
14日 松本亥智江
Let’s 脳トレ・筋トレ
5月
26日 田原和美
やってみよう!自分で血圧測定!
6月
23日 梶谷みゆき
認知症を予防しよう 7月
28日 加藤真紀
「食事を豊かに美味しく食べるために」
8月
25日 林健司
自宅でできるロコモーショントレーニング
9月
22日 祝原あゆみ
回想法でイキイキ ―子どもの頃のあそび―
11月 17日 石橋照子
献立づくりゲーム
11月 24日 井上千晶
尿漏れ予防・改善のための工夫
19日 高橋恵美子
孫を知ろう・孫と話そう!
~小中学校ノーメディアの取組について~
2月
23日 吉川洋子
出して元気-便秘予防-
3月
15日 石橋鮎美
息を整え活き活き生活
24年 1月
出 雲 キ ャ ン パ ス
5)地域文化貢献活動
地域のコミュニティセンターから施設見学およびミニ講義の受講等の依頼が 4 件あり,地域
連携でコーディネートを行い,研修の受け入れを行った。今後も地域からのこういった相談・
依頼に対応していきたい。
内
月日
時間
訪問者
容
施 設
学 食
講義見学
講義等の受講
見 学
7/14
9:30~12:45
9/6
9:30~12:15
10/26
11:00~16:40
12/9
10:00~12:15
遥堪コミセ
ン 30 名
高浜コミセ
ン 25 名
鵜鷺コミセ
ン 14 名
大社コミセ
ン 22 名
○
体 験
精神保健論
照子)
「認知症について」
(山下一也)
「認知
○
○
○
「うつ病を正しく理解しよう」(石橋
症予防」
(松本亥智江)
看護管理
公開講座「バイオエシックス~こころ
に響くいのちのはなし~」
ヘルスアセスメント
「性格検査と検査結果の生活への活
かし方」
(橋本由里)
-96-
○
○
○
○
6)
「出雲産業フェア2011」への出展
,6 日(日)
○日時:平成 23 年 11 月 5 日(土)
○場所:出雲ドーム(教育関係ブース)
新しい県立大学の旗を掲げ,教員手作りのアロマソープや活動資料を配付して広報活動を
行った。
(1)教育・研究事業についての活動紹介
①タケシバ電機からの受託研究「適切な排泄ケアに向けたサポートシステムの構築」
②島根県農業技術センター・島根県立こころの医療センターとの共同研究
「精神科病院での園芸作業プログラムの開発と効果の検証」
③地域活動支援(学生の実習報告)
④専攻科:地域看護学専攻学生による
地域看護基礎実習における「地域活動支援」の取り組みを紹介
(2)公開講座などの紹介
・出雲キャンパスの教職員による開催講座を紹介
・石見の風にのせて-ぎんざんテレビ出前講座の軌跡-の紹介
収録 DVD の放映,収録集の配付
・出前講座申し込みの流れ,相談申込み書などを配付
(3)大学教育の PR
・短期大学部の教育・研究活動について広報
シーズ集リーフレットや地域連携活動報告書などにより実施している活動
学生や親世代を中心に募集要項を配付して説明
(4)成果と今後の課題
島根県立大学出雲キャンパスとして,来年4月開設予定の看護学部のPRや本学教員の
研究事業や公開講座などの地域貢献活動の紹介を行い,本学での取り組みを PR する機会
となった。産業フェアのような企画に参加して今後も PR 活動を継続し,共同研究等の協
力要請を受けたものについては内容を検討し,地域との交流を図っていけるとよい。大学
と地元産業との積極的な共同企画はまだ少なく,産業フェアには学生など若い世代の参加
が少ないため,今後も PR 方法を工夫して有効な地域交流をはかるようにする。
-97-
出 雲 キ ャ ン パ ス
・平成 24 年度に看護学部開設の PR
��特色 �� ��事業�「健康と生活を考える健康まつり」事業
出雲キャンパスでは,平成 19 年度に文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」
(特
色 GP 事業〉に「地域に広がる新しい看護ニーズに応える教育」が採択された。文部科学省の助
「健康まつり」
成は平成 21 年度で終了したが,平成 23 年度も本キャンパス独自の取組として,
を大学祭の企画の一つとして位置づけ開催した。
この事業は
「学生・大学と地域とのつながりを強化し,地域の人々と共に健康について考える」
ことであり,特に「地域の方々と共に企画・運営することにより連携の強化を図る」,
「企画を通
し,地域住民の方々の健康についての意
識を高める」ことを目標にしている。
「健康まつり」の企画内容は,①健康チ
ェック,②学習成果発表,③展示企画,
④ステージ企画(健康の維持増進に向け
ての地域の皆さんの取組の紹介)である。
健康チェックでは,‘血圧’,‘体組成’,‘骨
密度’,‘血管年齢’などの測定と結果説明,
また,教員による健康相談を行った。2
日間で約 240 名の参加があった。学習成
果発表では,大学における講義や演習,
実習でどのような学習をしているかについて地域の方々に知っていただくために,いろいろな教
出 雲 キ ャ ン パ ス
科でグループとして取り組んだ課題について発表し,参加者と意見交換を行った。展示企画では,
本学学生による東日本大震災における災害ボランティアの活動報告と写真展示,募金活動を行っ
た。屋外ステージ企画では,川跡コミュニティセンターからチアダンス,鳶巣コミュニティセン
ターから銭太鼓サークルの取組をステージで発表していただいた。
-98-
��出雲市��事業:鵜峠地区介護予防教室事業
出雲キャンパスと出雲市が共同で行っている介護予防教室事業は 5 年目を迎え,平成 23 年度
は,鵜峠地区(名称:うたほ会)で実施した。市の中心部から海岸に向かう鵜峠地区までの道中
の景観は,この事業を彩る 1 つの要素でもあった。
この事業は,回想法を中心にして介護予防,認知症予防活動を行うことにより,介護予防への
取組みの評価やスタッフの育成を目的とし,また,高齢者を支える地域づくりの一端を担うこと
を目指している。
今年度は,グループ回想法,ミニ講話および研修会等を実施し,一度ではあるが大学の視察や
公開講座への参加も企画した。毎回、地区の高齢者 10 名程度の参加があり,出雲市市役所本庁
と支所,大社高齢者あんしん支援センター,鵜鷺コミュニティセンター,出雲市社会福祉協議会
大社支所,鵜鷺地区社会福祉協議会,大学(9 名)の関係機関スタッフが関わった。
認知機能,うつ,生活機能,社会交流等の評価に僅かながら効果がみられ,また,参加者アン
ケートからも教室への満足度が高い結果が得られた。会を重ねるごとに参加者とスタッフの関係
が深まり,スタッフ自身の介護予防にもつながった。今後も継続してサロン活動が行われる予定
である。
(詳細については,平成 23 年度「うたほ会報告書」参照。
)
出 雲 キ ャ ン パ ス
▼ミニ講話
▼研修会
▼グループ回想法
-99-
��出雲市��事業:平成23年度児童虐待防止推進研修事業
本事業は,今年度初めて出雲市要保護児童対策地域協議会(事務局;出雲市子育て支援課)と
出雲キャンパス(スタッフ 7 名)が共同で実施した。
児童相談,母子相談において,近年相談者自身が精神疾患やパーソナリティ障がいを抱えてい
る事例が多く発生しており,専門職や実務担当者が虐待について理解を深め,適切に対応するた
めの力量を高めることを目的に下記のプログラムにより,3 回の講座を開設した。講座のねらい
と 3 回の流れをおさえて企画した。
参加者の満足度および理解度は全講座ともに高い傾向にあった。まず,関係者それぞれの立場
からの問題提起により,ネットワークの重要性を確認できた。また,虐待の現状を知り,予防活
動,
早期発見,
対応のサイクルを視野に入れた,
それぞれのスキルについて考える機会になった。
第1回
日時:
テーマ:児童虐待予防ネットワークのさらなる強化のために
9 月 23 日(金・祝)
13:30~16:30
場所: 出雲科学館 サイエンスホール
内容: パネルディスカッション
参加者: 84 名
第2回
日時:
テーマ:児童虐待予防のために専門職に必要とされること
10 月 29 日(土)
13:30~16:30
場所: 島根県立大学出雲キャンパス 大講義室
出 雲 キ ャ ン パ ス
内容: 講演会
参加者: 116 名
第3回
日時:
テーマ:児童虐待事例の分析と具体的対応
11 月
5 日(土) 13:30~16:30
場所: 多伎コミュニティセンター 大ホール
内容: 講演会・事例検討会
参加者:73 名
(詳細については,
「平成 23 年度児童虐待防止推進研修事業報告書」参照)
-100-
地域連携推進センター本部
地域連携推進センター本部
-101-
࿾ၞㅪ៤ផㅴ࠮ࡦ࠲࡯ߩ⚵❱࡮ㆇ༡࡮ᵴേ
地域連携推進センターの組織と運営
公立大学法人島根県立大学・地域連携推進センターは、平成19年4月、大学の法人化と
ともに設立された。法人化にあたっては、それぞれ設立の経緯と役割が異なる浜田キャン
パス、松江キャンパス、出雲キャンパスという(いずれも島根県によって設立された)3
つのキャンパスの統合も、同時に行われた。
このため、3つのキャンパス毎に地域連携推進センター運営会議を設ける(3人の副セン
ター長が各キャンパスの運営会議を統括する)一方、3つのキャンパスを調整・統括する
組織として、地域連携推進センター本部運営会議を設置している。
各キャンパスの運営会議は、副センター長を含め4~7名の委員と事務局職員により運営
され、おおよそ月1回開催されている。
本部運営会議は、3名の正・副センター長、事務局交流研究課長の計4人が委員で、これ
に各キャンパスの事務局職員が加わり、年間5回程度開催されている。
地域連携推進センターは、独自の事務局組織や専任職員を持っていない。松江・出雲キ
ャンパスは管理課が、浜田キャンパスと本部は交流研究課が、それぞれ数ある業務の一つ
として所掌している。平成21年度に「地域連携推進室」が新設されたが、室員4名の内3
名は他業務を兼ねており、補助業務を行う嘱託職員1名のみが専任である。
「地域連携推進室」
では対外的な「総合窓
口」としての役割、3キ
ャンパス間の調整にあ
たっている。
地域連携推進センター本部
-102-
‫ޣ‬ፉᩮ⋵┙ᄢቇߩ⚵❱࿑‫ޤ‬
平成23.5.1 現在
���
(����)
����大学
教育�����
浜田キャンパス
�学��組織
総合政策学部(総合政策学科)
��大学������大学
(本部�浜田)
�事長
�
����センター
����大学
学長
(浜田)
大学院
���������科
�����地域��センター
������ンセンター
副�事長
松江キャンパス
事
キャ��センター
健康栄養学科
����大学
��大学部学長
(松江、出雲)
���員�
��センター
保育学科
総合文化学科
地域連携推進センター
����大学
��大学部
教育�����
出雲キャンパス
看護学科
保健��センター
専攻科
地域看護学専攻
��学専攻
◆学生・教職員等の状況
浜田キャンパス
総合政策学部
学生数
大学院
健康栄養学科
1048名(男:639名、女:409名)
1017名
平成23.5.1 現在
出雲キャンパス
松江キャンパス
31名
保育学科
総合文化学科
491名(男38名、女:453名)
91名
103名
看護学科
専攻科
299名(男:32名、女:267名)
297名
251名
48名
48名
34名
32名
職員数
41名
15名
14名
◆地域連携推進センターの組織
平成23.5.1 現在
浜田キャンパス(教員 6名、事務局 4名)
本部センター(浜田キャンパス)
松江キャンパス(教員 5名、事務局 1名)
センター長 (1名)、副センター長(3名)
事務局 (6名)
出雲キャンパス(教員 7名、事務局 1名)
※本部センター及び各キャンパスの教職員はいずれも兼務
-103-
地域連携推進センター本部
教員数
地域連携推進センター本部
-104-
�成���� ������島根����
地域連携推進センター本部���� 名�
(任期:平成23.4.1~平成24.3.31)
キャンパス
職名
氏名
本部
教授
林 秀司
・地域連携推進センター長
教授
林 秀司
・地域連携推進センター副センター(※兼務)
交流研究課
課長
島田 成毅
・地域連携推進室長(※兼務)
交流研究課
企画員
岡﨑 巧
・地域連携推進室(※兼務)
交流研究課
主事
岡田 あづみ
・地域連携推進室(※兼務)
嘱託員
竹根 美雪
教授
小泉 凡
管理課
課長
玉木 治義
教授
石橋 照子
管理課
主幹
上代 勇夫
浜田キャンパス
備考
・地域連携推進センター副センター長
松江キャンパス
出雲キャンパス
-105-
地域連携推進センター本部
・地域連携推進センター副センター長
地域連携���ン�ー本���会議の開�状況
第1回
○日時:平成23年4月28日(木)13:21~14:43
○場所:各キャンパステレビ会議室
【議題】
(1)平成23年度事業予算・計画、平成22年度事業計画実績について
(2)「平成22年度活動報告書」について
【報告】
(1)各キャンパスの取り組み状況について
第2回
○日時:平成23年6月30日(木)15:04~16:14
○場所:各キャンパステレビ会議室
【議題】
(1)3キャンパス合同ボランティア報告会について
(2)東日本大震災に伴う学生ボランティア活動について
(3)ホームページのリニューアルについて
(4)公開講座の現状と問題点について
(5)「平成22年度活動報告書」について
(6)ぎんざんテレビ出前講座について
【報告】
(1)各キャンパスの取り組み状況について
第3回(持ち回り会議)
○日時:平成23年9月22日(木)
出雲C 10:00~
松江C 13:30~
○場所:出雲C および松江C
【議題】
(1)受託・共同研究規程原案策定について
(2)益田市との包括協定について
(3)3キャンパス合同学生ボランティア交流会について
地域連携推進センター本部
【依頼】
(1)新用途米粉食品に関するアンケート等について
【報告】
(1)平成22年度地域連携活動報告書について
第4回
○日時:平成23年12月27日(火)10:04~11:47
○場所:各キャンパステレビ会議室
-106-
【議題】
(1)平成23年度業務実績原案、および平成24年度計画原案の作成について
(2)平成24年度予算要求(案)について
(3)受託研究規程原案策定について
(4)平成23年度地域連携活動報告書について
【依頼】
(1)平成24年度北東アジア地域学術交流研究助成金の募集について
(2)平成24年度浜田市と島根県立大学との共同研究事業について
【報告】
(1)益田市と公立大学法人島根県立大学の連携協力に関する協定締結について
(2)各キャンパスの取り組み状況について
第5回
○日時:平成24年1月26日(木)10:03~11:22
○場所:各キャンパステレビ会議室
【議題】
(1)平成23年度業務実績原案、および平成24年度計画原案の作成等について
(2)受託研究等規程原案策定について
(3)平成23年度地域連携活動報告書について
(4)地域連携リーフレットについて
【報告】
(1)各キャンパスの取り組み状況について
(2)東日本大震災「島根県災害ボランティア隊」募集等について
(3)総務省「域学連携」地域づくり実証研究事業の公募について
(4)県立大学と県との連携について
第6回
○日時:平成24年2月23日(木)13:31~13:55
○場所:各キャンパステレビ会議室
【議題】
(1)リーフレット(案)について
(1)平成23年度地域連携活動報告書について
【報告】
(1)県立大学と県との連携について
(2)各キャンパスの取り組み状況について
-107-
地域連携推進センター本部
【依頼】
地域貢献プロジェクト助成事業
本学では、中期目標に掲げる「地域活性化に対する支援」を推進するため、平成20年度
から北東アジア地域学術交流研究助成金に「地域貢献プロジェクト助成事業」を創設して
いる。
包括協力協定を締結した浜田市、松江市及び出雲市との共同事業のほか、本学教員が地
域協力者(自治体、NPO、自治会、郷土研究者等)とともに行う、大学の地域貢献活動(調
査・研究等)に対して助成するものである。年間5~6件程度のプロジェクトを採択し、各
種事業の実施や成果の還元等を通じて、地域振興への取組を支援している。
平成23年度
教員氏名
研究課題名
交付決定額
(千円)
松江発―保育専門職育成のための『表現とコミュニケーション』
ワークショップ・プログラムの開発
800
未使用果実を用いた西条ガキ熟柿の生産と利用
800
西周を起点とした「知のホットスポット・ネットワーク」づくり
800
地域を基盤とする老年看護教育プログラムづくり
800
所属
山下 由紀恵
(松江キャンパス)
赤浦 和之
(松江キャンパス)
李 暁東
(浜田キャンパス)
伊藤 智子
(出雲キャンパス)
地域連携推進センター本部
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【参 考】
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島根県立大学は、21世紀をになうべき創造性豊かで実践力ある人材を育成し、教育研究を通して地
域の発展に資するため、2007年4月、既存の島根県立大学(浜田)、島根県立島根女子短期大学(松江)、
島根県立看護短期大学(出雲)の3つの大学を統合して開学した。
ここに島根県立大学は、従来3キャンパスがそれぞれ歴史的に蓄積してきた成果を継承し、21世紀
における新たな飛翔をめざす大学の姿勢を内外に示すため、島根県立大学憲章を定めることとした。
����大学��
島根県立大学は、地域の先人である西周が標榜した“「純理の学」から「実践の学」にわ
たる諸科学の統合”をめざし、各専門領域における研究活動を深め、それにもとづく創造的
な教育活動によって、現代社会の諸課題に国際的な視野からアプローチし、また、地域社会
の活性化と発展に寄与する人材を養成することを使命とする。あわせて、これまで培った学
問的蓄積と学際的ネットワークを活かしながら、「地域のニーズに応え、地域と協働し、地
域に信頼される大学」を実現するとともに、北東アジアをはじめとする国際社会の発展に寄
与する大学づくりを目標とする。
1.市民的教養を高め、主体的に学び、実践する人材を養成する
島根県立大学は、幅広い市民的教養と高度の専門知識、豊かな人間性と高い倫理観を有し、
主体的に問題を発見・整理・解決し、現代社会の諸分野において着実に貢献できる人材を養
成する教育の府となることをめざす。
2.現代社会の諸課題に対応した“諸科学の統合”を実践する
島根県立大学は、複雑化する現代社会の諸課題に対処するため、人間と社会に関する専門
諸科学を総合的に研究する学問の府となることをめざす。
3.地域の課題を多角的に研究し、市民や学生の地域活動を積極的に支援して、地域に貢献
する
島根県立大学は、地域に開かれた大学として、その保有する豊かな知的資源を活かし、個
性的で実践的な地域研究を市民や学生と連携しながら推進し、また、地域活動に積極的に参
加することによって、地域に貢献する大学となることをめざす。
4.北東アジア地域をはじめとする国際的な研究教育の拠点を構築する
島根県立大学は、今後ますます重要度を増す北東アジア地域、および世界の諸地域との教
育的・学術的ネットワークの展開を通じ、国際的視野と豊かな研究蓄積を集約した北東アジ
アの知の拠点となることをめざす。
5.自律と協同、透明性が高く機能性に優れた大学運営を行う
島根県立大学は、3キャンパスがそれぞれ学生と教職員一体となって独自性を発揮し、か
つ、有機的結合を図り、たえず自己検証と改善に努めながら、情報を積極的に公開し、社会
や時代の変化に即応できる大学運営を行う。
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お問い合わせ先
浜田キャンパス
〒697-0016 島根県浜田市野原町2433-2
TEL:0855-24-2396 FAX:0855-24-2208
E-mail:tiiki@admin.u-shimane.ac.jp
松江キャンパス
〒690-0044 島根県松江市浜乃木7-24-2
TEL:0852-26-5525 FAX:0852-21-8150
E-mail:tiiki@matsue.u-shimane.ac.jp
出雲キャンパス
〒693-8550 島根県出雲市西林木町151
TEL:0853-20-0200 FAX:0853-20-0201
E-mail:www@izm.u-shimane.ac.jp
公立大学法人島根県立大学
地域連携活動報告書
平成23年度 年報 第4号
編集・発行
島根県立大学地域連携推進センター
〒697-0016 島根県浜田市野原町2433-2
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