326万人の貧困世帯の 子どもたちの未来に希望を! 「貧困の連鎖」に

326万人の貧困世帯の
子どもたちの未来に希望を!
「貧困の連鎖」に終止符を!
子どもの貧困率15.7%
ひとり親世帯の貧困率 50.8% OECD30 か国で最下位
3.29緊急院内集会・デモ行進
「子どもの貧困対策法」制定を!
日時 3月29日(金)
午前11時~12時
会場 衆議院第一議員会館
大会議室(地下1階)
東京都千代田区永田町 2-2-1
地下鉄「国会議事堂前」「永田町」下車
(10時30分 第一議員会館玄関集合)
主催 あしなが育英会・遺児と母親の全国大会実行委員会
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
内容 ・母子ら当事者の訴え、震災被災地の現状報告
・遺児学生、子どもの貧困研究者からの要望
・国会議員(各党代表)のご発言 など
集会終了後、銀座までデモ行進をします。解散は銀座14時予定です。
連絡先 あしなが育英会(担当 足立・渡辺) 電話(03)3221-0888
〒102-8639 千代田区平河町 1-6-8 平河町貝坂ビル 3F
FAX(03)3221-7676 E-mail adachi@ashinaga.org
あしなが育英会奨学生と家族の方は、育英会で交通費を負担します
ご参加いただける方は、3 月 27 日(水)までに FAX・E-mail・電話で
事前申し込みください。(当日集合は、10時30分に衆議院第一議員会館の玄関です)。
お名前
(学生・保護者・その他)電話番号
ご住所
E-mail
裏面もお読みください
2013年を「子どもの貧困対策」元年に
-遺児奨学生1期生の下村博文・文部科学大臣が「対策法」にエール-
緑川冬樹・遺児と母親の全国大会実行委員長
(神田外語大3年・あしなが育英会大学奨学生)
あしなが育英会の大学奨学生は、2009年12月の「遺児と母親の全国大会」から毎年、「子どもの貧困対
策基本法」の制定を訴えてきました。育英会調査では、遺児母子家庭の母親の平均勤労年収が1998年に
200万円を超えていましたが、2010年には113万円に激減しています。一方で就学援助を受けている生
活保護世帯と準生活保護世帯の全国の小中学生数は、1998年の83万人から2010年には155万人に
激増しています(文部科学省調査)=グラフ。
わが国の子どもの貧困率は、15.7%で326万人の子どもが貧困にあえいでいます。ひとり親世帯の貧
困率は50.8%で、OECD30か国で最下位です。この状況を打破するには、貧困の中でも社会のご支援で
大学進学ができた私たちあしながの学生が立ち上がり、すべての貧困世帯の子どもたちのために訴えなけ
ればならない!そういった想いで毎年「子どもの貧困対策基本法」制定を呼びかけてきました。
そして今、「子どもの貧困対策法」制定に向け、与野党で議員立法による法制化の動きが本格化しました。
とくに遺児奨学生1期生の下村博文・文部科学大臣は、「超党派で議員立法の議論を期待し、政府で協力で
きることは最大限協力したい。貧困の連鎖で子どもの将来の可能性を閉ざされることがあってはならない」と
ご発言され、私たちの運動に大きなエールをいただいています。また、給付型奨学金についても実現に向け
て準備をすすめてくださっています。今後、遺族年金や児童扶養手当を大学などの卒業までの延長など、さ
まざまな要望を実現するためにも、しっかりと実効性のある法律にしなければなりません。
「2013年が『子どもの貧困』のターニング・ポイントになった」と後に言われるように、今年を「子どもの貧
困対策」元年にしましょう。子どもの貧困が連鎖し、拡大していくことを望む人はいないと思います。すべての
子どもたちが未来に希望がもてる社会を実現するために、中身のある「子どもの貧困対策法」を今国会で制
定されるように、みなさまのご参加を心からお待ちしています。
遺児の母親の年収と就学援助受給者数の推移
(遺児の母親の勤労年収=あしなが育英会調査、就学援助受給者数=文部科学省)
母親の年収(万円)
(万人)
150
要保護者A(万人)
準要保護者B(万人)
就学援助受給者A+B(万人)
(万円)
201
177
172
126
140
100
83
75
90
81
138
134
98
89
106
96
139
115
113 145
124
121
140
104 131
141
142
144
128
129
131
155
149
140
135
200
149
137
137
134
113
100
50
0
8
1998
9
1999
9
2000
10
2001
11
2002
12
2003
13
2004
13
2005
13
2006
13
2007
13
2008
14
2009
15
0
2010 (年)