Japan Sun Industries 太陽通信 挑戦!自分と未来に 2015 年 創立 50 周年 社会福祉法人太陽の家広報紙 http://www.taiyonoie.or.jp/ 太陽の家大分合同新聞文化賞受賞 太 陽 の 家 は、 「平成27年度大分 合同新聞文化賞」 を受賞し、11月 3日文化の日に、 中村太郎理事長 が受賞式に出席 しました。この賞 は1949年に創設 され、今回で67 回目。今年度は産業経済、地方自治、学術、社会福祉、地域 三菱商事太陽の山下社長 大分合同新聞福祉賞受賞 第29回大分合同新聞福祉賞の授賞式が、11月17日 大分合同新聞社で行われ、三菱商事太陽株式会社の山下 達夫社長が受賞しました。この賞は、福祉の分野で献身的 な活動を続けている個人や団体が対象で、今年度は3人・ 3団体に贈られました。 山下社長は山口県出身で、1才の時にポリオを発症し、 左手と左足首で車いすを動かし生活をしています。若い 頃の夢は家族を持つこと、そのために施設の利用者として 太陽の家に入所し自立を目指しました。1984年三菱 商事太陽株式会社の創業と同時に入社し、システム開発、 総務の仕事を経て、2014年の4月に障がい者として、 そして三菱商事太陽の生え抜きとして初めての社長に 就任しました。 第35回大分国際車いすマラソン大会開催される 11月8日大分国際車いすマラソン大会は今年で35回目 を迎え、14カ国から232人が出場しました。大会は 来年のリオデジャネイロ・パラリンピック大会の日本 代表選考レースにも指定され、福岡県の山本浩之選手が 2位に入り代表に名乗りを上げました。優勝はスイスの マルセル・フグ選手で6連覇を飾りました。太陽の家関係 からも15人が出場し、マラソンでは、笹原廣喜さん (オムロン太陽)が19位、ハーフマラソンでは、渡辺習輔 さん(ホンダR&D太陽)が3位、寒川進さん(オムロン 京都太陽)が5位に入りました。 <マラソン> 19位 1:39:51 笹原 廣喜(オムロン太陽) 2015(H27)12 319 No. 活性などの分野に尽力した5氏と2団体が顕彰されました。 太陽の家は1975年にも障がい者の機能回復と社会復帰に 永年尽力し、第1回極東・南太平洋身体障害者スポーツ 大会(フェスピック)を成功させたことにより同賞を 受賞しています。 今回は、 No Charity, but a Chance の理念の下、 オムロン・ソニー・ホンダ・三菱商事・デンソー・富士通 エフサスなどと共同出資会社をつくり、また電機科や 工芸科などB型作業所などで障がい者に働く場を提供して 自立を支援し、今も新たな挑戦を続けていることなどに より表彰されました。中村理事長は、「受賞をとても光栄 に思います。半世紀にわたり尽力された障がい者の皆さん のご苦労を忘れず、これからも取り残される人のいない 社会の実現を目指していきたい」と話しています。 同社は「手足にハンデはあっても頭脳労働ではハンデ にはならない」という太陽の家創設者で同社初代社長の 故中村裕博士の考えにより、三菱商事の支援を得て設立 され、重度の障がい者に新たな職域を開拓しました。 現在、別府市を本社に東京と北海道に事務所を置き、 精神障がい17人を含む障が い者61人、健常者34人 計95人が働いています。 山下社長は、「今回の受賞 は多くの先輩や社員のおかげ です。できないではなく、 できるためにどうすればい いかを常に考えています。 これからも意欲のある障が い者のために尽力したい」 と話しています。 43位 1:49:56 坂元 幸雄(ホンダ太陽) 49位 1:57:30 藤原 修(富士通エフサス太陽) <ハーフマラソン> 3位 0:48:40 渡辺 習輔(ホンダR&D太陽) 5位 0:50:53 寒川 進(オムロン京都太陽) 7位 0:51:05 河室 隆一(ホンダ太陽) 9位 0:51:13 佐矢野利明(ホンダR&D太陽) 23位 0:56:33 用田 竹司(オムロン京都太陽) 31位 0:57:37 山口 修平(ホンダR&D太陽) 46位 1:01:02 吉川 勇(太陽の家OB) 56位 1:06:02 佐藤 隆信(三菱商事太陽) 57位 1:06:45 塩地 優(オムロン太陽) 69位 1:12:48 城 隆志(オムロン太陽) 女子7位 1:18:17 坂元 智香(大分銀行太陽の家支店) DNF 河原慎太朗(愛知就労継続支援A型) Japan Sun Industries ハーフ舞鶴橋 左から3人目 塩地選手(オムロン太陽) 11月26日平成27年度第2回理事会・評議員会が開催 され、平成27年度第1回補正予算、定款変更、マイナンバー 制度導入に伴う規則類の制定や改正、評議員の辞任並びに 選任などが審議され承認されました。阿南仁氏、合原一美氏、 簗田准氏が退任により評議員を辞任し、越智義道氏(大分 大学理事・副学長) 、能澤晴雄氏(富士通エフサス太陽取締役 工場長)、星野博司氏(ホンダ太陽・ホンダR&D太陽代表 取締役社長)が選任され、満場一致で承認されました。 最後に、理事会・ 評議員会に関する 制度変更、ラオス 障がい者スポーツ 普及促進プロジェ クトへの協力など についても報告 理事会の様子 されました。 六興電気株式会社 厚生労働大臣表彰 六興電気株式 会社(本社東京 長江洋一代表 執行役社長)は、 平成27年度優先 発注企業等の厚生 労働大臣表彰を 受賞し、10月 塩崎大臣(左)より 長江社長(右)へ表彰状授与 28日厚生労働省 省議室にて塩崎恭久厚生労働大臣より長江社長に表彰状が 授与されました。この賞は、障がい者就労施設等が供給 する物品や役務について、長年にわたり積極的に発注に 取り組んでいる企業を表彰するもので、今年度は六興電気 など全国より10社が表彰されました。 六興電気は2002年より太陽の家の作業所に仕事を提供して いただいています。プラスチック成形の生産過程で生じる 不良品や廃材に着目した長江社長の発案により工事用資材 への活用がスタートしました。太陽の家のサンと六興から とった「3・6バインド」や「3・6サポート」など数多く の製品はマンション等の電路材として使われています。 おめでとうございます。 太陽の家 大分県警より感謝状授与 10月4日創立50周年記念式典は天皇皇后両陛下のご臨席 を賜り、盛大に執り行われました。両陛下の式典へのご出 席にあたり、大分県や大分県警察には大変お世話になりま したが、11月11日「警備にあたり理解と協力により警備環 境の整備に大きく貢献した」とのことで大分県警察本部よ り感謝状をいただきました。 平成27年度 第2回理事会・評議員会開催 平成27年度永年勤続表彰(本部) 30年 事務局 四ッ谷奈津子 20年 就労継続支援A型別府工場 廣瀬省次郎 廣田英明 事務局 植村明洋 鈴木拓伸 下田陽子 渡邉恵理子 10年 事務局 木本良和 小嶋真二 古城幸美 後藤 孝 東佳代子 姫野睦美 (敬称略) 10月5日で太陽の家は創立50周年を迎え、創立記念式典 が行われた関係で、本年度の永年勤続表彰は11月10日の 事務局連絡会後に永年勤続表彰が行われました。表彰された のは次の13人の皆さんです。おめでとうございます。 ラオス・パラリンピック委員会へ バスケ用車いす寄贈 太陽の家の中村裕記念基金からバスケットボール用車いす 10台がラオス・パラリンピック委員会へ寄贈されました。 11月23日、ラオスの首都ビエンチャンのCenter of Medical Rehabilitation(CMR)で寄贈式が行われ、太 陽の家から中村太郎理事長、大分タキの上野茂会長、ラオ ス障がい者支援を行っているADDP(NPO法人アジアの障 害者活動を支援する会)の八代富子代表、車いすを製作し たビーさん(タイ)、ラオス・パラリンピック委員会副会 長でプラスウッドCMR副所長ら約30人が出席しました。 式典ではラオス教育スポーツ大臣兼パラリンピック委員会 委員長から感謝状が中村理事長、上野会長、ビーさんへ贈 られました。 今回の寄贈は、今年7月に別府市で行われた「車いす バスケアジアドリームカップ」にラオスナショナルチームが 招待されたことに始まります。チームは健闘するも最下位。 このとき使用していた車いすが旧式で、道具のハンデを なくしフェアに戦える環境をということで太陽の家からの 寄贈が決定しました。また、タイで製作することで10台 ベトナムパワーリフティング ナショナルチーム合宿 11月5日 から9日、 ベトナムの パラ・パワー リフティング ナショナル ベトナム選手団別府市長を表敬訪問 チ ー ム が 太陽の家で強化合宿を行いました。一行は4日に選手4人 とコーチ、ベトナムパラリンピック委員会のヴ・テ・ピエット 副会長の6人が外務省大臣官房人物交流室の三好あさぎ 課長補佐とともに来訪しました。 合宿は外務省の平成27年度スポーツ外交推進事業として 行われ、外務省と日本パラリンピック委員会の依頼を受け、 福祉体験教室開催(大分事業本部) 大分事業本部のある市内大手町の小学生を対象に、福祉 に対する理解を深めてもらおうと「大手町子ども会」に 協力いただき「福祉体験教室」を開催しました。開催した のは、夏休み中の8月で小学校2年生から5年生の3名が サンハウス大手町に集まりました。最初は、好奇心いっぱい に「ここは何をするところ?」の質問から始まりました。 「説明するより体験だよね」ということで、早速、利用者の みなさんにご挨拶。ちょっと慣れたところで、手話を覚えて 童謡を歌い、ゲームを楽しみました。昼食の準備を手伝った 後には、一緒にそうめんやスイカを食べました。午後から は、電動ベッドやリフト浴、車椅子や福祉車両の乗降を 体験。また、年を重ねた心身の変化を考たり、認知症などの (右から4人目より)八代代表 中村理事長 プラスウッドCMR副所長 上野会長 (左端)本山コーチ (1チーム5人分)を贈ることが可能になりました。 製作した会社のビー社長は自身が車いすを使用し、上野 会長の愛弟子。上野会長とともにCMR内に車いすの工房 を立ち上げるなど、ラオスの障がい者を支援しています。 製作した車いすも選手個人に合わせカスタマイズ、定期的 に調整を行うなどチームをサポートしています。また、 太陽の家の企業会も毎年車いすのタイヤや施設メンテ費を 負担、九州車椅子バスケ連盟もコーチを派遣するなど、 長年にわたり支援を行っています。 新しい車いすは12月3日からシンガポールで開催される ASEAN Para Gamesで使用され、大会での健闘が期待 されています。 (人事・広報課 中原豪) 日本パラ・パワーリフティング連盟と太陽の家が協力して 実施されました。パワーリフティングは、ベンチプレス台 に横臥し支えたバーベルを胸に降ろして止め、再び元の 位置にぶれることなく戻す競技で何キロ上げられるかを 競います。男女とも体重別10階級で、障がい別のクラス分け はなく脊髄損傷、下肢切断、などの選手が体重別のみで 戦います。 ベトナムの選手は下肢に障がいのある男女2人ずつで、 世界チャンピオンやアジアチャンピオンもおり、来年の リオデジャネイロ・パラリンピックを目指していて、自己 記録が190kgを超える選手もいました。 今回は日本パラ・パワーリフティング連盟の選手や役員も 合宿に参加、オムロン太陽の城隆志さんは、「世界でもトップ クラスの力があるベトナム選手と合宿することで、トレー ニング方法など参考になることも多かったです」。日本・ベト ナムの両選手がリオパラでのメダル獲得が期待されています。 病気について勉強しました。参加した皆さんからは、 「え∼ もう終わりなん。今度いつ遊びに来たらいい?(2年生女子) 「車いすを押したことはあったけど、乗ることはねかった けん、おもしろかった。乗って押されるほうがなんか怖え かった(4年生男子)」 「夏休みの自由研究は、今日体験した ことにします (5年生男子)」 と い っ た 感想。これ からも地域 の皆さまの ご協力のもと 福祉教育を 進めていき ます。 ★さつまいも&大根掘り (さざんか保育園の園児と利用者が一緒に!)★ 11 月 4 日 に 障 害 者 支 援 施 設 ゆ う わ に 今 年 度 開 設 し た 「ゆうわファーム」にて、さつま芋と大根掘りを開催しま した。地元のさざんか保育園は、毎年敬老の日の前にゆうわ の高齢の利用者に手作りの記念品を贈呈していただいており、 そのお礼でご招待しました。 秋晴れの中、園児6人と先生2人、デイサービスとゆうわ の利用者15人で一斉にさつま芋と大根を掘りました。園児 は小さいコップを使って泥んこになって掘り、利用者は掘り あげた芋を手にとって嬉しそうな表情。皆さんわいわい騒ぎな がら楽しい時間を過ごしました。収穫した芋は、園児へのお 土産とゆうわの給食、面会に来られるご家族等に配ります。 これからも地域のたくさんの方々が参加できる色々な イベントを企画しています。 9/16∼11/15 主な来訪者[10/16∼11/15] 別 府 愛 知 10/16 〃 〃 10/19 10/20 10/21 10/22 10/23 10/26 〃 〃 10/28 10/29 10/30 10/31 11/ 4 〃 11/ 5 〃 10/ 6 〃 〃 10/ 9 〃 〃 11/10 11/11 〃 〃 11/12 11/13 〃 11/14 10/16 〃 10/20 10/22 10/29 11/12 大分県立盲学校 16 大分市立下郡小学校 140人 トヨタ鉄鋼 2人 鳥栖市民生委員児童委員連絡協議会 10人 別府医療センター付属大分中央看護学校 101人 韓国 社会福祉学科大学 36人 熊本県玉名市玉名校区区長会 26人 高浜仲良会 16人 西里校区民生委員 15人 延岡市北川地区民生委員児童委員協議会 20人 佐伯市社会福祉協議会 23人 山口県周防大島町民生児童委員協議会 17人 福岡県筑後市民生委員・児童委員 60人 都城市高城地区民生委員児童委員協議会 28人 大分ロボケアセンター社外取締役 4人 日田市銭淵町老人倶楽部 19人 ホンダ太陽新入社員 3人 日向市民生委員 10人 長崎県川棚町民生児童委員協議会 37人 カルデラASO運営審議会 13人 溝部学園短期大学 15人 協豊会ボデー部品部会 32人 日本パラ陸上競技連盟クラス分け委員 2人 日本障がい者スポーツ協会高橋常務理事 東京人権啓発企業連合 23人 久留米市人権擁護委員会 23人 兵庫県川西市 市議会議員 3人 佐賀県唐津市呼子地区民生委員 17人 福岡県大木町民実委員 20人 神戸市灘区役所 17人 都城市高崎地区民生委員 29人 大分市川添鉱区民生委員 18人 大分ロボケアセンター来客者 12人 宮崎県諸塚村民生委員児童委員 15人 大分リハビリテーション学院 34人 大木産業 株式会社 3人 愛知人権啓発企業連絡会会員 53人 就労移行支援センター C.O.College 岡崎市地区民生児童委員協議会 11人 京 都 10/19 〃 10/22 10/23 〃 10/26 〃 10/27 10/28 10/29 〃 11/ 5 11/ 6 〃 11/ 9 11/10 11/12 〃 11/13 〃 京都府医師会看護学校 34人 精華町民生児童委員協議会 9人 タイ・カセサート大学 18人 京都高齢・障害者雇用支援センター 50人 SCREENマニュファクチャリングサポート ソリューションズ 9人 西総合支援学校 9人 アジア福祉教育財団 25人 三田市民生委員 24人 向日が丘支援学校PTA 21人 郡山小学校区人権啓発推進委員会 25人 (株)平山 20人 韓国産業研修院(Rayence) 15人 茨木東地区福祉委員会 25人 東京都立産業技術専門学校 38人 京都府医師会看護学校 37人 京都工業会 43人 NEXCOシステムズ 4人 山形県立鶴岡中央高等学校 41人 大和高田市磐園小学校区人権教育推進協議会 10人 日本設備管理学会就労支援技術研究会 16人 在籍者数 区 分 就 労 移 行 支 援 就労継続支援B型 障 害 者 支 援 施 設(ゆ た か) 障 害 者 支 援 施 設(ゆ う わ) 介 護 施 設 施設利用者小計 就労継続支援A型 (サンストア) 就労継続支援A型 (福祉工場) 関 連 企 業 事 務 局 雇用労働者小計 合 計 2015年11月1日現在 別府・大分 8 184 40 0 26 258 22 (6) 40 (8) 513 (261) 140 (130) 715 (403) 973 (403) 日出 0 0 0 79 0 79 0 0 0 0 173 (62) 70 (68) 243 (130) 322 (130) 杵築 0 0 0 0 79 79 0 0 0 0 0 (0) 56 (56) 56 (56) 135 (56) 愛知 0 34 0 0 0 34 0 (0) 89 (15) 81 (6) 23 (21) 195 (43) 229 (43) 京都 0 59 0 0 0 59 0 (0) 93 (26) 37 (19) 23 (21) 151 (67) 209 (67) 計 8 277 40 79 105 509 22 (6) 222 (49) 804 (348) 312 (296) 1360 (699) 1868 (699) ( ) :障がいのない人 再掲 日出はソニー・太陽 ㈱ のみ 川崎は別府に含む。 「太陽通信」 (毎月発行) 発行責任者/中村太郎 編 集/人事・広報課 印 刷/㈱電子印刷センター 発行/〒874−0011 大分県別府市大字内竈1393番2 社会福祉法人太陽の家 TEL:0977(66)0277 FAX:0977(67)0453 E-mail:info@taiyonoie.or.jp
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