オープンデータ活用イベントで使うKnowledge Connector(PDF)

オープンデータ活用イベントで使う
Knowledge Connector
(2014/10/25 に実施した石巻ビジネスアイデアソンより)
* Knowledge Connector とは
Knowledge Connector(http://idea.linkdata.org/)は、全国的に行われているオープンデータを活
用したイベント(ハッカソン、アイデアソン等)の成果等の集約・検索ができる web サイトです。ま
た、当サイトでは、アイデアやアプリを創出した人とビジネスパートナーとのマッチングを支援して
います。
* Knowledge Connector に集まっている情報
Knowledge Connector では、オープンデータを活用した様々な活動において生まれたアイデア・アプ
リ等を誰でもシェアすることができます。サイトに登録されている情報にはいくつかのカテゴリが設
定されています。まずはあなたの興味のある分野のページを閲覧したり、検索をしてみてください。
ページに設定されているタグをクリックすることで、その情報の類似の内容を辿ることも可能です。
1 このサイトに登録されたアイデアは自由に利活用することができます。
誰かがイベントで生み出したアイデアをあなたのアイデアと組み合わせたり、問題解決のための糸口
を過去の議論から紐解いたり、もちろん、あなたのアイデアを登録することで、誰かの発想の役に立
ったり、問題意識の共有と明確化ができるようになります。
ここでは、アイデアソン、ハッカソンなどのイベントの際に、どのようにサイトを利用したらよいの
か、実例をあげて解説します。
まず、使い方は主に下記の通りに区分けされます。
(1) イベント実施前に運営事務局が使う
(2) イベント実施前に参加者が使う
-イベント参加への予習として (3) イベント実施後に運営事務局が使う
(4) イベント実施後に参加者が使う
-イベント成果の記録として -成果の活用として それでは順に見ていきましょう。
2 -イベント企画の補助として (1)イベント実施前に運営事務局が使う -イベント企画の補助として
あなたがイベントを開催する立場の場合、過去に行われた議論の内容はとても重要です。どのような
テーマを設定するのか、どのような人をファシリテーターにするかなど、イベントの企画を行う際、
過去の実施内容は、大いに参考になるはずです。
(2)イベント実施前に参加者が使う -イベント参加への予習として
あなたがイベントに参加者として参加する場合、イベントの内容について予習をしてみましょう。
過去に開催されたイベントではどのようなテーマが掲げられていたでしょうか、そこではどのような
内容が議論されていたでしょうか。同じような課題が議論されていたら、そこでの議論をもとにどの
ような解決策やソフトウェアが提示されていたのか、まとめられた内容から追ってみましょう(もし
より詳しい情報を入手したい場合、記事を書いた投稿者に直接連絡をとって、より詳しい情報を得る
ことも可能です)。
例えば、「バス(公共交通)」について、過去のイベントの成果を検索すると、成果が一覧で表示さ
れ、個別の成果のリンクを辿ると、詳細な内容を取得できます。
3 これらを参考にすることによって、「課題テーマに対して過去にどのような議論が行われたか」をフ
ァシリテーター等が把握し、ライトニングトーク資料に反映させることができます。
また、ファシリテーターに限らず、イベント参加者が過去に創出されたアイデアやアプリケーション
を当日のディスカッションの中で紹介することで、より議論が活発化し、新たなアイデアが生まれや
すくなります。
下図は、2014/11/21 に実施した広島ビジネスアイデアソンで、「バスを利用しやすい便利な街に」
をテーマに、ファシリテーターが作成したライトニングトーク資料の一部です。
(出典:LOD チャレンジ実行委員会 高橋氏資料)
このように、事前に過去に実施されたイベントの成果等を参照して、議論のポイントを整理しておく
ことによって、限られた時間の中で効率よく、より具体的なアイデアを考えることに時間を使うこと
ができるようになります。
4 (3)イベント実施後に運営事務局が使う -イベント成果の記録として
イベントを実施された際、その成果を是非登録してください。タイムスケジュールや、各チームの概
要、参加者の傾向、そこで議論されたことなどは、同じようなイベントを開催したいと考える人にと
って、大変参考になります。また、あなたが情報を残しておくことで「そのイベントについて詳しい
ことを知っているのが誰か」という情報が残ります。そうした情報は、今後同様のテーマで議論した
いと考えている人や、同じ問題意識を持ち協力者を探している人の役に立ちます。
もし参加者が個別にページや資料を作成されていたら、それらの資料へのリンクを貼りましょう。登
録方法についてはチュートリアルの “イベントの登録手順”を参照してください。
http://idea.linkdata.org/tutorial/event
例えば、「オープンデータ API 活用アイデアソン - 第 2 回 LOD チャレンジデー(統計編)の成果と
今後の展開」 のページを参考にしてみてください。
(出典:http://idea.linkdata.org/idea/idea1s47i)
5 (4)イベント実施後に参加者が使う
-成果の活用として
あなたが参加したチームでは、どのような内容が話し合われた/開発されたでしょうか。課題や議論
の過程、アプローチ、それらの情報は成果として形になっていてもいなくても、同じ課題を持つ人に
とって大変貴重な資料となります。
また、そこで話し合われたことをまとめておくサイトとして利用することで、公開可能な情報をため
ておく静的なページとして利用することも可能です。
さらに、Knowledge Connector にアイデアやアプリケーションを登録しておくと、支援できる人(ア
プリ開発者や投資家など)を積極的に紹介してもらうことができます。
以上が主な使い方となります。チュートリアルは「http://idea.linkdata.org/about」に記載してい
ますので、ぜひご覧ください!
【問い合わせ先】
経済産業省商務情報政策局情報プロジェクト室
E-mail:e-gov@meti.go.jp
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
電子情報利活用研究部
オープンデータ担当
E-mail: opendata-info@tower.jipdec.or.jp
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