ご挨拶 氷雨の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。日頃は格別のお引 き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。 今年度も多くの素晴らしい研究を演題として日本ヒスタミン研究会にご発 表いただき深く感謝申し上げます。もう既に 8 回も日本ヒスタミン研究会が開 催されてこの研究会もかなり定着して参りました。日本におけるヒスタミン研 究の発展に大きく貢献してきたと考えております。今回は会員との活発な討論 を期待して Timothy W. Lovenberg 博士を特別にお招きいたしました。 ご多忙な時期とは存じますが、是非ご参加いただいて、ご発表並びに活発な 意見交換・ご討論の場となり、有意義な時間をお過ごしいただけると幸いです。 第8回日本ヒスタミン研究会代表世話人 東北大学大学院医学系研究科機能薬理学分野 谷内一彦 平成16年12月 会場 :艮陵会館(仙台市青葉区広瀬町 3-34、TEL 022-227-2721) JR仙台駅よりタクシーで約 10 分 地下鉄北四番丁駅より徒歩 12 分 会費 : 研究会参加費 懇親会参加費 3000 円(学部学生は無料)、 4000 円(学部学生は無料、大学院生 1000 円) 第 8 回日本ヒスタミン研究会連絡先 〒980-8575 仙台市青葉区星陵町 2-1 東北大学大学院医学系研究科機能薬理学 倉増敦朗、加藤元久、櫻井映子 TEL: 022-717-8057, FAX: 022-717-8060 E-mail : eikoph1@mail.tains.tohoku.ac.jp 以下の企業、関係者から寄付等をいただいております。この場を借りまして深く御礼申し 上げます。 エーザイ株式会社 第一製薬株式会社 三菱ウェルファーマ株式会社 協和醗酵工業株式会社 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 ファイザー株式会社 大日本製薬株式会社 シバタインテック株式会社 田辺製薬株式会社 東北大学医学系研究科・機能薬理学分野 発表方法: Powerpointの最新 版が入っています MAC WIN スクリーン 演台 データ保存用コンピューター 1)USB 2)CD 3)フロッピー 講演の30分以上前にデータを写す。 切り替え器 液晶プロジェクター 演台にWINとMACの 2 種類のコンピューターが用意されています。どちらもPowerPointの最 新版がインストールされています。演者は講演の 30 分以上前に、可能であれば休憩時間に データ保存用コンピュターにファイルを移してください。演台の 2 つのコンピュターから データ保存用コンピュターが覗けるように設定されています。自分のファイルを演台のコ ンピュターから開いて講演を始めてください。講演時間は 10 分、質疑 5 分です。 データ保存用コンピュターにおける使用可能な発表用データは、USBメモリー、CD-R、FDの 3 種類のみです。もしこれ以外に必要なものがある場合は事務局までお問い合わせください。 プログラム 12月10日(金) Session1 13:00 1) 座長 大和谷厚(大阪大院・医・保健)、櫻田忍(東北薬大・機能形態) メタンフェタミンと抗ヒスタミン薬の薬物相互作用 ○奥田友宏1、北市清幸2、中川直人3、菱沼隆則3、渡邉建彦1、後藤順一3、 谷内一彦1(1東北大・医・機能薬理、2名古屋大・医・病態解析、3東北大病 院・薬剤部) 13:15 2) Aminobisphosphonates の炎症性副作用:clodronate との併用投与の提案 ○Den Xue,遠藤康男(東北大院・歯学研究科・分子制御) 13:30 3) ノシセプチンの脊髄くも膜下腔内投与誘発性疼痛関連行動における脊髄ヒス タミン神経系の関与 ○渡邉廣行1、折戸融1、勝山壮1、溝口広一1、米澤章彦1、谷内一彦2、櫻田 司3、櫻田忍1(1東北薬大・機能形態、2東北大院・医・細胞薬理、3第一薬 大・生化) 13:45 4) スペルミン誘発性疼痛関連行動におけるヒスタミンの役割について ○岩田陽子1、折戸融1、渡邉廣行1、溝口広一1、渡辺千寿子1、櫻田司2、櫻 田忍1(1東北薬大・機能形態、2第一薬大・生化) Session 2 座長 14:00 亀井千晃(岡大・薬・薬物作用解析学) 、岡部進(1京都薬大・応用薬理) 5) 食行動リズム障害と肥満 ヒスタミン H1受容体欠損マウスおよびヒトを用いた解析 ○千葉政一1、正木孝幸1、葛城功1、猪立山恵美1、原中美環1、穴井学1、加 隈哲也1、浜口 分大学 14:15 和之1、坂田利家2、吉松博信1(1大分大学 第一内科 第一内科、2大 名誉教授) 6) 味覚情報が視床下部ヒスタミン遊離に与える影響:嗜好性からの検討 ○石塚智子1、Treesukosol Yada2、千田佳苗1、堤慎太郎1、山本千珠子2、 山本隆2、大和谷厚1(1大阪大院・医・保健、2大阪大院・人間科学・行動生 理) 14:30 7) モダフィニルによる覚醒促進作用へのヒスタミン神経系の関与:メチルフェ ニデートとの比較 ○村上雅寛1、石塚智子1、松本怜子1、櫻井利実2、大和谷厚1(1大阪大院・ 医・保健、2アルフレッサファーマ) 14:45 8) in vivo アッセイにおけるヒスタミンH3-受容体に対する 4(5)-(5-アミノテト ラヒドロピラン-2-イル)イミダゾールの立体配置と薬理作用の関係 ○藤田岳志1、山本亮子1、春沢信哉2、川村誠2、谷口隆亮2、松田千春2、荒 木理佐2、栗原拓史2、坂本靖彦3、大和谷厚1(1大阪大・院・医・保健、2大 阪薬大、3アルフレッサファーマ ) 15:00 9) ヒスチジン脱炭酸酵素遺伝子欠損マウスにおける肥満の発症について ○水漉敬太1,2、古谷和春1、中村英志1,2、天ヶ瀬紀久子1,2、岡部進1(1京 都薬大・応用薬理、2京都薬大・薬物治療) 15:00∼15:30 休憩(コーヒー・サービス) Session 3 座長 前山一隆(愛媛大学医学部薬理学)、西堀正洋(岡山大院・医・薬理学) 15:45 10) マウスの皮膚反応におけるヒスタミン H3 受容体の関与 ○ホッセン・マリア、神名祥史、杉本幸雄、亀井千晃(岡大・薬・薬物作用 解析学) 16:00 11) CRF によるヒト肥満細胞からの IL-6 分泌の検討 ○杉本 是明1,2,3、井樋 医学、2東北大学 学部 16:15 慶一2、T.C.Theoharides3(1東北福祉大学 大学院情報科学研究科 心身 情報生物学、3米国タフツ大学 医 薬理学) 12) Diamine oxidase を指標とした人工心肺使用における家兎腸粘膜の障害程度の 検討 〇角岡信男1、前山一隆2、河内寛治1(1愛媛大学医学部第2外科、2薬理学) 16:30 13) ヒト単球における LPS 誘導性 IL-18 産生に対するヒスタミンの抑制効果の検 討 ○高橋 英夫、森 秀治、西堀正洋(岡山大学大学院医歯学総合研究科生体防 御学講座 Session 4 座長 薬理学) 福井裕行(徳島大院ヘルスバイオサイエンス研究部・分子薬物学)、大津 浩(東北大院・工・応用量子医工学) 16:45 14) マウスマスト細胞株におけるヒスチジン脱炭酸酵素の翻訳後プロセシング部 位の同定 ○古田和幸1、田中智之1、杉本幸彦1、市川厚2、中山和久1 (1京都大院・薬・生体情報制御学、2武庫川女子大・薬・衛生化学) 17:00 15) ヒスチジン脱炭酸酵素欠損マウスにおけるマスト細胞の分化、成熟の異常 ○田中 本 17:15 智之1、高野 裕嗣1、中澤 俊介1、中山 和久1、市川 厚2、杉 幸彦1(1京都大院・薬・生体情報制御学、2武庫川女子大・薬・衛生化学) 16) WHI-P131 及び WHI-P154 のマスト細胞活性化抑制作用機序 〇平澤典保、Watchara Linwong、大内和雄(東北大院・薬・機能分子生化学) 17:30 17) 高親和性 IgG 受容体を介したマスト細胞脱顆粒反応 ○手島玲子1、佐藤義隆2、中村亮介3、高木加代子1、佐々木信雄3、澤田純 一1、木谷誠一4(1国立衛研、2東大・医、3東大・農・獣医、4東京海洋大) 17:45∼18:00 休憩 特別講演 18:00 座長 渡邊武(理化学研究所) 18) The New Antihistamines : Recent advances in the biology and pharmacology of H3 and H4 receptor antagonists Timothy W. Lovenberg, Ph.D. Senior Research Fellow Neuroscience Team Leader Johnson & Johnson Pharmaceutical Research and Development, LLC 19:00∼20:30 懇親会:艮陵会館ラウンジ プログラム 12月11日(土) Session 5 座長 本間生夫(昭和大学・医・第二生理)、大森健守(協和発酵・医薬研究セ ンター) 09:30 19) マウスオキサゾロン反復塗布皮膚炎モデルに対する塩酸オロパタジンの効果 ○田村忠史、松原正浩、大森健守、長谷川一英(協和発酵・医薬研究センタ ー) 09:45 20) 鼻過敏症モデルラットにおけるヒスタミンH1受容体およびヒスチジン脱炭酸 酵素遺伝子発現亢進とアレルギー疾患治療薬における抑制 ○兒玉まどか1、吉村祥穂1、堀長志帆1、村田有希1、峰松敏彦2、川添和義2 、高石喜久2、福井裕行1(1徳島大院ヘルスバイオサイエンス研究部・分子薬 物学、2徳島大院ヘルスバイオサイエンス研究部・天然医薬品学) 10:00 21) ヒスタミンは H1受容体を介して接触皮膚炎を増悪させる ○清家正博、高田智也、池田光徳、小玉 肇 (高知大・医・皮膚)、大津浩 (東北大院・工・応用量子医工学) 10:15 22) ヒスタミン H1 受容体欠損マウスを用いた喘息モデルの気道炎症及び気道過敏 性について ○岩瀬みち子、宮本謙一、本間生夫(昭和大学・医・第二生理) 10:30∼10:45 休憩 Session 6 座長 10:45 山内広平(岩手医大第3内科)、服部裕一(北大院・医・細胞薬理分野) 23) アレルギー性気道炎症時の杯細胞の誘導におけるヒスタミンの役割 ̶HDC ノックアウトマウスを用いた検討̶ ○朴紅梅1、山内広平1、新里美幸1、京田千早1、鹿内俊樹1、中村豊1、古和 田浩子1、伊藤晴方1、中館俊英1、毛利孝1、小林仁1、井上洋西1、大津浩2( 1 岩手医大第3内科、2東北大工学部) 11:00 24) Protective Role of Histamine in Hyperlipidemia-Induced Steatohepatitis Through H2 Receptor in a Mouse Model ○谷本昭英、王克よう、阿部謙一、山田壮亮、大津浩、渡辺照男、笹栗靖之 (虎の門病院・病理部) 11:15 25) Granulocyte Macrophage-Colony Stimulating Factor Increases the Expression of Histamine and Histamine Receptors in Monocytes/Macrophages in Relation to Arteriosclerosis ○村田義隆、谷本昭英、王克よう、筒井正人、笹栗靖之、Filip De Corte、 松下央(産業医科大学・医・第2病理) 11:30 26) 感作したモルモット摘出心臓における虚血−再灌流後の心室細動持続時間短縮 とヒスタミンの関与 ○今上直樹、松井沙織、安井ゆみこ、松井敦聡、福石信之、赤木正明(徳島 文理大・薬・薬理) Session 7 座長 11:45 柳澤輝行(東北大院・医・分子薬理)、赤木正明(徳島文理大・薬・薬理) 27) 敗血症に合併する急性肺障害の増悪機構―ヒスタミン受容体発現の変化― ○松田直之1、服部裕一2(1北海道大学大学院医学研究科 救急医学分野、2細 胞薬理学分野) 12:00 28) 心臓における敗血症病態へのヒスタミンシグナルの関与 ○服部裕一1、松田直之2(1北海道大学大学院医学研究科 細胞薬理分野、2救 急医学分野) 12:15 29) 中枢ヒスタミン受容体による血圧心拍数調節 ○鈴木秀明1、Jalal Izadi Mobarakeh2,3、渡邊春男1、倉増敦朗2、渡邊武4 、谷内一彦2、柳澤輝行1(1東北大院・医・分子薬理、2東北大院・医・機能 薬理、3Dept. Pharmacol. Physiol., Pasteur Ins. Iran、4九大・生体防御 医学研) 12:30 30) 鎮静性抗ヒスタミン薬のブレーキ反応時間に及ぼす影響:ヒトの野外行動薬 理学実験 ○田代学、櫻田幽美子、加藤元久、谷内一彦(東北大院・医・機能薬理)
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